JP2010113510A - 車載表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両の使用時に該車両の予約状況を視覚的に把握しやすく、該車両における他のユーザの予約状況も把握可能な車載表示装置を提供する。
【解決手段】複数のユーザで共用する車両に備えられた表示器と、車両の外部から、予め定められた期間における、車両の使用予約を行なったユーザの予約時間帯を反映した予約状況情報を無線取得する予約状況情報取得手段と、取得した予約状況情報を記憶する予約状況情報記憶手段と、車両の使用予約を行って該車両を現在使用している現ユーザと、現ユーザとは別の該車両の使用予約を行なっている他ユーザとを識別するユーザ識別手段と、予約状況情報記憶手段に記憶された予約状況情報を読み出す読出手段と、読み出した予約状況情報のうち、現ユーザの予約状況情報と他ユーザの予約状況情報とを識別可能なよう、表示器にグラフ化して時系列表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図7
【解決手段】複数のユーザで共用する車両に備えられた表示器と、車両の外部から、予め定められた期間における、車両の使用予約を行なったユーザの予約時間帯を反映した予約状況情報を無線取得する予約状況情報取得手段と、取得した予約状況情報を記憶する予約状況情報記憶手段と、車両の使用予約を行って該車両を現在使用している現ユーザと、現ユーザとは別の該車両の使用予約を行なっている他ユーザとを識別するユーザ識別手段と、予約状況情報記憶手段に記憶された予約状況情報を読み出す読出手段と、読み出した予約状況情報のうち、現ユーザの予約状況情報と他ユーザの予約状況情報とを識別可能なよう、表示器にグラフ化して時系列表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図7
Description
本発明は、車両に搭載されて各種情報を表示する車載表示装置に関するもので、特に、複数のユーザで共用する車両の予約状況を表示する車載表示装置に関するものである。
車両には、運転席周辺や計器パネル内に表示器が取り付けられ、ユーザに様々な情報を提供している。これにより、ユーザは目的地まで安全・快適に運転することができたり、同乗者が車内で退屈しないようにすることができる。
例えば、充電予約の設定や変更、速度設定や変更が頻繁に行なわれるバッテリーフォークリフトでは、操作する操作スイッチのシンボルマークが点滅表示され、同時にこのシンボルマークに対応した操作スイッチの操作結果を画面に表示されるので、操作者が初めてでも画面を見ながら表示されている内容に従って操作するだけで、機能の設定・変更を容易に、かつ確実に操作することができる車両のディスプレイ表示装置が考案されている(特許文献1参照)。
また、車両共同利用サービスを管理する車両共同利用管理システムが考案されており、例えば、各運営体が営む車両共同利用サービスの運営情報を、運営体とは別機構の総合管理センタが各運営体の車両共同利用サービスの運営情報を運営体の識別情報と共に管理することにより、各運営体が運営情報を管理するための設備投資を低減することができ、その結果、小規模な車両共同利用サービスの普及を図ることができる車両共同利用管理装置、車両共同利用管理システム、車両共同利用管理方法、記録媒体及びプログラムが考案されている(特許文献2参照)。
また、会員数+5〜15%程度の台数を購入し、法人が保守整備し、会員間でローテーションして利用し、使った車両の償却費と保守整備費を会員が負担し、全部またはほとんどの共有車はいずれかの会員によって連続して使用されることに対応して連続使用する会員名と連続した状態での使用日と、および該連続した状態が途切れていつ使用可能かを示す使用可能日を表示し、会員からの要求処理を実行して使用可能な共有車の現在および将来にわたる使用を予約し、予約状況を表示する画面表示制御装置を備え、個人所有の自家用車より、低コスト・高信頼性・多車種利用が可能となる自家用車共有システムが考案されている(特許文献3参照)。
また、車両の共同利用すなわち「カーシェアリング」は、各地において普及しつつある(非特許文献1参照)。
特許文献1においては、例えば充電スケジュールの表示では、充電開始指定日時が文字表示されるのみで、現時点から充電開始までにどのくらい時間的余裕があるか、すなわちフォークリフト等の車両を、あと何時間利用可能かを把握しづらいという問題がある。
また、特許文献2においては、車両の予約状況をユーザの携帯する端末に表示するのみで、車両には表示されず、走行中にあと何時間利用できるかをリアルタイムで把握することができない(走行中に携帯端末を操作することは好ましくない)。また、ユーザ自身の予約状況のみしか確認できないので、当該車両の次の予約状況を把握できないという問題がある。
