JP2023081350A - 仮止め材、および、接合体の製造方法 - Google Patents

仮止め材、および、接合体の製造方法 Download PDF

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伸幸 寺▲崎▼
Nobuyuki Terasaki
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仁人 西川
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Abstract

【課題】部材同士を確実に仮止めすることが可能な仮止め材およびこの仮止め材を用いて部材同士を位置決めすることで、部材同士を位置精度良く接合する接合体の製造方法を提供する。【解決手段】仮止め材は、アクリル樹脂と、アジピン酸エステルからなる可塑剤と、溶剤と、を含有し、アクリル樹脂の含有量が5mass%以上とされるとともに、可塑剤の重量Aと樹脂の重量Bとの比A/Bが0.07≦A/B≦1.50の範囲内とされている。方法は、接合体の第一部材と第二部材とを積層する積層工程と、積層した第一部材と第二部材とを接合する接合工程と、を有する。積層工程は、第一部材および第二部材の接合面の少なくとも一方又は両方に、上述の仮止め材を配設する仮止め材配設工程と、仮止め材を介して第一部材と第二部材と積層し、積層された第一部材と第二部材とを仮止めする仮止め工程と、を備えている。【選択図】図2

Description

この発明は、第一部材と第二部材とを仮止めする際に用いられる仮止め材、この仮止め材を用いた接合体の製造方法に関するものである。
パワーモジュール、LEDモジュール及び熱電モジュールにおいては、絶縁層の一方の面に導電材料からなる回路層を形成した絶縁回路基板に、パワー半導体素子、LED素子及び熱電素子が接合された構造とされている。
また、上述の絶縁回路基板においては、絶縁層の一方の面に導電性の優れた金属片を接合して回路層とし、また、他方の面に放熱性に優れた金属片を接合して金属層を形成した構造のものが提供されている。
さらに、回路層に搭載した素子等において発生した熱を効率的に放散させるために、絶縁層の他方の面側にヒートシンクを接合したヒートシンク付き絶縁回路基板も提供されている。
例えば、特許文献1には、セラミックス基板の一方の面にアルミニウム片を接合することで回路層が形成されるとともに、他方の面にアルミニウム片を接合することにより金属層が形成された絶縁回路基板と、この回路層上にはんだ材を介して接合された半導体素子と、を備えたパワーモジュールが開示されている。
また、特許文献2には、セラミックス基板の一方の面にアルミニウム片を接合し、このアルミニウム片に銅片を固相拡散接合することにより、アルミニウム層と銅層とが積層された回路層を形成した絶縁回路基板が提案されている。
さらに、特許文献3には、セラミックスからなる基材の一方の面に導電性の回路層が形成され、絶縁基板の他方の面に放熱体が接合され、回路層上に発光素子が搭載された構造のLEDモジュールが開示されている。
ここで、セラミックス基板と金属片、アルミニウム片と銅片、絶縁回路基板とヒートシンク等を接合する場合には、例えば特許文献4-6に記載されているように、接合する部材の間にポリエチレングリコール(PEG)等の有機物を含む仮止め材を用いて、部材同士の位置合せをして仮止めした状態で積層方向に加圧して加熱することにより、部材同士を接合している。
特許第3171234号公報 特許第5403129号公報 特開2015-070199号公報 特開2014-175425号公報 特開2014-209591号公報 特開2016-105452号公報
ところで、最近では、接合する部材の小型化が図られており、接合面積が小さくなるため、従来にも増して、仮止め材による固定強度の向上が求められている。また、仮止め材を用いて仮止めした部材同士が確実に接合され、接合後の外観が良好であることが求められている。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、部材同士を確実に仮止めすることが可能な仮止め材、および、この仮止め材を用いて部材同士を位置決めすることで、部材同士を位置精度良く接合することが可能な接合体の製造方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の態様1の仮止め材は、アクリル樹脂と、アジピン酸エステルからなる可塑剤と、溶剤と、を含有し、前記アクリル樹脂の含有量が5mass%以上とされるとともに、前記可塑剤の重量Aと前記アクリル樹脂の重量Bとの比A/Bが0.07≦A/B≦1.50の範囲内とされていることを特徴としている。
本発明の態様1の仮止め材によれば、アクリル樹脂と、アジピン酸エステルからなる可塑剤と、を含有しており、前記アクリル樹脂の含有量が5mass%以上とされるとともに、前記可塑剤の重量Aと前記アクリル樹脂の重量Bとの比A/Bが0.07≦A/B≦1.50の範囲内とされているので、部材同士の間にこの仮止め材を配設して加圧することにより、仮止め材の粘着力によって部材同士の位置ずれを抑制することができる。
本発明の態様2の接合体の製造方法は、第一部材と第二部材とが接合された接合体の製造方法であって、前記第一部材と前記第二部材とを積層する積層工程と、積層した前記第一部材と前記第二部材とを接合する接合工程と、を有し、前記積層工程は、前記第一部材および前記第二部材の接合面の一方又は両方に、本発明の態様1の仮止め材を配設する仮止め材配設工程と、前記仮止め材を介して前記第一部材と前記第二部材とを積層し、積層された前記第一部材と前記第二部材とを仮止めする仮止め工程と、を備えていることを特徴としている。
本発明の態様2の接合体の製造方法によれば、前記第一部材および前記第二部材の間に本発明の態様1の仮止め材を配設し、前記第一部材と前記第二部材とを積層し、積層された前記第一部材と前記第二部材とを仮止めし、仮止めした前記第一部材と前記第二部材とを接合しているので、接合工程において、前記第一部材と前記第二部材との位置ずれを確実に抑制でき、前記第一部材と前記第二部材とを位置精度良く接合することが可能となる。
本発明の態様3は、態様2の接合体の製造方法において、前記仮止め工程の前に、前記仮止め材配設工程で配設された前記仮止め材を乾燥させる仮止め材乾燥工程を備えていることを特徴としている。
本発明の態様3の接合体の製造方法によれば、前記仮止め工程の前に、前記仮止め材配設工程で配設された前記仮止め材を乾燥させる仮止め材乾燥工程を備えているので、乾燥によって仮止め材の粘着力を向上させることができ、前記第一部材と前記第二部材とを確実に仮止めすることができる。
