JP2023085100A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、運転者に運転診断を継続して利用する意欲を維持させることを目的とする。【解決手段】情報処理装置は、車両に関する車両情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記車両情報に基づいて、前記車両の運転者の運転に関する評価を行う評価部と、前記評価部による前記評価の結果に応じた特典を、前記運転者と所定の関係を有する受益者に付与する付与部と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、交通事故、交通違反、エコドライブ、及び渋滞緩和などの課題の解決のためにドライバーが自ら進んで参画できる技術が開示されている。
特許文献1の技術では、危険運転をしていないか、安全運転をしているか、及びエコ運転をしているか等の運転に関する評価である運転診断結果に応じてポイントが付与される。そして、運転診断結果に応じて付与されたポイントは、運転者が商品に交換したり、金銭的価値として利用したりすることができる。
ここで、特許文献1の技術では、運転診断結果に応じて付与されたポイントを利用できるのは運転者自身である。そのため、特許文献1の技術では、例えば、ポイントの利用を望まない及びポイントと交換可能な商品に魅力を感じない等の運転者にとっては、ポイントの付与だけでは運転診断を継続して利用する意欲を維持できないおそれがある。
そこで、本発明は、運転者に運転診断を継続して利用する意欲を維持させることができる情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に係る情報処理装置は、車両に関する車両情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記車両情報に基づいて、前記車両の運転者の運転に関する評価を行う評価部と、前記評価部による前記評価の結果に応じた特典を、前記運転者と所定の関係を有する受益者に付与する付与部と、を備える。
請求項1に係る情報処理装置では、取得部は、車両情報を取得する。また、評価部は、取得部が取得した車両情報に基づいて、車両の運転者の運転に関する評価を行う。そして、付与部は、評価部による運転者の評価の結果に応じた特典を、運転者と所定の関係を有する受益者に付与する。ここで、受益者とは、運転者と所定の関係を有する者である。所定の関係には、一例として、血族関係、親族関係、姻族関係、恋愛関係、友人関係、及び、学校又は職場での人間関係等が含まれる。また、所定の関係において、運転者は、受益者に好意を寄せていることが望ましい。これにより、当該情報処理装置では、受益者に運転者の評価の結果に応じた特典を付与することで、間接的に当該受益者に運転者の評価を知らせることができ、運転者に運転診断を継続して利用する意欲を維持させることができる。
請求項2に係る情報処理装置は、請求項1において、前記受益者に対して、前記評価部による前記評価の結果を示す評価情報を送信する第1送信部を備える。
請求項2に係る情報処理装置では、第1送信部は、受益者に対して、評価部による運転者の評価の結果を示す評価情報を送信する。これにより、当該情報処理装置では、直接的に受益者に運転者の評価を知らせることで、受益者に見守られていることを運転者に意識させることができる。
請求項3に係る情報処理装置は、請求項1又は2において、前記受益者に対して、前記付与部による前記特典の付与を予告する予告情報を送信する第2送信部を備える。
請求項3に係る情報処理装置では、第2送信部は、受益者に対して、付与部による特典の付与を予告する予告情報を送信する。これにより、当該情報処理装置では、受益者に特典の付与を予告することで、特典の付与に向けて運転者の評価の向上に受益者が関与することを期待できる。
請求項4に係る情報処理装置は、請求項1から3の何れか1項において、前記付与部により前記受益者に前記特典が付与された場合、前記受益者に前記特典が付与されたことを示す付与情報を前記運転者に対して送信する第3送信部を備える。
請求項4に係る情報処理装置では、第3送信部は、付与部により受益者に特典が付与された場合、受益者に特典が付与されたことを示す付与情報を運転者に対して送信する。これにより、当該情報処理装置では、受益者に特典が付与されたことを運転者に知らせることで、受益者に対するさらなる特典の付与に向けて運転者に運転診断の利用を継続させることが期待できる。
請求項5に係る情報処理装置は、請求項4において、前記第3送信部は、前記受益者が前記特典を取得した場合、前記受益者が前記特典を取得したことを示す取得情報を前記運転者に対して送信する。
請求項5に係る情報処理装置では、第3送信部は、受益者が特典を取得した場合、受益者が特典を取得したことを示す取得情報を運転者に対して送信する。これにより、当該情報処理装置では、受益者が特典を取得したことを運転者に知らせることで、受益者に対するさらなる特典の付与に向けて運転者に運転診断の利用を継続させることが期待できる。
請求項6に係る情報処理装置は、請求項1から5の何れか1項において、前記評価部は、複数の評価項目の良し悪しに基づいて前記評価を行い、前記複数の評価項目の中から、前記受益者による特定の評価項目の選択を受付ける受付部を備え、前記付与部は、前記複数の評価項目のうち、前記特定の評価項目が改善した場合、前記特定の評価項目以外の他の評価項目が改善した場合に比べて、前記特典の付与を早める。
請求項6に係る情報処理装置では、評価部は、複数の評価項目の良し悪しに基づいて運転者の評価を行う。また、受付部は、複数の評価項目の中から、受益者による特定の評価項目の選択を受付ける。そして、付与部は、複数の評価項目のうち、特定の評価項目が改善した場合、特定の評価項目以外の他の評価項目が改善した場合に比べて、特典の付与を早める。これにより、当該情報処理装置では、特定の評価項目が改善した場合には他の評価項目が改善した場合に比べて、特典の付与が早まることで、運転者の評価の向上に受益者が積極的に関与することが期待できる。
請求項7に係る情報処理装置は、請求項6において、前記特典は、複数種類設けられているとともに、それぞれの前記特典の付与を可能とする前記複数の評価項目における各項目が対応付けられており、前記各項目が対応付けられたそれぞれの前記特典が付与されるための条件を前記受益者に提示する提示部を備える。
