JP2023070257A - 力検知装置、力検知方法、及び衣類処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】力の検知精度を向上させる。【解決手段】力検知装置40は、可動部に力が印加されて可動部が変位するときに、変位を抑える方向に可動部を付勢する板ばね47と、可動部の変位を検知する変位センサ48と、を備える。板ばね47は、剛性の異なる複数の部分を有する。【選択図】図4

Description

本開示は、力を検知するための力検知装置、力検知方法、及び力検知装置を利用可能な衣類処理装置に関する。
弾性体の弾性変位を検知することにより力を検知する技術が利用されている。例えば、特許文献1には、被施療者を押圧する向きに突没自在に駆動される揉み玉に加わる体圧力を検知するために、揉み玉と揉み玉を駆動する駆動源との間に配設される伝達機構部に弾性体を設け、弾性体の弾性変位を検出することで体圧力を検知する技術が開示されている。
特開2004-357944号公報
本発明者らは、コストやサイズの増大を抑えつつ、力の検知精度を向上させることを課題として認識し、本開示の技術に想到した。
本開示は、力の検知精度を向上させるための技術を提供する。
本開示における力検知装置は、可動部に力が印加されて可動部が変位するときに、変位を抑える方向に可動部を付勢する弾性体と、可動部の変位を検知するセンサと、を備える。弾性体は、剛性の異なる複数の部分を有する。
本開示における力検知方法は、可動部に力が印加されて可動部が変位するときに、変位量が第1の値となるまでは、剛性の異なる複数の部分を有する弾性体の少なくとも第1の部分により、変位を抑える方向に可動部が付勢され、変位量が第1の値を超えると、弾性体の少なくとも第2の部分により、変位を抑える方向に可動部が付勢され、変位量を検知することにより可動部に印加された力の大きさを検知する。
本開示における衣類処理装置は、処理対象物を保持するための保持装置と、保持装置に力が印加されたときに変位する可動部と、保持装置に印加された力の大きさを検知する力検知装置と、を備える。力検知装置は、保持装置に力が印加されて可動部が変位するときに、変位を抑える方向に可動部を付勢する弾性体と、可動部の変位を検知するセンサと、を備える。弾性体は、剛性の異なる複数の部分を有する。
本開示の技術によれば、力の検知精度を向上させることができる。
実施の形態1における衣類処理装置の斜視図 実施の形態1における衣類処理装置の正面概略構成図 実施の形態1における衣類処理装置の側面概略構成図 実施の形態1に係る力検知装置の概略構成図 ウォームギヤの斜視図 板ばねの正面図と側面図 フランジと板ばねの接触部の概略水平断面図 可動部が変位したときのフランジと板ばねの状態を概略的に示す図 可動部が変位したときのフランジと板ばねの状態を概略的に示す図 可動部が変位したときのフランジと板ばねの状態を概略的に示す図 可動部の変位量と可動部に印加された外力との関係を示す図 可動部の変位量と可動部に印加された外力との関係を模式的に示す図 アーム部を回転させた状態を示す図 予備動作の方法を示す図 予備動作の方法を示す図 予備動作を実施するための構成の例を示す図 実施の形態1に係る力検知装置の機能構成図 予備動作の方法を示す図 予備動作の方法を示す図
(本開示の基礎となった知見等)
本開示に係る衣類処理装置は、衣類などの処理対象物を保持する保持部を備える。保持部は、移動機構により移動を制御される。保持部を移動させているときに別の部品に接触した場合などには、保持部に外力がかかる。保持部に印加された外力を迅速かつ精確に検知して、保持部の移動を適切に制御する必要がある。
このような課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。本開示に係る衣類処理装置及び力検知装置は、保持部などの可動部に力が印加されて可動部が変位するときに、変位を抑える方向に可動部を付勢する弾性体と、可動部の変位を検知するセンサと、を備える。弾性体は、剛性の異なる複数の部分を有する。これにより、可動部に印加された力の範囲に応じて適切な分解能で力を検知することができるので、力の検知精度を向上させることができる。
以下、図面を参照しながら実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1~図15Bを用いて、実施の形態1を説明する。なお、衣類処理装置1の3方向について、前側正面から見て、左右の幅方向を矢印で示すX方向(左方向X1、右方向X2)、前後の奥行き方向を矢印で示すY方向(前方向Y1、後方向Y2)、上下の高さ方向を矢印で示すZ方向(上方向Z1、下方向Z2)として説明する。
[1-1.構成]
[1-1-1.衣類処理装置の全体構成]
衣類処理装置1は、変形性薄物としての処理対象物Tを保持、認識、折り畳み、及び、収納する装置である。図1に示されるように、衣類処理装置1は、筐体100、及び、筐体100内に構成される、受入部200と、保持装置300と、作業板装置400と、撮像装置500と、支持部600と、収納装置700と、制御装置900と、を備える。なお、受入部200及びその上方の処理空間が1つの筐体に構成され、収納装置700などは別の筐体内に構成されて、それぞれの筐体が連結されて一体となるように構成されてもよい。
