JP2023074516A - エレベータ用表示システム及びエレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023074516000001
【課題】1台の投影装置12でかご室8にいる利用者と乗場にいる利用者とに情報を提供することができるエレベータ用表示システム及びエレベータ装置を得る。
【解決手段】投影される映像23がかご室8と乗場とに跨るように投影装置12を設置する。投影装置12は、映像23の一部をかご室8の床面若しくは壁面である第1の表示領域21に投影し、映像23の他の一部を乗場の床面若しくは壁面である第2の表示領域22に投影する。制御装置11は、かご室8のかご出入口13を開閉するかごドア9が開いているとき、画像データ27を映像23として投影装置12に投影させる。画像データ27には、第1の表示領域21に投影される映像23の一部及び第2の表示領域22に投影される映像23の他の一部のうち一方にはかご室8にいる利用者に向けた情報が含まれ、他方には乗場にいる利用者に向けた情報が含まれる。
【選択図】図4

Description

本開示は、エレベータ用表示システム及びエレベータ装置に関する。
従来、かご室に対する乗降に必要なスペースの位置や大きさ等を乗客に対し具体的に知らせ、乗客を所望位置に的確に誘導するために、かご室及び乗場に描写装置を設置するエレベータ制御装置が提案されている。かご室に設置される描写装置は、乗客の乗降情報及び位置情報に基づいてかご室の床面に描写パターンを投影する。乗場に設置される描写装置は、乗客の乗降情報及び位置情報に基づいて乗場の床面に描写パターンを投影する(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-002362号公報
上記した従来のエレベータ制御装置では、かご室にいる利用者と乗場にいる利用者とに情報を提供するためには、かご室の床面に投影する投影装置と乗場の床面に投影する投影装置とを用意する必要がある。そのため、2台の投影装置の設置費用が発生する。
本開示は上記の問題点を解決するためになされたものであり、1台の投影装置であってもかご室にいる利用者と乗場にいる利用者に情報を提供することができるエレベータ用表示システム及びエレベータ装置を得ることを目的とするものである。
本開示にかかるエレベータ用表示システムは、投影される映像がかご室と乗場とに跨るように設置され、映像の一部をかご室の床面若しくは壁面である第1の表示領域に投影し、映像の他の一部を乗場の床面若しくは壁面である第2の表示領域に投影する投影装置と、第1の表示領域に投影される映像の一部及び第2の表示領域に投影される映像の他の一部のうち一方にはかご室にいる利用者に向けた情報が含まれ、他方には乗場にいる利用者に向けた情報が含まれるように画像データを生成し、かご室のかご出入口を開閉するかごドアが開いているとき、画像データを映像として投影装置に投影させる制御装置とを備える。
本開示にかかるエレベータ装置は、かご室と、かご室のかご出入口を開閉するかごドアと、投影される映像がかご室と乗場とに跨るように設置され、映像の一部をかご室の床面若しくは壁面である第1の表示領域に投影し、映像の他の一部を乗場の床面又は壁面である第2の表示領域に投影する投影装置と、かごドア及び投影装置の動作を制御し、かごドアを開くよう制御するとき、第1の表示領域に投影される映像の一部及び第2の表示領域に投影される映像の他の一部のうち一方はかご室にいる利用者に向けた情報を表示し、他方は乗場にいる利用者に向けた情報を表示するよう投影装置を制御する制御装置とを備える。
本開示に係るエレベータ用表示システム及びエレベータ装置によれば、1台の投影装置であってもかご室にいる利用者と乗場にいる利用者とに情報を提供することができる。
実施の形態1におけるエレベータ装置を示す構成図である。 実施の形態1におけるかごドア及びその周辺をかご室内から見た正面図である。 実施の形態1におけるエレベータ装置のA―A’断面図である。 実施の形態1におけるエレベータ装置を示すブロック図である。 実施の形態1における画像データ用メモリのメモリイメージを示す図である。 実施の形態1における制御部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態1における描画用メモリのメモリイメージを示す図である。 実施の形態1におけるエレベータ装置のA―A’断面図である。 実施の形態1におけるエレベータ装置のA―A’断面図である。 実施の形態1におけるエレベータ装置のA―A’断面図である。 実施の形態1における制御部の制御用データを示す図である。 実施の形態1における乗場ドア及びその周辺を乗場から見た正面図である。 実施の形態1におけるエレベータ装置のA―A’断面図である。 実施の形態1における描画用メモリのメモリイメージを示す図である。 実施の形態2における画像データ用メモリのメモリイメージを示す図である。 実施の形態2における制御部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態2における描画用メモリのメモリイメージを示す図である。 実施の形態2における投影装置制御部の処理の詳細なフローチャートである。 実施の形態2における乗場ドア及びその周辺を乗場から見た正面図である。 実施の形態3における制御部の処理を示すフローチャートである。 実施の形態3における乗場ドア及びその周辺を乗場から見た正面図である。 実施の形態4におけるエレベータ装置を示すブロック図である。
実施の形態1.
