JP2012022203A - 印刷システム、印刷装置、印刷方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】タンデム印刷において、一方の印刷装置にて行われる印刷プロセスに応じて、他の印刷装置における印刷プロセスを自動的に変更する。
【解決手段】第1の印刷装置は、第1の印刷ジョブと第2の印刷ジョブとを含む第3の印刷ジョブを入力する。第1の印刷ジョブに基づいて画像形成を行い、画像形成の結果に基づいて、印刷後の記録媒体の特性の変化量が所定の閾値以上であるページを検出する。検出されたページの特性の変化量に応じて情報を変更した第2の印刷ジョブを第2の印刷装置に送信する。
【選択図】図4
【解決手段】第1の印刷装置は、第1の印刷ジョブと第2の印刷ジョブとを含む第3の印刷ジョブを入力する。第1の印刷ジョブに基づいて画像形成を行い、画像形成の結果に基づいて、印刷後の記録媒体の特性の変化量が所定の閾値以上であるページを検出する。検出されたページの特性の変化量に応じて情報を変更した第2の印刷ジョブを第2の印刷装置に送信する。
【選択図】図4
Description
複数台の印刷装置が物理的に接続された印刷システム(以降、この構成をタンデム接続された印刷装置と呼ぶ)に対して印刷指示を行い、1つの印刷媒体に対して1つの印刷物を生成する(以降、この印刷物の生成をタンデム印刷と呼ぶ)技術に関する。
近年、CMYKなどプロセスカラーを組み合わせることで生成した印刷物に更なる付加価値を加えるため、プロセスカラーでは表現できない色を表現する特色や、光沢感を与えることを目的とした透明色を用いることが多くなってきている。しかし、これらの特色や透明色は特殊な印刷装置でしか扱えないことが殆どであるため、プロセスカラー印刷、特色印刷、透明色印刷それぞれを分担する印刷装置を組み合わせることで付加価値印刷を実現している。
例えば、ある印刷装置でプロセスカラー印刷を行い、その印刷物に対し別の印刷装置で特色印刷を行い、その印刷物に対し更に別の印刷装置で透明色印刷を行うこととなる。各印刷装置が電子写真方式であった場合、各印刷装置による各印刷過程では、同一の印刷媒体(紙、シート)上に次々にトナーが載ることとなる。これにより、2回目(2台目)以降の印刷工程では、トナーが載ったことによる坪量変化や表面性変化により、印刷媒体の特性が1回目の印刷工程の時とは異なることとなる。このようなタンデム印刷における各印刷工程で印刷媒体の特性が変化することで幾つかの問題が生じる。
この問題の1つにカール現象の問題がある。電子写真方式では、印刷装置がトナーを定着させる過程で印刷媒体のカール現象が発生する。
カール現象とは、印刷媒体として紙を用いた場合、トナー画像が転写、定着し、印刷出力された紙が湾曲してしまうことである。カールが発生すると、紙詰まりや、トレイの積載能力が低下する。そのため、印刷装置ではカールを打ち消すためにデカーラ処理を行うことが必要となる。しかし、カール現象はトナーの載り量によって発生する度合いも変化する。そのため、1回目の印刷工程(第1印刷工程)におけるトナー載り量によっては、2回目の印刷工程(第2印刷工程)で印刷媒体特性に応じたデカーラ処理を行っただけではカールを打ち消しきれない問題が生じていた。この問題を解決するために、従来、第1印刷工程の印刷媒体情報とトナー載り量に基づいて、第2印刷工程のデカーラによるカール補正量を適切に変化させる技術が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら、上記のような従来技術では、タンデム印刷により生じるカール現象の問題には対応できても、各印刷工程で印刷媒体の特性が変化することで生じる他の問題には対応できない。例えば、タンデム印刷により生じる他の問題として、電子写真方式では、トナーの定着性不良、表面性不良などの画像不良の問題がある。これらは印刷媒体に適切な印刷処理が適用されないことで生じる問題である。
また、従来技術では、各印刷装置間で、印刷ジョブ(及び印刷ジョブ中の各ページ)と、各ページに対応するカール補正量を自動で紐づけることについて開示されていない。従来、同一の印刷媒体を用いて同一の載り量の印刷物を出力するのであれば、デカーラ処理時に同一のカール補正量を適用すればよいので連続で行える。しかし、印刷媒体やトナー載り量が変化する連続ジョブや連続ページ出力においては、第1印刷工程の印刷媒体が変化することがある。また、第1印刷工程によりページ毎の印刷媒体上のトナー載り量が変化した場合、第2印刷工程で必要なカール補正量が変化する。よって、第2印刷工程のカール補正において、意図しないページで意図しないカール補正量が適用される可能性がある。
したがって、印刷媒体の種類やトナー載り量が変化する連続ジョブや連続ページ出力を行うには人手を介さざるを得ない問題がある。
タンデム接続された印刷装置では、人手を介さずに複数の装置が連携して1つの印刷物を生成することを目的としており、この問題の解決が重要となる。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものである。その目的は、タンデム印刷において、一方の印刷装置にて行われる印刷プロセスに応じて、他の印刷装置における印刷プロセスを自動的に変更する印刷システム、印刷装置、印刷方法、及びプログラムを提供することである。
本発明に係る印刷システムは第1の色材を用いて印刷を行う第1の印刷装置の排紙部に、第2の色材を用いて印刷を行う第2の印刷装置の給紙部が接続され、前記第1の印刷装置にて印刷処理が行われ、該排紙部から搬送された用紙を該給紙部が給紙し、該第2の印刷装置にて印刷処理を行う印刷システムであり、前記第1の印刷装置は、前記第1の印刷装置において処理を行うために用いられるの印刷ジョブである第1の印刷ジョブと前記第2の印刷装置において処理を行うために用いられるの印刷ジョブである第2の印刷ジョブとを含む第3の印刷ジョブを入力する入力手段と、前記入力手段により入力された第3の印刷ジョブに含まれる前記第1の印刷ジョブを用いて画像形成を行う画像形成手段と、
前記画像形成により、前記第1の色材を用いて画像形成及び印刷処理された後の用紙における特性を示す値が閾値以上変化したページを検出する検出手段と、前記検出手段にて検出されたページにおける特性の変化に関する情報を用いて、前記入力した第3の印刷ジョブに含まれる前記第2の印刷ジョブが有する用紙の特性を変更する変更手段と、前記変更手段による変更後、前記第2の印刷ジョブを前記第2の印刷装置に送信する第1の送信手段とを備えることを特徴とする。
前記画像形成により、前記第1の色材を用いて画像形成及び印刷処理された後の用紙における特性を示す値が閾値以上変化したページを検出する検出手段と、前記検出手段にて検出されたページにおける特性の変化に関する情報を用いて、前記入力した第3の印刷ジョブに含まれる前記第2の印刷ジョブが有する用紙の特性を変更する変更手段と、前記変更手段による変更後、前記第2の印刷ジョブを前記第2の印刷装置に送信する第1の送信手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、タンデム印刷において、一方の印刷装置にて行われる印刷プロセスに応じて、他の印刷装置における印刷プロセスを自動的に変更する印刷システム、印刷装置、印刷方法、及びプログラムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
図1は本実施形態におけるタンデム接続された印刷装置を備える印刷システムの一例を示す図である。図1に示すように、この印刷システムは、タンデム接続された2台の印刷装置を備える。
この印刷システムでは、PDL等の印刷ジョブを印刷装置に入力するPC(100)と印刷装置A(200)と印刷装置B(300)とがネットワーク(500)で接続されている。
印刷装置A(200)の排紙部(222)と印刷装置B(300)の給紙部(321)は連結器(400)で物理的に接続されている。これにより、印刷装置A(200)の排紙部(222)から排紙された印刷装置Aの印刷物を、印刷装置B(300)が給紙部(321)から給紙することが可能となる。
また、印刷装置A(200)によって印刷が終了した用紙が、印刷終了後、順に連結器(400)に積載される。すると、印刷装置B(300)が、連結器(400)に複数積載された用紙から給紙を行う際に、積載された用紙の一番下に排紙された用紙を抜き取らなくてはならない。この場合、給紙が上手くいかず、ジャムが発生したり、印刷順の整合が取れなくなる恐れがある。
