JP2023066510A - 液体供給装置、液体供給方法及び画像記録装置 - Google Patents

液体供給装置、液体供給方法及び画像記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】吸引によって複数の流路を通じてヘッドへ流れる液体量の差を小さくする。【解決手段】インク供給部50は、インクを貯留するための複数のカートリッジ51と、カートリッジ51より低い位置に位置し、可撓性を有する複数のサブタンク53と、カートリッジ51とサブタンク53とを結ぶインク流路56を開閉する複数のバルブ52と、サブタンク53からインク流路57を通じてインクが流通可能なヘッド42と、ヘッド42側からインク流路57に吸引圧を付与するポンプ85と、センサ54と、制御部60と、を備えている。制御部60は、インク初期導入時には、バルブ52を開く動作(S54)と、サブタンク53のインク量が閾値以上であることを示すセンサ信号をセンサ54から受けたことに応じてバルブ52を閉じる動作(S56)と、ポンプ85を所定時間して吸引する動作(S57)とを実行する。【選択図】図8

Description

本発明は、貯留部からヘッドへ液体を供給する液体供給装置、及び液体供給方法、並びに液体供給装置を備えた画像記録装置に関する。
ヘッドと、ヘッドを搭載したキャリッジとを備え、キャリッジが所定方向に移動するときにヘッドのノズルからインクを吐出する画像記録装置が知られている。画像記録装置は、インクの貯留部からヘッドへインクを供給するインク供給装置を有する。インクの種類が複数の場合、インク供給装置は、複数の貯留部とヘッドとの間に複数のインク流路を有する。
特許文献1には、4色のインクをそれぞれ吐出する4種類のノズルを有するヘッドと、4種類のノズルを一括して覆うキャップとを備えたプリンタが記載されている。このプリンタは、4個のカートリッジから4個のサブタンクに4色のインクをそれぞれ供給し、4個のサブタンクからヘッドに4本のインク流路を用いて4色のインクをそれぞれ供給する。
特開2020-011485号公報
特許文献1に記載のプリンタにおいて、ヘッド側から吸引圧を加えることにより4本のインク流路にそれぞれ4色のインクを最初に導入する所謂初期導入が行われる。このプリンタでは、インクは、カートリッジとサブタンクとの間で水頭差を用いて供給される。このため、吸引圧によってサブタンクのインクがヘッド側へ流れた量だけ、カートリッジからサブタンクにインクが流入する。
4個のサブタンクとヘッドとを結ぶ4本のインク流路の間に、抵抗差がある場合がある。このような場合に、前述された初期導入が行われると、流路抵抗が小さい流路を通じてサブタンクからヘッド側へ流れるインクの量は多くなり、流路抵抗が大きい流路を通じてサブタンクからヘッド側へ流れるインクの量は少なくなる。このように、複数のインク流路の間でインク導入量に差が発生する。このため、例えば、流路抵抗が大きい流路を通じても十分な量のインクがヘッド側へ流れるように吸引時間が設定されると、流路抵抗が小さい流路を通じては過剰な量のインクがヘッド側へ流れることとなる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸引によって複数の流路を通じてヘッドへ流れる液体量の差が小さくなる手段を提供することである。
(1) 本発明に係る液体供給装置は、液体を貯留するための第1貯留部と、液体を貯留するための第2貯留部と、上記第1貯留部より低い位置に位置し、可撓性を有する第1タンクと、上記第2貯留部より低い位置に位置し、可撓性を有する第2タンクと、上記第1貯留部と上記第1タンクとを結ぶ流路を開閉する第1バルブと、上記第2貯留部と上記第2タンクとを結ぶ流路を開閉する第2バルブと、上記第1タンクから第1流路を通じて液体が流通可能であり、且つ上記第2タンクから第2流路を通じて液体が流通可能なヘッドと、駆動されることで、上記ヘッド側から上記第1流路及び上記第2流路に吸引圧を付与する吸引機構と、第1センサと、第2センサと、コントローラと、を備えている。上記コントローラは、吸引指示を受けたことに応じて、上記第1バルブ及び上記第2バルブを開くバルブ開動作を実行し、上記バルブ開動作を実行した後に、上記第1タンクの液体量が第1閾値以上であることを示す第1信号を上記第1センサから受けたことに応じて上記第1バルブを閉じ、且つ上記第2タンクの液体量が第2閾値以上であることを示す第2信号を上記第2センサから受けたことに応じて上記第2バルブを閉じるバルブ閉動作を実行し、上記バルブ閉動作を実行した後に、上記吸引機構を所定時間駆動する吸引動作を実行する。
上記液体供給装置によれば、複数の貯留部とヘッドとを結ぶ複数の流路に液体を導入するために吸引を行う液体供給装置において、各タンクに所定以上の液体を供給した後に、各貯留部から各タンクへの液体の供給を停止した状態で吸引機構を駆動することにより、吸引によって複数の流路を通じてヘッドへ流れる液体量の差が小さくなる。
(2) 好ましくは、上記コントローラは、上記吸引動作を実行した後に、上記バルブ開動作を実行する。
(3) 好ましくは、上記液体供給装置は、第3センサ及び第4センサをさらに備えている。上記コントローラは、上記第1タンクの液体量が第3閾値未満であることを示す第3信号を上記第3センサから受けたことに応じて上記第1バルブを開き、上記第2タンクの液体量が第4閾値未満であることを示す第4信号を上記第4センサから受けたことに応じて上記第2バルブを開く。
(4) 好ましくは、上記コントローラは、上記吸引指示を受けたことに応じて、上記バルブ開動作、上記バルブ閉動作、及び上記吸引動作を所定回数だけ繰り返し実行する。
(5) 好ましくは、上記コントローラは、上記バルブ開動作、上記バルブ閉動作、及び上記吸引動作を上記所定回数のうちの第1回数だけ実行した後、上記バルブ開動作において上記第1バルブを閉じた状態に保つ。
(6) 好ましくは、上記コントローラは、上記バルブ開動作、上記バルブ閉動作、及び上記吸引動作を上記所定回数だけ繰り返し実行した後に、上記バルブ開動作を実行する。
(7) 好ましくは、上記吸引機構は、上記所定時間駆動されることで所定量を吸引し、上記所定量は、上記第1タンクの容量、及び上記第2タンクの容量より大きい。
(8) 好ましくは、上記液体供給装置は、第3センサ及び第4センサをさらに備えている。上記コントローラは、上記第1バルブ及び上記第2バルブを閉じた状態で、上記ヘッドから液体を吐出する記録動作を実行し、上記第1タンクの液体量が第3閾値未満であることを示す第3信号を上記第3センサから受けたことに応じて上記第1バルブを開き、上記第3信号を受けた後に上記第1信号を上記第1センサから受けたことに応じて上記第1バルブを閉じる第1バルブ開閉動作を実行し、上記第2タンクの液体量が第4閾値未満であることを示す第4信号を上記第4センサから受けたことに応じて上記第2バルブを開き、上記第4信号を受けた後に上記第2信号を上記第2センサから受けたことに応じて上記第2バルブを閉じる第2バルブ開閉動作を実行し、上記吸引指示を受けたことに応じて、上記吸引動作の実行を完了するまで上記第1バルブ開閉動作及び上記第2バルブ開閉動作を実行しない。
