JP2023071428A - リニアモータ用のモータドライバ回路、それを用いた位置決め装置、ハードディスク装置 - Google Patents

リニアモータ用のモータドライバ回路、それを用いた位置決め装置、ハードディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プッシュプルの出力段の電流を検出可能なドライバ回路を提供する。【解決手段】第1トランジスタM11は、ゲートにハイサイドトランジスタMHBのゲート電圧を受け、ソースがハイサイドトランジスタMHBのソースと接続される。第1オペアンプOA11は、第1入力がハイサイドトランジスタMHBのドレインと接続され、第2入力が第1トランジスタM11のドレインと接続され、出力が第2トランジスタM12のゲートと接続される。第3トランジスタM13は、ゲートにローサイドトランジスタMLBのゲート電圧を受け、ソースがローサイドトランジスタMLBのソースと接続される。電流減算回路282は、第2トランジスタM12に流れる電流と第4トランジスタM14に流れる電流の差分を出力する。【選択図】図2

Description

本開示は、リニアモータのドライバ回路に関する。
さまざまな電子機器や産業機械に、対象物を位置決めするリニアモータ(リニアアクチュエータ)が使用される。ボイスコイルモータは、リニアモータのひとつであり、供給される駆動電流に応じて、可動子の位置を制御可能である。ボイスコイルモータの駆動回路は、ボイスコイルモータに流れる電流を、目標位置を規定する目標電流に近づくようにフィードバック制御する。
モータの位置制御やトルクには、モータのコイル電流を正確に検出することが求められる。電流検出の手法のひとつは、モータと直列にセンス抵抗を挿入し、センス抵抗の電圧降下を測定するものである。この手法は、正確な電流検出が可能であるが、外付けのセンス抵抗が必要であり、またセンス抵抗を接続するための端子をIC(Integrated Circuit)に追加する必要があるため、コストが高くなる。
特開2005-249519号公報
センス抵抗を利用しない電流検出方法が特許文献1に開示されている。この技術は、A級動作が想定され、電流ソース型(吐き出し型)である駆動回路を想定したものであるから、プッシュプルの出力段に適用することができない。
本開示は係る課題に鑑みてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、プッシュプルの出力段の電流を検出可能なドライバ回路の提供にある。
本開示のある態様のモータドライバ回路は、駆動対象のモータが接続されるべき出力端子と、電源ラインと出力端子の間に接続されたハイサイドトランジスタおよび出力端子と接地ラインの間に接続されたローサイドトランジスタを含むブリッジ回路と、出力端子に流れる電流を検出する電流検出回路と、を備える。電流検出回路は、ゲートにハイサイドトランジスタのゲート電圧を受け、ソースがハイサイドトランジスタのソースと接続される第1トランジスタと、第1トランジスタのドレインと接続された第2トランジスタと、第1入力がハイサイドトランジスタのドレインと接続され、第2入力が第1トランジスタのドレインと接続され、出力が第2トランジスタのゲートと接続された第1オペアンプと、ゲートにローサイドトランジスタのゲート電圧を受け、ソースがローサイドトランジスタのソースと接続される第3トランジスタと、第3トランジスタのドレインと接続された第4トランジスタと、第1入力がローサイドトランジスタのドレインと接続され、第2入力が第3トランジスタのドレインと接続され、出力が第4トランジスタのゲートと接続された第2オペアンプと、第1端に固定電圧を受ける抵抗と、出力が、抵抗の第2端と接続され、第2トランジスタに流れる電流と第4トランジスタに流れる電流の差分を出力する電流減算回路と、を備える。
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明あるいは本開示の態様として有効である。さらに、この項目(課題を解決するための手段)の記載は、本発明の欠くべからざるすべての特徴を説明するものではなく、したがって、記載されるこれらの特徴のサブコンビネーションも、本発明たり得る。
本開示のある態様によれば、センス抵抗を利用せずに、モータの正負両方向の電流を検出できる。
図1は、実施形態に係るモータドライバ回路を備える位置決め装置のブロック図である。 図2は、実施例1に係るモータドライバ回路の回路図である。 図3は、実施例2に係るモータドライバ回路の回路図である。 図4は、実施例3に係るモータドライバ回路の回路図である。 図5は、実施例4に係るモータドライバ回路の回路図である。 図6は、実施例5に係るモータドライバ回路の回路図である。 図7は、実施例6に係るモータドライバ回路の回路図である。 図8は、モータドライバ回路を備えるハードディスク装置を示す図である。
(実施形態の概要)
