JP2023086186A - 加熱調理器 - Google Patents

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杏子 石原
Kyoko Ishihara
彰 森井
Akira Morii
利弘 齋藤
Toshihiro Saito
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Abstract

Figure 2023086186000001
【課題】蓋体を開ける際に、鍋状容器が蓋体に密着していても、鍋状容器を本体にとどめることができ、鍋状容器の浮き上がりまたは落下による音の発生および振動の発生を抑制する加熱調理器を提供する。
【解決手段】加熱調理器は、上端部が開口した有底筒状形状を有する本体と、本体の有底筒状形状部位に収容される有底筒状の鍋状容器と、本体に開閉可能に設けられ、閉状態のときに鍋状容器を覆う蓋体と、鍋状容器を加熱する加熱部と、鍋状容器の内部を減圧する減圧部と、本体に設けられ、本体に収容された鍋状容器の少なくとも一部分と勘合される勘合部と、を備え、勘合部が鍋状容器の少なくとも一部分と勘合することによって、鍋状容器が本体に係止される。
【選択図】図3

Description

本開示は、減圧または温度調節によって食材などの被加熱調理物を調理する加熱調理器に関する。
従来、ポンプを用いて鍋内を減圧して加熱調理する加熱調理器がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の加熱調理器は炊飯器である。当該炊飯器の本体に設けられた鍋収容体の内部には、被炊飯物を収容する有底筒状の鍋が着脱自在に収容される。特許文献1に記載の炊飯器は、鍋の底部を加熱する加熱手段と、炊飯器の蓋体を本体に対して閉じた状態で鍋の内部を大気圧未満まで減圧する減圧ポンプと、を有している。
また、特許文献1に記載の加熱調理器では、蓋体に係合部としてのクランプを設け、本体に係合受部としてのクランプ受けを設けておき、クランプとクランプ受けとの係合により、加熱中に蓋体が不用意に開いてしまうことを防止している。
さらに、特許文献1に記載の加熱調理器には、オフ状態のときにのみ蓋体を開けることを可能にする開閉用ソレノイドが設けられている。炊飯制御手段は、加熱調理が終了した後、所定時間経過したときに、開閉用ソレノイドをオン状態からオフ状態に切り替える。これにより、加熱中に蓋体が不用意に開いてしまうことをさらに防止している。
特開2008-018096号公報
特許文献1に記載の炊飯器のような加熱調理器において、減圧ポンプによって鍋内を減圧して調理すると、鍋にフランジが設けられている場合、蓋体を開ける際に、蓋体と鍋のフランジとが密着していることがある。その場合、減圧機能のない調理器と比べて、ユーザは、蓋体を開ける際に、蓋体と鍋のフランジとを引き離す力を要する。
特許文献1に記載の加熱調理器では、上述したように、蓋体が不用意に開くことを防止する複数の機能は設けられているが、蓋体を開ける際に、蓋体と鍋のフランジとを引き離すのに十分な力で蓋体を付勢するような機能は設けられていない。
そのため、蓋体と鍋のフランジとの密着性が高いと、蓋体を開ける際に、鍋がフランジに付随して鍋収容体から浮き上がり、その後、重力などにより密着が解消されて、蓋体からフランジが離れた瞬間に、鍋が鍋収容体に向かって落下することがあった。その場合、鍋の落下による不快な音が発生したり、あるいは、落下に起因する振動によって鍋内の被炊飯物が崩れたりすることがあった。
本開示は、かかる課題を解決するためになされたものであり、蓋体を開ける際に、鍋状容器が蓋体に密着していても、鍋状容器を本体にとどめることができ、鍋状容器の浮き上がりまたは落下による音の発生および振動の発生を抑制することが可能な、加熱調理器を得ることを目的としている。
本開示に係る加熱調理器は、上端部が開口した有底筒状形状を有する本体と、前記本体の有底筒状形状部位に収容される有底筒状の鍋状容器と、前記本体に開閉可能に設けられ、閉状態のときに前記鍋状容器を覆う蓋体と、前記鍋状容器を加熱する加熱部と、前記鍋状容器の内部を減圧する減圧部と、前記本体に設けられ、前記本体に収容された前記鍋状容器の少なくとも一部分と勘合される勘合部と、を備え、前記勘合部が前記鍋状容器の少なくとも一部分と勘合することによって、前記鍋状容器が前記本体に係止されるものである。
本開示に係る加熱調理器によれば、鍋状容器の少なくとも一部分と勘合することによって鍋状容器が本体に係止する勘合部を本体に設けたため、蓋体を開ける際に、鍋状容器が蓋体に密着していても、鍋状容器を本体にとどめることができ、鍋状容器の浮き上がりまたは落下による音の発生および振動の発生を抑制することができる。
実施の形態1に係る加熱調理器の構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の制御系の構成を示す概略構成図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の鍋状容器の平面図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の鍋状容器の斜視図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の鍋状容器の構成を示す平面図であり、本体側勘合部の摺動後の勘合状態を示す平面図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の鍋状容器および本体の部分拡大断面図であり、本体側勘合部の摺動後の勘合状態を示す部分拡大断面図である。 実施の形態1の変形例1に係る加熱調理器の鍋状容器の構成を示す平面図である。 実施の形態1の変形例3に係る加熱調理器の鍋状容器の構成を示す平面図である。 実施の形態1の変形例3に係る加熱調理器の鍋状容器の構成を示す部分拡大断面図である。 実施の形態2に係る加熱調理器の本体と鍋状容器との構成を示す部分拡大断面図である。 実施の形態2に係る加熱調理器の本体と鍋状容器との構成を示す部分拡大断面図である。 実施の形態2の変形例1に係る加熱調理器の本体と鍋状容器との構成を示す部分拡大断面図である。 実施の形態2の変形例1に係る加熱調理器の本体と鍋状容器との構成を示す部分拡大断面図である。 実施の形態3に係る加熱調理器の本体と鍋状容器との構成を示す部分拡大断面図である。 実施の形態3に係る加熱調理器の本体と鍋状容器との構成を示す部分拡大断面図である。 実施の形態3に係る加熱調理器に設けられたラッチ非係止維持部の動作を説明する部分拡大断面図である。
以下、本開示に係る加熱調理器の実施の形態について図面を参照して説明する。本開示は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本開示は、以下の実施の形態およびその変形例に示す構成のうち、組み合わせ可能な構成のあらゆる組み合わせを含むものである。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係または形状等が実際のものとは異なる場合がある。また、各図面において、Zは加熱調理器の高さ方向であり、Yは加熱調理器の奥行き方向である。また、Xは加熱調理器の幅方向である。高さ方向Zは、例えば鉛直方向であり、高さ方向Zにおいて、Z1が上方向であり、Z2が下方向である。また、奥行き方向Yにおいて、Y1が加熱調理器の前面方向であり、Y2が加熱調理器の背面方向である。また、幅方向Xにおいて、X1が右方向、X2が左方向である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る加熱調理器の構成を示す断面図である。図1に示すように、加熱調理器100は、本体1と、本体1の内部に固着された容器カバー2と、加熱コイル3と、鍋底温度センサ4と、を有している。
