JP2023047908A - 蓄電素子 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023047908000001
【課題】電極体の本体部と集電体との干渉を抑制する。
【解決手段】蓄電素子10は、極板が積層された電極体200と、電極体200に接合される集電体300と、電極体200及び集電体300を収容する容器100とを備えている。電極体200は、電極体本体210(本体部)と、電極体本体210からX軸方向(第一の方向)に沿って突出する電極体端部220(端部)とを備えている。集電体300は、電極体端部220に接合される脚部320を有している。脚部320は、電極体本体210から離れるにつれて電極体本体210の中央部に近づく傾斜面322を有し、傾斜面322が電極体端部220に接合されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、電極体と、当該電極体に接合される集電体とを備える蓄電素子に関する。
従来、電極体と、集電体と、電極体及び集電体を収容する容器とを備えた蓄電素子が知られている。例えば、特許文献1では、金属製の容器に巻回型の電極体が収容されている。また、容器内には、一対の集電体が収容されており、この一対の集電体には、容器の壁部に固定された正極端子及び負極端子が接続されている。一対の集電体は、電極体の正極及び負極に接合された状態で電極体を容器内で支持している。
特開2020-136244号公報
ここで、例えば蓄電素子が振動したり、容器が変形したりすると、容器の内部では電極体の本体部と集電体とが干渉してしまい、電極体の本体部と集電体とが短絡(例えば電極体の負極板と正極の集電体とが短絡)するおそれがある。
本発明は、電極体の本体部と集電体との干渉を抑制することを目的とする。
本発明の一態様に係る蓄電素子は、極板が積層された電極体と、前記電極体に接合される集電体と、前記電極体及び前記集電体を収容する容器とを備え、前記電極体は、本体部と、前記本体部から第一の方向に沿って突出する端部とを備え、前記集電体は、前記端部に接合される脚部を有し、前記脚部は、前記本体部から離れるにつれて前記電極体の中央部に近づく傾斜面を有し、前記傾斜面が前記端部に接合されている。
本発明に係る蓄電素子によれば、電極体の本体部と集電体との干渉を抑制することができる。
実施の形態に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電素子の容器内方に配置されている構成要素を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電素子を分解して各構成要素を示す分解斜視図である。 実施の形態に係る集電体を示す斜視図である。 実施の形態に係る集電体を示す下面図である。 実施の形態に係る二本の脚部と電極体端部との接合状態を示す断面図である。 変形例1に係る各脚部を示す断面図である。 変形例2に係る各脚部を示す断面図である。 変形例2に係る各脚部を示す断面図である。 変形例3に係る集電体を示す斜視図である。 変形例4に係る集電体を示す斜視図である。
本発明の一の態様に係る蓄電素子は、極板が積層された電極体と、電極体に接合される集電体と、電極体及び集電体を収容する容器とを備え、電極体は、本体部と、本体部から第一の方向に沿って突出する端部とを備え、集電体は、端部に接合される脚部を有し、脚部は、本体部から離れるにつれて電極体の中央部に近づく傾斜面を有し、傾斜面が前記端部に接合されている。
これによれば、集電体の脚部において、電極体の端部に接合される傾斜面が、電極体の本体部から離れるにつれて電極体の中央部に近づくように傾斜している。このため、集電体の端面が、電極体の本体部に突き刺さりにくい構造となり、本体部との干渉が抑制され、短絡に至る可能性を低減することができる。
ここで、傾斜面が端部に接合されているとは、傾斜面の全ての領域が電極体の端部に接合されていなくてもよい。つまり、傾斜面の一部が端部と接合されていてもよい。
前記傾斜面は、前記脚部における前記電極体と重なる箇所において、前記第一の方向に対して傾斜面が傾斜した方向の一端から他端まで延びていてもよい。
これによれば、傾斜面が、脚部における電極体と重なる箇所において第一の方向に対して傾斜面が傾斜した方向の一端から他端まで延びているので、脚部の傾斜面と電極体の端部との接合面を広範囲に設けることができる。したがって、脚部と電極体の端部との接合の安定性を高めることができ、集電体と電極体との相対的な接近移動を抑制することが可能である。これにより、電極体の本体部と集電体との干渉をより確実に抑制することができ、電極体の本体部と集電体との短絡をより低減できる。電極体と重なる箇所とは、電極体の本体部から第一の方向に沿って突出する端部と集電体の脚部とが、電極体の端部において極板が積層された方向に重なる箇所であると定義する。また、第一の方向に沿う方向とは、第一の方向に対して傾斜面が傾斜した方向である。
