JP4598430B2 - アールコーナー定規 - Google Patents

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本発明は、例えば物品のコーナー部のアール径を計測でき、また、必要に応じて図面上或いは物品上に所定の径のアールコーナーを作図でき或いは表示できるアールコーナー定規に関する。
従来、コーナー部のアール径を計測し、また、図面上或いは物品上に所定の径のアールを作図でき或いは表示できるアールコーナー定規として、径の異なる円穴を大小順列に配置して設けたテンプレートが一般に広く知られている。
また、円弧を描くための定規として、標尺に2個のアームを取り付け一方のアームは標尺に固定するとともに他方のアームは摺動可能に取り付け、上記アームに取り付けられた支持具間に弾性体を取り付けた円弧定規(特許文献1)や、アール径を計測する定規として、曲率半径目盛の付された主直定規と、主直定規に対して中央部を直交状態で摺動自在のスライダーを有するパンタグラフリンク機構にした両端に測定部片をそれぞれ有する測定直定規と、測定直定規の中央部又はスライダーに設けた指標とからなり、主直定規の先端測定点及び左右測定部片の各先端測定点の3点が当接した被測定面の曲率半径を指標が曲率半径目盛りで指示するようにした内アール用半径ゲージ(特許文献2)が開示されている。
実開昭63−161894号公報 実開平1−129605号公報
しかしながら、径の異なる円穴を大小順列に配置して設けたテンプレートによれば、径の異なる円穴を大小順列に配置して設けているので、定規板が大きくなるといった問題点があった。また、特許文献1で開示されている円弧定規や特許文献2で開示されている内アール用半径ゲージは、いずれも構成が複雑であり、また操作が非常に面倒であるといった問題があった。
本発明の目的は、定規板を大きくせずに径の異なる複数の円弧ラインを表示できるアールコーナー定規を提供することにある。
本発明の他の目的は、簡単な手法で容易にコーナーのアール径を計測できるアールコーナー定規を提供することにある。
本発明の他の目的は、図面上或いは物品上に所定の径のアールコーナーを簡単な手法で容易に作図でき或いは表示できるアールコーナー定規を提供することにある。
上記の目的を達成する構成を説明すると、下記の通りである。
請求項1に記載の発明は、定規板上に仮想のX軸とY軸を求め、X軸とY軸の間に径の異なる複数の円弧ラインを表示したアールコーナー定規であって、各円弧ラインのアール径の中心点をX軸又はY軸上に求め、最小アール径の円弧ラインの中心点を基準点とし、各円弧ラインの中心点を、各円弧ラインのアール径と、各円弧ラインの小アール径側の直前の円弧ラインのアール径との寸法差より短い寸法の範囲内で所定の寸法だけ前記基準点からX軸又はY軸上の負側に移して各円弧ラインを表示し、各円弧ラインにはアール径を示す表示部を設けたことを特徴とする。
かかる構成から、定規板上に仮想のX軸とY軸を求め、X軸とY軸の間に径の異なる複数の円弧ラインを表示したので、径の異なる複数の円弧ラインを極めて効果的に小さい面積で表示することができるので、定規板のコンパクト化が図れ、しかも、各円弧ラインの中心点を、各円弧ラインのアール径と、各円弧ラインの小アール径側の直前の円弧ラインのアール径との寸法差より短い寸法の範囲内で所定の寸法だけ前記基準点からX軸又はY軸上の負側に移して各円弧ラインを表示したので、Y軸上の各円弧ラインの間隔は、各円弧ラインの中心点を基準点からX軸又はY軸上の負側に移した寸法だけ狭くなり、その分、X軸とY軸の間に表示される径の異なる複数の円弧ラインの表示面積が小さくなり、定規板の一層のコンパクト化が図れる。そして、各円弧ラインのアール径は、各円弧ラインに設けた表示部により容易に知ることができる。
請求項2に記載の発明は、定規板上に仮想のX軸とY軸を求め、X軸とY軸の間に径の異なる複数の円弧ラインを表示したアールコーナー定規であって、各円弧ラインのアール径の中心点をX軸又はY軸上に求め、最小アール径の円弧ラインの中心点を基準点とし、各円弧ラインの中心点を、各円弧ラインの小アール径側の直前の円弧ラインの中心点から所定寸法だけX軸又はY軸上の正側に移して各円弧ラインを表示し、各円弧ラインにはアール径を示す表示部を設け、さらに、前記定規板には前記各円弧状ラインを内周または外周として円弧状スリットを形成し、前記各円弧状スリットの両端に対応して前記定規板に位置決めピン挿入孔をそれぞれ設けたことを特徴とする。
かかる構成から、定規板上に仮想のX軸とY軸を求め、X軸とY軸の間に径の異なる複数の円弧ラインを表示したので、径の異なる複数の円弧ラインを極めて効果的に小さい面積で表示することができるので、定規板のコンパクト化が図れ、また、各円弧ラインの中心点を、各円弧ラインの小アール径側の直前の円弧ラインの中心点から所定寸法だけX軸又はY軸上の正側に移して各円弧ラインを表示したので、X軸又はY軸上の各円弧ラインの間隔は、各円弧ラインの中心点を基準点からX軸又はY軸上の正側に移した寸法だけ広くなり、各円弧ラインのアール径の間隔が狭いものであっても、前記各円弧ラインの中心点を基準点からX軸又はY軸上の正側に移した寸法分、X軸とY軸の間に表示される径の異なる複数の円弧ラインの間隔が広く表示されるので、X軸とY軸の間に表示される径の異なる複数の円弧ラインを容易に確認することができ、そして、各円弧ラインのアール径は、各円弧ラインに設けた表示部により容易に知ることができる。さらに、前記定規板には前記各円弧状ラインを内周または外周として円弧状スリットを形成し、前記各円弧状スリットの両端に対応して前記定規板に位置決めピン挿入孔をそれぞれ設けているので、図面上或いは物品上に所定の径のアールコーナーを作図し或いは表示しようとしたとき、所定の径の円弧状スリットの両端に対応して前記定規板に設けられている位置決めピン挿入孔に適宜のピンを挿入し、このピンを図面上のコーナー部の2側辺に当接させ、また、物品のコーナー部の2側辺に当接させ、前記円弧状スリットに筆記具を挿入して円弧状スリット内を移動させることにより、容易に且つ確実に所定の径のアールコーナーを作図し或いは表示することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の、前記定規板には前記各円弧状ラインを内周または外周として円弧状スリットが形成され、前記各円弧状スリットの両端に対応して前記定規板に位置決めピン挿入孔がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