本体1は、有底筒状形状を有している。本体1は、平面視で矩形形状であってもよく、あるいは、円形形状または楕円形状であってもよい。本体1の上端部は開口している。
容器カバー2は、上端部が開口した有底筒状形状を有している。但し、容器カバー2の底部の中央部分には、鍋底温度センサ4が配置される孔部2aが設けられている。孔部2aは、容器カバー2の底部の板厚を貫通する貫通穴である。容器カバー2は、平面視で、円形形状または略円形形状、あるいは、楕円形状を有している。容器カバー2の内部には、後述する鍋状容器5が配置される。
加熱コイル3は、容器カバー2の外壁部に設けられた電磁誘導加熱用のコイルである。加熱コイル3は、容器カバー2の底部および底部寄りの側面部に配置されている。加熱コイル3は、スパイラル状に旋回されている。加熱コイル3は、インバータ部32(図2参照)から高周波電流が供給される。加熱コイル3は、鍋状容器5を加熱する「加熱部」を構成している。
鍋底温度センサ4は、容器カバー2の底部に形成された孔部2aの内部に配置されている。鍋底温度センサ4は、孔部2aを貫通するように設けられている。すなわち、鍋底温度センサ4の上端部は、孔部2aから鍋状容器5に向かって突出している。鍋底温度センサ4の下方には、圧縮バネ4aが設けられている。圧縮バネ4aの一端は鍋底温度センサ4の下端に接合され、圧縮バネ4aの他端は本体1の底部の内壁に接合されている。鍋底温度センサ4は、圧縮バネ4aにより下方から支持され、後述する鍋状容器5の底部に鍋底温度センサ4の上端部が接触するように圧縮バネ4aにより付勢されている。
さらに、加熱調理器100は、鍋状容器5と、ヒンジ部6と、内蓋7と、蓋パッキン8と、外蓋9と、を有している。
鍋状容器5は、上端部が開口した有底筒状形状を有している。以下では、鍋状容器5の開口した上端部を開口部5a(図3および図4参照)と呼ぶ。鍋状容器5は、平面視で、円形形状または略円形形状、あるいは、楕円形状を有している。鍋状容器5は、本体1に設けられた容器カバー2内に着脱可能に収容される。鍋状容器5は、内部に被加熱調理物を収容する加熱調理器100の内釜である。鍋状容器5は、加熱コイル3からの誘導電流を受けて、電磁誘導により鍋状容器5自体が発熱する。当該発熱により、鍋状容器5内の被加熱調理物が加熱調理される。鍋状容器5の開口部5aの周縁部には、フランジ部50(図3および図4参照)が設けられている。フランジ部50は、鍋状容器5の開口部5aの周方向に沿って、開口部5aの全周にわたって設けられている。フランジ部50は、鍋状容器5の開口部5aの周縁部から、鍋状容器5の外側に向かって、鍋状容器5の径方向に延設されている。すなわち、フランジ部50は、XY平面に平行になるように設けられている。フランジ部50は、平面視で、ドーナツ型の形状を有している。
ヒンジ部6は、本体1の背面部に設けられている。
外蓋9は、ヒンジ部6を介して、本体1に開閉可能に設けられている。外蓋9は、本体1の開口部を覆うように配置される。
内蓋7は、鍋状容器5を覆う蓋であり、外蓋9の内側に配置される。内蓋7の周縁部には、シール材である蓋パッキン8が取り付けられている。蓋パッキン8は、例えばシリコーンゴムなどの弾性部材で構成されている。蓋パッキン8は、鍋状容器5のフランジ部50と内蓋7との密閉性、および、鍋状容器5の内壁面58と内蓋7との密閉性を確保する。内蓋7は、外蓋9が開状態のときに、ユーザによって、外蓋9の内壁面に取り付けられる。これにより、外蓋9と内蓋7とは互いに連結され、外蓋9の開閉時には、内蓋7は外蓋9に連動して同時に開閉される。内蓋7と外蓋9とは、鍋状容器5を覆う「蓋体」を構成している。内蓋7は外蓋9に対して着脱可能に取り付けられ、内蓋7の洗浄時には、内蓋7はユーザによって外蓋9から取り外される。
外蓋9は、内蓋7を覆うように、内蓋7の上部に配置される。外蓋9は、本体1にヒンジ部6を介して開閉可能に設けられている。外蓋9は、閉状態のときに、本体1の開口部および鍋状容器5の開口部5aを覆うように配置される。また、外蓋9が開状態のときに、鍋状容器5内の被加熱調理物の出し入れが可能になる。さらに、外蓋9が開状態のときには、鍋状容器5自体の出し入れも可能になる。
内蓋7には、内蓋通気孔10a,10bが形成されている。内蓋通気孔10a,10bは、内蓋7の板厚を貫通して設けられた貫通孔からなる通気孔である。内蓋通気孔10a,10bは、纏めて、内蓋通気孔10と呼ばれることがある。また、内蓋通気孔10a,10bの個数は、2個に限定されない。
また、外蓋9には、減圧経路切替弁11と、経路パッキン12a,12bと、減圧ポンプ13と、空気経路14a,14bと、外蓋通気孔15a,15b,15cと、大気連通経路16a,16bと、大気連通経路開閉弁17と、が設けられている。
減圧経路切替弁11は、内蓋通気孔10aに接続されるように備えられた切替弁であり、通電により内蓋通気孔10aと連通する経路を切り替える。具体的には、減圧経路切替弁11は、内蓋通気孔10aと空気経路14aとを連通させるか、あるいは、空気経路14aと大気連通経路16aとを連通させるか、を切り替える。減圧経路切替弁11は、例えば、電磁弁である。
経路パッキン12aは、内蓋通気孔10aと減圧経路切替弁11とを密閉接続する経路パッキンである。一方、経路パッキン12bは、内蓋通気孔10bと大気連通経路開閉弁17とを密閉接続する経路パッキンである。経路パッキン12a,12bは、それぞれ、内蓋通気孔10a,10bの外蓋側の開口部の周囲に対して配置されている。経路パッキン12a,12bは、纏めて、経路パッキン12と呼ばれることがある。
減圧ポンプ13は、空気経路14aと空気経路14bとの間に配置されている。減圧ポンプ13は、減圧経路切替弁11側の空気経路14aから空気を吸い込み、当該空気を空気経路14bを介して外蓋通気孔15aから外部へ排気する。減圧ポンプ13は、鍋状容器5の内部を減圧する「減圧部」を構成している。
外蓋通気孔15a,15b,15cは、外蓋9に形成された貫通孔からなる通気孔である。外蓋通気孔15aは、外蓋9の背面部に形成されている。外蓋通気孔15b,15cは、外蓋9の上面部に形成されている。
空気経路14aは、内蓋通気孔10aと減圧ポンプ13との間に設けられた空気が流通する経路である。一方、空気経路14bは、減圧ポンプ13と外蓋通気孔15aとの間に設けられた空気が流通する経路である。空気経路14a,14bは、纏めて、空気経路14と呼ばれることがある。
大気連通経路16a,16bは、外蓋9に形成された大気連通経路である。大気連通経路16aは、減圧経路切替弁11と連通し、減圧経路切替弁11と外蓋通気孔15bとをつないでいる。一方、大気連通経路16bは、大気連通経路開閉弁17と連通し、大気連通経路開閉弁17と外蓋通気孔15cとをつないでいる。大気連通経路16a,16bは、纏めて、大気連通経路16と呼ばれることがある。
大気連通経路開閉弁17は、内蓋通気孔10bに接続されるように備えられた開閉弁であり、通電により内蓋通気孔10bと外蓋通気孔15cとの間の連通および不通を切り替える。
さらに、外蓋9には、蒸気排出弁18と、蒸気排出口19と、カートリッジ20と、カートリッジパッキン21とが設けられている。
カートリッジ20は、外蓋9の上面部に形成された凹部9a内に配置される。凹部9aは、外蓋9の中央部よりも、前面部寄りに配置されている。