脚部は、第一の方向に交差する第二の方向に延びていて、第二の方向における電極体と重なる箇所の全体に傾斜面が設けられていてもよい。
これによれば、傾斜面は、脚部の第二の方向における電極体と重なる箇所の全体に設けられているので、電極体及び集電体が相対的に移動したとしても電極体の本体部に対する脚部の干渉をより確実に抑制することができる。したがって、電極体の本体部と集電体との短絡をより確実に低減できる。
脚部において本体部に近い端部は凸曲面状に形成されていてもよい。
これによれば、脚部における本体部に近い端部が凸曲面状に形成されているので、仮に脚部が電極体の本体部に当たったとしても突き刺さりにくくすることができる。したがって、脚部が電極体の本体部に当たった場合においても、激しい短絡が生じる可能性を低減することができる。
集電体は、端部を挟んで当該端部に接合される二本の脚部を有し、二本の脚部のそれぞれには傾斜面が設けられていてもよい。
これによれば、集電体に備わる二本の脚部のそれぞれが、本体部から離れるにつれて電極体の中央部に近づく傾斜面を有しており、この傾斜面が端部に接合されている。各脚部の傾斜面に端部が接合されているため、当該接合の安定性を高めることができ、電極体と集電体との相対的な接近移動を抑制することが可能である。また、各脚部の傾斜面と電極体の端部との接合面も、傾斜面に対応して、本体部から離れるにつれて電極体の中央部に近づく傾きとなる。このため、集電体に備わる二本の脚部のそれぞれの端面が、電極体の本体部に突き刺さりにくい構造となり、本体部との干渉が抑制され、短絡に至る可能性を低減することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態及びその変形例に係る蓄電素子について説明する。以下で説明する実施の形態及び変形例は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、製造工程、製造工程の順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。各図において、寸法等は厳密に図示したものではない。
以下の説明及び図面中において、蓄電素子が有する一対(正極及び負極、以下同様)の電極端子の並び方向、一対の集電体の並び方向、一対の上部ガスケットの並び方向、一対の下部ガスケットの並び方向、一対のスペーサの並び方向、電極体の両端部の並び方向、電極体の巻回軸方向、または、容器の短側面の対向方向をX軸方向と定義する。X軸方向は第一の方向の一例である。容器の長側面の対向方向、容器の短側面の短手方向、または、容器の厚さ方向をY軸方向と定義する。蓄電素子の容器本体と蓋体との並び方向、容器の短側面の長手方向、または、集電体の脚部の延びる方向をZ軸方向と定義する。Z軸方向は第二の方向の一例である。これらX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに交差(本実施の形態では直交)する方向である。なお、使用態様によってはZ軸方向が上下方向にならない場合も考えられるが、以下では説明の便宜のため、Z軸方向を上下方向として説明する。
以下の説明において、例えば、X軸プラス方向とは、X軸の矢印方向を示し、X軸マイナス方向とは、X軸プラス方向とは反対方向を示す。Y軸方向及びZ軸方向についても同様である。平行及び直交などの、相対的な方向または姿勢を示す表現は、厳密には、その方向または姿勢ではない場合も含む。例えば、2つの方向が直交している、とは、当該2つの方向が完全に直交していることを意味するだけでなく、実質的に直交していること、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。
(実施の形態)
[蓄電素子の全般的な説明]
まず、図1~図3を用いて、本実施の形態における蓄電素子10の全般的な説明を行う。図1は、実施の形態に係る蓄電素子10の外観を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係る蓄電素子10の容器100の内方に配置されている構成要素を示す斜視図である。具体的には、図2は、蓄電素子10から容器本体110、スペーサ800及び絶縁シート600を分離した状態での構成を示す斜視図であり、電極体200に集電体300を接合した後の状態を示している。図3は、実施の形態に係る蓄電素子10を分解して各構成要素を示す分解斜視図である。具体的には、図3は、図2に示した容器本体110、スペーサ800及び絶縁シート600以外の構成要素を分解して示す斜視図であり、電極体200に集電体300を接合する前の状態を示している。
