JP2023072299A - 移動ラックの耐震構造 - Google Patents

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良幸 楠田
Yoshiyuki Kusuda
文章 山田
Fumiaki Yamada
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Abstract

【課題】地震時の暴走を防止でき、簡素な構造の移動ラックの耐震構造を提供する。【解決手段】本発明の移動ラックの耐震構造は、車輪91の回転に連動して回転する連動歯車93と、作動状態と非作動状態との間で可動自在な可動部材と、可動部材に固定され、かつ制動力を付与するためのロータリーダンパ4と、ロータリーダンパ4に固定され、かつ可動部材が非作動状態では連動歯車93に対し離間し、かつ作動状態では咬合する制動歯車1と、可動部材を非作動状態に保持する保持手段と、を備える。振動発生時には、保持手段による保持が解除されるとともに、可動部材が非作動状態から作動状態に移行して制動歯車1が連動歯車93に咬合することにより、ロータリーダンパ4の制動力が車輪91に付与される。【選択図】図2A

Description

この発明は、車輪を介して走行自在に構成された移動ラックの耐震構造に関する。
オフィス、図書館、工場、倉庫等に設置される移動ラックは、ボタンの押操作によって走行する電動式のものや、ハンドルの回転操作や牽引操作によって走行する手動式のものが周知である。
ハンドル式の移動ラック設備では、床面等の設置面に敷設されたレールに複数の移動ラックが車輪を介して設置されており、ハンドル操作によって適宜移動ラックを移動させて、隣合う移動ラック間に通路を形成し、その通路を介して、所望の移動ラックに対し、収納保管物の出し入れ作業を行うようにしている。
このような移動ラック設備においては、通路内で作業者が作業している際に、不用意に移動ラックが移動すると、作業者が移動ラックに挟まれるおそれがあるため、各移動ラックには、不用意に移動しないようにロック装置が設けられている。ところが、移動ラックがロック状態のままで地震等が発生した場合には、移動ラックが転倒してしまうおそれがある。
これに対して従来、地震発生時に、ロックが解除されてフリーに走行できるようにロック解除装置を備えた移動ラックが開発されている。
しかしながら、地震発生時に、移動ラックがロック解除によってフリーに走行すると、移動ラックが暴走して不測の事態を招くおそれがある。
そこで下記特許文献1,2に示すように、地震発生時に移動ラックの回転する車輪に制動力を付与して、走行動作を適宜抑制することによって暴走を防止し、地震時の安全性を一層向上させる技術が提案されている。
例えば特許文献1に示す移動ラックの耐震構造においては、地震発生時に、車輪に連動する回転体に抵抗体を接触させてその摩擦抵抗によって、制動力を付与して暴走を防止するようにしている。
また特許文献2に示す移動ラックの耐震構造においては、ハンドルの操作力を伝達する枢軸にロータリーダンパを固定し、地震発生時に、ロータリーダンパの制動力を作動させて暴走を防止するようにしている。
特開平11-193113号公報 特開平2018-165202号公報
しかしながら、上記特許文献1に示す従来の移動ラックの耐震構造においては、抵抗体の回転体に対する摩擦抵抗によって走行車輪に制動力を付与するようにしているため、所望の制動特性を得るには、抵抗体の回転体に対する押付力(接触圧力)に微妙な調整が必要であり、構造の複雑化を来すという課題があった。
また特許文献2に示す従来の移動ラックの耐震構造においては、ハンドルの操作力を伝達する枢軸にロータリーダンパを固定しているため、地震時以外の通常時に移動ラックを走行させる場合であっても、ハンドル操作によってロータリーダンパも回転させることになり、ハンドル操作にロータリーダンパの回転用の負荷も加わり、走行時の操作性が低下するという課題があった。
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、地震発生時に移動ラックの走行を適宜抑制できて暴走を防止できる上、構造の簡素化を図りつつ、走行時の操作性を向上させることができる移動ラックの耐震構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を備えるものである。
[1]車輪を介して走行自在な移動ラックの耐震構造であって、
前記車輪の回転に連動して回転する連動歯車と、
作動状態と非作動状態との間で可動自在な可動部材と、
前記可動部材に固定され、かつ制動力を付与するためのロータリーダンパと、
