JP2023051285A - 力覚センサ - Google Patents

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雄介 阿路川
Yusuke Ajikawa
政次 中谷
Masaji Nakatani
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Abstract

【課題】作用する外力を高感度で検出可能な力覚センサを提供する。【解決手段】力覚センサは、支持部10と、第1受力部21と、第1板バネ部31と、第1センサ41と、を備える。第1受力部21は、支持部10に対して変位可能である。第1板バネ部31は、支持部10と第1受力部21とを連結する。第1センサ41は、第1板バネ部31に配置され、第1板バネ部31の弾性変形の変形量を検知する。第1板バネ部31は、第1受力部21が外力の作用を受けていない状態において、湾曲して弾性変形した状態で保持される。第1センサ41が検知した変形量から第1受力部21に作用する外力を検出する。【選択図】図2

Description

本発明は、力覚センサに関する。
従来の力覚センサは、装着面(支持部)に対して変位する第1の起歪部(第1受力部)と、装着面と第1の起歪部とを連結する板状の第2の起歪部と、歪ゲージ(第1センサ)と、を備える。歪ゲージは、第2の起歪部に配置され、第2の起歪部の変形に対して歪を検知する。歪ゲージが検知した歪みから、第1の起歪部に作用する外力を検出する(例えば、特許文献1)。
特開2005-257412号公報
上記特許文献に開示された力覚センサによると、第2の起歪部の変形量が小さく、作用する外力を高感度で検出できない可能性があった。
本発明は、作用する外力を高感度で検出可能な力覚センサを提供することを目的とする。
本発明の例示的な力覚センサは、支持部と、第1受力部と、第1板バネ部と、第1センサと、を備える。第1受力部は、支持部に対して変位可能である。第1板バネ部は、支持部と第1受力部とを連結する。第1センサは、第1板バネ部に配置され、第1板バネ部の弾性変形の変形量から検出する。第1板バネ部は、第1受力部が外力の作用を受けていない状態において、湾曲して弾性変形した状態で保持される。第1センサが検知した変形量から第1受力部に作用する外力を検出する。
例示的な本発明によれば、作用する外力を高感度で検出可能な力覚センサを提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る力覚センサの斜視図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る力覚センサの縦断面図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る力覚センサの変形例を示す縦断面図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る力覚センサの変形例を示す縦断面図である。 図5は、本発明の第2実施形態に係る力覚センサの縦断面図である。 図6は、本発明の第3実施形態に係る力覚センサの縦断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図面においては、適宜、3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。XYZ座標系において、Z軸方向は、鉛直方向(すなわち上下方向)を示し、+Z方向が上側(重力方向の反対側)であり、-Z方向が下側(重力方向)である。Z軸方向は、後述する支持部10と第1受力部21との対向方向でもある。なお、本明細書では、支持部10に対して第1受力部21側を上として、各部の形状や位置関係を説明する。なお、上下方向は単に説明のための用いられる名称であって、実際の位置関係及び方向を限定しない。
X軸方向は、Z軸方向と直交する方向を指し、その一方向および逆方向を、それぞれ+X方向および-X方向とする。Y軸方向は、Z軸方向およびX軸方向の両方向と直交する方向を指し、その一方向および逆方向を、それぞれ+Y方向および-Y方向とする。また、第1受力部21の中心を通り、Z軸と平行な軸を中心軸Lと規定する。また、本願において「平行な方向」とは、略平行な方向も含む。
(1.力覚センサの構成)
本発明の例示的な一実施形態の力覚センサ1について説明する。図1は第1実施形態に係る力覚センサ1の斜視図である。