蓄電素子10は、電気を充電し、電気を放電することのできる二次電池であり、具体的には、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池である。蓄電素子10は、電力貯蔵用途または電源用途等に使用される。蓄電素子10は、例えば、自動車、自動二輪車、ウォータークラフト、船舶、スノーモービル、農業機械、建設機械、または、電気鉄道用の鉄道車両等の移動体の駆動用またはエンジン始動用等のバッテリ等として用いられる。上記の自動車としては、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)及び化石燃料(ガソリン、軽油、液化天然ガス等)自動車が例示される。上記の電気鉄道用の鉄道車両としては、電車、モノレール、リニアモーターカー、並びに、ディーゼル機関及び電気モーターの両方を備えるハイブリッド電車が例示される。蓄電素子10は、家庭用または事業用等に使用される定置用のバッテリ等としても用いることができる。蓄電素子10は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。蓄電素子10は、二次電池ではなく、使用者が充電をしなくても蓄えられている電気を使用できる一次電池であってもよい。蓄電素子10は、固体電解質を用いた電池であってもよい。本実施の形態では、直方体形状(角形)の蓄電素子10を図示しているが、蓄電素子10の形状は、直方体形状には限定されず、円柱形状、長円柱形状または直方体以外の多角柱形状等であってもよい。蓄電素子10は、パウチタイプの蓄電素子であってもよい。
図1に示すように、蓄電素子10は、容器100と、正極及び負極の電極端子130と、正極及び負極の上部ガスケット140とを備えている。図2及び図3に示すように、容器100の内方には、正極及び負極の下部ガスケット150と、電極体200と、正極及び負極の集電体300と、正極及び負極のスペーサ800と、絶縁シート600とが収容されている。容器100の内部には、電解液(非水電解質)が封入されているが、図示は省略する。当該電解液としては、蓄電素子10の性能を損なうものでなければその種類に特に制限はなく、様々なものを選択できる。
容器100は、開口が形成された容器本体110と、容器本体110の開口を閉塞する蓋体120とを有する直方体形状(角形)の容器である。容器本体110は、容器100の本体部を構成する矩形筒状で底を備える部材であり、X軸方向両側の側面に2つの第一壁部111を有し、Y軸方向両側の側面に2つの第二壁部112を有し、Z軸マイナス方向側に第三壁部113を有している。具体的には、第一壁部111は、容器100の短側面を形成する矩形状かつ板状の短側面部である。言い換えれば、第一壁部111は、第二壁部112及び第三壁部113に隣接し、第二壁部112よりも表面積(外面の面積)が小さい壁部である。第二壁部112は、容器100の長側面を形成する矩形状かつ板状の長側面部である。言い換えれば、第二壁部112は、第一壁部111及び第三壁部113に隣接し、第一壁部111よりも表面積(外面の面積)が大きい壁部である。第三壁部113は、容器100の底面を形成する矩形状かつ板状の底壁部である。
蓋体120は、容器100の蓋部を構成する矩形状の板状部材であり、容器本体110のZ軸プラス方向側に配置されている。つまり、蓋体120は、第三壁部113に対向し、かつ、第一壁部111及び第二壁部112に隣接する壁部である。本実施の形態では、蓋体120には、正極側及び負極側の電極端子130が配置されており、さらに、容器100の内方の圧力が上昇した場合に当該圧力を開放するガス排出弁121、及び、容器100の内方に電解液を注液するための注液部122等も設けられている。
このような構成により、容器100は、スペーサ800が取り付けられた状態の電極体200を容器本体110の内部に収容後、容器本体110と蓋体120とが溶接等によって接合されることにより、内部が密封される構造となっている。容器本体110及び蓋体120の材質は特に限定されず、ステンレス鋼、アルミニウム、アルミニウム合金など溶接可能な金属とすることができる。容器本体110及び蓋体120の材質として樹脂を用いることもできる。
電極体200は、正極板と負極板とセパレータとを備え、電気を蓄えることができる蓄電要素(発電要素)である。正極板は、アルミニウムやアルミニウム合金などからなる長尺帯状の集電箔である正極基材層上に正極活物質層が形成された極板である。負極板は、銅や銅合金などからなる長尺帯状の集電箔である負極基材層上に負極活物質層が形成された極板である。上記集電箔として、ニッケル、鉄、ステンレス鋼、チタン、焼成炭素、導電性高分子、導電性ガラス、Al-Cd合金など、適宜公知の材料を用いることもできる。正極活物質層及び負極活物質層に用いられる正極活物質及び負極活物質としては、リチウムイオンを吸蔵放出可能な活物質であれば、適宜公知の材料を使用できる。セパレータは、樹脂からなる微多孔性のシート、または、不織布を用いることができる。本実施の形態では、電極体200の断面形状として長円形状を図示しているが、円形状または楕円形状等でもよい。
