JP2023044817A - フロアコンセントの固定構造 - Google Patents

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Naoto Hosono
多加央 島村
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Abstract

【課題】フロアコンセントを二重床に設置した後であっても床材の上面に合わせてボックス本体の高さを調整することができるフロアコンセントの固定構造を提供する。【解決手段】前記課題を解決するために本発明のフロアコンセントは、二重床と、前記二重床に設けられるフロアコンセントと、を備えている。前記二重床は、スラブと、前記スラブの上に設けられる床材と、を備えている。前記フロアコンセントは、前記スラブ上に配置される底壁を有するボックス本体と、前記底壁の前記スラブに対する高さ位置を調整するための調整機構と、を備えている。前記調整機構は、前記底壁が前記スラブ上に配置された状態において、前記底壁よりも上からの操作により前記底壁の下方に突出可能に構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、フロアコンセントを二重床に固定するための固定構造に関する。
スラブとこのスラブの上に設けられる床材とを備えた二重床におけるスラブと床材との間に配線スペースを確保し、給電線やLANケーブルなどの線部材を効率よく配線するフリーアクセスフロアが普及している。このフリーアクセスフロアにおいては、フロアに開けた取付孔内にフロアコンセントなどを取付けることでオフィス内の各種情報機器類への電源供給やLAN配線などを行っている。
このようなフリーアクセスフロアに適用されるフロアコンセントとして、特許文献1に記載のフロアコンセントが知られている。このフロアコンセントは、内部に接続器具ブロックを配設したボックス本体と、このボックス本体の上面に取付けるベースプレートと、このベースプレートの中央開口部に開閉自在に取付ける蓋板とを具備してなる二重床に対して適用される。
このフロアコンセントによれば、内部に接続器具ブロックを配設したボックス本体を二重床が具備しているので、機材等の接続端子を二重床のボックス本体に接続することができる。このため、接続ケーブルが二重床上に延びることによってこの床上を歩く人がこの接続ケーブルに足を引っかけるといったリスクを低減することができる。
特開2020-048357号公報
フロアコンセントの施工の際、フロアコンセントの設置スペースが形成された二重床を先に施工して、その後にこの二重床にフロアコンセントを設置する、という工事がなされることがある。具体的には、フロアコンセントが挿通可能な挿通部が形成された床材をスラブの上に設け、挿通部を介してフロアコンセントをスラブの上面に設置することが行われることがある。
このとき、床材とフロアコンセントとの境界での躓き等を防止するために、フロアコンセントの設置の際、二重床の床材の上面とフロアコンセントの上端部とを面一にするのが好ましい。
しかしながら、特許文献1に記載のフロアコンセントでは、施工時にあらかじめ高さ等の寸法が決まったものが準備されるため、準備されたフロアコンセントの高さ寸法が、スラブの上面に対する床材の上面の高さと異なる場合、二重床の床材の上面とフロアコンセントの上端部との間に段差が発生するという問題があった。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、二重床の施工後に床材の上面に合わせて高さを調整することができるフロアコンセントの固定構造を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明に係るフロアコンセントの固定構造は、二重床と、前記二重床に設けられるフロアコンセントと、を備えた、フロアコンセントの固定構造であって、前記二重床は、スラブと、前記スラブの上に設けられる床材と、を備え、前記フロアコンセントは、前記スラブ上に配置される底壁を有するボックス本体と、前記底壁の前記スラブに対する高さ位置を調整するための調整機構と、を備え、前記調整機構は、前記底壁が前記スラブ上に配置された状態において、前記底壁よりも上からの操作により前記底壁の下方に突出可能に構成されている。
