JP2023079526A - 把手付きボトル - Google Patents
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Abstract
【課題】ボトルに上下方向の圧縮荷重が加えられたときに、ボトルのうち、取付凹部より上方に位置する部分が、後方に傾くのを抑制する。【解決手段】口部12、肩部13、胴部14、および底部15が、上方から下方に向けてこの順に連ねられて構成されたボトル10と、把手11と、を備え、胴部に、径方向のうち、前方に向けて窪み後方に向けて開口した取付凹部16が設けられ、取付凹部に把手が取付けられ、肩部と胴部との接続部分に、周方向の全長にわたって連続して延びる上周溝17が形成され、上周溝のうち、取付凹部の少なくとも一部と周方向の位置が同じ部分は、他の部分27より溝深さが浅い浅溝部26となっている。【選択図】図1
Description
本発明は、把手付きボトルに関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、口部、肩部、胴部、および底部が、上方から下方に向けてこの順に連ねられて構成されたボトルと、把手と、を備え、胴部に、径方向のうち、前方に向けて窪み後方に向けて開口した取付凹部が設けられ、取付凹部に把手が取付けられた把手付きボトルが知られている。
しかしながら、前記従来の把手付きボトルでは、ボトルに上下方向の圧縮荷重が加えられたときに、ボトルのうち、取付凹部より上方に位置する部分が、径方向のうち、取付凹部が設けられている後方に傾きやすく、肩部のうち、取付凹部の直上に位置する後部に、例えば折れ皺が生ずる等、座屈強度が低下するおそれがあった。
本発明は、ボトルに上下方向の圧縮荷重が加えられたときに、ボトルのうち、取付凹部より上方に位置する部分が、後方に傾くのを抑制することができる把手付きボトルを提供する。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の把手付きボトルは、口部、肩部、胴部、および底部が、上方から下方に向けてこの順に連ねられて構成されたボトルと、把手と、を備え、前記胴部に、径方向のうち、前方に向けて窪み後方に向けて開口した取付凹部が設けられ、前記取付凹部に前記把手が取付けられ、前記肩部と前記胴部との接続部分に、周方向の全長にわたって連続して延びる上周溝が形成され、前記上周溝のうち、前記取付凹部の少なくとも一部と周方向の位置が同じ部分は、他の部分より溝深さが浅い浅溝部となっている。
肩部と胴部との接続部分に形成された上周溝のうち、取付凹部の少なくとも一部と周方向の位置が同じ部分が、他の部分より溝深さが浅い浅溝部となっているので、上周溝のうち、浅溝部が他の部分より上下方向につぶれにくくなり、ボトルに上下方向の圧縮荷重が加えられたときに、ボトルのうち、取付凹部より上方に位置する上部分が、径方向のうち、取付凹部が設けられている後方に傾くのを抑制することができる。
前記上周溝のうち、前記浅溝部と前記他の部分との境界部分に周方向を向く第1段部が設けられてもよい。
上周溝のうち、浅溝部と前記他の部分との境界部分に周方向を向く第1段部が設けられているので、上周溝のうち、浅溝部と前記他の部分との境界部分を、前記他の部分より上下方向につぶれにくくすることが可能になり、ボトルに上下方向の圧縮荷重が加えられたときに、ボトルの上部分が後方に傾くのを確実に抑制することができる。
前記境界部分に、前記第1段部から、周方向に沿って前記他の部分側に向けて延びる上下一対の第2段部が設けられ、前記第2段部は、前記上周溝の内面のうち、上端に位置して下方を向く上側面、および下端に位置して上方を向く下側面に各別に設けられるとともに、周方向に沿って前記浅溝部に向かうに従い、前記上側面および前記下側面からの上下方向の突出量が大きくなってもよい。
上周溝のうち、浅溝部と前記他の部分との境界部分に、上下一対の第2段部が設けられているので、ボトルに上下方向の圧縮荷重が加えられたときに、上周溝の境界部分に応力が集中するのを抑制することが可能になり、座屈強度を確保することができる。
前記浅溝部は、周方向に延びるとともに、周方向の全長にわたって前記取付凹部と同じ周方向の位置に位置してもよい。
浅溝部が、周方向に延びるとともに、周方向の全長にわたって取付凹部と同じ周方向の位置に位置しているので、肩部と胴部との接続部分の横剛性を確保しつつ、ボトルに上下方向の圧縮荷重が加えられたときに、ボトルの上部分が後方に傾くのを確実に抑制することができる。
