JP2023051213A - 配管接続構造および空気調和機 - Google Patents

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寛之 中野
Hiroyuki Nakano
淳司 山本
Junji Yamamoto
穂南美 正田
Honami Shoda
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Abstract

【課題】接続配管における電蝕の発生を抑制できる配管接続構造および空気調和機を提供する。【解決手段】配管接続構造は、一端が熱交換器に接続され、冷媒が流れる接続配管(31)と、一端が接続配管(31)の他端に接続されると共に、接続配管(31)の金属に対して電位的に貴な金属で形成された継手部材(41)とを備える。継手部材(41)は、継手本体(411)と、接続配管(31)に接続される接続部(412)とを有する。継手部材(41)および接続配管(31)に密着して、接続部(412)から接続配管(31)までを覆う被覆部材(51)が設けられている。【選択図】図6

Description

本開示は、配管接続構造および空気調和機に関する。
従来、配管接続構造としては、熱交換器に接続されるアルミニウム製の配管と、黄銅製の継手と、配管と継手とを連結するステンレス製の連結管とを備えたものがある(例えば、特開2010-203662号公報(特許文献1)参照)。
特開2010-203662号公報
上記配管接続構造では、アルミニウム製の配管にステンレス製の連結管を接続するため、この配管と連結管との接続箇所に例えば結露水が付着すると、異種金属接触腐食が発生する可能性がある。
したがって、上記配管接続構造には、熱交換器に接続されるアルミニウム製の配管で電蝕が進行する恐れがあるという問題があった。
本開示の課題は、接続配管における電蝕の発生を抑制できる配管接続構造および空気調和機を提供することにある。
本開示の配管接続構造は、
一端が熱交換器に接続され、冷媒が流れる接続配管と、
一端が上記接続配管の他端に接続されると共に、上記接続配管の第1の金属に対して電位的に貴な第2の金属で形成された継手部材と
を備え、
上記継手部材は、
継手本体と、
上記接続配管に接続される接続部と
を有し、
上記継手部材および接続配管に密着して、上記接続部から上記接続配管までを覆って、液体の付着を抑制する被覆部材が設けられている。
上記構成によれば、上記被覆部材が接続部から接続配管までを覆っているので、接続配管における電蝕の発生を抑制することができる。
本開示の一態様の配管接続構造では、
上記接続部は、上記接続配管の上記継手部材側の端部内に挿入される。
上記態様によれば、上記接続部が接続配管の継手部材側の端部内に挿入されるので、接続部から外部へ冷媒が漏れるリスクを下げることができる。
本開示の一態様の配管接続構造では、
上記接続部は、上記接続配管側に配置される第1部分と、上記継手本体側に配置される第2部分とを備え、
上記第1部分は上記接続配管に接合される一方、上記第2部分は上記接続配管に接合されない。
上記態様によれば、上記接続部の第2部分は接続配管に接合されないので、この第2部分上にろう材を配置することができる。したがって、上記接続配管に接続部をろう付けするための作業が容易となる。
本開示の一態様の配管接続構造では、
上記被覆部材は、上記第1部分および第2部分を覆っている。
上記態様によれば、上記第1部分および第2部分を被覆部材で覆うことにより、接続配管の他端および周辺部への液体の付着を抑制することができる。
本開示の一態様の配管接続構造では、
上記第1部分の軸方向の長さは5mm以上である。
上記態様によれば、上記第1部分の軸方向の長さは5mm以上であるので、接続配管から継手部材が分離するのを抑制することができる。
本開示の一態様の配管接続構造では、
上記第2部分の軸方向の長さは、5mm~10mmの範囲内である。
上記態様によれば、上記第2部分の軸方向の長さが5mm~10mmの範囲内であるので、第2部分上に十分な量のろう材を配置することができる。
本開示の一態様の配管接続構造では、
上記被覆部材において上記接続部の周囲に設けられた部分の軸方向の長さは、5mm~10mmの範囲内である。
