JP2023079491A - 把手付きボトル - Google Patents

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宏明 今井
Hiroaki Imai
修 城野
Osamu JONO
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Abstract

【課題】把手がボトルに対してぐらつくのを抑制する。【解決手段】胴部14の取付凹部16に把手11が取付けられ、把手において、上連結部33および下連結部34の各前端部は、固定部31から前方に突出し、かつ取付凹部の内面を形成する壁部Wに埋め込まれ、上連結部および下連結部の各前端部には、上方に向けて突出し、かつ前記壁部に埋め込まれた第1爪部35が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、把手付きボトルに関する。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、上下方向に延びる中心軸線を有するボトルの胴部に、径方向のうち、前方に向けて窪み後方に向けて開口した取付凹部が設けられ、取付凹部に把手が取付けられた把手付きボトルが知られている。
特許第3939878号公報
しかしながら、前記従来の把手付きボトルでは、特に近年のボトルの薄肉化に伴い、把手を持ち上げたときに、取付凹部の内面が変形し、把手がボトルに対してぐらつきやすくなるおそれがあった。
本発明は、把手を持ち上げたときに、把手がボトルに対してぐらつくのを抑制することができる把手付きボトルを提供する。
本発明は、上記課題を解決するために以下のような手段を採用した。すなわち、本発明の把手付きボトルは、上下方向に延びる中心軸線を有するボトルの胴部に、径方向のうち、前方に向けて窪み後方に向けて開口した取付凹部が設けられ、前記取付凹部に把手が取付けられ、前記取付凹部の内面は、下方を向く上面と、上方を向く下面と、後方を向き、かつ前記上面および前記下面それぞれの前端部同士を連結する底面と、を備え、前記把手は、前記取付凹部の底面に固定された上下方向に延びる固定部と、前記固定部の後方に設けられた上下方向に延びる把手部と、前記固定部および前記把手部それぞれの上端部同士を連結した上連結部と、前記固定部および前記把手部それぞれの下端部同士を連結した下連結部と、を備え、前記上連結部および前記下連結部の各前端部は、前記固定部から前方に突出し、かつ前記取付凹部の内面を形成する壁部に埋め込まれ、前記上連結部および前記下連結部の各前端部には、上方に向けて突出し、かつ前記壁部に埋め込まれた第1爪部が設けられている。
上連結部および下連結部の各前端部が、固定部から前方に突出し、かつ前記壁部に埋め込まれ、上連結部および下連結部の各前端部に、上方に向けて突出し、かつ前記壁部に埋め込まれた第1爪部が設けられているので、把手を持ち上げたときに、第1爪部が、上連結部および下連結部の各前端部とともに、前記壁部に対して上方に食い込む向きに押し付けられることとなり、把手を持ち上げたときに、把手がボトルに対してぐらつくのを抑制することができる。
前記固定部の下端部は、下方に向かうに従い後方に向けて延びてもよい。
固定部の下端部が、下方に向かうに従い後方に向けて延びているので、把手をインサート品としてボトルをブロー成形する際に、樹脂材料を十分に延伸させた状態で固定部の下端部に到達させやすくなり、固定部の下端部の前面と、第1爪部の後面と、の間の前後方向の隙間を確保しやすくなることと相俟って、樹脂材料を、固定部の下端部の前面と第1爪部の後面との間に容易に入り込ませることができる。これにより、第1爪部を、取付凹部の内面を形成する壁部に容易に深く埋め込むことが可能になり、把手を持ち上げたときに、把手がボトルに対してぐらつくのを確実に抑制することができる。
固定部が、前方に向けて突となるように湾曲している場合には、固定部と把手部との間の前後方向の間隔を広く確保することが可能になり、把手を容易に把持することができる。
