JP7381956B1 - 空気調和装置の構成ユニット、及び空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置の構成ユニット、及び空気調和装置 Download PDF

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Abstract

【課題】空気調和装置の構成ユニットにおいて、分流器に接続する冷媒管の腐食を抑制する。【解決手段】分流器(101,151)に接続する冷媒管(102,152)は、アルミニウム又はアルミニウム合金で構成される第1管(110,160)と、銅又は銅合金で構成される第2管(120,170)とを有する。第1管(110,160)の第1接続端(111,161)と第2管の第2接続端(121,171)とが接続する。被覆部材(105,155)は、ケーシング(35)の内部空間(S1)と外部空間(S2)とを跨ぐように貫通孔(38a,38b)に配置される。冷媒管(102,152)のうち第1管(110,160)の第1接続端(111,161)と第2管の第2接続端(121,171)とを含む第1部分(140,190)は、被覆部材(105,155)によって覆われる。【選択図】図6

Description

本開示は、空気調和装置を構成する構成ユニット、及び空気調和装置に関する。
空気調和装置を構成する構成ユニットでは、冷媒が流れる配管に、アルミニウムまたはアルミニウム合金で構成された部分(アルミニウム管部分)と、銅または銅合金で構成された部分(銅管部分)とが混在する場合がある。アルミニウムは、イオン化傾向が銅よりも高い。そのため、銅管部分の表面において生成した銅イオンを含む凝縮水がアルミニウム管部分に付着すると、アルミニウム管部分が腐食するおそれがある。
特許文献1(特に、図2を参照)には、上述した問題に対処するため、熱交換器に設けられたアルミニウム製の伝熱管と、銅製の配管との間に、U字状または逆U字状の管を設けることが開示されている。この構造において、銅製の配管の表面で生じた凝縮水は、U字状または逆U字状の管に阻まれてアルミニウム製の伝熱管に到達できない。
特許5853203号公報
通常、熱交換器には、複数の伝熱管が設けられる。熱交換器には、複数の伝熱管に冷媒を分配するための分流器が接続される。そして、分流器に接続する冷媒管が、アルミニウム管部分と銅管部分とを有する場合もあり得る。ここで、構成ユニットのケーシング内には熱交換器等の部品が収容されるため、冷媒管を配置するスペースが限られる。そのため、限られた配管スペースにおいて、分流器に接続する冷媒管の腐食を防ぐ必要があった。
本開示の目的は、空気調和装置の構成ユニットにおいて、分流器に接続する冷媒管の腐食を抑制することである。
第1の態様は、空気調和装置(10)の構成ユニット(20,30)を対象とする。構成ユニット(20,30)は、貫通孔(38a,38b)を有するケーシング(35)と、前記ケーシング(35)に収容され、複数の伝熱管(66)を有する熱交換器(65)と、前記貫通孔(38a,38b)を通る冷媒管(102,152)と、前記熱交換器(65)と前記冷媒管(102,152)とが接続し、前記冷媒管(102,152)から流入した冷媒を複数の前記伝熱管(66)に分配する分流器(101,151)と、前記冷媒管(102,152)を覆う被覆部材(105,155)とを備える。前記冷媒管(102,152)は、前記分流器(101,151)に接続し、アルミニウム又はアルミニウム合金で構成される第1管(110,160)と、銅又は銅合金で構成される第2管(120,170)とを有する。前記第1管(110,160)の第1接続端(111,161)と前記第2管の第2接続端(121,171)が、直接に接続し、又は前記第1管(110,160)及び前記第2管(120,170)と材質が異なる金属管を介して接続する。前記被覆部材(105,155)は、前記ケーシング(35)の内部空間(S1)と外部空間(S2)とを跨ぐように前記貫通孔(38a,38b)に配置され、前記冷媒管(102,152)のうち前記第1管(110,160)の第1接続端(111,161)と前記第2管の第2接続端(121,171)とを含む第1部分(140,190)は、前記被覆部材(105,155)によって覆われる。
第1の態様では、被覆部材(105,155)が、ケーシング(35)の内部空間(S1)と外部空間(S2)と跨ぐように、ケーシング(35)の貫通孔(38a,38b)に配置される。冷媒管(102,152)の第1部分(140,190)は、この被覆部材(105,155)に覆われる。これにより、ケーシング(35)の貫通孔(38a,38b)付近に配置された冷媒管(102,152)の第1部分(140,190)は、被覆部材(105,155)に覆われることで直接に空気に触れないので、該第1部分(140,190)に凝縮水が発生しにくくなる。従って、この態様では、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因する第1管(110,160)の腐食を抑制できる。
第2の態様は、第1の態様において、前記冷媒管(102,152)に対して前記被覆部材(105,155)を締め付ける締付部材(131,181)を更に備え、前記第1接続端(111,161)は、前記被覆部材(105,155)における前記ケーシング(35)の外部に位置する第1端(105a,155a)と前記締付部材(131,181)との間に配置される。
第2の態様において、第1管(110,160)の第1接続端(111,161)は、被覆部材(105,155)の第1端(105a,155a)と締付部材(131,181)との間に配置される。ここで、ケーシング(35)内に配置された冷媒管(102,152)で生じた凝縮水が、該冷媒管(102,152)を伝って被覆部材(105,155)と冷媒管(102,152)との間に侵入すると、この凝縮水が銅又は銅合金からなる第2管(120,170)に付着し、銅イオンを含む凝縮水が生成されてしまう。この態様では、締付部材(131,181)は被覆部材(105,155)の第1端(105a,155a)よりもケーシング(35)の内部空間(S1)側に配置されるので、締付部材(131,181)によって、ケーシング(35)内の第1管(110,160)で生じた凝縮水が被覆部材(105,155)と冷媒管(102,152)との間に侵入することを抑制できる。その結果、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因する第1管(110,160)の腐食をより抑制できる。
第3の態様は、第1の態様において、前記冷媒管(102,152)に対して前記被覆部材(105,155)を締め付ける締付部材(132,182)を更に備え、前記第2接続端(121,171)は、前記被覆部材(105,155)における前記ケーシング(35)の内部に位置する第2端(105b,155b)と前記締付部材(132,182)との間に配置される。
第3の態様において、第2管(120,170)の第2接続端(121,171)は、被覆部材(105,155)の第2端(105b,155b)と締付部材(132,182)との間に配置される。ここで、ケーシング(35)外に配置された冷媒管(102,152)で生じた凝縮水が、該冷媒管(102,152)を伝って被覆部材(105,155)と冷媒管(102,152)との間に侵入すると、この凝縮水が第2管(120,170)に付着し、銅イオンを含む凝縮水が生成されてしまう。この態様では、締付部材(132,182)は、被覆部材(105,155)の第2端(105b,155b)よりもケーシング(35)の外部空間(S2)側に配置されるので、締付部材(132,182)によって、ケーシング(35)外の冷媒管(102,152)で生じた凝縮水が被覆部材(105,155)と冷媒管(102,152)との間に侵入することを抑制できる。その結果、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因する第1管(110,160)の腐食をより抑制できる。