以下に実施の形態1にかかるエレベータ用表示システム及びエレベータ装置を詳細に説明する。なお、各図面における同一の符号は同一又は相当の構成を表している。図1に、エレベータ装置の構成図を示す。図1に示すように、巻上機2及びそらせ車3には懸架体4が巻き掛けられている。懸架体4の一端部には、かご5が接続され、懸架体4の他端部には、釣合おもり6が接続されている。
かご5及び釣合おもり6は、懸架体4により昇降路1内に吊り下られており、巻上機2の駆動によって昇降路1内を昇降される。制御装置11は、エレベータ装置全体の制御を行う。
かご5は、懸架体4に接続されたかご枠7と、かご枠7に支持されたかご室8とを有する。かご室8の前面には、互いに反対方向へ水平にスライドすることによりかご出入口13を開閉する一対のかごドア9が設けられている。複数階の乗場には、互いに反対方向へ水平にスライドすることにより乗場出入口29を開閉する一対の乗場ドア10がそれぞれ設けられている。乗場ドア10は、かご5が着床したときにかごドア9と係合することで、かごドア9に連動して開閉動作される。
図2に、かごドア9及びその周辺をかご室8内から見た正面図を示す。かご出入口13の左右及び上部には、かご出入口枠14が設けられている。かご出入口枠14は、かご出入口13の左右に設けられている一対の出入口柱15と、かご出入口13の上部に設けられている出入口上板16とを有する。出入口柱15は、互いに平行かつ鉛直に配置されている。出入口上板16は、出入口柱15の上端部間に水平に配置されている。また、一対の出入口柱15のそれぞれの側面は、互いに対向している。
投影装置12は、出入口上板16に設置される。投影装置12は、例えばLED(Light Emitting Diode)、ハロゲンランプ、又はレーザなどの光源を用いて画像データを映像として投影するプロジェクターである。
出入口柱15には、かご操作盤17が設けられている。かご操作盤17には、行先階登録の操作を行うための複数の行先階登録ボタン18が設けられている。各階の乗場には、図12に示されるように乗場操作盤19が設けられている。乗場操作盤19には、かご5の呼び登録の操作を行うための複数の呼び登録ボタン20が設けられている。
図3に、かごドア9及び乗場ドア10が開いているときのエレベータ装置のA―A’断面図を示す。投影装置12は、投影される映像23がかご室8と乗場とに跨るように設置される。投影装置12は、映像23の一部をかご室8の床面である第1の表示領域21に投影し、映像23の他の一部を乗場の床面である第2の表示領域22に投影する。
図4に、エレベータ装置のブロック図を示す。制御装置11は、半導体の集積回路を含むプロセッサ、メモリ、及び入出力インタフェースにより構成される制御基板等の装置であり、エレベータ装置全体の制御を行うものである。制御装置11は、制御部24及び記憶部25から構成される。
制御部24は、取得部24a、判定部24b、かごドア制御部24c及び投影装置制御部24dを備えている。
取得部24aは、行先階登録ボタン18及び呼び登録ボタン20が送信する電気信号から行先階登録情報及び呼び登録情報を取得するソフトウェアモジュールを備えている。行先階登録情報には、行先階登録の有無及び登録された行先階の階数が含まれる。呼び登録情報には、呼び登録の有無及び登録された乗場階の階数が含まれる。
判定部24bは、取得部24aが取得した行先階登録情報及び呼び登録情報に基づいて、かご室8にいる利用者の有無及び乗場にいる利用者の有無を判定するソフトウェアモジュールを備えている。判定部24bは、利用者の有無の判定に基づいて、画像データ26の種類及び位置を指定するソフトウェアモジュールを備えている。
かごドア制御部24cは、かご5が乗場に着床したときにかごドア9の開閉を制御するソフトウェアモジュールを備えている。
投影装置制御部24dは、判定部24bで指定された画像データ26の種類に従って画像データ用メモリ25aから画像データ26を読み出し、読み出した画像データ26及び判定部24bが指定した画像データ26の位置に従って画像データ26を合成して新たな画像データ27を生成するソフトウェアモジュールを備えている。投影装置制御部24dは、生成した画像データ27を映像23として投影装置12に投影させるソフトウェアモジュールを備えている。投影装置制御部24dは、さらにビデオメモリ25cに記憶された画像データを映像信号に変換して投影装置12に送信するビデオインターフェースを備えている。
記憶部25は、揮発性及び不揮発性のメモリにより構成される記憶装置である。記憶部25は、画像データ用メモリ25a、描画用メモリ25b及びビデオメモリ25cから構成される。画像データ用メモリ25aには、投影装置制御部24dに読み出される画像データ26が記憶されている。図5に示すように、画像データ26には、かご室8にいる利用者に向けた情報を含む画像データ26aと乗場にいる利用者に向けた情報を含む画像データ26bがある。以下、かご室8にいる利用者に向けた情報を含む画像データ26aをかご室向け画像データ26a、乗場にいる利用者に向けた情報を含む画像データ26bを乗場向け画像データ26bと称する。かご室向け画像データ26aは、投影装置制御部24dに読み出されて合成されたとき、その表示方向がかご室8側に向くよう予め設定されている。乗場向け画像データ26bも同様に乗場側に向くよう予め設定されている。描画用メモリ25bは、投影装置制御部24dが画像データ26を合成して新たに生成した画像データ27を記憶する作業用メモリである。ビデオメモリ25cは、投影装置12が投影する映像23の内容を画像データとして記憶するメモリであり、映像信号を生成するために用いられる。
次に、本実施の形態の動作について、図6を用いて説明する。図6は、制御部24の処理を示すフローチャートである。
ステップS11において取得部24aは、行先階登録ボタン18及び呼び登録ボタン20から行先階登録情報及び呼び登録情報を取得する。かご室8にいる利用者が行先階登録ボタン18を操作することにより行先階登録される。乗場にいる利用者が呼び登録ボタン20を操作することにより呼び登録される。
ステップS12において、判定部24bは、取得部24aが取得した行先階登録情報及び呼び登録情報に基づいて、かご室8にいる利用者の有無及び乗場にいる利用者の有無を判定し、画像データ26の種類及び位置を指定する。ステップS12はステップS121からステップS126の6つのステップで構成される。
