JP2022164957A - 蓄電素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】互いに異なる種類の金属で形成された2つの部材を含む電極端子を備える蓄電素子であって、信頼性が向上された蓄電素子を提供すること。【解決手段】蓄電素子10は、容器100と電極端子200とガスケット250とを備える。電極端子200は、第一金属で形成された軸体210と第二金属で形成された端子本体201とを有する。端子本体201は、軸体210の軸方向の端部が埋設された開口部203を有する。軸体210は、開口部203に埋設された端部に形成された鍔部211を有する。鍔部211は、軸体210の軸方向においてガスケット250と当接する当接面211aを含む。端子本体201は、開口部203の周縁部分である開口周縁部202の、軸方向においてガスケット250と対向する面である第一対向面202aを有する。第一対向面202aは、軸方向において、当接面211aより蓋板110から遠い位置に配置されている。【選択図】図6

Description

本発明は、電極端子を備える蓄電素子に関する。
特許文献1には、ケース(容器)に固定された電極端子を備える単電池(蓄電素子)が開示されている。この電極端子は、容器の内部に配置された集電体に接続されるリベット端子と、リベット端子に当接して電気的に接続し、バスバーに溶接される溶接面を有するとともに、リベット端子に対して変位可能な可動端子と、を有している。この構成によれば、リベット端子に対して可動端子が変位することで、可動端子に生じた歪みを吸収することができる。
特開2013-161692号公報
上記従来の電極端子のように、外部のバスバー等と接合される部分と、容器内部の集電体等と接合される部分とを別部材とすることで、これらを異種金属(アルミニウム及び銅等)で形成することができる。これにより、例えば、電極端子における容器の外部側及び内部側のそれぞれにおいて、他の部材(バスバーまたは集電体等)との接合を同種金属同士で行うことができ、その結果、信頼性の高い接合部を容易に形成することができる。しかし、一般的に、電極端子には、例えば電気抵抗の抑制等の観点から、異種金属で形成された2部材を密に接合することが求められる。そのため、容器の外側に配置される端子本体と、容器の壁部を貫通して配置される軸体とを、互いに異なる種類の金属で形成した場合、端子本体に軸体の端部を圧入することで端子本体と軸体とが接合される。より具体的には、端子本体の嵌合穴(開口部)と軸体の端部とを密かつ強固に接合させるために、端子本体の開口部に、開口部の内径よりも小さい外径の軸体の端部を挿入して押圧し、当該端部を軸方向に圧縮する。これにより、開口部の内部で軸体の端部が径方向に膨張する。その結果、開口部の内部において、軸体の端部に径方向外側に張り出した鍔部が形成され、これにより、軸体と端子本体とが機械的及び電気的に良好に接合される。しかしながらこの場合、圧入作業時には、軸体の鍔部と、端子本体における鍔部に隣接する部分とが面一になるように形成されるものの、その後に、鍔部に隣接する部分が、残留応力によって鍔部よりも軸方向で突出することがある。この場合、軸体の鍔部が、端子本体と容器の壁部との間に位置するガスケットを十分に押圧できず、その結果、容器の軸体周りにおいて気密不良が生じる可能性がある。
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、互いに異なる種類の金属で形成された2つの部材を含む電極端子を備える蓄電素子であって、信頼性が向上された蓄電素子を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る蓄電素子は、容器と、前記容器の壁部に固定された電極端子と、前記電極端子及び前記容器の前記壁部の間に配置されたガスケットとを備える蓄電素子であって、前記電極端子は、第一金属で形成された軸体であって、前記ガスケット及び前記壁部を貫通した状態で配置された軸体と、前記第一金属とは異なる第二金属で形成された端子本体であって、前記ガスケットの前記壁部とは反対側に配置され、前記軸体の軸方向の端部が埋設された開口部を有する端子本体と、を有し、前記軸体は、前記開口部に埋設された前記端部に形成された鍔部であって、前記軸体の軸方向において前記ガスケットと当接する当接面を含む鍔部を有し、前記端子本体は、前記開口部の周縁部分である開口周縁部の、前記軸方向において前記ガスケットと対向する面である第一対向面を有し、前記第一対向面は、前記軸方向において、前記当接面より前記壁部から遠い位置に配置されている。
この構成によれば、端子本体に圧入された軸体を有する電極端子を、ガスケットを介して容器の壁部に固定する場合、軸体が有する鍔部の当接面によって、ガスケットを壁部の方向に強固に押圧することができる。具体的には、鍔部の外周に位置する、端子本体の第一対向面は、当接面よりも壁部から遠い位置に配置されている。そのため、第一対向面とガスケットが当接することによって、当接面によるガスケットの圧縮量が十分でなくなる可能性が低減される。従って、容器の軸体周りにおける気密不良の発生が抑制される。このように、本態様に係る蓄電素子は、互いに異なる種類の金属で形成された2つの部材を含む電極端子を備える蓄電素子であって、信頼性が向上された蓄電素子である。