かかる構成から、図面上或いは物品上に所定の径のアールコーナーを作図し或いは表示しようとしたとき、所定の径の円弧状スリットの両端に対応して前記定規板に設けられている位置決めピン挿入孔に適宜のピンを挿入し、このピンを図面上のコーナー部の2側辺に当接させ、また、物品のコーナー部の2側辺に当接させ、前記円弧状スリットに筆記具を挿入して円弧状スリット内を移動させることにより、容易に且つ確実に所定の径のアールコーナーを作図し或いは表示することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1,2又は3に記載の、前記定規板は可撓性材料で形成されていることを特徴とする。
かかる構成から、計測しようとする物品のコーナー部の周辺が狭い状態であっても、定規板を曲げることにより、当該物品のコーナー部のアールに定規板に表示されている円弧ラインを合わせることができるので、当該コーナー部のアールのアール径を容易に計測することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1,2,3又は4に記載の、前記定規板は透明な材料で形成されていることを特徴とする。
かかる構成から、図面上或いは物品上に定規板を当て、定規板を透過する図面上或いは物品上の計測しようとするコーナー部のアールに定規板に表示されている円弧ラインを合わせることができるので、当該コーナー部のアールのアール径を容易に計測することができる。
本発明によれば、定規板を大きくせずに径の異なる複数の円弧ラインを表示できるアールコーナー定規を得ることができる。また、簡単な手法で容易にコーナーのアール径を計測でき、また、図面上或いは物品上に所定の径のアールコーナーを簡単な手法で容易に作図でき或いは表示できるアールコーナー定規を得ることができる。
以下、本発明に係るアールコーナー定規を実施するための最良の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は実施の形態の第1例を示すものである。本例のアールコーナー定規は、定規板1上に仮想のX軸とY軸を求め、X軸とY軸の間に径の異なる複数の円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を表示しており、前記各円弧ライン2のアール径の中心点3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・をY軸上に求め、最小アール径の円弧ライン2aの中心点3aを基準点4とし、最小アール径の円弧ライン2aの中心点3aを除き各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・を、各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・のアール径と、各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の小アール径側の直前の円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・のアール径との寸法差より短い寸法の範囲内で所定の寸法だけ前記基準点4からY軸上の負側に移して各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を表示している。そして、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・にはアール径を示す表示部5を設けている。
本例では、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・のアール径を10mm間隔で表示しており、最小アール径の円弧ライン2aの中心点3aを除き各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・を、それぞれ5mmだけ前記基準点4からY軸上の負側に移して前記円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を表示している。
このように表示することにより、Y軸上の各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の間隔は、円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・を基準点4からY軸上の負側に移した寸法、即ち5mmだけ狭くなり、その分、X軸とY軸の間に表示される径の異なる複数の円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の表示面積が小さくなる。
これにより、定規板1のコンパクト化が図れ、また、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・のアール径は、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・に設けた表示部5により容易に知ることができる。
