JP6332548B2 - 綱車 - Google Patents

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Description

本発明は、綱車に関するものである。
エレベータ用巻上機の綱車では、綱車の外周部に綱掛け部材を設けている。綱掛け部材の周方向に環状に溝を設け、溝に巻き掛けられたロープに乗りかごがつながれている。綱車の保守としては、例えばロープとの接触により溝の摩耗が進むと綱掛け部材の交換を行う。このため、モータにて回転される回転体に綱車を着脱可能に取り付けて綱車ごと交換できるようにしたものがある。回転体に取付部を設け、綱車に取付孔部を設けている。取付部と取付孔部のそれぞれには、テーパー状面及びテーパー状面の外周側に連なる平面が設けてある。回転体に綱車を取り付けるときは、取付部に取付孔部を嵌め合わせてボルトで固定する。それぞれのテーパー状面同士を合わせることにより、回転体の軸心と綱車の軸心を一致させ、それぞれの平面同士を合わせた場所でボルトを締結して回転体に綱車を固定している。(特許文献1参照)
特開2008−74590号公報
ところで、取付孔部を取付部に装着したときに、それぞれのテーパー状面同士が密着し、かつ、それぞれの平面同士が密着するには、取付孔部と取付部とを極めて高い寸法精度で加工しておく必要がある。仮に、テーパー状面同士が密着し、平面同士の間に隙間ができている場合は、ボルトの締結力により綱車側の平面が回転体の平面の方へ傾いて固定されてしまう。つまり、綱車の外周部が回転体の方へ傾いて固定されてしまう。逆に、テーパー状面同士の間に隙間ができ、平面同士が密着している場合は、回転体の軸心と綱車の軸心がずれてしまう。いずれの場合も、エレベータの乗り心地が悪くなる。回転体と綱車を工場にて組み立てるときは、仮組立と追加加工を繰り返すことにより寸法精度を向上させることはできるが、手間がかかる。エレベータの据え付け現場にて、綱車を交換する場合は、仮組立と追加加工を繰り返すことはできないので、綱車の寸法精度が悪くなる。
本発明は、かかる問題を解決するためになされたもので、製造及び保守が容易に行えて寸法精度が良い綱車を得ることを目的とする。
本発明に係る綱車は、回転可能に支持された回転軸と、外周に環状に綱掛け溝が設けられ、第1孔を形成する内周面が中央部に設けられ、第1孔の内側に回転軸が位置するように配置された綱掛け部材と、回転軸の直径方向に突出し、回転軸の中心線方向に綱掛け部材と当接可能に回転軸に設けられた当接部材と、回転軸が嵌められる第2孔を有し、外周面が内周面と合わせられ、当接部材とは隙間を開けて設けられた取付部材と、回転軸または当接部材に着脱可能に取り付けられて、中心線方向に当接部材の方へ向かって取付部材を押す押部材と、を備え、環状の綱掛け溝の中心と第1孔の中心とは同じ直線上に形成され、外周面の中心と第2孔の中心とは同じ直線上に形成され、外周面及び内周面は、当接部材に近づくに連れて直径が小さくなるようにテーパー状に形成されている。
本発明によれば、綱掛け部材を当接部材に当接させ、取付部材の第2孔を回転軸に嵌め、取付部材の外周面と綱掛け部材の内周面とを合わせ、押部材を回転軸または当接部材に取り付けて取付部材を当接部材の方へ向かって中心線方向に押す。これにより当接部材に近づくに連れて直径が小さくなるようにテーパー状に形成されている外周面と内周面の中心が回転軸の中心線上に来て、環状の綱掛け溝の中心は回転軸の中心線上に来る。押部材を取り外すと、綱掛け部材を回転軸から取り外して交換できる。
本発明によれば、製造及び保守が容易に行えて寸法精度が良い綱車を得ることができる。
本発明の実施の形態1によるエレベータを示す全体構成図である。 図1に示す矢視II―IIで、エレベータ用巻上機の全体構成を示す断面図である。 図2のエレベータ用巻上機断面の要部を示す拡大図である。 図2に示す矢視IIIで、エレベータ用巻上機の綱車を示す正面図である。 図4の矢視IV―IVを示す断面図である。 本発明の実施の形態2によるエレベータ用巻上機の綱車を示す正面図である。 (a)は図6の矢視V―Vを示す断面図、(b)は図6の矢視VI―VIを示す断面図である。
実施の形態1.
