JP2023079691A - 冷蔵庫 - Google Patents

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真理子 松本
Mariko Matsumoto
舞子 添田
Maiko Soeda
大治 澤田
Daiji Sawada
成彦 小池
Narihiko Koike
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Abstract

【課題】鮮度を維持した状態で野菜を冷蔵保存することが可能な冷蔵庫を得ることを目的とする。【解決手段】本開示に係る冷蔵庫1は、内部に収納した野菜22を冷蔵保存可能な容器16を備えている。また、この冷蔵庫1は、野菜22を収納した容器の内部を密閉する蓋17を備えている。そして、冷蔵庫1は、容器16に収納された野菜を振動させるバイブレータ19を備えている。冷蔵庫1によれば、鮮度を維持した状態で野菜22を冷蔵保存することができる。【選択図】図2

Description

本開示は、冷蔵庫に関するものである。
特許文献1に、冷蔵庫における食品保存に関する技術が開示されている。特許文献1に記載された冷蔵庫は、野菜室を備える。一般的に、冷蔵庫の野菜室には、ユーザーの目的に応じて様々な野菜が収納される。
特許第6303127号公報
ユーザーは、時には、冷蔵庫に収納した野菜を忘れてしまうことがある。例えば、成長点を有する野菜が長期間に渡って冷蔵庫内に保存された場合、当該野菜は、成長点の伸長によって急速に劣化してしまう。
本開示は、上記のような課題を解決するためのものである。本開示の目的は、鮮度を維持した状態で野菜を冷蔵保存することが可能な冷蔵庫を得ることである。
本開示に係る冷蔵庫は、内部に収納した対象物を冷蔵保存可能な収納部と、対象物を収納した収納部の内部を密閉する密閉部と、収納部に収納された対象物を振動させる振動部と、を備えたものである。
本開示に係る冷蔵庫によれば、鮮度を維持した状態で野菜を冷蔵保存することができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫の正面図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の内部構成を示す縦断面図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の制御系統の機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付している。本開示において、重複する説明は、適宜に簡略化または省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は、以下に示す実施の形態およびその変形例に限定されることはない。以下の実施の形態およびその変形例で説明する任意の構成要素は、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、自由な組み合わせ、変形または省略が可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る冷蔵庫1の正面図である。図2は、実施の形態1に係る冷蔵庫1の構成を示す縦断面図である。本開示では、原則として、冷蔵庫1が使用可能な状態に設置されたときを基準として、各方向が定義される。また、図1および図2を含む各図面において、冷蔵庫1を構成する各部材の寸法、位置関係および形状等は、実際のものとは必ずしも完全に一致しない場合がある。
冷蔵庫1は、断熱箱体90を備えている。断熱箱体90は、外箱、内箱および断熱材を有している。外箱は、例えば、鋼鉄製である。内箱は、例えば、樹脂製である。内箱は外箱の内側に配置される。断熱材は、例えば、発泡ウレタンまたは真空断熱材等である。断熱材は、外箱と内箱との間の空間に充填されている。
断熱箱体90の前面(正面)は、開口している。断熱箱体90の内部には、貯蔵空間が形成されている。貯蔵空間は、食品等の被貯蔵物が収納される空間である。断熱箱体90の内部に形成された貯蔵空間は、1つまたは複数の仕切り部材によって、食品を収納保存するための複数の貯蔵室に区画されている。
一例として、冷蔵庫1は、図1おび図2に示すように、複数の貯蔵室として、冷蔵室100、切替室200、製氷室300、冷凍室400および野菜室500を備えている。これらの各貯蔵室は、断熱箱体90の内部において、上下方向に4段構成となって配置されている。