更に、本例では、前記定規板1に長さを示す目盛り部6が表示されている。
前記円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を表示する前記定規板1にあっては、板状或いはフィルム状であれば特に限定されない。また、材質にあっては、アクリル、塩化ビニール、ポリカーボネイト、ビニール等の合成樹脂製、スチール、アルミニウム、ステンレス、真鍮等の金属製等が使用されるが、特に限定されない。
本例では、前記定規板1は可撓性があり且つ透明な材料で形成されている。このように、定規板1を可撓性がある材料で形成すると、計測しようとする物品のコーナー部の周辺が狭い状態であっても、定規板1を曲げることにより、当該物品のコーナー部のアールに定規板1に表示されている円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を合わせることができるので、当該コーナー部のアールのアール径を容易に計測することができる。また、丸めて持ち運びすることができるので便利である。また、定規板1を透明な材料で形成すると、図面上或いは物品上に定規板を当て、定規板1を透過する図面上或いは物品上の計測しようとするコーナー部のアールに定規板に表示されている円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を合わせることができるので、当該コーナー部のアールのアール径を容易に計測することができる。
図2は実施の形態の第2例を示すものである。本例のアールコーナー定規は、第1例と同様に、定規板1上に仮想のX軸とY軸を求め、X軸とY軸の間に径の異なる複数の円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を表示しており、本例では、前記各円弧ライン2のアール径の中心点3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・をX軸上に求め、最小アール径の円弧ライン2aの中心点3aを基準点4とし、最小アール径の円弧ライン2aの中心点3aを除き各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・を、各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・のアール径と、各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の小アール径側の直前の円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・のアール径との寸法差より短い寸法の範囲内で所定の寸法だけ前記基準点4からX軸上の負側に移して各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を表示している。そして、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・にはアール径を示す表示部5を設けている。
本例では、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・のアール径を10mm間隔で表示しており、最小アール径の円弧ライン2aの中心点3aを除き各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・を、それぞれ5mmだけ前記基準点4からX軸上の負側に移して前記円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を表示している。
このように表示することにより、X軸上の各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の間隔は、円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・を基準点4からY軸上の負側に移した寸法、即ち5mmだけ狭くなり、その分、X軸とY軸の間に表示される径の異なる複数の円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の表示面積が小さくなる。
これにより、定規板1のコンパクト化が図れ、また、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・のアール径は、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・に設けた表示部5により容易に知ることができる。更に、本例にあっても、前記定規板1に長さを示す目盛り部6が表示されている。
更に、本例にあっても、前記定規板1に長さを示す目盛り部6が表示されている。また、前記定規板1にあっては、前記第1例と同様であり、特に限定されない。
図3は実施の形態の第3例を示すものである。本例のアールコーナー定規は、第1例と同様に、定規板1上に仮想のX軸とY軸を求め、X軸とY軸の間に径の異なる複数の円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を表示しており、本例では、前記各円弧ライン2のアール径の中心点3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・をY軸上に求め、最小アール径の円弧ライン2aの中心点3aを基準点4とし、最小アール径の円弧ライン2aの中心点3aを除き各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・を、各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の小アール径側の直前の円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・から所定寸法だけY軸上の正側に移して各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を表示している。そして、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・にはアール径を示す表示部5を設けている。