請求項7に係る情報処理装置では、特典は、複数種類設けられているとともに、それぞれの特典の付与を可能とする複数の評価項目における各項目が対応付けられている。そして、提示部は、複数の評価項目における各項目が対応付けられたそれぞれの特典が付与されるための条件を受益者に提示する。これにより、当該情報処理装置では、所望の種類の特典を取得するために、運転者の評価の向上に受益者が積極的に関与することが期待できる。
請求項8に係る情報処理方法は、車両に関する車両情報を取得し、取得した前記車両情報に基づいて、前記車両の運転者の運転に関する評価を行い、前記評価の結果に応じた特典を、前記運転者と所定の関係を有する受益者に付与する、処理をコンピュータが実行する。
請求項9に係る情報処理プログラムは、コンピュータに、車両に関する車両情報を取得し、取得した前記車両情報に基づいて、前記車両の運転者の運転に関する評価を行い、前記評価の結果に応じた特典を、前記運転者と所定の関係を有する受益者に付与する、処理を実行させる。
以上説明したように、本発明に係る情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムでは、運転者に運転診断を継続して利用する意欲を維持させることができる。
以下、本実施形態に係る情報処理システム10について説明する。
本実施形態に係る情報処理システム10は、車両の運転者に運転に関する評価(以下、「運転診断」とする)を継続して利用する意欲を維持させるシステムである。
本実施形態に係る情報処理システム10は、車両の運転者に運転に関する評価(以下、「運転診断」とする)を継続して利用する意欲を維持させるシステムである。
図1は、情報処理システム10の概略構成を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム10は、情報処理装置20、受益者端末40、車両60、及び運転者端末90を含む。情報処理装置20、受益者端末40、車両60に搭載された車載器15、及び運転者端末90は、ネットワークNを介して接続され、互いに通信可能となっている。
情報処理装置20は、所定の事業者が保有するサーバコンピュータである。
図1に示すように、情報処理システム10は、情報処理装置20、受益者端末40、車両60、及び運転者端末90を含む。情報処理装置20、受益者端末40、車両60に搭載された車載器15、及び運転者端末90は、ネットワークNを介して接続され、互いに通信可能となっている。
情報処理装置20は、所定の事業者が保有するサーバコンピュータである。
受益者端末40は、車両60の運転者と所定の関係を有する受益者が保有する携帯端末である。所定の関係には、一例として、血族関係、親族関係、姻族関係、恋愛関係、友人関係、及び、学校又は職場での人間関係等が含まれる。また、所定の関係において、運転者は、受益者に好意を寄せていることが望ましい。本実施形態では、一例として、所定の関係を血族関係とし、運転者を「祖父母」、受益者を運転者の「孫」とする。
運転者端末90は、車両60の運転者が保有する携帯端末である。受益者端末40及び運転者端末90には、一例として、携帯可能なパーソナルコンピュータ(ノートPC)、スマートフォン、又はタブレット端末等が適用される。本実施形態では、一例として、受益者端末40及び運転者端末90はスマートフォンとする。
車両60は、エンジン車両、ハイブリッド車両、又は電気自動車の何れであってもよいが、本実施形態では、一例として、車両60はエンジン車両とする。
次に、情報処理装置20、受益者端末40、及び運転者端末90のハードウェア構成を説明する。図2は、情報処理装置20、受益者端末40、及び運転者端末90のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、情報処理装置20、受益者端末40、及び運転者端末90は、基本的には一般的なコンピュータ構成であるため、情報処理装置20を代表して説明する。
図2に示すように、情報処理装置20は、CPU21(Central Processing Unit)、ROM22(Read Only Memory)、RAM23(Random Access Memory)、記憶部24、入力部25、表示部26、及び通信部27を備えている。各構成は、バス28を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU21は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU21は、ROM22又は記憶部24からプログラムを読み出し、RAM23を作業領域としてプログラムを実行する。CPU21は、ROM22又は記憶部24に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。
ROM22は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM23は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
記憶部24は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)又はフラッシュメモリ等の記憶装置により構成され、各種プログラム、及び各種データを格納する。
入力部25は、マウス等のポインティングデバイス、キーボード、マイク、及びカメラ等を含み、各種の入力を行うために使用される。
表示部26は、例えば、液晶ディスプレイであり、種々の情報を表示する。表示部26は、タッチパネル方式を採用して、入力部25として機能してもよい。
通信部27は、他の機器と通信するためのインターフェースである。当該通信には、たとえば、イーサネット(登録商標)若しくはFDDI等の有線通信の規格、又は、4G、5G、Bluetooth(登録商標)、若しくはWi-Fi(登録商標)等の無線通信の規格が用いられる。
