JP2023057523A - 水素吸蔵合金粉末、これを用いたニッケル水素二次電池用負極及びニッケル水素二次電池 - Google Patents

水素吸蔵合金粉末、これを用いたニッケル水素二次電池用負極及びニッケル水素二次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】ハンドリング性に優れ、ニッケル水素電池の負極として特性に優れた水素吸蔵合金粉末を提供することを目的としている。【解決手段】一般式MmNiaMnbAlcCod(式中、Mmはミッシュメタルであり、4.30≦a≦4.76、0.25≦b≦0.45、0.28≦c≦0.45、0≦d≦0.20、5.20≦a+b+c+d≦5.55)で表され、前記MmにおけるLa含有量が60モル%以上であり、CaCu5型結晶構造を有する水素吸蔵合金粉末であって、前記水素吸蔵合金粉末の流動度が8.0秒未満4.3秒以上であり、前記水素吸蔵合金粉末の微粉化難度が0.54以上0.60以下である水素吸蔵合金粉末とする。【選択図】なし

Description

本発明は、ニッケル水素電池の負極として用いられるCaCu型の結晶構造を有する水素吸蔵合金粉末に関する。更に本発明は、この水素吸蔵合金粉末を負極として使用した電池に関する。
負極に水素吸蔵合金を用いたニッケル水素電池は、1990年代前半に商品化され、その後、広く普及している。
ニッケル水素電池は、商品化当初は携帯電話やノートパソコンの電源として活躍していたが、その後は、徐々に小型で軽量なリチウムイオン電池へと置き換えられ、現在では、低廉さと安全性の高さ、及び、体積当りのエネルギー密度とのバランスの良さなどから、玩具、デジタルカメラ、電動アシスト自転車、電動工具、更にはハイブリッド自動車などに用いられている。
ニッケル水素二次電池は一般的に正極活物質にニッケル酸化物であるオキシ水酸化ニッケル、負極活物質に金属水素化物(MH)が使用されており電解液は水酸化カリウムを主体とするアルカリ水溶液が用いられている。この電池のセパレータには、通常、親水性を付与したポリプロピレン不織布が用いられる。なお、金属水素化物(MH)とは水素吸蔵合金が水素を吸蔵したものでありLaNiがその代表例であり、実用化されている電池ではコストや性能の点からLaの代わりにMm(ミッシュメタル)を用い、Niの一部をMn、Al、Coなどで置換した多成分系合金が一般に使用されている。
水素吸蔵合金は、水素と反応して金属水素化物となる合金である。この水素吸蔵合金は、室温付近で多量の水素を可逆的に吸蔵・放出することができる。
水素吸蔵合金は、水素吸蔵放出を繰り返すことで、微粉化を生じる。微粉化を生じた時には、比表面積の増大に応じてアルカリ電解液による腐食が促進されて寿命が低下する。比表面積に応じるため、初期粒径が小さいほど、劣化速度が速い。
水素吸蔵合金の寿命を低下させないためには、微粉化を抑制する必要がある。特に初期粒径を制御することが重要である。
このようなニッケル水素二次電池に用いられる水素吸蔵合金は、一般的に水素吸蔵合金を製造するメーカーによって生産され、金属粉末の状態で電池メーカーに納品される。電池メーカーでは、納品された水素吸蔵合金粉末を用いて負極を構成する。
一方、水素吸蔵合金を製造するメーカーでは、水素吸蔵合金の原料金属を溶解して鋳造して製造される。その後、破砕、粉砕、分級等の工程を経て粉体状にしてからニッケル水素電池の負極原料として供給される。よって、水素吸蔵合金は、粉体の状態で輸送、容器入れ替え、計量、等が行われる。
尚、特許文献1、特許文献2には、水素吸蔵合金を湿式ボールミルで粒径を30μmまで粉砕すること、水素吸蔵合金粉末とすることが開示されている。