処理対象物Tは、例えば、衣類及びタオル類などの布地、フィルム、紙ならびにシートなどに代表される変形性薄物である。その形状は、タオル類のように矩形であってもよいし、Tシャツやランニングシャツ、長袖シャツ、ズボンのような略矩形であってもよい。
筐体100は、直方体の枠を形成するフレーム110と、直方体の所定の面に外郭120が設けられて構成される。フレーム110と外郭120とは、一体に形成されてもよい。
受入部200は、処理対象物Tを外部から受け入れる収容部である。図1から図3に示されるように、受入部200は、上面が開口した箱型形状を有する。受入部200は、ユーザがアクセスし易いように、衣類処理装置1における底部に配設され、奥行き方向(Y方向)に出し入れ可能に配設される。例えば、受入部200は、下部にガイドレール210が設けられ、前方向Y1に引き出される。処理対象物Tは、引き出された受入部200に上方から入れられる。受入部200は、処理対象物Tが入れられると、ガイドレール210に沿って後方向Y2に戻され、筐体100内に収められる。
保持装置300は、処理対象物Tを処理するために、処理対象物Tを保持する装置である。保持装置300は、処理対象物Tを保持する保持部310と、保持部310を幅方向(X方向)、奥行き方向(Y方向)、高さ方向(Z方向)の3方向に移動させる移動機構320と、を含む。保持装置300は、複数設けられ、受入部200内に入れられた処理対象物Tを保持して持ち上げるとともに、処理対象物Tを一時的に載置できる作業板装置400と協働して、処理対象物Tを持ち替えながら展開及び折り畳みを行う。
衣類処理装置1は、図1から図3に示されるように、保持装置300として2基の保持装置300A,300Bを備える。保持装置300Aは、保持部310として1つの保持部310Aを有し、保持部310Aを3方向に移動させる移動機構320Aを有する。保持装置300Bは、保持部310として2基の保持部310B,311Bを有し、保持部310B,311Bをそれぞれ3方向に移動させる移動機構320Bを有する。
保持部310A,310B,311Bは、後述する作業板装置400の作業板410に対して、幅方向、奥行き方向、高さ方向にそれぞれ相対移動可能である。例えば、移動機構320A、320Bは、保持部310A,310B,311Bが作業板410の縁部に沿って一列に並ぶように位置させることができる。
保持装置300A、300Bは、後述する制御装置900と有線又は無線により通信可能に接続される。そして、制御装置900により、保持部310A、310B,311B及び移動機構320A、320Bの動作が制御される。
保持装置300A,300Bに用いられる移動機構320A,320Bについて、保持装置300Aの移動機構320Aの構成を用いて説明する。保持装置300Bの移動機構320Bの構成は、保持部の数を除いて保持装置300Aの構成と基本的に同じである。よって、保持装置300Bは、保持装置300Aの符号中「A」を「B」に置き換えた符号を用いればよく、その説明を省略する。
移動機構320Aは、図2に示されるように、幅方向移動機構330Aと、高さ方向移動機構340Aと、奥行き方向移動機構350Aと、を備える。
幅方向移動機構330Aは、保持部310Aを幅方向(X方向)に移動させる。幅方向移動機構330Aは、保持部310Aを移動させるための駆動力源となる幅方向駆動部332A、及び、移動のガイドとなるXガイド334Aを有する。詳細は図示しないが、幅方向駆動部332Aは、正転及び逆転が可能なモータであり、ピニオンギアを有する。Xガイド334Aは、幅方向駆動部332Aの動力がピニオンギアを介して伝達されるラックギア及びレールであり、その長手方向が幅方向に沿うように配置される。幅方向駆動部332Aは、通電により、Xガイド334Aに沿ってスライド移動する。幅方向駆動部332AがXガイド334Aに沿って幅方向に移動すると、幅方向駆動部332Aに固定された保持部310Aも幅方向に移動する。
高さ方向移動機構340Aは、幅方向移動機構330Aとともに保持部310Aを高さ方向(Z方向)に移動させる。高さ方向移動機構340Aは、幅方向移動機構330Aを移動させるための駆動力源となる高さ方向駆動部342A、及び、移動のガイドとなるZガイド344Aを有する。高さ方向駆動部342Aは、正転及び逆転が可能なモータである。詳細は図示しないが、高さ方向駆動部342Aは、幅方向移動機構330Aの枠体の左端に固定され、右端へ駆動力を伝達する伝動シャフトを有する。左右2本のZガイド344Aは、ラック・アンド・ピニオンを含み、その長手方向が高さ方向に沿うようにして配置される。左右2本のZガイド344Aは、上端で連結され、アーチ型に構成される。高さ方向駆動部342Aへの通電により、幅方向移動機構330Aが高さ方向に沿って移動する。
