JP2023085768A - 作業機械 - Google Patents

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康彦 稲場
Yasuhiko Inaba
俊憲 藤井
Toshinori Fujii
尚生 黒坂
Hisao Kurosaka
智之 齋藤
Tomoyuki Saito
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Abstract

【課題】作動油タンクの給油口及びエアブリーザへのアクセスを、シンプルな構造で規制することが可能な作業機械を提供する。【解決手段】作業機械は、給油口及びエアブリーザ(15)を覆うように、作動油タンクの上面に支持された箱体(20)を備え、箱体(20)は、箱体(20)の内部空間(21)を閉塞する閉塞位置、及び内部空間(21)を開放する開放位置に移動可能な開閉扉(27)と、開閉扉(27)を閉塞位置でロックするロック状態、及び閉塞位置及び開放位置の間で開閉扉(27)の移動を許容する移動許容状態に変位可能なロック機構(30)とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、作動油タンクを備える作業機械に関する。
従来より、作動油を貯留する貯留空間が形成された作動油タンクと、作動油タンク内の作動油が油圧ポンプにより供給されて動作する油圧アクチュエータと、作動油タンク及び油圧アクチュエータを支持する車体とを備える作業機械が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
このような作業機械のなかには、作動油タンク内の作動油の盗難、及び作動油タンクへの異物の混入などを防止することを目的として、キャップをロックするロック装置を備えるものがある(例えば、特許文献2を参照)。
特開2009-264541号公報 特開2010-24966号公報
一般的な作動油タンクには、貯留空間に作動油を供給する給油口と、貯留空間の圧力を調整するエアブリーザとが設けられている。そして、作動油の盗難や異物の混入を防止するためには、給油口及びエアブリーザの両方にロック装置を設ける必要がある。しかしながら、貯留空間のエア抜きをする構造の特性上、エアブリーザに直接ロック装置を設けるのは難しいという課題がある。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、作動油タンクの給油口及びエアブリーザへのアクセスを、シンプルな構造で規制することが可能な作業機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、作動油を貯留する貯留空間が形成された作動油タンクと、前記作動油タンク内の作動油が油圧ポンプにより供給されて動作する油圧アクチュエータと、前記作動油タンク及び前記油圧アクチュエータを支持する車体とを備え、前記車体に支持された前記作動油タンクの上面には、前記貯留空間内に作動油を供給する給油口と、前記貯留空間内の圧力を調整するエアブリーザとが設けられている作業機械において、前記給油口及び前記エアブリーザを覆うように、前記作動油タンクの上面に支持された箱体を備え、前記箱体は、前記箱体の内部空間を閉塞する閉塞位置、及び前記内部空間を開放する開放位置に移動可能な開閉扉と、前記開閉扉を前記閉塞位置でロックするロック状態、及び前記閉塞位置及び前記開放位置の間で移動を許容する移動許容状態に変位可能なロック機構とを有することを特徴とする。
本発明によれば、作動油タンクの給油口及びエアブリーザへのアクセスを、シンプルな構造で規制することができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る作業機械の代表例である油圧ショベルの側面図である。 油圧ショベルの構成部品の関係を示す模式図である。 工具箱を取り外した状態の上部旋回体の上面の要部斜視図である。 工具箱を取り付けた状態の上部旋回体の上面の要部斜視図である。 開閉扉を開放位置にした工具箱の斜視図である。
本発明に係る作業機械の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る作業機械の代表例である油圧ショベル1の側面図である。なお、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
