JP4209296B2 - ピンチグリップ式ボトル型容器 - Google Patents

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本発明は、容器本体の胴部に少なくとも2箇所凹部を形成してその中間領域を含む全体をグリップとして容器を把持する、いわゆるピンチグリップタイプのボトル型容器に関し、とくに、該グリップの握り易さを容器の成形性を損なうことなしに改善しようとするものである。
酒や飲料あるいは醤油などを入れる容器としては、近年、2軸延伸ブロー成形によって成形された合成樹脂製のボトル型容器が用いられている。
かかる容器は充填容量が2.7リットルにも及ぶような大型のものでは、胴部のサイズも大きくなることから片手でもって容器を把持することは困難であり、別途に作製した把手を容器本体に取り付けた構造のものが一般的になっている。
ところで、この種の容器は、把手の分だけ使用樹脂量が増えることから資源の削減を図る観点からは有効とは言えず、また、把手の取付工程も付加されることから製造コストの上昇が避けられない状況にある。
この点に関しては、容器本体の成形に際してその胴部に直接2つの凹部を設け、この凹部を含めた全部をグリップとするピンチグリップタイプの容器も提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−225833号公報
ピンチグリップタイプの容器は、把手のような部材を必要としないことから、製造コストの低減に有利な製造工程の簡素化が可能であり、また、把手がない分、樹脂の使用量も削減できるメリットがある。しかしながら容器の持ち易さ、握り易さを求めていくとグリップを構成する凹部はその深さはより深くすることが有効であるところ、あまり深くしてしまうと成形性に悪影響を与えるとともに型抜きが困難となる場合もあった。
また、ピンチグリップタイプの容器は、容器の胴部に印刷やラベルを貼着して加飾するとき(加飾部位はグリップの中間域の対向面)、コの字状の治具でグリップを挟み込んで容器の位置決めを行うが、容器のサイズによってはグリップの幅寸法と容器の胴部の径寸法の差が小さくなるために本来の位置に治具を挿入することができず、容器の所望の位置に加飾を施すことができないことも懸念された。
本発明の課題は、容器の成形性に悪影響を与えることなしにグリップの握り易さの改善を図ることができる新規なピンチグリップ式ボトル型容器を提案するところにある。
本発明は、容器本体の胴部の少なくとも2箇所に容器の口部から底部に向けて延びる縦長の凹部を形成し、この縦長の凹部を、それとつながる一対の対向側壁と背面部を有する中間域にて相互に連結して容器のグリップとするピンチグリップ式ボトル型容器であって、
前記縦長の凹部はその最上部に最大深さを有し、
前記背面部は、上端が最も大きい幅寸法を有することを特徴とするピンチグリップ式ボトル型容器である。
上記の構成になるピンチグリップ式ボトル型容器においては、前記縦長の凹部の最下部に最浅部を設けるのが好ましい。
前記最浅部は、縦長の凹部の全長さの80%以下とするのが望ましい。
また、前記中間域は、直線、曲線またはそれらの組み合わせからなる対向側壁によって区画された背面部を有するものが好ましく、対向側壁間の間隔に対応する幅寸法は容器本体の胴部の径寸法よりも−20mm以上となる部位を1箇所以上設けるのがよい。
容器を把持するに当たって、とくに力が入る部位はグリップの上部(拇指、人差指、中指で把持する)であり、それに対応する縦長の凹部の最上部(少なくとも拇指、人差指が入り込む領域)が最も深くなっているため力が入れ易くなる。
また、縦長の凹部の最下部に最浅部を設けるか、あるいは該縦長の凹部の最上部を除いた全長さの80%以下に最浅部を設けることで成形性が改善されるとともに、容器を把持するに当たって力が入るグリップ部位を確保することができる。
グリップに、容器の胴部の径寸法よりも−20mm以上となる部位を設けることによって、加飾に際して位置決めを行うとき治具でグリップを確実に挟み込むことができる。
以下、図面を用いて本発明をより具体的に説明する。
図1〜8は本発明に従う合成樹脂製のボトル型容器の実施の形態を示したものであり、図1は正面図、図2は側面図、図3は背面図、図4は平面図、図5は底面図、図6は図3のA−A断面図、図7は図3のB−B断面図、そして図8は図3のC−C断面図である。