ステップS121において、判定部24bは、取得部24aが取得した行先階登録情報及び呼び登録情報に基づき、かご5が停止する停止階に関して、行先階登録及び乗場階登録の両方があるかを判定する。両方の登録があると判定された場合、処理をステップS124へ進める。一方の登録がない又は両方の登録がないと判定された場合、処理をステップS122へ進める。
ステップS122において、判定部24bは、取得部24aが取得した行先階登録情報に基づいて、停止階における行先階登録の有無を判定する。かご室8にいる利用者によって行先階登録がされていた場合は、処理をステップS125へ進める。行先階登録がされていない場合は、処理をステップS123へ進める。
ステップS123において、判定部24bは、取得部24aが取得した呼び登録情報に基づいて、停止階における呼び登録の有無を判定する。乗場にいる利用者によって呼び登録がされていた場合は、処理をステップS126へ進める。呼び登録がされていない場合は、処理をステップS11へ進める。
ステップS124において、判定部24bは、かご室8及び乗場に乗場階で乗降する利用者がいると判定すると、画像データ26の種類及び位置を指定する。記憶部25に記憶されている画像データ26には、かご室向け画像データ26a及び乗場向け画像データ26bがある。ステップS124においては、かご室向け画像データ26aを少なくとも1つ、乗場向け画像データ26bを少なくとも1つ読み出すよう指定する。具体的には、かご室向け画像データ26aが格納されている記憶部25のアドレス及び乗場向け画像データ26bが格納されている記憶部25のアドレスを指定する。
また、第1の表示領域21に投影される映像23の一部にかご室向け画像データ26aが含まれ、第2の表示領域22に投影される映像23の一部に乗場向け画像データ26bが含まれるように画像データ27における画像データ26の位置を指定する。具体的には、画像データ26の位置を図7に示されるような画面上の座標28を用いて指定する。画像データ27が映像23として投影装置12から投影されるため、かご室向け画像データ26aを第1の表示領域21に投影される映像23の一部に表示させる場合は、画像データ27の座標28aを指定する。乗場向け画像データ26bを第2の表示領域22に投影される映像23の一部に表示させる場合は、画像データ27の座標28bを指定する。これらの座標は、投影面に対する投影装置12の設置位置と角度に従って画像データ26a、bごとに予め定め記憶部25に記憶しておいてもよいし、計算によって求めてもよい。この処理により、後述する映像投影ステップS16において、図8のようにかご室向け及び乗場向けの情報が、かご5の床面及び乗り場の床面に映写される。
また、行先階登録情報には、登録された行先階の階数が含まれ、呼び登録情報には登録された乗場階の階数が含まれる。そのため、判定部24bは、行先階の階数又は乗場階の階数に基づいて画像データ26の種類を指定してもよい。このように行先階の階数又は乗場階の階数に基づいて画像データ26の種類を指定した場合、かご室8の移動方向や停止階、乗場のフロアに関する情報を利用者に提供することができる。
判定部24bが画像データ26の種類及び位置を指定すると、処理をステップS13へ進める。
ステップS125において、判定部24bは、かご室8に利用者がおり、乗場に利用者がいないと判定すると、利用者がいない乗場に向けた情報の表示が抑制されるように画像データ26の種類及び位置を指定する。言い換えると、図9に示されるようにかご室8にいる利用者に向けた情報が多く表示されるように画像データ26の種類及び位置を指定する。例えば、乗場向け画像データ26bを読み出すよう指定せず、かご室向け画像データ26aを少なくとも1つ読み出すよう指定する。具体的には、かご室向け画像データ26aが格納されている記憶部25のアドレスを指定する。また、第1の表示領域21及び第2の表示領域22に投影される映像23の一部にかご室向け画像データ26aが含まれるように画像データ27における画像データ26の位置を指定する。具体的には、かご室向け画像データ26aを第1の表示領域21に投影される映像23の一部に表示させる場合は、画像データ27の座標28aを指定する。かご室向け画像データ26aを第2の表示領域22に投影される映像23の一部に表示させる場合は、画像データ27の座標28bを指定する。
なお、第1の表示領域21及び第2の表示領域22に投影される映像23に同一のかご室向け画像データ26aを表示させる場合は、座標28a及び座標28bを指定してもよい。また、かご室8に向けた情報を大きく表示するために、かご室向け画像データ26aを2つ以上読み出すよう指定してもよく、各かご室向け画像データ26aに対して、座標28a及び座標28bを指定してもよい。また同様の目的で、ステップS124で指定される画像と比べて大きいサイズの画像を選択するようにしてもよい。なお、行先階の階数又は乗場階の階数に基づいて画像データ26の種類を指定してもよい。
判定部24bが画像データ26の種類及び位置を指定すると、処理をステップS13へ進める。
ステップS126において、判定部24bは、乗場に利用者がおり、かご室8に停止階で降車する利用者がいないと判定すると、利用者がいないかご室8に向けた情報の表示が抑制されるように画像データ26の種類及び位置を指定する。言い換えると、図10に示されるように乗場にいる利用者に向けた情報が多く表示されるように画像データ26の種類及び位置を指定する。例えば、かご室向け画像データ26aを読み出すよう指定せず、乗場向け画像データ26bを少なくとも1つ読み出すよう指定する。具体的には、乗場向け画像データ26bが格納されている記憶部25のアドレスを指定する。また、第1の表示領域21及び第2の表示領域22に投影される映像23の一部に乗場向け画像データ26bが含まれるように画像データ27における画像データ26の位置を指定する。具体的には、乗場向け画像データ26bを第1の表示領域21に投影される映像23の一部に表示させる場合は、画像データ27の座標28aを指定する。乗場向け画像データ26bを第2の表示領域22に投影される映像23の一部に表示させる場合は、画像データ27の座標28bを指定する。
なお、第1の表示領域21及び第2の表示領域22に投影される映像23に同一の乗場向け画像データ26bを表示させる場合は、座標28a及び座標28bを指定してもよい。また、乗場向け画像データ26bを2つ以上読み出すよう指定してもよく、各乗場向け画像データ26bに対して、座標28a及び座標28bを指定してもよい。また、ステップS125と同様に大きいサイズの画像を選択してもよいし、行先階の階数又は乗場階の階数に基づいて画像データ26の種類を指定してもよい。
