JP2023071436A - 什器 - Google Patents

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直樹 坂本
Naoki Sakamoto
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Abstract

【課題】商品展示用の什器において、内側板部及び一対の外側板部の折り曲げで生じるポケットから商品が落下することを防止できる什器を提供する。【解決手段】本発明の商品展示用の什器1は、可撓性を有する材料から形成されたポケット板4を有する。ポケット板4は、前方に凸となるように折れ曲がる左右一対の外側板部5,5と、一対の外側板部5,5の間において後方に凸となるように折れ曲がる内側板部6とを2組含み、一対の外側板部5,5及び内側板部6の間に商品Sを収容可能なポケットPが形成される。一対の外側板部5,5は、後方に折れ曲がってポケットPの両側に位置するストッパ部20がそれぞれに連設されており、ストッパ部20は、外側板部5に片持ち支持されている。【選択図】図1

Description

本発明は、商品展示用の什器に関する。
吊り下げ式の商品展示用の什器として、シート材から形成される什器が提案されている(例えば特許文献1を参照)。特許文献1の什器は、上下方向に延びる左右一対の切り込み線がシート材に形成されており、上記一対の切り込み線の内側に位置する内側板部が後方に折り曲げられ、上記一対の切り込み線の外側に位置する一対の外側板部が前方に折り曲げられることで、内側板部及び一対の外側板部の間にポケットが生じる。特許文献1の什器を用いて商品を陳列する際には、上記ポケットに一つ又は複数の商品が収容される(上記切り込み線は引用文献1では「カット線52」に相当し、上記内側板部は引用文献1では「帯片53」に相当し、上記外側板部は引用文献1では「上板54および前片55」に相当し、上記ポケットは引用文献1では「収容ポケット50」に相当する)。
実用新案登録第3202236号公報
しかしながら特許文献1の什器では、ポケットの左右両側が閉鎖されておらず開放されているため、商品展示中に什器が揺れ動いたり、ポケットから商品を取り出したりした際に、ポケットに収容された商品が動いてポケットの左右の間隙から商品が落下する虞がある。
本発明は、上記事項に鑑みてなされたものであって、その目的は、商品展示用の什器において、内側板部及び一対の外側板部の折り曲げで生じるポケットから商品が落下することを防止できる什器を提供することである。
本発明の商品展示用の什器は、可撓性を有する材料から形成されたポケット板を有し、前記ポケット板は、前方に凸となるように折れ曲がる左右一対の外側板部と、前記一対の外側板部の間において後方に凸となるように折れ曲がる内側板部とを少なくとも一組含み、前記一対の外側板部及び前記内側板部の間に商品を収容可能なポケットが形成されており、前記一対の外側板部は、後方に折れ曲がって前記ポケットの両側に位置するストッパ部がそれぞれに連設されており、前記ストッパ部は、前記外側板部に片持ち支持されている。
また好ましくは、本発明の商品展示用の什器において、前記ストッパ部は、前記一対の外側板部の前記内側板部に近い側の側縁から後方に向けて折り曲げられている。
また好ましくは、本発明の商品展示用の什器において、前記外側板部は、左右方向の幅が異なる上部及び下部から構成され、前記幅の小さい前記上部の下側に前記幅の大きな前記下部が連設されている。
また好ましくは、本発明の商品展示用の什器において、前記ストッパ部は、前記外側板部の前記下部に連設されている。
また好ましくは、本発明の商品展示用の什器は、前記ポケット板の上側に連設される上板であって、左右方向の幅が前記ポケット板よりも大きい上板と、前記ポケット板の左右方向の少なくとも一方に並ぶように前記上板の下側に連設される少なくとも一つの表示板と、をさらに有する。
また好ましくは、本発明の商品展示用の什器において、前記ポケット板は、前記ポケットを形成する前記一対の外側板部及び前記内側板部の組を上下方向及び左右方向の一方向或いは双方向に複数含む。
本発明の什器によれば、内側板部及び一対の外側板部の折り曲げで生じるポケットから商品が落下することを防止できる。
