JP2023075648A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】商品陳列性に優れるとともに、商品輸送時などに大きな荷重や衝撃が作用しても強度が低下し難い包装箱を提供する。【解決手段】包装箱1は、前後左右の側板11~14と、頂板20と、底板30と、を備える。頂板20の前縁部に形成された前部破断誘導線L21と、頂板20の左縁部に形成された左部破断誘導線L22と、頂板20の右縁部に形成された右部破断誘導線L22と、頂板20の後縁部に形成された後部破断誘導線L24と、頂板20に形成され前部破断誘導線L21の破断の起点部となる破断開始部25と、を備えて前後左右の側板11~14から切り離し可能である。頂板20は、上側外フラップ21の一方と、左右の上側内フラップ22,22との間に、後側の側板12の上縁部を差し込むことにより後側の側板12の上側において看板を形成する構成とした。【選択図】図5

Description

本発明は、包装箱に関する。
従来、商品輸送時の輸送箱として使用されるとともに、店頭での商品陳列時にも使用される包装箱が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の包装箱は、段ボール製であり、側板から頂板に亘って開封部を切り離すことで、そのまま商品を陳列可能である。
特開2020-15528号公報
前記した従来の包装箱は、頂板に形成された開封部を切り離すための破断誘導線が側板にも形成される構成であるため、商品輸送時などに包装箱に作用する荷重や衝撃によって意図せず破断誘導線が破断し、包装箱の強度が低下するおそれがあった。
本発明は、前記した問題を解決し、商品陳列性に優れるとともに、商品輸送時などに大きな荷重や衝撃が作用しても強度が低下し難い包装箱を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の包装箱は、前後左右の側板と、前後左右の前記側板の上縁部に連設された頂板と、前後左右の前記側板の下縁部に連設された底板と、を備えている。包装箱は、前記頂板の前縁部に形成された前部破断誘導線と、前記頂板の左縁部に形成された左部破断誘導線と、前記頂板の右縁部に形成された右部破断誘導線と、前記頂板の後縁部に形成された後部破断誘導線と、前記頂板に形成され前記前部破断誘導線の破断の起点部となる破断開始部と、を備えている。前記頂板は、前後の前記側板の上縁部に連設された前後の上側外フラップと、左右の前記側板の上縁部に連設され、前後の前記上側外フラップの下面に重ねられた左右の上側内フラップと、を備えている。前記頂板は、前記破断開始部を起点として前記前部破断誘導線、前記左部破断誘導線、前記右部破断誘導線後及び前記後部破断誘導線を破断することにより前記前後左右の側板から切り離し可能である。切り離された前記頂板は、前後の前記上側外フラップの一方と、左右の前記上側内フラップとの間に、後側の前記側板の上縁部を差し込むことにより、後側の前記側板の上縁部に接続され、後側の前記側板の上側において看板を形成することを特徴とする。
本発明の包装箱では、破断開始部を起点として頂板を手指で引き上げると、前部破断誘導線が切り開かれるとともに、左部破断誘導線及び右部破断誘導線が切り開かれ、次いで後部破断誘導線が切り開かれる。これにより、前後左右の側板から頂板が切り離される。その後、切り離された頂板の前後の上側外フラップの一方と、左右の上側内フラップとの間を広げて後側の側板の上縁部に近づけ、後側の側板の上縁部をこの間に差し込む。これにより、切り離された頂板を展示用の看板として利用できる。したがって、商品陳列性に優れる。
そして、本発明の包装箱は、破断の起点部となる破断開始部が頂板に設けられている。さらに、頂板を切り開くための前部破断誘導線、左部破断誘導線、右部破断誘導線及び後部破断誘導線が頂板の前縁部、左縁部、右縁部及び後縁部に形成されている。したがって、前後左右の側板の面内に頂板開封用の破断開始部や破断誘導線が形成されている場合に比べて包装箱の強度を確保することができる。これにより、商品輸送時などに大きな荷重や衝撃が作用しても包装箱の強度が低下し難い。