特許文献3には、水素吸蔵合金粉末の検査方法において、水素吸蔵合金インゴット(水素吸蔵合金片)は、粗粉砕、微粉砕により必要な粒度の水素吸蔵合金粉末とされることが開示されている。例えば、インゴット(水素吸蔵合金片)を500μmの篩目を通過する粒子サイズ(500μm以下)まで粉砕して水素吸蔵合金粉末とすることができ、微粉化難度を求めるに当たり、上記水素吸蔵合金粉末のうち粒径が43~45μmであるものを前記検査の試料に供することも開示されている。
特許文献4には、水素吸蔵合金を1000~300μmの粒子に粉砕して水素を吸蔵・脱蔵させることで、膨張・収縮による亀裂を合金に生じさせ、その後に機械粉砕する処理「2段粉砕処理」が有効であることが開示されている。また、「2段粉砕処理」の平均粒径は、MH電池の出力を効率的に高めるために、1.0~7.0μmであるのが好ましいと開示されている。
特許文献5には、希土類系水素吸蔵合金とチタン系水素吸蔵合金を混合してなる水素吸蔵合金において、希土類系水素吸蔵合金の平均粒径が1ミクロン以上20ミクロン以下であることが開示されている。
特許文献6には、水素吸蔵合金インゴットを、500μmの篩目を通過する粒子サイズまで粉砕した後、磁選工程を行うことが開示されている。
特開2006-92902号公報 特開2013-196813号公報 特開2019-185852号公報 国際公開第2018/123752号 特開平7-252577号公報 特開2010-255104号公報
上述のように、水素吸蔵合金は、破砕、粉砕、分級等の工程を経て粉体状(粉末状)にされる。粉体状にされた水素吸蔵合金は、粉体の状態で輸送、容器入れ替え、計量、等が行われる。このような操作によって、水素吸蔵合金粉から微粉が生じるという問題がある。積極的な粉砕をしていないが、前記操作によって水素吸蔵合金粒同士が衝突したり、水素吸蔵合金粒が容器壁等に衝突したり、することで微粉が生じるものである。また、容器入れ替えや計量のための水素吸蔵合金粉末の移動が今以上に短時間で行って作業時間を短くしたいという製造スループット向上の要求がある。このような要求(課題)は潜在的にあったものの表面化していなかったので、水素吸蔵合金粉のハンドリングに関する改善を検討した例はこれまでなかった。
また、近年レアメタルであるCoの取引価格が高騰するなか、Coを含有するAB型水素吸蔵合金の原料コストを維持あるいは低減するためには、Coの含有率を可能な限り低減する必要がある。しかし、AB型水素吸蔵合金のCo含有率を低減すると、水素の吸蔵放出が繰り返されることによる合金の微粉化が促進し、負極の寿命特性が低下する傾向がある。よって、水素の吸蔵放出が繰り返されても微粉化し難い水素吸蔵合金、即ち、負極の寿命特性が低下し難い水素吸蔵合金が望まれている。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ハンドリング性に優れ、負極として特性に優れた水素吸蔵合金粉を提供することを目的としている。
本発明者らは、上記課題を解決すべく、鋭意研究し、ニッケル水素電池の負極として用いられるCaCu型の結晶構造を有する水素吸蔵合金粉末において、該水素吸蔵合金粉末の流動度を8.0秒未満にすると、ハンドリング性が顕著に向上することを見出し、本発明を完成させた。更に、水素吸蔵合金粉末の流動度を8.0秒未満にしたものが、水素の吸蔵放出が繰り返されても微粉化し難い水素吸蔵合金、即ち、負極の寿命特性が低下し難いという効果も見出した。
本発明の要旨は、次の通りである。
(1)一般式MmNiMnAlCo(式中、Mmはミッシュメタルであり、4.30≦a≦4.76、0.25≦b≦0.45、0.28≦c≦0.45、0≦d≦0.20、5.20≦a+b+c+d≦5.55)で表され、前記MmにおけるLa含有量が60モル%以上であり、CaCu型結晶構造を有する水素吸蔵合金粉末であって、
前記水素吸蔵合金粉末の流動度が8.0秒未満4.3秒以上であり、前記水素吸蔵合金粉末の微粉化難度が0.54以上0.60以下であることを特徴とする水素吸蔵合金粉末。
