JP2023053552A - 画像形成装置、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが意図した通りに第1画像と第2画像とを重畳することができない場合に、ユーザが望むように処理することができる技術を提供する。【解決手段】第1プロセッサは、第1画像と第2画像とを重畳すべき旨の情報が含まれた第1画像形成指示を受信した場合に、第1画像形成指示に係る頁数である第1頁数を把握したときに第1頁数を第2プロセッサに送信し、第2プロセッサは、第1画像と第2画像とを重畳すべき旨の情報が含まれた第2画像形成指示に係る頁数である第2頁数を把握したときに第2頁数を第1プロセッサに送信し、第1プロセッサおよび第2プロセッサの少なくともいずれかは、第1頁数と第2頁数とが異なる場合に、異なる場合の処理として予め設定された処理を行う。【選択図】図29

Description

本発明は、画像形成装置、および、プログラムに関する。
従来、1枚の用紙に対して、2つの画像形成部が画像を形成する技術が提案されている。
例えば、特許文献1に記載された画像形成装置は、1つの筐体の中に、第1画像を形成する第1画像形成部と、第2画像を形成する第2画像形成部と、第1画像形成部を制御する第1制御部と、第2画像形成部を制御する第2制御部と、を備える。そして、この画像形成装置は、1枚の用紙に対して、第1画像と第2画像とを重畳する。
特開2020-170038号公報
特許文献1には、第1画像と、この第1画像に重畳すべき第2画像とを、1枚の用紙に対して重畳すべき旨の画像形成指示であって、第1画像の頁数が第2画像の頁数と異なる場合に、どのような処理を行うかについては記載されていない。例えば、異なるアプリケーションにて作成された2つの文書等を、それぞれ、第1画像と第2画像に分けて形成した後にこれら第1画像と第2画像とを重畳する画像形成指示である場合に、ユーザが誤って、異なるアプリケーションにて作成した文書等それぞれの頁数を異ならせてしまう場合がある。あるいは、ユーザが意図せずに、アプリケーションが、第1画像の頁数と第2画像の頁数とを異ならせてしまうことも考えられる。そして、第1画像の頁数と第2画像の頁数とが異なる場合には、ユーザが意図した通りに第1画像と第2画像とを重畳することができないおそれがある。
本発明は、ユーザが意図した通りに第1画像と第2画像とを重畳することができない場合に、ユーザが望むように処理することができる画像形成装置等を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、第1画像を形成する第1画像形成部を制御する第1プロセッサと、前記第1画像と重畳する第2画像を形成する第2画像形成部を制御する第2プロセッサと、を備え、前記第1プロセッサは、前記第1画像と前記第2画像とを重畳すべき旨の情報が含まれた第1画像形成指示を受信した場合に、当該第1画像形成指示に係る頁数である第1頁数を把握したときに当該第1頁数を前記第2プロセッサに送信し、前記第2プロセッサは、前記第1画像と前記第2画像とを重畳すべき旨の情報が含まれた第2画像形成指示に係る頁数である第2頁数を把握したときに当該第2頁数を前記第1プロセッサに送信し、前記第1プロセッサおよび前記第2プロセッサの少なくともいずれかは、前記第1頁数と前記第2頁数とが異なる場合に、異なる場合の処理として予め設定された処理を行う、画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記第1プロセッサおよび前記第2プロセッサは、前記第1画像または前記第2画像を、前記第1頁数および前記第2頁数の内、少ない方の頁数までの画像形成を行い、その後、当該第1プロセッサおよび当該第2プロセッサの少なくともいずれかは、前記予め設定された処理に応じた処理を行う、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記予め設定された処理は、表示部に異常が生じた旨を表示することである、請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記第1プロセッサおよび前記第2プロセッサは、前記表示部に異常が生じた旨を表示し、画像形成を停止する、請求項3に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記予め設定された処理は、前記第1頁数および前記第2頁数の内、多い方の画像形成指示における多い分の頁を当該画像形成指示とは異ならせることである、請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記予め設定された処理は、前記多い方の画像形成指示における多い分の頁の画像形成を行わないことである、請求項5に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記予め設定された処理は、前記多い方の画像形成指示における多い分の頁を、前記第1画像と前記第2画像とを重畳しないで画像形成することである、請求項5に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記予め設定された処理は、前記多い方の画像形成指示における多い分の頁に、異常である旨を報知する画像を形成する、請求項7に記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、前記第1プロセッサおよび前記第2プロセッサの少なくともいずれかは、前記第1頁数と前記第2頁数とが異なることを把握したときに、異なる場合の処理として予め設定された処理を行う、請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項10に記載の発明は、前記予め設定された処理は、表示部に異常が生じた旨を表示することである、請求項9に記載の画像形成装置である。
請求項11に記載の発明は、ユーザの操作を受け付ける操作部をさらに備え、前記操作部は、前記異なる場合の処理を受け付け可能である、請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、第1画像を形成する第1画像形成部を制御する第1プロセッサが、当該第1画像と第2画像形成部が形成する第2画像とを重畳すべき旨の情報が含まれた第1画像形成指示を受信した場合に、当該第1プロセッサに、当該第1画像形成指示に係る頁数である第1頁数を把握したときに当該第1頁数を、当該第2画像形成部を制御する第2プロセッサに送信させる機能と、前記第2プロセッサに、前記第1画像と前記第2画像とを重畳すべき旨の情報が含まれた第2画像形成指示に係る頁数である第2頁数を把握したときに当該第2頁数を前記第1プロセッサに送信させる機能と、前記第1プロセッサおよび前記第2プロセッサの少なくともいずれかに、前記第1頁数と前記第2頁数とが異なる場合に、異なる場合の処理として予め設定された処理を行わせる機能と、を実行させるプログラムである。
請求項1の発明によれば、ユーザが意図した通りに第1画像と第2画像とを重畳することができない場合に、ユーザが望むように処理することができる。
請求項2の発明によれば、少ない方の頁数までは、ユーザの指示通りに第1画像と第2画像とを重畳することができる。
請求項3の発明によれば、ユーザに異常が生じた旨を確度高く報知することができる。
請求項4の発明によれば、ユーザが望まない画像形成が継続されることを抑制することができる。
請求項5の発明によれば、第1画像と第2画像とを重畳すべき旨の情報が含まれた画像形成指示を受信した場合であっても、画像形成指示と異なる処理を行うことで、ユーザの選択肢を増やすことができる。
請求項6の発明によれば、ユーザが意図しない画像形成が行われることを抑制することができる。
請求項7の発明によれば、ユーザが作成した原稿の通りに画像形成が行われるので、ユーザに原稿の誤りに気付き易くさせることができる。
請求項8の発明によれば、ユーザに原稿の誤りに気付き易くさせることができる。
請求項9の発明によれば、ユーザに原稿の誤りに直ちに気付き易くさせることができる。
請求項10の発明によれば、ユーザに異常が生じた旨を確度高く報知することができる。
請求項11の発明によれば、ユーザの利便性を向上させることができる。
請求項12の発明によれば、ユーザが意図した通りに第1画像と第2画像とを重畳することができない場合に、ユーザが望むように処理することができる。
実施の形態に係る画像形成システムの概略構成の一例を示す図である。 端末装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 画像形成装置の内部構造の概略構成の一例を示す図である。 端末装置と画像形成装置の機能の一例を説明する図である。 第1制御部および第2制御部のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。 第1制御部および第2制御部が行う処理手順の一例を示す図である。 第1主制御部が、第1単独指示を受信した場合における、第1制御部が行う処理手順の一例を示す図である。 第1主制御部が、第2単独指示を受信した場合における、第1制御部および第2制御部が行う処理手順の一例を示す図である。 画像形成指示の中に含まれる識別情報の一例を示す図である。 記憶部に記憶された情報の一例を示す図である。 第1主制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 第1主制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 第1主制御部の組み合わせ決定処理の一例を示すフローチャートである。 第2主制御部の処理の一例を示すフローチャートである。 一つのアプリケーションを用いて原稿が作成された場合の、端末装置と画像形成装置の機能の一例を説明する図である。 異なるアプリケーションを用いて原稿が作成された場合の、端末装置と画像形成装置の処理の一例を説明する図である。 異なるアプリケーションを用いて原稿が作成された場合の、端末装置と画像形成装置の処理の一例を説明する図である。 第1頁数と第2頁数とが異なる場合であって複数部数の画像形成指示が出された場合に生じ得る事例の一例を示す図である。 記憶部に記憶された異常時処理の設定の一例を示す図である。 設定(1)の処理の一例を示す図である。 設定(3)の処理の一例を示す図である。 設定(3)の処理の一例を示す図である。 第1制御部および第2制御部が行う、設定(1)である場合の処理手順の一例を示す図である。 第1制御部および第2制御部が行う、設定(1)である場合の処理手順の一例を示す図である。 第1制御部および第2制御部が行う、設定(3)である場合であって第1頁数の方が第2頁数よりも多い場合の処理手順の一例を示す図である。 第1制御部および第2制御部が行う、設定(3)である場合であって第1頁数の方が第2頁数よりも多い場合の処理手順の一例を示す図である。 第1制御部および第2制御部が行う、設定(3)である場合であって第2頁数の方が第1頁数よりも多い場合の処理手順の一例を示す図である。 第1制御部および第2制御部が行う、設定(3)である場合であって第2頁数の方が第1頁数よりも多い場合の処理手順の一例を示す図である。 図11を用いて説明した第1主制御部が行う処理のS1101にて受信していないと判断した場合の処理である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態に係る画像形成システム1の概略構成の一例を示す図である。
図2は、端末装置9のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3は、画像形成装置2の内部構造の概略構成の一例を示す図である。
図4は、端末装置9と画像形成装置2の機能の一例を説明する図である。
画像形成システム1は、画像形成装置2と、画像形成装置2と通信回線5を介して接続された端末装置9と、を備えている。通信回線5は、装置間のデータ通信に用いられる回線であれば特に限定されず、例えばインターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)であることを例示することができる。通信回線5は、有線か無線かを問わず、これらを併用しても良い。無線LANは、例えばWiFi(登録商標)であることを例示することができる。
画像形成装置2は、1つの筐体3の中に、1つの用紙Sにともに画像を形成する2つの画像形成部である第1画像形成部10および第2画像形成部20と、第1画像形成部10を制御する第1制御部100と、第2画像形成部20を制御する第2制御部200と、を備える。また、画像形成装置2においては、第1制御部100が、用紙Sを搬送する用紙搬送装置40の制御を行う。画像形成装置2の詳細については、後で詳述する。
(端末装置)
