JP2023048603A - 連結装置およびクランプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連結力ないしクランプ力を増大させながら連結装置およびクランプ装置の小型化を図る。【解決手段】連結装置は、基準部材1に固定されるクランプシリンダ100を備える。クランプシリンダ100は、シリンダ本体10と、シリンダ本体10に対して第1方向に沿って往復動可能な第1ピストン20および第2ピストン30と、第1ピストン20および第2ピストン30を第1方向の一方側に駆動する付勢部材80とを含む。シリンダ本体10は、第1ピストン20を第1方向の他方側に駆動する第1シリンダ室51と、第1シリンダ室51と分離して形成され、第2ピストン30を他方側に駆動する第2シリンダ室52とを有する。【選択図】図1

Description

本技術は、連結装置およびクランプ装置に関する。
マシニングセンタのテーブル等の基準部材にワークパレット等の可動部材を位置合わせした状態で固定する装置が従来から知られている(たとえば、下記の特許文献1および2)。
国際公開第2011/046039号公報 実用新案登録第3219695号公報
連結装置の連結力ないしクランプ装置のクランプ力を増大させることが求められる。他方、連結装置を小型化することも求められる。
本技術の目的は、連結力ないしクランプ力を増大させながら小型化が図られた連結装置およびクランプ装置を提供することにある。
本技術に係る連結装置は、第1部材と第2部材を互いに位置決めしながら連結することが可能な連結装置であって、第1部材に固定される流体圧シリンダを備える。
本技術に係るクランプ装置は、第1部材に第2部材を固定することが可能なクランプ装置であって、第1部材に固定される流体圧シリンダを備える。
流体圧シリンダは、シリンダ本体と、シリンダ本体に対して第1方向に沿って往復動可能な第1ピストンおよび第2ピストンと、第1ピストンおよび第2ピストンを第1方向の一方側に駆動する付勢部材とを含む。シリンダ本体は、第1ピストンを第1方向の他方側に駆動する第1シリンダ室と、第1シリンダ室と分離して形成され、第2ピストンを他方側に駆動する第2シリンダ室とを有する。
本技術によれば、連結力ないしクランプ力を増大させながら連結装置およびクランプ装置の小型化を図ることができる。
1つの実施の形態に係るクランプ装置の第1状態(アンクランプ状態)を示す縦断面図である。 1つの実施の形態に係るクランプ装置の第2状態(クランプ状態)を示す縦断面図である。 図1,図2に示すクランプ装置における係合ボール周辺の拡大図である。 図1~図3に示すクランプ装置の上面図である。 図1~図4に示すクランプ装置のクランプ室およびアンクランプ室の周辺の構造を示す拡大縦断面図である。 変形例に係るクランプ装置の縦断面を示す図である。 図6におけるVII部の拡大図である。
以下に、本技術の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本技術の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本技術にとって必ずしも必須のものではない。また、本技術は、本実施の形態において言及する作用効果を必ずしもすべて奏するものに限定されない。
なお、本明細書において、「備える(comprise)」および「含む(include)」、「有する(have)」の記載は、オープンエンド形式である。すなわち、ある構成を含む場合に、当該構成以外の他の構成を含んでもよいし、含まなくてもよい。
また、本明細書において幾何学的な文言および位置・方向関係を表す文言、たとえば「平行」、「直交」、「斜め45°」、「同軸」、「沿って」などの文言が用いられる場合、それらの文言は、製造誤差ないし若干の変動を許容する。本明細書において「上側」、「下側」などの相対的な位置関係を表す文言が用いられる場合、それらの文言は、1つの状態における相対的な位置関係を示すものとして用いられるものであり、各機構の設置方向(たとえば機構全体を上下反転させる等)により、相対的な位置関係は反転ないし任意の角度に回動し得る。