(2)前記水素吸蔵合金粉末の実体顕微鏡写真で観察される粒子の長軸/短軸の比が、2.5以下1.0以上であることを特徴とする(1)記載の水素吸蔵合金粉末。
(3)前記水素吸蔵合金粉末の安息角が、42度以下23度以上であることを特徴とする(1)又は(2)記載の水素吸蔵合金粉末。
(4)前記水素吸蔵合金粉末のタップ密度が、3.6g/cm以上5.8g/cm以下であることを特徴とする(1)~(3)のいずれかに記載の水素吸蔵合金粉末。
(5)5.40≦a+b+c+d≦5.55であって、Mn/Al比が0.96以上であることを特徴とする(1)~(4)のいずれかに記載の水素吸蔵合金粉末。
(6)0≦d≦0.05であることを特徴とする(1)~(5)のいずれかに記載の水素吸蔵合金粉末。
(7)(1)~(6)のいずれかに記載の水素吸蔵合金粉末をニッケル水素二次電池の負極活物質としたことを特徴とする負極。
(8)(7)に記載の負極を用いたことを特徴とするニッケル水素二次電池。
以上のように、本発明の水素吸蔵合金粉末は、ハンドリング性が良くなり、粉体の状態で輸送、容器入れ替え、計量等の効率が良くなるという作用効果を奏する。また、該粉末をハンドリングしている間に微粉が生成し難いという作用効果も得られる。
更に、本発明の水素吸蔵合金粉末は、水素の吸蔵放出が繰り返されても微粉化し難い、即ち、負極の寿命特性が低下し難いという作用効果も奏する。特に、Co含有量を低減しても、水素の吸蔵放出が繰り返されても微粉化し難いという作用効果も奏する。
以下に本発明を詳細に説明する。
本発明の水素吸蔵合金粉末は、一般式MNiMnAlCo(式中、Mmはミッシュメタルであり、4.30≦a≦4.76、0.25≦b≦0.45、0.28≦c≦0.45、0≦d≦0.20、5.20≦a+b+c+d≦5.55)で表され、前記MmにおけるLa含有量が60モル%以上であり、CaCu型結晶構造を有する。この組成範囲とすることで、ニッケル水素二次電池の負極活物質として有効に活用できる。
各成分は、水素吸蔵合金粉末の基本的な特性が得られるように適切に調整することが必要であるが、aを4.30未満とした場合はLaNi基本組成(ABx組成)に対してNi位置(Bサイト)の置換元素が多くなりすぎ水素吸蔵量(H/M)が0.75未満となり実用的ではない。また、aが4.76を超える場合は合金中にNiが単独で析出するいわゆる相分離が起こり、電池の性能が十分得られない。
bを0.25未満とした場合は平衡(水素)圧が高くなり0.060MPaを超え、bが0.45を超えると平衡圧が小さくなり0.040MPa未満となる。
cが0.45を超えると格子の歪みによって水素吸蔵量が低下し、水素吸蔵量(H/M)が0.75未満と成り、cが0.28未満となると微粉化難度が0.65を超える。
dを0より大きく、0.20以下とすることにより、即ち、Co置換することにより、水素の吸蔵放出が繰り返されても微粉化し難くなり、置換量が増加するとその傾向が著しくなる。しかし、d=0、即ち、Co置換しなくても、ABx組成のx値増加、CaCu型結晶構造におけるc軸を長くする、CaCu型結晶の弾性率を下げる、CaCu型結晶で塑性変形を起こさせる、等の工夫をすれば、水素の吸蔵放出が繰り返されても微粉化し難くさせることができる。よって、これらの作用とd値を適宜組み合わせることで、必要な特性とする。即ち、0≦d≦0.10であるのが更に好ましい範囲である。更に好ましいのは、0≦d≦0.05である。
a+b+c+dについては、LaNi系水素吸蔵合金粉末にあってLa位置原子数に対するNi位置原子数を表しており、即ち、ABx組成のx値であり、5.20≦a+b+c+d≦5.55であるのが好ましい。5.20未満とした場合はニッケル水素二次電池の寿命特性が低下し、5.55を超えるようになると水素吸蔵量が低下する。