冷蔵室100は、断熱箱体90の内部の最上段に配置されている。図2に示すように、冷蔵室100の内部には、一例として、複数の棚板が設けられている。冷蔵室100の内部は、これらの棚板によって、上下方向に複数の空間に仕切られている。冷蔵室100内部には、チルド室110が設けられていてもよい。
切替室200は、冷蔵室100の下方における左右の一側に配置されている。切替室200内の温度帯は、複数の温度帯のうちのいずれかに選択的に切り替えることが可能である。切替室200内の温度帯として選択可能な複数の温度帯は、例えば、冷凍温度帯、冷蔵温度帯、チルド温度帯、ソフト冷凍温度帯等である。冷凍温度帯は、例えば、-18℃程度の温度帯である。冷蔵温度帯は、例えば、3℃程度の温度帯である。チルド温度帯は、例えば、0℃程度の温度帯である。ソフト冷凍温度帯は、例えば、-7℃程度の温度帯である。
製氷室300は、切替室200の側方に隣接して配置される。製氷室300は、切替室200と並列に配置される。すなわち、製氷室300は、冷蔵室100の下方における左右の他側に配置されている。
冷凍室400は、切替室200および製氷室300の下方に配置されている。冷凍室400は、被貯蔵物を比較的長期にわたって冷凍保存する際に用いられる。野菜室500は、断熱箱体90の最下段に配置されている。野菜室500には、例えば、野菜および容量の大きなペットボトル等が収納される。野菜室500は、冷凍室400の下方に配置されている。
冷蔵室100の正面部には、当該冷蔵室100を開閉するための冷蔵室扉7が設けられている。冷蔵室扉7は、例えば、両開き式の回転式の扉である。両開き式の冷蔵室扉7は、右扉7aおよび左扉7bにより構成されている。冷蔵室扉7の外側表面には、操作パネル6が設けられている。図1に示す構成例では、操作パネル6は、左扉7bに設けられている。
一例として、切替室200、製氷室300、冷凍室400および野菜室500は、それぞれ、引出し式の扉によって開閉される。これらの引出し式の扉は、各貯蔵室の左右の内壁面に水平に形成されたレールに沿って冷蔵庫1の奥行方向にスライドできるようになっている。本実施の形態の冷蔵庫1のユーザーは、引出し式の扉を前後にスライドさせることで、切替室200、製氷室300、冷凍室400および野菜室500を開閉することができる。
切替室200の内部には、食品等を内部に収納できる切替室収納ケース201が引き出し自在に格納されている。冷凍室400の内部には、食品等を内部に収納できる冷凍室収納ケース401が引き出し自在に格納されている。同様に、野菜室500内には、食品等を内部に収納できる野菜室上ケース14および野菜室下ケース15が設けられている。野菜室上ケース14には、例えば、ナスおよびパセリ等の小物野菜が収納される。野菜室下ケース15には、例えば、大根、白菜およびスイカ等の大物野菜、あるいは、ペットボトルが収納される。
なお、冷蔵庫1に備えられた貯蔵室の数、貯蔵室の配置、貯蔵室を開閉するための扉の構成等は、以上で説明した例に限定されるものではない。例えば、冷蔵室100を開閉するための扉は、スライド式であってもよい。また、切替室200、製氷室300、冷凍室400および野菜室500を開閉するための扉は、回転式であってもよい。
冷蔵庫1は、各貯蔵室を冷却するための冷却機構として、圧縮機2、冷却器3、送風機4等を備える。圧縮機2および冷却器3は、図示を省略している凝縮器および絞り装置等とにより、冷凍サイクル回路を構成している。圧縮機2は、冷凍サイクル回路内の冷媒を、圧縮して吐出する。凝縮器は、圧縮機2から吐出された冷媒を凝縮させる。絞り装置は、凝縮器から流出した冷媒を膨張させる。冷却器3は、絞り装置で膨張した冷媒によって、各貯蔵室へ供給される空気を冷却する。圧縮機2は、例えば、図2に示すように、冷蔵庫1の背面側の下部に配置される。
送風機4が動作すると、冷却器3で冷却された空気、すなわち冷気が、ダクトを通って、各貯蔵室へ送られる。各貯蔵室を冷却して暖められた空気は、ダクトを通って冷却器3が設置されている空間へと戻される。冷却器3が設置されている空間へと戻された空気は、再び冷却器3によって冷却され、冷蔵庫1内を循環する。
各貯蔵室には、図示を省略しているサーミスタが設置される。このサーミスタは、各貯蔵室の内部の温度を検出する。送風機4および圧縮機2は、このサーミスタの検出結果に基いて制御される。送風機4および圧縮機2は、各貯蔵室内の温度が予め設定された設定温度になるように制御される。