端末装置9は、装置全体を制御する制御部91と、データ等の記憶に用いられる記憶部92と、操作受付画面や画像の表示に使用される表示部93と、ユーザの入力操作を受け付ける操作部94と、外部装置との通信に用いられる通信部95とを備えている。
制御部91は、CPU(Central Processing Unit)91a、ROM(Read Only Memory)91b、RAM(Random Access Memory)91cにより構成される。ROM91bには、CPU91aにより実行される基本プログラム(オペレーションシステム)や各種の設定等が記憶されている。CPU91aは、RAM91cを作業エリアに使用し、ROM91bや記憶部92から読み出したアプリケーションプログラム等を実行する。CPU91aがプログラムを実行することにより、端末装置9の各部が制御される。
記憶部92は、半導体メモリなどの記憶装置であることを例示することができる。記憶部92は、例えば文書作成用のアプリケーション等のアプリケーションプログラム、プリンタードライバ等を記憶する。また、記憶部92は、画像形成装置2の第1画像形成部10および第2画像形成部20が搭載している色材の構成を記憶する。
例えば文書作成用のアプリケーションは、当該アプリケーションを用いて作成された原稿Mの画像を用紙Sに形成するための指示を生成する。プリンタードライバは、アプリケーションから出力された画像形成の指示を取得し、画像形成装置2で解析可能な形式のコマンドに変換する。
より具体的には、プリンタードライバは、例えばアプリケーションから出力された原稿Mの画像形成の指示を取得した後、第1画像形成部10および第2画像形成部20のそれぞれの特性を考慮し、第1画像形成部10にて画像形成するためのコマンドである第1画像形成指示と、第2画像形成部20にて画像形成するためのコマンドである第2画像形成指示とに変換する。そして、プリンタードライバは、第1画像形成指示、第2画像形成指示を第1制御部100に対して出力する。以下では、第1画像形成指示と第2画像形成指示とを区別する必要がない場合にはこれらをまとめて「画像形成指示」と称する場合がある。
画像形成指示には、当該画像形成指示を識別する情報である識別情報、形成すべき画像のデータである画像データおよび指示された画像形成の設定が含まれる。画像形成の設定は、画像を形成すべき用紙Sのサイズや材質、使用する色材の色の指定であることを例示することができる。また、画像形成指示には、画像を形成すべき部数、および、1部数あたりの頁数が含まれる。また、画像形成指示には、後述する協同指示であるのか単独指示であるのかの情報が含まれる。なお、識別情報には、画像形成指示が出力された端末装置9の情報、ユーザの識別情報であるユーザ識別情報、画像形成指示が出力された時刻等が含まれることを例示することができる。
ここで、ユーザが端末装置9を利用開始する際に、ユーザは端末装置9に対してログインを行う。これにより、端末装置9は、ユーザの身元や妥当性を識別して、アプリケーション等へのアクセスに必要な資格情報を取得する。そして、端末装置9は、RAM91cや記憶部92に、ユーザ識別情報を記憶する。
プリンタードライバは、画像形成指示を生成する際に、RAM91cや記憶部92に記憶したユーザ識別情報を読み出し、端末装置9の情報および時刻等にユーザ識別情報を付加した画像形成指示を生成する。
表示部93は、静止画像や動画像等を表示するディスプレイ装置である。表示部93は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイであることを例示することができる。
操作部94は、ユーザからの操作を受け付ける入力装置である。操作部94は、ボタン、スイッチ、タッチパネルであることを例示することができる。
通信部95は、通信インターフェースであることを例示することができる。
以上のように構成された端末装置9は、ノートPC、デスクトップPC、タブレットPC、タブレット端末、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)、携帯電話(所謂「フィーチャーフォン」)、携帯情報端末(PDA)等であることを例示することができる。
(画像形成装置)
画像形成装置2は、記録材の一例としての用紙Sに画像を形成する第1画像形成部10と、用紙Sに画像を形成する第2画像形成部20と、を備えている。また、画像形成装置2は、用紙Sを保持する用紙保持部30と、用紙保持部30に保持された用紙Sを第1画像形成部10等に搬送する用紙搬送装置40と、を備えている。また、画像形成装置2は、用紙S上に形成されたトナー像を加熱および加圧して定着する定着装置50と、定着装置50にてトナー像が定着されることで画像が形成された用紙Sを積載する用紙積載部60と、情報の表示等を行うユーザインタフェース(以下、「UI」と称する場合がある。)70と、を備えている。また、画像形成装置2は、第1画像形成部10、用紙搬送装置40、定着装置50等を制御する第1制御部100と、第2画像形成部20を制御する第2制御部200と、を備えている。
第1画像形成部10は、一定の間隔をおいて並列的に配置され、収納された色材の一例としてのトナーの色のトナー像を形成する4つの画像形成ユニット11を備えている。各画像形成ユニット11は、トナー像を保持する感光体ドラム12と、感光体ドラム12の表面を帯電する帯電器13と、帯電器13によって帯電された感光体ドラム12を各色画像データに基づき露光して感光体ドラム12上に静電潜像を形成するLED(Light Emitting Diode)プリントヘッド14と、を備えている。また、各画像形成ユニット11には、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像する現像器15と、転写後の感光体ドラム12を清掃するドラムクリーナ16と、を備えている。本実施の形態に係る4つの画像形成ユニット11は、それぞれ現像器15が、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナーを収納しており、それぞれの色のトナー像を形成する。以下、第1画像形成部10が有する4つの画像形成ユニット11が収納するトナーの色の構成(例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K))を、「第1色構成」と称する場合がある。
さらに、第1画像形成部10は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト17を備えている。また、第1画像形成部10は、各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト17に順次転写(一次転写)する一次転写ロール18と、中間転写ベルト17上に重畳して転写された各色トナー像を用紙Sに一括転写(二次転写)する二次転写ロール19と、を備えている。
第2画像形成部20は、第1画像形成部10と同様に、4つの画像形成ユニット21と、中間転写ベルト27と、一次転写ロール28と、二次転写ロール29と、を備えている。各画像形成ユニット21は、画像形成ユニット11と同様に、感光体ドラム22と、帯電器23と、LEDプリントヘッド24と、現像器25と、ドラムクリーナ26と、を備えている。本実施の形態に係る4つの画像形成ユニット21は、それぞれ現像器25が、白、金、銀、クリアのトナーを収納しており、それぞれの色のトナー像を形成する。なお、各画像形成ユニット21の現像器25が収納するトナーの色は、上記色に限定されない。例えば、赤、青、緑であっても良い。以下、第2画像形成部20が有する4つの画像形成ユニット21が収納するトナーの色の構成(例えば、白、金、銀、クリア)を、「第2色構成」と称する場合がある。
用紙搬送装置40は、上下方向に離れて配置された上ロール41および下ロール42と、上ロール41および下ロール42に架け渡された搬送ベルト43と、を備えている。また、用紙搬送装置40は、用紙保持部30に保持された用紙Sを搬送ベルト43の方へ供給する供給ロール44と、供給ロール44と搬送ベルト43との間に配置された搬送ロール45と、を備えている。また、用紙搬送装置40は、搬送する用紙Sの通過を検出するセンサ46を複数備えている。
定着装置50は、搬送されてきた用紙Sを加熱する加熱ロール51と、加熱ロール51に押し当てられ加熱ロール51との間に加圧部を形成するベルトモジュール52と、を備えている。定着装置50は、トナー像が形成された用紙Sを加圧部にて加圧および加熱することにより、トナー像を用紙Sに定着させる。
また、UI70は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイのような表示装置とタッチパッドのような位置入力装置を組み合わせたタッチパネル等により構成され、ユーザからの情報を受け付けるとともに、ユーザに対して情報を表示する。
以上のように構成された画像形成装置2は以下のように作動する。
第1画像形成部10の画像形成ユニット11の感光体ドラム12に形成された4色のトナー像は、一次転写ロール18によって、中間転写ベルト17上に一次転写され、中間転写ベルト17上には、4色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。そして、中間転写ベルト17上のこの重畳トナー像は、中間転写ベルト17の移動に伴って二次転写ロール19が配置された二次転写部に搬送される。
第1画像形成部10の重畳トナー像が二次転写部に搬送されると、そのタイミングに合わせて用紙保持部30から用紙Sが二次転写部に供給される。そして、重畳トナー像は、二次転写部にて、二次転写ロール19が形成する転写電界により、搬送されてきた用紙S上に一括して二次転写される。以下、第1画像形成部10が形成する重畳トナー像を、「第1画像I1」と称する場合がある。
一方、第2画像形成部20の画像形成ユニット21の感光体ドラム22に形成された、他の4色のトナー像は、一次転写ロール28によって、中間転写ベルト27上に一次転写され、中間転写ベルト27上には、他の4色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。そして、中間転写ベルト27上のこの重畳トナー像は、中間転写ベルト27の移動に伴って二次転写ロール29が配置された二次転写部に搬送される。
第2画像形成部20の重畳トナー像が二次転写部に搬送されると、そのタイミングに合わせて、第1画像形成部10にて重畳トナー像が静電転写された用紙Sがこの二次転写部に供給される。そして、第2画像形成部20の重畳トナー像は、二次転写部にて、二次転写ロール29が形成する転写電界により、搬送されてきた第1画像形成部10にて重畳トナー像が静電転写された用紙Sにおける重畳トナー像上に一括して二次転写される。以下、第2画像形成部20が形成する重畳トナー像を、「第2画像I2」と称する場合がある。
その後、第1画像形成部10の重畳トナー像と、第2画像形成部20の重畳トナー像とが重畳された重畳トナー像が静電転写された用紙Sは、定着装置50まで搬送される。定着装置50に搬送された用紙S上のトナー像は、定着装置50によって加熱および加圧され、用紙S上に定着される。そして、定着画像が載った用紙Sは、画像形成装置2の用紙積載部60へ搬送される。
図5は、第1制御部100および第2制御部200のハードウェア構成の一例を示したブロック図である。
(第1制御部100)
第1制御部100は、第1画像形成部10、用紙搬送装置40、定着装置50等の動作を制御する第1主制御部110と、第1主制御部110の制御のもとこれらの装置の動作を制御する第1従制御部120と、を備えている。
第1主制御部110は、CPU(Central Processing Unit)111と、ROM(Read Only Memory)112と、RAM(Random Access Memory)113と、半導体メモリ等の記憶部114と、外部装置との通信に用いられる通信部115と、を備えている。通信部115は、通信インターフェース(通信I/F)であることを例示することができる。
ROM112には、CPU111により実行される基本プログラム(オペレーションシステム)や各種の設定等が記憶されている。CPU111は、RAM113を作業エリアに使用し、ROM112や記憶部114から読み出したプログラムを実行する。CPU111がプログラムを実行することにより、以下に述べる、第1主制御部110の機能が実現される。
第1主制御部110は、通信部115を介して、第1従制御部120、第2制御部200およびUI70と、情報の送受信を行う。
また、第1主制御部110は、通信部115を介して、外部、例えば端末装置9からの画像形成指示を受信する。第1主制御部110は、受信した画像形成指示を解析する。画像形成指示には、識別情報、画像データ、画像形成の設定、および、後述する協同指示であるのか単独指示であるのかの情報が含まれる。