前記ガスケットは、前記鍔部の前記当接面に対向する位置に配置された第一凸部であって、前記当接面によって圧縮された第一凸部を有し、前記鍔部は、前記軸体の径方向における前記当接面の外側に、前記当接面よりも前記壁部から遠い位置に配置され、前記ガスケットに対向する第二対向面を有する、としてもよい。
上記構成を有する電極端子の製造工程では、軸体を端子本体に圧入する際に、例えば、鍔部の外縁部分が、端子本体における鍔部の外周に位置する開口周縁部とともに圧縮されるように治具(金型)が配置される。これにより、端子本体の開口周縁部を、確実に当接面よりも上方(軸体の突設方向とは反対の方向)の位置まで圧縮することができる。その結果、開口周縁部が、残留応力によって元の形状に戻るように変形した場合であっても、開口周縁部に形成される第一対向面を、当接面よりも上方に位置させることができる。この場合、鍔部の外縁部分も端子本体とともに圧縮されることで第二対向面が形成され、この第二対向面は、当接面よりも上方に位置するため、下方に位置するガスケットを圧縮することはできない。しかしながら、本態様に係るガスケットは当接面に対向する位置に第一凸部を有している。従って、この第一凸部が確実に当接面に圧縮され、その結果、十分な気密性が確保される。
前記第一対向面は、前記軸方向において、前記当接面と前記第二対向面との間に位置する、としてもよい。
軸体を端子本体に圧入する際に、鍔部の外縁部分とともに端子本体の開口周縁部が圧縮された場合、開口周縁部の第一対向面は、残留応力によって元の軸方向位置に近づくように変位する。その結果、第一対向面は、第二対向面よりもガスケットに近い位置に突出する。しかしながら、この場合であっても、第一対向面は、当接面よりも、容器の壁部から遠い位置に配置されるため、当接面によるガスケットの圧縮量が十分でなくなる可能性は低減される。
前記端子本体の前記第一対向面は、前記ガスケットと離間して配置されている、としてもよい。
この構成によれば、第一対向面によるガスケットに対する押圧力は実質的に生じないため、当接面によるガスケットに対する押圧力はほぼ全てが、ガスケットの圧縮に用いられる。つまり、当接面によるガスケットへの押圧力が、第一対向面がガスケットに当接することによって減殺されることがない。その結果、軸体周りの気密性がより向上する。
前記ガスケットは、前記容器の前記壁部に対向する位置に配置され、前記壁部によって圧縮される第二凸部を有し、前記第二凸部は、前記軸方向から見た場合、前記当接面の範囲内に配置されている、としてもよい。
この構成によれば、第二凸部は、軸方向視において当接面の範囲内に位置するため、当接面よる押圧力が、第二凸部を圧縮する力として効率よく作用する。その結果、ガスケットと壁部との間の気密性が向上し、これにより、軸体周りの気密性がさらに向上する。
本発明によれば、互いに異なる種類の金属で形成された2つの部材を含む電極端子を備える蓄電素子であって、信頼性が向上された蓄電素子を提供することができる。
実施の形態に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る蓄電素子の分解斜視図である。 実施の形態に係る電極端子及びその周辺の構成を示す分解斜視図である。 図3のIV-IV線を通るXZ平面における電極端子及びその周辺の構成を示す分解断面図である。 実施の形態に係る電極端子及びその周辺の構成を示す断面図である。 図5の一部を拡大して示す部分拡大図である。 実施の形態に係る電極端子の製造工程の一部を示す部分断面図である。 図7Aに示す工程を経た後の電極端子の形状を示す部分断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態(変形例を含む)に係る蓄電素子について説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、製造工程、製造工程の順序などは一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、各図において、寸法等は厳密に図示したものではない。さらに、各図において、同一または同様な構成要素については同じ符号を付している。また、各図において、寸法等は厳密に図示したものではない。
以下の説明及び図面中において、蓄電素子が有する一対(正極側及び負極側、以下同様)の電極端子の並び方向、一対の集電体の並び方向、電極体の巻回軸方向、または、容器の短側面の対向方向をX軸方向と定義する。容器の長側面の対向方向、容器の短側面の短手方向、または、容器の厚さ方向をY軸方向と定義する。蓄電素子の容器本体と蓋板との並び方向、容器の短側面の長手方向、または、集電体の電極体接続部の延設方向をZ軸方向と定義する。これらX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向は、互いに交差(本実施の形態では直交)する方向である。