本発明の実施形態に係る什器の斜視図である。 (A),(B),(C)は本発明の実施形態に係る什器の水平断面図である。(D),(E),(F)は本発明の実施形態に係る什器の鉛直断面図である。 本発明の実施形態に係る什器を形成するために使用されるシート材の平面図である。 本発明の他の実施形態に係る什器の斜視図である。 図4に示す什器を形成するために使用されるシート材の平面図である。 本発明の他の実施形態に係る什器の斜視図である。 図6に示す什器を形成するために使用されるシート材の平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。なお本明細書では、本発明の什器の使用時における商品展示側を前、その反対側を後とすることを前提として、前、後、上、下、左、右の用語を用いる。また「上下方向に延びる」とは、上下の一方側から他方側へ延びることを意味し、「左右方向に延びる」とは、左右の一方側から他方側へ延びることを意味し、「上下方向に延びる」及び「左右方向に延びる」には、それぞれ、直線状に延びることのみならず、傾斜或いは湾曲して延びることも含まれる。
図1は本発明の一実施形態に係る什器1の斜視図である。図2(A),図2(B),図2(C)は什器1の水平断面図である。図2(D),図2(E),図2(F)は什器1の鉛直断面図である。
什器1は、吊り下げ式の什器であり、商品Sを展示するために使用される。商品Sは特に限定されないが、本実施形態では、商品Sは、医薬品或いはサプリメント等の食品を収容するパウチ袋である。
什器1は、上板2と、表示板3と、ポケット板4とを有する。什器1は、可撓性を有する材料を用いて形成されている。可撓性を有する材料として、例えば、紙材又はプラスチックを使用することができ、上記のプラスチックとして、例えば、PET(polyethylene terephthalate)、PVC(polyvinyl chloride)、アクリル等があげられる。什器1の製造を容易にする観点から、上板2、表示板3及びポケット板4を、一つの可撓性材料から形成することが好ましい。
上板2は、ポケット板4の上側に連設されており、上板2は、左右方向の幅が、ポケット板4の左右方向の幅よりも大きい。上板2の形状は特に限定されないが、本実施形態では、上板2は長辺が左右方向に延びる長方形を呈している。什器1において上板2は、一部分に紐やフックが貫通したり、上縁部がクリップ等で挟み込まれたりすることで、什器1を吊り下げ可能とする部分である。なお、上板2には、商品S等に関する情報を表示してもよい。
表示板3は、ポケット板4の左右方向の一方(本実施形態ではポケット板4の右側)に並ぶように上板2の下側に連設される。表示板3の形状は特に限定されないが、本実施形態では、表示板3は長辺が上下方向に延びる長方形を呈しており、表示板3の左右方向の幅は、上板2の左右方向の幅とポケット板4の左右方向の幅との差に一致する。什器1において表示板3は、商品S等に関する情報を主に表示するために使用される部分である。
ポケット板4は、什器1において商品Sを展示するために使用される部分である。ポケット板4は、左右一対の外側板部5,5及び内側板部6の組を少なくとも一組含む。本実施形態では、ポケット板4は一対の外側板部5,5及び内側板部6の組を上下方向に2組含む。
内側板部6は、一対の外側板部5,5の間に配置される。内側板部6が後方に凸となるように折れ曲げられ、且つ、一対の外側板部5,5が前方に凸となるように折り曲げられることで、一対の外側板部5,5及び内側板部6の間に、少なくとも1つの商品Sを収容可能なポケットPが形成される。図示例では、ポケット板4は上下方向に並ぶ2つのポケットPを有しており、各ポケットPは3つの商品Sを収容可能である。
ポケットPは、一対の外側板部5の上側の部分(本実施形態では上部7)の間が商品SをポケットPに対して出し入れするための開口であり、内側板部6の下側の部分(本実施形態では下部10)がポケットPに収容された商品Sを下側から支え、互いに平行な一対の外側板部5の下側の部分(本実施形態では下部8)及び内側板部6の上側の部分(本実施形態では上部9)がポケットPに収容された商品Sを前側及び後側から支える。
ポケット板4に含ませる一対の外側板部5,5及び内側板部6の組の数は2に限定されず、一対の外側板部5,5及び内側板部6の組を上下方向に2以外の複数含むようにポケット板4を形成してよい。或いは一対の外側板部5,5及び内側板部6の組を1組のみ含むようにポケット板4を形成してもよい。また一対の外側板部5,5及び内側板部6の組を複数形成する方向は上下方向に限定されず、一対の外側板部5,5及び内側板部6の組を左右方向に複数含むようにポケット板4を形成してもよく、或いは一対の外側板部5,5及び内側板部6の組を上下方向及び左右方向の双方向に複数ずつ含むようにポケット板4を形成してもよい。またポケットPに収容可能な商品Sの数は、3に限定されず、1又は任意の複数の商品Sを収容できるようにポケット4を形成してもよい。