判定部24bが画像データ26の種類及び位置を指定すると、処理をステップS13へ進める。
図11は、判定部24bが指定する画像データ26の種類と位置が記憶されたデータテーブルの一例である。このテーブルは例えば記憶部25に予め記憶されている。列方向に、ステップS121からステップS123で判定されるかご室8又は乗場の利用者の有無よる場合分けがされており、行方向にかごドア9の開閉状態による場合分けがされている。実施の形態1はかごドア9が開いている状態の表示制御であるため、最も左の欄に「開完了」と記載された行のデータが用いられる。例えば、ステップS124は、かご室8及び乗場に利用者がいる場合であるため、判定部24bは「(かご向d,かご床c)(乗場向d,乗場床c)」と記載された領域のデータを記憶部25から読み、読んだデータを種類及び位置の情報として指定する。「(かご向d,かご床c)」は、テーブルの意味を分かりやすく説明するための表記であり、実際に記憶されているデータは画像データ26のメモリアドレスと座標28である。「かご向」は表示方向がかご室8側に向いたかご室向け画像データ26aであることを示し、「かご床」は画像データ26aがかご室8の床に表示されることを示している。「乗場向」及び「乗場床」も同様である。
なお、ステップS125及びステップS126において、利用者がいない方向に向けた情報の表示を抑制するために、かご室向け画像データ26a及び乗場向け画像データ26bのうちどちらか一方のみを読み出すよう指定したが、利用者がいない方向に向けた情報の表示がステップS124の場合に比べて抑制され、他方の情報の表示が優勢になっていればかご室向け画像データ26a及び乗場向け画像データ26bを両方読み出すよう指定してもよい。
ステップS13において、投影装置制御部24dは、判定部24bが指定した画像データ26の種類に従って図5に示される画像データ用メモリ25aから画像データ26を読み出す。例えば、かご室向け画像データ26aを1つ、乗場向け画像データ26bを1つ読み出すよう指定されていた場合、その指定に従ってかご室向け画像データ26aa、乗場向け画像データ26baを読み出す。なお、行先階の階数又は乗場階の階数に基づいて画像データ26の種類を指定されている場合は、乗場のフロア案内をするかご室向け画像データ26ab、かご室8の停止階を示す乗場向け画像データ26bbを読み出すことができる。
ステップS14において、投影装置制御部24dは、読み出した画像データ26及び判定部24bが指定した画像データ26の位置に従って、画像データ26を合成して新たな画像データ27を生成する。画像データ26の位置は、座標28を用いて指定されている。指定された座標28に合致するように画像データ26を配置して合成し、新たな画像データ27を生成する。例えば、かご室向け画像データ26aaの位置が座標28a、乗場向け画像データ26baの位置が座標28bと指定されている場合、図7に示すように、投影装置制御部24dは指定された座標28に合致するように各画像データ26を描画用メモリ25bに書き込み、新たな画像データ27を生成する。
ステップS15において、投影装置制御部24dは、かごドア制御部24cからかごドア9の開閉情報を取得する。かごドア9の開閉情報には、かごドア9が開閉するタイミング及び開閉する移動速度の情報が含まれる。
ステップS16において、投影装置制御部24dは、かごドア9の開閉情報に基づいて、投影装置12から映像23を投影させる。具体的には、まず、投影装置制御部24dは、描画用メモリ25bに記憶した画像データ27をビデオメモリ25cに複製する。ビデオメモリ25cに記憶された画像データ27は、ビデオインターフェースである投影装置制御部24dによって映像信号に変換され、投影装置12に伝送される。そのため、画像データの複製により、この画像データを含む映像が投影装置12によって表示される。換言すれば、かごドア9の開閉情報に基づいて、かごドア制御部24cがかごドア9を開くよう制御するとき、投影装置制御部24dは、投影装置12に画像を再生し、映像23として投影させるように制御する。投影装置12が映像23を投影すると、図8のように表示される。一方、かごドア制御部24cがかごドア9を閉じるよう制御するときには、投影装置制御部24dは投影装置12の映像23の投影を停止させる。
また、ステップS125において、かご室向け画像データ26aを2つ読み出すよう指定し、一方のかご室向け画像データ26aの位置を座標28a、他方のかご室向け画像データ26aの位置を座標28bと指定した場合は、図9のように映像23が表示される。
また、ステップS126において、乗場向け画像データ26bを2つ読み出すよう指定し、一方の乗場向け画像データ26bの位置を座標28a、他方の乗場向け画像データ26bの位置を座標28bと指定した場合は、図10のように映像23が表示される。
このように、投影される映像23がかご室8と乗場とに跨るように設置され、映像23の一部をかご室8の床面である第1の表示領域21に投影し、映像23の他の一部を乗場の床面である第2の表示領域22に投影する投影装置12と、第1の表示領域21に投影される映像23の一部にかご室8にいる利用者に向けた情報が含まれ、第2の表示領域22に投影される映像23の他の一部に乗場にいる利用者に向けた情報が含まれるように画像データ26を生成し、かごドア9が開いているとき、画像データ26を映像23として投影装置12に投影させる制御装置11を備えた実施の形態1におけるエレベータ用表示システム及びエレベータ装置にあっては、投影装置12が投影する映像23にかご室8及び乗場にいる利用者に向けた情報が含まれるため、1台の投影装置12であってもかご室8にいる利用者と乗場にいる利用者とに情報を提供することができる。
さらに、実施の形態1におけるエレベータ用表示システム及びエレベータ装置にあっては、かご室8にいる利用者に向けた情報がかご室8側に向くように表示方向を制御し、乗場にいる利用者に向けた情報が乗場側に向くように表示方向を制御するため、映像23の視認性が向上する。また、このような表示方向の制御により、異なる対象者に向けた情報が1画面の映像に含まれていたとしても、各対象者はどの情報をみればよいか直感的に理解することができ、混在表示による混乱を抑制することができる。例えば、利用者から見て上下左右が逆に表示されている逆方向の文字を読み取ることは容易ではないのに対して、順方向に表示されている文字を読み取ることは容易である。利用者が最初に認識する情報は、投影された映像の中で容易に読み取れる文字であるため、利用者が意識しなくても自分に向けた情報を認識することができる。また、読みにくい文字は認識されにくいため、利用者が重要でない情報を認識することによる混乱を低減することができる。
