JP2023060469A - エレベータの巻上機 - Google Patents

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Abstract

【課題】綱車を交換するために必要な作業スペースを縮小させることができるエレベータの巻上機を得る。【解決手段】このエレベータの巻上機は、外周面806が円柱面形状に形成された第1回転部802および外周面807が円柱面形状に形成された第2回転部803を有し、第1回転部802および第2回転部803が互いに隣り合って配置され、第1回転部802の外周面806の直径D1が第2回転部803の外周面807の直径D2よりも大きい綱車支持体3と、第1回転部802が嵌められる第1穴406が形成された第1嵌合部403および第2回転部803が嵌められる第2穴407が形成された第2嵌合部404を有し、第1回転部802の外周面806と第1穴406の内周面とが互いに面接触し、第2回転部803の外周面807と第2穴407の内周面とが互いに面接触する綱車4とを備えている。【選択図】図3

Description

本開示は、エレベータの巻上機に関する。
従来、綱車支持体が綱車の穴に嵌められることによって、綱車が綱車支持体に取り付けられたエレベータの巻上機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-011140号公報
綱車には、ロープが巻き掛けられている。綱車には、ロープが挿入された綱溝が形成されている。エレベータの巻上機が長期間に渡って使用されることによって、綱車の綱溝が摩耗する。綱車の綱溝が摩耗した場合に、綱車の交換が必要になる。
綱車を交換する作業が行われる際には、ジャッキボルトが綱車支持体の軸線に沿うように配置される。ジャッキボルトの軸線を中心にジャッキボルトが回転することによって、ジャッキボルトが綱車を押しながら、綱車が綱車支持体に対して綱車支持体の軸線に沿って移動する。これにより、綱車支持体から綱車が取り外される。
しかしながら、エレベータの巻上機が大型化した場合に、綱車支持体の軸線に沿った方向において綱車支持体および綱車のそれぞれが大型化する。これにより、ジャッキボルトが長くなる。したがって、エレベータの巻上機の周辺における綱車を交換するために必要な作業スペースが拡大してしまうという課題があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、綱車を交換するために必要な作業スペースを縮小させることができるエレベータの巻上機を提供するものである。
本開示に係るエレベータの巻上機は、外周面が円柱面形状に形成された第1回転部および外周面が円柱面形状に形成された第2回転部を有し、第1回転部および第2回転部が互いに隣り合って配置され、第1回転部の外周面の直径が第2回転部の外周面の直径よりも大きい綱車支持体と、第1回転部が嵌められる第1穴が形成された第1嵌合部および第2回転部が嵌められる第2穴が形成された第2嵌合部を有し、第1回転部の外周面と第1穴の内周面とが互いに面接触し、第2回転部の外周面と第2穴の内周面とが互いに面接触する綱車と、を備えている。
本開示に係るエレベータの巻上機によれば、綱車を交換するために必要な作業スペースを縮小させることができる。
実施の形態1に係るエレベータの巻上機を示す側面図である。 図1のエレベータの巻上機を示す部分断面図である。 図2のエレベータの巻上機の要部を示す断面図である。 図2の綱車取付部材を示す断面図である。 図2の綱車およびディスクを示す断面図である。 実施の形態2に係るエレベータの巻上機の要部を示す断面図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエレベータの巻上機を示す側面図である。図2は、図1のエレベータの巻上機を示す部分断面図である。実施の形態1に係るエレベータの巻上機は、支持台1と、モータ2と、綱車支持体3と、綱車4と、ディスク5と、支持枠6とを備えている。綱車支持体3は、回転軸7と、綱車取付部材8とを有している。