外側板部5の形状は、特に限定されないが、本実施形態では、外側板部5が、左右方向の幅が異なる上部7及び下部8から構成されており、幅の小さい上部7の下側に幅の大きな下部8が連設されている。これにより、幅の小さい一対の上部7の間においてポケットPに対して商品Pを容易に出し入れすることができるとともに、幅の大きい一対の下部8によってポケットPに収容された商品Sを前側から良好に支えることができ、ポケットPから商品Sが前方に落下するのを効果的に防止することができる。
外側板部5の上部7及び下部8の境界には、特に限定されないが、折り目Hが形成されていることが好ましい。折り目Hで外側板部5を山折りすることで、ポケットPに対して商品Pを出し入れするための開口を形成する上部7と、ポケットPに収容された商品Sを前側から支える下部8を明確に区画することができる。また外側板部5の上部7の上縁(外側板部5及び上板2の境界)には、特に限定されないが、折り目Eが形成されていることが好ましい。折り目Eで外側板部5の上部7を谷折りすることで、外側板部5を上部7の上縁において確実に前方に凸となるように折り曲げることができる。
外側板部5の上部7は、特に限定されないが、本実施形態では、左右一対の側縁が互いに平行をなしており、上部7の左右方向の幅は一定である。一方で、外側板部5の下部8は、特に限定されないが、本実施形態では、左右一対の側縁の内側(内側板部6に近い側)の側縁が下側に向かうに連れて内側板部6の方に傾いており、下部8の左右方向の幅は下側になるほど大きい。これにより、一対の下部8によってポケットPに収容された商品Sは下側の部分が幅広く前側から支えられるため、商品SがポケットPから前方に滑落するのを防止することができる。
内側板部6の形状は、特に限定されないが、本実施形態では、外側板部5の形状に対応して、内側板部6は、左右一対の側縁が互いに平行をなす状態から下側に向かうに連れて互いに近づく状態に移行する形状に形成されている。内側板部6は、上部9及び下部10から構成されているが、内側板部6の上部9及び下部10の境界は、外側板部5の上部7及び下部8の境界に対して下側にずれている。上部9は左右方向の幅が一定である部分と左右方向の幅が下側になるほど小さくなる部分の一部分で構成され、下部10は左右方向の幅が下側になるほど小さくなる部分の残部分で構成されている。
内側板部6の上部9及び下部10の境界には、特に限定されないが、折り目Iが形成されていることが好ましい。折り目Iで内側板部6を谷折りすることで、ポケットPに収容された商品Sを後側から支える上部9と、ポケットPに収容された商品Sを下側から支える下部10を明確に区画することができる。また内側板部6の下部10の下縁には、特に限定されないが、折り目Dが形成されていることが好ましい。折り目Dで内側板部6の下部10を山折りすることで、内側板部6を下部10の下縁において確実に後方に凸となるように折り曲げることができる。
一対の外側板部5,5には、それぞれストッパ部20が連設されている。ストッパ部20は外側板部5に対して後方に折れ曲がって、ポケットPの左右の両側に位置する。一対の外側板部5,5及び内側板部6の間に形成されるポケットPは、左右の両側に間隙Kが生じており、この間隙KからポケットPに収容された商品Sが落下することを防止するために、一対のストッパ部20,20は、ポケットPに収容された商品Sを左右両側から支えている。本実施形態では、一対のストッパ部20,20によって商品Sの下側を支えるために、ストッパ部20は、それぞれの外側板部5の下部8に連設されている。
ストッパ部20は、それぞれの外側板部5に片持ち支持されている。つまり、ストッパ部20は、ストッパ部20の外側板部5側の端(ストッパ部20の基端)が外側板部5に連設により拘束され、ストッパ部20の他方(内側板部の方に突き出る側)の端(ストッパ部20の先端)が拘束されていない自由端である。