力覚センサ1は、3軸力覚センサであり、第1受力部21に作用する外力を3次元で立体的に検出できる。
力覚センサ1は、支持部10と、第1受力部21と、第1板バネ部31と、第1センサ41と、を備える。支持部10は、下面に回路基板(不図示)が固定される。支持部10は、ロボットアーム、マニピュレータ等に取付けられる。本実施形態では、回路基板は、支持部10に含まれる。
第1受力部21は、矩形の板状であり、第1板バネ部31を介して支持部10の上面と平行に配置される。また、第1受力部21は、剛体からなり、第1受力部21自体は、外力を受けて殆ど弾性変形しない。これにより、第1受力部21に作用する外力の一部が、第1受力部21の変形によって吸収されることを抑制できる。従って、力覚センサ1は、第1受力部21に作用する外力を高感度で検出できる。
第1受力部21と支持部10とは、第1板バネ部31を介して連結されている。第1板バネ部31は、略長方形の板バネであり、長手方向の上端が第1受力部21に連結され、他端が支持部10に連結される。すなわち、第1板バネ部31は、支持部10と第1受力部21とを長手方向に連結する。
第1板バネ部31は、Z軸方向から見て、第1受力部21を中心にして放射状に等間隔で複数配置されている。本実施形態では、第1板バネ部31は、4個設けられている。具体的には、第1板バネ部31は、Z方向から見たときに略十字型となるように設けられ、一対の第1板バネ部31は、第1受力部21を挟んでX軸方向に延びる。また、一対の第1板バネ部31は、第1受力部21を挟んでY軸方向に延びる。第1板バネ部31を4個設けることにより、第1受力部21に作用する外力を3次元で検出できる。
複数の第1板バネ部31は、一枚の薄板から成り、互いに連結されている。例えば、4個の第1バネ部31は、薄板のバネ材を、放電加工やプレス等によって十字型に切り出し又は打ち抜いて容易に成形できる。複数の第1板バネ部31が、一枚の薄板から成るため、各第1バネ部31の材料特性(バネ定数等)を精度よく均一化することができる。なお、第1受力部21は、成形された十字型の薄板の中央部に貼り付け、又は固定できる。また、薄板の材料の一例としては、バネ用ステンレス鋼(SUS304-CSP)が挙げられる。
なお、第1板バネ部31は、個数に応じて第1受力部21を中心にして略等間隔で放射状に配置できる。例えば、第1板バネ部31を3個設ける場合には、放射状に120度間隔で配置してもよい。また、第1板バネ部31の数を増やすことにより、第1受力部21に作用する外力をより高感度で検出できる。
X軸方向に対向する一対の第1板バネ部31の復元力により、第1受力部21は、+X方向と-X方向とに釣り合う同じ力で引っ張られる。Y軸方向に対向する一対の第1板バネ部31の復元力により、第1受力部21は、+Y方向と-Y方向とに釣り合う同じ力で引っ張られる。
これにより、第1板バネ部31は、第1受力部21が外力の作用を受けていない状態において、外側(上方)に凸に円弧状に湾曲して弾性変形した状態で保持されている。
第1板バネ部31を外側に凸に円弧状に湾曲して弾性変形した状態で保持することにより、力覚センサ1が、Z軸方向(支持部10と第1受力部21との対向方向)に大型化することを抑制しながら、第1板バネ部31を、長手方向に長く形成することができる。第1板バネ部31を、長手方向に長く形成することにより、外力を受けた時の第1板バネ部31のZ軸方向における変形量(たわみ量)が大きくなる。
第1センサ41は、各第1板バネ部31の内面に配置され、各第1センサ41は、第1板バネ部31の弾性変形の変形量を検知する。第1センサ41として、例えば、圧電素子が用いられる。圧電素子は、第1板バネ部31の撓み量に応じて電気抵抗値が変化する。
第1センサ41は、例えば、シート状に形成され、第1板バネ部31の内面に貼り付けられる。なお、第1センサ41を、第1板バネ部31の内面に蒸着して形成してもよい。第1センサ41を、第1板バネ部31の外面に配置してもよい。また、第1センサ41は、圧電素子以外にも第1板バネ部31の弾性変形の変形量を検知できれば特に限定されない。
(2.力覚センサの動作)
第1受力部21が、例えば、中心軸Lに対して斜めであってZ軸方向のベクトルを含む外力を受けた場合に、4個の第1板バネ部31が、第1受力部21に作用する外力に応じてそれぞれ変形し、第1受力部21は、支持部10に対して相対的に移動または傾斜する。各第1板バネ部31に配置された第1センサ41は、第1板バネ部31の変形量をそれぞれ検知する。これにより、4個の第1板バネ部31の変形量に基づいて外力の大きさ及び向きが演算により検出される。