以下の実施の形態においては、連結装置の一例としてのクランプ装置について説明するが、本技術の範囲はクランプ装置に限定されるものではない。本技術は、相対的な位置決めをしながら第1部材と第2部材とを連結する連結装置一般に適用可能である。具体的には、たとえば工作機械のパレット交換、旋盤のチャック交換、およびロボットのハンド交換のための機構、歯車加工機、測定機、検査機、洗浄機、搬送装置、組立装置、および溶接装置のジグ交換のための機構、ならびにプレス、射出成型機の金型交換のための機構などに本技術を適用可能である。
図1および図2は、本実施の形態に係るクランプ装置を示す縦断面図である。図1は、アンクランプ状態(第1状態)を示し、図2は、クランプ状態(第2状態)を示す。
本実施の形態に係るクランプ装置は、基準部材1(第1部材/ベース体)に可動部材2(第2部材/固定対象物)を固定するとともに、可動部材2を基準部材1に対して位置決め(図1,図2における左右方向、上下方向および紙面奥行方向)することが可能なものである。
基準部材1(第1部材)は、たとえばマシニングセンタのテーブル等である。可動部材2(第2部材)は、たとえば上記テーブルに固定されるワークパレット等である。
基準部材1には、クランプシリンダ100が固定され得る。可動部材2には、リング部材200(環状部材)が固定され得る。クランプシリンダ100およびリング部材200は、固定部材300,400(ボルト)により基準部材1および可動部材2に各々固定される。クランプシリンダ100およびリング部材200は、固定部材300,400以外の固定手段により固定されてもよい。
クランプシリンダ100(流体圧シリンダ)は、シリンダ本体10と、第1ピストン部材20と、第2ピストン部材30と、クランプ室40と、アンクランプ室50と、鋼球60(係合部/係合ボール)と、シール部材70と、付勢部材80とを含む。
シリンダ本体10の底部は、基準部材1の孔部1Aに嵌合される。孔部1Aの位置および径を精密に調整することにより、シリンダ本体10の位置合わせを行うことができる。シリンダ本体10は、ポート11Aを有する。ポート11Aの周囲には、シール部材11Bが設けられる。ポート11Aは、基準部材1に設けられたエア流路3と連通する。
第1ピストン部材20は、ピストン部分21と、ロッド部分22と、エア通路23とを含む。エア通路23は、ロッド部分22の軸心方向に延びる第1部分23Aと、第1部分23Aからロッド部分22の径方向に延び、ロッド部分22の外周面に開口する第2部分23Bとを含む。
第2ピストン部材30の外周には、凹部31が形成されている。第2ピストン部材30は、固定部材32(ボルト)により第1ピストン部材20におけるロッド部分22の先端側に固定されている。これにより、ロッド部分22は、第1ピストン部材20のピストン部分21と第2ピストン部材30とを接続する。したがって、第1ピストン部材20および第2ピストン部材30は、シリンダ本体10に対して軸心方向(第1方向)に一体的に往復動可能である。
クランプ室40は、第1ピストン部材20におけるピストン部分21の上側に形成される。より具体的には、クランプ室40は、第1ピストン部材20におけるピストン部分21の上面と、シリンダ本体10との間に形成される。
クランプ室40には、エア流路3からポート11Aおよびエア通路11Cを介してクランプ用の作動流体が供給される。これにより、第1ピストン部材20および第2ピストン部材30が固定側(図中下側:第1方向の一方側)に駆動される。クランプ室40に供給された作動流体は、エア通路11Cおよびポート11Aを介してエア流路3から排出可能である。クランプ用の作動流体としては、たとえばエアが用いられるが、作動流体はエアに限定されない。エア圧に代えて油圧が用いられてもよい。
アンクランプ室50は、互いに離間して形成された第1アンクランプ室51(第1シリンダ室)と第2アンクランプ室52(第2シリンダ室)とを含む。第1アンクランプ室51と第2アンクランプ室52とは、クランプ室40を挟んで互いに分離して形成されている。第1アンクランプ室51は、第1ピストン部材20におけるピストン部分21の下側に形成される。より具体的には、第1アンクランプ室51は、基準部材1の孔部1Aの底面と、シリンダ本体10の内周面と、第1ピストン部材20の下面との間に形成される。第2アンクランプ室52は、クランプ室40の上側に形成される。より具体的には、第2アンクランプ室52は、シリンダ本体10と、第1ピストン部材20におけるロッド部分22の外周面と、第2ピストン部材30の下面との間に形成される。