また、以下の説明において、例えば、X軸プラス方向とは、X軸の矢印方向を示し、X軸マイナス方向とは、X軸プラス方向とは反対方向を示す。Y軸方向及びZ軸方向についても同様である。また、平行及び直交などの、相対的な方向または姿勢を示す表現は、厳密には、その方向または姿勢ではない場合も含む。例えば、2つの方向が平行である、とは、当該2つの方向が完全に平行であることを意味するだけでなく、実質的に平行であること、すなわち、例えば数%程度の差異を含むことも意味する。さらに、単に、「X軸方向」という場合は、X軸に平行な双方向またはいずれか一方の方向を意味する。Y軸及びZ軸に関する用語についても同様である。以下の説明において、「絶縁」と表現する場合、「電気的な絶縁」を意味する。
(実施の形態)
[1.蓄電素子の全般的な説明]
まず、図1及び図2を用いて、実施の形態に係る蓄電素子10の全般的な説明を行う。図1は、実施の形態に係る蓄電素子10の外観を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係る蓄電素子10の分解斜視図である。具体的には、図2は、蓄電素子10を、容器100の蓋板110と容器本体101とを分離して、電極体400等を示す斜視図である。
蓄電素子10は、電気を充電し、また、電気を放電することのできる二次電池(単電池)であり、より具体的には、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池である。蓄電素子10は、例えば、自動車、自動二輪車、ウォータークラフト、船舶、スノーモービル、農業機械、建設機械、または、電気鉄道用の鉄道車両等の移動体の駆動用またはエンジン始動用等のバッテリ等として用いられる。上記の自動車としては、電気自動車(EV)、ハイブリッド電気自動車(HEV)、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)、ガソリン自動車及びディーゼル自動車が例示される。上記の電気鉄道用の鉄道車両としては、電車、モノレール、リニアモーターカー、並びに、ディーゼル機関及び電気モーターの両方を備えるハイブリッド電車が例示される。また、蓄電素子10は、家庭用または事業用等に使用される定置用のバッテリ等としても用いることができる。
なお、蓄電素子10は、非水電解質二次電池には限定されず、非水電解質二次電池以外の二次電池であってもよいし、キャパシタであってもよい。また、蓄電素子10は、二次電池ではなく、使用者が充電をしなくても蓄えられている電気を使用できる一次電池であってもよい。さらに、蓄電素子10は、固体電解質を用いた電池であってもよい。また、本実施の形態では、直方体形状(角形)の蓄電素子10を図示しているが、蓄電素子10の形状は、直方体形状には限定されず、円柱形状、長円柱形状または直方体以外の多角柱形状等であってもよい。
図1に示すように、蓄電素子10は、容器100と、負極側の電極端子200及び正極側の電極端子300とを備えている。また、図2に示すように、容器100の内部には、負極側の集電体120と、正極側の集電体130と、電極体400とが収容されている。
なお、蓄電素子10は、上記の構成要素の他、集電体120及び130の側方に配置されるスペーサ、または、電極体400等を包み込む絶縁フィルムなどを備えてもよい。また、蓄電素子10の容器100の内部には電解液(非水電解質)などが封入されているが、その図示は省略する。容器100に封入される電解液としては、蓄電素子10の性能を損なうものでなければその種類に特に制限はなく、様々なものを選択することができる。
容器100は、矩形筒状で底を備える容器本体101と、容器本体101の開口を閉塞する壁部を形成する蓋板110とで構成されている。容器100は、電極体400等を内部に収容後、蓋板110と容器本体101とが溶接等されることにより、内部を密封する構造を有している。なお、蓋板110及び容器本体101の材質は、特に限定されないが、例えばステンレス鋼、アルミニウム、またはアルミニウム合金など溶接可能な金属であるのが好ましい。
電極体400は、正極板と負極板とセパレータとを備え、電気を蓄えることができる蓄電要素(発電要素)である。正極板は、アルミニウムまたはアルミニウム合金などからなる長尺帯状の集電箔である正極基材層上に正極活物質を含む合材層が形成された極板である。負極板は、銅または銅合金などからなる長尺帯状の集電箔である負極基材層上に負極活物質を含む合材層が形成された極板である。セパレータは、樹脂等からなる微多孔性のシートである。そして、電極体400は、正極板と負極板との間にセパレータが配置され巻回されて形成されている。
電極体400は、巻回軸方向(本実施の形態ではX軸方向)の一端(図2ではX軸方向マイナス側の端部)に、正極板の基材層が積層されて形成された正極側端部411aを有する。また、電極体400は、巻回軸方向の他端(図2ではX軸方向プラス側の端部)に、負極板の基材層が積層されて形成された負極側端部421aを有する。正極側端部411aは、集電体130と接合され、負極側端部421aは、集電体120と接合される。