また、特許文献3においては、予約状況を表示する画面表示制御装置を備えてはいるものの、画面表示制御装置は管理法人にのみ設置され、車両のユーザは、その車両の予約状況を把握することができないという問題がある。
また、非特許文献1においては、車内の表示器において、自分(現在使用しているユーザ)の予約状況は表示されるが、それ以外のユーザの予約状況がどうなっているかを把握することができない。また、予約状況は文字情報でのみ表示されるので、視覚的に把握しにくいという欠点もある。
上記問題を背景として、本発明の課題は、車両の使用時に該車両の予約状況を視覚的に把握しやすく、該車両における他のユーザの予約状況も把握可能な車載表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するための車載表示装置は、複数のユーザで共用する車両に備えられた表示器と、車両の外部から、予め定められた期間における、車両の使用予約を行なったユーザの予約時間帯を反映した予約状況情報を無線取得する予約状況情報取得手段と、取得した予約状況情報を記憶する予約状況情報記憶手段と、車両の使用予約を行って該車両を現在使用している現ユーザと、現ユーザとは別の該車両の使用予約を行なっている他ユーザとを識別するユーザ識別手段と、予約状況情報記憶手段に記憶された予約状況情報を読み出す読出手段と、読み出した予約状況情報のうち、現ユーザの予約状況情報と他ユーザの予約状況情報とを識別可能なよう、表示器にグラフ化して時系列表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によって、例えば予約受付センタの予約情報管理サーバから予約状況情報を随時取得・グラフ表示することで、より視覚的に車両の予約状況を把握することができる。また、自分(現ユーザ)の予約状況情報に加えて、他ユーザの予約状況情報をも把握することができ、臨機応変にスケジュールを組むことができる。例えば、自分の予約時間帯と自分の使用後に使用する他ユーザの予約時間帯との間に十分な時間がある場合は、渋滞等で多少遅れても無理な運転をする必要はないし、やや多めにスケジュールを組むことができる。逆に、自分の予約時間帯と自分の使用後に使用する他ユーザの予約時間帯との間に十分な時間がない場合は、自分の使用終了予定時刻よりも前に余裕を持って車両を返却できるように、事前にスケジュールを調整することもできる。また、使用中に他ユーザの予約が入ったときにも、それに合わせて自分のスケジュールを調整(短縮あるいはキャンセル)し、他ユーザの使用に間に合うように車両を返却することができる。
また、本発明の車載表示装置は、車両に取り付けられた操作入力手段に対する、現ユーザの操作入力を検出する操作入力検出手段を備え、表示制御手段は、現ユーザの操作入力に基づいて予約状況情報を表示器に表示させるように構成される。
上記構成によって、現ユーザは必要に応じて表示器に予約状況を表示することができる。また、他の車載機器と表示器を共用することもできる。
また、本発明の車載表示装置は、現在日時を取得する現在日時取得手段を備え、ユーザ識別手段は、予約状況情報と現在日時とに基づいて現ユーザと他ユーザとを識別するように構成される。
上記構成によって、現在車両を利用しているユーザを識別することができる。この場合、現在運転しているユーザを予約した(すなわち現ユーザ)と見なすことができるので、予約状況情報をユーザと関連付けて取得・記憶する必要がなく、取得に要する時間を短縮できたり、記憶容量を低減できるという利点がある。
また、本発明の車載表示装置は、現ユーザの予約状況情報と現在日時とに基づいて、該現ユーザが車両を利用可能な残り時間を算出する残り時間算出手段を備え、表示制御手段は、算出した残り時間を、現ユーザの予約時間帯に重畳して表示器に表示させるように構成される。
従来技術の構成では、利用開始からの経過時間を表示するにとどめているものが多い。また、ユーザは「あと何分使えるか」という方に関心が高い。上記構成によって、予約時間帯に加えて、ユーザの関心が高い、車両を利用可能な残り時間を視覚的に把握することが可能となる。
また、本発明の車載表示装置は、予約状況情報を表示する際に、該予約状況情報に含まれる予約時間帯の単位時間幅を設定可能な時間幅設定手段を備えるように構成される。
上記構成によって、予約時間帯の長短に応じて、最適な表示スケールで予約状況情報を表示することができる。
また、本発明の車載表示装置における表示器は、車両の計器パネル内に取り付けられるように構成される。
上記構成によって、表示器を見るための、ユーザの視線移動を少なくすることができる。また、車室内(特に運転席周辺)の意匠を損なうことなく表示器を設置できる。