このフロアコンセントの固定構造によれば、底壁のスラブに対する高さ位置を調整するための調整機構を備えている。これにより、ボックス本体の上端部と床材の上面とのそれぞれのスラブの上面に対する高さ位置が略等しくなるようにボックス本体の高さ位置を調整すれば、フロアコンセントと床材との境界における段差を小さくすることができ、床材の上面の安全性、及び景観の向上を図ることができるとともに、施工後の工数を削減することができる。
また、前記調整機構は、前記底壁が前記スラブ上に配置された状態において、前記底壁よりも上からの操作により前記底壁の下方に突出可能に構成されているので、ボックス本体をスラブ上に配置した状態で、上からの操作により調整機構を底壁の下に突出させることができる。このため、底壁からの調整機構の突出長さに応じて底壁のスラブの上面に対する距離を調整することで、簡便にボックス本体の高さを調整することができる。
前記フロアコンセントの固定構造において、前記調整機構は、前記底壁よりも下方に突出可能となるように前記底壁に螺合するネジを有するのが好ましい。
この構成によれば、ネジを螺合操作することによりネジが底壁よりも下方に向かって突出する。このため、ネジの底壁からの突出長さをネジの螺合操作で調整することにより、底壁のスラブの上面からの高さ位置を調整することができ、これにより、ボックス本体の上端部のスラブの上面からの高さ位置を調整することができる。
前記フロアコンセントの固定構造において、前記ボックス本体の前記底部が前記スラブ上に配置された状態において、前記ネジと前記スラブとの間に配置される緩衝部材をさらに備えるのが好ましい。
この構成によれば、ネジとスラブの上面との間に緩衝部材が介在することにより、ネジがスラブの上面に当接するのを規制することができる。このため、ネジがスラブの上面に当接することによるスラブの抉れや割れを抑制することができる。
以上説明したように、本発明のフロアコンセントの固定構造によれば、フロアコンセントを二重床に設置した後であっても床材の上面に合わせてボックス本体の高さを調整することができる。
本発明のフロアコンセントの固定構造に係るフロアコンセント及び二重床を表す縦断面図である。 前記フロアコンセントの分解斜視図である。 前記フロアコンセントに係るボックス本体の上方斜視図である。 前記ボックス本体に緩衝部材を取り付けた状態を表す下方斜視図である。 前記ボックス本体の下方斜視図である。 前記フロアコンセントの施工手順を表す斜視図である。 前記フロアコンセント施工手順を表す縦断面図である。 前記フロアコンセントに配線を敷設する手順を表す斜視図である。
以下、本発明の実施形態に係るフロアコンセントの固定構造1(以下、単に固定構造1と称する)について図面に基づき詳細に説明する。
なお、以下に示す実施形態は本発明の技術思想を具体化するための固定構造1の一例を示すに過ぎないものであって、本発明は以下の説明及び図示したものに限定されるものではない。特に、実施の形態及び図面に示されている構成部品の形状、相対的配置関係等は、特定的な記載がない限り本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎないものである。
本実施形態の固定構造1は、例えば屋内の床に適用される。具体的に、固定構造1は、図1に示すように、二重床10と、二重床10に設けられるフロアコンセント15と、二重床10とフロアコンセント15との間に設けられる緩衝部材50と、を備える。
二重床10は、室内からの荷重を支持するスラブ14と、スラブ14の上に所定間隔開けて設けられ室内の床の表面を構成する床材12と、を備える。
スラブ14は、コンクリート、石、木、金属等により構成される厚板部材であり、RC造や木造等種々の建物の床を構成するものとして用いられる。
床材12は、スラブ14の上に設けられ屋内の床の表面を構成するものであり、図示しないスペーサー等によりスラブ14に対して所定間隔開けてこのスラブ14の上に設けられている。床材12としては、例えばフローリング、フロアタイル、カーペット等、種々のものが用いられる。床材12には、図1に示すように、フロアコンセント15が挿入可能な大きさの設置穴12aが形成されており、この設置穴12aとスラブ14の上面とにより形成される空間内にフロアコンセント15が配置される。そのため、この設置穴12aの平面視における寸法は、フロアコンセント15の平面視における寸法と略等しくされている。
