JP2023054523A - 家電機器及び情報報知方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザーが家電機器を操作している際に、通信可能に接続された電気機器の情報をユーザーが認識することができる家電機器を提供する。【解決手段】家電機器Hは、受信部13と、報知部15とを備える。家電機器Hは、複数の電気機器Enと通信可能に接続されている。受信部13は、複数の電気機器Enから送信された電気機器Enの情報を受信する。報知部15は、受信部13で受信した電気機器Enの情報を報知する。家電機器Hは、操作を行う操作釦101を備えることが好ましい。【選択図】図1
Description
本発明は、家電機器及び情報報知方法に関する。
特許文献1に開示されている洗濯機には、「お知らせキー」という釦が備えられている。洗濯機に動作の異常が発生した際には、ユーザーは、「お知らせキー」を操作する。これにより、洗濯機がユーザーに対して、必要とする情報を音で報知する。
しかしながら、特許文献1に開示されている洗濯機は、洗濯機自身の情報しか報知しない。
本発明は、上記課題を解決するもので、電気機器の情報を報知することができる家電機器及び情報報知方法を提供することを目的とする。
本発明の一局面によれば、家電機器は、受信部と、報知部とを備える。前記受信部は、複数の電気機器から送信された電気機器の情報を受信する。前記報知部は、前記受信部で受信した前記電気機器の情報を報知する。
本発明の他の局面によれば、情報報知方法は、複数の電気機器が送信した前記電気機器の情報を受信するステップと、受信した前記電気機器の情報を報知するステップとを備える。
本発明によれば、電気機器の情報を報知することができる家電機器及び情報報知方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
[実施形態1]
本発明の実施形態1に係る第1情報報知システムN1について図1から図3を参照して説明する。
本発明の実施形態1に係る第1情報報知システムN1について図1から図3を参照して説明する。
まず、図1を参照して第1情報報知システムN1を説明する。図1は、本発明の実施形態1に係る第1情報報知システムN1を示す図である。図1に示すように、第1情報報知システムN1は、家電機器Hと、少なくとも1つの電気機器En(nは、1以上の任意の整数)とを備える。図1の例では、第1情報報知システムN1は複数の電気機器Enを備える。家電機器Hは、電気機器Enに、ネットワークを介して無線又は有線によって通信可能に接続されている。この場合、家電機器Hと電気機器Enとは、ネットワークを介して直接的又は間接的に接続される。「間接的に接続」とは、例えば、家電機器Hと電気機器Enとが、ネットワークに接続されたサーバを介して接続されることを示す。また、ネットワークは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、公衆電話網、及び、近距離無線ネットワークを含む。家電機器Hは、例えば、建造物の内部に設置される。建造物は、例えば、家屋である。
家電機器Hは、通信機能と、家電機器Hの種類に応じた固有の機能とを有する家電である。
本明細書において、家電は、例えば、キッチン家電、空調家電、生活家電、照明機器、又は、オーディオビジュアル機器である。
キッチン家電は、キッチンに設置される家電である。キッチン家電は、例えば、調理を行う調理機器、又は、調理に関連する家電である。調理機器は、例えば、加熱調理器である。加熱調理器は、例えば、電磁調理器、オーブン、又は、電子レンジである。調理に関連する家電は、例えば、冷蔵庫である。
空調家電は、対象とする空間の空気を調整する家電である。空気の調整とは、例えば、空気の温度、湿度、流量、および、清浄度のうちの少なくとも1つを調整することである。空調家電は、例えば、エアコン、空気清浄機、加湿器、又は、除湿器である。
生活家電は、例えば、家事を補助する家電、又は、美容健康家電である。家事を補助する家電は、例えば、掃除機、洗濯機、又は、アイロンである。美容健康家電は、例えば、ドライヤーである。
家電機器Hは、例えば、汎用機器を含まない。本明細書において、汎用機器は、例えば、パーソナルコンピューター、又は、携帯端末である。携帯端末は、例えば、タブレット端末、又は、スマートフォンである。
電気機器Enは、例えば、通信機能を有する汎用機器、家電、又は、通信機能を有する自動車である。
以下、複数の電気機器Enのうち、1つの電気機器Enを「電気機器E1」と記載し、別の1つの電気機器Enを「電気機器EN(Nは、2以上の任意の整数)」と記載する場合がある。
次に、家電機器Hについて図2を参照して説明する。図2は、実施形態1に係る家電機器Hを示す図である。図2に示すように、家電機器Hは、操作部10と、制御部11と、請求部12と、受信部13と、記憶部14と、報知部15とを備える。
操作部10は、家電機器Hのユーザー(操作者)の操作を受け付け、ユーザーの操作による操作信号を制御部11に出力する。操作部10は、例えば、ポインティングデバイス、キーボード、又はタッチパネルなどを含む。操作部10は、ユーザーが操作を行う操作釦101を有することが好ましい。操作釦101は、ユーザーの操作を受け付け、ユーザーの操作による操作信号を制御部11に出力する。操作釦101は、例えば、ハードウェアボタンであってもよいし、タッチスクリーンディスプレイに表示されるソフトウエアボタンであってもよい。
制御部11は、操作部10と、請求部12と、受信部13と、記憶部14と、報知部15とを制御する。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサーを含む。記憶部14は、記憶装置を含み、データおよびコンピュータープログラムを記憶する。具体的には、記憶部14は、半導体メモリーのような主記憶装置と、半導体メモリー、ソリッドステートドライブ、および、ハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。記憶部14は、リムーバブルメディアを含んでいてもよい。制御部11のプロセッサーは、記憶部14の記憶装置が記憶しているコンピュータープログラムを実行することで、操作部10からの操作信号に基づいて、操作部10と、請求部12と、受信部13と、記憶部14と、報知部15とを制御する。
請求部12および受信部13は、通信機によって構成される。通信機は、例えば、所定の通信プロトコルに従って通信を行うネットワークインターフェースコントローラー(NIC)を含む。所定の通信プロトコルは、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコル・スイート(つまり、インターネット・プロトコル・スイート)である。また、例えば、通信機は、無線通信を行う無線通信モジュール、又は、有線通信を行う有線通信モジュールを含んでいてもよい。無線通信モジュールは、例えば、近距離無線通信を実行する。近距離無線通信は、例えば、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、又は、Wi-Fi(登録商標)による通信規格に準じた通信である。
請求部12は、家電機器Hに通信可能に接続されている電気機器Enに、電気機器Enの情報を請求する。電気機器Enは、家電機器Hからの情報の請求に基づき、家電機器Hに、電気機器Enの情報を送信する。以降、電気機器Enの情報を「電気機器情報14n(nは、1以上の任意の整数)」と称する。電気機器情報14nは、電気機器Enを識別するための識別情報、および電気機器Enの状態を示す状態情報含む。電気機器Enの状態は、例えば、電気機器Enの作動状況、又はエラーを含む。作動状況は、例えば、電気機器Enが動作しているか否か、動作内容、動作を完了したか否か、および動作を完了してからの経過した時間を含む。エラーは、電気機器Enの動作を妨げる要因が生じ、電気機器Enが正常に動作できない状況である。
以下、複数の電気機器Enを区別して説明する場合において、電気機器E1の電気機器情報14nを「電気機器情報141」と記載し、電気機器ENの電気機器情報14nを「電気機器情報14N(Nは、2以上の任意の整数)」と記載する場合がある。
受信部13は、家電機器Hに通信可能に接続されている複数の電気機器Enが送信した電気機器情報14nを受信する。
