JP2018145624A - 開口部建材 - Google Patents

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大地 丸岡
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Abstract

【課題】 室内側部材の加工の手間がかからない開口部建材を提供する。
【解決手段】 サッシ枠と、見切材と、室内側部材を備え、サッシ枠は、室内側端にアングル部を有しており、見切材は、アングル部と躯体開口部の内周側に設けた下地材との間の隙間を埋めており、室内側部材は、その室外側面を見切材の室内側面とアングル部の室内側端面に当接させてあり、その内周側面とアングル部の内周側面が面一である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サッシ枠の室内側に室内側部材を設けた構造の開口部建材に関する。
従来、特許文献1に示すように、サッシ枠の室内側に額縁などとよばれる室内側部材を設けた構造の窓がある。このような窓においては、サッシ枠の室内側に略L字形のアングル部を設けて、その外周側に室内側部材の室外側端部を納めていた。その際、アングル部の内周側面と室内側部材の内周側面を面一とするために、アングル部の厚さ分だけ、室内側部材の室外側端部の内周側面にしゃくり加工を施していた。
特許第4554717号公報
しかしながら、このような室内側部材のしゃくり加工は手間がかかるため、製造費用が増大する点が問題であった。
本発明は、上記事情を鑑みたものであり、室内側部材の加工の手間がかからない開口部建材を提供することを目的とする。
本発明は、サッシ枠と、見切材と、室内側部材を備え、サッシ枠は、室内側端にアングル部を有しており、見切材は、アングル部と躯体開口部の内周側に設けた下地材との間の隙間を埋めており、室内側部材は、その室外側面を見切材の室内側面とアングル部の室内側端面に当接させてあり、その内周側面とアングル部の内周側面が面一であることを特徴とする。
本発明によれば、室内側部材の室外側面を、見切材の室内側面とアングル部の室内側端面に当接させて取り付けるので、室内側部材にしゃくり加工を施すことなく、室内側部材の内周側面とアングル部の内周側面を面一にできるので、製造費用を抑えられる。
第一実施形態の見切材部分(左枠)の拡大図である。 第一実施形態の見切材部分の分解図である。 第一実施形態の全体横断面図である。 第一実施形態の全体縦断面図である。 第二実施形態の見切材部分(左枠)の拡大図である。 第二実施形態の見切材部分の分解図である。 第二実施形態の見切材を用いた別形態の説明図である。 第三実施形態の見切材部分(左枠)の拡大図である。 第三実施形態の見切材部分の分解図である。 第三実施形態の見切材部分(上枠及び下枠)の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。この開口部建材は、建築物の躯体開口部に取り付けられる種々の窓などとして用いられるものであるが、ここでは例として、サッシ枠に2枚の障子を引違いに納めた引違い窓であって、サッシ枠の四周に室内側部材を設けたものを挙げる。なお、以下において左右とは、開口部建材を室内側から見た際の左右を示す。
この開口部建材の第一実施形態は、図3及び図4に示すように、躯体開口部Sの内周側の四周に設けた、サッシ枠1、見切材2及び室内側部材3を備える。サッシ枠1は、左枠1aと、右枠1bと、上枠1cと、下枠1dを四周枠組みしたものであり、各枠が、アルミニウム製の押出形材からなる外周側枠11a,11b,11c,11dと、樹脂製の内周側枠12a,12b,12c,12dからなる。