前記上連結部の上面には、前記第1爪部に対して後方に位置して前後方向で対向し、かつ前記取付凹部の内面を形成する壁部に埋め込まれた第1対向壁が設けられてもよい。
上連結部の上面に、第1爪部に対して後方に位置して前後方向で対向し、かつ前記壁部に埋め込まれた第1対向壁が設けられているので、前記壁部を、第1爪部の後面と第1対向壁の前面とにより前後方向に挟み込むことが可能になり、把手を持ち上げたときに、把手がボトルに対してぐらつくのを確実に抑制することができる。
前記上連結部および前記下連結部の各前端部には、下方に向けて突出し、かつ前記取付凹部の内面を形成する壁部に埋め込まれた第2爪部が設けられてもよい。
上連結部および下連結部の各前端部に、下方に向けて突出し、かつ前記壁部に埋め込まれた第2爪部が設けられているので、把手を持ち上げたときに、上連結部回りに下連結部が後方に変位する向きに、把手がボトルに対して変位しようとしても、第2爪部が、前記壁部に対して後方に押し付けられることとなり、把手を持ち上げたときに、把手がボトルに対してぐらつくのを確実に抑制することができる。
前記下連結部の下面には、前記第2爪部に対して後方に位置して前後方向で対向し、かつ前記取付凹部の内面を形成する壁部に埋め込まれた第2対向壁が設けられてもよい。
下連結部の下面に、第2爪部に対して後方に位置して前後方向で対向し、かつ前記壁部に埋め込まれた第2対向壁が設けられているので、前記壁部を、第2爪部の後面と第2対向壁の前面とにより前後方向に挟み込むことが可能になり、把手を持ち上げたときに、把手がボトルに対してぐらつくのを確実に抑制することができる。
前記上連結部および前記下連結部の各前端部には、上下方向から見て前後方向に直交する左右方向に突出し、かつ前記取付凹部の内面を形成する壁部に埋め込まれた第3爪部が設けられてもよい。
上連結部および下連結部の各前端部に、左右方向に突出し、かつ前記壁部に埋め込まれた第3爪部が設けられているので、把手をインサート品としてボトルをブロー成形する際に、第3爪部に到達した樹脂材料が、左右方向に延伸されつつ後方に延伸されることとなり、上連結部および下連結部の各前端部を前記壁部により左右方向に強く保持させることができる。
前記固定部には、上下方向から見て前後方向に直交する左右方向に突出し、かつ前記取付凹部の内面を形成する壁部に埋め込まれた第4爪部が設けられてもよい。
固定部に、左右方向に突出し、かつ前記壁部に埋め込まれた第4爪部が設けられているので、把手をインサート品としてボトルをブロー成形する際に、第4爪部に到達した樹脂材料が、左右方向に延伸されつつ後方に延伸されることとなり、固定部を前記壁部により左右方向に強く保持させることができる。
前記把手は、上下方向の中央部を通り前後方向に延びる直線に対して180°回転対称形状に形成されてもよい。
把手が、上下方向の中央部を通り前後方向に延びる直線に対して180°回転対称形状に形成されているので、把手を成形金型のキャビティ内にセットする際、把手の上下方向の向きを合わせる必要を無くすことができる。
この発明によれば、把手がボトルに対してぐらつくのを抑制することができる。
本発明に係る一実施形態として示した把手付きボトルを左右方向から見た、一部縦断面を含む側面図である。 本発明に係る一実施形態として示した把手付きボトルを後方から見た側面図である。 図1および図2に示す把手を前方から見た図である。
以下、図面を参照し、把手付きボトル1の一実施形態について説明する。
把手付きボトル1は、図1および図2に示されるように、ボトル10および把手11を備えている。ボトル10の内容積は、例えば1リットル以上となっている。
ボトル10は、口部12、肩部13、胴部14および底部15を備えるとともに、これら12~15が、それぞれの中心軸線を共通軸上に位置させた状態で、この順に連ねられて構成されている。
以下、前記共通軸を中心軸線Oといい、中心軸線Oに沿って口部12側を上側、底部15側を下側といい、中心軸線Oに沿う方向を上下方向という。上下方向から見て、中心軸線Oに交差する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。径方向のうち、中心軸線Oに対して把手11が設けられている側を後側といい、中心軸線Oを径方向に挟む把手11の反対側を前側といい、上下方向から見て、前後方向に直交する方向を左右方向という。