本例では、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・のアール径を5mm間隔で表示しており、最小アール径の円弧ライン2aの中心点3aを除き各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・を、それぞれ5mmだけ前記基準点4からY軸上の正側に移して前記円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を表示している。
このように表示することにより、Y軸上の各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の間隔は、円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・を基準点4からY軸上の正側に移した寸法、即ち5mmだけ広くなって10mmとなり、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・のアール径の間隔が5mmと狭いものであっても、前記各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・を基準点4からY軸上の正側に移した寸法、即ち5mm分、X軸とY軸の間に表示される径の異なる複数の円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の間隔が広く10mmに表示されるので、X軸とY軸の間に表示される径の異なる複数の円弧ラインを容易に確認することができるものとなる。また、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・のアール径は、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・に設けた表示部5により容易に知ることができる。
更に、本例にあっても、前記定規板1に長さを示す目盛り部6が表示されている。また、前記定規板1にあっては、前記第1例と同様であり、特に限定されない。
図4は実施の形態の第4例を示すものである。本例のアールコーナー定規は、第1例と同様に、定規板1上に仮想のX軸とY軸を求め、X軸とY軸の間に径の異なる複数の円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を表示しており、本例では、前記各円弧ライン2のアール径の中心点3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・をY軸上に求め、最小アール径の円弧ライン2aの中心点3aを基準点4とし、最小アール径の円弧ライン2aの中心点3aを除き各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・を、各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の小アール径側の直前の円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・から所定寸法だけX軸上の正側に移して各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を表示している。そして、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・にはアール径を示す表示部5を設けている。
本例では、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・のアール径を5mm間隔で表示しており、最小アール径の円弧ライン2aの中心点3aを除き各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・を、それぞれ5mmだけ前記基準点4からX軸上の正側に移して前記円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を表示している。
このように表示することにより、X軸上の各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の間隔は、円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・を基準点4からX軸上の正側に移した寸法、即ち5mmだけ広くなって10mmとなり、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・のアール径の間隔が5mmと狭いものであっても、前記各円弧ライン2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の中心点3b,3c,3d,3e,3f,3g・・・を基準点4からX軸上の正側に移した寸法、即ち5mm分、X軸とY軸の間に表示される径の異なる複数の円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・の間隔が広く10mmに表示されるので、X軸とY軸の間に表示される径の異なる複数の円弧ラインを容易に確認することができるものとなる。また、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・のアール径は、各円弧ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・に設けた表示部5により容易に知ることができる。