まず、図3に示すように、左枠1aについて、外周側枠11aは、室内外方向に延びるものであって、室内外方向中間部から外周側に向けて延びる躯体取付片13を有しており、躯体取付片13よりも室内側部分が、躯体開口部Sの内周側に設けた下地材5の内周側に位置している。また、外周側枠11aの室内側端部には、内外周方向に略同じ長さだけ延びる端部見付壁14を形成してある。端部見付壁14の内外周方向両端部は、室外側に向けて屈曲している。さらに、外周側枠11aの室内外方向中間部(躯体取付片13よりも室外側の位置)の内周側面には、略L字形で先端が室内側に向けて延びる取付受部15を形成してある。内周側枠12aは、外周側枠11aの内周側面の室内側寄り部分に取り付けたものであって、室外側部分は、内周側に矩形状に突出しており、室外側端部が、外周側枠11aの取付受部15に係合している。そして、室内側端部に、アングル部4を形成してある。アングル部4は、内外周方向に延びる見付面部41と、見付面部41の内周側端部から室内側に向けて延びる見込面部42からなる略L字形のものであって、見付面部41の室内外方向位置が、外周側枠11aの端部見付壁14の室内外方向位置とほぼ一致している。見付面部41の外周側端部には、室内側に向けて開口する取付凹部16を形成してあり、取付凹部16に外周側枠11aの端部見付壁14の内周側端部が係合している。また、見込面部42の室外側端部の外周側面には、外周側に向けて開口する凹形の被係止部43を形成してある。一方、右枠1bについて、外周側枠11bは、室内外方向に延びるものであって、室内外方向中間部から外周側に向けて延びる躯体取付片13を有しており、躯体取付片13よりも室内側部分が、躯体開口部Sの内周側に設けた下地材5の内周側に位置している。また、外周側枠11bの室内側端部には、内外周方向に略同じ長さだけ延びる端部見付壁14を形成してある。端部見付壁14の内外周方向両端部は、室外側に向けて屈曲している。さらに、外周側枠11bの室内外方向中間部(躯体取付片13よりも室内側の位置)の内周側面には、略L字形で先端が室内側に向けて延びる取付受部15を形成してある。内周側枠12bは、外周側枠11bの内周側面の室内側寄り部分に取り付けたものであって、室外側端部が、外周側枠11bの取付受部15に係合している。そして、室内側端部に、アングル部4を形成してある。アングル部4は、見付面部41と見込面部42からなり、左枠1aのものと略左右対称な形状である。
また、図4に示すように、上枠1cについて、外周側枠11cは、室内外方向に延びるものであって、室内外方向中間部から外周側に向けて延びる躯体取付片13を有しており、躯体取付片13よりも室内側部分が、躯体開口部Sの内周側に設けた室外側下地材5aの内周側に位置している。なお、室外側下地材5aは、躯体開口部Sの内周側面の室外側端から見込幅の略1/3の範囲に設けてあり、室外側下地材5aの室内側には、室外側下地材5aよりも厚い室内側下地材5bを設けてある。また、外周側枠11cは、室内外方向中間部に断熱材17を挟んであり、室外側部分は中空構造となっていて、室内側端部には、内外周方向に略同じ長さだけ延びる端部見付壁14を形成してある。端部見付壁14の内周側端部は、室外側に向けて屈曲している。また、外周側枠11cの内周側面の室外側と室内側の2箇所には、下方に向けて延びるレール18を形成してある。このうち、室内側のレール18の根元部には、略L字形で先端が室内側に向けて延びる取付受部15を形成してある。内周側枠12cは、外周側枠11cの内周側面の室内側寄り部分に取り付けたものであって、室外側部分が下方に屈曲して室内側のレール18に沿っており、先端部がJ字状に屈曲していてレール18の先端部に係合している。また、外周側面には略L字形で先端が室外側に向けて延びる取付突起19を形成してあり、取付突起19が外周側枠11cの取付受部15に係合している。そして、室内側端部に、アングル部4を形成してある。アングル部4は、左枠1a及び右枠1bのものと略同様の形状であり、すなわち、見付面部41と見込面部42からなる略L字形のものであって、見付面部41の室内外方向位置が、外周側枠11cの端部見付壁14の室内外方向位置とほぼ一致している。見付面部41の外周側端部には、室内側に向けて開口する取付凹部16を形成してあり、取付凹部16に外周側枠11cの端部見付壁14の内周側端部が係合している。また、見込面部42の室外側端部の外周側面には、外周側に向けて開口する凹形の被係止部43を形成してある。