奥行き方向移動機構350Aは、保持装置300A全体(高さ方向移動機構340A、幅方向移動機構330A及び保持部310A)を奥行き方向(Y方向)に移動させる。奥行き方向移動機構350Aは、高さ方向移動機構340Aを移動させるための動力源となる奥行き方向駆動部352A、及び、移動のガイドとなる複数のYガイド354を有する。詳細は図示しないが、奥行き方向駆動部352Aは、正転及び逆転が可能なモータであり、ピニオンギアを有する。奥行き方向駆動部352Aは、高さ方向移動機構340Aの枠体上部の連結部左端に固定され、右端へ駆動力を伝達する伝動シャフトを有する。Yガイド354は、奥行き方向駆動部352Aの動力が伝達されるラックギア及びレールであり、その長手方向が奥行き方向に沿うようにして、左右のZガイド344Aそれぞれの上下端に配置される。
Yガイド354への駆動力の伝達について、上部のYガイド354には、上述したように、奥行き方向駆動部352Aの動力が伝動シャフトで伝達される。そして、下部のYガイド354には、高さ方向移動機構340Aの枠体内に設けられるギアベルトを介して上部に設けられる伝動シャフトから駆動力が伝達される。奥行き方向駆動部352Aへの通電により、アーチ型の高さ方向移動機構340Aが奥行き方向に沿って平行に移動し、幅方向移動機構330A及び保持部310Aも同じく移動する。
なお、本実施の形態において、2基の保持装置300A,300Bは、奥行き方向(Y方向)に移動するために上下左右4本のYガイド354を共用する。このため、常に保持装置300Aは保持装置300Bより後側に位置する。また、保持装置300Bにおいて、2つの保持部310B,311Bは幅方向(X方向)に移動するためにXガイド334Bを共用する。このため、常に保持部310Bは保持部311Bより左側に位置する。
本実施の形態では、移動機構としてラック&ピニオン式で、駆動部のモータも移動する構成としたが、これに限られない。例えば、ボールねじを利用し、モータは移動しない構成などでもよい。
作業板装置400は、認識処理や折り畳み処理の際に処理対象物Tを載置する作業板410を回転及び移動させる装置である。作業板装置400は、移動機構320と同様の移動機構を備える。作業板410は、図2に示されるように、作業平面の角部を面取りされた略矩形の板材である。作業板410は、角部の角がないように形成されることにより、布類などの処理対象物Tが引っ掛かる不具合が抑制される。作業板410は、作業板410の長手方向、つまり、長辺の2つの縁部がそれぞれ回転軸と平行になるように回転軸に固定される。
撮像装置500は、処理対象物Tを受け入れた後の掴み処理、認識処理及び折り畳み処理する際に、当該処理対象物Tの端点等を検出する装置である。図2及び図3に示されるように、撮像装置500は、第1撮像部510と、第2撮像部520と、第3撮像部530と、を含む。第1撮像部510及び第2撮像部520は、例えばデジタルスチルカメラが使用され、端点検出や、処理対象物Tの種類の判別などに使用される。第3撮像部530は、例えばステレオカメラが使用され、端点検出のための奥行き方向の距離や処理対象物Tの幅を測定するために使用される。いずれの撮像部も正面内壁側のフレームに設けられ、レンズの向きは後方向Y2である。
支持部600は、処理対象物Tの折り畳みの際に、折り畳みラインを押さえておいたり、処理対象物Tの皺を伸ばしたりなど、処理対象物Tを支持する壁面である。例えば、支持部600は、作業板410の前方に設けられる正面側支持部610及び後方に設けられる背面側支持部620のうち少なくともいずれか一方を含む。
収納装置700は、処理された処理対象物Tを保持装置300から受け取って収納する。収納装置700は、図1及び図2に示されるように、複数の収納部710を備える。収納装置700は、処理対象物Tを受け取り各収納部710に格納する運搬部を含んでもよい。収納装置700は、受入部200及び保持装置300などが収納される処理空間の横に隣接して配設されており、処理空間と収納装置700とを合わせて、衣類処理装置1が構成される。
制御装置900は、衣類処理装置1における各部の制御を統括する。制御装置900は、主として、ROM、RAM、演算装置、及び入出力インターフェイスから構成される。ROMには、オペレーティングシステム、衣類処理装置1の各部を制御するための制御プログラム、及び、制御プログラムの実行に必要なデータが格納されている。また、演算装置は、ROMに格納されている制御プログラムをRAMにロードしたり、ROMから直接実行したりするために設けられる。つまり、制御装置900は、演算装置が制御プログラムを実行することにより、衣類処理装置1を制御できる。そして、演算装置が処理したデータは、入出力インターフェイスを介して、衣類処理装置1の各部(保持装置300、作業板装置400等)へ送信される。演算装置の処理に必要なデータは、衣類処理装置1の各部(撮像装置500等)から入出力インターフェイスを介して受信される。
[1-1-2.力検知装置の詳細]
上述した衣類処理装置1において、保持部310などに印加された力の大きさを検知する技術について説明する。