図3は、情報処理装置20の記憶部24の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態では、記憶部24には、少なくとも後述する決定処理を実行するための情報処理プログラム24Aが格納されている。当該情報処理プログラム24Aを実行する際に、情報処理装置20は、図2に示すハードウェア資源を用いて、当該情報処理プログラム24Aに基づく処理を実行する。
図3に示すように、本実施形態では、記憶部24には、少なくとも後述する決定処理を実行するための情報処理プログラム24Aが格納されている。当該情報処理プログラム24Aを実行する際に、情報処理装置20は、図2に示すハードウェア資源を用いて、当該情報処理プログラム24Aに基づく処理を実行する。
次に、情報処理装置20の機能構成について説明する。
図4は、本実施形態に係る情報処理装置20の機能構成の例を示すブロック図である。
図4は、本実施形態に係る情報処理装置20の機能構成の例を示すブロック図である。
図4に示すように、情報処理装置20のCPU21は、機能構成として、取得部21A、評価部21B、付与部21C、送信部21D、受付部21E、及び提示部21Fを有する。各機能構成は、CPU21が記憶部24に記憶された情報処理プログラム24Aを読み出し、実行することにより実現される。
取得部21Aは、車両60に関する車両情報を取得する。一例として、取得部21Aは、車両情報として、車両60が備える後述する操舵角センサ71、加速度センサ72、車速センサ73、及びウインカースイッチ74によって検出された車両60の操舵角、加速度、車速、及びウインカー操作を取得する。また、取得部21Aは、車両情報として、車両60が備える後述するECU70Cによって検出された車両60のエンジン回転数、エンジントルク、燃費及びアクセル操作を取得する。なお、上記の情報は、取得部21Aが車両60から取得可能な車両情報の一部であり、上記の情報以外の車両60に関する情報も、取得部21Aは車両情報として車両60から取得する。
評価部21Bは、取得部21Aが取得した車両情報に基づいて、車両60の運転者の運転診断を行う。また、評価部21Bは、複数の評価項目の良し悪しに基づいて運転診断を行う。
複数の評価項目には、一例として、アクセル、ステアリング、ブレーキ、及びエコが含まれる。本実施形態では、評価部21Bは、車両情報に基づいて複数の評価項目における各項目の個別評価値を算出し、算出した各項目の個別評価値を合計して合計評価値を算出する。例えば、評価部21Bは、車両情報に基づいて、急ブレーキ及び一時停止の有無等のブレーキ操作から評価項目「ブレーキ」の個別評価値を算出する。そして、評価部21Bは、運転診断の結果(以下、「運転診断結果」とする)として、複数の評価項目における各項目の個別評価値、合計評価値、及び、当該合計評価値に基づくポイントを含んだ評価情報を生成する。
付与部21Cは、評価部21Bによる運転診断結果に応じた特典を受益者に付与する。特典は、受益者端末40で実行される所定のアプリケーションで利用可能なキャラクター、アイテム、及びスキル等の仮想的なものでもよいし、商品及び金券等の現実的に付与されるものでもよい。本実施形態では、一例として、特典を、受益者端末40で実行される所定のアプリケーションで利用可能なキャラクター、アイテム、及びスキル等とする。なお、上記の「所定のアプリケーション」は、運転診断結果に応じた特典を受益者に付与するための専用のアプリケーションでもよいし、既に利用されている既存のアプリケーションでもよい。
ここで、付与部21Cは、評価部21Bによる運転診断結果に応じて獲得したポイントが予め定めた閾値に到達した場合に、受益者に特典を付与する。本実施形態では、一例として、閾値が「50」、「70」、及び「100」等の複数段階設けられている。そして、付与部21Cは、獲得したポイントの合計が各段階の閾値に到達する都度、到達した閾値に応じた特典を受益者に付与する。
また、付与部21Cは、獲得したポイントの合計と、到達していない次の段階の閾値とに基づいて、特典の付与を予告する予告情報を生成する。
さらに、付与部21Cは、複数の評価項目のうち、受益者による特定の評価項目(以下、「特定項目」とする)が改善した場合、特定項目以外の他の評価項目が改善した場合に比べて、特典の付与を早める。一例として、本実施形態では、特典の付与を早めることを、特典の付与に近付くようポイントを更新することとしている。
本実施形態では、上記の「評価項目が改善した場合」を、「評価項目の個別評価値が所定数以上上昇した場合」としている。一例として、本実施形態では、上記の「所定数」を「3」としている。
また、本実施形態では、上記の「他の評価項目が改善した場合に比べて、特典の付与に近付くようポイントを更新する」とは、「他の評価項目が改善した場合に比べて、多くのポイントを付与すること」としている。一例として、本実施形態では、特定項目が改善した場合は、他の評価項目が改善した場合に比べて、2倍のポイントを付与することとしている。
送信部21Dは、受益者に対して、評価部21Bが生成した評価情報及び予告情報を送信する。また、送信部21Dは、付与部21Cにより受益者に特典が付与された場合、受益者に特典が付与されたことを示す付与情報を運転者に対して送信する。さらに、送信部21Dは、受益者が特典を取得した場合、受益者が特典を取得したことを示す取得情報を運転者に対して送信する。送信部21Dは「第1送信部」、「第2送信部」、及び「第3送信部」の一例である。
受付部21Eは、複数の評価項目の中から、特定項目の選択を受付ける。
ここで、本実施形態では、特典は、複数種類設けられているとともに、それぞれの特典の付与を可能とする複数の評価項目における各項目が対応付けられている。一例として、本実施形態では、特典は、特典A、特典B、特典C、及び特典Dの4種類が設けられている。また、本実施形態では、特典Aは評価項目「アクセル」に対応し、特典Bは評価項目「ブレーキ」に対応し、特典Cは評価項目「ステアリング」に対応し、特典Dは評価項目「エコ」に対応している。
ここで、本実施形態では、特典は、複数種類設けられているとともに、それぞれの特典の付与を可能とする複数の評価項目における各項目が対応付けられている。一例として、本実施形態では、特典は、特典A、特典B、特典C、及び特典Dの4種類が設けられている。また、本実施形態では、特典Aは評価項目「アクセル」に対応し、特典Bは評価項目「ブレーキ」に対応し、特典Cは評価項目「ステアリング」に対応し、特典Dは評価項目「エコ」に対応している。