記憶部14は、受信部13が受信した電気機器情報14nを記憶する。また、記憶部14は、家電機器Hの情報を記憶している。以降、家電機器Hの情報を「家電機器情報14H」と称する。家電機器情報14Hは、家電機器Hの状態を示す状態情報含む。家電機器Hの状態は、例えば、家電機器Hの作動状況、又はエラーを含む。その他、家電機器Hの状態情報の定義は、電気機器Enの状態情報の定義と同様である。
報知部15は、家電機器情報14H、および受信部13が受信した電気機器情報14n(具体的には、状態情報)を報知する。従って、家電機器Hのユーザーは、家電機器Hを操作しながら、他の電気機器Enに関する電気機器情報14n(具体的には、状態情報)を認識できる。典型的には、報知部15は、電気機器情報14nを音声によって報知する。従って、家電機器Hのユーザーは、他の電気機器Enに関する電気機器情報14nを音声によって容易に認識できる。この場合、報知部15は、例えば、スピーカーを含む。
例えば、報知部15は、家電機器情報14Hを報知した後に、電気機器情報14nを報知する。ただし、報知の順番は特に限定されない。なお、記憶部14に家電機器情報14Hが記憶されていない場合、報知部15は、家電機器情報14Hを報知せずに、電気機器情報14nのみを報知してもよい。
好ましくは、報知部15は、複数の電気機器Enのそれぞれと対応する音声で報知する。つまり、報知部15は、各電気機器Enに固有の特性を有する音声によって、電気機器情報14nを報知する。この好ましい例によれば、家電機器Hのユーザーは、報知部15によって報知された電気機器情報14nが、複数の電気機器Enのうちのいずれの電気機器Enの情報であるかを容易に認識できる。この好ましい例において、「特性」は、「音声の特性」であり、例えば、音声の音色および声高を示す。
以降、電気機器E1、および電気機器ENに固有の特性を有する音声をそれぞれ「第1音声」、および「第N音声(Nは、2以上の任意の整数)」と称する。
具体的には、記憶部14は、複数の電気機器Enごとに、電気機器Enの識別情報と音声情報とを関連付けた音声テーブルを記憶している。音声情報は音声の特性を示す。制御部11は、音声テーブルから、受信部13が受信した電気機器情報14nに含まれる識別情報に関連付けられた音声情報を取得する。そして、制御部11は、音声情報によって示される特性を有する音声によって電気機器情報14nを報知するように、報知部15を制御する。その結果、報知部15は、電気機器Enに固有の特性を有する音声によって、電気機器情報14nを報知する。
また、制御部11は、操作釦101が操作されると、報知部15が報知する情報(具体的には、電気機器情報14n)を切り替えることが好ましい。この好ましい例によれば、ユーザーは、操作釦101を操作することで、所望の電気機器情報14nを認識することができる。詳細には、制御部11は、ユーザーによる操作釦101の操作に応じて、電気機器情報14nの種類を切り替える。
具体的には、制御部11は、ユーザーによる操作釦101の操作に応じて、電気機器情報14nを請求する電気機器Enを変更することで、電気機器情報14nの種類を切り替える。この場合、ユーザーは、電気機器情報14nに含まれる状態情報から、所望の電気機器Enの状態を認識できる。例えば、制御部11は、操作釦101の操作に応じて、電気機器情報14nを請求する電気機器Enを、電気機器E1から電気機器E2に変更する。
また、制御部11は、ユーザーによる操作釦101の操作に応じて、電気機器情報14nに含まれる状態情報の種類を変更することで、電気機器情報14nの種類を切り替えてもよい。この場合、ユーザーは、電気機器情報14nに含まれる状態情報から、電気機器Enにおける所望の種類の状態を認識できる。例えば、制御部11は、操作釦101の操作に応じて、電気機器情報14nに含まれる状態情報の種類を、「作動状況」から「エラー」に切り替える。
ここで、操作釦101の操作についての例を2つ示す。第1に、例えば、制御部11は、所定期間内における操作釦101の押下回数に応じて、報知部15が報知する電気機器情報14nを切り替える。詳細には、制御部11は、所定期間内における操作釦101の押下回数に応じて、報知部15が報知する電気機器情報14nの種類を切り替える。従って、ユーザーは、操作釦101の押下回数を変更するだけで、電気機器情報14nの種類を切り替えることができる。
例えば、制御部11は、所定期間内における操作釦101の押下回数に応じて、電気機器情報14nを請求する電気機器Enを変更することで、電気機器情報14nの種類を切り替える。また、例えば、制御部11は、所定期間内における操作釦101の押下回数に応じて、電気機器情報14nに含まれる状態情報の種類を変更することで、電気機器情報14nの種類を切り替えてもよい。
第2に、例えば、制御部11は、操作釦101の押下状態が所定時間以上継続している場合には、複数の電気機器Enからの複数の電気機器情報14nを報知するように、報知部15を報知する。以下、操作釦101の押下状態が所定時間以上継続した状態を「操作釦101の長押し」又は「操作釦101が長押しされた状態」と記載する場合がある。ユーザーは、操作釦101を長押しすることで、複数の電気機器情報14nを容易に認識できる。
具体的には、制御部11は、操作釦101に対する長押しによる操作信号を受け付けて、報知部15が報知する電気機器情報14nを1つではなく、複数にする。更に詳細には、制御部11は、操作釦101に対する長押しにより操作信号を受け付けて、報知部15が報知する電気機器情報14nを、家電機器Hに通信可能に接続された全ての電気機器Enとする。従って、ユーザーは、操作釦101の受け付ける操作を、押下回数から長押しに切り替えることで、家電機器Hに通信可能に接続された全ての電気機器Enの電気機器情報14nを容易に認識できる。
次に、図1から図3を参照して実施形態1に係る第1情報報知システムN1の処理を説明する。図3は、実施形態1に係る第1情報報知システムN1の処理を示すフローチャートである。図3に示すように、第1情報報知システムN1の処理は、ステップS1からステップS25を含む。
まず、ステップS1において、家電機器Hは、ユーザーから操作釦101の操作を受け付ける。次にステップS2において、制御部11は、所定期間内における操作釦101の押下回数が1回であるか否かを判定する。ステップS2で肯定判定(Yes)された場合、処理はステップS3に進む。
次に、ステップS3において、制御部11は、記憶部14が記憶している家電機器情報14Hを報知するように、報知部15を制御する。報知部15は、家電機器情報14Hを、家電機器情報14Hに固有の特性を有する音声にて報知する。
一方で、ステップS2で否定判定(No)された場合、処理はステップS11に進む。
次に、ステップS11において、制御部11は、所定期間内における操作釦101の押下回数がn+1回であるか否かを判定する。nは1以上の整数を示す。ステップS11で肯定判定(Yes)がされた場合は、ステップS12に進む。
次に、ステップS12において、制御部11は、請求部12が電気機器Enに電気機器情報14nの送信を請求するように、請求部12を制御する。請求を受けた電気機器Enは、電気機器情報14nを家電機器Hに送信する。例えば、電気機器Enが「テレビ」であり、制御部11が請求する電気機器情報14nに含まれる状態情報の種類が、「作動状況」であった場合について説明する。この場合、電気機器Enである「テレビ」は、作動状況である「予約した番組が1時間後に開始します」という状態情報を保有する。そして、電気機器Enである「テレビ」は、電気機器Enが「テレビ」であることを示す識別情報と、電気機器Enの作動状況が「予約した番組が1時間後に開始します」という状態情報とを、電気機器情報14nとして家電機器Hに送信する。
次に、ステップS13において、家電機器Hの受信部13は、電気機器Enが送信した電気機器情報14nを受信する。
次に、ステップS14において、制御部11は、電気機器情報14nを記憶するように、記憶部14を制御する。
次に、ステップS15において、制御部11は、記憶部14に記憶されている家電機器情報14H、および受信部13が受信した電気機器情報14nを報知するように、報知部15を制御する。具体的には、制御部11は、まず、家電機器情報14Hを報知するように、報知部15を制御する。次に、制御部11は、電気機器情報14nを第n音声によって報知するように、報知部15を制御する。その結果、報知部15は、電気機器情報14nを第n音声によって報知する。第n音声は、電気機器Enである「テレビ」に固有の特性(音色および音高)を有する音声を示す。よって、ユーザーは、報知部15によって報知された第n音声が、電気機器Enである「テレビ」に関する電気機器情報14n(具体的には、状態情報)を示していることを容易に認識することができる。つまり、ユーザーは、報知部15によって報知された第n音声が、「テレビ」の状態を示していることを容易に認識することができる。また、ユーザーは、第n音声を聴くことで、電気機器Enである「テレビ」の作動状況が「予約した番組が1時間後に開始します」ということを認識することができる。