蒸気排出口19は、カートリッジ20の上面部に設けられている。また、蒸気排出弁18は、カートリッジ20の下面部に設けられている。蒸気排出弁18は、鍋状容器5の内部から発生した蒸気を排出するときにのみ開放される。具体的には、蒸気排出弁18は、鍋状容器5の内部の圧力に応じて、自動的に開閉されるように構成されている。すなわち、蒸気排出弁18は、鍋状容器5の内部で蒸気が発生して鍋状容器5の内部の圧力が高くなると開状態になり、鍋状容器5の内部の圧力が予め設定された設定値より低くなると閉状態になる。蒸気排出弁18が開状態のときに、鍋状容器5の内部から発生した蒸気が、蒸気排出弁18および蒸気排出口19を介して、加熱調理器100の外部に排出される。また、蒸気の流れる方向において、蒸気排出弁18の下流には、カートリッジパッキン21が設けられている。カートリッジ20は、カートリッジパッキン21によって蒸気の排出経路の密閉を維持した状態で、外蓋9に接続配置される。
外蓋9には、さらに、鍋状容器5内の温度または圧力を検知する蓋側センサ22が設けられている。蓋側センサ22は、例えば、内蓋7に形成された貫通穴を貫通するように配置される。
本体1の前面部には、操作表示部23が設けられている、操作表示部23には、図示しないスイッチ、各種ボタン、および、ディスプレイなどの表示画面が、設けられている。ユーザは、操作表示部23の各種ボタンを操作することで、加熱調理器100の各動作を実行させることができる。また、表示画面には、加熱調理の状態、および、ユーザの操作によって設定された加熱調理メニューの内容などが表示される。
また、外蓋9は、ユーザが押下することで外蓋9と本体1との係合を解除する蓋開放ボタン62、および、外蓋9を本体1に係止するラッチ部65を備える。蓋開放ボタン62は、蓋体を構成する外蓋9を開状態にするための操作を受け付ける。ラッチ部65は、蓋体が閉状態のときに蓋体と本体1とを係止する係止状態になっているが、蓋開放ボタン62が操作されたときに非係止状態になって蓋体と本体1との係止を解除する。
次に、図1~図2を用いて、実施の形態1に係る加熱調理器100の制御系の構成、および、加熱調理器100の動作について説明する。図2は、実施の形態1に係る加熱調理器の制御系の構成を示す概略構成図である。なお、図2において、図1に示した構成と同一のものについては、同一符号を付して示している。
はじめに、加熱調理器100の制御系の構成について説明する。図2に示すように、加熱調理器100には、制御部31と、インバータ部32と、駆動部33と、が設けられている。
制御部31には、鍋底温度センサ4および蓋側センサ22の検出結果が入力される。また、操作表示部23には、ユーザによって、加熱調理メニューなどの各種設定が入力される。制御部31は、鍋底温度センサ4および蓋側センサ22の検出結果、および、操作表示部23に入力された各種設定に基づいて、インバータ部32および駆動部33の動作の制御を行う。制御部31は、例えば、プロセッサとメモリとから構成される。制御部31の各機能は、プロセッサが、メモリに格納されたプログラムを実行することで実現される。
インバータ部32は、商用電源などの外部電源36に電気的に接続される。インバータ部32は、制御部31の制御により、外部電源36から供給される電力を用いて、加熱コイル3に高周波電流を供給する。
駆動部33は、制御部31の制御により、加熱コイル3、減圧ポンプ13、減圧経路切替弁11、大気連通経路開閉弁17などの各駆動対象を駆動する。駆動部33は、実際には、駆動対象ごとに別個に設けられているが、ここでは、図の簡略化のために、纏めて「駆動部33」として図示している。
次に、加熱調理器100の動作について説明する。加熱調理器100を動作させる際には、はじめに、ユーザが、希望するメニューを作るために、肉、魚、野菜、調味料、水等の材料を鍋状容器5内に入れる。これらの材料が、加熱調理器100の被加熱調理物である。
その後、ユーザが、鍋状容器5のフランジ部50を把持して、鍋状容器5を容器カバー2に載置し、外蓋9を閉めると、内蓋7の蓋パッキン8が鍋状容器5のフランジ部50および内壁面58に圧接されて、加熱調理器100の内部空間が密閉シールされる。
上述したように、外蓋9は、ヒンジ部6を起点にして回動可能に設けられており、本体1の開口部を開閉させる。外蓋9は常に開放方向にヒンジ部6にて付勢されている。閉状態の外蓋9は、例えば、外蓋9の前面部に備えられたラッチ部65によって本体1に係止されている。ユーザが蓋開放ボタン62を押下することで、外蓋9と本体1とを係止しているラッチ部65の係止が解除され、ヒンジ部6の付勢力により外蓋9が開状態になる。
次に、ユーザが、操作表示部23にてメニューを選択し、操作表示部23のスイッチをオンすることで、加熱調理器100での調理が開始される。なお、図1においては、操作表示部23が本体1に設置されている例を示しているが、この場合に限定されず、操作表示部23は、外蓋9に設置されていてもよい。また、操作表示部23は、本体1以外の他の場所に設けられていてもよい。すなわち、加熱調理器100が、リモートコントローラ(図示せず)を有している場合は、リモートコントローラに操作表示部23を設けるようにしてもよい。あるいは、操作表示部23は、ユーザが携帯するスマートフォン等の可搬携帯端末にアプリケーションプログラムとして設けるようにしてもよい。
加熱調理器100での調理が開始されると、加熱コイル3には、インバータ部32から高周波電流が供給される。これにより、加熱コイル3から高周波磁界が発生し、加熱コイル3と磁気結合した鍋状容器5の加熱コイル対向面(すなわち、鍋状容器5の底面部)が励磁され、鍋状容器5の底面部に渦電流が誘起される。この渦電流と、鍋状容器5の持つ抵抗と、により、ジュール熱を生じ、鍋状容器5の底面部が発熱して、被加熱調理物の加熱が行われる。
減圧経路切替弁11は、調理開始時には、減圧ポンプ13に連通する空気経路14aと、外部と連通する外蓋通気孔15aとを連通する状態となっているが、内蓋通気孔10aと減圧ポンプ13とは連通させていない。また、大気連通経路開閉弁17は、調理開始時に、開放状態となっており、鍋状容器5の内部と外蓋通気孔15cは連通している。大気連通経路開閉弁17は、ラッチ式となっており、切換え時のみ通電するように構成される。
調理開始後、駆動部33は、制御部31からの制御信号に応じて、大気連通経路開閉弁17に通電して閉塞させ、鍋状容器5の内部を密閉する。さらに、駆動部33は、制御部31からの制御信号に応じて、減圧経路切替弁11に通電し、減圧ポンプ13と鍋状容器5の内部とを内蓋通気孔10aを介して連通状態とした後、減圧ポンプ13を駆動させる。減圧ポンプ13の駆動によって、鍋状容器5の内部の空気が、空気経路14a,14bを介して、外蓋通気孔15aから外部へ排出される。これにより、鍋状容器5の内部の圧力は、大気圧より低い状態、すなわち、真空状態になる。
なお、図1では、外蓋通気孔15aは、外蓋9に配置されているが、この場合に限定せず、例えば、本体1の側面部、本体1の底面部、ヒンジ部6などに外蓋通気孔15aを設けてもよい。なお、外蓋通気孔15aは、いずれの場合においても、本体1の側面に向かう方向、または、本体1の下部に向かう方向に、開口することで、減圧ポンプ13への水分および異物の侵入を防ぎ、減圧ポンプ13の故障リスクを抑制することができる。従って、外蓋通気孔15aは、高さ方向Zにおける上方向Z1以外の向きに開口するように形成されることが望ましい。