(9) 本発明に係る画像記録装置は、上記いずれかに記載の液体供給装置と、上記ヘッドから吐出される液体が着弾する記録媒体を搬送するための搬送部と、を備えている。
(10) 本発明に係る液体供給方法は、液体を貯留するための第1貯留部と、液体を貯留するための第2貯留部と、上記第1貯留部より低い位置に位置し、可撓性を有する第1タンクと、上記第2貯留部より低い位置に位置し、可撓性を有する第2タンクと、上記第1タンクから第1流路を通じて液体が流通可能であり、且つ上記第2タンクから第2流路を通じて液体が流通可能なヘッドと、を用いた液体供給方法である。上記液体供給方法は、吸引指示を受けたことに応じて、上記第1貯留部と上記第1タンクとを結ぶ流路を開閉する第1バルブ、及び上記第2貯留部と上記第2タンクとを結ぶ流路を開閉する第2バルブを開くバルブ開ステップと、上記バルブ開ステップの後に、上記第1タンクの液体量が第1閾値以上であることを示す第1信号を第1センサから受けたことに応じて上記第1バルブを閉じ、且つ上記第2タンクの液体量が第2閾値以上であることを示す第2信号を第2センサから受けたことに応じて上記第2バルブを閉じるバルブ閉ステップと、上記バルブ閉ステップの後に、駆動されることで、上記ヘッド側から上記第1流路及び上記第2流路に吸引圧を付与する吸引機構を所定時間駆動する吸引ステップと、を備えている。
本発明によれば、吸引によって複数の流路を通じてヘッドへ流れる液体量の差が小さくなる。
図1は、本発明の実施形態に係るプリンタ10の内部構成を示す模式図である。 図2は、キャリッジ41の移動範囲を示す図である。 図3は、制御部60の構成、及び制御部60に接続される要素を示すブロック図である。 図4は、インク供給部50の構成を示す模式図である。 図5は、ヘッド42周辺の構成を示す図であり、図5(A)はヘッド42周辺の斜視図であり、図5(B)は排気部45の断面図である。 図6は、制御部60によるインク自動供給処理のフローチャートである。 図7は、制御部60による画像記録処理のフローチャートである。 図8は、制御部60による初期導入処理のフローチャートである。 図9は、変形例に係る制御部60による初期導入処理のフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係るプリンタ10(画像記録装置の一例)及びインク供給部50(液体供給装置の一例)について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。以下の説明では、矢印の起点から終点に向かう進みが向きと表現され、矢印の起点と終点とを結ぶ線上の往来が方向と表現される。また、プリンタ10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、排出口13が設けられている面を前面として前後方向8が定義され、プリンタ10を前方から視て左右方向9が定義される。上下方向7、前後方向8、及び左右方向9は、互いに直交している。
[プリンタ10の全体構成]
図1に示されるプリンタ10は、インクジェット記録方式でシートS(記録媒体の一例)に画像を記録する画像記録装置である。シートSは、ロール状に巻かれた長尺の用紙である。シートSをプリンタ10に装着するために、シートSの巻回中心には貫通孔が形成されている。被記録媒体は、シール紙、ファンフォールド紙、裁断紙、或いは布地等でもよい。
プリンタ10は、概ね直方体状の筐体11を備えている。筐体11は、卓上、床上、又はラック等に載置可能なサイズを有する。筐体11の前壁12には、左右方向9に延伸するスリット状の排出口13が位置する。排出口13からは、プリンタ10により画像が記録されたシートSが排出される。排出されたシートSは、例えば、プリンタ10に取り付けられた巻取装置(図示せず)により巻き取られる。
図1に示されるように、プリンタ10は、筐体11内に、ホルダ21、テンショナ22、搬送ローラ対23、排出ローラ対24、プラテン25、カートリッジホルダ26、キャリッジ41、ヘッド42、及びインク供給部50(図4参照)を備えている。ヘッド42は、キャリッジ41に搭載されている。カートリッジホルダ26には、インク(液体の一例)を貯留するカートリッジ51が装着される。図2に示されるように、プリンタ10は、筐体11内に、2本のガイドレール37、38、及びキャップ81をさらに備えている。図3に示されるように、プリンタ10は、筐体11内に、制御部60、ホルダ駆動用モータ71、搬送用モータ72、キャリッジ駆動用モータ73、及びキャップ駆動用モータ74をさらに備えている。プリンタ10は、上述した要素以外に、ワイプ部、各種のモータ、各種のセンサ等をさらに備えていてもよい。
[シートSの搬送機構]
筐体11の内部には、上下方向7及び前後方向8に拡がる一対のサイドフレーム(図示せず)が位置する。ホルダ21は、シートSを支持する回転軸31を有する。回転軸31は左右方向9に延び、回転軸31の両端はサイドフレームに固定されている。回転軸31には、ホルダ駆動用モータ71(図3参照)の動力が伝達される。この動力により、ホルダ21は回転軸31の周方向に回転する。図1において、ホルダ21の回転方向は反時計回りである。ホルダ21の回転により、ホルダ21に支持されたロール体も回転する。シートSは、搬送ローラ対23及び排出ローラ対24が回転することにより、ロール体の後端から上方に引き出されテンショナ22へと案内される。
テンショナ22、搬送ローラ対23、及び排出ローラ対24は、それぞれ、サイドフレームの間で左右方向9に延び、左右方向9に平行な回転軸の周方向に回転可能に取り付けられている。テンショナ22には、バネなどの付勢部材によって後向きの付勢力が加えられている。テンショナ22は、ロール体から引き出されたシートSと当接して、シートSを前方へ向かって湾曲するように案内する。
搬送ローラ対23は、駆動ローラ32とピンチローラ33とを有し、テンショナ22の前方に位置する。排出ローラ対24は、駆動ローラ34とピンチローラ35とを有し、搬送ローラ対23のさらに前方に位置する。駆動ローラ32、34の下端位置は、上下方向7においてテンショナ22の上端位置に概ね一致する。ピンチローラ33は、駆動ローラ32に下方から当接する。ピンチローラ35は、駆動ローラ34に下方から当接する。
駆動ローラ32、34には、搬送用モータ72(図3参照)の動力が伝達される。この動力により、駆動ローラ32、34は回転する。これにより、駆動ローラ32、34は、ピンチローラ33、35との間にシートSをニップしながら搬送向き6へ搬送する。本実施形態では、搬送向き6は前向きである。搬送用モータ72、搬送ローラ対23、及び排出ローラ対24は、ヘッド42から吐出されるインクが着弾するシートSを搬送する搬送部として機能する。
[プラテン25]