電極体200は、正極板と負極板との間にセパレータが配置され巻回されて形成されている。具体的には、電極体200は、正極板と負極板とが、セパレータを介して、巻回軸W(本実施の形態ではX軸方向に平行な仮想軸)の方向に互いにずらして巻回されている。正極板及び負極板は、それぞれのずらされた方向の端部に、活物質が塗工されず(活物質層が形成されず)基材層が露出した部分(活物質層非形成部)を有している。
つまり、図3に示すように、電極体200は、活物質層が形成された本体部である電極体本体210と、電極体本体210からX軸プラス方向またはX軸マイナス方向に沿って突出する電極体端部220(端部)とを有している。これら2つの電極体端部220のうちの一方の電極体端部220に、正極板の活物質層非形成部が積層されて束ねられた正極集束部が設けられている。他方の電極体端部220に、負極板の活物質層非形成部が積層されて束ねられた負極集束部が設けられる。各電極体端部220は、X軸方向視でZ軸方向に長尺な環状に形成されている。各電極体端部220においてY軸方向で対向する一対の部位は、積層された活物質層非形成部が集められた集束部221である。各集束部221は、Z軸方向に沿って延びている。
図2及び図3に示すように、電極端子130は、集電体300を介して、電極体200の正極板及び負極板に電気的に接続される端子(正極端子及び負極端子)である。つまり、電極端子130は、電極体200に蓄えられている電気を蓄電素子10の外部空間に導出し、電極体200に電気を蓄えるために蓄電素子10の内部空間に電気を導入するための金属製の部材である。電極端子130は、電極体200の上方に配置された蓋体120に取り付けられている。具体的には、図3に示すように、電極端子130は、軸部131が、上部ガスケット140の貫通孔140aと、蓋体120の貫通孔120aと、下部ガスケット150の貫通孔150aと、集電体300の貫通孔310aとに挿入されて、かしめられることにより、集電体300とともに蓋体120に固定される。電極端子130は、アルミニウム、アルミニウム合金、銅、銅合金等の金属等の導電部材で形成されている。
集電体300は、電極体200のX軸方向両側に配置され、電極体端部220に接続される部材(正極集電体及び負極集電体)である。集電体300の材質は限定されない。例えば、正極側の集電体300は、電極体200の正極基材層と同様、アルミニウムまたはアルミニウム合金などの金属部材で形成されている。負極側の集電体300は、電極体200の負極基材層と同様、銅または銅合金などの金属部材で形成されている。集電体300の詳細については後述する。
図2に示すように、スペーサ800は、電極体200と容器100との間に配置されるスペーサである。本実施の形態では、スペーサ800は、電極体200及び集電体300の側方(X軸プラス方向またはX軸マイナス方向)に配置され、Z軸方向に延びるように形成されたサイドスペーサである。
さらに具体的には、スペーサ800は、電極体200及び集電体300と、容器本体110の第一壁部111及び第二壁部112の端部との間に配置され、かつ、第一壁部111及び第二壁部112の端部に沿って延びるように配置された、上面視(Z軸方向から見て)コ字(U字)形状のスペーサである。つまり、スペーサ800は、電極体端部220及び集電体300をY軸方向両端から挟み込むように配置されている。
ここで、スペーサ800は、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリ・エーテル・サルフォン(PES)、セラミック、及びそれらの複合材料などの絶縁性の材料で形成されている。つまり、スペーサ800は、電極体200及び集電体300と容器100とを絶縁する。
上部ガスケット140は、容器100の蓋体120と電極端子130との間に配置され、蓋体120と電極端子130との間を絶縁し、かつ封止する部材(正極上部ガスケット及び負極上部ガスケット)である。具体的には、上部ガスケット140は、矩形状の略板状部材の中央部分に、電極端子130の軸部131が挿入される貫通孔140aが形成された形状を有している。貫通孔140aに軸部131が挿入されてかしめられることにより、上部ガスケット140が蓋体120に固定される。上部ガスケット140は、PP、PE、PPS、PET、PEEK、PFA、PTFE、PBT、PES等の樹脂等によって形成されている。
下部ガスケット150は、容器100の蓋体120と集電体300との間に配置され、蓋体120と集電体300との間を絶縁する部材(正極下部ガスケット及び負極下部ガスケット)である。具体的には、下部ガスケット150は、矩形状の略板状部材の略中央部分に、電極端子130の軸部131が挿入される貫通孔150aが形成された形状を有している。貫通孔150aに軸部131が挿入されてかしめられることにより、下部ガスケット150が蓋体120に固定される。下部ガスケット150は、PP、PE、PPS、PET、PEEK、PFA、PTFE、PBT、PES等の樹脂等によって形成されている。
[集電体]
