JP6420779B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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    • A61F13/53Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the absorbing medium

Description

本発明は、生理用ナプキン等の下着に装着する吸収性物品に関する。
吸収体の外側縁から幅方向の内側に延びる切れ込みを有する吸収性物品が開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の切れ込みは、前後方向に間隔を空けて複数設けられている。
特開2013−52290号公報
特許文献1の吸収性物品は、前後方向に間隔を空けて複数の切れ込みが形成されており、吸収性物品の前後方向全域にわたって切れ込みを介して変形し易く構成されている。そのため、吸収性物品の全体が繰り返し変形し、吸収性物品のよれやずれによる漏れが発生するおそれがある。また、着用者の臀部に当たる後側域においては、後側域の両方の外側縁が切れ込みを介して変形する。そのため、後側域の幅方向の中央が体にフィットし続け難く、臀裂と吸収性物品との間に隙間が生じ、漏れが発生するおそれがある。
また、特許文献1の吸収性物品は、後側域に複数の切れ込みが形成されており、当該切れ込みが配置された部分には吸収材料が配置されていない。よって、切れ込みを介して体液の漏れが後側域において発生するおそれがある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、着用者の臀部に対するフィット性を高めて、排泄物の漏れを抑制することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本開示に係る吸収性物品(吸収性物品1)は、互いに直交する前後方向(前後方向L)及び幅方向(幅方向W)と、着用者の排泄口と対向する中央域(中央域S1)と、着用者の臀部と対向する後側域(後側域S3)と、前記中央域と前記後側域の間に位置する中間域(中間域S4)と、前記中央域、前記後側域及び前記中間域に配置される吸収コア(吸収コア31)と、を有する吸収性物品であって、前記吸収コアは、前記吸収コアの両外側縁から幅方向内側にそれぞれ延びる一対の第1低目付領域(第1低目付領域41)と、前記後側域において前記幅方向の中心を結ぶ中心線に沿って前記前後方向に延びる第2低目付領域(第2低目付領域42)と、を有し、前記第1低目付領域の目付及び前記第2低目付領域の目付は、前記後側域における前記吸収コアの外側縁の目付よりも低く、前記一対の第1低目付領域は、前記幅方向において離間しており、前記中央域、前記後側域、及び前記中間域のうち前記中間域のみに配置されることを要旨とする。
本開示によれば、着用者の臀部に対するフィット性を高めて、排泄物の漏れを抑制する吸収性物品を提供できる。
一実施形態における吸収性物品の平面図である。 図1とは反対側から見た吸収性物品の平面図である。 図1のA−A線に沿った吸収性物品の断面図である。 図1のB−B線に沿った吸収性物品の断面図である。 図1に示す吸収性物品の着用者に装着された状態の断面図である。 図1に示す吸収性物品の着用者に装着された状態の断面図である。 図1に示す吸収性物品の着用者に装着された状態の動きを説明するための図である。 変形例に係る吸収性物品の平面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
互いに直交する前後方向及び幅方向と、
着用者の排泄口と対向する中央域と、
着用者の臀部と対向する後側域と、
前記中央域と前記後側域の間に位置する中間域と、
前記中央域、前記後側域及び前記中間域に配置される吸収コアと、を有する吸収性物品であって、
前記吸収コアは、前記吸収コアの両外側縁から幅方向内側にそれぞれ延びる一対の第1低目付領域と、前記後側域において前記幅方向の中心を結ぶ中心線に沿って前記前後方向に延びる第2低目付領域と、を有し、
前記第1低目付領域の目付及び前記第2低目付領域の目付は、前記後側域における前記吸収コアの外側縁の目付よりも低く、
前記一対の第1低目付領域は、前記幅方向において離間しており、前記中央域、前記後側域、及び前記中間域のうち前記中間域のみに配置される、吸収性物品。
このような吸収性物品によれば、第1低目付領域によって、中央域における吸収コアの変形が後側域における吸収コアの変形に与える影響を抑制し、中央域と後側域とで吸収性物品が独立して変形し易くなっている。よって、吸収性物品の中央域を着用者の股下の形状に沿って配置し、かつ吸収性物品の後側域を着用者の臀部の形状に沿って配置できる。よって、中央域と後側域とをそれぞれ体にフィットさせた状態を維持し易くなり、フィット感を高めることができる。
このように吸収性物品が体にフィットした状態で着用者が歩行すると、両脚によって挟まれる中央域には、捻じれ方向の力がかかる。このとき、一対の第1低目付領域がそれぞれ変形し、第1低目付領域で捻じれ方向の力による変形を吸収し、後側域の変形を少なくできる。よって、後側域は、脚の動きによって中央域が大きく移動した場合であっても、中央域と比べて少なく移動し、臀部に対して沿い続けることができる。
また、一対の第1低目付領域が幅方向に離間して配置しており、一対の第1低目付領域間の吸収コアを中心として中央域と後側域とのそれぞれが左右に変形できる。よって、歩行時における着用者の体に追従して、吸収性物品が捻じれるように変形することができ、股下及び臀部に対するフィット性を維持し、漏れを抑制できる。また、中央域及び後側域が体にフィットした状態が歩行時に維持されるため、着用者は、吸収性物品が常に体に沿い続けるという安心感を得ることができる。
かかる吸収性物品であって、
前記吸収コアの非肌面側に位置する非肌面シートには、前記吸収性物品を下着に止めるための粘着領域が設けられており、
前記第1低目付領域及び前記第2低目付領域は、厚み方向において前記粘着領域に重ならない領域に配置されることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、第1低目付領域の変形及び第2低目付領域の変形が下着によって過度に阻害されることを抑制できる。第1低目付領域によって中央域にかかる力を後側域に伝達することを抑制することができ、かつ第2低目付領域を基点に吸収性物品を凸状に変形させて臀部に対するフィット性を維持できる。
かかる吸収性物品であって、
前記中央域には、前記中心線を挟んで両側に一対の第1サイド圧搾部がそれぞれ設けられており、