図示の例では、口部12、肩部13、胴部14および底部15はそれぞれ、中心軸線Oに直交する横断面視形状が円形状となっている。把手11は、左右方向に開口した環状に形成されている。
肩部13と胴部14との接続部分に、周方向の全長にわたって連続して延びる上周溝17が形成されている。胴部14の上端部14aは、上周溝17と後述する取付凹部16とにより上下方向に挟まれた後部を含んでいる。胴部14の上端部14aのうち、後部の半径は、他の部分の半径より小さくなっている。
胴部14と底部15との接続部分に、周方向の全長にわたって連続して延びる下周溝18が形成されている。胴部14の下端部14bは、下周溝18に下周溝18の上方から連なる部分となっている。胴部14において、上端部14aおよび下端部14bが最も直径の大きい部分となっている。
胴部14に、前方に向けて窪み後方に向けて開口した取付凹部16が設けられている。取付凹部16は、後方および左右方向に一体に開口している。取付凹部16は、胴部14の上部に設けられている。取付凹部16の左右方向の中央部は、胴部14の外周面のうち、後方を向く部分における左右方向の中央部に位置している。
取付凹部16の内面は、上面21と、下面22と、底面23と、下接続面24と、上接続面25と、を備えている。
上面21は下方を向き、下面22は上方を向いている。下面22は、上面21に対して下方に位置して上下方向で対向している。
底面23は、後方を向き、かつ上面21および下面22それぞれの前端部同士を連結している。底面23は、上下方向および前後方向に沿う断面視で、前方に向けて窪む曲線状を呈し、径方向に沿う断面視で、後方に向けて突の曲線状を呈する。
下接続面24は、下面22の外周縁から下方に向けて延び、胴部14の外周面に接続されている。
上接続面25は、上面21の外周縁から上方に向かうに従い径方向の外側に向けて延び、胴部14の上端部14aの外周面に接続されている。
上面21の外周縁部には、下方から見て、後方に向けて突の曲線状を呈する補強溝21aが形成されている。補強溝21aは、下方から見て、取付凹部16の左右方向の中央部を通り、かつ径方向に延びる直線に対して対称形状を呈する。補強溝21aのうち、下方から見て、後方に向けて突となる頂部は、取付凹部16の左右方向の中央部に位置している。
下接続面24は、下面22の外周縁から下方に向けて延び、後方を向く縦段面26と、縦段面26の下端部から後方に向けて延び、上方を向く横段面27と、を備えている。縦段面26の上端部は、後方に向けて突の曲面状に形成されている。縦段面26および横段面27は、左右方向に延びている。縦段面26および横段面27それぞれの左右方向の大きさは、取付凹部16の左右方向の大きさの半分以上となっている。縦段面26および横段面27は、後方から見て、取付凹部16の左右方向の中央部を通り、かつ上下方向に延びる直線に対して対称形状を呈する。縦段面26の上下方向の大きさは、横段面27の前後方向の大きさより小さくなっている。
取付凹部16に把手11が取付けられている。把手11は、取付凹部16の左右方向の中央部に設けられている。
把手11は、固定部31と、把手部32と、上連結部33と、下連結部34と、を備えている。
固定部31は、上下方向に延びる棒状に形成されている。固定部31は、左右方向から見て前方に向けて突となるように湾曲している。固定部31は、取付凹部16の底面23に固定されている。固定部31のうち、前部は、上下方向の全長にわたって取付凹部16の内面を形成する壁部Wに埋め込まれ、後部は、上下方向の全長にわたって取付凹部16の底面23から後方に突出している。固定部31において、前部は、表裏面が前後方向を向く板状に形成され、後部は、前部における左右方向の中央部から後方に向けて突出し、かつ表裏面が左右方向を向く板状に形成されている。
なお、固定部31の後部も前部とともに、取付凹部16の内面を形成する壁部Wに埋め込まれてもよい。