フロアコンセント15は、図2に示すように、配線の端子(不図示)を内部に収納するためのボックス本体20と、ボックス本体20を上から覆う蓋体40と、を有する。
ボックス本体20は、上方が開口した箱体22と、箱体22のスラブ14に対する高さ位置を調整するための調整機構24と、室内からの配線が接続され、これら配線に電気や信号等を送るための機器ブロック26と、機器ブロック26を箱体22に固定するための固定部30と、を有する。
箱体22は、機器ブロック26を内部に収納するために、スラブ14の表面に対向する底壁22aと、底壁22aの周縁部からこの底壁22aを覆うように立ち上がる側壁22bと、を有する。
底壁22aは、平面視四角形状の板体であり、スラブ14の上方にこのスラブ14の上面と対向して配置される。この底壁22aには、後述するネジ24aが挿通可能な挿通穴が複数箇所に形成されている。なお、これら複数の挿通穴は、底壁22aを安定的に支持することができるように、本実施形態では図5に示すように、周縁に沿って合計で6箇所に形成されている。なお、本実施形態では、挿通穴が6箇所に形成されているが、底壁22aを安定的に支持できれば、6箇所である必要はなく、例えば四隅に計4箇所に形成されていてもよい。
側壁22bは、底壁22aを周囲から覆うようにこの底壁22aの周縁部から立ち上がる。すなわち、側壁22bは、平面視で四角形状を呈し、二対の互いに対向する壁部を有している。
側壁22bには、図3に示すように、二重床10における床材12とスラブ14との間を通って機器ブロック26に接続される床下配線34を箱体22の内部に挿通するための挿通穴22cが複数箇所に形成されている。挿通穴22cには、図7及び図8に示すように床下配線34を覆う被覆部32が嵌合されており、この被覆部32内を経由して床下配線34が箱体22の内部に延びている。
調整機構24は、ボックス本体20がスラブ14上に配置された状態において、ボックス本体20の上端部のスラブ14の上面に対する高さ位置と、床材12の上面のスラブ14の上面に対する高さ位置と、が略等しくなるように底部22aの高さ位置を調整することが可能となるように構成されている。
具体的に、調整機構24は、底壁22aに対して上下方向(底壁22aに対して直行する方向)に進退可能に螺合する複数のネジ24aと、各ネジ24aに螺合されるナット24bと、を有する。
ネジ24aは、底壁22aよりも上からの螺合操作により上下方向に進退し、底壁22aからの突出長さに応じて底壁22aのスラブ14に対する高さ位置を調整するためのものである。具体的に、ネジ24aの螺合操作によりネジ24aの底壁22aから下方への突出長さが調整され、このネジ24aの突出長さに応じてボックス本体20の設置面(本実施形態では緩衝部材50の上面)と底壁22aとの間の距離が調整される。
ナット24bは、箱体22の底壁22aに形成された挿通穴に重なるように設けられ、底壁22aの上面に溶着や接着等により固定されている。このため、ネジ24aをナット24bに螺合させると、ネジ24aは底壁22aの挿通穴を介して底壁22aの下方に突出する。そしてこの突出長さ(ネジ24aの下端部が底壁22aよりも下方に突出している状態における底壁22aの下面からネジ24aの下端部までの長さ)に応じて、スラブ14に対して底壁22aの高さ位置を調整することができるとともに、これに伴ってスラブ14に対して側壁22bの上端縁(すなわちボックス本体20の上端部)の高さ位置も調整することができる。
機器ブロック26は、本実施形態では図1及び図2に示すように1つの箱体22に対して2個設けられており、これら2個の機器ブロック26、26は箱体22内に互いに対向する位置に設けられる。
機器ブロック26は、図1及び図8に示すように、室内からの配線(不図示)と床下配線34とを接続するための接続部26aと、この接続部26aを箱体22aの内部で保持するための保持部26bと、を有する。接続部26aとしては、例えば、オーディオ端子、LANケーブル、コンセント等、種々の端子が接続される接続部が用いられる。