第1アンクランプ室51には、基準部材1に形成されたエア流路4からアンクランプ用の作動流体が供給される。第1アンクランプ室51に供給されたアンクランプ用の作動流体は、第1ピストン部材20のエア通路23を介して第2アンクランプ室52にも供給される。図1,図2の例において、エア流路4およびエア通路23の第1部分23Aは、クランプシリンダ100の軸心に一致する位置に形成されているが、エア流路4およびエア通路23の第1部分23Aは、クランプシリンダ100の軸心からずれた位置に形成されてもよい。
アンクランプ室50に作動流体が供給されることにより、第1ピストン部材20および第2ピストン部材30が固定解除側(図中上側:第1方向の他方側)に駆動される。アンクランプ室50に供給された作動流体は、エア流路4から排出可能である。アンクランプ用の作動流体としては、たとえばエアが用いられるが、作動流体はエアに限定されない。エア圧に代えて油圧が用いられてもよい。
なお、アンクランプ室50への作動媒体の供給は、エア流路4から第1アンクランプ室51に供給する態様に限定されない。変形例として、たとえば、エア流路4から第2アンクランプ室52に作動媒体が供給され、第2アンクランプ室52からエア通路23を介して第1アンクランプ室51にも作動媒体が供給される態様であってもよい。
鋼球60は、シリンダ本体10に保持され、リング部材200の内周側に位置している。鋼球60は、リング部材200の周方向に並ぶように複数設けられる。各々の鋼球60は、シリンダ本体10に保持されている。また、各々の鋼球60は、第2ピストン部材30の凹部31に受け入れられる。
図1に示すアンクランプ状態(第1状態)において、鋼球60は、シリンダ本体10の径方向外方には突出せず、リング部材200を押圧することはない。第1ピストン部材20および第2ピストン部材30はアンクランプ側(図1中上側)に向けて付勢され、可動部材2を持ち上げている。この状態において、可動部材2を取り外して交換することが可能である。図2に示すクランプ状態(第2状態)において、鋼球は、シリンダ本体10の径方向外方に突出し、リング部材200を基準部材1に向かって(図2中斜め下方に)押圧する。
シール部材70は、第1ピストン部材20のピストン部分21の外周に設けられたシール部材71と、第1ピストン部材20のロッド部分22とシリンダ本体10との間に設けられたシール部材72と、第2ピストン部材30の外周に設けられたシール部材73と、第1ピストン部材20のロッド部分22と第2ピストン部材30との間に設けられたシール部材74と、シリンダ本体10の外周と基準部材1との間に設けられたシール部材75とを含む。
シール部材71は、クランプ室40と第1アンクランプ室51との間をシールする。シール部材72は、クランプ室40と第2アンクランプ室52との間をシールする。シール部材73,74は、第2アンクランプ室52とシリンダ本体10の外部との間をシールする。シール部材75は、第1アンクランプ室51とシリンダ本体10の外部との間をシールする。
付勢部材80は、クランプ室40内に収納されている。図1,図2に例示される付勢部材80は、ロッド部分22の外周において周方向に並ぶように設けられたコイルスプリングである。コイルスプリングに代えて板ばねなどの弾性部材が用いられてもよい。
付勢部材80は、第1ピストン部材20のピストン部分21とシリンダ本体10とを互いに離間する方向に付勢する。付勢部材80は、第1ピストン部材20を下側に駆動する。したがって、クランプ室40内へのクランプ用の作動流体圧に加えて、付勢部材80の付勢力により可動部材2を固定するクランプ力を確保することが可能となる。これにより、クランプ装置のクランプ力が増大し得る。
このように、クランプシリンダ100においては、基準部材1(第1部材)と可動部材2(第2部材)とが並ぶ上下方向(第1方向)に沿って、第1アンクランプ室51(第1シリンダ室)、第2アンクランプ室52(第2シリンダ室)、およびクランプ室40(第3シリンダ室)の3つのシリンダ室が形成されている。クランプ室40は、第1アンクランプ室51と第2アンクランプ室52との間に設けられている。
第1アンクランプ室51の下側は、基準部材1により規定される。第1アンクランプ室51とクランプ室40との間は、第1ピストン部材20のピストン部分21により区画される。クランプ室40と第2アンクランプ室52との間は、シリンダ本体10により区画される。第2アンクランプ室52の上側は、第2ピストン部材30により規定される。