把手部32は、固定部31の後方に設けられている。把手部32は、前後方向から見て上下方向に長い長方形状を呈する板状に形成されている。把手部32は、上下方向に真直ぐ延びている。把手部32は、取付凹部16における上面21および下面22より後方に位置している。把手板32の後面は、胴部14の上端部14aの外周面において、把手板32と周方向の位置が同じ部分と同等の径方向の位置に位置し、かつ胴部14の下端部14bの外周面において、把手板32と周方向の位置が同じ部分より径方向の内側に位置している。把手部32における上端部および下端部はそれぞれ、上下方向の外側に向かうに従い前方に向けて延びている。把手部32の上端部は、取付凹部16の上接続面25に対して下方に位置して上下方向に対向している。
上連結部33は、固定部31および把手部32それぞれの上端部同士を連結し、かつ取付凹部16の上面21に固定されている。上連結部33は、後端部を除く前後方向の全長にわたって取付凹部16の内面を形成する壁部Wに埋め込まれている。上連結部33の後端部は、取付凹部16の上面21から後方に突出している。上連結部33は、補強溝21aの前記頂部を前後方向に貫いている。
下連結部34は、固定部31および把手部32それぞれの下端部同士を連結し、かつ取付凹部16の下面22に固定されている。下連結部34は、後端部を除く前後方向の全長にわたって取付凹部16の内面を形成する壁部Wに埋め込まれている。下連結部34の後端部は、取付凹部16の下面22から後方に突出している。
下連結部34は、横段面27から上方に離れた状態で、縦段面26から後方に突出している。下連結部34は、縦段面26の上端部から後方に突出している。下連結部34の後端部は、横段面27に対して上方に位置して上下方向に対向している。
ここで、取付凹部16の上面21には、上連結部33を左右方向に挟む一対の第1縦溝28が設けられている。第1縦溝28は、上接続面25を介して胴部14の上端部14aの外周面に至っている。一対の第1縦溝28は、取付凹部16の上面21側から胴部14の上端部14a側に向かうに従い左右方向の間隔が広くなる向きに延びている。第1縦溝28は、上周溝17および補強溝21aに連通している。
取付凹部16の上面21には、一対の第1縦溝28を左右方向に挟む一対の第2縦溝29が設けられている。第2縦溝29は、上接続面25を介して胴部14の上端部14aの外周面に至っている。一対の第2縦溝29は、取付凹部16の上面21側から胴部14の上端部14a側に向かうに従い左右方向の間隔が広くなる向きに延びている。第2縦溝29は、上周溝17および補強溝21aに連通している。第2縦溝29は、補強溝21aにおける周方向の端部に開口している。第2縦溝29および第1縦溝28それぞれの溝幅は、互いに同等になっている。後方から見て、第2縦溝29および第1縦溝28それぞれの、中心軸線Oに対する傾斜角度は互いに同等になっている。
取付凹部16の上接続面25において、把手11の上連結部33と上下方向で隣接する部分に、補強リブ25aが形成されている。補強リブ25aは、左右方向に延びる溝となっている。補強リブ25aは、上下方向に間隔をあけて複数形成されている。補強リブ25aは、把手部32の上端部に対して上方に位置して上下方向に対向している。
把手付きボトル1は、有底筒状のプリフォームを、把手11がインサートされたキャビティ内でブロー成形することで、ボトル10が形成されるのと同時に、ボトル10の取付凹部16に把手11が取付けられて形成される。プリフォームおよび把手11は、予め射出成形により形成される。
前述のキャビティは、互いに当接、離反可能に設けられた一対の成形金型における各重ね合わせ面間に設けられている。一対の成形金型それぞれの前端部同士が、上下方向に延びる回転軸を介して互いに連結され、一対の成形金型が、回転軸回りに回転することにより、各重ね合わせ面が互いに当接、離反してキャビティが開閉される。これにより、パーティングラインは、胴部14の外周面のうち、前方を向く部分、および後方を向く部分それぞれにおける左右方向の中央部に位置して上下方向に延びている。
