JP2023082608A - 運転促進装置、運転促進方法、及び運転促進プログラム - Google Patents

運転促進装置、運転促進方法、及び運転促進プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、移動体に搭乗して移動する意欲を促進することができる運転促進装置、運転促進方法、及び運転促進プログラムを提供することを目的とする。【解決手段】運転促進装置は、車両に搭載されたセンサから検出された運転に関する運転情報、及び前記車両の位置情報を取得する取得部と、前記運転情報に応じて利益を前記車両に係るユーザに付与する付与部と、前記位置情報が目標物に設定された領域に含まれる場合、前記目標物毎に設定された交換対象を前記利益と交換可能とする交換部と、を備えている。【選択図】図8

Description

本発明は、車両を運転する動機付けを行う運転促進装置、運転促進方法、及び運転促進プログラムに関する。
特許文献1には、複数の移動体から走行データを取得し、走行データを用いて、予め設定された経路における走行状態を評価し、評価に基づいてユーザの順位を決定する運転評価サーバについて開示されている。当該運転評価サーバは、順位に応じて経路を含む領域毎の仮想的な所有権をユーザに付与する
特許06692671号公報
従来技術では、移動経路、及び競うユーザが予め設定されているため、移動体に搭乗して移動する機会が限定されてしまい、移動体に搭乗して移動する意欲を促進することができるとは限らなかった。
本発明は、移動体に搭乗して移動する意欲を促進することができる運転促進装置、運転促進方法、及び運転促進プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の運転促進装置は、車両に搭載されたセンサから検出された運転に関する運転情報、及び前記車両の位置情報を取得する取得部と、前記運転情報に応じて利益を前記車両に係るユーザに付与する付与部と、前記位置情報が目標物に設定された領域に含まれる場合、前記目標物毎に設定された交換対象を前記利益と交換可能とする交換部と、を備えている。
請求項1に記載の運転促進装置は、車両から取得した運転情報、及び車両の位置を示す位置情報を取得し、運転情報に応じた利益をユーザに付与し、車両の位置情報が目標物に設定された領域に含まれている場合、当該目標物に設定された交換対象と、付与された利益と、を交換可能とする。ここで、利益とは、例えば、仮想的に付与されるポイントである。目標物とは、例えば、ランドマーク等の施設及び建物である。領域とは、例えば、地図上における目標物の座標から予め定められた範囲である。つまり、当該運転促進装置によれば、運転情報に応じて、仮想的な利益が与えられ、目標物まで移動することにより、目標物毎に設定されている仮想的な交換対象と、当該利益と、を交換可能とする。これにより、運転診断を行うと共に、ゲームを行うことができ、移動体に搭乗して移動する意欲を促進することができる。
請求項2に記載の運転促進装置は、請求項1に記載の運転促進装置において、前記付与部は、前記運転情報を用いて算出された運転スコア、及び前記車両の移動距離に応じて、前記ユーザが有する利益を変化させる。ここで、運転スコアとは、運転情報から算出された運転者の運転技量を示す数値である。
請求項2に記載の運転促進装置によれば、より安全運転を促しつつ、より車両に搭乗して移動する意欲を促すことができる。
請求項3に記載の運転促進装置は、請求項1又は請求項2に記載の運転促進装置において、前記交換対象は、前記目標物が属する地域の特徴を示す特徴物、又はイベントを発生させるアイテムである。
請求項3に記載の運転促進装置によれば、多方面への移動を促すことができる。ここで、特徴物とは、例えば、目標物が属する地域の代表的な建物及び施設である。イベントとは、アイテムとは、例えば、イベントを発生させる仮想的な物である。イベントとは、自車両及び他の車両に対して発生する演出である。
請求項4に記載の運転促進装置は、請求項3に記載の運転促進装置において、前記交換部は、交換した前記特徴物に応じて実利的なインセンティブをさらに付与する。
請求項4に記載の運転促進装置によれば、ユーザが所望する実利的なインセンティブが得られる目標物までの移動を促すことができる。ここで、インセンティブとは、施設の入場券の割引券、施設で使用可能な引換券、及び施設で使用可能な仮想通貨等の現実的な報酬である。
