JP2023049908A - 車両用部品 - Google Patents

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英功 岩崎
Hidekatsu Iwasaki
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Abstract

【課題】車両走行時の気圧差に起因する影響を抑制した車両用部品を提供する。【解決手段】車両用部品1は、インナパネル5の開口部10を覆うカバー体7を備える。車両用部品1は、カバー体7をインナパネル5に対して係止する係止部20を有する。車両用部品1は、係止部20に対して開口部10とは反対側に位置し、インナパネル5とカバー体7との隙間を閉塞するシール材26を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、開口部を有する部品本体部と開口部を覆うカバー体との隙間を閉塞するシール材を備える車両用部品に関する。
従来、自動車などの車両のドアは、車外側に位置するアウタパネルと、アウタパネルの内側に位置するインナパネルと、インナパネルを覆う内装部材であるドアトリムと、を備えて構成される。インナパネルには、内蔵部品の組付作業やメンテナンス作業用の作業穴であるサービスホールが形成されている。サービスホールは、カバー体であるドアホールシールにより覆われている。ドアホールシールは、インナパネルとドアトリムとの間に位置し、インナパネルに対して、グロメットにより簡易的に固定されている。そして、ドアホールシールとインナパネルとの隙間がシール材によって閉塞されることにより、車室内への振動の伝達や水漏れを抑制している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008-12993号公報 (第4-6頁、図1-3)
車両の走行時、車両の内外に生じる気圧差によってドアホールシールが車室内方に向かって引き寄せられる方向に変形しようとする。このような変形に伴いシール材のシール効果が低下しないようにすることが望まれる。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、車両走行時の気圧差に起因する影響を抑制した車両用部品を提供することを目的とする。
請求項1記載の車両用部品は、部品本体部の開口部を覆うカバー体と、このカバー体を前記部品本体部に対して係止する係止部と、この係止部に対して前記開口部とは反対側に位置し、前記部品本体部と前記カバー体との隙間を閉塞するシール材と、を備えるものである。
請求項2記載の車両用部品は、請求項1記載の車両用部品において、シール材は、部品本体部の開口部の縁部に沿って位置するものである。
請求項3記載の車両用部品は、請求項1または2記載の車両用部品において、カバー体は、シール材と対向する部分の近傍の剛性が他の部分の剛性よりも高いものである。
請求項4記載の車両用部品は、請求項1ないし3いずれか一記載の車両用部品において、部品本体部は、車両用のドアのインナパネルであり、開口部は、作業用の作業穴であるものである。
請求項1記載の車両用部品によれば、走行時の気圧差に起因する部品本体部の変形に対し、シール材は部品本体部に対して接近するように圧接されて強干渉することで隙間を強固に閉塞する状態を保つので、振動の伝達や水漏れを抑制するシール効果を損いにくく、車両走行時の気圧差に起因する影響を抑制することが可能になる。
請求項2記載の車両用部品によれば、請求項1記載の車両用部品の効果に加えて、開口部の周縁において部品本体部とカバー体との隙間をシール材によって効果的に閉塞できる。
請求項3記載の車両用部品によれば、請求項1または2記載の車両用部品の効果に加えて、車両走行時の気圧差に起因するカバー体の変形を積極的に利用しつつ、シール材が部品本体部に対して強干渉した状態でもその反力によるカバー体のシール材と対向する部分の変形を抑制でき、シール材のシール効果を保つことができる。
請求項4記載の車両用部品によれば、請求項1ないし3いずれか一記載の車両用部品の効果に加えて、振動の伝達や水漏れを生じにくいドアを実現でき、車両の品位を高めることができる。
本発明の一実施の形態の車両用部品の一部を拡大して示す断面図である。 同上車両用部品の図4のA-A相当位置の断面図である。 同上車両用部品のカバー体を示す正面図である。 同上車両用部品を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図4において、1は車両用部品である。本実施の形態において、車両用部品1は、自動車などの車両のドア(ドア構造)として用いられるものである。ここでは、車両用部品1は、車両右側のドアを例に挙げて説明するが、車両左側のドアについても、基本的な配置や構造を左右対称とすることで同様に適用可能である。なお、以下、前後、上下、及び両側などの方向については、車両の直進方向を基準として車室内に着座した乗員から見た方向に基づき説明し、矢印F方向が前方、矢印R方向が後方、矢印U方向が上方、矢印D方向が下方、及び、矢印O方向が車外方向、矢印I方向が車内(車室内)方向である。