次に、集電体300の詳細について説明する。集電体300は、絶縁部材の一例である下部ガスケット150とともに容器100に固定された端部である固定端部310と、固定端部310から延びる二本の脚部320とを有する。正極側の集電体300の二本の脚部320は、正極側の電極体端部220に接合され、負極側の集電体300の二本の脚部320は、負極側の電極体端部220に接合される。接合の手法としては、超音波接合が採用される。この構成により、電極体200が、2つの集電体300によって蓋体120から吊り下げられた状態で保持(支持)され、振動や衝撃などによる揺れが抑制される。ここでは接合の手法として超音波接合を採用したが、接合の手法は何でもよく、例えばレーザ溶接、抵抗溶接などを採用してもよい。クリンチかしめなどの機械的な接合を採用してもよい。
集電体300の具体的構成について説明する。ここでは、一対の集電体300のうち、X軸プラス方向の集電体300を例示して説明するが、X軸マイナス方向の集電体300においても基本的に同様であるためこちらについての説明は省略する。図4は、実施の形態に係る集電体300を示す斜視図である。図5は、実施の形態に係る集電体300を示す下面図(Z軸マイナス方向視図)である。図4及び図5に示すように、集電体300の固定端部310は、XY平面に平行な平板状に形成されており、その中央部に貫通孔310aが形成されている。
固定端部310は、平面視(Z軸方向視)で矩形状の板体に対し、X軸プラス方向の一対の角部が面取りされた形状となっている。この面取り部311は、X軸方向に対して直線状に傾斜している。面取り部311のそれぞれからは脚部320がZ軸マイナス方向に延びている。各脚部320は、Z軸方向に長尺かつ平板状に形成されている。各脚部320の上端部321は、それよりも低位な部位よりも幅広に形成されている。各脚部320は、面取り部311の傾斜に依存した傾きを全体として維持したまま、Z軸マイナス方向に延在している。このため、各脚部320の内側の主面は、面取り部311の傾斜に対応した傾きを有する平坦な傾斜面322となっている。
傾斜面322は、各脚部320のX軸方向に沿う方向の全体に形成されている。つまり、各脚部320の傾斜面322は、X軸プラス方向に進むにつれて、互いがなす間隔(Y軸方向の間隔)が小さくなるように傾斜しているとも言える。各脚部320の外側の主面は傾斜面322に平行な平面状であり、X軸方向の両端部も平面状である。二本の脚部320の傾斜面322は互いに対向しており、当該各傾斜面322に対して電極体端部220の集束部221が接合される。
図6は、実施の形態に係る二本の脚部320と電極体端部220との接合状態を示す断面図である。図6では容器100の図示を省略しており、電極体200の巻回軸Wを一点鎖線で示している。巻回軸Wは、X軸方向視において電極体200の電極体本体210の中央部に位置している。
各脚部320の傾斜面322は、電極体端部220の集束部221に重なる箇所において、Z軸方向の全体が集束部221に接合されている。また、各脚部320の傾斜面322は、Y軸方向視で集束部221に重なる箇所において、X軸方向に沿う方向の全体が集束部221に接合されている。つまり、各脚部320の傾斜面322は、Y軸方向視で集束部221に重なる箇所の全体が電極体端部220に接合されている。この状態では、各脚部320の傾斜面322は、電極体本体210から離れるにつれて巻回軸W(電極体本体210の中央部)に近づくように傾斜している。このため、各脚部320の傾斜面322と集束部221との接合面350も傾斜面322に対応して、電極体本体210から離れるにつれて巻回軸Wに近づく傾きとなる。
ここで、容器100のX軸プラス方向の第一壁部111が凹んだ場合、その影響で集電体300が電極体本体210に近づく方向に移動しようとする(図6中、矢印Y1参照)。この際、集電体300は、接合面350に沿いながら移動することになる。このとき、接合面350の傾きによって各脚部320はX軸方向視(第一の方向視)で徐々に巻回軸Wから離れることになる(図6中、矢印Y2参照)。これにより、各脚部320は、X軸方向視では電極体本体210から離れる方向に移動するので、電極体本体210との干渉が抑制される。
一方、蓄電素子10に対して振動が加わった場合、その影響で電極体本体210が各脚部320に近づく方向に移動しようとする(図6中、矢印Y3参照)。この際、電極体端部220及びこれに連続する電極体本体210が接合面350に沿いながら移動することになる。つまり、電極体端部220及び電極体本体210は、X軸方向視で徐々に巻回軸Wに近づくことになる(図6中、矢印Y4参照)。このため、電極体端部220及び電極体本体210は各脚部320を迂回するように移動し、各脚部320と電極体本体210との干渉が抑制される。
[効果の説明]