よって、連結器(400)では以下のように、排紙と給紙のタイミングを制御する。
印刷装置A(200)による印刷が終了した1枚の用紙が排紙部(222)に排紙され、そのまま連結器(400)に積載される。
印刷装置A(200)による印刷が終了した1枚の用紙が排紙部(222)に排紙され、そのまま連結器(400)に積載される。
すると、印刷装置Aによる印刷が終了し新たに印刷された用紙が連結器(400)に排紙される前に、印刷装置B(300)は連結器(400)上に置かれた用紙を給紙部(321)へ給紙する。これにより、連結器(400)上には用紙が複数積載することがない。
本実施形態では、印刷装置A(200)と印刷装置B(300)で同機種の印刷装置を用いる。よって、印刷装置A(200)の各機能ブロック201〜222と印刷装置B(300)の各機能ブロック301〜322は同一のものである。勿論、印刷装置A(200)と印刷装置B(300)が異機種であっても良いが、その実施形態に関しては説明を割愛する。
以下、印刷装置の各機能ブロックの説明をする。ネットワークI/F(201、301)はネットワーク(500)を経由して様々な情報機器と信号を送受信するためのインターフェースである。本実施形態ではネットワークI/F(201、301)は、PC(100)からの印刷ジョブを受信するために使用される。加えて、印刷装置A(200)と印刷装置B(300)がタンデム印刷処理するためにコントローラ(210、310)が処理情報を送受信するために使用される。ネットワークI/F(201、301)はネットワーク制御部(211、311)により制御される。
操作パネル(202、302)は、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部と、ユーザへの印刷装置に関する情報の表示を行う画面を備える。操作パネル(202、302)はコントローラ(210、310)と電気的に接続されている。操作パネル(202、302)からの入力はコントローラ(210、310)に伝達され、コントローラ(210、310)からの表示指示に基づき操作パネル(202、302)上に表示が行われる。
スキャナ(203、303)は、印刷ジョブを紙媒体で印刷装置に入力する時に用いられ、光学的に原稿を読み取り、デジタル化したイメージ信号をコントローラ(210、310)に伝達する。
記憶装置(204、304)は、印刷装置のコントローラ(210、310)による処理の制御のためのプログラムを記憶する。また、記憶装置(204、304)は、印刷装置がネットワーク(500)から受信した印刷ジョブやスキャナ(203、303)で読み取った印刷ジョブを一時的若しくは長期的にスプールする記憶手段として用いられる。さらに、記憶装置(204、304)は、後述するレンダラ(216、316)で画像形成されたイメージデータを印刷処理の開始まで記憶しておくなど、データの一次記憶手段としても使用される。
コントローラ(210、310)は、印刷装置の各ハードやインターフェースを制御するためのブロックであり、不図示のCPU上により実行される。コントローラ(210、310)は、符号211〜216及び符号311〜316に示す処理ブロックを備えて構成される。
ネットワーク制御部(211、311)は、ネットワークI/F(201、301)を制御する処理ブロックである。ネットワーク制御部(211、311)は、ネットワークI/F(201、301)を介して受信したデータをジョブ属性管理部に渡したり、ジョブ属性管理部から宛先と共に受信したデータを宛先の機器へネットワークI/F(201、301)を介して転送する。
ジョブ属性管理部(212、312)は、ネットワークを介して受信したデータに対しては、印刷ジョブであるかその他の情報であるかを判断する。印刷ジョブであれば、ジョブ属性管理部(212、312)は、その印刷ジョブデータの印刷ジョブ属性を解釈しその内容をジョブ管理部(213、313)へ伝え、受信した印刷ジョブデータを記憶装置(204、304)に格納する。その他の情報であれば、ジョブ属性管理部(212、312)は、受信データに対して何もせずにその情報をジョブ管理部(213、313)へと伝える。その他の情報とは例えば、2台の印刷装置が連携してタンデム印刷処理を行う際に、各印刷装置のコントローラ間で送受信する処理情報などである。ジョブ属性管理部(212、312)は、ジョブ管理部(213、313)からの指示に対しては、例えば、記憶装置(204、304)に保持している印刷ジョブのジョブ属性を書き換える処理を行う。また、印刷ジョブを他の機器へ転送するために宛先と共に各種データをネットワーク制御部(211、311)へ送信する。
ジョブ管理部(213、313)は、ジョブ属性管理部(212、312)から印刷ジョブを受信する。ジョブ管理部(213、313)は、受信した印刷ジョブに基づき、印刷ジョブ処理が円滑に行われるよう、インタープリタ(215、315)に対して、記憶装置(204、304)に格納されている描画情報に基づく画像形成を指示する。そして、エンジン出力画像変換部(214、314)に形成された画像からエンジン出力画像への変換を指示する。ジョブ管理部(213、313)は、印刷媒体の情報及び片面/両面印刷指示などの印刷ジョブ属性をジョブ属性管理部(212、312)から受信し、画像処理情報をインタープリタ(215、315)やエンジン出力画像変換部(214、314)から受信する。ジョブ管理部(213、313)は、これらの受信したデータを元に、プリンタエンジンの搬送速度や定着温度などの情報を判断し、総合的に印刷プロセスを決定する。インタープリタ(215、315)は、ジョブ管理部(213、313)からの指示に従い、記憶装置(204、304)から描画情報を読み出し解釈処理を行い、レンダラ(216、316)にレンダリング処理を行わせることでイメージデータを形成する。形成したイメージデータは不図示のメモリ又は記憶装置(204、304)へと格納する。エンジン出力画像変換部(214、314)は、ジョブ管理部(213、313)からの指示に従い、不図示のメモリ又は記憶装置(204、304)からレンダラ(216、316)により形成されたイメージデータを読み出す。エンジン出力画像変換部(214、314)は、読み出されたイメージデータに対して疑似階調表現処理など印刷用の画像変換処理を行う。この際に、各ページ上に印刷する際に使用するトナー量として、各ピクセルにおけるトナーの載り量をカウントする。カウントしたトナー載り量情報はジョブ管理部(213、313)へ通知し、生成した印刷用画像をビデオ信号に変換しプリンタ(220、320)へと送信する。プリンタ(220、320)は、給紙部(221、321)から印刷媒体を給紙し、受信したビデオ信号に従い、印刷媒体上に適切な現像処理を行い、印刷物を排紙部(222、322)へと排出する。
本実施形態におけるタンデム印刷の大まかな流れは以下の通りである。印刷装置Aが、給紙部(221)から印刷媒体として、印刷用紙を給紙し、その用紙上に印刷処理を行い、排紙部(222)へ印刷物を排出する。連結器(400)が、その印刷物を印刷装置Bの給紙部(321)へ搬送する。印刷装置B(300)が、給紙部(321)からその印刷物を給紙し、その上に、クリアトナーを用いて印刷処理を行い、排紙部(322)へ印刷物を排出する。このタンデム印刷は、印刷装置Aのコントローラ(210)と印刷装置Bのコントローラ(310)がネットワーク(500)経由で同一の印刷ジョブに関わる画像形成処理、印刷処理の情報を密に送受信しあうことで実現される。
上記の実施形態を基に、以下に実施例1、実施例2を説明する。
