JP7087635B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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この発明は、冷蔵庫に関するものである。
被冷凍物の内部における氷結晶の粗大化に起因する被冷凍物の品質劣化を防止することを目的として、被冷凍物を収納する冷凍室と、冷凍室内を冷却する冷却手段と、冷凍室内に電場を発生させる一対の電極板と、一対の電極板に交流電圧を印加する制御手段と、を備え、電場内で被冷凍物を冷凍させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014-159896号公報
このように、特許文献1に示されるものは、凍結中の対象物に電場をかけることで凍結による対象物の品質劣化を抑制しようとする。また、解凍中の対象物に電場をかけることでも、解凍により生じた水の再凍結を抑制して、解凍による対象物の品質劣化を抑制できることが知られている。解凍又は凍結の際にかける電場は、強いほど品質劣化の抑制効果をより得られる。すなわち、電極間に印加する電圧が高いほど、品質劣化の抑制効果は大きくなる。
しかしながら、電極間に印加する電圧が高くなると、電極と対象物の表面との間での絶縁が破れ、放電が生じる可能性が高くなる。特に、解凍又は凍結中の対象物の表面に液相の水いわゆる「液だまり」が生じると、この液だまりに電界が集中し放電が生じやすい。電極と対象物の表面との間で放電が生じてしまうと、大きな電流が流れて対象物を局所的に加熱して変色させたり、大量のオゾンが発生したりして対象物である食品を損なう可能性がある。また、冷蔵庫の制御装置に多大な負荷がかかる。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、解凍又は凍結の際に、対象物の表面に液だまりが生じても、電極と対象物の表面との間での放電が発生することを抑制しつつ、より強い電場を対象物にかけることができる冷蔵庫を得ることにある。
この発明に係る冷蔵庫は、解凍又は凍結の対象物を収納する収納室と、前記収納室の対向する壁面に設けられた一対の電極と、前記電極間に電圧を印加する電源部と、前記収納室内の対象物の表面状態を検出する表面状態検出手段と、を備え、前記表面状態検出手段は、前記収納室内の対象物の表面における液相の水の有無を表面状態として検出し、前記電源部は、前記収納室内の対象物の表面状態に応じて前記電極間に印加する電圧を変化させる。
この発明に係る冷蔵庫によれば、解凍又は凍結の際に、対象物の表面に液だまりが生じても、電極と対象物の表面との間での放電が発生することを抑制しつつ、より強い電場を対象物にかけることができるという効果を奏する。
この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の側断面図である。 この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の制御系統の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の解凍時における制御動作の一例を示すフロー図である。 この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の解凍時における制御タイミングチャートである。 この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の凍結時における制御動作の一例を示すフロー図である。 この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫の凍結時における制御タイミングチャートである。
この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
実施の形態1.
図1から図6は、この発明の実施の形態1に係るものである。図1は冷蔵庫の側断面図である。図2は冷蔵庫の制御系統の構成を示すブロック図である。図3は冷蔵庫の解凍時における制御動作の一例を示すフロー図である。図4は冷蔵庫の解凍時における制御タイミングチャートである。図5は冷蔵庫の凍結時における制御動作の一例を示すフロー図である。そして、図6は冷蔵庫の凍結時における制御タイミングチャートである。
なお、各図においては、各構成部材の寸法の関係や形状等が実際のものとは異なる場合がある。また、各構成部材同士の位置関係(例えば、上下関係等)は、原則として、冷蔵庫を使用可能な状態に設置したときのものである。
(冷蔵庫の構成)