本発明の態様4は、本発明の態様2又は態様3の接合体の製造方法において、前記第一部材がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるアルミニウム部材であり、前記第二部材が銅または銅合金からなる銅部材とされていることを特徴としている。
本発明の態様4の接合体の製造方法によれば、第一部材がアルミニウム部材とされ、第二部材が銅部材とされているので、これらアルミニウム部材と銅部材を上述の仮止め材で仮止めし、アルミニウム部材と銅部材とを固相拡散接合することで、アルミニウム部材と銅部材とを確実にかつ位置精度良く接合することができる。
本発明の態様5は、本発明の態様4の接合体の製造方法において、アルミニウム部材である前記第一部材がヒートシンクとされていることを特徴としている。
本発明の態様5の接合体の製造方法によれば、アルミニウム又はアルミニウム合金からなるヒートシンクと銅又は銅合金からなる銅部材とを確実にかつ位置精度良く接合することができる。
本発明の態様6は、本発明の態様4の接合体の製造方法において、銅部材である前記第二部材がヒートシンクとされていることを特徴としている。
本発明の態様6の接合体の製造方法によれば、銅又は銅合金からなるヒートシンクとアルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム部材とを確実にかつ位置精度良く接合することができる。
本発明の態様7は、本発明の態様2又は態様3の接合体の製造方法において、前記第一部材が金属部材であり、前記第二部材がろう材であることを特徴としている。
本発明の態様7の接合体の製造方法によれば、第一部材が金属部材とされ、前記第二部材がろう材とされており、これら金属部材とろう材を上述の仮止め材で仮止めしているので、金属部材とろう材とを精度良く位置決めして仮止めすることができる。
本発明の態様8は、本発明の態様2又は態様3の接合体の製造方法において、前記第一部材がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるアルミニウム部材であり、前記第二部材がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるアルミニウム部材とされていることを特徴としている。
本発明の態様8の接合体の製造方法によれば、第一部材がアルミニウム部材とされ、第二部材がアルミニウム部材とされているので、これらアルミニウム部材とアルミニウム部材を上述の仮止め材で仮止めすることができ、アルミニウム部材とアルミニウム部材とを確実にかつ位置精度良く接合することができる。
本発明の態様9は、本発明の態様2又は態様3の接合体の製造方法において、前記第一部材が銅または銅合金からなる銅部材であり、前記第二部材が銅または銅合金からなる銅部材とされていることを特徴としている。
本発明の態様9の接合体の製造方法によれば、第一部材が銅部材とされ、第二部材が銅部材とされているので、これら銅部材と銅部材を上述の仮止め材で仮止めすることができ、銅部材と銅部材とを確実にかつ位置精度良く接合することができる。
本発明の態様10は、本発明の態様2又は態様3の接合体の製造方法において、前記第一部材がセラミックス部材であり、前記第二部材がろう材であることを特徴としている。
本発明の態様10の接合体の製造方法によれば、第一部材がセラミックス部材とされ、前記第二部材がろう材とされており、これら金属部材とろう材を上述の仮止め材で仮止めしているので、セラミックス部材とろう材とを精度良く位置決めして仮止めすることができる。
本発明によれば、部材同士を確実に仮止めすることが可能な仮止め材、および、この仮止め材を用いて部材同士を位置決めすることで、部材同士を位置精度良く接合することが可能な接合体の製造方法を提供することができる。
本発明の第一の実施形態である接合体の製造方法によって製造された絶縁回路基板およびパワーモジュールの断面説明図である。 図1に示す絶縁回路基板およびパワーモジュールの製造方法を示すフロー図である。 図1に示す絶縁回路基板の製造方法を示す説明図である。 図1に示す絶縁回路基板の製造方法を示す説明図である。 本発明の第二の実施形態である接合体の製造方法によって製造された絶縁回路基板およびパワーモジュールの断面説明図である。 図5に示す絶縁回路基板およびパワーモジュールの製造方法を示すフロー図である。 図5に示す絶縁回路基板の製造方法を示す説明図である。 図5に示す絶縁回路基板の製造方法を示す説明図である。 図5に示す絶縁回路基板の製造方法を示す説明図である。
以下に、本発明の実施形態について、添付した図面を参照して説明する。
<第一の実施形態>
本発明の第一の実施形態について、図1から図4を参照して説明する。図1に、本実施形態である仮止め材を用いた接合体の製造方法によって製造された絶縁回路基板10、および、パワーモジュール1を示す。
このパワーモジュール1は、回路層12および金属層13が配設された絶縁回路基板10と、回路層12の一方の面(図1において上面)に接合層2を介して接合された半導体素子3と、金属層13の他方側(図1において下側)に配置されたヒートシンク31と、を備えている。
半導体素子3は、Si等の半導体材料で構成されている。この半導体素子3と回路層12は、接合層2を介して接合されている。
接合層2は、例えばSn-Ag系、Sn-In系、若しくはSn-Ag-Cu系のはんだ材で構成されている。
絶縁回路基板10は、図1に示すように、絶縁層となるセラミックス基板11と、このセラミックス基板11の一方の面(図1において上面)に配設された回路層12と、セラミックス基板11の他方の面(図1において下面)に形成された金属層13と、を備えている。
セラミックス基板11は、回路層12と金属層13との間の電気的接続を防止するものであって、絶縁性の高い材料、例えばAlN(窒化アルミニウム)やSi(窒化ケイ素)等で構成されている。また、セラミックス基板11の厚さは、0.2mm以上1.5mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では、セラミックス基板11としてAlN(窒化アルミニウム)を用い、0.635mmに設定されている。なお、セラミックス基板11としてSi(窒化ケイ素)を用いる場合、厚さは0.32mmとすることが好ましい。
回路層12は、図3に示すように、セラミックス基板11の一方の面に銅、銅合金、アルミニウム、又は、アルミニウム合金からなる金属片22が接合されることにより形成されている。換言すると、回路層12は、セラミックス基板11の一方の面に接合された金属片22によって構成され、この金属片22は、銅、銅合金、アルミニウム、又は、アルミニウム合金からなる。