また、第1主制御部110は、受信した画像データに対し予め定めた画像処理を施す。第1主制御部110は、第1画像形成部10の再現色、つまり、第1画像形成部10のトナーの色(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K))であるYMCKデータに変換して出力する。このYMCKデータは、色毎に分離されたY色データ、M色データ、C色データ、K色データで構成される。
また、第1主制御部110は、受信した画像形成指示に係る用紙Sのサイズや材質を第1従制御部120に通知する。
また、第1主制御部110は、受信した画像形成指示を第2制御部200に転送する。
第1従制御部120は、第1主制御部110と同様に、CPU121と、ROM122と、RAM123と、記憶部124と、通信部125と、を備えている。CPU121は、RAM123を作業エリアに使用し、ROM122や記憶部124から読み出したプログラムを実行することにより、以下に述べる、第1従制御部120の機能が実現される。
第1従制御部120は、第1主制御部110との間で制御情報の受け渡しを行って、第1画像形成部10における露光、現像、転写の各プロセスや、用紙搬送装置40による転写タイミングに合わせた用紙Sの繰出しおよび搬送、定着装置50によるトナー画像の定着等の制御を行う。
また、第1従制御部120は、第1画像形成部10が有するトナーのトナー切れや、用紙搬送装置40における紙詰まりの発生等の、エラーが発生していることの情報を取得する。第1従制御部120は、これらのエラー情報を、第1主制御部110に通知する。第1主制御部110は、これらのエラー情報を、UI70の表示パネルに表示させることでユーザに報知する。そして、例えば、エラーがトナー切れである場合には、トナーが補充されると、第1従制御部120は、発生していたエラーが解消したことの情報を取得する。また、例えば、エラーが紙詰まりである場合には、紙詰まりが解消されると、第1従制御部120は、発生していたエラーが解消したことの情報を取得する。そして、第1従制御部120は、エラーが解消したことを、第1主制御部110に通知する。第1主制御部110は、エラーが解消したことを、UI70の表示パネルに表示させることでユーザに報知する。
(第2制御部200)
第2制御部200は、第2画像形成部20の動作を制御する第2主制御部210と、第2主制御部210の制御のもと第2画像形成部20の動作を制御する第2従制御部220と、を備えている。第2主制御部210は、第1主制御部110と、接続線150を介して、情報の送受信を行う。
第2主制御部210は、CPU211と、ROM212と、RAM213と、半導体メモリ等の記憶部214と、外部装置との通信に用いられる通信部215と、を備えている。
ROM212には、CPU211により実行される基本プログラム(オペレーションシステム)や各種の設定等が記憶されている。CPU211は、RAM213を作業エリアに使用し、ROM212や記憶部214から読み出したプログラムを実行する。CPU211がプログラムを実行することにより、以下に述べる、第2主制御部210の機能が実現される。
第2主制御部210は、通信部215を介して、第2従制御部220、第1制御部100およびUI70と、情報の送受信を行う。
また、第2主制御部210は、受信した画像データに対し予め定めた画像処理を施す。第2主制御部210は、第2画像形成部20の再現色、つまり、第2画像形成部20のトナーの色(白、金、銀、クリア)である、白色データ、金色データ、銀色データ、クリアデータに変換して出力する。
また、第2主制御部210は、受信した画像形成指示に係る用紙Sのサイズや材質を第2従制御部220に通知する。
第2従制御部220は、CPU221と、ROM222と、RAM223と、記憶部224と、通信部225と、を備えている。CPU221は、RAM223を作業エリアに使用し、ROM222や記憶部224から読み出したプログラムを実行することにより、以下に述べる、第2従制御部220の機能が実現される。
第2従制御部220は、第2主制御部210との間で制御情報の受け渡しを行って、第2画像形成部20における露光、現像、転写等の制御を行う。
また、第2従制御部220は、第2画像形成部20が有するトナーのトナー切れのエラーが発生していることの情報を取得する。第2従制御部220は、エラー情報を、第2主制御部210に通知する。第2主制御部210は、これらのエラー情報を、UI70の表示パネルに表示させることでユーザに報知する。そして、例えば、エラーがトナー切れである場合には、トナーが補充されると、第2従制御部220は、発生していたエラーが解消したことの情報を取得する。そして、第2従制御部220は、エラーが解消したことを、第2主制御部210に通知する。第2主制御部210は、エラーが解消したことを、UI70の表示パネルに表示させることでユーザに報知する。
(第1制御部100と第2制御部200との連携について)
第1制御部100と第2制御部200とは、起動後、相互に情報を送受信し、第1制御部100の制御のもと作動する用紙搬送装置40が搬送する用紙Sに対して、第1画像形成部10が4色の重畳トナー像を二次転写させるとともに、第2画像形成部20が他の4色の重畳トナー像を二次転写させる。以下、第1画像形成部10が用紙Sに4色の重畳トナー像を二次転写することを、「第1画像形成部10が画像を形成する」と称する場合がある。また、以下、第2画像形成部20が用紙Sに他の4色の重畳トナー像を二次転写することを、「第2画像形成部20が画像を形成する」と称する場合がある。
以下に、第1制御部100および第2制御部200が行う処理手順について説明する。
ここで、端末装置9のプリンタードライバは、例えばアプリケーションから出力された画像形成の指示を取得した後、第1画像形成部10および第2画像形成部20にて画像を形成する必要がある指示である場合には、第1主制御部110および第2主制御部210用のコマンドに変換する。そして、プリンタードライバは、第1主制御部110に対してコマンドを出力する。このようにして、端末装置9は、第1主制御部110に対して画像形成指示を送信する。以下では、第1画像形成部10および第2画像形成部20にて画像を形成する必要がある画像形成指示を、「協同指示」と称する場合がある。端末装置9は、第1主制御部110に対して協同指示を送信する。端末装置9は、協同指示に、第1画像形成部10および第2画像形成部20にて画像を形成する必要がある旨の情報を含ませる。
他方、端末装置9のプリンタードライバは、例えばアプリケーションから出力された指示が、第1画像形成部10にて画像を形成する必要があるが第2画像形成部20にて画像を形成する必要がない指示である場合(例えば、第2画像形成部20が有するトナーを用いることなく、第1画像形成部10が有するトナーを用いて画像を形成する指示である場合や、ユーザが端末装置9上で、プリンタードライバを介して、第1画像形成部10での画像形成のみを指定する場合)には、第1主制御部110用のコマンドに変換する。そして、プリンタードライバは、第1主制御部110に対して、そのコマンドを出力する。このようにして、端末装置9は、第1主制御部110に対して、画像形成指示を送信する。以下では、第1画像形成部10にて画像を形成する必要があるが第2画像形成部20にて画像を形成する必要がない画像形成指示を、「第1単独指示」と称する場合がある。端末装置9は、第1主制御部110に対して、第1単独指示を送信する。端末装置9は、第1単独指示に、第1画像形成部10にて画像を形成する必要があるが第2画像形成部20にて画像を形成する必要がない旨の情報を含ませる。
また、端末装置9のプリンタードライバは、例えばアプリケーションから出力された指示が、第2画像形成部20にて画像を形成する必要があるが第1画像形成部10にて画像を形成する必要がない指示である場合(例えば、第1画像形成部10が有するトナーを用いることなく、第2画像形成部20が有するトナーを用いて画像を形成する指示である場合や、ユーザが端末装置9上で、プリンタードライバを介して、第2画像形成部20での画像形成のみを指定する場合)には、第1主制御部110および第2主制御部210用のコマンドに変換する。そして、プリンタードライバは、第1主制御部110に対して、そのコマンドを出力する。第1画像形成部10にて画像を形成する必要がなくても、第2画像形成部20にて画像を形成する必要がある場合には、第1主制御部110は、用紙搬送装置40や定着装置50等を制御する必要があることから、プリンタードライバは、例えばアプリケーションから出力された指示を、第1主制御部110が用紙搬送装置40や定着装置50等を制御するためのコマンドに変換する。そして、プリンタードライバは、第1主制御部110に対して、そのコマンドを出力する。このようにして、端末装置9は、第1主制御部110に対して、画像形成指示を送信する。以下では、第2画像形成部20にて画像を形成する必要があるが第1画像形成部10にて画像を形成する必要がない画像形成指示を、「第2単独指示」と称する場合がある。端末装置9は、第1主制御部110に対して、第2単独指示を送信する。端末装置9は、第2単独指示に、第2画像形成部20にて画像を形成する必要があるが第1画像形成部10にて画像を形成する必要がない旨の情報を含ませる。なお、「第1単独指示」と、「第2単独指示」とを区別する必要がない場合には、これらをまとめて「単独指示」と称する場合がある。
第1主制御部110は、端末装置9から送られてきた画像形成指示に含まれる情報により、協同指示、第1単独指示、第2単独指示のいずれであるかを判断する。そして、第1単独指示である場合には、第1主制御部110は、第1単独指示に対応する画像形成処理を行う。第2単独指示である場合には、第1主制御部110は、第2単独指示を第2主制御部210に転送する。その後、第1主制御部110および第2主制御部210は、第2単独指示に対応する画像形成処理を行う。これらの処理については後で詳述する。
一方、協同指示である場合には、第1主制御部110は、識別情報が同一である他の協同指示が来るのを待つ。その後、第1主制御部110は、識別情報が同一である2つの協同指示の内、使用する色材が第2色構成の協同指示を第2主制御部210に転送する。その後、第1主制御部110および第2主制御部210は、協同指示に対応する画像形成処理を行う。
図6は、第1制御部100および第2制御部200が行う処理手順の一例を示す図である。図6には、第1制御部100が協同指示を受信した場合の処理を示している。なお、図6には、協同指示を受信した後、予め定められた期間内に同じ識別情報の他の協同指示を受信した場合の処理を示している。
第1主制御部110は、通信部115を介して、例えば端末装置9から画像形成指示を受信した場合、画像形成指示が協同指示であるか単独指示であるかを確認する(S601)。そして、協同指示である場合には、予め定められた期間内に同じ識別情報の協同指示を受信したか否かを判断し、受信した場合、第1主制御部110は、識別情報が同一である2つの協同指示の内、使用する色材が第2色構成の協同指示を第2主制御部210に転送する(S602)。第2主制御部210は、第1主制御部110が転送した協同指示を受信する(S603)。
第1主制御部110は、第1従制御部120に対して、指示された画像形成の設定を通知する(S604)。これにより、第1従制御部120は、画像形成の設定を取得するとともに、画像形成に伴う準備を指示する(S605)。画像形成に伴う準備としては、例えば用紙搬送装置40が用紙Sを搬送することができるようにするのに必要な準備(以下、「搬送準備」と称する場合がある。)の動作であり、供給ロール44等の各種ロールを回転させるモータを起動することを例示することができる。また、定着装置50がトナー像を用紙Sに定着させるのに必要な準備の動作であり、加熱ロール51の温度を上昇させることを例示することができる。
その後、第1主制御部110は、第1画像形成部10のトナー切れや紙詰まり等のエラーが発生しているか否かを判断する(S606)。エラーが発生していない場合(S606でno)、第1主制御部110は、第2主制御部210に対して、第2画像形成部20の画像形成準備を行う旨の準備指示を送信する(S607)。一方、エラーが発生している場合(S606でyes)、第1主制御部110は、エラーが解消するまで待機する。
第2主制御部210は、第1主制御部110が送信した準備指示を受信する(S608)。その後、第2主制御部210は、第2従制御部220に対して、画像形成の設定を通知する(S609)。これにより、第2従制御部220は、画像形成の設定を取得する(S610)。
その後、第2主制御部210は、第2画像形成部20にトナー切れ等のエラーが発生しているか否かを判断する(S611)。エラーが発生していない場合(S611でno)、第2主制御部210は、第2従制御部220に対して、第2画像形成部20の画像形成準備を行う旨の準備指示を通知する(S612)。第2従制御部220は、準備指示を取得(S613)後、第2画像形成部20に画像形成準備を指示する(S614)。画像形成準備は、第2画像形成部20が用紙Sに画像を形成するにあたり行う準備の動作であり、現像器25等のウォームアップ、画質調整処理、劣化したトナーの自発的な廃棄動作等であることを例示することができる。いずれも、電力消費を伴う動作であり、トナーの消費を伴う動作もある。そして、第2画像形成部20は、画像形成準備が完了次第、待機状態となる。一方、エラーが発生している場合(S611でyes)、第2主制御部210は、エラーが解消するまで待機する。