この発明の実施の形態1に係る冷蔵庫1は、図1に示すように断熱箱体30を有している。断熱箱体30は、前面(正面)が開口されて内部に貯蔵空間が形成されている。断熱箱体30は、外箱、内箱及び断熱材を有している。外箱は鋼鉄製である。内箱は樹脂製である。内箱は外箱の内側に配置される。断熱材は、例えば発泡ウレタン、真空断熱材等であり、外箱と内箱との間の空間に充填されている。断熱箱体30の内部に形成された貯蔵空間は、1つ又は複数の仕切り部材により、食品を収納保存する複数の貯蔵室に区画されている。
図1に示すように、ここでは、冷蔵庫1は、複数の貯蔵室として、例えば、冷蔵室7、切替室9、製氷室10、冷凍室11及び野菜室12を備えている。これらの貯蔵室は、断熱箱体30において上下方向に4段構成となって配置されている。
冷蔵室7は、断熱箱体30の最上段に配置されている。冷蔵室7の内部には、複数の棚板が設けられている。冷蔵室7の内部は、これらの棚板によって、上下方向に複数の空間(棚)に仕切られている。最下段の棚板の下側の空間は、チルド室8になっている。
切替室9は冷蔵室7の下方における左右の一側に配置されている。切替室9の保冷温度帯は、複数の温度帯のうちのいずれかを選択して切り替えることができる。切替室9の保冷温度帯として選択可能な複数の温度帯は、例えば、冷凍温度帯(例えば-18℃程度)、冷蔵温度帯(例えば3℃程度)、チルド温度帯(例えば0℃程度)及びソフト冷凍温度帯(例えば-7℃程度)等である。切替室9の既定の設定温度は、例えばソフト冷凍温度帯の-7℃とする。製氷室10は、切替室9の側方に隣接して切替室9と並列に、すなわち、冷蔵室7の下方における左右の他側に配置されている。
冷凍室11は、切替室9及び製氷室10の下方に配置されている。冷凍室11は、主に貯蔵対象を比較的長期にわたって冷凍保存する際に用いるためのものである。野菜室12は、冷凍室11の下方の最下段に配置されている。野菜室12は、主に野菜や容量の大きな(例えば2L等)の大型ペットボトル等を収納するためのものである。
冷蔵室7の前面に形成された開口部には、当該開口部を開閉する回転式の冷蔵室扉31が設けられている。ここでは、冷蔵室扉31は両開き式(観音開き式)であり、右扉及び左扉により構成されている。冷蔵庫1の前面の冷蔵室扉31(例えば、左扉)の外側表面には、操作パネル5が設けられている。
冷蔵室7以外の各貯蔵室(切替室9、製氷室10、冷凍室11及び野菜室12)は、それぞれ引き出し式の扉によって開閉される。これらの引き出し式の扉は、扉に固定して設けられたフレームを各貯蔵室の左右の内壁面に水平に形成されたレールに対してスライドさせることにより、冷蔵庫1の奥行方向(前後方向)に開閉できるようになっている。
また、切替室9内には、食品等を内部に収納できる切替室収納ケース14が引き出し自在に格納されている。同様に、冷凍室11の内部及び野菜室12の内部には、食品等を内部に収納できる冷凍室収納ケース及び野菜室収納ケースがそれぞれ引き出し自在に格納されている。
(冷却機構)
冷蔵庫1は、各貯蔵室へ供給する空気を冷却する冷凍サイクル回路を備えている。冷凍サイクル回路は、圧縮機2、凝縮器(図示せず)、絞り装置(図示せず)及び冷却器3等によって構成されている。圧縮機2は、冷凍サイクル回路内の冷媒を圧縮し吐出する。凝縮器は、圧縮機2から吐出された冷媒を凝縮させる。絞り装置は、凝縮器から流出した冷媒を膨張させる。冷却器3は、絞り装置で膨張した冷媒によって各貯蔵室へ供給する空気を冷却する。圧縮機2は、例えば、冷蔵庫1の背面側の下部に配置される。
冷蔵庫1には、冷凍サイクル回路によって冷却された空気を各貯蔵室へ供給するための風路が形成されている。この風路は、主に冷蔵庫1内の背面側に配置されている。冷凍サイクル回路の冷却器3は、この風路内に設置される。また、風路内には、冷却器3で冷却された空気を各貯蔵室へ送るための送風機4も設置されている。送風機4が動作すると、冷却器3で冷却された空気(冷気)が風路を通って冷凍室11、切替室9、製氷室10及び冷蔵室7へと送られ、これらの貯蔵室内を冷却する。
冷蔵室7の内部と野菜室12の内部とは、ダクトにより連通されている。冷蔵室7からの戻り冷気をダクトを介して野菜室12内に導入することで、野菜室12が冷却される。野菜室12を冷却した冷気は、図示しない野菜室用帰還風路を通って冷却器3のある風路内へと戻される。そして、冷却器3によって再度冷却されて、冷蔵庫1内を冷気が循環される。
冷却器3及び送風機4が設けられた風路から冷凍室11、切替室9、製氷室10及び冷蔵室7の各貯蔵室内へと通じる中途の箇所には、図示しないダンパが設けられている。各ダンパは、風路の各貯蔵室へと通じる箇所を開閉する。ダンパの開閉状態を変化させることで、各貯蔵室へと供給する冷気の送風量を調節することができる。また、冷気の温度は圧縮機2の運転を制御することにより調節することができる。