モータ2は、支持台1に載せられている。モータ2は、図示しないモータ固定子と、図示しないモータ回転子とを有している。外部からモータ2に電流が供給されることによって、モータ回転子がモータ固定子に対して回転する。
回転軸7の一端部は、モータ2のモータ回転子に接続されている。したがって、外部からモータ2に電流が供給されることによって、回転軸7が回転する。回転軸7の軸線をLcとする。回転軸7は、軸線Lcを中心に回転する。回転軸7の軸線Lcに沿った方向を軸方向とする。回転軸7の軸線Lcに直交する平面において回転軸7の軸線Lcを中心とする円の半径に沿った方向を径方向とする。回転軸7の軸線Lcに直交する平面において回転軸7の軸線Lcを中心とする円の円周に沿った方向を周方向とする。
綱車取付部材8には、貫通孔801が形成されている。貫通孔801は、回転軸7の軸線Lcに沿って綱車取付部材8を貫通している。貫通孔801には、回転軸7が挿入されている。これにより、綱車取付部材8が回転軸7に固定されている。回転軸7が回転することによって、綱車取付部材8が回転する。綱車取付部材8は、回転軸7の軸線Lcを中心に回転する。
綱車4には、貫通孔401が形成されている。貫通孔401は、回転軸7の軸線Lcに沿って綱車4を貫通している。貫通孔401には、綱車取付部材8が挿入されている。これにより、綱車4が綱車取付部材8に固定されている。綱車取付部材8が回転することによって、綱車4が回転する。綱車4は、回転軸7の軸線Lcを中心に回転する。
綱車4には、複数の綱溝402が形成されている。綱車4には、図示しない複数のロープが綱溝402に沿って巻き掛けられている。ロープは、綱溝402に挿入されている。綱車4が回転することによって、綱車4に巻き掛けられているロープが移動する。ロープを介して、図示しないかごが昇降路に吊り下げられている。したがって、ロープが移動することによって、かごが昇降路を昇降する。
ディスク5は、綱車4に固定されている。したがって、綱車4が回転することによって、ディスク5が回転する。ディスク5の周囲には、図示しない制動装置が設けられている。制動装置は、ディスク5の回転を制動する。ディスク5の回転が制動されることによって、綱車4の回転が制動される。
支持枠6は、支持台1に載せられている。支持枠6は、回転軸7の他端部を回転可能に支持している。支持枠6が回転軸7の他端部を支持することによって、軸線Lcを中心とした回転軸7の回転が安定する。
図3は、図2のエレベータの巻上機の要部を示す断面図である。図4は、図2の綱車取付部材8を示す断面図である。図5は、図2の綱車4およびディスク5を示す断面図である。綱車取付部材8は、第1回転部802と、第2回転部803と、第3回転部804と、位置決め部805とを有している。
第1回転部802は、円筒形状に形成されている。第1回転部802の外周面806の形状は、円柱面形状となっている。したがって、回転軸7の軸線Lcに沿って見た場合に、第1回転部802の外周面806の形状は、回転軸7の軸線Lcを中心とした円形状となっている。
第2回転部803は、円筒形状に形成されている。第2回転部803の外周面807の形状は、円柱面形状になっている。したがって、回転軸7の軸線Lcに沿って見た場合に、第2回転部803の外周面807の形状は、回転軸7の軸線Lcを中心とした円形状となっている。
第3回転部804は、円筒形状に形成されている。第3回転部804の外周面808の形状は、円柱面形状になっている。したがって、回転軸7の軸線Lcに沿って見た場合に、第3回転部804の外周面808の形状は、回転軸7の軸線Lcを中心とした円形状となっている。
第1回転部802、第2回転部803および第3回転部804は、回転軸7の軸線Lcに沿って並べて配置されている。したがって、第1回転部802および第2回転部803は、互いに隣り合って配置されており、第2回転部803および第3回転部804は、互いに隣り合って配置されている。言い換えれば、第1回転部802、第2回転部803および第3回転部804は、軸方向におけるモータ2側から支持枠6側に向かって、第1回転部802、第2回転部803、第3回転部804の順に連続して配置されている。