本開示のいくつかの例示的な実施形態の概要を説明する。この概要は、後述する詳細な説明の前置きとして、実施形態の基本的な理解を目的として、1つまたは複数の実施形態のいくつかの概念を簡略化して説明するものであり、発明あるいは開示の広さを限定するものではない。この概要は、考えられるすべての実施形態の包括的な概要ではなく、すべての実施形態の重要な要素を特定することも、一部またはすべての態様の範囲を線引きすることも意図していない。便宜上、「一実施形態」は、本明細書に開示するひとつの実施形態(実施例や変形例)または複数の実施形態(実施例や変形例)を指すものとして用いる場合がある。
一実施形態に係るモータドライバ回路は、駆動対象のモータが接続されるべき出力端子と、電源ラインと出力端子の間に接続されたハイサイドトランジスタおよび出力端子と接地ラインの間に接続されたローサイドトランジスタを含むブリッジ回路と、出力端子に流れる電流を検出する電流検出回路と、を備える。電流検出回路は、ゲートにハイサイドトランジスタのゲート電圧を受け、ソースがハイサイドトランジスタのソースと接続される第1トランジスタと、第1トランジスタのドレインと接続された第2トランジスタと、第1入力がハイサイドトランジスタのドレインと接続され、第2入力が第1トランジスタのドレインと接続され、出力が第2トランジスタのゲートと接続された第1オペアンプと、ゲートにローサイドトランジスタのゲート電圧を受け、ソースがローサイドトランジスタのソースと接続される第3トランジスタと、第3トランジスタのドレインと接続された第4トランジスタと、第1入力がローサイドトランジスタのドレインと接続され、第2入力が第3トランジスタのドレインと接続され、出力が第4トランジスタのゲートと接続された第2オペアンプと、第1端に固定電圧を受ける抵抗と、出力が、抵抗の第2端と接続され、第2トランジスタに流れる電流と第4トランジスタに流れる電流の差分を出力する電流減算回路と、を備える。
この構成によると、第1トランジスタおよび第2トランジスタには、ハイサイドトランジスタに流れる電流に比例した電流(ハイサイドセンス電流)が流れ、第3トランジスタおよび第4トランジスタには、ローサイドトランジスタに流れる電流に比例した電流(ローサイドセンス電流)が流れる。そして、ハイサイドセンス電流とローサイドセンス電流の差分を取ることにより、出力端子に流れる駆動電流を検出できる。この差分電流を、一端の電位が固定された抵抗に流すことにより、抵抗の他端に駆動電流に応じた電圧を発生させることができる。
一実施形態において、電流検出回路は、第2トランジスタに第1定電流を供給する第1電流源と、第4トランジスタに第1定電流と同じ量の第2定電流を供給する第2電流源と、をさらに備えてもよい。第2トランジスタおよび第4トランジスタに常時、電流を流しておくことで、モータドライバ回路が、A級動作する場合においても、正確な電流検出が可能となる。
一実施形態において、電流検出回路は、相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)を行ってもよい。具体的には、ハイサイドトランジスタおよびローサイドトランジスタが両方オフである停止期間を挿入し、停止期間において電流検出信号を生成してもよい。停止期間において得られた電流検出信号は、電流検出回路のオフセット成分に相当する。そして、ハイサイドトランジスタおよびローサイドトランジスタの少なくとも一方がオンである動作期間に得られた電流検出信号から、停止期間において生成された電流検出信号、すなわちオフセット成分を減算することで、正確な電流を検出することができる。
一実施形態において、電流検出回路は、ハイサイドトランジスタのゲートと接続された入力と、第1トランジスタのゲートと接続された出力を有する第1バッファと、ローサイドトランジスタのゲートと接続された入力と、第3トランジスタのゲートと接続された出力と、を有する第2バッファと、をさらに備えてもよい。これにより、第1トランジスタおよび第3トランジスタを高速に駆動することが可能となり、第1トランジスタとハイサイドトランジスタの状態をマッチさせ、第3トランジスタとローサイドトランジスタの状態をマッチさせることができる。
一実施形態において、電流検出回路は、第1トランジスタのゲートに、第1バッファの出力の電圧と、第1トランジスタのオフレベルの電圧と、を選択的に印加する第1セレクタと、第3トランジスタのゲートに、第2バッファの出力の電圧と、第3トランジスタのオフレベルの電圧と、を選択的に印加する第2セレクタと、をさらに備えてもよい。