第4の態様は、第1の態様において、前記冷媒管(102,152)に対して前記被覆部材(105,155)を締め付ける第1締付部材(131,181)及び第2締付部材(132,182)を更に備え、前記第1接続端(111,161)及び前記第2接続端(121,171)は、前記第1締付部材(131,181)と前記第2締付部材(132,182)との間に配置される。
第4の態様において、第1接続端(111,161)及び第2接続端(121,171)は、第1締付部材(131,181)と第2締付部材(132,182)との間に配置される。ケーシング(35)の内外に配置された冷媒管(102,152)のそれぞれにおいて生じた凝縮水が、該冷媒管(102,152)を伝って被覆部材(105,155)と冷媒管(102,152)との間に侵入することを抑制できる。その結果、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因する第1管(110,160)の腐食をより抑制できる。
第5の態様は、第1~第4のいずれか1つの態様において、前記冷媒管(102,152)は、水平方向に延び又は前記ケーシング(35)の外側に向かうに連れて下方に傾斜する横伸長管部(102a,152a)を含み、前記冷媒管(102,152)の前記第1部分(140,190)は、前記横伸長管部(102a,152a)に配置される。
第5の態様では、冷媒管(102,152)の第1部分(140,190)が横伸長管部(102a,152a)に配置される。そのため、第1部分(140,190)が水平方向に延びる又はケーシング(35)の外側に向かうにつれて下方に傾斜する。従って、この態様では、第1管(110,160)が第2管(120,170)よりも下方に位置することがないので、第2管(120,170)で生じた銅イオンを含む凝縮水が第1管(110,160)に付着しにくくなる。その結果、第1管(110,160)の腐食をより抑制できる。
第6の態様は、第1~第5のいずれか1つの構成ユニット(20,30)を備えた空気調和装置(10)である。
第6の態様では、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因する第1管(110,160)の腐食を抑制した構成ユニット(20,30)を提供できる。
図1は、実施形態の空気調和装置を示す配管図である。 図2は、斜め下方から見た室内機の斜視図である。 図3は、ケーシング本体の天板を省略した室内機の概略の平面図である。 図4は、図3のIV-O-IV断面を示す室内機の概略の断面図である。 図5は、図3の要部の拡大図である。 図6は、液側被覆部材の周辺を示す断面図である。 図7は、ガス側被覆部材の周辺を示す断面図である。 図8は、変形例1における図6に相当する図である。 図9は、変形例2における図6に相当する図である。 図10は、変形例3における図6に相当する図である。 図11は、変形例4における図6に相当する図である。 図12は、変形例5における図6に相当する図である。 図13は、変形例8における図6に相当する図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本開示は、以下に示される実施形態に限定されるものではなく、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲内で各種の変更が可能である。各図面は、本開示を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために必要に応じて寸法、比または数を誇張または簡略化して表す場合がある。
《実施形態》
実施形態の空気調和装置(10)について説明する。
-空気調和装置-
図1に示すように、空気調和装置(10)は、室外機(20)と、室内機(30)とを備える。室外機(20)と室内機(30)のそれぞれは、空気調和装置(10)を構成する構成ユニットである。
室外機(20)と室内機(30)は、一対の連絡配管(12)を介して互いに接続される。空気調和装置(10)では、室外機(20)と室内機(30)と連絡配管(12)とによって、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う冷媒回路(11)が構成される。
〈室外機〉
室外機(20)は、室外に設置される。室外機(20)は、圧縮機(21)と、四方切換弁(22)と、室外熱交換器(23)と、室外ファン(25)と、膨張弁(24)と、液側閉鎖弁(26)と、ガス側閉鎖弁(27)とを有する。
圧縮機(21)は、例えばスクロール式またはロータリ式の全密閉型圧縮機である。圧縮機(21)は、低圧冷媒を吸入して圧縮し、圧縮されて高圧となった冷媒(高圧冷媒)を吐出する。
四方切換弁(22)は、冷媒回路(11)における冷媒の流れを切り換えるための弁である。四方切換弁(22)は、図1に実線で示す第1状態と、図2に破線で示す第2状態とに切り換わる。第1状態は、圧縮機(21)が吐出した高圧冷媒を室外熱交換器(23)へ送り、室内機(30)から流入した低圧冷媒を圧縮機(21)へ送る状態である。第2状態は、圧縮機(21)が吐出した高圧冷媒を室内機(30)へ送り、室外熱交換器(23)を通過した低圧冷媒を圧縮機(21)へ送る状態である。
室外熱交換器(23)は、冷媒を室外空気と熱交換させる熱交換器である。室外熱交換器(23)は、例えばフィンアンドチューブ熱交換器である。室外ファン(25)は、室外熱交換器(23)に室外空気を供給するファンである。膨張弁(24)は、開度可変の電動式膨張弁である。
〈室内機〉
室内機(30)は、空気調和の対象空間である室内に設置される。室内機(30)は、室内熱交換器(65)と、室内ファン(50)とを有する。室内機(30)の詳細は、後述する。
〈運転動作〉
空気調和装置(10)は、冷房運転と暖房運転を選択的に行う。
冷房運転では、四方切換弁(22)が第1状態に設定され、冷媒回路(11)において冷媒が循環する。冷媒回路(11)では、室外熱交換器(23)が放熱器として機能し、室内熱交換器(65)が蒸発器として機能する。室内機(30)は、室内空間から吸い込んだ空気を室内熱交換器(65)において冷却し、冷却された空気を室内空間へ吹き出す。
暖房運転では、四方切換弁(22)が第2状態に設定され、冷媒回路(11)において冷媒が循環する。冷媒回路(11)では、室内熱交換器(65)が放熱器として機能し、室外熱交換器(23)が蒸発器として機能する。室内機(30)は、室内空間から吸い込んだ空気を室内熱交換器(65)において加熱し、加熱された空気を室内空間へ吹き出す。
-室内機の構成-
図2に示すように、本実施形態の室内機(30)は、天井埋込型の室内機である。図3及び図4に示すように、室内機(30)は、ケーシング(35)と、室内ファン(50)と、室内熱交換器(65)と、ドレンパン(55)と、ベルマウス(52)とを備える。
室内熱交換器(65)には、液管ユニット(100)と、ガス管ユニット(150)とが接合される。室内熱交換器(65)と、液管ユニット(100)と、ガス管ユニット(150)とは、熱交換器組立体(60)を構成する。
〈ケーシング〉
ケーシング(35)は、ケーシング本体(36)と化粧パネル(40)とを備える。ケーシング(35)には、室内ファン(50)と、室内熱交換器(65)と、ドレンパン(55)と、ベルマウス(52)とが収容される。
ケーシング本体(36)は、下面が開口する概ね直方体状の箱形の部材である。このケーシング本体(36)は、概ね平板状の天板(36a)と、天板(36a)の周縁部から下方に延びる側板(36b)とを有する。化粧パネル(40)については、後述する。
〈室内ファン〉
図4に示すように、室内ファン(50)は、いわゆるターボファンである。室内ファン(50)は、下方から吸い込んだ空気を径方向の外側に向けて吹き出す。室内ファン(50)は、ケーシング本体(36)の内部中央に配置される。室内ファン(50)は、室内ファンモータ(51)によって駆動される。室内ファンモータ(51)は、天板(36a)の中央部に固定される。