プラテン25は、前後方向8において搬送ローラ対23及び排出ローラ対24の間の位置で、サイドフレームに取り付けられている。プラテン25は、サイドフレームの間で左右方向9に延び、前後方向8及び左右方向9に拡がるシートSの支持面36を有する。支持面36は、プラテン25の上端面である。支持面36の上下位置は、テンショナ22の上端位置と概ね一致する。プラテン25は、シートSを支持面36に吸着する吸着プラテンでもよい。
[キャリッジ41とヘッド42]
図2に示されるように、ガイドレール37、38は、互いに平行に左右方向9に延在する。ガイドレール37、38の上下方向7の位置は同じである。ガイドレール38は、前後方向においてガイドレール37の後方に位置する。ガイドレール37、38の両端は、サイドフレームに固定されている。キャリッジ41は、ガイドレール37、38によって支持されている。キャリッジ駆動機構(図示せず)には、キャリッジ駆動用モータ73(図3参照)の動力が伝達される。キャリッジ41は、ガイドレール37、38によって支持された状態で、キャリッジ駆動機構の作用によって左右方向9に移動する。
図1に示されるように、ヘッド42は、キャリッジ41に搭載されている。ヘッド42の下面は、ノズル面43と称される。ノズル面43には、インクを吐出する複数のノズル44が位置する。カートリッジホルダ26に装着されたカートリッジ51とヘッド42とは、インク供給部50(図4参照)を介して接続されている。カートリッジ51に貯留されたインクは、インク供給部50を経由してヘッド42へ供給される。キャリッジ41が左右方向9に移動している間に、ヘッド42へ供給されたインクがノズル44から吐出される。これにより、シートSに画像記録が行われる。
[制御部60]
図3に示されるように、制御部60は、CPU61、ROM62、RAM63、EEPROM64、及び、ASIC65を有する。ROM62は、制御部60の動作に必要な各種のデータ等を記憶している。RAM63は、CPU61の作業用メモリである。EEPROM64は、CPU61によって実行される制御プログラム等を記憶している。プリンタ10が画像記録を実行する前に、EEPROM64に記憶された制御プログラムはRAM63に複写される。CPU61は、RAM63に記憶された制御プログラムを実行する。これにより、制御部60は、後述するインク自動供給処理、画像記録処理、及び初期導入処理を実行する。制御部60は、コントローラの一例である。
制御部60は、ASIC65を介して、ホルダ駆動用モータ71、搬送用モータ72、キャリッジ駆動用モータ73、キャップ駆動用モータ74、昇降部材駆動用モータ75、ポンプ駆動用モータ76、及びヘッド42に電気的に接続されている。ホルダ駆動用モータ71、搬送用モータ72、キャリッジ駆動用モータ73、キャップ駆動用モータ74、昇降部材駆動用モータ75、及びポンプ駆動用モータ76は、制御部60からの制御に従い回転し、動力を発生させる。ヘッド42は、制御部60からの制御に従い、プラテン25上を搬送されるシートSに対してインクを吐出する。
ホルダ21は、ホルダ駆動用モータ71からの動力によって回転する。駆動ローラ32、34は、搬送用モータ72からの動力によって回転する。シートSは、搬送用モータ72からの動力によって搬送向き6に搬送される。キャリッジ41は、キャリッジ駆動用モータ73からの動力によって、左右方向9に移動する。キャップ81は、キャップ駆動用モータ74から動力によって、相対的に高い被覆位置と相対的に低い離間位置との間で上下方向7に移動する。昇降部材106(図5(B)参照。詳細は後述)は、昇降部材駆動用モータ75からの動力によって、相対的に高い当接位置と相対的に低い非当接位置との間で上下方向7に移動する。ポンプ85(図4参照)は、ポンプ駆動用モータ76からの動力によって駆動され、ポンプ85に接続された流路に吸引圧を付与する。なお、ホルダ駆動用モータ71、搬送用モータ72、キャリッジ駆動用モータ73、キャップ駆動用モータ74、昇降部材駆動用モータ75、及びポンプ駆動用モータ76の一部が、共通のモータで実現されていてもよい。
[キャリッジ41の移動範囲とキャップ81]
図2に示されるように、プラテン25は、左右方向9に長い形状を有し、上下方向7においてキャリッジ41の下方に位置する(図1参照)。プラテン25の左端は、左右方向9において、ガイドレール37、38の左端付近に位置する。プラテン25の右端は、左右方向9において、ガイドレール37、38の中央より右に位置する。キャップ81は、左右方向9においてプラテン25の右に位置する。プリンタ10が画像記録を実行している間、キャリッジ41は、プラテン25の範囲内で左右方向9に移動する。プリンタ10が画像記録を実行していない間、キャリッジ41は、ヘッド42がキャップ81に対向する位置(以下、待機位置と称される)に位置する。
図4に示されるように、キャップ81は、ヘッド42のノズル面43を覆うノズルキャップ82と、排気部45(詳細は後述)の排気口面46を覆う排気キャップ83とを有する。キャリッジ41が待機位置に位置するときに、キャップ81は被覆位置に位置する。このとき、ノズルキャップ82はヘッド42のノズル面43を覆い、排気キャップ83は排気部45の排気口面46を覆う。キャリッジ41が待機位置以外に位置するときに、キャップ81は離間位置に位置する。このとき、ノズルキャップ82はノズル面43を覆わず、排気キャップ83は排気口面46を覆わない。このようにキャップ81は、画像記録を実行していない間にノズル面43、及び排気口面46を覆う機能を有する。
[インク供給部50]
図4が参照されて、プリンタ10のインク供給部50について説明される。カートリッジホルダ26(図1参照)には、ブラック、シアン、マゼンタ、及びイエロのインクをそれぞれ貯留する4個のカートリッジ51b、51c、51m、51yが装着される。インク供給部50は、カートリッジ51b、51c、51m、51y、4個のバルブ52b、52c、52m、52y、4個のサブタンク53b、53c、53m、53y、8個のセンサ54b、54c、54m、54y、55b、55c、55m、55y、ヘッド42、ポンプ85、及び制御部60を備えている。
カートリッジ51b、51c、51m、51yに貯留されるインクは、所謂ラテックスインクであり、顔料、樹脂微粒子、及び添加剤を含有している。インクは、顔料及び樹脂微粒子を均一に分散させるに適した粘度を有している。顔料は、インクの色となるものである。樹脂微粒子は、シートSに顔料を付着させるためのものであり、例えばヒータ(図示せず)の加熱によってガラス転移温度を超える合成樹脂である。なお、プリンタ10は、少なくとも2個のカートリッジを装着でき、少なくとも2個のサブタンクを有していればよい。