なお、本実施の形態では、巻回軸方向から見た場合の電極体400の形状は、長円形状であるが、当該形状は、楕円形状、円形状、多角形状などでもよい。また、電極体400の種類は巻回型に限定されない。例えば、平板状極板を積層した積層型の電極体、または、長尺帯状の極板を蛇腹状に折り畳んだ蛇腹型の電極体が、蓄電素子10に備えられてもよい。
電極端子200は、集電体120を介して電極体400の負極と電気的に接続された負極端子である。電極端子300は、集電体130を介して電極体400の正極と電気的に接続された正極端子である。電極端子200及び300は、電極体400の上方に配置された蓋板110に、ガスケット250及び350を介して取り付けられている。
なお、集電体130の材質は限定されないが、例えば、電極体400の正極基材層と同様に、アルミニウムまたはアルミニウム合金などで形成されている。また、集電体120についても、材質は限定されないが、例えば、電極体400の負極基材層と同様に、銅または銅合金などで形成されている。
このように構成された蓄電素子10において、負極端子である電極端子200は、外部のバスバー等と接合される部分と、容器100の内部で集電体120と接合される部分とは、互いに異なる種類の金属で形成されている。このような特徴を有する電極端子200及びその周辺の構成について、以下、図3~図7Bを参照しながら説明する。
[2.電極端子及びその周辺の構成]
図3は、実施の形態に係る電極端子200及びその周辺の構成を示す分解斜視図である。図4は、図3のIV-IV線を通るXZ平面における電極端子200及びその周辺の構成を示す分解断面図である。図3及び図4において、軸体210は、かしめられる前の状態が図示されている。図5は、実施の形態に係る電極端子200及びその周辺の構成を示す断面図である。図5における断面の位置は、図4における断面の位置に準じている。図6は、図5の一部を拡大して示す部分拡大図である。図5及び図6では、第一凸部256及び第二凸部257の位置を示すために、第一凸部256及び第二凸部257を僅かに突出させて記載している。図7Aは、実施の形態に係る電極端子200の製造工程の一部を示す部分断面図であり、図7Bは、図7Aに示す工程を経た後の電極端子200の形状を示す部分断面図である。図7A及び図7Bにおける断面の位置は、図4における断面の位置に準じている。
図3~図6に示すように、本実施の形態において、電極端子200は、端子本体201と軸体210とを有する。端子本体201と軸体210とは互いに異なる種類の金属で形成されている。具体的には、軸体210は、電極体400の負極側端部421aに接合される集電体120と同じく、例えば銅または銅合金で形成されている。端子本体201は、アルミニウム製のバスバー等との溶接の容易さの観点から、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されている。本実施の形態において、銅または銅合金は第一金属の一例であり、アルミニウムまたはアルミニウム合金は第二金属の一例である。
電極端子200は、ガスケット250を介して容器100に固定されている。具体的には、端子本体201と容器100の蓋板110との間にガスケット250が配置される。蓋板110は、容器100が有する壁部の一例である。端子本体201に固定された軸体210は、ガスケット250の貫通孔252、蓋板110の貫通孔112、絶縁部材280の貫通孔282、及び、集電体120の端子接続部121に形成された貫通孔123を貫通して配置される。さらに、図5に示すように、軸体210の先端部がかしめられ、これにより、かしめ部212aが形成される。その結果、ガスケット250、絶縁部材280、及び集電体120は、電極端子200とともに、蓋板110に固定される。集電体120は、図3に示すように一対の脚部122を有し、一対の脚部122は、電極体400の負極側端部421a(図2参照)に接合される。この構成において、より詳細には、ガスケット250は、貫通孔252を形成する筒状部259(図4参照)を有している。筒状部259は、電極端子200の軸体210と蓋板110の貫通孔112との間の気密を維持し、かつ、軸体210と蓋板110とを電気的に絶縁する役割を有している。
このように、ガスケット250は、電極端子200における軸体210周りの気密性を維持する役割に加え、絶縁部材280とともに、電極端子200と容器100とを絶縁する役割も有している。ガスケット250及び絶縁部材280のそれぞれは、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル(PFA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、または、ポリエーテルサルフォン(PES)等の絶縁性を有する素材で形成されている。
また、ガスケット250は、図3~図5に示すように、端子本体201における、厚み方向(Z軸方向)と直交する方向(XY平面に平行な方向)の端面を囲む側壁部258を有している。側壁部258は、例えば、電極端子200と、蓄電素子10の近くに配置された外部の部材との導通を防止する部材として機能する。また、側壁部258は、例えば、蓄電素子10の製造時及び使用時において、電極端子200の回り止めとしても機能する。
