JP2014125734A - 建物における蓄電装置の設置構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】建物の美観が損なわれるのを回避しつつ、蓄電装置を安定した状態で設置することができる建物における蓄電装置の設置構造を提供する。
【解決手段】建物において基礎19上に設けられた一階袖壁部の壁内空間35には蓄電装置30が設置されている。一階袖壁部を構成する袖壁フレーム21の底部材26は基礎19上に載置されており、当該基礎19に対してアンカーボルト29を介して固定されている。蓄電装置30は、底部材26上に載置された状態で設けられている。蓄電装置30の設置状態では蓄電装置30の下面側に形成された凹部51がアンカーボルト29において基礎11よりも上方に突出する突出部29aに入り込んでおり、その入り込み状態において蓄電装置30の位置ずれが規制されている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、建物における蓄電装置の設置構造に関する。
近年、住宅等の建物においては、節電を図る等の目的で蓄電池が設置される場合がある。蓄電池は、例えば屋外において建物外壁の壁際等に設置される。
蓄電池を屋外に設置する場合、それによって建物周辺の見栄えが損なわれてしまうおそれがある。この点に鑑みて、特許文献1には、建物外壁に化粧材を外付けすることで化粧材と建物外壁との間に壁内空間部を形成し、その壁内空間部に蓄電池を設置した構成が開示されている。これによれば、蓄電池を屋外に露出させることなく設置することができるため、建物の美観が損なわれるのを防止することができる。なお、特許文献1の構成では、上記外付け化粧材に、蓄電池を載置するための載置台が設けられ、その載置台上に蓄電池が載置された状態で設けられている。
特開2012−62736号公報
しかしながら、上記特許文献1のものは、建物外壁に外付けされた化粧材により蓄電池の荷重を支える構成であるため、蓄電池の設置安定性の面で懸念がある。特に、蓄電池の蓄電容量を大きく確保するために蓄電池が複数個設置される場合には、蓄電池の(総)重量が著しく大きくなって化粧材による支持が困難となることが想定される。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、建物の美観が損なわれるのを回避しつつ、蓄電装置を安定した状態で設置することができる建物における蓄電装置の設置構造を提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の建物における蓄電装置の設置構造は、建物において基礎上に設けられた壁部の内側には壁内空間が形成されており、その壁内空間には蓄電池を含んで構成される蓄電装置が設置されている建物における蓄電装置の設置構造であり、前記蓄電装置は、前記壁内空間において前記基礎上に載置された状態で設置されており、前記基礎の上面側及び前記蓄電装置の下面側のうちいずれか一方には凸部が設けられ、他方には凹部が設けられており、前記凹部には前記凸部が入り込んでおり、その入り込み状態において前記蓄電装置の位置ずれが規制されていることを特徴とする。
本発明によれば、基礎上に設けられた壁部の壁内空間に蓄電装置が設置されているため、蓄電装置の屋外への露出を防止することができる。これにより、建物の美観が損なわれるのを回避することができる。
また、蓄電装置は壁内空間において基礎上に載置された状態で設置されているため、蓄電装置の荷重を基礎上で支えることができる。しかも、蓄電装置の設置状態では、基礎の上面側及び蓄電装置の下面側のうちいずれか一方に設けられた凸部が、他方に設けられた凹部に入り込んだ状態にあり、それによって蓄電装置の位置ずれが規制されている。よって、この場合、建物の美観が損なわれるのを回避しながら、蓄電装置を安定した状態で設置することができる。
第2の発明の建物における蓄電装置の設置構造は、第1の発明において、前記壁部は、壁フレームと、その壁フレームを挟んで両側に設けられる一対の壁面材とを備え、それら各壁面材の間に前記壁内空間が形成されており、前記壁フレームは、その下端部に前記基礎上に載置された底部材を有しており、その底部材が前記基礎にアンカーボルトを介して固定されており、前記蓄電装置は、前記底部材上に載置された状態で設置されており、前記アンカーボルトは、前記基礎に埋設されており、その一部が前記基礎よりも上方に突出して前記凸部となっており、その凸部が前記底部材を貫通し前記蓄電装置の下面側に形成された前記凹部に入り込んでいることを特徴とする。