第2主制御部210は、第2画像形成部20の画像形成準備が完了した場合に、第1主制御部110に対して、準備が完了した旨の完了通知を送信する(S615)。なお、第2主制御部210は、第2従制御部220が、画像形成準備を指示した(S614)後、第2画像形成部20から、準備が完了した旨の通知を受けた場合に第2画像形成部20の画像形成準備が完了したと判断しても良い。また、第2主制御部210は、第2従制御部220が、画像形成準備を指示した(S614)後、予め定められた期間が経過したときに第2画像形成部20の画像形成準備が完了したと判断しても良い。
第1主制御部110は、第2主制御部210からの完了通知を受信(S616)後に、第1従制御部120に対して、第1画像形成部10の画像形成準備を行う旨の準備指示を通知する(S617)。第1従制御部120は、準備指示を取得(S618)後、第1画像形成部10に画像形成準備を指示する(S619)。画像形成準備は、現像器15等のウォームアップ、画質調整処理、劣化したトナーの自発的な廃棄動作等であることを例示することができる。そして、第1画像形成部10は、画像形成準備が完了次第、待機状態となる。
第1従制御部120は、第1画像形成部10の画像形成準備が完了した場合に、用紙搬送装置40に用紙Sを搬送開始させる(S620)とともに、第1画像形成部10に、搬送されてきた用紙Sに画像を形成させる(S621)。なお、第1主制御部110は、画像形成準備を指示した(S617)後、第1画像形成部10から、準備が完了した旨の通知を受けた場合に第1画像形成部10の画像形成準備が完了したと判断しても良い。また、第1主制御部110は、画像形成準備を指示した(S617)後、予め定められた期間が経過したときに第1画像形成部10の画像形成準備が完了したと判断しても良い。
第2従制御部220は、第2画像形成部20に、搬送されてきた用紙Sに画像を形成させる(S622)。
そして、第1従制御部120は、定着装置50に、搬送された用紙S上のトナー像を定着させるとともに、定着後の用紙Sを用紙積載部60に排出し、画像形成を完了させる(S623)。
その後、第1従制御部120は、画像形成が完了した旨を第1主制御部110に通知する(S624)。第1主制御部110は、完了通知を取得(S625)後、第2主制御部210に対して、画像形成が完了した旨の完了通知を送信する(S626)。
第2主制御部210は、完了通知を受信(S627)後、完了通知を受信した旨を、第1主制御部110に対して送信する(S628)。
第1主制御部110は、完了通知を受信した旨を受信(S629)後、画像形成動作を終了する(S630)。なお、この画像形成動作の終了には、第1画像形成部10におけるトナー像の形成動作の終了と、RAM113や記憶部114に保持された、今回の画像形成に伴う情報の消去処理と、が含まれる。
第2主制御部210は、完了通知を受信した旨を、第1主制御部110に対して送信した(S628)後、画像形成動作を終了する(S631)。なお、この画像形成動作の終了には、第2画像形成部20におけるトナー像の形成動作の終了と、RAM213や記憶部214に保持された、今回の画像形成に伴う情報の消去処理と、が含まれる。
このように、本実施の形態においては、第1制御部100と第2制御部200とを連携させて画像形成を行う。
例えば、第1主制御部110は、自身の制御対象である第1画像形成部10や用紙搬送装置40にエラーが発生していない場合に、第2主制御部210に対して、第2画像形成部20の画像形成準備を行う旨の準備指示を送信する(S607)。第2主制御部210は、この準備指示を受信した(S608)後、自身の制御対象である第2画像形成部20にエラーが発生していない場合に、第2従制御部220に対して、第2画像形成部20の画像形成準備を行う旨の準備指示を通知する(S612)。また、第2主制御部210は、第2画像形成部20の画像形成準備が完了した場合に、第1主制御部110に対して、準備が完了した旨の完了通知を送信する(S615)。第1主制御部110は、この完了通知を受信した(S616)後、第1従制御部120に対して、第1画像形成部10の画像形成準備を行う旨の準備指示等を通知する(S617)。
これにより、例えば第1制御部100と第2制御部200とを連携させずに、ともに独立して動作させることに起因して、第1画像形成部10による画像形成動作開始時期と、第2画像形成部20による画像形成動作開始時期とがずれることを抑制する。例えば、第2画像形成部20の画像形成準備が完了していないにも関わらず、用紙搬送装置40による用紙搬送や第1画像形成部10による画像形成動作が開始されてしまい、第2画像形成部20による画像形成動作が間に合わないことを抑制する。
また、第1画像形成部10や用紙搬送装置40にエラーが発生しているにも関わらず、第2画像形成部20が長時間に亘って待機状態であることに起因して電力が無駄に消費されることを抑制する。また、第2画像形成部20にエラーが発生しているにも関わらず、第1画像形成部10が長時間に亘って待機状態であることに起因して電力が無駄に消費されることを抑制する。
また、本実施の形態においては、画像形成が完了した後、第1主制御部110は、第2主制御部210に対して、画像形成が完了した旨の完了通知を送信する(S626)。そして、第2主制御部210は、完了通知を受信(S627)後、完了通知を受信した旨を、第1主制御部110に対して送信する(S628)。
これにより、第2制御部200が、定着装置50による定着も終了し、画像形成が完了したことを把握できないことを抑制する。
(第1単独指示を受信した場合の処理)
図7は、第1主制御部110が、第1単独指示を受信した場合における、第1制御部100および第2制御部200が行う処理手順の一例を示す図である。
第1主制御部110は、第1単独指示を受信した(S701)場合には、第1従制御部120に対して、第1単独指示に対応する画像形成の設定を通知する(S702)。これにより、第1従制御部120は、第1単独指示に対応する画像形成の設定を取得するとともに、画像形成に伴う準備を指示する(S703)。その後、第1主制御部110は、エラーが発生しているか否かを判断する(S704)。エラーが発生している場合(S704でyes)、第1主制御部110は、エラーが解消するまで待機する。一方、エラーが発生していない場合(S704でno)、第1主制御部110は、第1従制御部120に対して、単独指示に対応する、第1画像形成部10の画像形成準備を行う旨の準備指示を通知する(S705)。
第1従制御部120は、準備指示を取得(S706)後、第1画像形成部10に画像形成準備を指示する(S707)。第1従制御部120は、第1画像形成部10の画像形成準備が完了した場合に、用紙搬送装置40に用紙Sを搬送開始させる(S708)とともに、第1画像形成部10に、搬送されてきた用紙Sに画像を形成させる(S709)。そして、第1従制御部120は、定着装置50に、搬送された用紙S上のトナー像を定着させるとともに、定着後の用紙Sを用紙積載部60に排出し、画像形成を完了させる(S710)。その後、第1従制御部120は、画像形成が完了した旨を第1主制御部110に通知する(S711)。そして、第1主制御部110は、完了通知を取得(S712)後、画像形成動作を終了する(S713)。
(第2単独指示を受信した場合の処理)
図8は、第1主制御部110が、第2単独指示を受信した場合における、第1制御部100および第2制御部200が行う処理手順の一例を示す図である。図8において、図6に示した処理と同じ処理には同じ符号を付し、その説明は省略する。
第1主制御部110は、第2単独指示を受信すると(S801)、第2主制御部210に対して、接続線150を介して第2単独指示を送信する(S802)。第2主制御部210は、第1主制御部110が送信した第2単独指示を受信する(S803)。第1主制御部110は、第1従制御部120に対して、第2単独指示に対応する設定を通知する(S804)。
第1従制御部120は、第2単独指示に対応する設定を取得するとともに、画像形成に伴う準備を指示する(S805)。これにより、用紙搬送装置40や定着装置50が、用紙搬送や定着の準備等、画像形成に伴う準備を行う。
その後、第1制御部100および第2制御部200は、上述したS606~S616の処理を行う。
S616にて完了通知を受信した(S616)後、第1主制御部110は、第1従制御部120に対して、第1画像形成部10の画像形成準備を行うことなく、第2画像形成部20での画像形成に伴い、用紙搬送や定着を行う旨の通知である、準備しない旨を通知する(S817)。第1従制御部120は、準備しない旨の通知を取得(S818)後、用紙搬送装置40に用紙Sを搬送開始させる(S819)。
第2従制御部220は、第2画像形成部20に、搬送されてきた用紙Sに画像を形成させる(S622)。
その後、第1制御部100および第2制御部200は、上述したS623~S631の処理を行う。
(予め定められた期間内に同じ識別情報の協同指示を受信しなかった場合の処理)
図6には、協同指示を受信した後、予め定められた期間内に同じ識別情報の他の協同指示を受信した場合の処理を示しているが、重畳すべき第1画像I1と第2画像I2に係る協同指示の識別情報が異なるために、予め定められた期間内に同じ識別情報の2つの協同指示を受信しないことが考えられる。予め定められた期間は、例えば1分であることを例示することができる。
図9は、画像形成指示の中に含まれる識別情報の一例を示す図である。
例えば、一つのアプリケーションを用いて作成された原稿Mが、図4に示すように、黒色の「A」という文字が銀色の四角形を背景として表示されるというものである場合、原稿Mの画像形成指示は、「A」という文字についての第1画像形成指示と、銀色の背景についての第2画像形成指示とを含んで構成される。このように、一つのアプリケーションを用いて作成された原稿Mについての第1画像形成指示と第2画像形成指示とには、図9(a)に示すように、同じ識別情報が含まれる。
一方、異なるアプリケーションを用いて作成された文字等についての画像が、一枚の用紙Sに対して形成される場合には、異なるアプリケーションそれぞれにて生成された2つの画像形成指示に同じ識別情報が含まれないことが考えられる。例えば、「A」という文字を作成したアプリケーションと、銀色の背景を作成したアプリケーションとが異なる場合、図9(b)に示すように、「A」という文字の画像を用紙Sに形成するための第1画像形成指示と、銀色の背景の画像を同じ用紙Sに形成するための第2画像形成指示とに同じ識別情報が含まれないことが考えられる。
同様に、異なる端末装置9にて作成された文字等についての画像が、一枚の用紙Sに対して形成される場合には、異なる端末装置9それぞれから出力された2つの画像形成指示に同じ識別情報が含まれないことが考えられる。例えば、「A」という文字を作成した端末装置9と、銀色の背景を作成した端末装置9とが異なる場合、図9(c)に示すように、「A」という文字の画像を用紙Sに形成するための、一の端末装置9から出力される第1画像形成指示と、銀色の背景の画像を同じ用紙Sに形成するための、一の端末装置9とは異なる他の端末装置9から出力される第2画像形成指示とに同じ識別情報が含まれないことが考えられる。端末装置9が異なる場合には、同じアプリケーション(例えばMicrosoft PowerPoint)を用いて作成されたとしても同じ識別情報が含まれないことが考えられる。
上述した事項に鑑み、第1主制御部110は、予め定められた期間内に同じ識別情報の2つの協同指示を受信しなかった場合には、以下に述べるように処理を行う。
ここで、記憶部114は、第1画像形成部10および第2画像形成部20にて画像を形成する必要がある協同指示の受け付けを許容するユーザの情報を記憶する。言い換えれば、ユーザは、第1画像形成部10および第2画像形成部20にて画像を形成する画像形成指示を行うユーザであることを予め画像形成装置2に登録する。登録する手法は、ユーザが、端末装置9を操作して画像形成装置2に通知を送信することや、UI70を操作して入力することを例示することができる。
図10は、記憶部114に記憶された情報の一例を示す図である。
記憶部114は、ユーザの情報として、ユーザの識別情報であるユーザ識別情報と、正しくない協同指示をしたときの処理(以下、「不正時処理」と称する場合がある。)の方法と、後述する待機時間と、当該待機時間を超過した場合の処理(以下、「待機時間超過処理」と称する場合がある。)の方法とを関連付けて記憶する。
また、記憶部114は、協同指示の受け付けを許容しない、言い換えれば、ユーザ識別情報が登録されていないユーザからの協同指示を受信した場合の処理(以下、「未登録時処理」と称する場合がある。)を記憶する。