油圧ショベル1は、下部走行体2と、下部走行体2に支持された上部旋回体3とを備える。下部走行体2及び上部旋回体3は、車体の一例である。下部走行体2は、左右一対のクローラを備える。そして、走行モータ2a(図2参照)の回転が伝達されて左右一対のクローラが回転すると、油圧ショベル1が走行する。但し、下部走行体2は、クローラに代えて、装輪式であってもよい。
上部旋回体3は、下部走行体2に旋回可能に支持されている。上部旋回体3は、旋回モータ3a(図2参照)の駆動力が伝達されて、下部走行体2に対して旋回する。上部旋回体3は、ベースとなる旋回フレーム5と、旋回フレーム5の前端中央に上下方向に回動可能に取り付けられたフロント作業機4と、旋回フレーム5の前方左側に配置されたキャブ(運転席)7と、旋回フレーム5の後端に配置されたカウンタウェイト6とを主に備える。
フロント作業機4は、上部旋回体3に起伏可能に支持されたブーム4aと、ブーム4aの先端に揺動可能に支持されたアーム4bと、アーム4bの先端に揺動可能に支持されたバケット4cと、ブーム4a、アーム4b、及びバケット4cを駆動させる油圧シリンダ4d、4e、4fとを含む。カウンタウェイト6は、フロント作業機4との重量バランスを取るためのもので、上面視円弧形状を成す重量物である。
キャブ7には、油圧ショベル1を操作するオペレータが搭乗する内部空間が形成されている。キャブ7の内部には、オペレータが着席するシート(図示省略)と、シートに着席したオペレータが操作する操作装置(ステアリング、ペダル、レバー、スイッチなど)が配置されている。そして、キャブ7に搭乗したオペレータが操作装置を操作することによって、下部走行体2が走行し、上部旋回体3が旋回し、フロント作業機4が動作する。
また、上部旋回体3は、油圧ショベル1を駆動させる構成部品(例えば、図2に示すエンジン8a、油圧ポンプ8bなど)を収容するエンジン建屋8と、エンジン8aに供給される燃料(例えば、軽油)を貯留する燃料タンク9と、油圧ポンプ8bを通じて油圧アクチュエータ(例えば、走行モータ2a、旋回モータ3a、油圧シリンダ4d、4e、4f)に供給され且つ油圧アクチュエータ2a、3a、4d~4fから排出される作動油を貯留する作動油タンク10とを支持している。
エンジン建屋8は、フロント作業機4及びキャブ7より後方で、カウンタウェイト6より前方において、旋回フレーム5に支持されている。燃料タンク9は、上部旋回体3の右端で、エンジン建屋8及び作動油タンク10より前方に配置されている。作動油タンク10は、上部旋回体3の右端で、エンジン建屋8より前方で、燃料タンク9より後方に配置されている。また、燃料タンク9及び作動油タンク10の上面は、上部旋回体3から露出している。
図2は、油圧ショベル1の構成部品の関係を示す模式図である。エンジン8aは、燃料タンク9に貯留された燃料と空気とを混合して燃焼させることによって、油圧ショベル1を駆動させる駆動力を発生させる。油圧ポンプ8bは、エンジン8aの駆動力が伝達されることによって、作動油タンク10に貯留された作動油を油圧アクチュエータ2a、3a、4d~4fに供給する。
さらに、キャブ7には、第1キーシリンダ7aと、エンジン8aを始動させるためのイグニッションスイッチ7bとが設置されている。そして、オペレータが第1キーシリンダ7aにキー7cを挿入して回転させることによって、イグニッションスイッチ7bの状態(START、ON、OFF)が切り替えられる。
イグニッションスイッチ7bがOFFからSTARTに切り替えられると、エンジン8aが始動する。また、イグニッションスイッチ7bがSTARTからONに切り替えられると、エンジン8aの駆動が継続すると共に、油圧ショベル1の各部に電力が供給される。さらに、イグニッションスイッチ7bがONからOFFに切り替えられると、エンジン8aが停止する。
作動油タンク10は、例えば、直方体の外形を呈する箱型である。作動油タンク10は、作動油を貯留する貯留空間11を内部に有する。作動油タンク10の底面には、貯留空間11に貯留された作動油を油圧ポンプ8bに流出させる流出路12が接続されている。また、作動油タンク10の側面には、油圧アクチュエータ2a、3a、4d~4fから排出された作動油を貯留空間11に流入させる流入口13が接続されている。さらに、作動油タンク10の上面には、給油口14と、エアブリーザ15とが設けられている。
図3は、工具箱20を取り外した状態の上部旋回体3の上面の要部斜視図である。給油口14は、貯留空間11内に作動油を供給するための開口であって、着脱可能なキャップ16によって閉塞されている。エアブリーザ15は、貯留空間11内の圧力を調整する。より詳細には、エアブリーザ15は、貯留空間11の圧力が上昇した場合に貯留空間11内の空気を作動油タンク10の外部に排出し、貯留空間11の圧力が下降した場合に外気を貯留空間11に流入させる。