一実施形態において、電流検出回路は、第2トランジスタのゲートと接続されたゲートを有する第5トランジスタと、第5トランジスタと接続され、第5トランジスタに第1定電流と同じ第3定電流を供給する第3電流源と、(i)第1状態において、第2トランジスタを電流減算回路の第1入力と接続するとともに、第5トランジスタに固定電圧を印加し、(ii)第2状態において、第5トランジスタを電流減算回路の第1入力と接続するとともに、第2トランジスタに固定電圧を印加する第1切りかえ回路と、第4トランジスタのゲートと接続されたゲートを有する第6トランジスタと、第6トランジスタと接続され、第6トランジスタに第1定電流と同じ第4定電流を供給する第4電流源と、(i)第1状態において、第4トランジスタを電流減算回路の第2入力と接続するとともに、第6トランジスタに固定電圧を印加し、(ii)第2状態において、第6トランジスタを電流減算回路の第2入力と接続するとともに、第4トランジスタに固定電圧を印加する第2切りかえ回路と、をさらに備えてもよい。
この構成では、第3トランジスタおよび第4トランジスタがオフしている間、第5トランジスタ、第6トランジスタおよび第3電流源、第4電流源を利用して、電流検出回路の動作点を維持することができる。この構成は、第3トランジスタおよび第4トランジスタを駆動するバッファが不要となるため、回路面積の点で有利である。
一実施形態において、モータはリニアモータであってもよい。
一実施形態において、リニアモータは、ボイスコイルモータであってもよい。
一実施形態において、モータドライバ回路は、ひとつの半導体基板に一体集積化されてもよい。「一体集積化」とは、回路の構成要素のすべてが半導体基板上に形成される場合や、回路の主要構成要素が集積化される場合が含まれ、回路定数の調節用に一部の抵抗やキャパシタなどが半導体基板の外部に設けられていてもよい。回路を1つのチップ上に集積化することにより、回路面積を削減することができるとともに、回路素子の特性を均一に保つことができる。
一実施形態に係る位置決め装置は、リニアモータと、リニアモータを駆動する上述のいずれかのモータドライバ回路と、を備える。
一実施形態に係るハードディスク装置は、上述の位置決め装置を備える。
(実施形態)
以下、好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施形態は、開示および発明を限定するものではなく例示であって、実施形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも開示および発明の本質的なものであるとは限らない。
本明細書において、「部材Aが、部材Bに接続された状態」とは、部材Aと部材Bが物理的に直接的に接続される場合や、部材Aと部材Bが、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
同様に、「部材Cが、部材Aと部材Bの間に設けられた状態」とは、部材Aと部材C、あるいは部材Bと部材Cが直接的に接続される場合のほか、それらの電気的な接続状態に実質的な影響を及ぼさない、あるいはそれらの結合により奏される機能や効果を損なわせない、その他の部材を介して間接的に接続される場合も含む。
また本明細書に示される波形図やタイムチャートの縦軸および横軸は、理解を容易とするために適宜拡大、縮小したものであり、また示される各波形も、理解の容易のために簡略化されている。
図1は、実施形態に係るモータドライバ回路200を備える位置決め装置100のブロック図である。位置決め装置100は、リニアモータ102、上位コントローラ104およびモータドライバ回路200を備える。
上位コントローラ104は、位置決め装置100を統合的に制御する。上位コントローラ104はリニアモータ102の目標位置を示す位置制御データPOSを生成し、位置制御データPOSをモータドライバ回路200に送信する。上位コントローラ104はたとえば、マイクロコントローラ、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成される。
モータドライバ回路200の出力端子AOUT,BOUTには、駆動対象のリニアモータ102が接続される。モータドライバ回路200は、位置制御データPOSを受け、位置制御データPOSに応じた量の駆動電流IDRVをリニアモータ102に供給する。リニアモータ102はたとえばボイスコイルモータであり、その可動子は、リニアモータ102に流れる駆動電流IDRVに応じた量だけ変位する。
続いてモータドライバ回路200の構成を説明する。モータドライバ回路200は、電流指令生成部210、フィードバックコントローラ220、出力段260、電流検出回路280を備え、ひとつの半導体基板に集積化された機能IC(Integrated Circuit)である。
電流指令生成部210は、リニアモータ102に供給する駆動電流IDRVの目標値を示すアナログ指令信号VDACを生成する。たとえば電流指令生成部210は、インタフェース回路212、ロジック回路214、D/Aコンバータ216を含む。インタフェース回路212は、上位コントローラ104と接続され、制御データを受信する。インタフェース回路212はたとえばI2C(Inter IC)インタフェースであってもよし、SPI(Serial Peripheral Interface)であってもよい。たとえばインタフェース回路212からの制御データは、リニアモータ102の可動子の目標位置を示すコードを含む。ロジック回路214は、受信したコードにもとづく制御コードを、D/Aコンバータ216に出力する。制御コードは、上位コントローラ104から受信したコードと同じであってもよいし、受信したコードを演算して得た別のコードであってもよい。D/Aコンバータ216は、ロジック回路214が生成する制御コードを、アナログ指令信号VDACに変換する。