図2及び図4に示すように、車両用部品1は、車外側に配置される外装部材であるアウタパネル(ドアアウタパネル)4と、車内側に配置される部品本体部であるインナパネル(ドアインナパネル)5と、このインナパネル5の車内側つまり車室内に位置して取り付けられる内装部材であるドアトリム6と、を備える。また、インナパネル5には、カバー体7が取り付けられている。
アウタパネル4とインナパネル5とは、その間に空間部を有するように互いに組み合わされた状態で、その周縁部同士が接合されている。また、インナパネル5の上端部には、窓枠部8が溶接されており、その内側にウインドシールドであるガラス9が取り付けられるようになっている。
アウタパネル4は、車外に面するパネルである。アウタパネル4は、金属製であり、プレス加工によって所定の形状に成形されている。
インナパネル5は、車両用部品1の骨格を構成する枠部材である。インナパネル5は、例えば鉄などの金属製であり、例えば鋳造により成形されている。インナパネル5には、アウタパネル4との間の空間部に収納されるスピーカなどの内蔵部品が組み付けられるようになっている。インナパネル5には、内蔵部品の組付作業やメンテナンス作業を行うための開口部10が形成されている。つまり、開口部10は、作業穴(サービスホール)である。
ドアトリム6は、車室に面する内装部材である。ドアトリム6は、インナパネル5の略全面を覆うように形成されている。ドアトリム6には、スピーカに対応する位置に設けられるスピーカグリル11の他、アームレスト部12やドアハンドル13などが設けられている。
カバー体7は、本実施の形態において、フレームドアインナー、あるいはドアホールシールなどとも呼ばれ、開口部10を覆って閉塞するものである。カバー体7は、開口部10全体を覆う大きさ及び形状を有する。本実施の形態では、図3に示すように、カバー体7は、上下方向に長手状に形成されている。カバー体7は、例えば合成樹脂製である。
図1及び図2に示すように、カバー体7は、開口部10に対向する一般部15と、インナパネル5に取り付けられる取付部16と、を一体的に有する。一般部15は、カバー体7の過半部分を構成する主体部である。取付部16は、開口部10に対して外側に位置する。取付部16は、インナパネル5の開口部10の縁部17に対向している。図1及び図2に示すように、取付部16は、一般部15に対してインナパネル5側に位置している。取付部16は、平板状に形成されている。取付部16は、一般部15の外縁部に対し、連結部18を介して連結されている。したがって、取付部16は、一般部15の外縁部に対して車外側に折り返された位置にある。
取付部16は、開口部10の縁部17に対し、係止部20により係止されている。すなわち、カバー体7は、インナパネル5に対し開口部10の外方の位置で係止部20により係止されている。本実施の形態において、係止部20は、例えば合成樹脂製のクリップである。係止部20は、取付部16に形成された取付穴22と、開口部10の縁部17に形成された穴部23とに亘り、車内側すなわちカバー体7側から挿入されている。図3に示すように、取付穴22は、カバー体7の全周の複数箇所に設定されている。
また、図1に示すように、連結部18には、シール取付部25が形成されている。シール取付部25の車外側に、インナパネル5とカバー体7との隙間を閉塞するシール材26が取り付けられている。シール取付部25は、連結部18から、カバー体7の外方に向かって延出されている。本実施の形態において、シール取付部25は、シール材26に対向する平板状に形成されている。シール取付部25には、シール材26と反対側、あるいはシール材26の背後側、すなわち車内側に、補強部27が形成されている。補強部27は、例えばリブである。補強部27により、シール取付部25、取付部16、及びその近傍の部分の剛性が高められている。すなわち、シール取付部25及び取付部16の近傍の部分は、一般部15よりも剛性が高く設定されている。
シール材26は、カバー体7の振動を抑制する制振材である。また、シール材26は、インナパネル5とカバー体7との隙間からの車室内への振動の伝達や水漏れを防止するものである。シール材26は、弾性を有する部材により形成されている。一例として、シール材26は、発泡ゴム材などである。シール材26は、基端部がシール取付部25に取り付けられ、先端部がインナパネル5の開口部10の縁部17に圧接されている。
