JP2023066485A - 間仕切パネルの施工方法及び間仕切パネル - Google Patents

間仕切パネルの施工方法及び間仕切パネル Download PDF

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Kazuyasu Miyayama
真嗣 日▲高▼
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Abstract

【課題】透光板と厚さが異なるパネル体を取り付け得る間仕切パネルの施工方法及び間仕切パネルを提供する。【解決手段】天井2側に固定される上フレーム13、壁幅方向両側の縦フレーム15及び床3側に固定される下フレーム14を有した四周のフレーム12内に、横フレーム16及び透光板18が取り付けられたパネル本体11の上フレーム及び下フレームのそれぞれを貫通させて固着具をそれぞれの固定対象に止着してパネル本体を設置する工程と、パネル本体における上フレーム及び下フレームのうちの少なくとも一方を構成する固定対象側フレームと横フレームとによって区画された取付開口部に、固定対象側フレームにおける固着具の貫通部位を覆うようにパネル体を嵌め込んで取り付ける工程と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、間仕切パネルの施工方法及び間仕切パネルに関する。
従来より、建物内の空間を間仕切るように設置される間仕切壁が知られている。このような間仕切壁においては、採光等のために一部に透光部が設けられる場合がある。
例えば、下記特許文献1には、長手方向に沿って凹溝が設けられた支持部材と、支持部材の凹溝に嵌入され、ガラスなどの仕切り部材を保持する第一枠部材及び第二枠部材と、を備えた間仕切り部材が開示されている。この間仕切り部材の支持部材は、天井側に取り付けられる天井枠部材、床側に取り付けられる床枠部材およびこれらの間に所定間隔で取り付けられる間柱として使用される。
特開2003-336340号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された間仕切り部材では、取り扱い難い薄板のガラスを施工現場において取り付ける必要があり、また、ガラスに代えて部分的に化粧パネル等のパネル体を取り付けたい場合には、厚さ寸法が異なることから対応が困難であった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、取扱性を向上させながらも、透光板と厚さが異なるパネル体を部分的に取り付け得る間仕切パネルの施工方法及び間仕切パネルを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る間仕切パネルの施工方法は、天井側に固定される上フレーム、壁幅方向両側の縦フレーム及び床側に固定される下フレームを有した四周のフレーム内に、横フレームを介して透光板と該透光板よりも厚さが大とされたパネル体とが上下に配される間仕切パネルの施工方法であって、前記四周のフレーム内に前記横フレーム及び前記透光板が取り付けられたパネル本体の前記上フレーム及び前記下フレームのそれぞれを貫通させて固着具をそれぞれの固定対象に止着して前記パネル本体を設置する工程と、前記パネル本体における前記上フレーム及び前記下フレームのうちの少なくとも一方を構成する固定対象側フレームと前記横フレームとによって区画された取付開口部に、前記固定対象側フレームにおける前記固着具の貫通部位を覆うように前記パネル体を嵌め込んで取り付ける工程と、を備えていることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る間仕切パネルは、天井側の固定対象に固着具によって固定される上フレーム、壁幅方向両側の縦フレーム及び床側の固定対象に固着具によって固定される下フレームを有した四周のフレームと、該四周のフレーム内を上下に区画するように取り付けられた横フレームと、該横フレームによって上下に区画された開口部のうちのいずれかに取り付けられた透光板と、該透光板よりも厚さが大とされ、前記上フレーム及び前記下フレームのうちの少なくとも一方を構成する固定対象側フレームと前記横フレームとによって区画された取付開口部に、前記固定対象側フレームにおける前記固着具の貫通部位を覆うように嵌め込まれて取り付けられるパネル体と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係る間仕切パネルの施工方法及び間仕切パネルは、上述のような構成としたことで、取扱性を向上させながらも、透光板と厚さが異なるパネル体を部分的に取り付けることができる。
本発明の一実施形態に係る間仕切パネルの一例及びこれを備えた間仕切壁装置の一例を模式的に示す一部破断概略正面図である。 図1におけるY-Y線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)は、図1におけるX-X線矢視に対応させた一部を省略した一部破断概略横断面図、(b)は、(a)に対応させた一部破断概略分解横断面図である。 本発明の一実施形態に係る間仕切パネルの施工方法の一例を模式的に示し、図2に対応させた一部破断概略分解縦断面図である。 同間仕切パネルの施工方法の一例を模式的に示し、図2に対応させた一部破断概略分解縦断面図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
以下の実施形態では、本実施形態に係る間仕切パネルの一例を設置した状態を基準として上下方向等の方向を説明する。
図1~図5は、本実施形態に係る間仕切パネルの一例及びこれを備えた間仕切壁装置の一例並びに本実施形態に係る間仕切パネルの施工方法の一例を模式的に示す図である。