前記後側域には、前記第2低目付領域を挟んで両側に一対の第2サイド圧搾部がそれぞれ設けられており、
前記中間域には、圧搾部が設けられないことが望ましい。
このような吸収性物品によれば、中間域に圧搾部が設けられなく、第1サイド圧搾部と第2サイド圧搾部が前後方向に離れているため、中央域における吸収コアの変形が、後側域における吸収コアの変形に与える影響をより効果的に抑制できる。また、第2低目付領域の両側には、前後方向に延びる一対の第2サイド圧搾部が設けられている。第2サイド圧搾部は、比較的剛性が高いため、吸収コアの変形基点となる。一対の第2サイド圧搾部の間に挟まれた第2低目付領域は、より着用者の体側に隆起し易くなる。これにより、より着用者の体になじみ、着用者に対して心地よいフィット感を与えることができる。中央域における吸収コアの側部は、第1サイド圧搾部によって剛性が高くなり、吸収コアの側部に対して幅方向の中央が着用者の排泄口に向かって凸状に変形し易くなる。
また、中間域は、圧搾部が設けられず、比較的剛性が低いため、吸収性物品に捻じれ方向の力がかかった際に一対の第1低目付領域によって変形し易い。よって、脚の動きに追従するように、吸収性物品が捻じれるように変形できる。よって、第1低目付領域によって前側域の変形を吸収し、後側域を臀部により沿わせ続けることができ、漏れを抑制できる。
かかる吸収性物品であって、
前記第1低目付領域の前後方向の長さは、前記第1低目付領域の外側縁の位置で、10mm以上、50mm以下であることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、第1低目付領域の外側縁の前後方向の長さが10mm以上であるため、中央域の変形と後側域の変形とを効果的に分断できる。また、第1低目付領域の外側縁における前後方向の長さが50mm以下であるため、第1低目付領域によって体の変形を吸収しつつ後側域によって臀部側に流れた体液を吸収できる。使用者は、臀部側に経血が流れる不安を感じ難く、装着時の安心感を得ることができる。
かかる吸収性物品であって、
前記後側域には、前記中央域の吸収コアの外側縁よりも幅方向の外側に延出するヒップフラップを有することが望ましい。
このような吸収性物品によれば、着用時に吸収コアの側部のみならず、ヒップフラップも押し下げられる。よって、第2低目付領域を頂点として後側域の吸収コアが更に隆起し易くなる。よって、着用者の臀部に沿って吸収コアを配置し、臀部における漏れを抑制する効果をより得やすくなる。
かかる吸収性物品であって、
前記第1低目付領域の外側縁の前後方向の長さは、前記第1低目付領域の内側縁の前後方向の長さよりも長く、
前記第1低目付領域の前後方向の長さは、前記幅方向の外側に向かうにつれて長くなることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、第1低目付領域の外側縁の前後方向の長さが第1低目付領域の内側縁の前後方向の長さよりも長いため、吸収コアが捻れる力を受けた際に吸収コアの可動域が広くなり、吸収コアがより体に追従して変形できる。また、第1低目付領域は、左右それぞれに一対で形成されており、第1低目付領域の形状は、幅方向内側に向かって細くなる先細り形状である。よって、左右の第1低目付領域において幅方向内側に延びる外縁を延長した仮想線は、略X字形状となる。吸収コアは、幅方向中央を支点に回転方向に移動し易くなり、脚の前後の動きに対して追従し易くなる。
かかる吸収性物品であって、前記第2低目付領域は、前記第1低目付領域の後端縁同士を結ぶ仮想線に対して交差することが望ましい。
このような吸収性物品によれば、第1低目付領域を結ぶ仮想線に対して第2低目付領域が交差しているため、第1低目付領域を基点として吸収コアの変形を第2低目付領域に伝播しやすくなる。また、第2低目付領域を頂点として凸状に変形した部分は、一対の第1低目付領域の間に位置し、第1低目付領域を介して着用者の脚からの力を受ける。そのため、第2低目付領域の後側は、第1低目付領域を介して幅方向外側から幅方向内側に向かう力を受けた際に、第1低目付領域を結ぶ仮想線上の第2低目付領域を支点として左右に動く。第2低目付領域が幅方向に自由に移動する構成と比較して、第2低目付領域の前側の移動を制限でき、吸収コアのよれを抑制でき、体液の漏れを抑制できる。
かかる吸収性物品であって、
前記吸収性物品を折り畳むための折り線を有し、
前記第1低目付領域は、前記折り線を有しない領域に配置されることが望ましい。
このような吸収性物品によれば、第1低目付領域が折り線を有しない領域に配置されているため、第1低目付領域に折り癖が形成されず、第1低目付領域を基点に吸収コアを変形させることができる。
かかる吸収性物品であって、
前記第2低目付領域の後端縁は、前記吸収コアの後端縁よりも前方に位置してよい。
このような吸収性物品によれば、第2低目付領域よりも後方は、吸収コアが配置され、第2低目付領域が形成されていないため着用者側に隆起しない。体の臀裂よりも後方は、仙骨周辺となり、比較的平らな形状である。仙骨周辺に当たる部分が平らな形状となり、吸収コアの後端縁が着用者の体にフィットする。
かかる吸収性物品であって、前記第2低目付領域の後端縁は、前記吸収コアの後端縁に位置してよい。
このような吸収性物品によれば、後側域の吸収コアが第2低目付領域によって左右に分断されており、第2低目付領域を挟んだ片方ずつの吸収コアが脚の交互の動きによって移動する。よって、第2低目付領域を挟んだ片方の吸収コアを体の動きに追従するように移動させ、他方の吸収コアを体にフィットさせ続けることができる。
===本実施の形態に係る吸収性物品について===
以下、図面を参照して、実施形態に係る吸収性物品ついて説明する。吸収性物品は、パンティーライナー(おりものシート)や生理用ナプキンや失禁パッド等の任意の吸収性物品であってよい。以下の実施形態では、吸収性物品の一例として使い捨ての生理用ナプキンについて説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれ得る。
(1)吸収性物品の全体的構成
図1は、一実施形態における吸収性物品の平面図である。図2は、図1とは反対側から見た吸収性物品の平面図である。図3は、図1のA−A線に沿った吸収性物品の断面図である。図4は、図1のB−B線に沿った吸収性物品の断面図である。
吸収性物品1は、前後方向Lと幅方向Wと厚み方向Tとを有する。前後方向Lは、着用者の前側(腹側)から後側(背側)に延びる方向、又は着用者の後側から前側に延びる方向である。幅方向Wは、前後方向Lと直交する方向である。厚み方向Tは、着用者の肌面側T1から非肌面側T2へ延びる方向であり、前後方向L及び幅方向Wに直交する方向である。肌面側T1は、使用時に、着用者の肌に面する側に相当する。非肌面側T2は、使用時に、肌面側T1とは反対側、すなわち着用者の肌とは反対に向けられる側に相当する。