ストッパ部20は、特に限定されないが、本実施形態では、それぞれの外側板部5の左右一対の側縁の内側(内側板部6に近い側)の側縁から外側(後方)に向けて折り曲げられている。これにより、ストッパ部20には、ポケットPの左右の両側に位置するよう折り曲げられた状態において、ポケットP側に向かって復元する力が作用する。そのため、一対のストッパ部20によってポケットPに収容された商品Sを強く挟み込んで左右の両側から支えることができるとともに、ポケットPから商品Sが引き抜かれて後述するようにポケットPの前後方向の奥行きが狭くなるのに従ってポケットPの方に向かうストッパ部20の傾動を生じさせることができる。
上記構成の什器1は、図3に示す可撓性を有する1枚のシート材30を用いて形成することができる。シート材30は、長方形を呈しており、上板2と表示板3とポケット板4とを備える。なお、シート材30の長辺方向を上下方向とし、短辺方向を左右方向とする。
ポケット板4には、左右一対の第一切り込み線C,Cが、上下方向に2組並ぶように形成されている。一対の第一切り込み線C,Cは、上下方向に延びており、一対の第一切り込み線C,Cの間に内側板部6が区画され、一対の第一切り込み線C,Cの外側に一対の外側板部5,5が区画される。
一対の第一切り込み線C,Cは、それぞれ、上下方向に平行な平行部Caと、平行部Caの下端から下側に上下方向に対して傾斜して延びる傾斜部Cbとを含む。一対の平行部Caは互いに平行である。傾斜部Cbは、下側に向かうに連れて、内側、つまりは、他方の第一切り込み線Cの傾斜部Cbの方に近づくように傾斜しており、一対の傾斜部Cb,Cbは下側に向かうに連れて互いに接近する。
一対の第一切り込み線C,Cの下端の間には、左右方向に延びる折り目Dが形成されている。一対の第一切り込み線C,Cの下端よりも上側であって傾斜部Cbの途中位置の間には、左右方向に延びる折り目Iが形成されている。一対の第一切り込み線C,Cの上端と、ポケット板4の左右一対の側縁との間には、左右方向に延びる折り目Eが形成されている。一対の第一切り込み線C,Cの平行部Ca及び傾斜部Cbの境界位置と、ポケット板4の左右一対の側縁との間には、左右方向に延びる折り目Hが形成されている。
折り目Iは、内側板部6の上部9と下部10の境界をなす。折り目Dは、内側板部6の下部10とポケット板4の余白部の境界をなす。折り目Hは、外側板部5の上部7と下部8の境界をなす。折り目Eは、外側板部5の上部7と上板2の境界をなす。折り目Iと折り目Dの間の上下方向の距離L1は、折り目Hと折り目Eの間の上下方向の距離L2と等しい。距離L1及び距離L2により、上述した什器1のポケットPの前後方向の奥行きが定まる。
一対の第一切り込み線C,Cの傾斜部Cbの途中位置であって折り目Iよりも下方位置からは、ポケット板4の左右一対の側縁に向かうその途中までに、左右方向に延びる上下一対の切り込み線F,Fが形成されている。一対の切り込み線F,Fは、互いに平行であり、一対の切り込み線F,Fの間にストッパ部20が区画される。一対の切り込み線F,Fの先端(第一切り込み線C側とは反対側の端)の間には、上下方向に延びる折り目Gが形成されている。
上板2は、ポケット板4の上側に一部で折り目Eを介して連設されており、表示板3は、ポケット板4の左右方向に並ぶようにして上板2の下側に連設されている。ポケット板4と表示板3との境界には切り込み線Jが形成されている。表示板3の下端3aは、ポケット板4の下端4aよりも上側に位置する。
上記構成のシート材30を、まず、折り目Dで内側板部6を後方に凸となるように折り曲げるとともに折り目Iで内側板部6を谷折りし、次に、折り目Eで外側板部5を前方に凸となるように折り曲げるとともに折り目Hで外側板部5を山折りし、最後に、折り目Gでストッパ部20を後方に向けて折り曲げる。これにより、一対の外側板部5,5及び内側板部6の組毎にポケットPを備え、外側板部5の内側の側縁から外側(後方)に向けて折り曲げられたストッパ部20がポケットPの左右の両側に位置する什器1が形成される。また、ポケット板4の左右方向に表示板3を位置させた什器1を形成することができる。シート材30において、表示板3の下端3aがポケット板4の下端4aよりも上側に位置していることにより、什器1においては、ポケット板4の下端4aと表示板3の下端3aとをほぼ同等の高さにすることができる。