また、本実施の形態に係る冷蔵庫1は、制御装置8を備える。制御装置8は、例えば、図2に示すように、冷蔵庫1の背面側の上部に設けられる。制御装置8は、圧縮機2および送風機4等を制御する機能を有している。制御装置8には、冷蔵庫1の動作を制御するための制御回路等が備えられている。制御装置8の各機能は、この制御回路によって実現される。
冷蔵庫1は、図2に示すように、扉開閉センサ13を備えている。扉開閉センサ13は、野菜室500を開閉するための扉の開閉状態を検知するためのものである。扉開閉センサ13は、冷蔵庫1が備える貯蔵室の扉の開閉を検知する扉開閉検知手段の一例である。なお、図示を省略しているが、野菜室500以外の貯蔵室の扉の開閉を検知できるセンサが設けられていてもよい。
また、冷蔵庫1は、図2に示すように、容器16を備える。容器16は、野菜室500内に配置される。容器16は、内部に収納したを冷蔵保存可能な収納部の一例である。なお、容器16は、野菜室500以外の貯蔵室に設けられていてもよい。また、容器16は、着脱自在であってもよい。容器16は、冷蔵室100およびチルド室110など、冷蔵温度帯の任意の貯蔵室に設けることができる。容器16には、対象物の一例である野菜22が収納される。野菜22としては、例えば、葉物野菜、カイワレ大根等のスプラウト類、ジャガイモおよびタマネギ、等が挙げられる。
容器16には、着脱自在な蓋17が取り付けられている。蓋17は、対象物を収納した収納部の内部を密閉する密閉部の一例である。蓋17の外周部分には、容器16内を確実に密閉できるようにパッキンが設けられている。このパッキンは、一例として、振動によってずれたりしないように、振動吸収性の高いシリコン製のゲル等で形成されている。蓋17が振動でずれなくするためのロック機構等が設けられていてもよい。
なお、冷蔵庫1は、必ずしも容器16を備えていなくてもよい。例えば、冷蔵庫1が備えるいずれかの貯蔵室自体を、本開示に係る収納部として構成してもよい。この場合、本開示に係る密閉部は、貯蔵室を開閉する扉となる。
容器16の底面外側には、重量センサ18が設けられている。重量センサ18は、容器16および当該容器16内に収納された対象物の重量を検知する。重量センサ18は、容器16内に収納された対象物を検知する収納物検知手段の一例である。なお、対象物検知手段は、例えば、赤外線センサあるいはカメラ等によって構成されていてもよい。
また、本実施の形態に係る冷蔵庫1は、バイブレータ19を備える。バイブレータ19は、収納部に収納された対象物を振動させる振動部の一例である。バイブレータ19には、例えば、偏心回転質量(ERM)方式の装置が用いられる。バイブレータ19は、容器16に接して設けられる。バイブレータ19は、容器16を振動させることで、当該容器16に収納された野菜22を振動させる。
野菜22は、物理的ストレスによってエチレンガスを発生させる。エチレンガスには、野菜22の成長を抑制する効果がある。本実施の形態に係る冷蔵庫1によれば、バイブレータ19によって野菜22を振動させることで、当該野菜22の成長を抑制することができる。これにより、鮮度を維持した状態で野菜22を保存することができる。本実施の形態によれば、野菜22の無駄な廃棄を抑制し、フードロスを少なくすることができる。
なお、本開示に係る振動部は、バイブレータ19に限られない。例えば、風を送るファンによって振動部として構成してもよい。ファンによる送風で野菜22の葉を揺らすことでも、当該野菜22を振動させることができる。また、例えば、スピーカーから音を発生させて、共振によって野菜22を振動させてもよい。また、圧縮機2の振動を野菜22に伝搬させてもよいし、超音波発信子を用いて直接的に野菜22を振動させてもよい。
収納部の一例である容器16には、当該容器16の外部への振動の伝搬を抑制する振動伝搬抑制手段の一例として、防振部材20が設けられていてもよい。防振部材20は、例えば、振動吸収性の高いシリコン製のゲル等で形成されている。一例として、防振部材20は、容器16の下部に設けられている。防振部材20を設けることで、野菜室500内の容器16以外の空間および他の貯蔵室へ振動が伝搬することを抑制することができる。これにより、対象物である野菜22以外の保存物への振動の影響を抑えることができる。
また、冷蔵庫1は、収納部の一例である容器16内のエチレンガス濃度を検知するガスセンサ21を備えていてもよい。バイブレータ19の動作は、ガスセンサ21の検知結果に応じて制御されてもよい。ガスセンサ21は、本開示に係るガス検知手段の一例である。