前記ロータリーダンパに固定され、かつ前記可動部材が非作動状態では前記連動歯車に対し離間し、かつ作動状態では咬合する制動歯車と、
前記可動部材を非作動状態に保持する保持手段と、
振動を検知する振動検知手段と、を備え、
前記振動検知手段による振動の検知に基づいて、前記保持手段による保持が解除されるとともに、前記可動部材が非作動状態から作動状態に移行して前記制動歯車が前記連動歯車に咬合することにより、前記ロータリーダンパの制動力が前記車輪に付与されるように構成されていることを特徴とする移動ラックの耐震構造。
[2]前記可動部材は、下端側が軸支された揺動部材によって構成され、
前記保持手段は、前記揺動部材をその自重回転を規制した状態に保持するように構成され、
前記保持手段の保持が解除されることによって、前記揺動部材が自重により回転して前記制動歯車が前記連動歯車に咬合するように構成されている前項1に記載の移動ラックの耐震構造。
[3]前記可動部材には進出可能なストッパピンが設けられ、
前記可動部材を可動自在に支持する支持部材には前記ストッパピンに対応して位置決め孔が設けられ、
前記可動部材が作動状態では、前記ストッパピンが進出して前記位置決め孔に挿入されることによって、咬合状態が維持されるように構成されている前項1または2に記載の移動ラックの耐震構造。
[4]前記可動部材を覆うようにカバーパネルが設けられ、そのカバーパネルに表示窓が設けられ、
前記可動部材に、その可動部材に追従して可動する表示板が設けられ、
前記表示板は、目視により認識可能な作動時表示領域が設けられ、
前記可動部材が作動状態では、前記作動時表示領域が前記表示窓に対応する位置に配置され、その表示窓を介して前記作動時表示領域が認識可能に構成される一方、
前記可動部材が非作動状態では、前記作動時表示領域が前記表示窓から逸脱した位置に配置され、その表示窓を介して前記作動時表示領域が認識不能に構成されている前項1~3のいずれか1項に記載の移動ラックの耐震構造。
発明[1]の移動ラックの耐震構造によれば、振動発生時にロータリーダンパによって車輪に制動力を付与するようにしているため、所望の制動特性を得ることができ、移動ラックの暴走を防止できるとともに、従来のように接触摩擦抵抗によって制動力を付与する構造に比べて、構造の簡素化を図ることができる。さらに本発明の耐震構造においては、通常状態では、車輪に連動する連動歯車に対し、ロータリーダンパが切り離されているため、通常の走行時においてはロータリーダンパを回転させるための負荷を省略でき、走行時の操作性を向上させることができる。
発明[2][3]の移動ラックの耐震構造によれば、上記の効果をより一層確実に得ることができる。
発明[4]の移動ラックの耐震構造によれば、車輪の制動力が付与された作動状態では、表示窓に作動時表示領域が表示されるため、作業者は作動状態であることを正確に把握できるため、現状に応じて適確に対応することができる。
図1はこの発明の実施形態である耐震構造が適用された移動ラックを示す正面図である。 図2Aは実施形態の移動ラックにおける通常状態での制動機構を説明するための正面断面図である。 図2Bは図2Aの2B-2B線断面図である。 図2Cは図2Aの2C-2C線断面図である。 図3Aは実施形態の移動ラックにおける作動状態での制動機構を説明するための正面断面図である。 図3Bは図3Aの3B-3B線断面図である。 図4は実施形態の移動ラックにおける制動機構を説明するための側面断面図である。 図5は実施形態の移動ラックにおける制動機構の主要部を分解して示す斜視図である。 図6Aは実施形態の移動ラックにおける制動機構の感震器を分解して示す斜視図である。 図6Bは実施形態の感震器を示す側面断面図である。 図7Aは実施形態の移動ラックにおける通常状態での表示窓周辺を示す正面図である。 図7Bは実施形態の移動ラックにおける作動状態での表示窓周辺を示す正面図である。 図8Aはこの発明の第1変形例である移動ラックにおける通常状態での制動機構を説明するための正面断面図である。 図8Bは図8Aの移動ラックにおける受動部材の平面図である。 図8Cは図8Aの側面断面図である。 図9は第1変形例の移動ラックにおける作動状態での制動機構を説明するための正面断面図である。 図10は第2変形例の移動ラックにおける制動機構の主要部を説明するための正面断面図である。 図11は第3変形例の移動ラックにおける制動機構の主要部を説明するための正面断面図である。 図12は第4変形例の移動ラックにおける制動機構の主要部を説明するための正面断面図である。 図13は第5変形例の移動ラックにおける制動機構の主要部を説明するための正面断面図である。 図14は図13の制動機構の主要部を説明するための平面図である。