また、本発明の包装箱は、前後左右の側板と、前後左右の前記側板の上縁部に連設された頂板と、前後左右の前記側板の下縁部に連設された底板と、を備えている。包装箱は、前記頂板の前縁部に形成された前部破断誘導線と、前記頂板の左縁部に形成された左部破断誘導線と、前記頂板の右縁部に形成された右部破断誘導線と、前記頂板に形成され前記前部破断誘導線の破断の起点部となる破断開始部と、前記頂板の面内において前記頂板の左右縁部と平行に設けられ、前記頂板を左右に折り曲げるための頂板折曲誘導線と、を備えている。前記頂板の後縁部は、後側の前記側板の上縁部に連設された帯状の接合片に接着されて後側の当該側板に連設されている。前記頂板は、前記破断開始部を起点として前記前部破断誘導線、前記左部破断誘導線及び前記右部破断誘導線を破断するとともに、前記頂板の後縁部を前記接合片から引き剥がすことにより前記前後左右の側板から切り離し可能である。切り離された前記頂板は、前記頂板折曲誘導線を折れ線として折り曲げられた状態で、前後左右の前記側板の上部開口部を通じて後側の前記側板の内側に挿入され、後側の前記側板の上側において看板を形成することを特徴とする。
本発明の包装箱では、破断開始部を起点として頂板を手指で引き上げると、前部破断誘導線が切り開かれるとともに、左部破断誘導線及び右部破断誘導線が切り開かれる。次いで頂板の後縁部を後側の側板の接合片から引き剥がす。これにより、前後左右の側板から頂板が切り離される。その後、頂板折曲誘導線を折れ線として切り離された頂板を折曲げるとともに、前後左右の側板の上部開口部を通じて後側の側板の上部内側に頂板の下部を挿入する。そうすると、折り曲げられた頂板の復元力により、頂板の左右両縁部が左右の側板の内面を押圧し、後側の側板の前方内側に頂板が保持される。これにより、切り離された頂板を展示用の看板として利用できる。したがって、商品陳列性に優れる。
そして、本発明の包装箱は、破断の起点部となる破断開始部が頂板に設けられている。さらに、頂板を切り開くための前部破断誘導線、左部破断誘導線及び右部破断誘導線が頂板の前縁部、左縁部及び右縁部に形成されている。したがって、前後左右の側板の面内に頂板開封用の破断開始部や破断誘導線が形成されている場合に比べて包装箱の強度を確保することができる。これにより、商品輸送時などに大きな荷重や衝撃が作用しても包装箱の強度が低下し難い。
本発明の包装箱は、商品陳列性に優れるとともに、商品輸送時などに大きな荷重や衝撃が作用しても強度が低下し難い。
本発明の第1実施形態に係る包装箱を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の開封時の様子を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の頂板を看板として利用する際の手順を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る包装箱の頂板を後側の側板に装着して看板として利用した状態を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱の開封時の様子を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱の頂板を看板として利用する際の手順を示した斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る包装箱の頂板を後側の側板の上部前側に装着して看板として利用した状態を示した斜視図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照して詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右の方向は、各実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、本発明の包装箱の構成を限定するものではない。なお、各実施形態において、同一の部分には同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
(第1実施形態)
本実施形態の包装箱1は、図1,2に示すように、A式の箱であり、前後方向よりも左右方向の長さが大きい直方体を呈している。包装箱1は、底板30と、底板30の前後左右の縁部に連設された側板11~14と、底板30に対向し前後左右の側板11~14の上部開口を塞ぐ頂板20と、を備えている。前後左右の側板11~14は、角筒状の胴部5を構成している。包装箱1は、商品輸送時などに使用する輸送箱として使用されるとともに、後記するように、頂板20を開封して店頭での商品陳列用の箱としても使用されるものである。そして、商品陳列時には、頂板20を切り離して看板として利用可能である。