このように、ガスケット250を介して蓋板110に固定される電極端子200において、互いに異なる種類の金属で形成された端子本体201と軸体210とは図4に示す状態で接合されている。具体的には、軸体210は円柱形状の棒体である軸本体部212と、軸本体部212から径方向に張り出した鍔部211とを有し、鍔部211は、端子本体201のガスケット250の側に設けられた開口部203に埋設されている。より詳細には、例えば、鍔部211が形成されていない状態の軸本体部212の端部が、軸本体部212の外径よりも大きな内径を有する端子本体201の開口部203に挿入されて大きな力で押圧される。つまり、軸本体部212の端部が端子本体201の開口部203に圧入される。これにより当該端部が開口部203の内部で径方向に膨張し、その結果、開口部203の内部に、径方向に広がる鍔部211が形成され、開口部203の内面と軸体210とが密接した状態となる。その結果、異種金属同士である端子本体201と軸体210とが、機械的に強固に、かつ、電気抵抗が抑制された状態で接合される。なお、軸本体部212の端部が端子本体201の開口部203に圧入される前の時点で、当該端部に、開口部203に挿入可能な外径を有する鍔部211が形成されていてもよい。この場合であっても、鍔部211を含む当該端部を開口部203に圧入して鍔部211を径方向に膨張させることで、端子本体201と軸体210とを機械的に強固に、かつ、電気抵抗が抑制された状態で接合することができる。
上記のように、圧入によって端子本体201と軸体210とを接合する際に、本実施の形態では、軸体210の根元部分がその外周の部分よりも、軸体210の軸方向(本実施の形態ではZ軸方向、以下、単に「軸方向」という。)に突出するよう形成される。具体的には、図7Aに示すように、段差部501を有する金型500を、端子本体201の裏面(ガスケット250に対向する面)に沿わせた状態で、軸体210を端子本体201の開口部203に圧入する。金型500は、軸体210の軸本体部212を貫通させる丸孔を中央に有する金属製の部材である。金型500は、軸方向から見た場合における丸孔の外周に第一金型面500bを有し、その第一金型面500bの外周に第二金型面500aを有している。第一金型面500bは、軸方向において、第二金型面500aよりも、端子本体201から遠い位置に配置されており、第一金型面500bと第二金型面500aとの境界部分によって段差部501が形成されている。
このような金型500を用いて軸体210を端子本体201に圧入することで、端子本体201の裏面側には、図7Bに示すように、金型500の段差部501の形状に沿った段差形状が形成される。具体的には、図6及び図7Bに示すように、軸方向の位置が互いに異なる当接面211aと第一対向面202aとが形成される。当接面211aは、鍔部211に形成された、ガスケット250に対向しかつ当接する面である。第一対向面202aは、端子本体201の開口部203の周縁部である開口周縁部202のガスケット250に対向する面である。第一対向面202aは、軸方向において、当接面211aよりも、蓋板110から遠い位置に配置される。より詳細には、開口周縁部202は、図4~図6に示すように、ガスケット250の凹部251に収容され、開口周縁部202の先端面である第一対向面202aは、凹部251の底面251aに対向する。
ここで、仮に、段差部を有しない平坦な面で当接面211a及び第一対向面202aを形成する金型を用いて、軸体210を端子本体201の開口部203に圧入した場合を想定する。この場合、圧入作業を終えて電極端子200から金型を外した直後は、当接面211aと第一対向面202aとは面一の状態である。しかし、銅または銅合金で形成された軸体210と、アルミニウムまたはアルミニウム合金で形成された端子本体201とを比較すると、これらの材料の物性の違い等に起因して、端子本体201の方が残留応力による歪み(変形)が大きい。その結果、開口周縁部202が残留応力によって元の形状に戻るように変形し、これにより、第一対向面202aが、当接面211aよりも蓋板110に近い位置まで突出することが考えられる。しかしながら、本実施の形態では、段差部501を有する金型500を用いて、軸体210の端子本体201への圧入を行うことで、第一対向面202aを当接面211aよりも奥まった位置(蓋板110から遠い位置)に形成する。これにより、開口周縁部202の残留応力によって、第一対向面202aが元の位置に戻るように変位した場合であっても、第一対向面202aが、当接面211aよりも蓋板110に近い位置まで突出することはない。すなわち、金型500の段差部501における段差幅(第一金型面500bと第二金型面500aとの軸方向の位置の差分)は、残留応力による第一対向面202aの戻り量(軸方向の移動量)以上である。従って、電極端子200の完成後に、残留応力で第一対向面202aが移動した場合であっても、当接面211aを越えることはない。なお、上記の第一対向面202aの戻り量等は、実際の電極端子200を用いた実験または/及び理論計算等で求めてもよい。