上記態様によれば、上記被覆部材において上記接続部の周囲に設けられた部分の軸方向の長さが5mm~10mmの範囲内であるので、接続配管で電蝕が発生する可能性を下げることができる。
本開示の一態様の配管接続構造では、
上記継手部材は真鍮で形成されている。
上記態様によれば、上記継手部材は真鍮で形成されているので、継手部材の錆を抑制することができる。
本開示の一態様の配管接続構造では、
上記接続配管はアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されている。
上記態様によれば、上記接続配管をアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成することにより、接続配管の加工性を高めることができると共に、接続配管を軽量化することができる。
本開示の空気調和機は、
上述した配管接続構造のうちのいずれか一つの配管接続構造を備える。
上記構成によれば、上記配管接続構造を備えるので、接続配管における電蝕の発生を抑制できる。
本開示の第1実施形態の空気調和機の冷媒回路図である。 上記第1実施形態の空気調和機の室内機の斜視図である。 上記第1実施形態の空気調和機の室内機の正面図である。 上記第1実施形態の室内熱交換器およびその周辺部の正面図である。 上記第1実施形態の液冷媒用接続配管および液冷媒用フレアユニオンの正面図である。 上記第1実施形態の液冷媒用接続配管および液冷媒用フレアユニオンの断面図である。 本開示の第2実施形態の液冷媒用フレアユニオンの斜視図である。 上記第2実施形態の液冷媒用フレアユニオンの断面図である。
以下、本開示の配管接続構造および空気調和機を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。また、説明中の上下左右は、室内機を室内に設置した状態での上下左右に対応する。
〔第1実施形態〕
図1は、本開示の第1実施形態の空気調和機が備える冷媒回路RCを示す。この空気調和機は、室内機1と室外機2とが一対一のペア型の空気調和機である。
上記空気調和機は、室内機1と、この室内機1に冷媒回路RCを介して接続された室外機2とを備えている。
冷媒回路RCは、圧縮機11と、四路切換弁12と、室外熱交換器13と、電動膨張弁14と、熱交換器の一例としての室内熱交換器15と、アキュムレータ16とを有する。この圧縮機11の駆動に伴い、冷媒(例えば、R410A、R32などのHFC冷媒)が冷媒回路RCを循環する。
より詳しく説明すると、圧縮機11の吐出側の部分には四路切換弁12の一端が接続されている。四路切換弁12の他端には室外熱交換器13の一端が接続されている。室外熱交換器13の他端には電動膨張弁14の一端が接続されている。電動膨張弁14の他端には、閉鎖弁V1および連絡配管L1を介して室内熱交換器15の一端が接続されている。室内熱交換器15の他端には、連絡配管L2,閉鎖弁V2および四路切換弁12を介してアキュムレータ16の一端が接続されている。アキュムレータ16の他端には圧縮機11の吸入側の部分が接続されている。
また、室内熱交換器15および室内ファン18は、室内機1に搭載されている。この室内ファン18は、例えばクロスフローファンであり、室内熱交換器15を介して室内空気を吸い込む。
また、圧縮機11、四路切換弁12、室外熱交換器13、電動膨張弁14、アキュムレータ16および室外ファン17は、室外機2に搭載されている。
上記空気調和機は、冷房運転時および除湿運転時、四路切換弁12を実線の切換え位置に切り換えて、圧縮機11を起動する一方、暖房運転時、四路切換弁12を点線の切換え位置に切り換えて、圧縮機11を起動する。なお、図1中の実線矢印の方向は、冷房運転時および除湿運転時に冷媒が流れる方向を示す。また、図1中の点線矢印の方向は、暖房運転時に冷媒が流れる方向を示す。
図2は、室内機1を斜め上方から見た図である。また、図3は、室内機1を前側から見た図である。
室内機1は、図2,図3に示すように、ケーシング21を備え、室内熱交換器15、室内ファン18などがケーシング21内に収容されている。
ケーシング21の上部には、室内空気を吸い込む吸込口22が設けられている。室内ファン18の駆動時、室内空気が吸込口22からケーシング21内に入って室内ファン18に向かう。このとき、室内空気と共に埃などがケーシング21内に入らないようにするため、フィルタ(図示せず)が吸込口22に取り付けられている。