そして、提示部21Fは、複数の評価項目における各項目が対応付けられたそれぞれの特典が付与されるための条件(以下、「付与条件」とする)を受益者に提示する。一例として、本実施形態では、付与条件として、運転診断結果に応じて獲得したポイントが予め定めた閾値に到達した時、すなわち、特典付与時に、評価項目「アクセル」の個別評価値が16点以上であれば「特典A」、評価項目「ブレーキ」の個別評価値が16点以上であれば「特典B」、評価項目「ステアリング」の個別評価値が16点以上であれば「特典C」、評価項目「エコ」の個別評価値が16点以上であれば「特典D」が付与されることを受益者に提示する。
次に、車両60のハードウェア構成を説明する。図5は、車両60のハードウェア構成を示すブロック図である。
図5に示すように、車両60は、車載器15と、複数のECU(Electronic Control Unit)70と、操舵角センサ71と、加速度センサ72と、車速センサ73と、ウインカースイッチ74と、マイク75と、カメラ76と、入力スイッチ77と、モニタ78と、スピーカ79と、GPS装置80と、を含んで構成されている。
車載器15は、CPU61、ROM62、RAM63、記憶部64、車内通信I/F(InterFace)65、入出力I/F66及び無線通信I/F67を含んで構成されている。CPU61、ROM62、RAM63、記憶部64、車内通信I/F65、入出力I/F66及び無線通信I/F67は、内部バス68を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU61は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU61は、ROM62又は記憶部64からプログラムを読み出し、RAM63を作業領域としてプログラムを実行する。CPU61は、ROM62又は記憶部64に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。
ROM62は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM63は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
記憶部64は、HDD、SSD又はフラッシュメモリ等の記憶装置により構成され、各種プログラム、及び各種データを格納する。
車内通信I/F65は、ECU70と接続するためのインターフェースである。当該インターフェースは、CANプロトコルによる通信規格が用いられる。車内通信I/F65は、外部バス81に対して接続されている。
ECU70は、車両60の機能毎に複数設けられており、本実施形態では、ECU70A、ECU70B、ECU70C、及びECU70Dが設けられている。ECU70Aは、電動パワーステアリング用ECUが例示され、ECU70Aには操舵角センサ71が接続されている。また、ECU70Bは、VSC(Vehicle Stability Control)用ECUが例示され、ECU70Bには加速度センサ72及び車速センサ73が接続されている。なお、ECU70Bには加速度センサ72及び車速センサ73に加えて、ヨーレートセンサが接続されていてもよい。
ECU70Cは、エンジンECUが例示され、エンジンを制御するために車両60のエンジン回転数及びエンジントルクを検出する。また、ECU70Cは、図示しないセンサ類から取得した燃料流量を基に燃費を検出する。さらに、ECU70Cは、車両60のアクセル操作を検出する。ECU70Cが検出したエンジン回転数、エンジントルク、燃費、及びアクセル操作は、記憶部64に記憶されるとともに車両情報として情報処理装置20に送信される。また、ECU70Dは、ステアリングECUが例示され、ECU70Dにはウインカースイッチ74が接続されている。ウインカースイッチ74は、ウインカーを作動させるためのステアリングコラムに設けられている。ECU70Dは、運転者によるウインカースイッチ74の操作をウインカー操作として検出する。ECU70Dが検出したウインカー操作は、記憶部64に記憶されるとともに車両情報として情報処理装置20に送信される。
操舵角センサ71は、ステアリングホイールの操舵角を検出するためのセンサである。操舵角センサ71において検出された操舵角は、記憶部64に記憶されるとともに車両情報として情報処理装置20に送信される。
加速度センサ72は、車両60に作用する加速度を検出するためのセンサである。加速度センサ72は、一例として、3軸の加速度センサであり、X軸方向として車両前後方向、Y軸方向として車幅方向、Z軸方向として車両高さ方向に加わった加速度を検出する。加速度センサ72において検出された加速度は、記憶部64に記憶されるとともに車両情報として情報処理装置20に送信される。
車速センサ73は、車両60の車速を検出するためのセンサである。車速センサ73は例えば、車輪に設けられたセンサである。車速センサ73において検出された車速は、記憶部64に記憶されるとともに車両情報として情報処理装置20に送信される。
入出力I/F66は、車両60に搭載されるマイク75、カメラ76、入力スイッチ77、モニタ78、スピーカ79、及びGPS装置80と通信するためのインターフェースである。
マイク75は、車両60のフロントピラー、又はダッシュボード等に設けられ、車両60の運転者が発した音声を集音する装置である。なお、マイク75は、後述するカメラ76に設けられていてもよい。
カメラ76は、一例として、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサを含んで構成されている。カメラ76は、一例として、車両60の前部に設けられ、車両前方を撮像する。そして、カメラ76により撮像された画像は、一例として、車両前方を走行する先行車両との車間距離、車線、及び信号機等を認識するために用いられる。カメラ76が撮像した画像は、記憶部64に記憶されるとともに情報処理装置20に送信される。なお、カメラ76は、ドライブレコーダ、及びADAS(Advanced Driver Assistance System、先進運転支援システム)等の他の用途の撮像装置として構成されてもよい。また、カメラ76は、ECU70(例えば、カメラECU)を経由して車載器15に接続されていてもよい。