銅又は銅合金としては、無酸素銅やタフピッチ銅等を用いることができる。また、アルミニウム、アルミニウム合金としては、純度が99.99mass%以上のアルミニウム(いわゆる4Nアルミニウム)やA3003合金、A6063合金などの圧延板等を用いることができる。本実施形態においては、回路層12を構成する金属片22として、無酸素銅の圧延板を打抜いたものが用いられている。
この回路層12には、上述の金属片22をパターン状に接合することで回路パターンが形成されており、その一方の面(図1において上面)が、半導体素子3が搭載される搭載面とされている。ここで、回路層12の厚さは0.1mm以上2.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では0.8mmに設定されている。
金属層13は、図3に示すように、セラミックス基板11の他方の面に銅又は、銅合金、アルミニウム、又は、アルミニウム合金からなる金属片23が接合されることにより形成されている。換言すると、金属層13は、セラミックス基板11の他方の面に接合された金属片23によって構成され、この金属片23は、銅、銅合金、アルミニウム、又は、アルミニウム合金からなる。
金属片23としては、無酸素銅やタフピッチ銅等で構成されたものを用いることができる。また、アルミニウム、アルミニウム合金としては、純度が99.99mass%以上のアルミニウム(いわゆる4Nアルミニウム)やA3003合金、A6063合金などの圧延板等を用いることができる。本実施形態においては、金属層13を構成する金属片23として、無酸素銅の圧延板が用いられている。ここで、金属層13の厚さは0.1mm以上2.0mm以下の範囲内に設定されており、本実施形態では0.8mmに設定されている。
ヒートシンク31は、絶縁回路基板10側の熱を放散するためのものである。ヒートシンク31は、熱伝導性が良好な材料、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金等で構成されており、本実施形態においては、A6063合金で構成されている。このヒートシンク31の厚さは、3mm以上10mm以下の範囲内に設定されている。
そして、本実施形態においては、絶縁回路基板10の金属層13とヒートシンク31とが、固相拡散接合によって接合されている。
次に、本実施形態である接合体の製造方法(絶縁回路基板の製造方法およびヒートシンク付き絶縁回路基板の製造方法)について、図2から図4を用いて説明する。
(金属片積層工程S01)
まず、図3で示すように、セラミックス基板11の一方の面に、ろう材箔26を介在させて回路層12となる金属片22を積層し、セラミックス基板11の他方の面に、ろう材箔27を介在させ、金属層13となる金属片23を積層する。AlNやSiからなるセラミックス基板と銅または銅合金を接合する際は、AgとTi等、活性金属が含有されているろう材を用いる。AlNやSiからなるセラミックス基板とアルミニウムまたはアルミニウム合金を接合する際は、アルミニウムとケイ素、またはアルミニウムと銅等が混合されたろう材を用いる。
本実施形態ではAlNからなるセラミックス基板11と無酸素銅からなる金属片22,23を接合することから、ろう材箔26,27として、Ag-Cu-Ti系ろう材を用いている。また、その厚さは5μm以上50μm以下の範囲内とされている。
そして、金属片22、ろう材箔26、セラミックス基板11、ろう材箔27、金属片23を積層する際には、まず、図3に示すように、金属片22、ろう材箔26、セラミックス基板11、ろう材箔27、金属片23の間に、それぞれ本実施形態の仮止め材40を配設する(仮止め材配設工程S11)。仮止め材40の配設は、例えば塗布によって行われる。接合面の単位面積当たりにおける仮止め材40の塗布量は、0.5mg/cm以上、10mg/cm以下であれば好ましく、1mg/cm以上、5mg/cm以下であればより好ましい。
次に、仮止め材40を用いて、金属片22、ろう材箔26、セラミックス基板11、ろう材箔27、金属片23をれぞれ位置決めした状態で仮止めする(金属片仮止め工程S12)。
ここで、本実施形態である仮止め材40は、アクリル樹脂と、アジピン酸エステルからなる可塑剤と、溶剤と、を含有し、アクリル樹脂の含有量が5mass%以上とされるとともに、可塑剤の重量Aとアクリル樹脂の重量Bとの比A/Bが0.07≦A/B≦1.50の範囲内とされている。
なお、アクリル樹脂の含有量の下限は、7mass%以上であることが好ましく、10mass%以上であることがより好ましい。一方、アクリル樹脂の含有量の上限は、60mass%以下であることが好ましく、40mass%以下であることがより好ましい。
また、可塑剤の重量Aとアクリル樹脂の重量Bとの比A/Bの下限は、0.40以上であることが好ましい。一方、可塑剤の重量Aとアクリル樹脂の重量Bとの比A/Bの上限は、0.90以下であることが好ましい。
アジピン酸エステルからなる可塑剤として、例えば、アジピン酸ジイソノニル、アジピン酸ジイソデシル、アジピン酸ビス(2-エチルヘキシル)、アジピン酸ビス(2-ブトキシエチル)などを用いることができる。溶剤としては、α-テルピネオール、テキサノール(イソ酪酸3-ヒドロキシ-2,2,4-トリメチルペンチル)やブチルカルビトールアセタートなどを用いることができる。
また、本実施形態である仮止め材40においては、溶剤の含有量は、6.5mass%以上86.0mass%以下の範囲内とすることが好ましい。なお、アジピン酸エステルからなる可塑剤としては、25℃における蒸気圧が5×10-3Pa以下でTG-DTAで昇温した際に、揮発による吸熱ピークではなく、分解による発熱ピークが見られ、常温(25℃)で液体の有機物が更に好ましい。
また、この仮止め材40の塗布方法としては、ディスペンサーを用いた塗布法、スクリーン印刷法、スプレーを用いた塗布法等の各種方法を適用することができる。
塗布時における仮止め材40の粘度範囲は、それぞれの塗布方法に適した粘度範囲とすることができる。例えば、ディスペンサーを用いる場合には0.01Pa・s以上10Pa・s以下の範囲内とすることが好ましい。また、スクリーン印刷を用いる場合には10Pa・s以上200Pa・s以下の範囲内とすることが好ましい。さらに、スプレーを用いる場合には0.001Pa・s以上10Pa・s以下の範囲内とすることが好ましい。
なお、本実施形態では、図3に示すように、金属片22,23及びセラミックス基板11に仮止め材40を塗布しているが、金属片22,23及びセラミックス基板11に仮止め材40を塗布せず、ろう材箔26、27の両面に仮止め材40を塗布することも可能である。
なお、配設した仮止め材を乾燥させる仮止め材乾燥工程を実施してもよい。仮止め材を乾燥させる際は、溶剤の揮発温度以上で可塑剤の揮発温度未満の温度、または、溶剤の揮発温度以上で可塑剤の分解温度未満の温度で乾燥させることが好ましい。乾燥時間は5秒以上30分以内の範囲内とすることが好ましい。