本実施形態に係る間仕切パネルの施工方法は、間仕切パネルの一例として、本実施形態に係る間仕切パネル10を施工する方法である。
本実施形態に係る間仕切パネル10は、図1に示すように、天井2側に固定される上フレーム13、壁幅方向両側の縦フレーム15,15及び床3側に固定される下フレーム14を有した四周のフレーム(四周フレーム)12を備えている。この間仕切パネル10は、他の間仕切パネル10とによって間仕切壁装置1を構成してもよい。図1では、複数枚(図例では、2枚)の間仕切パネル10,10と、戸枠7と、この戸枠7に建て付けられる戸パネル8と、を備えた間仕切壁装置1を例示している。図例では、戸パネル8として開き戸を例示しているが、このような例に限られない。この間仕切壁装置1は、建物内を区画するように設置される。
戸枠7は、天井2に沿うように天井2側の固定対象としての天井下地等の上枠下地に固定される上枠7aと、戸先側縦枠7bと、戸パネル8を回転自在(開閉自在)に保持する吊元側縦枠7cと、を備えている。戸先側縦枠7bには、戸パネル8に設けられたラッチを受けるラッチ受け等が設けられている。図例では、間仕切パネル10側が戸先側縦枠7bとなるように戸枠7を設置した例を示している。吊元側縦枠7cは、壁下地等の縦枠下地に固定されてもよい。戸先側縦枠7bは、図例では、隣接する間仕切パネル10の縦フレーム15に沿うように固定された縦枠部材6に沿うように配され、この縦枠部材6に固定された例を示している。この縦枠部材6は、上端部及び下端部が天井2側及び床3側の固定対象としての天井下地や床下地、床材等に固定されてもよい。図例では、この縦枠部材6の壁幅方向に沿う寸法を、戸先側縦枠7bの同方向に沿う寸法と略同寸法とした例を示しているが、このような例に限られない。
間仕切壁装置1は、図2に示すように、間仕切パネル10の上端側及び下端側を仮保持する上側ガイド4及び下側ガイド5を備えている。
上側ガイド4は、パネル幅(壁幅)方向に延びるように設けられ、間仕切パネル10の上端部を受け入れる凹所を区画する形状とされている。この上側ガイド4は、天井2に沿うように配される固定片部と、この固定片部のパネル厚さ(壁厚)方向両端部から垂れ下がるように設けられた保持片部と、を備えている。これら保持片部間に、間仕切パネル10の上端部(上フレーム13)が差し込まれて仮保持される。この上側ガイド4は、固定片部を貫通して固定対象に止着される固着具9によって固定対象に固定されてもよい。この上側ガイド4には、固着具9が挿通される挿通孔が設けられていてもよい。この上側ガイド4の長さ寸法は、複数枚の間仕切パネル10,10のパネル幅寸法を足し合わせた寸法に応じた寸法とされていてもよい。
下側ガイド5は、壁幅方向に延びるように設けられ、間仕切パネル10の下端部(下フレーム14)に設けられた保持溝14cに挿入される突部を構成する。この下側ガイド5は、厚さ方向が上下方向となるように、かつ床3に沿うように配される帯板状とされている。この下側ガイド5は、当該下側ガイド5を貫通して固定対象に止着される固着具9によって固定対象に固定されてもよい。この下側ガイド5には、固着具9が挿通される挿通孔が設けられていてもよい。この下側ガイド5の長さ寸法は、各間仕切パネル10の保持溝14cの溝長さ寸法よりも小とされていてもよい。この下側ガイド5の長さ寸法は、後記するように縦フレーム15にも保持溝が設けられている場合には、複数枚の間仕切パネル10,10のパネル幅寸法を足し合わせた寸法に応じた寸法とされていてもよい。
これら上側ガイド4及び下側ガイド5は、間仕切パネル10の上端部を上側ガイド4の凹所に受け入れさせた状態で、間仕切パネル10の下端部の保持溝14cに下側ガイド5を受け入れさせてけんどん状に間仕切パネル10を建て付け可能なように設けられている。このような構成とすれば、これら上側ガイド4及び下側ガイド5に間仕切パネル10を仮保持させた状態で、上フレーム13及び下フレーム14を固着具9,9によって、それぞれの固定対象に固定することができる。これら上側ガイド4及び下側ガイド5は、適宜の金属系材料や合成樹脂系材料から形成されていてもよい。これら上側ガイド4及び下側ガイド5の形状は、図例のような形状に限られず、適宜、変形が可能である。
複数枚(図例では、2枚)の隣り合う間仕切パネル10,10は、互いに隣接する縦フレーム15,15同士がねじ等の固着具や適宜の連結部材によって連結されてもよい。これら複数枚の間仕切パネル10,10のうちの戸枠7とは異なる側の端部に設置される間仕切パネル10は、その端部側の縦フレーム15が隣接する間仕切壁等に沿わせられてもよい。これら複数枚の間仕切パネル10,10は、同様の構成であるので、以下では、1枚を例にとって説明する。
間仕切パネル10は、図1に示すように、四周フレーム12内を上下に区画するように取り付けられた横フレーム16と、この横フレーム16によって上下に区画された開口部のうちのいずれかに取り付けられた透光板18と、を有したパネル本体11を備えている。このような構成とすれば、透光板18によって採光部を構成することができ、間仕切パネル10を採光パネルとして設置することができる。
この間仕切パネル10は、透光板18よりも厚さが大とされ、上フレーム13及び下フレーム14のうちの少なくとも一方を構成する固定対象側フレームと横フレーム16とによって区画された取付開口部19に嵌め込まれて取り付けられるパネル体20を備えている。つまり、この間仕切パネル10は、四周フレーム12内に、横フレーム16を介して透光板18とこの透光板18よりも厚さが大とされたパネル体20とが上下に配される構成とされている。このような構成とすれば、天井2側に欄間状にパネル体20を設けたり、床3側に腰板状にパネル体20を設けたりすることができる。このパネル体20は、固定対象側フレームにおける固着具9の貫通部位を覆うように嵌め込まれて取り付けられる。このような構成とすれば、厚さが大とされたパネル体20を言わば後付的にパネル本体11に対して取り付けることができ、また、これにより、固定対象側フレームを固着具9によって安定的に固定対象に固定することができる。また、固定対象側フレームにおける固着具9の貫通部位を目立ち難くすることができる。