以上のようにして設けられた圧縮機2及び冷却器3からなる冷凍サイクル回路、送風機4、風路及びダンパは、貯蔵室の内部を冷却する冷却手段を構成している。
冷蔵庫1の例えば背面側の上部には、制御装置6が収容されている。制御装置6には、冷蔵庫1の動作に必要な各種の制御を実施するための制御回路等が備えられている。制御装置6が備える制御回路として、例えば、各貯蔵室内の温度及び操作パネル5に入力された情報等に基づいて圧縮機2及び送風機4の動作並びにダンパの開度を制御するための回路が挙げられる。すなわち、制御装置6は前述した冷却手段等を制御して、冷蔵庫1の動作を制御する。なお、各貯蔵室内の温度は、それぞれの貯蔵室に設置された図示しないサーミスタ等により検知することができる。また、制御装置6は、冷蔵庫1と外部機器との通信についても制御する。外部機器との通信とは、具体的に例えば、スマートフォンからの設定温度変更指示の受信や、スマートフォンへの庫内状況に関する情報の送信等である。
(切替室の構成)
操作パネル5の操作部5aを操作することで、切替室9の内部の温度帯を切り替えることができる。例えば、切替室9に凍結の対象物となる食品17を入れ、切替室9の内部を冷凍温度帯(例えば-18℃)にすることで、食品17を凍結させることができる。また、切替室9に解凍の対象物となる食品17を切替室9の内部をチルド温度帯(例えば0℃)にすることで、冷凍された食品17を解凍できる。
この実施の形態の切替室9は、解凍又は凍結の対象物を収納する収納室の一例である。すなわち、この実施の形態の収納室は、内部の設定温度を冷凍温度帯から冷蔵温度帯の範囲内において切替可能な切替室9である。なお、収納室は、解凍又は凍結の一方のみが行えるものであってもよいし、この実施の形態の切替室9のように解凍及び凍結の両方が行えるものであってもよい。
切替室扉32は、収納室である切替室9を開閉可能な扉である。冷蔵庫1は、扉開閉検知センサ13を備えている。扉開閉検知センサ13は、切替室扉32の開閉状態を検知するためのものである。扉開閉検知センサ13は、切替室9の前面開口の縁部における切替室扉32と対向する位置に設けられている。扉開閉検知センサ13は、例えば、一般的なマグネット方式のスイッチである。すなわち、例えば、切替室扉32に埋め込まれた磁石の近接を、冷蔵庫1本体側の断熱箱体30に設置された一対のリードスイッチによって検出する。
この扉開閉検知センサ13の検出結果を用い、制御装置6は、必要に応じて切替室扉32の開時間又は閉時間を計測して各種の制御に活用する。また、制御装置6は、切替室扉32が開いた状態が一定時間以上継続した場合に、ブザー音等を鳴らして使用者に注意を喚起することもできる。なお、今回は切替室9以外の図示を省略しているが、その他の各貯蔵室にも同様に扉開閉を検知できるセンサが設けられている。
冷蔵庫1は、一対の電極15を備えている。ここで説明する構成例では、一対の電極15は、天井面電極15a及び底面電極15bである。この実施の形態の説明では、天井面電極15a及び底面電極15bの総称として「電極15」を用いている。天井面電極15aは、切替室9の天井面に設けられる。底面電極15bは、切替室9の底面に設けられる。したがって、一対の電極15は、収納室である切替室9の対向する壁面に設けられる。それぞれの電極15は、例えばステンレス又はアルミ等の金属板からなる。なお、底面電極15bがグランド側、天井面電極15aが高電圧側である。
冷蔵庫1は、カメラ16を備えている。カメラ16は、例えば切替室9内の背面と上面との間の隅角部に取り付けられている。カメラ16は、切替室9の内部に収納された食品17の画像を撮影可能である。また、カメラ16は、切替室9内を照らす光源と一体化されている。
(冷蔵庫の制御系統)
図2は、冷蔵庫1の制御系統の機能的な構成を示すブロック図である。制御装置6は、例えばマイクロコンピュータを備えており、プロセッサ6a及びメモリ6bを備えている。制御装置6は、メモリ6bに記憶されたプログラムをプロセッサ6aが実行することにより、予め設定された処理を実行し、冷蔵庫1を制御する。
操作パネル5は、操作部5a及び表示部5bを備えている。操作部5aは、各貯蔵室の保冷温度及び冷蔵庫1の運転モードを設定するための操作スイッチである。表示部5bは、各貯蔵室の温度等の各種情報を表示する液晶ディスプレイである。操作パネル5は、操作部5aと表示部5bを兼ねるタッチパネルを備えていてもよい。