本発明の一実施の形態について、図1から図5を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態1によるエレベータを示す全体構成図、図2は図1に示す矢視II―IIで、ロープの図示を省略したエレベータ用巻上機の全体構成を示す断面図、図3は図2のエレベータ用巻上機断面の要部を示す拡大図、図4は図2に示す矢視IIIで、エレベータ用巻上機の綱車を示す正面図、図5は図4の矢視IV―IVを示す断面図である。
図1において、昇降路1内には、かご2及び釣合おもり3が昇降可能に設けられている。昇降路1の上部には、巻上機7が設置された機械室4が設けられている。巻上機7には綱車10が回転可能に設けられている。巻上機7に隣接してそらせ車9が設けられている。ロープ24は、綱車10とそらせ車9に巻き掛けられたうえで、機械室4の床の孔から昇降路1に降ろされ、両端にそれぞれかご2と釣合おもり3がつながれている。
図2において、巻上機7には一端が開口され、他端に壁11を有する筒状の枠体12が設けられている。枠体12の内周にはコイルが巻かれた円筒状の固定子15が設けられている。壁11から固定子15の内周側へ突出して固定体13が設けられている。固定体13から綱車10の回転の中心線方向に突出されて固定軸14が設けられている。固定軸14は開口された枠体12から突出されている。
固定子15の内周側に、固定子15と対向して円筒状の回転子16が設けられている。固定子15と対向している回転子16の外周面には、複数の永久磁石18が等間隔に配置されている。コイルに通電されると回転子16は回転する。回転子16の内周側に固定体13が位置しており、固定体13には一対の制動機19が設けられている。回転子16の内周面は制動面になっており、制動機19の摩擦材が制動面に押し付けられると回転子16は制動される。
回転子16には、開口された枠体12から中心線方向へ突出するように円柱状の当接部材20が設けられている。当接部材20の先端面20aは中心線と直交する向きに設けられた平面になっている。この先端面20aの中央部から中心線方向へ突出して回転軸22が設けられている。回転子16、当接部材20、回転軸22は一体に形成されており、軸受17を介して固定軸14に支持され、固定軸14の中心線を中心として回転される。
図2、3、4において、回転軸22の外周側には、回転軸22とともに回転される綱掛け部材8が配置されている。綱掛け部材8は、中空の円筒5と円筒5の内周面の中央に膜状に設けられた中空の円板6を有している。円筒5は綱車10のリムを構成し、円板6は綱車10のスポークを構成している。円筒5の外周部には、周方向に1周される環状の綱掛け溝8aが設けられている。綱掛け溝8aは、回転の中心線方向に並べて複数本設けられている。図2、3、4では図示を省略しているが、それぞれの綱掛け溝8aにはロープ24が巻き掛けられる。
円板6は、回転の中心線方向に当接部材20と当接している。円板6の中央部には第1孔6aが中心線方向に貫通して設けられている。第1孔6aの縁、つまり、第1孔6aを形成する円板6の内周面6bは、中心線方向に当接部材20に近づくに連れて直径が小さくなるようにテーパー状に形成されている。環状の綱掛け溝8aは回転の中心線が第1孔6aの中心線と一致するように形成されている。綱掛け部材8の製作方法としては、例えば、綱掛け部材8の材料を工作機械に取り付けて、綱掛け溝8aと第1孔6aの加工を連続して行う。これにより、綱掛け溝8aは回転の中心線が第1孔6aの中心線と一致するように容易に形成される。