更に、5.40≦a+b+c+d≦5.55であって、Mn/Al比が0.96以上であるのがより好ましい。
本発明におけるMmについては、例えばLaのみからなるものや、La及びCeからなるもの、或いは、La及びCeのほかに、Pr、Nd、Sm等の希土類を含むものなどを挙げることができる。但し、前記MmにおけるLa含有量が60モル%以上である。60モル%未満であると、十分な水素吸蔵量が得られない。
また、ニッケル水素二次電池の性能を向上させるための微量成分を添加することもできる。たとえばMg、Sr、Caなどのアルカリ土類元素、V、Cr、Fe、Cuなどの遷移元素を添加することができる。
本発明の水素吸蔵合金粉末は、その流動度が8.0秒未満4.3秒以上である。水素吸蔵合金粉末の流動度の小さい方が、ハンドリング性が良くなるので好ましい。よって、前記流動度が8.0秒以上であると、ハンドリング性が悪くなる。一方、前記流動度を4.3秒未満であってもハンドリング性が更に良くなると考えられるが、流動度4.3秒未満の水素吸蔵合金粉末とするのが困難であって作製できていないことから、本発明の流動度の下限を4.3秒とした。
また、水素吸蔵合金粉末の流動度が小さい方が、水素の吸蔵放出が繰り返されても微粉化し難い合金であり、負極の寿命特性が低下し難いということも見出した。
合金に含有するコバルトCoは、上述のように、水素の吸蔵放出が繰り返されても微粉化し難い合金にすることができ、その効果はCo含有量で判断できる。しかしながら、Co含有量を低下させた水素吸蔵合金でも、水素の吸蔵放出が繰り返されても微粉化し難い合金粉末とすることができることを見出してきたが、その効果を得るための因子と影響度が明確に整理できなかった。今回、上記のように、水素吸蔵合金粉末の流動度を小さくするように設計すれば、水素の吸蔵放出が繰り返されても微粉化し難い合金が得られる強い相関があることが分かった。その原理は、次のように考えられる。
流動度は合金粒子の弾性率や破壊強度に影響するものであり、一方、弾性率や破壊強度は合金の微粉化に影響するということから、流動度が合金の微粉化を決める総合的因子とみなすことができる。例えば、破壊強度が大きければ合金は割れ難く、流動においても粒子の欠けやクラック発生し難いので流動し易い、即ち、流動度が小さくなる。弾性率が小さければ合金は割れ難く、流動においても粒子の欠けやクラック発生し難いので流動し易い、即ち、流動度が小さくなる。つまり、破壊強度が大きく弾性率が小さい合金が、最も流動度が小さくなるということである。これは、大きく変形しても壊れない合金が大きな流動度を示すということになる。
本発明でいう流動度の測定は、JISZ2502:2012(金属粉-流動度測定方法)に従い測定する。即ち、JISZ2502:2012に記載されているように、標準寸法の校正された漏斗のオリフィスを通過して50gの金属粉が流れる時間を測定する。
本発明の水素吸蔵合金粉末は、その微粉化難度が0.54以上0.60以下である。微粉化難度が0.54未満であると、ハンドリング性が悪くなる。一方、微粉化難度が大きくなるほどハンドリング性がよくなるが、微粉化難度が0.60を超えるものは製造し難く現実的ではない。
本発明の水素吸蔵合金粉末は、その実体顕微鏡写真で観察される粒子の長軸/短軸の比が、2.5以下1.0以上であるのがハンドリング性の観点でより好ましい。即ち、前記水素吸蔵合金粉末の形状が球状に近いほどハンドリング性が良くなる、特にハンドリング中に前記粉末の欠けや割れがより生じ難くなるので好ましい。よって、前記長軸/短軸の比が2.5を超えると、ハンドリング性が良くなくなる場合がある。長軸=短軸である場合が、前記長軸/短軸の比が1.0であるので前記下限を1.0とした。