入力スイッチ77は、インストルメントパネル、センタコンソール、ステアリングホイール等に設けられ、運転者の手指による操作を入力するスイッチである。入力スイッチ77としては、例えば、押しボタン式のテンキー、及びタッチパッド等を採用することができる。
モニタ78は、インストルメントパネル、又はメータパネル等に設けられ、車両60の機能に係る作動の提案、及び当該機能の説明に係る画像を表示するための液晶モニタである。モニタ78は、入力スイッチ77を兼ねたタッチパネルとして設けてもよい。
スピーカ79は、インストルメントパネル、センタコンソール、フロントピラー、又はダッシュボード等に設けられ、車両60の機能に係る作動の提案、及び当該機能の説明に係る音声を出力するための装置である。なお、スピーカ79は、モニタ78に設けられていてもよい。
GPS装置80は、車両60の現在位置を測定する装置である。GPS装置80は、GPS衛星からの信号を受信する図示しないアンテナを含んでいる。なお、GPS装置80は、ECU70(例えば、マルチメディアECU)に接続されるカーナビゲーションシステムを経由して車載器15に接続されていてもよい。
無線通信I/F67は、情報処理装置20と通信するための無線通信モジュールである。当該無線通信モジュールは、例えば、5G、LTE、Wi-Fi(登録商標)等の通信規格が用いられる。無線通信I/F67は、ネットワークNに対して接続されている。
図6は、情報処理装置20による受益者に対して特典を付与するか否かを決定する決定処理の流れを示す第1のフローチャートである。CPU21が記憶部24から情報処理プログラム24Aを読み出して、RAM23に展開して実行することにより、決定処理が行われる。
図6に示すステップS10において、CPU21は、車両60から車両情報を取得する。そして、ステップS11に進む。本実施形態では、一例として、定期的に車両60から情報処理装置20に車両情報が送信される。
ステップS11において、CPU21は、ステップS10で取得した車両情報に基づいて、車両60の運転者の運転診断を行う。一例として、CPU21は、車両情報に基づいて、運転者の複数の評価項目における各項目の個別評価値及び合計評価値を算出する。そして、ステップS12に進む。
ステップS12において、CPU21は、運転診断結果に基づいて、ポイントを更新する。そして、ステップS13に進む。なお、ステップS12におけるサブルーチンの処理については後述する。
ステップS13において、CPU21は、ステップS12で生成した評価情報及び予告情報を受益者端末40に送信する。そして、ステップS14に進む。
ステップS14において、CPU21は、ステップS12で更新したポイントの合計が予め定めた閾値に到達したか否かを判定し、閾値に到達したと判定した場合(ステップS14:YES)はステップS15に進む。一方、CPU21により閾値に到達していないと判定された場合(ステップS14:NO)は決定処理を終了する。
ステップS15において、CPU21は、受益者に特典を付与する。そして、図7に示すステップS20に進む。一例として、CPU21は、複数桁のコード番号を受益者端末40に送信する。受益者は、受益者端末40で所定のアプリケーションを実行し、送信されたコード番号をアプリケーションに入力することで、入力されたコード番号に対応した特典(例:キャラクター、アイテム、及びスキル等)を取得できる。
図7は、情報処理装置20による決定処理の流れを示す第2のフローチャートである。
図7に示すステップS20において、CPU21は、受益者により付与した特典が取得されたか否かを判定し、特典が取得されたと判定した場合(ステップS20:YES)はステップS21に進む。一方、CPU21により特典が取得されていないと判定された場合(ステップS20:NO)はステップS22に進む。
図7に示すステップS20において、CPU21は、受益者により付与した特典が取得されたか否かを判定し、特典が取得されたと判定した場合(ステップS20:YES)はステップS21に進む。一方、CPU21により特典が取得されていないと判定された場合(ステップS20:NO)はステップS22に進む。
ステップS21において、CPU21は、運転者端末90に付与情報及び取得情報を送信する。そして、決定処理を終了する。
ステップS22において、CPU21は、運転者端末90に付与情報を送信する。そして、決定処理を終了する。
次に、図6に示すステップS12におけるサブルーチンの処理の流れについて説明する。
図8は、情報処理装置20による決定処理の流れを示す第3のフローチャートである。
図8は、情報処理装置20による決定処理の流れを示す第3のフローチャートである。
図8に示すステップS30において、CPU21は、受益者による特定項目の選択を受付けているか否かを判定し、特定項目の選択を受付けていると判定した場合(ステップS30:YES)はステップS31に進む。一方、CPU21により特定項目の選択を受付けていないと判定された場合(ステップS30:NO)はステップS33に進む。
ステップS31において、CPU21は、特定項目の改善があるか否かを判定し、特定項目の改善があると判定した場合(ステップS31:YES)はステップS32に進む。一方、CPU21により特定項目の改善がないと判定された場合(ステップS31:NO)はステップS33に進む。
ステップS32において、CPU21は、ポイントを特別更新する。一例として、CPU21は、特別更新として、後述する通常更新の2倍のポイントを受益者に付与する。そして、図6に示すステップS13に進む。
ステップS33において、CPU21は、ポイントを通常更新する。一例として、CPU21は、通常更新として、図6に示すステップS11で算出した合計評価値の10分の1のポイントを受益者に付与する。なお、CPU21は、通常更新において、小数点を四捨五入する。そして、図6に示すステップS13に進む。
ここで、CPU21は、ステップS32又はステップS33の何れかを実行した場合でも、運転診断結果として、複数の評価項目における各項目の個別評価値、合計評価値、及び、当該合計評価値に基づくポイントを含んだ評価情報を生成する。同様に、CPU21は、ステップS32又はステップS33の何れかを実行した場合でも、獲得したポイントの合計と、到達していない次の段階の閾値とに基づいて、予告情報を生成する。