内周面6bに接して取付部材30が設けられている。取付部材30は円板状に形成されている。取付部材30は回転軸22とともに回転される。取付部材30の中央部には第2孔30aが中心線方向に貫通して設けられている。第2孔30aには回転軸22が嵌められている。取付部材30の外周面30bは、中心線方向に当接部材20に近づくに連れて直径が小さくなるようにテーパー状に形成されている。外周面30bは回転の中心線が第2孔30aの中心線と一致するように形成されている。取付部材30の製作方法としては、例えば、取付部材30の材料を工作機械に取り付けて、外周面30bと第2孔30aの加工を連続して行う。これにより、外周面30bは回転の中心線が第2孔30aの中心線と一致するように容易に形成される。
取付部材30の外周面30bと綱掛け部材8の内周面6bとは、同じ向きのテーパー状に形成されて合わせられている。外周面30bと内周面6bとが接した状態で、取付部材30と当接部材20との間には中心線方向に隙間ができるように外周面30bと内周面6bの寸法は設定されている。押部材としての複数本のボルト26により取付部材30は当接部材20の方へ中心線方向に押されている。取付部材30は、円板6の平面6cを当接部材20の先端面20aに押し付けている。ボルト26は取付部材30を貫通したうえで当接部材20にねじ込まれている。同じ向きにテーパー状に形成された外周面30bと内周面6bとは互いに押し当てられているので、取付部材30と綱掛け部材8が回転されるときのそれぞれの外周面30bと内周面6bの回転の中心線は一致する。
取付部材30は、第2孔30aに回転軸22が嵌められ、ボルト26により当接部材20の方へ押され、外周面30bが綱掛け部材8の内周面6bに押し当たり、当接部材20との間には隙間が開けられた状態で固定されている。テーパー状に直径が小さくなって行く第1孔6aに向かって取付部材30は押されている。このため取付部材30は直径方向の中心側に向かって圧縮される力を受け、第2孔30aの直径は収縮されて取付部材30は回転軸22に押し付けられる。これにより回転軸22と取付部材30の外周面30bとの回転の中心線は一致する。このように綱掛け溝8aと内周面6b、内周面6bと外周面30b、外周面30bと回転軸22、それぞれの回転の中心線は一致する。従って、綱掛け部材8が回転軸22とともに回転されるとき、綱掛け溝8aの回転の中心線は回転軸22の回転の中心線と一致する。
このように回転の中心線が一致した状態で、中心線方向に締め込まれる複数本のボルト25により円板6は当接部材20に固定されている。当接部材20と対向している円板6の平面6cは当接部材20の先端面20aに押し当てられている。これにより綱掛け溝8aの中心線方向の位置が精度良く決められる。また、ロープ24が巻き掛けられて大きな荷重が掛けられても綱掛け部材8が傾くことはなく綱掛け溝8aの中心線方向の位置は精度良く保たれる。
図4、5において、綱掛け部材8の円板6には中心線方向に貫通された貫通孔6fが設けられている。この貫通孔6fの途中までは押圧手段としてボルト27をねじ込めるようにねじ孔6dが形成されており、残りはねじ孔6dの内径よりも直径が小さい円形の通し孔6eになっている。通し孔6eは当接部材20と対向する位置に設けられている。通し孔6eと対向する位置の当接部材20には中心線方向に穴20aが設けられている。穴20aには丸棒状の突出部材31が嵌め込まれている。突出部材31の直径は通し孔6eの直径よりも小さい。突出部材31は、通し孔6eの中へ中心線方向に突出されている。突出部材31の先端には綱掛け部材8の回転方向に沿って傾斜している第1平面31aが設けられている。
突出部材31の第1平面31aと接し、中心線方向に延びる丸棒状の接触部材32が配置されている。接触部材32には第1平面31aと合わせられた第2平面32aが設けられている。接触部材32の直径は通し孔6eの直径よりも小さい。接触部材32の中心線方向の長さ寸法は、ねじ孔6dから通し孔6eにかけて位置するように設けられている。ねじ孔6dにボルト27をねじ込んで行くと、第1平面31aは回転方向に沿って傾斜しているので、通し孔6eよりも直径の小さい接触部材32は、第1平面31aに沿って回転方向に移動する。そして、通し孔6eの内面のうち第1平面31aと対向している回転方向の一方の側に接触部材32が当接する。通し孔6eの内面のうち他方の側には突出部材31が当接する。ボルト27はこの位置以上にはねじ込めなくなるので、この状態で緩まないようにボルト27はロックナット33で留められている。