本発明の水素吸蔵合金粉末は、その安息角が42度以下23度以上であるのが更に好ましい。水素吸蔵合金粉末の安息角が小さいほど、計量輸、輸送、保管等で容器に入れるときの充填化が容易になるので好ましい。よって、前記安息角が42度以下であると前記効果が顕著になる。更により好ましい安息角は38度以下である。一方、前記安息角が23度未満であっても更に良好な効果が得られるはずであるが、安息角が23度未満となる水素吸蔵合金粉末とすることが困難となり現実的でない場合がある。
本発明における安息角は、パウダテスタPT-X(ホソカワミクロン(株)製)または前記装置に準拠する評価装置で測定して求める。
本発明の水素吸蔵合金粉末は、そのタップ密度が3.6g/cm以上5.8g/cm以下であるのが更に好ましい。水素吸蔵合金粉末のタップ密度が大きいほど、計量、輸送、保管等で容器に入れると効率よく充填できるのでより好ましい、即ち、タップ密度の大きな水素吸蔵合金粉末は、同じ質量であれば、それを入れる容器が小さくて済むことになる。よって、前記タップ密度が3.6g/cm以上であると効率よい充填ができるのでより好ましい。一方、前記タップ密度が大きく5.8g/cmを超えても更に効率よい充填ができるはずであるが、タップ密度が5.8g/cmを超える水素吸蔵合金粉末とすることが困難となり現実的でない場合がある。
本発明におけるタップ密度は、JISZ2512:2012(金属粉-タップ密度測定方法)に従い測定する。例えば、パウダテスタPT-X(ホソカワミクロン(株)製)または前記装置に準拠する評価装置で測定して求める。
本発明の水素吸蔵合金粉末は、500μmの篩目を通過する粒子サイズ(-500μm)とするのがより好ましい。これは、ニッケル水素電池の負極を作製する原料として好適な粉末とするためである。但し、ニッケル水素電池の負極の作製方法に応じてその原料紛末は、1000μmの篩目を通過する粒子サイズ(-1000μm)であっても、また、850μmの篩目を通過する粒子サイズ(-850μm)であってもよい。
本発明の水素吸蔵合金粉末は、本発明の要件を満たせばどのような製造方法でもよいが、その製造方法の一例を示す。前記合金粉末は、秤量工程、混合工程、鋳造工程、熱処理工程、および粉砕工程を経て製造することができる。秤量工程では、所定の合金組成となるように水素吸蔵合金の各原料が秤量する。混合工程では、秤量された複数種類の原料が混合する。
鋳造工程において、高周波加熱溶解炉に混合原料を投入し、混合原料を溶解させて溶湯となし、この溶湯を鋳型に流し込んで、合金の組成にもよるが、例えば1130℃~1560℃の範囲の温度(鋳造温度=鋳造開始時の坩堝内溶湯温度)で鋳造する。合金組成にもよるが、鋳造において一方向性凝固して柱状結晶を成長させる条件とすると、最終的に得られる水素吸蔵合金粉末の流動度が小さくできる傾向になる。
Coを多く含有している合金組成においては、凝固挙動の違いによる影響は少なく、流動度はCo含有量等の合金組成と水素吸蔵合金粉末の粒度や粒形状等によって決まる。
一方、Co含有量が少なくなると、凝固挙動の違いによる影響が大きくなり、鋳造において一方向性凝固して柱状結晶を成長させる条件とすると、最終的に得られる水素吸蔵合金粉末の流動度をより小さくできる。尚、鋳造において一方向性凝固して柱状結晶を成長させる条件は、鋳型からの抜熱を大きくして鋳型面から結晶成長させる一方、溶湯温度を急激に下げないで均一核発生を抑制する、或いは出湯温度を高くして急激に全体的に凝固させない(均一核発生を抑制する)、等の考慮で達成できる。
また、Co含有量が少なくなる、或いはCoを含まない合金組成においては、Co以外の成分組成を調整して十分な特性を得る合金とするが、例えば、ABx組成のx値の増加させたり、合金結晶のc軸を伸長させたり、するような成分調整行くことと、上記凝固条件を組合わせることで、流動度を小さくできる。