一方で、S11で否定判定(No)された場合、処理はステップS21に進む。ステップS21において、制御部11は、操作釦101から長押しによる操作信号が出力される。
次に、ステップS22において、制御部11は、請求部12が複数の電気機器Enに電気機器情報14nを請求するように、請求部12を制御する。請求を受けた複数の電気機器Enは、電気機器情報14nを家電機器Hに送信する。例えば、家電機器Hが、電気機器E1(具体的には、洗濯機)と、電気機器E2(具体的には、冷蔵庫)と、電気機器E3(具体的には、テレビ)と通信可能に接続されている場合について説明する。この場合、家電機器Hは、電気機器E1と、電気機器E2と、電気機器E3とに、電気機器情報14nを送信するように請求する。電気機器E1と、電気機器E2と、電気機器E3とは、それぞれが保有する電気機器情報141と、電気機器情報142と、電気機器情報143とを家電機器Hに送信する。
次に、ステップS23において、家電機器Hの受信部13は、複数の電気機器Enが送信した電気機器情報14nを受信する。例えば、ステップS22にて示した例を引き継ぐと、家電機器Hの受信部13は、電気機器E1の送信した電気機器情報141と、電気機器E2の送信した電気機器情報142と、電気機器E3の送信した電気機器情報143とを受信する。
次に、ステップS24において、制御部11は、複数の電気機器Enから受信した複数の電気機器情報14nを記憶するように、記憶部14を制御する。例えば、ステップS23にて示した例を引き継ぐと、記憶部14は、電気機器情報141と、電気機器情報142と、電気機器情報143とを記憶する。
次に、ステップS25において、制御部11は、記憶部14に記憶されている家電機器情報14H、および受信部13が受信した複数の電気機器情報14nを報知するように、報知部15を制御する。具体的には、制御部11は、まず、家電機器情報14Hを報知するように、報知部15を制御する。
次に、制御部11は、複数の電気機器情報14nを音声によって報知するように、報知部15を制御する。報知部15は、電気機器情報14nを各電気機器Enと対応する音声(音色および声高)によって報知する。
例えば、ステップS24にて示した例を引き継ぐと、報知部15は、まず家電機器情報14Hを、家電機器情報14Hに固有の特性を有する音声にて報知する。次に、報知部15は、電気機器情報141を第1音声、電気機器情報142を第2音声、そして電気機器情報143を第3音声で報知する。第1音声、第2音声、および第3音声は、それぞれ電気機器E1である「洗濯機」、電気機器E2である「冷蔵庫」、および電気機器E3である「テレビ」に固有の特性(音色および音高)を有する音声を示す。よって、ユーザーは、報知部15によって順に報知された電気機器情報141、電気機器情報142、および電気機器情報143が、それぞれ電気機器E1である「洗濯機」、電気機器E2である「冷蔵庫」、および電気機器E3である「テレビ」に関する電気機器情報14n(具体的には状態情報)を示していることを容易に認識することができる。つまり、ユーザーは、複数の電気機器Enの電気機器情報14nを認識することができ、かつそれぞれの電気機器情報14nが何れの電気機器Enのものであるかを容易に認識することができる。
以上、図3を参照して説明したように、実施形態1では、ユーザーが家電機器Hの操作釦101を操作することにより、家電機器Hは、電気機器Enから電気機器情報14nを受信し、電気機器Enに固有の音声で、電気機器Enの状態をユーザーに報知する。また、家電機器Hは、ユーザーの操作釦101への操作に応じて、家電機器Hがユーザーに報知する電気機器情報14nを切り替える。よって、ユーザーは、家電機器Hを操作に応じて、所望する電気機器Enの情報を認識することができる。なお、上記にて説明した実施形態1の処理では、操作釦101の操作方法、および操作釦101の操作方法に対応する電気機器情報14nについて、例示説明したが、操作釦101の操作方法と、操作釦101の操作方法に対応する電気機器情報14nとの組み合わせは、上記に限らない。
[実施形態2]
図1、図2、および図4を参照して、本発明の実施形態2に係る第1情報報知システムN1を説明する。実施形態2に係る家電機器Hが、操作釦101がユーザーからの操作を受け付ける前に、電気機器Enから電気機器情報14nを受信する点で、実施形態2は実施形態1と主に異なる。以下、実施形態2が実施形態1と異なる点を主に説明する。
図1、図2、および図4を参照して、本発明の実施形態2に係る第1情報報知システムN1を説明する。実施形態2に係る家電機器Hが、操作釦101がユーザーからの操作を受け付ける前に、電気機器Enから電気機器情報14nを受信する点で、実施形態2は実施形態1と主に異なる。以下、実施形態2が実施形態1と異なる点を主に説明する。
まず、図1および図2を参照して、実施形態2に係る第1情報報知システムN1を説明する。実施形態2に係る第1情報報知システムN1では、電気機器Enが、家電機器Hからの請求を待つことなく、電気機器情報14nを家電機器Hに送信する。そして、図2に示す家電機器Hの受信部13が、図1に示す電気機器Enの電気機器情報14nを受信した後、制御部11は、電気機器情報14nを記憶するように、記憶部14を制御する。
電気機器情報14nを記憶部14に記憶させた制御部11は、操作釦101が情報保有通知を行うように、操作釦101を制御する。情報保有通知は、家電機器Hが電気機器Enから受信した電気機器情報14nを保有していることを示す通知である。具体的には、制御部11は、操作釦101を発光又は点滅させることで、操作釦101に情報保有通知を実行させる。
例えば、操作釦101が、点灯部分(例えばLED)を有するハードウェアボタンである場合、点灯部分を発光又は点滅させることにより情報保有通知を行うことができる。又は、例えば、操作釦101が、タッチスクリーンディスプレイに表示されるソフトウエアボタンである場合、表示されるソフトウエアボタンを発光又は点滅させることにより通知を行うことができる。
操作釦101が情報保有通知を行った後に、操作釦101が操作を受け付けると、制御部11は、電気機器情報14nを報知するように、報知部15を制御する。報知部15は、操作釦101への操作を受け付けた後に、電気機器情報14nを報知する。よって、ユーザーは、操作釦101の操作によって電気機器情報14nを聴くことができ、電気機器情報14nを認識することができる。特に、実施形態2では、ユーザーは、操作釦101からの情報保有通知によって、家電機器Hが電気機器情報14nを保有していることを認識できる。従って、ユーザーは、所望のタイミングで操作釦101を操作することで、所望のタイミングで電気機器情報14nを聴くことができる。
次に、図1、図2、および図4を参照して、第1情報報知システムN1の処理を説明する。図4は、本発明の実施形態2に係る第1情報報知システムN1の処理を示すフローチャートである。図4に示すように、電気機器Enの処理は、ステップS31を含む。家電機器Hの処理は、ステップS32からステップS37を含む。
まず、ステップS31において、電気機器Enは、電気機器情報14nを家電機器Hに送信する。例えば、電気機器Enは、電気機器Enの作動状況が変化した時、又は、電気機器Enでエラーが発生した時に、電気機器情報14nを家電機器Hに送信する。なお、例えば、電気機器Enは、一定時間間隔で、電気機器情報14nを家電機器Hに送信してもよい。
一方、ステップS32において、家電機器Hの受信部13は、電気機器Enが送信した電気機器情報14nを受信する。
次に、ステップS33において、制御部11は、電気機器情報14nを記憶するように、記憶部14を制御する。
次に、ステップS34において、制御部11は、操作部10が操作を受け付けたか否かを判定する。つまり、ユーザーが家電機器Hを操作しているか否かを判定する。ステップS34で否定判定(No)された場合、処理はステップS34に戻る。