〈ベルマウス〉
ベルマウス(52)は、室内ファン(50)の下方に配置される。ベルマウス(52)は、ケーシング(35)へ流入した空気を室内ファン(50)へ案内するための部材である。ベルマウス(52)は、ドレンパン(55)と共に、ケーシング(35)の内部空間を、室内ファン(50)の吸い込み側に位置する一次空間(37a)と、室内ファン(50)の吹き出し側に位置する二次空間(37b)とに仕切る。
〈室内熱交換器〉
室内熱交換器(65)は、いわゆるクロスフィン型のフィンアンドチューブ熱交換器である。図3に示すように、室内熱交換器(65)は、四角い筒状形成され、室内ファン(50)の周囲を囲むように配置される。室内熱交換器(65)は、二次空間(37b)に配置される。室内熱交換器(65)は、その内側から外側へ向かって通過する空気を、冷媒回路の冷媒と熱交換させる。
〈ドレンパン〉
ドレンパン(55)は、いわゆる発泡スチロール製の部材である。図4に示すように、ドレンパン(55)は、ケーシング本体(36)の下端を塞ぐように配置される。ドレンパン(55)の上面には、室内熱交換器(65)の下端に沿った水受溝(56)が形成される。水受溝(56)には、室内熱交換器(65)の下端部が入り込む。水受溝(56)は、室内熱交換器(65)において生成したドレン水を受け止める。
図3に示すように、ドレンパン(55)には、主吹出し通路(57)と副吹出し通路(58)とが四つずつ形成される。主吹出し通路(57)及び副吹出し通路(58)は、室内熱交換器(65)を通過した空気が流れる通路であって、ドレンパン(55)を上下方向に貫通する。
主吹出し通路(57)は、断面が細長い長方形状の貫通孔である。主吹出し通路(57)は、ケーシング本体(36)の四つの辺のそれぞれに沿って一つずつ配置される。副吹出し通路(58)は、断面がやや湾曲した矩形状の貫通孔である。副吹出し通路(58)は、ケーシング本体(36)の四つの角部のそれぞれに一つずつ配置される。
〈化粧パネル〉
化粧パネル(40)は、四角い厚板状に形成された樹脂製の部材である。化粧パネル(40)の下部は、ケーシング本体(36)の天板(36a)よりも一回り大きな正方形状に形成される。化粧パネル(40)は、ケーシング本体(36)の下面を覆うように配置される。また、化粧パネル(40)の下面は、室内空間に露出する。
図2及び図4に示すように、化粧パネル(40)の中央部には、正方形状の一つの吸込口(41)が形成される。吸込口(41)は、化粧パネル(40)を上下に貫通し、ケーシング(35)内部の一次空間(37a)に連通する。吸込口(41)には、格子状の吸込グリル(45)が設けられる。吸込グリル(45)の上方には、フィルタ(46)が配置される。
化粧パネル(40)には、概ね四角い輪状の吹出口(44)が、吸込口(41)を囲むように形成される。図2に示すように、吹出口(44)は、四つの主吹出し開口(42)と、四つの副吹出し開口(43)とに区分される。
主吹出し開口(42)は、細長い長方形状の開口である。主吹出し開口(42)は、化粧パネル(40)の四つの辺のそれぞれに沿って一つずつ配置される。化粧パネル(40)の主吹出し開口(42)は、ドレンパン(55)の主吹出し通路(57)と一対一に対応する。各主吹出し開口(42)は、対応する主吹出し通路(57)と連通する。また、各主吹出し開口(42)には、風向調節羽根(47)が一つずつ設けられる。
副吹出し開口(43)は、1/4円弧状の開口である。副吹出し開口(43)は、化粧パネル(40)の四つの角部のそれぞれに一つずつ配置されている。化粧パネル(40)の副吹出し開口(43)は、ドレンパン(55)の副吹出し通路(58)と一対一に対応する。各副吹出し開口(43)は、対応する副吹出し通路(58)と連通する。
〈液管ユニット〉
図5に示すように、液管ユニット(100)は、一つの液側分流器(101)と、一つの液側集合管(102)と、複数の液側分岐管(103)とを備える。なお、図5では、液側分岐管(103)を一つだけ図示している。
液側分流器(101)には、液側集合管(102)の一端と、各液側分岐管(103)の一端とが接続する。液側分流器(101)は、液側集合管(102)から流入した冷媒を、複数の液側分岐管(103)へ分配する部材である。
各液側分岐管(103)の他端は、対応する室内熱交換器(65)の伝熱管(66)に接続する。液側分岐管(103)は、液側分流器(101)を室内熱交換器(65)の伝熱管(66)に連通させる。
液側集合管(102)は、ケーシング本体(36)の側板(36b)に形成された第1貫通孔(38a)を通ってケーシング本体(36)の外部へ延びる。液側集合管(102)の他端は、ケーシング本体(36)の外部に露出する。第1貫通孔(38a)は、本開示の貫通孔に対応する。
液側集合管(102)には、液側被覆部材(105)が取り付けられる。液側被覆部材(105)は、発泡樹脂製の円筒状の部材である。液側被覆部材(105)は、液側集合管(102)のうちケーシング本体(36)の内側と外側にわたる部分を覆い、側板(36b)に形成された貫通孔の縁部と液側集合管(102)との間の隙間を塞ぐ。
〈ガス管ユニット〉
図5に示すように、ガス管ユニット(150)は、一つのガス側分流器(151)と、一つのガス側集合管(152)と、複数のガス側分岐管(153)とを備える。なお、図5では、ガス側分岐管(153)を一つだけ図示している。
ガス側分流器(151)には、ガス側集合管(152)の一端と、各ガス側分岐管(153)の一端とが接続する。ガス側分流器(151)は、ガス側集合管(152)から流入した冷媒を、複数のガス側分岐管(153)へ分配する部材である。ガス側分流器(151)は、いわゆるガスヘッダである。
各ガス側分岐管(153)の他端は、対応する室内熱交換器(65)の伝熱管(66)に接続する。ガス側分岐管(153)は、ガス側分流器(151)を室内熱交換器(65)の伝熱管(66)に連通させる。
ガス側集合管(152)は、ケーシング本体(36)の側板(36b)に形成された第2貫通孔(38b)を通ってケーシング本体(36)の外部へ延びる。ガス側集合管(152)の他端は、ケーシング本体(36)の外部に露出する。第2貫通孔(38b)は、本開示の貫通孔に対応する。
ガス側集合管(152)には、ガス側被覆部材(155)が取り付けられる。ガス側被覆部材(155)は、発泡樹脂製の円筒状の部材である。ガス側被覆部材(155)は、ガス側集合管(152)のうちケーシング本体(36)の内側と外側にわたる部分を覆い、側板(36b)に形成された貫通孔の縁部とガス側集合管(152)との間の隙間を塞ぐ。
〈室内機内における空気の流れ〉
室内機(30)の運転中には、室内ファン(50)が回転する。室内ファン(50)が回転すると、室内空間の室内空気が、吸込口(41)を通ってケーシング(35)内の一次空間(37a)へ流入する。一次空間(37a)へ流入した空気は、室内ファン(50)に吸い込まれ、二次空間(37b)へ吹き出される。
二次空間(37b)へ流入した空気は、室内熱交換器(65)を通過する間に冷却され又は加熱され、その後に四つの主吹出し通路(57)と四つの副吹出し通路(58)へ分かれて流入する。主吹出し通路(57)へ流入した空気は、主吹出し開口(42)を通って室内空間へ吹き出される。副吹出し通路(58)へ流入した空気は、副吹出し開口(43)を通って室内空間へ吹き出される。
-液側集合管-
液側集合管(102)は、室外機の運転中に気液二相状態または液単相状態の冷媒が流れる一本の冷媒管である。図6に示すように、液側集合管(102)は、液側分流器(101)と反対側の端部に液側横伸長管部(102a)を有する。なお、図6では、図面を分かり易くするため、液側集合管(102)、フレア継手(107)、及び液側連絡配管(12a)は断面図にしていない。
また、液側集合管(102)は、液側第1管(110)と、液側第2管(120)と、継手管(106)とを備える。液側横伸長管部(102a)は、液側第1管(110)の一部(後述する第1横管部(112))と、継手管(106)と、液側第2管(120)の全部(後述する第2横管部(122))とで構成される。