ここで、金属片仮止め工程S12においては、仮止め材40を介して積層した金属片22、ろう材箔26、セラミックス基板11、ろう材箔27、金属片23に対して、加圧圧力:0.01MPa以上1.0MPa以下の範囲内、加圧時間:1秒以上600秒以下の範囲内の条件で、積層方向に加圧することが好ましい。
なお、金属片仮止め工程S12における加圧圧力の下限は0.03MPa以上とすることがさらに好ましく、0.05MPa以上とすることがより好ましい。金属片仮止め工程S12における加圧圧力の上限は0.7MPa以下とすることがさらに好ましく、0.5MPa以下とすることがより好ましい。
また、金属片仮止め工程S12における加圧時間の下限は5秒以上とすることがさらに好ましく、10秒以上とすることがより好ましい。金属片仮止め工程S12における加圧時間の上限は300秒以下とすることがさらに好ましく、120秒以下とすることがより好ましい。
なお、加圧をすることなく、金属片22、23や、ろう材箔26、27の自重で仮止めを行ってもよい。
(金属片接合工程S02)
次いで、積層して仮止めした金属片22、ろう材箔26、セラミックス基板11、ろう材箔27、金属片23を、加圧装置を用いて積層方向に加圧した状態で真空加熱炉に装入し、金属片22とセラミックス基板11とを接合して回路層12を形成し、金属片23とセラミックス基板11とを接合して金属層13を形成する。加熱温度は接合する金属片によって適宜選択される。金属片が銅や銅合金であった場合は、AgとCuの共晶点以上、アルミニウムまたはアルミニウム合金であった場合はアルミニウムと接合用金属ペースト内に含まれる金属との共晶点以上とされている。
本実施形態ではAlNからなるセラミックス基板11と無酸素銅からなる金属片22,23をAg-Cu-Ti系であるろう材箔26、27を用いて接合することから、この金属片接合工程S02における接合条件は、真空条件は10-6Pa以上10-3Pa以下の範囲内、加熱温度は790℃以上850℃以下の範囲内、上記加熱温度での保持時間は0.1分以上120分以下の範囲内、積層方向の加圧荷重が0.01MPa以上1.0MPa以下の範囲内に設定されている。
なお、金属片接合工程S02における加熱温度の下限は800℃以上とすることが好ましい。一方、加熱温度の上限は840℃以下とすることが好ましい。
また、金属片接合工程S02における加熱温度での保持時間の下限は5分以上とすることが好ましい。一方、加熱温度での保持時間の上限は60分以下とすることが好ましい。
さらに、金属片接合工程S02における加圧圧力の下限は0.1MPa以上とすることが好ましい。一方、加圧荷重の上限は0.6MPa以下とすることが好ましい。
以上のような工程によって、絶縁回路基板10が製造される。
(ヒートシンク積層工程S03)
次に、図4で示すように、絶縁回路基板10(金属層13)とヒートシンク31とを積層する。
絶縁回路基板10(金属層13)とヒートシンク31とを積層する際には、まず、図4に示すように、金属層13とヒートシンク31の間に、本実施形態である仮止め材40を配設する(仮止め材配設工程S31)。
次に、仮止め材40を用いて、金属層13とヒートシンク31を位置決めした状態で仮止めする(ヒートシンク仮止め工程S32)。
なお、本実施形態で用いられる仮止め材40は、上述の仮止め材40と同様の構成のものを適用することができる。また、仮止め材40の塗布方法についても、上述の方法を適用することができる。
ヒートシンク仮止め工程S32においては、仮止め材40を介して積層した絶縁回路基板10(金属層13)とヒートシンク31に対して、加圧圧力:0.01MPa以上1.0MPa以下の範囲内、加圧時間:1秒以上600秒以下の範囲内の条件で、積層方向に加圧することが好ましい。
なお、ヒートシンク仮止め工程S32における加圧圧力の下限は0.03MPa以上とすることがさらに好ましく、0.05MPa以上とすることがより好ましい。ヒートシンク仮止め工程S32における加圧圧力の上限は0.7MPa以下とすることがさらに好ましく、0.5MPa以下とすることがより好ましい。
また、ヒートシンク仮止め工程S32における加圧時間の下限は5秒以上とすることがさらに好ましく、10秒以上とすることがより好ましい。ヒートシンク仮止め工程S32における加圧時間の上限は300秒以下とすることがさらに好ましく、120秒以下とすることがより好ましい。
(ヒートシンク接合工程S04)
次いで、積層した絶縁回路基板10とヒートシンク31を、加圧装置を用いて積層方向に加圧した状態で真空加熱炉に装入し、金属層13とヒートシンク31を固相拡散接合する。
このヒートシンク接合工程S04における接合条件は、真空条件は10-6Pa以上10-3Pa以下の範囲内、加熱温度は440℃以上548℃以下の範囲内、加熱温度での保持時間が30分以上150分以下の範囲内に設定されている。なお、積層方向への荷重は0.9MPa以上1.2MPa以下の範囲とするとよい。
(半導体素子接合工程S05)
次に、絶縁回路基板10の回路層12の一方の面に、半導体素子3をはんだ付けにより接合する。
前述の工程により、図1に示すパワーモジュール1が製出される。
以上のような構成とされた本実施形態である仮止め材40によれば、アクリル樹脂と、アジピン酸エステルからなる可塑剤と、を含有しており、アクリル樹脂の含有量が5mass%以上とされるとともに、可塑剤の重量Aとアクリル樹脂の重量Bとの比A/Bが0.07≦A/B≦1.50の範囲内とされている。したがって、この仮止め材40の粘着力(例えば、30Pa以上50000Pa以下の粘着力、仮止め材の乾燥工程がない場合には、30Pa以上900Pa以下の粘着力)によって、金属片22とろう材箔26、ろう材箔26とセラミックス基板11、セラミックス基板11とろう材箔27、ろう材箔27と金属片23を、それぞれ位置決めして強固に仮止めすることができる。
本実施形態においては、金属片22とろう材箔26、ろう材箔26とセラミックス基板11、セラミックス基板11とろう材箔27、ろう材箔27と金属片23の間にそれぞれ本実施形態である仮止め材40を配設し、この仮止め材40によって位置決めした状態で仮止めしているので、金属片接合工程S02、ヒートシンク接合工程S04における位置ずれの発生を抑制でき、金属片22とセラミックス基板11と金属片23を位置精度良く接合することが可能となる。
本実施形態において、金属片仮止め工程S12で、積層方向に加圧する構成とされ、加圧圧力が0.01MPa以上1.0MPa以下の範囲内、加圧時間が1秒以上600秒以下の範囲内とされている場合には、金属片22とろう材箔26とセラミックス基板11とろう材箔27と金属片23の位置ずれをさらに確実に抑制でき、金属片22とセラミックス基板11と金属片23をさらに位置精度良く仮止めすることができる。