第2ピストン部材30の往復移動に伴い、鋼球60は径方向(第2方向)に向かって移動し、アンクランプ状態とクランプ状態とを切り換える。
図3は、クランプシリンダ100における鋼球60周辺の拡大図である。図3に示すように、鋼球60は、シリンダ本体10の保持部14に保持される。また、第2ピストン部材30の凹部31の上側(可動部材2側)には、傾斜面31Aが設けられている。
クランプ動作時には、第2ピストン部材30が図3中下側に駆動され、鋼球60は、傾斜面31Aに押されてリング部材200の傾斜面210を斜め下方に押圧する。これにより、リング部材200が図3中下側に引き付けられる。
シリンダ本体10は、基準面15を有する。検知ポート13は、基準面15上に開口する。クランプ状態においては、リング部材200の当接面220が基準面15に当接して、検知ポート13が閉塞され、エア流路6(図6参照)から供給されたエアはリークしなくなる。これにより、エア流路6内のエア圧が上昇する。したがって、エア流路6内のエア圧を測定することにより、正常なクランプ動作が行われているかを検知することが可能となる。また、検知ポート13を複数設けることにより、可動部材2の傾きを検知することもできる。
アンクランプ動作時には、図3中上側に駆動された第2ピストン部材30が可動部材2を押し上げる。可動部材2がクランプされていない状態では、検知ポート13は基準面15上において開放されているため、エア流路6から供給されたエアはリークする。
リング部材200の内周テーパ面230がクランプシリンダ100(シリンダ本体10)の外周テーパ面110に当接することで水平方向の位置決めが行われている。クランプ動作時において、リング部材200が下側に引き付けられると、リング部材200の当接面220がシリンダ本体10の基準面15に当接して高さ方向の位置決めが行われる。リング部材200の内周テーパ面230およびクランプシリンダ100(シリンダ本体10)の外周テーパ面110をポリゴンテーパとした場合、単体のクランプシリンダ100により完全な位置決めを行うことができる。
図4は、クランプシリンダ100の上面図である。図4に示すように、シリンダ本体10は、シリンダ本体10の中心軸から離れる方向に突出するフランジ部16を有する。フランジ部16に挿通された固定部材300によりシリンダ本体10が基準部材1に固定される。クランプシリンダ100においては、周方向に複数の付勢部材80を設けることにより、個々の付勢部材80の長さを過度に増大させることなく付勢力の合計を大きくすることができる。この結果、特に高さ方向(図4中の紙面奥行方向)においてクランプシリンダ100を小型化することが可能である。
また、図4に示すように、第2アンクランプ室52を規定する第2ピストン部材30の外周に鋼球60を配置しているため、第1ピストン部材20のロッド部分22の外周に鋼球60を配置する場合(すなわち、第2ピストン部材30が無い場合)と比較して、周方向に並ぶ鋼球60の数を増やすことが可能となる。この結果、クランプシリンダ100によるリング部材200の位置決めをより精度よく行うことが可能となる。また、各々の鋼球60に作用する面圧を低下させることが可能となり、鋼球60を小型化することができる。この結果、特に高さ方向(図4中の紙面奥行方向)においてクランプシリンダ100を小型化することが可能である。
図5は、クランプシリンダ100のクランプ室40およびアンクランプ室50の周辺の構造を示す拡大縦断面図である。
図5に示すように、シリンダ本体10は、クランプ室40とアンクランプ室50とを区画する隔壁部10Bと、隔壁部10Bの内周側端部から下側(第1アンクランプ室51側)に向けて突出し、第1ピストン部材20のロッド部分22をガイドする突出部10Cとを含む。シリンダ本体10は、隔壁部10Bを底部とし、突出部10Cを側壁とする凹部10A(第1凹部)を構成する。凹部10Aは、第1ピストン部材20のピストン部分21と対向する。
第1ピストン部材20のピストン部分21は、隔壁部10Bから離れる方向に凹む凹部20A(第2凹部)を有する。凹部20Aは、シリンダ本体10の隔壁部10Bと対向する。