図1はこの発明の実施形態である耐震構造が適用された移動ラックを示す正面図である。同図に示すように、この移動ラックは、ラック本体9と、ラック本体9の下端部に設けられた走行用の車輪91とを備え、車輪91が図示しないレール上に設置されて、そのレール上を転動することによって、移動ラックとしてのラック本体9がレールに沿って走行できるように構成されている。
なお以下の説明においては、発明の理解を容易にするため、移動ラックの間口方向、つまり図1に対し垂直な方向を「前後方向」または「表裏方向)として、その手前側を「前側」または「表面側」とし、奥行き側を「後側」または「裏面側」として説明する。さらに走行方向(図1の左右方向)を「左右方向」または「両側方向」として説明する。
また言うまでもなく、移動ラックは通常単体で用いるものではなく、複数の移動ラックが走行方向に並列に配置されて、移動ラック設備として倉庫や書庫等の現場に設置されるものである。
図1に示すようにラック本体9の正面側(前面側)に設けられた構造材としてのフレーム90は、前面側が開放したリップ溝型形状を有しており(図2B等参照)、そのフレーム90の前面側を覆うようにカバーパネル95が取り付けられている。このカバーパネル95の前面側には、ハンドル92が設けられている。さらにラック本体9のフレーム90内の下部には、連動歯車としてのスプロケット93が回転自在に支持されており、このスプロケット93の回転力が上記車輪91に伝達されるように構成されている。さらにハンドル92の回転軸とスプロケット93との間にはチェーン94が架け渡されている。これによりハンドル92を作業者が回転操作した際には、その回転力がチェーン94およびスプロケット93を介して車輪91に伝達されて、移動ラックがレール上を走行できるように構成されている。
なお図1に示すように、ラック本体9におけるフレーム90の下部には以下に詳述するように、地震発生時に車輪91に制動力を付与するための制動機構Pが設けられている。
図2Aは本実施形態の移動ラックにおける通常状態での制動機構Pを説明するための正面断面図、図2Bは図2Aの2B-2B線断面図、図3Aは実施形態の移動ラックにおける制動状態(作動状態)での制動機構Pを説明するための正面断面図、図3Bは図3Aの3B-3B線断面図、図4は実施形態の移動ラックにおける通常状態での制動機構Pを説明するための側面断面図、図5は実施形態の制動機構Pの主要部を分解して示す斜視図である。
これらの図に示すように、本実施形態において、耐震構造としての制動機構Pは、制動歯車1と、ベース板2と、可動部材および揺動部材としてのブレーキ板3と、ロータリーダンパ4と、振動検知手段としての感震器5と、表示板6とを基本的な構成要素として備えている。
ベース板2は、その両側部がラック本体9のフレーム90の両側リップ部に取り付けられており、ラック本体9に対し位置が固定された状態となっている。
ベース板2は、上端部が下端部よりも幅広の逆山型形状に形成されており、上下方向の中間部に円弧状の第1ガイド孔21が形成されるとともに、その第1ガイド孔21の上方における片側(図2Aの左側)寄りの位置には、円弧状の第2ガイド孔22が形成されている。
またベース板2の裏面側(内面側)には、ベース補助板20が上記第2ガイド孔22を閉塞するように固定されている。さらにそのベース補助板20には第2ガイド孔22の一端側(図2Aの左端側)に対応して円形の位置決め孔23が形成されている。
ベース補助板20の上端中央部には、取付金具71aを介して一方側マグネット7aが取り付けられている。このマグネット7aは、正面側(外面側)に向けて配置されており、後述の他方側マグネット7bと共に保持手段を構成するものである。
ベース板2の正面側の下端部には、ブレーキ板3の下端部が軸部材30を介して回転自在に取り付けられている。これによりブレーキ板3は軸部材30の軸心を支点に回転して揺動自在に構成されている。
また図5に示すようにブレーキ板3の中央部には、軸挿通孔31が形成されている。さらにブレーキ板3の正面側には、軸挿通孔31に対応してロータリーダンパ4が固定されている。
ロータリーダンパ4は、ブレーキ板3に固定されるケースと、そのケース内に充填されたオイル(粘性流体)と、そのオイル内に浸漬された状態でケースに回転自在に取り付けられるロータとを備え、ロータの回転力に対し、オイルの粘性抵抗によって制動力を付与して、ロータの回転を抑制できるように構成されている。
このロータリーダンパ4のロータにおける軸心部が上記ブレーキ板3の軸挿通孔31に対応して配置されている。そしてベース板2の第1ガイド孔21およびブレーキ板3の軸挿通孔31に挿通配置された軸部材40の前端が、ロータリーダンパ4の裏面側のロータにおける軸心に固定されている。さらにこの軸部材40の後端が、上記制動歯車1の軸心に固定されている。従って、制動歯車1の回転力に対し、軸部材40を介してロータリーダンパ4による制動力を付与できるように構成されている。