なお一対の外側板部5,5及び内側板部6の組を上下方向に2以外の複数Nほどポケット板4に含ませる場合には、シート材30には、一対の第一切り込み線C,Cが、上下方向にN組並ぶように形成される。またポケット板4に含ませる一対の外側板部5,5及び内側板部6の組の数を1とする場合には、シート材30には、一対の第一切り込み線C,Cが1組だけ形成される。またポケット板4に一対の外側板部5,5及び内側板部6の組を左右方向に複数含ませる場合には、シート材30には、一対の第一切り込み線C,Cが、左右方向に複数組並ぶように形成される。またポケット板4に一対の外側板部5,5及び内側板部6の組を上下方向及び左右方向の双方向に複数ずつ含ませる場合には、シート材30には、一対の第一切り込み線C,Cが、左右方向及び上下方向に複数組並ぶように形成される。
以上で説明した本実施形態の什器1によれば、ポケットPの左右の両側にストッパ部20が位置することで、ポケットPに収容した商品Sをストッパ部20によって左右の両側から支えることができる。よって、ポケットPの左右の間隙Kから商品Sが落下することを防止できる。
また本実施形態の什器1によれば、可撓性を有する一対の外側板部5,5及び内側板部6の折り曲げによりポケットPが形成されているため、ポケットPが収容される商品Sの数に応じて一対の外側板部5,5の下部8及び内側板部6の上部9が離反あるいは接近してポケットPの前後方向の奥行きが変動するが、ポケットPの左右の両側に位置するストッパ部20が外側板部5に片持ち支持されているため、一対の外側板部5,5の下部8及び内側板部6の上部9の離反あるいは接近の動きがストッパ部20によって規制されない。このため、ポケットPから商品Sが引き抜かれることに応じて、ポケットPの前後方向の奥行きが狭まる。例えば図示例のように、当初、ポケットPに3つの商品Sが収容される場合には、ポケットPの前後方向の奥行きは最も広がるが、商品Sの数が3から2に減った際や、商品Sの数が2から1に減った際に、それぞれ、一対の外側板部5,5の下部8及び内側板部6の上部9が接近するため、ポケットPの前後方向の奥行きが狭まる(図2(D),図2(E),図2(F)参照)。これによりポケットPに収容される商品Sの数が減ることによる余分空隙がポケットPに生じることを防止できる。ポケットPに上記余分空隙が生じると、ポケットP内の商品Sが動いて落下する事態や、ポケットP内の商品Sに変形が生じるが、本実施形態の什器1はこういった事態を回避できる。したがって本実施形態の什器1は、複数の商品SをポケットPに収容することに適している。
また本実施形態の什器1によれば、ストッパ部20が、外側板部5の内側の側縁から外側(後方)に向けて折り曲げられるため、ストッパ部20にはポケットP側に向かって復元する力が作用する。そのため、一対のストッパ部20によってポケットPに収容された商品Sを強く挟み込んで左右の両側から支えることができる。加えて、ポケットPから商品Sが引き抜かれてポケットPの前後方向の奥行きが狭くなるのに従って、ストッパ部20をポケットPの方に向かって傾動させることができる。そのため、ポケットPに残存する商品Sをストッパ部20で挟み込んで左右の両側から支えることを継続できる。例えば図示例のように、当初、ポケットPに3つの商品Sが収容される状態から、商品Sの数が3から2に減った際や、商品Sの数が2から1に減った際に、それぞれストッパ部20のポケットP側への傾動が生じるので、ポケットP内の商品Sの数が1,2,3となるいずれの状況でも、ポケットP内の商品Sをストッパ部20で良好に挟み込んで左右の両側から支えることができる(図2(A),図2(B),図2(C)参照)。したがって、ポケットP内の商品の数が減ってもポケットPからの商品Sの落下を継続して防止することができる。
また本実施形態の什器1によれば、表示板3がポケット板4と左右方向に並ぶように設けられることで、表示板3に表示される情報を、ポケットPに収容される商品Sと共に、容易に視認できる。またポケット板4の上下方向の寸法が左右方向の寸法よりも長い什器1では、ポケット板4の上側或いは下側に表示板3を設ける場合に比して、情報の表示に必要とされる寸法の増分を小さく抑えることができる。つまりポケット板4の上下方向の寸法をY、ポケット板4の左右方向の寸法をX、情報の表示に必要とされる表示板3の面積をZとすると、ポケット板4の上側又は下側に表示板を連設させる場合にはZ/Xほどの寸法を上下方向に増す必要があるが、本実施形態のように表示板3をポケット板4と左右方向に並設すれば、Z/Xよりも小さいZ/Yの寸法を左右方向に増せばよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば上記実施形態では、表示板3は、ポケット板4の右側に並ぶように設けられているが、表示板3は、ポケット板4の左側に並ぶように設けられてもよく、ポケット板4の左右両側に並ぶように設けられてもよい。また、ポケット板4の上側或いは下側に表示板を設けてもよく、ポケット板4の左右方向に表示板3を設けることの代わりに或いは共に、ポケット板4の上側或いは下側に表示板を設けてもよい。