請求項5に記載の運転促進装置は、請求項3又は請求項4に記載の運転促進装置において、前記交換部は、前記特徴物に予め設定された交換可能数に応じて、前記特徴物の交換を可能とする。
請求項5に記載の運転促進装置によれば、ユーザの所有欲を駆り立てることができる。
請求項6に記載の運転促進装置は、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の運転促進装置において、前記車両に対して付与された前記利益を管理する管理部をさらに備え、前記管理部は、予め定められた期間内に前記位置情報が示す位置が変わらなかった場合、前記車両に対して付与された前記利益を減算する。
請求項6に記載の運転促進装置によれば、定期的な車両の運転を促すことができる。
請求項7に記載の運転促進装置は、請求項1から請求項6の何れか1項に記載の運転促進装置において、前記車両の位置情報を基点として設定された領域に、他の車両が含まれる場合、イベントを発生させる制御を行う制御部をさらに備える。
請求項7に記載の運転促進装置によれば、他の車両が存在する場所への移動を促すことができる。
請求項8に記載の運転促進方法は、車両に搭載されたセンサから検出された運転に関する運転情報、及び前記車両の位置情報を取得し、前記運転情報に応じて利益を前記車両に係るユーザに付与し、前記位置情報が目標物に設定された領域に含まれる場合、前記目標物毎に設定された交換対象を前記利益と交換可能とする。
請求項8に記載の運転促進方法は、車両に搭載されたセンサから検出された運転に関する運転情報、及び前記車両の位置情報を取得し、前記運転情報に応じて利益を前記車両に係るユーザに付与し、前記位置情報が目標物に設定された領域に含まれる場合、前記目標物毎に設定された交換対象を前記利益と交換可能とする。つまり、当該運転促進方法によれば、運転情報に応じて、仮想的な利益が与えられ、目標物まで移動することにより、目標物毎に設定されている仮想的な交換対象と、当該利益と、を交換可能とする。これにより、移動体に搭乗して移動する意欲を促進することができる。
請求項9に記載の運転促進プログラムは、車両に搭載されたセンサから検出された運転に関する運転情報、及び前記車両の位置情報を取得し、前記運転情報に応じて利益を前記車両に係るユーザに付与し、前記位置情報が目標物に設定された領域に含まれる場合、前記目標物毎に設定された交換対象を前記利益と交換可能とする、処理をコンピュータに実行させる。
請求項9に記載の運転促進プログラムが実行されるコンピュータは、車両に搭載されたセンサから検出された運転に関する運転情報、及び前記車両の位置情報を取得し、前記運転情報に応じて利益を前記車両に係るユーザに付与し、前記位置情報が目標物に設定された領域に含まれる場合、前記目標物毎に設定された交換対象を前記利益と交換可能とする。つまり、当該コンピュータによれば、運転情報に応じて、仮想的な利益が与えられ、目標物まで移動することにより、目標物毎に設定されている仮想的な交換対象と、当該利益と、を交換可能とする。これにより、移動体に搭乗して移動する意欲を促進することができる。
本発明によれば、移動体に搭乗して移動する意欲を促進することができる。
本実施形態に係る運転促進システムの概略構成を示す図である。 本実施形態の車両のハードウェア構成を示すブロック図である。 本実施形態の車載器の機能構成を示すブロック図である。 本実施形態のセンタサーバの機能構成を示すブロック図である。 本実施形態の利益情報データベースの一例を示す図である。 本実施形態の所有情報データベースの一例を示す図である。 本実施形態の交換対象データベースの一例を示す図である。 本実施形態のセンタサーバの機能構成を示すブロック図である。 本実施形態のセンタサーバにおいて実行される運転促進の処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態のセンタサーバにおいて実行される交換処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の車載器を搭載した車両と、運転促進装置としてのセンタサーバと、を含む運転促進システムについて説明する。運転促進システムは、運転促進装置が車両から取得した運転情報を用いて運転技量を示すスコアを算出し、当該スコア及び車両の移動距離に応じたポイントを運転者に付与し、付与されたポイントと、運転者が所望する仮想的な交換対象と、を交換する処理を行う。