また、本実施形態において、ヒートシンク積層工程S03で、金属層13の接合面、及び、ヒートシンク31の接合面に、本実施形態である仮止め材40を配設し、金属層13とヒートシンク31とを位置決めして仮止めしている場合には、ヒートシンク接合工程S04における位置ずれの発生を抑制でき、金属層13とヒートシンク31を位置精度良く接合することが可能となる。
さらに、本実施形態において、ヒートシンク仮止め工程S32で、金属層13とヒートシンク31とを仮止めする際に、積層方向に加圧する構成とされており、加圧圧力が0.01MPa以上1.0MPa以下の範囲内、加圧時間が1秒以上600秒以下の範囲内とされている場合には、金属層13とヒートシンク31とをさらに強固に仮止めすることができ、ヒートシンク接合工程S04における位置ずれの発生をさらに抑制でき、金属層13とヒートシンク31を位置精度良く接合することが可能となる。
<第二の実施形態>
本発明の第二の実施形態について、図5から図9を参照して説明する。図5に、本実施形態である仮止め材を用いた接合体の製造方法によって製造された絶縁回路基板110、および、パワーモジュール101を示す。なお、第一の実施形態と同様の部材には、同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
このパワーモジュール101は、回路層112および金属層113が配設された絶縁回路基板110と、回路層112の一方の面(図5において上面)に接合層2を介して接合された半導体素子3と、金属層113の他方側(図5において下側)に配置されたヒートシンク131と、を備えている。
そして、本実施形態である絶縁回路基板110は、図5に示すように、セラミックス基板11と、このセラミックス基板11の一方の面(図5において上面)に配設された回路層112と、セラミックス基板11の他方の面(図5において下面)に配設された金属層113と、を備えている。
回路層112は、図5に示すように、セラミックス基板11の一方の面に配設されたアルミニウム層112Aと、このアルミニウム層112Aの一方側(図5において上側)に積層された銅層112Bと、を有している。
アルミニウム層112Aは、図7に示すように、アルミニウム片122Aがセラミックス基板11の一方の面(図7において上面)に接合されることにより形成されている。本実施形態においては、アルミニウム層112Aとなるアルミニウム片122Aとして、純度が99.99mass%以上のアルミニウム(いわゆる4Nアルミニウム)の圧延板を打ち抜いたものを用いている。
銅層112Bは、図8に示すように、アルミニウム層112Aの一方側(図8において上側)に銅又は銅合金からなる銅片122Bが接合されることにより形成されている。本実施形態においては、銅層112Bとなる銅片122Bとして、無酸素銅の圧延板を打ち抜いたものを用いている。
本実施形態においては、回路層112は、上述のアルミニウム片122Aおよび銅片122Bをパターン状に配設することで回路パターンが形成されており、その一方の面(図5において上面)が、半導体素子3が搭載される搭載面とされている。
ここで、回路層112を構成するアルミニウム層112Aの厚さは0.1mm以上1.0mm以下の範囲内に設定されていることが好ましく、回路層112を構成する銅層112Bの厚さは0.1mm以上2.0mm以下の範囲内に設定されていることが好ましい。
そして、アルミニウム層112A(アルミニウム片122A)と銅層112B(銅片122B)は、固相拡散接合されている。この回路層112(アルミニウム層112Aおよび銅層112B)が、本実施形態における接合体となる。
金属層113は、図7に示すように、セラミックス基板11の他方の面(図7において下面)にアルミニウム又はアルミニウム合金からなるアルミニウム片123が接合されることによって形成されている。本実施形態においては、金属層113となるアルミニウム片123として、純度が99.99mass%以上のアルミニウム(いわゆる4Nアルミニウム)の圧延板を用いている。
ヒートシンク131は、絶縁回路基板110側の熱を放散するためのものである。ヒートシンク131は、熱伝導性が良好な銅又は銅合金で構成されており、本実施形態においては、無酸素銅で構成された放熱板とされている。このヒートシンク131の厚さは、3mm以上10mm以下の範囲内に設定されている。
そして、本実施形態においては、絶縁回路基板110の金属層113とヒートシンク131とが、固相拡散接合されている。
次に、本実施形態である接合体の製造方法(絶縁回路基板の製造方法およびヒートシンク付き絶縁回路基板の製造方法)について、図6から図9を用いて説明する。
(アルミニウム片積層工程S101)
まず、図7に示すように、セラミックス基板11の一方の面に、ろう材箔126を介在させてアルミニウム層112Aとなるアルミニウム片122Aを積層し、セラミックス基板11の他方の面に、ろう材箔127を介在させ、金属層113となるアルミニウム片123を積層する。
ここで、ろう材箔126,127として、Al-Si系ろう材を用いており、その厚さが5μm以上50μm以下の範囲内とされている。
そして、アルミニウム片122A、ろう材箔126、セラミックス基板11、ろう材箔127、アルミニウム片123を積層する際には、まず、図7に示すように、アルミニウム片122Aとろう材箔126、ろう材箔126とセラミックス基板11、セラミックス基板11とろう材箔127、ろう材箔127とアルミニウム片123の間に、それぞれ本実施形態である仮止め材40を配設する(仮止め材配設工程S111)。
次に、仮止め材40を用いて、アルミニウム片122A、ろう材箔126、セラミックス基板11、ろう材箔127、アルミニウム片123を、それぞれ位置決めした状態で仮止めする(アルミニウム片仮止め工程S112)。
なお、本実施形態で用いられる仮止め材40は、第一の実施形態で説明した仮止め材と同様の構成のものを適用することができる。また、仮止め材40の塗布方法についても、第一の実施形態で説明した方法を適用することができる。
アルミニウム片仮止め工程S112においては、仮止め材40を介して積層したアルミニウム片122A、ろう材箔126、セラミックス基板11、ろう材箔127、アルミニウム片123に対して、加圧圧力:0.01MPa以上1.0MPa以下の範囲内、加圧時間:1秒以上600秒以下の範囲内の条件で、積層方向に加圧することが好ましい。
なお、アルミニウム片仮止め工程S112における加圧圧力の下限は0.03MPa以上とすることがさらに好ましく、0.05MPa以上とすることがより好ましい。アルミニウム片仮止め工程S112における加圧圧力の上限は0.7MPa以下とすることがさらに好ましく、0.5MPa以下とすることがより好ましい。