〈液側横伸長管部〉
液側横伸長管部(102a)の中心軸方向(伸長方向)は、実質的に水平方向である。液側横伸長管部(102a)は、ケーシング(35)の第1貫通孔(38a)を通る。液側横伸長管部(102a)は、ケーシング(35)の内部空間(S1)と外部空間(S2)とを跨ぐように配置される。液側横伸長管部(102a)は、液側被覆部材(105)によって覆われている。なお、液側集合管(102)における液側横伸長管部(102a)よりも液側分流器(101)寄りの部分は、真っ直ぐに形成されてもよく、曲がった部分が形成されてもよい。
液側横伸長管部(102a)の一端(図6における右端)には、フレア継手(107)が取り付けられる。フレア継手(107)の材質は、黄銅である。フレア継手(107)は、ケーシング(35)の外部空間(S2)に配置される。
フレア継手(107)の一端には、液側連絡配管(12a)が差し込まれる。液側連絡配管(12a)は、液側閉鎖弁(26)に接続される。液側連絡配管(12a)は、断熱材(71)によって覆われている。断熱材(71)は、発泡樹脂製の円筒状の部材である。
液側被覆部材(105)と断熱材(71)とは、連結部材(72)を介して連結される。具体的には、連結部材(72)の両端部がテープ部材(73)によって巻かれることで、連結部材(72)が液側被覆部材(105)及び断熱材(71)のそれぞれに固定される。
〈液側第1管〉
液側第1管(110)は、円管である。液側第1管(110)の材質は、アルミニウムまたはアルミニウム合金である。液側第1管(110)の一端は、液側分流器(101)の一端に差し込まれている。
図6に示すように、液側第1管(110)は、第1横管部(112)を含む。第1横管部(112)は、真っ直ぐな円管状の部分である。第1横管部(112)の中心軸方向(伸長方向)は、実質的に水平方向である。第1横管部(112)は、液側第1管(110)における一端部(液側分流器(101)側と反対側の端部)に形成される。第1横管部(112)の一端(図6における右端)は、第1接続端(111)である。
〈継手管〉
継手管(106)は、比較的短い円管状の部材である。継手管(106)は、液側第1管(110)と実質的に同軸に配置される。継手管(106)の一端(図6における左端)は、液側第1管(110)の一端である第1接続端(111)に、ロウ付けによって接合される。
継手管(106)は、金属管である。継手管(106)の材質は、ステンレス鋼である。ステンレス鋼の主成分は、鉄(Fe)である。鉄(Fe)のイオン化傾向は、銅(Cu)のイオン化傾向よりも高く、アルミニウム(Al)のイオン化傾向よりも低い。
〈液側第2管〉
液側第2管(120)は、真っ直ぐな円管である。液側第2管(120)の材質は、銅または銅合金である。液側第2管(120)の中心軸方向(伸長方向)は、実質的に水平方向である。液側第2管(120)は、継手管(106)と実質的に同軸に配置される。
液側第2管(120)の一端(図6における左端)は、第2接続端(121)である。液側第2管(120)の全体は、横方向に伸び且つ第2接続端(121)を含む第2横管部(122)である。この第2接続端(121)は、継手管(106)の他端(図6における右端)に、ロウ付けによって接合される。第2横管部(122)と、継手管(106)と、第1横管部(112)とは、一直線上に配置される。
〈液側被覆部材〉
液側被覆部材(105)は、発泡樹脂製であって、肉厚の円筒状の部材である。液側被覆部材(105)は、液側集合管(102)における液側横伸長管部(102a)の全周を覆っている。液側被覆部材(105)は、液側横伸長管部(102a)が空気に触れることを防ぐとともに、断熱材として機能する。液側被覆部材(105)は、液側集合管(102)における液側分流器(101)と反対側の端まで覆っている。なお、液側被覆部材(105)は、液側横伸長管部(102a)に加えて、液側集合管(102)における液側横伸長管部(102a)以外の部分(具体的には、湾曲した部分)を覆っていてもよい。
液側被覆部材(105)は、ケーシング(35)の内部空間(S1)と外部空間(S2)とを跨ぐように、第1貫通孔(38a)に配置される。液側被覆部材(105)は、液側被覆部材(105)の伸長方向の一端(図6における右端)である第1端(105a)と、伸長方向の他端(図6における左端)である第2端(105b)とを有する。第1端(105a)は、ケーシング(35)の外部に位置する。第2端(105b)は、ケーシング(35)の内部に位置する。
液側被覆部材(105)の外周には、液側締付部材(130)が取り付けられている。液側締付部材(130)は、液側集合管(102)に対して液側被覆部材(105)を締め付ける。液側締付部材(130)は、第1締付部材(131)と第2締付部材(132)と有する。
第1締付部材(131)は、液側被覆部材(105)における伸長方向の他端(図6における左端)寄りに配置される。第1締付部材(131)は、ケーシング(35)の内部に配置される。本実施形態の第1締付部材(131)は、結束バンドである。結束バンドは、液側被覆部材(105)の全周を囲む。結束バンドの内径を液側被覆部材(105)の外径よりも小さくなるように調節することにより、液側被覆部材(105)が締め付けられる。これにより、第1締付部材(131)と液側被覆部材(105)との間に隙間が形成されない。
第2締付部材(132)は、液側被覆部材(105)における伸長方向の一端(図6における右端)寄りに配置される。本実施形態の第2締付部材(132)は、発泡樹脂製の締付部材である。第2締付部材(132)としての締付部材は、ケーシング(35)の第1貫通孔(38a)に嵌め込まれる。第2締付部材(132)は、やや厚みのある略矩形状の部材であり、その下部が半円形状に切り取られたような形状に構成される。
ケーシング(35)の第1貫通孔(38a)は、第2締付部材(132)と液側集合管(102)が嵌るように構成される。具体的には、第1貫通孔(38a)の上部は矩形状に構成され、第1貫通孔(38a)の下部は半円形状に形成される。
ここで、第1貫通孔(38a)の下部に形成された半円と第2締付部材(132)の下部に形成された半円とを合わせると、円形状の孔が形成される。この円形状の孔に液側集合管(102)が配置される。この円形状の孔の径は、液側横伸長管部(102a)の外径よりも大きく、且つ液側被覆部材(105)の外径よりも小さい。そのため、ケーシング(35)の第1貫通孔(38a)に第2締付部材(132)を嵌め込むことにより、液側被覆部材(105)が締め付けられる。これにより、第2締付部材(132)と液側被覆部材(105)との間に隙間が形成されない。
このように、第1締付部材(131)と第2締付部材(132)によって液側被覆部材(105)を締め付けることで、液側被覆部材(105)の両端部のそれぞれにおいて、液側被覆部材(105)と液側集合管(102)との間に隙間が形成されることを抑制している。
〈液側集合管における第1接続端及び第2接続端の配置〉
液側集合管(102)の第1接続端(111)は、第1締付部材(131)と第2締付部材(132)との間に配置される。また、液側集合管(102)の第2接続端(121)も、第1接続端(111)と同様に、第1締付部材(131)と第2締付部材(132)との間に配置される。
ここで、液側集合管(102)は、液側接続部分(140)を有する。液側接続部分(140)は、液側集合管(102)の第1接続端(111)及び第2接続端(121)を含む。図6に示すように、本実施形態では、液側接続部分(140)は、液側第1管(110)の一端部(図6における右端部)、継手管(106)、及び液側第2管の一端部(図6における左端部)を含む。液側接続部分(140)は、本開示の第1部分に対応する。
液側接続部分(140)は、液側横伸長管部(102a)に形成される。液側接続部分(140)は、第1締付部材(131,181)と第2締付部材(132,182)との間に配置される。液側接続部分(140)は、ケーシング(35)の内部空間(S1)に配置される。