ブレーキ板3に回転自在に取り付けられる制動歯車1は、図2Aおよび図2Bに示すようにブレーキ板3が垂直に配置された状態(非作動状態)では、車輪91に連動するスプロケット93に対し離間した状態となっている。そして図3Aおよび図3Bに示すようにブレーキ板3が傾倒した状態(作動状態)では、制動歯車1がスプロケット93に接近して咬合するようになっている。
なお本実施形態において、ロータリーダンパ4のケースをブレーキ板3に固定するとともに、ロータを制動歯車1側に固定するようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、ロータリーダンパ4のロータをブレーキ板4に固定するとともに、ケースを制動歯車1側に固定するようにしても良い。
またブレーキ板3の上端部には、取付金具71bを介して他方側マグネット7bが取り付けられている。この他方側マグネット7bは、裏面側(内面側)に向けて配置されており、ブレーキ板3が垂直姿勢に配置された非作動状態では、この他方側マグネット7bが上記ベース板2側の一方側マグネット7aに近距離で対向した状態に配置され、この状態では、適度な外力が作用しない限り、マグネット7a,7b間の磁気吸着力によって、ブレーキ板3の垂直姿勢が保持されるように構成されている。従って既述した通り、マグネット7a,7bによって、ブレーキ板3を非作動状態に保持するための保持手段が構成されるものである。
ブレーキ板3の上端における上記他方側マグネット7bよりも上方には、感震器5に連係する受動部材75が固定されている。この受動部材75は、平面視の状態において、正面側に向かって開口する略V字状に形成されており、そのV字状の両片が正面側に向かうに従って左右両側に広がるように形成されている。本実施形態においては、受動部材75の両側片のうち、一方側(図2Bの右側)の片のみが傾斜部76として使用される一方、他方側(同図左側)の片は使用されない。
ブレーキ板3の表面側における軸挿通孔31の上方にはブロック状ピンホルダー34が固定されており、このピンホルダー34およびブレーキ板3をスライド自在に貫通するように、ストッパピン35が裏面側に向けた状態に配置されている。ストッパピン35は、ピンホルダー34内に設けたバネ36(図5参照)によって裏面側に突出するように付勢されており、通常状態では、ストッパピン35がバネ36の付勢力によってベース板2の表面に当接するように配置されている。なおストッパピン35の先端は、転動自在なボールによって構成されており、このボールがベース板2の表面に転がり接触可能な状態に当接されている。
そしてブレーキ板3が図2Aおよび図2Bに示す垂直姿勢から同図の反時計方向に揺動回転して図3Aおよび図3Bに示す傾倒姿勢に移行する際に、ストッパピン35がベース板2の表面に沿って転がり接触しながら移動してから、ストッパピン35の先端が第2ガイド孔22内に落ち込んで、その第2ガイド孔22に沿ってさらに移動した後、位置決め孔23に到達した時点で、バネ36の付勢力によってストッパピン35が突出して位置決め孔23に挿入される。この状態では、ブレーキ板3が傾倒姿勢に位置決め(ロック)されるとともに、ブレーキ板3と共に揺動回転した制動歯車1が、スプロケット93に咬合して、スプロケット93が制動歯車1を介してロータリーダンパ4に連結される。従ってスプロケット93の回転、つまり車輪91の回転に対し、ロータリーダンパ4の制動力が作用する状態となる。
またブレーキ板3の表面側には、ロータリーダンパ4およびピンホルダー34を表面側から覆うように表示板6が固定されている。この表示板6はブレーキ板3と連動して揺動するように構成されている。この表示板6の上側部表面における略片側半分の領域(図5のハッチングで示す領域)は、赤色等の目立つ色彩の着色処理が施されることによって作動時表示領域61として構成されるとともに、残りの領域は、目立たない色彩例えば、移動ラック外表面と同一系統の色彩が施されることによって通常時表示領域62として構成されている。
図1、図7Aよび図7Bに示すように、ラック本体9の表面側をカバーするカバーパネル95には、表示板6が配置される領域内においてストッパピン35の移動軌跡に対応して、円弧状の開口部としての表示窓60が形成されている。そして本実施形態においては図7Aに示すように、ブレーキ板3が垂直姿勢(非作動状態)にあるときは、表示板6の通常時表示領域62が表示窓60に対応して配置され、作業者は表示窓60を介して通常時表示領域62を認識することによって、つまり作動時表示領域61を認識できないことによって、ブレーキ板3が非作動状態にあることを確実に把握することができる。さらに図7Bに示すようにブレーキ板3が傾倒姿勢(作動状態)にあるときは、表示板6の作動時表示領域61が表示窓60に対応して配置され、作業者は表示窓60を介して作動時表示領域61を認識することによって、ブレーキ板3が作動状態にあることを確実に把握することができる。