そして、本実施形態では、上連結部33および下連結部34の各前端部は、固定部31から前方に突出し、かつ取付凹部16の内面を形成する壁部Wに埋め込まれている。
上連結部33および下連結部34の各前端部には、第1爪部35と、第2爪部36と、第3爪部37と、が設けられている。
第1爪部35は、上連結部33および下連結部34の各前端部から上方に向けて突出し、取付凹部16の内面を形成する壁部Wに埋め込まれている。第2爪部36は、上連結部33および下連結部34の各前端部から下方に向けて突出し、取付凹部16の内面を形成する壁部Wに埋め込まれている。第3爪部37は、図3に示されるように、上連結部33および下連結部34の各前端部から左右方向の両側にそれぞれ突出し、取付凹部16の内面を形成する壁部Wに埋め込まれている。なお、第3爪部37は、上連結部33および下連結部34の各前端部から左右方向のうちのいずれか一方側にのみ突出してもよい。
第1爪部35、および第2爪部36は、前後方向から見て左右方向に長い長方形状を呈する板状に形成されている。第3爪部37は、前後方向から見て上下方向に長い長方形状を呈する板状に形成されている。第1爪部35、第2爪部36、および第3爪部37それぞれの、前後方向を向く表裏面は、同一面上に位置している。
上連結部33の前端部に設けられた第1爪部35、第2爪部36、および第3爪部37は、左右方向から見て、固定部31の上端部31aの前面に沿って延びている。
下連結部34の前端部に設けられた第1爪部35、第2爪部36、および第3爪部37は、左右方向から見て、固定部31の下端部31bの前面に沿って延びている。
図示の例では、固定部31の上端部31aは、上方に向かうに従い後方に向けて延びている。固定部31の下端部31bは、下方に向かうに従い後方に向けて延びている。
固定部31には、左右方向に突出し、取付凹部16の内面を形成する壁部Wに埋め込まれた一対の第4爪部38が設けられている。第4爪部38は、固定部31における上下方向の中央部に設けられている。第4爪部38は、前後方向から見て、上下方向に長い長方形状を呈する板状に形成されている。第4爪部38は、前後方向から見て、把手部32より左右方向の内側に位置している。なお、第4爪部38を設けなくてもよい。
上連結部33において、前端部に前端部の後方から連なる前部は、後方に向かうに従い上方に向けて延びている。下連結部34において、前端部に前端部の後方から連なる前部は、後方に向かうに従い下方に向けて延びている。
上連結部33の上面には、第1爪部35に対して後方に位置して前後方向で対向し、かつ取付凹部16の内面を形成する壁部Wに埋め込まれた第1対向壁41が設けられている。第1対向壁41は、前後方向から見て左右方向に長い長方形状を呈する板状に形成されている。第1対向壁41は、上連結部33の前部の上面に設けられている。なお、第1対向壁41を設けなくてもよい。
下連結部34の下面には、第2爪部36に対して後方に位置して前後方向で対向し、かつ取付凹部16の内面を形成する壁部Wに埋め込まれた第2対向壁42が設けられている。第2対向壁42は、前後方向から見て左右方向に長い長方形状を呈する板状に形成されている。第2対向壁42は、下連結部34の前部の下面に設けられている。なお、第2対向壁42を設けなくてもよい。
把手11は、上下方向の中央部を通り前後方向に延びる直線Lに対して180°回転対称形状に形成されている。把手11は、左右方向から見て、上下方向の中央部を通り、かつ前後方向に延びる直線Lに対して対称形状を呈し、前後方向から見て、左右方向の中央部を通り、かつ上下方向に延びる直線(中心軸線O)に対して対称形状を呈する。
以上説明したように、本実施形態による把手付きボトル1によれば、上連結部33および下連結部34の各前端部が、固定部31から前方に突出し、かつ取付凹部16の内面を形成する壁部Wに埋め込まれ、上連結部33および下連結部34の各前端部に、上方に向けて突出し、かつ前記壁部Wに埋め込まれた第1爪部35が設けられているので、把手11を持ち上げたときに、第1爪部35が、上連結部33および下連結部34の各前端部とともに、前記壁部Wに対して上方に食い込む向きに押し付けられることとなり、把手11を持ち上げたときに、把手11がボトル10に対してぐらつくのを抑制することができる。