冷蔵庫1は、電源部18を備えている。電源部18は、切替室9に設けられた一対の電極15間に電圧を印加するものである。電源部18により電極15間に電圧を印加することで、切替室9で食品17を解凍中又は凍結中に、切替室9内に電場(電界)を生成できる。解凍中の食品17に電場をかけることで、解凍により生じた液相の水を分極させ、0℃以下の環境下でも再凍結を抑制できる。また、凍結中の食品17に電場をかけることで、食品17中に生成される氷結晶の粗大化を抑制できる。
制御装置6には、図示しないサーミスタから各貯蔵室の温度の検知信号が入力される。また、制御装置6には、操作パネル5の操作部5aからの操作信号及び扉開閉検知センサ13からの検知信号も入力される。さらに、制御装置6には、カメラ16が撮影した切替室9の内部に収納された食品17の画像データも入力される。
制御装置6は、入力された信号に基づいて、各貯蔵室の内部が設定温度に維持されるように、圧縮機2及び送風機4等の動作を制御する処理を実行する。また、制御装置6は、電源部18の電極15間への電圧印加動作についても制御する。そして、制御装置6は、操作パネル5の表示部5bに表示信号を出力して、表示部5bの表示動作も制御する。
カメラ16が撮影した切替室9内の食品17の画像データから、制御装置6は、切替室9内の食品17の表面状態を検出する。すなわち、この実施の形態におけるカメラ16及び制御装置6は、収納室である切替室9内の対象物の表面状態を検出する表面状態検出手段を構成している。具体的には、制御装置6は、食品17の画像データを解析し、食品17の表面の液だまりの有無を検出する。すなわち、この実施の形態では、前述の表面状態検出手段は、切替室9内の食品17の表面における液相の水の有無を表面状態として検出する。
そして、制御装置6は、食品17の画像データに基づく食品17の表面状態の検出結果に応じて、電源部18の電圧印加動作を制御する。すなわち、電源部18は、切替室9内の対象物の表面状態に応じて電極15間に印加する電圧を変化させる。具体的には、食品17の表面に液相の水すなわち液だまりがあることを検出した場合、液だまりが検出されなかった場合と比較して、電極15間に印加する電圧を低くする。
また、カメラ16が撮影した切替室9内の食品17の画像データから、制御装置6は、切替室9内の食品17の表面と当該表面に対向する電極15との距離を検出する。すなわち、この実施の形態におけるカメラ16及び制御装置6は、収納室である切替室9内の対象物の表面と当該表面に対向する電極15との距離を検出する距離検出手段を構成している。
この実施の形態では、一対の電極15の一方は底面電極15bであり、切替室9の底面に配置されている。食品17は切替室9の切替室収納ケース14内に置かれるため、食品17と底面電極15bとの間には、切替室収納ケース14内の底部分が配置される。このため、食品17と底面電極15bとの間で放電が起きる可能性は低い。そこで、この実施の形態では、制御装置6は、食品17の画像データを解析し、食品17の上面と天井面電極15aとの間の距離を検出する。
そして、制御装置6は、食品17の画像データに基づく食品17上面と天井面電極15aとの距離の検出結果に応じて、電源部18の電圧印加動作を制御する。すなわち、電源部18は、切替室9内の対象物の表面と当該表面に対向する電極15との距離にも応じて電極15間に印加する電圧を変化させる。具体的には、食品17の画像データに基づいて検出した食品17上面と天井面電極15aとの距離が基準距離未満である場合、基準距離以上の場合と比較して、電極15間に印加する電圧を低くする。この際の基準距離は、予め設定される。また、制御装置6は、食品17の画像データから当該食品17の種類を識別し、食品17の種類に応じて基準距離を変えてもよい。
また、カメラ16が撮影した切替室9内の食品17の画像データから、制御装置6は、切替室9内の食品17の大きさを検出する。すなわち、この実施の形態におけるカメラ16及び制御装置6は、収納室である切替室9内の対象物の大きさを検出するサイズ検出手段を構成している。具体的には、制御装置6は、食品17の画像データを解析し、食品17の例えば表面積及び高さを検出する。そして、制御装置6は、食品17の表面積及び高さから食品17の体積を算出する。制御装置6は、検出した切替室9内の食品17の大きさに応じて、当該食品17の解凍又は凍結に必要な時間を算出する。
なお、カメラ16は可視光領域の画像を撮影できるものだけに限られない。食品17の表面状態、特に液相の水の有無を検出可能なものであれば、赤外光領域の画像を撮影できるもの、又は、赤外線センサ等を用いてもよい。
(解凍時の動作例)