不正時処理、待機時間超過処理および未登録時処理は、受信した協同指示に係る画像形成を中止して不正な画像形成指示である旨をUI70に表示してユーザに報知すること、または、協同指示を単独指示として処理することであることを例示することができる。なお、不正な画像形成指示である旨をユーザに報知するのは、UI70に表示することに限定されない。音を出して報知しても良いし、端末装置9に通知を出しても良い。
第1主制御部110は、予め定められた期間内に同じ識別情報の2つの協同指示を受信しなかった場合には、受信している協同指示に含まれるユーザ識別情報が予め記憶部114に記憶されているか否かを判断する。ユーザ識別情報が記憶部114に記憶されている場合には、予め定められた待機時間内に同じユーザ識別情報の2つの協同指示を受信したか否かを判断する。そして、同じユーザ識別情報の2つの協同指示を待機時間内に受信した場合には、第1主制御部110は、これら2つの協同指示の色構成が互いに異なるか否かを判断し、異なる場合には、これら2つの協同指示の識別情報を同じにして図6を用いて説明した処理を行う。他方、第1主制御部110は、同じユーザ識別情報の2つの協同指示の色構成が同じである場合、記憶部114に記憶された不正時処理の設定に従って処理を行う。なお、待機時間は、5分や10分であることを例示することができるが、特に限定されない。
一方、上記待機時間内に同じユーザ識別情報の2つの協同指示を受信しなかった場合には、第1主制御部110は、記憶部114に記憶された待機時間超過処理の設定に従って処理を行う。
また、第1主制御部110は、受信している協同指示に含まれるユーザ識別情報が予め記憶部114に記憶されていない場合には、記憶部114に記憶された未登録時処理の設定に従って処理を行う。
以下に、第1主制御部110が行う処理を、フローチャートを用いて説明する。
図11、図12は、第1主制御部110の処理の一例を示すフローチャートである。第1主制御部110は、この処理を、予め設定された一定時間(例えば1ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。
第1主制御部110は、通信部115を介して、例えば端末装置9から画像形成指示を受信したか否かを判断する(S1101)。受信した場合(S1101でyes)、第1主制御部110は、画像形成指示が協同指示であるのか単独指示であるのかを確認し、協同指示を受信したか否かを判断する(S1102)。そして、協同指示である場合(S1102でyes)、第1主制御部110は、同じ識別情報の他の協同指示を受信したか否かを判断する(S1103)。受信していない場合(S1103でno)、第1主制御部110は、予め定められた期間が経過したか否かを判断する(S1104)。予め定められた期間が経過していない場合(S1104でno)、第1主制御部110は、S1102以降の処理を行う。他方、予め定められた期間が経過した場合(S1104でyes)、第1主制御部110は、協同指示の情報をRAM113や記憶部114等の記憶領域に記憶し(S1105)、本処理を終了する。
一方、S1103にて同じ識別情報の他の協同指示を受信した場合(S1103でyes)、第1主制御部110は、同じ識別情報の2つの協同指示の内、第2色構成に対応する協同指示(第2画像形成指示の一例)を第2主制御部210に送信する(S1106)。そして、第1色構成に対応する協同指示(第1画像形成指示の一例)に従って第1画像形成部10に第1画像I1を形成させるべく、第1主制御部110は、第1従制御部120に対して、協同指示に対応する画像形成の設定を通知する(S1107)。このS1107の処理は、図6を用いて説明したS604の処理に相当する。
その後、第1主制御部110は、エラーが発生しているか否かを判断する(S1108)。エラーが発生している場合(S1108でyes)、第1主制御部110は、エラーが解消するまで待機する。他方、エラーが発生していない場合(S1108でno)、第1主制御部110は、第2主制御部210に対して、第2画像形成部20の画像形成準備を行う旨の準備指示を送信する(S1109)。これら、S1108、S1109の処理は、それぞれ、図6を用いて説明した、S606、S607の処理に相当する。
その後、第1主制御部110は、第2主制御部210からの完了通知を受信したか否かを判断する(S1110)。完了通知を受信していない場合(S1110でno)、第1主制御部110は、完了通知を受信するまで待機する。他方、完了通知を受信した場合(S1110でyes(この処理が、図6を用いて説明したS616の処理に相当する))、第1主制御部110は、第1従制御部120に対して、第1画像形成部10の画像形成準備を行う旨の準備指示を通知する(S1111)。このS1111の処理は、図6を用いて説明したS617の処理に相当する。
その後、第1主制御部110は、第1従制御部120から、画像形成が完了した旨の完了通知を取得したか否かを判断する(S1112)。完了通知を取得していない場合(S1112でno)、第1主制御部110は、取得するまで待機する。他方、完了通知を取得した場合(S1112でyes)、第1主制御部110は、第2主制御部210に対して、画像形成が完了した旨の完了通知を送信する(S1113)。このS1113の処理は、図6を用いて説明したS626の処理に相当する。
その後、第1主制御部110は、第2主制御部210から、完了通知を受信した旨を受信したか否かを判断する(S1114)。完了通知を受信した旨を受信していない場合(S1114でno)、第1主制御部110は、受信するまで待機する。他方、完了通知を受信した旨を受信した場合(S1114でyes(この処理が、図6を用いて説明したS629の処理に相当する))、第1主制御部110は、画像形成動作を終了する(S1115)。
一方、協同指示ではない場合(S1102でno)、第1主制御部110は、第1単独指示を受信したか否かを判断する(S1116)。第1単独指示を受信していない場合(S1116でno)、S1101にて受信した画像形成指示は第2単独指示であることから、第1主制御部110は、第2単独指示を第2主制御部210に送信する(S1117)。そして、第1主制御部110は、第1従制御部120に対して、第2単独指示に対応する画像形成の設定を通知する(S1118)。このS1118の処理は、図8を用いて説明したS802の処理に相当する。その後、第1主制御部110は、準備指示送信の要求を受信したか否かを判断する(S1119)。準備指示送信の要求を受信していない場合(S1119でno)、第1主制御部110は、受信するまで待機する。他方、準備指示送信の要求を受信した場合(S1119でyes(この処理が、図6を用いて説明したS605の処理に相当する))、エラーが発生しているか否かを判断する(S1120)。エラーが発生している場合(S1120でyes)、第1主制御部110は、エラーが解消するまで待機する。他方、エラーが発生していない場合(S1120でno)、第1主制御部110は、第2主制御部210に対して、第2画像形成部20の画像形成準備を行う旨の準備指示を送信する(S1121)。これら、S1120、S1121の処理は、それぞれ、図6の、S606、S607の処理に相当する。
その後、第1主制御部110は、第2主制御部210からの完了通知を受信したか否かを判断する(S1122)。完了通知を受信していない場合(S1122でno)、第1主制御部110は、完了通知を受信するまで待機する。他方、完了通知を受信した場合(S1122でyes(この処理が、図8のS616の処理に相当する))、第1主制御部110は、第1従制御部120に対して、上述した準備しない旨を送信し(S1123)、S1112以降の処理を行う。このS1123の処理が、図8のS817の処理に相当する。
その後、第1主制御部110は、第1従制御部120から、画像形成が完了した旨の完了通知を取得したか否かを判断する(S1124)。完了通知を取得していない場合(S1124でno)、第1主制御部110は、取得するまで待機する。他方、完了通知を取得した場合(S1124でyes)、第1主制御部110は、第2主制御部210に対して、画像形成が完了した旨の完了通知を送信する(S1125)。このS1125の処理は、図8を用いて説明したS626の処理に相当する。
その後、第1主制御部110は、第2主制御部210から、完了通知を受信した旨を受信したか否かを判断する(S1126)。完了通知を受信した旨を受信していない場合(S1126でno)、第1主制御部110は、受信するまで待機する。他方、完了通知を受信した旨を受信した場合(S1126でyes(この処理が、図8を用いて説明したS629の処理に相当する))、第1主制御部110は、画像形成動作を終了する(S1115)。
一方、第1単独指示を受信している場合(S1116でyes)、第1主制御部110は、第1従制御部120に対して、第1単独指示に対応する画像形成の設定を通知する(S1127)。このS1127の処理は、図7を用いて説明したS702の処理に相当する。
その後、第1主制御部110は、エラーが発生しているか否かを判断する(S1128)。エラーが発生している場合(S1128でyes)、第1主制御部110は、エラーが解消するまで待機する。他方、エラーが発生していない場合(S1128でno)、第1主制御部110は、第1従制御部120に対して、第1画像形成部10の画像形成準備を行う旨の準備指示を通知する(S1129)。このS1129の処理は、図7を用いて説明したS705の処理に相当する。
その後、第1主制御部110は、第1従制御部120から、画像形成が完了した旨の完了通知を取得したか否かを判断する(S1130)。完了通知を取得していない場合(S1130でno)、第1主制御部110は、取得するまで待機する。他方、完了通知を取得した場合(S1130でyes(この処理が、図7を用いて説明したS712の処理に相当する))、第1主制御部110は、画像形成動作を終了する(S1115)。
S1101にて受信していない場合(S1101でno)の処理については後で詳述する。
以下に、第1主制御部110が行う組み合わせ決定処理を、フローチャートを用いて説明する。
図13は、第1主制御部110の組み合わせ決定処理の一例を示すフローチャートである。第1主制御部110は、この処理を、予め設定された一定時間(例えば1ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。
第1主制御部110は、協同指示の情報がRAM113や記憶部114等の記憶領域に記憶されているか否かを判断する(S1301)。記憶されていない場合(S1301でno)、第1主制御部110は、本処理を終了する。他方、記憶されている場合(S1301でyes)、第1主制御部110は、記憶されている協同指示(複数の協同指示が記憶されている場合には複数の協同指示の中から選択された一の協同指示)に含まれるユーザ識別情報が記憶部114に記憶されているか否かを判断する(S1302)。記憶部114に記憶されている場合(S1302でyes)、第1主制御部110は、ユーザ識別情報が同じである別の協同指示を受信しているか否かを判断する(S1303)。第1主制御部110が協同指示を受信すると協同指示の情報をRAM113や記憶部114等の記憶領域に記憶する(S1105)ので、S1303は、第1主制御部110がRAM113や記憶部114等の記憶領域にユーザ識別情報が同じである別の協同指示が記憶されているか否かを判断する処理であることを例示することができる。
ユーザ識別情報が同じである別の協同指示を受信している場合(S1303でyes)、第1主制御部110は、これらユーザ識別情報が同じ2つの協同指示の色構成が正しいか否か、言い換えれば、色構成が異なるか否かを判断する(S1304)。色構成が正しい場合(S1304でyes)、第1主制御部110は、これらユーザ識別情報が同じ2つの協同指示の識別情報を同じにし(S1305)、本処理を終了する。
一方、色構成が正しくない場合(S1304でno)、第1主制御部110は、ユーザ識別情報に関連付けて記憶部114に記憶されている不正時処理の設定を確認する(S1306)。そして、不正時処理の設定が単独指示として処理することであるか否かを判断する(S1307)。単独指示として処理することである場合(S1307でyes)、これら2つの協同指示を単独指示として処理する(S1308)。つまり、これら2つの協同指示の色構成が第1色構成である場合には第1単独指示として処理するべく、図11のS1107以降の処理を行う。第2色構成である場合には第2単独指示として処理するべく、図12のS1117以降の処理を行う。第1単独指示として処理する場合には、第1主制御部110は、2つの第1単独指示の内の一方の第1単独指示に従って第1画像形成部10を用いて画像形成処理を完了した後に、他方の第1単独指示に従って第1画像形成部10を用いて画像形成処理を完了させる。第2単独指示として処理する場合には、第1主制御部110および第2主制御部210は、2つの第2単独指示の内の一方の第2単独指示に従って第2画像形成部20を用いて画像形成処理を完了した後に、他方の第2単独指示に従って第2画像形成部20を用いて画像形成処理を完了させる。