固定部31の下端部31bが、下方に向かうに従い後方に向けて延びているので、把手11をインサート品としてボトル10をブロー成形する際に、樹脂材料を十分に延伸させた状態で固定部31の下端部31bに到達させやすくなり、固定部31の下端部31bの前面と、第1爪部35の後面と、の間の前後方向の隙間を確保しやすくなることと相俟って、樹脂材料を、固定部31の下端部31bの前面と第1爪部35の後面との間に容易に入り込ませることができる。これにより、第1爪部35を、取付凹部16の内面を形成する壁部Wに容易に深く埋め込むことが可能になり、把手11を持ち上げたときに、把手11がボトル10に対してぐらつくのを確実に抑制することができる。
固定部31が、前方に向けて突となるように湾曲しているので、固定部31と把手部32との間の前後方向の間隔を広く確保することが可能になり、把手11を容易に把持することができる。
上連結部33の上面に、第1爪部35に対して後方に位置して前後方向で対向し、かつ前記壁部Wに埋め込まれた第1対向壁41が設けられているので、前記壁部Wを、第1爪部35の後面と第1対向壁41の前面とにより前後方向に挟み込むことが可能になり、把手11を持ち上げたときに、把手11がボトル10に対してぐらつくのを確実に抑制することができる。
上連結部33および下連結部34の各前端部に、下方に向けて突出し、かつ前記壁部Wに埋め込まれた第2爪部36が設けられているので、把手11を持ち上げたときに、上連結部33回りに下連結部34が後方に変位する向きに、把手11がボトル10に対して変位しようとしても、第2爪部36が、前記壁部Wに対して後方に押し付けられることとなり、把手11を持ち上げたときに、把手11がボトル10に対してぐらつくのを確実に抑制することができる。
下連結部34の下面に、第2爪部36に対して後方に位置して前後方向で対向し、かつ前記壁部Wに埋め込まれた第2対向壁42が設けられているので、前記壁部Wを、第2爪部36の後面と第2対向壁42の前面とにより前後方向に挟み込むことが可能になり、把手11を持ち上げたときに、把手11がボトル10に対してぐらつくのを確実に抑制することができる。
上連結部33および下連結部34の各前端部に、左右方向に突出し、かつ前記壁部Wに埋め込まれた一対の第3爪部37が設けられているので、把手11をインサート品としてボトル10をブロー成形する際に、第3爪部37に到達した樹脂材料が、左右方向に延伸されつつ後方に延伸されることとなり、上連結部33および下連結部34の各前端部を前記壁部Wにより左右方向に強く保持させることができる。
固定部31に、左右方向に突出し、かつ前記壁部Wに埋め込まれた第4爪部38が設けられているので、把手11をインサート品としてボトル10をブロー成形する際に、第4爪部38に到達した樹脂材料が、左右方向に延伸されつつ後方に延伸されることとなり、固定部31を前記壁部Wにより左右方向に強く保持させることができる。
把手11が、上下方向の中央部を通り前後方向に延びる直線Lに対して180°回転対称形状に形成されているので、把手11を成形金型のキャビティ内にセットする際、把手11の上下方向の向きを合わせる必要を無くすことができる。
本実施形態では、胴部14の上端部14aのうち、上周溝17と取付凹部16とにより上下方向に挟まれた後部の半径が、他の部分の半径より小さくなっているので、ボトル10のブロー成形時において、胴部14の上端部14aのうち、後部における延伸倍率が、他の部分における延伸倍率より低く抑えられる。したがって、把手11をインサート品としてボトル10をブロー成形する際に、把手11の上連結部33を固定して延伸しにくい、取付凹部16の上面21と同じ周方向の位置に位置する、胴部14の上端部14aの後部に、過延伸に起因したボイドが生ずるのを抑制することができる。
なお、本発明の技術範囲は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上連結部33および下連結部34の各前端部に、第2爪部36、および第3爪部37を設けなくてもよい。