図4は、実施の形態1に係る力検知装置の構成を概略的に示す。保持部310は、処理対象物Tを把持するためのHand部315と、Hand部315の姿勢を制御するためのアーム部318とを備える。力検知装置40は、アーム部318を回転させるための姿勢軸に設けられ、保持部310に外力が加わったことを検知する。図4に示す例では、力検知装置40は、水平方向のX軸(Pitch軸)又はY軸(Yaw軸)の周りでアーム部318を回転させるための機構に設けられる。力検知装置40は、アーム部318を鉛直方向のZ軸(Roll軸)の周りで回転させるための機構に設けられてもよいし、保持部310を水平又は垂直に移動させるための駆動軸のウォーム減速機などに設けられてもよい。
ウォームギヤ41は、ウォーム42と、ウォームホイール43を含む。図5は、ウォームギヤ41の斜視図を示す。モータなどによりウォーム42を回転させると、ウォームホイール43の歯が送られて、ウォームホイール43が回転する。これにより、アーム部318及びHand部315が水平方向の軸の周りで回転する。
ウォーム42は、ねじ部の両外側のシャフトにおいて、2つの転がり軸受44により、回転軸の周りに回転可能に支持される。それぞれの転がり軸受44の外側に、フランジ46が設けられる。滑り軸受45は、ウォーム42、ウォームホイール43、転がり軸受44、及びフランジ46を、ウォーム42の回転軸に平行な方向に摺動可能に支持する。回転しているウォームホイール43に外力が印加されてウォームホイール43にトルクがかかると、ウォームホイール43が回転しにくくなり、その反力でウォーム42、転がり軸受44、及びフランジ46が滑り軸受45に対して一体的に摺動する。また、停止中のウォームホイール43に外力が印加されてウォームホイール43にトルクがかかると、ウォームホイール43がわずかに回転し、ウォーム42、転がり軸受44、及びフランジ46が滑り軸受45に対して一体的に摺動する。このように、保持部310に外力が印加されると、その外力がウォーム42、転がり軸受44、及びフランジ46を含む可動部に伝達される。
力検知装置40は、板ばね47と、変位センサ48とを備える。板ばね47は、一体的に摺動するウォーム42、転がり軸受44、及びフランジ46を含む可動部に外力が印加されて可動部が変位するときに、変位を抑える方向に可動部を付勢する弾性体の一例である。板ばね47に代えて、円錐ばねなどが用いられてもよい。
変位センサ48は、可動部の変位量を検知する。本実施の形態では、変位センサ48は、ウォーム42のシャフトとの間の距離を検知する。変位センサ48により検知された可動部の変位量と、可動部を付勢する板ばね47のばね定数から、可動部に印加された外力の大きさを算出することができる。
図6は、板ばね47の正面図と側面図を示す。板ばね47は、取付孔49と、弱ばね部50と、強ばね部51と、接触部52を備える。弱ばね部50は、ばね定数が強ばね部51よりも小さくなるように構成される。強ばね部51は、ばね定数が弱ばね部50よりも大きくなるように構成される。すなわち、板ばね47は、剛性の異なる複数の部分を有する。接触部52は、可動部が変位したときにフランジ46と当接する。接触部52は、接触部52以外の部位がフランジ46と当接しないようにするために、フランジ46側に突出した形状を有する。本実施の形態では、1枚の板ばねに、ばね定数の異なる複数の部分を設けるので、製造コストを低減させることができる。また、変位方向に薄くすることができるので、サイズを低減させることができる。
図7は、フランジ46と板ばね47の接触部52の水平断面を概略的に示す。図7は、可動部に外力が印加されていない状態を示す。フランジ46は、弱ばね部50が当接する部位53と弱ばね部50の接触部52との間の距離d1と、強ばね部51が当接する部位54と強ばね部51の接触部52との間の距離d2とが異なるように構成される。これにより、可動部が変位するときに、可動部を付勢する板ばね47の部分が変化して、板ばね47のばね定数が変化するように構成することができる。フランジ46は、可動部が変位したときに弱ばね部50の接触部52に当接する部位53と、強ばね部51の接触部52に当接する部位54とが段差を有するように構成される。これにより、弱ばね部50と強ばね部51に段差をつける必要がないので、製造コストやばらつきを抑えることができる。なお、可動部に外力が印加されていない状態であっても、弱ばね部50がフランジ46に当接するように構成されてもよい。これにより、フランジ46と板ばね47との間ががたつくのを抑えることができる。
図8A、図8B、及び図8Cは、可動部が変位したときのフランジ46と板ばね47の状態を概略的に示す。図8Aに示すように、弱ばね部50も強ばね部51もフランジ46に当接していないときには、弱ばね部50も強ばね部51も可動部を付勢しない。距離d1が距離d2よりも短くなるようにフランジ46が構成されているので、図8Bに示すように、可動部の変位量が小さい範囲では、弱ばね部50のみが先にフランジ46に当接して可動部を付勢する。可動部の変位量が大きくなると、図8Cに示すように、弱ばね部50に加えて強ばね部51もフランジ46に当接し、弱ばね部50と強ばね部51の双方が可動部を付勢する。