なお電流指令生成部210の構成はこれに限定されず、外部から直接、アナログ指令信号VDACを受ける構成であってもよい。
電流検出回路280は、リニアモータ102に流れる駆動電流IDRVを示す電流フィードバック信号VFBを生成する。たとえば、電流フィードバック信号VFBは、以下の式で表される。k、VCMREFは任意の定数である。
FB=k×IDRV+VCMREF
フィードバックコントローラ220は、電流フィードバック信号VFBとアナログ指令信号VDACを受け、駆動電流IDRVとその目標量IREFの誤差がゼロとなるように、アナログ制御信号VCTRLを生成する。フィードバックコントローラ220の構成は限定されず、エラーアンプを含むアナログ回路で構成してもよいし、PI(比例積分)補償器やPID(比例積分微分)補償器を含むデジタル回路で構成してもよい。
出力段260は、アナログ制御信号VCTRLに応じた駆動信号をリニアモータ102の両端に印加する。駆動信号は、電圧信号であってもよいし、電流信号であってもよい。
以上がモータドライバ回路200の基本構成である。
(実施例1)
図2は、実施例1に係るモータドライバ回路200Aの回路図である。図2には、電流検出回路280Aの一部と、出力段260の一部と、が示される。出力段260は、差動プッシュプル形式を有しており、AOUT側のハイサイドトランジスタMHA、ローサイドトランジスタMLAとBOUT側のハイサイドトランジスタMHB、ローサイドトランジスタMLBとでHブリッジ回路を構成している。
電流検出回路280Aは、ハイサイドトランジスタMHBおよびローサイドトランジスタMLBと接続され、リニアモータ102に流れる駆動電流IDRVを検出し、駆動電流IDRVを示すフィードバック信号(電流検出信号)VFBを生成する。
電流検出回路280Aは、第1トランジスタM11~第4トランジスタM14、第1オペアンプOA11、第2オペアンプOA12、電流減算回路282、抵抗R11を備える。
第1トランジスタM11は、ハイサイドトランジスタMHBと同型のNMOS(NチャンネルMetal Oxide Semiconductor)トランジスタであり、ハイサイドトランジスタMHBの1/N倍(N>1)のサイズを有する。第1トランジスタM11は、そのゲートに、ハイサイドトランジスタMHBのゲート電圧を受ける。具体的には、第1トランジスタM11のゲートは、ハイサイドトランジスタMHBのゲートと接続され、第1トランジスタM11のソースは、ハイサイドトランジスタMHBのソース、すなわち出力端子BOUTと接続される。
第2トランジスタM12はNMOSトランジスタであり、第1トランジスタM11のドレインと接続されている。
第1オペアンプOA11は、第1入力(+)がハイサイドトランジスタMHBのドレイン、すなわち電源ラインVPWRと接続され、第2入力(-)が第1トランジスタM11のドレインと接続される。第1オペアンプOA11の出力は、第2トランジスタM12のゲートと接続される。
第3トランジスタM13は、ローサイドトランジスタMLBと同型のNMOSトランジスタである。第3トランジスタM13は、ローサイドトランジスタMLBの1/N倍(N>1)のサイズを有する。第3トランジスタM13は、そのゲートにローサイドトランジスタMLBのゲート電圧を受け、そのソースがローサイドトランジスタMLBのソース、すなわち接地ラインと接続される。
第4トランジスタM14は、NMOSトランジスタであり、第3トランジスタM13のドレインと接続される。第2オペアンプOA12は、第1入力(+)がローサイドトランジスタMHBのドレイン、すなわち出力端子BOUTと接続され、第2入力(-)が第3トランジスタM13のドレインと接続される。第2オペアンプOA12の出力は、第4トランジスタM14のゲートと接続される。
抵抗R11は、第1端に固定電圧VCMREFを受ける。
電流減算回路282は、出力283が、抵抗R11の第2端と接続される。電流減算回路282の第1入力I1には、第2トランジスタM12が接続され、第2入力I2には、第4トランジスタM14が接続される。
電流減算回路282は、出力283から、第2トランジスタM12に流れるセンス電流ISNSHと、第4トランジスタM14に流れるセンス電流ISNSLの差分電流ICSを出力する。抵抗R11の第2端の電圧、すなわちフィードバック信号VFBは、
FB=VCMREF+ICS×R11
となる。