(全体構成)
図1に示されるように、本発明の実施形態の運転促進システム10は、車両12と、センタサーバ30と、を含んで構成されている。また、車両12には、車載装置としての車載器20が搭載されており、車載器20は、ネットワークNを通じて相互にセンタサーバ30に接続されている。
車載器20は、車両12の操作に関する運転情報を取得して、センタサーバ30に送信する装置である。ここで、本実施形態に係る運転情報は、車両12に搭載されている各々の機器から検出された運転操作に係る特徴量である。例えば、本実施形態に係る運転情報は、車両12の移動距離、アクセル及びブレーキの踏力、ステアリングにおける操舵角、ウインカーの切り替え等の車両12の特徴量である。
センタサーバ30は、例えば、車両12を製造する製造元や当該製造元系列のカーディーラーに設置されている。センタサーバ30は、車載器20から運転情報、及び車両の位置を示す位置情報を取得し、運転情報を用いて、運転者の運転技量を示すスコアを算出して、スコア及び移動距離に応じて、運転者に対してポイントを付与する。センタサーバ30は、車両12の位置情報が予め設定された目標物(例えば、ランドマーク及び施設等)の領域に含まれる場合、目標物毎に設定された仮想的な交換対象を提示して、運転者が所望する交換対象と、運転者が保有するポイントと、を交換する。
ここで、図1には、1のセンタサーバ30に対して、車載器20を含む1台の車両12が図示されているが、車両12、車載器20、及びセンタサーバ30の数はこの限りではない。また、本実施形態に係る付与されたポイントは、「利益」の一例である。
(車両)
図2に示されるように、本実施形態に係る車両12は、車載器20と、複数のECU(Electronic Control Unit)22と、を含んで構成されている。
車載器20は、CPU(Central Processing Unit)20A、ROM(Read Only Memory)20B、RAM(Random Access Memory)20C、車内通信I/F(Interface)20D、及び無線通信I/F20Eを含んで構成されている。CPU20A、ROM20B、RAM20C、車内通信I/F20D、無線通信I/F20E、入出力I/F20Fは、内部バス20Gを介して相互に通信可能に接続されている。
CPU20Aは、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU20Aは、ROM20Bからプログラムを読み出し、RAM20Cを作業領域としてプログラムを実行する。
ROM20Bは、各種プログラム及び各種データを記録している。本実施形態のROM20Bには、収集プログラム100が記録されている。収集プログラム100の実行に伴い、車載器20は、図示しない車載機器及びセンサから各々のデータを収集して、センタサーバ30に送信する処理を実行する。RAM20Cは、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記録する。
車内通信I/F20Dは、各ECU22と接続するためのインタフェースである。当該インタフェースは、CANプロトコルによる通信規格が用いられる。車内通信I/F20Dは、外部バス20Hに対して接続されている。
無線通信I/F20Eは、センタサーバ30と通信するための無線通信モジュールである。当該無線通信モジュールは、例えば、5G、LTE、Wi-Fi(登録商標)等の通信規格が用いられる。無線通信I/F20Eは、ネットワークNに対して接続されている。
入出力I/F20Fは、車両12に搭載されるマイク24、スピーカ25、モニタ26、カメラ27、GPS装置28、及び入力部29と通信するためのインタフェースである。なお、マイク24、スピーカ25、モニタ26、カメラ27、GPS装置28、及び入力部29は、内部バス20Gに対して直接接続されていてもよい。
ECU22は、車両12に搭載された図示しない車載機器及びセンサを制御するための電子制御モジュールである。ECU22は、例えば、ADAS(Advanced Driver Assistance System)-ECU、ステアリングECU、及びエンジンECU等である。