電極端子200は、上記の構成を有することで、図5及び図6に示すように、蓋板110に固定された場合、鍔部211の当接面211aは、ガスケット250に当接し、かつ、ガスケット250を蓋板110に向けて押圧する。その一方で、端子本体201における開口周縁部202の第一対向面202aは、実質的にガスケット250を押圧しない位置に配置される。
すなわち、本実施の形態に係る蓄電素子10は、容器100と、容器100の蓋板110に固定された電極端子200と、電極端子200及び容器100の蓋板110の間に配置されたガスケット250とを備える。電極端子200は、第一金属で形成された軸体210と、第一金属とは異なる第二金属で形成された端子本体201とを有する。軸体210は、ガスケット250及び蓋板110を貫通した状態で配置される。端子本体201は、ガスケット250の蓋板110とは反対側に配置される。つまり、端子本体201と蓋板110との間にガスケット250が配置される。端子本体201は、軸体210の軸方向の端部が埋設された開口部203を有する。軸体210は、開口部203に埋設された端部に形成された鍔部211を有する。鍔部211は、軸体210の軸方向においてガスケット250と当接する当接面211aを含む。端子本体201は、開口部203の周縁部分である開口周縁部202の、軸方向においてガスケット250と対向する面である第一対向面202aを有する。第一対向面202aは、軸方向において、当接面211aより蓋板110から遠い位置に配置されている。
この構成によれば、電極端子200を、ガスケット250を介して容器100の蓋板110に固定する場合、軸体210が有する鍔部211の当接面211aによって、ガスケット250を蓋板110の方向に強固に押圧することができる。具体的には、鍔部211の外周(径方向外側)に位置する、端子本体201の第一対向面202aは、当接面211aよりも蓋板110から遠い位置に配置されている。そのため、第一対向面202aとガスケット250が当接することによって、当接面211aによるガスケット250の軸方向の圧縮量(及びその結果の径方向の膨張量、以下同じ)が十分でなくなる可能性が低減される。従って、容器100の軸体210周りにおける気密不良の発生が抑制される。このように、本態様に係る蓄電素子10は、互いに異なる種類の金属で形成された2つの部材を含む電極端子200を備え、かつ、信頼性が向上された蓄電素子である。
また、本実施の形態に係る蓄電素子10は、容器100の軸体210周りにおける気密不良をより確実に抑制するための構成を有している。具体的には、図3及び図4に示すように、ガスケット250は、鍔部211の当接面211aに対向する位置に配置された第一凸部256であって、当接面211aによって圧縮された第一凸部256を有する。鍔部211は、軸体210の径方向における当接面211aの外側に、当接面211aよりも蓋板110から遠い位置に配置され、ガスケット250に対向する第二対向面211bを有する。
より詳細には、図7Aに示すように、軸体210を端子本体201に圧入する際に、鍔部211の外縁部分が、鍔部211の外周に位置する開口周縁部202とともに圧縮されるように金型500が配置される。つまり、圧入作業時において電極端子200を軸方向から見た場合に、開口周縁部202の全域に加え、鍔部211の外縁部分を含む範囲に、第二金型面500aが配置されるように、金型500が形成されかつ配置されている。従って、端子本体201の開口周縁部202は、確実に第二金型面500aによって押圧される。これにより、端子本体201の開口周縁部202を、確実に当接面211aよりも上方(軸体210の突設方向と反対側)の位置まで圧縮することができる。その結果、開口周縁部202が、残留応力によって元の形状に戻るように変形した場合であっても、開口周縁部202に形成される第一対向面202aを、当接面211aよりも上方に位置させることができる。この場合、鍔部211の外縁部分も端子本体201とともに圧縮されることで第二対向面211bが形成され、この第二対向面211bは、当接面211aよりも上方に位置する。そのため、鍔部211の外縁部分は、下方に位置するガスケット250を圧縮することはできない。しかしながら、本実施の形態に係るガスケット250は当接面211aに対向する位置に第一凸部256を有している。具体的には、本実施の形態では、鍔部211及び開口周縁部202が挿入される、ガスケット250の凹部251の底面251aに、第一凸部256が形成されている。従って、図5及び図6に示すように、第一凸部256が確実に当接面211aに圧縮され、その結果、ガスケット250による十分な気密性が確保される。
また、図6では、第二対向面211bと第一対向面202aとは軸方向において同一位置に配置されているが、第一対向面202aと第二対向面211bとは軸方向の位置が異なっていてもよい。例えば、第一対向面202aは、軸方向において、当接面211aと第二対向面211bとの間に位置してもよい。