一方、大気連通経路開閉弁17が閉じた状態で、鍋状容器5内の被加熱調理物が加熱されて蒸気が発生すると、当該蒸気は、蒸気排出弁18を押しのけて、カートリッジ20の内部に放出される。蒸気排出弁18は、鍋状容器5の内部の圧力が予め設定された設定値よりも低くなると、自重にて密閉が得られるよう構成されている。蒸気排出弁18を押しのけた蒸気は、カートリッジ20を介して、蒸気排出口19から加熱調理器100の外部に排出される。
このように、制御部31によって、減圧経路切替弁11および大気連通経路開閉弁17など各弁、減圧ポンプ13、および、加熱コイル3の動作を制御して、鍋状容器5内に収容した被加熱調理物を加熱調理する。減圧ポンプ13の駆動によって、鍋状容器5内は大気圧よりも圧力が低い真空状態となって調理が進行する。また、調理が終了すると、制御部31は、大気連通経路開閉弁17を開放して、外蓋通気孔15cから外気をとりこみ、鍋状容器5内を大気圧まで昇圧する。調理終了の合図があると、ユーザは蓋開放ボタン62を押下して外蓋9を開放する。
図3~図4に、実施の形態1に係る加熱調理器100の鍋状容器5の構成について示す。図3は、実施の形態1に係る加熱調理器の鍋状容器の平面図である。図4は、実施の形態1に係る加熱調理器の鍋状容器の斜視図である。
加熱調理が終了して、鍋状容器5の内部の圧力が大気圧となっても、加熱調理中に真空状態となっていたことで、蓋パッキン8と鍋状容器5のフランジ部50とが密着し、互いに離れにくい状態となっている。この状態で、ユーザが、蓋開放ボタン62を押して、ヒンジ部6の付勢力のみで外蓋9を開放しようとしても、なかなか外蓋9が開放されない。また、蓋パッキン8と鍋状容器5のフランジ部50とが密着した状態のまま、外蓋9が持ち上がることで、鍋状容器5が容器カバー2から浮き上がる場合がある。そして、外蓋9の開放動作の途中で、鍋状容器5にかかる重力によって、蓋パッキン8と鍋状容器5のフランジ部50との密着が解除されて、鍋状容器5が落下する可能性がある。その場合には、鍋状容器5と容器カバー2とが衝突して音が発生したり、あるいは、鍋状容器5が振動して被加熱調理物の煮崩れが発生したりしてしまう。
そこで、実施の形態1においては、外蓋9の開放時に、鍋状容器5の浮き上がりを抑制するために、本体1に「勘合部」を設けている。「勘合部」は、本体1に鍋状容器が収容されたときに、鍋状容器5の少なくとも一部分と勘合することで、鍋状容器5を本体1に勘合するものである。実施の形態1では、図3に示す本体側勘合部41が「勘合部」を構成している。以下、詳細に説明する。
図3に示すように、本体1には、本体側勘合部41が設けられている。本体側勘合部41は、鍋状容器5のフランジ部50の後述するフランジ勘合部51に対応して設けられている。すなわち、実施の形態1では、フランジ勘合部51が、「勘合部」と勘合する鍋状容器5の一部分を構成している。但し、本体側勘合部41が鍋状容器5の他の一部分(例えば開口部5aなど)と勘合可能である場合、鍋状容器5に必ずしもフランジ勘合部51を設けなくてもよい。また、本体側勘合部41は、1つだけ設けてもよいが、複数設けてもよい。本体側勘合部41は、図3の矢印A方向に、鍋状容器5のフランジ部50の外周に沿って周方向に摺動可能に設けられている。本体側勘合部41の設置位置としては、例えば、本体1には、図1に示すように、本体側フランジ部43が設けられているので、本体側勘合部41は、例えば、後述する図6に示すように、本体側フランジ部43の上面部に配置される。また、本体側勘合部41は、図3に示すように、平面視で、台形形状または略台形形状を有している。本体側勘合部41は、鍋状容器5のフランジ部50の外周に沿って摺動するため、本体側勘合部41のフランジ部50側の一辺は、フランジ部50の円弧形状に沿った曲線状に形成されている。また、本体側勘合部41は、後述する図6に示すように、例えば、側面視でL字型形状の断面形状を有している。
また、図3および図4に示すように、鍋状容器5のフランジ部50の少なくとも一箇所には、フランジ勘合部51が設けられている。フランジ勘合部51は、平面視で矩形形状を有している。フランジ勘合部51は、フランジ部50の外端部から、鍋状容器5の外側に向かって、鍋状容器5の径方向に延びるように形成されている。すなわち、フランジ勘合部51は、XY平面に平行に延びている。フランジ勘合部51は、1つだけ設けてもよいが、図3および図4に示すように、フランジ部50の2箇所以上に設けることが望ましい。また、フランジ勘合部51をフランジ部50の2箇所に設ける場合には、図3および図4に示すように、2つのフランジ勘合部51を、フランジ部50の対向する2箇所に設けることが望ましい。図3および図4に示す例では、幅方向Xにおいて、2つのフランジ勘合部51のうち、一方を右側に配置し、他方を左側に配置している。なお、上述したように、本体側勘合部41は、それぞれ、フランジ勘合部51に対応して設けられているため、フランジ勘合部51が2箇所以上に設けられている場合は、本体側勘合部41も2箇所以上に設けられる。
図5は、実施の形態1に係る加熱調理器の鍋状容器の構成を示す平面図であり、本体側勘合部の摺動後の勘合状態を示す平面図である。図6は、実施の形態1に係る加熱調理器の鍋状容器および本体の部分拡大断面図であり、本体側勘合部の摺動後の勘合状態を示す部分拡大断面図である。一方、上記の図3および図4は、摺動前の非勘合状態を示している。
図6に示すように、本体側勘合部41は、本体1の本体側フランジ部43の上面部に立設された支持部41aと、勘合面部41bと、を有し、全体としてL字形状を有している。本体1の本体側フランジ部43は、図1に示すように、本体1の開口部から、本体1の内側に向かって延設されている。本体1の本体側フランジ部43は、XY平面に平行になるように延びている。本体側勘合部41の支持部41aは、図6に示すように、本体側フランジ部43の上面部から上方向Z1に向かって突出している。また、支持部41aの上端部から勘合面部41bがX方向に延びている。勘合面部41bは、本体1の内側に向かって延びている。支持部41aの延設方向と勘合面部41bの延設方向とは、互いに交差しており、例えば、直交している。図6に示すように、本体側勘合部41の勘合面部41bの下面部の高さ方向の位置は、鍋状容器5のフランジ部50のフランジ勘合部51の上面部よりも高くなっている。そのため、本体側勘合部41が、図3の矢印A方向に摺動すると、図5および図6に示すように、本体側勘合部41の勘合面部41bが、フランジ勘合部51の真上の位置に移動する。
図6の状態において、外蓋9を開放するときに、たとえ蓋パッキン8(図1参照)と鍋状容器5のフランジ部50とが密着した状態であっても、フランジ勘合部51の上面が、本体側勘合部41の下面に当接し、鍋状容器5の上方向Z1の移動を規制する。そのため、外蓋9が持ち上がることに連動して、鍋状容器5が容器カバー2から浮き上がることを防止することができる。
このように、実施の形態1では、鍋状容器5のフランジ部50にフランジ勘合部51を設け、本体1に本体側勘合部41を設けることで、鍋状容器5を本体1に勘合係止することができる。
ここで、本体側勘合部41を摺動させる摺動機構の一例について説明する。図6に示すように、本体側勘合部41の支持部41aの下面部には凸部41cが設けられており、本体側フランジ部43の上面部には、凸部41cをガイドするガイドレール44が設けられている。ガイドレール44は、鍋状容器5のフランジ部50の外周に沿って延設された溝である。凸部41cは、ガイドレール44内に挿入され、ガイドレール44にガイドされて移動する。凸部41cは、図3の矢印A方向、および、その逆方向に、移動可能である(すなわち、往復移動が可能である)。これにより、本体側勘合部41は、ガイドレール44にガイドされて摺動することができる。なお、摺動機構は、この場合に限定されない。本体側勘合部41を、図3の矢印A方向および逆方向に、往復して摺動させることができる構成であれば、いずれのものでもよい。