また、上部旋回体3の上面3b(車体カバー)のうちの作動油タンク10周辺には、複数のステップ17a、17b、17cが設けられている。ステップ17a~17cは、油圧ショベル1をメンテナンス(例えば、給油口14を通じた作動油の供給、給油口14及びエアブリーザ15の内部に配置されたフィルタの交換、エンジン建屋8に収容された構成部品の点検など)するオペレータの足場となる。
また、図1に示すように、上部旋回体3には、右端に沿ってハンドレール18a、18b、18cが立設されている。ハンドレール18a~18cは、ステップ17a~17c上のオペレータが上部旋回体3から転落するのを防止する転落防止柵として機能する。なお、本実施形態では、ハンドレール18a、18bが上部旋回体3の上面3bに直接立設され、ハンドレール18cが後述する工具箱20の上面(上壁22)に立設されている。
さらに、図3に示すように、作動油タンク10の上面には、複数のブラケット19a、19b、19cが取り付けられている。ブラケット19a~19cの上端は、エアブリーザ15の上端より低い位置で、キャップ16の上端より高い位置に配置されている。ブラケット19a~19cは、後述する工具箱20を支持する支持台として機能する。図1に示すように、工具箱20は、給油口14及びエアブリーザ15を覆うように、作動油タンク10の上面(すなわち、ブラケット19a~19c)に支持されている。
図4は、工具箱20を取り付けた状態の上部旋回体3の上面の要部斜視図である。図5は、開閉扉27を開放位置にした工具箱20の斜視図である。工具箱20は、油圧ショベル1をメンテナンスするための工具を収容する内部空間21を有する箱体である。工具箱20の内部空間21は、上壁22と、底壁23と、側壁24、25、26と、開閉扉27とによって画定される。
より詳細には、上壁22は、内部空間21の天面を画定する。底壁23は、内部空間21の底面を画定する。側壁24、25、26は、内部空間21の側面(前面、右面、背面面)を画定する。閉塞位置の開閉扉27は、内部空間21の側面(左面)を画定する。そして、工具箱20は、底壁23を貫通する貫通穴に挿通された複数のボルト28によって、作動油タンク10の上面(より詳細には、ブラケット19a~19c)に着脱可能に締結されている。すなわち、工具箱20の上面は、上部旋回体3の上面3b(作動油タンク10を覆う車体カバー)よりも上方に位置している。また、ボルト28の頭部は、内部空間21内にある。
また、底壁23には、開口23aが形成されている。開口23aは、エアブリーザ15を工具箱20の内部空間21に進入させる。さらに、工具箱20の内部空間21には、隔壁29a、29b、29c、29dが形成されている。隔壁29a~29dは、開口23aを通じて進入したエアブリーザ15の一部を囲っている。
より詳細には、隔壁29a、29b、29cは、開口23aの周囲(前方、右方、後方)に立設されている。隔壁29dは、エアブリーザ15の上方において、隔壁29a~29cの上端に接続されている。すなわち、隔壁29a~29dは、工具箱20の内部空間21を、エアブリーザ15を収容する空間と、工具を収容する空間とに隔てている。但し、隔壁29a~29dは、エアブリーザ15を完全に囲っておらず、作動油タンク10の貯留空間11と工具箱20の内部空間との間の空気の流通を許容している。
開閉扉27は、図4に示す閉塞位置と、図5に示す開放位置との間を移動(回動)可能に構成されている。本実施形態に係る開閉扉27は、底壁23の左端に取り付けられたヒンジ27a、27bによって、底壁23に回動可能に支持されている。但し、開閉扉27は、閉塞位置と開放位置との間を回動することに限定されず、スライドしてもよいし、着脱されてもよい。
閉塞位置の開閉扉27は、工具箱20の内部空間21を閉塞する。そして、閉塞位置の開閉扉27は、工具箱20の側面(左面)を画定する。そのため、開閉扉27を閉塞位置に配置すると、オペレータは、内部空間21に収容された工具及びボルト28にアクセスすることができない。開閉扉27が閉塞位置のとき、工具箱20には、内部空間21への雨や水滴の浸入をある程度防止できる程度に密閉されているが、空気の流通を許容する隙間が設けられている。
開放位置の開閉扉27は、工具箱20の内部空間21(左面)を開放する。そのため、開閉扉27を開放位置に配置すると、オペレータは、内部空間21に収容された工具及びボルト28にアクセスすることができる。そして、作動油タンク10の上面から工具箱20を撤去するにはボルト28の頭部を操作して取り外す必要があり、ボルト28を取り外すには開閉扉27を開放位置に移動させる必要がある。