包装箱1は、図2に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS1を各罫線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートS1は、外面側が見えるように配置したものであるが、説明の便宜上、内面側に形成される各罫線を実線で表示している。
ブランクシートS1の各罫線(折線)は、ブランクシートS1の表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込み(ハーフカット線等)を形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートS1を折り曲げ易くなる。
胴部5は、図1に示すように、前後一対の側板11,12と、左右一対の側板13,14とを備えている。前側板11,後側板12及び左側板13,右側板14は、それぞれ四角形の板である。
前側板11の左縁部には、罫線を介して左側板13が連設されている。また、前側板11の右縁部には、罫線を介して右側板14が連設されている。また、右側板14の後縁部には、罫線を介して後側板12が連設されている。また、後側板12の左縁部には、罫線を介して帯状の接合片16が連設されている。接合片16は、左側板13の内面にホットメルト等の接着手段によって接合されている。
そして、ブランクシートS1(図2参照)を各罫線で折り曲げると、前側板11,後側板12、左側板13,右側板14によって、四角形の角筒状の胴部5が形成される。
なお、左側板13及び右側板14には、手掛部7,7が形成されている。
前側板11及び後側板12の略中央部には、側板開封開始部11a,12aが形成されている。側板開封開始部11a,12aは、胴部5を上下方向に二分割して開封する場合の起点となる部位である。各側板開封開始部11a,12aは、直線状の切れ込みにより形成されている。
胴部5には、側板開封開始部11a,12aに交差するように開封帯6が貼り付けられている。開封帯6は、胴部5の内面において胴部5の周方向の全体に亘って直線状に設けられている(図2参照)。開封帯6は、胴部5の上下の縁部に対して平行である。
頂板20は、図1に示すように、胴部5の上側開口部を塞いでいる。頂板20の前側の左右隅部には、破断の起点部となる破断開始部25,25が形成されている、また、頂板20の前縁部には、その全長に亘って前部破断誘導線L21が形成され、頂板20の左右の縁部には、その全長に亘って左部破断誘導線L22、右部破断誘導線L22が形成されている。さらに、頂板20の後縁部には、その全長に亘って後部破断誘導線L24が形成されている。頂板20は、これらの前部破断誘導線L21、左部破断誘導線L22、右部破断誘導線L22及び後部破断誘導線L24により開封時に胴部5から切り開かれるようになっている。
頂板20は、前側板11及び後側板12の上縁部に連設された前後一対の上側外フラップ21,21と、左側板13及び右側板14の上縁部に連設された左右一対の上側内フラップ22,22とを備えている。左右の上側内フラップ22,22は、前後の上側外フラップ21,21の下面(内面)に重ねられ、前後の上側外フラップ21,21に対してホットメルト等の接着剤にて部分的に効率よく接着されている。
前側の上側外フラップ21は、四角形の平板であり、前側板11の上縁部から後方に向けて延びている。前側の上側外フラップ21によって、胴部5の上側開口部の前半分が塞がれている。
後側の上側外フラップ21は、四角形の平板であり、後側板12の上縁部から前方に向けて延びている。後側の上側外フラップ21によって、胴部5の上側開口部の後半分が塞がれている。前後の上側外フラップ21,21の先端部同士は、頂板20の前後方向の中央部で突き合わされている。
前側の上側外フラップ21は、前側板11の上縁部に前部破断誘導線L21を介して連設されている。前部破断誘導線L21は、前側板11から前側の上側外フラップ21を切り離すためのものであり、前側板11の上縁部(前側の上側外フラップ21の前縁部)の全体に亘って形成されている。前部破断誘導線L21は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。前部破断誘導線L21の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