つまり、上述のように、軸体210を端子本体201に圧入する際に、鍔部211の第二対向面211bとともに端子本体201の開口周縁部202が圧縮された場合、第一対向面202aは、残留応力によって元の軸方向位置に近づくように変位する。その結果、第一対向面202aは、第二対向面211bよりも蓋板110に近い位置に突出する。しかしながら、この場合であっても、第一対向面202aは、軸方向において、当接面211aよりも上方(蓋板110から遠い位置)に配置されるため、当接面211aによるガスケット250の軸方向の圧縮量が十分でなくなる可能性は低減される。従って、容器100の軸体210周りにおける気密不良の発生が抑制される。
また、第二対向面211bが、第一対向面202aと当接面211aとの間に位置してもよい。この場合であっても、当接面211a、第一対向面202a及び第二対向面211bの中で、当接面211aが、軸方向において最も蓋板110に近い位置に配置される。そのため、電極端子200が蓋板110に固定された場合において、鍔部211の、軸本体部212の周囲の領域を含む当接面211aが、確実にガスケット250を軸方向に圧縮することができる。その結果、容器100の軸体210周りにおける気密不良の発生が抑制される。
また、本実施の形態では、図6に示すように、端子本体201の第一対向面202aは、ガスケット250と離間して配置されている。
この構成によれば、第一対向面202aによるガスケット250に対する押圧力は実質的に生じない。そのため、当接面211aによるガスケット250に対する押圧力は、ほぼ全てが、ガスケット250の圧縮に用いられる。つまり、当接面211aによるガスケット250への押圧力が、第一対向面202aがガスケット250に当接することによって減殺されることがない。その結果、軸体210周りの気密性がより向上する。
また、本実施の形態の蓄電素子10において、ガスケット250は、容器100の蓋板110に対向する位置に配置され、蓋板110によって圧縮される第二凸部257を有する。第二凸部257は、軸方向から見た場合、当接面211aの範囲内に配置されている。つまり、例えば図4~図6に示すように、鍔部211の当接面211aの直下の領域に、ガスケット250の第二凸部257が配置されている。第二凸部257は、第一凸部256(図3参照)と同様に、ガスケット250の貫通孔252を囲む環状に形成されている。
このように、第二凸部257は、軸方向視において当接面211aの範囲内に位置するため、当接面211aよる押圧力が、第二凸部257を圧縮する力として効率よく作用する。その結果、第二凸部257は、蓋板110の外面(蓋板外面110a)によって押し潰されるように変形し、これにより、ガスケット250と蓋板110との間の気密性がさらに向上する。より具体的には、第二凸部257は、ガスケット250の筒状部259の外周面と、蓋板110の貫通孔112の内周面との間を介した容器100の内部の外部を接続する通気路を封止する部位として機能する。その結果、ガスケット250と蓋板110との間の気密性が向上し、これにより、軸体210周りの気密性がさらに向上する。また、本実施の形態では、図4~図6に示すように、ガスケット250の第一凸部256と第二凸部257とが、軸方向に並んで配置される。そのため、ガスケット250を軸方向に押圧する当接面211aによる押圧力が、効率よく第一凸部256及び第二凸部257を圧縮する力として作用し、これにより、容器100における軸体210周りの気密性がさらに向上する。
[3.変形例]
以上、本発明に係る蓄電素子について、実施の形態に基づいて説明した。しかしながら、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記実施の形態または変形例に施したものも、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、当接面211aよりも高い位置(Z軸プラス方向側)に、確実かつ精度よく第一対向面202aを形成する、という観点からは、図7Aに示すように、開口周縁部202とともに、鍔部211の外縁部分を押圧するように金型500を配置することが好ましい。その結果、当接面211aの外周に第二対向面211bが形成される。しかし、軸方向から見た場合に、当接面211aに隣接して第一対向面202aが配置されている場合であっても、電極端子200が有する、当接面211aによって確実かつ強固にガスケット250を軸方向に圧縮する機能は失われない。つまり、電極端子200の軸体210が有する鍔部211において、第二対向面211bが形成されていることは必須ではない。
また、軸体210に用いられる第一金属は銅または銅合金であり、端子本体201に用いられる第二金属はアルミニウムまたはアルミニウム合金であるとしたが、第一金属及び第二金属の組み合わせはこれに限定されない。つまり、第一金属と第二金属とが互いに異なる種類の金属である場合、これら金属の物性の違い等に起因して、圧入作業後における当接面211a及び第一対向面202aそれぞれの、残留応力による軸方向の変位量が互いに異なる場合がある。そのため、上記実施の形態のように、当該圧入作業時に、第一対向面202aを当接面211aよりも奥まった位置(蓋板110から遠い位置)に形成しておく。これにより、圧入作業後に、開口周縁部202の残留応力によって第一対向面202aが、軸方向における当接面211aとの距離を縮めるように変位した場合であっても、第一対向面202aを、当接面211aよりも突出させないことができる。