マイク24は、インストルメントパネル、センタコンソール、フロントピラー、及びダッシュボード等に設けられ、車両12の乗員が発した音声を集音する装置である。
スピーカ25は、インストルメントパネル、センタコンソール、フロントピラー、又はダッシュボード等に設けられ、音声を出力するための装置である。
モニタ26は、車両12のインストルメントパネル、ダッシュボード等に設けられ、種々の情報を表示するための液晶モニタである。また、本実施形態のモニタ26は、センタサーバから受信した交換対象を示す画像及びテキストが表示される。
カメラ27は、フロントウィンドウの上部やルームミラーに隣接して設けられ、車両12に乗車している乗員の様子を撮像するための撮像装置である。
GPS装置28は車両12の現在地を測定する装置である。GPS装置28は、GPS衛星からの信号を受信する図示しないアンテナを含んでいる。なお、GPS装置28は、図示しないカーナビゲーションシステムを経由して車載器20に接続されていてもよい。
入力部29は、車両12の搭乗者による入力を受け付けるタッチパネル、及びボタン等である。
図3に示されるように、本実施形態の車載器20では、CPU20Aが、収集プログラム100を実行することで、収集部200、表示部210、受付部220、及び送受信部230として機能する。
収集部200は、各ECU22から車両12の車載機器及びセンサが検出した運転情報と、GPS装置28によって取得された位置情報と、を収集する機能を有している。
表示部210は、車両12の現在地を基点して、車両12の周辺に位置する目標物、及びセンタサーバ30から受信した交換対象の一覧をモニタ26に表示する機能を有している。
受付部220は、モニタ26に表示された交換対象の一覧からユーザによって選択された交換対象を受け付ける機能を有している。
送受信部230は、収集部200が収集した運転情報、及び位置情報をセンタサーバ30に向けて送信し、センタサーバ30から送信された交換対象の一覧を受信する機能を有している。
(センタサーバ)
図4に示されるように、センタサーバ30は、CPU30A、ROM30B、RAM30C、ストレージ30D、及び通信I/F30Eを含んで構成されている。CPU30A、ROM30B、RAM30C、ストレージ30D、及び通信I/F30Eは、内部バス30Fを介して相互に通信可能に接続されている。CPU30A、ROM30B、RAM30C、及び通信I/F30Eの機能は、上述した車載器20のCPU20A、ROM20B、RAM20C、及び無線通信I/F20Eと同じである。なお、通信I/F30Eは有線による通信を行ってもよい。
メモリとしてのストレージ30Dは、HDD(Hard Disk Drive)又はSSD(Solid State Drive)により構成され、各種プログラム及び各種データを記憶している。本実施形態のストレージ30Dには、運転促進プログラム110、利益情報DB(データベース)120、所有情報DB130、及び交換対象DB140が記憶されている。なお、ROM30Bが運転促進プログラム110、利益情報DB120、所有情報DB130、及び交換対象DB140を記憶してもよい。
プログラムとしての運転促進プログラム110は、センタサーバ30を制御するためのプログラムである。運転促進プログラム110の実行に伴い、センタサーバ30は、車載器20から運転情報、及び位置情報を取得し、運転情報を用いて、運転者の運転技量を示すスコアを算出して、スコア及び移動距離に応じてポイントを付与する。ここで、本実施形態に係るスコアは、「運転スコア」の一例である。
利益情報DB120には、運転情報に係る運転者に付与されるポイントを示す利益情報を記憶している。所有情報DB130には、運転者が所有するポイント、及び所有物(交換対象)を示す所有情報を記憶している。交換対象DB140は、目標物毎に設定されている交換対象を示す交換対象情報を記憶している。
一例として、図5に示すように、利益情報は、運転者名称、移動距離、取得年月日、スコア、及び付与ポイントを含んで構成されている。また、スコアは、算出対象として、加速、減速、及びカーブ等における算出されたスコアを含んでいる。ここで、運転者名称は、運転情報に係る運転者の名称であり、移動距離は、運転情報に含まれる車両12の移動距離であり、取得年月日は、運転情報を取得した日付である。また、スコアは、運転情報を用いて算出された算出対象毎の運転技量を示す数値であり、付与ポイントは、スコア及び移動距離に応じて運転者に付与されるポイントである。ここで、付与ポイントは、スコア及び移動距離に比例して付与されるポイントの値が大きくなる。例えば、移動距離が大きくなるほど付与ポイントの値は大きくなり、安全運転を行い、スコアが高くなるほど、付与ポイントは大きくなる。