後側の上側外フラップ21は、後側板12の上縁部に後部破断誘導線L24を介して連設されている。後部破断誘導線L24は、後側板12から後側の上側外フラップ21を切り離すためのものであり、後側板12の上縁部(後側の上側外フラップ21の後縁部)の全体に亘って形成されている。後部破断誘導線L24は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。後部破断誘導線L24の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
前側の上側外フラップ21の破断開始部25,25は、折曲誘導線L25,L25を備えている。折曲誘導線L25,L25は、上側外フラップ21,21の表面(内面)を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、折曲誘導線L25,L25には、間隔を空けて切れ込みが形成されている。
左側の破断開始部25の折曲誘導線L25は、上側外フラップ21の左縁部から前縁部に亘るように斜めに延在しており、前端が前部破断誘導線L21に接続されている。また、右側の破断開始部25の折曲誘導線L25は、上側外フラップ21の右縁部から前縁部に亘るように斜めに延在しており、前端が前部破断誘導線L21に接続されている。
次に左右の上側内フラップ22,22について説明する。左側の上側内フラップ22は、四角形の平板であり、左側板13の上縁部から右方に向けて延びている。左側の上側内フラップ22によって、胴部5の上側開口部の左側部分の一部が塞がれている。
左側の上側内フラップ22は、左側板13の上縁部に左部破断誘導線L22を介して連設されている。左部破断誘導線L22は、左側板13から上側内フラップ22を切り離すためのものであり、左側板13の上縁部(左側の上側内フラップ22の左縁部)の全長に亘って形成されている。左部破断誘導線L22は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。左部破断誘導線L22の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
右側の上側内フラップ22は、四角形の平板であり、右側板14の上縁部から左方に向けて延びている。右側の上側内フラップ22によって、胴部5の上側開口部の右側部分の一部が塞がれている。
右側の上側内フラップ22は、右側板14の上縁部に右部破断誘導線L22を介して連設されている。右部破断誘導線L22は、右側板14から右側の上側内フラップ22を切り離すためのものであり、右側板14の上縁部(右側の上側内フラップ22の右縁部)の全長に亘って形成されている。右部破断誘導線L22は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。右部破断誘導線L22の切れ込みの間隔や形状は限定されるものではない。
左右の上側内フラップ22,22には、前側の上側外フラップ21の前記した折曲誘導線L25,L25に対応する位置に、破断開始部25,25の一部をなす折曲誘導線L23,L23が形成されている。折曲誘導線L23,L23は、上側内フラップ22,22の表面(内面)を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、折曲誘導線L23,L23には、間隔を空けて切れ込みが形成されている。
左側の上側内フラップ22の折曲誘導線L23は、左側の上側内フラップ22の左縁部から前縁部に亘るように斜めに延在している。また、右側の上側内フラップ22の折曲誘導線L23は、右側の上側内フラップ22の右縁部から前縁部に亘るように斜めに延在している。
上側外フラップ21の折曲誘導線L25,L25と上側内フラップ22,22の折曲誘導線L23,L23とは、上下方向に重なっている。これによって、後記する頂板20の開封時に、左右それぞれの破断開始部25,25において、前側の上側外フラップ21と左右の上側内フラップ22とを重ねた状態で折り曲げ可能である。
底板30は、胴部5の下側開口部を塞いでいる。底板30は、前側板11,後側板12の下縁部に連設された前後一対の下側外フラップ31,31と、左側板13,右側板14の下縁部に連設された左右一対の下側内フラップ32,32とを備えている。左右の下側内フラップ32,32は、前後の下側外フラップ31,31の上面(内面)に重ねられ、前後の下側外フラップ31,31に対してホットメルト等の接着剤にて接着されている。
前側の下側外フラップ31は、四角形の平板であり、前側板11の下縁部から後方に向けて延びている。前側の下側外フラップ31によって、胴部5の下側開口部の前半分が塞がれている。