具体的には、間仕切パネル10は、複数本(図例では、3本)の横フレーム16と、複数枚(図例では、3枚)の透光板18と、1枚のパネル体20と、を備えている。つまり、パネル本体11は、3本の横フレーム16,16,16によって上下に区画された4つの開口部のうちの3つに透光板18,18,18を取り付けた構成とされている。このパネル本体11の取付開口部19は、固定対象側フレームとしての下フレーム14と、その上方側の横フレーム16と、によって上下が区画されている。つまり、間仕切パネル10は、上端側となる3つの開口部のそれぞれに透光板18,18,18が取り付けられ、下端側の取付開口部19に腰板状にパネル体20が取り付けられる構成とされている。図例では、3枚の透光板18,18,18の上下方向に沿う寸法を、いずれも略同寸法とした例を示しているが、このような例に限られない。また、これら透光板18,18,18のそれぞれを、各開口部に固定的に、つまり、固定窓(FIX窓)状に設けた例を示しているが、このような例に代えて、少なくともいずれか1枚が可動窓を構成してもよい。
透光板18は、アクリルやポリカーボネート等の合成樹脂系材料やガラス等の透光性材料から形成されている。この透光板18は、例えば、2枚のガラス板を厚さ方向に接合した合わせガラスでもよい。この透光板18は、略無色透明に限られず、有色透明や半透明でもよい。この透光板18としては、例えば、透明材料に着色剤が添加されて有色透明とされていてもよく、樹脂フィルム等が積層されて有色透明とされていてもよい。この透光板18としては、スモークガラス状やすりガラス状とされていてもよく、チェッカー状やモール状、アクア状、レイン状、かすみ状等の種々の模様が施された装飾透光板でもよく、その他、種々の構成とされていてもよい。この透光板18は、2枚の透明(透光)パネル間に、和紙等のシート材を介在させた構成とされていてもよい。
四周フレーム12の内周面並びに横フレーム16の上面及び下面には、図2及び図3(a)に示すように、透光板18の周端部18aを受け入れる受入溝13a,14a,15a,16aが設けられている。これら受入溝13a,14a,15a,16aにおける透光板18の周端部18aを受け入れる部位には、透光板18の周端部18aを保持するガスケット(グレイジングガスケット)17,17,17,17が嵌め込まれている。このようなガスケット17としては、断面略C字状とされたいわゆるグレイジングチャンネルや壁厚方向(透光板18の厚さ方向)に分離されたグレイジングビードでもよい。
上フレーム13は、図2に示すように、天井2側の固定対象に固着具9によって固定される。この上フレーム13は、壁幅方向に長尺状とされ、長手方向に見て概ね方形状とされている。この上フレーム13の上下方向に沿う見付寸法及び壁厚方向に沿う見込寸法は、見栄え上や強度上の観点や、透光板18を安定的に保持する観点、当該間仕切パネル10の固定性等の観点等から適宜の寸法としてもよい。図例では、上フレーム13は、その見付寸法よりも見込寸法が大とされた例を示している。
この上フレーム13の受入溝13aは、四周フレーム12の内周面を構成する下面において下方側に向けて開口するように設けられている。この受入溝13aは、上フレーム13の全長に亘って設けられている。この受入溝13aは、上フレーム13の見込方向略中央部に設けられている。図例では、この受入溝13aの溝幅方向両側を区画する両側の溝壁面の開口側部位に、互いに対向する方向に向けて突出し、ガスケット17の抜け止めとなる抜止片部を設けた例を示している。
この上フレーム13の受入溝13aの見込方向両側には、全長に亘って貫通するように中空部が設けられている。換言すれば、上フレーム13の受入溝13aの見込方向両側部位は、中空筒状とされている。
この上フレーム13には、固着具9が挿通され、固着具9の貫通部位を構成する挿通孔13bが設けられている。この挿通孔13bは、上フレーム13の見込方向一方側の中空部の下方側を区画する下壁部を貫通するように設けられている。この挿通孔13bは、固着具9の頭部の挿通が可能なように内径が頭部の外径よりも大とされている。この挿通孔13bを覆うように取り付けられるキャップ部材が設けられていてもよい(二点鎖線参照)。上フレーム13の見込方向一方側の中空部の上方側を区画する上壁部にも固着具9の軸部が挿通される挿通孔が設けられていてもよい。図例では、上フレーム13の見込方向略中央部に、上面において上方側に向けて開口する凹溝が全長に亘って設けられた例を示している。
下フレーム14は、床3側の固定対象に固着具9によって固定される。この下フレーム14は、壁幅方向に長尺状とされ、長手方向に見て概ね方形状とされている。この下フレーム14は、上フレーム13と同寸同形状、つまり、同一部材とされている。この下フレーム14には、上記同様な受入溝14aや、固着具9の貫通部位を構成する挿通孔14bが設けられている。受入溝14aは、上記同様、四周フレーム12の内周面を構成する上面において上方側に向けて開口するように、かつ下フレーム14の全長に亘って設けられている。挿通孔14bは、上記同様、下フレーム14の見込方向一方側の中空部の上方側を区画する上壁部を貫通するように設けられている。この下フレーム14の見込方向一方側の中空部の下方側を区画する下壁部にも固着具9の軸部が挿通される挿通孔が設けられていてもよい。この下フレーム14の見込方向略中央部には、上記同様、下面において下方側に向けて開口する保持溝14cが全長に亘って設けられている。この保持溝14cの溝幅寸法及び溝深さ寸法は、上記した下側ガイド5の受け入れが可能なように適宜の寸法とされている。