ケーシング21の下部には、室内ファン18からの空気(室内熱交換器15と熱交換した室内空気)を吹き出す吹出口23が設けられている。この吹出口23の周縁部には、水平フラップ24が回動可能に取り付けられている。
水平フラップ24は、冷房運転などが開始すると、吹出口23を塞ぐような停止姿勢から、吹出口23を開くような運転姿勢に移行して、吹出口23から吹き出される空気の上下方向の風向を調整する。
図4は、室内熱交換器15およびその周辺部を前側から見た図である。
室内熱交換器15は、熱交換部151と、この熱交換部151を左右方向に貫通する複数の伝熱管152とを有する。この熱交換部151および各伝熱管152は、それぞれ、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されている。
また、室内機1は、室内熱交換器15の伝熱管152に流体的に接続され、冷媒が流れる接続配管30を備えている。
接続配管30は、連絡配管L1の一部を構成する液冷媒用接続配管31と、連絡配管L2の一部を構成するガス冷媒用接続配管32とで構成されている。この液冷媒用接続配管31は、冷房運転時および除湿運転時、電動膨張弁14からの液冷媒を室内熱交換器15へ案内する。一方、ガス冷媒用接続配管32は、冷房運転時および除湿運転時、室内熱交換器15からのガス冷媒を圧縮機11へ案内する。なお、液冷媒用接続配管31は、接続配管の一例である。
<液冷媒用接続配管31の構成>
液冷媒用接続配管31は、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された円筒管である。この液冷媒用接続配管31の一端には、室内熱交換器15の伝熱管152が流体的に接続されている。一方、液冷媒用接続配管31の他端には、液冷媒用フレアユニオン41がろう付けで固定されている。なお、上記アルミニウムおよびアルミニウム合金は、それぞれ、第1の金属の一例である。また、液冷媒用フレアユニオン41は、継手部材の一例である。
<ガス冷媒用接続配管32の構成>
ガス冷媒用接続配管32は、一端が室内熱交換器15の伝熱管152に流体的に接続されると共に、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された第1ガス冷媒配管321と、銅または銅合金で形成された第2ガス冷媒配管322とを備えている。
また、第2ガス冷媒配管322の一端は、ステンレス製の第3ガス冷媒配管323を介して、第1ガス冷媒配管321の他端に流体的に接続されている。一方、第2ガス冷媒配管322の他端には、ガス冷媒用フレアユニオン42がろう付けで固定されている。
図5は、液冷媒用接続配管31およびその周辺部を前側から見た図である。
液冷媒用接続配管31は、略鉛直方向に沿って延びる第1部分31aを有する。なお、上記略鉛直方向は、鉛直方向を指すか、または、鉛直方向に対して例えば20度以下の角度で傾斜する方向を指す。
<液冷媒用接続配管31の液冷媒用フレアユニオン41側の構成>
液冷媒用接続配管31は、第1部分31aよりも液冷媒用フレアユニオン41側に、第1部分31aと一体的に形成された第2部分31bを有する。この第2部分31bは、第1部分31aの下端部に連なると共に、その下端部から左側(液冷媒用フレアユニオン41側)に向かうように屈曲している。
また、液冷媒用接続配管31は、第2部分31bよりも左側に、第2部分31bと一体的に形成された第3部分31cを有する。この第3部分31cは、第2部分31bの左側端部に連なると共に、略水平方向に沿って延びている。なお、上記略水平方向とは、水平方向を指すか、または、水平方向に対して例えば20度以下の角度で傾斜する方向を指す。
また、液冷媒用接続配管31の外周面において、第3部分31cの左側端部から第2部分31bの上端部までは、防水チューブ51で全周にわたって覆われている。この防水チューブ51は、防水性を有する材料(例えば、塩化ビニール、シリコンゴム、フッ素系ポリマーなど)からなるチューブを、加熱して収縮させて形成されている。これにより、防水チューブ51は第2部分31bおよび第3部分31cの外周面に密着している。なお、第3部分31cの左側端部は、液冷媒用接続配管31の液冷媒用フレアユニオン41側の端部に相当する。また、防水チューブ51は被覆部材の一例である。