後側の下側外フラップ31は、四角形の平板であり、後側板12の下縁部から前方に向けて延びている。後側の下側外フラップ31によって、胴部5の下側開口部の後半分が塞がれている。前後の下側外フラップ31,31の先端部同士は、底板30の前後方向の中央部で突き合わされている。
左側の下側内フラップ32は、四角形の平板であり、左側板13の下縁部から右方に向けて延びている。この左側の下側内フラップ32によって、胴部5の下側開口部の左側部分の一部が塞がれている。
右側の下側内フラップ32は、四角形の平板であり、右側板14の下縁部から左方に向けて延びている。この右側の下側内フラップ32によって、胴部5の下側開口部の右側部分の一部が塞がれている。
本実施形態の包装箱1に内容物を収容して搬送または保管するときは、一般的なA式の段ボール箱と同様に、頂板20が上側となるように包装箱1を配置する。
そして、包装箱1を開封するときには、図3に示すように、頂板20の破断開始部25,25を作業者の手指で押し込み、頂板20の前側の両隅部を手指で摘んで上方に引き上げる。そうすると、前部破断誘導線L21が切り開かれるとともに、左部破断誘導線L22及び右部破断誘導線L22が切り開かれる。そして、左部破断誘導線L22及び右部破断誘導線L22が切り開かれることに連続して、後部破断誘導線L24が切り開かれる。これにより、前後左右の側板11~14から頂板20の全体が切り離される(図3において二点鎖線で図示)。
その後、図4に示すように、切り離された頂板20の表面(商品等の印刷面)を前側に向けるとともに、両破断開始部25,25を下側に向けて、後側の側板12の上縁部に頂板20を近づける。そして、後側の側板12の上縁部を、頂板20の下側に位置する上側外フラップの21と、左右の上側内フラップ22,22との間に差し込む。これにより、後側の側板12の上縁部から立ち上がるように頂板20が保持される。
以上説明した本実施形態の包装箱1では、切り離された頂板20を展示用の看板として利用できる。したがって、商品陳列性に優れる。また、頂板20は、上側外フラップの21と左右の上側内フラップ22,22との間に、後側の側板12の上縁部を差し込んでいるので、倒れ難く、強度も有する。なお、上側外フラップの21と左右の上側内フラップ22,22とを接着しているホットメルトの接着位置を調整することにより、後側の側板12に対する差し込み深さを調整することができる。
また、本実施形態の包装箱1は、破断の起点部となる破断開始部25,25が頂板20に設けられている。さらに、頂板20を切り開くための前部破断誘導線L21、左部破断誘導線L22、右部破断誘導線L22及び後部破断誘導線L24が、頂板20の前縁部、左縁部、右縁部及び後縁部に形成されている。したがって、前後左右の側板11~14の面内に頂板開封用の破断開始部や破断誘導線が形成されている場合に比べて包装箱1の強度を確保することができる。これにより、商品輸送時などに大きな荷重や衝撃が作用しても包装箱1の強度が低下し難い。
(第2実施形態)
次に本発明の第2実施形態に係る包装箱について図6~図10を参照して説明する。図6は本発明の第2実施形態に係る包装箱を示した斜視図、図7は本発明の第2実施形態に係る包装箱のブランクシートを示した図である。本実施形態では、ラップアラウンド方式の包装箱1Aに対して本発明を適用している。
図6に示すように、包装箱1Aは、前後方向よりも左右方向の長さが大きい直方体を呈している。包装箱1Aは、底板51と、前後一対の側板53,54と、左右一対の側板60,70と、頂板52と、を備えている。
包装箱1Aは、図7に示すように、一枚の段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートS2を各罫線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図7に示すブランクシートS2は、外面側が見えるように配置したものであるが、説明の便宜上、内面側に形成される各罫線を実線で表示している。
ブランクシートS2の各罫線(折線)は、ブランクシートS2の表面を押し込んで形成された線状の溝(押罫)である。なお、罫線に切れ込み(ハーフカット線等)を形成してもよい。このようにすると、罫線においてブランクシートS2を折り曲げ易くなる。
底板51は、図6に示すように、四角形の平板である。底板51の前縁部には、罫線を介して前側板53が連設され、底板51の後縁部には、罫線を介して後側板54が連設されている。