横フレーム16は、壁幅方向に長尺状とされ、長手方向に見て概ね方形状とされている。この横フレーム16の見付寸法及び見込寸法は、見栄え上や強度上の観点や、透光板18を安定的に保持する観点等から適宜の寸法としてもよい。図例では、横フレーム16の見付寸法及び見込寸法は、上フレーム13及び下フレーム14の見付寸法及び見込寸法と略同寸法とされた例を示している。
この横フレーム16には、上下方向両側において開口するように、上記同様な受入溝16a,16aが全長に亘って設けられている。これら受入溝16a,16aは、上記同様、横フレーム16の見込方向略中央部に設けられている。これら受入溝16a,16aの溝幅方向両側を区画する両側の溝壁面の開口側部位には、上記同様、抜止片部が設けられている。
横フレーム16は、これら受入溝16a,16aの溝底を構成する部位同士を接続する壁部を設け、この壁部の見込方向両側に、全長に亘って貫通するように中空部を設けた構成とされている。
壁幅方向両側の縦フレーム15,15は、図1及び図3(a)に示すように、上下方向に長尺状とされ、長手方向に見て概ね方形状とされている。これら両側の縦フレーム15,15は、互いに同寸同形状、つまり、同一部材とされている。これら両側の縦フレーム15,15は、長手方向に貫通するように中空部が設けられた中空筒状とされている。これら両側の縦フレーム15,15の壁幅方向に沿う見付寸法及び壁厚方向に沿う見込寸法は、上記同様、見栄え上や強度上の観点や、透光板18を安定的に保持する観点等から適宜の寸法としてもよい。図例では、これら両側の縦フレーム15,15の見付寸法及び見込寸法は、上フレーム13及び下フレーム14の見付寸法及び見込寸法と略同寸法とされた例を示している。
これら両側の縦フレーム15,15の受入溝15a,15aは、上記と概ね同様、四周フレーム12の内周面を構成する互いに向き合う対向側面において対向方向となるパネル幅方向中心側に向けて開口するように、かつこれらの全長に亘って設けられている。これら受入溝15a,15aは、上記同様、各縦フレーム15,15の見込方向略中央部に設けられている。これら受入溝15a,15aの溝幅方向両側を区画する両側の溝壁面の開口側部位には、上記同様、抜止片部が設けられている。
これら両側の縦フレーム15,15のパネル幅方向外側に向く面には、シール材(パッキン)を収容可能なシール受溝がパネル幅方向外側に向けて開口するように、かつこれらの全長に亘って設けられている。図例では、縦フレーム15,15のパネル幅方向外側に向く面の見込方向両側にシール受溝が設けられた例を示している。例えば、隣接する間仕切壁等に当接される側となる縦フレーム15のシール受溝に、当接対象に対して弾性変形を伴い接触するシール材が設けられていてもよい。
これら縦フレーム15,15に、隣り合う間仕切パネル10の縦フレーム15,15同士を連結する固着具が挿通される挿通孔が設けられていてもよい。
これら縦フレーム15,15の下端部に、下フレーム14の保持溝14cに連通するように保持溝が設けられていてもよい。
これら縦フレーム15,15と上フレーム13及び下フレーム14とは、いわゆる縦勝ち状に接合されている。つまり、これら縦フレーム15,15と上フレーム13及び下フレーム14とは、上フレーム13及び下フレーム14の長手方向の各端面が縦フレーム15,15の上下端部の対向側面に突き合わせられて接合されている。横フレーム16は、その長手方向の各端面が縦フレーム15,15の上下方向途中部位の対向側面に突き合わせられて各縦フレーム15,15に接合されている。
縦フレーム15,15と上フレーム13、下フレーム14及び横フレーム16とは、上フレーム13、下フレーム14及び横フレーム16に設けられた止着部に、縦フレーム15,15のパネル幅方向外側から止着された固着具によって接合されていてもよい。この場合、縦フレーム15,15の適所に、固着具が挿通される挿通孔が設けられていてもよい。縦フレーム15,15と上フレーム13、下フレーム14及び横フレーム16との接合は、このような態様に限られず、適宜の接合金具等を介して接合されていてもよく、その他、種々の態様によって接合されていてもよい。
上記した四周フレーム12を構成する上フレーム13、下フレーム14及び縦フレーム15,15並びに横フレーム16は、金属系材料や合成樹脂系材料から形成され、全長に亘って略一様な断面形状とされた押出成形品でもよい。金属系材料としては、アルミニウムやステンレス等が挙げられる。合成樹脂系材料としては、塩化ビニル樹脂や、その他、種々の樹脂の採用が可能であり、また、ガラス繊維や炭素繊維等の強化繊維を含んだいわゆる繊維強化樹脂でもよい。
これら上フレーム13、下フレーム14及び縦フレーム15,15並びに横フレーム16の表面は、塗装や化粧シートの貼着等によって適宜の表面化粧処理が施された化粧面でもよい。例えば、これら上フレーム13、下フレーム14及び縦フレーム15,15並びに横フレーム16の表面は、アイアン調の黒色系やマット調の白色系の表面仕上処理が施されていてもよい。