たとえば電流減算回路282は、第1カレントミラー回路CM11、第2カレントミラー回路CM12、第3カレントミラー回路CM13を含む。第1カレントミラー回路CM11は、センス電流ISNSHを折り返り、第2カレントミラー回路CM12は、第1カレントミラー回路CM11の出力電流を折り返す。第3カレントミラー回路CM13は、センス電流ISNSLを折り返す。第2カレントミラー回路CM12の出力と第3カレントミラー回路CM13の出力は、電流減算回路282の出力283と接続されている。電流減算回路282の出力283からは、2つのセンス電流ISNSH,ISNSLの差分電流ICSが出力される。差分電流ICSの極性は、ISNSH>ISNSLのとき負であり、ISNSH<ISNSLのとき正である。なお、カレントミラー回路CM11~CM13は、ゲインを有してもよい。
以上がモータドライバ回路200Aの構成である。続いてその動作を説明する。
第1トランジスタM11および第2トランジスタM12には、ハイサイドトランジスタMHBに流れる電流IMHの1/N倍のセンス電流ISNSHが流れる。同様に、第3トランジスタM13および第4トランジスタM14には、ローサイドトランジスタMLBに流れる電流IMLの1/N倍のセンス電流ISNSLが流れる。
電流減算回路282が生成する差分電流ICSは、ローサイドトランジスタMLBの電流IMLとハイサイドトランジスタMHBの電流IMHの差分IML-IMHに比例する。ここで、電流IMLとIMHの差分IML-IMHは、駆動電流IDRVに他ならない。つまり電流検出回路280が生成する差分電流ICSは、駆動電流IDRVに比例する。比例定数をAと置くと、
FB=VCMREF+ICS×R11=VCMREF+IDRV×A×R11
となり、モータドライバ回路200Aは、駆動電流IDRVに対して線形に変化するフィードバック信号VFBを生成できる。
このモータドライバ回路200Aによれば、外付けのセンス抵抗が不要となるため、位置決め装置100のコストを下げることができる。またモータドライバ回路200Aには、外付けのセンス抵抗を接続するための端子(電極)が不要となり、モータドライバ回路200Aのコストも下げることができる。
(実施例2)
図3は、実施例2に係るモータドライバ回路200Bの回路図である。モータドライバ回路200Bの構成について、実施例1との相違点に着目して説明する。
モータドライバ回路200Bの電流検出回路280Bは、図2の電流検出回路280Aに加えて、第1電流源CS11、第2電流源CS12をさらに備える。第1電流源CS11は、第2トランジスタM12に第1定電流IC1を供給する。第2電流源CS12は、第4トランジスタM14に第1定電流IC1と同じ量の第2定電流IC2を供給する。定電流IC1,IC2は、要求するアンプの動作条件を満たすように定めればよい。モータドライバ回路200BをA級動作させる場合、出力電流がゼロであるときに、A級アンプとして安定動作できるように定めればよい。具体的には、第1オペアンプOA11(第2オペアンプOA12)をA級アンプで構成する場合、ミラー電流がゼロとなったときに、動作が不安定にならないように、電流IC1,IC2を決めればよい。
以上がモータドライバ回路200Bの構成である。このモータドライバ回路200Bでは、駆動電流IDRVの極性(向き)や大きさにかかわらず、第2トランジスタM12および第4トランジスタM14に電流が流れ、したがって、第1カレントミラー回路CM11および第2カレントミラー回路CM12にも、駆動電流IDRVの極性や大きさにかかわらず、常時、電流が流れることとなる。これにより、電流検出回路280Bの動作点、すなわち、各ノードの電圧や電流を安定化することができ、電流検出精度を改善できる。
なお、電流IC1と電流IC2は電流量が等しいため、電流減算回路282による減算によって相殺されるため、フィードバック信号VFBには影響しない。
実施例1,実施例2において、電流検出回路280A,280Bは、相関二重サンプリング(CDS:Correlated Double Sampling)を行ってもよい。具体的には、ハイサイドトランジスタMHBおよびローサイドトランジスタMLBが両方オフである停止期間を挿入し、停止期間において電流検出信号VFB0を生成してもよい。停止期間において得られた電流検出信号VFB0は、電流検出回路280A,280Bのオフセット成分に相当する。そして、ハイサイドトランジスタMHBおよびローサイドトランジスタMLBの少なくとも一方がオン(典型的には両方オン)である動作期間に得られた電流検出信号VFBから、停止期間において生成された電流検出信号VFB0、すなわちオフセット成分を減算することで、正確な電流を検出することができる。
出力段260はスイッチングアンプではなく、リニアアンプであるから、出力段260のプリドライバ(図2、図3に不図示)の駆動能力は、消費電力を減らすために低く設計される場合がある。この場合、実施例1や実施例2では、低能力のプリドライバによって第1トランジスタM11、第3トランジスタM13が駆動されることとなり、スイッチング速度は遅くなる。