実施例1は、PC(100)が、印刷装置A(200)(第1の印刷装置)へ1つの印刷ジョブを送信する。印刷装置A(200)は、PC(100)から受信した印刷ジョブから、印刷装置B(第2の印刷装置)用の印刷ジョブを抜き出し、その印刷ジョブを印刷装置B(300)へ送信する。印刷装置A(200)は、PC(100)から受信した印刷ジョブに従い画像形成処理及び印刷処理を行う。印刷装置B(300)は、印刷装置A(200)から受信した印刷ジョブに従い画像形成処理及び印刷処理を行う。このように、印刷装置A(200)及び印刷装置B(300)が、印刷ジョブの送受信、画像形成処理及び印刷処理を行うことで、タンデム印刷を行う。印刷装置A(200)では例えば一般的なカラートナーであるCMKKトナー(第1の色材)を用いたカラー画像を印刷し、印刷装置B(300)ではクリアトナー(第2の色材)を用いたクリア画像を印刷する。クリアトナーとは、透過性がある画像を付加する特徴を有する透明記録剤である。このクリアトナーを用いて印刷が行われた領域は見えにくい。また、クリアトナーを用いると、有色トナーのみ用いて行われた印刷とは異なった光沢感やつや感を表現することができる。
これにより、カラー画像上にクリア画像による光沢表現を付加する印刷を行うことができる。本実施例は、各印刷装置は片面印刷するように設定されているとし、片面印刷された印刷物を出力する。尚、本実施例では、印刷装置B(300)は印刷装置A(200)からの印刷ジョブのみを受け付けるものとする。
本実施例の特徴は、後段の印刷装置Bが、前段の印刷装置Aから通知された変化後の印刷媒体(用紙)特性情報と対象ページを示す情報に基づき、各ページに適用する印刷処理プロセスを決定するところである。また、用紙の特性については、以下で説明する。
図2に印刷ジョブの内容と印刷結果の一例の概要を示す。図2の(a)は、PCから印刷装置Aに入力される印刷ジョブ20(第3の印刷ジョブ)の一例を示している。本印刷ジョブ20の印刷ジョブ定義部内には、前段の印刷装置を印刷装置Aとし、後段の印刷装置を印刷装置Bとする、2台の印刷装置を用いるデバイスタンデムジョブ(タンデム印刷を行うジョブ)であることを示す情報が格納されている。そして、本印刷ジョブ内には、印刷装置A向けの印刷ジョブと印刷装置B向けの印刷ジョブが更に格納されている。印刷装置A向けのジョブとは、印刷装置Aによって画像形成及び印刷の処理が行われるために用いられるジョブである。また、印刷装置B向けのジョブとは、印刷装置Bによって画像形成及び印刷の処理が行われるために用いられるジョブである。印刷装置A向けの印刷ジョブ21(第1の印刷装置向けの印刷ジョブである第1の印刷ジョブ)のジョブ属性定義部内には、物理ページ1ページ目の印刷媒体として普通紙、物理ページ2ページ目の印刷媒体として薄紙を用いることを示す情報が格納されている。物理ページとは可視画像の形成の対象となる印刷媒体のページを示しており、物理ページ1ページは印刷媒体1枚と同義である。従って、物理ページの紙種は印刷媒体の種類を示すこととなる。また、論理ページ1ページ目には赤色で矩形を描画、論理ページ2ページ目には黒色で円描画を行う指示が描画情報定義部に格納されている。論理ページとは印刷装置のメモリ空間上に形成する画像を示しており、論理ページの画像は、印刷装置A、B(220、320)それぞれが物理ページ上にトナーを用いた現像処理を行うことで可視画像化される。論理ページは物理ページに1ページ配置することも、縮小レイアウトすることで複数ページ配置することも可能である。また、論理ページは物理ページの表面と裏面にそれぞれ配置することも可能である。このように、物理ページと論理ページは1対1のみではなく、1対nの関係となりうる。印刷装置B向けの印刷ジョブ22内には、印刷装置A向けの印刷ジョブ21と同じジョブ属性情報、則ち物理ページ1ページ目の印刷媒体として普通紙、物理ページ2ページ目の印刷媒体として薄紙を用いる指示がジョブ属性定義部に格納されている。また、論理ページ1ページ目には用紙全面にクリア画像を描画、論理ページ2ページ目には印刷装置Aの論理ページ2ページ目で描画する円と同じ大きさで円形にクリア画像の描画を行う指示が描画情報定義部に格納されている。
また、この印刷ジョブ20において、印刷媒体(印刷に用いる用紙)に関する情報として、紙種(普通紙、薄紙)の記載しかないが、他にも用紙のサイズや具体的な紙厚等が記載されていてもよい。
図3に、PC(100)が印刷ジョブ20を生成し印刷装置に印刷ジョブ20を入力する処理フローを示す。図中の3−aから3−eは処理の各ステップを示す。以下に説明する各ステップは全てPC内に含まれるCPU(不図示)の指示によって行われるものである。
まず、ステップ3−aで、印刷装置A用の印刷ジョブ21を生成する。ステップ3−bで、印刷装置B用の印刷ジョブ22(第2の印刷装置向けの印刷ジョブである第2の印刷ジョブ)を生成する。ステップ3−cで、印刷装置A用の印刷ジョブ21と印刷装置B用の印刷ジョブ22を結合し1つの印刷ジョブ20を生成する。ステップ3−dで、結合した印刷ジョブ20のヘッダ情報である印刷ジョブ定義部に、デバイスタンデムジョブの指示を格納する。ステップ3−eで、その印刷ジョブ20を印刷装置Aに送信し、本処理を終了する。以上のように図3に示した処理によれば、PC(100)は、印刷装置A用の印刷ジョブ21及び印刷装置B用の印刷ジョブ22を含む印刷ジョブ20を生成し、印刷装置Aへ送信する。
図4に、印刷装置A(200)がPC(100)からの印刷ジョブ20を受け、印刷装置A(200)と印刷装置B(300)がタンデム印刷処理を行う処理フローを示す。図中の4−aから4−oは処理の各ステップを示す。
まず、ステップ4−aで印刷装置Aが、図2の(a)に示す印刷ジョブ20をPC(100)からネットワークI/F(201)を介して受信し、ジョブ属性管理部(212)が受信した印刷ジョブデータを記憶装置(204)にスプールする。なお、印刷装置Aが印刷ジョブ20を受信(入力)する方法はこれに限定されない。例えば、図示しない第3の印刷装置が保持する印刷ジョブを印刷装置Aに投入してもよい。また、印刷装置Aに搭載されているWEBブラウザ等の操作手段を介して、サーバや他の印刷装置から印刷ジョブをダウンロードしてもよい。
ステップ4−bで印刷装置Aのジョブ属性管理部(212)が、記憶装置(204)から読み出した印刷ジョブ20の印刷ジョブ定義部を解釈する。これにより、前段の印刷装置として印刷装置A、後段の印刷装置として印刷装置Bを用いたタンデム印刷を行うことを印刷装置Aが把握する。なお、印刷装置Aは、印刷装置Aから印刷装置Bへタンデム印刷を行うことを、ネットワーク500を介して印刷装置Bへ通知し、印刷装置Bもタンデム印刷を行うことをこの時点で把握することとしても良い。
ステップ4−cでジョブ管理部(213)が、印刷ジョブ20から印刷装置A用の印刷ジョブ21を抽出する。
ステップ4−dでジョブ管理部(214)が、印刷装置A用の印刷ジョブ21内の描画情報定義部を抽出し、インタープリタ(215)に入力する。インタープリタ(215)が描画情報定義部の情報を解釈し、レンダラ(216)に画像形成処理を行わせ、形成した各論理ページのイメージを不図示のメモリに格納する。本実施例では、論理ページ1ページ目には赤い矩形イメージ、論理ページ2ページ目には黒い円形イメージが形成されることとなる。
ステップ4−eでジョブ管理部(213)が、レンダラ(216)が形成した各論理ページのイメージデータを不図示のメモリから読み出し、エンジン出力画像変換部(214)に入力する。エンジン出力画像変換部(214)は、各論理ページが各物理ページの片面にレイアウトされるよう、各論理ページのイメージデータをエンジン出力画像に変換する。その際に各物理ページを構成する各ピクセルのトナー載り量を算出し、エンジン出力画像データとトナー載り量情報を対応づけて記憶装置(204)に格納する。
ここで、本実施例において、トナーの載り量は、画像をデジタル処理した際における各画素の色表現の値を示し、プロセスカラー1色の最大値を100%とする。例えば、色表現をCMYK値で(0,0,0,0)から(255,255,255,255)までデジタル的に表現できるとすると、CMYK(255,0,0,0)はトナー載り量100%の状態を表す。CMYK(0,0,0,0)はトナー載り量0%、CMYK(100,100,100,0)はトナー載り量約118%の状態を表す。
ステップ4−fで、まず、ジョブ属性管理部(212)が印刷装置A向け印刷ジョブ21のジョブ属性定義部を解釈する。解釈により得られた各ページの印刷媒体情報(用紙情報)を元に、ジョブ管理部(213)が、印刷装置Aの全ページのエンジン搬送速度を含む印刷プロセスを決定する。本実施例では、1ページ目の印刷媒体として普通紙、2ページ目の印刷媒体として薄紙が指定されている。ここでは、普通紙も薄紙も現像、定着処理をプリンタエンジン最高速度で処理可能とし、印刷媒体1ページ目、2ページ目共に最高速度で搬送することを印刷プロセスとして決定する。すなわち、ステップ4−fでは、印刷ジョブ21を解析し、当該解析結果に基づいて、印刷装置Aの印刷プロセスを決定する。