実施の形態1における鍋状容器5を本体1内にセットする方法について説明する。実施の形態1においては、上述したように、鍋状容器5のフランジ部50にフランジ勘合部51が設けられている。本体1の容器カバー2内に鍋状容器5を収容する際に、はじめに、ユーザは、鍋状容器5のフランジ部50のフランジ勘合部51を把持して、鍋状容器5を容器カバー2に載置する。そして、ユーザは、本体側勘合部41の下にフランジ勘合部51が入り込むように、本体側勘合部41を図3の矢印A方向に移動させる。これにより、図5および図6に示すように、本体側勘合部41の下方にフランジ勘合部51が入り込んで、鍋状容器5が本体1に勘合係止される。この勘合係止により、外蓋9を開放する際に、鍋状容器5が浮き上がることがないため、鍋状容器5の落下を防止できる。そのため、鍋状容器5の落下に起因する鍋状容器5と容器カバー2との衝突音の発生を防止でき、且つ、鍋状容器5内の被加熱調理物に振動を与えることを防止できる。その結果、被加熱調理物の見た目および食味の良い仕上がりを実現することができる。なお、実施の形態1においては、ユーザは、本体側勘合部41の下にフランジ勘合部51が入り込むように、本体側勘合部41を図3の矢印A方向に移動させる場合について説明している。しかしながら、その場合に限定されない。例えば、外蓋9若しくは内蓋7等に、本体側勘合部41を図3の矢印A方向に移動させるガイドを設けておく。そして、鍋状容器5を本体1に収納して外蓋9を閉じると、外蓋9若しくは内蓋7等に設けたガイドの作用により、本体1の本体側勘合部41が鍋状容器5のフランジ嵌合部51の上部に自動的にスライドすることで嵌合が実行されるようにしてもよい。但し、この場合も、ユーザが、外蓋9を開放した後に、図3の矢印A方向の逆方向に向かって、本体側勘合部41を摺動させない限りは、本体側勘合部41が図3に示す元の位置に戻らない構成としておく。
実施の形態1における鍋状容器5の本体1からの取出方法について説明する。加熱調理が終了したとき、本体側勘合部41の下方にフランジ勘合部51が入り込んで、図5および図6に示す状態になっている。そこで、ユーザは、外蓋9を開放した後に、図3の矢印A方向の逆方向に向かって、本体側勘合部41を摺動させて、再び、図3の状態に戻す。これにより、フランジ勘合部51と本体側勘合部41との勘合係止が解消される。図3の状態において、ユーザは、フランジ勘合部51を取手として把持して、本体1から鍋状容器5を取り出す。
実施の形態1では、図3および図4に示すように、フランジ勘合部51は、鍋状容器5のフランジ部50の外端部から、幅方向Xの左右方向に延びるように設けられている。そのため、フランジ勘合部51を、取手として、鍋状容器5の取り出しおよび持ち運びに活用でき、使い勝手が良い。
また、実施の形態1では、鍋状容器5のフランジ勘合部51と本体1の本体側勘合部41とが係合することで、外蓋9を開放する際に、鍋状容器5が浮き上がることがないため、鍋状容器5の落下を防止できる。これにより、鍋状容器5の落下に起因する鍋状容器5と容器カバー2との衝突音の発生を防止でき、且つ、鍋状容器5内の被加熱調理物に振動を与えることを防止できる。
<実施の形態1の変形例>
以下、実施の形態1の変形例について説明する。
<変形例1>
図7は、実施の形態1の変形例1に係る加熱調理器の鍋状容器の構成を示す平面図である。上記の図3~図5においては、鍋状容器5が平面視で真円の円形形状である場合を示しているが、その場合に限定されない。例えば、本体側勘合部41とフランジ勘合部51との位置を合わせやすくするため、鍋状容器5は、図7に示すように、平面視で楕円形状にしてもよい。
<変形例2>
上記の図3~図5においては、本体側勘合部41を摺動させる場合を示しているが、その場合に限定されない。例えば、本体側勘合部41を本体1に固定させてもよい。その場合、鍋状容器5が摺動される。すなわち、鍋状容器5を容器カバー2に載置させた後に、鍋状容器5を周方向に回転移動させて、フランジ勘合部51と本体側勘合部41とを勘合させるようにしてもよい。この場合においても、図6に示すように、本体側勘合部41の勘合面部41bの下面部の高さ方向の位置は、鍋状容器5のフランジ部50のフランジ勘合部51の上面部よりも高くなっている。そのため、本体側勘合部41の下方にフランジ勘合部51が入り込んで、フランジ勘合部51と本体側勘合部41とが勘合係止する。なお、変形例2の場合、本体側勘合部41を摺動させるための摺動機構(すなわち、凸部41cおよびガイドレール44)が不要となり、本体1の構成が簡易化される。
<変形例3>
図8は、実施の形態1の変形例3に係る加熱調理器の鍋状容器の構成を示す平面図である。図9は、実施の形態1の変形例3に係る加熱調理器の鍋状容器の構成を示す部分拡大断面図である。図8および図9においては、本体側勘合部41Aの勘合面部41bが、蝶番42を介して、支持部41aに取り付けられている。勘合面部41bは、蝶番42を起点にして、図8および図9の矢印B方向に、回動可能に設けられている。図8は、本体側勘合部41Aが開状態、すなわち、フランジ勘合部51と本体側勘合部41との非勘合状態を示している。一方、図9は、本体側勘合部41Aが閉状態、すなわち、フランジ勘合部51と本体側勘合部41との勘合状態を示している。ユーザは、鍋状容器5を容器カバー2に載置した後に、本体側勘合部41の勘合面部41bがフランジ勘合部51の上になるように、矢印B方向に勘合面部41bを回動させる。この場合においても、勘合面部41bの下方にフランジ勘合部51が入り込んで、フランジ勘合部51と本体側勘合部41Aとが勘合係止される。なお、変形例3の場合、本体側勘合部41Aを摺動させるための摺動機構(すなわち、凸部41cおよびガイドレール44)が不要となり、本体1の構成が簡易化される。
<変形例4>
鍋状容器5を本体1に勘合していても、何らかの理由により、ユーザが蓋開放ボタン62(図1参照)を押してから、ヒンジ部6の付勢によって外蓋9が開放するまでに時間遅れが発生する場合がある。そのため、ユーザが蓋開放ボタン62を操作することで、本体1に外蓋9を係止するラッチ部65を外してから、当該外れた状態を一定時間維持できるようにするとよい。その場合には、例えば、後述する図16に示すラッチ非係止維持部68を設けるようにすればよい。ラッチ非係止維持部68は、蓋開放ボタン62が操作を受けた時点から、予め決定された第1期間が経過するまで、ラッチ部65の非係止状態を維持する。なお、実施の形態1においても、必要に応じて、図16に示す、連動部63およびラッチ動作部64を設けるようにしてもよい。ラッチ非係止維持部68、連動部63およびラッチ動作部64の構成については、後述する。
以上のように、実施の形態1および変形例1~4によれば、本体1に、鍋状容器5の少なくとも一部分と勘合することによって鍋状容器5が本体1に係止する「勘合部」を設けている。そのため、蓋体を構成する外蓋9を開ける際に、鍋状容器5が蓋体に密着していても、鍋状容器5を本体1にとどめることができ、鍋状容器5の浮き上がりまたは落下による音の発生および振動の発生を抑制することができる。
また、実施の形態1および変形例1~4では、「勘合部」が、摺動可能な本体側勘合部41または回動可能な本体側勘合部41Aから構成されている。そのため、本体側勘合部41または本体側勘合部41Aを容易に移動させて、鍋状容器5のフランジ勘合部51との勘合状態および非勘合状態を切り替えることができる。
実施の形態2.