さらに、実施の形態1におけるエレベータ用表示システム及びエレベータ装置にあっては、かご室8にいる利用者の有無及び乗場にいる利用者の有無を判定する。判定において、かご室8及び乗場に利用者がいると判定した場合、映像23の一部及び映像23の他の一部のうち一方にはかご室8にいる利用者に向けた情報が含まれ、他方には乗場にいる利用者に向けた情報が含まれるように画像データ26を生成する。判定において、かご室8又は乗場に利用者がいないと判定した場合、かご室8及び乗場のうち利用者がいない方向に向けた情報の表示が抑制されるように画像データ26を生成する。そのため、利用者がいる方向に向けた情報を確実に提供できる。また、かご室8及び乗場のうち利用者がいない方向に向けた情報の表示を抑制すると、利用者がいる方向に向けた情報を多く表示することができ、利用者により多くの情報を提供することができる。
さらに、実施の形態1におけるエレベータ用表示システム及びエレベータ装置にあっては、投影装置12がかご室8に設けられるため、各階の乗場に投影装置12を設置する必要がない。そのため、投影装置12の設置費用を削減することができる。
さらに、実施の形態1におけるエレベータ用表示システム及びエレベータ装置にあっては、投影装置12が出入口上板16に設けられるため、映像23が利用者やかご室8の壁面によって遮られにくくなる。
なお、第1の表示領域21はかご室8の床面であり、第2の表示領域22は乗場の床面である例について説明したが、第1の表示領域21はかご室8の壁面、第2の表示領域22は乗場の壁面であってもよい。かご室8の壁面には、出入口柱15の表面及びかご室8の側面が含まれる。また、かご室8に板材を設けた場合は、その板材もかご室8の壁面に含まれる。乗場の壁面には、後述する乗場出入口枠30の出入口柱31の表面が含まれる。また、乗場に板材を設けた場合は、その板材も乗場の壁面に含まれる。
なお、投影装置12を設置する位置は、出入口上板16に限られるものではない。投影される映像23がかご室8と乗場とに跨り、映像23の一部をかご室8の床面若しくは壁面である第1の表示領域21に投影でき、映像23の他の一部を乗場の床面若しくは壁面である第2の表示領域22に投影できれば、投影装置12はかご室8に設けられても、乗場に設けられてもよい。図12に示すように、乗場出入口29の左右及び上部には、乗場出入口枠30が設けられている。乗場出入口枠30は、乗場出入口29の左右に設けられている一対の出入口柱31と、乗場出入口29の上部に設けられている出入口上板32とを有する。投影装置12を乗場に設置する場合は、出入口上板32に設けられると好ましい。
上述の実施の形態では、かご室向け画像データ26aaの位置が座標28a、乗場向け画像データ26baの位置が座標28bと指定されている例について説明したが、かご室向け画像データ26aaの位置が座標28b、乗場向け画像データ26baの位置が座標28aでもよい。このように画像データ26の位置を指定した場合、図13のように映像23が表示され、かご室8にいる利用者と乗場にいる利用者とに情報を提供することができる。
投影装置制御部24dが読み出す画像データ26は2つに限定されず、3つ以上でもよい。例えば、かご室向け画像データ26aを2つ、乗場向け画像データ26bを1つ読み出した場合は、図14に示すように、かご室向け画像データ26adに座標28aを指定し、かご室向けデータ26acに座標28cを指定し、乗場向け画像データ26baに座標28bを指定する。投影装置制御部24dは、指定された座標28に合致するように各画像データ26を配置して合成し、新たな画像データ27を生成する。
なお、映像23に表示されるのは静止画であっても、動画であってもよい。また、作業用の描画用メモリ25bと表示用のビデオメモリ25cとを分けた例を説明したが、これらを1つのビデオメモリで実現してもよい。さらに、描画用メモリ25bのデータをビデオメモリ25cに複製することにより映像として表示させる例を説明したが、いわゆるダブルバッファ方式を採用してもよい。ダブルバッファ方式では、描画用メモリ25bとビデオメモリ25cとを交互に切り替えて、映像信号の生成に用いるため、データの複製をせずに映像23を表示させることができる。
上述の実施の形態では表示される情報の表示方向を変えるため、図5に示されるように方向の異なる画像データ26を予め記憶部25に記憶させていた。しかし、表示方向の変更はこの方法に限らず、画像データ26の回転処理を動的に行うなど他の方法を用いてもよい。例えば、画像や文字の画素データ若しくはベクトルデータをアフィン変換により、回転させ、各データの表示方向を所望の方向に変換するようにしてもよい。
以上のように構成されたエレベータ用表示システム及びエレベータ装置にあっても、投影装置12が投影する映像23にかご室8及び乗場にいる利用者に向けた情報が含まれるため、1台の投影装置12であってもかご室8にいる利用者と乗場にいる利用者とに情報を提供することができる。
実施の形態2.
実施の形態1のエレベータ用表示システム及びエレベータ装置では、かごドア9が開き終えたときに映像23に表示される画像が収まるように画像データ27を生成したが、実施の形態2では、かごドア9が開く移動速度に合わせて、かごドア9越しに表示される画像の大きさを大きくするよう画像データ27を生成する。具体的には、画像データ用メモリ25aに記憶される画像データ26、図6のステップS124からステップS126における判定後の処理、ステップS14における画像データ27の生成及びステップS16における映像23の投影が実施の形態1と相違するため、以下に相違点について説明する。
図15に示すように、この実施の形態の画像データ26には、異なる大きさのかご室向け画像データ26c及び乗場向け画像データ26dが含まれる。そして、この実施の形態のエレベータ用表示システムは、これらの画像データ26c、dをかごドア9の移動速度に合わせて図17に示すように切り替えることにより、かごドア9越しに表示される画像の大きさを変化させる。この制御により、かごドア9が完全に開いていない状態においても、分かりやすい表示を利用者に提供することができる。