ステップ4−gでジョブ管理部(213)が、記憶装置(204)からトナー載り量情報を読み出し、トナー載り量が100%以上のピクセルが、印刷媒体の面積の半分以上を占めるページを検索する。そのようなページは、印刷によりトナーが多く載るため、印刷の前後で印刷媒体の特性が変化すると判定する。印刷媒体(用紙)の特性としては、坪量や表面性などがあるが、本実施例では坪量の変化を用いて特性を評価する。例えば物理ページ1ページ目に印刷される赤色の矩形が印刷媒体の面積における80%の領域にトナーが載り量160%で載り、物理ページ2ページ目に印刷される黒円形が用紙の面積における30%の領域にトナーが載り量100%で載るとする。その場合は、論理ページ1ページ目が対象のページとなる。そして、このページの印刷媒体の種類を本来よりも1段階厚手のものに上げて設定することで、印刷装置B給紙時の印刷媒体の種類を決定する。本実施例では、物理ページ1ページ目の印刷媒体が、普通紙から1段階厚手の用紙、例えば厚紙に引き上げられるものとする。
すなわち、ステップ4−gでは、まず、印刷の前後で印刷媒体の特性の変化量が所定の閾値以上であるページ(例えば、トナー載り量が100%以上のピクセルが、印刷媒体の面積の半分以上を占めるページ)を検出する。その後、当該検出されたページの特性に近い印刷媒体の種類を決定する。この用紙の特性の変化に応じて、印刷に用いる用紙の種類を変更する際の設定は予め決められており、装置内に記憶されている。例えば、用紙の特性が閾値以上変化する場合、例えば、第1の印刷装置における印刷時のトナー載り量によって用紙の厚さが分厚くなる場合、用紙の種類は1段階上の厚さを有するものに変更するように設定する。もし、印刷装置B用印刷ジョブに含まれる用紙の種類において、始めの設定が薄紙であれば普通紙に変更、普通紙であれば厚紙に変更、厚紙であればエンボス紙に変更といったように特性の変更を行う。
ステップ4−hでジョブ属性管理部(212)が記憶装置(204)から印刷ジョブ20を読み出し、印刷装置B用の印刷ジョブ22を抽出する。
ステップ4−iでジョブ属性管理部(212)が、印刷装置B用の印刷ジョブ22のジョブ属性定義部に格納されている物理ページ1ページ目の印刷媒体の種類(紙種)を、印刷装置B給紙時の印刷媒体の種類に書き換える。図2の(b)に、印刷媒体の種類が書き換えられた印刷装置B用の印刷ジョブの例を示す。この例では、物理ページ1ページ目の印刷媒体種類を普通紙から厚紙に書き換えられている。
このようにステップ4−gから4−iの処理によれば、印刷装置Aで行われる印刷処理による印刷媒体の特性の変化量に応じて、印刷装置B用印刷ジョブに含まれる各ページにおける印刷媒体の種類の情報を変更する。本実施例では、トナー載り量に応じて、印刷装置B用印刷ジョブの印刷媒体の種類を厚紙に変更しているが、これに限定されない。例えば、印刷装置Aでの印刷処理により、印刷媒体に所定の閾値以上の凹凸が生じた場合、印刷装置B用印刷ジョブに含まれる印刷媒体の種類の情報をエンボス紙(凹凸した用紙)に変更することとしてもよい。また、印刷装置Aのフィニッシングにより裁断が行われ、印刷媒体のサイズが変更される(すなわち、印刷媒体のサイズに所定の閾値以上の変化が生じる)場合、印刷装置B用印刷ジョブに含まれる印刷媒体のサイズの情報を変更することとしてもよい。
具体的には、用紙の特性が用紙の厚さである場合、第1の印刷装置での印刷にて、トナー載り量が閾値以上である画素が用紙面積の半分以上である場合、印刷装置B用印刷ジョブに含まれる用紙の厚さ情報を1段階厚い用紙に変更する。また、用紙の特性が表面性の場合、第1の印刷装置での印刷にて、閾値以上に紙の表面に凹凸現れた場合、印刷装置B用印刷ジョブに含まれる紙の種類の設定をエンボス紙に変更する。また、用紙の特性が用紙のサイズの場合、第1の印刷装置での印刷にて、用紙の裁断が行われた場合、印刷装置B用印刷ジョブに含まれる用紙のサイズ情報が断裁されたサイズに合うように変更する。これらの閾値は、予め設定されており、管理者によって自由に設定も可能である。
ステップ4−jでジョブ管理部(213)が、ステップ4−iで修正された、図2の(b)に示す印刷装置B用の印刷ジョブ23をネットワークI/F(201)を介し、ネットワーク(500)を経由して印刷装置B(300)へと送信する(第1の送信)。
ステップ4−lで印刷装置Bが、印刷ジョブ23をネットワークI/F(301)で受信し、ジョブ属性管理部(312)が受信した印刷ジョブデータを記憶装置(304)にスプールする。ステップ4−mでインタープリタ(315)が、印刷ジョブ23内の描画情報定義部を解釈し、レンダラ(316)で形成した論理ページのイメージデータをエンジン出力画像変換部(314)で物理用紙にマッピングすることでエンジン出力画像を形成する。本実施例では、物理ページ1ページ目は全面にクリア画像、物理ページ2ページ目は印刷装置Aの物理ページ2ページ目で描画する円と同じ大きさで円形にクリアトナーを用いて印刷される画像が形成される。
ステップ4−nでジョブ属性管理部(312)が、印刷ジョブ23内のジョブ属性定義部を解釈して得た各ページの印刷媒体の情報を元に、ジョブ管理部(313)が、各ページのエンジン搬送速度を含む、印刷装置Bの印刷プロセスを決定する(第1の決定)。すなわち、印刷ジョブ23に含まれる各ページの印刷媒体における種類の情報に応じて、印刷装置Bにて実行される各ページの印刷プロセスが決定される。
このように、ステップ4−iにて印刷媒体の特性の変化に応じて印刷装置B用印刷ジョブに含まれる印刷媒体の種類の情報が変更される。そして、ステップ4−nにて印刷装置B用印刷ジョブに含まれる印刷媒体の種類の情報に応じて印刷装置Bにて実行される各ページの印刷プロセスが決定される。すなわち、印刷装置Aによる印刷処理により生じた印刷媒体の特性の変化に応じて、印刷装置Bにて実行される印刷プロセスが決定される。その結果、タンデム印刷において、印刷装置Aにて行われる印刷プロセスに応じて、印刷装置Bにおける印刷プロセスを自動的に変更することができる。
本実施例では、先に述べたステップ4−i処理によって、1ページ目の印刷媒体として厚紙、2ページ目の印刷媒体として薄紙が指定されている。本実施例において用いる印刷装置Bでは、薄紙は現像、定着処理をプリンタエンジン最高速度で処理可能だが、厚紙は最高速度で処理すると定着温度が不足し印刷不良を起こすため半速でなければ処理が出来ない設定であるとする。これにより、印刷媒体1ページ目はプリンタエンジン半速、2ページは最高速度で搬送することを印刷プロセスとして決定する。
ステップ4−k及びステップ4−oで、印刷装置A(200)及び印刷装置B(300)が、図5に示すタンデム印刷処理を実行する。
図5は印刷装置A(200)及び印刷装置B(300)が連携して処理を行うタンデム印刷処理のフローの一例を示す図である。図中のステップ5−aから5−hは処理の各ステップを示す。
まず、ステップ5−eで印刷装置Bのジョブ管理部(313)が、図4のステップ4−nで既に決定している印刷装置Bの印刷プロセスに基づき、印刷ジョブの全物理用紙を給紙部(321)が給紙する間隔の予定時間を算出する。算出される給紙間隔は、印刷媒体の種類などによってページ毎に異なる。そして、この給紙する間隔の予定時間を、ネットワークI/F(301)を介しネットワーク(500)経由で印刷装置A(200)へと通知する(第2の送信)。
ステップ5−aで印刷装置AのネットワークI/F(201)が、印刷装置B(300)から、印刷装置Bの全ページの給紙間隔予定時間を受信する。ステップ5−bでジョブ管理部(213)が、印刷装置Bの給紙間隔に同期するように印刷装置Aの全ページの給紙間隔及び/又は搬送速度を決定する(第2の決定)。すなわち、印刷装置Aの給紙間隔及び/又は搬送速度は、印刷装置A向け印刷ジョブ21に含まれる紙種(印刷媒体の種類)の情報に応じて決まるのではなく、印刷装置Bの給紙間隔に応じて決定される。このように印刷装置Bの給紙間隔に応じて印刷装置Aの給紙間隔及び/又は搬送速度を決定することによって、印刷装置Aと印刷装置Bの給紙間隔の違いによる紙詰まりなどの問題が発生することを防ぐことができる。