図3は、実施の形態1に係る冷蔵庫1の制御系統の機能的な構成を示すブロック図である。制御装置8の制御回路には、例えば、プロセッサ8aおよびメモリ8bが備えられている。制御装置8は、メモリ8bに記憶されたプログラムをプロセッサ8aが実行することによって予め設定された処理を実行し、冷蔵庫1を制御する。
プロセッサ8aは、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータあるいはDSPともいう。メモリ8bには、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROMおよびEEPROM等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、または磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスクおよびDVD等が該当する。
なお、制御装置8の制御回路は、例えば、専用のハードウェアとして形成されてもよい。制御装置8の制御回路の一部が専用のハードウェアとして形成され、かつ、当該制御回路にプロセッサ8aおよびメモリ8bが備えられていてもよい。一部が専用のハードウェアとして形成される制御回路には、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたもの等が該当する。
本実施の形態の操作パネル6は、図3に示すように、操作部6aおよび表示部6bを備えている。操作部6aは、各貯蔵室の保冷温度等を設定するための操作スイッチ等である。ユーザーは、操作部6aを操作することで、切替室200の温度帯を切り替えることができる。表示部6bは、各貯蔵室の温度等の各種情報を表示する液晶表示部である。操作パネル6は、操作部6aと表示部6bとを兼ねるタッチパネルを備えていてもよい。操作部6aは、ユーザーによる当該操作部6aの操作に応じた信号を制御装置8へ出力する。また、制御装置8は、操作パネル6の表示部6bに表示信号を出力し、表示部6bの動作を制御する。
制御装置8には、各貯蔵室の内部の温度を検出するサーミスタから信号が入力される。制御装置8は、入力された信号に基づいて、各貯蔵室内が設定された温度に維持されるように、圧縮機2、冷却器3および送風機4等を制御する。
制御装置8は、例えば、スマートフォン等の外部機器との通信機能を有してもよい。制御装置8は、外部機器からの設定温度変更指示を受信したり、庫内状況などの情報を外部機器げ送信したりしてもよい。
また、制御装置8には、扉開閉センサ13からの信号も入力される。例えば、制御装置8は、扉が開いている時間または閉じている時間をカウントして、その結果を様々な制御パラメータとして利用してもよい。また、制御装置8は、扉の開いた状態が一定時間以上続いた場合に、表示部6bまたはブザー音などによる報知を行う制御を行ってもよい。
制御装置8には、重量センサ18からの信号およびガスセンサ21からの信号も入力される。本実施の形態おいて、制御装置8は、各センサからの入力に応じて、バイブレータ19を制御する。
図4は、実施の形態1に係る冷蔵庫1の動作の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、野菜22に振動を付与する冷蔵庫1の動作例を示すフローチャートである。図4を用いて、冷蔵庫1の動作を説明する。
まず、ユーザーによって野菜室500の扉が開けられたこと、すなわち野菜22を投入する動作が行われたことの検知が実施される(ステップS1)。その後、野菜室500の扉が閉められたとを検知する(ステップS2)。扉の開閉の検知処理は、扉開閉センサ13および制御装置8によって実施される。
扉の開閉検知の後、容器16内の収納物の有無の判定が実施される(ステップS3)。ステップS3の処理は、重量センサ18および制御装置8によって行われる。容器16内に対象物が収納されていない場合には、振動動作は行われない。本実施の形態に係る冷蔵庫1は、容器16に対象物が収納されている場合に当該対象物を振動させる動作を行うように構成されている。これにより、無駄な振動動作を防ぐことができる。
容器16内に収納物がある場合、現在時刻が指定された時間帯、例えば、夜間であるか否かの判定が行われる(ステップS4)。ステップS4の判定は、制御装置8によって行われる。夜間は、振動音を不快に思うユーザーが冷蔵庫1の周囲にいない時間帯の一例である。指定された時間帯である場合には、バイブレータ19をオンにする(ステップS5)。指定された時間帯でない場合には、バイブレータ19を起動せずに、再びステップS3の処理が実施される。