また、仮に、当接面211a及び第一対向面202aの少なくとも一方が、互いの軸方向の距離を維持または増加させるように変位した場合であっても、第一対向面202aが、当接面211aよりも突出しない状態は維持される。すなわち、いずれの場合であっても、電極端子200を用いることによる、軸体210周りの気密性の向上効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、巻回型の電極体400は、容器100の短側面の対向方向(X軸方向)に巻回軸方向を向けた姿勢で、容器100に収容されている(図2参照)。しかし、蓄電素子10が巻回型の電極体を備える場合、例えば、容器100の短側面の長手方向(Z軸方向)に巻回軸方向を向けた姿勢で、電極体が容器100に収容されてもよい。この場合、電極体は、例えば正極タブ部及び負極タブ部をZ軸プラス方向に向けた姿勢で容器100に収容されてもよい。これにより、電極端子200は、例えば銅で形成された平板状の集電体を介して、電極体の負極タブ部と電気的に接続することができる。また、この場合であっても、電極端子200の鍔部211の当接面211aが、端子本体201の第一対向面202aよりも、蓋板110に近い位置に配置されていることで、当接面211aがガスケット250を圧縮することによる高い気密性を得ることができる。つまり、電極端子200に接続される集電体の形状並びに電極体の種類及び姿勢等に依存することなく、電極端子200を用いることによる、軸体210周りの気密性の向上効果を得ることができる。
また、蓄電素子10は、電極端子300を備えなくてもよい。例えば、電極体400の正極と容器100とを導通させることで、容器100の一部を正極側の電極端子として機能させてもよい。
また、ガスケット250の形状は、図3及び図4等に示される形状である必要はない。例えば、ガスケット250は側壁部258を有しなくてもよい。また、例えば、ガスケット250は、軸方向から見た場合の形状として、円形、長円形など各種の形状を採用し得る。また、電極端子200の形状も、図3及び図4等に示される形状である必要はない。電極端子200は、軸方向から見た場合の形状として、円形、長円形など各種の形状を採用し得る。
本発明は、リチウムイオン二次電池などの蓄電素子等に適用できる。
10 蓄電素子
100 容器
101 容器本体
110 蓋板
110a 蓋板外面
112、123、252、282 貫通孔
120、130 集電体
121 端子接続部
122 脚部
200、300 電極端子
201 端子本体
202 開口周縁部
202a 第一対向面
203 開口部
210 軸体
211 鍔部
211a 当接面
211b 第二対向面
212 軸本体部
212a かしめ部
250、350 ガスケット
251 凹部
251a 底面
256 第一凸部
257 第二凸部
258 側壁部
259 筒状部
280 絶縁部材
400 電極体
411a 正極側端部
421a 負極側端部
500 金型
500a 第二金型面
500b 第一金型面
501 段差部

Claims (5)

  1. 容器と、前記容器の壁部に固定された電極端子と、前記電極端子及び前記容器の前記壁部の間に配置されたガスケットとを備える蓄電素子であって、
    前記電極端子は、
    第一金属で形成された軸体であって、前記ガスケット及び前記壁部を貫通した状態で配置された軸体と、
    前記第一金属とは異なる第二金属で形成された端子本体であって、前記ガスケットの前記壁部とは反対側に配置され、前記軸体の軸方向の端部が埋設された開口部を有する端子本体と、を有し、
    前記軸体は、前記開口部に埋設された前記端部に形成された鍔部であって、前記軸体の軸方向において前記ガスケットと当接する当接面を含む鍔部を有し、
    前記端子本体は、前記開口部の周縁部分である開口周縁部の、前記軸方向において前記ガスケットと対向する面である第一対向面を有し、
    前記第一対向面は、前記軸方向において、前記当接面より前記壁部から遠い位置に配置されている、
    蓄電素子。
  2. 前記ガスケットは、前記鍔部の前記当接面に対向する位置に配置された第一凸部であって、前記当接面によって圧縮された第一凸部を有し、
    前記鍔部は、前記軸体の径方向における前記当接面の外側に、前記当接面よりも前記壁部から遠い位置に配置され、前記ガスケットに対向する第二対向面を有する、
    請求項1記載の蓄電素子。
  3. 前記第一対向面は、前記軸方向において、前記当接面と前記第二対向面との間に位置する、
    請求項2記載の蓄電素子。
  4. 前記端子本体の前記第一対向面は、前記ガスケットと離間して配置されている、
    請求項1~3のいずれか一項に記載の蓄電素子。
  5. 前記ガスケットは、前記容器の前記壁部に対向する位置に配置され、前記壁部によって圧縮される第二凸部を有し、
    前記第二凸部は、前記軸方向から見た場合、前記当接面の範囲内に配置されている、
    請求項1~4のいずれか一項に記載の蓄電素子。
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