吸収性物品1は、中央域S1、前側域S2、後側域S3、及び中間域S4を有する。中央域S1は、着用者の排泄口(例えば膣口)に対向する領域の前後方向中心を含む領域である。吸収性物品が下着に装着されたときに、中央域S1は、下着の股下部に位置する。つまり、中央域は、着用者の股下、すなわち着用者の両脚の間に配置される領域である。
前側域S2は、中央域S1よりも前側に位置する。前側域S2の前端縁は吸収性物品1の前端縁を規定する。後側域S3は、中間域S4よりも後側に位置する。後側域S3の後端縁は吸収性物品1の後端縁を規定する。後側域S3の前後方向Lの長さは、中央域S1の前後方向Lの長さよりも長くなっていてよい。
中間域S4は、中央域S1よりも後方かつ後側域S3よりも前方に位置する。中間域S4は、後述するウイング3の後端縁を含む領域である。中間域S4の前端縁は、後述する第1低目付領域41の前端縁であり、中間域S4の後端縁は、第1低目付領域41の後端縁である。
中央域S1には、ウイング3が設けられていてよい。また、後側域S3には、幅方向Wの外側に膨らんだヒップフラップ4が設けられていてよい。ヒップフラップ4は、中央域S1の吸収コアの外側縁よりも幅方向の外側に延出する。ウイング3の前端縁は、ウイング3の付け根によって規定されており、最も幅方向Wの内側に窪んだ2つの部分のうち、前側に位置する部分に相当する。ウイング3の前端縁は、中央域S1と前側域S2との境界を規定していてもよい。ウイング3の後端縁は、ウイング3の付け根によって規定されており、最も幅方向Wの内側に窪んだ2つの部分のうち、後側に位置する部分に相当する。
吸収性物品1は、肌面シート10、非肌面シート20及び吸収体30を有する。肌面シート10は、吸収体30よりも肌面側T1に設けられる。非肌面シート20は、吸収体30よりも非肌面側T2に設けられる。吸収体30は、肌面シート10と非肌面シート20との間に設けられる。
肌面シート10は、表面シート11及びサイドシート12を有していてよい。表面シート11は、体液等の液体を透過する液透過性のシートである。表面シート11は、幅方向Wにおける吸収体30の中央部を覆う。表面シート11は、前後方向Lに前側域S2から後側域S3まで延びていてよい。
サイドシート12は、幅方向Wにおける表面シート11の外側縁を覆い、表面シート11よりも幅方向Wの外側へ延びている。サイドシート12は、表面シート11と同様の材料から構成することができる。サイドシート12は、幅方向Wにおける吸収体30の外側縁、ウイング3及びヒップフラップ4に配置されていてよい。非肌面シート20は、液不透過性のシートである。
サイドシート12の内側縁は、前後方向Lに沿って幅方向Wの外側に折り返されている。なお、本明細書において、前後方向に沿う状態とは、前後方向に対して平行な状態を含んでおり、幅方向に沿う状態とは、幅方向に対して平行な状態を含んでいる。当該折り返されたサイドシート12間に、前後方向Lに伸縮する伸縮性部材91が配置されている。サイドシート12の内側縁及び伸縮性部材91は、起立性の防漏カフを構成する。防漏カフの起立点は、伸縮性部材91の後端縁、伸縮性部材91の前端縁、及びサイドシートにおける伸縮性部材よりも幅方向外側の領域である。
吸収体30は、少なくとも中央域S1、中間域S4及び後側域S3に配置される。吸収体30は、液体を吸収する吸収材料を含む吸収コア31と、吸収コア31を包むコアラップ32と、を有する。コアラップ32は、少なくとも吸収コア31よりも肌面側で吸収コア31を覆っていればよい。吸収コア31を構成する吸収材料は、例えば、親水性繊維、パルプ及び高吸水性高分子(SAP)から形成できる。コアラップは、例えば不織布やティッシュシートから構成することができる。
ウイング3及びヒップフラップ4は、中央域S1における吸収コア31の外側縁よりも幅方向Wの外側に延出している。ウイング3及びヒップフラップ4は、サイドシート12と非肌面シート20との積層によって構成されていてよい。ウイング3は、非肌面シート20側に折り返し可能に構成されている。ウイング3は、使用時に下着のクロッチ部の非肌面側に折り返される。ヒップフラップ4は、ウイング3よりも後側に位置し、後側域S3に設けられている。ヒップフラップ4は、使用時に折り返されず、下着と着用者の臀部との間に配置される。
本明細書における「吸収コアの厚み」の測定は、以下の測定方法によって行われるものとする。
吸収性物品1がパッケージなどに封入されている場合には、パッケージから取り出し、その状態にて20℃±2℃、相対湿度60%±5%RHの雰囲気下において12時間放置したサンプルを用いる。
測定位置は、吸収コアの製品幅方向中央部とする。測定する際は、吸収性物品が縮んだ状態ではなく、吸収性物品の伸縮性部材を伸張させた状態として測定する。また、吸収コア以外の肌面シート及び非肌面シート等、吸収コア以外の部分を取り除く。尾崎製作所(株)製のダイアルゲージ PEACOCKを使用し、測定子には直径10mmのものを採用し、大きさが30mm×30mmの試片を用意して、当該試片の厚みを測定する。測定器は、試片に対する測定圧が3g/cm2となるように調整する。ここで、10サンプルに対して、それぞれの状態で上述の測定を行い、その平均値を、長さとした。
また、本明細書における「吸収コアの目付及び密度」の測定は、以下の測定方法によって行われるものとする。
吸収性物品1がパッケージなどに封入されている場合には、パッケージから取り出し、その状態にて20℃±2℃、相対湿度60%±5%RHの雰囲気下において12時間放置したサンプルを用いる。
包装体によって包装された吸収性物品においては包装体を開封し、折り畳まれた吸収性物品を展開して、目付及び密度を測定する部分の厚み及び面積を測定する。次いで、目付及び密度を測定する部分を吸収性物品から切り出し、切り出した部分の重量を測定する。
次いで、切り出した部分から肌面シート及び非肌面シート等、吸収コア以外の部分を取り除き、吸収体の重量を測定する。吸収体の重量と、目付及び密度を測定する部分の面積とに基づいて目付を算出する。目付及び厚みに基づいて、密度を算出する。
また、本明細書における「長さ」の測定は、以下の測定方法によって行われるものとする。
吸収性物品1がパッケージなどに封入されている場合には、パッケージから取り出し、その状態にて20℃±2℃、相対湿度60%±5%RHの雰囲気下において12時間放置したサンプルを用いる。次いで、シンワ測定株式会社製のスプリングメジャー(テープ:ガラス繊維入塩ビ被覆)を用いて、測定対象部位に沿わせるようにして、測定対象部位のこの状態の長さを測定する。ここで、10サンプルに対して、それぞれの状態で上述の測定を行い、その平均値を、長さとした。