さらに、工具箱20には、ロック機構30が設けられている。ロック機構30は、ロック状態と、移動許容状態とに変位可能に構成されている。ロック状態のロック機構30は、開閉扉27を閉塞位置でロックする。移動許容状態のロック機構30は、閉塞位置及び開放位置の間で開閉扉27の移動を許容する。ロック機構30は、係止部31と、被係止部32と、第2キーシリンダ33と、ロック片34とを主に備える。
係止部31は、上壁22の外面の左端に取り付けられている。被係止部32は、開閉扉27の回動先端に取り付けられている。開閉扉27が閉塞位置のとき、オペレータが係止部31を操作することによって、係止部31による被係止部32の係止及び係止解除を切り替えることができる。
第2キーシリンダ33は、開閉扉27に取り付けられている。第2キーシリンダ33のキー挿入口は、開閉扉27の外面に露出している。ロック片34は、開閉扉27の内面側(すなわち、工具箱20の内部空間21)において、第2キーシリンダ33に取り付けられている。そして、オペレータが第2キーシリンダ33にキー7cを挿入して回転させることによって、側壁25の内面に対してロック片34を係合(施錠)または係合解除(開錠)させることができる。
すなわち、係止部31で被係止部32を係止し、ロック片34を側壁25の内面に係合させることによって、ロック機構30がロック状態となる。一方、被係止部32に対する係止部31の係止を解除し、側壁25の内面に対するロック片34の係合を解除することによって、ロック機構30が移動許容状態となる。なお、本実施形態では、第1キーシリンダ7a及び第2キーシリンダ33を、共通のキー7cで回転させることができる。
上記の実施形態によれば、給油口14及びエアブリーザ15を工具箱20で覆うことによって、工具箱20を取り外さなければ給油口14及びエアブリーザ15にアクセスすることができない。その結果、作動油タンク10からの作動油の盗難、及び作動油タンク10への異物の混入などを、シンプルな構成で規制することができる。
より詳細には、ボルト28によって底壁23をブラケット19a~19cに締結し、開閉扉27にロック機構30が設けられている。そのため、給油口14及びエアブリーザ15にアクセスするためには、ロック機構30を移動許容状態に切り替え、開閉扉を開放位置に移動させたうえで、ボルト28を取り外して工具箱20を撤去する必要がある。但し、作動油タンク10に対する工具箱20の固定方法は、ボルト28に限定されない。
また、上記の実施形態によれば、エンジン8aを始動させるためのキー7cで、ロック機構30の状態を切り替えることができる。油圧ショベル1の駐機時には、キー7cはオペレータまたは事業所で保管されているので、権限のない第三者が開閉扉27を開放位置に移動(換言すれば、給油口14及びエアブリーザ15へのアクセス)させるのを有効に防止することができる。但し、エンジン8aを始動させるキー7cと、ロック機構30の状態を切り替えるキーとは、別であってもよい。
また、上記の実施形態によれば、開口23aを通じて工具箱20の内部空間21に進入したエアブリーザ15を隔壁29a~29dで覆うことによって、工具箱20に収容された工具によってエアブリーザ15が損傷するのを防止できる。
また、上記の実施形態によれば、工具を収容する工具箱20を上部旋回体3上に配置している。そのため、オペレータは、メンテナンスに必要な工具を持って上部旋回体3に昇降する必要がなくなる。但し、箱体は、工具を収容する工具箱20に限定されず、任意の物を収容するものでよい。
また、上記の実施形態によれば、工具箱20の上壁22をステップ17a~17cより高い位置に配置することによって、ステップ17a~17c上のオペレータが上部旋回体3からの転落を防止する役割を、工具箱20に担わせることができる。
さらに、上記の実施形態によれば、工具箱20の上壁22にハンドレール18cを立設することによって、ハンドレール18a、18bと比較して、ハンドレール18cの高さを抑えることができる。これにより、ハンドレール18cに負荷される応力及び材料費を低減することができる。
なお、上記の実施形態では、給油口14及びエアブリーザ15にアクセスするために、工具箱20を撤去する必要がある例を説明した。しかしながら、工具箱20を撤去せずに(換言すれば、開閉扉27を開放位置に移動させるだけで)、給油口14及びエアブリーザ15にアクセス可能な構成であってもよい。