一方で、ステップS34で肯定判定(Yes)された場合、処理はステップS35に進む。つまり、ユーザーが家電機器Hを操作している場合に、処理はステップS35に進む。ステップS35において、制御部11は、操作釦101が情報保有通知を行うように、操作釦101を制御する。操作釦101は、例えば、発光又は点滅によって情報保有通知を行う。ユーザーが家電機器Hを操作しているときに、操作釦101が情報保有通知を行うことで、ユーザーは、家電機器Hが電気機器情報14nを保有していることを容易に認識することができる。
次に、ステップS36において、操作釦101は、操作を受け付ける。操作を受け付けた操作釦101は、操作信号を制御部11に出力する。
次に、ステップS37において、制御部11は、操作釦101からの操作信号に応じて、記憶部14に記憶された家電機器情報14H、および受信部13が受信した電気機器情報14nを報知するように、報知部15を制御する。
以上、図4を参照して説明したように、実施形態2によれば、ユーザーが家電機器Hを操作している状態で、電気機器情報14nを報知する。従って、ユーザーは、家電機器Hに報知された電気機器情報14nを聴くことができ、電気機器情報14nを認識することができる。
[実施形態3]
本発明の実施形態3に係る家電機器Hについて図2を参照して説明する。実施形態3では、報知の優先順位を決定する点で、実施形態1と主に異なる。以下、実施形態3が実施形態1と異なる点を主に説明する。
本発明の実施形態3に係る家電機器Hについて図2を参照して説明する。実施形態3では、報知の優先順位を決定する点で、実施形態1と主に異なる。以下、実施形態3が実施形態1と異なる点を主に説明する。
実施形態3では、図2に示す制御部11は、記憶部14に記憶された電気機器情報14nが複数である場合に、複数の電気機器Enにおける電気機器情報14nそれぞれの報知の順番を決定する。この場合、制御部11は、電気機器情報14nそれぞれの報知の順番を、優先順位規則に基づいて決定する。優先順位規則は、少なくとも、電気機器情報14nの報知の順番を決定するための規則である。一例として、優先順位規則は、電気機器Enのエラーを示す電気機器情報14nに対して最も高い優先順位を設定し、電気機器Enの作動状況を示す電気機器情報14nに対して、電気機器Enのエラーを示す電気機器情報14nよりも低い優先順位を設定することを示す。制御部11は、本発明の「優先順位決定部」の一例に相当する。
電気機器Enのエラーを示す電気機器情報14nに対して最も高い優先順位を設定することで、家電機器Hは、エラーのような緊急の処置を要する電気機器情報14nを優先的に報知する。従って、ユーザーは緊急を要する電気機器情報14nを優先的に認識することができる。
特に、実施形態3では、優先順位規則は、家電機器情報14Hを含めて報知の順番を決定する。つまり、実施形態3では、優先順位規則は、家電機器情報14H及び電気機器情報14nの報知の順番を決定するための規則である。一例として、優先順位規則は、操作中の家電機器Hの家電機器情報14Hに対して最も高い優先順位を設定し、電気機器Enのエラーを示す電気機器情報14nに対して、家電機器情報14Hの次に高い優先順位を設定し、電気機器Enの作動状況を示す電気機器情報14nに対して、電気機器Enのエラーを示す電気機器情報14nよりも低い優先順位を設定することを示す。
操作中の家電機器Hの家電機器情報14Hに対して最も高い優先順位を設定することで、ユーザーにとって、運転対象の家電機器Hの円滑な操作が可能になる。また、電気機器Enのエラーを示す電気機器情報14nに対して次に高い優先順位を設定することで、ユーザーは、緊急を要しない電気機器情報14nよりも、緊急を要する電気機器情報14nを優先的に認識することができる。
なお、優先順位規則における順位は、一例であり、第1情報報知システムN1の仕様に応じて任意に定めることができる。また、制御部11は、操作部10が操作されているか否かに基づいて、家電機器Hが操作中か否かを判定する。
例えば、家電機器Hが洗濯機である場合、報知部15は、優先順位規則に従って、「洗濯が終わったこと」(操作中の家電の情報)、電気機器E1である冷蔵庫の「ドアが開放されたままであること」(エラー)、電気機器E2である加熱調理器において「加熱が完了したこと」(作動状況)を、この順番で報知する。
例えば、家電機器Hが加熱調理器である場合、報知部15は、優先順位規則に従って、「加熱が完了したこと」(操作中の家電の情報)、電気機器E1である冷蔵庫の「ドアが開放されたままであること」(エラー)、電気機器E2である洗濯機において「洗濯が終わったこと」(作動状況)を、この順番で報知する。
例えば、家電機器Hが冷蔵庫である場合、報知部15は、優先順位規則に従って、「ドアが開放されたままであること」(操作中の家電の情報)、電気機器E1である加熱調理器において「加熱が完了したこと」(作動状況)、電気機器E2である洗濯機において「洗濯が終わったこと」(作動状況)を、この順番で報知する。
例えば、家電機器Hが報知すべき家電機器情報14Hを保有していない場合、報知部15は、優先順位規則に従って、電気機器E1である冷蔵庫の「ドアが開放されたままであること」(エラー)、電気機器E2である加熱調理器において「加熱が完了したこと」(作動状況)、電気機器E3である洗濯機において「洗濯が終わったこと」(作動状況)を、この順番で報知する。
次に、図1、図2、および図5を参照して実施形態3に係る第1情報報知システムN1の処理を説明する。図5は、本発明の実施形態3に係る第1情報報知システムN1の処理を示すフローチャートである。
実施形態3に係る第1情報報知システムN1の処理は、ステップS1からステップS3、ステップS1からステップS14、およびステップS1からステップS24までの処理が実施形態1に係る第1情報報知システムN1と同一である。従って、実施形態1に係る第1情報報知システムN1と同一のステップについては、説明を省略する。
まず、実施形態3に係る第1情報報知システムN1では、ステップS14の後、処理はステップS41に進む。ステップS41において、制御部11は、優先順位規則に基づいて、記憶部14に記憶されている家電機器情報14H及び電気機器情報14nに対して、優先順位を設定する。制御部11は、家電機器情報14H及び電気機器情報14nの優先順位を記憶部14に記憶させる。
次に、ステップS42において、制御部11は、ステップS41で設定した優先順位に従って家電機器情報14H及び電気機器情報14nを報知するように、報知部15を制御する。実施形態3では、制御部11は、記憶部14に記憶されている家電機器情報14H(第1優先順位)を報知するように、報知部15を制御する。その結果、報知部15は、家電機器情報14Hを報知する。家電機器情報14Hが報知された後、制御部11は、受信部13が受信した電気機器情報14n(第2優先順位)を報知するように、報知部15を制御する。その結果、報知部15は、家電機器情報14Hを報知した後に、電気機器情報14nを報知する。
一方、実施形態3に係る第1情報報知システムN1では、ステップS24の後、処理はステップS51に進む。ステップS51において、制御部11は、優先順位規則に基づいて、記憶部14に記憶されている家電機器情報14H及び複数の電気機器情報14nに対して、優先順位を設定する。制御部11は、家電機器情報14H及び複数の電気機器情報14nの優先順位を記憶部14に記憶させる。
次に、ステップS52において、制御部11は、ステップS51で設定した優先順位に従って家電機器情報14H及び複数の電気機器情報14nを報知するように、報知部15を制御する。実施形態3では、制御部11は、記憶部14に記憶されている家電機器情報14Hを報知するように、報知部15を制御する。その結果、報知部15は、家電機器情報14Hを報知する。
家電機器情報14Hが報知された後、制御部11は、受信部13が受信した複数の電気機器情報14nを、それぞれの優先順位に従って報知するように、報知部15を制御する。その結果、報知部15は、家電機器情報14Hを報知した後に、複数の電気機器情報14nを優先順位に沿って報知する。
以上、図5を参照して説明したように、実施形態3によれば、家電機器Hは、受信した複数の電気機器情報14nに対して、優先順位を設定する。電気機器情報14nの優先順位を設定した家電機器Hは、優先順位に沿って電気機器情報14nを報知する。よって、ユーザーは、優先順位の高い電気機器情報14nを、優先順位の低い電気機器情報14nよりも先に聴くことができる。従って、ユーザーは、優先順位の高い電気機器情報14nを、複数の電気機器情報14nの中から容易に認識することができる。