インク流路56bは、カートリッジ51bとサブタンク53bとを結ぶ。インク流路56cは、カートリッジ51cとサブタンク53cとを結ぶ。インク流路56mは、カートリッジ51mとサブタンク53mとを結ぶ。インク流路56yは、カートリッジ51yとサブタンク53yとを結ぶ。インク流路57bは、サブタンク53bとヘッド42とを結ぶ。インク流路57cは、サブタンク53cとヘッド42とを結ぶ。インク流路57mは、サブタンク53mとヘッド42とを結ぶ。インク流路57yは、サブタンク53yとヘッド42とを結ぶ。
カートリッジ51bに貯留されたインクは、インク流路56bを経由してサブタンク53bに供給される。サブタンク53bは、カートリッジ51bから供給されたインクを貯留する。サブタンク53bに貯留されたインクは、インク流路57bを経由してヘッド42に供給される。同様に、カートリッジ51cに貯留されたインクは、インク流路56c、サブタンク53c、及びインク流路57cを経由してヘッド42に供給される。カートリッジ51mに貯留されたインクは、インク流路56m、サブタンク53m、及びインク流路57mを経由してヘッド42に供給される。カートリッジ51yに貯留されたインクは、インク流路56y、サブタンク53y、及びインク流路57yを経由してヘッド42に供給される。
サブタンク53b、53c、53m、53yは、可撓性を有する。サブタンク53b、53c、53m、53yの外形は、貯留するインクの量に応じて膨らんだ状態と萎んだ状態との間で変化する。サブタンク53bは、カートリッジ51bより低い位置に位置する。カートリッジ51bからサブタンク53bへのインクの供給は、水頭差によって行われる。サブタンク53bからヘッド42へのインクの供給は、最初はポンプ85によってヘッド42側から吸引することにより行われる。その後は、ヘッド42から吐出されたインクと同じ量のインクが、サブタンク53bからヘッド42へ供給される。サブタンク53c、53m、53yからヘッド42へのインクの供給も、同様の方法で行われる。
ヘッド42には、サブタンク53bからインク流路57bを通じてブラックインクが流通可能であり、サブタンク53cからインク流路57cを通じてシアンインクが流通可能であり、サブタンク53mからインク流路57mを通じてマゼンタインクが流通可能であり、サブタンク53yからインク流路57yを通じてイエロインクが流通可能である。インク供給部50は、カートリッジ51b、51c、51m、51yとヘッド42との間に4本のインク流路(ブラックインク用、シアンインク用、マゼンタインク用、及びイエロインク用のインク流路)を有する。
センサ54b、55bは、サブタンク53bの内部又は外部に位置し、サブタンク53bのインク量を検知する。センサ54bは、サブタンク53bのインク量が閾値TH1以上であることを示すセンサ信号Sb1を出力する。センサ55bは、サブタンク53bのインク量が閾値TH2未満であることを示すセンサ信号Sb2を出力する。同様に、センサ54c、54m、54yは、それぞれ、サブタンク53c、53m、53yのインク量が閾値TH1以上であることを示すセンサ信号Sc1、Sm1、Sy1を出力する。センサ55c、55m、55yは、それぞれ、サブタンク53c、53m、53yのインク量が閾値TH2未満であることを示すセンサ信号Sc2、Sm2、Sy2を出力する。
センサ54b、54c、54m、54y、55b、55c、55m、55yは、任意の方法で対応するサブタンク53のインク量を検知する。各センサは、例えば、サブタンク53の外形の変化を光学的に検知することにより、サブタンク53のインク量を検知してもよい。各センサは、公知のフロート方式、プリズム方式、或いは電極方式でサブタンク53のインク量を検知してもよい。センサ55b、55c、55m、55yがインク量との比較に用いる閾値TH2は、それぞれ、センサ54b、54c、54m、54yがインク量との比較に用いる閾値TH1よりも小さい。センサ54b、54c、54m、54yがインク量との比較に用いる閾値はすべて同じ値に限られず、4個の閾値の中に異なる値のものが含まれていてもよい。センサ55b、55c、55m、55yがインク量との比較に用いる閾値はすべて同じ値に限られず、4個の閾値の中に異なる値のものが含まれていてもよい。
制御部60には、センサ54b、54c、54m、54y、55b、55c、55m、55yからそれぞれ出力されたセンサ信号Sb1、Sc1、Sm1、Sy1、Sb2、Sc2、Sm2、Sy2が入力される。制御部60は、入力されたセンサ信号に基づき、バルブ52bの制御信号Vb、バルブ52cの制御信号Vc、バルブ52mの制御信号Vm、及びバルブ52yの制御信号Vyを出力する。制御信号Vb、Vc、Vm、Vyは、バルブ52の状態を開状態と閉状態との間で切り替える2値の信号である。
バルブ52bは、インク流路56b上に位置しており、制御信号Vbに応じてインク流路56bを開閉する。バルブ52cは、インク流路56c上に位置しており、制御信号Vcに応じてインク流路56cを開閉する。バルブ52mは、インク流路56m上に位置しており、制御信号Vmに応じてインク流路56mを開閉する。バルブ52yは、インク流路56y上に位置しており、制御信号Vyに応じてインク流路56yを開閉する。
インク流路57bは、ヘッド42側において、ヘッド42のノズル44に到達する部分と、排気部45の排気口47に到達する部分とに分岐する。ノズルキャップ82の内部空間は、切替部84の第1端に接続される。排気キャップ83の内部空間は、切替部84の第2端に接続される。切替部84の第3端は、ポンプ85の一端に接続される。ポンプ85の他端側には、廃液タンク86が位置する。切替部84は、制御部60からの制御により、ポンプ85をノズルキャップ82の内部空間、及び排気キャップ83の内部空間のいずれに接続するかを切り換える。ポンプ85は、ヘッド42側からインク流路57c、57b、57m、57yに吸引圧を付与する吸引機構の一例である。
[排気部45]
図5(A)に示されるように、ヘッド42の上部には、少量のインクを貯留する内部空間(図示せず)を有するバッファ91が位置する。バッファ91とヘッド42とは、上下方向7に延在する連結部92によって接続されている。バッファ91の右側には、直方体状の排気部45が位置する。排気口面46は、排気部45の下面であり、上下方向7においてノズル面43より高い位置に位置する。排気口面46には、4個の排気口47が位置する。4個の排気口47は、前後方向8に所定の間隔を開けて並んでいる。
バッファ91の上面には、4個のインク流入口93が位置する。4個のインク流入口93は、それぞれ、インク流路57b、57c、57m、57yの一部を構成するインクチューブ(図示せず)に接続されている。連結部92の後部には、4個の連結流路94が位置する。4個の連結流路94は、上下方向7に延在し、左右方向9に並んでいる。排気部45の上部には、4個の接続部95が位置する。4個のインク流入口93は、それぞれ、バッファ91内の4本のインク流路(図示せず)を介して4個の連結流路94に接続されている。インク流入口93に到達したインクは、バッファ91内のインク流路、及び連結流路94を経由してヘッド42に到達し、ノズル面43に位置するノズル44から下向きに吐出される。