(2)吸収体の詳細構成
次に、吸収体30の構成についてより具体的に説明する。吸収コア31は、少なくとも中央域S1に、中高部33を有する。中高部33は、中央域S1から前側域S2へ延びていてもよい。中高部33は、中央域S1において、中心線CLを跨いで配置されている。中心線は、吸収性物品の幅方向の中心を結ぶ線であり、前後方向と平行である。中高部33は、吸収コアの外側縁の厚みよりも厚みが厚い領域を意味する。中高部33の吸収材料の目付は、中央域S1内の中高部33以外の領域における吸収コア31の目付よりも高く、中間域S4における一対の第1低目付領域41の間の領域の目付よりも高い。好ましくは、第1低目付領域41間の吸収コアの厚み、及び第1低目付領域41よりも後側の吸収コア31の厚みは、中高部33の厚みよりも薄い。より好ましくは、後側域S3全体の吸収コア31の厚みは、中高部33の厚みよりも薄い。中高部33の厚みが比較的厚いため、着用者の排泄口にフィットさせ易い。一方、後側域S3の吸収コアの厚みが比較的薄く、後側域S3の剛性が比較的低いため、着用者の脚の動きに追従し易くなり、脚を動かした際の違和感を低減できる。また、吸収コアの目付が比較的高いと、吸収コアがよれやすくなる。第1低目付領域41間の吸収コアの目付及び第1低目付領域41よりも後側の吸収コア31の目付が低いことにより、着用者の臀部側における吸収コアがよれ難くなる。中高部33の後端縁は、第1低目付領域41の前端縁である。中高部33の前端縁は、後述する第1サイド圧搾部81に隣接している。中高部33は、第1サイド圧搾部81によって囲まれている。
吸収体30は、第1低目付領域41及び第2低目付領域42を有する。ここで、「低目付領域」は、その周囲の吸収コア31よりも低い目付を有する吸収コア31からなる領域、又は吸収コア31を有していない領域を意味する。このように、「低目付領域」は、吸収コア31の目付が零である領域を含む概念である。着用者が寝た姿勢において、吸収性物品の後側域は着用者の臀部の真下、すなわち臀部と床との間に配置される。後側域に形成された第2低目付領域は、比較的剛性が低いため、着用者に与える違和感は小さい。また、第1低目付領域及び第2低目付領域により、吸収コアを構成する吸収材料は、中央域と、後側域の右側部分と、後側域の左側部分との間で移動し難くなる。これにより、着用中の動作により、吸収コアを構成する吸収材料が局所的に集中することを抑制することができる。その結果、吸収性物品の着用中に、着用者の違和感を緩和することができる。したがって、着用者は、特に寝た姿勢においても、違和感を覚え難い。
低目付領域41〜42における吸収コア31の目付は、低目付領域41〜42のまわりの吸収コア(中高部を除く)の目付の60%以下であることが好ましく、50%以下であることがより好ましい。本実施形態の第1低目付領域41の目付及び第2低目付領域の目付は、後側域S3における吸収コアの外側縁の目付よりも低い。
吸収コア31が「低目付領域」を有していない領域である場合でも、コアラップは、低目付領域を跨いで吸収コア31全体を包む。この場合、吸収コア31が複数の領域に分断されていたとしても、吸収体30は、コアラップによって一体的に形成される。
第1低目付領域41及び第2低目付領域42は、吸収体30の剛性が変化する境目となる。したがって、第1低目付領域41及び第2低目付領域42は、吸収体30が変形し易い領域に相当する。
第1低目付領域41は、中間域S4に設けられる。一対の第1低目付領域41は、吸収コアの両外側縁から幅方向内側にそれぞれ延びる。第1低目付領域によって、中央域における吸収体の変形が後側域における吸収体の変形に与える影響を抑制し、中央域と後側域とで吸収性物品が独立して変形し易くなっている。よって、吸収性物品の中央域を着用者の股下の形状に沿って配置し、かつ吸収性物品の後側域を着用者の臀部の形状に沿って配置できる。第1低目付領域41は、前後方向Lにおけるウイング3の中心3LCよりも後側かつ吸収体30の後側縁よりも前側に設けられている。第1低目付領域41は、前後方向Lにおいて、ウイング3の後端縁を跨ぐように設けられている。ウイングの基端部となるウイングの後端縁を前後方向に跨って第1低目付領域41が配置されるため、着用者の脚からウイングに掛かる力を第1低目付領域で分断し、後側域に当該力が伝播することを抑制できる。ウイングの基端部となるウイングの後端縁を前後方向に跨って第1低目付領域41が配置されるため、着用者の脚からウイングに掛かる力を第1低目付領域41で分断し、後側域S3に当該力が伝播することを抑制できる。このように吸収性物品が体にフィットした状態で着用者が歩行すると、両脚によって挟まれる中央域には、捻じれ方向の力がかかる。このとき、一対の第1低目付領域がそれぞれ変形し、第1低目付領域で捻じれ方向の力による変形を吸収し、後側域の変形を少なくできる。よって、後側域は、脚の動きによって中央域が大きく移動した場合であっても、中央域と比べて少なく移動し、臀部に対して沿い続けることができる。
一対の第1低目付領域41は、幅方向において離間している。これにより、一対の第1低目付領域間の吸収コアを中心として中央域と後側域とのそれぞれが左右に変形できる。よって、歩行時における着用者の体に追従して、吸収性物品が捻じれるように変形することができ、股下及び臀部に対するフィット性を維持し、漏れを抑制できる。また、中央域及び後側域が体にフィットした状態が歩行時に維持されるため、着用者は、吸収性物品が常に体に沿い続けるという安心感を得ることができる。一対の第1低目付領域41の間に吸収コアが配置される。当該一対の低目付領域間の吸収コアは、着用者の脚によって挟まれた際に第1低目付領域41を基点に凸状に変形し、着用者の体にフィットする。また、一対の第1低目付領域41の間に吸収コアが配置されるため、中央域S1から後側域S3に体液を導くことができる。
また、本実施形態は、一対の第1低目付領域41が幅方向に離間しており、中央域S1と後側域S3が完全に分断しない。一対の第1低目付領域41の間に吸収コアが配置されているため、中央域S1と後側域S3との相対位置のずれを低減できる。そのため、夜起きてからトイレ等まで歩く際に、中央域S1と後側域S3の位置がずれ難くなり、厚み方向に段差が形成されることを抑制でき、違和感が生じ難い。更に、中央域S1と後側域S3の位置がずれ難くなり、体に対して適した位置に中央域S1及び後側域S3を配置し易い。