鋳造後の合金は、熱処理工程において非酸化雰囲気下で、例えば950℃~1200℃の温度で熱処理する。また、熱処理時間は、鋳造後のインゴット(水素吸蔵合金片)の大きさと熱処理炉の熱供給能力にもよるが、数時間から十数時間が一般的であり、インゴットの中心部まで所定温度になるように時間設定すれば良い。前記熱処理条件によっても、水素吸蔵合金粉末の流動度を制御できる。一般には、熱処理温度上げる、熱処理時間を長くすると合金の粒成長を促し、残留歪みや残留応力をより除去できることになり、流動度を小さくできる傾向になる。
粉砕工程では、このようにして得られたインゴットが、粗粉砕、微粉砕によって水素吸蔵合金粉末にする。例えば、インゴットを500μmの篩目を通過するサイズまで粉砕して水素吸蔵合金粉末とすることができる。但し、粗砕の程度は、ニッケル水素電池の負極の作製方法に合わせる等の必要に応じて1mmの篩目を通過する粒子サイズ(-1mm)までの粉砕であっても、また、850μmの篩目を通過する粒子サイズ(-850μm)までの粉砕であっても、710μmの篩目を通過する粒子サイズ(-710μm)までの粉砕であってもよい。
また、微粒をカットすることでも水素吸蔵合金粉末の流動度も小さくできる。前記微粒のサイズは、20μmの篩目を通過する粒子サイズであり、より好ましくは、53μmの篩目を通過する粒子サイズ、更に好ましくは106μmの篩目を通過する粒子サイズ、更に好ましくは150μmの篩目を通過する粒子サイズ、更に好ましくは180μmの篩目を通過する粒子サイズである。前記サイズの微粒をカットするのが最も好ましいが、微粒を25質量%以下になるように粉砕することでも流動度も小さくできる。微粒を10質量%以下になるように粉砕するとより好ましい流動度とすることができる、更に好ましくは5質量%以下である。
このようにして得られた水素吸蔵合金粉末は、負極活物質として使用することで高性能のニッケル水素電池とすることができ、該電池はハイブリッド型自動車や電気自動車に好適に使用することができる。
このようにして得られた水素吸蔵合金粉末は、PCT(水素圧-組成-等温線図)特性評価装置によって、水素吸蔵量(H/M)、プラトー圧力(平衡圧力)を測定する。
本発明における微粉化難度の測定方法について説明する。
PCT(水素圧-組成-等温線図)特性評価装置を用いて、「保持温度45℃および水素圧力調整1.82MPaの環境下における水素の吸蔵放出サイクル10回後の水素吸蔵合金粉末の粒度」を「水素吸蔵合金粉末の初期粒度」で除した値を、微粉化難度として指標化した。すなわち、微粉化難度は、1に近いほど水素吸蔵合金粉末が微粉化しにくいことを示し、0に近いほど水素吸蔵合金粉末が微粉化しやすいことを示す。
微粉化難度を求めるに当たり、「水素吸蔵合金粉末の初期粒度」とは、リーズアンドノースラップ社製の粒度分布測定装置7997SRAを用いて測定した平均粒径D50のことである。「保持温度45℃および水素圧力調整1.82MPaの環境下における水素の吸蔵放出サイクル10回後の水素吸蔵合金粉末の粒度」とは、株式会社鈴木商館製の全自動PCT測定装置(1/2インチ直管サンプルセル,試料量3g)を用いて保持温度45℃および水素圧力調整1.82MPaの環境下で水素の吸蔵放出サイクルを10回行った後に、リーズアンドノースラップ社製の粒度分布測定装置7997SRAを用いて測定した平均粒径D50のことである。
なお、全自動PCT測定装置における水素吸蔵合金粉末の活性化処理は、活性化温度80℃および水素圧力1.82MPaの環境下で行ない、同装置における水素吸蔵合金粉末の水素吸蔵放出サイクルは、保持温度45℃、水素吸蔵圧力1.82MPaおよび水素放出圧力0MPaの環境下で行った。
前記のそれぞれの測定値は、本発明の水素吸蔵合金をニッケル水素二次電池の負極として使用した場合に、次の電池特性を表す指標である。
水素吸蔵量(H/M)は電池容量と関係し、高くすることで容量が大きくなる。
また、微粉化難度は、繰り返し充放電時の寿命に関係する特性で高くすることで寿命が長くなる。