綱車取付部材8から綱車4を取り外す際の綱車取付部材8に対する綱車4の移動方向を綱車4の取外方向Aとする。第2回転部803は、第1回転部802に対して、綱車4の取外方向Aに並んで配置されている。第3回転部804は、第2回転部803に対して、綱車4の取外方向Aに並んで配置されている。言い換えれば、第1回転部802、第2回転部803および第3回転部804は、第1回転部802、第2回転部803、第3回転部804の順に取外方向Aに連続して配置されている。
第1回転部802、第2回転部803および第3回転部804のそれぞれは、回転軸7の軸線Lcを中心に回転する。
第1回転部802、第2回転部803、第3回転部804および位置決め部805は、互いに一体に形成されている。言い換えれば、綱車取付部材8は、同一の材料から構成されており、分解不可能に一体に形成された単一部材である。
貫通孔801は、第1回転部802、第2回転部803および第3回転部804に渡って形成されている。
第1回転部802の外周面806の直径D1は、第2回転部803の外周面807の直径D2よりも大きい。第2回転部803の外周面807の直径D2は、第3回転部804の外周面808の直径D3よりも大きい。第1回転部802は、第1回転部802、第2回転部803および第3回転部804のうちで、最もモータ2の近くに配置されている。第3回転部804は、第1回転部802、第2回転部803および第3回転部804のうちで、最も支持枠6の近くに配置されている。したがって、綱車取付部材8の外径は、軸方向におけるモータ2側から支持枠6側に向かって、順次小さくなっている。
第1回転部802の外周面806の直径D1が第2回転部803の外周面807の直径D2よりも大きいことによって、第1回転部802と第2回転部803との間の境界部分には、段差部が形成されている。
第2回転部803の外周面807の直径D2が第3回転部804の外周面808の直径D3よりも大きいことによって、第2回転部803と第3回転部804との間の境界部分には、段差部が形成されている。
位置決め部805は、第1回転部802に設けられている。位置決め部805は、軸方向における第1回転部802の第2回転部803側とは反対側の部分に配置されている。位置決め部805は、第1回転部802から回転軸7の径方向における外側に突出するように配置されている。
位置決め部805は、綱車支持体3の軸線に沿った方向、言い換えれば、回転軸7の軸線Lcに沿った方向において第1回転部802に対する綱車4の移動を制限する。第1回転部802に対する綱車4の移動が制限されることによって、綱車取付部材8に対する綱車4の移動が制限される。
綱車4が位置決め部805に接触する場合に、綱車取付部材8に対する綱車4の位置が予め設定された位置となる。したがって、綱車4が位置決め部805に接触することによって、予め設定された位置に綱車4が配置される。
位置決め部805には、回転軸7の軸線Lcに沿って位置決め部805を貫通したボルト穴809が形成されている。ボルト穴809には、ジャッキボルト9が挿入可能となっている。ジャッキボルト9は、綱車取付部材8から綱車4を取り外す作業が行われる際に使用される。図2および図3において1つのボルト穴809が示されているが、位置決め部805には、複数のボルト穴809が回転軸7の周方向に並べて配置されている。
綱車4は、第1嵌合部403と、第2嵌合部404と、第3嵌合部405とを有している。
第1嵌合部403には、第1穴406が形成されている。第1穴406の内周面の形状は、円柱面形状となっている。したがって、回転軸7の軸線Lcに沿って見た場合に、第1穴406の内周面の形状は、回転軸7の軸線Lcを中心とした円形状となっている。
第2嵌合部404には、第2穴407が形成されている。第2穴407の内周面の形状は、円柱面形状となっている。したがって、回転軸7の軸線Lcに沿って見た場合に、第2穴407の内周面の形状は、回転軸7の軸線Lcを中心とした円形状となっている。
第3嵌合部405には、第3穴408が形成されている。第3穴408の内周面の形状は、円柱面形状となっている。したがって、回転軸7の軸線Lcに沿って見た場合に、第3穴408の内周面の形状は、回転軸7の軸線Lcを中心とした円形状となっている。