次に、図3のフロー図を参照しながら、以上のように構成された冷蔵庫1の解凍時の制御動作の一例について説明する。まず、ステップS1で切替室9内に食品17が投入されると、続くステップS2において、制御装置6は、操作パネル5の操作部5aが操作されて電場解凍モードが設定されたか否かを確認する。すなわち、具体的に例えば、操作パネル5の「電場解凍」ボタンがオン操作されたか否かを確認する。「電場解凍」ボタンがオン操作されない、すなわち、電場解凍モードが設定されない場合、「電場解凍」ボタンがオン操作されるまで、このステップS2の処理を繰り返して待機する。この時の切替室9の設定温度Ts_set[℃]は使用者が設定した温度、例えば既定の-7℃である。そして、「電場解凍」ボタンがオン操作されて、電場解凍モードが設定された場合、処理はステップS3へと進む。
ステップS3においては、電場解凍モードが開始される。すなわち、制御装置6は、切替室9の設定温度Ts_set[℃]を、対象となる食品17の凍結点よりやや高い温度に変更する。このようにすることで、食品17を解凍可能であり、かつ解凍後に品質の高い状態を維持できる。具体的に例えば、食品17を肉とすると、一般的な肉の凍結点は-2~-1℃なので、Ts_setを0℃にする。つまり、Ts_setを既定の-7℃から0℃に変更する。ステップS3の後、処理はステップS4へと進む。
ステップS4においては、制御装置6は、まず、カメラ16に切替室9内の食品17の画像を撮影させる。そして、制御装置6は、切替室9内の食品17の画像から、食品17の表面から天井面電極15aまでの距離L[m]を検出する。また、制御装置6は、切替室9内の食品17の画像から、食品17の表面に生じた液だまり面積Awet[m^2]を検出する。
そして、制御装置6は、距離L及び液だまり面積Awetから電極15間に印加する電圧Vout[kV]を決定する。すなわち、Voutは、独立変数がL及びAwetの関数f(L,Awet)の従属変数として、その値が定まる。制御装置6は、電源部18により電極15間に印加する電圧の値が、こうして決定した電圧Voutになるように、電源部18を制御する。
具体的に例えば、食品17が生肉である場合、天井面電極15aからの距離Lが5[mm]以下であれば食品17の表面に液だまりがなくとも絶縁破壊が起きやすく、放電が発生して大きな電流が流れてしまう可能性がある。そこで、距離Lが5[mm]以下であれば電圧Voutを低く、例えば2[kV]以下、望ましくは1[kV]以下とする。一方、距離Lが5[mm]を超えていれば距離Lに応じて、例えば2[kV]以上の値を設定する。また、食品17の表面に液だまりがある場合、距離Lが5[mm]以上であっても絶縁破壊しやすくなるので、電圧値Voutを例えば1[kV]以下とする。
また、制御装置6は、切替室9内の食品17の画像から、食品17の高さH[m]及び食品17の底面積S[m^2]を検出する。そして、制御装置6は、高さH及び底面積Sから電場解凍上限時間time_A_Max[sec]を決定する。すなわち、time_A_Maxは、独立変数がH及びSの関数f2(H,S)の従属変数として、その値が定まる。ステップS4の後、処理はステップS5へと進む。
制御装置6は、ステップS5の処理を開始する前に、予め設定された時間幅dt[sec]だけ待機し、時間幅dtの経過後にステップS5の処理を行う。ステップS5においては、制御装置6は、電場解凍モードを開始してからの経過時間を積算するタイマー変数time_Aに、時間幅dtを加算する。ステップS5の後、処理はステップS6へと進む。
ステップS6においては、制御装置6は、タイマー変数time_Aの値が、ステップS4で設定した電場解凍上限時間time_A_Maxを超えたか否かを確認する。タイマー変数time_Aの値が電場解凍上限時間time_A_Maxを超えない場合、処理はステップS4に戻る。一方、タイマー変数time_Aの値が電場解凍上限時間time_A_Maxを超えた場合、処理はステップS7に進む。
ステップS7においては、制御装置6は、電源部18による電極15間への電圧の印加を停止させる。また、この際に、制御装置6は、タイマー変数time_Aを初期値0にリセットする。そして、処理はステップS2に戻る。
図4のタイミングチャートは、以上で説明した図3のフロー図の制御例における解凍対象の食品17である肉の温度、切替室9内の温度、センサ出力及び電極15間に印加される電圧Voutの時間変化の一例を示すものである。なお、ここでいう「センサ出力」とは、カメラ16で撮影した食品17の画像から検出した食品17の表面における液だまりの有無のことである。具体的には、センサ出力Hiが液だまり無しに対応し、センサ出力Lowが液だまり有りに対応している。