間仕切パネル10(パネル体20取付前のパネル本体11)は、図3(b)及び図5に示すように、取付開口部19に内方側に向けて突出するように設けられ、パネル体20の嵌め込み方向前側縁部20aが当接される受け片部22を備えている。間仕切パネル10は、パネル体20の嵌め込み方向後側縁部20bを押えるように取付開口部19に取り付けられる押え部材26を備えている。このような構成とすれば、パネル体20の前側縁部20aを、受け片部22に当接させた状態で、パネル体20の後側縁部20bを押える押え部材26を取付開口部19に取り付けてパネル体20を取り付けることができる。これにより、パネル体20を取付開口部19に嵌め込み、押え部材26を取付開口部19に取り付けることでパネル体20を容易に取り付けることができる。また、パネル体20を、受け片部22と押え部材26とによって挟み込むようにして固定することができ、パネル体20を固定する固着具等が露出することがなく、見栄えを向上させることができる。
取付開口部19及び押え部材26のうちの一方には、パネル厚さ方向に突出するように他方に設けられた嵌合突部28が嵌め入れられる嵌合凹部25がパネル厚さ方向に開口するように設けられている。このような構成とすれば、取付開口部19及び押え部材26のうちの一方に設けられた嵌合凹部25に、他方に設けられた嵌合突部28をパネル厚さ方向に移動させて嵌め入れることで、取付開口部19に対して押え部材26を容易に取り付けることができる。
受け片部22は、取付開口部19のパネル厚さ方向一方側周縁部の略全周に亘って設けられている。このような構成とすれば、パネル体20のパネル厚さ方向一方側の周端部を、略全周に亘って受け片部22によって受けることができる。
押え部材26は、取付開口部19に取り付けられた状態で、取付開口部19のパネル厚さ方向他方側周縁部の略全周に亘って位置するように配される押え片部27を備えている。このような構成とすれば、パネル体20のパネル厚さ方向他方側の周端部を、略全周に亘って押え片部27によって押えることができる。また、パネル体20の厚さ方向両側の周端部に、これら受け片部22及び押え片部27が額縁状に設けられることとなり、これらが周方向に間隔を空けて設けられた構成と比べて、見栄えを向上させることができる。また、パネル体20の厚さ寸法が取付開口部19を区画するフレーム(下フレーム14、横フレーム16及び両側の縦フレーム15,15)の見込寸法と概ね同寸法となり、パネル体20が取り付けられた部位を重厚感や安定感のある外観とすることができる。
受け片部22は、取付開口部19の内周面に設けられた受入溝14a,15a,15a,16aを覆うように取付開口部19に取り付けられ、かつ押え部材26を保持する保持部(嵌合凹部25)が設けられたパネル受部材21に設けられている。このような構成とすれば、受入溝14a,15a,15a,16aを覆うように取付開口部19にパネル受部材21を取り付けることで、パネル体20が当接される受け片部22を設けることができる。また、このパネル受部材21の保持部を構成する嵌合凹部25に、押え部材26を保持させることができる。これにより、透光板18を取り付ける開口部を区画するフレームと、パネル体20を取り付ける取付開口部19を区画するフレームと、を共通の部品とすることができる。
パネル受部材21には、パネル体20の周端面20cに対向するように配される対向面24と、この対向面24よりも外周側となるように段下がり状に設けられ、取付対象に止着される固着具9の頭部を収容する頭部収容部23と、が設けられている。このような構成とすれば、パネル受部材21を取付対象に固定する固着具9の頭部がパネル体20の周端面20cに干渉するようなことを抑制することができる。
具体的には、パネル体20が後付的に施工現場において嵌め込まれる取付開口部19は、図3(b)及び図4に示すように、下フレーム14、その上方側の横フレーム16及び両側の縦フレーム15,15によって四周が区画されている。
パネル受部材21は、取付開口部19の内周面を構成する下フレーム14の上面、横フレーム16の下面及び両側の縦フレーム15,15の対向側面のそれぞれに沿うように設けられる。図例では、両側の縦フレーム15,15の取付開口部19の内周面を構成する部位となる対向側面の略全長に亘る長さとされたパネル受部材21,21を設けた例を示している。また、これら両側の縦フレーム15,15に取り付けられたパネル受部材21,21間に亘る長さとされたパネル受部材21,21を、下フレーム14及び横フレーム16に取り付けた例を示している。つまり、取付開口部19の内周面に、縦勝状にパネル受部材21を設けた例を示しているが、このような例に限られない。
パネル受部材21の受け片部22は、取付開口部19の内周面のパネル厚さ方向一方側周縁部から取付開口部19の中心側(当該パネル受部材21と対向するパネル受部材21側)に向けて突出するように設けられている。この受け片部22は、パネル受部材21の対向面24よりも取付開口部19の中心側に向けて突出するように設けられている。この受け片部22の対向面24からの突出寸法は、パネル体20の前側縁部20aを安定的に受ける観点や見栄え上の観点等から適宜の寸法としてもよい。パネル受部材21は、受け片部22のパネル厚さ方向外側に向く面が取付対象となる下フレーム14、両側の縦フレーム15,15及び横フレーム16のパネル厚さ方向外側(一方側)に向く面と概ね同一平面状となるように設けられている。つまり、取付開口部19の四周の各内周面に取り付けられたパネル受部材21の受け片部22は、パネル厚さ方向で一致する位置となるように設けられている。
パネル受部材21の頭部収容部23は、受け片部22のパネル厚さ方向中心側に隣接した位置となるように設けられている。頭部収容部23は、取付開口部19の中心側に向けて開口するように、かつパネル受部材21の全長に亘って延びるように溝状に設けられている。この頭部収容部23は、取付開口部19の内周面に沿うように設けられた底片部によって溝底が区画されている。パネル受部材21は、取付対象(下フレーム14、両側の縦フレーム15,15及び横フレーム16)のパネル厚さ方向一方側部位に底片部を介して止着された固着具9によって取付対象に取り付けられる。底片部には、固着具9の挿通孔が設けられていてもよい。このパネル受部材21は、工場等において予めパネル本体11に取り付けられていてもよく、工場出荷後に施工現場等においてパネル本体11に取り付けられてもよい。
