JP2023069003A - ノギス - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が簡単で、外寸、内寸及び丸穴ピッチを連続して測定する場合の測定作業が容易なノギスを提供する。
【解決手段】スケール1と、スケール1にスライド可能に取り付けられた第1カーソル10及び第2カーソル20とを備えたノギス100であって、第1カーソル10は、スケール1上をスライドする第1スライド部11と、第1スライド部11からスケール1の長手方向に直交する方向に突出する第1ジョウ部12と、第1ジョウ部12から突出方向に向かって狭まる第1先端部13とからなり、第2カーソル20は、スケール1上をスライドする第2スライド部21と、第2スライド部21からスケール1の長手方向に直交する方向に突出する第2ジョウ部22と、第2ジョウ部22から突出方向に向かって狭まる第2先端部23とからなる。
【選択図】図1
【解決手段】スケール1と、スケール1にスライド可能に取り付けられた第1カーソル10及び第2カーソル20とを備えたノギス100であって、第1カーソル10は、スケール1上をスライドする第1スライド部11と、第1スライド部11からスケール1の長手方向に直交する方向に突出する第1ジョウ部12と、第1ジョウ部12から突出方向に向かって狭まる第1先端部13とからなり、第2カーソル20は、スケール1上をスライドする第2スライド部21と、第2スライド部21からスケール1の長手方向に直交する方向に突出する第2ジョウ部22と、第2ジョウ部22から突出方向に向かって狭まる第2先端部23とからなる。
【選択図】図1
Description
特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年4月28日販売(大西電機工業株式会社) 令和3年5月28日販売(大西電機工業株式会社)
本発明は、ノギスに関するものであり、より詳細には、測定物の外寸、内寸及び丸穴ピッチの各々を測定可能なノギスに関するものである。
従来、測定物の寸法を測定するための様々なノギスが提案されている。ノギスによる測定対象は主として測定物の外寸や内寸である。一般的なノギスの場合、長尺状スケールの一方の側に外寸測定用の1対のジョウをスライド可能に取り付け、他方の側に内寸測定用の1対のジョウをスライド可能に取り付け、各々の1対のジョウを使い分けながら、外寸及び内寸を測定するようになっている。
また、外寸や内寸以外にも、2つの丸穴の間の丸穴ピッチを測定するためのノギスが提案されている。例えば、特許文献1には、外寸測定用のジョウ3,3に、縦断面円錐形の測定子4a,4aを有する丸穴ピッチ測定用補助具4,4を設けて、測定子4a,4aを丸穴に差し入れて丸穴ピッチを測定できるようにしたノギスに関する発明が記載されている。
上記のように、従来のノギスは、測定物の外寸、内寸及び丸穴ピッチの各々を測定するために各々の測定に必要な複数の測定部を備える必要があるため、構造が複雑である。
また、各々の測定部を使用するためにはノギスの向きを変化させる必要があるため、外寸、内寸及び丸穴ピッチを連続して測定する場合、測定作業が煩雑である。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、構造が簡単で、外寸、内寸及び丸穴ピッチを連続して測定する場合の測定作業が容易なノギスを提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明のノギスは、スケールと、該スケールにスライド可能に取り付けられた第1カーソル及び第2カーソルとを備えたノギスであって、前記第1カーソルは、前記スケール上をスライドする第1スライド部と、該第1スライド部から前記スケールの長手方向に直交する方向に突出する第1ジョウ部と、該第1ジョウ部から突出方向に向かって狭まる第1先端部とからなり、前記第2カーソルは、前記スケール上をスライドする第2スライド部と、該第2スライド部から前記スケールの長手方向に直交する方向に突出する第2ジョウ部と、該第2ジョウ部から突出方向に向かって狭まる第2先端部とからなり、前記第1ジョウ部及び前記第2ジョウ部の対向する側を測定物の各々の面に当接させて外寸を測定し、前記第1ジョウ部及び前記第2ジョウ部の対向しない側を測定物の各々の面に当接させて内寸を測定し、前記第1先端部及び前記第2先端部を測定物の各々の丸穴に挿入して丸穴ピッチを測定することを特徴とする。
また好ましくは、外寸、内寸及び丸穴ピッチの少なくとも1つを測定するためのバーニャ目盛を有することを特徴とする。
また好ましくは、前記第1ジョウ部及び前記第2ジョウ部が折曲されていることを特徴とする。