図10および図11は、実施の形態2に係る加熱調理器の本体と鍋状容器との構成を示す部分拡大断面図である。図10は、加熱調理器100の本体1と鍋状容器5とが係合された勘合状態を示し、図11は、加熱調理器100の本体1と鍋状容器5とが係合が解消された非勘合状態を示している。実施の形態2においては、本体1に設けられた「勘合部」が、図10および図11に示す本体係止部45から構成されている。以下、詳細に説明する。なお、他の構成については、実施の形態1と同じあるため、ここでは、その説明を省略する。
本体係止部45は、図10および図11に示すように、本体1の本体側フランジ部43の上面部に立設されている。本体係止部45は、上方向Z1に向かって延びている。本体係止部45は、例えば円柱形状などの棒状の部材である。本体係止部45の一端は、本体側フランジ部43に固定されている。本体係止部45の他端(上端部)には、図11に示すように、ツメ形状を有する第1ツメ部45aが設けられている。本体係止部45の第1ツメ部45aと、後述する取手係止部52の第2ツメ部52aとは、例えば相補形状を有しており、互いに噛み合うように形成されている。
また、図10および図11に示すように、鍋状容器5のフランジ部50に取手部53が取り付けられている。取手部53は、ネジなどの取付具55により、鍋状容器5のフランジ部50に回動可能に取り付けられている。取手部53の取付具55寄りの一端(先端部)には、取手係止部52が設けられている。取手部53の他端は、自由端になっている。当該自由端は、ユーザによって握られる部分である。取手係止部52は、接続部56において取手部53に接続され、取手部53に交差する方向に延びている。取手係止部52は、取手部53と一体成型されている。取手係止部52は、図10の状態のときには、取付具55の位置から下方向Z2に向かって延びている。取手係止部52は、先端部に、図11に示すように、ツメ形状を有する第2ツメ部52aを有している。また、取手部53とフランジ部50との間には、「第1付勢部」としてのバネ54が設けられている。バネ54は、取手係止部52が、「勘合部」である本体係止部45に係止されるように、取手係止部52を本体係止部45に向けて付勢する。このように、実施の形態2では、取手部53がバネ54により付勢されることで、取手係止部52の第2ツメ部52aは、常に、図10に示すように、本体係止部45の第1ツメ部45aと係止されている。このとき、ユーザが、取手部53を握ることで、取手部53がフランジ部50に近づき、バネ54が消勢される。これにより、図11に示すように、取手係止部52の第2ツメ部52aと本体係止部45の第1ツメ部45aとの係止が解除される。
取手係止部52は、常に、図10に示すように、本体係止部45と係止するように、バネ54により付勢されている。ユーザが鍋状容器5を本体1にセットした際には、バネ54の作用により、自動的に、取手係止部52と本体係止部45とが噛み合って係止される。その結果、調理終了後、ユーザが外蓋9を開放するときには、鍋状容器5が本体1に係止されているため、鍋状容器5の浮き上がりを防止できる。外蓋9が開放されたときに、ユーザが取手部53を握ることで、図11に示すように、取手係止部52と本体係止部45との噛み合いがはずれ、鍋状容器5を本体1から取り出すことができる。
ここで、取手部53と取手係止部52との構成の一例について説明する。取手部53は、例えば円柱形状などの棒状の部材である。取手係止部52も、同様に、例えば円柱形状などの棒状の部材である。但し、取手係止部52の先端部には、ツメ形状を有する第2ツメ部52a(図11参照)が設けられている。取手部53の延設方向と、取手係止部52の延設方向とは、互いに交差している。取手係止部52の延設方向は、図10の状態では、下方向Z2である。取手部53と取手係止部52との接続部56は、ネジなどの取付具55により、鍋状容器5のフランジ部50に取り付けられている。取手部53と取手係止部52とは、取付具55を軸にして、回動可能に設けられている。取手部53と鍋状容器5のフランジ部50との間には、バネ54が設けられている。取手係止部52は、常に、図10に示すように、本体係止部45と係止するように、バネ54により付勢されている。ユーザが、取手部53を操作した場合にのみ、図11に示すように、バネ54が縮んで、取手部53がフランジ部50の下面部に近づく。これにより、バネ54の付勢力が弱くなり、取手係止部52と本体係止部45との噛み合いがはずれる。
<実施の形態2の変形例>
以下、実施の形態2の変形例について説明する。
<変形例1>
図12および図13は、実施の形態2の変形例1に係る加熱調理器の本体と鍋状容器との構成を示す部分拡大断面図である。図12は、加熱調理器100の本体1と鍋状容器5とが係合された勘合状態を示し、図13は、加熱調理器100の本体1と鍋状容器5とが係合が解消された非勘合状態を示している。
本体係止部45と取手係止部52との形状は、上記の図10および図11に示す形状に限らない。例えば、図12および図13に示すように、取手係止部52Aが、孔52b(図13参照)を有しており、一方、本体係止部45Aが凸部45bを有していてもよい。本体係止部45の凸部45bと、取手係止部52の孔52bとは、例えば相補形状を有しており、互いに勘合係止されるように形成されている。変形例1においては、本体係止部45Aの凸部45bが、取手係止部52Aの孔52bに挿入されることで、本体係止部45Aと取手係止部52Aとが係止される。他の構成については、実施の形態2と同じであるため、ここでは、その説明を省略する。
変形例1においては、取手係止部52Aに、第2ツメ部52aではなく、孔52bを設けることで、安全性の向上が図れる。すなわち、変形例1では、取手係止部52Aが、ユーザが孔52bに触れても怪我をしない形状になっている。
<変形例2>
上記の実施の形態2および実施の形態2の変形例1では、本体係止部45と取手係止部52とが、それぞれ、1個設けられている例について説明した。しかしながら、その場合に限らず、本体係止部45と取手係止部52とは、それぞれ、複数個ずつ備えられていてもよい。その場合、例えば、図3に示す左右のフランジ勘合部51のそれぞれに対して、取手係止部52を設けて、それらに対応させて、本体1に本体係止部45を設ける。他の構成については、実施の形態2と同じであるため、ここでは、その説明を省略する。
<変形例3>
上記の実施の形態2および実施の形態2の変形例1、2では、鍋状容器5を本体1にセットした(置いた)だけで、本体係止部45と取手係止部52とが自動的に噛み合う場合について説明した。しかしながら、その場合に限らず、鍋状容器5を本体1にセットした(置いた)だけでは、本体係止部45と取手係止部52とが自動的に噛み合わないようにしてもよい。その場合には、ユーザが外蓋9を閉めた時に、本体係止部45の一部分が取手係止部52に押し込まれて噛み合うようにする。具体的には、例えば、圧縮バネ4a(図1参照)の付勢力を強くして、鍋状容器5を本体1にセットした(置いた)だけでは、鍋状容器5が少し浮いた状態にあり、本体係止部45と取手係止部52とが互いに噛み合わない位置になるようにする。その後、ユーザが、外蓋9を閉じることで、鍋状容器5が押されて、圧縮バネ4aが縮んで、本体係止部45と取手係止部52とが互いに噛み合う位置になる。変形例3では、外蓋9を閉じるまでは、鍋状容器5の取り出しが容易な状態に維持することができる。なお、変形例3では、鍋状容器5を本体1にセットした(置いた)だけでは、本体係止部45と取手係止部52とが自動的に噛み合わない位置に、鍋状容器5を支持する部材として、圧縮バネ4aを用いたが、他の部材を本体1に設けるようにしてもよい。
以上のように、実施の形態2および変形例1~3では、本体1に「勘合部」を構成する本体係止部45を設け、鍋状容器5に取手係止部52を設けている。加熱調理器100が加熱調理を終了した時点では、本体係止部45と取手係止部52とが互いに噛み合った状態になっている。これにより、外蓋9の解放時に、鍋状容器5が浮き上がることを防止することができる。また、鍋状容器5のフランジ部50に取手部53が設けられており、ユーザが取手部53を握ることで、本体係止部45と取手係止部52との係合がはずれる構成にしている。そのため、ユーザが、意図して、鍋状容器5を持ち上げない限りは、鍋状容器5が不意に浮き上がって落下することを防止することができる。
実施の形態3.