電流検出回路280A,280B(以下、電流検出回路280と総称する)をCDSモードで動作させると、第1トランジスタM11および第3トランジスタM13が、停止期間と動作期間の切りかえと同期して高速にスイッチングしなければならない。もし、第1トランジスタM11および第3トランジスタM13のスイッチングが、ハイサイドトランジスタMHBおよびローサイドトランジスタMLBのスイッチングに対して遅れると、停止期間、あるいは動作期間の電流検出信号VFBの誤差が大きくなる。
以下では、CDSモードでの動作に適した電流検出回路280の構成例を説明する。
(実施例3)
図4は、実施例3に係るモータドライバ回路200Cの回路図である。モータドライバ回路200Cの構成について、実施例2との相違点に着目して説明する。
モータドライバ回路200Cの電流検出回路280Cは、図3の電流検出回路280Bに加えて、第1バッファBUF11、第2バッファBUF12をさらに備える。第1バッファBUF11および第2バッファBUF12は、ボルテージフォロア回路である。
第1バッファBUF11の入力は、ハイサイドトランジスタMHBのゲートと接続され、その出力は、第1トランジスタM11のゲートと接続される。第2バッファBUF12の入力は、ローサイドトランジスタMLBのゲートと接続され、その出力は第3トランジスタM13のゲートと接続される。第1バッファBUF11および第2バッファBUF12の駆動能力(電流供給能力)は、出力段260のプリドライバ262の駆動能力より高く設計される。
このモータドライバ回路200Cによれば、第1トランジスタM11および第2トランジスタM12を、駆動能力が低いプリドライバ262ではなく、プリドライバ262よりも駆動能力が高いバッファBUF11,BUF12で駆動することにより、高速なスイッチングが可能となる。これにより、電流検出回路280Cによる電流検出の精度を高めることができる。
(実施例4)
図5は、実施例4に係るモータドライバ回路200Dの回路図である。モータドライバ回路200Dの構成について、実施例3との相違点に着目して説明する。
モータドライバ回路200Dの電流検出回路280Dは、図4の電流検出回路280Cに加えて、第1セレクタSEL11、第2セレクタSEL12をさらに備える。
第1セレクタSEL11は、第1トランジスタM11のゲートに、第1バッファBUF11の出力の電圧と、第1トランジスタM11のオフレベルの電圧(たとえば接地電圧)と、を選択的に印加する。
第2セレクタSEL12は、第3トランジスタM13のゲートに、第2バッファBUF12の出力の電圧と、第3トランジスタM13のオフレベルの電圧と、を選択的に印加する。
この構成によれば、CDSモードにおいて、ハイサイドトランジスタMHBおよび第1トランジスタM11をターンオフするときに、第1トランジスタM11のゲート電圧を第1バッファBUF11によって低下させるのではなく、第1セレクタSEL11によって、第1トランジスタM11のゲートにオフレベルの電圧を直接印加することができる。これにより第1トランジスタM11を瞬時にターンオフできる。
同様にして、第3トランジスタM13を瞬時にターンオフできる。
実施例4によれば、実施例3に比べて第1バッファBUF11、第2バッファBUF12の駆動能力を低く設計することができるため、第1バッファBUF11、第2バッファBUF12のサイズを小さくできる。
(実施例5)
実施例3および実施例4の電流検出回路280Cは、高い駆動能力を有するバッファBUF11,BUF12が必要であるため、回路面積が大きくなるという問題がある。実施例5では、バッファ回路を用いずに、CDSモードでの電流検出の精度を改善する技術を説明する。
図6は、実施例5に係るモータドライバ回路200Eの回路図である。モータドライバ回路200Eの構成について、実施例2との相違点に着目して説明する。
電流検出回路280Eは、図3の電流検出回路280Bに加えて、第3電流源CS13、第4電流源CS14、第5トランジスタM15、第6トランジスタM16、第1切りかえ回路284、第2切りかえ回路286、第3セレクタSEL13、第4セレクタSEL14を備える。
第5トランジスタM15のゲートは、第2トランジスタM12のゲートと接続される。第3電流源CS13は、第5トランジスタM15と接続され、第5トランジスタM15に第1定電流IC1と同じ第3定電流IC3を生成する。
第1切りかえ回路284は、(i)第1状態において、第2トランジスタM12を電流減算回路282の第1入力I1と接続するとともに、第5トランジスタM15に固定電圧(電源電圧VPWR)を印加する。第1切りかえ回路284は、(ii)第2状態において、第5トランジスタM15を電流減算回路282の第1入力I1と接続するとともに、第2トランジスタM12に固定電圧VPWRを印加する。
第6トランジスタM16のゲートは、第4トランジスタM14のゲートと接続される。第4電流源CS14は、第6トランジスタM16と接続され、第6トランジスタM16に第1定電流IC1と同じ第4定電流IC4を供給する。