通し孔6eの内面のうち回転方向の一方の側に接触部材32が当接し、他方の側に突出部材31が当接する。このため巻上機7を運転したときに綱掛け部材8がどちらの向きに回転したとしても、綱掛け部材8に作用するトルクは突出部材31、接触部材32が受ける。これにより、綱掛け部材8は当接部材20、回転軸22に対してずれることは無く、綱掛け溝8aの位置精度が悪くなることは無い。
このように構成された綱車10の組立と分解について説明する。当接部材20の穴20aに突出部材31を嵌め込む。突出部材31の突出している部分が通し孔6eに入るように当接部材20に綱掛け部材8の円板6を当接させる。ボルト25を緩く締めて当接部材20に綱掛け部材8を仮固定する。第1平面31aと第2平面32aが合わさるように通し孔6eに接触部材32を入れ、ボルト27をねじ込んで行く。接触部材32と突出部材31がそれぞれ通し孔6eの内面に当接するとボルト27がねじ込めなくなるので、この位置でボルト27を緩く締めておく。
取付部材30の第2孔30aを回転軸22に嵌め、綱掛け部材8の内周面6bと取付部材30の外周面30bを合せる。ボルト26を締め付けて取付部材30を当接部材20の方へ押す。この後、ボルト25、ボルト27、ロックナット33を締め付けて綱掛け部材8を当接部材20に固定する。綱車10の分解は、ボルト25、ボルト26、ボルト27、ロックナット33を外すことにより当接部材20、回転軸22から綱掛け部材8を取り外すことができる。
このように組み立てられた綱車10は、綱掛け溝8aの回転の中心線は回転軸22の回転の中心線と一致する。また、綱掛け溝8aの中心線方向の位置が精度良く決められる。また、ロープ24が巻き掛けられて大きな荷重が掛けられても綱掛け部材8が傾くことはなく綱掛け溝8aの中心線方向の位置は精度良く保たれる。また、巻上機7を運転して綱掛け部材8にトルクが作用しても綱掛け部材8は当接部材20、回転軸22に対してずれることは無く、綱掛け溝8aの位置精度が悪くなることは無い。
このようにボルト25、ボルト26、ボルト27、ロックナット33を用いて寸法精度の良い綱車10の組立と分解ができるので、製造及び保守が容易に行えて寸法精度が良い綱車10を得ることができる。
また、例えば綱車と回転軸の回転の中心線を合わせるために、綱車の孔と回転軸を焼き嵌めするものがあり、この場合は焼き嵌めの設備の備わった工場で綱車と回転軸の組立を行う必要がある。本実施の形態によれば、取付部材30をボルト26で当接部材20の方へ押すことで、第2孔30aを回転軸22に押し付けるので焼き嵌めの設備は不要であり、エレベータの据付現場で綱掛け部材8の交換を行うことができる。
また、巻上機の運転にともない綱車に作用するトルクを受けるために、例えば綱車と回転軸をリーマピンで固定するものがある。この綱車を交換する場合は、新しい綱車と回転軸を組み付けた後にリーマ穴加工が必要になり手間がかかる。本実施の形態によれば、トルクを受ける突出部材31、接触部材32をボルト27、ロックナット33により容易に取り付けることができる。
なお、本実施の形態では、押部材としてのボルト26により取付部材30を当接部材20の方へ押す場合で説明したが、押部材として板状の部材を用いても良い。板状の部材を当接部材20に当てるとともにボルトにより板状の部材を回転軸22に締め付けることにより取付部材30を当接部材20の方へ押すようにしても良い。
実施の形態2.