頭部収容部23の溝幅方向一方側は、底片部の溝幅方向一方側縁部から取付開口部19の中心側に向けて立ち上がるように設けられた受け片部22の基端側部位によって区画されている。この受け片部22の基端側部位には、パネル体20の前側縁部20aの周端面20cが当接される突部が設けられている。この突部は、取付開口部19の中心側に向く面が対向面24と略同一平面状となるように設けられている。
頭部収容部23の溝幅方向他方側は、底片部の溝幅方向他方側縁部から取付開口部19の中心側に向けて突出するように設けられ、突出方向先端面が対向面24を構成する突段部の段壁面によって区画されている。
パネル受部材21の突段部は、受入溝14a,15a,15a,16aを覆うように、かつ取付開口部19の内周面のパネル厚さ方向中央部に位置するように設けられている。この突段部は、パネル厚さ方向一方側に頭部収容部23の形成が可能なように、かつパネル厚さ方向他方側に後記する押え部材26の配置が可能なように設けられている。この突段部に、パネル厚さ方向他方側に向けて開口する嵌合凹部25が設けられている。嵌合凹部25は、パネル受部材21の全長に亘って延びるように溝状に設けられている。この嵌合凹部25の両溝内壁の溝深さ方向途中部位には、互いに向き合う方向に向けて突出する係止突部が設けられている。図例では、突段部における嵌合凹部25のパネル厚さ方向一方側部位に、全長に亘って貫通する中空部が設けられた例を示している。
下フレーム14のパネル受部材21は、下フレーム14の挿通孔14bを露出させるように下フレーム14に取り付けられている。
押え部材26は、図2及び図3に示すように、パネル受部材21と同様、取付開口部19の内周面を構成する下フレーム14の上面、横フレーム16の下面及び両側の縦フレーム15,15の対向側面のそれぞれに沿うようにパネル受部材21に取り付けられる。図例では、両側の縦フレーム15,15の取付開口部19の内周面を構成する部位となる対向側面の略全長に亘る長さとされた押え部材26,26を設けた例を示している(図1も参照)。また、これら両側の縦フレーム15,15のパネル受部材21,21に取り付けられた押え部材26,26間に亘る長さとされた押え部材26,26を、下フレーム14及び横フレーム16のパネル受部材21,21に取り付けた例を示している。つまり、上記したパネル受部材21と同様、取付開口部19の内周面に、縦勝状に押え部材26を設けた例を示しているが、このような例に限られない。
この押え部材26は、長手方向に見て略方形状とされた本体部における取付開口部19の内周面側に向く面が内周面に当接され、取付開口部19の中心側に向く面がパネル受部材21の対向面24と略同一平面状となるようにパネル受部材21に取り付けられる。図例では、この本体部に、全長に亘って貫通する中空部が設けられた例を示している。
押え部材26の嵌合突部28は、本体部からパネル厚さ方向一方側に向けて突出するように設けられている。この嵌合突部28の両外側面には、上記した嵌合凹部25の係止突部に係止する係止部が設けられている。図例では、嵌合突部28は、嵌合凹部25の溝幅方向両内壁のそれぞれに沿うように差し込まれる一対の突片部によって構成されている。この嵌合突部28は、嵌合凹部25に対して容易には脱離不能に嵌め込まれる構成でもよい。
この押え部材26は、嵌合突部28を嵌合凹部25に嵌め込んでパネル受部材21に取り付けられた状態で、本体部のパネル厚さ方向外側に向く面がパネル受部材21の取付対象のパネル厚さ方向外側(他方側)に向く面と概ね同一平面状となる構成とされている。
押え片部27は、本体部のパネル厚さ方向外側で取付開口部19中心側となる縁部から取付開口部19の中心側に向けて突出するように設けられている。この押え片部27の本体部からの突出寸法は、パネル体20の後側縁部20bを安定的に押える観点や見栄え上の観点等から適宜の寸法としてもよい。図例では、押え片部27の本体部からの突出寸法とパネル受部材21の受け片部22の対向面24からの突出寸法とを略同寸法とした例を示している。このような構成とすれば、パネル体20の周縁部の外観を、パネル厚さ方向両側において略同様とすることができる。
この押え片部27と本体部との入隅部に、図3(b)及び図5において二点鎖線にて示すように、パネル体20の後側縁部20bに圧縮変形を伴って接触するクッション材29が設けられていてもよい。このような構成とすれば、取付開口部19に取り付けられたパネル体20のがたつきを抑制することができる。このクッション材29は、押え部材26の全長に亘って延びるように設けられていてもよく、長手方向に間隔を空けて複数箇所に設けられていてもよい。
パネル受部材21及び押え部材26は、上記した四周フレーム12と同様、金属系材料や合成樹脂系材料から形成され、全長に亘って略一様な断面形状とされた押出成形品でもよい。パネル受部材21及び押え部材26の表面は、上記した四周フレーム12と同様、塗装や化粧シートの貼着等によって適宜の表面化粧処理が施された化粧面でもよい。パネル受部材21及び押え部材26の表面は、上記した四周フレーム12と同色調や同柄状の化粧面でもよい。