一例として、図6に示すように、所有情報は、運転者名称、所有ポイント、所有物、及び最終移動日を含んで構成されている。所有ポイントは、運転者に付与されたポイントの総計であり、所有物は、運転者が所有ポイントと交換して得た交換対象であり、最終移動日は、最後に車両12が移動した日付である。ここで、交換対象とは、後述する仮想的な建物、施設、及びアイテム等である。
一例として、図7に示すように、交換対象情報は、目標物名称、目標物位置、交換対象、必要ポイント、交換可能数、及び付与数を含んで構成されている。目標物名称は、予め設定されている目標物の名称であり、目標物位置は、目標物の位置を示す座標であり、交換対象は、目標物毎に設定されている交換可能な交換対象を示す名称である。また、必要ポイントは、交換対象と交換するために必要なポイント数であり、交換可能数は、交換対象を交換できる上限値であり、付与数は、交換対象が現に運転者に付与されている数である。
ここで、図7に示すように、交換対象は、目標物が属する地域の特徴を示す特徴物(例えば、建物及び施設)と、イベントを発生させるアイテムと、を含んでいる。アイテムとは、例えば、イベントを発生させる仮想的な物であり、イベントとは、例えば、車両12及び他の車両に対して発生する演出である。一例として図7に示す「横取りアイテム」は、所有する運転者によって選択されることによって、他の運転者が所有する特徴物を自分の所有物とする演出を発生させる。また、交換対象は、交換可能数が設定されており、交換可能数まで各々の運転者が所有することが可能である。交換可能数を設けることによって、運転者の所有欲を刺激される。また、運転者が所有する特徴物に応じて、実利的なインセンティブを付与してもよい。例えば、図7に示す「XXXスタジアム」を運転者が仮想的に所有することによって、当該施設の入場券の割引券、当該施設で使用可能な引換券、及び当該施設で使用可能な仮想通貨等の現実的な報酬であるインセンティブを運転者に付与してもよい。
次に、図8を参照して、センタサーバの機能について説明する。一例として図8に示されるように、本実施形態のセンタサーバ30では、CPU30Aが、運転促進プログラム110を実行することで、取得部300、付与部310、管理部320、制御部330、提示部340、受付部350、交換部360、及び記憶部370として機能する。
取得部300は、車両12の車載器20から送信された運転情報、及び位置情報を取得する機能を有している。
付与部310は、運転情報に応じてポイントを運転者に付与する機能を有している。具体的には、付与部310は、一例として図5に示す利益情報として、取得部300が取得した運転情報を用いて運転技量を示すスコアを算出し、算出したスコア、及び運転情報に含まれる移動距離に応じて付与ポイントを算出し、運転者に対して付与する。例えば、付与ポイントは、スコアの値と、移動距離と、を積算して算出される。
管理部320は、車両12を運転する運転者に対して付与されたポイントを管理する。具体的には、管理部320は、予め定められた期間に位置情報が示す情報が変わらなかった場合、車両12を運転する運転者に対して付与されたポイントを減算する。管理部320は、図6に示す所有情報を参照して、所有情報における最終移動日と、現在日付と、を比較して予め期間を経過していた場合、予め定められた期間内に位置が変わらなかったと判定して、所有情報における所有ポイントから所定のポイントを減算する。
制御部330は、車両12の位置情報を基点として設定された領域に、他の車両が含まれる場合、イベントを発生させる制御を行う機能を有している。具体的には、制御部330は、車両12から位置情報を取得した場合、位置情報から予め定められた範囲に、他の車両に係る位置情報が含まれているか否かを判定し、他の車両の位置情報が含まれている場合、イベントを発生させる制御を行う。ここで、発生するイベントは、車両12に運転者と、他の車両の運転者と、を競わせるゲーム(例えば、じゃんけん等)であってもよいし、一方の運転者が所有するポイント又は所有物を、他方の運転者に移転するイベントであってもよい。