一方、下枠1dについて、外周側枠11dは、室内外方向中間部に断熱材17を挟んで室外側と室内側に中空構造を有するものであり、断熱材17の位置から外周側に向けて延びる躯体取付片13を有しており、躯体取付片13よりも室内側部分が、躯体開口部Sの内周側に位置している。なお、躯体開口部Sの内周側面の外周側枠11dよりも室内側部分には、下地材5を設けてある。また、外周側枠11dの室内側端部には、内周側に向かって延びる端部見付壁14を形成してある。端部見付壁14の内周側端部には、室外側に向けて突出する取付爪部20を形成してある。また、外周側枠11dの内周側面の室外側と室内側の2箇所には、上方に向けて延び上端部に半円形状部を設けたレール18を形成してあり、それぞれ上枠1cのレール18と対向している。このうち、室内側のレール18の室内側面には、室内側に向けて突出する突起からなる取付受部15を形成してある。内周側枠12dは、外周側枠11dの内周側面の室内側寄り部分に取り付けたものであって、室外側部分が下方に屈曲して室内側のレール18に沿っており、屈曲部分の室外側面に取付突起19を形成してあり、取付突起19が外周側枠11dの取付受部15に係合している。そして、室内側端部に、アングル部4を形成してある。アングル部4は、見付面部41と見込面部42からなる略L字形のものであって、他枠のものよりも見付面部41が短いものであり、見付面部41の室内外方向位置が、外周側枠11dの端部見付壁14の室内外方向位置とほぼ一致している。見付面部41の室内側面には、室内側に向けて開口する取付凹部16を形成してあり、取付凹部16に外周側枠11dの端部見付壁14の取付爪部20が係合している。また、見込面部42の室外側端部の外周側面には、外周側に向けて開口する凹形の被係止部43を形成してある。
そして、図1〜図4に示すように、各枠において、アングル部4の見込面部42の外周側に見切材2を取り付け、さらに各枠及び見切材2の室内側に、室内側部材3を取り付けてある(図1及び図2は、代表して左枠1aの場合を示したものである)。見切材2は、発泡樹脂製のものであって、各枠と同様に、躯体開口部Sの全周にわたって設けてある。見切材2の断面形状は、略矩形であるが、内周側面は、室内側から室外側に向けてやや外周側に傾斜しており、見込幅が、アングル部4の見込面部42の長さに略等しく、室内側面の見付幅(長手方向に直交する方向の幅)が、アングル部4の見込面部42と下地材5(又は室内側下地材5b)の間の隙間の幅と略等しい。また、内周側面の室外側端部には、内周側に向けて突出する略三角形状の係止部21を形成してある。さらに、室内側面の内外周方向中央部よりやや内周側寄りの位置には、室内側に向けて突出する係合部22を形成してあり、係合部22の先端部は、矢尻状に形成してある。また、内周側面の室内外方向中央部には、長手方向に沿って延びるネジ受溝23を形成してある。一方、室内側部材3は、一般に額縁とよばれる板状のものであり、MDFからなる板状の芯材32に、表面材33を貼り付けて形成してある。表面材33は、一枚の合板からなり、芯材32側の面にV字状のカット部を形成し、カット部で折り曲げながら芯材32に巻き付けてあって、芯材32の内周側面、室内側面及び外周側面を覆っている。そして、この室内側部材3は、躯体開口部Sの内周面の室内側部分の下地材5(又は室内側下地材5b)を覆うように取り付けてある。室内側部材3の見付幅(厚さ)は、見切材2の室内側面の見付幅とアングル部4の見込面部42の室内側端面の見付幅を合わせた幅と略等しい。そして、室内側部材3の室外側面の内外周方向中央部には、溝状の被係合部31を形成してある。被係合部31は、奥側(溝の底面側)が幅広になっており、ここに見切材2の係合部22の矢尻状の先端部が係合するようになっている。