シール材26は、係止部20に対して開口部10とは反対側に位置する。すなわち、シール材26は、開口部10の中央部から見て、係止部20よりも遠い位置にある。図示される例では、開口部10の中央部から見て、係止部20,シール材26の順に配置されている。本実施の形態において、シール材26は、インナパネル5の開口部10の縁部17に沿って位置する。好ましくは、シール材26は、開口部10の全周に亘り連なって位置する。
そして、車両用部品1は、インナパネル5に対し、開口部10を覆うように車内側からカバー体7を係止部20により取り付ける。カバー体7には、シール材26が取り付けられていることで、開口部10の縁部17の位置でインナパネル5とカバー体7との隙間が閉塞される。そこで、インナパネル5とカバー体7との隙間からの車室内への振動の伝達や水漏れが防止される。
車両の走行時、車両の内外には気圧の差が生じることで、車両用部品1には車内方向に圧力PRが生じる。この圧力PRは、カバー体7に対して、図3の二点鎖線により囲まれるカバー体7の一般部15の中央部付近の範囲ARに特に大きく作用することにより、カバー体7が、図1の二点鎖線に示すように、剛性が相対的に小さい一般部15において、係止部20を基点として、具体的には係止部20の中心軸とインナパネル5の厚みの中央部とが仮想的に交差する位置を変形起点Pとして、車内側へとドーム状に膨出するように変形しようとする。つまり、圧力PRにより、カバー体7は、中央部付近の範囲ARに近いほど車内側への変形量が大きくなる。
このとき、係止部20に対して開口部10側にシール材26が位置する従来例の場合には、一般部15の変形に伴いシール材26がインナパネル5に対して引き剥がされる方向に移動し、シール効果を損なうことが懸念される。
それに対し、本実施の形態では、係止部20に対して開口部10とは反対側にシール材26が位置しているため、走行時の気圧差に起因するインナパネル5の一般部15の変形に対し、シール材26はインナパネル5に対して接近するように圧接されて強干渉することで隙間を強固に閉塞する状態を保つので、振動の伝達や水漏れを抑制するシール効果を損いにくく、車両走行時の気圧差に起因する影響を抑制することが可能になる。したがって、車両が静止しているときでも走行しているときでも、シール材26によるシール効果を保つことができる。
しかも、従来と同様の部品構成によって実現できるため、部品点数の増加や車両用部品1の組み立て性の悪化を招くことがない。
シール材26がインナパネル5の開口部10の縁部17に沿って位置するため、開口部10の周縁においてインナパネル5とカバー体7との隙間をシール材26によって効果的に閉塞できる。
また、カバー体7のシール材26と対向する部分の近傍の剛性を他の部分の剛性よりも高くすることで、つまりシール取付部25及び取付部16の近傍の剛性を一般部15の剛性よりも高くすることで、車両走行時の気圧差に起因するカバー体7の一般部15の変形を積極的に利用しつつ、シール材26がインナパネル5に対して強干渉した状態でもその反力によるカバー体7のシール材26と対向する部分すなわちシール取付部25の変形を抑制でき、シール材26のシール効果を保つことができる。
特に、車両用部品1を車両用のドアとし、ドアのインナパネル5の作業用の作業穴である開口部10を覆うカバー体7に上記の構造を適用することで、振動の伝達や水漏れを生じにくいドアを実現でき、車両の品位を高めることができる。
なお、上記の一実施の形態において、車両用部品1は、ドアに限らず、天井材や床材など、開口部(作業穴)を有する他の車両用部品にも適用可能である。
本発明は、自動車のドア構造として好適に用いることができる。
1 車両用部品
5 部品本体部であるインナパネル
7 カバー体
10 開口部
17 縁部
20 係止部
26 シール材

Claims (4)

  1. 部品本体部の開口部を覆うカバー体と、
    このカバー体を前記部品本体部に対して係止する係止部と、
    この係止部に対して前記開口部とは反対側に位置し、前記部品本体部と前記カバー体との隙間を閉塞するシール材と、
    を備えることを特徴とする車両用部品。
  2. シール材は、部品本体部の開口部の縁部に沿って位置する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用部品。
  3. カバー体は、シール材と対向する部分の近傍の剛性が他の部分の剛性よりも高い
    ことを特徴とする請求項1または2記載の車両用部品。
  4. 部品本体部は、車両用のドアのインナパネルであり、
    開口部は、作業用の作業穴である
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の車両用部品。
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