ステップ5−cでジョブ管理部(213)が印刷処理実行開始をネットワーク制御部(211)を介してネットワーク(500)経由で印刷装置B(300)へ通知する。ステップ5−fで印刷装置B(300)が印刷装置Aから印刷処理実行開始を受信し、印刷装置A(200)から搬送される印刷物を受ける準備をする。
ステップ5−dでエンジン出力画像変換部(214)が、記憶装置(204)からエンジン出力画像データを読み出しプリンタ(220)へビデオ信号として転送する。プリンタ(220)は、受け取ったビデオ信号に基づき、ステップ5−bで決められた印刷プロセスで給紙部(221)から印刷媒体を給紙し、印刷処理を実行し、排紙部(322)へ排紙する。ステップ5−gで印刷装置B(300)は、連結器(400)を介して印刷装置Aから搬送されてきた印刷装置Aの印刷物を、給紙部(321)で受ける。
ステップ5−hでエンジン出力画像変換部(314)が、記憶装置(304)からエンジン出力画像データを読み出しプリンタ(320)へビデオ信号として転送する。プリンタ(320)は、受け取ったビデオ信号に基づき決められた印刷プロセスで給紙部(321)から印刷媒体を給紙し、印刷処理を実行し、排紙部(322)へ排紙する。
図5に示すタンデム印刷処理フローによれば、タンデム接続された印刷装置において、印刷対象である複数のページからなるジョブを円滑に連続して印刷出来るようにすることができる。話を簡単にするために、印刷装置Aと印刷装置Bが同一の機種とする。例えば実施例1では、ステップ4−fで印刷装置Aが給紙する印刷媒体に応じて印刷プロセスを決定する。ここで印刷装置Bもその印刷媒体に応じて同じ印刷プロセスを適用すれば、印刷装置A及び印刷装置Bのプリンタエンジンは常に同期した動作となるため、最高のパフォーマンスが実現できる。しかし、ステップ4−iで印刷装置B用印刷ジョブに含まれる印刷媒体の種類の情報が変更される。そのため、ステップ4−nで決定される印刷装置Bの印刷プロセスは印刷装置Aの印刷プロセスと食い違うこととなる。このように印刷プロセスが食い違うままタンデム印刷を行った場合、以下のように問題が発生する。実施例1を例にとると、印刷装置Aが、プリンタエンジン最高速度で物理ページ1ページ目、2ページ目を連続で排紙する。その時、印刷装置Bは印刷装置Aから受け取った物理ページ1ページ目を半速で搬送している最中であり、2ページ目を印刷装置Aから受け取れない。そうすると、印刷装置Aは排紙できずにプリンタエンジンを止めざるを得ず、ジャムが発生することとなる。図5に示すタンデム印刷処理フローを適用することで、印刷装置Aの印刷プロセスが印刷装置Bの印刷プロセスに同期するため、この問題を防止し、円滑に複数ページのタンデム印刷が行えるようになる。
実施例1では、図5に示す処理を終えた後、図4に示すタンデム印刷処理フローは終了する。
実施例1では、ステップ5−dで印刷装置A(200)が印刷した印刷物は、図2の(c)に示すように、物理ページ1ページ目には赤色の矩形が印刷され、物理ページ2ページ目には黒色の円形が印刷されたものとなる。この印刷物を印刷装置B(300)が給紙し、ステップ5−hで印刷した印刷物は図2の(d)に示すものとなる。物理ページ1ページ目は赤色の矩形が印刷され、その上に用紙全体にクリアトナーが塗布され、物理ページ2ページ目は黒色の円形が印刷され、その円形の部分にのみクリアトナーが塗布されたものとなる。クリアトナーが塗布された部分は光沢を有するものとなる。
実施例1では、ステップ5−dで印刷装置A(200)が印刷した印刷物は、図2の(c)に示すように、物理ページ1ページ目には赤色の矩形が印刷され、物理ページ2ページ目には黒色の円形が印刷されたものとなる。この印刷物を印刷装置B(300)が給紙し、ステップ5−hで印刷した印刷物は図2の(d)に示すものとなる。物理ページ1ページ目は赤色の矩形が印刷され、その上に用紙全体にクリアトナーが塗布され、物理ページ2ページ目は黒色の円形が印刷され、その円形の部分にのみクリアトナーが塗布されたものとなる。クリアトナーが塗布された部分は光沢を有するものとなる。
このように、実施例1を用いると、前段の印刷により表面の状態が変化した印刷媒体に対して、後段の印刷装置はその変化に応じて動的に印刷処理方法を変化させ、変化した印刷媒体の表面状態に合わせた印刷を行うことが可能になる。
なお、印刷装置AにおいてカラートナーCMYKを用いたが、これに限らず、他のカラートナーを用いても構わない。同様に、印刷装置Bにおいてクリアトナーを用いたが、これに限らず、金、銀、等を含む特色トナーを用いても構わない。
本実施例によれば、印刷装置Aで印刷により特性が変化した印刷媒体に対して、適切な印刷プロセスを印刷装置Bの印刷プロセスとして適用することができる。これにより、印刷プロセスが適切でないことで発生する画像不良の問題を防止できる。
また、各印刷装置が連携して各印刷媒体に対し適切な印刷処理を自動的に実施することで、印刷媒体やトナー載り量の変化する連続ジョブや連続ページ出力する際にも、人手を介さずに適切な印刷プロセスを適用できる。
本実施例2では、PC(100)が、印刷装置A用の印刷ジョブ21を印刷装置A(200)に入力し、印刷装置B用の印刷ジョブ22を印刷装置B(300)に入力する。印刷装置A(200)が、印刷装置A用の印刷ジョブ21に従い画像形成処理、印刷処理を行う。印刷装置B(300)が、印刷装置B用の印刷ジョブ22に従い画像形成処理、印刷処理を行う。これによってタンデム印刷を行う。印刷装置A(200)ではCMYKのカラートナーを用いたカラー画像を印刷し、印刷装置B(300)ではクリアトナーを用いたクリア画像を印刷することで、カラー画像にクリア画像による光沢表現を付加する印刷を行う。
本実施例は、タンデム印刷を行うときの何かしらの設定を印刷装置A、印刷装置B双方に行わなければならない煩わしさをなくすために、タンデム印刷に関する設定は前段の印刷装置にのみ行っておけば、その設定が後段の印刷装置にも共有されるように設定される。本実施例では、前段の印刷装置である印刷装置Aに両面印刷するように設定されており、印刷装置Aが印刷装置Bに両面印刷する必要がある旨を通知し、タンデム印刷として両面印刷された印刷物が出力される例を説明する。
本実施例の特徴は、次のとおりである。すなわち、後段の印刷装置が、「前段の印刷装置が印刷処理を行う前の各ページにおける印刷媒体の特性情報」と、「前段の印刷装置から通知された、印刷媒体の特性に影響を及ぼす画像形成処理情報及び印刷処理プロセス情報」とを受信する。これらの受信した情報から、後段の印刷装置は、前段の印刷処理の前後における印刷媒体の特性の変化量を導き出し、これに基づき、各ページに適用する印刷処理プロセスを決定するというところである。
図6は印刷ジョブ及び印刷装置間でやりとりされる情報の概念の一例である。図6の(a)は、PCから印刷装置Aに入力される印刷ジョブの一例である。本印刷ジョブ内のジョブ属性定義部には以下の情報が格納されている。まず、「前段の印刷装置を印刷装置Aとし、後段の印刷装置を印刷装置Bとする、2台の印刷装置を用いるデバイスタンデムジョブであること」を示す情報が格納されている。そして、「ジョブ固有のID」を示す情報が格納されている。更に、「物理ページ1ページ、2ページ目の印刷媒体として共に普通紙を用いること」を示す情報が格納されている。
また、本印刷ジョブ内には、論理ページ1ページ目には赤色で矩形を描画、論理ページ2ページ目には黒色で円描画を行う指示が描画情報定義部に格納されている。ジョブ固有のIDは、タンデム接続された印刷装置が連携して処理を行う際に、同一のジョブがどれであるかを見分けるために用いるものである。図6の(b)は、PCから印刷装置Bに入力される印刷ジョブの一例である。ジョブ属性定義部には印刷装置Aに入力される印刷ジョブと全く同じ内容が格納されている。本印刷ジョブ内には、論理ページ1ページ目には用紙全面にクリア画像を描画、論理ページ2ページ目には印刷装置Aの論理ページ2ページ目で描画する円と同じ大きさで円形にクリア画像の描画を行う指示が描画情報定義部に格納されている。
図8はPC(100)が印刷ジョブを生成し印刷装置に印刷ジョブを入力する処理フローを示す図であり、図中の8−aから8−eは処理の各ステップを示す。下記各ステップは全てPC内に含まれるCPU(不図示)の指示によって行われる。