接続部26aには、床材12の下から延びる床下配線34が接続される。この床下配線34は、建物の電気系統から延びて二重床10の床材12とスラブ14との間を通り、側壁22bの挿通穴22cに挿通され、箱体22の内部に保持された接続部26aに接続される。
保持部26bは、調整機構24を上から覆いつつ、接続部26a及び蓋体40を保持するための部材である。具体的に、保持部26bは、蓋体40を保持する支持部261と、支持部261から箱体22の内側に向かって下方に傾斜する傾斜部262と、傾斜部262の内側端部から延びて固定部30に固定される被固定部263と、を有している。
支持部261は、上方を向いた平面を有しており、蓋体40を下から支持する。ボックス本体20に蓋体40を取り付けた状態において、蓋体40の上面と、側壁22bの上端縁とが面一となるように、側壁22bの上端縁から蓋体40の厚さだけ距離を空けてこの側壁22bにビス28により取り付けられる。この支持部は、図8に示すように側壁22bから箱体22の内側に突出する突出部等に固定される。
この支持部261は、図2に示すように、互いに対抗する一対のブロック26、26同士の間において、側壁22bから箱体22の内部に突出する突出部22dと協働して蓋体40を支持する。このため、支持部261の上面と、突出部22dの上端部とは、互いに面一となるように配置されている。
傾斜部262には、接続部26aが保持されている。これにより、接続部26bの接続面(室内側からの配線の端子が接続される面)を箱体22の内側に向けた状態で接続部26aを配置することができ、接続部26aの接続面を上方に向けて配置する場合に比べて箱体22の上下寸法を小さくすることができる。
被固定部263は、ビス28により固定部30に固定されている。支持部261が側壁22bに固定され、被固定部263が固定部30に固定されることにより、機器ブロック26が箱体22に安定的に固定される。
このように機器ブロック26が箱体22の内部に固定された状態で、この機器ブロック26は、調整機構26を覆っている。これにより、機器ブロック26の支持面261と傾斜面263とにより囲まれたスペースに調整機構24や床下配線34を収納する等して、このスペースを有効活用することができる。また、調整機構24が機器ブロック26により覆われているので、ボックス本体20の高さ調整が不要な場合には、不注意で調整機構24のネジ24aを回すような事態を抑制することができるとともに、ボックス本体20内の美観性を確保することができる。
固定部30は、機器ブロック26の被固定部263を底壁22aに固定するための部材である。具体的に固定部30は、図1に示すように、底壁22aに接続される第1部分30aと、第1部分30aから底壁22aに直行する方向(上方向)に離間した位置に設けられる第2部分30bと、を有する。
第1部分30aは、底壁22aに対して例えば溶着や接着等により固定されている。
第2部分30bには、保持部26bの被固定部263がビス28を介して着脱可能に固定されている。このように、被固定部263が固定部30の第2部分30bに固定されていることにより、被固定部263が底壁22aに固定されている場合に比べて、ビス28が底壁22aよりも下側に突出して、調整機構24の動作に影響が及ぶのを抑制することができる。
蓋体40は、ボックス本体20を上から覆うための部材である。蓋体40には、図2に示すように、ボックス本体20を開閉可能な蓋本体41と、室内からの配線が挿通可能な挿抜部42と、蓋本体41を持ち上げるための取手44と、を有する。
蓋本体41は、平面視で四角形状を呈する。この蓋本体41は、ボックス本体20の上端開口を開閉するものである。また、蓋本体41には、挿抜部20が嵌合可能な挿抜口41aが形成されている。蓋本体41をボックス本体20に装着した状態であっても、この挿抜口41aを介して室内からボックス本体20内に配線を挿入することができる。
挿抜部42は、挿抜口41aを開閉するための部材である。ボックス本体20に配線を挿入する必要がない場合には、この挿抜部42により挿抜口41aを塞ぎ、美観性を確保することができる。
取手44は、公知の回転取手を用いるので詳細な説明を省略する。
緩衝部材50は、ネジ24aによるスラブ14の抉れ、割れを抑制するための部材であり、図1に示すように、ボックス本体20の底部22aがスラブ14上に配置された状態において、ネジ24とスラブ14との間に配置される。