平衡(水素)圧は電荷のキャリアと成る水素の出し入れのしやすさに関係する特性で、高いとニッケル水素電池負極として使用した時に充電電圧が高くなる。
これらのようにニッケル水素二次電池の負極にはその特性を示す色々な指標が存在するが、一般式MmNiaMnbAlcCod(式中、Mmはミッシュメタルであり、4.30≦a≦4.76、0.25≦b≦0.45、0.28≦c≦0.45、0≦d≦0.20、5.20≦a+b+c+d≦5.55)で表され、前記MmにおけるLa含有量が60モル%以上に調整する事により、ハイブリッド型自動車に使用可能なニッケル水素二次電池用の水素吸蔵合金粉末を製造することが出来る。
以下、本発明の実施例に基づいて説明する。なお、本発明は実施例に限定されるものはない。
Ni、Mn、Al、Co、及びMmとしてLaとCeの各金属原料を、表1と表3に示した合金組成となるように秤量した。表1と表3の中ではMmとしてのLa、CeをA元素、その他原料をB元素としてA元素はLa、Ce比としてモル%、B元素はA元素を1とした時に対するモル比で示した。それらの原料を溶解炉内のルツボに入れて真空排気した後、アルゴンガス雰囲気とした。次いで高周波加熱装置で加熱溶解し、1540℃まで加熱した溶湯を10分保持後、所定の温度まで降温し各鋳造温度で、鋳型に流し込んで鋳造を行った。鋳造した合金インゴットは、アルゴン雰囲気下で1105℃×12時間(表1及び表2)又は1090℃×12時間(表3及び表4)の熱処理を行って合金インゴットを得た。
得られた合金インゴットは、不活性雰囲気下でクラッシャーにより粗粉砕し、続いて、不活性雰囲気下でフリュッチュ社製カッティングミルを用いて粉砕し、続いて篩目500μmでふるった。それぞれの合金の粉砕時間を変えることによって、微粉カット無しの微粉含有量の異なる試料を作製した。微粉カット有りは、表1及び表3の篩目でそれぞれふるった篩上を試料とした。なお、表1及び表3において、微粉カット無しのカッコ内%は、53μm篩目通過の質量%を示しており、この通過した微粉を含んでいることを意味する。
(流動度の測定)
JISZ2502:2012に従い、サンプルを乾燥後、50gサンプリングして所定の形状のロートを使用して、全量が落下する時間を測定した。
(タップ密度の測定)
タップ密度は、JISZ2512:2012(金属粉-タップ密度測定方法)に従い測定し、該測定にはパウダテスタPT-X(ホソカワミクロン(株)製)を用いた。
(安息角の測定)
安息角は、パウダテスタPT-X(ホソカワミクロン(株)製)を用いて測定した。
(充填時間の比較)
実施例及び比較例の合金粉末60kgをそれぞれ18L容量(内径278mm)のペール缶から同サイズのペール缶に移し替える作業を行い、それにかかった時間を測定した。10回繰り返してその平均時間を充填時間とした。表2には、比較例1の充填時間を100として計算して比較した値を記載している。
(充填効率の比較)
充填効率は、上記充填時間に加えて、別途18L容器に充填できる合金粉末量(充填質量)を測定し、(1/充填時間)×充填質量=充填効率とした。表2には、比較例1の充填効率を100として計算して比較した値を記載している。
(微粉発生率)
上記充填時間の評価前後、即ち、上記合金粉末60kgをペール缶に10回移し変えた後と最初の合金粉末をそれぞれ20μm篩目でふるって得られた篩下の合金質量を測定した。前記評価後の増加分の質量%を微粉発生率とした。
(微粉化難度の測定)
微粉化難度は、粒度分布測定装置及びPCT特性評価装置を用いて測定した。
Figure 2023057523000001
Figure 2023057523000002
Figure 2023057523000003
Figure 2023057523000004