次に、情報処理装置20により図6、図7、及び図8に示す決定処理が行われた結果、受益者端末40の表示部46又は運転者端末90の表示部96に表示される表示例について説明する。
図9は、受益者端末40の表示部46に表示される第1の表示例である。情報処理装置20のCPU21は、受益者端末40において運転者の運転診断結果を示すアプリケーション(以下、「運転診断アプリ」とする)が実行され、運転診断アプリに対する予め定めた操作が行われた場合に図9に示す表示例を表示部46に表示させる。図9に示す表示例は、運転者の運転診断結果を示す評価画面である。
図9に示すように、評価画面には、メッセージ情報30と、予告ボタン31と、条件ボタン32と、連絡ボタン33と、入力ボタン34と、終了ボタン35と、が表示されている。
メッセージ情報30は、受益者又は運転者に対する種々のメッセージを示している。一例として、図9では、メッセージ情報30として「アクセル:18点/25点 ブレーキ:12点/25点 ステアリング:15点/25点 エコ:15点/25点 合計:60点/100点 今回の獲得ポイントは「6」です。」と表示されている。図9に示すメッセージ情報30は、図6に示すステップS13で情報処理装置20から送信された評価情報を表示したものである。
予告ボタン31は、予告情報を示す予告画面を表示するためのボタンである。
条件ボタン32は、付与条件を示す条件画面を表示するためのボタンである。
図9に示す連絡ボタン33は、受益者から運転者に対する連絡を行う連絡画面を表示するためのボタンである。
条件ボタン32は、付与条件を示す条件画面を表示するためのボタンである。
図9に示す連絡ボタン33は、受益者から運転者に対する連絡を行う連絡画面を表示するためのボタンである。
入力ボタン34は、図6に示すステップS15で情報処理装置20から送信された複数桁のコード番号を入力可能な入力画面を表示するためのボタンである。
終了ボタン35は、運転診断アプリを終了するためのボタンである。
終了ボタン35は、運転診断アプリを終了するためのボタンである。
図10は、受益者端末40の表示部46に表示される第2の表示例である。図10は、図9に示す評価画面で予告ボタン31が操作された後の予告画面を示している。
図10に示すように、予告画面には、メッセージ情報30と、戻るボタン36と、が表示されている。一例として、図10では、メッセージ情報30として「あと10ポイント獲得すると、特典が付与されます。」と表示されている。図10に示すメッセージ情報30は、図6に示すステップS13で情報処理装置20から送信された予告情報を表示したものである。
戻るボタン36は、図9に示す評価画面に戻るためのボタンである。
戻るボタン36は、図9に示す評価画面に戻るためのボタンである。
図11は、受益者端末40の表示部46に表示される第3の表示例である。図11は、図9に示す評価画面で条件ボタン32が操作された後の条件画面を示している。
図11に示すように、条件画面には、メッセージ情報30と、戻るボタン36と、が表示されている。一例として、図11では、メッセージ情報30として「特典付与時 アクセル16点獲得:特典A ブレーキ16点獲得:特典B ステアリング16点獲得:特典C エコ16点獲得:特典D」と表示されている。図11に示すメッセージ情報30は、予め定めた付与条件を表示したものである。
図12は、受益者端末40の表示部46に表示される第4の表示例である。図12は、図9に示す評価画面で連絡ボタン33が操作された後の連絡画面を示している。
図12に示すように、連絡画面には、メッセージ情報30と、戻るボタン36と、応援情報37と、決定ボタン38と、が表示されている。一例として、図12では、メッセージ情報30として「どの評価項目を応援しますか?」と表示されている。
応援情報37は、複数の評価項目と、当該複数の評価項目の中から受益者による特定項目を選択可能とするチェックボックスと、を含んで構成されている。そして、図12に示す応援情報37は、一例として、複数の評価項目の中から評価項目「ステアリング」のチェックボックスにチェックマークが付された後の状態を示している。
図12に示す決定ボタン38は、応援情報37として表示した複数のチェックボックスの中から一のチェックボックスにチェックマークが付された後に操作可能となり、当該一のチェックボックスに対応する評価項目を特定項目に決定するためのボタンである。そして、決定ボタン38の操作により決定された特定項目は、情報処理装置20及び運転者端末90に通知される。当該通知を取得した情報処理装置20は、図8に示すステップS30において、受益者による特定項目の選択を受付けている(ステップS30:YES)と判定する。また、当該通知を取得した運転者端末90は、図示を省略しているが、受益者による選択を受付けた特定項目を表示部96に表示し、運転者に認知させる。
図13は、受益者端末40の表示部46に表示される第5の表示例である。図13は、図9に示す評価画面で入力ボタン34が操作された後の入力画面を示している。
図13に示すように、入力画面には、メッセージ情報30と、戻るボタン36と、決定ボタン38と、入力欄39と、が表示されている。一例として、図13では、メッセージ情報30として「特典コードを入力して下さい。」と表示されている。
図13に示す入力欄39は、受益者によるコード番号の入力を受付ける部分である。一例として、図13では、入力欄39に、情報処理装置20から送信された複数桁のコード番号である「12345」が入力された後の状態を示している。
図13に示す決定ボタン38は、入力欄39に特典コードが入力された後に操作可能となり、当該入力された特典コードに対応する特典の取得を決定するためのボタンである。そして、情報処理装置20から送信された複数桁のコード番号が入力欄39に入力された入力画面で決定ボタン38が操作された場合は、情報処理装置20に受益者が特典を取得したことが通知される。当該通知を取得した情報処理装置20は、図7に示すステップS20において、受益者により付与した特典が取得された(ステップS20:YES)と判定する。