第1嵌合部403、第2嵌合部404および第3嵌合部405は、回転軸7の軸線Lcに沿って並べて配置されている。したがって、第1嵌合部403および第2嵌合部404は、互いに隣り合って配置されており、第2嵌合部404および第3嵌合部405は、互いに隣り合って配置されている。言い換えれば、第1嵌合部403、第2嵌合部404および第3嵌合部405は、軸方向におけるモータ2側から支持枠6側に向かって、第1嵌合部403、第2嵌合部404、第3嵌合部405の順に連続して配置されている。
第2嵌合部404は、第1嵌合部403に対して、綱車4の取外方向Aに並んで配置されている。第3嵌合部405は、第2嵌合部404に対して、綱車4の取外方向Aに並んで配置されている。言い換えれば、第1嵌合部403、第2嵌合部404および第3嵌合部405は、第1嵌合部403、第2嵌合部404、第3嵌合部405の順に取外方向Aに連続して配置されている。
第1嵌合部403、第2嵌合部404および第3嵌合部405は、互いに一体に形成されている。言い換えれば、綱車4は、同一の材料から構成されており、分解不可能に一体に形成された単一部材である。
貫通孔401は、第1嵌合部403、第2嵌合部404および第3嵌合部405に渡って形成されている。貫通孔401には、第1穴406、第2穴407および第3穴408が含まれている。
第1嵌合部403の第1穴406の直径D4は、第2嵌合部404の第2穴407の直径D5よりも大きい。第2嵌合部404の第2穴407の直径D5は、第3嵌合部405の第3穴408の直径D6よりも大きい。第1嵌合部403は、第1嵌合部403、第2嵌合部404および第3嵌合部405のうちで、最もモータ2の近くに配置されている。第3嵌合部405は、第1嵌合部403、第2嵌合部404および第3嵌合部405のうちで、最も支持枠6の近くに配置されている。したがって、貫通孔401の内径は、軸方向におけるモータ2側から支持枠6側に向かって、順次小さくなっている。
第1嵌合部403の第1穴406の直径D4が第2嵌合部404の第2穴407の直径D5よりも大きいことによって、第1嵌合部403と第2嵌合部404との間の境界部分には、段差部が形成されている。
第2嵌合部404の第2穴407の直径D5が第3嵌合部405の第3穴408の直径D6よりも大きいことによって、第2嵌合部404と第3嵌合部405との間の境界部分には、段差部が形成されている。
第1嵌合部403の第1穴406には、第1回転部802が嵌められている。第1回転部802の外周面806と第1嵌合部403の第1穴406の内周面とが互いに面接触している。
第2嵌合部404の第2穴407には、第2回転部803が嵌められている。第2回転部803の外周面807と第2嵌合部404の第2穴407の内周面とが互いに面接触している。
第3嵌合部405の第3穴408には、第3回転部804が嵌められている。第3回転部804の外周面808と第3嵌合部405の第3穴408の内周面とが互いに面接触している。
第1回転部802の外周面806と第1嵌合部403の第1穴406の内周面とが互いに面接触している領域における回転軸7の軸線Lcに沿った方向の長さをL1とする。第2回転部803の外周面807と第2嵌合部404の第2穴407の内周面とが互いに面接触している領域における回転軸7の軸線Lcに沿った方向の長さをL2とする。第3回転部804の外周面808と第3嵌合部405の第3穴408の内周面とが互いに面接触している領域における回転軸7の軸線Lcに沿った方向の長さをL3とする。
長さL1、長さL2および長さL3のそれぞれは、自由に設定可能である。実施の形態1に係るエレベータの巻上機では、長さL1、長さL2および長さL3のそれぞれは、互いに同一になっている。なお、長さL1、長さL2および長さL3のうちの何れか2つが互いに同一であってもよい。また、長さL1、長さL2および長さL3のそれぞれは、互いに異なってもよい。