また、アルミニウム片仮止め工程S112における加圧時間の下限は5秒以上とすることがさらに好ましく、10秒以上とすることがより好ましい。アルミニウム片仮止め工程S112における加圧時間の上限は300秒以下とすることがさらに好ましく、120秒以下とすることがより好ましい。
(アルミニウム片接合工程S102)
次いで、積層して仮止めしたアルミニウム片122A、ろう材箔126、セラミックス基板11、ろう材箔127、アルミニウム片123を、加圧装置を用いて積層方向に加圧した状態で真空加熱炉に装入し、アルミニウム片122Aとセラミックス基板11とを接合してアルミニウム層112Aを形成し、アルミニウム片123とセラミックス基板11とを接合して金属層113を形成する。
このアルミニウム片接合工程S102における接合条件は、真空条件は10-6Pa以上10-3Pa以下の範囲内、加熱温度は630℃以上655℃以下の範囲内、上記加熱温度での保持時間は1分以上180分以下の範囲内、積層方向の加圧荷重が0.01MPa以上1.0MPa以下の範囲内に設定されている。
なお、アルミニウム片接合工程S102における加熱温度の下限は635℃以上とすることが好ましい。一方、加熱温度の上限は650℃以下とすることが好ましい。
また、アルミニウム片接合工程S102における加熱温度での保持時間の下限は5分以上とすることが好ましい。一方、加熱温度での保持時間の上限は120分以下とすることが好ましい。
さらに、アルミニウム片接合工程S102における加圧荷重の下限は0.3MPa以上とすることが好ましい。一方、加圧荷重の上限は0.6MPa以下とすることが好ましい。
(銅片積層工程S103)
次に、図8に示すように、アルミニウム層112Aの表面に、銅又は銅合金からなる銅片122Bを積層する。
この銅片積層工程S103においては、まず、図8に示すように、アルミニウム層112Aの表面に、銅層112Bとなる銅片122Bを積層する。
そして、アルミニウム層112Aと銅片122Bを積層する際には、まず、図8に示すように、アルミニウム層112Aと銅片122Bの間に、本実施形態である仮止め材40を配設する(仮止め材配設工程S131)。
次に、仮止め材40を用いて、アルミニウム層112Aと銅片122Bを位置決めした状態で仮止めする(銅片仮止め工程S132)。
なお、本実施形態で用いられる仮止め材40は、第一の実施形態で説明した仮止め材と同様の構成のものを適用することができる。また、仮止め材40の塗布方法についても、第一の実施形態で説明した方法を適用することができる。
銅片仮止め工程S132においては、仮止め材40を介して積層したアルミニウム層112Aと銅片122Bに対して、加圧圧力:0.01MPa以上1.0MPa以下の範囲内、加圧時間:1秒以上600秒以下の範囲内の条件で、積層方向に加圧することが好ましい。
なお、銅片仮止め工程S132における加圧圧力の下限は0.03MPa以上とすることがさらに好ましく、0.05MPa以上とすることがより好ましい。銅片仮止め工程S132における加圧圧力の上限は0.7MPa以下とすることがさらに好ましく、0.5MPa以下とすることがより好ましい。
また、銅片仮止め工程S132における加圧時間の下限は5秒以上とすることがさらに好ましく、10秒以上とすることがより好ましい。銅片仮止め工程S132における加圧時間の上限は300秒以下とすることがさらに好ましく、120秒以下とすることがより好ましい。
(ヒートシンク積層工程S104)
次に、図8および図9に示すように、金属層113とヒートシンク131とを積層する。
金属層113とヒートシンク131とを積層する際には、まず、図8に示すように、金属層113とヒートシンク131の間に、本実施形態である仮止め材40を配設する(仮止め材配設工程S141)。
次に、仮止め材40を用いて、金属層113とヒートシンク131を位置決めした状態で仮止めする(ヒートシンク仮止め工程S142)。
なお、本実施形態で用いられる仮止め材40は、第一の実施形態で説明した仮止め材と同様の構成のものを適用することができる。また、仮止め材40の塗布方法についても、第一の実施形態で説明した方法を適用することができる。
ヒートシンク仮止め工程S142においては、仮止め材40を介して積層したアルミニウム部材等からなる金属層113と銅部材等からなるヒートシンク131に対して、加圧圧力:0.01MPa以上1.0MPa以下の範囲内、加圧時間:1秒以上600秒以下の範囲内の条件で、積層方向に加圧することが好ましい。
なお、ヒートシンク仮止め工程S142における加圧圧力は0.03MPa以上とすることがさらに好ましく、0.05MPa以上とすることがより好ましい。ヒートシンク仮止め工程S142における加圧圧力は0.7MPa以下とすることがさらに好ましく、0.5MPa以下とすることがより好ましい。
また、ヒートシンク仮止め工程S142における加圧時間は5秒以上とすることがさらに好ましく、10秒以上とすることがより好ましい。ヒートシンク仮止め工程S142における加圧時間は300秒以下とすることがさらに好ましく、120秒以下とすることがより好ましい。
なお、上述の銅片積層工程S103(仮止め材配設工程S131および銅片仮止め工程S132)とヒートシンク積層工程S104(仮止め材配設工程S141およびヒートシンク仮止め工程S142)は、同時に実施してもよい。
(固相拡散接合工程S105)
次いで、図9に示すように、仮止めした銅片122Bとアルミニウム層112A、および、金属層113とヒートシンク131とを、加圧装置を用いて積層方向に加圧した状態で真空加熱炉に装入し、銅片122Bとアルミニウム層112Aとを固相拡散接合して回路層112を形成するとともに、金属層113とヒートシンク131とを固相拡散接合する。
この固相拡散接合工程S105における接合条件は、真空条件は10-6Pa以上10-3Pa以下の範囲内、加熱温度は400℃以上548℃以下の範囲内、加熱温度での保持時間が5分以上240分以下の範囲内に設定されている。なお、積層方向への荷重は0.9MPa以上1.2MPa以下の範囲とするとよい。
以上の工程によって、本実施形態である絶縁回路基板110(ヒートシンク付き絶縁回路基板)が製造される。
以上のような構成とされた本実施形態である接合体の製造方法によれば、アルミニウム片仮止め工程S112において、アルミニウム片122Aとろう材箔126、ろう材箔126とセラミックス基板11、セラミックス基板11とろう材箔127、ろう材箔127とアルミニウム片123の間にそれぞれ本実施形態である仮止め材40を配設し、この仮止め材40によって位置決めした状態で仮止めしているので、アルミニウム片接合工程S102における位置ずれの発生を抑制でき、アルミニウム片122Aとセラミックス基板11とアルミニウム片123を位置精度良く接合することが可能となる。