提示部340は、車両12の位置情報、及び図7に示す交換対象情報を用いて、車両12の周辺に位置する目標物と、車両12の運転者に交換可能な交換対象の一覧と、を提示する機能を有している。具体的には、提示部340は、車両12の位置情報、及び交換対象情報に係る目標物位置を用いて、車両12の周辺に位置する目標物を特定し、特定した目標物に係る目標物位置を車載器20に送信して、目標物を提示する。また、提示部340は、車両12の位置が目標物に予め設定された領域に含まれる場合、当該目標物に設定されている交換対象及び必要ポイントの一覧を車載器20に送信して提示する。
受付部350は、車載器20から運転者によって選択された交換対象を受け付ける機能を有している。
交換部360は、図6に示す所有情報、及び図7に示す交換対象情報を参照して、受付部350が受け付けた交換対象と、図6に示す所有ポイントと、を交換する機能を有している。具体的には、交換部360は、受付部350が受け付けた交換対象の必要ポイントが、運転者が所有する所有ポイント以下であり、かつ交換対象の付与数が交換可能数未満である場合、受付部350が受け付けた交換対象と、運転者が所有する所有ポイントと、を交換する。
また、記憶部370は、運転情報に含まれる移動距離、運転情報を取得した日付、運転情報を用いて算出したスコア、及び算出された付与ポイントを利益情報として利益情報DB120に記憶する。記憶部370は、現に保有している保有ポイントに、付与された付与ポイントを加算して所有情報として所有情報DB130に記憶する。また、記憶部370は、交換して得た交換対象と、交換対象に応じて減算された所有ポイントと、を所有情報として所有情報DB130に記憶する。また、記憶部370は、運転情報に含まれる移動距離が0を超えている場合、当該運転情報を取得した日付を最終移動日とみなし、最終移動日を所有情報として所有情報DB130に記憶する。
(制御の流れ)
本実施形態の運転促進システム10で実行される処理の流れについて、図9及び図10のフローチャートを用いて説明する。センタサーバ30における処理は、センタサーバ30のCPU30Aが、取得部300、付与部310、管理部320、制御部330、提示部340、受付部350、交換部360、及び記憶部370として機能することにより実行される。図9に示す運転促進処理は、例えば、運転促進する処理を実行する指示が入力された場合、実行される。
ステップS101において、CPU30Aは、車載器20から運転情報を取得したか否かの判定を行う。運転情報を取得した場合(ステップS101:YES)、CPU30Aは、ステップS102に移行する。一方、運転情報を取得していない場合(ステップS101:NO)、CPU30Aは、ステップS109に移行する。
ステップS102において、CPU30Aは、所有情報DB130に係る最終移動日を参照して、最後に車両12が移動してから予め定められた期間が経過したか否かの判定を行う。予め定められた期間が経過した場合(ステップS102:YES)、CPU30Aは、ステップS103に移行する。一方、予め定められた期間が経過していない場合(ステップS102:NO)、CPU30Aは、ステップS104に移行する。
ステップS103において、CPU30Aは、所有情報DB130に記憶されている運転者の所有ポイントから所定のポイントを減算する。
ステップS104において、CPU30Aは、運転情報に含まれている移動距離が0を超えているか否かの判定を行う。移動距離が0を超えている場合(ステップS104:YES)、CPU30Aは、ステップS105に移行する。一方、移動距離が0を超えていない(移動距離が0である)場合(ステップS104:NO)、CPU30Aは、ステップS109に移行する。
ステップS105において、CPU30Aは、取得した運転情報を用いてスコアを算出する。
ステップS106において、CPU30Aは、算出したスコア、及び運転情報に含まれる移動距離を用いて、付与ポイントを算出し、運転者に付与する。
ステップS107において、CPU30Aは、利益情報として、移動距離、運転情報を取得した日付、算出したスコア、及び算出された付与ポイントを利益情報DB120に記憶する。
ステップS108において、CPU30Aは、所有情報として、運転者が現に所有している所有ポイントに付与ポイントを加算した所有ポイント、及び最終移動日とみなされた運転情報を取得した日付を所有情報DB130に記憶する。