<液冷媒用接続配管31の室内熱交換器15側の構成>
液冷媒用接続配管31は、第1部分31aよりも室内熱交換器15側に、第1部分31aと一体的に形成された第4部分31dを有する。この第4部分31dの右側下端部は、第1部分31aの上端部に連なる。また、第4部分31dは、第1部分31aの上端部から室内熱交換器15側に曲がるようにUターンする形状になっている。
また、液冷媒用接続配管31は、第4部分31dよりも室内熱交換器15側に、第4部分31dと一体的に形成された第5部分31eおよび第6部分31fを有する。この第5部分31eおよび第6部分31fは、第4部分31dよりも下側に配置されている。
図6は、液冷媒用フレアユニオン41の中心軸に平行な面で液冷媒用フレアユニオン41およびその周辺部を切ったときの断面を示す図である。
液冷媒用フレアユニオン41は、真鍮で形成されている。この液冷媒用フレアユニオン41内には、液冷媒用接続配管31内の空間と連なって通じる冷媒流路41aが設けられている。この冷媒流路41aは、液冷媒用フレアユニオン41の先端から液冷媒用フレアユニオン41の末端まで一定の径で延びている。なお、液冷媒用フレアユニオン41の先端は、液冷媒用フレアユニオン41の図6中左側の端に相当する。また、液冷媒用フレアユニオン41の末端は、液冷媒用フレアユニオン41の図6中右側の端に相当する。なお、上記真鍮は、第2の金属の一例である。
また、液冷媒用フレアユニオン41は、継手本体411と、この継手本体411と一体的に形成されると共に、液冷媒用接続配管31に流体的に接続される接続部412とを有している。この接続部412から液冷媒用接続配管31までを覆うように、防水チューブ51が設けられている。
継手本体411は、先細り形状の先端部411aと、円筒直管形状の中央部411bと、六角ナット形状の末端部411cとで構成されている。この先端部411a、中央部411bおよび末端部411cは、互いに一体的に形成されている。中央部411bは先端部411aと末端部411cとの間に設けられている。
接続部412は、継手本体411の右側(液冷媒用接続配管31側)の端面から突出する円筒直管である。この接続部412は、液冷媒用接続配管31側に配置された第1部分412aと、液冷媒用フレアユニオン41側に配置された第2部分412bとを有する。別の言い方をすると、接続部412は、第1部分412aと、この第1部分412aよりも継手本体411の近くに設けられた第2部分412bとを有する。
第1部分412aは、液冷媒用接続配管31の第3部分31cの左側端部内に挿入され、液冷媒用接続配管31に接合されている。この第1部分412aの全部の外周面を全周にわたって覆うように防水チューブ51が設けられている。ここで、防水チューブ51は、液冷媒用接続配管31の第3部分31cに密着している。また、第1部分412aは、軸方向の長さが5mm以上となるように形成される。なお、第3部分31cの左側端部は、拡管成形されており、液冷媒用接続配管31の他の部分に比べて内径が大きくなっている。
第2部分412bは、液冷媒用接続配管31の第3部分31cの左側端部内に挿入されず、液冷媒用接続配管31に接合されていない。この第2部分412bの一部の外周面を全周にわたって覆うように防水チューブ51が設けられている。ここで、防水チューブ51は、第2部分412bの一部に密着する一方、第2部分412bの他の部分に密着していない。また、第2部分412bは、軸方向の長さが5mm~10mmの範囲内となるように形成される。
また、防水チューブ51において接続部412の周囲に設けられた部分の軸方向の長さは、5mmを超えるように設定されている。
上記構成の空気調和機の配管接続構造は、液冷媒用接続配管31および液冷媒用フレアユニオン41を備える。この液冷媒用フレアユニオン41の接続部412から液冷媒用接続配管31までを防水チューブ51が覆うことにより、液冷媒用接続配管31の第3部分31cの左側端部への液体(例えば結露水)の付着を抑制することができる。したがって、液冷媒用接続配管31における電蝕の発生を抑制することができる。