図9は、可動部の変位量と可動部に印加された外力との関係を示す。可動部の変位量xがx1以下である範囲では、弱ばね部50のみがフランジ46に当接して可動部を付勢する。このとき、弱ばね部50のばね定数をk1とすると、可動部に印加された外力Fの大きさは、F=k1×xで表される。このように、外力がk1x1以下である範囲では、板ばね47のばね定数を小さくすることにより、検知の分解能を高めることができる。可動部の変位量xがx1以上である範囲では、弱ばね部50に加えて強ばね部51もフランジ46に当接して可動部を付勢する。このとき、弱ばね部50と強ばね部51の全体のはね定数をk2(≒k1+強ばね部51のばね定数)とすると、可動部に印加された外力Fの大きさは、F=k2×x+(k1-k2)x1で表される。このように、外力がk1x1以上である範囲では、板ばね47のばね定数を大きくすることにより、外力の検知範囲を広くすることができる。また、大きな外力が印加された場合でも、可動部を付勢して変位量を抑えることができるので、可動部を適切に保護することができるとともに、可動部が他の部品に接触して他の部品が損傷するのを抑えることができる。なお、別の例では、外力がk1x1以上である範囲では、強ばね部51のみがフランジ46に当接して可動部を付勢するように構成されてもよい。
図10は、可動部の変位量と可動部に印加された外力との関係を模式的に示す。図9では、ヒステリシスがない理想的な場合の可動部の変位量と外力との関係を例示したが、実際には、図10において破線矢印で示すように、静止している可動部に外力が印加されても、可動部の静止摩擦力などに起因して、外力が所定値を超えるまでは可動部が変位しない。外力が所定値を超えると、図10において実線矢印で示すように、外力の増大に応じて変位量が増大するが、外力が減少すると、同様に、外力が所定値を下回るまでは可動部が変位しない。このように、可動部の変位量と外力との関係には、図10に示すようなヒステリシスが生じる。可動部の変位量と外力との関係は、可動部の表面状態の変化などに伴って変化しうるので、精確な力の大きさを検知することができなくなる可能性がある。
このような課題を解決するために、実施の形態1に係る力検知装置40では、可動部の変位量と外力との関係を随時取得して較正する。具体的には、力検知装置40は、外部から定量的な力が印加されたときに変位センサ48により検知された可動部の変位量に基づいて、外部から印加された力の大きさと変位センサ48により検知される変位量との関係を取得する。そして、取得された関係に基づいて、変位センサ48により検知された可動部の変位量から、外部から印加された力の大きさを算出する。これにより、製造のばらつきや、構成部品の経年変化や、力検知装置40の周囲の環境の変化などの影響を抑え、可動部に印加される力をより精確に検知することができる。
可動部の変位量と外力との関係を取得する際には、大きさを定量的に把握可能であり、検知範囲において可変な力を可動部に印加する必要がある。実施の形態1では、力検知装置40は、保持部310のアーム部318を回転させるための機構に設けられているが、保持部310の自重によりウォームホイール43に印加される力の大きさは、アーム部318を水平方向の軸の周りで回転させることにより変化し、アーム部318の角度と保持部310の自重から算出することが可能である。したがって、可動部の変位量と外力との関係を取得する際に、保持部310の自重を利用して可変な力を可動部に印加する。これにより、構成を追加することなく力検知装置40を較正することができるので、力検知装置40の部品数を抑えることができ、安価で小型な力検知装置40を実現することができる。
図11は、アーム部318を回転させた状態を示す。保持部310の自重によりウォームホイール43に印加される力の大きさは、アーム部318を回転させることにより変化する。可動部に印加される力の大きさは、アーム部318の回転角から算出することができる。可動部に印加される力の大きさは、アーム部318を回転させるためのモータの電流値などから算出してもよい。実施の形態1では、水平方向の軸の周りで回転可能な保持部310を利用して可変な力を印加するが、鉛直方向以外の任意の角度の軸の周りで回転可能な回転物を利用して可変な力を印加してもよい。
保持部310の自重よりも大きな力を検知する場合は、保持部310のHand部315により既知の荷重を把持してから上記の較正を実施してもよい。これにより、保持部310の自重よりも大きな力を可動部に印加することができるので、より大きな力まで力検知装置40により精確に検知することができる。
図10に示したように、可動部に外力が印加されても可動部が変位しない範囲(不感帯)では、外力を検知することができない。このような課題を解決するために、実施の形態1に係る力検知装置40では、可動物に印加される力の大きさを検知する前に、予備動作として、検知する力の方向とは逆の方向の力を可動物に印加する。