またストッパピン35の基端部(表面側端部)には、ツマミ65の軸部先端が連結されるとともに、その軸部が表示窓60に挿通配置されて、ツマミ65の本体部(操作部)がカバーパネル95の外側(表面側)に配置されている。従って、作業者はツマミ65を、移動ラックの外側から摘まんで、必要に応じて引込操作やスライド操作できるようになっている。
なお既述した通り、表示窓60はストッパピン35の移動軌跡に沿って形成されているため、ブレーキ板3の揺動に伴ってツマミ65が表示窓60に沿って移動するように構成されている。従ってブレーキ板3が垂直姿勢(非作動状態)にあるときは図7Aに示すように、ツマミ65が表示窓60内における同図右端の位置に配置され、傾倒姿勢(作動状態)にあるときは図7Bに示すように、ツマミ65が表示窓60内における同図左端の位置に配置されるようになっている。
図2Cは図2Aの2C-2C線断面図であって、感震器5周辺の水平断面に相当する図、図6Aは感震器5を分解して示す斜視図、図6Bは感震器5を示す側面断面図である。これらの図に示すように、感震器5は、ラック本体9のフレーム90における上記ベース板2の上方に対応して設けられている。この感震器5は、外金具51と、内金具52と、支持軸53と、ウエイトとしての錘体54と、押動部材55とを基本的な構成として備えている。
外金具51は、下方側および基端側(後端側)が開放されたボックス型の形状を有し、基端側の上方および両側にフランジ511が設けられている。そしてこのフランジ511がラック本体9のフレーム91に固定されている。
また内金具52は、外金具51の上壁内面に固定されており、基端側(後端側)に下方に折曲された下方折曲片521を備えている。この下方折曲片521が、外金具51の基端側開口に対応して配置されている。
また支持軸53は、外金具51の前壁と、内金具52の下方折曲片521との間に架け渡されるように取り付けられている。
さらに錘体54は、扇形の複数の金属板材が重ね合わされて形成されており、この錘体54の上端部が支持軸53にその軸心回りに揺動回転自在に、かつ支持軸53の軸心方向にスライド自在に取り付けられている。
さらに押動部材55は支持軸53を介して錘体54の前面に固定されている。この押動部材55は、錘体54と連動して揺動自在にかつスライド自在に構成されている。
また図示は省略するが、感震器5には、錘体54および押動部材55を、軸心方向である前後方向(間口方向)に沿って両側から付勢する付勢手段が設けられており、通常状態では、この両側の付勢手段の付勢力が釣り合う箇所、つまり支持軸53の中間位置で保持されている。換言すると、錘体54および押動部材55は、両側の付勢手段に抗して前後方向に移動できるように構成されている。
これにより錘体54は軸心回りに揺動することによって、移動ラックの走行方向(左右方向)の振動を検出できるとともに、錘体54が軸心方向に移動することによって、移動ラックの間口方向(前後方向)の振動を検出できるようになっている。
また感震器5における押動部材55には、外金具51の下方位置において、前方(先端側)に延びるように当接部551が設けられている。通常状態においては、この当接部551の先端が、上記ブレーキ板3の上端部に設けられた受動部材75の傾斜部76に対向して配置されている。
これにより図2Aおよび図4等に示す通常状態(非作動状態)において、感震器5の錘体54および押動部材55が軸回りに揺動してラック走行方向(左右方向)の地震動を検出した際には、押動部材55の当接部551によって、受動部材75の傾斜部76が同方向に押されて、両マグネット7a,7b間の磁気吸着が解除されて、ブレーキ板3が同方向(図2Aの反時計方向)に揺動して、図3Aおよび図3Bに示すように制動歯車1がスプロケット93に咬合し、その状態(作動状態)でストッパピン35が位置決め孔23に挿入係合することによってロックされる。
また図2Aおよび図4に示す非作動状態において、感震器5の錘体54および押動部材55が軸心に沿って移動してラック間口方向(前後方向)の地震動を検出した際には、押動部材55の当接部551が、受動部材75の傾斜部76に沿って移動することによって、上記と同様に受動部材75がラック走行方向に押し込まれる。従って、両マグネット7a,7b間の磁気吸着が解除されて、ブレーキ板3が図2Aの反時計方向に揺動して、図3Aおよび図Bに示すように制動歯車1がスプロケット93に咬合し、その状態(作動状態)でストッパピン35が図示しないバネの付勢力によって進出して、位置決め孔23に挿入係合することによってロックされる。