他方、不正時処理の設定が受信した協同指示に係る画像形成を中止して不正な画像形成指示である旨をUI70に表示させてユーザに報知することである場合には、これら2つの協同指示を廃棄して画像形成処理を中止するとともに、不正な画像形成指示である旨をユーザに報知する(S1309)。
S1303の処理にて、ユーザ識別情報が同じである別の協同指示を受信していない場合(S1303でno)、第1主制御部110は、待機時間が経過したか否かを判断する(S1310)。待機時間が経過していない場合(S1310でno)、第1主制御部110は、S1303以降の処理を行う。他方、待機時間が経過した場合(S1310でyes)、第1主制御部110は、ユーザ識別情報に関連付けて記憶部114に記憶されている待機時間超過処理の設定を確認する(S1311)。そして、待機時間超過処理の設定が単独指示として処理することであるか否かを判断する(S1312)。単独指示として処理することである場合(S1312でyes)、S1301にて記憶していると判断された協同指示を単独指示として処理する(S1313)。つまり、この協同指示の色構成が第1色構成である場合には第1単独指示として処理するべく、図11のS1107以降の処理を行う。第2色構成である場合には第2単独指示として処理するべく、図12のS1117以降の処理を行う。他方、単独指示として処理することではない場合(S1312でno)、待機時間超過処理の設定が受信した協同指示に係る画像形成を行わずに不正な画像形成指示として取り扱うことであるので、この協同指示を廃棄して画像形成処理を中止するとともに、不正な画像形成指示である旨をユーザに報知する(S1314)。
S1302の処理にて、ユーザ識別情報が記憶部114に記憶されていない場合(S1302でno)、記憶部114に記憶されている未登録時処理の設定を確認する(S1315)。その後、S1312以降の処理を行い、未登録時処理の設定に従って、S1301にて記憶していると判断された協同指示を単独指示として処理する(S1313)か、この協同指示を廃棄して画像形成処理を中止するとともに、不正な画像形成指示である旨をユーザに報知する(S1314)。
以下に、第2主制御部210が行う処理を、フローチャートを用いて説明する。
図14は、第2主制御部210の処理の一例を示すフローチャートである。第2主制御部210は、この処理を、予め設定された一定時間(例えば1ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。
第2主制御部210は、第1主制御部110から協同指示を受信したか否かを判断する(S1401)。協同指示を受信した場合(S1401でyes(この処理が、図6を用いて説明したS603の処理に相当する))、第2主制御部210は、第1主制御部110から、準備指示を受信したか否かを判断する(S1402)。準備指示を受信していない場合(S1402でno)、第2主制御部210は、受信するまで待機する。他方、準備指示を受信した場合(S1402でyes(この処理が、図6を用いて説明したS608の処理に相当する))、第2主制御部210は、第2従制御部220に対して、指示された画像形成の設定を通知する(S1403)。このS1403の処理が、図6のS609の処理に相当する。
その後、第2画像形成部20にエラーが発生しているか否かを判断する(S1404)。このS1404の処理は、図6のS611の処理に相当する。エラーが発生している場合(S1404でyes)、第2主制御部210は、エラーが解消するまで待機する。他方、エラーが発生していない場合(S1404でno)、第2主制御部210は、第2従制御部220に対して、第2画像形成部20の画像形成準備を行う旨の準備指示を通知する(S1405)。このS1405の処理が、図6のS612の処理に相当する。その後、第2主制御部210は、第1主制御部110に対して、完了通知を送信する(S1406)。このS1406の処理は、図6のS615の処理に相当する。
その後、第2主制御部210は、第1主制御部110から、画像形成が完了した旨の完了通知を受信したか否かを判断する(S1407)。そして、完了通知を受信していない場合(S1407でno)、第2主制御部210は、受信するまで待機する。他方、完了通知を受信した場合(S1407でyes(この処理が、図6のS627の処理に相当する))、第2主制御部210は、第1主制御部110に対して、完了通知を受信した旨を送信する(S1408)。このS1408の処理が、図6のS628の処理に相当する。そして、第2主制御部210は、画像形成動作を終了する(S1409)。
一方、S1401の処理で、協同指示を受信していない場合(S1401でno)、第2主制御部210は、第1主制御部110から、第2単独指示を受信したか否かを判断する(S1410)。第2単独指示を受信していない場合(S1410でno)、第2主制御部210は、本処理を終了する。他方、第2単独指示を受信した場合(S1410でyes(この処理が、図8を用いて説明したS803の処理に相当する))、第2主制御部210は、S1402以降の処理を行う。
以上、説明した処理は、原稿Mの頁数が1であり、1部の画像形成を行う旨の画像形成指示が出力された場合の処理の一例である。以下には、原稿Mの頁数が複数である場合の処理について説明する。
図15は、一つのアプリケーションを用いて原稿が作成された場合の、端末装置9と画像形成装置2の処理の一例を説明する図である。
例えば、一つのアプリケーションを用いて作成された原稿Mの1頁目が、図15に示すように、黒色の「A」という文字が銀色の四角形を背景として表示され、原稿Mの2頁目が、黒色の「B」という文字が金色の四角形を背景として表示されるというものである場合、原稿Mの画像形成指示は、「A」、「B」という文字についての第1画像形成指示と、金色の背景、銀色の背景についての第2画像形成指示とを含んで構成される。そして、このように、一つのアプリケーションを用いて作成された原稿Mについての第1画像形成指示に係る頁数である第1頁数と第2画像形成指示に係る頁数である第2頁数とは同じになる。
図16、図17は、異なるアプリケーションを用いて原稿が作成された場合の、端末装置9と画像形成装置2の処理の一例を説明する図である。
一方、異なるアプリケーションを用いて作成された文字等についての画像が、一枚の用紙Sに対して形成される場合には、異なるアプリケーションそれぞれから出力された2つの画像形成指示に係る頁数が同じとならない場合がある。例えば、「A」、「B」という文字を作成した第1アプリケーションと、金色の背景、銀色の背景を作成した第2アプリケーションとが異なる場合、「A」、「B」という文字の画像を用紙Sに形成するための第1画像形成指示に含まれる頁数(第1頁数)と、金色の背景、銀色の背景の画像を同じ用紙Sに形成するための第2画像形成指示に含まれる頁数(第2頁数)とが異なることが考えられる。例えば、図16に示すように、2頁目の「B」という文字が用紙Sの範囲内であれば、頁数は同じにあるが、図17に示すように、2頁目「B」という文字の一部が用紙Sの範囲内に収まっていない場合には、用紙Sの範囲外となった「B」という文字の一部が3頁目となってしまうことが考えられる。あるいは、ユーザが誤って、第1アプリケーションで「A」、「B」、「C」という文字をそれぞれ異なる頁に作成する計3頁とする一方で、第2アプリケーションで、金色の背景、銀色の背景をそれぞれ異なる頁に作成する計2頁としまうことが考えられる。
そして、第1頁数と第2頁数とが異なる場合であって複数部数の画像形成指示が出された場合には以下に述べる事態が生じるおそれがある。
図18は、第1頁数と第2頁数とが異なる場合であって複数部数の画像形成指示が出された場合に生じ得る事例の一例を示す図である。
図18に示すように、第1画像形成指示に係る1部目の3頁目の第1画像I1と、第2画像形成指示に係る2部目の1頁目の第2画像I2とが重畳されてしまう。
上述した事項に鑑み、第1主制御部110は、第1頁数が分かった段階で第1頁数を第2主制御部210に通知し、第2主制御部210は、第2頁数が分かった段階で第2頁数を第1主制御部110に通知する。そして、第1主制御部110は、第1頁数と第2頁数とが異なる場合には、予め記憶部114に記憶された、頁数が異なる場合の処理(以下、「異常時処理」と称する場合がある。)を行う。
図19は、記憶部114に記憶された異常時処理の設定の一例を示す図である。
記憶部114は、ユーザの識別情報に関連付けて、異常時処理の設定を記憶する。異常時処理の設定は、ユーザにより予め登録されたものである。登録する手法は、ユーザが、端末装置9を操作して画像形成装置2に通知を送信することや、UI70を操作して入力することを例示することができる。
異常時処理は、設定(1)頁数が多い分の頁についての画像形成を行わないこと、設定(2)画像形成を中止して異常な画像形成指示である旨をユーザに報知すること、設定(3)頁数が多い分の頁についての画像形成を、第1画像形成部10または第2画像形成部20のみにて行うこと、の3通りを例示することができる。
図20は、設定(1)の処理の一例を示す図である。
異常時処理の設定が、設定(1)である場合には、第1主制御部110は、頁数が多い方の画像形成指示に従って、頁数が少ない方の頁までの画像形成処理を行い、頁数が多い分の頁については画像形成処理を行わないようにする。例えば、図17に示すように、第1頁数が3頁で、第2頁数が2頁である場合であって、複数部数の画像形成を行う場合には、図20に示すように、第1主制御部110は、2頁目までを画像形成し、2頁目の画像形成が終わった後には、次の部の1頁目の画像形成を行う。つまり、3頁目の画像形成は行わない。
異常時処理の設定が、設定(2)である場合には、第1主制御部110は、画像形成を中止して、異常な画像形成指示である旨をユーザに報知する。ユーザに報知するのは、UI70に表示すること、音を出して報知すること、端末装置9に通知を出すことを例示することができる。また、第1主制御部110は、頁数が少ない方の頁までの画像形成を行った後に画像形成を中止して、異常な画像形成指示である旨をユーザに報知しても良いし、1頁の画像形成も行わずに画像形成を中止して、異常な画像形成指示である旨をユーザに報知しても良い。なお、画像形成の中止の態様も予め設定可能にしても良い。
図21は、設定(3)の処理の一例を示す図である。
異常時処理の設定が、設定(3)である場合には、第1主制御部110は、頁数が少ない方の頁までは、第1画像I1と第2画像I2とを重畳した画像を形成し、頁数が多い分の頁については第1画像I1と第2画像I2とを重畳させずに、頁数が多い画像形成指示に係る画像のみを形成するようにする。
例えば、図17に示すように、第1頁数が3頁で、第2頁数が2頁である場合であって、複数部数の画像形成を行う場合には、第1主制御部110は、2頁目までを重畳した画像を形成し、2頁目の画像形成が終わった後の3頁目は、頁数が多い方の画像形成指示に係る画像のみを用紙Sに形成する。例えば、第1頁数の方が第2頁数よりも多い場合には、図21に示すように、3頁目は、第1画像形成部10にて形成した画像のみを用紙Sに形成する。その後、この処理を部数の分、繰り返す。
図22は、設定(3)の処理の一例を示す図である。
なお、第1主制御部110は、頁数が多い分の頁について、頁数が多い画像形成指示に係る画像を形成するのではなく、図22に示すように、異常な画像形成指示である旨をユーザに報知する文言(例えば「ERROR」)の画像を形成しても良い。
図23、図24は、第1制御部100および第2制御部200が行う、設定(1)である場合の処理手順の一例を示す図である。図23には、第1制御部100が2つの協同指示を受信した後、これら2つの協同指示の識別情報を同じにすることを決定した場合(後述するS2901でyes)であって、第1画像形成指示に係る部数が2で頁数が3、第2画像形成指示に係る部数が2で頁数が2である場合の処理を示している。図23、図24において、図6に示した処理と同じ処理には同じ符号を付し、その説明は省略する。
第1主制御部110は、2つの協同指示の識別情報を同じにすることを決定した(S2301)後、識別情報が同一である2つの協同指示の内、使用する色材が第2色構成の協同指示、言い換えれば第2画像形成指示を第2主制御部210に転送する(S2302)。第2主制御部210は、第1主制御部110が転送した協同指示を受信する(S2303)。第1主制御部110は、識別情報が同一である2つの協同指示の内、使用する色材が第1色構成の協同指示、言い換えれば第1画像形成指示に係る頁数(第1頁数)を第2主制御部210に送信する(S2304)。第2主制御部210は、第1主制御部110が通知した頁数を受信する(S2305)。第2主制御部210は、S2303にて受信した協同指示に係る頁数(第2頁数)を第1主制御部110に送信する(S2306)。第1主制御部110は、第2主制御部210が通知した頁数を受信する(S2307)。