特に、実施形態3では、操作中の家電機器Hの家電機器情報14Hに対して最も高い優先順位を設定することで、ユーザーにとって、運転対象の家電機器Hの円滑な操作が可能になる。
[実施形態4]
図1、図2、および図6から図8を参照して、本発明の実施形態4に係る第1情報報知システムN1について説明する。実施形態4では、情報の補正を行う点で、実施形態2と主に異なる。以下、実施形態4が実施形態2と異なる点を主に説明する。
図1、図2、および図6から図8を参照して、本発明の実施形態4に係る第1情報報知システムN1について説明する。実施形態4では、情報の補正を行う点で、実施形態2と主に異なる。以下、実施形態4が実施形態2と異なる点を主に説明する。
まず、図1および図2を参照して、実施形態4に係る第1情報報知システムN1を説明する。実施形態2に係る第1情報報知システムN1では、電気機器Enの電気機器情報14nは、電気機器Enの識別情報、および状態情報に加えて、有効期限情報を含む。
有効期限情報は、基準時点を示す情報と、基準時点からの有効期間を示す情報とを含む。基準時点は、電気機器Enが電気機器情報14nを送信した時点を示す。有効期間は、電気機器情報14nを有効に使用できる期間を示す。
図2に示す家電機器Hは、電気機器情報14nを受信部13で受信する。制御部11は、受信部13が受信した電気機器情報14nを記憶するように、記憶部14を制御する。制御部11は、記憶部14に記憶された電気機器情報14nを補正する。補正は、情報の削除と、情報の修正とを含む。制御部11は、補正された電気機器情報14nを報知するように、報知部15を制御する。その結果、報知部15は、補正された電気機器情報14nを報知する。よって、ユーザーは、より有用な情報を聴くことができる。制御部11は、本発明の「情報処理部」の一例に相当する。
具体的には、制御部11は、記憶部14を制御して、電気機器情報14nを読み出し、補正条件を満たす電気機器情報14nを補正する。補正条件は、削除条件と、情報修正条件とを含む。
削除条件は、報知回数条件、作動条件、記憶上限条件、および有効期限条件を含む。報知回数条件、作動条件、記憶上限条件、又は有効期限条件を電気機器情報14nが満たした場合、制御部11は、電気機器情報14nを削除する。ただし、電気機器情報14nが有効期限条件を満たす場合でも、電気機器情報14nが情報修正条件を満たす場合には、制御部11は、電気機器情報14nを削除せずに修正する。この点は、後述する。
報知回数条件は、電気機器情報14nを報知した回数が、あらかじめ設定した報知回数の上限値を超えることである。例えば、報知回数条件における上限値を「5回」とする。この場合、制御部11は、電気機器情報14nを6回報知した後に、電気機器情報14nを削除する。従って、ユーザーが既に認識した情報が削除されるため、ユーザーには、それまでに報知されていない情報が報知されやすくなる。
作動条件は、電気機器情報14nに含まれる作動状況の情報によって示された動作が完了したこと、又は、電気機器情報14nに含まれるエラー情報によって示されたエラーを取り除く操作が完了したことである。制御部11は、作動条件を満たした時に電気機器情報14nを削除する。
記憶上限条件は、記憶部14に記憶させる電気機器情報14nの数が、あらかじめ設定された上限値を超えることである。制御部11は、記憶上限条件を満たした時に電気機器情報14nを削除する。この場合、制御部11は、優先順位の低い順に電気機器情報14nを優先的に削除する。例えば、制御部11は、優先順位の最も低い電気機器情報14nを削除する。具体的に、記憶上限条件における上限値を「5個」とする。この場合、制御部11は、6個目の電気機器情報14nを記憶部14に記憶させる時に、優先順位の低い電気機器情報14nを削除する。制御部11は、記憶部14に記憶されている5個の電気機器情報14nのうち、優先順位が第5位の情報を削除するように、記憶部14を制御する。また、制御部11は、6個目の電気機器情報14nを記憶するように、記憶部14を制御する。記憶上限条件を設定することで、制御部11は、記憶部14が処理する情報量を一定の容量以下にすることができる。従って、制御部11は、記憶部14の処理速度を一定の基準以上に維持することができる。
有効期限条件は、受信部13が電気機器情報14nを受信した時点から、有効期限情報で示される有効期間が経過したことである。制御部11は、有効期限条件を満たす場合に電気機器情報14nを削除、又は修正する。有効期限条件を満たす場合の修正については、後述の情報修正条件にて説明する。有効期限条件を満たす電気機器情報14nは、電気機器Enの実際の状態との間に齟齬が生じ得る。そこで、報知部15は、電気機器情報14nを修正することで、電気機器Enの実際の状態に則した電気機器情報14nのみを報知する。
情報修正条件は、有効期限条件を満たす電気機器情報14nを修正するための情報が記憶部14にあらかじめ記憶されていることである。つまり、制御部11は、記憶部14にあらかじめ記憶されている情報に基づいて、有効期限条件を満たす電気機器情報14nを修正する。
例えば、電気機器Enが「加熱調理器」である場合について説明する。加熱調理器は、料理を加熱して調理する。加熱された料理は、加熱された直後の温度が最も高く、時間の経過に伴い、温度が低くなる。そこで、加熱調理器から「料理の加熱が終了した」ことを示す電気機器情報14nを受信した制御部11は、有効期間の経過に伴い、電気機器情報14nを修正する。ここで、記憶部14は、電気機器情報14nを修正するために、電気機器情報14nを修正するための情報をあらかじめ記憶している。例えば、記憶部14は、電気機器情報14nを「料理の温度が低くなった」に修正するための情報を記憶している。この情報は、料理の加熱が終了してから5分後に、電気機器情報14nを修正するために使用される。電気機器情報14nを受信してから5分後、制御部11は、記憶部14から「料理の温度が低くなった」という情報を読み出して、電気機器情報14nを修正する。
次に、図1、図2、および図6から図8を参照して実施形態4に係る第1情報報知システムN1の処理を説明する。図6から図8は、実施形態4に係る第1情報報知システムN1の処理を示すフローチャートである。
実施形態4に係る第1情報報知システムN1の処理は、ステップS31からステップS34までが実施形態2に係る第1情報報知システムN1(図4)と同様である。従って、実施形態4に係る第1情報報知システムN1で実施するステップS31からステップS34については、説明を省略する。
まず、実施形態4に係る第1情報報知システムN1では、ステップS34の肯定判定(Yes)の後、処理はステップS61に進む。
次に、ステップS61において、制御部11は、優先順位規則に基づいて、記憶部14に記憶されている家電機器情報14H及び電気機器情報14nに対して、優先順位を設定する。制御部11は、家電機器情報14H及び電気機器情報14nの優先順位を記憶部14に記憶させる。
次に、ステップS62において、制御部11は、操作釦101が情報保有通知を行うように、操作釦101を制御する。
次に、ステップS63において、操作釦101は、操作を受け付ける。操作を受け付けた操作釦101は、操作信号を制御部11に出力する。
次に、図7に示すように、ステップS71において、電気機器情報14nが、有効期限条件を満たすか否かを判定する。ステップS71で否定判定(No)された場合、処理はステップS72に進む。
次に、ステップS72において、制御部11は、記憶部14に記憶されている電気機器情報14nが報知回数条件を満たすか否かについて判定する。ステップS72で肯定判定(Yes)された場合、処理はステップS82に進む。ステップS82において、制御部11は、電気機器情報14nを削除するように、記憶部14を制御する。ステップS82の後、処理はステップS64に進む。
一方、ステップS72で否定判定(No)された場合、処理はステップS73に進む。ステップS73において、制御部11は、記憶部14に記憶された電気機器情報14nが、作動条件を満たすか否かについて判定する。ステップS73で肯定判定(Yes)された場合、処理はステップS82に進む。ステップS82では、記憶部14に記憶された電気機器情報14nが削除される。ステップS82の後、処理はステップS64に進む。
一方、ステップS73で否定判定(No)された場合、処理はステップS74に進む。ステップS74において、制御部11は、記憶部14に記憶された電気機器情報14nが、記憶上限条件を満たすか否かについて判定する。ステップS74で肯定判定(Yes)された場合、処理はステップS82に進む。ステップS82では、記憶部14に記憶された電気機器情報14nが削除される。ステップS82の後、処理はステップS64に進む。