図14は、運転者端末90の表示部96に表示される第1の表示例である。情報処理装置20のCPU21は、運転者端末90において運転診断アプリが実行され、運転診断アプリに対する予め定めた操作が行われた場合に図14に示す表示例を表示部96に表示させる。図14に示す表示例は、運転者に対する連絡事項を通知する通知画面である。
図14に示すように、通知画面には、メッセージ情報30と、連絡ボタン33と、終了ボタン35と、が表示されている。一例として、図14では、メッセージ情報30として「○○さんに特典が付与されました。 ○○さんが付与された特典を取得しました。」と表示されている。図14に示すメッセージ情報30は、図7に示すステップS21で情報処理装置20から送信された付与情報及び取得情報を表示したものである。
図14に示す連絡ボタン33は、運転者から受益者に対する連絡を行う連絡画面を表示するためのボタンである。
図15は、運転者端末90の表示部96に表示される第2の表示例である。図15は、図14に示す通知画面で連絡ボタン33が操作された後の連絡画面を示している。
図15に示すように、連絡画面には、メッセージ情報30と、戻るボタン36と、決定ボタン38と、入力欄39と、が表示されている。一例として、図15では、メッセージ情報30として「メッセージを入力して下さい。」と表示されている。
図15に示す入力欄39は、運転者による受益者へのメッセージの入力を受付ける部分である。一例として、図15では、入力欄39に、受益者へのメッセージとして「おじいちゃんからのプレゼントはどうだったかな。○○君のために、これからもおじいちゃん頑張るからね。」が入力された後の状態を示している。
図15に示す決定ボタン38は、入力欄39にメッセージが入力された後に操作可能となり、当該入力されたメッセージを受益者端末40に送信するためのボタンである。そして、入力欄39にメッセージが入力された連絡画面で決定ボタン38が操作された場合は、受益者端末40に運転者からのメッセージが通知される。当該通知を取得した受益者端末40は、図示を省略しているが、運転者からのメッセージを表示部46に表示し、受益者に認知させる。
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理装置20では、CPU21は、車両情報を取得する。また、CPU21は、取得した車両情報に基づいて、車両60の運転者の運転診断を行う。そして、CPU21は、運転診断結果に応じた特典を受益者に付与する。これにより、当該情報処理装置20では、受益者に運転者の運転診断結果に応じた特典を付与することで、間接的に当該受益者に運転者の運転診断結果を知らせることができ、運転者に運転診断を継続して利用する意欲を維持させることができる。一例として、本実施形態では、運転者が「祖父母」であり、受益者は運転者が好意を寄せる運転者の「孫」である。そのため、本実施形態では、孫に祖父母の運転診断結果に応じた特典を付与することで、好意を寄せる孫のために運転診断結果を向上させる意欲を祖父母に与えることができ、祖父母に運転診断を継続して利用する意欲を維持させることができる。また、本実施形態では、祖父母の運転診断結果に応じた特典が孫に付与されるため、孫は特典の付与を通じて自然に祖父母の運転を見守ることが可能となる。
また、本実施形態に係る情報処理装置20では、CPU21は、受益者に対して、運転者の運転診断結果を示す評価情報を送信する。これにより、当該情報処理装置20では、直接的に受益者に運転者の運転診断結果を知らせることで、受益者に見守られていることを運転者に意識させることができる。また、本実施形態では、直接的に孫に祖父母の運転診断結果を知らせることで、評価項目の改善部分について孫が具体的に助言することができる。
また、本実施形態に係る情報処理装置20では、CPU21は、受益者に対して、特典の付与を予告する予告情報を送信する。これにより、当該情報処理装置20では、受益者に特典の付与を予告することで、特典の付与に向けて運転者の運転診断結果の向上に受益者が関与することを期待できる。
また、本実施形態に係る情報処理装置20では、CPU21は、受益者に特典が付与された場合、受益者に特典が付与されたことを示す付与情報を運転者に対して送信する。これにより、当該情報処理装置20では、受益者に特典が付与されたことを運転者に知らせることで、受益者に対するさらなる特典の付与に向けて運転者に運転診断の利用を継続させることが期待できる。
また、本実施形態に係る情報処理装置20では、CPU21は、受益者が特典を取得した場合、受益者が特典を取得したことを示す取得情報を運転者に対して送信する。これにより、当該情報処理装置20では、受益者が特典を取得したことを運転者に知らせることで、受益者に対するさらなる特典の付与に向けて運転者に運転診断の利用を継続させることが期待できる。
また、本実施形態に係る情報処理装置20では、CPU21は、複数の評価項目の良し悪しに基づいて運転者の運転診断を行う。また、CPU21は、複数の評価項目の中から、受益者による特定項目の選択を受付ける。そして、CPU21は、複数の評価項目のうち、特定項目が改善した場合、特定項目以外の他の評価項目が改善した場合に比べて、特典の付与を早める。本実施形態では、特典の付与を早めることを、特典の付与に近付くようポイントを更新することとしている。これにより、当該情報処理装置20では、特定項目が改善した場合には他の評価項目が改善した場合に比べて、特典の付与が早まることで、運転者の運転診断結果の向上に受益者が積極的に関与することが期待できる。
また、本実施形態に係る情報処理装置20では、特典は、複数種類設けられているとともに、それぞれの特典の付与を可能とする複数の評価項目における各項目が対応付けられている。そして、CPU21は、複数の評価項目における各項目が対応付けられたそれぞれの特典が付与されるための条件である付与条件を受益者に提示する。これにより、当該情報処理装置20では、所望の種類の特典を取得するために、運転者の運転診断結果の向上に受益者が積極的に関与することが期待できる。
(その他)
上記実施形態では、情報処理装置20から受益者端末40に評価情報を送信していたが、受益者端末40に評価情報を送信するか否かを選択可能にしてもよい。この場合、受益者端末40に評価情報を送信するか否かの選択は、受益者端末40又は運転者端末90を通じて行われる。一例として、運転者が運転診断結果に基づいて受益者から指摘を受けることを煩わしく感じ場合には、運転者端末90を通じて「受益者端末40に評価情報を送信しない」設定にすることが想定される。