このような見切材2及び室内側部材3の取り付けについて、左枠1aの場合を例として説明する。図2に示すように、まず、左枠1aの外周側枠11aの端部見付壁14の室内側面に、コーキング材Cを塗布する。次に、見切材2を室内側からアングル部4の見込面部42と下地材5の間の隙間に挿入する。係止部21を含めた見切材2の見付幅は、見込面部42と下地材5の間の隙間の幅よりも広いが、見切材2は発泡樹脂製なので、弾性変形しつつ挿入される。最奥まで挿入すると、見切材2の室外側面がコーキング材Cを塗布した端部見付壁14に当接するとともに、係止部21が見込面部42の室外側端部の被係止部43に係止する。この際、見切材2の室内側面の見付幅は、見込面部42と下地材5の間の隙間の幅と略等しいので、見切材2が、アングル部4の見込面部42と下地材5の間の隙間を埋め、さらに見切材2の見込幅は、アングル部4の見込面部42の長さと略等しいので、見切材2の室内側面が、アングル部4の見込面部42の室内側端面と面一になる。次に、このように一体となったアングル部4及び見切材2に対して、室内側から室内側部材3を取り付ける。この際、外周側面を下地材5に接着するとともに、見切材2の係合部22を室内側部材3の被係合部31に挿入するようにして、室内側部材3の室外側面を、見切材2の室内側面とアングル部4の見込面部42の室内側端面に当接させる。室内側部材3の見付幅は、見切材2の室内側面の見付幅とアングル部4の見込面部42の室内側端面の見付幅を合わせた幅と略等しいので、このようにして室内側部材3を取り付けると、室内側部材3の内周側面と、アングル部4の見込面部42の内周側面が面一になる。
また、右枠1bは、左枠1aと略左右対称な形状のアングル部4を有しており、左枠1aと同じ構造で見切材2及び室内側部材3を取り付けてある。さらに、上枠1c及び下枠1dについても略同様であるが、上枠1cにおいては、外周側枠11cを設置する室外側下地材5aよりも、見切材2及び室内側部材3を設置する室内側下地材5bの方が厚く、見切材2(及び室内側部材3)が、外周側枠11cの端部見付壁14の内周側に位置している。よって、アングル部4の見付面部41の室内側面にコーキング材Cを塗布してあり、見切材2を室内側からアングル部4の見込面部42と室内側下地材5bの間の隙間に挿入すると、見切材2の室外側面がコーキング材Cを塗布したアングル部4の見付面部41に当接するとともに、係止部21が見込面部42の室外側端部の被係止部43に係止する。また、下枠1dにおいては、他の枠と外周側枠11dの端部見付壁14の形状が異なるが、この端部見付壁14の室内側面にコーキング材Cを塗布してあり、見切材2を室内側からアングル部4の見込面部42と下地材5の間の隙間に挿入すると、見切材2の室外側面がコーキング材Cを塗布した端部見付壁14に当接するとともに、係止部21が見込面部42の室外側端部の被係止部43に係止する。このようにして、何れの枠においても、見切材2がアングル部4と下地材5(又は室内側下地材5b)の間の隙間を埋めており、室内側部材3は、その室外側面を見切材2の室内側面とアングル部4の見込面部42の室内側端面に当接させてあり、その内周側面とアングル部4の見込面部42の内周側面が面一となっている。なお、各枠において、コーキング材に替えて両面テープなどを用いてもよい。
このように構成した本願発明の第一実施形態によれば、室内側部材3の室外側面を、見切材2の室内側面とアングル部4の見込面部42の室内側端面に当接させて取り付けるので、室内側部材3にしゃくり加工を施すことなく、室内側部材3の内周側面とアングル部4の見込面部42の内周側面を面一にできるので、製造費用を抑えられる。また、しゃくり加工を施さないということは、すなわち室内側部材3の断面を単純な矩形にすることができるので、室内側部材3の表面への化粧材の貼り付けが容易になり、その点でも製造費用を抑えられるとともに、より多種類の化粧材の採用が可能となる(たとえば、しゃくり加工を施してある場合、本実施形態のように、合板からなる表面材33をカット部で折り曲げながら芯材32に巻き付けることは困難である)。さらに、見切材2がサッシ枠1に取り付けられ、室内側部材3が見切材2に取り付けられるので、それぞれ取り付け対象が明確で施工が容易である。そして、見切材2は、サッシ枠1に対して、係止部21が係止するとともにコーキング材Cにより接着して固定され、また室内側部材3は、下地材5に接着するとともに被係合部31に見切材2の係合部22を挿入して固定されるので、何れにおいてもネジ止めを行う必要がなく、施工が容易であるとともに、意匠性が良好である。