4個の連結流路94は、それぞれ、バッファ91内の別の4本のインク流路(図示せず)を介して4個の接続部95にも接続されている。4個の接続部95は、それぞれ、主に気体が流れる4本の流路を介して4個の排気口47に接続されている。図5(B)に示されるように、接続部95と排気口47とを結ぶ流路は、拡径部101を有する。拡径部101の内部空間には、バネ102と弁体103とが位置する。弁体103は、本体部104と突出部105とを有する。本体部104は、拡径部101の内径に略等しい外径を有し、拡径部101内に位置する。突出部105は、拡径部101の内径より小さい外径を有し、拡径部101から排気口47に向けて下方へ突出している。バネ102は、弁体103の上方に位置し、弁体103を下向きに付勢する。通常状態では、本体部104はバネ102の作用により拡径部101の底面に押しつけられており、4個の排気口47は閉じた状態にある。
排気キャップ83の下方には、昇降部材106が位置する。昇降部材106は、4個の当接部107を有する。4個の当接部107は、上向きに突出した形状を有し、前後方向8に所定の間隔を開けて並んでいる。排気キャップ83の底面には、4個の貫通孔が位置する。4個の貫通孔は、前後方向8に所定の間隔を開けて並んでいる。4個の排気口47の間隔、4個の当接部107の間隔、及び排気キャップ83の4個の貫通孔の間隔は、いずれも同じである。4個の当接部107は、排気キャップ83の4個の貫通孔をそれぞれ貫通している。
上述されたように、昇降部材106は、昇降部材駆動用モータ75からの動力によって、相対的に高い当接位置と相対的に低い非当接位置との間で、上下方向7に移動可能である。昇降部材106は、排気キャップ83とは独立して、上下方向7に移動可能である。キャリッジ41が待機位置に位置し、且つ昇降部材106が当接位置に位置するとき、4個の当接部107は4個の突出部105にそれぞれ当接する。このとき、4個の弁体103は、バネ102の復元力に抗して上向きに移動し、拡径部101の底面から離れる。したがって、4個の排気口47は開いた状態になる。
キャリッジ41が待機位置に位置し、昇降部材106が非当接位置に位置するときには、排気口47は閉じた状態になる。この状態で、切替部84によってノズルキャップ82の内部空間とポンプ85とを接続した上でポンプ85を駆動することにより、インク流路57b、57c、57m、57yにヘッド42側から吸引圧が付与される。これにより、インク流路57b、57c、57m、57y内のインク及び気体は、ノズル44から排出される。ノズル44から排出されたインクは、廃液タンク86に貯留される。
キャリッジ41が待機位置に位置し、昇降部材106が当接位置に位置するときには、排気口47は開いた状態になる。この状態で、切替部84によって排気キャップ83の内部空間とポンプ85とを接続した上でポンプ85を駆動することにより、インク流路57b、57c、57m、57yにヘッド42側から吸引圧が付与される。これにより、インク流路57b、57c、57m、57y内のインク及び気体は、排気口47から排出される。排気口47からは、主に気体が排出される。
[制御部60の動作]
制御部60は、常時、図6に示されるインク自動供給処理を実行する。制御部60は、プリンタ10の初期設定時に、図8に示される初期導入処理を実行する。制御部60は、プリンタ10の初期設定完了後に、図7に示される画像記録処理を実行する。制御部60は、画像記録処理とインク自動供給処理とを並列に(或いは時分割で)実行する。制御部60は、初期導入処理を実行している間は、インク自動供給処理を停止する。
[インク自動供給処理]
制御部60は、図6に示されるインク自動供給処理において、S11~S26を繰り返し実行する。制御部60は、センサ信号Sb2(サブタンク53bのインク量が閾値TH2未満であることを示す信号)をセンサ55bから受けたかを判断する(S11)。制御部60は、センサ信号Sb2を受けたと判断したことに応じて(S11:Yes)、バルブ52bを開く(S12)。次に、制御部60は、センサ信号Sb1(サブタンク53bのインク量が閾値TH1以上であることを示す信号)をセンサ54bから受けたかを判断する(S13)。制御部60は、センサ信号Sb1を受けたと判断したことに応じて(S13:Yes)、バルブ52bを閉じる(S14)。
次に、制御部60は、センサ信号Sc2(サブタンク53cのインク量が閾値TH2未満であることを示す信号)をセンサ55cから受けたかを判断する(S15)。制御部60は、センサ信号Sc2を受けたと判断したことに応じて(S15:Yes)、バルブ52cを開く(S16)。次に、制御部60は、センサ信号Sc1(サブタンク53cのインク量が閾値TH1以上であることを示す信号)をセンサ54cから受けたかを判断する(S17)。制御部60は、センサ信号Sc1を受けたと判断したことに応じて(S17:Yes)、バルブ52cを閉じる(S18)。
次に、制御部60は、センサ信号Sm2(サブタンク53mのインク量が閾値TH2未満であることを示す信号)をセンサ55mから受けたかを判断する(S19)。制御部60は、センサ信号Sm2を受けたと判断したことに応じて(S19:Yes)、バルブ52mを開く(S20)。次に、制御部60は、センサ信号Sm1(サブタンク53mのインク量が閾値TH1以上であることを示す信号)をセンサ54mから受けたかを判断する(S21)。制御部60は、センサ信号Sm1を受けたと判断したことに応じて(S21:Yes)、バルブ52mを閉じる(S22)。
次に、制御部60は、センサ信号Sy2(サブタンク53yのインク量が閾値TH2未満であることを示す信号)をセンサ55yから受けたかを判断する(S23)。制御部60は、センサ信号Sy2を受けたと判断したことに応じて(S23:Yes)、バルブ52yを開く(S24)。次に、制御部60は、センサ信号Sy1(サブタンク53yのインク量が閾値TH1以上であることを示す信号)をセンサ54yから受けたかを判断する(S25)。制御部60は、センサ信号Sy1を受けたと判断したことに応じて(S25:Yes)、バルブ52yを閉じる(S26)。
[画像記録処理]
制御部60は、図7に示される画像記録処理において、S31~S41を繰り返し実行する。制御部60がS31を実行する時点において、キャリッジ41は待機位置に位置し、キャップ81は被覆位置に位置する。ヘッド42のノズル面43は、ノズルキャップ82によって覆われている。
制御部60は、操作部(図示せず)から画像記録指示を受け取る(S31)。具体的には、制御部60は、画像記録指示を受け取るまで、S31で待機する。制御部60は、S31で画像記録指示を受け取ると、4個のバルブ52b、52c、52m、52yを閉じる(S32)。次に、制御部60は、キャップ81を被覆位置から離間位置へ下向きに移動する(S33)。