第1爪部35、第2爪部36、および第3爪部37は、上連結部33および下連結部34それぞれの前端部において、中心軸線回りに連ねられて環状をなしてもよい。
固定部31は、上下方向に真直ぐ延びてもよい。
取付凹部16は、下接続面24および上接続面25を有しなくてもよい。
上接続面25に、補強リブ25aを設けなくてもよい。
取付凹部16の上面21に、第1縦溝28、第2縦溝29、および補強溝21aを設けなくてもよい。
胴部14の上端部14aの半径は、周方向の全長にわたって同じであってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記実施形態および変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 把手付きボトル
10 ボトル
11 把手
14 胴部
16 取付凹部
21 上面
22 下面
23 底面
31 固定部
32 把手部
33 上連結部
34 下連結部
35 第1爪部
36 第2爪部
37 第3爪部
38 第4爪部
41 第1対向壁
42 第2対向壁
L 直線
O 中心軸線
W 壁部

Claims (8)

  1. 上下方向に延びる中心軸線を有するボトルの胴部に、径方向のうち、前方に向けて窪み後方に向けて開口した取付凹部が設けられ、
    前記取付凹部に把手が取付けられ、
    前記取付凹部の内面は、
    下方を向く上面と、
    上方を向く下面と、
    後方を向き、かつ前記上面および前記下面それぞれの前端部同士を連結する底面と、
    を備え、
    前記把手は、
    前記取付凹部の底面に固定された上下方向に延びる固定部と、
    前記固定部の後方に設けられた上下方向に延びる把手部と、
    前記固定部および前記把手部それぞれの上端部同士を連結した上連結部と、
    前記固定部および前記把手部それぞれの下端部同士を連結した下連結部と、を備え、
    前記上連結部および前記下連結部の各前端部は、前記固定部から前方に突出し、かつ前記取付凹部の内面を形成する壁部に埋め込まれ、
    前記上連結部および前記下連結部の各前端部には、上方に向けて突出し、かつ前記壁部に埋め込まれた第1爪部が設けられている、把手付きボトル。
  2. 前記固定部の下端部は、下方に向かうに従い後方に向けて延びている、請求項1に記載の把手付きボトル。
  3. 前記上連結部の上面には、前記第1爪部に対して後方に位置して前後方向で対向し、かつ前記取付凹部の内面を形成する壁部に埋め込まれた第1対向壁が設けられている、請求項1または2に記載の把手付きボトル。
  4. 前記上連結部および前記下連結部の各前端部には、下方に向けて突出し、かつ前記取付凹部の内面を形成する壁部に埋め込まれた第2爪部が設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の把手付きボトル。
  5. 前記下連結部の下面には、前記第2爪部に対して後方に位置して前後方向で対向し、かつ前記取付凹部の内面を形成する壁部に埋め込まれた第2対向壁が設けられている、請求項4に記載の把手付きボトル。
  6. 前記上連結部および前記下連結部の各前端部には、上下方向から見て前後方向に直交する左右方向に突出し、かつ前記取付凹部の内面を形成する壁部に埋め込まれた第3爪部が設けられている、請求項1から5のいずれか1項に記載の把手付きボトル。
  7. 前記固定部には、上下方向から見て前後方向に直交する左右方向に突出し、かつ前記取付凹部の内面を形成する壁部に埋め込まれた第4爪部が設けられている、請求項1から6のいずれか1項に記載の把手付きボトル。
  8. 前記把手は、上下方向の中央部を通り前後方向に延びる直線に対して180°回転対称形状に形成されている、請求項1から7のいずれか1項に記載の把手付きボトル。
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