本発明によれば、壁フレームの底部材が基礎上に載置された状態で基礎に対してアンカーボルトを介して固定されており、その底部材上に蓄電装置が載置された状態で設置されている。そして、かかる蓄電装置の設置状態において、蓄電装置の下面側の凹部にアンカーボルトの凸部が入り込み、蓄電装置の位置ずれが規制されている。この場合、既存のアンカーボルトを用いて蓄電装置の位置ずれを規制することができるため、凸部をアンカーボルトとは別で設ける場合と比べて構成の簡素化が図れる。
第3の発明の建物における蓄電装置の設置構造は、第2の発明において、前記蓄電装置の凹部には、該凹部に前記アンカーボルトの前記凸部が入り込んだ状態で当該凸部と接触する接触部が設けられており、その接触部と当該凸部との接触によって前記蓄電装置が前記アンカーボルトを介して接地されていることを特徴とする。
本発明によれば、蓄電装置の凹部にアンカーボルトの凸部が入り込んだ状態において、凹部に設けられた接触部と凸部とが互いに接触しており、その接触によって蓄電装置がアンカーボルトを介して接地されている。この場合、蓄電装置に対して別途アースを取り付ける必要がなく、しかも蓄電装置を基礎(底部材)上に設置する際その凹部にアンカーボルトの凸部を入り込ませるだけで蓄電装置を接地することができるため、蓄電装置を接地する上で省施工化が図れる。
第4の発明の建物における蓄電装置の設置構造は、第1乃至第3のいずれかの発明において、前記蓄電装置は、前記蓄電池と、該蓄電池が外部機器との間で電力の授受を行う際にその電力を変換する電力変換装置とを備え、前記凹部は前記蓄電装置の下面側に設けられ、前記凸部は前記基礎の上面側に設けられており、前記凹部には、前記蓄電池と前記電力変換装置との接続及び接続解除をすることが可能な接続装置が設けられており、前記接続装置は、前記凹部に前記凸部が入り込むことに基づいて前記接続状態に切り替わる構成となっていることを特徴とする。
本発明によれば、蓄電池と電力変換装置とを有する蓄電装置を基礎上に設置する際、その蓄電装置の下面側に設けられた凹部に基礎の上面側に設けられた凸部を入り込ませることで、蓄電池と電力変換装置とを接続することができる。つまり、この場合、蓄電装置の設置と同時に蓄電池と電力変換装置とを接続することができるため、蓄電装置の設置後、蓄電池と電力変換装置とを接続する作業を行わなくて済む。そのため、蓄電装置の設置に際し作業工数の削減を図ることができる。
また、蓄電装置が基礎上に設置されてはじめて蓄電池と電力変換装置とが接続されるため、蓄電装置の設置作業の際に蓄電池からの漏電によって感電するといった不都合が生じるのを抑制することもできる。
第5の発明の建物における蓄電装置の設置構造は、第1乃至第4のいずれかの発明において、建物本体と、当該建物本体から側方に張り出して設けられた前記壁部としての袖壁部とを備え、前記袖壁部が前記基礎上に設けられている建物に適用され、前記袖壁部の前記壁内空間には、前記蓄電装置が前記凹部及び前記凸部による位置ずれ規制状態で設置されていることを特徴とする。
袖壁部は建物本体の外周部に設けられる外壁部等とは異なり、断熱性能がそれ程要求されない。そのため、袖壁部の壁内には断熱材が設けられていないことが多く、その場合壁内空間が空きスペースとなっていることが考えられる。そこで本発明では、この点に着目し、袖壁部の壁内空間に蓄電装置を設置し、その設置に際し第1の発明の設置構造を適用している。この場合、袖壁部の壁内空間の有効利用を図りながら、第1の発明の効果を得ることができる。
第6の発明の建物における蓄電装置の設置構造は、第5の発明において、前記袖壁部の壁内空間において前記蓄電装置の前記建物本体側には耐熱材が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、蓄電装置と建物本体との間に耐熱材が介在されているため、蓄電装置から発生する熱が建物本体側へ伝わるのを防止することができる。
建物の概略を示す斜視図。 一階袖壁部の主要な構成を分解して示す分解斜視図。 一階袖壁部の下部の構成を示す縦断面図。 一階袖壁部の壁内に蓄電装置が設置された状態を示す斜視図。 一階袖壁部の壁内に蓄電装置が設置された状態を示す横断面図。 一階袖壁部の壁内に蓄電装置が設置された状態を示す縦断面図。 蓄電システムの電気的構成を示す図。 蓄電装置が仮固定された袖壁フレームを基礎上に設置する様子を示す縦断面図。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、鉄骨ラーメン構造によるユニット式建物に本発明を具体化しており、そのユニット式建物は、周知のとおり複数の建物ユニットを結合させて構築されるものとなっている。これらの建物ユニットは、それぞれユニット製造工場にてあらかじめ製造され、その後、建築現場にトラック等により搬送される。そして、建築現場においてそれらの建物ユニットが基礎上において互いに結合され建物が構築されるものとなっている。なお、図1は建物の概略を示す斜視図である。