綱車4は、焼き嵌めまたは圧入によって、綱車取付部材8に取り付けられている。したがって、第1回転部802の外周面806と第1嵌合部403の第1穴406の内周面との間に摩擦力が発生する。また、第2回転部803の外周面807と第2嵌合部404の第2穴407の内周面との間に摩擦力が発生する。また、第3回転部804の外周面808と第3嵌合部405の第3穴408の内周面との間に摩擦力が発生する。これにより、綱車4と綱車取付部材8との間には、回転軸7の軸線Lcに沿った方向において綱車取付部材8に対して綱車4が移動することを抑制する力が作用する。綱車4と綱車取付部材8との間に作用する力を嵌合力とする。
綱車取付部材8と綱車4との間に作用する嵌合力は、第1回転部802と第1嵌合部403との間に作用する摩擦力と、第2回転部803と第2嵌合部404との間に作用する摩擦力と、第3回転部804と第3嵌合部405との間に作用する摩擦力との総和になる。
次に、綱車取付部材8から綱車4を取り外す手順について説明する。まず、位置決め部805のボルト穴809にジャッキボルト9の先端部を挿入する。その後、ジャッキボルト9の軸線を中心にジャッキボルト9を回転させる。これにより、ジャッキボルト9は、位置決め部805に対して、回転軸7の軸線Lcに沿った方向に移動する。ジャッキボルト9が移動する方向は、綱車4が綱車取付部材8から取り外される際の綱車4の取外方向Aである。
ジャッキボルト9が位置決め部805に対して回転軸7の軸線Lcに沿った方向に移動することによって、ジャッキボルト9の先端部が綱車4に接触する。ジャッキボルト9の先端部が綱車4に接触した状態で、ジャッキボルト9が位置決め部805に対して回転軸7の軸線Lcに沿った方向にさらに移動することによって、ジャッキボルト9が綱車4を押す。
ジャッキボルト9が綱車4を押すことによって、綱車4は、綱車取付部材8に対して取外方向Aに移動する。
綱車取付部材8に対する綱車4の移動距離が長さL1に達した場合に、第1回転部802の外周面806と第1嵌合部403の第1穴406の内周面との間の嵌合が解除される。また、この場合に、綱車取付部材8に対する綱車4の移動距離が長さL2に達する。したがって、第2回転部803の外周面807と第2嵌合部404の第2穴407の内周面との間の嵌合が解除される。また、この場合に、綱車取付部材8に対する綱車4の移動距離が長さL3に達する。したがって、第3回転部804の外周面808と第3嵌合部405の第3穴408の内周面との間の嵌合が解除される。
これにより、綱車取付部材8と綱車4との間の嵌合が解除される。その後、綱車取付部材8から綱車4を取り外す。これにより、綱車取付部材8から綱車4を取り外す手順が終了する。
以上説明したように、実施の形態1に係るエレベータの巻上機では、綱車取付部材8は、第1回転部802と、第2回転部803と、第3回転部804とを有している。第1回転部802の外周面806の直径D1は、第2回転部803の外周面807の直径D2よりも大きい。第2回転部803の外周面807の直径D2は、第3回転部804の外周面808の直径D3よりも大きい。また、実施の形態1に係るエレベータの巻上機では、綱車4は、第1嵌合部403と、第2嵌合部404と、第3嵌合部405とを有している。第1回転部802の外周面806と第1嵌合部403の第1穴406の内周面とが互いに面接触する。第2回転部803の外周面807と第2嵌合部404の第2穴407の内周面とが互いに面接触する。第3回転部804の外周面808と第3嵌合部405の第3穴408の内周面とが互いに面接触する。この構成によれば、綱車4を交換する作業が行われる際に使用されるジャッキボルト9の長さを、長さL1、長さL2および長さL3のそれぞれを加算した長さよりも小さくすることができる。これにより、図1に示すように、綱車4を交換するために必要な作業スペースSを縮小させることができる。
また、綱車取付部材8は、位置決め部805を有している。位置決め部805は、綱車取付部材8の軸線に沿った方向において第1回転部802に対する綱車4の移動を制限する。この構成によれば、綱車4を綱車取付部材8に取り付ける場合に、綱車取付部材8に対する綱車4の位置を予め設定された位置に容易に配置することができる。
実施の形態2.