以下、本発明の車載表示装置の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。車載表示装置1の表示器31は、例えば図1のように、車両の計器パネル4内に含まれて構成される、計器パネル4は、車速,エンジン回転数,水温,各種警告表示灯などの表示制御をするためのものである。図1の例では、スピードメータ35とシフトポジション(P,R,N,D)36が表示されるようになっている。
表示器31は、例えばLCD表示器で構成される。また、スピードメータ35とシフトポジション(P,R,N,D)36の表示領域を含む全ての表示領域を、1つのLCD表示器として構成してもよい。表示器31は、計器パネル4内の他に、センターコンソール近傍やダッシュパネル上部に設置してもよい。また、ナビゲーション装置等の他の車載機器の表示器と共用してもよい。
図2に車載表示装置1のシステム構成を示す。車載表示装置1は、操作スイッチ20,通信装置21,イグニッションスイッチ24,表示器31,スピーカ32およびこれらが接続された制御装置10を含んで構成される。
操作スイッチ20は、例えばステアリングに配設されたメカニカルスイッチとして構成される。また、表示器31の表示画面上に設けられた周知のタッチパネルとして構成してもよい。なお、操作スイッチ20が本発明の操作入力手段,時間幅設定手段に相当する。
通信装置21は、外部とのデータの送受信を行うためのもので、例えば、ユーザの車両の使用予約を受け付ける予約センタ2から予約状況情報を受信することが可能な構成となっている。また、車載表示装置1において車両の使用予約を行うことが可能な構成である場合には、予約内容を予約センタ2に送信することが可能となっている。なお、通信装置21が本発明の予約状況情報取得手段に相当する。
イグニッションスイッチ24は、例えば車両のキーにより、車両のエンジンの始動/停止等を行う周知のスイッチである。なお、イグニッションスイッチ24が本発明の操作入力手段に相当する。
スピーカ32は、車載表示装置1の状態を示す音声メッセージあるいはブザー音を出力する。制御装置10には、図示しないアンプや音声合成回路等の音声メッセージ出力に必要な回路が含まれている。
制御装置10は、周知のCPU11,制御プログラムや必要なデータ等が記憶されたROM12,プログラム実行時の作業領域として使用するRAM13,不揮発性記憶媒体で構成されたメモリ14,外部との信号の入出力を行う入出力部15,車内LANを介して他の車載機器との通信を行う通信I/F(インターフェース)16,日時情報を生成する周知の時計IC17等がバスライン18で接続された周知のコンピュータとして構成される。CPU11がROM12に記憶された制御プログラムを実行することで、車載表示装置としての機能を実現する。なお、制御装置10が本発明の予約状況情報取得手段,ユーザ識別手段,読出手段,表示制御手段,操作入力検出手段,現在日時取得手段,残り時間算出手段に相当する。また、メモリ14が本発明の予約状況情報記憶手段に相当する。
予約センタ2には、周知のワークステーションあるいはパーソナルコンピュータおよびその周辺機器を含んで構成される予約情報管理サーバ3が設置されており、ユーザの車両の使用予約はデータベース化されて、予約情報管理サーバ3内のハードディスクドライブ(HDD)等の記憶媒体上に構築されるデータベースDBに記憶されている。また、通信装置3aによって車載表示装置1とデータの送受信が可能となっている。
まず、車両の使用予約方法の一例について説明する。図2の、予約センタ2(予約情報管理サーバ3)とインターネット等の通信回線6を経由してネットワーク接続されているパーソナルコンピュータ(PC)40において、車両の使用予約を行うためのアプリケーションソフトを動作させる。そして、図3のような車両使用予約画面が表示されたら、ユーザID,パスワード,使用日時を入力し、車両を選択する。その後、「OK」ボタンをクリックすると、入力内容が予約センタ2に送られ、予約情報管理サーバ3内のデータベースDBと予約の重複がないか照合し、先約がない場合にはこの内容がDB3に予約状況情報として登録される。このとき、予約が登録された旨の情報をPC40に電子メール等で送信してもよい。
無論、PC40の他に、携帯電話機やPDA(Personal Data Assistant)等の携帯情報端末を用いて車両の使用予約を行えるようにしてもよい。
図4に、データベースDBに記憶された予約状況情報の一例を示す。予約状況情報は、ユーザID,パスワード,使用日時(すなわち予約時間帯),および使用する車両を識別するための車両IDを含み、それぞれが関連付けられて記憶される。