まず、ステップS1からS3では、切替室9内に食品17(肉)が投入されて、電場解凍モード開始されることで、切替室9内の温度が既定の-7℃から0℃に変更される。ステップS4からS6では、切替室9内の温度が0℃に移行することで、まず、食品17(肉)の温度が食品17(肉)の凍結点Tdとなり、食品17(肉)の解凍が始まる。食品17(肉)の解凍の初期段階では、食品17(肉)の表面は周囲よりも低温であるため着霜しているが、液だまりはまだ発生していない。このため、センサ出力は、液だまり無しを示すHiである。そして、このセンサ出力Hiに応じて、電極15間に印加される電圧VoutはHiに設定される。電圧VoutがHiの状態では、電圧Voutは例えば2[kV]に設定される。
食品17(肉)の解凍が進むと、食品17(肉)の表面の霜が融解して液だまりが発生し、センサ出力は、液だまり有りを示すLowになる。そして、このセンサ出力Lowに応じて、電極15間に印加される電圧VoutはLowに設定される電圧VoutがLowの状態では、電圧Voutは例えば1[kV]に設定される。
食品17(肉)の解凍がさらに進むと、食品17(肉)が完全に解凍され、食品17(肉)の温度が凍結点Tdから上昇し始める。この食品17(肉)が完全に解凍された段階にまで達すると、食品17(肉)の表面の液だまりは、食品17(肉)に吸収されたり蒸発したりして全て消失するのが通常である。したがって、センサ出力は、液だまり無しを示すHiに戻る。そして、このセンサ出力Hiに応じて、電極15間に印加される電圧VoutはHiに設定される。
そして、タイマー変数time_Aの値が電場解凍上限時間time_A_Maxを超えた場合、ステップS7で、制御装置6は、電源部18による電極15間への電圧の印加を停止させる。こうして、電場解凍モードは終了となる。
なお、電場解凍モードの終了時に、制御装置6は、切替室9内の食品17が解凍した旨を使用者に報知させてもよい。例えば、制御装置6は、食品が解凍したことを、操作パネル5に設けられたLEDを用いて使用者に報知させる。LEDを用いた報知方法の具体例としては、解凍中は「解凍」のLEDを点灯させ、解凍が終了したら「解凍」のLEDを点滅させる等が考えられる。あるいは、操作パネル5の表示部5bを用いたり、使用者が所持する携帯端末(スマートフォン等)を用いたり、ブザー音又はチャイム音を鳴らしたりして使用者に報知してもよい。
(凍結時の動作例)
次に、図5のフロー図を参照しながら、以上のように構成された冷蔵庫1の凍結時の制御動作の一例について説明する。まず、ステップS11で切替室9内に食品17が投入されると、続くステップS12において、制御装置6は、操作パネル5の操作部5aが操作されて電場凍結モードが設定されたか否かを確認する。すなわち、具体的に例えば、操作パネル5の「電場凍結」ボタンがオン操作されたか否かを確認する。「電場凍結」ボタンがオン操作されない、すなわち、電場凍結モードが設定されない場合、「電場凍結」ボタンがオン操作されるまで、このステップS12の処理を繰り返して待機する。この時の切替室9の設定温度Ts_set[℃]は使用者が設定した温度、例えば既定の-7℃である。そして、「電場凍結」ボタンがオン操作されて、電場凍結モードが設定された場合、処理はステップS13へと進む。
ステップS13においては、電場凍結モードが開始される。すなわち、制御装置6は、切替室9の設定温度Ts_set[℃]を、対象となる食品17の凍結点より低い温度に変更する。この際の温度は、対象となる食品17の凍結点より低ければよいが、一般的な家庭用冷蔵庫で使用されており凍結完了後にそのまま長く保存できる冷凍温度-18℃とするのが望ましい。つまり、Ts_setを既定の-7℃から-18℃に変更する。ステップS13の後、処理はステップS14へと進む。
ステップS14においては、制御装置6は、まず、カメラ16に切替室9内の食品17の画像を撮影させる。そして、制御装置6は、切替室9内の食品17の画像から、食品17の表面から天井面電極15aまでの距離L[m]を検出する。また、制御装置6は、切替室9内の食品17の画像から、食品17の表面に生じた液だまり面積Awet[m^2]を検出する。
そして、制御装置6は、距離L及び液だまり面積Awetから電極15間に印加する電圧Vout[kV]を決定する。すなわち、Voutは、独立変数がL及びAwetの関数f(L,Awet)の従属変数として、その値が定まる。制御装置6は、電源部18により電極15間に印加する電圧の値が、こうして決定した電圧Voutになるように、電源部18を制御する。