そして、本実施形態においては、銅片仮止め工程S132において、アルミニウム層112Aと銅片122Bとを、本実施形態である仮止め材40を配設し、この仮止め材40によって位置決めした状態で仮止めしているので、固相拡散接合工程S105における位置ずれの発生を抑制でき、アルミニウム層112Aと銅片122Bとを位置精度良く固相拡散接合することが可能となる。
また、本実施形態においては、ヒートシンク仮止め工程S142において、金属層113とヒートシンク131とを、本実施形態である仮止め材40を用いて位置決めした状態で仮止めしているので、固相拡散接合工程S105における位置ずれの発生を抑制でき、金属層113とヒートシンク131とを位置精度良く固相拡散接合することが可能となる。
本実施形態において、アルミニウム片仮止め工程S112、銅片仮止め工程S132およびヒートシンク仮止め工程S142で、積層方向に加圧する構成とされており、加圧圧力が0.01MPa以上1.0MPa以下の範囲内、加圧時間が1秒以上600秒以下の範囲内とされている場合には、アルミニウム片122Aとセラミックス基板11とアルミニウム片123の位置ずれ、アルミニウム層112Aと銅片122Bの位置ずれ、金属層113とヒートシンク131との位置ずれをさらに確実に抑制することができ、位置精度良く仮止めすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
第一実施形態では、金属片22(回路層12)、金属片23(金属層13)として無酸素銅を用いたが、これに限らずアルミニウムやアルミニウム合金を用いてもよい。
上記実施形態ではヒートシンクとして無酸素銅を用いたがアルミニウム又はアルミニウム合金を用いてもよい。
例えば、本実施形態では、絶縁回路基板の回路層にパワー半導体素子を搭載してパワーモジュールを構成するものとして説明したが、これに限定されることはない。例えば、絶縁回路基板にLED素子を搭載してLEDモジュールを構成してもよいし、絶縁回路基板の回路層に熱電素子を搭載して熱電モジュールを構成してもよい。
また、本実施形態では、絶縁層をセラミックス基板で構成したもので説明したが、これに限定されることはなく、絶縁層を樹脂等で構成したものであってもよい。
また、本実施形態では、絶縁回路基板(金属層)とヒートシンクとを固相拡散接合によって接合するものとして説明したが、これに限定されることはなく、ろう付け、TLP等の他の接合方法を適用してもよい。
さらに、本実施形態では、ヒートシンクを放熱板として説明したが、これに限定されることはなく、内部に冷却媒体が流通される流路を備えたものであってもよい。
以下に、本発明の効果を確認すべく行った確認実験の結果について説明する。
(実施例1)
純度が99.99mass%以上の4Nアルミニウムからなるアルミニウム片(40mm×40mm×0.4mmt)、および、無酸素銅からなる銅片(37mm×37mm×0.8mmt)を準備した。そして、表1に示す組成の仮止め材を準備した。
アルミニウム片と銅片との間に仮止め材を配設し、アルミニウム片と銅片とを積層した。そして、表2に示す加圧圧力および加圧時間で積層方向に加圧することにより、アルミニウム片と銅片とを仮止めした。
その後、仮止めしたアルミニウム片と銅片とを、表2に示す条件で加圧および加熱することで、アルミニウム片と銅片とを固相拡散接合した。
そして、以下の項目について評価した。
(水平方向の固定強度)
仮止めしたアルミニウム片と銅片について、株式会社レスカ製ボンディングテスタPTR-1101を用いて、シェア強度を測定した。ツールを銅片の側面にあて、アルミニウム片に対して水平方向、すなわちアルミニウム片との接合面に平行な方向へ動かし、銅片が仮止め材からはがれたときにかかっていた荷重を測定し、水平方向の固定強度とした。なお、シェア速度(ツールを動かす速度)を0.05mm/secとした。評価結果を表2に示す。
(鉛直方向の固定強度)
厚さを調整した様々な重量の銅片を準備した。これらの各銅片をアルミニウム片に仮止めした。銅片が鉛直方向下側を向くように、表1に記載した各仮止め材を使用し、表2記載の仮止め工程の条件で仮止めした。そして、軽量の銅片を仮止めした積層体から重量の銅片を仮止めした積層体の順に、積層体を銅片が鉛直方向下側を向くようにし、約10秒以内に銅片が落下した時の積層体の銅片の重量から、仮止め材の単位面積当たりの落下した時の銅片の重量を算出し、鉛直方向の固定強度とした。
(接合性評価)
接合後のアルミニウム片と銅片との接合界面の接合率について、超音波探傷装置(株式会社日立パワーソリューションズ製FineSAT200)を用いて評価し、以下の式から算出した。ここで、初期接合面積とは、接合前における接合すべき面積とした。接合面が複数の領域に分かれている場合には、それらの接合面積の合計を初期接合面積とした。超音波探傷像を二値化処理した画像において剥離は接合部内の白色部で示されることから、この白色部の面積を剥離面積(非接合部面積)とした。
(接合率)={(初期接合面積)-(非接合部面積)}/(初期接合面積)×100
Figure 2023081350000002
Figure 2023081350000003
比較例1においては、可塑剤の重量Aとアクリル樹脂の重量Bとの比A/Bが0.05と本発明の範囲よりも小さく、仮止め時の水平方向の固定強度および鉛直方向の固定強度が0Paとなり、アルミニウム片および銅片を仮止めすることができなかった。
比較例2においては、アクリル樹脂を含有しておらず、仮止め時の水平方向の固定強度および鉛直方向の固定強度が0Paとなり、アルミニウム片および銅片を仮止めすることができなかった。
比較例3においては、アクリル樹脂の含有量が3.0mass%とされており、仮止め時の水平方向の固定強度および鉛直方向の固定強度が0Paとなり、アルミニウム片および銅片を仮止めすることができなかった。
これに対して、本発明例1-7においては、アクリル樹脂の含有量が5mass%以上とされるとともに、可塑剤の重量Aとアクリル樹脂の重量Bとの比A/Bが0.07≦A/B≦1.50の範囲内とされており、仮止め時の水平方向の固定強度が37Pa以上、かつ、鉛直方向の固定強度が0.4kPa以上となり、アルミニウム片および銅片を確実に仮止めすることができた。
(実施例2)
窒化アルミニウムからなるセラミックス基板(40mm×40mm×0.635mmt)、および、純度が99.99mass%以上の4Nアルミニウムからなり、Al-Siろう材を超音波にて固定したアルミニウム片(37mm×37mm×0.4mmt)を準備した。そして、表3に示す組成の仮止め材を準備した。
Figure 2023081350000004