次に、制御部60は、キャリッジ41を記録開始位置へ左向きに移動する(S34)。記録開始位置は、キャリッジ41がプラテン25に対向する所定の位置である。次に、制御部60は、シートSを記録開始位置まで搬送する(S35)。なお、制御部60は、S32~S34と並行してS35を実行してもよい。制御部60がS35までの処理を完了した時点で、プリンタ10は画像記録を開始できる状態にある。
次に、制御部60は、シートSに対して所定量の画像記録を実行する(S36)。具体的には、制御部60は、キャリッジ41を左右方向9に移動する。制御部60は、キャリッジ41が左右方向9に移動している間に、画像データに応じたインクをヘッド42のノズル44から吐出させる。S36は、記録動作の一例である。
次に、制御部60は、画像データが残っているかを判断する(S37)。制御部60は、S37において画像データが残っていると判断したことに応じて(S37:Yes)、S38へ進む。この場合、制御部60は、シートSを所定量だけ搬送し(S38)、S36へ進む。
制御部60は、S37で画像データが残っていないと判断したことに応じて(S37:No)、S39へ進む。この場合、制御部60は、シートSを所定位置まで排出する(S39)。次に、制御部60は、キャリッジ41を待機位置へ右向きに移動する(S40)。次に、制御部60は、キャップ81を離間位置から被覆位置へ上向きに移動する(S41)。その後、制御部60は、次の画像記録を実行するためにS31へ進む。
[初期導入処理]
プリンタ10が工場から出荷された時点では、インク流路56、57にインクは存在しない。そこで、プリンタ10が設置され、カートリッジホルダ26にカートリッジ51b、51c、51m、51cが装着された後に、制御部60は図8に示される初期導入処理を実行する。初期導入処理は、カートリッジ51b、51c、51m、51cからヘッド42へ4色のインクを導入する処理である。制御部60がS51を実行する時点において、キャリッジ41は待機位置に位置し、キャップ81は被覆位置に位置する。バルブ52b、52c、52m、52yは閉じており、サブタンク53b、53c、53m、53yは空である。
カートリッジホルダ26にカートリッジ51b、51c、51m、51yが装着された後に、制御部60は操作部から初期導入指示を受け取る(S51)。具体的には、制御部60は、初期導入処理を受け取るまで、S51で待機する。次に、制御部60は、インク自動供給処理を停止する(S52)。制御部60は、S53からS60を実行している間、図6に示されるインク自動供給処理を実行しない。次に、制御部60は、吸引回数をカウントするためのカウント値Nを1に初期化する(S53)。
次に、制御部60は、4個のバルブ52b、52c、52m、52yを開く(S54)。これ以降、カートリッジ51bからサブタンク53bへブラックインクが供給され、カートリッジ51cからサブタンク53cへシアンインクが供給され、カートリッジ51mからサブタンク53mへマゼンタインクが供給され、カートリッジ51yからサブタンク53yへイエロインクが供給される。これらインクの供給は、水頭差を用いて行われる。
次に、制御部60は、4個のサブタンク53b、53c、53m、53yのインク量がすべて閾値TH1以上になるまで待機する(S55)。具体的には、制御部60は、センサ54b、54c、54m、54yからセンサ信号Sb1、Sc1、Sm1、Sy1をそれぞれ受け取るまで、S55で待機する。
次に、制御部60は、4個のバルブ52b、52c、52m、52yを閉じる(S56)。これ以降、カートリッジ51bからサブタンク53bへのブラックインクの供給、カートリッジ51cからサブタンク53cへのシアンインクの供給、カートリッジ51mからサブタンク53mへのマゼンタインクの供給、及びカートリッジ51yからサブタンク53yへのイエロインクの供給は、停止する。
次に、制御部60は、ポンプ85を所定時間駆動して吸引する(S57)。制御部60がS57を実行している間、バルブ52b、52c、52m、52yは閉じた状態にある。昇降部材106(図5参照)は当接位置に位置しており、切替部84(図4参照)はポンプ85を排気キャップ83の内部空間に接続している。このため、インク流路57b、57c、57m、57yにヘッド42側から吸引圧が付与され、インク流路57b、57c、57m、57yにはサブタンク53b、53c、53m、53cに貯留されたインクがそれぞれ導入される。
ポンプ85は、所定時間駆動されることで所定量を吸引する。所定量は、サブタンク53b、53c、53m、53yの容量より大きく、インク流路57b、57c、57m、57yの容積より小さい。特に、キャリッジ41の左右方向9の移動距離が長い(言い換えると、シートSの幅が長い)ほど、インク流路57b、57c、57m、57yの長さが長くなるので、ポンプ85が吸引する所定量はインク流路57b、57c、57m、57yの容積と比べて十分に小さくなる。このため、制御部60がS57を1回実行しただけでは、インク流路57b、57c、57m、57yに導入された各色のインクは、ヘッド42には到達しない。そこで制御部60は、以下に示されるように、S54~S57を予め定められた吸引回数(以下、Mとする)だけ繰り返し実行する。
次に、制御部60は、カウント値Nが予め定められた吸引回数M以上かを判断する(S58)。制御部60は、S58においてカウント値Nが吸引回数M未満であると判断したことに応じて(S58:Yes)、S59へ進む。この場合、制御部60は、カウント値Nに1を加算し(S59)、再度S54~57を実行するためにS54へ進む。
制御部60は、S58においてカウント値Nが吸引回数M以上であると判断したことに応じて(S58:Yes)、S60へ進む。この場合、制御部60は、4個のバルブ52b、52c、52m、52yを開く(S60)。次に、制御部60は、S52で停止したインク自動供給を再開し(S61)、初期導入処理を終了する。
S58における吸引回数Mは、例えば、以下の式(1)及び(2)を満たすように定められる。
M>Q/v ・・・(1)
β×(m-1)×V<v<α×m×V ・・・(2)
ただし、式(1)及び(2)において、Qは初期導入時に必要な吸引量、vはS57においてポンプ85を1回駆動したときの吸引量(すべてのインク流路における吸引量の合計)、mはインク供給部50内のインク流路の数、Vはサブタンク53b、53c、53m、53yのいずれか1つの容量、α及びβは安全率を示す。安全率α及びβは、0より大きく、且つ1未満の値を取る。
制御部60が最初にS54~S56を実行したときに、カートリッジ51b、51c、51m、51yからサブタンク53b、53c、53m、53yへ、閾値TH1に応じた量のインクがそれぞれ流れる。制御部60が次に最初のS57を実行したときに、サブタンク53b、53c、53m、53yからインク流路57b、57c、57m、57yに導入されるインクの量は、インク流路57b、57c、57m、57yの流路抵抗等に応じて異なる。制御部60が2回目以降にS54~S56を実行したときには、カートリッジ51b、51c、51m、51yからサブタンク53b、53c、53m、53yへ、制御部60が前回S57を実行したときにサブタンク53b、53c、53m、53yからインク流路57b、57c、57m、57yに導入されたインクの量に相当する量のインクがそれぞれ流れる。