本実施の形態に係る冷蔵庫1は、夜間等の指定された時間帯にバイブレータ19が動作するように構成されている。これにより、振動によるユーザーへの不快感を抑制することができる。なお、夜間等の指定された時間帯は、冷蔵庫1の出荷時に制御装置8に内蔵される時計機能で設定しておいてもよいし、出荷後にユーザーが設定可能であってもよい。
また、例えば、AIによる機械学習等を利用して、冷蔵庫1の周囲にユーザーがいなくなるタイミングを学習し、このタイミングを指定された時間帯として設定してもよい。この場合には、例えば、扉開閉センサ13の検知結果に応じてバイブレータ19が動作することとなる。扉開閉センサ13の検知結果に応じて、例えば、扉の開閉が多い時間帯と扉の開閉が少ない時間帯とを学習することが可能である。また、バイブレータ19による振動は、ユーザーが冷蔵庫1の扉を開けたときに止めるようにしてもよい。これにより、振動によるユーザーへの不快感を抑制することができる。
また、冷蔵庫1は、冷蔵庫1の周囲の人を検知する人検知手段の検知結果に応じてバイブレータ19が動作するように構成されてもよい。本例によっても、振動によるユーザーへの不快感を抑制することができる。人検知手段としては、冷蔵庫1に設けられたセンサ類あるいは、冷蔵庫1の外部機器を利用することができる。
バイブレータ19をオンにした後、容器16内のエチレンガス濃度が予め設定された上限値より高いか否かの判定が行われる(ステップS6)。ステップS6の判定は、ガスセンサ21および制御装置8によって行われる。容器16内のエチレンガス濃度が上限値より高い場合には、バイブレータ19をオフに、すなわち停止する(ステップS7)。エチレンガスによる野菜22の成長抑制効果は、一定濃度以上では大きく変わらない。このため、本実施の形態のように上限値を設定することで、バイブレータ19の無駄な動作を抑制することができる。ガス濃度の上限値は、例えば、1000ppm、500ppm、あるいは、100ppmとして設定される。
バイブレータ19をオフにした後、容器16内のエチレンガス濃度が予め設定された加減値より低いか否かの判定が行われる(ステップS8)。エチレンガス濃度が下限値より高い場合には、バイブレータ19をオフにしたままとする。エチレンガス濃度が下限値より低い場合には、ステップS3の処理を再び実行する。本実施の形態に係る冷蔵庫1は、容器16内のエチレンガス濃度が下限値より低くなった場合にバイブレータ19が再び動作するように構成されている。これにより、容器16内のエチレンガス濃度を十分に保つことができる。ガス濃度の下限値は、例えば、0.00001ppm、0.001ppm、あるいは、0.01ppmとして設定される。
なお、バイブレータ19は、容器16内のエチレンガス濃度が下限値以上でかつ上限値以下で維持されるように動作してもよい。例えば、バイブレータ19は、連続的な運転ではなく、間欠的に運転してもよい。また、バイブレータ19は、ガス濃度が下限値に達する前に再起動してもよい。
また、バイブレータ19の動作中に、容器16内の野菜22が取り出された場合に当該バイブレータ19を停止してもよい。また、バイブレータ19のオンおよびオフは、例えば、ユーザーが操作パネル6あるいはスマートフォン等の外部機器を操作することで制御してもよい。
冷蔵庫1は、容器16内のエチレンガス濃度が一定期間以上、既定値以下である場合に報知を行う報知手段を備えていてもよい。報知手段としては、操作パネルの表示部6bあるいはその他の機器を用いることができる。エチレンガス濃度が既定値以下で維持されてしまう状況としては、野菜22が保存の限界である場合およびバイブレータ19が故障している場合等が考えられる。本例によれば、ユーザーは、異変に対応することができる。
エチレンガスは、空気よりも比重が小さい。このため、野菜22から放出されたエチレンガスは、容器16の上部から溜まっていく。そこで、ガスセンサ21は、容器16で濃度上昇が最も遅いと考えられる下部に設置することが望ましい。
野菜22への振動によって生じるエチレンガスは、高温環境下のほうが発生しやすい。そこで、バイブレータ19は、貯蔵室内の霜を除去するデフロスト運転の時間帯に動作するように構成されていてもよい。デフロスト運転の時間帯には、冷蔵庫1内の温度が高くなる。本例であれば、効率よくエチレンガスを発生させることができる。また、容器16を、野菜室500で最も温度が高くなる位置である、野菜室500内の空気を吸い込んで冷却機構へ送る吸込口の近傍、に設置してもよい。