まず、ステップ8−aで、印刷装置A用の印刷ジョブを生成する。ステップ8−bで、印刷装置B用の印刷ジョブを生成する。ステップ8−cで、印刷装置A用の印刷ジョブと印刷装置B用の印刷ジョブそれぞれのヘッダ情報であるジョブ属性定義部に、デバイスタンデムジョブの指示と同一のジョブIDを格納する。ステップ8−dで、印刷装置A用の印刷ジョブを印刷装置Aに送信する。ステップ8−eで、印刷装置B用の印刷ジョブを印刷装置Bに送信し、本処理を終了する。
図9は印刷装置B(300)が印刷ジョブを受信した際の処理フローを示す一例である。
ステップ9−aで印刷装置Bが、図6の(b)に示す印刷ジョブをネットワークI/F(301)で受信し、ジョブ属性管理部(312)が受信した印刷ジョブデータを記憶装置(304)にスプールする。ステップ9−bでジョブ属性管理部(312)が、記憶装置(304)から読み出した印刷ジョブのジョブ属性定義部を解釈し、前段の印刷装置として印刷装置A、後段の印刷装置として印刷装置Bを用いるデバイスタンデム動作の指示、及び、ジョブIDを把握する。ステップ9−cでジョブ管理部(314)が、印刷ジョブ内の描画情報定義部を抽出し、インタープリタ(315)に入力する。インタープリタ(315)が描画情報定義部の情報を解釈し、レンダラ(316)に画像形成処理を行わせ、形成した各論理ページのイメージを不図示のメモリに格納する。本実施例では、実施例1と同様の描画を行うため描画内容の詳細説明は割愛する。ステップ9−dでジョブ属性管理部(312)が、印刷ジョブのジョブ属性定義部を解釈して得た各ページの印刷媒体情報を元に、ジョブ管理部(313)が、印刷プロセス、ここでは例えば印刷装置Bの全ページのエンジン搬送速度を決定する。本実施例では、1ページ目、2ページ目の印刷媒体として共に普通紙が指定されている。ステップ9−eでジョブ管理部(313)が、不図示のメモリ上に格納されている各論理ページのイメージデータと印刷媒体情報を、ジョブIDに対応させて記憶装置(304)に保持し、本処理を終了する。
印刷装置B(300)はPC(100)から印刷ジョブを受信した後、図9に示すような処理を行う。そのため、印刷装置Aは、タンデム印刷を開始する際に、印刷装置Bによる画像形成処理の終了を待つことなく、即座にタンデム印刷が開始可能となる。
図10は印刷装置A(200)がPC(100)からの印刷ジョブを受け、印刷装置A(200)と印刷装置B(300)が1つのジョブを2台の印刷装置を用いて印刷処理を行う処理フローを示す図であり、図中の10−aから10−qは処理の各ステップを示す。
まず、ステップ10−aで印刷装置Aが、図6の(a)に示す印刷ジョブをネットワークI/F(201)を介して受信し、ジョブ属性管理部(212)が受信した印刷ジョブデータを記憶装置(204)にスプールする。ステップ10−bでジョブ属性管理部(212)が、記憶装置(204)から読み出した印刷ジョブのジョブ属性定義部を解釈する。ジョブ属性管理部(212)は、解釈した内容に応じて、前段の印刷装置として印刷装置A、後段の印刷装置として印刷装置Bを用いるデバイスタンデム動作の指示、及び、ジョブIDを把握する。
ステップ10−cでジョブ管理部(214)が、印刷ジョブ内の描画情報定義部を抽出し、インタープリタ(215)に入力する。インタープリタ(215)が描画情報定義部の情報を解釈し、レンダラ(216)に画像形成処理を行わせ、形成した各論理ページのイメージを不図示のメモリに格納する。すなわち、このステップでは、ステップ10−aで受信した印刷ジョブに応じて、画像形成を行う。本実施例では、実施例1と同様の描画を行うため描画内容の詳細説明は割愛する。
ステップ10−dでジョブ管理部(213)が、レンダラ(216)が形成した各論理ページのイメージデータを不図示のメモリから読み出し、エンジン出力画像変換部(214)に入力する。ここで、本実施例冒頭で述べたように、印刷装置Aには両面印刷設定がされている。エンジン出力画像変換部(214)は、各論理ページが各物理ページの両面にレイアウトされるよう、各論理ページのイメージデータをエンジン出力画像に変換する。その際に各物理ページを構成する各ピクセルのトナー載り量を算出し、エンジン出力画像データとトナー載り量情報を対応づけて記憶装置(204)に格納する。本実施例では、論理ページ2ページを両面レイアウトするため、物理ページは1枚のみの出力となる。
ステップ10−eでジョブ属性管理部(212)が印刷ジョブのジョブ属性定義部を解釈して得た各ページの印刷媒体情報を元に、ジョブ管理部(213)が、印刷装置Aの全ページのエンジン搬送速度を含む印刷プロセスを決定する。本実施例では、印刷ジョブには、物理ページ1ページ目、2ページ目の印刷媒体として共に普通紙が指定されており、両面印刷が指定されている。従って、物理ページとしては普通紙を1枚出力することとなる。尚、物理ページ1ページ目と2ページ目の印刷媒体指定が異なる際に両面印刷を行いう場合は、どちらか一方の印刷媒体指定を採用することになるが、この動作に関しては本題と関係が無いので説明を割愛する。ここでは、普通紙は現像及び定着処理をプリンタエンジン最高速度で処理可能であるとする。よって、1ページ目の印刷媒体を最高速度で搬送することを印刷プロセスとして決定する。
ステップ10−fでジョブ管理部(213)が、画像を形成するピクセル毎のトナー載り量情報を画像形成処理情報として、印刷面情報(則ち本実施例では両面印刷であることを示す情報)を印刷処理プロセス情報として、不図示のメモリ上に保持する。画像形成処理情報及び印刷処理プロセス情報は、印刷により生じる印刷媒体の特性の変化に影響する情報を示す。なぜなら、例えば、画像形成処理情報であるトナー載り量に応じて、印刷により印刷媒体の厚みや表面性が変化するためである。
このようにステップ10−cから10−fの処理によれば、決定した印刷プロセス及び画像形成の結果に基づいて、印刷装置Aでの印刷による印刷媒体の特性の変化に影響する情報を生成し、メモリ上に保持する。
ステップ10−gでジョブ管理部(213)が、タンデム印刷を開始するための前準備としてジョブIDをネットワークI/F(201)及びネットワーク(500)を介して印刷装置Bへ通知し、印刷装置Bに対してタンデム印刷処理の予約を行う。当該通知を受けた印刷装置Bは、本印刷ジョブ以外の割り込みジョブを受け付けない。こうする理由は、次のとおりである。すなわち、本実施例は実施例1と違い、印刷装置Bは印刷装置A以外からも印刷ジョブを受け取る構成である。そのため、印刷装置Aが印刷を開始した後に印刷装置Bに他の印刷ジョブが割り込み、タンデム印刷が正常に行えなくなることを防止する必要があるためである。
ステップ10−kで印刷装置BのネットワークI/F(301)が、印刷装置AからジョブIDを受信する。受信したジョブIDに対応するジョブ処理を行うために、ジョブ属性管理部(312)が印刷装置Bの各機能を予約する。
ステップ10−lでジョブ管理部(313)が、印刷装置Bの各機能の予約完了の旨と、印刷装置Aから出力された印刷媒体に対してクリアトナー印刷を開始可能の旨とをネットワークI/F(301)及びネットワーク(500)を介して印刷装置Aに通知する。
ステップ10−hで印刷装置Aが、印刷装置Bから印刷装置Bの予約完了及びクリアトナー印刷開始可能の通知をネットワークI/F(201)で受信し、印刷を開始する。
ステップ10−iで印刷装置Aのジョブ管理部(213)が、ステップ10−fで生成した画像形成処理情報及び印刷処理プロセス情報を不図示のメモリから読み出す。ジョブ管理部(213)は、読み出した情報をページ番号と紐づけてネットワークI/F(201)及びネットワーク(500)を介して印刷装置Bへ通知する。すなわち、印刷により生じる印刷媒体の特性の変化に影響する情報である、画像形成処理情報及び印刷処理プロセス情報を印刷装置Aから印刷装置Bへ送信する。このように、印刷により生じる印刷媒体の特性の変化に影響する情報を印刷装置Bへ送信することによって、印刷装置Bは、受信した情報に基づいて、印刷装置Aでの印刷により生じる印刷媒体の特性の変化量を予測することができる。