予約を行ったユーザは、予約した車両を使用するにあたり、予約した車両のある車庫5に出向いて、予約した車両のキーを受け取る。車庫5には、予約センタ2と通信回線6を経由してネットワーク接続されているユーザ認証端末51と、ユーザ認証端末51に接続されたキーBox52が備えられている。キーBox52には、車両のキーが挿入されているが、通常時はキーが挿入されたシリンダ側で、勝手にキーを取り出せないようにロックしている。
まず、ユーザは、ユーザ認証端末51において、ユーザID,パスワードの入力、あるいはIDカードの挿入(および暗証番号入力)等の方法でユーザ認証操作を行う。操作入力内容は、予約センタ2に送られる。予約センタ2では、データベースDBの予約状況情報を参照し、正規ユーザと認証されたときに、別途取得した現在日時とそのユーザの予約状況情報とに基づいて、該当する車両のキーの情報をユーザ認証端末51に送る。そして、ユーザ認証端末51は、該当する車両のキーのロックを解除するように、キーBox52に指令を送る。この後、ユーザはキーを取り出し可能となる。
図5を用いて、予約状況情報表示制御処理について説明する。なお、本処理は、ROM12に記憶された制御プログラムに含まれ、制御プログラムの他の処理とともに繰り返し実行される。まず、予約状況情報の取得要求があるか否かを判定する(S11)。
予約状況情報の取得要求の有無の判定方法は、以下のうちの1つあるいは複数を用いる。
・図6のように表示器31に表示されたメニュー画面上で、ユーザが「予約状況情報取得」ボタンを押下(タッチまたはクリックでもよい,以下同じ)したことを検知したときに、予約状況情報の取得要求があると判定する。
・イグニッションスイッチ24がオフ状態からオン状態に変化したことを検知したときに、予約状況情報の取得要求があると判定する。
・イグニッションスイッチ24がオフ状態からオン状態に変化したことを検知してから、例えば5分毎のような予め定められたタイミングが到来したときに、予約状況情報の取得要求があると判定する。
・図6のように表示器31に表示されたメニュー画面上で、ユーザが「予約状況情報取得」ボタンを押下(タッチまたはクリックでもよい,以下同じ)したことを検知したときに、予約状況情報の取得要求があると判定する。
・イグニッションスイッチ24がオフ状態からオン状態に変化したことを検知したときに、予約状況情報の取得要求があると判定する。
・イグニッションスイッチ24がオフ状態からオン状態に変化したことを検知してから、例えば5分毎のような予め定められたタイミングが到来したときに、予約状況情報の取得要求があると判定する。
そして、予約状況情報の取得要求がある場合には(S11:Yes)、通信装置21を介して予約センタ2から予約状況情報を取得する(S12)。車載表示装置1のメモリ14には、車両あるいは車載表示装置1を識別するための車両IDが記憶され、予約センタ2の予約情報管理サーバ3のデータベースDBでは、図4のように予約状況情報は車両IDに関連付けられて記憶されている。よって、車載表示装置1から、車両IDとともに予約状況情報取得要求信号を送信すれば、予約情報管理サーバ3からこの車両に対応する予約状況情報のみが送られてくる。
取得する予約状況情報の期間は、以下のうちのいずれとしてもよい。期間については、車載表示装置1側で指定しても予約センタ2側で指定してもよい。また,ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
・当日分(その日の23時59分までに含まれるもの)。
・例えば24時間のような、現在時刻から予め定められた時間に含まれるもの。
・現在時刻を含むものとその次(すなわち他ユーザ)の予約状況情報。
・当日分(その日の23時59分までに含まれるもの)。
・例えば24時間のような、現在時刻から予め定められた時間に含まれるもの。
・現在時刻を含むものとその次(すなわち他ユーザ)の予約状況情報。
取得した予約状況情報は、メモリ14に記憶する(S13)。
予約状況情報を受信中には、表示器31にその旨を示す画面が表示され、予約状況情報を受信した後に、再び図6のメニュー画面が表示される。ここで、「予約状況情報表示」ボタンを押下すると(S14:Yes)、予約状況情報表示要求があったと判定され、表示器31に、自ユーザと他ユーザの予約状況情報が表示される(S15)。
「予約状況情報表示」ボタンを押下することなく、予約状況情報を受信した後に、直ちに予約状況情報を表示してもよい。この場合、ステップS14はスキップされる。これにより、例えばユーザがイグニッションスイッチ24を操作しただけで、予約状況情報を取得・表示できるようになる。イグニッションスイッチ24の操作は、ユーザが車両を発進させるために必ず行うものであるため、予約状況情報表示のためにユーザの操作負荷が増えないという利点がある。