このとき、各第1板バネ部31は、小さい外力を受けた場合でも大きく撓み、変形する。このため、各第1センサ41は、各第1板バネ部31の弾性変形を高感度でそれぞれ検知できる。従って、力覚センサ1は、各第1センサ41が検知した変形量から第1受力部21に作用する外力の大きさ及び向きを演算により高感度で検出できる。
なお、力覚センサ1は、第1受力部21が、+Z方向又は-Z方向のいずれの向きを含む外力の作用を受けた場合でも、各第1センサ41が検知した変形量から第1受力部21に作用する外力を演算により検出できる。
また、力覚センサ1は、各第1板バネ部31の弾性域を超える外力が第1受力部21に作用することは好ましくない。
図3は、第1実施形態の力覚センサ1の変形例を示す縦断面図であり、支持部10と第1受力部21との間にリミッタ50が配置されている。第1受力部21は、リミッタ50によって支持部10に対する変位を規制され、リミッタ50に接触した場合に変位が止まる。これにより、第1板バネ部31が弾性域を超えて大きく湾曲し、破損することを防止できる。
図4は、第1実施形態の力覚センサ1の変形例を示す縦断面図である。第1受力部21が外力の作用を受けていない状態において、第1板バネ部31を外側に凸の楕円弧状に湾曲させ、弾性変形した状態で保持してもよい。第1板バネ部31を、長手方向に長く形成することにより、第1センサ41は、各第1板バネ部31の弾性変形をより高感度でそれぞれ検知できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図5は、第2実施形態に係る力覚センサ1の縦断面図である。説明の便宜上、前述の図1~図4に示す第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。第2実施形態では支持部10と第1受力部21との間に、第2受力部22が、配置されている点が第1実施形態とは異なる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
第2受力部22は、矩形の板状であり、第2板バネ部32を介して支持部10の上面と平行に配置される。また、第2受力部22は、剛体からなり、第2受力部22自体は、外力を受けても殆ど弾性変形しない。
第2板バネ部32は、略長方形の板バネであり、長手方向の上端が第2受力部22に連結され、他端が支持部10に連結される。すなわち、第2板バネ部32は、支持部10と第2受力部22とを長手方向に連結する。また、第2板バネ部32のバネ定数は、第1板バネ部31のバネ定数よりも大きい。
第2板バネ部32は、第2受力部22を中心にして放射状に等間隔で複数配置されている。本実施形態では、第2板バネ部32は、第1板バネ部31と同様に4個設けられている。具体的には、一対の第2板バネ部32は、第2受力部22を挟んでX軸方向に延びる。また、一対の第2板バネ部32は、第2受力部22を挟んでY軸方向に延びる。
第2板バネ部32は、第1板バネ部31と同様に、第2受力部22が外力の作用を受けていない状態において、外側に凸に円弧状に湾曲して弾性変形した状態で保持されている。
第2板バネ部32を外側(上方)に凸に円弧状に湾曲して弾性変形した状態で保持することにより、力覚センサ1が、Z軸方向(支持部10と第1受力部21との対向方向)に大型化することを抑制しながら、第2板バネ部32を、長手方向に長く形成することができる。第2板バネ部32を、長手方向に長く形成することにより、外力を受けた時の第2板バネ部32のZ軸方向における変形量(たわみ量)が大きくなる。
第2センサ42は、各第2板バネ部32の内面に配置され、各第2センサ42は、第2板バネ部32の弾性変形の変形量を検知する。第2センサ42は、第1センサ41と同様のものが用いられる。
第1受力部21が、例えば、中心軸Lに対して斜めであって-Z方向のベクトルを含む所定値以上の外力を受けた場合に、4個の第1板バネ部31が、第1受力部21に作用する外力に応じてそれぞれ変形する。また、第1受力部21が、第2受力部22に接触すると、第2板バネ部32がそれぞれ変形する。これにより、第1受力部21及び第2受力部22が、支持部10に対して相対的に移動または傾斜する。
すなわち、第1受力部21が、外力の作用を受けて第2受力部22に接触した場合に、第2受力部22は、支持部10に対して変位可能である。