前記浅溝部は、前記胴部の中心軸線を中心に、前記取付凹部における周方向の中央部から周方向の両側に各別に15°以上75°以下離れた角度範囲にわたって設けられてもよい。
浅溝部が、胴部の中心軸線を中心に、取付凹部における周方向の中央部から周方向の両側に各別に15°以上75°以下離れた角度範囲にわたって設けられているので、ボトルに上下方向の圧縮荷重が加えられたときに、ボトルの上部分が後方に傾くのを確実に抑制することができる。
前記上周溝のうち、前記他の部分の溝深さは、前記浅溝部の溝深さの1.2倍以上2.0倍以下となってもよい。
上周溝のうち、前記他の部分の溝深さが、浅溝部の溝深さの1.2倍以上2.0倍以下となっているので、上周溝のうち、浅溝部を前記他の部分より確実に上下方向につぶれにくくすることができる。
この発明によれば、ボトルに上下方向の圧縮荷重が加えられたときに、ボトルのうち、取付凹部より上方に位置する部分が、後方に傾くのを抑制することができる。
以下、図面を参照し、把手付きボトル1の一実施形態について説明する。
把手付きボトル1は、図1および図2に示されるように、ボトル10および把手11を備えている。ボトル10の内容積は、例えば1リットル以上となっている。
ボトル10は、口部12、肩部13、胴部14および底部15を備えるとともに、これら12~15が、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この順に連ねられて構成されている。
把手付きボトル1は、図1および図2に示されるように、ボトル10および把手11を備えている。ボトル10の内容積は、例えば1リットル以上となっている。
ボトル10は、口部12、肩部13、胴部14および底部15を備えるとともに、これら12~15が、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この順に連ねられて構成されている。
以下、前記共通軸を中心軸線Oといい、中心軸線Oに沿って口部12側を上側、底部15側を下側といい、中心軸線Oに沿う方向を上下方向という。上下方向から見て、中心軸線Oに交差する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。径方向のうち、中心軸線Oに対して把手11が設けられている側を後側といい、中心軸線Oを径方向に挟む把手11の反対側を前側といい、上下方向から見て、前後方向に直交する方向を左右方向という。
図示の例では、口部12、肩部13、胴部14および底部15はそれぞれ、中心軸線Oに直交する横断面視形状が円形状となっている。把手11は、左右方向に開口した環状に形成されている。
肩部13と胴部14との接続部分に、周方向の全長にわたって連続して延びる上周溝17が形成されている。胴部14の上端部14aは、上周溝17と後述する取付凹部16とにより上下方向に挟まれた後部を含んでいる。胴部14の上端部14aのうち、後部の半径は、他の部分の半径より小さくなっている。
胴部14と底部15との接続部分に、周方向の全長にわたって連続して延びる下周溝18が形成されている。胴部14の下端部14bは、下周溝18に下周溝18の上方から連なる部分となっている。胴部14において、上端部14aおよび下端部14bが最も直径の大きい部分となっている。
胴部14と底部15との接続部分に、周方向の全長にわたって連続して延びる下周溝18が形成されている。胴部14の下端部14bは、下周溝18に下周溝18の上方から連なる部分となっている。胴部14において、上端部14aおよび下端部14bが最も直径の大きい部分となっている。
胴部14に、前方に向けて窪み後方に向けて開口した取付凹部16が設けられている。取付凹部16は、後方および左右方向に一体に開口している。取付凹部16は、胴部14の上部に設けられている。取付凹部16の左右方向の中央部は、胴部14の外周面のうち、後方を向く部分における左右方向の中央部に位置している。
取付凹部16の内面は、上面21と、下面22と、底面23と、下接続面24と、上接続面25と、を備えている。
上面21は下方を向き、下面22は上方を向いている。下面22は、上面21に対して下方に位置して上下方向で対向している。
底面23は、後方を向き、かつ上面21および下面22それぞれの前端部同士を連結している。底面23は、上下方向および前後方向に沿う断面視で、前方に向けて窪む曲線状を呈し、径方向に沿う断面視で、後方に向けて突の曲線状を呈する。
下接続面24は、下面22の外周縁から下方に向けて延び、胴部14の外周面に接続されている。