パネル体20は、図1~図3に示すように、方形平板状とされている。このパネル体20は、四周の前側縁部20aが四周の受け片部22に当接または近接し、四周の後側縁部20bが四周の押え片部27に当接または近接するように取付開口部19に取り付けられる。パネル体20は、その下面側となる周端面20cが下フレーム14のパネル受部材21の対向面24及び押え部材26の本体部上面に当接した状態で取付開口部19に取り付けられる。パネル体20は、その上面側となる周端面20cが横フレーム16のパネル受部材21の対向面24及び押え部材26の本体部下面に近接した状態で取付開口部19に取り付けられる。パネル体20は、そのパネル幅方向両側となる周端面20cが縦フレーム15,15のパネル受部材21の対向面24及び押え部材26の本体部側面に当接または近接した状態で取付開口部19に取り付けられる。
このパネル体20の厚さ寸法は、上記のように取付開口部19に取付可能なように、受け片部22から押え片部27までのパネル厚さ方向に沿う寸法に応じた寸法とされている。このパネル体20の上下方向に沿う寸法は、上記のように取付開口部19に取付可能なように、下フレーム14の対向面24から横フレーム16の対向面24までの寸法に応じた寸法とされている。このパネル体20のパネル幅方向に沿う寸法は、上記のように取付開口部19に取付可能なように、両側の縦フレーム15,15の対向面24,24間の寸法に応じた寸法とされている。図例では、パネル体20は、その上下方向に沿う寸法がパネル幅方向に沿う寸法よりも大とされた例を示しているが、このような例に限られない。
このパネル体20は、方形平板状とされた適宜の基板の厚さ方向両面に、化粧シートの貼着や塗装等の表面化粧処理が施された化粧パネルでもよい。このパネル体20は、中実板状とされた構成に限られず、枠状芯材に表面板が貼着されたいわゆるフラッシュパネル状とされていてもよい。また、パネル体20は、不透光な方形平板状とされた構成に限られず、貫通孔やスリット等が設けられた欄間状やガラリ状とされていてもよい。
上記構成とされた間仕切パネル10の施工方法は、図4に示すように、四周フレーム12内に横フレーム16及び透光板18が取り付けられたパネル本体11を設置する工程を備えている。このような構成とすれば、取り扱い難い透光板18を取り付けた状態でパネル本体11を設置することができ、取扱性を向上させることができる。この際、上記した上側ガイド4の凹所にパネル本体11の上端部を差し込み、下端部の保持溝14cに下側ガイド5を受け入れ、これら上側ガイド4及び下側ガイド5にパネル本体11を仮保持させるようにしてもよい。
また、このパネル本体11を設置する工程においては、パネル本体11の上フレーム13及び下フレーム14のそれぞれを貫通させて固着具9,9をそれぞれの固定対象に止着してパネル本体11を設置する構成とされている。このような構成とすれば、パネル本体11の上下をそれぞれの固定対象に固着具9,9によって安定的に固定することができる。
図例では、上フレーム13の挿通孔13bを介して固着具9を天井2側の固定対象に止着して上フレーム13を天井2側に固定した例を示している。また、下フレーム14の挿通孔14bを介して固着具9を床3側の固定対象に止着して下フレーム14を床3側に固定した例を示している。
同施工方法は、上フレーム13及び下フレーム14のうちの少なくとも一方を構成する固定対象側フレームとしての下フレーム14と横フレーム16とによって区画された取付開口部19に、パネル体20を嵌め込んで設置する工程を備えている。同施工方法は、下フレーム14における固着具9の貫通部位としての挿通孔14bを覆うようにパネル体20を取付開口部19に嵌め込んで取り付ける構成とされている。このような構成とすれば、厚さが大とされたパネル体20を言わば後付的に取り付けることができ、また、これにより、下フレーム14を固着具9によって安定的に固定対象に固定することができる。つまり、下フレーム14を固着具9によって床3側に固定した後に、この固着具9の挿通孔14bを覆うようにパネル体20を取り付けることができる。
同施工方法においては、図3(b)及び図5に示すように、パネル体20を取付開口部19に嵌め込み、その前側縁部20aを受け片部22に当接させる。次いで、パネル体20の後側縁部20bを押える押え部材26を取付開口部19に取り付けてパネル体20を取り付ける。この際、押え部材26のパネル厚さ方向外側に向く表面に当て板等を当てた状態でハンマー等によって押え部材26を叩き込むようにしてその嵌合突部28をパネル受部材21の嵌合凹部25に嵌め込むようにしてもよい。
間仕切パネル10の施工手順としては、上記したような構成に限られず、その他、種々の構成の採用が可能である。
パネル受部材21及び押え部材26としては、上記のような構成に限られない。上記した例では、パネル受部材21に対向面24よりも段下がり状となる頭部収容部23を設けた例を示しているが、このような頭部収容部23を設けていない構成としてもよい。
上記した例では、受け片部22は、受入溝14a,15a,15a,16aを覆うように取付開口部19に取り付けられ、押え部材26を保持する保持部(嵌合凹部25)が設けられたパネル受部材21に設けられた例を示しているが、このような例に限られない。例えば、受け片部22と保持部(嵌合凹部25)とが別体的に設けられていてもよく、これらのうちの一方または両方が、取付開口部19の内周面に一体的に設けられていてもよい。
上記した例では、受け片部22を取付開口部19のパネル厚さ方向一方側周縁部の略全周に亘って設け、押え片部27を取付開口部19のパネル厚さ方向他方側周縁部の略全周に亘って設けた例を示しているが、このような例に限られない。受け片部22及び押え片部27のうちの一方または両方が、例えば、取付開口部19の周縁部に周方向に間隔を空けて複数箇所に設けられていてもよい。また、例えば、受け片部22及び押え片部27のうちの一方または両方が、取付開口部19の上下の縁部のみまたはパネル幅方向両側の縁部のみに設けられていてもよい。