ステップS109において、CPU30Aは、車両12の位置情報を取得したか否かの判定を行う。位置情報を取得した場合(ステップS109:YES)、CPU30Aは、ステップS110に移行する。一方、位置情報を取得していない場合(ステップS109:NO)、CPU30Aは、ステップS113に移行する。
ステップS110において、CPU30Aは、交換対象の交換処理を実行する。なお、交換処理については、後述する図10において詳細に説明する。
ステップS111において、CPU30Aは、車両12の位置情報を基点とした予め定められた領域に、他の車両が含まれているか否かの判定を行う。他の車両が含まれている場合(ステップS111:YES)、CPU30Aは、ステップS112に移行する。一方、他の車両が含まれていない場合(ステップS111:NO)、CPU30Aは、ステップS113に移行する。
ステップS112において、CPU30Aは、車両12、及び他の車両に対して、イベントを発生させる制御を行う。
ステップS113において、CPU30Aは、運転を促進する処理を終了するか否かの判定を行う。処理を終了する場合(ステップS113:YES)、CPU30Aは、処理を終了する。一方、処理を終了しない場合(ステップS113:NO)、CPU30Aは、ステップS101に移行する。
次に、図10を参照して、本実施形態のセンタサーバ30において実行される交換処理の流れについて説明する。
ステップS201において、CPU30Aは、位置情報を用いて、車両12が目標物の領域内に存在するか否かの判定を行う。目標物の領域内に存在する場合(ステップS201:YES)、CPU30Aは、ステップS202に移行する。一方、目標物の領域内に存在しない場合(ステップS201:NO)、CPU30Aは、ステップS207に移行する。
ステップS202において、CPU30Aは、車載器20に交換対象及び必要ポイントの一覧を送信して、交換対象を提示する。
ステップS203において、CPU30Aは、車載器20から交換対象の選択を受け付ける。
ステップS204において、CPU30Aは、車載器20に係る運転者の所有ポイントと、交換対象と、を交換する。ここで、運転者の所有ポイントから交換対象の必要ポイントを減算し、交換対象を所有物に追加して所有情報として記憶する。
ステップS205において、CPU30Aは、交換した交換対象が特徴物である場合、特徴物に応じたインセンティブを運転者に付与する。
ステップS206において、CPU30Aは、所有情報として、交換した交換対象、及び運転者が現に所有している所有ポイントに交換対象に係る必要ポイントを減算した所有ポイントを所有情報DB130に記憶する。
ステップS207において、CPU30Aは、車両12の位置情報、及び交換対象情報を用いて、車両12の周辺に目標物が位置するか否かを判定する。車両12の周辺に目標物が位置する場合(ステップS207:YES)、CPU30Aは、ステップS208に移行する。一方、車両12の周辺に目標物が位置しない場合(ステップS207:NO)、CPU30Aは、交換処理を終了する。
ステップS208において、CPU30Aは、車両12の周辺に位置する目標物を車載器20に提示する。
(実施形態のまとめ)
本実施形態のセンタサーバ30は、車両から取得した運転情報、及び車両の位置を示す位置情報を取得し、運転情報に応じた利益をユーザに付与し、車両の位置情報が目標物に設定された領域に含まれている場合、当該目標物に設定された交換対象と、付与された利益と、を交換可能とする処理を行う。
以上、本実施形態によれば、移動体に搭乗して移動する意欲を促進することができる。
[備考]
なお、上記実施形態では、予め定められた目標物に交換対象が設定される形態について説明した。しかし、これに限定されない。期間を定めて、目標物に交換対象が設定されてもよい。例えば、目標物である施設において、イベントが行われている場合、イベントが行われている期間(例えば、1カ月)等の期間を定めて、目標物に交換対象を設定してもよい。
また、上記実施形態では、運転者が所有している所有物の保有期間は、特段の期間を定めず、所有し続ける形態について説明した。しかし、これに限定されない。例えば、所有物毎に保有可能期間を設けてもよいし、活動期間を設けて、活動期間が経過した場合、運転者が所有している所有物、及び付与数を初期化してもよい。