本発明のノギスは、スケールと、スケールにスライド可能に取り付けられた第1カーソル及び第2カーソルとを備えたノギスである。第1カーソルは、スケール上をスライドする第1スライド部と、第1スライド部からスケールの長手方向に直交する方向に突出する第1ジョウ部と、第1ジョウ部から突出方向に向かって狭まる第1先端部とから構成されている。また、第2カーソルは、スケール上をスライドする第2スライド部と、第2スライド部からスケールの長手方向に直交する方向に突出する第2ジョウ部と、第2ジョウ部から突出方向に向かって狭まる第2先端部とから構成されている。従って、ノギスを構成する第1カーソル及び第2カーソルは簡単な構造である。
そして、第1ジョウ部及び第2ジョウ部の対向する側を測定物の各々の面に当接させて外寸を測定し、第1ジョウ部及び第2ジョウ部の対向しない側を測定物の各々の面に当接させて内寸を測定し、第1先端部及び第2先端部を測定物の各々の丸穴に挿入して丸穴ピッチを測定するようになっている。従って、1対のジョウ部及び1対の先端部だけで、外寸、内寸及び丸穴ピッチのすべてを測定することができ、しかも各々の測定を行う際にノギスの向きを変化させる必要がないため、外寸、内寸及び丸穴ピッチを連続して容易に測定することができる。
また、外寸、内寸及び丸穴ピッチの少なくとも1つを測定するためのバーニャ目盛を有する場合には、測定精度を高めることができる。
また、第1ジョウ部及び第2ジョウ部が折曲されている場合には、測定物の形状に合わせてノギスを選択することができる。
このように、本発明によれば、構造が簡単で、外寸、内寸及び丸穴ピッチを連続して測定する場合の測定作業が容易なノギスを提供することができる。
次に、図1乃至図12を参照して、本発明の実施形態に係るノギスについて説明する。本実施形態に係るノギス100は、測定物の外寸、内寸及び丸穴ピッチを測定するための測定器具である。図12に本実施形態における測定対象である測定物50の斜視図を示す。ただし、測定対象は測定物50に限定されるものではない。
測定物50は、円筒状の本体部の上下にフランジ6,6が形成された、例えば船舶の換気ダクトに使用される部品である。フランジ6,6には、円周方向に沿って均等に6つの丸穴5が形成されており、一対の丸穴5,5がフランジ6の直径上で対向して位置している。そして、フランジ6の外寸OD、フランジ6の内寸ID及び丸穴5,5の中心間の距離である丸穴ピッチPCDが測定対象である。
図1乃至図4を参照して、ノギス100の構成について説明する。
図1は、ノギス100を示す(A)平面図、(B)正面図、(C)縦断面図である。ノギス100は、スケール1と、スケール1にスライド可能に取り付けられた第1カーソル10及び第2カーソル20を備えている。第1カーソル10はスケール1の基準0点に配置されており、第2カーソル20は第1カーソル10と間隔を空けて配置されている。
図2は、スケール1を示す(A)平面図、(B)正面図、(C)側面図である。スケール1は板状の長尺部材であり、図2(B)における上辺に1mm単位の目盛が設けられ、下辺に0.5mm単位の目盛が設けられている。
図3は、第1カーソル10を示す(A)平面図、(B)正面図、(C)縦断面図である。第1カーソル10は、第1スライド部11、第1ジョウ部12、第1先端部13及びストパー14から構成されている。第1スライド部11、第1ジョウ部12及び第1先端部13は、1枚の金属製板材を形状加工したものであり、平面視略T字状となっている。
第1スライド部11は略矩形状であり、中央にスケール1が覗けるように開口部11aが形成されている。第1スライド部11の裏面には、スケール用凹部4が形成されたストッパー14がネジ3により固定されている。そして、スケール用凹部4にスケール1を挿通させることによって、第1カーソル10がスケール1上をスライドするようになっている。また、第1カーソル10をスケール1上の任意の位置に固定するためのネジ2が設けられている。第1スライド部11の開口部11aの上辺及び下辺には、バーニャ目盛15,16が設けられている。バーニャ目盛15,16は、第1カーソル10をスケール1の基準0点に配置した際に、必要に応じて補正を行うための目盛である。
第1ジョウ部12は、第1スライド部11の略下辺中央部から、スケール1の長手方向に直交する方向(図1(B)における下方)に突出している。第1ジョウ部12は略矩形状であり、左右両側の直線部分がスケール1の長手方向に直交するようになっている。本実施形態では、第1ジョウ部12の幅を2cmとしている。そして、バーニャ目盛15,16は、第1ジョウ部12の左側直線部分を基準として右方向に設けられている。