図14および図15は、実施の形態3に係る加熱調理器の本体と鍋状容器との構成を示す部分拡大断面図である。図14は、加熱調理器100の外蓋9が閉じている状態を示し、図15は、加熱調理器100の外蓋9が開放された状態を示している。
実施の形態3においては、図14および図15に示すように、外蓋9に、フランジ付勢部61が設けられている。実施の形態3では、図15に示すように、外蓋9の開放時のみ、鍋状容器5のフランジ部50をフランジ付勢部61によって下方向Z2に向かって付勢するようになっている。フランジ付勢部61は、例えばバネから構成され、蓋開放ボタン62が操作されたときに、鍋状容器5を本体1に向けて付勢する「第2付勢部」を構成している。なお、他の構成については、実施の形態1と同じあるため、ここでは、その説明を省略する。
フランジ付勢部61は、蓋開放ボタン62とそれに連動して動作する連動部63に接続されている。連動部63は、蓋開放ボタン62に接合されている。連動部63は、例えば、板状部材であり、XY平面に平行になるように配置されている。連動部63の下方には、ラッチ動作部64が配置されている。ラッチ動作部64は、例えば、板状部材であり、連動部63に平行になるように配置されている。ラッチ動作部64は、連動部63の動作が伝達するように配置されている。ラッチ動作部64は、ラッチ部65を回動させるように配置されている。ラッチ部65は、中央部分において、ネジなどの取付具67によって回動可能に外蓋9に取り付けられている。ラッチ部65の一端(先端部)は、コの字形状に曲げ加工されて、ツメ部65aを構成している。ラッチ部65の他端は、ラッチ動作部64に当接するように配置されている。そのため、ラッチ動作部64の上下運動に応じて、ラッチ部65が回動する、一方、本体1には本体係止部66が設けられ、外蓋9の閉塞時に、ラッチ部65とかみ合い係止される。本体係止部66は、例えば、本体1の本体側フランジ部43に固定されている。本体係止部66は、例えば、L字形状に形成されている。本体係止部66の先端部は、外蓋9の閉塞時には、図14に示すように、ラッチ部65のコの字形状の先端部に係合されている。
図14に示すように、外蓋9の閉塞時、ラッチ部65と本体係止部66とで外蓋9と本体1とを係止している。このとき、例えばバネで構成されたフランジ付勢部61は伸びた状態となっており、鍋状容器5のフランジ部50に力がかかっていない、もしくは、小さい力で付勢されている。この理由としては、上記の実施の形態1で説明したように、鍋状容器5と内蓋7(図1参照)とを蓋パッキン8(図1参照)を介して密閉シールするため、加熱調理中に、外蓋9と鍋状容器5とが離れる方向へ付勢することは好ましくない。そのため、実施の形態3では、外蓋9の閉塞時、すなわち、加熱調理器100の加熱調理時には、フランジ付勢部61は伸びた状態となっている。
加熱調理器100の加熱調理が終了し、ユーザが、蓋開放ボタン62を押下すると、図15に示すように、蓋開放ボタン62の押下に合わせて連動部63が下方に移動する。これにより、連動部63の下方に配置されたフランジ付勢部61が縮まり、フランジ付勢部61が鍋状容器5のフランジ部50を下方向Z2に向かって付勢するようになる。
また、このとき、連動部63が下方に移動することで、ラッチ動作部64も下方に移動する。ラッチ動作部64は、ラッチ部65を本体係止部66との係止を外すように動かすため、ラッチによる係止がはずれる。これにより、外蓋9が開放可能となるとともに、フランジ付勢部61が鍋状容器5を図15の矢印Cで示すように下方向Z2に向かって付勢して、鍋状容器5の外蓋9の開放時の浮き上がりを抑制する。すなわち、加熱調理中に本体1の内部が真空状態になることで、加熱調理終了時に、鍋状容器5のフランジ部50と内蓋7の蓋パッキン8とが密着し、離れにくい状態となっていることがある。その場合においても、ユーザが、図15に示すように、蓋開放ボタン62を押上することで、フランジ付勢部61が鍋状容器5を図15の矢印Cで示すように下方向Z2に向かって付勢する。これにより、鍋状容器5のフランジ部50と内蓋7の蓋パッキン8との密着が解消される。その後、外蓋9がヒンジ部6(図1参照)の付勢力によって開放されても、フランジ部50と内蓋7の蓋パッキン8との密着が解消されているため、鍋状容器5が浮き上がることはない。
なお、このとき、ラッチ部65の係止が再びかからないよう、蓋開放ボタン62が図14の状態に戻っても、ラッチ部65に図15に示す非係止状態を維持させるようにするとよい。その理由は、上述したように、何らかの理由により、ユーザが蓋開放ボタン62を押してから、ヒンジ部6の付勢によって外蓋9が開放するまでに時間遅れが発生する場合がある。その場合、外蓋9が未だ開放されていないにもかかわらず、蓋開放ボタン62が図14に示す元の状態に戻ってしまうことがある。そうなると、ラッチ部65が再び本体係止部66と係止してしまう。その場合には、ユーザは、再度、蓋開放ボタン62を操作することになる。このような事態を回避するために、例えば、ラッチ動作部64に、図16に示すように、ラッチ非係止維持部68を設けるようにする。図16は、実施の形態3に係る加熱調理器に設けられたラッチ非係止維持部の動作を説明する部分拡大断面図である。ラッチ非係止維持部68は、予め設定された第1期間が経過するまで、ラッチ動作部64を図16の矢印Dの方向すなわち下方向Z2に押すことで、上記の図15で説明した非係止状態の位置を維持させる。すなわち、ラッチ動作部64は、ラッチ非係止維持部68によって、連動部63から離れる方向に押下される。ラッチ非係止維持部68は、例えば、ソレノイドから構成される。その場合、ラッチ非係止維持部68は通電および非通電の切り替えで動作が切り替わる。通電時には、ラッチ非係止維持部68は、ラッチ動作部64を図16の矢印Dの方向に押している。また、非通電時には、ラッチ非係止維持部68は、ラッチ動作部64を図16の矢印Dの方向に押す動作を行わない。そのため、ラッチ非係止維持部68に、予め設定された第1期間の間だけ、通電させる。これにより、第1期間の間、ラッチ動作部64が図15に示す非係止状態の位置、すなわち、ラッチ部65と本体係止部66との係止が外された状態が維持される。第1期間の経過後に、ラッチ非係止維持部68への通電を停止すると、ラッチ動作部64が上方向Z1に移動し、図14に示す位置に戻る。これにより、ラッチ部65と本体係止部66とが再び係止される。なお、図16では、ラッチ非係止維持部68を、プッシュソレノイドから構成して、ラッチ動作部64の上面に設け、ラッチ動作部64を、第1期間の間、矢印D方向に押す場合を示しているが、この場合に限定されない。例えば、ラッチ非係止維持部68を、プルソレノイドから構成して、ラッチ動作部64の下面に設け、ラッチ動作部64を、第1期間の間、矢印D方向に引っ張るようにしてもよい。
なお、上記の実施の形態1および2、並びに、それらの変形例に対しても、実施の形態3で示したラッチ非係止維持部68を設けるようにしてもよい。
また、実施の形態1~3では、蓋開放ボタン62が外蓋9の上部に備えているように示したが、外蓋9の前面部あるいは本体1の前面部など他の位置に備えていてもよい。