次に、本実施の形態の動作について、図16を用いて説明する。図16は、図6に記載された制御部24の処理のうち、実施の形態1と異なる処理を示すフローチャートである。制御部24は、処理開始からステップS123までは、実施の形態1と同様に処理を行う。
ステップS224からステップS226は、それぞれ実施の形態1の図6のステップS124からS126に対応する処理であり、ステップS124からS126と一部を除き同様の処理である。ステップS224からステップS226において実施の形態1と異なる点は、1つの情報に関する画像の大きさを変化させるために、順次表示される複数の画像の種類と位置が指定される点である。例えば、判定部24bは、かご室向け画像データ26cに関して、図15に示されるような大きさの異なる複数のかご室向け画像データ26ca、cb、ccを表示するデータとして指定する。同様に、乗場向け画像データ26dに関して複数の乗場向け画像データ26da、db、dcを指定する。各画像データ26は、例えば、画像表示の時系列順に、表示される順番が特定できるように指定される。
また、判定部24bは、位置の指定として図17に示されるような複数の座標28を指定する。例えば、かご室向け画像データ26ca、cb、ccのそれぞれに関して座標28d、e、fを指定し、乗場向け画像データ26da、db、dcのそれぞれに関して、座標28g、h、iを指定する。なお、図17では、かご室向け画像データ26c及び乗場向け画像データ26dが表示される例が示されているが、判定部24bの判定により、どちらか一方の画像データが表示され、他方が抑制される場合がある点も実施の形態1と同様である。
上述の指定の一例として、判定部24bは、図11のデータテーブルを用いて、種類と位置の指定をすることができる。データテーブルの最も左の欄に「開動作中」と記載された3行のデータは、かごドア9の開き始めから開き終わりまでの画像データ26の種類と位置を示すデータである。かごドア9の開き幅に応じて、開き幅が0.3m、0.6m、0.9mのときの画像データ26が指定されている。判定部24bは、これらのデータを利用者の有無の条件に合わせて読み出し、読み出したデータを画像データ26の種類及び位置として指定する。
ステップS23では、実施の形態1と同様に、投影装置制御部24dは、判定部24bが指定した画像データ26の種類に従って画像データ用メモリ25aから画像データ26を読み出す。
ステップS24において、投影装置制御部24dは、読み出した画像データ26及び判定部24bが指定した画像データ26の位置に従って、画像データ26を合成して複数の新たな画像データ27を生成する。画像データ26の位置は、画像データ27の座標28を用いて指定されている。指定された座標28に合致するように画像データ26を配置して合成し、新たな画像データ27を生成する。
かご室向け画像データ26ca及び乗場向け画像データ26daを読み出し、かご室向け画像データ26caの位置が座標28d、乗場向け画像データ26daの位置が座標28gと指定されている場合、図17の(A)に示すように、投影装置制御部24dは指定された座標28に合致するように各画像データ26を配置して合成し、新たな画像データ27aを生成する。ここで、かごドア9の移動速度に合わせて画像の大きさを変化させるため、画像データ27は図17に示されるように複数生成される。描画用メモリ25bの記憶領域には、時系列順に3つの画面をそれぞれ記憶する記憶領域25baから25bcが設けられている。投影装置制御部24dは画像データ26caと座標28d、及び画像データ26daと座標28gを用いて、記憶領域25baに画像データ27aを生成し、次の画像データ27b及び27cについても同様に、それぞれ記憶領域25bb及び25bcに生成する。
ステップS25において、実施の形態1と同様に、投影装置制御部24dは、かごドア制御部24cからかごドア9の開閉情報を取得する。かごドア9の開閉情報には、かごドア9が開閉するタイミング及び開閉する移動速度の情報が含まれる。
ステップS26において、投影装置制御部24dは、生成された画像データ27を映像23として投影装置12に投影させる。ここで、投影される映像23は、かごドア9が開く移動速度に合わせて、かごドア9越しに表示される画像の大きさを大きくするよう制御される。この例において投影装置12はかご室8内の出入口上板16に設けられているため、かごドア9越しに表示される画像とは第2の表示領域22に表示される画像である。
ステップS26における投影装置制御部24dの処理の詳細なフローチャートを図18に示す。ステップS261において、投影装置制御部24dは、映像23を投影することができるかを判定する。まず、かごドア9の開閉情報に基づいて、2枚のかごドア9の間の長さを算出する。具体的には、かごドア9が開閉するタイミング及び開閉する移動速度から、かごドア9が開いた時から所定の時間経過後の2枚のかごドア9の間の長さを算出する。算出した長さに対して、映像23に表示される画像の長さが短ければ映像23を投影できると判定し、処理をステップS262へ進める。ここで判定基準となる画像の長さは、画像を表す光が投影装置12によって投影された際に、かごドア9を通過するときの画像の幅方向の長さである。この幅方向の長さは、例えば、図11のデータテーブルに記載された幅情報(例えば「0.3m」)のように各画像データ26に対して予め計算しておくことができる。算出したかごドア9の間の長さに対して、映像23に表示される画像の長さが長ければ、このステップS261の処理を繰り返し、映像23を投影することができるようになるまで次のステップS262の処理に進まないようにする。
ステップS262において、投影装置制御部24dは、描画用メモリ25bに記憶した画像データ27をビデオメモリ25cに複製する。ここで投影装置制御部24dは、時系列順に用意された図17の画像データ27a、27b、及び27cのうち、1つを時系列順に従って選択してビデオメモリ25cに複製する。かごドア9の開きが小さい最初の時点で選択される画像データは画像データ27aである。
ステップS263において、投影装置制御部24dは、ビデオメモリ25cに記憶された画像データ27を映像信号に変換し、投影装置12に伝送する。この処理により、投影装置12から映像23が投影される。映像23に含まれる画像は図17に示されるようにかごドア9の開き具合に合わせて大きさが調整されている。そのため、画像に含まれる情報の大部分がかごドア9に遮られてしまうということがない。