以上のように、本実施の形態に係る蓄電素子10は、極板が積層された電極体200と、電極体200に接合される集電体300と、電極体200及び集電体300を収容する容器100とを備えている。電極体200は、電極体本体210(本体部)と、電極体本体210からX軸方向(第一の方向)に沿って突出する電極体端部220(端部)とを備えている。集電体300は、電極体端部220に接合される脚部320を有している。脚部320は、電極体本体210から離れるにつれて電極体本体210の中央部に近づく傾斜面322を有し、傾斜面322が電極体端部220に接合されている。
これによれば、集電体300の脚部320において、電極体端部220に接合される傾斜面322が、電極体本体210から離れるにつれて電極体本体210の中央部(巻回軸W)に近づくように傾斜している。このため、集電体300の脚部320の端面が電極体本体210に突き刺さりにくい構造となり、電極体本体210との干渉が抑制され、短絡に至る可能性を低減することができる。さらに、本態様では、脚部320の傾斜面322と電極体端部220との接合面350が、傾斜面322に対応して、電極体本体210から離れるにつれて電極体本体210の中央部に近づく傾きとなっている。接合面350が傾斜面322に対応した傾きとなるので、上述したように電極体本体210と各脚部320との干渉を抑制することができ、電極体本体210と集電体300との短絡を抑えることが可能である。
特に、本実施の形態では、集電体300に備わる二本の脚部320のそれぞれが、電極体本体210から離れるにつれて電極体本体210の中央部に近づく傾斜面322を有しており、この傾斜面322が電極体端部220に接合されている。各脚部320の傾斜面322に電極体端部220が接合されているため、当該接合の安定性を高めることができ、電極体200と集電体300との相対的な接近移動を抑制することが可能である。したがって、電極体本体210と集電体300との干渉をより確実に抑制することができ、電極体本体210と集電体300との短絡をより抑えることが可能である。
傾斜面322は、脚部320における電極体端部220と重なる箇所において、X軸方向(第一の方向)に沿う方向の一端から他端まで延びている。
これによれば、傾斜面322が、脚部320における電極体端部220と重なる箇所においてX軸方向に対して傾斜面322が傾斜した方向の一端から他端まで延びているので、脚部320の傾斜面322と電極体端部220との接合面350を広範囲に設けることができる。したがって、脚部320と電極体端部220との接合の安定性を高めることができ、集電体300と電極体200との相対的な接近移動を抑制することが可能である。これにより、電極体本体210と集電体300との干渉をより確実に抑制することができ、電極体本体210と集電体300との短絡をより低減できる。
脚部320は、X軸方向(第一の方向)に交差する第二の方向(Z軸方向)に延在していて、第二の方向における電極体端部220と重なる箇所の全体に傾斜面322が設けられている。
これによれば、傾斜面322は、脚部320の第二の方向における電極体端部220と重なる箇所の全体に設けられているので、電極体200及び集電体300が相対的に移動したとしても電極体200に対する脚部320の干渉をより確実に抑制することができる。したがって、電極体本体210と集電体300との短絡をより確実に低減できる。
本実施の形態では、電極体端部220と傾斜面322とが溶接により接合されているので、電極体端部220における極板の積層部分も溶接により一体化されることになる。これにより、電極体端部220が強固となるので、電極体端部220において接合面350近傍での極板の変形及び損傷を抑制できる。さらに、溶接で接合するのであれば、カシメなどの機械的な接合と比較してもスペース効率を低減できる。つまり、容器100内で集電体300が消費するスペースを削減できることにより、電極体200を大きくすることができ、結果としてエネルギー密度を高めることが可能である。
さらに、脚部320において電極体端部220と重なる箇所の全体に傾斜面322が設けられているのであれば、脚部320を簡素な形状に形成することができ、結果的に蓄電素子10内を占める集電体300の脚部320のスペースを低減することができる。これにより、蓄電素子10のエネルギー密度を高めることが可能となる。
(変形例)
以下に、上記実施の形態の各変形例について説明する。以降の説明において上記実施の形態と同一の部分においては同一の符号を付してその説明を省略する場合がある。
[変形例1]
上記実施の形態では、各脚部320のX軸方向の両端部が平面状である場合を例示した。しかしながら、各脚部320において電極体本体210に近い端部は凸曲面状であってもよい。図7は、変形例1に係る各脚部320aを示す断面図である。具体的には図7は、図6に対応する図である。
図7に示すように、各脚部320aのX軸方向の両端部のうち、電極体本体210に近い端部323aは、電極体本体210に向けて凸となる凸曲面状(R形状)に形成されている。端部323aは、第二の方向(Z軸方向)に沿って当該脚部320aの全体にわたって連続しているが、当該端部323aのうち、少なくとも電極体端部220にX軸方向視で重なる箇所が凸曲面状に形成されていればよい。