以上のように、実施の形態3によれば、外蓋9に鍋状容器5を下方向Z2に向かって付勢する「第2付勢部」としてのフランジ付勢部61が設けられている。加熱調理中は、フランジ付勢部61は伸びていて、鍋状容器5を付勢しない。加熱調理終了時に、ユーザが、蓋開放ボタン62を押下することにより、蓋開放ボタン62の押下に合わせて、フランジ付勢部61が鍋状容器5を図15の矢印Cで示すように下方向Z2に向かって付勢する。これにより、鍋状容器5のフランジ部50と内蓋7の蓋パッキン8との密着が解消され、鍋状容器5の外蓋9の解放時の浮き上がりを防止することができる。
1 本体、2 容器カバー、2a 孔部、3 加熱コイル、4 鍋底温度センサ、4a 圧縮バネ、5 鍋状容器、5a 開口部、6 ヒンジ部、7 内蓋、8 蓋パッキン、9 外蓋、9a 凹部、10 内蓋通気孔、10a 内蓋通気孔、10b 内蓋通気孔、11 減圧経路切替弁、12 経路パッキン、12a 経路パッキン、12b 経路パッキン、13 減圧ポンプ、14 空気経路、14a 空気経路、14b 空気経路、15a 外蓋通気孔、15b 外蓋通気孔、15c 外蓋通気孔、16 大気連通経路、16a 大気連通経路、16b 大気連通経路、17 大気連通経路開閉弁、18 蒸気排出弁、19 蒸気排出口、20 カートリッジ、21 カートリッジパッキン、22 蓋側センサ、23 操作表示部、31 制御部、32 インバータ部、33 駆動部、36 外部電源、41 本体側勘合部、41A 本体側勘合部、41a 支持部、41b 勘合面部、41c 凸部、42 蝶番、43 本体側フランジ部、44 ガイドレール、45 本体係止部、45A 本体係止部、45a 第1ツメ部、45b 凸部、50 フランジ部、51 フランジ勘合部、52 取手係止部、52A 取手係止部、52a 第2ツメ部、52b 孔、53 取手部、54 バネ、55 取付具、56 接続部、58 内壁面、61 フランジ付勢部、62 蓋開放ボタン、63 連動部、64 ラッチ動作部、65 ラッチ部、65a ツメ部、66 本体係止部、67 取付具、68 ラッチ非係止維持部、100 加熱調理器。

Claims (12)

  1. 上端部が開口した有底筒状形状を有する本体と、
    前記本体の有底筒状形状部位に収容される有底筒状の鍋状容器と、
    前記本体に開閉可能に設けられ、閉状態のときに前記鍋状容器を覆う蓋体と、
    前記鍋状容器を加熱する加熱部と、
    前記鍋状容器の内部を減圧する減圧部と、
    前記本体に設けられ、前記本体に収容された前記鍋状容器の少なくとも一部分と勘合される勘合部と、
    を備え、
    前記勘合部が前記鍋状容器の少なくとも一部分と勘合することによって、前記鍋状容器が前記本体に係止される、
    加熱調理器。
  2. 前記勘合部は、前記本体に摺動可能に設けられた本体側勘合部から構成され、
    前記本体側勘合部は、前記鍋状容器の周方向に沿って摺動することで、前記鍋状容器の前記一部分に対する勘合状態と非勘合状態とを切り替える、
    請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記鍋状容器は、
    上端部に形成された開口部と、
    前記開口部の周縁部に設けられ、前記鍋状容器の径方向において前記鍋状容器の外側に向かって延びるフランジ部と、
    前記フランジ部の少なくとも一箇所に設けられ、前記フランジ部の外端部から前記径方向において前記鍋状容器の外側に向かって延びるフランジ勘合部と、
    を有し、
    前記本体側勘合部は、前記鍋状容器の周方向に沿って摺動することで、前記フランジ勘合部の上方に移動したときに前記フランジ勘合部と勘合状態になり、それ以外のときに前記フランジ勘合部と非勘合状態になる、
    請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記勘合部は、前記本体に回動可能に設けられた本体側勘合部から構成され、
    前記本体側勘合部は回動することで、前記鍋状容器の前記一部分に対する勘合状態と非勘合状態とを切り替える、
    請求項1に記載の加熱調理器。
  5. 前記鍋状容器は、
    上端部に形成された開口部と、
    前記開口部の周縁部に設けられ、前記鍋状容器の径方向において前記鍋状容器の外側に向かって延びるフランジ部と、
    前記フランジ部の少なくとも一箇所に設けられ、前記フランジ部の外端部から前記径方向において前記鍋状容器の外側に向かって延びるフランジ勘合部と、
    を有し、
    前記本体側勘合部は、前記フランジ勘合部に対応させて配置されており、
    前記本体側勘合部は回動することで、前記フランジ勘合部を覆うように前記フランジ勘合部の上方に移動したときに前記フランジ勘合部と勘合状態になり、それ以外のときに前記フランジ勘合部と非勘合状態になる、
    請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 前記鍋状容器は、上端部に形成された開口部の周縁部に設けられた取手部を有し、
    前記取手部は、前記本体の前記勘合部に係止される取手係止部を有している、
    請求項1に記載の加熱調理器。
  7. 前記鍋状容器は、前記取手係止部が前記勘合部に係止するように、前記取手係止部を前記勘合部に向けて付勢する第1付勢部を有し、
    前記取手部が操作されたときに、前記第1付勢部が消勢され、前記取手係止部と前記勘合部との係止が解除される、
    請求項6に記載の加熱調理器。
  8. 前記勘合部は、第1ツメ部を有する本体係止部から構成され、
    前記取手係止部は、前記本体係止部の前記第1ツメ部に係止される第2ツメ部を有している、
    請求項6または7に記載の加熱調理器。
  9. 前記勘合部は、凸部を有する本体係止部から構成され、
    前記取手係止部は、前記本体係止部の前記凸部が挿入される孔を有している、
    請求項6または7に記載の加熱調理器。
  10. 前記蓋体を開状態にする操作を受ける蓋開放ボタンと、
    前記蓋体に設けられ、前記蓋開放ボタンが前記操作を受けたときに前記鍋状容器を前記本体に向けて付勢する第2付勢部と、
    を備えた、
    請求項1~9のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  11. 上端部が開口した有底筒状形状を有する本体と、
    前記本体の有底筒状形状部位に収容される鍋状容器と、
    前記本体に開閉可能に設けられ、閉状態のときに前記鍋状容器を覆う蓋体と、
    前記蓋体を開状態にする操作を受ける蓋開放ボタンと、
    前記鍋状容器を加熱する加熱部と、
    前記鍋状容器の内部を減圧する減圧部と、
    前記蓋体に設けられ、前記蓋開放ボタンが前記操作を受けたときに前記鍋状容器を前記本体に向けて付勢する第2付勢部と、
    を備えた、
    加熱調理器。
  12. 前記蓋体に設けられ、前記蓋体が閉状態のときに前記蓋体と前記本体とを係止する係止状態で、前記蓋体を開状態にする操作を受ける蓋開放ボタンが前記操作を受けたときに非係止状態になる、ラッチ部と、
    前記蓋開放ボタンが前記操作を受けた時点から第1期間が経過するまで前記ラッチ部の前記非係止状態を維持するラッチ非係止維持部と、
    を備えた、
    請求項1~11のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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