また、このようにブレーキ板3が非作動状態(通常状態)から作動状態に移行した際には、ブレーキ板3に取り付けられた表示板6もブレーキ板3に追従して回転し、図7Bに示すように表示板6の作動時表示領域61がカバーパネル95の表示窓60に対応して配置される。つまり表示窓60に表示される情報が、通常時表示領域62から作動時表示領域61に切り替わる。
さらに通常状態から作動状態に移行した際には図7Aおよび図7Bに示すように、表示窓60を介して外側(前方)に配置されたツマミ65も、ブレーキ板3と共に回転することによって、表示窓60の右端の位置から左端の位置へと移動する。
以上のように本実施形態の移動ラックにおいては、地震による振動が検知されると、ブレーキ板3が傾倒(作動)して制動歯車1を介してロータリーダンパ4がスプロケット93に連結する。これによりロータリーダンパ4による制動力が車輪91に作用して、移動ラックが暴走するのを防止でき、地震時の安全性をより一層向上させることができる。
また本実施形態の移動ラックにおいて、ブレーキ板3が垂直に配置される通常状態では、ハンドル92の操作力(駆動力)を車輪91に伝達する動力伝達機構例えば、チェーン94やスプロケット93、さらにスプロケット93と車輪91との間のギア(図示省略)等に対し、ロータリーダンパ4が切り離されて配置されているため、通常時に走行させる際のハンドル操作においてはロータリーダンパ4が連動回転しないので、ハンドル操作時におけるロータリーダンパ4を回転させる分の負荷を省略でき、走行時の操作性を向上させることができる。
また本実施形態の移動ラックにおいては、制動力を付与するためにロータリーダンパ4を用いているため、回転体に対する接触摩擦抵抗によって制動力を付与するような複雑な機構を採用する必要がなく、構造の簡素化およびコストの削減を図りつつ、適切な制動特性を得ることができる。
また本実施形態においては、ブレーキ板3が作動して傾倒した状態では、表示板6の作動時表示領域61がカバーパネル95の表示窓60に対応して配置されるため、作業者は表示窓60を介して作動時表示領域61を認識でき、ブレーキ板3が作動状態であることを正確に把握することができる。このため作業者は、状況に応じて適切な対応を行うことができ、例えば車輪91に制動力が付与された作動状態のまま無理やり、移動ラックを走行させてしまうような不具合を確実に防止でき、以下に説明する復帰操作等をスムーズに行うことができる。
また本実施形態においては、ベース板2に第2ガイド孔22を設けているため、ブレーキ板3が揺動する際に、ブレーキ板3のストッパピン35が第2ガイド孔22に沿って誘導されて、ベース補助板20の位置決め孔23にスムースに挿入させることができる。その上さらに、制動歯車1がスプロケット90に咬合する際にタイミングが合わずに弾かれたとしても、ストッパピン35が第2ガイド孔22内に保持されるため、制動歯車1はスプロケット90に咬合するまでスプロケット90に繰り返し当接するようになり、制動歯車1がスプロケット90に確実に咬合するようになる。従って傾倒方向に揺動したブレーキ板3が不用意に垂直姿勢に戻ってマグネット7a,7bの磁気吸着により初期位置に復帰するような不具合を確実に防止することができ、高い動作信頼性を確保することができる。
一方、作動状態の移動ラックを通常状態(非作動状態)に戻す復帰操作を行うには、表示窓60の左端位置で外側(正面側)に突出するように配置された上記ツマミ65を摘まんで引っ張って、ストッパピン35を図示しないバネの付勢力に抗して後退させる。これによりストッパピン35がベース補助板20の位置決め孔23から抜き取られて係合が解除され、ブレーキ板3の揺動動作に対するロックが解除される。ロックを解除した後、ツマミ65を表示窓60に沿って左端位置から右端位置に移動させて、ブレーキ板3を傾倒姿勢(作動状態)から垂直姿勢(通常状態)に戻す。これにより、制動歯車1が元の位置に戻ってスプロケット93から離脱する。こうしてブレーキ板3を元の状態に戻せば、両マグネット7a,7bが磁気吸着することによって、ブレーキ板3が通常状態(初期状態)に保持される。これにより移動ラックを作動状態から通常状態に復帰させることができる。
図8Aはこの発明の第1変形例である移動ラックにおける通常状態での制動機構Pを説明するための正面断面図、図8Bは図8Aの移動ラックにおける受動部材周辺の水平断面図、図8Cは第1変形例の移動ラックにおける制動機構Pを説明するための側面断面図、図9は第1変形例の移動ラックにおける作動状態での制動機構Pを説明するための正面断面図である。