また、見切材2の係止部21が係止するサッシ枠1の被係止部43は、アングル部4の見込面部42の室外側端部(基端部)に形成してあり、見込面部42の室内側端部(先端部)には見切材2の係止部21の押圧力が作用しないので、見切材2がねじれていた場合でも、見込面部42の室内側端部が浮き上がって室内側部材3の内周側面との間に段差を生じることがない。さらに、見切材2の係合部22の先端が矢尻状であって、この部分が室内側部材3の被係合部31の奥側の幅広部分に係合するので、見切材2と室内側部材3が強固に固定される。また、見切材2の内周側面にネジ受溝23を形成してあるので、アングル部4の見込面部42にネジ孔を開け、ネジ孔を通したネジをネジ受溝23に螺合させることで、見込面部42に部品を固定することもできる。さらに、見切材2の固定に部分的な不備が生じた場合に、当該部分の見込面部42にネジ孔を開け、ネジ受溝23にネジを螺合させることで、固定不備を解消できる。また、アングル部4の見込面部42にネジ孔が形成された既存の製品に対して、この見切材2及び室内側部材3を追加加工なしで装着することもできる。
次に、図5及び図6に基づき、本発明の第二実施形態について説明する。第二実施形態は、第一実施形態と比較して、見切材2に対する室内側部材3の係合構造が異なっており、その他の部分は同じである。以下においては、左枠1aの場合を例として、第一実施形態と異なる部分を説明する。第二実施形態のサッシ枠1(左枠1a)は、第一実施形態と同じものであって、外周側枠11aと内周側枠12aからなり、外周側枠11aの室内側端部には端部見付壁14を形成してあり、内周側枠12aの室内側端部には見付面部41と見込面部42からなるアングル部4を形成してある。また、見切材2は、第一実施形態と比較して、係合部22が室内側に突出するものではなく、室内側面に形成した溝状のものからなる点、及びネジ受溝がない点が異なる。係合部22の溝の入口両端部には、溝の内側に向けて突出する突起24を形成してある。さらに、室内側部材3は、第一実施形態と比較して、被係合部31が室外側面に形成した溝状のものではなく、室外側端部に取り付けた連結部材34に形成されたものである点が異なる。この連結部材34は、見付面と見込面からなる断面略L字形の金具で、見付面を室内側部材3の室外側面に当接させ、見込面を室内側部材の外周側面に当接させて、見込面側から室内側部材3にネジ止めしてある(ネジは図示省略してある)。ただし、外周側面においては、芯材32の貼り付けた表面材33の室内外方向長さが短くなっていて、室外側端部を覆っておらず、連結部材34の見込面は芯材32に当接している。そして、連結部材34の室外側面には、対向する二つの略くの字形の被係合部31を設けてあり、被係合部31が、見切材2の係合部22の突起24に係合するようになっている。
このような第二実施形態の見切材2及び室内側部材3の取り付けについては、まず、左枠1aの外周側枠11aの端部見付壁14の室内側面に、コーキング材Cを塗布する。次に、見切材2を室内側からアングル部4の見込面部42と下地材5の間の隙間に挿入する。最奥まで挿入すると、見切材2の室外側面がコーキング材Cを塗布した端部見付壁14に当接するとともに、係止部21が見込面部42の室外側端部の被係止部43に係止する。この際、見切材2の室内側面の見付幅は、見込面部42と下地材5の間の隙間の幅と略等しいので、見切材2が、アングル部4の見込面部42と下地材5の間の隙間を埋め、さらに見切材2の見込幅は、アングル部4の見込面部42の長さと略等しいので、見切材2の室内側面が、アングル部4の見込面部42の室内側端面と面一になる。次に、このように一体となったアングル部4及び見切材2に対して、室内側から室内側部材3を取り付ける。この際、外周側面を下地材5に接着するとともに、室内側部材3の被係合部31を見切材2の係合部22に挿入し、突起24に係合させるようにして、室内側部材3の室外側面を、見切材2の室内側面とアングル部4の見込面部42の室内側端面に当接させる。室内側部材3の見付幅は、見切材2の室内側面の見付幅とアングル部4の見込面部42の室内側端面の見付幅を合わせた幅と略等しいので、このようにして室内側部材3を取り付けると、室内側部材3の内周側面と、アングル部4の見込面部42の内周側面が面一になる。なお、連結部材34の見込面は、室内側部材3の表面材33の厚さ分だけ生じる室内側部材3と下地材5の間の空間Pに納まるので、室内側部材3の取り付けに際して連結部材34が干渉することがない。