本実施例では、画像形成処理情報及び印刷処理プロセス情報として、具体的に図6の(c)に示すような情報を印刷装置Aが印刷装置Bへ通知することとなる。この情報の中には、ジョブIDとして‘‘0001’’というIDが含まれているため、印刷装置Aと印刷装置BはジョブID=0001の印刷ジョブを同時に処理することで2台連結された印刷装置を用いて1つのジョブを処理し、印刷することができる。また、1ページ目の情報には、画像形成処理情報として、座標(100,100)から座標(4500,6500)に存在する全ピクセルが160%のトナー載り量を有していることを示す情報が格納されている。また、印刷処理プロセス情報として、印刷面が両面印刷の表面であることを示す情報が格納されている。更に、2ページ目の情報には、画像形成処理情報として、各座標値で表されるピクセルが固有のトナー載り量を有していることを示す情報が格納されている。また印刷処理プロセス情報として、印刷面が両面印刷の裏面であることを示す情報が格納されている。
ステップ10−mで印刷装置Bが、ステップ10−iによる印刷装置Aからの通知をネットワークI/F(301)で受信する。ジョブ管理部(313)が、ステップ9−eで記憶装置(304)に格納されたジョブIDに対応する印刷ジョブに対応する、全ページについて形成された画像と印刷媒体情報を記憶装置から読み出す。
ステップ10−nでジョブ管理部(313)が、ステップ10−mで受け取った情報(則ち図6の(c)に示す情報)から、印刷装置Aの印刷後に、両面印刷ページで、表裏合計でトナー載り量が200%以上になる箇所があるページを検索する。そのようなページは、トナーが多く載ったことで印刷前の印刷媒体と比較して、媒体の表面特性が変化したと見なす。例えば本実施例では、物理ページ1ページ目の表面に印刷される赤矩形のトナー載り量が160%であり、物理ページ1ページ目の裏面に印刷される黒円形のトナー載り量が100%である。よって、表面の赤矩形と裏面の黒円形の重なる部分は表裏合計でトナーの載り量が260%となる。そして、そのようなページの印刷媒体種類を1段階厚手のものに変更することで、印刷装置B給紙時の印刷媒体の種類を決定する。本実施例では、物理ページ1ページ目の印刷媒体が、普通紙から1段階厚手の用紙、例えば厚紙に変更されたものとする。
すなわち、ステップ10−nでは、印刷の前後で印刷媒体の特性の変化量が所定の閾値以上であるページを検出する。例えば、トナー載り量が所定の割合以上のピクセルが印刷媒体の面積の半分以上(すなわち、記録媒体の面積あたりのトナー載り量が所定の量以上)を占めるページを検出する。その後、当該検出されたページの特性に近い印刷媒体の種類を決定する。
ステップ10−oでジョブ管理部(313)が、ステップ10−nで決定した印刷媒体の種類に応じて、印刷プロセスとして印刷装置Bの全ページのエンジン搬送速度を決定する。本実施例では、物理ページは1ページのみで、そのページの印刷媒体として厚紙が指定されている。ここでは、実施例1同様、厚紙は半速でなければ処理が出来ない。これにより、印刷媒体1ページ目はプリンタエンジン半速で搬送することを印刷プロセスとして決定する。
このようにステップ10−mから10−oの処理によれば、印刷装置Aで行われる印刷処理による印刷媒体の特性の変化量とに応じて、印刷装置B用印刷ジョブに含まれる各ページの印刷媒体の種類の情報を変更する。その後、当該変更後の各ページの印刷媒体の種類に応じて、各ページの給紙速度を含む印刷装置Bの印刷プロセスを変更する。すなわち、印刷装置Aで行われる印刷処理による印刷媒体の特性の変化量及び印刷装置B用印刷ジョブに基づいて、給紙速度を含む印刷装置Bの印刷プロセスを決定する。なお、給紙速度が定まれば、それに応じて給紙間隔も定まる。
なお、本実施例では、トナー載り量に応じて、印刷装置B用印刷ジョブの印刷媒体の種類を厚紙に変更しているが、これに限定されない。例えば、変形例として実施例1で説明したものを適用することができる。
ステップ10−j及びステップ10−pで、印刷装置A(200)及び印刷装置B(300)が、図5に示すタンデム印刷処理を実行する。実施例2では、図5に示すタンデム印刷処理フローを終えた後、ステップ10−qで印刷装置Bのジョブ管理部(313)が、ステップ10−kで行っていた印刷装置Bの各機能の予約状態を解除し、本処理を終了する。
以上、本実施例では、ステップ5−iで印刷装置B(300)の出力するタンデム印刷した印刷物は図7に示すものとなる。物理ページ1ページ目の表面は赤色の矩形が印刷され、その上に用紙全体にクリアトナーが塗布され、物理ページ1ページ目の裏面は黒色の円形が印刷され、その円形の部分にのみクリアトナーが塗布されたものとなる。クリアトナーが塗布された部分は光沢を有するものとなる。
このように、本実施例2を用いると、前段の印刷により表面の状態が変化した印刷媒体に対して、後段の印刷装置はその変化に応じて動的に印刷処理方法を変化させ、変化した印刷媒体の表面状態に最適な印刷処理を行うことが可能になる。
さらに、前段にて両面印刷され、印刷媒体両面に積載されるトナーの載り量により大きく変化する特性に応じ、後段の印刷装置はその変化に対しても動的に印刷処理方法を変化させて、変化後の印刷媒体の表面状態に最適な印刷処理を行うことが可能になる。
なお、印刷装置AにおいてカラートナーCMYKを用いたが、これに限らず、他のカラートナーを用いても構わない。同様に、印刷装置Bにおいてクリアトナーを用いたが、これに限らず、金、銀、等を含む特色トナーを用いても構わない。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (13)
- 第1の色材を用いて印刷を行う第1の印刷装置の排紙部に、第2の色材を用いて印刷を行う第2の印刷装置の給紙部が接続され、前記第1の印刷装置にて印刷処理が行われ、該排紙部から搬送された用紙を該給紙部が給紙し、該第2の印刷装置にて印刷処理を行う印刷システムにおいて、前記第1の印刷装置は、
前記第1の印刷装置において処理を行うために用いられる印刷ジョブである第1の印刷ジョブと前記第2の印刷装置において処理を行うために用いられる印刷ジョブである第2の印刷ジョブとを含む第3の印刷ジョブを入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された第3の印刷ジョブに含まれる前記第1の印刷ジョブを用いて画像形成を行う画像形成手段と、
前記画像形成により、前記第1の色材を用いて画像形成及び印刷処理された後の用紙における特性を示す値が閾値以上変化したページを検出する検出手段と、
前記検出手段にて検出されたページにおける特性の変化に関する情報を用いて、前記入力した第3の印刷ジョブに含まれる前記第2の印刷ジョブが有する用紙の特性を変更する変更手段と、
前記変更手段による変更後、前記第2の印刷ジョブを前記第2の印刷装置に送信する第1の送信手段と
を備えることを特徴とする印刷システム。 - 前記第2の印刷装置は、
前記第1の印刷装置から送信された前記第2の印刷ジョブを受信して、該受信した第2の印刷ジョブを用いた前記第2の印刷装置の印刷プロセスを決定する第1の決定手段と、
前記第1の決定手段により決定された前記第2の印刷装置の印刷プロセスにおける給紙間隔の情報を前記第1の印刷装置に送信する第2の送信手段と
を備え、
前記第1の印刷装置は、
前記第2の送信手段により前記第2の印刷装置から送信された前記給紙間隔の情報を用いて、前記第1の印刷装置の印刷プロセスにおける給紙間隔を決定する第2の決定手段を備えること
を特徴とする請求項1に記載の印刷システム。 - 第1の色材を用いて印刷を行う第1の印刷装置の排紙部に、第2の色材を用いて印刷を行う第2の印刷装置の給紙部が接続され、前記第1の印刷装置にて印刷が行われ、該排紙部から搬送された用紙を該給紙部が給紙し、該第2の印刷装置にて印刷が行われる印刷システムにおいて、
前記第1の印刷装置は、
受信した印刷ジョブを用いて、画像形成を行う画像形成手段と、
前記画像形成手段により前記第1の色材を用いて画像形成され印刷処理された後の用紙における特性の変化に影響する情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された情報を前記第2の印刷装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記第2の印刷装置は、
前記送信手段により前記第1の印刷装置から送信された情報を用いて、前記第1の印刷装置による印刷後の用紙における特性を示す値が閾値以上変化したページを検出する検出手段と、
受信した印刷ジョブと前記検出手段にて検出されたページにおける特性の変化に関する情報とを用いて、前記第2の印刷装置の印刷プロセスにおける印刷ジョブを構成する各ページの給紙速度を決定する決定手段と