このとき、各第2板バネ部32に配置された第2センサ42が、第2板バネ部32の変形量をそれぞれ検知する。各第2板バネ部32は、小さい外力を受けた場合でも大きく撓み、変形する。これにより、各第2センサ42は、各第2板バネ部32の弾性変形を高感度でそれぞれ検知できる。
従って、力覚センサ1は、各第2センサ42が検知した変形量から第1受力部21に作用する外力の大きさ及び向きを演算により高感度で検出できる。
これにより、第1受力部21が受ける-Z方向のベクトルを含む外力の大きさに応じて第1センサ41と第2センサ42とを使い分けることができ、第1受力部21に作用する外力の大きさ及び向きをより高感度で検出できる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図6は、第3実施形態に係る力覚センサ1の縦断面図である。説明の便宜上、前述の図5に示す第2実施形態と同様の部分には同一の符号を付す。第3実施形態では第1受力部21の外側に第3受力部23が、配置されている点が第2実施形態とは異なる。その他の部分は第2実施形態と同様である。
第3受力部23は、矩形の板状であり、第3板バネ部33を介して支持部10の上面と平行に配置される。また、第3受力部23は、剛体からなり、第3受力部23自体は、外力を受けても弾性変形しない。
第3受力部23は、中心軸Lを通ってZ軸方向に貫通する貫通孔23aを有する。第1受力部21は、アタッチメント21aを有する。アタッチメント21aは、+Z方向に延び、貫通孔23aを通って第3受力部23の外側に突出する。なお、アタッチメント21aは、第3受力部23と一体に形成され、アタッチメント21aが外力の作用を受けた場合に、アタッチメント21a及び第3受力部23は、支持部10に対して一緒に変位する。
第3板バネ部33は、略長方形の板バネであり、長手方向の上端が第3受力部23に連結され、他端が支持部10に連結される。すなわち、第3板バネ部33は、支持部10と第3受力部23とを長手方向に連結する。また、第3板バネ部33のバネ定数は、第1板バネ部31のバネ定数よりも大きい。
第3板バネ部33は、第3受力部23を中心にして放射状に複数等間隔で複数配置されている。本実施形態では、第3板バネ部33は、第1板バネ部1と同様に4個設けられている。具体的には、一対の第3板バネ部33は、第3受力部23を挟んでX軸方向に延びる。また、一対の第3板バネ部33は、第3受力部23を挟んでY軸方向に延びる。
第3板バネ部33は、第1板バネ部31と同様に、第3受力部23が外力の作用を受けていない状態において、外側(上方)に凸に円弧状に湾曲して弾性変形した状態で保持されている。
第3板バネ部33を外側に凸に円弧状に湾曲して弾性変形した状態で保持することにより、力覚センサ1が、Z軸方向(支持部10と第1受力部21との対向方向)に大型化することを抑制しながら、第3板バネ部33を、長手方向に長く形成することができる。第3板バネ部33を、長手方向に長く形成することにより、外力を受けた時の第3板バネ部33のZ軸方向における変形量(たわみ量)が大きくなる。
第3センサ43は、各第3板バネ部33の内面に配置され、各第3センサ43は、第3板バネ部33の弾性変形の変形量を検知する。第3センサ43は、第1センサ41と同様のものが用いられる。
第1受力部21が、アタッチメント21aを介して、例えば、中心軸Lに対して斜めであって+Z方向のベクトルを含む所定値以上の外力を受けた場合に、4個の第1板バネ部31が、第1受力部21に作用する外力に応じてそれぞれ変形する。また、第1受力部21が、第3受力部23に接触すると、第3板バネ部33がそれぞれ変形する。これにより、第1受力部21及び第3受力部23が、支持部10に対して相対的に移動または傾斜する。
すなわち、第1受力部21が、外力の作用を受けて第3受力部23に接触した場合に、第3受力部23は、支持部10に対して変位可能である。
このとき、各第3板バネ部33に配置された第3センサ43が、第3板バネ部33の変形量をそれぞれ検知する。各第3板バネ部33は、小さい外力を受けた場合でも大きく撓み、変形する。これにより、各第3センサ43は、各第3板バネ部33の弾性変形を高感度でそれぞれ検知できる。
従って、力覚センサ1は、各第3センサ43が検知した変形量から第1受力部21に作用する外力の大きさ及び向きを演算により高感度で検出できる。
これにより、第1受力部21が受ける+Z方向のベクトルを含む外力の大きさに応じて第1センサ41と第3センサ43とを使い分けることができ、第1受力部21に作用する外力の大きさ及び向きをより高感度で検出できる。