第1先端部13は、第1ジョウ部12から第1ジョウ部12の突出方向に向かって狭まるように形成されている。また、第1先端部13は、左右対称(中心線を基準とした線対称)となるように先端に向かって狭まっている。第1先端部13には水平方向(左右方向)に目盛が設けられている。
図4は、第2カーソル20を示す(A)平面図、(B)正面図、(C)縦断面図である。第2カーソル20は、第2スライド部21、第2ジョウ部22、第2先端部23及びストパー24から構成されている。第2スライド部21、第2ジョウ部22及び第2先端部23は、1枚の金属製板材を形状加工したものであり、平面視略T字状となっている。
第2スライド部21は略矩形状であり、中央にスケール1が覗けるように開口部21aが形成されている。第2スライド部21の裏面には、スケール用凹部4が形成されたストッパー24がネジ3により固定されている。そして、スケール用凹部4にスケール1を挿通させることによって、第2カーソル20がスケール1上をスライドするようになっている。また、第2カーソル20をスケール1上の任意の位置に固定するためのネジ2が設けられている。第2スライド部21の開口部21aの上辺及び下辺には、バーニャ目盛25,26,27が設けられている。バーニャ目盛25,26,27は、それぞれ外寸測定、内寸測定、丸穴ピッチ測定のための目盛である。
第2ジョウ部22は、第2スライド部21の略下辺中央部から、スケール1の長手方向に直交する方向(図1(B)における下方)に突出している。第2ジョウ部22は略矩形状であり、左右両側の直線部分がスケール1の長手方向に直交するようになっている。本実施形態では、第2ジョウ部22の幅を2cmとしている。そして、バーニャ目盛25(OD)は第2ジョウ部22の左側直線部分の2cm左側を基準として右方向に、バーニャ目盛26(ID)は第2ジョウ部22の右側直線部分を基準として右方向に、バーニャ目盛27(PCD)は第2ジョウ部22の左側直線部分を基準として右方向に、それぞれ設けられている。
第2先端部23は、第2ジョウ部22から第2ジョウ部22の突出方向に向かって狭まるように形成されている。また、第2先端部23は、左右対称(中心線を基準とした線対称)となるように先端に向かって狭まっている。第2先端部13には水平方向(左右方向)に目盛が設けられている。
上記のように、第1カーソル10と第2カーソル20とは、ほぼ同一の構成であるが、第1スライド部11と第2スライド部21との構成が異なっている。一方、第1ジョウ部12及び第1先端部13と、第2ジョウ部22及び第2先端部23とは、同一の幅、長さ、及び形状となっている。なお、第1ジョウブ12及び第2ジョウ部13の幅(以下、「ジョウ部幅」という)は、2cmに限定されるものではなく、測定対象物の大きさに合わせて適宜選択することができる。
各バーニャ目盛の基準点をまとめると以下の通りである。
・第1スライド部11のバーニャ目盛15,16の基準点は、第1ジョウ部12の左側直線部分
・第2スライド部21のバーニャ目盛25(OD)の基準点は、第2ジョウ部22の左側直線部分からジョウ部幅だけ左側
・第2スライド部21のバーニャ目盛26(ID)の基準点は、第2ジョウ部22の右側直線部分
・第2スライド部21のバーニャ目盛27(PCD)の基準点は、第2ジョウ部22の左側直線部分
・第1スライド部11のバーニャ目盛15,16の基準点は、第1ジョウ部12の左側直線部分
・第2スライド部21のバーニャ目盛25(OD)の基準点は、第2ジョウ部22の左側直線部分からジョウ部幅だけ左側
・第2スライド部21のバーニャ目盛26(ID)の基準点は、第2ジョウ部22の右側直線部分
・第2スライド部21のバーニャ目盛27(PCD)の基準点は、第2ジョウ部22の左側直線部分
なお、第1先端部13及び第2先端部23に設けられた水平方向(左右方向)の目盛は、測定物50の丸穴5の直径の測定や、対向する2つの丸穴5,5の直径が揃っているかどうかの判定などに利用することができる。
図5及び図8を参照して、ノギス100の使用方法について説明する。
まず、図5に示すように、スケール1に第1カーソル10及び第2カーソル20を取り付ける。そして、第1カーソル10の第1ジョウ部11の左側直線部分が、スケール1の基準0点となるように調整してネジ2で固定する。第2カーソル20は、スケール1上をスライド可能な状態とする。
(外寸測定)
外寸測定(OD寸法)の場合には、図6に示すように、第1ジョウ部12の右側直線部分及び第2ジョウ部22の左側直線部分を、測定物50のフランジ6の外側に各々当接させる。そして、第2スライド部のバーニャ目盛25(OD)を読み取る。すなわち、第1ジョウ部12及び第2ジョウ部22の対向する側を測定物50(6)の各々の面に当接させて外寸を測定する。