例えば、正方向の外力の大きさを検知する前に、図12Aに示すように、いったん負方向に外力を印加し、可動部を負方向に変位させた後、外力をゼロに戻して待機させる。このとき、外力がゼロになる前に不感帯を脱して可動部が正方向に変位するように、予め負方向に外力を印加しておく。これにより、検知対象となる外力が正方向に印加されたときに、不感帯を生じることなく、外力の大きさに応じて可動部を変位させることができるので、微小な外力も精確に検知することができる。また、負方向の外力の大きさを検知する前に、図12Bに示すように、いったん正方向に外力を印加し、可動部を正方向に変位させた後、外力のゼロに戻して待機させる。このとき、外力がゼロになる前に不感帯を脱して可動部が負方向に変位するように、予め正方向に外力を印加しておく。これにより、検知対象となる外力が負方向に印加されたときに、不感帯を生じることなく、外力の大きさに応じて可動部を変位させることができるので、微小な外力も精確に検知することができる。このように、実施の形態1の力検知装置40によれば、不感帯に依存することなく力を検知することができるので、構成部品の経年変化などの影響を受けにくくすることができる。
予備動作において、既知の荷重を利用して可変された力が可動物に印加されてもよい。例えば、力検知装置40を較正するときと同様に、アーム部318を回転させることにより可変された力が可動物に印加されてもよい。これにより、力検知装置40の部品数を抑えることができ、安価で小型な力検知装置40を実現することができる。不感帯の幅が大きい場合など、保持部310の自重よりも大きい力を印加する必要がある場合は、保持部310のHand部315により既知の荷重を把持してから逆方向の力を可動物に印加してもよい。これにより、保持部310の自重よりも大きな力を可動部に印加することができる。
予備動作において、保持部310を回転させるためのウォームホイール43に設けられたトルクリミッターや、保持部310の回転を停止させるためのストッパーなどを利用して可変された力が可動部に印加されてもよい。例えば、図13に示すように、保持部310をストッパー65に押し当てることにより、逆方向の力を可動部に印加してもよい。保持部310をストッパー65に押し当てる速度を変更することにより、可動部に印加する力を変更してもよい。ウォームホイール43に設けられたトルクリミッターが作動するまで保持部310をストッパー65に押し当てることにより、予備動作のたびに一定の力を可動部に印加することができる。これにより、構成部品の自重を利用して可動部に力を印加することが困難であるような場合であっても、可動部に力を印加して予備動作を実施することができる。
図14は、実施の形態1に係る力検知装置40の機能構成を示す。力検知装置40のうち、保持部310などに印加された外力の大きさを算出するための構成は、制御装置900に備えられる。力検知装置40は、変位量取得部55、力算出部56、検知結果出力部57、関係取得部58、及び予備動作制御部59を備える。
変位量取得部55は、変位センサ48により検知された可動部の変位量を取得する。力算出部56は、可動部の変位量と外力との関係に基づいて、変位量取得部55により取得された可動部の変位量から外力の大きさを算出する。検知結果出力部57は、力算出部56により算出された外力の大きさを出力する。
関係取得部58は、外部から定量的な力が印加されたときに変位センサ48により検知された可動部の変位量に基づいて、外部から印加された力の大きさと変位センサ48により検知される変位量との関係を取得する。関係取得部58は、外力を検知するたびに可動部の変位量と外力との関係を取得してもよいし、所定期間ごとに、又は所定回数の検知ごとに可動部の変位量と外力との関係を取得してもよい。
予備動作制御部59は、可動物に印加される力の大きさを検知する前に、予備動作として、検知する力の方向とは逆の方向の力を可動物に印加する。
力検知装置40は、可動部の変位量と外力との関係の較正のみを実施してもよいし、予備動作のみを実施してもよい。前者の場合、力検知装置40は、予備動作制御部59を備えなくてもよい。後者の場合、力検知装置40は、関係取得部58を備えなくてもよい。更に、前者と後者を組み合わせてもよい。その場合、図15A及び図15Bに示すように、可動部の変位量と外力との関係の較正結果から、予備動作において不感帯を脱するために逆方向に印加することが必要な最低限の力の大きさを把握することができるので、必要以上の力を加えなくて済むという効果がある。また、予備動作において逆方向に加える力が小さ過ぎて不感帯を脱することができない事態を防ぐことができるという効果がある。
[1-2.動作]
以上のように構成された衣類処理装置1について、以下その動作、作用を説明する。
制御装置900は、保持部310を制御して、処理対象物Tの展開や折り畳みなどの処理を進める。力検知装置40は、保持部310にかかる外力を検知する。保持部310に外力がかかると、保持部310の移動機構に備えられたウォームホイール43にトルクがかかり、可動部が変位する。変位量取得部55は、変位センサ48により検知された可動部の変位量を取得する。力算出部56は、可動部の変位量と外力との関係に基づいて、変位量取得部55により取得された可動部の変位量から外力の大きさを算出する。検知結果出力部57は、力算出部56により算出された外力の大きさを出力する。関係取得部58は、必要に応じて、可動部の変位量と外力との関係を取得する。予備動作制御部59は、必要に応じて、予備動作を実施する。