-ガス側集合管-
ガス側集合管(152)は、室外機の運転中にガス単相状態の冷媒が流れる冷媒管である。図7に示すように、ガス側集合管(152)は、ガス側分流器(151)と反対側の端部にガス側横伸長管部(152a)を有する。なお、図7では、図面を分かり易くするため、ガス側集合管(152)、フレア継手(157)、及びガス側連絡配管(12b)は断面図にしていない。
また、ガス側集合管(152)は、ガス側第1管(160)と、ガス側第2管(170)と、継手管(156)とを備える。ガス側横伸長管部(152a)は、ガス側第1管(160)の一部(後述する第1横管部(162))と、継手管(156)と、ガス側第2管(170)の全部(後述する第2横管部(172))とで構成される。
〈ガス側横伸長管部〉
ガス側横伸長管部(152a)の構成は、液側横伸長管部(102a)と同様の構成である。ガス側横伸長管部(152a)は、ケーシング(35)の第2貫通孔(38b)を通る。ガス側横伸長管部(152a)は、ケーシング(35)の内部空間(S1)と外部空間(S2)とを跨ぐように配置される。ガス側横伸長管部(152a)は、ガス側被覆部材(155)によって覆われている。
ガス側横伸長管部(152a)の一端(図7における右端)には、フレア継手(157)が取り付けられる。フレア継手(157)の材質は、黄銅である。フレア継手(157)は、ケーシング(35)の外部空間(S2)に配置される。
フレア継手(157)の一端には、ガス側連絡配管(12b)が差し込まれる。ガス側連絡配管(12b)は、ガス側閉鎖弁(27)に接続される。ガス側連絡配管(12b)は、断熱材(71)によって覆われている。断熱材(71)の構成、及びガス側被覆部材(155)と断熱材(71)との連結は、断熱材(71)と同様の構成である。
〈ガス側第1管〉
ガス側第1管(160)及び第1横管部(162)は、液側第1管(110)及び第1横管部(112)と同様の構成である。図7に示すように、第1横管部(162)の一端(図7における右端)は、第1接続端(161)である。
〈継手管〉
継手管(156)は、比較的短い円管状の部材である。継手管(156)は、ガス側第1管(160)と実質的に同軸に配置される。継手管(156)の一端(図7における左端)は、ガス側第1管(160)の一端である第1接続端(161)に、ロウ付けによって接合される。
継手管(156)は、金属管である。継手管(156)の材質は、ステンレス鋼である。ステンレス鋼の主成分は、鉄(Fe)である。鉄(Fe)のイオン化傾向は、銅(Cu)のイオン化傾向よりも高く、アルミニウム(Al)のイオン化傾向よりも低い。
〈ガス側第2管〉
ガス側第2管(170)は、液側第2管(120)と同様の構成である。ガス側第2管(170)の一端(図7における左端)は、第2接続端(171)である。ガス側第2管(170)の全体は、横方向に伸び且つ第2接続端(171)を含む第2横管部(172)である。第2横管部(172)と、継手管(156)と、第1横管部(162)とは、一直線上に配置される。
〈ガス側被覆部材〉
ガス側被覆部材(155)は、液側被覆部材(105)と同様の構成である。ガス側被覆部材(155)は、ガス側集合管(152)におけるガス側横伸長管部(152a)の全周を覆っている。ガス側被覆部材(155)は、ガス側集合管(152)におけるガス側分流器(151)と反対側の端まで覆っている。
ガス側被覆部材(155)は、ケーシング(35)の内部空間(S1)と外部空間(S2)とを跨ぐように、第2貫通孔(38b)に配置される。ガス側被覆部材(155)は、ガス側被覆部材(155)の伸長方向の一端(図7における右端)である第1端(155a)と、伸長方向の他端(図7における左端)である第2端(155b)とを有する。第1端(155a)は、ケーシング(35)の外部に位置する。第2端(155b)は、ケーシング(35)の内部に位置する。
ガス側被覆部材(155)の外周には、ガス側締付部材(180)が取り付けられている。ガス側締付部材(180)は、ガス側集合管(152)に対してガス側被覆部材(155)を締め付ける。ガス側締付部材(180)は、第1締付部材(181)と第2締付部材(182)と有する。第1締付部材(181)及び第2締付部材(182)は、第1締付部材(131)及び第2締付部材(132)と同様の構成である。
本実施形態の第1締付部材(181)は、結束バンドである。本実施形態の第2締付部材(182)は、発泡樹脂製の締付部材である。第2締付部材(182)としての締付部材は、ケーシング(35)の第2貫通孔(38b)に嵌め込まれる。第2締付部材(182)は、やや厚みのある略矩形状の部材であり、その下部が半円形状に切り取られたような形状に構成される。
ケーシング(35)の第2貫通孔(38b)は、第2締付部材(182)とガス側集合管(152)が嵌るように構成される。具体的には、第2貫通孔(38b)の上部は矩形状に構成され、第2貫通孔(38b)の下部は半円形状に形成される。
ここで、第2貫通孔(38b)の下部に形成された半円と第2締付部材(182)の下部に形成された半円とを合わせると、円形状の孔が形成される。この円形状の孔にガス側集合管(152)が配置される。この円形状の孔の径は、ガス側横伸長管部(152a)の外径よりも大きく、且つガス側被覆部材(155)の外径よりも小さい。そのため、ケーシング(35)の第2貫通孔(38b)に第2締付部材(182)を嵌め込むことにより、液側被覆部材(105)が締め付けられる。
第1締付部材(181)と第2締付部材(182)によってガス側被覆部材(155)を締め付けることで、ガス側被覆部材(155)の両端部のそれぞれにおいて、ガス側被覆部材(155)とガス側集合管(152)との間に隙間が形成されることを抑制している。
〈ガス側集合管における第1接続端及び第2接続端の配置〉
ガス側集合管(152)の第1接続端(161)は、第1締付部材(181)と第2締付部材(182)との間に配置される。また、ガス側集合管(152)の第2接続端(171)も、第1接続端(161)と同様に、第1締付部材(181)と第2締付部材(182)との間に配置される。
ここで、ガス側集合管(152)は、ガス側接続部分(190)を有する。ガス側接続部分(190)は、ガス側集合管(152)の第1接続端(161)及び第2接続端(171)を含む。図7に示すように、本実施形態では、ガス側接続部分(190)は、ガス側第1管(160)の一端部(図7における右端部)、継手管(156)、及びガス側第2管の一端部(図7における左端部)を含む。ガス側接続部分(190)は、本開示の第1部分に対応する。
ガス側接続部分(190)は、ガス側横伸長管部(152a)に形成される。ガス側接続部分(190)は、第1締付部材(181)と第2締付部材(182)との間に配置される。ガス側接続部分(190)は、ケーシング(35)の内部空間(S1)に配置される。
-実施形態の特徴(1)-
本実施形態の液側集合管(102)では、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる液側第1管(110)と、銅または銅合金からなる液側第2管(120)とを有する。液側第1管(110)の第1接続端(111)と液側第2管(120)の第2接続端(121)とは、継手管(106)を介して接続する。液側集合管(102)は、この液側第1管(110)の第1接続端(111)、液側第2管(120)の第2接続端(121)、及び継手管(106)を含む液側接続部分(140)を有する。液側接続部分(140)の全周は、液側被覆部材(105)によって覆われている。この液側被覆部材(105)は、ケーシング(35)の内部空間(S1)と外部空間(S2)とを跨ぐように、ケーシング(35)の第1貫通孔(38a)に配置される。