第2切りかえ回路286は、(i)第1状態において、第4トランジスタM14を電流減算回路282の第2入力I2と接続するとともに、第6トランジスタM16に固定電圧VPWRを印加する。第2切りかえ回路286は、(ii)第2状態において、第6トランジスタM16を電流減算回路282の第2入力I2と接続するとともに、第4トランジスタM14に固定電圧VPWRを印加する。
以上が電流検出回路280Eの構成である。この構成では、第3トランジスタM13および第4トランジスタM14がオフしている間、第5トランジスタM15、第6トランジスタM16および第3電流源CS3、第4電流源CS4によって、電流減算回路282の動作点を維持することができる。この構成は、第3トランジスタM13および第4トランジスタM14を駆動するバッファが不要となるため、回路面積の点で第3実施例や第4実施例に比べて有利である。
(実施例6)
実施例1~実施例5では、出力段260のハイサイドトランジスタMHA,MHBがNMOSトランジスタであったが、PMOSトランジスタであってもよい。図7は、実施例6に係るモータドライバ回路200Fの回路図である。
実施例6では、ハイサイドトランジスタMHA,MHBがPMOSトランジスタである。電流検出回路280Fは、第1トランジスタM21~第4トランジスタM24、第1オペアンプOA21、第2オペアンプOA22、電流減算回路288、抵抗R21を備える。
第1トランジスタM21および第2トランジスタM22は、PMOSトランジスタで構成される。電流減算回路288の第1入力I1には、第1トランジスタM21および第2トランジスタM22に流れるセンス電流ISNSHが入力される。電流減算回路288の第2入力I2には、第3トランジスタM23および第4トランジスタM24に流れるセンス電流ISNSLが入力される。実施例2と比べて、センス電流の向きが異なることに留意されたい。電流減算回路288は、2つのセンス電流ISNSHとISNSLの差分電流ICSを出力する。たとえば電流減算回路288は、2個のカレントミラー回路CM21,CM22で構成することができる。
以上がモータドライバ回路200Fの構成である。このモータドライバ回路200Fによれば、実施例1と同様の効果を得ることができる。
実施例2~実施例5の特徴を、実施例6の構成と組み合わせることも可能であり、それらも本開示および発明の範囲に含まれる。
(用途)
図8は、モータドライバ回路200を備えるハードディスク装置900を示す図である。ハードディスク装置900は、プラッタ902、スイングアーム904、ヘッド906、スピンドルモータ910、シークモータ912、モータドライバ回路920を備える。モータドライバ回路920は、スピンドルモータ910やシークモータ912を駆動する。
シークモータ912はボイスコイルモータである。実施形態に係るモータドライバ回路200(あるいは200A)は、モータドライバ回路920に内蔵されており、シークモータ912を駆動する。
シークモータ912は、スイングアーム904を介してヘッド906を位置決めする。ハードディスクの読みだしおよび書き込み期間、つまりヘッド906が特定の領域に位置するときに低ノイズが要求される。したがって、(i)ヘッド906がプラッタ902上の有効な領域に位置するようなシークモータ912の位置において第1状態φとなり、(ii)ヘッド906がそれ以外の領域に位置するようなシークモータ912の位置において第2状態φとなるように、x,xを規定しておくことにより、読み出し、書き込みのときのノイズを自動的に抑制することが可能となる。
本開示において、駆動対象であるリニアモータの構成や形式は特に限定されない。たとえばスプリングリターン方式のボイスコイルモータや、その他のリニアアクチュエータの駆動にも本開示は適用可能である。あるいは駆動対象のモータは、スピンドルモータであってもよい。
位置決め装置100の用途も、ハードディスク装置には限定されず、カメラのレンズの位置決め機構などにも適用できる。
100 位置決め装置
102 リニアモータ
104 上位コントローラ
200 モータドライバ回路
210 電流指令生成部
212 インタフェース回路
214 ロジック回路
216 D/Aコンバータ
220 フィードバックコントローラ
260 出力段
280 電流検出回路
OA11 第1オペアンプ
OA12 第2オペアンプ
M11 第1トランジスタ
M12 第2トランジスタ
M13 第3トランジスタ
M14 第4トランジスタ
M15 第5トランジスタ
M16 第6トランジスタ
CS11 第1電流源
CS12 第2電流源
CS13 第3電流源
CS14 第4電流源
SEL11 第1セレクタ
SEL12 第2セレクタ
SEL13 第3セレクタ
SEL14 第4セレクタ
BUF11 第1バッファ
BUF12 第2バッファ
282 電流減算回路
284 第1切りかえ回路
286 第2切りかえ回路
CM11 第1カレントミラー回路
CM12 第2カレントミラー回路
CM13 第3カレントミラー回路
288 電流減算回路
CM21 第1カレントミラー回路
CM22 第2カレントミラー回路