合金組成を変えること、鋳造温度を変えること、アニール(熱処理)条件を変えること、合金組成・鋳造条件・粉砕条件によって微粉含有量を変えること、及び、微粉カットによって、表1~4に示したような流動度・微粉化難度・合金粒子の長軸/短軸の比・タップ密度・安息角がそれぞれ異なる水素吸蔵合金粉末を作製した。例えば、流動度は、合金組成の視点からみると、AB比を上げることで、小さくなる傾向となっている。微粉カットする方が流動度が小さく、微粉カットしていない場合には微粉割合が少ないほど流動度が小さくなっている。微粉化難度は、合金組成の視点からみると、Co含有量が多くなると大きくなる傾向であり、AB比が大きくなると大きくなる傾向である。
この他にも、鋳込み条件(雰囲気、鋳型抜熱、等)を変えることによっても、流動度・微粉化難度・合金粒子の長軸/短軸の比・タップ密度・安息角を変えることができる。
表2及び表4にあるように、水素吸蔵合金粉末の流動度が8.0秒未満であると充填時間が短くなり、ハンドリング性の良い水素吸蔵合金粉末であることが分かる。また、充填効率も良くなっている。特に、タップ密度が大きく、安息角が小さくなるほど、充填効率が更に良くなっている。
また、水素吸蔵合金粉末の流動度が良くなるほど、ハンドリング中に生じる微粉の発生率が小さくなる傾向があり良好である。また、合金粒子の形状も微粉の発生に影響し、粒子の長軸/短軸の比が1.0に近づくほど、微粉の発生率が小さくなる傾向になっている。このように流動度が良い水素吸蔵合金粉末は、微粉化難度にも優れる傾向があり、これはニッケル水素電池にした際に負極の耐久性にも優れることにつながる。
本発明の水素吸蔵合金粉末は、ハンドリング性に優れるものであり、生産性に優れることになる、即ち、低コストで生産できる。また、ハンドリング性に優れるだけでなく、ニッケル水素電池とした場合には、優れた特性を提供できるものである。

Claims (8)

  1. 一般式MmNiMnAlCo(式中、Mmはミッシュメタルであり、4.30≦a≦4.76、0.25≦b≦0.45、0.28≦c≦0.45、0≦d≦0.20、5.20≦a+b+c+d≦5.55)で表され、前記MmにおけるLa含有量が60モル%以上であり、CaCu型結晶構造を有する水素吸蔵合金粉末であって、
    前記水素吸蔵合金粉末の流動度が8.0秒未満4.3秒以上であり、前記水素吸蔵合金粉末の微粉化難度が0.54以上0.60以下であることを特徴とする水素吸蔵合金粉末。
  2. 前記水素吸蔵合金粉末の実体顕微鏡写真で観察される粒子の長軸/短軸の比が、2.5
    以下1.0以上であることを特徴とする請求項1記載の水素吸蔵合金粉末。
  3. 前記水素吸蔵合金粉末のタップ密度が、3.6g/cm以上5.8g/cm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の水素吸蔵合金粉末。
  4. 前記水素吸蔵合金粉末の安息角が、42度以下23度以上であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の水素吸蔵合金粉末。
  5. 5.40≦a+b+c+d≦5.55であって、Mn/Al比が0.96以上であることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の水素吸蔵合金粉末。
  6. 0≦d≦0.05であることを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の水素吸蔵合金粉末。
  7. 請求項1~6のいずれかに記載の水素吸蔵合金粉末をニッケル水素二次電池の負極活物質としたことを特徴とする負極。
  8. 請求項7に記載の負極を用いたことを特徴とするニッケル水素二次電池。
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