上接続面25は、上面21の外周縁から上方に向かうに従い径方向の外側に向けて延び、胴部14の外周面に接続されている。
底面23は、後方を向き、かつ上面21および下面22それぞれの前端部同士を連結している。底面23は、上下方向および前後方向に沿う断面視で、前方に向けて窪む曲線状を呈し、径方向に沿う断面視で、後方に向けて突の曲線状を呈する。
下接続面24は、下面22の外周縁から下方に向けて延び、胴部14の外周面に接続されている。
上接続面25は、上面21の外周縁から上方に向かうに従い径方向の外側に向けて延び、胴部14の外周面に接続されている。
上面21の外周縁部には、下方から見て、後方に向けて突の曲線状を呈する補強溝21aが形成されている。補強溝21aは、下方から見て、取付凹部16の左右方向の中央部を通り、かつ径方向に延びる直線に対して対称形状を呈する。補強溝21aのうち、下方から見て、後方に向けて突となる頂部は、取付凹部16の左右方向の中央部に位置している。
取付凹部16に把手11が取付けられている。把手11は、取付凹部16の左右方向の中央部に設けられている。
把手11は、固定板31と、把手板32と、上連結板33と、下連結板34と、を備えている。
把手11は、固定板31と、把手板32と、上連結板33と、下連結板34と、を備えている。
固定板31は、前後方向から見て上下方向に長い長方形状を呈する板状に形成されている。固定板31は、左右方向から見て前方に向けて突となるように湾曲している。固定板31は、取付凹部16の底面23に固定されている。
把手板32は、固定板31の後方に設けられている。把手板32は、前後方向から見て上下方向に長い長方形状を呈する板状に形成されている。把手板32は、上下方向に真直ぐ延びている。把手板32は、取付凹部16における上面21および下面22より後方に位置している。把手板32における上端部および下端部はそれぞれ、上下方向の外側に向かうに従い前方に向けて延びている。把手板32の上端部は、取付凹部16の上接続面25に対して下方に位置して上下方向に対向している。
上連結板33は、固定板31および把手板32それぞれの上端部同士を連結し、かつ取付凹部16の上面21に固定されている。
下連結板34は、固定板31および把手板32それぞれの下端部同士を連結し、かつ取付凹部16の下面22に固定されている。
下連結板34は、固定板31および把手板32それぞれの下端部同士を連結し、かつ取付凹部16の下面22に固定されている。
ここで、取付凹部16の上面21には、上連結板33を左右方向に挟む一対の第1縦溝28が設けられている。第1縦溝28は、上接続面25を介して胴部14の上端部14aの外周面に至っている。一対の第1縦溝28は、取付凹部16の上面21側から胴部14の上端部14a側に向かうに従い左右方向の間隔が広くなる向きに延びている。第1縦溝28は、上周溝17および補強溝21aに連通している。
取付凹部16の上面21には、一対の第1縦溝28を左右方向に挟む一対の第2縦溝29が設けられている。第2縦溝29は、上接続面25を介して胴部14の上端部14aの外周面に至っている。一対の第2縦溝29は、取付凹部16の上面21側から胴部14の上端部14a側に向かうに従い左右方向の間隔が広くなる向きに延びている。第2縦溝29は、上周溝17および補強溝21aに連通している。第2縦溝29は、補強溝21aにおける周方向の端部に開口している。第2縦溝29および第1縦溝28それぞれの溝幅は、互いに同等になっている。後方から見て、第2縦溝29および第1縦溝28それぞれの、中心軸線Oに対する傾斜角度は互いに同等になっている。
取付凹部16の上接続面25において、把手11の上連結板33と上下方向で隣接する部分に、補強リブ25aが形成されている。補強リブ25aは、左右方向に延びる溝となっている。補強リブ25aは、上下方向に間隔をあけて複数形成されている。補強リブ25aは、把手板32の上端部に対して上方に位置して上下方向に対向している。
把手付きボトル1は、有底筒状のプリフォームを、把手11がインサートされたキャビティ内でブロー成形することで、ボトル10が形成されるのと同時に、ボトル10の取付凹部16に把手11が取付けられて形成される。プリフォームおよび把手11は、予め射出成形により形成される。
前述のキャビティは、互いに当接、離反可能に設けられた一対の成形金型における各重ね合わせ面間に設けられている。一対の成形金型それぞれの前端部同士が、上下方向に延びる回転軸を介して互いに連結され、一対の成形金型が、回転軸回りに回転することにより、各重ね合わせ面が互いに当接、離反してキャビティが開閉される。これにより、パーティングラインは、胴部14の外周面のうち、前方を向く部分、および後方を向く部分それぞれにおける左右方向の中央部に位置して上下方向に延びている。