また例えば上記実施形態では、ストッパ部20は、一対の外側板部5,5のそれぞれの内側の側縁から外側(後方)に向けて折り曲げられていたが、図4に示す什器40のように、ストッパ部20は、一対の外側板部5のそれぞれの外側(内側板部6から遠い側)の側縁から内側(後方)に向けて折り曲げられていてもよい。この実施形態においても、ポケットPに収容された商品Sを一対のストッパ部20,20によって挟み込んで左右の両側から支えることができるので、ポケットPの左右の両側の間隙Kから商品Sの落下を防止できる。また、この実施形態においても、ストッパ部20が外側板部5に片持ち支持されることで、一対の外側板部5,5の下部7及び内側板部6の上部9の離反あるいは接近の動きがストッパ部20によって規制されないため、上記実施形態と同様に、ポケットPに収容される商品Sの数が減ることによる余分空隙がポケットPに生じることを防止できる。
図4に示す実施形態の什器40は、図5に示すシート材50を使用して形成することができる。図5に示すシート材50では、一対の切り込み線F,Fが、ポケット板4の左右一対の側縁から、一対の第一切り込み線C,Cの傾斜部Cbの途中位置であって折り目Iよりも下方位置に向かうその途中まで延びるように、形成されている。一対の切り込み線F,Fは、互いに平行であり、一対の切り込み線F,Fの間にストッパ部20が区画される。一対の切り込み線F,Fの先端(第一切り込み線C側の端)の間には、上下方向に延びる折り目Gが形成されている。
また例えば上記実施形態では、什器1は表示板3を備えるが、表示板3は必ずしも必要ではなく省略されてもよい。図6に示す什器60は、図1に示す什器1から表示板3を省略したものであって、図7に示すシート材70から形成される。什器60及びシート材70は、ポケット板4と、当該ポケット板4の上側に連設される上板2とを備え、上板2の左右方向の幅は、ポケット板4の左右方向の幅と同等とされる。また什器60は上板2を備えるが、上板2は必ずしも必要ではなく、ポケット板4のみを備えていてもよい。
1,40,60 什器
2 上板
3 表示板
4 ポケット板
5 外側板部
6 内側板部
7 外側板部の上部
8 外側板部の下部
20 ストッパ部
P ポケット
S 商品

Claims (6)

  1. 可撓性を有する材料から形成されたポケット板を有し、
    前記ポケット板は、前方に凸となるように折れ曲がる左右一対の外側板部と、前記一対の外側板部の間において後方に凸となるように折れ曲がる内側板部とを少なくとも一組含み、前記一対の外側板部及び前記内側板部の間に商品を収容可能なポケットが形成されており、
    前記一対の外側板部は、後方に折れ曲がって前記ポケットの両側に位置するストッパ部がそれぞれに連設されており、
    前記ストッパ部は、前記外側板部に片持ち支持されている、商品展示用の什器。
  2. 前記ストッパ部は、前記一対の外側板部の前記内側板部に近い側の側縁から後方に向けて折り曲げられている、請求項1に記載の商品展示用の什器。
  3. 前記外側板部は、左右方向の幅が異なる上部及び下部から構成され、
    前記幅の小さい前記上部の下側に前記幅の大きな前記下部が連設されている、請求項1又は2に記載の商品展示用の什器。
  4. 前記ストッパ部は、前記外側板部の前記下部に連設されている、請求項3に記載の商品展示用の什器。
  5. 前記ポケット板の上側に連設される上板であって、左右方向の幅が前記ポケット板よりも大きい上板と、
    前記ポケット板の左右方向の少なくとも一方に並ぶように前記上板の下側に連設される少なくとも一つの表示板と、をさらに有する、請求項1乃至4のいずれかに記載の商品展示用の什器。
  6. 前記ポケット板は、前記ポケットを形成する前記一対の外側板部及び前記内側板部の組を上下方向及び左右方向の一方向又は双方向に複数含む、請求項1乃至5のいずれかに記載の商品展示用の什器。
JP2021184221A 2021-11-11 2021-11-11 什器 Pending JP2023071436A (ja)

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