このように構成した本願発明の第二実施形態によれば、室内側部材3の室外側面を、見切材2の室内側面とアングル部4の見込面部42の室内側端面に当接させて取り付けるので、室内側部材3にしゃくり加工を施すことなく、室内側部材3の内周側面とアングル部4の見込面部42の内周側面を面一にできるので、製造費用を抑えられる。また、しゃくり加工を施さないということは、すなわち室内側部材3の断面を単純な矩形にすることができるので、室内側部材3の表面への化粧材の貼り付けが容易になり、その点でも製造費用を抑えられるとともに、より多種類の化粧材の採用が可能となる。さらに、見切材2がサッシ枠1に取り付けられ、室内側部材3が見切材2に取り付けられるので、それぞれ取り付け対象が明確で施工が容易である。そして、見切材2及び室内側部材3の取り付けにおいてネジが露出する部分がなく、意匠性が良好である。また、見切材2の係止部21が係止するサッシ枠1の被係止部43は、アングル部4の見込面部42の室外側端部(基端部)に形成してあり、見込面部42の室内側端部(先端部)には見切材2の係止部21の押圧力が作用しないので、見切材2がねじれていた場合でも、見込面部42の室内側端部が浮き上がって室内側部材3の内周側面との間に段差を生じることがない。さらに、室内側部材3の被係合部31が略くの字形であって、この部分が見切材2の係合部22の突起24に係合するので、見切材2と室内側部材3が強固に固定される。また、見切材2の室内側面から突出する部分がないので、見切材2の運搬時の取扱性や、サッシ枠1に取り付ける際の施工性が良好である。また、連結部材34を、見込面側から室内側部材3にネジ止めしてあり、締め込み方向が見切材2の係合部22に対する室内側部材3の被係合部31の挿入方向に直交しているので、見切材2から室内側部材3を引き抜く方向に力が作用しても、ネジを引き抜く方向には力が作用しない。
なお、図7に示すように、第二実施形態の見切材2を用いて、より薄肉の室内側部材3を取り付けることもできる。この室内側部材3は、プラスターボードなどからなる断面略矩形の内装ボードであり、躯体開口部Sの内周側面に設けた下地材5に接着固定してあって、室外側面を見切材2の室内側面に当接させて、溝状の係合部22を覆い隠している。さらに、室内側部材3の室内側端に連続して、躯体の室内側面にも同様の内装ボードを設けてあり、躯体開口部Sの内周側面(室内側部材3の内周側面)から室内壁面まで連続的にクロス6を貼り付けてある。このように、第二実施形態の見切材2は、室内側面から突出する部分がないので、種々の形状の室内側部材3を選択して取り付けることができる。
次に、図8〜図10に基づき、本発明の第三実施形態について説明する。第三実施形態は、第一実施形態と比較して、サッシ枠1に対する見切材2の係合構造が異なっており、その他の部分は同じである。以下においては、左枠1aの場合を例として、第一実施形態と異なる部分を説明する。第三実施形態のサッシ枠1(左枠1a)は、第一実施形態と類似するものであって、外周側枠11aと内周側枠12aからなり、外周側枠11aの室内側端部には端部見付壁14を形成してあり、内周側枠12aの室内側端部には見付面部41と見込面部42からなるアングル部4を形成してある。そして、第一実施形態と異なるのが、外周側枠11aの端部見付壁14の室内側面に略くの字形の係止片7を設けた点である。また、見切材2は、第一実施形態と比較して、係止部21が内周側面の室外側端部から突出するものではなく、室外側面に形成した溝状のものからなる点、及びネジ受溝がない点が異なる。係止部21の溝の外周側の入口端部には、溝の内側に向けて突出する突起25を形成してある。そして、室内側面に室内側に向けて突出する係合部22を有する点は、第一実施形態と同じである。さらに、室内側部材3は、第一実施形態と同じものであって、断面矩形の板状で、室外側面に溝状の被係合部31を形成してある。なお、左枠1a以外の枠についても、同じ部分が第一実施形態と異なっているが、係止片7については、左枠1a、右枠1b及び下枠1dのように、外周側枠11a,11b,11dの端部見付壁14の室内側面に設けてもよいし、上枠1cのように、内周側枠12cのアングル部4の見付面部41の室内側面に設けてもよい。