第1低目付領域41は、中央域S1、後側域S3、及び中間域S4のうち中間域S4のみに配置される。すなわち、第1低目付領域41は、中央域S1及び後側域S3に設けられない。第1低目付領域41は、前側域S2にも設けられない。より詳細には、第1低目付領域は、ウイングの前後方向の中心3LCを通り、幅方向に延びる直線上に配置されず、当該中心3LCよりも後方に位置する。中央域S1は、着用者の脚によって挟まれ、幅方向内側に向かう力がかかる。当該力は、特にウイングの前後方向の中心3LCに掛かり、吸収コアは、幅方向内側に向かう力によって着用者に体にフィットするように隆起する。第1低目付領域41がウイングの前後方向の中心3LCに対してずれていることにより、ウイングの前後方向の中心3LCに対して幅方向内側に向かう力がかかり、中央域S1のフィット性を阻害しない。
一対の第1低目付領域41は、中央域S1及び後側域S3には設けられない。中央域S1に低目付領域が形成されていないため、中央域S1における横漏れを効果的に抑制できる。また、中央域の吸収コアの剛性を維持でき、着用者の脚によって吸収コアが挟まれた際に中央域の吸収コアが変形し過ぎることを抑制し、中央域の吸収コアの意図しない変形を抑制できる。また、着用者は、中央域S1によって体液を吸収してくれるという安心感を得ることができ、漏れに対する不安を感じることなく吸収性物品を使用することができる。
また、後側域S3に第1低目付領域41が形成されていないため、後側域S3の吸収コア31の外側縁は、変形し難く、変形基点として維持されやすい。よって、後側域S3における吸収コア31の幅方向の中央が吸収コアの側部を基点に凸状に変形し易くなり、吸収コアが臀裂にフィットし続け易くなり、漏れの発生を抑制できる。また、前側域S2に第1低目付領域41が設けられていないことにより、前側域S2が膣口にフィットする力を逃すことなく、前側域S2を膣口にフィットさせることができ、横漏れを防止できる。
第1低目付領域41の外側縁の前後方向の長さは、第1低目付領域41の内側縁の前後方向の長さよりも長い。第1低目付領域41の前後方向の長さは、幅方向の外側に向かうにつれて長くなる。これにより、吸収コアが捻れる力を受けた際に吸収コアの可動域が広くなり、吸収コアがより体に追従して変形できる。また、第1低目付領域は、左右それぞれに一対で形成されており、第1低目付領域の形状は、幅方向内側に向かって細くなる先細り形状である。よって、左右の第1低目付領域において幅方向内側に延びる外縁を延長した仮想線は、略X字形状となる。吸収コアは、幅方向中央を支点に回転方向に移動し易くなり、脚の前後の動きに対して追従し易くなる。
第1低目付領域41は、吸収性物品を前後方向に3等分した3つの領域のうち、中央に位置する領域に設けることができる。3つの領域における前側の領域に第1低目付領域41が設けられていないことにより、前側域S2が膣口にフィットする力を逃すことなく、前側域S2を膣口にフィットさせることができ、横漏れを防止できる。また、3つの領域における後側の領域に第1低目付領域41が設けられていないことにより、後側域S3の吸収コア31の外側縁は、変形し難く、変形基点として維持されやすい。よって、後側域S3における吸収コア31の幅方向の中央が吸収コアの側部を基点に凸状に変形し易くなり、吸収コアが臀裂にフィットし続け易くなり、漏れの発生を抑制できる。第1低目付領域41は、前後方向においてウイング3とヒップフラップ4に跨る範囲に設けられる。中央域S1は、ウイング3を介して下着に固定され、後側域S3は、ヒップフラップ4を介して下着に固定される。第1低目付領域41がウイング3とヒップフラップ4に跨る範囲に設けられるため、中央域S1の動きと後側域S3の動きの両方を緩衝する機能を発揮する。
第1低目付領域41の前後方向の長さは、第1低目付領域41の外側縁の位置で、好ましくは10mm以上かつ50mm以下であり、より好ましくは10mm以上かつ30mm以下である。第1低目付領域の前後方向の長さが10mm以上であるため、中央域の変形と後側域の変形とを効果的に分断できる。また、第1低目付領域の前後方向の長さが50mm以下であるため、第1低目付領域によって体の変形を吸収しつつ後側域によって臀部側に流れた体液を吸収できる。着用者は、臀部側に経血が流れる不安を感じ難く、装着時の安心感を得ることができる。
防漏カフを構成する伸縮性部材91は、前後方向Lにおいて第1低目付領域41を跨いで配置される。伸縮性部材91によって前後方向に伸縮する領域は、第1低目付領域41に重なり、伸縮性部材91による収縮が効きやすい。また、脚の動きに追従して吸収性物品1が捻れて体にフィットする際、第1低目付領域41は、圧縮されたり、伸長したりする。伸縮性部材91は、第1低目付領域41が圧縮する際に収縮し易く、第1低目付領域41が伸長する際に伸長し易い。吸収性物品1が捻れた状態においても、起立性の防漏ギャザーが体に追従し易くなり、フィット性を良好に保つことができる。加えて、伸縮性部材91の収縮によって第1低目付領域41を挟んで前後方向両側に位置する中央域S1と後側域S3とを近付けることができる。よって、第1低目付領域41の変形によって中間域S4に皺が生じた場合であっても、当該皺を寄せることができる。
第2低目付領域42は、後側域S3において、吸収性物品の中心線CLに沿って前後方向Lに延びている。第2低目付領域42は、前後方向Lに直線的に延びていてよい。後側域に第2低目付領域が形成されているため、吸収性物品の幅方向外側から幅方向内側に向かう力により、幅方向における後側域の中心は、着用者の体に向けて突出し易い。これにより、後側域では、吸収性物品は、寝た姿勢において着用者の臀裂の形状に合わせて変形することができる。その結果、着用者は、臀部において吸収性物品との心地よいフィット感を得られる。
また、第2低目付領域42は、一対の第1低目付領域41を結ぶ仮想線に対して交差する。当該仮想線は、各第1低目付領域のいずれかの部分同士を結ぶような線であればよく、具体的には、第1低目付領域の後端縁同士を結ぶ線である。第2低目付領域42は、左右の第1低目付領域41の後端縁を結ぶ仮想線よりも前方に延出する。第1低目付領域を基点として吸収コアの変形を第2低目付領域に伝播しやすくなる。第1低目付領域による幅方向に延びる変形基点と、第2低目付領域による前後方向に延びる変形基点と、が連動し易くなり、より臀裂の深い位置に到達するように変形できる。また、体の前後方向に沿って中高部と第2低目付領域による凸形状とが擬似的につながり、体液を吸収可能な領域が前後方向に連なる。よって、着用者の肌に付着した体液を迅速に吸収でき、体液が肌の表面を伝うことを抑制し、体液の漏れを低減できる。また、第2低目付領域を頂点として凸状に変形した部分は、一対の第1低目付領域の間に位置し、第1低目付領域を介して着用者の脚からの力を受ける。そのため、第2低目付領域の後側は、第1低目付領域を介して幅方向外側から幅方向内側に向かう力を受けた際に、第1低目付領域を結ぶ仮想線上の第2低目付領域を支点として左右に動く。第2低目付領域が幅方向に自由に移動する構成と比較して、第2低目付領域の前側の移動を制限でき、吸収コアのよれを抑制でき、体液の漏れを抑制できる。