ステップS264において、投影装置制御部24dは、映像23の投影を終了するかを判定する。投影装置制御部24dは、描画用メモリ25bに映像23として投影されていない画像データ27があるかを判定し、画像データ27があれば処理をステップS261へ進める。この例の場合は、画像データ27b及び画像データ27cを対象にステップS261からステップS263の処理を再び行う。映像23として投影されていない画像データ27がなければ処理を終了する。
上述した処理を行うことで、例えば画像データ27bは、図19のように映像23として投影される。以上のように、かごドア9が開く移動速度に合わせて、かごドア9越しに表示される画像の大きさを大きくすることができる。
このように構成された実施の形態2に示されたエレベータ用表示システム及びエレベータ装置にあっても、投影装置12が投影する映像23にかご室8及び乗場にいる利用者に向けた情報が含まれるため、1台の投影装置であってもかご室8にいる利用者と乗場にいる利用者とに情報を提供することができる。
さらに、実施の形態2におけるエレベータ用表示システム及びエレベータ装置にあっては、かごドア9が開く移動速度に合わせて、かごドア9越しに表示される画像の大きさを大きくするよう画像データ27を生成し、画像データ27を映像23として投影する。そのため、かご室8に投影装置12が設けられていた場合に、かごドア9が開ききる前から表示を開始することができ、乗場にいる利用者にいち早く情報を提供することができる。乗場に投影装置12が設けられていた場合も同様に、かご室8にいる利用者にいち早く情報を提供することができる。
また、映像23に表示される画像の大きさが段階的に大きくなるため、映像23に表示される画像がかごドア9又は乗場ドア10に遮られない。そのため、映像23の視認性が向上する。図17の画像データ26caと26cbのように表示したい画像の大きさを変更することにより、表示させたい画像のおおよそ全体を表示させることができるので、かごドア9が完全に開いていないときの映像23の視認性をよくすることができる。
さらにまた、利用客に提供する情報には重要性の高い部分と低い部分とがあり、そのような場合においても視認性が良くなる効果もある。例えば、1つの建物に複数の昇降路があり、利用者の行先階によって乗車すべきかご5が異なる場合を考える。この場合、「3階に停まります」という情報のうち、どの階に行くかという情報、すなわち「3階」という情報が、その利用者にとっては最も重要な情報である。この実施の形態では、この重要な情報「3階」がかごドア9などに遮られないように投影される映像が制御されるため、映像23の視認性を向上させることができる。また、かごドア9の移動速度に合わせて図17の座標28gから28iのように画像データ26の表示位置(すなわち座標)を変更するため、重要性の高い情報を含む視認性が高い映像23の表示を実現することができる。
なお、上述の説明では、かごドア9の移動速度を用いて表示タイミングを制御する例を説明した。しかし、適切なタイミングで表示できるのであれば、移動速度を用いた計算を行う必要はなく、最初のタイミングは、かごドア9の駆動開始から0.5秒、次のタイミングは1秒後、次は2秒後のように、かごドア9の移動速度に合わせて予め時間を定めておいてもよい。また他の方法として、開度を検出できるセンサ出力やかごドア9を駆動するモータの回転数などでタイミングを判定してもよい。
また、大きさの異なる複数の画像データ26を予め記憶せず、1つの画像データ26を拡大又は縮小する画像変換処理を行うことにより、画像の大きさを変化されることができる。同様に座標28を予め記憶せず、かごドア9の移動速度に基づいて、かごドア9の開口部に表示位置が一致するように動的に座標28を計算してもよい。
実施の形態3.
実施の形態1及び2で説明したエレベータ用表示システム及びエレベータ装置では、かごドア9が開いているときに画像データ27を映像23として投影することについて説明したが、実施の形態3では、かごドア9が閉じているときに画像データ27を映像23として投影することについて説明する。この実施の形態3における制御部24の処理は、基本的に上述の実施の形態と同様であるが、図6のステップS13からステップS16における処理が異なるため、その異なる点について以下に説明する。なお、実施の形態3における投影装置12は、かご室8に設けられる。
本実施の形態の動作について、図20を用いて説明する。図20は、図6に記載された制御部24の処理のうち、実施の形態1と異なる処理を示すフローチャートである。制御部24は、開始からステップS126までは、実施の形態1と同様に処理を行う。また、ステップS33は、ステップS124又はステップS125の後に実行される。
ステップS33において、投影装置制御部24dは、判定部24bが指定した画像データ26のうちかご向け画像データ26aを画像データ用メモリ25aから読み出す。
ステップS34において、投影装置制御部24dは、読み出したかご向け画像データ26a及び判定部24bが指定したかご向け画像データ26aの位置に従って、かご向け画像データ26aを合成して新たな画像データ27を生成する。このとき、かご向け画像データ26aは、第1の表示領域21に投影される映像23の一部に含まれるよう位置が指定されている。投影装置制御部24dは指定された座標28に合致するようにかご向け画像データ26aを配置して合成し、新たな画像データ27を生成する。
ステップS35において、実施の形態1と同様に、投影装置制御部24dは、かごドア制御部24cからかごドア9の開閉情報を取得する。かごドア9の開閉情報には、かごドア9が開閉するタイミング及び開閉する移動速度の情報が含まれる。
ステップS36において、投影装置制御部24dは、かごドア9の開閉情報に基づいて、かごドア9が閉じていることを確認し、映像23を投影装置12に投影させる。投影装置12が映像23を投影すると、画像は図21のようにかごドア9が閉じた状態のかご5の床面に表示される。
この実施の形態3では、その後、実施の形態1における制御部24の処理を行う。
このように構成された実施の形態3に示されたエレベータ用表示システム及びエレベータ装置にあっては、かごドア9が閉まっているときにかご室8にいる利用者に行先階に関する情報を提供するため、かご室8から降りた利用者を円滑に誘導することができる。また、乗場にいる利用者とかご室8から降りた利用者との衝突を防ぐこともできる。
実施の形態4.