付勢部材80は、第1ピストン部材20のピストン部分21と隔壁部10Bとの間に設けられる。付勢部材80は、凹部10A,20Aが対向することにより形成された空間に収容される。付勢部材80は、シリンダ本体10の隔壁部10Bと第1ピストン部材20のピストン部分21とを互いに離間させる方向に付勢する。
シリンダ本体10に形成されたエア通路11Cは、屈曲部11C1を有する。エア通路11Cは、ポート11Aから斜め上方に延び、屈曲部11C1において略直角に曲がり、屈曲部11C1から斜め下方に延びて、クランプ室40に達する。
付勢部材80の付勢力は、エア流路3からクランプ室40に供給されるエア圧とともにクランプシリンダ100のクランプ力を構成する。なお、付勢部材80の付勢力のみによってクランプ力を構成してもよい。
エア流路4からのエア圧は第1アンクランプ室51および第2アンクランプ室52に供給される。第1ピストン部材20および第2ピストン部材30は、付勢部材80の付勢力に抗して、アンクランプ側(図5中の上側)に駆動される。第1ピストン部材20および第2ピストン部材30は、シリンダ本体10の突出部10Cの先端がロッド部分22に形成された段差部に当接するまで上昇する。
第2ピストン部材30は、シリンダ本体10の隔壁部10Bから離れる方向に凹む凹部30A(第3凹部)を有する。第1アンクランプ室51および第2アンクランプ室52を連通させるエア通路23は、凹部30A内に位置する領域において第2アンクランプ室52に連通する。なお、図5の例では、エア通路23の第2部分23Bの全体が凹部30A内に位置しているが、エア通路23の第2部分23Bの高さ方向の一部において第2部分23Bが凹部30A内に位置している場合も、エア通路23は「凹部30A内に位置する領域において第2アンクランプ室52に連通する」と解釈されるべきである。
本実施の形態においては、アンクランプ室50を第1アンクランプ室51および第2アンクランプ室52の二箇所に分けて形成し、第1ピストン部材20および第2ピストン部材30の二部材を駆動することにより、アンクランプ側の駆動力を増大させることができる。アンクランプ側の駆動は、付勢部材80の付勢力に抗して行われる。したがって、アンクランプ側の駆動力を増大させることに伴って、付勢部材80の付勢力を増大させることができる。付勢部材80の付勢力を大きくすることにより、クランプ側の駆動力を増大させることができる。以上の結果として、クランプシリンダ100によるクランプ力を増大させることが可能となる。
本実施の形態においては、クランプ室40を1つ形成し、クランプ室40内に付勢部材80を設け、アンクランプ室50を2つに分けて形成する構成について例示したが、クランプ室40を2つに分けて形成し、アンクランプ室50を1つ形成し、アンクランプ室50内に付勢部材80を設ける構成とする場合もあり得る。
図6は、変形例に係るクランプシリンダ100の縦断面を示す図である。図6に示す構造は、図1~図5に示すクランプシリンダ100に当然に適用可能である。図6に示す例において、シリンダ本体10は、ポート12A,13Aを有する。ポート12A,13Aの周囲には、シール部材12B,13Bが各々設けられる。ポート12A,13Aは、基準部材1に設けられたエア流路5,6と各々連通する。
シリンダ本体10は、ポート12A,13Aに各々連通するエア通路12C,13Cを有する。エア通路12Cは、エアブロー室90に達する。エアブロー室90は、シリンダ本体10の内周と嵌入部材91との間に形成されている。嵌入部材91は、止め輪92によりシリンダ本体10に固定されている。エア通路13Cは、検知ポート13を介してシリンダ本体10の外部に開口する。
図7は、図6におけるVII部の拡大図である。図7に示すように、エアブロー室90は、エア通路12D,12Eを各々介してシリンダ本体10外部の空間A,Bと各々連通する。エアブロー室90に供給されたエアは、エア通路12D,12Eから空間A,Bに向けて吐出される。これによりシリンダ本体10内部への切粉およびクーラント等の侵入を防止することが可能となる。