図7に、表示器31における、予約状況情報の表示の一例を示す。図7の例では、図4における車両IDがAの予約状況情報を当日分のみを1日単位の時間表で円グラフ表示している。
予約時間帯に、時計IC17から取得した日時情報(すなわち現在時刻)が含まれる予約状況情報に対応するユーザを車両を使用しているユーザ(すなわち現ユーザ)とし、それ以外の予約状況情報に対応するユーザを他ユーザとすることができる。車両のキーを受け取る段階でユーザ認証を行っているため、予約状況情報にも敢えてユーザ認証を行う必要はなく、ユーザの操作負荷を低減することができる。
図7の表示画面上では、現ユーザの予約時間帯が「あなた(自分)の予約時間」、他ユーザの予約時間帯が「他の人の予約時間」として表示されている。表示のパターン,表示色あるいは表示輝度は、現ユーザと他ユーザでは異なるように設定されているため、表示画面上での識別を容易に行うことができる。
また、図7の表示画面上では、現ユーザの予約時間帯表示に現在時刻もバーにより重畳表示され、さらに予約の残り時間が現在時刻と予約時間帯の終了時刻とに基づいて算出され、円グラフ内あるいは円グラフ外に表示される。表示形態は、円グラフ以外でもよく、例えば時間を横軸としたバーグラフ表示でもよい。
図7の表示画面上で、ユーザの予約時間帯が表示されているときに、「あなたの予約時間」ボタンを押下すると、現ユーザの予約時間帯の表示を消してもよい。同様に、「他の人の予約時間」ボタンを押下すると、他ユーザの予約時間帯の表示を消してもよい。
図4の、車両IDがBの予約状況情報表示において、IDが003のユーザの予約時間帯を、図7のような円グラフにより1日単位で表示すると、9月28日0時00分以降の予約状況については表示されない。このようなとき、表示画面上の「スケール変更」ボタンをクリックすると(S16:Yes)、図8のように表示スケールが変更され、複数日にわたる予約状況も1画面で表示することができる(S17)。また、図7の例と同様に、現在時刻のバーあるいはインジケータ(▲あるいは▼)も表示される。
また、図8の表示画面において、「スケール変更」ボタンをクリックしたときに、図7のような変更前の1日単位の画面に戻してもよいし、例えば週間表示のように、さらにスケールを細かくしてもよい。
現ユーザの予約状況情報を表示する際に、予約時間帯を音声メッセージによってスピーカ32から出力してもよい。無論、他ユーザの予約状況情報の予約時間帯を音声メッセージによって出力してもよい。
表示スケールは、ユーザによって設定可能としてもよい。例えば、図6のメニュー画面において、「表示スケール設定」ボタンを押下すると、1画面に表示可能な時間のスケール(例えば、6時間,半日,1日,3日,1週間)を入力あるいは選択することができる。
図7の表示例では、現ユーザの予約時間帯(10時30分〜15時00分)と他ユーザの予約時間帯(17時00分〜19時00分)との間に、使用予約のない時間が2時間ある。この2時間の間に新たな使用予約が入らなければ、現ユーザは遅くとも17時00分までに車両を返却すればよいことになる。例えば、走行予定経路上に渋滞が発生することが予想される場合、渋滞による遅延時間を考慮に入れずに車両を使用して予定をこなすことができる。
逆に、他ユーザの予約時間帯が15時30分から始まっている場合、15時には間違いなく車両を返却しなければならない。よって、走行予定経路上に渋滞が発生することが予想される場合、渋滞による遅延時間を考慮して、予定を早めに切り上げたり事前に予定を変更することを検討することができる。
このように、前もって自分の予約時間帯の後の、他ユーザの予約時間帯を把握することで、自分の予約時間帯を有効に活用することができる。さらに、予約状況情報は、ほぼリアルタイムで確認できるので、上述の空き時間帯に新たな予約が入っても、柔軟に対応できる。
上述のように、自分の予約時間帯の後に空き時間帯があるとき、車載表示装置1で新たな予約をできるようにしてもよい。この場合、まず、図6の操作メニュー画面上で「車両使用予約」ボタンを押下すると、図3のような、上述したPC40での使用予約操作時と同様の車両使用予約画面が表示される。このとき、現在の予約状況をあわせて表示してもよい。この画面上でユーザが、ユーザID,パスワード,使用日時(すなわち使用期間:予約時間帯),使用する車両を入力して「OK」ボタンを押下すると、これらの情報が予約センタ2に送信される。そして、予約センタ2においてユーザ認証が行われるとともに、使用時間帯が既に予約したユーザと重複していないことを確認した上で、入力内容を予約状況情報としてデータベースDBの現ユーザに対応する予約状況情報が更新・登録される。そして、車載表示装置1で新たな予約状況情報を送信し、表示器31の表示内容が更新される。