このように、各脚部320aにおける電極体本体210側の端部323aが凸曲面状に形成されているので、仮に脚部320aの端部323aが電極体本体210に当たったとしても突き刺さりにくくすることができる。したがって、脚部320aが電極体本体210に当たった場合においても、激しい短絡が生じる可能性を低減することができる。
[変形例2]
上記実施の形態では、脚部320の電極体端部220に重なる箇所において、X軸方向の全体に傾斜面322が設けられている場合を例示した。しかしながら、脚部の電極体端部に重なる箇所において、X軸方向の一部のみに傾斜面が設けられていてもよい。図8Aは、変形例2に係る各脚部320bを示す断面図である。図8Bは、変形例2に係る各脚部320cを示す断面図である。
図8Aでは、各脚部320bは、板状であり、そのX軸プラス方向の端部が曲げられてX軸方向に平行となっている。つまり、各脚部320bでは、Y軸方向視で集束部221に重なる箇所において、X軸方向の一部のみに傾斜面322bが設けられている。
図8Bでは、処理前において断面視矩形状の各脚部320cに対し、面取り処理(切削処理、研磨処理またはプレス処理)を施すことで傾斜面322cを形成している。この場合においても、各脚部320cのX軸プラス方向の端部はX軸方向に平行となっている。つまり、各脚部320cでは、Y軸方向視で集束部221に重なる箇所において、X軸方向の一部のみに傾斜面322cが設けられている。
[変形例3]
上記実施の形態では、各脚部320において第二の方向の全体に傾斜面322が設けられている場合を例示した。しかしながら、各脚部において第二の方向の全体に傾斜面が設けられていなくてもよい。図9は、変形例3に係る集電体300dを示す斜視図である。図9に示すように、集電体300dの固定端部310dは、XY平面に平行な矩形状かつ平板状に形成されており、その中央部に貫通孔310aが形成されている。固定端部310dにおいて、X軸方向に沿う一対の縁辺には、X軸プラス方向の端部に脚部320dが設けられている。脚部320dにおいて上端部321dはX軸方向に平行となっているが、上端部321dの直下の部位が捻られており、この捻られた部位よりも低位な部位がX軸方向に対して傾斜した傾斜部325dとなっている。各脚部320dの傾斜部325dは平板状に形成されており、互いに対向する内側の主面が平坦な傾斜面322dとなっている。二本の脚部320dの傾斜面322dに電極体200の電極体端部220が接合されると、各脚部320dの傾斜面322dは、電極体本体210から離れるにつれて巻回軸Wに近づくように傾斜している。このため、各脚部320dの傾斜面322dと電極体端部220との接合面も傾斜面322dに対応して、電極体本体210から離れるにつれて巻回軸Wに近づく傾きとなる。
[変形例4]
変形例4では、各脚部において第二の方向の全体に傾斜面が設けられていない場合において変形例3とは異なる形態について説明する。図10は、変形例4に係る集電体300eを示す斜視図である。図10に示すように、集電体300eの固定端部310eは、XY平面に平行な矩形状かつ平板状に形成されており、その中央部に貫通孔310aが形成されている。固定端部310eにおいて、X軸方向に沿う一対の縁辺には、X軸プラス方向の端部に脚部320eが設けられている。脚部320eの上端部321eはX軸方向に平行となっているが、上端部321eの直下の部位が捻られており、この捻られた部位よりも低位な部位がX軸方向に対して傾斜した傾斜部325eとなっている。各脚部320eの傾斜部325eは平板状に形成されており、互いに対向する内側の主面が平坦な傾斜面322eとなっている。傾斜面322eは、脚部320eにおける電極体200の電極体端部220に重なる箇所において、X軸方向(第一の方向)に沿う方向の一端から他端まで延びている。各脚部320eの傾斜面322eは、電極体本体210から離れるにつれて巻回軸Wに近づくように傾斜しており、二本の脚部320eの傾斜面322eに電極体200の電極体端部220が接合される。このため、各脚部320eの傾斜面322eと電極体端部220との接合面も傾斜面322eに対応して、電極体本体210から離れるにつれて巻回軸Wに近づく傾きとなる。
また、各脚部320eにおいて傾斜部325eの直下の部分は捻られており、この捻られた部分よりも低位な部位が、X軸方向に平行な平行部326eとなっている。つまり、この変形例4では、各脚部320eにおいてZ軸方向の中間部分のみに傾斜面322eが設けられている。
(その他)
以上、本発明の実施の形態及びその変形例に係る蓄電素子について説明したが、本発明は、この実施の形態及びその変形例に限定されない。つまり、今回開示された実施の形態及びその変形例は全ての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲には請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれる。