第2低目付領域42の後端縁は、吸収コアの後端縁よりも前側、かつ前後方向における後側域S3の中心よりも後側に位置する。着用者の体の前後方向Lに沿った断面において、臀部間の溝(臀裂)は、会陰部よりも後方から尾てい骨に至る領域に存在し、当該領域に第2低目付領域が当てられる。第2低目付領域42の両側には、吸収コアの目付が第2低目付領域42よりも高く、クッション性が高い領域が配置される。第2低目付領域42の両側が尾てい骨に対して柔らかく当たり、着用者の肌への刺激を防止できる。また、第2低目付領域よりも後方は、吸収コアが配置され、第2低目付領域が形成されていないため着用者側に隆起しない。体の臀裂よりも後方は、仙骨周辺となり、比較的平らな形状である。仙骨周辺に当たる部分が平らな形状となり、吸収コアの後端縁が着用者の体にフィットする。
第1低目付領域41及び第2低目付領域42が重なる領域では、吸収性物品を構成する構成部材同士が接合されてなくてもよい。具体的には、表面シート11と吸収体30が非接合であってもよいし、非肌面シート20と吸収体30が非接合であってもよい。構成部材同士が接合されていないことにより、第1低目付領域41及び第2低目付領域42がより柔軟に変形でき、吸収性物品が体により体に追従して変形し易くなる。
(3)圧搾部
吸収性物品1は、少なくとも吸収コア31が厚み方向Tに圧縮されることによって形成された圧搾部80を有する。圧搾部が形成された領域は、圧搾部が形成されてない領域と比較して密度が高い部分である。圧搾部80は、圧搾部が形成されてない領域と比較して密度が高い部分である。圧搾部80は、第1サイド圧搾部81と、第2サイド圧搾部82と、を有している(図1参照)。圧搾部80は、中央域S1、前側域S2、及び後側域S3に設けられ、中間域S4に設けられていない。よって、第1低目付領域41には、圧搾部が設けられていない。このような吸収性物品によれば、中間域に圧搾部が設けられなく、第1サイド圧搾部と第2サイド圧搾部が前後方向に離れているため、中央域における吸収コアの変形が、後側域における吸収コアの変形に与える影響をより効果的に抑制できる。また、第2低目付領域の両側には、前後方向に延びる一対の第2サイド圧搾部が設けられている。第2サイド圧搾部は、比較的剛性が高いため、吸収コアの変形基点となる。一対の第2サイド圧搾部の間に挟まれた第2低目付領域は、より着用者の体側に隆起し易くなる。これにより、より着用者の体になじみ、着用者に対して心地よいフィット感を与えることができる。中央域における吸収コアの側部は、第1サイド圧搾部によって剛性が高くなり、吸収コアの側部に対して幅方向の中央が着用者の排泄口に向かって凸状に変形し易くなる。また、中間域は、圧搾部が設けられず、比較的剛性が低いため、吸収性物品に捻じれ方向の力がかかった際に一対の第1低目付領域によって変形し易い。よって、脚の動きに追従するように、吸収性物品が捻じれるように変形できる。よって、第1低目付領域41によって前側域の変形を吸収し、後側域を臀部により沿わせ続けることができ、漏れを抑制できる。
第1サイド圧搾部81は、少なくとも中央域S1に設けられている。第1サイド圧搾部81は、表面シート11と吸収体30とが厚み方向Tに圧縮されることによって形成される。第1サイド圧搾部81は、中心線CL及び中高部33を挟んで両側に配置され、前後方向Lに延びる。第1サイド圧搾部81は、中高部33の外側縁を規定する。
第1サイド圧搾部81は、吸収コア31の前端縁付近で幅方向Wに向かって曲がっており、U字型に連続的に繋がっている。この代わりに、第1サイド圧搾部81は、中高部33の幅方向W両側に、別個に設けられていてもよい。すなわち、一対の第1サイド圧搾部81が、互いに分断された形態で、別個に設けられていてもよい。これにより、吸収性物品に幅方向外側から幅方向内側に向かう力がかかった際に、第1サイド圧搾部81を介して中高部に力が伝わり易くなり、中高部を膣口に対してフィットさせ易くなる。
第2サイド圧搾部82は、後側域S3において、第2低目付領域42を挟んで両側に設けられている。第2サイド圧搾部82は、第2低目付領域42と離間しており、第2低目付領域による凸状の変形を阻害しない。第2サイド圧搾部82は、前後方向Lに沿って延びている。第1サイド圧搾部81と第2サイド圧搾部82は、前後方向において離間する。第1サイド圧搾部81と第2サイド圧搾部82の間には、第1低目付領域41が配置される。第1サイド圧搾部と第2サイド圧搾部が前後方向に離れているため、中央域S1における吸収体の変形が、後側域における吸収体の変形に与える影響をより効果的に抑制できる。また、第2サイド圧搾部が第2低目付領域42を挟んで両側に設けられているため、一対の第2サイド圧搾部の間に挟まれた第2低目付領域は、より着用者の体側に隆起し易くなる。吸収コアがより着用者の体になじみ、着用者に対して心地よいフィット感を与えることができる。
(4)粘着領域
図2に示すように、吸収性物品1は、吸収性物品1を下着Sに止めるための粘着剤が設けられた第1粘着領域としての第1本体粘着領域61、第2粘着領域としての第2本体粘着領域62、ウイング粘着領域63及びヒップフラップ粘着領域64を有する。これらの粘着領域61〜64は、非肌面シート20の非肌面側に設けられている。
第1本体粘着領域61は、第2本体粘着領域62よりも前方に配置されている。第1本体粘着領域61及び第2本体粘着領域62は、前後方向Lに延びている。第1本体粘着領域61は、第2本体粘着領域62から前後方向Lに離間して配置されている。第1本体粘着領域61は、第1低目付領域41よりも前側に位置する。第2本体粘着領域62は、第1低目付領域41よりも後側に位置する。ウイング粘着領域63はウイング3に設けられている。ヒップフラップ粘着領域64はヒップフラップ4に設けられている。第1粘着領域と第2粘着領域とが離間していることにより、第1低目付領域よりも前方の領域と、第1低目付領域よりも後方の領域と、で別々の変形や動きを実現し易くなる。中央域と後側域とで、着用者の体の形状に合わせて異なる形状に、より容易に変形できる。
第1低目付領域41は、厚み方向Tにおいて、粘着領域61〜64と重ならない領域に配置されていることが好ましい。より具体的には、第1低目付領域41は、第1本体粘着領域61と第2本体粘着領域62との間の領域に設けられている。第2低目付領域42は、厚み方向Tにおいて、粘着領域61〜64と重ならない領域に配置されていることが好ましい。より具体的には、第2低目付領域42は、複数の第2本体粘着領域62同士の間に設けられている。これにより、第1低目付領域の変形及び第2低目付領域の変形が下着によって過度に阻害されることを抑制できる。第1低目付領域によって中央域にかかる力を後側域に伝達することを抑制することができる。また、第1低目付領域41及び第2低目付領域42がより変形基点として機能し得るようになる。つまり、第1低目付領域41及び第2低目付領域42を挟んで隣り合う吸収コア31が互いに独立に動きやすくなる。これにより、吸収体30が着用者の股下及び臀部の形状に合わせてよりフィットし易くなる。したがって、より着用者の体になじみ、着用者に対してより心地よいフィット感を与えることができる吸収性物品を提供することができる。