これらの図に示すようにこの第1変形例の移動ラックの制動機構Pにおいては、感震器5として振り子が走行方向および間口方向に揺動する振り子タイプのものが用いられており、この点が、上記第1実施形態の制動機構Pと大きく相違する。
すなわちこの第1変形例の移動ラックの制動機構Pは、ブレーキ板3の上方に、取付金具56を介して吊持棒57の上端が揺動自在に取り付けられている。この吊持棒57は、上端を支点に前後方向(間口方向)および左右方向(走行方向)を含む水平方向全域に揺動できるように構成されている。
また吊持棒57の下端には、錘体54が固定されるとともに、その錘体54の下端には押動部材55が下方に延びるように取り付けられている。
一方、ブレーキ板3の上端部には、後方に突出するように受動部材75が取り付けられており、この受動部材75の押動部材55に対応する部分が斜めに切り欠かれて傾斜部76が設けられている。この傾斜部76は、後方(図8Bの上側)から前方(図8Bの下側)に向かうに従って次第に図8Bの左側から右側に位置するように傾斜されており、この傾斜部76に押動部材55がいずれの方向から当接しても、その当接力が受動部材75を同図の左方向に押し込むように作用する。例えば錘体54が走行方向(同図の左右方向)に揺動して、押動部材55が傾斜部76を左方向に押圧した際には、傾斜部76を介して受動部材75が同方向に押し込まれる。また錘体54が間口方向(同図の上下方向)に揺動して、押動部材55が傾斜部76を下方向に押圧した際には、押動部材55が傾斜部76に沿って下方に移動することにより受動部材75は左方向に押し込まれる。
従って、地震により震動が発生した際には、上記実施形態と同様、感震器5の錘体54が揺動して、押動部材55が受動部材75を押し込むことにより、両マグネット7a,7b間の吸着が解除されて、ブレーキ板3が揺動して通常状態から作動状態に移行してロックされる。
この第1変形例において他の構成は、上記第1実施形態と同様であるため、同一または相当部分に同一符号を付して重複説明は省略する。
この第1変形例の移動ラックにおいても上記実施形態の移動ラックと同様の効果を奏するものである。
なお上記実施形態等においては、ベース板2に第2ガイド孔22を設けて、ブレーキ板3が揺動する際に、ブレーキ板3に設けたストッパピン35を第2ガイド孔22に沿って誘導させて、ベース補助板20の位置決め孔23に挿入するようにしているが、第2ガイド孔22は必ずしも設ける必要はない。例えば位置決め孔23をベース板2に直接形成しておき、ブレーキ板3が揺動した際に、ストッパピン35をガイド孔によるガイドを省略して、位置決め孔23に挿入するようにしても良い(後述の図10~図12等参照)。この場合、ストッパピン35の位置決め孔23への誘導が多少おろそかになる場合はあるが、ベース補助板20を省略できるため、その分、部品点数の削減、構造の簡素化を図ることができる。
なお本発明においては、上記実施形態および第1変形例に示す感震器5のような振動検知手段を必ずしも取り付ける必要がなく、例えば振動検知手段を、両マグネット7a,7b等の保持手段と兼用することができる。
すなわち上記実施形態等において、感震器5やそれに連係する受動部材75を取り除いたものを本発明の移動ラックの耐震構造として用いることができる。この構成においては、マグネット7a,7bの磁気吸着によって、ブレーキ板3が垂直姿勢(通常状態)に保持されているが、地震により振動が発生すると、その振動によってブレーキ板3が揺動して両マグネット7a,7b間の吸着が解除されて、ブレーキ板3が傾倒して制動歯車1がスプロケット93に咬合して、ロータリーダンパ4の制動力が車輪91に作用するものとなる。従って両マグネット7a,7b間の吸着力を適宜修正することによって、両マグネット7a,7bを振動検知手段として兼用することができる。
また本発明においては、マグネット7a,7b等の保持手段を振動検知手段としても兼用するような場合には、振動検知性能を向上させるために以下のような構成を採用することも可能である。
例えば図10に示すように、通常状態のブレーキ板3における作動方向(同図の左方向)に対し反対側(右側)に、バネ等の付勢力によって同図左方向(ブレーキ板3の傾倒方向)に進出付勢されたロッドピン50aを取り付けておく。そして、振動によりブレーキ板3が揺動した際に、バネの反発力に伴うロッドピン50aよって、ブレーキ板3を作動方向(傾倒方向)に助勢するようにしても良い。
また図11に示すように、ブレーキ板3として、上部にウエイト50bが延長形成されたものを採用することによって、振動検知性能を向上させるようにしても良い。
また図12に示すように、ブレーキ板3の上端部に弾性力を有する弾性棒50cを取り付けておくことにより、振動検知性能を向上させるようにしても良い。