以上、本技術の実施の形態について説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本技術の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 基準部材、1A 孔部、2 可動部材、3,4,5,6 エア流路、10 シリンダ本体、10A 凹部、10B 隔壁部、10C 突出部、11A,12A,13A ポート、11B,12B,13B シール部材、11C,12C,12D,12E,13C エア通路、11C1 屈曲部、13 検知ポート、14 保持部、15 基準面、16 フランジ部、20 第1ピストン部材、20A 凹部、21 ピストン部分、22 ロッド部分、23 エア通路、23A 第1部分、23B 第2部分、30 第2ピストン部材、30A 凹部、31 凹部、31A 傾斜面、32 固定部材、40 クランプ室、50 アンクランプ室、51 第1アンクランプ室、52 第2アンクランプ室、60 鋼球、70,71,72,73,74,75 シール部材、80 付勢部材、90 エアブロー室、91 嵌入部材、92 止め輪、100 クランプシリンダ、110 外周テーパ面、200 リング部材、210 傾斜面、220 当接面、230 内周テーパ面、300,400 固定部材。

Claims (9)

  1. 第1部材と第2部材を互いに位置決めしながら連結することが可能な連結装置であって、前記第1部材に固定される流体圧シリンダを備え、
    前記流体圧シリンダは、シリンダ本体と、前記シリンダ本体に対して第1方向に沿って往復動可能な第1ピストンおよび第2ピストンと、前記第1ピストンおよび前記第2ピストンを前記第1方向の一方側に駆動する付勢部材とを含み、
    前記シリンダ本体は、前記第1ピストンを前記第1方向の他方側に駆動する第1シリンダ室と、前記第1シリンダ室と分離して形成され、前記第2ピストンを前記他方側に駆動する第2シリンダ室とを有する、連結装置。
  2. 前記付勢部材は、前記第1方向において前記第1シリンダ室および前記第2シリンダ室の間に設けられる、請求項1に記載の連結装置。
  3. 前記シリンダ本体は、前記第1シリンダ室および前記第2シリンダ室の間に設けられ、前記第1ピストンおよび前記第2ピストンを前記第1方向の一方側に駆動する第3シリンダ室をさらに有し、
    前記付勢部材は前記第3シリンダ室に収納される、請求項1または請求項2に記載の連結装置。
  4. 前記シリンダ本体は、前記第2シリンダ室と前記第3シリンダ室とを区画する隔壁部をさらに有し、
    前記付勢部材は、前記隔壁部と前記第1ピストンとの間に設けられる、請求項3に記載の連結装置。
  5. 前記シリンダ本体は、前記第1ピストンから離れる方向に凹む第1凹部を有し、
    前記第1ピストンは、前記隔壁部から離れる方向に凹む第2凹部を有し、
    前記付勢部材は、前記第1凹部および前記第2凹部に収容されるように設けられる、請求項4に記載の連結装置。
  6. 前記流体圧シリンダは、前記第1方向に沿って延び、前記第1ピストンおよび前記第2ピストンを接続するロッド部をさらに含み、
    前記第1シリンダ室および前記第2シリンダ室を連通させる通路が前記ロッド部に形成される、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の連結装置。
  7. 前記第2部材に固定される環状部材をさらに備え、
    前記流体圧シリンダは、前記環状部材の内周側に位置することが可能、かつ、前記第1ピストンおよび前記第2ピストンの往復動に伴って、前記環状部材を押圧しない第1状態と、前記環状部材を前記第1部材側に押圧する第2状態とを切り換えることが可能な係合部をさらに含む、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の連結装置。
  8. 前記第2ピストンの移動に伴って、前記第1方向に直交する第2方向に向かって前記係合部が移動する、請求項7に記載の連結装置。
  9. 第1部材に第2部材を固定することが可能なクランプ装置であって、前記第1部材に固定される流体圧シリンダを備え、
    前記流体圧シリンダは、シリンダ本体と、前記シリンダ本体に対して第1方向に沿って往復動可能な第1ピストンおよび第2ピストンと、前記第1ピストンおよび前記第2ピストンを前記第1方向の一方側に駆動する付勢部材とを含み、
    前記シリンダ本体は、前記第1ピストンを前記第1方向の他方側に駆動する第1シリンダ室と、前記第1シリンダ室と分離して形成され、前記第2ピストンを前記他方側に駆動する第2シリンダ室とを有する、クランプ装置。
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