また、接続部412の第1部分412aが第3部分31cの左側端部内に挿入されている。したがって、例えば、腐食による貫通孔が接続部412の第1部分412aに形成されたとしても、その貫通孔から冷媒が外部へ漏れるのを第3部分31cの左側端部で抑制することができる。その結果、接続部412の第1部分412aから外部へ冷媒が漏れるリスクを下げることができる。
また、接続部412の第2部分412bは液冷媒用接続配管31に接合されないので、この第2部分412b上にろう材を配置することができる。したがって、液冷媒用接続配管31に接続部412をろう付けするための作業が容易となる。
また、接続部412の第1部分412aおよび第2部分412bを防水チューブ51で覆うことにより、液冷媒用接続配管31の他端およびその周辺部が防水チューブ51で覆われる。したがって、液冷媒用接続配管31の他端およびその周辺部への液体の付着を抑制することができる。
また、液冷媒用接続配管31の他端およびその周辺部が防水チューブ51で覆うことにより、液冷媒用接続配管31の左側端部の内周面と、接続部412の第1部分412aの外周面との間に、液体が進入するのを抑制することができる。
また、接続部412の第1部分412aは、軸方向の長さが5mm以上に設定されているので、接続部412の第1部分412aが第3部分31cの左側端部から分離するのを抑制することができる。
また、接続部412の第2部分412bは、軸方向の長さが5mm~10mmの範囲内に設定されているので、第2部分412b上に十分な量のろう材を配置することができる。
また、防水チューブ51において接続部412の周囲に設けられた部分の軸方向の長さは、5mmを超えるように設定されているので、液冷媒用接続配管31の第3部分31cの左側端部で電蝕が発生する可能性を下げることができる。
また、液冷媒用フレアユニオン41は真鍮で形成されているので、液冷媒用フレアユニオン41の錆を抑制することができる。
また、液冷媒用接続配管31をアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成することにより、液冷媒用接続配管31の加工性を高めることができると共に、液冷媒用接続配管31を軽量化することができる。
上記第1実施形態の空気調和機では、1つの室外機2に対して、室内機1を1つ接続していたが、室内機1を複数接続するようにしてもよい。別の言い方をすれば、上記空気調和機は、ペア型であったが、マルチ型にしてもよい。
上記第1実施形態では、防水チューブ51が、第2部分412bの一部の外周面を覆っていたが、第2部分412bの外周面を覆わないようにしてもよい。
上記第1実施形態では、防水チューブ51において接続部412の周囲に設けられた部分の軸方向の長さは、5mmを超えるように設定されていたが、5mmに設定されてもよいし、5mmを超えるように、かつ、10mm以下となるように、設定されてもよい。
上記第1実施形態では、液冷媒用接続配管31は、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されていたが、アルミニウムおよびアルミニウム合金以外の金属で形成されるようにしてもよい。このようにする場合も、液冷媒用接続配管31を形成するための金属は、液冷媒用フレアユニオン41を形成するめの金属に対して電位的に卑となるように選択される。
上記第1実施形態では、液冷媒用フレアユニオン41は、真鍮で形成されていたが、真鍮以外の金属(例えばステンレス)で形成されるようにしてもよい。このようにする場合も、液冷媒用フレアユニオン41を形成するための金属は、液冷媒用接続配管31を形成するめの金属に対して電位的に貴となるように選択される。
上記第1実施形態では、ガス冷媒用接続配管32は、第1ガス冷媒配管321、第2ガス冷媒配管322および第3ガス冷媒配管323で構成され、防水チューブ51で被覆されていなかったが、液冷媒用接続配管31と同様に、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された円筒管で構成されるようにし、防水チューブ51と同様の防水チューブで被覆されるようにしてもよい。別の言い方をすれば、液冷媒用接続配管31における電蝕防止構造をガス冷媒用接続配管32に適用してもよい。