一方、ステップS74で否定判定(No)された場合、処理はステップS64に進む。
一方、ステップS71で肯定判定(Yes)された場合、処理はステップS81に進む。ステップS81において、制御部11は、記憶部14に記憶された電気機器情報14nが情報修正条件を満たすか否かについて判定する。ステップS81で否定判定(No)された場合、処理はステップS82に進む。ステップS82では、記憶部14に記憶された電気機器情報14nが削除される。ステップS82の後、処理はステップS64に進む。
一方、ステップS81で肯定判定(Yes)された場合、処理はステップS91に進む。ステップS91において、制御部11は、記憶部14に記憶された電気機器情報14nを読み出して、記憶部14にあらかじめ記憶されている情報に基づいて、電気機器情報14nを修正する。
次に、ステップS92において、制御部11は、修正後の電気機器情報14nを記憶するように、記憶部14を制御する。
次に、ステップS93において、制御部11は、修正前の電気機器情報14nを削除するように、記憶部14を制御する。修正前の電気機器情報14nを削除することで、以降の処理において、修正前の電気機器情報14nは使用されない。従って、修正前の電気機器情報14nが報知されることはない。ステップS93の後、処理はステップS64に進む。
次に、図8に示すように、ステップS64において、制御部11は、家電機器情報14Hを報知するように、報知部15を制御する。家電機器情報14Hを報知部15が報知した後、制御部11は、電気機器情報14n、および修正後の電気機器情報14nをそれぞれの優先順位に沿って報知するように、報知部15を制御する。つまり、報知部15は、削除条件を満たさない電気機器情報14n、又は修正された電気機器情報14nを報知する。
次に、ステップS65において、制御部11は、報知部15が報知した電気機器情報14nに対して、報知回数の情報を付加して記憶するように、記憶部14を制御する。電気機器情報14nに報知回数の情報が付加されることで、制御部11は、ステップS72にて行う報知回数条件に基づく判定を行うことができる。ステップS65の後、実施形態4に係る第1情報報知システムN1の処理は終了する。
以上、図6から図8を参照して説明したように、実施形態4によれば、家電機器Hは、受信した電気機器情報14nを補正(削除又は修正)する。これにより、繰り返し報知された電気機器情報14n、優先順位の低い電気機器情報14n、および電気機器Enの実際の状態と一致しない電気機器情報14nは、削除、又は修正される。従って、補正する必要がない電気機器情報14n、および修正された電気機器情報14nのみが報知される。よって、ユーザーは、補正する必要がない電気機器情報14n、および修正された電気機器情報14nを認識することができる。
[実施形態5]
本発明の実施形態5に係る第2情報報知システムN2について図9から図11を参照して説明する。実施形態5では、家電機器Hが情報処理装置2を介して、電気機器情報14nを請求する点で、実施形態3と主に異なる。また、実施形態5では、情報処理装置2が電気機器情報14nの優先順位を決定する点で、実施形態3と主に異なる。以下、実施形態5が実施形態3と異なる点を主に説明する。
本発明の実施形態5に係る第2情報報知システムN2について図9から図11を参照して説明する。実施形態5では、家電機器Hが情報処理装置2を介して、電気機器情報14nを請求する点で、実施形態3と主に異なる。また、実施形態5では、情報処理装置2が電気機器情報14nの優先順位を決定する点で、実施形態3と主に異なる。以下、実施形態5が実施形態3と異なる点を主に説明する。
まず、図9を参照して第2情報報知システムN2について説明する。図9は、本発明の実施形態5に係る第2情報報知システムN2を示す図である。図9に示すように、第2情報報知システムN2は、家電機器Hと、情報処理装置2と、少なくとも1つの電気機器Enとを備える。図9の例では、第2情報報知システムN2は複数の電気機器Enを備える。家電機器Hおよび電気機器Enは、情報処理装置2に、ネットワークを介して無線又は有線によって通信可能に接続されている。
情報処理装置2は、情報を記憶し、記憶した情報を処理するコンピューター(例えば、サーバー)である。情報処理装置2に通信可能に接続された機器は、情報処理装置2との間で情報のやり取りを行うことができる。また、情報処理装置2は、複数のコンピューターによって構成されてもよい。情報処理装置2が複数のコンピューターによって構成される場合、コンピューターは、異なる場所に設置されていてもよい。
次に、図10を参照して、情報処理装置2について説明する。図10は、実施形態5に係る情報処理装置2を示す図である。図10に示すように、情報処理装置2は、装置受信部20と、装置制御部21と、装置記憶部22と、装置送信部23とを備える。
装置制御部21は、装置受信部20と、装置記憶部22と、装置送信部23とを制御する。装置制御部21は、CPUのようなプロセッサーを含む。装置記憶部22は、記憶装置を含み、データおよびコンピュータープログラムを記憶する。具体的には、装置記憶部22は、半導体メモリーのような主記憶装置と、半導体メモリー、ソリッドステートドライブ、および、ハードディスクドライブのような補助記憶装置とを含む。装置記憶部22は、リムーバブルメディアを含んでいてもよい。装置制御部21のプロセッサーは、装置記憶部22の記憶装置が記憶しているコンピュータープログラムを実行することで、装置受信部20と、装置記憶部22と、装置送信部23とを制御する。
装置受信部20および装置送信部23は、通信機であり、例えば、所定の通信プロトコルに従って通信を行うNICを含む。また、通信機は、無線通信モジュール又は有線通信モジュールを含んでいてもよい。
装置受信部20は、情報処理装置2に通信可能に接続されている家電機器Hからの電気機器情報14nの請求を受信する。また、装置受信部20は、情報処理装置2に通信可能に接続されている電気機器Enからの電気機器情報14nを受信する。装置送信部23は、電気機器Enに電気機器情報14nを請求する。また、装置送信部23は、情報処理装置2に記憶された電気機器情報14nを家電機器Hに送信する。
装置記憶部22は、装置受信部20が受信した電気機器情報14nを記憶する。
好ましくは、装置制御部21は、装置記憶部22に記憶された複数の電気機器情報14nに、それぞれの電気機器情報14nに対応する電気機器Enに固有の音声情報を付加する。音声情報は音声の特性を示す。この好ましい例によれば、電気機器情報14nを報知する時、電気機器情報14nに対応する電気機器Enに固有の音声にて、報知することができる。よって、電気機器情報14nを固有の音声を報知されたユーザーは、報知された電気機器情報14nが、複数の電気機器Enのうちのいずれの電気機器Enの情報であるかを容易に認識できる。
具体的には、装置記憶部22は、複数の電気機器Enごとに、電気機器Enの識別情報と音声情報とを関連付けた音声テーブルを記憶している。装置制御部21は、音声テーブルから、装置受信部20が受信した電気機器情報14nに含まれる識別情報に関連付けられた音声情報を取得する。そして、装置制御部21は、電気機器情報14nに音声情報を付加する。
また、装置制御部21は、家電機器Hからの請求に応じて、電気機器Enに請求する情報(具体的には、電気機器情報14n)を切り替えることが好ましい。家電機器Hは、操作釦101への操作に応じて、情報処理装置2への請求を切り替える。ここで、家電機器Hの操作釦101への操作方法、およびその操作方法により請求する電気機器情報14nは、実施形態1での説明と同様である。この好ましい例によれば、ユーザーは、操作釦101を操作することで、所望の電気機器情報14nを情報処理装置2に請求させる。情報処理装置2は、ユーザーの所望する電気機器情報14nを電気機器Enから受信して、家電機器Hに送信する。よって、家電機器Hは、ユーザーの所望する電気機器情報14nを報知することができる。
好ましくは、装置制御部21は、装置記憶部22に記憶された電気機器情報14nが複数となった場合に、電気機器情報14nそれぞれの報知の順番を決定する処理を行う。電気機器情報14nそれぞれの報知の順番は優先順位に応じて決定される。優先順位は、実施形態3での説明と同様に、優先順位規則に基づいて設定される。電気機器情報14nそれぞれの優先順位を決定することで、優先順位に沿った順番で、それぞれの電気機器情報14nを報知することができる。