上記実施形態では、情報処理装置20から受益者端末40に評価情報を送信していたが、受益者端末40に評価情報を送信するか否かを選択可能にしてもよい。この場合、受益者端末40に評価情報を送信するか否かの選択は、受益者端末40又は運転者端末90を通じて行われる。一例として、運転者が運転診断結果に基づいて受益者から指摘を受けることを煩わしく感じ場合には、運転者端末90を通じて「受益者端末40に評価情報を送信しない」設定にすることが想定される。
なお、上記の実施形態でCPU21がソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した決定処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、決定処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記の実施形態では、情報処理プログラム24Aが記憶部24に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。情報処理プログラム24Aは、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、情報処理プログラム24Aは、ネットワークNを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
20 情報処理装置
21A 取得部
21B 評価部
21C 付与部
21D 送信部(第1送信部、第2送信部、及び第3送信部)
21E 受付部
21F 提示部
24A 情報処理プログラム
21A 取得部
21B 評価部
21C 付与部
21D 送信部(第1送信部、第2送信部、及び第3送信部)
21E 受付部
21F 提示部
24A 情報処理プログラム
Claims (9)
- 車両に関する車両情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記車両情報に基づいて、前記車両の運転者の運転に関する評価を行う評価部と、
前記評価部による前記評価の結果に応じた特典を、前記運転者と所定の関係を有する受益者に付与する付与部と、
を備える情報処理装置。 - 前記受益者に対して、前記評価部による前記評価の結果を示す評価情報を送信する第1送信部を備える、
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記受益者に対して、前記付与部による前記特典の付与を予告する予告情報を送信する第2送信部を備える、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記付与部により前記受益者に前記特典が付与された場合、前記受益者に前記特典が付与されたことを示す付与情報を前記運転者に対して送信する第3送信部を備える、
請求項1から3の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記第3送信部は、前記受益者が前記特典を取得した場合、前記受益者が前記特典を取得したことを示す取得情報を前記運転者に対して送信する、
請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記評価部は、複数の評価項目の良し悪しに基づいて前記評価を行い、
前記複数の評価項目の中から、前記受益者による特定の評価項目の選択を受付ける受付部を備え、
前記付与部は、前記複数の評価項目のうち、前記特定の評価項目が改善した場合、前記特定の評価項目以外の他の評価項目が改善した場合に比べて、前記特典の付与を早める、
請求項1から5の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記特典は、複数種類設けられているとともに、それぞれの前記特典の付与を可能とする前記複数の評価項目における各項目が対応付けられており、
前記各項目が対応付けられたそれぞれの前記特典が付与されるための条件を前記受益者に提示する提示部を備える、
請求項6に記載の情報処理装置。 - 車両に関する車両情報を取得し、
取得した前記車両情報に基づいて、前記車両の運転者の運転に関する評価を行い、
前記評価の結果に応じた特典を、前記運転者と所定の関係を有する受益者に付与する、
処理をコンピュータが実行する情報処理方法。 - コンピュータに、
車両に関する車両情報を取得し、
取得した前記車両情報に基づいて、前記車両の運転者の運転に関する評価を行い、
前記評価の結果に応じた特典を、前記運転者と所定の関係を有する受益者に付与する、
処理を実行させるための情報処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021199597A JP2023085100A (ja) | 2021-12-08 | 2021-12-08 | 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021199597A JP2023085100A (ja) | 2021-12-08 | 2021-12-08 | 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023085100A true JP2023085100A (ja) | 2023-06-20 |
Family
ID=86775625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021199597A Pending JP2023085100A (ja) | 2021-12-08 | 2021-12-08 | 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023085100A (ja) |
-
2021
- 2021-12-08 JP JP2021199597A patent/JP2023085100A/ja active Pending
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