制御部60は、初期導入処理において、各サブタンク53に閾値TH1に応じた量以上のインクを供給した後に、各カートリッジ51から各サブタンク53へのインクの供給を停止した状態でポンプ85を駆動する。このため、インク流路57b、57c、57m、57yの間に抵抗差があり、インク流路57b、57c、57m、57yの間で吸引量に差がある場合には、流路抵抗が小さいインク経路57に接続されたサブタンク53が空になった後、ポンプ85の吸引圧は他のインク流路57に付与される。したがって、吸引によって複数のインク流路57b、57c、57m、57yを通じてヘッド42へ流れるインク量の差が小さくなる。
上記実施形態において、ブラック、シアン、マゼンタ、及びイエロの中から互いに異なる2色を選択し、選択した2色の英語スペルの先頭の文字をp、q(p、qは、b、c、m及びmのいずれか)とする。カートリッジ51pは第1貯留部の一例であり、カートリッジ51qは第2貯留部の一例である。バルブ52pは第1バルブの一例であり、バルブ52qは第2バルブの一例である。サブタンク53pは第1タンクの一例であり、サブタンク53qは第2タンクの一例である。センサ54pは第1センサの一例であり、センサ54qは第2センサの一例である。センサ55pは第3センサの一例であり、センサ55qは第4センサの一例である。センサ54pに関する閾値TH1は第1閾値の一例であり、センサ54qに関する閾値TH1は第2閾値の一例である。センサ55pに関する閾値TH2は第3閾値の一例であり、センサ55qに関する閾値TH2は第4閾値の一例である。インク流路56pは第1貯留部と第1タンクとを結ぶ流路の一例であり、インク流路56qは第2貯留部と第2タンクとを結ぶ流路の一例である。インク流路57pは第1流路の一例であり、インク流路57qは第2流路の一例である。
図6において、制御部60は、センサ信号Sp2をセンサ55pから受けたことに応じてバルブ52pを開き、センサ信号Sp2を受けた後に、センサ信号Sp1をセンサ54pから受けたことに応じてバルブ52pを閉じる。この動作は、第1バルブ開閉動作の一例である。制御部60は、センサ信号Sq2をセンサ55qから受けたことに応じてバルブ52qを開き、センサ信号Sq2を受けた後に、センサ信号Sq1をセンサ54qから受けたことに応じてバルブ52qを閉じる。この動作は、第2バルブ開閉動作の一例である。
図8において、初期導入指示は吸引指示の一例であり、S54はバルブ開動作の一例であり、S56はバルブ閉動作の一例であり、S57は吸引動作の一例である。制御部60は、S51において初期導入指示を受けたことに応じて、S54においてバルブ52を閉じるバルブ開動作を実行する。制御部60は、バルブ開動作を実行した後に、サブタンク53のインク量が閾値TH1以上であることを示すセンサ信号をセンサ54から受けたことに応じて、バルブ52を閉じるバルブ閉動作を実行する。制御部60は、バルブ閉動作を実行した後に、ポンプ85を所定時間駆動する吸引動作を実行する。
[実施形態の作用効果]
上記実施形態に係るプリンタ10及びインク供給部50によれば、複数のカートリッジ51とヘッド42とを結ぶ複数のインク流路56、57にインクを導入するために吸引を行う場合に、各サブタンク53に所定以上のインクを供給した後に、各カートリッジ51から各サブタンク53へのインクの供給を停止した状態でポンプ85を駆動することにより、吸引によって複数のインク流路57b、57c、57m、57yを通じてヘッド42へ流れるインク量の差が小さくなる。
制御部60は、吸引動作を実行した後に、バルブ開動作を実行する。したがって、吸引動作を実行した後に、各サブタンク53にインクが供給される。制御部60は、サブタンク53のインク量が閾値TH2未満であることを示すセンサ信号をセンサ55から受けたことに応じて対応するバルブ52を開く。したがって、各サブタンク53のインク量が所定未満になると、各サブタンク53にインクが供給される。
制御部60は、初期導入指示を受けたことに応じて、バルブ開動作、バルブ閉動作、及び吸引動作を予め定められた吸引回数M(所定回数の一例)だけ繰り返し実行する。したがって、各インク流路57に必要な量のインクを導入できる。制御部60は、バルブ開動作、バルブ閉動作、及び吸引動作を吸引回数Mだけ繰り返し実行した後に、バルブ開動作を実行する。したがって、バルブ開動作、バルブ閉動作、及び吸引動作を繰り返し実行した後に、各サブタンク53にインクが供給される。
制御部60は、バルブ52を閉じた状態で、画像記録動作を実行する。制御部60は、第1バルブ開閉動作及び第2バルブ開閉動作を実行し、初期導入指示を受けたことに応じて、吸引動作の実行を完了するまで第1バルブ開閉動作及び第2バルブ開閉動作を実行しない。したがって、各カートリッジ51から各サブタンク53へのインクの自動供給が行われる場合でも、吸引動作の実行を完了するまでは、インクの自動供給を停止して、各バルブ52を閉じられる。
[変形例]
上記実施形態に係るプリンタ10及び制御部60については、各種の変形例を構成できる。上記実施形態では、制御部60は、図8に示される初期導入処理を実行することとした。変形例では、制御部60は、図9に示される初期導入処理を実行する。
図9に示される初期導入処理は、図8に示される初期導入処理にS71及びS74を追加し、S54及びS56をそれぞれS72及びS73に置換したものである。変形例に係る制御部60は、初期導入処理を実行するために、ブラック、シアン、マゼンタ及びイエロに対応する4個のフラグFb、Fc、Fm、Fyを使用する。フラグFb、Fc、Fm、Fyは、それぞれ、各色のインクの導入量が十分でない状態ではクリアされており、各色のインクの導入量が十分な状態ではセットされている。フラグFb、Fc、Fm、Fyは、RAM63(図3参照)に記憶されている。
制御部60は、S51及びS52を実行した後、4個のフラグFb、Fc、Fm、Fyをクリアする(S71)。制御部60は、S53又はS59を実行した後、バルブ52b、52c、52m、52yのうちクリアされているフラグに対応するバルブを開く(S72)。制御部60は、S72において、例えば、フラグFb、Fyがクリアされており、フラグFc、Fmがセットされている場合には、バルブ52b、52yを開き、バルブ52c、52mを閉じたままにする。
制御部60は、S55を実行した後、バルブ52b、52c、52m、52yのうち開いているバルブを閉じる(S73)。制御部60は、S57を実行した後、フラグFb、Fc、Fm、Fyのうちインク導入量が十分な色のフラグをセットする(S74)。制御部60は、S74において、センサ54b、54c、54m、54y、55b、55c、55m、55yからそれぞれ出力されたセンサ信号Sb1、Sc1、Sm1、Sy1、Sb2、Sc2、Sm2、Sy2に基づき、各色のインク導入量が十分かを判断する。制御部60は、例えば、直前にS57を実行したことによりブラックインクの導入量が十分になったと判断したことに応じて、フラグFbをセットする。