次に、第2情報報知システムN2の処理を図2、図9、図10、および図11を参照して説明する。図11は、実施形態5に係る第2情報報知システムN2の処理を示すフローチャートである。図11に示すように、家電機器Hの処理は、ステップC1からステップC4を含む。情報処理装置2の処理は、ステップC11からステップC17を含む。電気機器Enの処理は、ステップC21、C22を含む。
まず、ステップC1において、家電機器Hは、ユーザーから操作釦101の操作を受け付ける。次に、ステップC2において、制御部11は、請求部12が情報処理装置2に電気機器情報14nの送信を請求するように、請求部12を制御する。
一方、ステップC11において、情報処理装置2の装置受信部20は、家電機器Hからの請求を受信する。
次に、ステップC12において、装置制御部21は、電気機器Enに電気機器情報14nの送信を請求するように、装置送信部23を制御する。
一方、ステップC21において、電気機器Enは、情報処理装置2からの請求を受信する。
次に、ステップC22において、電気機器Enは、電気機器情報14nを情報処理装置2に送信する。
一方、ステップC13において、情報処理装置2の装置受信部20は、電気機器情報14nを受信する。
次に、ステップC14において、装置制御部21は、電気機器情報14nを記憶するように、装置記憶部22を制御する。
次に、ステップC15において、装置制御部21は、装置記憶部22に記憶されている電気機器情報14nが複数であるか否かを判定する。ステップC15で否定判定(No)判定された場合、処理はステップC17に進む。
一方、ステップC15で肯定判定(Yes)判定された場合、処理はステップC16に進む。
次に、ステップC16において、装置制御部21は、装置記憶部22に記憶されている複数の電気機器情報14nについて、それぞれの電気機器情報14nの優先順位を決定する。優先順位は、実施形態3での説明と同様に、優先順位規則に基づいて設定される。電気機器情報14nそれぞれの優先順位を決定することで、優先順位に沿った順番で、それぞれの電気機器情報14nを報知することができる。
次に、ステップC17において、装置制御部21は、電気機器情報14nを家電機器Hに送信するように、装置送信部23を制御する。
一方、ステップC3において、家電機器Hの受信部13は、情報処理装置2から電気機器情報14nを受信する。
次に、ステップC4において、制御部11は、受信部13が受信した電気機器情報14nを報知するように、報知部15を制御する。ここで、電気機器情報14nに優先順位が設定されている場合、制御部11は、電気機器情報14nを優先順位に沿って報知するように、報知部15を制御する。
以上、図11を参照して説明したように、実施形態5によれば、操作釦101を操作された家電機器Hは、情報処理装置2を介して、電気機器Enから電気機器情報14nを受信する。電気機器情報14nを受信した家電機器Hは、電気機器Enの状態をユーザーに報知する。よって、ユーザーは家電機器Hを操作することにより、電気機器Enの状態を認識することができる。また、情報処理装置2は、受信した複数の電気機器情報14nについて、優先順位を決定する。電気機器情報14nとその優先順位とを情報処理装置2から受信した家電機器Hは、優先順位に沿って電気機器情報14nを報知する。よって、ユーザーは、優先順位の高い電気機器情報14nを、優先順位の低い電気機器情報14nよりも先に聴くことができる。従って、ユーザーは、優先順位の高い電気機器情報14nを、複数の電気機器情報14nの中から容易に認識することができる。
[実施形態6]
本発明の実施形態6に係る第2情報報知システムN2について図2、図9、図10、および図12から図14を参照して説明する。実施形態6は、家電機器Hが情報処理装置2を介して、電気機器情報14nを受信する点で、実施形態4と主に異なる。また、実施形態6では、情報処理装置2が電気機器情報14nを補正する点で、実施形態4と異なる。以下、実施形態6が実施形態4と異なる点を主に説明する。
本発明の実施形態6に係る第2情報報知システムN2について図2、図9、図10、および図12から図14を参照して説明する。実施形態6は、家電機器Hが情報処理装置2を介して、電気機器情報14nを受信する点で、実施形態4と主に異なる。また、実施形態6では、情報処理装置2が電気機器情報14nを補正する点で、実施形態4と異なる。以下、実施形態6が実施形態4と異なる点を主に説明する。
まず、図2、図9および図10を参照して、実施形態2に係る第2情報報知システムN2を説明する。図9に示す実施形態6に係る第2情報報知システムN2では、情報処理装置2は、家電機器Hからの請求を待つことなく、電気機器情報14nを電気機器Enから受信する。図10に示す情報処理装置2の装置受信部20が、図9に示す電気機器Enの電気機器情報14nを受信した後、装置制御部21は、電気機器情報14nを記憶するように、装置記憶部22を制御する。
一方、図2に示す家電機器Hは、操作部10への操作を受け付ける。操作を受け付けた家電機器Hは、図10に示す情報処理装置2に操作検知信号を送信する。操作検知信号は、家電機器Hの操作部10が操作を受け付けていることを情報処理装置2に検知させる信号である。なお、第2情報報知システムN2には、複数の家電機器Hが通信可能に接続されていてもよい。複数の家電機器Hのうち、操作を受け付けた家電機器Hのみが、情報処理装置2に操作検知信号を送信する。
図10に示すように、操作検知信号を受信した情報処理装置2の装置制御部21は、装置記憶部22に記憶された電気機器情報14nの優先順位を決定する。電気機器情報14nの優先順位は、実施形態3にて説明した優先順位規則に基づいて設定される。
また、装置制御部21は、装置記憶部22に記憶された電気機器情報14nに対して補正する処理を行う。装置制御部21が電気機器情報14nに対して行う補正は、実施形態4にて説明した家電機器Hの制御部11が電気機器情報14nに対して行う補正と同様である。ただし、実施形態6で行う補正は、有効期限情報の基準時点が、家電機器Hから操作検知信号を送信された時点となる点で、実施形態4で行う補正と異なる。
装置制御部21は、電気機器情報14n、修正された電気機器情報14n、およびそれらの優先順位を家電機器Hに送信するように、装置送信部23を制御する。
情報処理装置2から電気機器情報14n、修正された電気機器情報14n、およびそれらの優先順位を受信した家電機器Hは、図2に示す実施形態2の家電機器Hと同様に、操作釦101が情報保有通知を行う。そして、操作釦101が操作を受け付けると、報知部15は、電気機器情報14n、および修正された電気機器情報14nを優先順位に沿って報知する。
次に、第2情報報知システムN2の処理を図2、図9、図10、および図12から図14を参照して説明する。図12から図14は、実施形態6に係る第2情報報知システムN2の処理を示すフローチャートである。図12から図14に示すように、家電機器Hの処理は、ステップC31からステップC37を含む。情報処理装置2の処理は、ステップC41からステップC45、ステップC61からステップC64、ステップC71、C72、およびステップC81からステップC83を含む。電気機器Enの処理は、ステップC51を含む。
まず、ステップC51において、電気機器Enは、電気機器情報14nを情報処理装置2に送信する。
一方、ステップC41において、情報処理装置2の装置受信部20は、電気機器情報14nを受信する。
次に、ステップC42において、装置制御部21は、電気機器情報14nを記憶するように、装置記憶部22を制御する。
一方、ステップC31において、家電機器Hは、ユーザーから操作部10への操作を受け付ける。
次に、ステップC32において、家電機器Hの制御部11は、情報処理装置2に操作検知信号を送信するように、請求部12を制御する。
一方、ステップC43において、情報処理装置2の装置受信部20は、操作検知信号を、家電機器Hから受信する。
次に、ステップC44において、装置制御部21は、装置記憶部22に記憶された電気機器情報14nの優先順位を決定する。電気機器情報14nの優先順位は、優先順位規則に基づいて設定される。
次に、図13に示すように、ステップC61において、装置制御部21は、電気機器情報14nが、有効期限条件を満たすか否かを判定する。ステップC61で否定判定(No)された場合、処理はステップC62に進む。