そして、本実施形態では、図3から図5に示されるように、上周溝17のうち、取付凹部16の少なくとも一部と周方向の位置が同じ部分は、他の部分27より溝深さが浅い浅溝部26となっている。浅溝部26は、周方向に延びるとともに、周方向の全長にわたって取付凹部16と同じ周方向の位置に位置している。浅溝部26は、中心軸線Oを中心に、取付凹部16における周方向の中央部から周方向の両側に各別に15°以上75°以下離れた角度範囲にわたって設けられている。浅溝部26は、中心軸線Oを中心に30°以上150°以下の角度範囲にわたって設けられている。浅溝部26は、中心軸線Oを中心に、取付凹部16における周方向の中央部から周方向の両側に各別に同じ角度ずつ離れた角度範囲にわたって設けられている。浅溝部26の周方向の大きさは、取付凹部16の周方向の大きさより小さくなっている。浅溝部26および取付凹部16それぞれの周方向の中央部は、互いに一致している。
前記他の部分27の溝深さは、浅溝部26の溝深さの1.2倍以上2.0倍以下となっている。前記他の部分27の周方向の大きさは、浅溝部26の周方向の大きさより大きくなっている。前記他の部分27、および浅溝部26の各溝深さは、それぞれにおいて周方向の全長にわたって同等になっている。
上周溝17のうち、浅溝部26と前記他の部分27との境界部分に、第1段部41と、第2段部42と、が設けられている。なお、上周溝17の境界部分に、第1段部41および第2段部42を設けなくてもよい。
第1段部41は、前記他の部分27の溝底面から径方向の外側に向けて立ち上がり、周方向に沿う前記他の部分27側を向く壁面となっている。第1段部41の上下方向の大きさは、上周溝17の上下方向の大きさより小さくなっている。第1段部41および上周溝17それぞれの上下方向の中央部は、互いに一致している。上周溝17のうち、第1段部41が位置する部分に、第2縦溝29が開口している。
第2段部42は、第1段部41から、周方向に沿って前記他の部分27側に向けて延び、上下一対設けられている。
第2段部42は、上周溝17の内面のうち、上端に位置して下方を向く上側面17a、および下端に位置して上方を向く下側面17bに各別に設けられるとともに、周方向に沿って浅溝部26に向かうに従い、上側面17aおよび下側面17bからの上下方向の突出量が大きくなっている。第2段部42は、上側面17a、および下側面17bそれぞれにおける径方向の内側部分に設けられている。
一対の第2段部42、および第1段部41は、径方向の外側から見て、一対の第2段部42が、周方向に沿って前記他の部分27側に向かうに従い上下方向に互いに離れる向きに延びる横向きのV字状を呈する。
第2段部42は、上周溝17の内面のうち、上端に位置して下方を向く上側面17a、および下端に位置して上方を向く下側面17bに各別に設けられるとともに、周方向に沿って浅溝部26に向かうに従い、上側面17aおよび下側面17bからの上下方向の突出量が大きくなっている。第2段部42は、上側面17a、および下側面17bそれぞれにおける径方向の内側部分に設けられている。
一対の第2段部42、および第1段部41は、径方向の外側から見て、一対の第2段部42が、周方向に沿って前記他の部分27側に向かうに従い上下方向に互いに離れる向きに延びる横向きのV字状を呈する。
以上説明したように、本実施形態による把手付きボトル1によれば、肩部13と胴部14との接続部分に形成された上周溝17のうち、取付凹部16の少なくとも一部と周方向の位置が同じ部分が、他の部分27より溝深さが浅い浅溝部26となっているので、上周溝17のうち、浅溝部26が他の部分27より上下方向につぶれにくくなり、ボトル10に上下方向の圧縮荷重が加えられたときに、ボトル10のうち、取付凹部16より上方に位置する上部分が、径方向のうち、取付凹部16が設けられている後方に傾くのを抑制することができる。
上周溝17のうち、浅溝部26と前記他の部分27との境界部分に周方向を向く第1段部41が設けられているので、上周溝17のうち、浅溝部26と前記他の部分27との境界部分を、前記他の部分27より上下方向につぶれにくくすることが可能になり、ボトル10に上下方向の圧縮荷重が加えられたときに、ボトル10の上部分が後方に傾くのを確実に抑制することができる。