その後、第1主制御部110は、S604、S605、S606の処理後に、第2主制御部210に対して、第2画像形成部20の画像形成準備を行う旨の準備指示を送信する(S607)。S607の処理の際に、第1主制御部110は、1部目の1頁目の画像形成準備であることの情報を含ませる。
第2主制御部210は、第1主制御部110が送信した準備指示を受信した(S608)後、第2従制御部220に対して、画像形成の設定を通知し(S609)、エラーが発生していない場合(S611でno)、第2従制御部220に対して、第2画像形成部20の画像形成準備を行う旨の準備指示を通知する(S612)。S612の処理の際に、第2主制御部210は、1部目の1頁目の画像形成準備であることの情報を含ませる。
第1主制御部110は、第2主制御部210から、1部目の1頁目の画像形成準備が完了した旨の完了通知を受信(S616)後に、第1従制御部120に対して、第1画像形成部10の画像形成準備を行う旨の準備指示を通知する(S617)。S617の処理の際に、第1主制御部110は、1部目の1頁目の画像形成準備であることの情報を含ませる。
第1従制御部120は、第1画像形成部10の画像形成準備が完了した場合に、用紙搬送装置40に用紙Sを搬送開始させる(S620)とともに、第1画像形成部10に、搬送されてきた用紙Sに1部目の1頁目の画像を形成させる(S621)。
第2従制御部220は、第2画像形成部20に、搬送されてきた用紙Sに1部目の1頁目の画像を形成させる(S622)。
その後、第1制御部100および第2制御部200は、S622~S629の処理を行う。
第1主制御部110および第2制御部200は、1部目の1頁目の画像形成についての完了通知を受信した旨を受信(S629)後、1部目の2頁目の画像形成を行うべく、S604~S629の処理を行う。その際、S607の処理では、第1主制御部110は、1部目の2頁目の画像形成準備であることの情報を含む準備指示を送信する。また、S612の処理では、第2主制御部210は、1部目の2頁目の画像形成準備であることの情報を含む準備指示を通知する。また、S617の処理では、第1主制御部110は、1部目の2頁目の画像形成準備であることの情報を含む準備指示を通知する。そして、S621の処理では、第1従制御部120は、第1画像形成部10に、搬送されてきた用紙Sに1部目の2頁目の画像を形成させる。S622の処理では、第2従制御部220は、第2画像形成部20に、搬送されてきた用紙Sに1部目の2頁目の画像を形成させる。
第1主制御部110および第2制御部200は、1部目の2頁目の画像形成についての完了通知を受信した旨を受信(S629)後、2部目の1頁目の画像形成を行うべく、S604~S629の処理を行う。その際、S607の処理では、第1主制御部110は、2部目の1頁目の画像形成準備であることの情報を含む準備指示を送信する。また、S612の処理では、第2主制御部210は、2部目の1頁目の画像形成準備であることの情報を含む準備指示を通知する。また、S617の処理では、第1主制御部110は、2部目の1頁目の画像形成準備であることの情報を含む準備指示を通知する。そして、S621の処理では、第1従制御部120は、第1画像形成部10に、搬送されてきた用紙Sに2部目の1頁目の画像を形成させる。S622の処理では、第2従制御部220は、第2画像形成部20に、搬送されてきた用紙Sに2部目の1頁目の画像を形成させる。
第1主制御部110および第2制御部200は、2部目の1頁目の画像形成についての完了通知を受信した旨を受信(S629)後、2部目の2頁目の画像形成を行うべく、S604~S629の処理を行う。その際、S607の処理では、第1主制御部110は、2部目の2頁目の画像形成準備であることの情報を含む準備指示を送信する。また、S612の処理では、第2主制御部210は、2部目の2頁目の画像形成準備であることの情報を含む準備指示を通知する。また、S617の処理では、第1主制御部110は、2部目の2頁目の画像形成準備であることの情報を含む準備指示を通知する。そして、S621の処理では、第1従制御部120は、第1画像形成部10に、搬送されてきた用紙Sに2部目の2頁目の画像を形成させる。S622の処理では、第2従制御部220は、第2画像形成部20に、搬送されてきた用紙Sに2部目の2頁目の画像を形成させる。
2部目の2頁目が最終頁であるので、第1主制御部110は、2部目の2頁目の画像形成についての完了通知を受信した旨を受信(S629)後、画像形成動作を終了し(S630)、第2主制御部210は、2部目の2頁目の画像形成についての完了通知を受信した旨を、第1主制御部110に対して送信した(S628)後、画像形成動作を終了する(S631)。
なお、図23、図24は、設定(1)である場合の処理手順を示しているが、第1頁数と第2頁数とが同じである場合の処理手順も図23、図24に例示した処理手順と同じになる。
図25、図26は、第1制御部100および第2制御部200が行う、設定(3)である場合であって第1頁数の方が第2頁数よりも多い場合の処理手順の一例を示す図である。図25には、第1制御部100が2つの協同指示を受信した後、これら2つの協同指示の識別情報を同じにすることを決定した場合(後述するS2901でyes)であって、第1画像形成指示に係る部数が2で頁数が3、第2画像形成指示に係る部数が2で頁数が2である場合の処理を示している。また、図25、図26において、図7および図23に示した処理と同じ処理には同じ符号を付し、その説明は省略する。
第1制御部100および第2制御部200は、1部目の2頁目の画像形成が完了するまで図23、図24に示したS2301~S629の処理を行い、1部目の2頁目の画像形成についての完了通知を受信した旨を受信(S629)後、1部目の3頁目の画像形成を行うべく、図7を用いて説明したS702~S712の処理を行う。その際、S705の処理では、第1主制御部110は、1部目の3頁目の画像形成準備であることの情報を含む準備指示を通知する。S702~S712の処理を行うことで、第1制御部100は、頁数が多い第1画像形成指示の3頁目の画像を第1画像形成部10に形成させ、第2制御部200は、第2画像形成部20に画像を形成させないようにする。
そして、第1主制御部110および第2制御部200は、1部目の3頁目の画像形成についての完了通知を取得した(S712)後、2部目の1頁目および2部目の2頁目の画像形成を行うべく、S604~S629の処理を繰り返し行う。これらの処理は図24を用いて説明した処理と同じであるので省略する。
そして、第1制御部100および第2制御部200は、2部目の2頁目の画像形成についての完了通知を受信した旨を受信(S629)後、2部目の3頁目の画像形成を行うべく、図7を用いて説明したS702~S712の処理を行う。
2部目の3頁目が最終頁であるので、第1主制御部110は、2部目の3頁目の画像形成についての完了通知を取得した(S712)後、画像形成動作を終了し(S630)、第2主制御部210は、2部目の2頁目の画像形成についての完了通知を受信した旨を、第1主制御部110に対して送信した(S628)後、画像形成動作を終了する(S631)。
図27、図28は、第1制御部100および第2制御部200が行う、設定(3)である場合であって第2頁数の方が第1頁数よりも多い場合の処理手順の一例を示す図である。図27、図28には、第1制御部100が2つの協同指示を受信した後、これら2つの協同指示の識別情報を同じにすることを決定した場合(後述するS2901でyes)であって、第1画像形成指示に係る部数が2で頁数が2、第2画像形成指示に係る部数が2で頁数が3である場合の処理を示している。また、図27、図28において、図8および図23に示した処理と同じ処理には同じ符号を付し、その説明は省略する。
第1制御部100および第2制御部200は、1部目の2頁目の画像形成が完了するまで図23、図24に示したS2301~S629の処理を行い、1部目の2頁目の画像形成についての完了通知を受信した旨を受信(S629)後、1部目の3頁目の画像形成を行うべく、図8を用いて説明したS804~S629の処理を行う。その際、S607の処理では、第1主制御部110は、1部目の3頁目の画像形成準備であることの情報を含む準備指示を送信する。また、S612の処理では、第2主制御部210は、1部目の3頁目の画像形成準備であることの情報を含む準備指示を通知する。また、S817の処理では、第1主制御部110は、第1従制御部120に対して、第1画像形成部10の画像形成準備を行うことなく、第2画像形成部20での1部目の3頁目の画像形成に伴い、用紙搬送や定着を行う旨を通知する。そして、S819の処理では、第1従制御部120は、用紙搬送装置40に用紙Sを搬送開始させ、S622の処理では、第2従制御部220は、第2画像形成部20に、搬送されてきた用紙Sに1部目の3頁目の画像を形成させる。
そして、第1主制御部110および第2制御部200は、1部目の3頁目の画像形成についての完了通知を受信した旨を受信した(S629)後、2部目の1頁目および2部目の2頁目の画像形成を行うべく、S604~S629の処理を繰り返し行う。これらの処理は図24を用いて説明した処理と同じであるので省略する。
そして、第1制御部100および第2制御部200は、2部目の2頁目の画像形成についての完了通知を受信した旨を受信(S629)後、2部目の3頁目の画像形成を行うべく、図8を用いて説明したS804~S629の処理を行う。
2部目の3頁目が最終頁であるので、第1主制御部110は、2部目の3頁目の画像形成についての完了通知を受信した旨を受信した(S629)後、画像形成動作を終了し(S630)、第2主制御部210は、2部目の2頁目の画像形成についての完了通知を受信した旨を、第1主制御部110に対して送信した(S628)後、画像形成動作を終了する(S631)。
図29は、図11を用いて説明した第1主制御部110が行う処理のS1101にて受信していないと判断した場合の処理である。
第1主制御部110は、S1101にて受信していないと判断した場合(S1101でno)、図13を用いて後で説明するS1305にて、2つの協同指示の識別情報を同じにすることを決定したか否かを判断する(S2901)。決定していない場合(S2901でno)、第1主制御部110は、本処理を終了する。他方、決定した場合(S2901でyes)、第1主制御部110は、第2色構成に対応する協同指示、言い換えれば第2画像形成指示を第2主制御部210に送信する(S2902)後、第1主制御部110は、識別情報が同一である2つの協同指示の内、使用する色材が第1色構成の協同指示、言い換えれば第1画像形成指示に係る頁数(第1頁数)を第2主制御部210に送信する(S2903)。その後、第1主制御部110は、第2主制御部210から、第2色構成の協同指示に係る頁数(第2頁数)を受信したか否かを判断する(S2904)。受信していない場合(S2904でno)、受信するまで待機する。受信した場合(S2904でyes)、第1主制御部110は、第1色構成の協同指示に係る頁数と第2色構成の協同指示に係る頁数とが同じであるか否かを判断する(S2905)。同じである場合(S2905でyes)、第1主制御部110は、頁数が同じである場合の処理を行うことを決定する(S2906)。頁数が同じである場合の処理は、上述した図23および図24を用いて説明した処理と同一である。S2906の処理により、第1制御部100および第2制御部200は、上述した図23および図24を用いて説明した処理を行う。図11、図12を用いて説明した処理では、第1主制御部110は、画像形成を行う用紙Sの数(=部数×頁数)分、S1107~S1114の処理を繰り返し行った後、画像形成動作を終了する。
同じではない場合(S2905でno)、第1主制御部110は、ユーザ識別情報に関連付けて記憶部114に記憶されている異常時処理の設定を確認し(S2907)、設定(1)であるか否かを判断する(S2908)。設定(1)である場合(S2908でyes)、第1主制御部110は、上述した図23および図24を用いて説明した設定(1)の処理を行うことを決定する(S2909)。S2909の処理により、第1制御部100および第2制御部200は、上述した図23および図24を用いて説明した処理を行う。図11、図12を用いて説明した処理では、第1主制御部110は、画像形成を行う用紙Sの数(=部数×頁数)分、S1107~S1114の処理を繰り返し行った後、画像形成動作を終了する。
設定(1)ではない場合(S2908でno)、第1主制御部110は、設定(2)であるか否かを判断する(S2910)。設定(2)である場合(S2910でyes)、第1主制御部110は、画像形成を中止して異常な画像形成指示である旨をユーザに報知する(S2911)。なお、S2911においては、第1主制御部110は、頁数が少ない方の頁までの画像形成を行った後に画像形成を中止して、異常な画像形成指示である旨をユーザに報知しても良い。