この緩衝部材50としては、本実施形態では鉄板状のものが用いられる。緩衝部材50として鉄板状のものを用いることにより、例えばスラブ14の上面に凹凸が存在する場合には、ボックス本体20の配置面を平坦にし、ボックス本体20の配置における安定性を向上させることができる。
(施工手順)
以下、本実施形態に係る固定構造1の施工手順について説明する。
まずは、図1に示すような二重床10を施工する。
具体的に、スラブ14を施工した状態で、このスラブ14の上に床材12を配置する。この際、スラブ14と床材12との間に、床材12をスラブ14に対して浮かせるためのスペーサーを配置する。
また、スラブ14の上面における、二重床10の床材12に形成されたボックス本体20を挿入するための設置穴12aと重なる位置に、緩衝部材50を配置する。このとき、緩衝部材50を、ビスや接着剤等によりスラブ14の上面に固定するのが好ましい。
次に、床材12の設置穴12aから、床材12とスラブ14との間の空間内にボックス本体20を挿入し、このボックス本体20を緩衝部材50の上に配置する。
この時、図7及び図8に示すように、建物の配線系からスラブ14と床材12との間に延びる被覆部32を箱体22の側壁22bの挿通穴22cに嵌合し、被覆部32の内部から床下配線34を箱体22の内部に延ばしておく。
次に、ボックス本体20のスラブ14の上面に対する高さ位置を調節する。
具体的に、ネジ24aを底壁22aの上からナット24bに対して螺合させることにより、ネジ24aを底壁22aから下方に突出させる。そしてこの突出長さを調整することにより、ボックス本体20のスラブ14に対する高さ位置を調整する。このとき、箱体22の側壁22bの上端部が床材12の表面に対して面一となるようにその高さ位置を調整する。
次に、機器ブロック26の接続部に床下配線34を接続する。
そして、機器ブロック26で調整機構24を覆い、この機器ブロック26を箱体22に固定する。具体的には、図1及び図2に示すように、機器ブロック26の支持面を側壁22bにビス28を用いて固定するとともに、被固定部を固定部30に対してビス28を用いて固定する。この時、支持面と側壁22bの上端部との間の距離が蓋体40の厚みと略同じとなるように、支持面を側壁22bに固定する。そして、機器ブロック26の支持面の上に蓋体40を配置する。
以上の施工手順により、フロアコンセント15の上面(すなわち、蓋体40の上面)と床材12の上面とが面一となるようにボックス本体20のスラブ14の上面に対する高さ位置を調整した状態で、このフロアコンセント15を二重床10に施工することができる。
(作用効果)
本実施形態に係るフロアコンセント15の固定構造1によれば、底壁22aのスラブ14に対する高さ位置を調整するための調整機構24を備えている。これにより、ボックス本体20の上端部と床材の上面とのそれぞれのスラブ14の上面に対する高さ位置が略等しくなるようにボックス本体20の高さ位置を調整すれば、フロアコンセント15と床材12との境界における段差を小さくすることができ、床材12の上面の安全性、及び景観の向上を図ることができるとともに、施工後の工数を削減することができる。
また、調整機構24は、底壁22aがスラブ14上に配置された状態において、底壁22aよりも上からの操作により底壁22aの下方に突出可能に構成されているので、ボックス本体20をスラブ14上に配置した状態で、上からの操作により調整機構24を底壁22aの下に突出させることができる。このため、底壁22aからの調整機構24の突出長さに応じて底壁22aのスラブ24の上面に対する距離を調整することで、簡便にボックス本体20の高さを調整することができる。
また、調整機構24は、底壁22aよりも下方に突出可能となるように底壁22aに螺合するネジ24aを有するので、ネジ24aを螺合操作することによりネジ24aが底壁22aよりも下方に向かって突出する。このため、ネジ24aの底壁22aからの突出長さをネジ24aの螺合操作で調整することにより、底壁22aのスラブ14の上面からの高さ位置を調整することができ、これにより、ボックス本体20の上端部のスラブ14の上面からの高さ位置を調整することができる。