セラミックス基板上に仮止め材を塗布し、熱風乾燥炉にて表4に示す条件で塗布した仮止め材を乾燥した。乾燥した仮止め材を配設したセラミックス基板上に、ろう材がセラミックス基板と対向するように、ろう材箔付きアルミニウム片を積層し、表4に示す加圧圧力および加圧時間で積層方向に加圧することにより、セラミックス基板とアルミニウム片を仮止めした。
その後、仮止めしたセラミックス基板とろう材付きアルミニウム片とを、表4に示す条件で加圧および加熱することで、セラミックス基板とアルミニウム片とを接合した。
そして、実施例1と同様に、水平方向の固定強度、鉛直方向の固定強度、接合性評価を実施した。
(水平方向の固定強度)
仮止めしたセラミックス基板とアルミニウム片について、株式会社レスカ製ボンディングテスタPTR-1101を用いて、シェア強度を測定した。ツールをアルミニウム片の側面にあて、セラミックス基板に対して水平方向へ動かし、アルミニウム片が仮止め材からはがれたときにかかっていた荷重を測定し、水平方向の固定強度とした。なお、シェア速度(ツールを動かす速度)を0.05mm/secとした。評価結果を表4に示す。
(鉛直方向の固定強度)
厚さを調整した様々な重量のアルミニウム片を準備した。これらの各アルミニウム片をセラミックス基板に仮止めした。アルミニウム片が鉛直方向下側を向くように、表3に記載した各仮止め材を使用し、表4記載の仮止め工程の条件で仮止めした。そして、アルミニウム片をセラミックス基板に仮止めした積層体を作製し、アルミニウム片が鉛直方向下側を向くようにし、10秒以内にアルミニウム片が落下した時のアルミニウム片の重量から、仮止め材の単位面積当たりのアルミニウム片重量を算出し、鉛直方向の固定強度とした。
Figure 2023081350000005
(接合性評価)
接合後の接合界面の接合率については、超音波探傷装置(株式会社日立パワーソリューションズ製FineSAT200)を用いて評価し、以下の式から算出した。ここで、初期接合面積とは、接合前における接合すべき面積とした。超音波探傷像を二値化処理した画像において剥離は接合部内の白色部で示されることから、この白色部の面積を剥離面積(非接合部面積)とした。
(接合率)={(初期接合面積)-(非接合部面積)}/(初期接合面積)×100
比較例11においては、可塑剤の重量Aとアクリル樹脂の重量Bとの比A/Bが1.60と本発明の範囲よりも大きく、仮止め時の水平方向の固定強度および鉛直方向の固定強度が0Paとなり、アルミニウム片とセラミックス基板とを仮止めすることができなかった。
比較例12においては、可塑剤の重量Aとアクリル樹脂の重量Bとの比A/Bが0.05と本発明の範囲よりも小さく、仮止め時の水平方向の固定強度および鉛直方向の固定強度が0Paとなり、アルミニウム片とセラミックス基板とを仮止めすることができなかった。
これに対して、本発明例11,12においては、アクリル樹脂の含有量が5mass%以上とされるとともに、可塑剤の重量Aとアクリル樹脂の重量Bとの比A/Bが0.07≦A/B≦1.50の範囲内とされており、仮止め時の水平方向の固定強度、鉛直方向の固定強度が十分に高く、アルミニウム片とセラミックス基板とを確実に仮止めすることができた。
本実施例の結果から、本発明例によれば、部材同士を確実に仮止めすることが可能な仮止め材、および、この仮止め材を用いて部材同士を位置決めすることで、部材同士を位置精度良く接合することが可能な接合体の製造方法を提供可能であることが確認された。
1,101 パワーモジュール
3 半導体素子
10,110 絶縁回路基板
11 セラミックス基板
12,112 回路層
13,113 金属層
22 金属片
23 金属片
26,126 ろう材箔
27,127 ろう材箔
31,131 ヒートシンク
40 仮止め材
112A アルミニウム層
112B 銅層
122A アルミニウム片
122B 銅片
123 アルミニウム片

Claims (10)

  1. アクリル樹脂と、アジピン酸エステルからなる可塑剤と、溶剤と、を含有し、
    前記アクリル樹脂の含有量が5mass%以上とされるとともに、前記可塑剤の重量Aと前記アクリル樹脂の重量Bとの比A/Bが0.07≦A/B≦1.50の範囲内とされていることを特徴とする仮止め材。
  2. 第一部材と第二部材とが接合された接合体の製造方法であって、
    前記第一部材と前記第二部材とを積層する積層工程と、積層した前記第一部材と前記第二部材とを接合する接合工程と、を有し、
    前記積層工程は、前記第一部材および前記第二部材の接合面の一方又は両方に、請求項1に記載の仮止め材を配設する仮止め材配設工程と、前記仮止め材を介して前記第一部材と前記第二部材と積層し、積層された前記第一部材と前記第二部材とを仮止めする仮止め工程と、を備えていることを特徴とする接合体の製造方法。
  3. 前記仮止め工程の前に、前記仮止め材配設工程で配設された前記仮止め材を乾燥させる仮止め材乾燥工程を備えていることを特徴とする請求項2に記載の接合体の製造方法。
  4. 前記第一部材がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるアルミニウム部材であり、前記第二部材が銅または銅合金からなる銅部材であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の接合体の製造方法。
  5. 前記第一部材がヒートシンクであることを特徴とする請求項4に記載の接合体の製造方法。
  6. 前記第二部材がヒートシンクであることを特徴とする請求項4に記載の接合体の製造方法。
  7. 前記第一部材が金属部材であり、前記第二部材がろう材であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の接合体の製造方法。
  8. 前記第一部材がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるアルミニウム部材であり、前記第二部材がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるアルミニウム部材であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の接合体の製造方法。
  9. 前記第一部材が銅または銅合金からなる銅部材であり、前記第二部材が銅または銅合金からなる銅部材であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の接合体の製造方法。
  10. 前記第一部材がセラミックス部材であり、前記第二部材がろう材であることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の接合体の製造方法。
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