他方、設定(2)ではない場合(S2910でno)、第1主制御部110は、設定(3)であるので、第1色構成の協同指示(第1画像形成指示の一例)の頁数である第1頁数の方が第2色構成の協同指示(第2画像形成指示の一例)の頁数である第2頁数よりも多いか否かを判断する(S2912)。第1頁数の方が第2頁数よりも多い場合(S2912でyes)、第1主制御部110は、図25および図26を用いて説明した、第1頁数の方が多い場合の処理を行うことを決定する(S2913)。S2913の処理により、第1制御部100および第2制御部200は、上述した図25および図26を用いて説明した処理を行う。図11、図12を用いて説明した処理では、第1主制御部110は、第2頁数分、S1107~S1114の処理を繰り返し行った後、(第1頁数-第2頁数)分、S1127~S1130の処理を行うことで1部の分の画像形成を行うことを、部数分繰り返した後に画像形成動作を終了する。
他方、第1頁数の方が第2頁数よりも少ない場合(S2912でno)、第1主制御部110は、図27および図28を用いて説明した、第2頁数の方が多い場合の処理を行うことを決定する(S2914)。S2914の処理により、第1制御部100および第2制御部200は、上述した図27および図28を用いて説明した処理を行う。図11、図12を用いて説明した処理では、第1主制御部110は、第1頁数分、S1107~S1114の処理を繰り返し行った後、(第2頁数-第1頁数)分、S1118~S1126の処理を行うことで1部の分の画像形成を行うことを、部数分繰り返した後に画像形成動作を終了する。
なお、上述した実施の形態においては、第1制御部100の機能を、第1主制御部110のCPU111と、第1従制御部120のCPU121とが協働して実行しているが、特にかかる態様に限定されない。例えば、第1制御部100の機能を1つのプロセッサにて実現しても良いし、3つ以上の複数のプロセッサを用いて実現しても良い。同様に、上述した実施の形態においては、第2制御部200の機能を、第2主制御部210のCPU211と、第2従制御部220のCPU221とが協働して実行しているが、特にかかる態様に限定されない。例えば、第2制御部200の機能を1つのプロセッサにて実現しても良いし、3つ以上の複数のプロセッサを用いて実現しても良い。なお、プロセッサは、広義的な意味でのプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU等)の他、専用的なプロセッサ(例えばGPU(Graphical Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、プログラム論理デバイス等)を含む。
上述した画像形成装置2は、第1画像I1を形成する第1画像形成部10を制御する第1プロセッサの一例としてのCPU111およびCPU121と、第1画像I1と重畳する第2画像I2を形成する第2画像形成部20を制御する第2プロセッサとの一例としてのCPU211およびCPU221とを備える。
そして、第1プロセッサは、第1画像I1と第2画像I2とを重畳すべき旨の情報が含まれた第1画像形成指示を受信した場合に、当該第1画像形成指示に係る頁数である第1頁数を把握したときに当該第1頁数を第2プロセッサに送信する(S2304)。第2プロセッサは、第1画像I1と第2画像I2とを重畳すべき旨の情報が含まれた第2画像形成指示に係る頁数である第2頁数を把握したときに当該第2頁数を第1プロセッサに送信する(S2306)。
そして、第1プロセッサおよび第2プロセッサの少なくともいずれかは、第1頁数と第2頁数とが異なる場合に、異なる場合の処理として予め設定された処理を行う。これにより、第1頁数と第2頁数とが異なることに起因してユーザが意図した通りに第1画像I1と第2画像I2とを重畳することができない場合に、ユーザが予め設定した処理が行われる。その結果、ユーザが望むように処理される。
第1プロセッサおよび第2プロセッサは、第1画像I1または第2画像I2を、第1頁数および第2頁数の内、少ない方の頁数までの画像形成を行い、その後、当該第1プロセッサおよび当該第2プロセッサの少なくともいずれかは、予め設定された処理に応じた処理を行う。これにより、少ない方の頁数までは、用紙Sに第1画像I1と第2画像I2とがユーザの指示通りに重畳される。
例えば、予め設定された処理は、表示部の一例としてのUI70に異常が生じた旨を表示することである(例えば設定(2)の処理)。これにより、ユーザに異常が生じた旨が確度高く報知される。
そして、第1プロセッサおよび第2プロセッサは、UI70に異常が生じた旨を表示し、画像形成を停止する。これにより、ユーザが望まない画像形成が継続されることが抑制される。
また、予め設定された処理は、第1頁数および第2頁数の内、多い方の画像形成指示における多い分の頁を当該画像形成指示とは異ならせることである(例えば設定(1)、設定(3)の処理)。これにより、第1画像I1と第2画像I2とを重畳すべき旨の情報が含まれた画像形成指示を受信した場合であっても、画像形成指示と異なる処理を行うことで、ユーザの選択肢が増える。
そして、予め設定された処理は、多い方の画像形成指示における多い分の頁の画像形成を行わないことである(例えば設定(1)の処理)。これにより、無駄に画像形成が行われることが抑制される。
あるいは、予め設定された処理は、多い方の画像形成指示における多い分の頁を、第1画像I1と第2画像I2とを重畳しないで画像形成することである(例えば設定(3)の処理)。これにより、ユーザが作成した原稿Mの通りに画像形成が行われるので、ユーザは原稿Mの誤りに気付き易くなる。
そして、予め設定された処理は、多い方の画像形成指示における多い分の頁に、異常である旨を報知する画像を形成する(例えば図22の処理)。これにより、ユーザは原稿Mの誤りに気付き易くなる。
また、第1プロセッサおよび第2プロセッサの少なくともいずれかは、第1頁数と第2頁数とが異なることを把握したときに、異なる場合の処理として予め設定された処理を行う(S2911)。これにより、ユーザは直ちに原稿Mの誤りに気付き易くなる。
例えば、予め設定された処理は、UI70に異常が生じた旨を表示することである(例えば設定(2)の処理)。これにより、ユーザに異常が生じた旨が確度高く報知される。
また、画像形成装置2は、ユーザの操作を受け付ける操作部の一例としてのUI70をさらに備え、UI70は、異なる場合の処理を受け付け可能である。これにより、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
なお、第1主制御部110のCPU111、第1従制御部120のCPU121、第2主制御部210のCPU211、第2従制御部220のCPU221によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク等)、光記録媒体(光ディスク等)、光磁気記録媒体、半導体メモリ等のコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で提供し得る。また、インターネット等の通信手段を用いてダウンロードされても良い。
そして、本発明を構成するプログラムは、第1画像をI1形成する第1画像形成部10を制御する第1プロセッサが、第1画像I1と第2画像形成部20が形成する第2画像I2とを重畳すべき旨の情報が含まれた第1画像形成指示を受信した場合に、当該第1プロセッサに、当該第1画像形成指示に係る頁数である第1頁数を把握したときに当該第1頁数を、第2画像形成部20を制御する第2プロセッサに送信させる機能を実行させる。また、本発明を構成するプログラムは、第2プロセッサに、第1画像I1と第2画像I2とを重畳すべき旨の情報が含まれた第2画像形成指示に係る頁数である第2頁数を把握したときに当該第2頁数を第1プロセッサに送信させる機能を実行させる。また、本発明を構成するプログラムは、第1プロセッサおよび第2プロセッサの少なくともいずれかに、第1頁数と第2頁数とが異なる場合に、異なる場合の処理として予め設定された処理を行わせる機能を実行させる。
1…画像形成システム、2…画像形成装置、5…通信回線、9…端末装置、10…第1画像形成部、20…第2画像形成部、40…用紙搬送装置、70…UI、100…第1制御部、110…第1主制御部、120…第1従制御部、150…接続線、200…第2制御部、210…第2主制御部、220…第2従制御部

Claims (12)

  1. 第1画像を形成する第1画像形成部を制御する第1プロセッサと、
    前記第1画像と重畳する第2画像を形成する第2画像形成部を制御する第2プロセッサと、
    を備え、
    前記第1プロセッサは、前記第1画像と前記第2画像とを重畳すべき旨の情報が含まれた第1画像形成指示を受信した場合に、当該第1画像形成指示に係る頁数である第1頁数を把握したときに当該第1頁数を前記第2プロセッサに送信し、
    前記第2プロセッサは、前記第1画像と前記第2画像とを重畳すべき旨の情報が含まれた第2画像形成指示に係る頁数である第2頁数を把握したときに当該第2頁数を前記第1プロセッサに送信し、
    前記第1プロセッサおよび前記第2プロセッサの少なくともいずれかは、前記第1頁数と前記第2頁数とが異なる場合に、異なる場合の処理として予め設定された処理を行う、
    画像形成装置。
  2. 前記第1プロセッサおよび前記第2プロセッサは、前記第1画像または前記第2画像を、前記第1頁数および前記第2頁数の内、少ない方の頁数までの画像形成を行い、その後、当該第1プロセッサおよび当該第2プロセッサの少なくともいずれかは、前記予め設定された処理に応じた処理を行う、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記予め設定された処理は、表示部に異常が生じた旨を表示することである、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1プロセッサおよび前記第2プロセッサは、前記表示部に異常が生じた旨を表示し、画像形成を停止する、
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記予め設定された処理は、前記第1頁数および前記第2頁数の内、多い方の画像形成指示における多い分の頁を当該画像形成指示とは異ならせることである、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記予め設定された処理は、前記多い方の画像形成指示における多い分の頁の画像形成を行わないことである、
    請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記予め設定された処理は、前記多い方の画像形成指示における多い分の頁を、前記第1画像と前記第2画像とを重畳しないで画像形成することである、
    請求項5に記載の画像形成装置。
  8. 前記予め設定された処理は、前記多い方の画像形成指示における多い分の頁に、異常である旨を報知する画像を形成する、
    請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1プロセッサおよび前記第2プロセッサの少なくともいずれかは、前記第1頁数と前記第2頁数とが異なることを把握したときに、異なる場合の処理として予め設定された処理を行う、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記予め設定された処理は、表示部に異常が生じた旨を表示することである、
    請求項9に記載の画像形成装置。
  11. ユーザの操作を受け付ける操作部をさらに備え、
    前記操作部は、前記異なる場合の処理を受け付け可能である、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 第1画像を形成する第1画像形成部を制御する第1プロセッサが、当該第1画像と第2画像形成部が形成する第2画像とを重畳すべき旨の情報が含まれた第1画像形成指示を受信した場合に、当該第1プロセッサに、当該第1画像形成指示に係る頁数である第1頁数を把握したときに当該第1頁数を、当該第2画像形成部を制御する第2プロセッサに送信させる機能と、
    前記第2プロセッサに、前記第1画像と前記第2画像とを重畳すべき旨の情報が含まれた第2画像形成指示に係る頁数である第2頁数を把握したときに当該第2頁数を前記第1プロセッサに送信させる機能と、
    前記第1プロセッサおよび前記第2プロセッサの少なくともいずれかに、前記第1頁数と前記第2頁数とが異なる場合に、異なる場合の処理として予め設定された処理を行わせる機能と、
    を実行させるプログラム。
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