変形例に係る制御部60は、バルブ開動作、バルブ閉動作、及び吸引動作を予め定められた吸引回数Mよりも少ないある回数だけ実行した後、バルブ開動作においてバルブ52を閉じた状態に保つ。上記ある回数は、第1回数の一例である。したがって、この変形例によれば、インクの導入が完了した流路についてカートリッジ51からサブタンク53へのインクの供給を停止して、不要なインクの排出を防止できる。
上記実施形態では、プリンタ10は1個のヘッド42を備えることとしたが、プリンタ10は2個以上のヘッド42を備えていてもよい。上記実施形態では、プリンタ10のインク供給部50は4個のインク流路を備えることとしたが、プリンタ10は2個、3個、又は5個以上のインク流路を備えていてもよい。
10・・・プリンタ(画像記録装置)
42・・・ヘッド
50・・・インク供給部(インク供給装置)
51・・・カートリッジ(第1貯留部、第2貯留部)
52・・・バルブ(第1バルブ、第2バルブ)
53・・・サブタンク(第1タンク、第2タンク)
54・・・センサ(第1センサ、第2センサ)
54・・・センサ(第3センサ、第4センサ)
56・・・インク流路(流路)
57・・・インク流路(第1流路、第2流路)
60・・・制御部(コントローラ)
85・・・ポンプ(吸引機構)

Claims (10)

  1. 液体を貯留するための第1貯留部と、
    液体を貯留するための第2貯留部と、
    上記第1貯留部より低い位置に位置し、可撓性を有する第1タンクと、
    上記第2貯留部より低い位置に位置し、可撓性を有する第2タンクと、
    上記第1貯留部と上記第1タンクとを結ぶ流路を開閉する第1バルブと、
    上記第2貯留部と上記第2タンクとを結ぶ流路を開閉する第2バルブと、
    上記第1タンクから第1流路を通じて液体が流通可能であり、且つ上記第2タンクから第2流路を通じて液体が流通可能なヘッドと、
    駆動されることで、上記ヘッド側から上記第1流路及び上記第2流路に吸引圧を付与する吸引機構と、
    第1センサと、
    第2センサと、
    コントローラと、を備え、
    上記コントローラは、
    吸引指示を受けたことに応じて、上記第1バルブ及び上記第2バルブを開くバルブ開動作を実行し、
    上記バルブ開動作を実行した後に、上記第1タンクの液体量が第1閾値以上であることを示す第1信号を上記第1センサから受けたことに応じて上記第1バルブを閉じ、且つ上記第2タンクの液体量が第2閾値以上であることを示す第2信号を上記第2センサから受けたことに応じて上記第2バルブを閉じるバルブ閉動作を実行し、
    上記バルブ閉動作を実行した後に、上記吸引機構を所定時間駆動する吸引動作を実行する液体供給装置。
  2. 上記コントローラは、上記吸引動作を実行した後に、上記バルブ開動作を実行する請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 第3センサ及び第4センサをさらに備えており、
    上記コントローラは、
    上記第1タンクの液体量が第3閾値未満であることを示す第3信号を上記第3センサから受けたことに応じて上記第1バルブを開き、上記第2タンクの液体量が第4閾値未満であることを示す第4信号を上記第4センサから受けたことに応じて上記第2バルブを開く請求項1に記載の液体供給装置。
  4. 上記コントローラは、上記吸引指示を受けたことに応じて、上記バルブ開動作、上記バルブ閉動作、及び上記吸引動作を所定回数だけ繰り返し実行する請求項2又は3に記載の液体供給装置。
  5. 上記コントローラは、上記バルブ開動作、上記バルブ閉動作、及び上記吸引動作を上記所定回数のうちの第1回数だけ実行した後、上記バルブ開動作において上記第1バルブを閉じた状態に保つ請求項4に記載の液体供給装置。
  6. 上記コントローラは、上記バルブ開動作、上記バルブ閉動作、及び上記吸引動作を上記所定回数だけ繰り返し実行した後に、上記バルブ開動作を実行する請求項4又は5に記載の液体供給装置。
  7. 上記吸引機構は、上記所定時間駆動されることで所定量を吸引し、
    上記所定量は、上記第1タンクの容量、及び上記第2タンクの容量より大きい請求項1から6のいずれかに記載の液体供給装置。
  8. 第3センサ及び第4センサをさらに備えており、
    上記コントローラは、
    上記第1バルブ及び上記第2バルブを閉じた状態で、上記ヘッドから液体を吐出する記録動作を実行し、
    上記第1タンクの液体量が第3閾値未満であることを示す第3信号を上記第3センサから受けたことに応じて上記第1バルブを開き、上記第3信号を受けた後に上記第1信号を上記第1センサから受けたことに応じて上記第1バルブを閉じる第1バルブ開閉動作を実行し、
    上記第2タンクの液体量が第4閾値未満であることを示す第4信号を上記第4センサから受けたことに応じて上記第2バルブを開き、上記第4信号を受けた後に上記第2信号を上記第2センサから受けたことに応じて上記第2バルブを閉じる第2バルブ開閉動作を実行し、
    上記吸引指示を受けたことに応じて、上記吸引動作の実行を完了するまで上記第1バルブ開閉動作及び上記第2バルブ開閉動作を実行しない請求項1から7のいずれかに記載の液体供給装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の液体供給装置と、
    上記ヘッドから吐出される液体が着弾する記録媒体を搬送するための搬送部と、を備えた画像記録装置。
  10. 液体を貯留するための第1貯留部と、液体を貯留するための第2貯留部と、上記第1貯留部より低い位置に位置し、可撓性を有する第1タンクと、上記第2貯留部より低い位置に位置し、可撓性を有する第2タンクと、上記第1タンクから第1流路を通じて液体が流通可能であり、且つ上記第2タンクから第2流路を通じて液体が流通可能なヘッドと、を用いた液体供給方法であって、
    吸引指示を受けたことに応じて、上記第1貯留部と上記第1タンクとを結ぶ流路を開閉する第1バルブ、及び上記第2貯留部と上記第2タンクとを結ぶ流路を開閉する第2バルブを開くバルブ開ステップと、
    上記バルブ開ステップの後に、上記第1タンクの液体量が第1閾値以上であることを示す第1信号を第1センサから受けたことに応じて上記第1バルブを閉じ、且つ上記第2タンクの液体量が第2閾値以上であることを示す第2信号を第2センサから受けたことに応じて上記第2バルブを閉じるバルブ閉ステップと、
    上記バルブ閉ステップの後に、駆動されることで、上記ヘッド側から上記第1流路及び上記第2流路に吸引圧を付与する吸引機構を所定時間駆動する吸引ステップと、を備えた液体供給方法。
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