外寸測定(OD寸法)の場合には、図6に示すように、第1ジョウ部12の右側直線部分及び第2ジョウ部22の左側直線部分を、測定物50のフランジ6の外側に各々当接させる。そして、第2スライド部のバーニャ目盛25(OD)を読み取る。すなわち、第1ジョウ部12及び第2ジョウ部22の対向する側を測定物50(6)の各々の面に当接させて外寸を測定する。
(内寸測定)
内寸測定(ID寸法)の場合には、図7に示すように、第1ジョウ部12の左側直線部分及び第2ジョウ部22の右側直線部分を、測定物50のフランジ6の内側に各々当接させる。そして、第2スライド部のバーニャ目盛26(ID)を読み取る。すなわち、第1ジョウ部12及び第2ジョウ部22の対向しない側を測定物50(6)の各々の面に当接させて内寸を測定する。
内寸測定(ID寸法)の場合には、図7に示すように、第1ジョウ部12の左側直線部分及び第2ジョウ部22の右側直線部分を、測定物50のフランジ6の内側に各々当接させる。そして、第2スライド部のバーニャ目盛26(ID)を読み取る。すなわち、第1ジョウ部12及び第2ジョウ部22の対向しない側を測定物50(6)の各々の面に当接させて内寸を測定する。
(丸穴ピッチ測定)
丸穴ピッチ測定(PCD寸法)の場合には、図8に示すように、第1先端部13及び第2先端部23を、測定物50の丸穴5,5に各々挿入する。そして、第2スライド部のバーニャ目盛27(PCD)を読み取る。すなわち、第1先端部13及び第2先端部23を測定物50(5)の各々の穴に挿入して丸穴ピッチを測定する。
丸穴ピッチ測定(PCD寸法)の場合には、図8に示すように、第1先端部13及び第2先端部23を、測定物50の丸穴5,5に各々挿入する。そして、第2スライド部のバーニャ目盛27(PCD)を読み取る。すなわち、第1先端部13及び第2先端部23を測定物50(5)の各々の穴に挿入して丸穴ピッチを測定する。
本実施形態に係るノギス100は、スケール1と、スケール1にスライド可能に取り付けられた第1カーソル10及び第2カーソル10とを備えたノギスである。第1カーソル10は、スケール1上をスライドする第1スライド部11と、第1スライド部11からスケール1の長手方向に直交する方向に突出する第1ジョウ部12と、第1ジョウ部12から突出方向に向かって狭まる第1先端部13とから構成されている。また、第2カーソル20は、スケール1上をスライドする第2スライド部21と、第2スライド部21からスケール1の長手方向に直交する方向に突出する第2ジョウ部22と、第2ジョウ部22から突出方向に向かって狭まる第2先端部23とから構成されている。従って、ノギス100を構成する第1カーソル10及び第2カーソル20は簡単な構造である。
そして、第1ジョウ部12及び第2ジョウ部22の対向する側を測定物の各々の面に当接させて外寸を測定し、第1ジョウ12部及び第2ジョウ部22の対向しない側を測定物の各々の面に当接させて内寸を測定し、第1先端部13及び第2先端部23を測定物の各々の丸穴に挿入して丸穴ピッチを測定するようになっている。従って、1対のジョウ部12,22及び1対の先端部13,23だけで、外寸、内寸及び丸穴ピッチのすべてを測定することができ、しかも各々の測定を行う際にノギスの向きを変化させる必要がないため、外寸、内寸及び丸穴ピッチを連続して容易に測定することができる。
また、外寸、内寸及び丸穴ピッチを測定するためのバーニャ目盛25,26,27を有するので、測定精度を高めることができる。
このように、本実施形態に係るノギス100は、構造が簡単で、外寸、内寸及び丸穴ピッチを連続して測定する場合の測定作業が容易である。
次に、図9乃至図11を参照して、他の実施形態に係るノギス200の構成について説明する。ノギス200は、ノギス100とほぼ同一の構成であるが、第1カーソルの第1ジョウ部及び第2カーソルの第2ジョウ部が折曲されている点が異なっている。従って、ノギス100と同様の部分には同様の符号を付して説明を省略する。
図9は、ノギス200を示す(A)平面図、(B)正面図、(C)縦断面図、(D)底面図である。図10は、ノギス200の第1カーソル30を示す(A)平面図、(B)正面図、(C)縦断面図、(D)底面図である。図11は、ノギス200の第2カーソル40を示す(A)平面図、(B)正面図、(C)縦断面図、(D)底面図である。
ノギス200の第1カーソル30の第1ジョウ部32は、第1スライド部31から突出した後、直角に折曲されている。同様に、ノギス200の第2カーソル40の第2ジョウ部42も、第2スライド部41から突出した後、直角に折曲されている。その他の形状や各バーニャ目盛等については、ノギス100と同様である。
ノギス200の使用方法についても、ノギス100とほぼ同一である。ただし、第1ジョウ部32及び第2ジョウ部42を測定物に当接させたり、第1先端部33及び第2先端部43を測定物へ挿入したりする際の、各目盛を読み取る目線が変化することになるため、測定物の形状や測定部の位置によっては、読み取りが容易になる。