図2、3における1a、1bは容器本体の胴部においてその口部から底部に向けて延びる縦長の凹部、2はこの凹部1a、1bの相互間に位置する中間域である。この中間域2はそれぞれの凹部1a、1bにつながる対向側壁2a、2bと背面部2cからなっていて、凹部1a、1b及び中間域2にて容器のグリップが形成される。
グリップは凹部1の最上部が最大深さtmaXを有しており(図3、図7参照)、これに続く下部側は最上部より深さが浅くなっていて、この実施の形態では、最下部については深さが最も浅い最浅部となっている(図3、図8参照)。
ピンチグリップ式のボトル型容器において握り易さの改善を図るには、凹部の深さを深くすればするほどよいが、普通、容器を把持する際に力を入れるのはグリップの上部(拇指、人差指、中指に対応する部分)になり、その下部(薬指、小指)は容器を支える程度でそれほど力を入れていない。
このため、本発明では、凹部1の最上部を最も深くして握り易さの改善を図るようにし、凹部1の最上部に続く下部域の深さについてはそれよりも浅くするようにしたものであり、グリップの握りにあまり関与しない領域を浅くすると容器の成形時における樹脂の延伸が良好になり成形性が改善されるとともに、型抜きも容易となり品質の安定化が可能になる。
成形性に影響を与えることなしにグリップの握り易さを改善する観点から、最浅部は縦長の凹部の全長さの80%以下とする(0%は最下部のみが最浅部となる)。
中間域2の対向壁面2a、2bの上部から下部にかけての変化は直線、曲線あるいはそれらの組み合わせにて構成することが可能であり、とくに、背面部2cを対向壁面2a、2bによって区画するに際して凹部1の深さtを勘案しつつ背面部2cの形状を下向きの先細り形状(緩やかな(長い範囲での)テーパ)、あるいは鼓型形状とすることでグリップはより一層握り易くなる。
この実施の形態では、図3に示すように背面部2cは上端の幅寸法Wを最も大きくし、中央部から下端にかけて最も小さくする形状について示したが、背面部2cの形状はグリップのサイズなどに応じて任意に変更し得るものであって、図示のものには限定されない。
凹部1の奥底壁1aには、グリップを握ったときの滑り止めを目的として少なくとも1つの凸部1cを任意に設けることができる(図2、図3参照)。
中間域2の幅寸法(背面部2cの幅寸法に対応)Wが容器本体の胴部の径寸法Lよりも−20mm以上となる部位を1箇所以上設けるのが望ましく、このような部位を設けると、容器に加飾を施す際にコの字状の治具によってグリップを挟み易くなるため容器の確実な位置決めが可能になり所望の部位(胴部の正面)に正確に加飾を施すことが可能になる。
品質が良好でグリップの握り易さの改善された使い勝手のよいボトル型容器を提供できる。
本発明に従うピンチグリプ式ボトル型容器の正面図である。 図1の側面図である。 図1の背面図である。 図1の平面図である。 図1の底面図である。 図3のA−A断面図である。 図3のB−B断面図である。 図3のC−C断面図である。
符号の説明
1a、1b 縦長の凹部
1c 凸部
2 中間域
2a、2b 対向側壁
2c 背面部
t 凹部の深さ

Claims (5)

  1. 容器本体の胴部の少なくとも2箇所に容器の口部から底部に向けて延びる縦長の凹部を形成し、この縦長の凹部を、それとつながる一対の対向側壁と背面部を有する中間域にて相互に連結して容器のグリップとするピンチグリップ式ボトル型容器であって、
    前記縦長の凹部はその最上部に最大深さを有し、
    前記背面部は、上端が最も大きい幅寸法を有することを特徴とするピンチグリップ式ボトル型容器。
  2. 前記縦長の凹部の最下部に最浅部を有する請求項1記載のピンチグリップ式ボトル型容器。
  3. 前記最浅部は、縦長の凹部の全長さの80%以下である、請求項2記載のピンチグリップ式ボトル型容器。
  4. 前記中間域は、直線、曲線またはそれらの組み合わせからなる対向側壁によって区画された背面部を有する請求項1〜3の何れかに記載のピンチグリップ式ボトル型容器。
  5. 前記中間域は、対向側壁間の間隔に対応する幅寸法が容器本体の胴部の径寸法よりも−20mm以上となる部位を1箇所以上有する請求項1又は2記載のピンチグリップ式ボトル型容器。
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