さらに図13および図14に示すように弾性棒50c(ブレーキ板3)を確実に傾倒方向に揺動させるためのガイド部材50dを設けても良い。すなわちガイド部材50dをその平面視「く」の字状ないし「V」字状のガイド面50eを弾性棒50cの外周面に対向させるように配置しておき、間口方向の振動(図14の矢符方向)に対しても、弾性棒50cをガイド面50eに沿ってガイドさせることにより、弾性棒50c(ブレーキ板3)を傾倒方向に確実に揺動させることができるように構成しても良い。
なお図10~図14示すように保持手段(マグネット7a,7b)に振動検知手段を兼用させるような場合には、間口方向(前後方向)の振動に対する検知性能が少し低下するおそれがあるため、本発明においては、間口方向の振動も十分に検知できる上記実施形態や第1変形例等に示す感震器5を別途採用するのが好ましい。
また上記実施形態においては、ブレーキ板3を非作動状態に保持するための保持手段として、磁石7a,7bを用いるようにしているが、それだけに限られず、本発明においては、他の保持手段を用いても良い。例えば保持手段として、インデックスプランジャを用いることも可能である。すなわちインデックスプランジャのピンをブレーキ板3に係合させて、ブレーキ板3を非作動状態に保持するようにしておき、振動を検知した際には、係合を解除することによってブレーキ板3を可動できるようにしても良い。
また上記実施形態においては、本発明の耐震構造をハンドル操作式の移動ラックに適用した場合を例に挙げて説明したが、それだけに限れず、本発明の耐震構造は牽引式の移動ラックにも適用することができる。
この発明の移動ラックの耐震構造は、工場や倉庫等に設置される移動ラック設備の移動ラックに好適に用いることができる。
1:制動歯車
2:ベース板(支持部材)
20:ベース補助板(支持部材)
23:位置決め孔
3:ブレーキ板(可動部材、揺動部材)
35:ストッパピン
4:ロータリーダンパ
5:感震器(振動検知手段)
6:表示板
60:表示窓
61:作動時表示領域
7a:一方側マグネット(保持手段)
7b:他方側マグネット(保持手段)
91:車輪
93:スプロケット(連動歯車)
S:制動機構(耐震構造)

Claims (4)

  1. 車輪を介して走行自在な移動ラックの耐震構造であって、
    前記車輪の回転に連動して回転する連動歯車と、
    作動状態と非作動状態との間で可動自在な可動部材と、
    前記可動部材に固定され、かつ制動力を付与するためのロータリーダンパと、
    前記ロータリーダンパに固定され、かつ前記可動部材が非作動状態では前記連動歯車に対し離間し、かつ作動状態では咬合する制動歯車と、
    前記可動部材を非作動状態に保持する保持手段と、
    振動を検知する振動検知手段と、を備え、
    前記振動検知手段による振動の検知に基づいて、前記保持手段による保持が解除されるとともに、前記可動部材が非作動状態から作動状態に移行して前記制動歯車が前記連動歯車に咬合することにより、前記ロータリーダンパの制動力が前記車輪に付与されるように構成されていることを特徴とする移動ラックの耐震構造。
  2. 前記可動部材は、下端側が軸支された揺動部材によって構成され、
    前記保持手段は、前記揺動部材をその自重回転を規制した状態に保持するように構成され、
    前記保持手段の保持が解除されることによって、前記揺動部材が自重により回転して前記制動歯車が前記連動歯車に咬合するように構成されている請求項1に記載の移動ラックの耐震構造。
  3. 前記可動部材には進出可能なストッパピンが設けられ、
    前記可動部材を可動自在に支持する支持部材には前記ストッパピンに対応して位置決め孔が設けられ、
    前記可動部材が作動状態では、前記ストッパピンが進出して前記位置決め孔に挿入されることによって、咬合状態が維持されるように構成されている請求項1または2に記載の移動ラックの耐震構造。
  4. 前記可動部材を覆うようにカバーパネルが設けられ、そのカバーパネルに表示窓が設けられ、
    前記可動部材に、その可動部材に追従して可動する表示板が設けられ、
    前記表示板は、目視により認識可能な作動時表示領域が設けられ、
    前記可動部材が作動状態では、前記作動時表示領域が前記表示窓に対応する位置に配置され、その表示窓を介して前記作動時表示領域が認識可能に構成される一方、
    前記可動部材が非作動状態では、前記作動時表示領域が前記表示窓から逸脱した位置に配置され、その表示窓を介して前記作動時表示領域が認識不能に構成されている請求項1~3のいずれか1項に記載の移動ラックの耐震構造。
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