第2サイド圧搾部82は、第2本体粘着領域62と重なる領域に設けられていることが好ましい。第2サイド圧搾部82が設けられた領域が下着に止着される。これにより、吸収コア31が第2サイド圧搾部82を基点に変形する際に、下着によって第2サイド圧搾部82を支持できる。変形の基点となる第2サイド圧搾部82が支持されるため、第2サイド圧搾部82間の領域が突出した状態を維持し易くなる。
(5)着用中の吸収性物品
次に、図5から図7を参照し、着用中の吸収性物品の形状について説明する。図5は、使用中の吸収性物品の、図1のC−C線に沿った模式的断面図である。図6は、使用中の吸収性物品の、図1のD−D線に沿った模式的断面図である。図7は、下着に装着された状態の吸収性物品を肌対向面側から見た図である。なお、図5及び6では、着用者の体の形状を示すラインを二点鎖線で示している。
生理用ナプキンとしての吸収性物品1を着用する際、吸収性物品1は下着Sに固定される。着用者は、吸収性物品を取り付けた下着を引き上げ、吸収性物品を装着する。下着を引き上げることにより、吸収性物品の中央域S1と後側域S3は、下着を介して着用者側に押圧され、着用者の体に密着する。この状態において、着用者の脚に挟まれると、吸収性物品1の中央域S1は、着用者の両脚によって挟まれ、幅方向Wの外側から幅方向Wの内側に向かう力を受ける。
吸収性物品1の幅方向Wに沿った着用者の体の断面形状は、股下近傍と臀部近傍とで異なる。具体的には、着用者の股下の陰裂(経血が出る膣口あたり)近辺の体の断面形状は、大陰唇が凹んでおり、吸収性物品1側から凹む形状である。この着用者の股下域に、吸収性物品の中央域S1が対向して配置される。着用者の股下においては、中央域S1の吸収コア31、特に中高部33が体に沿って配置され、股下における体液の漏れを抑制できる(図5参照)。
着用者の大陰唇より後方に位置する会陰部よりも後方には、肛門や臀裂が位置する。この会陰部よりも後方近辺の体の断面形状は、幅方向の中心が窪んだ形状である。この着用者の臀部に、吸収性物品の後側域S3が対向して配置される。
後側域S3では、中心線CLに沿って前後方向Lに延びる第2低目付領域42が形成されている。また、後側域S3の吸収コアは、吸収コアの側部が左右の臀部によって押し下げられる。このとき、ヒップフラップが設けられているため、吸収コアの側部のみならず、ヒップフラップも押し下げられる。よって、第2低目付領域を頂点として後側域の吸収コアが更に隆起し易くなる。吸収性物品の外側から内側に向かう力により、幅方向Wにおける後側域S3の中心は、着用者の体に向けて突出し易い(図6参照)。これにより、後側域S3では、吸収性物品1は、着用者の臀裂の形状に合わせて変形することができる。その結果、着用者は、臀部においても、吸収性物品1との心地よいフィット感を得られる。また、第2低目付領域よりも後方は、吸収コアが配置され、第2低目付領域が形成されていないため着用者側に隆起しない。体の臀裂よりも後方は、仙骨周辺となり、比較的平らな形状である。仙骨周辺に当たる部分が平らな形状となり、吸収コアの後端縁が着用者の体にフィットする。
ここで、吸収性物品1は、中央域S1と後側域S3とで、着用者の体の形状に合わせて異なる形状に変化しようとする。第1低目付領域41は、中央域S1における吸収体30の変形が、後側域S3における吸収体30の変形に与える影響を抑制している。すなわち、第1低目付領域41によって、中央域S1と後側域S3とで、吸収性物品が独立して変形し易くなっている。
また、このように構成された吸収性物品は、装着された状態で着用者の脚の動きに応じて変形する。図7は、着用者が脚を交互に動かした際の吸収性物品の変形態様を示している。図7(a)は、着用者の両脚の位置が前後方向において一致している状態を示している。図7(a)に示す状態から着用者が、図7において左側に位置する左脚を右脚よりも前に出すと、中央域S1が左脚によって右前方に向かって押され、図7(b)に示す状態となる。また、図7(a)に示す状態から着用者が、図7において右側に位置する右脚を左脚よりも前に出すと、中央域S1が右脚によって左前方に向かって押され、図7(c)に示す状態となる。
図5及び図6に示すように吸収性物品が体にフィットした状態で、着用者が歩くと、脚が交互に動き、製品がねじれる方向に力がかかる。この際、両サイドにある切欠き部がねじれの力を緩衝してくれることにより、凸にフィットしている形状を維持することができる。
より詳細には、着用者が脚を動かしていない状態では、図5に示すように、着用者の股下に中央域S1がフィットし、図6に示すように、着用者の臀裂に後側域S3がフィットする。この状態で着用者が脚を動かすと、脚によって挟まれた中央域S1が、脚の前後の動きに応じて捻じれる方向の力を受ける。具体的には、着用者の脚から吸収性物品に対してかかる力は、中央域S1、特にウイングの前後方向の中心3LCにかかり易い。吸収性物品の中央域S1、特にウイングの前後方向の中心3LCは、幅方向に沿った力がかかる。このとき、後側域は、体にフィットしており、一対の第1低目付領域間の領域の剛性が比較的低いため、中央域は、一対の第1低目付領域間の領域を中心として左右に振れる。よって、中央域S1は、対の第1低目付領域間の領域を中心として左右に捻じれる。また、歩行時のみならず、着用者が寝た状態で寝返りをした際にも、体が捻じれ、中央域S1と後側域S3で捻じれる方向の力がかかる。よって、脚の動きに応じて吸収性物品が捻じれるように変形し、体の動きに追従できる。
このとき、第1低目付領域41は、比較的目付が低く剛性が低いため、圧縮されたり、伸長したりする。第1低目付領域の変形によって、中央域S1の変形が後側域S3に伝達することを抑制できる。例えば、図7(b)及び(c)に示すように、一対の第1低目付領域41間の吸収コアを中心として、中央域S1の前端縁が左右に大きく振れた場合において、左右の第1低目付領域がそれぞれ変形し、中央域の変形を吸収できる。そのため、中央域S1の前端縁が左右に大きく振れた場合であっても、後側域を体に沿わせ続けることができる。同様に、第1低目付領域41によって、後側域S3の変形が中央域S1に伝達することを抑制できる。よって、中央域S1と後側域S3が互いに緩衝せず、それぞれが体に沿い続けることができる。
(6)変形例