ここで、液側接続部分(140)では、液側第1管(110)、継手管(106)、及び液側第2管(120)を接合する際に、作業性の観点から液側接続部分(140)が一直線状に形成されることが望ましい。一方で、ケーシング(35)内には、室内ファン(50)や室内熱交換器(65)などの構成部品が収容されるため、液側集合管(102)を配置するための配管スペースは非常に狭い。この限られた配管スペースに液側接続部分(140)を配置する場合、ケーシング(35)の第1貫通孔(38a)の付近に配置することが考えられる。ケーシング(35)の第1貫通孔(38a)付近は、室内機(30)の施工作業のため、空間に多少の余裕があるからである。
ケーシング(35)の内部空間(S1)と外部空間(S2)とでは、温度及び湿度が大きく異なる。第1貫通孔(38a)は、ケーシング(35)の内部空間(S1)と外部空間(S2)との境界に位置するため、第1貫通孔(38a)の付近に液側接続部分(140)を配置した場合、液側接続部分(140)に凝縮水(結露水)が発生し易いという問題があった。
本実施形態では、液側接続部分(140)の全周が液側被覆部材(105)によって覆われていることにより、液側接続部分(140)が空気に触れないので、液側接続部分(140)の表面に凝縮水が発生することを抑制できる。これにより、銅イオンを含む凝縮水が液側第1管(110)に付着しにくくなる。その結果、液側第1管(110)の腐食を抑制できる。
-実施形態の特徴(2)-
本実施形態の液側被覆部材(105)は、第1締付部材(131)と第2締付部材(132)とによって締め付けられている。液側第1管(110)の第1接続端(111)及び液側第2管(120)の第2接続端(121)は、第1締付部材(131)と第2締付部材(132)との間に配置される。
これによれば、第1締付部材(131)によって液側被覆部材(105)を締め付けることにより、液側被覆部材(105)と液側集合管(102)との間に隙間が形成されない。そのため、第1締付部材(131)よりも液側分流器(101)側の液側集合管(102)の表面に凝縮水が発生しても、液側集合管(102)を伝った凝縮水が、液側被覆部材(105)と液側集合管(102)との間に侵入しないので、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因する液側第1管(110)の腐食を抑制できる。
また、第2締付部材(132)によって液側被覆部材(105)を締め付けることにより、液側被覆部材(105)と液側集合管(102)との間に隙間が形成されない。そのため、ケーシング(35)外に配置された液側集合管(102)の表面に凝縮水が発生しても、ケーシング(35)外に配置された液側集合管(102)を伝った凝縮水が、液側被覆部材(105)と液側集合管(102)との間に侵入しないので、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因する液側第1管(110)の腐食を抑制できる。
このように、液側被覆部材(105)の両側のそれぞれを締め付けるので、ケーシング(35)の内外のそれぞれに位置する液側集合管(102)で発生した凝縮水が液側被覆部材(105)と液側集合管(102)との間に侵入しない。これにより、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因する液側第1管(110)の腐食をより確実に抑制できる。
-実施形態の特徴(3)-
本実施形態の液側接続部分(140)は、液側集合管(102)において水平方向に延びる液側横伸長管部(102a)に配置されるので、液側接続部分(140)は、水平方向に延びている。そのため、液側第1管(110)の第1横管部(112)は液側第2管(120)の第2横管部(122)よりも下方に位置しないので、液側第2管(120)で銅イオンを含む凝縮水が発生しても、液側第1管(110)に付着しにくくなる。従って、液側第1管(110)の腐食を抑制できる。
-実施形態の特徴(4)-
本実施形態のガス側集合管(152)では、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるガス側第1管(160)と、銅または銅合金からなるガス側第2管(170)とを有する。ガス側第1管(160)の第1接続端(161)とガス側第2管(170)の第2接続端(171)とは、継手管(156)を介して接続する。ガス側集合管(152)は、このガス側第1管(160)の第1接続端(161)、ガス側第2管(170)の第2接続端(171)、及び継手管(156)を含むガス側接続部分(190)を有する。ガス側接続部分(190)の全周は、ガス側被覆部材(155)によって覆われている。このガス側被覆部材(155)は、ケーシング(35)の内部空間(S1)と外部空間(S2)とを跨ぐように、ケーシング(35)の第2貫通孔(38b)に配置される。
ここで、ガス側接続部分(190)では、ガス側第1管(160)、継手管(156)、及びガス側第2管(170)を接合する際に、作業性の観点からガス側接続部分(190)が一直線状に形成されることが望ましい。一方で、ケーシング(35)内には、室内ファン(50)や室内熱交換器(65)などの構成部品が収容されるため、ガス側集合管(152)を配置するための配管スペースは非常に狭い。この限られた配管スペースにガス側接続部分(190)を配置する場合、ケーシング(35)の第2貫通孔(38b)の付近に配置することが考えられる。ケーシング(35)の第2貫通孔(38b)付近は、室内機(30)の施工作業のため、空間に多少の余裕があるからである。
ケーシング(35)の内部空間(S1)と外部空間(S2)とでは、温度及び湿度が大きく異なる。第2貫通孔(38b)は、ケーシング(35)の内部空間(S1)と外部空間(S2)との境界に位置するため、第2貫通孔(38b)の付近にガス側接続部分(190)を配置した場合、ガス側接続部分(190)に凝縮水(結露水)が発生し易いという問題があった。
本実施形態では、ガス側接続部分(190)の全周がガス側被覆部材(155)によって覆われていることにより、ガス側接続部分(190)が空気に触れないので、ガス側接続部分(190)の表面に凝縮水が発生することを抑制できる。これにより、銅イオンを含む凝縮水がガス側第1管(160)に付着しにくくなる。その結果、ガス側第1管(160)の腐食を抑制できる。
-実施形態の特徴(5)-
本実施形態のガス側被覆部材(155)は、第1締付部材(181)と第2締付部材(182)とによって締め付けられている。ガス側第1管(160)の第1接続端(161)及びガス側第2管(170)の第2接続端(171)は、第1締付部材(181)と第2締付部材(182)との間に配置される。
これによれば、第1締付部材(181)によってガス側被覆部材(155)を締め付けることにより、ガス側被覆部材(155)とガス側集合管(152)との間に隙間が形成されない。そのため、ケーシング(35)内に配置されたガス側集合管(152)の表面に凝縮水が発生しても、ケーシング(35)内に配置されたガス側集合管(152)を伝った凝縮水が、ガス側被覆部材(155)とガス側集合管(152)との間に侵入しないので、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因するガス側第1管(160)の腐食を抑制できる。
また、第2締付部材(182)によってガス側被覆部材(155)を締め付けることにより、ガス側被覆部材(155)とガス側集合管(152)との間に隙間が形成されない。そのため、ケーシング(35)外に配置されたガス側集合管(152)の表面に凝縮水が発生しても、ケーシング(35)外に配置されたガス側集合管(152)を伝った凝縮水が、ガス側被覆部材(155)とガス側集合管(152)との間に侵入しないので、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因するガス側第1管(160)の腐食を抑制できる。
このように、ガス側被覆部材(155)の両側のそれぞれを締め付けるので、ケーシング(35)の内外のそれぞれに位置するガス側集合管(152)で発生した凝縮水がガス側被覆部材(155)とガス側集合管(152)との間に侵入しない。これにより、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因するガス側第1管(160)の腐食をより確実に抑制できる。