図6は、実施の形態2に係るエレベータの巻上機の要部を示す断面図である。実施の形態2に係るエレベータの巻上機では、綱車支持体3は、回転軸10を有している。
回転軸10は、軸部101と、軸方向における軸部101の中間部に設けられた綱車取付部102とを有している。軸部101および綱車取付部102は、互いに一体に形成されている。言い換えれば、回転軸10は、同一の材料から構成されており、分解不可能に一体に形成された単一部材である。
綱車取付部102は、第1回転部103と、第2回転部104と、第3回転部105と、位置決め部106とを有している。
第1回転部103の外周面107の形状は、円柱面形状となっている。したがって、回転軸10の軸線Lcに沿って見た場合に、第1回転部103の外周面107の形状は、回転軸10の軸線Lcを中心とした円形状となっている。
第2回転部104の外周面108の形状は、円柱面形状になっている。したがって、回転軸10の軸線Lcに沿って見た場合に、第2回転部104の外周面108の形状は、回転軸10の軸線Lcを中心とした円形状となっている。
第3回転部105の外周面109の形状は、円柱面形状になっている。したがって、回転軸10の軸線Lcに沿って見た場合に、第3回転部105の外周面109の形状は、回転軸10の軸線Lcを中心とした円形状となっている。
第1回転部103、第2回転部104および第3回転部105は、回転軸10の軸線Lcに沿って並べて配置されている。したがって、第1回転部103および第2回転部104は、互いに隣り合って配置されており、第2回転部104および第3回転部105は、互いに隣り合って配置されている。言い換えれば、第1回転部103、第2回転部104および第3回転部105は、軸方向におけるモータ2側から支持枠6側に向かって、第1回転部103、第2回転部104、第3回転部105の順に連続して配置されている。
第2回転部104は、第1回転部103に対して、綱車4の取外方向Aに並んで配置されている。第3回転部105は、第2回転部104に対して、綱車4の取外方向Aに並んで配置されている。
第1回転部103、第2回転部104および第3回転部105のそれぞれは、回転軸10の軸線Lcを中心に回転する。
第1回転部103の外周面107の直径は、第2回転部104の外周面108の直径よりも大きい。第2回転部104の外周面108の直径は、第3回転部105の外周面109の直径よりも大きい。第1回転部103は、第1回転部103、第2回転部104および第3回転部105のうちで、最もモータ2の近くに配置されている。第3回転部105は、第1回転部103、第2回転部104および第3回転部105のうちで、最も支持枠6の近くに配置されている。したがって、綱車取付部102の外径は、軸方向におけるモータ2側から支持枠6側に向かって、順次小さくなっている。
第1回転部103の外周面107の直径が第2回転部104の外周面108の直径よりも大きいことによって、第1回転部103と第2回転部104との間の境界部分には、段差部が形成されている。
第2回転部104の外周面108の直径が第3回転部105の外周面109の直径よりも大きいことによって、第2回転部104と第3回転部105との間の境界部分には、段差部が形成されている。
第1回転部103におけるその他の構成は、実施の形態1に係るエレベータの巻上機における第1回転部802の構成と同様である。第2回転部104におけるその他の構成は、実施の形態1に係るエレベータの巻上機における第2回転部803の構成と同様である。第3回転部105におけるその他の構成は、実施の形態1に係るエレベータの巻上機における第3回転部804の構成と同様である。
位置決め部106は、第1回転部103に設けられている。位置決め部106は、軸方向における第1回転部103の第2回転部104側とは反対側の部分に配置されている。位置決め部106は、第1回転部103から回転軸10の径方向における外側に突出するように配置されている。
位置決め部106は、綱車支持体3の軸線に沿った方向、言い換えれば、回転軸10の軸線Lcに沿った方向において第1回転部103に対する綱車4の移動を制限する。第1回転部103に対する綱車4の移動が制限されることによって、綱車取付部102に対する綱車4の移動が制限される。
綱車4が位置決め部106に接触する場合に、綱車取付部102に対する綱車4の位置が予め設定された位置となる。したがって、綱車4が位置決め部106に接触することによって、予め設定された位置に綱車4が配置される。
位置決め部106には、回転軸10の軸線Lcに沿って位置決め部106を貫通したボルト穴110が形成されている。ボルト穴110には、ジャッキボルト9が挿入可能となっている。ジャッキボルト9は、綱車取付部102から綱車4を取り外す作業が行われる際に使用される。
位置決め部106におけるその他の構成は、実施の形態1に係るエレベータの巻上機における位置決め部805の構成と同様である。