このような第三実施形態の見切材2及び室内側部材3の取り付けについては、まず、見切材2を室内側からアングル部4の見込面部42と下地材5の間の隙間に挿入する。最奥まで挿入すると、外周側枠11aの係止片7が、見切材2の溝状の係止部21に挿入されて突起25に係止し、突起25部分が係止片7と下地材5に挟まれて、見切材2が固定される。この際、見切材2の室内側面の見付幅は、見込面部42と下地材5の間の隙間の幅と略等しいので、見切材2が、アングル部4の見込面部42と下地材5の間の隙間を埋め、さらに見切材2の見込幅は、アングル部4の見込面部42の長さと略等しいので、見切材2の室内側面が、アングル部4の見込面部42の室内側端面と面一になる。次に、このように一体となったアングル部4及び見切材2に対して、室内側から室内側部材3を取り付ける。この際、外周側面を下地材5に接着するとともに、見切材2の係合部22を室内側部材3の被係合部31に挿入するようにして、室内側部材3の室外側面を、見切材2の室内側面とアングル部4の見込面部42の室内側端面に当接させる。室内側部材3の見付幅は、見切材2の室内側面の見付幅とアングル部4の見込面部42の室内側端面の見付幅を合わせた幅と略等しいので、このようにして室内側部材3を取り付けると、室内側部材3の内周側面と、アングル部4の見込面部42の内周側面が面一になる。
このように構成した本願発明の第三実施形態によれば、室内側部材3の室外側面を、見切材2の室内側面とアングル部4の見込面部42の室内側端面に当接させて取り付けるので、室内側部材3にしゃくり加工を施すことなく、室内側部材3の内周側面とアングル部4の見込面部42の内周側面を面一にできるので、製造費用を抑えられる。また、しゃくり加工を施さないということは、すなわち室内側部材3の断面を単純な矩形にすることができるので、室内側部材3の表面への化粧材の貼り付けが容易になり、その点でも製造費用を抑えられるとともに、より多種類の化粧材の採用が可能となる。さらに、見切材2がサッシ枠1に取り付けられ、室内側部材3が見切材2に取り付けられるので、それぞれ取り付け対象が明確で施工が容易である。そして、見切材2は、サッシ枠1に対して、係止部21が係止して固定され、また室内側部材3は、下地材5に接着するとともに被係合部31に見切材2の係合部22を挿入して固定されるので、何れにおいてもネジ止めを行う必要がなく、施工が容易であるとともに、意匠性が良好である。また、見切材2の係止部21が係止するサッシ枠1の係止片7は、外周側枠11a,11b,11dの端部見付壁14又はアングル部4の見付面部41に形成してあり、アングル部4の見込面部42には見切材2の係止部21の押圧力が作用しないので、見切材2がねじれていた場合でも、見込面部42の室内側端部が浮き上がって室内側部材3の内周側面との間に段差を生じることがない。
本発明は、上記の実施形態に限定されない。たとえば、見切材は、サッシ枠の全長にわたって設けるものではなく、短い部材を、間隔を空けて設けてもよい。これにより、材料費を抑えることができる。また、見切材は、発泡樹脂からなるソリッド材ではなく、非発泡材からなるホロー形状のものでもよい。そしてこの際、内部にタッピングホールを形成して四周枠組みしてもよい。さらに、本願発明の対象は、引違い窓に限られず、種々の窓種に適用できるものである。
1 サッシ枠
2 見切材
3 室内側部材
4 アングル部
5 下地材
S 躯体開口部

Claims (1)

  1. サッシ枠と、見切材と、室内側部材を備え、サッシ枠は、室内側端にアングル部を有しており、見切材は、アングル部と躯体開口部の内周側に設けた下地材との間の隙間を埋めており、室内側部材は、その室外側面を見切材の室内側面とアングル部の室内側端面に当接させてあり、その内周側面とアングル部の内周側面が面一であることを特徴とする開口部建材。
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