具体的に例えば、食品17が生肉である場合、天井面電極15aからの距離Lが5[mm]以下であれば食品17の表面に液だまりがなくとも絶縁破壊が起きやすく、放電が発生して大きな電流が流れてしまう可能性がある。そこで、距離Lが5[mm]以下であれば電圧Voutを低く、例えば2[kV]以下、望ましくは1[kV]以下とする。一方、距離Lが5[mm]を超えていれば距離Lに応じて、例えば2[kV]以上の値を設定する。また、食品17の表面に液だまりがある場合、距離Lが5[mm]以上であっても絶縁破壊しやすくなるので、電圧値Voutを例えば1[kV]以下とする。
また、制御装置6は、切替室9内の食品17の画像から、食品17の高さH[m]及び食品17の底面積S[m^2]を検出する。そして、制御装置6は、高さH及び底面積Sから電場凍結上限時間time_B_Max[sec]を決定する。すなわち、time_B_Maxは、独立変数がH及びSの関数f3(H,S)の従属変数として、その値が定まる。ステップS14の後、処理はステップS15へと進む。
制御装置6は、ステップS15の処理を開始する前に、予め設定された時間幅dt[sec]だけ待機し、時間幅dtの経過後にステップS15の処理を行う。ステップS15においては、制御装置6は、電場凍結モードを開始してからの経過時間を積算するタイマー変数time_Bに、時間幅dtを加算する。ステップS15の後、処理はステップS16へと進む。
ステップS16においては、制御装置6は、タイマー変数time_Bの値が、ステップS14で設定した電場凍結上限時間time_B_Maxを超えたか否かを確認する。タイマー変数time_Bの値が電場凍結上限時間time_B_Maxを超えない場合、処理はステップS14に戻る。一方、タイマー変数time_Bの値が電場凍結上限時間time_B_Maxを超えた場合、処理はステップS17に進む。
ステップS17においては、制御装置6は、電源部18による電極15間への電圧の印加を停止させる。また、この際に、制御装置6は、タイマー変数time_Bを初期値0にリセットする。そして、処理はステップS12に戻る。
図6のタイミングチャートは、以上で説明した図5のフロー図の制御例における凍結対象の食品17である肉の温度、切替室9内の温度、センサ出力及び電極15間に印加される電圧Voutの時間変化の一例を示すものである。なお、図4と同じく、ここでいう「センサ出力」とは、カメラ16で撮影した食品17の画像から検出した食品17の表面における液だまりの有無のことである。具体的には、センサ出力Hiが液だまり無しに対応し、センサ出力Lowが液だまり有りに対応している。
まず、ステップS11からS13では、切替室9内に食品17(肉)が投入されて、電場凍結モード開始されることで、切替室9内の温度が-7℃から-18℃に変更される。ステップS14からS16では、切替室9内の温度が-18℃に低下することで、例えば、食品17(肉)の温度が食品17(肉)の凍結点Td以下にまで冷却されて過冷却状態となる。この状態では、食品17(肉)の凍結はまだ開始されていない。その後、過冷却状態が破られると、食品17(肉)の温度が凍結点Tdまで一気に上昇し、食品17(肉)の凍結が開始される。
冷却中の食品は、凍結が開始されるまでの間に最も液だまりが発生しやすい。過冷却がある場合、凍結が開始されるまでというのは、凍結点より温度が下がってから凍結点に戻るまでである。過冷却がない場合は、凍結が開始されるまでというのは、温度が凍結点に低下するまでである。
したがって、食品17(肉)の冷却が開始されてから、食品17(肉)の凍結が開始されるまでの間、食品17(肉)の表面に液だまりが発生し、センサ出力は、液だまり有りを示すLowになる。そして、このセンサ出力Lowに応じて、電極15間に印加される電圧VoutはLowに設定される電圧VoutがLowの状態では、電圧Voutは例えば1[kV]に設定される。
食品17(肉)の凍結が開始されて凍結が進行すると、食品17(肉)の表面の液だまりも凍結されて全て消失する。このため、センサ出力は、液だまり無しを示すHiになる。そして、このセンサ出力Hiに応じて、電極15間に印加される電圧VoutはHiに設定される。電圧VoutがHiの状態では、電圧Voutは例えば2[kV]に設定される。
食品17(肉)の凍結がさらに進むと、食品17(肉)が完全に凍結され、食品17(肉)の温度が凍結点Tdから切替室9内の温度である-18℃にまで低下する。そして、タイマー変数time_Bの値が電場凍結上限時間time_B_Maxを超えた場合、ステップS17で、制御装置6は、電源部18による電極15間への電圧の印加を停止させる。こうして、電場凍結モードは終了となる。