OA11 第1オペアンプ
OA12 第2オペアンプ
M21 第1トランジスタ
M22 第2トランジスタ
M23 第3トランジスタ
M24 第4トランジスタ
OA21 第1オペアンプ
OA22 第2オペアンプ
R11 抵抗

Claims (10)

  1. 駆動対象のモータが接続されるべき出力端子と、
    電源ラインと前記出力端子の間に接続されたハイサイドトランジスタおよび前記出力端子と接地ラインの間に接続されたローサイドトランジスタを含むブリッジ回路と、
    前記出力端子に流れる電流を検出する電流検出回路と、
    を備え、
    前記電流検出回路は、
    ゲートに前記ハイサイドトランジスタのゲート電圧を受け、ソースが前記ハイサイドトランジスタのソースと接続される第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタのドレインと接続された第2トランジスタと、
    第1入力が前記ハイサイドトランジスタのドレインと接続され、第2入力が前記第1トランジスタのドレインと接続され、出力が前記第2トランジスタのゲートと接続された第1オペアンプと、
    ゲートに前記ローサイドトランジスタのゲート電圧を受け、ソースが前記ローサイドトランジスタのソースと接続される第3トランジスタと、
    前記第3トランジスタのドレインと接続された第4トランジスタと、
    第1入力が前記ローサイドトランジスタのドレインと接続され、第2入力が前記第3トランジスタのドレインと接続され、出力が前記第4トランジスタのゲートと接続された第2オペアンプと、
    第1端に固定電圧を受ける抵抗と、
    出力が、前記抵抗の第2端と接続され、前記第2トランジスタに流れる電流と前記第4トランジスタに流れる電流の差分を出力する電流減算回路と、
    を備える、モータドライバ回路。
  2. 前記電流検出回路は、
    前記第2トランジスタに第1定電流を供給する第1電流源と、
    前記第4トランジスタに前記第1定電流と同じ量の第2定電流を供給する第2電流源と、
    をさらに備える、請求項1に記載のモータドライバ回路。
  3. 前記電流検出回路は、
    前記ハイサイドトランジスタのゲートと接続された入力と、前記第1トランジスタのゲートと接続された出力を有する第1バッファと、
    前記ローサイドトランジスタのゲートと接続された入力と、前記第3トランジスタのゲートと接続された出力と、を有する第2バッファと、
    をさらに備える、請求項1または2に記載のモータドライバ回路。
  4. 前記電流検出回路は、
    前記第1トランジスタのゲートに、前記第1バッファの出力の電圧と、前記第1トランジスタのオフレベルの電圧と、を選択的に印加する第1セレクタと、
    前記第3トランジスタのゲートに、前記第2バッファの出力の電圧と、前記第3トランジスタのオフレベルの電圧と、を選択的に印加する第2セレクタと、
    をさらに備える、請求項3に記載のモータドライバ回路。
  5. 前記電流検出回路は、
    前記第2トランジスタのゲートと接続されたゲートを有する第5トランジスタと、
    前記第5トランジスタと接続され、前記第5トランジスタに前記第1定電流と同じ第3定電流を供給する第3電流源と、
    (i)第1状態において、前記第2トランジスタを前記電流減算回路の第1入力と接続するとともに、前記第5トランジスタに固定電圧を印加し、(ii)第2状態において、前記第5トランジスタを前記電流減算回路の前記第1入力と接続するとともに、前記第2トランジスタに前記固定電圧を印加する第1切りかえ回路と、
    前記第4トランジスタのゲートと接続されたゲートを有する第6トランジスタと、
    前記第6トランジスタと接続され、前記第6トランジスタに前記第1定電流と同じ第4定電流を供給する第4電流源と、
    (i)前記第1状態において、前記第4トランジスタを前記電流減算回路の第2入力と接続するとともに、前記第6トランジスタに固定電圧を印加し、(ii)前記第2状態において、前記第6トランジスタを前記電流減算回路の前記第2入力と接続するとともに、前記第4トランジスタに前記固定電圧を印加する第2切りかえ回路と、
    をさらに備える、請求項2に記載のモータドライバ回路。
  6. 前記モータはリニアモータである、請求項1から5のいずれかに記載のモータドライバ回路。
  7. 前記リニアモータは、ボイスコイルモータである、請求項6に記載のモータドライバ回路。
  8. ひとつの半導体基板に一体集積化される、請求項1から7のいずれかに記載のモータドライバ回路。
  9. リニアモータと、
    前記リニアモータを駆動する請求項1から8のいずれかに記載のモータドライバ回路と、
    を備える、位置決め装置。
  10. 請求項9に記載の位置決め装置を備える、ハードディスク装置。
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