次に、ステップC62において、装置制御部21は、装置記憶部22に記憶されている電気機器情報14nが報知回数条件を満たすか否かについて判定する。ステップC62で肯定判定(Yes)された場合、処理はステップC72に進む。ステップC72において、装置制御部21は、電気機器情報14nを削除するように、装置記憶部22を制御する。ステップC72の後、処理はステップC45に進む。
一方、ステップC62で否定判定(No)された場合、処理はステップC63に進む。ステップC63において、装置制御部21は、装置記憶部22に記憶された電気機器情報14nが、作動条件を満たすか否かについて判定する。ステップC63で肯定判定(Yes)された場合、処理はステップC72に進む。ステップC72では、装置制御部21は、装置記憶部22に記憶された電気機器情報14nを削除する。ステップC72の後、処理はステップC45に進む。
一方、ステップC63で否定判定(No)された場合、処理はステップC64に進む。ステップC64において、装置制御部21は、装置記憶部22に記憶された電気機器情報14nが、記憶上限条件を満たすか否かについて判定する。ステップC64で肯定判定(Yes)された場合、処理はステップC72に進む。前述のように、ステップC72では、装置制御部21は、装置記憶部22に記憶された電気機器情報14nを削除する。ステップC72の後、処理はステップC45に進む。
一方、ステップC64で否定判定(No)された場合、処理はステップC45に進む。
一方、ステップC61で肯定判定(Yes)された場合、処理はステップC71に進む。ステップC71において、装置制御部21は、装置記憶部22に記憶された電気機器情報14nが情報修正条件を満たすか否かについて判定する。ステップC71で否定判定(No)された場合、処理はステップC72に進む。前述のように、ステップC72では、装置制御部21は、装置記憶部22に記憶された電気機器情報14nを削除する。ステップC72の後、処理はステップC45に進む。
一方、ステップC71で肯定判定(Yes)された場合、処理はステップC81に進む。ステップC81において、装置制御部21は、装置記憶部22に記憶された電気機器情報14nを読み出して、装置記憶部22に記憶された情報に基づいて電気機器情報14nを修正する。
次に、ステップC82において、装置制御部21は、修正後の電気機器情報14nを記憶するように、装置記憶部22を制御する。
次に、ステップC83において、装置制御部21は、修正前の電気機器情報14nを削除するように、装置記憶部22を制御する。修正前の電気機器情報14nを削除することで、以降の処理において、修正前の電気機器情報14nは使用されない。従って、修正前の電気機器情報14nが報知されることはない。ステップC83の後、処理はステップC45に進む。
次に、図14に示すように、ステップC45において、装置制御部21は、電気機器情報14n、および修正後の電気機器情報14nを家電機器Hに送信するように、装置送信部23を制御する。装置送信部23は、情報処理装置2に対して操作検知信号を送信した家電機器Hに、電気機器情報14n、および修正後の電気機器情報14nを送信する。また、装置制御部21は、送信した電気機器情報14n、および修正後の電気機器情報14nに、送信した回数を報知回数の情報として付加する。装置制御部21は、報知回数の情報を記憶するように、装置記憶部22を制御する。
一方、ステップC33において、情報処理装置2に操作検知信号を送信した家電機器Hの受信部13は、電気機器情報14n、および修正後の電気機器情報14nを、情報処理装置2から受信する。
次に、ステップC34において、制御部11は、受信した電気機器情報14n、および修正後の電気機器情報14nを記憶するように、記憶部14を制御する。
次に、ステップC35において、制御部11は、操作釦101が情報保有通知を行うように、操作釦101を制御する。操作釦101の情報保有通知は、操作部10への操作を検知した後に行われる。つまり、ユーザーが家電機器Hを操作しているときに、操作釦101が情報保有通知を行う。よって、ユーザーは操作釦101の通知を容易に認識することができる。
次に、ステップC36において、操作釦101は、ユーザーから操作を受け付ける。
次に、ステップC37において、制御部11は、操作釦101からの操作信号に応じて、電気機器情報14n、および修正後の電気機器情報14nを優先順位に沿って報知するように、報知部15を制御する。
以上、図12から図14を参照して説明したように、実施形態6の第2情報報知システムN2によれば、ユーザーが家電機器Hを操作している状態で、電気機器情報14nを報知する。従って、ユーザーは、電気機器情報14nを認識することができる。また、情報処理装置2は、受信した電気機器情報14nを補正する。これにより、繰り返し報知された電気機器情報14n、優先順位の低い電気機器情報14n、および電気機器Enの実際の状態と一致しない電気機器情報14nは、削除、又は修正される。従って、補正する必要がない電気機器情報14n、および修正された電気機器情報14nのみが報知される。よって、ユーザーは、補正する必要がない電気機器情報14n、および修正された電気機器情報14nを認識することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、又は、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
また、図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明は、家電機器及び情報報知方法を提供するものであり、産業上の利用可能性を有する。
N1 第1情報報知システム
N2 第2情報報知システム
H 家電機器
10 操作部
101 操作釦
11 制御部
12 請求部
13 受信部
14 記憶部
15 報知部
2 情報処理装置
En 電気機器
N2 第2情報報知システム
H 家電機器
10 操作部
101 操作釦
11 制御部
12 請求部
13 受信部
14 記憶部
15 報知部
2 情報処理装置
En 電気機器
Claims (7)
- 複数の電気機器が送信した前記電気機器の情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記電気機器の情報を報知する報知部と
を備える、家電機器。 - 操作を行う操作釦を、さらに備え、
前記操作釦の操作に応じて、前記報知部が報知する情報が切り替わる、請求項1に記載の家電機器。 - 前記報知部は、前記電気機器のそれぞれと対応する音声で報知する、請求項1又は請求項2に記載の家電機器。
- 前記電気機器における情報のそれぞれの報知の順番を決定する優先順位決定部を、さらに備える、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の家電機器。
- 前記電気機器の情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記電気機器の情報を補正する情報処理部と
を、さらに備える、請求項1から請求項4の何れか1項に記載の家電機器。 - 複数の電気機器が送信した前記電気機器の情報を受信するステップと、
受信した前記電気機器の情報を報知するステップと
を備える、情報報知方法。 - 前記電気機器に情報の送信を請求するステップと、
請求を受けた前記電気機器が前記電気機器の情報を送信するステップと
を、さらに備える、請求項6に記載の情報報知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2021163422A JP2023054523A (ja) | 2021-10-04 | 2021-10-04 | 家電機器及び情報報知方法 |
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JP2021163422A Pending JP2023054523A (ja) | 2021-10-04 | 2021-10-04 | 家電機器及び情報報知方法 |
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2021
- 2021-10-04 JP JP2021163422A patent/JP2023054523A/ja active Pending
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