実施の形態1、2及び3で説明したエレベータ用表示システム及びエレベータ装置では、投影装置制御部24dや画像データ26aを記憶する記憶部25など投影装置12の制御に係る部分が制御装置11に備えられることについて説明した。実施の形態4では、投影装置12の制御に係る部分をエレベータの制御装置11外に独立した投影制御装置33として設けることについて説明する。この実施の形態4における制御の処理は、上述の実施の形態と同様であるが、制御部24の構成が異なるため、その異なる点について以下に説明する。
本実施の形態におけるエレベータ装置について、図22を用いて説明する。投影制御装置33は、半導体の集積回路を含むプロセッサ、メモリ、及び入出力インタフェースにより構成される制御基板等の装置であり、投影装置12の制御を行うものである。投影制御装置33は、かご室8内に設けられ、エレベータの制御装置11と有線又は無線の通信路で接続される。
投影制御装置33は、制御部24及び記憶部25から構成される。制御部24は、判定部24b及び投影装置制御部24dを備えている。取得部24a及びかごドア制御部24cは、制御装置11に備えられる。
このように構成された実施の形態4に示されたエレベータ用表示システム及びエレベータ装置にあっても、投影装置12が投影する映像23にかご室8及び乗場にいる利用者に向けた情報が含まれるため、1台の投影装置であってもかご室8にいる利用者と乗場にいる利用者とに情報を提供することができる。
なお、投影制御装置33の設置場所はかご室8内でなくてもよく、投影装置12が乗場に設けられる場合は乗場に設けてもよい。
8 かご室、9 かごドア、11 制御装置、12 投影装置、13 かご出入口、14 かご出入口枠、15 出入口柱、16 出入口上板、18 行先階登録ボタン、20 呼び登録ボタン、21 第1の表示領域、22 第2の表示領域、23 映像
本開示にかかるエレベータ用表示システムは、投影される映像がかご室と乗場とに跨るように設置され、映像の一部をかご室の床面若しくは壁面である第1の表示領域に投影し、映像の他の一部を乗場の床面若しくは壁面である第2の表示領域に投影する投影装置と、第1の表示領域に投影される映像の一部及び第2の表示領域に投影される映像の他の一部のうち一方にはかご室にいる利用者に向けた情報が含まれ、他方には乗場にいる利用者に向けた情報が含まれるように画像データを生成し、かご室のかご出入口を開閉するかごドアが開いているとき、画像データを映像として投影装置に投影させる制御装置とを備え、制御装置は、かご室にいる利用者に向けた情報がかご室側に向くように表示方向を制御し、乗場にいる利用者に向けた情報が乗場側に向くように表示方向を制御する。
本開示にかかるエレベータ装置は、かご室と、かご室のかご出入口を開閉するかごドアと、投影される映像がかご室と乗場とに跨るように設置され、映像の一部をかご室の床面若しくは壁面である第1の表示領域に投影し、映像の他の一部を乗場の床面又は壁面である第2の表示領域に投影する投影装置と、かごドア及び投影装置の動作を制御し、かごドアを開くよう制御するとき、第1の表示領域に投影される映像の一部及び第2の表示領域に投影される映像の他の一部のうち一方はかご室にいる利用者に向けた情報を表示し、他方は乗場にいる利用者に向けた情報を表示するよう投影装置を制御する制御装置とを備え、制御装置は、かご室にいる利用者に向けた情報がかご室側に向くように表示方向を制御し、乗場にいる利用者に向けた情報が乗場側に向くように表示方向を制御する。

Claims (9)

  1. 投影される映像がかご室と乗場とに跨るように設置され、前記映像の一部を前記かご室の床面若しくは壁面である第1の表示領域に投影し、前記映像の他の一部を前記乗場の床面若しくは壁面である第2の表示領域に投影する投影装置と、
    前記第1の表示領域に投影される前記映像の一部及び前記第2の表示領域に投影される前記映像の他の一部のうち一方には前記かご室にいる利用者に向けた情報が含まれ、他方には前記乗場にいる利用者に向けた情報が含まれるように画像データを生成し、前記かご室のかご出入口を開閉するかごドアが開いているとき、前記画像データを前記映像として前記投影装置に投影させる制御装置と
    を備えたエレベータ用表示システム。
  2. 前記制御装置は、前記かご室にいる利用者に向けた情報が前記かご室側に向くように表示方向を制御し、前記乗場にいる利用者に向けた情報が前記乗場側に向くように表示方向を制御する
    請求項1に記載のエレベータ用表示システム。
  3. 前記制御装置は、前記かご室にいる利用者の有無及び前記乗場にいる利用者の有無を判定し、
    前記判定において、前記かご室及び前記乗場に利用者がいると判定した場合、前記映像の一部及び前記映像の他の一部のうち一方には前記かご室にいる利用者に向けた情報が含まれ、他方には前記乗場にいる利用者に向けた情報が含まれるように前記画像データを生成し、
    前記判定において、前記かご室又は前記乗場に利用者がいないと判定した場合、前記かご室及び前記乗場のうち利用者がいない方向に向けた情報の表示が抑制されるように前記画像データを生成する
    請求項1又は2に記載のエレベータ用表示システム。
  4. 前記制御装置は、前記かごドアが開く移動速度に合わせて、前記かごドア越しに表示される画像の大きさを大きくするよう前記画像データを生成する
    請求項1から3のいずれか一項に記載のエレベータ用表示システム。
  5. 前記投影装置は、前記かご室に設けられる
    請求項1から4のいずれか一項に記載のエレベータ用表示システム。
  6. 前記制御装置は、前記第1の表示領域に投影される前記映像の一部に、前記かご室の行先階に関する情報が含まれるように前記画像データを生成し、前記かごドアが閉じているとき、前記画像データを前記映像として前記投影装置に投影させる
    請求項5に記載のエレベータ用表示システム。
  7. かご室と、
    前記かご室のかご出入口を開閉するかごドアと、
    投影される映像が前記かご室と乗場とに跨るように設置され、前記映像の一部を前記かご室の床面若しくは壁面である第1の表示領域に投影し、前記映像の他の一部を前記乗場の床面又は壁面である第2の表示領域に投影する投影装置と、
    前記かごドア及び前記投影装置の動作を制御し、前記かごドアを開くよう制御するとき、前記第1の表示領域に投影される前記映像の一部及び前記第2の表示領域に投影される前記映像の他の一部のうち一方は前記かご室にいる利用者に向けた情報を表示し、他方は前記乗場にいる利用者に向けた情報を表示するよう前記投影装置を制御する制御装置と
    を備えたエレベータ装置。
  8. 前記かご室に設けられ、前記かご室の行先階登録の操作を行う行先階登録ボタンと、
    前記乗場に設けられ、前記かご室の呼び登録の操作を行う呼び登録ボタンと
    をさらに備え、
    前記制御装置は、前記行先階登録ボタンにより前記行先階登録の操作がなされた場合、前記かご室に利用者がいると判定し、前記呼び登録ボタンにより前記呼び登録の操作がなされた場合、前記乗場に利用者がいると判定し、
    前記判定において、前記かご室及び前記乗場に利用者がいると判定した場合、前記映像の一部及び前記映像の他の一部のうち一方には前記かご室にいる利用者に向けた情報が含まれ、他方には前記乗場にいる利用者に向けた情報が含まれるように画像データを生成し、生成した前記画像データを前記映像として前記投影装置に投影させ、
    前記判定において、前記かご室又は前記乗場に利用者がいないと判定した場合、前記かご室及び前記乗場のうち利用者がいない方向に向けた情報の表示が抑制されるように前記画像データを生成し、生成した前記画像データを前記映像として前記投影装置に投影させる
    請求項7に記載のエレベータ装置。
  9. 前記かご出入口に設けられた出入口柱と、前記かご出入口の上部に設けられた出入口上板とを有するかご出入口枠と
    をさらに備え、
    前記投影装置は、前記出入口上板に設けられる
    請求項7又は8に記載のエレベータ装置。
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