従って、第1ジョウ部32及び第2ジョウ部42が折曲されている場合には、測定物の形状に合わせてノギスを選択することができる。
以上、本発明の実施形態に係るノギスについて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、第1スライド部、第1ジョウ部及び第1先端部(第2スライド部、第2ジョウ部及び第2先端部)を1枚の金属製板材を形状加工したものとしたが、各々の部位を別々の材料で構成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、第1ジョウ部及び第2ジョウ部を、スケールの長手方向に直交する方向のうち、一方向(図1(B)における下方)に突出するようにしたが、逆方向(図1(B)における上方)に突出するようにしてもよい。このようにすれば、上向きに開いた丸穴などの測定が容易である。
1 スケール
2 ネジ
3 ネジ
4 スケール用凹部
5 丸穴
6 フランジ
10 第1カーソル
11 第1スライド部
12 第1ジョウ部
13 第1先端部
14 ストッパー
15 バーニャ目盛
16 バーニャ目盛
20 第2カーソル
21 第2スライド部
22 第2ジョウ部
23 第2先端部
24 ストッパー
25 バーニャ目盛(OD)
26 バーニャ目盛(ID)
27 バーニャ目盛(PCD)
30 第1カーソル
31 第1スライド部
32 第1ジョウ部
33 第1先端部
34 ストッパー
35 バーニャ目盛
36 バーニャ目盛
40 第2カーソル
41 第2スライド部
42 第2ジョウ部
43 第2先端部
44 ストッパー
45 バーニャ目盛(OD)
46 バーニャ目盛(ID)
47 バーニャ目盛(PCD)
50 測定物
100 ノギス
200 ノギス
2 ネジ
3 ネジ
4 スケール用凹部
5 丸穴
6 フランジ
10 第1カーソル
11 第1スライド部
12 第1ジョウ部
13 第1先端部
14 ストッパー
15 バーニャ目盛
16 バーニャ目盛
20 第2カーソル
21 第2スライド部
22 第2ジョウ部
23 第2先端部
24 ストッパー
25 バーニャ目盛(OD)
26 バーニャ目盛(ID)
27 バーニャ目盛(PCD)
30 第1カーソル
31 第1スライド部
32 第1ジョウ部
33 第1先端部
34 ストッパー
35 バーニャ目盛
36 バーニャ目盛
40 第2カーソル
41 第2スライド部
42 第2ジョウ部
43 第2先端部
44 ストッパー
45 バーニャ目盛(OD)
46 バーニャ目盛(ID)
47 バーニャ目盛(PCD)
50 測定物
100 ノギス
200 ノギス
Claims (3)
- スケールと、該スケールにスライド可能に取り付けられた第1カーソル及び第2カーソルとを備えたノギスであって、
前記第1カーソルは、前記スケール上をスライドする第1スライド部と、該第1スライド部から前記スケールの長手方向に直交する方向に突出する第1ジョウ部と、該第1ジョウ部から突出方向に向かって狭まる第1先端部とからなり、
前記第2カーソルは、前記スケール上をスライドする第2スライド部と、該第2スライド部から前記スケールの長手方向に直交する方向に突出する第2ジョウ部と、該第2ジョウ部から突出方向に向かって狭まる第2先端部とからなり、
前記第1ジョウ部及び前記第2ジョウ部の対向する側を測定物の各々の面に当接させて外寸を測定し、前記第1ジョウ部及び前記第2ジョウ部の対向しない側を測定物の各々の面に当接させて内寸を測定し、前記第1先端部及び前記第2先端部を測定物の各々の丸穴に挿入して丸穴ピッチを測定することを特徴とするノギス。 - 外寸、内寸及び丸穴ピッチの少なくとも1つを測定するためのバーニャ目盛を有することを特徴とする請求項1に記載のノギス。
- 前記第1ジョウ部及び前記第2ジョウ部が折曲されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のノギス。
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---|---|---|---|
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Publications (1)
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A80 | Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80 Effective date: 20211129 |