また、固定構造1は、ボックス本体20の底部22aがスラブ14上に配置された状態において、ネジ24aとスラブ14との間に配置される緩衝部材50をさらに備えるので、ネジ24aとスラブ14の上面との間に緩衝部材50が介在することにより、ネジ14aがスラブ14の上面に当接するのを規制することができる。このため、ネジ24aがスラブ14の上面に当接することによるスラブ14の抉れや割れを抑制することができる。
(変形例)
上記実施形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、前記実施形態では、調整機構24として、ネジ24aとナット24bとを用い、ネジ24aのナット24bに対する螺合することによるネジ24aの底壁22aからの突出長さを調整することにより、ボックス本体20のスラブ14に対する高さ位置を調整したが、調整機構24の態様はこれに限られない。
ボックス本体20を上方に付勢するのに十分な弾性力を有するバネを底壁22とスラブ14との間に設け、ネジ24aを底壁22に貫通させるとともにスラブ14に螺合させ、このネジ24aの螺合により底壁22をバネに抗してスラブ14に対して位置決めすることで、ボックス本体20のスラブ14に対する高さを調整してもよい。
前記実施形態では、底壁22aに取り付けたナット24bにネジ24aを螺合し、さらにネジ24aを挿通穴に挿通することにより底壁22aの下方に突出させていたが、ネジ24aを螺合させるのはナット24bに限られない。例えば、挿通穴の代わりにネジ24aが螺合可能な螺合穴を底壁22aに形成し、この底壁22aにネジ22aを螺合させてもよい。
前記実施形態では、ネジ24aは、上からの螺合操作により上下方向(底壁22aの表面に直行する方向)に進退していたが、ネジ24aが進退する方向は、ネジ24aの進退方向が上下方向の成分を有していれば、上下方向に限られない。例えば、底壁22aの表面に対して傾斜する方向にネジ24aが螺合可能となるような螺合穴を底壁22aに形成し、ネジ24aがこの螺合穴に螺合することにより、底壁22aの表面に対して傾斜した状態で進退させてもよい。
前記実施形態では、緩衝部材50として鉄板状のものを用いたが、緩衝部材50の形状は、ネジ24aによるスラブ14の抉れ、割れを抑制できるものであれば、その素材は鉄板に限られない。例えば、ゲル状のマット、木材、プラスチック等、種々の素材のものを用いてもよい。また、緩衝部材50の形状は板状である必要はなく、例えば、キャップ状の部材をネジ24aに嵌め込んで緩衝部材50として用いてもよい。また、それぞれのネジ24aとスラブ14との間に設けられていれば、ボックス本体20の底壁22bの全域に亘って設けられる必要はない。
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることは言うまでもない。
1:固定構造
10:二重床
12:床材
14:スラブ
15:フロアコンセント
20:ボックス本体
22:箱体
24:調整機構
26:機器ブロック
28:ビス
30:台座部
40:蓋体
50:緩衝部材

Claims (3)

  1. 二重床と、前記二重床に設けられるフロアコンセントと、を備えた、フロアコンセントの固定構造であって、
    前記二重床は、スラブと、前記スラブの上に設けられる床材と、を備え、
    前記フロアコンセントは、前記スラブ上に配置される底壁を有するボックス本体と、前記底壁の前記スラブに対する高さ位置を調整するための調整機構と、を備え、
    前記調整機構は、前記底壁が前記スラブ上に配置された状態において、前記底壁よりも上からの操作により前記底壁の下方に突出可能に構成されたことを特徴とするフロアコンセントの固定構造。
  2. 前記調整機構は、前記底壁よりも下方に突出可能となるように前記底壁に螺合するネジを有することを特徴とする請求項1に記載のフロアコンセントの固定構造。
  3. 前記ボックス本体の前記底壁が前記スラブ上に配置された状態において、前記ネジの先端部と前記スラブとの間に配置される緩衝部材をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のフロアコンセントの固定構造。


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