制御装置900は、例えば、保持部310が処理対象物Tを把持してピンと張るような動作をするときの力を検知して力加減を制御したり、保持部310が動作中に他の構成などに接触したときの力を検知して異常が発生したと判断して保持部310を停止させたりする。これにより、処理対象物Tを引っ張り過ぎて処理対象物Tが伸びたり破れたりしてしまわないようにしたり、保持部310に異常な力が加わったりしないようにすることができる。
また、上述したように、停止中の保持部310に動作中の別の保持部310が接触するなどして外力が加わった場合にも、保持部310にかかる外力を検知することができるので、制御装置900は、停止中の保持部310からも異常の発生を検知することができる。
このように、力検知装置40は、ウォームホイール43に発生する力を検知する。これにより、衣類処理装置1は、処理対象物Tを破損したり、保持部310などの機構を壊したりしないよう、安全に動作することができる。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、力検知装置40は、可動部に力が印加されて可動部が変位するときに、変位を抑える方向に可動部を付勢する板ばね47と、可動部の変位を検知する変位センサ48と、を備え、板ばね47は、剛性の異なる複数の部分を有する。これにより、コストやサイズの増大を抑えつつ、広い範囲の力を検知することができるとともに、力の検知精度を向上させることができる。
本実施の形態において、力検知装置40は、可動部が変位するときに、可動部を付勢する板ばね47の部分が変化するように構成される。これにより、コストやサイズの増大を抑えつつ、広い範囲の力を検知することができるとともに、力の検知精度を向上させることができる。
本実施の形態において、変位を抑える方向に可動部を付勢する弾性体は板ばね47であり、板ばね47は、ばね定数の異なる複数の部分を有する。これにより、コストやサイズの増大を抑えつつ、広い範囲の力を検知することができるとともに、力の検知精度を向上させることができる。
本実施の形態において、可動部が変位していない状態において、板ばね47の複数の部分のそれぞれと、可動部が変位したときに板ばね47の複数の部分のそれぞれに当接する可動部の部位との間の距離が異なる。これにより、簡易な構成により、板ばね47のばね定数を変化させることができる。
本実施の形態において、可動部が変位したときに板ばね47の複数の部分のそれぞれに当接するフランジ46の部位が段差を有するように構成される。これにより、板ばね47に段差をつける必要がないので、製造コストやばらつきを抑えることができる。
本実施の形態において、可動部は、ウォームギヤ41のウォーム42を含み、板ばね47は、ウォーム42の回転軸に平行な方向にウォーム42を付勢し、変位センサ48は、ウォーム42の回転軸に平行な方向の変位を検知する。これにより、ウォームホイール43にかかるトルクを検出することができる。また、ウォームホイール43にかかるトルクが微小であっても精度良く検出することができる。
本実施の形態において、可動部に力が印加されていない状態において、板ばね47のばね定数の最も低い部分が可動部を付勢するように構成される。これにより、可動部と板ばね47との間ががたつくのを抑えることができる。
本実施の形態において、可動部の変位量が大きくなると、可動部を付勢する板ばね47の部分が追加されるように構成される。これにより、可動部に印加される外力が大きい場合に、板ばね47による付勢力をより大きくすることができる。
本実施の形態において、力検知装置40は、変位センサ48により検知された可動部の変位量を取得する変位量取得部55と、変位量取得部55により取得された可動部の変位量から、可動部に印加された力の大きさを算出する力算出部56と、を備える。これにより、力の検知精度を向上させることができる。
本実施の形態において、力検知方法は、可動部に力が印加されて可動部が変位するときに、変位量が第1の値x1となるまでは、ばね定数の異なる複数の部分を有する板ばね47の少なくとも弱ばね部50により、変位を抑える方向に可動部が付勢され、変位量が第1の値x1を超えると、板ばね47の少なくとも強ばね部51により、変位を抑える方向に可動部が付勢され、変位量を検知することにより可動部に印加された力の大きさを検知する。これにより、コストやサイズの増大を抑えつつ、広い範囲の力を検知することができるとともに、力の検知精度を向上させることができる。
本実施の形態において、衣類処理装置1は、処理対象物を保持するための保持部310と、保持部310に力が印加されたときに変位する可動部と、保持部310に印加された力の大きさを検知する力検知装置40と、を備え、力検知装置40は、保持部310に力が印加されて可動部が変位するときに、変位を抑える方向に可動部を付勢する板ばね47と、可動部の変位を検知する変位センサ48と、を備え、板ばね47は、剛性の異なる複数の部分を有する。これにより、保持部310に印加された力の検知精度を向上させることができるので、保持部310を適切に制御することができる。
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