次いで、図8に基づいて変形例に係る吸収性物品1Aについて説明する。なお、変形例の説明において、上述の実施形態と同様の構成については同符号を用いて説明を省略する。変形例1に係る第1低目付領域41は、切れ込みによって構成されている。当該切れ込みからなる第1低目付領域によっても、中央域と後側域の吸収コアの動きを分断する効果、及び吸収性物品が捻じれるような変形を実現できる。
第2低目付領域42の後端縁は、吸収コアの後端縁に位置する。よって、前後方向における吸収コアの後端縁と第2低目付領域の前端縁との間の領域は、第2低目付領域によって左右に分断されている。
第2低目付領域42の後端縁が吸収コア31の後端縁に位置することにより、吸収コアを左右に分割し、後側域S3の吸収コア31を左右で別々に体の動きに追従させ易くなる。例えば、着用者が歩行する際は、左右の脚を交互に動かす。この脚の動きに伴って臀部も左右交互に動く。後側域S3の吸収コア31の幅方向全域が一体化して移動すると、脚の交互の動きによって後側域S3の吸収コア31全体が左右に移動し、臀部におけるフィット感が安定しないことがある。
後側域S3の吸収コア31が第2低目付領域42によって左右に分断されていることにより、脚の交互の動きによって、第2低目付領域42を挟んだ片方ずつの吸収コア31が移動する。よって、第2低目付領域42を挟んだ片方の吸収コア31を体の動きに追従して移動させ、他方の吸収コア31を体にフィットさせ続けることができる。
また、変形例にかかる吸収性物品1Aは、吸収性物品を折り畳むための折り線を有している。変形例1に係る吸収性物品は、前後方向に沿う前後折り線FL、及び幅方向に沿う幅折り線F1〜F3を有する。当該折り線は、個別に包装される際に折り畳む線である。第1低目付領域41は、前後折り線FL、及び幅方向に沿う幅折り線F1〜F3を有しない領域に配置される。第1低目付領域41が折り線を有しない領域に配置されているため、第1低目付領域41に折り癖が形成されず、第1低目付領域41による変形基点としての機能を発揮し続けることができる。
また、第1低目付領域41に折り線が設けられないため、第1低目付領域に折り癖が形成されず、第1低目付領域を基点に吸収コアを変形させることができる。より詳細には、折り線によって第1低目付領域の一部の剛性が高くなることを抑制できる。例えば、第1低目付領域41に折り線が設けられると、折れ線が設けられた部分の繊維が密になるため、吸収性物品に力が加わった際に当該密の部分に力が集中し易い。そのため、密になった部分が変形基点となり、吸収コアの型崩れが生じるおそれがある。しかし、第1低目付領域41に折り線が設けられないため、意図しない変形基点が設けられることを抑制できる。吸収コアが第1低目付領域41を基点に変形することにより、臀裂にフィットし続ける効果を発揮し、漏れの発生を抑制できる。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1 :吸収性物品
3 :ウイング
4 :ヒップフラップ
10 :肌面シート
20 :非肌面シート
31 :吸収コア
33 :中高部
41 :第1低目付領域
42 :第2低目付領域
61 :第1本体粘着領域
62 :第2本体粘着領域
81 :第1サイド圧搾部
82 :第2サイド圧搾部
L :前後方向
W :幅方向
T :厚み方向
S1 :中央域
S2 :前側域
S3 :後側域
S4 :中間域
CL :中心線
FL、F1、F2、F3 :折り線

Claims (10)

  1. 互いに直交する前後方向及び幅方向と、
    着用者の排泄口と対向する中央域と、
    着用者の臀部と対向する後側域と、
    前記中央域よりも前側に位置する前側域と
    前記中央域と前記後側域の間に位置する中間域と、
    前記中央域、前記前側域、前記後側域及び前記中間域に配置される吸収コアと、を有する吸収性物品であって、
    前記吸収コアは、前記吸収コアの両外側縁から幅方向内側にそれぞれ延びる一対の第1低目付領域と、前記後側域において前記幅方向の中心を結ぶ中心線に沿って前記前後方向に延びる第2低目付領域と、を有し、
    前記第1低目付領域の目付及び前記第2低目付領域の目付は、前記後側域における前記吸収コアの外側縁の目付よりも低く、
    前記一対の第1低目付領域は、前記幅方向において離間しており、前記中央域、前記後側域、及び前記中間域のうち前記中間域のみに配置され、前記前側域に設けられていない、吸収性物品。
  2. 前記吸収コアの非肌面側に位置する非肌面シートには、前記吸収性物品を下着に止めるための粘着領域が設けられており、
    前記第1低目付領域及び前記第2低目付領域は、厚み方向において前記粘着領域に重ならない領域に配置される、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記中央域には、前記中心線を挟んで両側に一対の第1サイド圧搾部がそれぞれ設けられており、
    前記後側域には、前記第2低目付領域を挟んで両側に一対の第2サイド圧搾部がそれぞれ設けられており、
    前記中間域には、圧搾部が設けられない、請求項1又は請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記第1低目付領域の前後方向の長さは、前記第1低目付領域の外側縁の位置で、10mm以上かつ50mm以下である、請求項1から請求項3のいずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記後側域には、前記中央域の吸収コアの外側縁よりも幅方向の外側に延出するヒップフラップを有する、請求項1から請求項4のいずれかに記載の吸収性物品。
  6. 前記第1低目付領域の外側縁の前後方向の長さは、前記第1低目付領域の内側縁の前後方向の長さよりも長く、
    前記第1低目付領域の前後方向の長さは、前記幅方向の外側に向かうにつれて長くなる、請求項1から請求項5のいずれかに記載の吸収性物品。
  7. 前記第2低目付領域は、前記第1低目付領域の後端縁同士を結ぶ仮想線に対して交差する、請求項1から請求項6のいずれかに記載の吸収性物品。
  8. 前記吸収性物品を折り畳むための折り線を有し、
    前記第1低目付領域は、前記折り線を有しない領域に配置される、請求項1から請求項7のいずれかに記載の吸収性物品。
  9. 前記第2低目付領域の後端縁は、前記吸収コアの後端縁よりも前方に位置する、請求項1から請求項8のいずれかに記載の吸収性物品。
  10. 前記第2低目付領域の後端縁は、前記吸収コアの後端縁に位置する、請求項1から請求項8のいずれかに記載の吸収性物品。
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