前側板53及び後側板54は、同じ四角形の平板であり、底板51に対して垂直に形成されている。
前側板53の上縁部には、前部破断誘導線L21を介して頂板52が連設されている。頂板52は、底板51と同じ四角形の平板であり、後側板54に対して垂直に形成されている。本実施形態においても、前部破断誘導線L21は、前側板53の上縁部(頂板52の前縁部)の全長に亘って形成されている。
後側板54の上縁部には、罫線を介して接合片56が連設されている。接合片56は、後側板54の上縁部に沿って形成された帯状の板である。接合片56は、頂板52の後縁部の内面にホットメルト等の接着手段によって接合されている。
左側板60は、底板51及び頂板52の左縁部にそれぞれ連設された上下一対の外フラップ61,62と、前側板53及び後側板54の左縁部にそれぞれ連設された前後一対の内フラップ63,64と、を備えている。上側の外フラップ62は、頂板52の左縁部に左部破断誘導線L22を介して設けられている。
左側板60は、内フラップ63,64の外面に外フラップ61,62が重ねられて接着剤で一体に接合されている。
右側板70は、底板51及び頂板52の右縁部にそれぞれ連設された上下一対の外フラップ71,72と、前側板53及び後側板54の右縁部にそれぞれ連設された前後一対の内フラップ73,74と、を備えている。上側の外フラップ72は、頂板52の右縁部に右部破断誘導線L22を介して設けられている。
右側板70は、内フラップ73,74の外面に外フラップ71,72が重ねられて接着剤で一体に接合されている。
なお、左側板60の後側上部及び右側板70の前側上部には、手掛部7,7が形成されている。また、前側板53から左右の内フラップ63,73に亘って開封帯6が貼り付けられている。同様に、後側板54から左右の内フラップ64,74に亘って開封帯6が貼り付けられている。
頂板52は、破断開始部25,25、前部破断誘導線L21、左部破断誘導線L22及び右部破断誘導線L22を備えている。つまり、頂板52は、破断開始部25,25を破断の起点として、前部破断誘導線L21、左部破断誘導線L22及び右部破断誘導線L22を切り開くことにより開封可能である。そして、頂板52は、後側板54の接合片56から頂板52の後縁部を引き剥がすことにより、切り離し可能である。
頂板52の内面には、頂板折曲誘導線57が形成されている。頂板折曲誘導線57は、頂板52の左右方向の中央部において前後の縁部に亘って形成された罫線からなる。頂板折曲誘導線57には、間隔を空けて切込線が形成されている。
本実施形態の包装箱1Aに内容物を収容して搬送または保管するときは、一般的なラップアラウンド方式の段ボール箱と同様に、頂板52が上側となるように包装箱1Aを配置する(図6参照)。
そして、包装箱1Aを開封するときには、図8に示すように、頂板52の破断開始部25,25を作業者の手指で押し込み、頂板52の前側の両隅部を手指で摘んで上方に引き上げる。そうすると、前部破断誘導線L21が切り開かれるとともに、左部破断誘導線L22及び右部破断誘導線L22が切り開かれる。そして、後側板54の接合片56から頂板20の後縁部を引き剥がす。これにより、頂板20の全体が切り離される(図8において二点鎖線で図示)。このように頂板20が切り離されることにより、包装箱1Aの上部には、上部開口部80が形成される。
その後、図9に示すように、切り離された頂板52の表面(商品等の印刷面)を前側に向けるとともに、両破断開始部25,25を下側に向ける。そして、頂板折曲誘導線57に沿って頂板52を折り曲げる。
その後、後側板54の上縁部に頂板52を近づけ、上部開口部80を通じて後側板54の前側に頂板52の下部を挿入する。そうすると、頂板52の復元力により、頂板52の左右縁部が左側板60及び右側板70の内面を押圧し、後側板54の前方内側に頂板52が保持される。
以上説明した本実施形態の包装箱1Aにおいても、切り離された頂板52を展示用の看板として利用できる。したがって、商品陳列性に優れる。また、頂板52は、復元力により頂板52の左右縁部が左側板60及び右側板70の内面を押圧して保持されているので、直立した状態から倒れ難い。なお、図9,図10に示すように、接合片56が後側の側板54に連続して立ち上がるので、これが支持部として機能し、頂板52が後側に倒れ難い。
また、頂板52は、前記第1実施形態のものと比べて単板で構成されており軽量となっているので、開封作業及び看板として利用する際の作業が行い易い。