上記第1実施形態では、室内熱交換器15の伝熱管152と液冷媒用接続配管31の一端との間に、分流器を介在させていなかったが、分流器を介在させてもよい。この分流器は、1つの冷媒流を2つの冷媒流に分けるものでもよいし、1つの冷媒流を3つ以上の冷媒流に分けるものであってもよい。
上記第1実施形態では、液冷媒用接続配管31においては、第2部分31bおよび第3部分31cが、防水チューブ51で覆われていたが、第3部分31cの左側端部のみが、防水チューブ51で覆われるようにしてもよい。
上記第1実施形態では、防水チューブ51は、接続部412の第2部分412bの一部の外周面を覆っていたが、接続部412の第2部分412bの一部の外周面も覆わないようにしてもよいし、接続部412の第2部分412bの全部の外周面を覆うようにしてもよい。
〔第2実施形態〕
図7は、本開示の第2実施形態の空気調和機の液冷媒用フレアユニオン2041を斜め上方から見た図である。また、図8は、液冷媒用フレアユニオン2041の中心軸に平行な面で液冷媒用フレアユニオン2041を切ったときの断面を示す図である。
上記第2実施形態の空気調和機は、図7,図8に示すように、液冷媒用接続配管2031および液冷媒用フレアユニオン2041を備えている点を除いて、第1実施形態の空気調和機と同様に構成されている。
液冷媒用接続配管2031は、液冷媒用フレアユニオン2041側の端部が拡管形成されていないことを除いて、液冷媒用接続配管31と同様に形成されている。例えば、液冷媒用接続配管2031も、液冷媒用接続配管31と同様に、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されている。
液冷媒用フレアユニオン2041は、真鍮で形成されている。この液冷媒用フレアユニオン2041は、継手本体2411と、この継手本体2411と一体的に形成されると共に、液冷媒用接続配管2031に流体的に接続される接続部2412とを有している。また、接続部2412から液冷媒用接続配管2031までを覆うように、防水チューブ2051が設けられている。ここで、防水チューブ2051は、液冷媒用接続配管2031の液冷媒用フレアユニオン2041側の端部に密着している。なお、防水チューブ2051は、防水チューブ51と同様に形成される。
継手本体2411は、先細り形状の先端部2411aと、円筒直管形状の中央部2411bと、六角ナット形状の末端部2411cとで構成されている。この先端部2411a、中央部2411bおよび末端部2411cは、互いに一体的に形成されている。中央部2411bは先端部2411aと末端部2411cとの間に設けられている。
接続部2412は、継手本体2411の液冷媒用接続配管31側の端面から突出する円筒直管である。ここで、防水チューブ2051は、接続部2412の全部に密着する一方、液冷媒用フレアユニオン2041の他の部分には密着していない。
また、液冷媒用フレアユニオン2041には、液冷媒用接続配管31内の空間と連なって通じる冷媒流路2041aが設けられている。この冷媒流路2041aは、液冷媒用フレアユニオン41の液冷媒用フレアユニオン2041の先端から接続部2412側に一定の径で延びて、後述の挿入穴2041bに接続されている。また、冷媒流路2041aの径は、挿入穴2041bの径よりも小さくなっている。
また、液冷媒用フレアユニオン2041には、液冷媒用フレアユニオン2041の末端から中央部2411b側に延びる挿入穴2041bが設けられている。この挿入穴2041bには、液冷媒用接続配管2031の液冷媒用フレアユニオン2041側の端部が挿入される。この後、液冷媒用接続配管2031の液冷媒用フレアユニオン2041側の端部は、接続部2412にろう付けで固定される。また、液冷媒用接続配管2031の液冷媒用フレアユニオン2041側の端部が挿入穴2041bに嵌まり込むように、挿入穴2041bの径が設定されている。
上記構成の空気調和機も、第1実施形態の空気調和機と同様の作用効果を奏することができる。
また、液冷媒用接続配管2031の液冷媒用フレアユニオン2041側の端部は拡管形成されていないので、製造工程数を減らすことができる。
上記第2実施形態では、防水チューブ2051は、接続部2412の全部の外周面を覆っていたが、接続部2412の一部の外周面を覆うようにしてもよいし、接続部2412の全部の外周面を覆わないようにしてもよい。