また、上記実施形態では、目標物に設定された領域に、車両12が存在した場合、目標物に係る交換対象の交換を行う形態について説明した。しかし、これに限定されない。車両12が、複数の目標物に係る領域内に存在した場合、目標物の選択を受け付け、選択された目標物に係る交換対象の交換を行ってもよい。
また、上記実施形態でCPU20A、及びCPU30Aがソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した各種処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、上述した各処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記実施形態において、各プログラムはコンピュータが読み取り可能な非一時的記録媒体に予め記憶(インストール)されている態様で説明した。例えば、センタサーバ30における運転促進プログラム110はROM30Bに予め記憶されている。しかしこれに限らず、各プログラムは、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の非一時的記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
上記実施形態で説明した処理の流れは、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
12 車両
20 車載器
30 センタサーバ(運転促進装置)
110 運転促進プログラム
300 取得部
310 付与部
320 管理部
330 制御部
360 交換部

Claims (9)

  1. 車両に搭載されたセンサから検出された運転に関する運転情報、及び前記車両の位置情報を取得する取得部と、
    前記運転情報に応じて利益を前記車両に係るユーザに付与する付与部と、
    前記位置情報が目標物に設定された領域に含まれる場合、前記目標物毎に設定された交換対象を前記利益と交換可能とする交換部と、
    を備えた運転促進装置。
  2. 前記付与部は、
    前記運転情報を用いて算出された運転スコア、及び前記車両の移動距離に応じて、前記ユーザが有する利益を変化させる
    請求項1に記載の運転促進装置。
  3. 前記交換対象は、
    前記目標物が属する地域の特徴を示す特徴物、又はイベントを発生させるアイテムである
    請求項1又は請求項2に記載の運転促進装置。
  4. 前記交換部は、
    交換した前記特徴物に応じて実利的なインセンティブをさらに付与する
    請求項3に記載の運転促進装置。
  5. 前記交換部は、
    前記特徴物に予め設定された交換可能数に応じて、前記特徴物の交換を可能とする
    請求項3又は請求項4に記載の運転促進装置。
  6. 前記車両に対して付与された前記利益を管理する管理部をさらに備え、
    前記管理部は、
    予め定められた期間内に前記位置情報が示す位置が変わらなかった場合、前記車両に対して付与された前記利益を減算する
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の運転促進装置。
  7. 前記車両の位置情報を基点として設定された領域に、他の車両が含まれる場合、イベントを発生させる制御を行う制御部をさらに備える
    請求項1から請求項6の何れか1項に記載の運転促進装置。
  8. 車両に搭載されたセンサから検出された運転に関する運転情報、及び前記車両の位置情報を取得し、
    前記運転情報に応じて利益を前記車両に係るユーザに付与し、
    前記位置情報が目標物に設定された領域に含まれる場合、前記目標物毎に設定された交換対象を前記利益と交換可能とする、
    処理をコンピュータが実行する運転促進方法。
  9. 車両に搭載されたセンサから検出された運転に関する運転情報、及び前記車両の位置情報を取得し、
    前記運転情報に応じて利益を前記車両に係るユーザに付与し、
    前記位置情報が目標物に設定された領域に含まれる場合、前記目標物毎に設定された交換対象を前記利益と交換可能とする、
    処理をコンピュータに実行させる運転促進プログラム。
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