-実施形態の特徴(6)-
本実施形態のガス側接続部分(190)は、ガス側集合管(152)において水平方向に延びるガス側横伸長管部(152a)に配置されるので、ガス側接続部分(190)は水平方向に延びている。そのため、ガス側第1管(160)の第1横管部(162)はガス側第2管(170)の第2横管部(172)よりも下方に位置しない。ケーシング(35)の内外のそれぞれに位置するガス側集合管(152)の表面に凝縮水が発生して、該凝縮水がガス側集合管(152)を伝ってガス側接続部分(190)とガス側被覆部材(155)との間に侵入した場合に、ガス側第2管(170)で銅イオンを含む凝縮水が発生しても、重力により下方に流れるので、液側第1管(110)に付着しにくくなる。従って、液側第1管(110)の腐食を抑制できる。
-実施形態の変形例1-
図8に示すように、本実施形態の液側集合管(102)では、液側第1管(110)の第1接続端(111)と、液側第2管(120)の第2接続端(121)とが、直接に接合されていてもよい。この場合、液側集合管(102)では、継手管(106)が省略される。
また、本実施形態のガス側集合管(152)では、ガス側第1管(160)の第1接続端(161)と、ガス側第2管(170)の第2接続端(171)とが、直接に接合されていてもよい。この場合、ガス側集合管(152)では、継手管(156)が省略される。
-実施形態の変形例2-
図9に示すように、本実施形態の液側集合管(102)では、液側横伸長管部(102a)がケーシング(35)の外側に向かうに連れて下方に傾斜してもよい。この場合においても、液側第1管(110)の第1横管部(112)は液側第2管(120)の第2横管部(122)よりも下方に位置しない。そのため、液側第2管(120)で銅イオンを含む凝縮水が発生しても、重力により下方に流れるので、液側第1管(110)に付着しにくくなる。従って、液側第1管(110)の腐食を抑制できる。
-実施形態の変形例3-
図10に示すように、本実施形態の液側被覆部材(105)に取り付けられる液側締付部材(130)は、第1締付部材(131)のみを有してもよい。この場合には、ケーシング(35)の第1貫通孔(38a)には、第2締付部材(132)が配置されていない。このとき、第1貫通孔(38a)の径は、液側被覆部材(105)の外径とほぼ同等である。そのため、液側被覆部材(105)は、ケーシング(35)によって締め付けられない。
この場合、第1横管部(112)の第1接続端(111)は、第1締付部材(131)と、液側被覆部材(105)におけるケーシング(35)の外部に位置する第1端(105a)との間に配置される。この場合においても、第1締付部材(131)によって液側被覆部材(105)を締め付けることにより、液側被覆部材(105)と液側集合管(102)との間に隙間が形成されない。そのため、第1締付部材(131)よりも液側分流器(101)側の液側集合管(102)の表面に凝縮水が発生しても、液側集合管(102)を伝った凝縮水が、液側被覆部材(105)と液側集合管(102)との間に侵入しないので、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因する液側第1管(110)の腐食を抑制できる。
また、本実施形態のガス側被覆部材(155)に取り付けられるガス側締付部材(180)は、第1締付部材(181)のみを有してもよい。この場合には、ケーシング(35)の第2貫通孔(38b)には、第2締付部材(182)が配置されていない。このとき、第2貫通孔(38b)の径は、ガス側被覆部材(155)の外径とほぼ同等である。そのため、ガス側被覆部材(155)は、ケーシング(35)によって締め付けられない。
この場合、第1横管部(162)の第1接続端(161)は、第1締付部材(181)と、ガス側被覆部材(155)におけるケーシング(35)の外部に位置する第1端(155a)との間に配置される。この場合においても、第1締付部材(181)によってガス側被覆部材(155)を締め付けることにより、ガス側被覆部材(155)とガス側集合管(152)との間に隙間が形成されない。そのため、第1締付部材(181)よりもガス側分流器(151)側のガス側集合管(152)の表面に凝縮水が発生しても、ガス側集合管(152)を伝った凝縮水が、ガス側被覆部材(155)とガス側集合管(152)との間に侵入しないので、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因するガス側第1管(160)の腐食を抑制できる。
-実施形態の変形例4-
図11に示すように、本実施形態の液側被覆部材(105)に取り付けられる液側締付部材(130)は、第2締付部材(132)のみを有してもよい。この場合には、第1締付部材(131)である結束バンドが省略される。
この場合、第2横管部(122)の第2接続端(121)は、第2締付部材(132)と、液側被覆部材(105)におけるケーシング(35)の内部に位置する第2端(105b)との間に配置される。この場合においても、第2締付部材(132)によって液側被覆部材(105)を締め付けることにより、液側被覆部材(105)と液側集合管(102)との間に隙間が形成されない。そのため、ケーシング(35)外に配置された液側集合管(102)の表面に凝縮水が発生しても、ケーシング(35)外に配置された液側集合管(102)を伝った凝縮水が、液側被覆部材(105)と液側集合管(102)との間に侵入しないので、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因する液側第1管(110)の腐食を抑制できる。
また、本実施形態のガス側被覆部材(155)に取り付けられるガス側締付部材(180)は、第2締付部材(182)のみを有してもよい。この場合には、第1締付部材(131)である結束バンドが省略される。
この場合、第2横管部(172)の第2接続端(171)は、第2締付部材(182)と、ガス側被覆部材(155)におけるケーシング(35)の内部に位置する第2端(155b)との間に配置される。この場合においても、第2締付部材(182)によってガス側被覆部材(155)を締め付けることにより、ガス側被覆部材(155)とガス側集合管(152)との間に隙間が形成されない。そのため、ケーシング(35)外に配置されたガス側集合管(152)の表面に凝縮水が発生しても、ケーシング(35)内に配置されたガス側集合管(152)を伝った凝縮水が、ガス側被覆部材(155)とガス側集合管(152)との間に侵入しないので、銅イオンを含む凝縮水が付着することに起因するガス側第1管(160)の腐食を抑制できる。
-実施形態の変形例5-
図12に示すように、本実施形態の液側被覆部材(105)に取り付けられる第1締付部材(131)は、ケーシング(35)の第1貫通孔(38a)に配置される締付部材であってもよい。この場合、第2締付部材(132)は、結束バンドであり、ケーシング(35)の外部に配置される。そして、この場合、液側接続部分(140)は、ケーシング(35)の外部における第1貫通孔(38a)の近傍に配置される。この場合においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態のガス側被覆部材(155)に取り付けられる第1締付部材(181)は、ケーシング(35)の第2貫通孔(38b)に配置される締付部材であってもよい。この場合、第2締付部材(182)は、結束バンドであり、ケーシング(35)の外部に配置される。そして、この場合、ガス側接続部分(190)は、ケーシング(35)の外部における第2貫通孔(38b)の近傍に配置される。この場合においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
-実施形態の変形例6-