また、本実施形態の包装箱1Aも破断の起点部となる破断開始部25,25が頂板52に設けられている。そして、頂板52を切り開くための前部破断誘導線L21、左部破断誘導線L22及び右部破断誘導線L22が、頂板20の前縁部、左縁部及び右縁部に形成されている。したがって、前側板53,後側板54,左側板60及び右側板70の面内に頂板開封用の破断開始部や破断誘導線が形成されている場合に比べて包装箱1Aの強度を確保することができる。これにより、商品輸送時などに大きな荷重や衝撃が作用しても包装箱1Aの強度が低下し難い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
例えば、前記各実施形態では、破断開始部25,25を頂板20,52の前部の左右隅部に形成したものを説明したが、これに限られることはなく、頂板20,52の前縁部の他の場所に設けてもよい。
また、前記第1,第2実施形態では、破断の起点部となる破断開始部25,25を下側に向けて頂板20,52を立ち上げたが、これとは反対に破断開始部25,25を上側に向けて頂板20,52を立ち上げてもよい。
前記第1,第2実施形態の包装箱1,1Aは段ボール製であるが、各種公知の板紙によって包装箱を形成してもよい。
1 包装箱
1A 包装箱
11 前側板(側板)
12 後側板(側板)
13 左側板(側板)
14 右側板(側板)
20 頂板
21 上側外フラップ
22 上側内フラップ
25 破断開始部
30 底板
51 底板
52 頂板
53 前側板(側板)
54 後側板(側板)
56 接合片
57 頂板折曲誘導線
60 左側板(側板)
70 右側板(側板)
80 上部開口部
L21 前部破断誘導線
L22 左部破断誘導線、右部破断誘導線
L24 後部破断誘導線

Claims (2)

  1. 前後左右の側板と、
    前後左右の前記側板の上縁部に連設された頂板と、
    前後左右の前記側板の下縁部に連設された底板と、を備えた包装箱であって、
    前記頂板の前縁部に形成された前部破断誘導線と、
    前記頂板の左縁部に形成された左部破断誘導線と、
    前記頂板の右縁部に形成された右部破断誘導線と、
    前記頂板の後縁部に形成された後部破断誘導線と、
    前記頂板に形成され前記前部破断誘導線の破断の起点部となる破断開始部と、
    を備えており、
    前記頂板は、
    前後の前記側板の上縁部に連設された前後の上側外フラップと、
    左右の前記側板の上縁部に連設され、前後の前記上側外フラップの下面に重ねられた左右の上側内フラップと、を備え、
    前記破断開始部を起点として前記前部破断誘導線、前記左部破断誘導線、前記右部破断誘導線後及び前記後部破断誘導線を破断することにより前記前後左右の側板から切り離し可能であり、
    切り離された前記頂板は、
    前後の前記上側外フラップの一方と、左右の前記上側内フラップとの間に、後側の前記側板の上縁部を差し込むことにより、後側の前記側板の上縁部に接続され、後側の前記側板の上側において看板を形成することを特徴とする包装箱。
  2. 前後左右の側板と、
    前後左右の前記側板の上縁部に連設された頂板と、
    前後左右の前記側板の下縁部に連設された底板と、を備えた包装箱であって、
    前記頂板の前縁部に形成された前部破断誘導線と、
    前記頂板の左縁部に形成された左部破断誘導線と、
    前記頂板の右縁部に形成された右部破断誘導線と、
    前記頂板に形成され前記前部破断誘導線の破断の起点部となる破断開始部と、
    前記頂板の面内において前記頂板の左右縁部と平行に設けられ、前記頂板を左右に折り曲げるための頂板折曲誘導線と、
    を備えており、
    前記頂板の後縁部は、後側の前記側板の上縁部に連設された帯状の接合片に接着されて後側の当該側板に連設されており、
    前記頂板は、
    前記破断開始部を起点として前記前部破断誘導線、前記左部破断誘導線及び前記右部破断誘導線を破断するとともに、前記頂板の後縁部を前記接合片から引き剥がすことにより前記前後左右の側板から切り離し可能であり、
    切り離された前記頂板は、
    前記頂板折曲誘導線を折れ線として折り曲げられた状態で、前後左右の前記側板の上部開口部を通じて後側の前記側板の内側に挿入され、後側の前記側板の上側において看板を形成することを特徴とする包装箱。
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