実施の形態1では、巻上機7を運転するときに綱掛け部材8に作用するトルクを受ける手段を一組設けた場合で説明したが、本実施の形態では、二組設けた場合で説明する。なお、他の実施の形態と同一符号の構成品は、本実施の形態において同一部分を示し説明を省略する。
図6は本発明の実施の形態2によるエレベータ用巻上機の綱車を示す正面図である。図7(a)は図6の矢視V―Vを示す断面図、図7(b)は図6の矢視VI―VIを示す断面図である。図6、7において、綱掛け部材58に作用するトルクを受ける手段は綱掛け部材58の回転方向に沿って2箇所に設けてある。図示しないが綱掛け部材58の外周には周方向に環状の綱掛け溝58aが設けられている。
図7の(a)と(b)では、それぞれの第1平面31aが綱掛け部材58の回転方向に沿って互いに反対向きに傾斜されている。また、それぞれの通し孔56eの内面には接触部材32が当接され、突出部材31は通し孔56eの内面には当接されていない。接触部材32は、第1平面31aと対向している側の通し孔56eの内面に当接されている。つまり、それぞれの接触部材32は綱掛け部材58の回転方向に沿って互いに反対側の位置の通し孔56eの内面に当接されている。
このように構成された綱車50では、綱掛け部材58に作用するトルクは、綱掛け部材58の回転方向に応じていずれかの接触部材32が受ける。これにより、綱掛け部材58が当接部材60に対してずれることは無く、綱掛け溝58aの位置精度が悪くなることは無い。
なお、実施の形態2では、綱掛け部材8に作用するトルクを受ける手段を二組設けた場合で説明したが、作用するトルクが大きいためにトルクを受ける箇所を増やしたい場合には、この二組を対として、複数の対を設けることもできる。実施の形態1の構成ではこのようにトルクを受ける手段を増やすことはできないが、実施の形態2の構成では増やすことができる。
例えば実施の形態1の構成を2箇所に設けると、2つの突出部材31同士のピッチと、2つの通し孔6e同士のピッチとを一致させる必要があるので製造が困難である。一方、実施の形態2の構成では、2つの突出部材31同士のピッチと、2つの通し孔56e同士のピッチが製造誤差によりずれていても接触部材32の位置がずれることにより吸収できるので容易に製造できる。
また、実施の形態1、2では、エレベータ用巻上機の綱車の場合で説明したが、他の装置に使用される綱車、滑車に適用しても良い。

Claims (3)

  1. 回転可能に支持された回転軸と、
    外周に環状に綱掛け溝が設けられ、第1孔を形成する内周面が中央部に設けられ、前記第1孔の内側に前記回転軸が位置するように配置された綱掛け部材と、
    前記回転軸の直径方向に突出し、前記回転軸の中心線方向に前記綱掛け部材と当接可能に前記回転軸に設けられた当接部材と、
    前記回転軸が嵌められる第2孔を有し、外周面が前記内周面と合わせられ、前記当接部材とは隙間を開けて設けられた取付部材と、
    前記回転軸または前記当接部材に着脱可能に取り付けられて、前記中心線方向に前記当接部材の方へ向かって前記取付部材を押す押部材と、を備え、
    環状の前記綱掛け溝の中心と前記第1孔の中心とは同じ直線上に形成され、前記外周面の中心と前記第2孔の中心とは同じ直線上に形成され、前記外周面及び前記内周面は、前記当接部材に近づくに連れて直径が小さくなるようにテーパー状に形成され
    前記綱掛け部材は、前記中心線方向に貫通された貫通孔を有し、
    前記貫通孔の中へ前記中心線方向に突出するように前記当接部材に設けられ、前記回転軸の回転方向に沿って傾斜している第1平面を先端側に有する突出部材と、
    前記第1平面と合わせられた第2平面を有し前記貫通孔の中に配置された接触部材と、
    前記接触部材を前記突出部材の方へ押し付ける押圧手段と、を備えたことを特徴とする綱車。
  2. 前記貫通孔、前記突出部材、前記接触部材、前記押圧手段の組合せを二組有し、
    それぞれの前記組合せの前記第1平面は、前記回転方向に沿って互いに反対向きに傾斜していることを特徴とする請求項に記載の綱車。
  3. 前記組合せの二組を対として、複数の前記対を備えたことを特徴とする請求項に記載の綱車。
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