例えば、上記実施の形態などでは、各脚部320において電極体端部220に重なる箇所の全体が接合される場合を例示した。しかし、各脚部において少なくとも電極体端部に接合される箇所のみが傾斜面になっていれば、集電体と電極体との相対的な接近移動を抑制する効果を得ることが可能である。つまり、各脚部の電極体端部に重なる箇所において、その一部のみが電極体端部に接合される場合には、当該一部のみに傾斜面が設けられていてもよい。また、接合される箇所以外の箇所も傾斜面となっていてもよい。脚部の接合される箇所が傾斜面であれば、蓄電素子内を占める集電体の脚部のスペースを低減することができるので、蓄電素子のエネルギー密度を高めることが可能となる。また、接合される箇所以外の箇所も傾斜面となっていれば、さらに蓄電素子内を占める集電体の脚部のスペースを低減することができるので、蓄電素子のエネルギー密度をさらに高めることが可能となる。
上記実施の形態などでは、電極体は、巻回軸Wが蓋体120に平行となるいわゆる縦巻きの巻回型電極体であるとした。しかし、電極体の形状は巻回型に限らず、平板状極板を積層したスタック型や、極板及び/またはセパレータを蛇腹状に折り畳んだ形状(セパレータを蛇腹状に折り畳んで矩形の極板を挟む形態、極板とセパレータとを重ねた後に蛇腹状に折り畳む形態等)などであってもよい。いずれの場合においても、集電体の脚部において電極体の端部(タブ部)に接合される傾斜面が、電極体本体から離れるにつれて電極体本体の中央部に近づくように傾斜していればよい。
上記実施の形態などでは、傾斜面322が平面状である場合を例示したが、傾斜面は、電極体本体から離れるにつれて電極体本体の中央部に近づくのであれば曲面であってもよい。
上記実施の形態などでは、集電体300の二本の脚部320のそれぞれに傾斜面322が設けられている場合を例示したが、傾斜面は1つの脚部のみに設けられていてもよい。この場合、二本の脚部の一方のみに傾斜面が形成されていてもよいし、傾斜面を有する脚部が1つのみ集電体に設けられていてもよい。また、集電体は、脚部を三本以上有していてもよく、その全ての脚部が傾斜面を有していてもよい。
実施の形態及びその変形例に含まれる構成要素を任意に組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子等に適用できる。
10 蓄電素子
100 容器
110 容器本体
111 第一壁部
112 第二壁部
113 第三壁部
120 蓋体
120a、140a、150a、310a 貫通孔
121 ガス排出弁
122 注液部
130 電極端子
131 軸部
140 上部ガスケット
150 下部ガスケット
200 電極体
210 電極体本体(電極体の本体部)
220 電極体端部(電極体の端部)
221 集束部
300、300d、300e 集電体
310、310d、310e 固定端部
311 面取り部
320、320a、320b、320c、320d、320e 脚部
321、321d、321e 上端部
322、322b、322c、322d、322e 傾斜面
323a 端部(集電体の端部)
325d、325e 傾斜部
326e 平行部
350 接合面
600 絶縁シート
800 スペーサ
W 巻回軸
Y1、Y2、Y3、Y4 矢印

Claims (5)

  1. 極板が積層された電極体と、
    前記電極体に接合される集電体と、
    前記電極体及び前記集電体を収容する容器とを備え、
    前記電極体は、本体部と、前記本体部から第一の方向に沿って突出する端部とを備え、
    前記集電体は、前記端部に接合される脚部を有し、
    前記脚部は、前記本体部から離れるにつれて前記電極体の中央部に近づく傾斜面を有し、
    前記傾斜面が前記端部に接合されている
    蓄電素子。
  2. 前記傾斜面は、前記脚部における前記電極体と重なる箇所において、前記第一の方向に対して傾斜面が傾斜した方向の一端から他端まで延びている
    請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記脚部は、前記第一の方向に交差する第二の方向に延びていて、前記第二の方向における前記電極体と重なる箇所の全体に前記傾斜面が設けられている
    請求項1または2に記載の蓄電素子。
  4. 前記脚部において前記本体部に近い端部は凸曲面状に形成されている
    請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  5. 前記集電体は、前記端部を挟んで当該端部に接合される二本の前記脚部を有し、
    前記二本の前記脚部のそれぞれには前記傾斜面が設けられている
    請求項1~4のいずれか一項に記載の蓄電素子。
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