また、冷蔵庫1は、野菜22の保存日数をカウントして、保存日数が一定日数を経過したら当該野菜22を利用するようにユーザーに報知する機能を有していてもよい。これにより、フードロスを少なくすることができる。
植物は振動によってエチレンガスを発生するが、その発生量および振動への感受性は、種類によって異なる。そこで、冷蔵庫1は、容器16内の対象物の種類を判定して、判定結果に応じてバイブレータ19の動作を制御するように構成されていてもよい。対象物の種類の判定は、例えば、カメラ等を用いて実現することができる。例えば、発芽を抑制したい野菜22とエチレン生成量の高い食品である熟した果物とが同時に収納された場合には、バイブレータ19による振動を小さくした上で動作時間も短くしてもよい。また、例えば、発芽を抑制したいがエチレンガスの生成量の少ない野菜22に振動を与える場合には、連続的な運転をバイブレータ19に行わせてもよい。あるいは、対象物の保存日数の経過とともに、バイブレータ19の出力および動作時間を低減させてもよい。
1 冷蔵庫、 2 圧縮機、 3 冷却器、 4 送風機、 6 操作パネル、 6a 操作部、 6b 表示部、 7 冷蔵室扉、 7a 右扉、 7b 左扉、 8 制御装置、 8a プロセッサ、 8b メモリ、 13 扉開閉センサ、14 野菜室上ケース、 15 野菜室下ケース、 16 容器、 17 蓋、 18 重量センサ、 19 バイブレータ、 20 防振部材、 21 ガスセンサ、 22 野菜、 90 断熱箱体、 100 冷蔵室、 110 チルド室、 200 切替室、 201 切替室収納ケース、 300 製氷室、 400 冷凍室、 401 冷凍室収納ケース、 500 野菜室

Claims (14)

  1. 内部に収納した対象物を冷蔵保存可能な収納部と、
    対象物を収納した前記収納部の内部を密閉する密閉部と、
    前記収納部に収納された対象物を振動させる振動部と、
    を備えた冷蔵庫。
  2. 前記収納部は、貯蔵室内に設けられた容器であることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記収納部に収納された対象物を検知する対象物検知手段を備え、
    前記振動部は、前記収納部に対象物が収納されている場合に当該対象物を振動させる請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記収納部には、当該収納部の外部への振動の伝搬を抑制する振動伝搬抑制手段が設けられている請求項1から請求項3の何れか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 貯蔵室を開閉するための扉と、
    前記扉の開閉を検出する扉開閉検知手段と、
    を備え、
    前記振動部は、前記扉開閉検知手段の検知結果に応じて動作する請求項1から請求項4の何れか1項に記載の冷蔵庫。
  6. 前記振動部は、指定された時間帯に動作する請求項1から請求項5の何れか1項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記振動部は、周囲の人を検知する人検知手段の検知結果に応じて動作する請求項1から請求項6の何れか1項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記収納部内のエチレンガス濃度を検出するガス検知手段を備え、
    前記振動部は、前記ガス検知手段の検知結果に応じて動作する請求項1から請求項7の何れか1項に記載の冷蔵庫。
  9. 前記振動部は、前記収納部内のエチレンガス濃度が上限値より高くなると停止する請求項8に記載の冷蔵庫。
  10. 前記振動部は、前記収納部内のエチレンガス濃度が下限値より低くなった後に再び動作する請求項9に記載の冷蔵庫。
  11. 前記振動部は、前記収納部内のエチレンガス濃度が下限値以上かつ上限値以下で維持されるように動作する請求項8に記載の冷蔵庫。
  12. 前記収納部内のエチレンガス濃度が一定期間以上、既定値以下である場合に報知を行う報知手段を備える請求項8に記載の冷蔵庫。
  13. 前記ガス検知手段を、前記収納部の下部に設けた請求項8から請求項12の何れか1項に記載の冷蔵庫。
  14. 前記振動部は、貯蔵室内の霜を除去するデフロスト運転の時間帯に動作する請求項1から請求項13の何れか1項に記載の冷蔵庫。
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