例えば、実施の形態1の技術は、任意の可動物に印加される力を検知するために利用可能である。
実施の形態1では、板ばね47に弱ばね部50と強ばね部51を設けたが、別の例では、ばね定数の小さい板ばねと、ばね定数の大きい板ばねを別に設けてもよい。また、3以上の異なる剛性を有する弾性体を設けてもよい。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、力を検知する力検知装置に利用可能である。
1 衣類処理装置
T 処理対象物
40 力検知装置
41 ウォームギヤ
42 ウォーム
43 ウォームホイール
44 転がり軸受
45 滑り軸受
46フランジ
47 板ばね
48 変位センサ
49 取付孔
50 弱ばね部
51 強ばね部
52 接触部
53 部位
54 部位
55 変位量取得部
56 力算出部
57 検知結果出力部
58 関係取得部
59 予備動作制御部
65 ストッパー
100 筐体
110 フレーム
120 外郭
200 受入部
210 ガイドレール
300、300A、300B 保持装置
310、310A、310B、311B 保持部
320、320A、320B 移動機構
330、330A、330B 幅方向移動機構
332A、332B 幅方向駆動部
334A、334B Xガイド
340A、340B 高さ方向移動機構
342A、342B 高さ方向駆動部
344A、344B Zガイド
350A、350B 奥行き方向移動機構
352A、352B 奥行き方向駆動部
354A、354B Yガイド
400 作業板装置
410 作業板
500 撮像装置
510 第1撮像部
520 第2撮像部
530 第3撮像部
600 支持部
610 正面側支持部
620 背面側支持部
700 収納装置
710 収納部
900 制御装置
X1 左方向
X2 右方向
Y1 前方向
Y2 後方向
Z1 上方向
Z2 下方向

Claims (11)

  1. 可動部に力が印加されて前記可動部が変位するときに、変位を抑える方向に前記可動部を付勢する弾性体と、
    前記可動部の変位を検知するセンサと、
    を備え、
    前記弾性体は、剛性の異なる複数の部分を有する
    力検知装置。
  2. 前記可動部が変位するときに、前記可動部を付勢する前記弾性体の部分が変化するように構成される
    請求項1に記載の力検知装置。
  3. 前記弾性体は、板ばねであり、
    前記板ばねは、ばね定数の異なる複数の部分を有する
    請求項1又は2に記載の力検知装置。
  4. 前記可動部が変位していない状態において、前記板ばねの複数の部分のそれぞれと、前記可動部が変位したときに前記板ばねの複数の部分のそれぞれに当接する前記可動部の部位との間の距離が異なる
    請求項3に記載の力検知装置。
  5. 前記可動部は、前記可動部が変位したときに前記板ばねの複数の部分のそれぞれに当接する前記可動部の部位が段差を有するように構成される
    請求項4に記載の力検知装置。
  6. 前記可動部は、ウォームギヤのウォームを含み、
    前記弾性体は、前記ウォームの回転軸に平行な方向に前記ウォームを付勢し、
    前記センサは、前記ウォームの回転軸に平行な方向の変位を検知する
    請求項1から5のいずれかに記載の力検知装置。
  7. 前記可動部に力が印加されていない状態において、前記弾性体の剛性の最も低い部分が前記可動部を付勢するように構成される
    請求項1から6のいずれかに記載の力検知装置。
  8. 前記可動部の変位量が大きくなると、前記可動部を付勢する前記弾性体の部分が追加されるように構成される
    請求項1から7のいずれかに記載の力検知装置。
  9. 前記センサにより検知された前記可動部の変位量を取得する変位量取得部と、
    前記変位量取得部により取得された前記可動部の変位量から、前記可動部に印加された力の大きさを算出する力算出部と、
    を備える
    請求項1から8のいずれかに記載の力検知装置。
  10. 可動部に力が印加されて前記可動部が変位するときに、変位量が第1の値となるまでは、剛性の異なる複数の部分を有する弾性体の少なくとも第1の部分により、変位を抑える方向に前記可動部が付勢され、変位量が前記第1の値を超えると、前記弾性体の少なくとも第2の部分により、変位を抑える方向に前記可動部が付勢され、前記変位量を検知することにより前記可動部に印加された力の大きさを検知する
    力検知方法。
  11. 処理対象物を保持するための保持装置と、
    前記保持装置に力が印加されたときに変位する可動部と、
    前記保持装置に印加された力の大きさを検知する力検知装置と、
    を備え、
    前記力検知装置は、
    前記保持装置に力が印加されて前記可動部が変位するときに、変位を抑える方向に前記可動部を付勢する弾性体と、
    前記可動部の変位を検知するセンサと、
    を備え、
    前記弾性体は、剛性の異なる複数の部分を有する
    衣類処理装置。
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