本実施形態のケーシング(35)には、液側集合管(102)が通る第1貫通孔(38a)とガス側集合管(152)が通る第2貫通孔(38b)が形成されていたが、液側集合管(102)及びガス側集合管(152)が通る1つの貫通孔が形成されてもよい。この場合には、1つの締付部材が、液側の第2締付部材(132)とガス側の第2締付部材(182)の機能を有するように構成されて、上記1つの貫通孔に嵌め込まれる。
-実施形態の変形例7-
本実施形態の第2締付部材(132,182)は、結束バンドであってもよい。この場合には、ケーシング(35)の貫通孔(38a,38b)付近に配置される。また、この場合、第2締付部材(132,182)としての結束バンドは、ケーシング(35)の内部に配置されてもよく、ケーシング(35)の外部に配置されてもよい。
-実施形態の変形例8-
図13に示すように、本実施形態の液側被覆部材(105)に取り付けられる第2締付部材(132)は、ケーシング(35)であってもよい。この場合、ケーシング(35)の第1貫通孔(38a)の径は、ガス側横伸長管部(152a)の外径よりも大きく、且つ液側被覆部材(105)の外径よりも小さい。そのため、液側被覆部材(105)は、ケーシング(35)の第1貫通孔(38a)によって締め付けられる。これにより、第2締付部材(132)と液側被覆部材(105)との間に隙間が形成されない。この場合においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態のガス側被覆部材(155)に取り付けられる第2締付部材(182)は、ケーシング(35)であってもよい。この場合、ケーシング(35)の第2貫通孔(38b)の径は、ガス側横伸長管部(152a)の外径よりも大きく、且つガス側被覆部材(155)の外径よりも小さい。そのため、ガス側被覆部材(155)は、ケーシング(35)の第2貫通孔(38b)によって締め付けられる。これにより、第2締付部材(182)とガス側被覆部材(155)との間に隙間が形成されない。この場合においても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
-実施形態の変形例9-
本実施形態の液側被覆部材(105)では、液側締付部材(130)によって液側集合管(102)に対して締め付けがされなくてもよい。言い換えると、室内機(30)は、液側締付部材(130)を有していなくてもよい。
また、本実施形態のガス側被覆部材(155)では、ガス側締付部材(180)によってガス側集合管(152)に対して締め付けがされなくてもよい。言い換えると、室内機(30)は、ガス側締付部材(180)を有していなくてもよい。
-実施形態の変形例10-
本実施形態の液管ユニット(100)とガス管ユニット(150)の一方または両方は、構成ユニットである室外機(20)に設けられた室外熱交換器(23)の伝熱管に接続されてもよい。
以上、実施形態および変形例を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また、以上の実施形態、変形例、その他の実施形態に係る要素を適宜組み合わせたり、置換したりしてもよい。
以上に述べた「第1」、「第2」、「第3」…という記載は、これらの記載が付与された語句を区別するために用いられており、その語句の数や順序までも限定するものではない。
以上説明したように、本開示は、空気調和装置の構成ユニット、及び空気調和装置について有用である。
10 空気調和装置
20 室外機(構成ユニット)
30 室内機(構成ユニット)
35 ケーシング
38a 第1貫通孔(貫通孔)
38b 第2貫通孔(貫通孔)
65 室内熱交換器(熱交換器)
66 伝熱管
101 液側分流器(分流器)
102 液側集合管(冷媒管)
102a 液側横伸長管部(横伸長管部)
105 液側被覆部材(被覆部材)
105a 第1端
105b 第2端
106 継手管(金属管)
110 液側第1管(第1管)
111 第1接続端
120 液側第2管(第2管)
121 第2接続端
131 第1締付部材
132 第2締付部材
140 液側接続部分(第1部分)
151 ガス側分流器(分流器)
152 ガス側集合管(冷媒管)
152a ガス側横伸長管部(横伸長管部)
155 ガス側被覆部材(被覆部材)
155a 第1端
155b 第2端
156 継手管(金属管)
160 ガス側第1管(第1管)
161 第1接続端
170 ガス側第2管(第2管)
171 第2接続端
181 第1締付部材
182 第2締付部材
190 ガス側接続部分(第1部分)
S1 内部空間
S2 外部空間

Claims (6)

  1. 貫通孔(38a,38b)を有するケーシング(35)と、
    前記ケーシング(35)に収容され、複数の伝熱管(66)を有する熱交換器(65)と、
    前記貫通孔(38a,38b)を通る冷媒管(102,152)と、
    前記熱交換器(65)と前記冷媒管(102,152)とが接続し、前記冷媒管(102,152)から流入した冷媒を複数の前記伝熱管(66)に分配する分流器(101,151)と、
    前記冷媒管(102,152)を覆う被覆部材(105,155)とを備え、
    前記冷媒管(102,152)は、
    前記分流器(101,151)に接続し、アルミニウム又はアルミニウム合金で構成される第1管(110,160)と、
    銅又は銅合金で構成される第2管(120,170)とを有し、
    前記第1管(110,160)の第1接続端(111,161)と前記第2管の第2接続端(121,171)が、直接に接続し、又は前記第1管(110,160)及び前記第2管(120,170)と材質が異なる金属管(106,156)を介して接続し、
    前記被覆部材(105,155)は、前記ケーシング(35)の内部空間(S1)と外部空間(S2)とを跨ぐように前記貫通孔(38a,38b)に配置され、
    前記冷媒管(102,152)のうち前記第1管(110,160)の第1接続端(111,161)と前記第2管の第2接続端(121,171)とを含む第1部分(140,190)は、前記被覆部材(105,155)によって覆われる
    空気調和装置の構成ユニット。
  2. 前記冷媒管(102,152)に対して前記被覆部材(105,155)を締め付ける締付部材(131,181)を更に備え、
    前記第1接続端(111,161)は、前記被覆部材(105,155)における前記ケーシング(35)の外部に位置する第1端(105a,155a)と前記締付部材(131,181)との間に配置される
    請求項1に記載の空気調和装置の構成ユニット。
  3. 前記冷媒管(102,152)に対して前記被覆部材(105,155)を締め付ける締付部材(132,182)を更に備え、
    前記第2接続端(121,171)は、前記被覆部材(105,155)における前記ケーシング(35)の内部に位置する第2端(105b,155b)と前記締付部材(132,182)との間に配置される
    請求項1に記載の空気調和装置の構成ユニット。
  4. 前記冷媒管(102,152)に対して前記被覆部材(105,155)を締め付ける第1締付部材(131,181)及び第2締付部材(132,182)を更に備え、
    前記第1接続端(111,161)及び前記第2接続端(121,171)は、前記第1締付部材(131,181)と前記第2締付部材(132,182)との間に配置される
    請求項1に記載の空気調和装置の構成ユニット。
  5. 前記冷媒管(102,152)は、水平方向に延び又は前記ケーシング(35)の外側に向かうに連れて下方に傾斜する横伸長管部(102a,152a)を含み、
    前記冷媒管(102,152)の前記第1部分(140,190)は、前記横伸長管部(102a,152a)に配置される
    請求項1~4のいずれか1つに記載の空気調和装置の構成ユニット。
  6. 請求項1~4のいずれか1つに記載の構成ユニット(20,30)を備えた空気調和装置。
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