上記した例では、取付開口部19側に嵌合凹部25を設け、押え部材26側に嵌合突部28を設けた例を示しているが、このような例に限られない。取付開口部19側に嵌合突部を設け、押え部材26側に嵌合凹部を設けた構成としてもよい。押え部材26は、このような嵌合凹部に嵌合突部を嵌め込んで取付開口部19に取り付けられる態様に限られない。押え部材26は、接着剤や粘着材、固着具等によって取付開口部19に取り付けられてもよい。さらには、このような押え部材26や受け片部22が設けられていなくてもよい。この場合は、パネル体20が取付開口部19に圧入されて取り付けられる構成でもよく、接着剤や粘着材、固着具等によって取付開口部19に取り付けられてもよい。
上記した例では、固定対象側フレームを下フレーム14とし、間仕切パネル10の下端側部位にパネル体20を設けた例を示しているが、このような例に限られない。この例に代えて、または加えて、固定対象側フレームを上フレーム13とし、間仕切パネル10の上端側部位にパネル体20を設けた構成としてもよい。本実施形態に係る間仕切パネル10及びこれを備えた間仕切壁装置1の各部材及び各部の構成は、上記したような構成に限られず、その他、種々の変形が可能である。
10 間仕切パネル
11 パネル本体
12 四周フレーム(四周のフレーム)
13 上フレーム
13a 受入溝
14 下フレーム(固定対象側フレーム、取付対象)
14a 受入溝
14b 挿通孔(貫通部位)
15 縦フレーム(取付対象)
15a 受入溝
16 横フレーム(取付対象)
16a 受入溝
18 透光板
18a 周端部
19 取付開口部
20 パネル体
20a 前側縁部(嵌め込み方向前側縁部)
20b 後側縁部(嵌め込み方向後側縁部)
20c 周端面
21 パネル受部材
22 受け片部
23 頭部収容部
24 対向面
25 嵌合凹部(保持部)
26 押え部材
27 押え片部
28 嵌合突部
2 天井
3 床
9 固着具

Claims (8)

  1. 天井側に固定される上フレーム、壁幅方向両側の縦フレーム及び床側に固定される下フレームを有した四周のフレーム内に、横フレームを介して透光板と該透光板よりも厚さが大とされたパネル体とが上下に配される間仕切パネルの施工方法であって、
    前記四周のフレーム内に前記横フレーム及び前記透光板が取り付けられたパネル本体の前記上フレーム及び前記下フレームのそれぞれを貫通させて固着具をそれぞれの固定対象に止着して前記パネル本体を設置する工程と、
    前記パネル本体における前記上フレーム及び前記下フレームのうちの少なくとも一方を構成する固定対象側フレームと前記横フレームとによって区画された取付開口部に、前記固定対象側フレームにおける前記固着具の貫通部位を覆うように前記パネル体を嵌め込んで取り付ける工程と、
    を備えていることを特徴とする間仕切パネルの施工方法。
  2. 請求項1において、
    前記パネル体の嵌め込み方向前側縁部を、前記取付開口部に内方側に向けて突出するように設けられた受け片部に当接させた状態で、前記パネル体の嵌め込み方向後側縁部を押える押え部材を前記取付開口部に取り付けて前記パネル体を取り付けることを特徴とする間仕切パネルの施工方法。
  3. 天井側の固定対象に固着具によって固定される上フレーム、壁幅方向両側の縦フレーム及び床側の固定対象に固着具によって固定される下フレームを有した四周のフレームと、該四周のフレーム内を上下に区画するように取り付けられた横フレームと、該横フレームによって上下に区画された開口部のうちのいずれかに取り付けられた透光板と、該透光板よりも厚さが大とされ、前記上フレーム及び前記下フレームのうちの少なくとも一方を構成する固定対象側フレームと前記横フレームとによって区画された取付開口部に、前記固定対象側フレームにおける前記固着具の貫通部位を覆うように嵌め込まれて取り付けられるパネル体と、を備えていることを特徴とする間仕切パネル。
  4. 請求項3において、
    前記取付開口部に内方側に向けて突出するように設けられ、前記パネル体の嵌め込み方向前側縁部が当接される受け片部と、前記パネル体の嵌め込み方向後側縁部を押えるように前記取付開口部に取り付けられる押え部材と、を備えていることを特徴とする間仕切パネル。
  5. 請求項4において、
    前記取付開口部及び前記押え部材のうちの一方には、パネル厚さ方向に突出するように他方に設けられた嵌合突部が嵌め入れられる嵌合凹部がパネル厚さ方向に開口するように設けられていることを特徴とする間仕切パネル。
  6. 請求項4または5において、
    前記受け片部は、前記取付開口部のパネル厚さ方向一方側周縁部の略全周に亘って設けられており、
    前記押え部材は、前記取付開口部に取り付けられた状態で、該取付開口部のパネル厚さ方向他方側周縁部の略全周に亘って位置するように配される押え片部を備えていることを特徴とする間仕切パネル。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1項において、
    前記四周のフレームの内周面並びに前記横フレームの上面及び下面には、前記透光板の周端部を受け入れ可能な受入溝が設けられており、
    前記受け片部は、前記取付開口部の内周面に設けられた前記受入溝を覆うように前記取付開口部に取り付けられ、かつ前記押え部材を保持する保持部が設けられたパネル受部材に設けられていることを特徴とする間仕切パネル。
  8. 請求項7において、
    前記パネル受部材には、前記パネル体の周端面に対向するように配される対向面と、該対向面よりも外周側となるように段下がり状に設けられ、取付対象に止着される固着具の頭部を収容する頭部収容部と、が設けられていることを特徴とする間仕切パネル。
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