第1嵌合部403の第1穴406には、第1回転部103が嵌められている。第1回転部103の外周面107と第1嵌合部403の第1穴406の内周面とが互いに面接触している。
第2嵌合部404の第2穴407には、第2回転部104が嵌められている。第2回転部104の外周面108と第2嵌合部404の第2穴407の内周面とが互いに面接触している。
第3嵌合部405の第3穴408には、第3回転部105が嵌められている。第3回転部105の外周面109と第3嵌合部405の第3穴408の内周面とが互いに面接触している。
綱車4は、焼き嵌めによって、綱車取付部102に取り付けられている。実施の形態2に係るエレベータの巻上機におけるその他の構成は、実施の形態1に係るエレベータの巻上機の構成と同様である。
以上説明したように、実施の形態2に係るエレベータの巻上機では、回転軸10は、軸部101と、綱車取付部102とを有している。綱車取付部102は、第1回転部103と、第2回転部104と、第3回転部105とを有している。第1回転部103の外周面107の直径は、第2回転部104の外周面108の直径よりも大きい。第2回転部104の外周面108の直径は、第3回転部105の外周面109の直径よりも大きい。また、実施の形態2に係るエレベータの巻上機では、綱車4は、第1嵌合部403と、第2嵌合部404と、第3嵌合部405とを有している。第1回転部103の外周面107と第1嵌合部403の第1穴406の内周面とが互いに面接触する。第2回転部104の外周面108と第2嵌合部404の第2穴407の内周面とが互いに面接触する。第3回転部105の外周面109と第3嵌合部405の第3穴408の内周面とが互いに面接触する。この構成によれば、実施の形態1に係るエレベータの巻上機と同様に、綱車4を交換するために必要な作業スペースSを縮小させることができる。
なお、各実施の形態に係るエレベータの巻上機では、第1回転部、第2回転部および第3回転部を有する綱車支持体3の構成について説明した。しかしながら、複数の回転部を有する綱車支持体3の構成であればよい。この場合に、複数の回転部は、取外方向Aに向かって連続して配置され、綱車支持体3の外径は、取外方向Aに向かって順次小さくなっている。
1 支持台、2 モータ、3 綱車支持体、4 綱車、5 ディスク、6 支持枠、7 回転軸、8 綱車取付部材、9 ジャッキボルト、10 回転軸、101 軸部、102 綱車取付部、103 第1回転部、104 第2回転部、105 第3回転部、106 位置決め部、107 外周面、108 外周面、109 外周面、110 ボルト穴、401 貫通孔、402 綱溝、403 第1嵌合部、404 第2嵌合部、405 第3嵌合部、406 第1穴、407 第2穴、408 第3穴、801 貫通孔、802 第1回転部、803 第2回転部、804 第3回転部、805 位置決め部、806 外周面、807 外周面、808 外周面、809 ボルト穴。
本開示に係るエレベータの巻上機は、外周面が円柱面形状に形成された第1回転部および外周面が円柱面形状に形成された第2回転部を有し、第1回転部および第2回転部が互いに隣り合って配置され、第1回転部の外周面の直径が第2回転部の外周面の直径よりも大きい綱車支持体と、第1回転部が嵌められる第1穴が形成された第1嵌合部および第2回転部が嵌められる第2穴が形成された第2嵌合部を有し、第1回転部の外周面と第1穴の内周面とが互いに面接触し、第2回転部の外周面と第2穴の内周面とが互いに面接触する綱車と、を備え、綱車支持体は、第1回転部に設けられた位置決め部をさらに有し、位置決め部は、綱車支持体の軸線に沿った方向において第1回転部に対する綱車の移動を制限し、位置決め部には、綱車支持体の軸線に沿って位置決め部を貫通したボルト穴が形成されている。

Claims (2)

  1. 外周面が円柱面形状に形成された第1回転部および外周面が円柱面形状に形成された第2回転部を有し、前記第1回転部および前記第2回転部が互いに隣り合って配置され、前記第1回転部の前記外周面の直径が前記第2回転部の前記外周面の直径よりも大きい綱車支持体と、
    前記第1回転部が嵌められる第1穴が形成された第1嵌合部および前記第2回転部が嵌められる第2穴が形成された第2嵌合部を有し、前記第1回転部の前記外周面と前記第1穴の内周面とが互いに面接触し、前記第2回転部の前記外周面と前記第2穴の内周面とが互いに面接触する綱車と、
    を備えているエレベータの巻上機。
  2. 前記綱車支持体は、前記第1回転部に設けられた位置決め部をさらに有し、
    前記位置決め部は、前記綱車支持体の軸線に沿った方向において前記第1回転部に対する前記綱車の移動を制限する請求項1に記載のエレベータの巻上機。
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