更に、本例にあっても、前記定規板1に長さを示す目盛り部6が表示されている。また、前記定規板1にあっては、前記第1例と同様であり、特に限定されない。
図5は実施の形態の第5例を示すものである。本例のアールコーナー定規は、図1に示す実施の形態の第1例のアールコーナー定規にあって、定規板1に、前記各円弧状ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を内周として円弧状スリット7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g・・・が形成され、前記各円弧状スリット7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g・・・の両端に対応して前記定規板1に位置決めピン挿入孔8a,8b,8c,8d,8e,8f,8g・・・がそれぞれ設けらている。
このように構成することにより、図面上或いは物品上に所定の径のアールコーナーを作図し或いは表示しようとしたとき、所定の径の円弧状スリット7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g・・・の両端に対応して前記定規板1に設けられている位置決めピン挿入孔8a,8b,8c,8d,8e,8f,8g・・・に適宜のピンを挿入し、このピンを図面上のコーナー部の2側辺に当接させ、また、物品のコーナー部の2側辺に当接させ、前記円弧状スリット7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g・・・に筆記具を挿入して円弧状スリット7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g・・・内を移動させることにより、容易に且つ確実に所定の径のアールコーナーを作図し或いは表示することができる。
なお、本例では、各円弧状ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を内周として円弧状スリット7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g・・・が形成されているが、各円弧状ライン2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g・・・を外周として形成してもよい。
また、本例は、前記第2,3,4例に示すアールコーナー定規にも実施することができる。
本発明に係るアールコーナー定規を実施するための最良の形態の第1例を示す平面図である。 本発明に係るアールコーナー定規を実施するための最良の形態の第2例を示す平面図である。 本発明に係るアールコーナー定規を実施するための最良の形態の第3例を示す平面図である。 本発明に係るアールコーナー定規を実施するための最良の形態の第4例を示す平面図である。 本発明に係るアールコーナー定規を実施するための最良の形態の第5例を示す平面図である。
符号の説明
1 定規板
2a,2b,2c,2d,2e,2f,2g 円弧ライン
3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g 中心点
4 基準点
5 表示部
6 目盛り部
7a,7b,7c,7d,7e,7f,7g 円弧状スリット
8a,8b,8c,8d,8e,8f,8g 位置決めピン挿入孔

Claims (5)

  1. 定規板上に仮想のX軸とY軸を求め、X軸とY軸の間に径の異なる複数の円弧ラインを表示したアールコーナー定規であって、
    各円弧ラインのアール径の中心点をX軸又はY軸上に求め、最小アール径の円弧ラインの中心点を基準点とし、各円弧ラインの中心点を、各円弧ラインのアール径と、各円弧ラインの小アール径側の直前の円弧ラインのアール径との寸法差より短い寸法の範囲内で所定の寸法だけ前記基準点からX軸又はY軸上の負側に移して各円弧ラインを表示し、各円弧ラインにはアール径を示す表示部を設けたことを特徴とするアールコーナー定規。
  2. 定規板上に仮想のX軸とY軸を求め、X軸とY軸の間に径の異なる複数の円弧ラインを表示したアールコーナー定規であって、
    各円弧ラインのアール径の中心点をX軸又はY軸上に求め、最小アール径の円弧ラインの中心点を基準点とし、各円弧ラインの中心点を、各円弧ラインの小アール径側の直前の円弧ラインの中心点から所定寸法だけX軸又はY軸上の正側に移して各円弧ラインを表示し、各円弧ラインにはアール径を示す表示部を設け、さらに、前記定規板には前記各円弧状ラインを内周または外周として円弧状スリットを形成し、前記各円弧状スリットの両端に対応して前記定規板に位置決めピン挿入孔をそれぞれ設けたことを特徴とするアールコーナー定規。
  3. 前記定規板には前記各円弧状ラインを内周または外周として円弧状スリットが形成され、前記各円弧状スリットの両端に対応して前記定規板に位置決めピン挿入孔がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載のアールコーナー定規。
  4. 前記定規板は可撓性材料で形成されていることを特徴とする請求項1,2又は3に記載のアールコーナー定規。
  5. 前記定規板は透明な材料で形成されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載のアールコーナー定規。
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