本開示の具体的な実施の形態について説明したが、本開示は上記第1,第2実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本開示の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1,第2実施形態で記載した内容の一部を削除または置換したものを、本開示の一実施形態としてもよい。また、上記第1実施形態の変形例のように、第2実施形態を変形してもよい。また、上記変形例同士を組み合わせたものを、本開示の一実施形態としてもよい。
1 室内機
15 室内熱交換器
31,2031 液冷媒用接続配管
31a,412a 第1部分
31b,412b 第2部分
31c 第3部分
31d 第4部分
31e 第5部分
31f 第6部分
32 ガス冷媒用接続配管
33 分流器
41,2041 液冷媒用フレアユニオン
41a,2041a 冷媒流路
42 ガス冷媒用フレアユニオン
51,2051 防水チューブ
151 熱交換部
152 伝熱管
321 第1ガス冷媒配管
322 第2ガス冷媒配管
323 第3ガス冷媒配管
411,2411 継手本体
412,2412 接続部
411a,2411a 先端部
411b,2411b 中央部
411c,2411c 末端部
2041b 挿入穴

Claims (10)

  1. 一端が熱交換器(15)に接続され、冷媒が流れる接続配管(31,2031)と、
    一端が上記接続配管(31,2031)の他端に接続されると共に、上記接続配管(31,2031)の第1の金属に対して電位的に貴な第2の金属で形成された継手部材(41,2041)と
    を備え、
    上記継手部材(41,2041)は、
    継手本体(411,2411)と、
    上記接続配管(31,2031)に接続される接続部(412,2412)と
    を有し、
    上記継手部材(41,2041)および接続配管(31,2031)に密着して、上記接続部(412,2412)から上記接続配管(31,2031)までを覆う被覆部材(51,2051)が設けられている、配管接続構造。
  2. 請求項1に記載の配管接続構造において、
    上記接続部(412)は、上記接続配管(31)の上記継手部材(41)側の端部内に挿入される、配管接続構造。
  3. 請求項2に記載の配管接続構造において、
    上記接続部(412)は、上記接続配管(31)側に配置される第1部分(412a)と、上記継手本体(411)側に配置される第2部分(412b)とを備え、
    上記第1部分(412a)は上記接続配管(31)に接合される一方、上記第2部分(412b)は上記接続配管(31)に接合されない、配管接続構造。
  4. 請求項3に記載の配管接続構造において、
    上記被覆部材(51)は上記第1部分(412a)および第2部分(412b)を覆っている、配管接続構造。
  5. 請求項3または4に記載の配管接続構造において、
    上記第1部分(412a)の軸方向の長さは5mm以上である、配管接続構造。
  6. 請求項3から5までのいずれか一項に記載の配管接続構造において、
    上記第2部分(412b)の軸方向の長さは、5mm~10mmの範囲内である、配管接続構造。
  7. 請求項1から6までのいずれか一項に記載の配管接続構造において、
    上記被覆部材(51,2051)において上記接続部(412,2412)の周囲に設けられた部分の軸方向の長さは、5mm~10mmの範囲内である、配管接続構造。
  8. 請求項1から7までのいずれか一項に記載の配管接続構造において、
    上記継手部材(41,2041)は真鍮で形成されている、配管接続構造。
  9. 請求項1から8までのいずれか一項に記載の配管接続構造において、
    上記接続配管(31,2031)はアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されている、配管接続構造。
  10. 請求項1から9までのいずれか一項に記載の配管接続構造を備える、空気調和機。
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