また、第1受力部21が、アタッチメント21aを介して、例えば、中心軸Lに対して斜めであって-Z方向のベクトルを含む所定値以上の外力を受けた場合には、第2実施形態と同様に、第2板バネ部32がそれぞれ変形する。これにより、第2実施形態と同様に、力覚センサ1は、各第2センサ42が検知した変形量から第1受力部21に作用する外力の大きさ及び向きを演算により高感度で検出できる。
<4.その他>
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。また、上記実施形態とその変形例は適宜任意に組み合わせることができる。例えば、第3実施形態において、第2受力部22及び第2板バネ部32を省いてリミッタ50を設けてもよい。
また、上記実施形態では、第2受力部22及び第3受力部23が外力の作用を受けていない状態において、第1板バネ部31と同様に、第2板バネ部32及び第3板バネ部33を、外側に凸の楕円弧状に湾曲させ、弾性変形した状態で保持してもよい(図4参照)。
本発明によると、ロボットアームに利用することができる。
1 力覚センサ
10 支持部
21 第1受力部
21a アタッチメント
22 第2受力部
23 第3受力部
23a 貫通孔
31 第1板バネ部
32 第2板バネ部
33 第3板バネ部
41 第1センサ
42 第2センサ
43 第3センサ
50 リミッタ
L 中心軸

Claims (10)

  1. 支持部と、
    前記支持部に対して変位可能な第1受力部と、
    前記支持部と前記第1受力部とを連結する第1板バネ部と、
    前記第1板バネ部に配置され、前記第1板バネ部の弾性変形の変形量を検知する第1センサと、を備え、
    前記第1板バネ部は、前記第1受力部が外力の作用を受けていない状態において、湾曲して弾性変形した状態で保持され、
    前記第1センサが検知した変形量から前記第1受力部に作用する外力を検出する、力覚センサ。
  2. 前記第1板バネ部は、前記第1受力部を中心にして放射状に等間隔で複数配置されている、請求項1に記載の力覚センサ。
  3. 複数の前記第1板バネ部は、一枚の薄板から成り、互いに連結されている、請求項2に記載の力覚センサ。
  4. 前記第1板バネ部は、4個設けられている、請求項2又は請求項3に記載の力覚センサ。
  5. 前記第1受力部が前記支持部の上方に対向して配され、前記第1板バネ部は、前記第1受力部が外力の作用を受けていない状態において、上に凸に湾曲している、請求項1~請求項4のいずれかに記載の力覚センサ。
  6. 前記支持部と前記第1受力部との間に配置される、リミッタを有し、
    前記第1受力部は、前記リミッタによって前記支持部に対する変位を規制される請求項1~請求項5のいずれかに記載の力覚センサ。
  7. 前記支持部と前記第1受力部との間に配置され、前記支持部に対して変位する第2受力部と、
    前記支持部と前記第2受力部とを連結する第2板バネ部と、
    前記第2板バネ部に配置され、前記第2板バネ部の弾性変形の変形量を検知する第2センサと、を備え、
    前記第1受力部が、外力の作用を受けて前記第2受力部に接触した場合に、第2受力部は、前記支持部に対して変位可能であり、
    前記第2センサが検知した変形量から前記第1受力部に作用する外力を検出する、請求項1~請求項6のいずれかに記載の力覚センサ。
  8. 前記第2板バネ部は、前記第2受力部が外力の作用を受けていない状態において、湾曲して弾性変形した状態で保持されている、請求項7に記載の力覚センサ。
  9. 前記第1受力部の外側に配置され、前記支持部に対して変位する第3受力部と、
    前記支持部と前記第3受力部とを連結する第3板バネ部と、
    前記第3板バネ部に配置され、前記第3板バネ部の弾性変形の変形量を検知する第3センサと、を備え、
    第3受力部は、前記第1板バネが外力の作用を受けて前記第3受力部に接触した場合に、前記支持部に対して変位可能であり、
    前記第3センサが検知した変形量から前記第1受力部に作用する外力を検出する、請求項1~請求項8のいずれかに記載の力覚センサ。
  10. 前記第1受力部が、剛体からなる、請求項1~請求項9のいずれかに記載の力覚センサ。
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