この場合、底壁23に開口を設けるか、底壁23を省略することによって、給油口14及びエアブリーザ15を、工具箱20の内部空間21に進入させる。また、閉塞位置の開閉扉が内部空間21の上面を画定するように、上壁22を開閉扉とする。これにより、工具箱20を撤去せずに開閉扉を開放位置に移動させるだけで、給油口14及びエアブリーザ15にアクセス可能になる。その結果、給油口14及びエアブリーザ15に対するメンテナンス作業が容易になる。
また、上述した実施形態では、作業機械として、クローラ式の下部走行体2を備えた油圧ショベル1を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えばホイール式の下部走行体を備えた油圧ショベルに適用してもよい。それ以外にも、ホイールローダ、ダンプトラック、油圧クレーン等の他の作業機械にも広く適用することができる。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 油圧ショベル(作業機械)
2 下部走行体(車体)
2a 走行モータ(油圧アクチュエータ)
3 上部旋回体(車体)
3a 旋回モータ(油圧アクチュエータ)
3b 上面(車体カバー)
4 フロント作業機
4a ブーム
4b アーム
4c バケット
4d,4e,4f 油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)
5 旋回フレーム
6 カウンタウェイト
7 キャブ
7a 第1キーシリンダ
7b イグニッションスイッチ
7c キー
8 エンジン建屋
8a エンジン
8b 油圧ポンプ
9 燃料タンク
10 作動油タンク
11 貯留空間
12 流出路
13 流入口
14 給油口
15 エアブリーザ
16 キャップ
17a,17b,17c ステップ
18a,18b,18c ハンドレール
19a,19b,19c ブラケット
20 工具箱(箱体)
21 内部空間
22 上壁
23 底壁
23a 開口
24,25,26 側壁
27 開閉扉
27a,27b ヒンジ
28 ボルト
29a,29b,29c,29d 隔壁
30 ロック機構
31 係止部
32 被係止部
33 第2キーシリンダ
34 ロック片

Claims (5)

  1. 作動油を貯留する貯留空間が形成された作動油タンクと、前記作動油タンク内の作動油が油圧ポンプにより供給されて動作する油圧アクチュエータと、前記作動油タンク及び前記油圧アクチュエータを支持する車体とを備え、前記車体に支持された前記作動油タンクの上面には、前記貯留空間内に作動油を供給する給油口と、前記貯留空間内の圧力を調整するエアブリーザとが設けられている作業機械において、
    前記給油口及び前記エアブリーザを覆うように、前記作動油タンクの上面に支持された箱体を備え、
    前記箱体は、
    前記箱体の内部空間を閉塞する閉塞位置、及び前記内部空間を開放する開放位置に移動可能な開閉扉と、
    前記開閉扉を前記閉塞位置でロックするロック状態、及び前記閉塞位置及び前記開放位置の間で移動を許容する移動許容状態に変位可能なロック機構とを有することを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記箱体は、前記内部空間の底面を画定する底壁を有し、
    前記底壁は、ボルトによって前記作動油タンクの上面に締結され、
    前記ボルトの頭部は、前記箱体の前記内部空間にあることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項2に記載の作業機械において、
    前記底壁には、前記エアブリーザを前記内部空間に進入させる開口が形成され、
    前記内部空間には、前記開口を通じて進入した前記エアブリーザの一部を囲む隔壁が形成されていることを特徴とする作業機械。
  4. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記箱体の上面は、前記作動油タンクを覆う車体カバーよりも上方に位置し、且つハンドレールを支持していることを特徴とする作業機械。
  5. 請求項1に記載の作業機械において、
    前記作業機械を動作させる駆動力を発生させるエンジンと、
    キーを挿入して回転させることによって、前記エンジンを始動または停止させる第1キーシリンダとを備え、
    前記ロック機構は、前記キーを挿入して回転させることによって、前記ロック状態及び前記移動許容状態を切り替える第2キーシリンダを含むことを特徴とする作業機械。
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