上周溝17のうち、浅溝部26と前記他の部分27との境界部分に、上下一対の第2段部42が設けられているので、ボトル10に上下方向の圧縮荷重が加えられたときに、上周溝17の境界部分に応力が集中するのを抑制することが可能になり、座屈強度を確保することができる。
浅溝部26が、周方向に延びるとともに、周方向の全長にわたって取付凹部16と同じ周方向の位置に位置しているので、肩部13と胴部14との接続部分の横剛性を確保しつつ、ボトル10に上下方向の圧縮荷重が加えられたときに、ボトル10の上部分が後方に傾くのを確実に抑制することができる。
浅溝部26が、中心軸線Oを中心に、取付凹部16における周方向の中央部から周方向の両側に各別に15°以上75°以下離れた角度範囲にわたって設けられているので、ボトル10に上下方向の圧縮荷重が加えられたときに、ボトル10の上部分が後方に傾くのを確実に抑制することができる。
上周溝17のうち、前記他の部分27の溝深さが、浅溝部26の溝深さの1.2倍以上2.0倍以下となっているので、上周溝17のうち、浅溝部26を前記他の部分27より確実に上下方向につぶれにくくすることができる。
なお、本発明の技術範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、把手11および取付凹部16は、前記実施形態に限らず適宜変更してもよい。
取付凹部16は、下接続面24および上接続面25を有しなくてもよい。
上接続面25に、補強リブ25aを設けなくてもよい。
取付凹部16の上面21に、第1縦溝28、第2縦溝29、および補強溝21aを設けなくてもよい。
胴部14の上端部14aの半径は、周方向の全長にわたって同じであってもよい。
取付凹部16は、下接続面24および上接続面25を有しなくてもよい。
上接続面25に、補強リブ25aを設けなくてもよい。
取付凹部16の上面21に、第1縦溝28、第2縦溝29、および補強溝21aを設けなくてもよい。
胴部14の上端部14aの半径は、周方向の全長にわたって同じであってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記実施形態および変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 把手付きボトル
10 ボトル
11 把手
12 口部
13 肩部
14 胴部
15 底部
16 取付凹部
17 上周溝
17a 上側面
17b 下側面
26 浅溝部
27 他の部分
41 第1段部
42 第2段部
O 中心軸線
10 ボトル
11 把手
12 口部
13 肩部
14 胴部
15 底部
16 取付凹部
17 上周溝
17a 上側面
17b 下側面
26 浅溝部
27 他の部分
41 第1段部
42 第2段部
O 中心軸線
Claims (6)
- 口部、肩部、胴部、および底部が、上方から下方に向けてこの順に連ねられて構成されたボトルと、把手と、を備え、
前記胴部に、径方向のうち、前方に向けて窪み後方に向けて開口した取付凹部が設けられ、
前記取付凹部に前記把手が取付けられ、
前記肩部と前記胴部との接続部分に、周方向の全長にわたって連続して延びる上周溝が形成され、
前記上周溝のうち、前記取付凹部の少なくとも一部と周方向の位置が同じ部分は、他の部分より溝深さが浅い浅溝部となっている、把手付きボトル。 - 前記上周溝のうち、前記浅溝部と前記他の部分との境界部分に周方向を向く第1段部が設けられている、請求項1に記載の把手付きボトル。
- 前記境界部分に、前記第1段部から、周方向に沿って前記他の部分側に向けて延びる上下一対の第2段部が設けられ、
前記第2段部は、前記上周溝の内面のうち、上端に位置して下方を向く上側面、および下端に位置して上方を向く下側面に各別に設けられるとともに、周方向に沿って前記浅溝部に向かうに従い、前記上側面および前記下側面からの上下方向の突出量が大きくなっている、請求項2に記載の把手付きボトル。 - 前記浅溝部は、周方向に延びるとともに、周方向の全長にわたって前記取付凹部と同じ周方向の位置に位置している、請求項1から3のいずれか1項に記載の把手付きボトル。
- 前記浅溝部は、前記胴部の中心軸線を中心に、前記取付凹部における周方向の中央部から周方向の両側に各別に15°以上75°以下離れた角度範囲にわたって設けられている、請求項4に記載の把手付きボトル。
- 前記上周溝のうち、前記他の部分の溝深さは、前記浅溝部の溝深さの1.2倍以上2.0倍以下となっている、請求項1から5のいずれか1項に記載の把手付きボトル。
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