なお、電場凍結モードの終了時に、制御装置6は、切替室9内の食品17が凍結した旨を使用者に報知させてもよい。例えば、制御装置6は、食品が凍結したことを、操作パネル5に設けられたLEDを用いて使用者に報知させる。LEDを用いた報知方法の具体例としては、凍結中は「凍結」のLEDを点灯させ、凍結が終了したら「凍結」のLEDを点滅させる等が考えられる。あるいは、操作パネル5の表示部5bを用いたり、使用者が所持する携帯端末(スマートフォン等)を用いたり、ブザー音又はチャイム音を鳴らしたりして使用者に報知してもよい。
操作パネル5の操作部5aには、前述したように「電場解凍」ボタン及び「電場凍結」ボタンが設けられている。そして、「電場解凍」ボタン又は「電場凍結」ボタンがオン操作されると、電源部18が電極15間に電圧を印加する。この意味で、冷蔵庫1は、電源部18が電極15間に電圧を印加するか否かを切り替え可能な操作パネル5を備えている。
また、制御装置6は、収納室である切替室9の内部の設定温度を、操作パネル5への操作により電源部18が電極15間に電圧を印加する場合に、規定の温度から変更するとよい。すなわち、具体的に例えば、操作パネル5の操作部5aの「電場解凍」ボタンが操作された場合、制御装置6は、切替室9の設定温度を、例えば既定の-7℃から0℃に変更する。また、操作パネル5の操作部5aの「電場凍結」ボタンが操作された場合、制御装置6は、切替室9の設定温度を、例えば既定の-7℃から-18℃に変更する。このようにすることで、収納室である切替室9の内部を、電場を印加しつつ食品の解凍又は凍結を行うのに適した温度に自動的に設定できる。
なお、操作パネル5の操作部5aに、「電場解凍」ボタン及び「電場凍結」ボタンの他に、電場をかけずに通常の解凍を行う「(電場なし)解凍」ボタン、電場をかけずに通常の凍結を行う「(電場なし)凍結」ボタンを設けてもよい。このようにすることで、解凍又は凍結させる際に対象物に電場をかけるか否かを使用者が容易に選択でき、利便性を向上できる。
以上のように構成された冷蔵庫1は、解凍又は凍結の対象となる食品17を収納する切替室9と、切替室9の対向する壁面に設けられた一対の電極15と、電極15間に電圧を印加する電源部18と、切替室9内の食品17の表面状態を検出する表面状態検出手段と、を備えている。そして、電源部18は、切替室9内の食品17の表面状態に応じて電極15間に印加する電圧を変化させる。
このため、解凍又は凍結の際に、食品17の表面に液だまりが生じても、電極15と食品17の表面との間での放電が発生することを抑制しつつ、より強い電場を食品17にかけ、品質劣化を抑制できる。
また、切替室9内の食品17の表面と当該表面に対向する電極15との距離を検出する距離検出手段をさらに備えている。そして、電源部18は、切替室9内の食品17の表面と当該表面に対向する電極15との距離にも応じて電極15間に印加する電圧を変化させる。このため、電極15と食品17の表面とが接近し過ぎたことによる放電の発生を抑制できる。
1 冷蔵庫
2 圧縮機
3 冷却器
4 送風機
5 操作パネル
5a 操作部
5b 表示部
6 制御装置
6a プロセッサ
6b メモリ
7 冷蔵室
8 チルド室
9 切替室
10 製氷室
11 冷凍室
12 野菜室
13 扉開閉検知センサ
14 切替室収納ケース
15 電極
15a 天井面電極
15b 底面電極
16 カメラ
17 食品
18 電源部
30 断熱箱体
31 冷蔵室扉
32 切替室扉

Claims (4)

  1. 解凍又は凍結の対象物を収納する収納室と、
    前記収納室の対向する壁面に設けられた一対の電極と、
    前記電極間に電圧を印加する電源部と、
    前記収納室内の対象物の表面状態を検出する表面状態検出手段と、を備え、
    前記表面状態検出手段は、前記収納室内の対象物の表面における液相の水の有無を表面状態として検出し、
    前記電源部は、前記収納室内の対象物の表面状態に応じて前記電極間に印加する電圧を変化させる冷蔵庫。
  2. 前記収納室内の対象物の表面と当該表面に対向する前記電極との距離を検出する距離検出手段をさらに備え、
    前記電源部は、前記収納室内の対象物の表面と当該表面に対向する前記電極との距離にも応じて前記電極間に印加する電圧を変化させる請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記電源部が前記電極間に電圧を印加するか否かを切り替え可能な操作パネルをさらに備えた請求項1又は請求項に記載の冷蔵庫。
  4. 前記収納室は、内部の設定温度を冷凍温度帯から冷蔵温度帯の範囲内において切替可能な切替室であり、
    前記収納室の内部の設定温度は、前記操作パネルへの操作により前記電源部が前記電極間に電圧を印加する場合に、規定の温度から変更される請求項に記載の冷蔵庫。
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