を備えることを特徴とする印刷システム。 - 前記第2の印刷装置は、前記決定した給紙速度を満たす給紙間隔の情報を前記第1の印刷装置に送信する手段を備え、
前記第1の印刷装置は、前記第2の印刷装置から送信された前記給紙間隔の情報を用いて、前記第1の印刷装置の印刷プロセスにおける給紙間隔を決定する手段を備えること
を特徴とする請求項3に記載の印刷システム。 - 前記用紙の特性とは、用紙の厚さ又は用紙の凹凸を示す表面性又は用紙のサイズである
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の印刷システム。 - 第1の色材を用いて印刷された用紙に対して第2の色材を用いて印刷を行う装置と接続された印刷装置であって、
前記印刷装置において処理を行うために用いられる印刷ジョブである第1の印刷ジョブと前記装置において処理を行うために用いられる印刷ジョブである第2の印刷ジョブとを含む第3の印刷ジョブを入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された第3の印刷ジョブに含まれる前記第1の印刷ジョブを用いて画像形成を行う画像形成手段と、
前記画像形成手段により第1の色材を用いて画像が形成され、印刷処理された用紙における特性を示す値が閾値以上変化したページを検出する検出手段と、
前記検出手段にて検出されたページの前記特性の変化に関する情報を用いて、前記入力した第3の印刷ジョブに含まれる前記第2の印刷ジョブが有する用紙の特性情報を変更する変更手段と、
前記変更手段による変更の後、前記第2の印刷ジョブを前記装置に送信する送信手段と
を備えることを特徴とする印刷装置。 - 第1の色材を用いて印刷された用紙に対して、第2の色材を用いて印刷を行う装置と接続された印刷装置であって、
受信した印刷ジョブを用いて、画像形成を行う画像形成手段と、
前記画像形成手段による画像が形成され、印刷処理された前記用紙の特性の変化に影響する情報を生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された情報を前記装置に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とする印刷装置。 - 第1の色材を用いて印刷を行う第1の印刷装置の排紙部に、第2の色材を用いて印刷を行う第2の印刷装置の給紙部が接続され、前記第1の印刷装置にて印刷処理が行われ、該排紙部から搬送された用紙を該給紙部が給紙し、該第2の印刷装置にて印刷処理を行う印刷システムにおいて実行される印刷方法であって、前記第1の印刷装置により実行される方法は、
前記第1の印刷装置において処理を行うために用いられる印刷ジョブである第1の印刷ジョブと前記第2の印刷装置において処理を行うために用いられる印刷ジョブである第2の印刷ジョブとを含む第3の印刷ジョブを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力された第3の印刷ジョブに含まれる前記第1の印刷ジョブを用いて画像形成を行う画像形成ステップと、
前記画像形成により、前記第1の色材を用いて画像形成及び印刷処理された後の用紙における特性を示す値が閾値以上変化したページを検出する検出ステップと、
前記検出ステップにて検出されたページにおける特性の変化に関する情報を用いて、前記入力した第3の印刷ジョブに含まれる前記第2の印刷ジョブが有する用紙の特性を変更する変更ステップと、
前記変更ステップによる変更後、前記第2の印刷ジョブを前記第2の印刷装置に送信する第1の送信ステップと
を備えることを特徴とする印刷方法。 - 第1の色材を用いて印刷を行う第1の印刷装置の排紙部に、第2の色材を用いて印刷を行う第2の印刷装置の給紙部が接続され、前記第1の印刷装置にて印刷が行われ、該排紙部から搬送された用紙を該給紙部が給紙し、該第2の印刷装置にて印刷が行われる印刷システムにおいて実行される印刷方法であって、
前記第1の印刷装置により実行される方法は、
受信した印刷ジョブを用いて、画像形成を行う画像形成ステップと、
前記画像形成ステップにより前記第1の色材を用いて画像形成され印刷処理された後の用紙における特性の変化に影響する情報を生成する生成ステップと、
前記生成ステップにより生成された情報を前記第2の印刷装置に送信する送信ステップと、
を備え、
前記第2の印刷装置により実行される方法は、
前記送信ステップにより前記第1の印刷装置から送信された情報を用いて、前記第1の印刷装置による印刷後の用紙における特性を示す値が閾値以上変化したページを検出する検出ステップと、
受信した印刷ジョブと前記検出ステップにて検出されたページにおける特性の変化に関する情報とを用いて、前記第2の印刷装置の印刷プロセスにおける印刷ジョブを構成する各ページの給紙速度を決定する決定ステップと
を備えることを特徴とする印刷方法。 - 第1の色材を用いて印刷された用紙に対して第2の色材を用いて印刷を行う装置と接続された印刷装置で実行される印刷方法であって、
前記印刷装置において処理を行うために用いられる印刷ジョブである第1の印刷ジョブと前記装置において処理を行うために用いられる印刷ジョブである第2の印刷ジョブとを含む第3の印刷ジョブを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力された第3の印刷ジョブに含まれる前記第1の印刷ジョブを用いて画像形成を行う画像形成ステップと、
前記画像形成ステップにより第1の色材を用いて画像が形成され、印刷処理された用紙における特性を示す値が閾値以上変化したページを検出する検出ステップと、
前記検出ステップにて検出されたページの前記特性の変化に関する情報を用いて、前記入力した第3の印刷ジョブに含まれる前記第2の印刷ジョブが有する用紙の特性情報を変更する変更ステップと、
前記変更ステップによる変更の後、前記第2の印刷ジョブを前記装置に送信する送信ステップと
を備えることを特徴とする印刷方法。 - 第1の色材を用いて印刷された用紙に対して、第2の色材を用いて印刷を行う装置と接続された印刷装置で実行される印刷方法であって、
受信した印刷ジョブを用いて、画像形成を行う画像形成ステップと、
前記画像形成ステップによる画像が形成され、印刷処理された前記用紙の特性の変化に影響する情報を生成する生成ステップと、
前記生成ステップにより生成された情報を前記装置に送信する送信ステップと、
を備えることを特徴とする印刷方法。 - 第1の色材を用いて印刷された用紙に対して第2の色材を用いて印刷を行う装置と接続された印刷装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータに
前記印刷装置において処理を行うために用いられる印刷ジョブである第1の印刷ジョブと前記装置において処理を行うために用いられる印刷ジョブである第2の印刷ジョブとを含む第3の印刷ジョブを入力する入力ステップと、
前記入力ステップにより入力された第3の印刷ジョブに含まれる前記第1の印刷ジョブを用いて画像形成を行う画像形成ステップと、
前記画像形成ステップにより第1の色材を用いて画像が形成され、印刷処理された用紙における特性を示す値が閾値以上変化したページを検出する検出ステップと、
前記検出ステップにて検出されたページの前記特性の変化に関する情報を用いて、前記入力した第3の印刷ジョブに含まれる前記第2の印刷ジョブが有する用紙の特性情報を変更する変更ステップと、
前記変更ステップによる変更の後、前記第2の印刷ジョブを前記装置に送信する送信ステップと
を実行させるためのプログラム。 - 第1の色材を用いて印刷された用紙に対して、第2の色材を用いて印刷を行う装置と接続された印刷装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、前記コンピュータに
受信した印刷ジョブを用いて、画像形成を行う画像形成ステップと、
前記画像形成ステップによる画像が形成され、印刷処理された前記用紙の特性の変化に影響する情報を生成する生成ステップと、
前記生成ステップにより生成された情報を前記装置に送信する送信ステップと
を実行させるためのプログラム。
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