また、図6のメニュー画面で「予約期間延長」ボタンをクリックし、予約期間を延長するようにしてもよい。この場合、現ユーザに対応する(すなわち現在時刻を含む)予約状況情報をメモリ14から読出し(予約センタ2から取得してもよい)、その内容を図9のように表示器31に表示させ、延長したい時間あるいは予約終了日時を入力する。そして、「OK」ボタンを押下すると、上述のように修正された内容が予約センタに送られ、問題がなければデータベースDBに登録される。このとき、現ユーザを正規ユーザと見なすことができ、予約センタ2においてユーザ認証を行わなくてもよい。入力内容のチェックを車載表示装置1側で行ってもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 車載表示装置
2 予約センタ
3 予約情報管理サーバ
4 計器パネル
10 制御装置(予約状況情報取得手段,ユーザ識別手段,読出手段,表示制御手段,操作入力検出手段,現在日時取得手段,残り時間算出手段)
11 CPU
14 メモリ(予約状況情報記憶手段)
20 操作スイッチ(操作入力手段,時間幅設定手段)
21 通信装置(予約状況情報取得手段)
24 イグニッションスイッチ(操作入力手段)
31 表示器
32 スピーカ
40 パーソナルコンピュータ(PC)
51 ユーザ認証端末
52 キーBox
DB データベース
2 予約センタ
3 予約情報管理サーバ
4 計器パネル
10 制御装置(予約状況情報取得手段,ユーザ識別手段,読出手段,表示制御手段,操作入力検出手段,現在日時取得手段,残り時間算出手段)
11 CPU
14 メモリ(予約状況情報記憶手段)
20 操作スイッチ(操作入力手段,時間幅設定手段)
21 通信装置(予約状況情報取得手段)
24 イグニッションスイッチ(操作入力手段)
31 表示器
32 スピーカ
40 パーソナルコンピュータ(PC)
51 ユーザ認証端末
52 キーBox
DB データベース
Claims (6)
- 複数のユーザで共用する車両に備えられた表示器と、
前記車両の外部から、予め定められた期間における、前記車両の使用予約を行なった前記ユーザの予約時間帯を反映した予約状況情報を無線取得する予約状況情報取得手段と、
取得した前記予約状況情報を記憶する予約状況情報記憶手段と、
前記車両の使用予約を行って該車両を現在使用している現ユーザと、前記現ユーザとは別の該車両の使用予約を行なっている他ユーザとを識別するユーザ識別手段と、
前記予約状況情報記憶手段に記憶された予約状況情報を読み出す読出手段と、
読み出した前記予約状況情報のうち、前記現ユーザの予約状況情報と前記他ユーザの予約状況情報とを識別可能なよう、前記表示器にグラフ化して時系列表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする車載表示装置。 - 前記車両に取り付けられた操作入力手段に対する、前記現ユーザの操作入力を検出する操作入力検出手段を備え、
前記表示制御手段は、前記現ユーザの操作入力に基づいて前記予約状況情報を前記表示器に表示させる請求項1に記載の車載表示装置。 - 現在日時を取得する現在日時取得手段を備え、
前記ユーザ識別手段は、前記予約状況情報と前記現在日時とに基づいて前記現ユーザと前記他ユーザとを識別する請求項1または請求項2に記載の車載表示装置。 - 前記現ユーザの予約状況情報と前記現在日時とに基づいて、該現ユーザが前記車両を利用可能な残り時間を算出する残り時間算出手段を備え、
前記表示制御手段は、算出した前記残り時間を、前記現ユーザの予約時間帯に重畳して前記表示器に表示させる請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の車載表示装置。 - 前記予約状況情報を表示する際に、該予約状況情報に含まれる予約時間帯の単位時間幅を設定可能な時間幅設定手段を備える請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の車載表示装置。
- 前記表示器は、前記車両の計器パネル内に取り付けられる請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の車載表示装置。
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2008
- 2008-11-06 JP JP2008285480A patent/JP2010113510A/ja active Pending
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