図1に示すように、建物10は、基礎11上に設けられた建物本体12と、建物本体12の上方に設けられた屋根部13とを備える。建物本体12は、一階部分と二階部分とを有する二階建てであり、複数の建物ユニット20が互いに連結されることにより構成されている。屋根部13は、陸屋根(フラットルーフ)として構成され、その一部が建物本体12の一側面よりも側方に張り出して張出屋根部13aとなっている。
なお、建物ユニット20は周知であるがその構成を簡単に説明すると、建物ユニット20は、その四隅に配設される4本の柱と、各柱の上端部及び下端部をそれぞれ連結する各4本の天井大梁及び床大梁とを備え、それら柱、天井大梁及び床大梁により直方体状の骨格(フレーム)が形成されている。そして、その骨格に壁パネル、天井材、床材等が取り付けられている。
建物本体12の一側面(例えば正面)には、建物本体12から側方に張り出すようにして袖壁部15が設けられている。袖壁部15は、建物本体12の一側面における幅方向の一端部から張出屋根部13aと同じ側に張り出して設けられている。この場合、建物10の正面視において張出屋根部13aと袖壁部15とがL字状をなして配置されている。
袖壁部15は、一階部分に対応して設けられた一階袖壁部16と、二階部分に対応して設けられた二階袖壁部17とを備える。一階袖壁部16は一階部分の建物ユニット20(例えば柱)に固定され、二階袖壁部17は二階部分の建物ユニット20(例えば柱)に固定されている。
一階袖壁部16の下方には、当該袖壁部16に沿って基礎19が設けられている。基礎19は、建物本体12の外周に沿って配設された基礎11(外周基礎)から側方に張り出して設けられており、この基礎19(張出基礎)上に一階袖壁部16が載置された状態で設けられている。
次に、一階袖壁部16及びその周辺の構成を図2及び図3に基づいて説明する。なお、図2は、一階袖壁部16の主要な構成を分解して示す分解斜視図であり、図3は一階袖壁部16の下部の構成を示す縦断面図である。
図2に示すように、一階袖壁部16は、当該袖壁部16の下地を構成する袖壁フレーム21と、その袖壁フレーム21の外側に固定される複数の外壁面材22(22a,22b,22c)とを有している。そして、袖壁フレーム21が建物ユニット20(例えば柱)に対して固定されることで、一階袖壁部16が建物本体12に取り付けられている。
袖壁フレーム21は、上下方向に延びる一対の縦材24と、その一対の縦材24に架け渡して設けられる複数の横材25とを有しており、縦材24の下端部には底部材26が固定され、上端部には天板部材27が固定されている。これにより、袖壁フレーム21は全体として縦長の略直方体状をなしている。
縦材24は、断面コ字状の溝形鋼よりなり、互いの溝部を向き合わせて配置されている。縦材24のウェブ部の幅(フレーム幅)により一階袖壁部16の壁厚み幅が規定されており、両縦材24のフランジ部に、山形鋼(L形鋼)又は溝形鋼よりなる複数の横材25が連結されている。また、底部材26と天板部材27とはいずれも断面コ字状の溝形鋼よりなり、互いの溝部を向き合わせて配置されている。
袖壁フレーム21には、その四方の側面のうち建物本体12(建物ユニット20)側の側面以外の3面に、外壁面材22がそれぞれ取り付けられている(図5も参照)。すなわち、外壁面材22は、一階袖壁部16において内側(すなわち建物本体12と袖壁部15との入隅部側)に取り付けられる内側面材21aと、外側(すなわち入隅部とは反対側)に取り付けられる外側面材21bと、一階袖壁部16の壁先端部に取り付けられる先端面材21cとを備える。このうち先端面材21cは、短手方向の両端部に折れ曲がり部を有しており、断面コ字状をなしている。また、各外壁面材22a〜22cは、いずれも窯業系サイディングよりなる。
図3に示すように、袖壁フレーム21(詳しくは底部材26)は、基礎19上に載置された状態で設けられており、その載置状態において底部材26がアンカーボルト29を介して基礎19に固定されている。アンカーボルト29は基礎19に埋設されており、その一部が基礎19天端よりも上方に突出し突出部29aとなっている。なおここで、突出部29aが凸部に相当する。突出部29aは、底部材26のウェブ部26aに形成された挿通孔部37に挿通されており、その挿通状態でナット38と締結されている。これにより、底部材26が基礎19に固定され、ひいては袖壁フレーム21が基礎19に固定されている。
各外壁面材22a,22cの下方にはそれぞれ長尺状の水切部材39が設けられている。水切部材39は、袖壁フレーム21の各縦材24の屋外側面に跨がって設けられ、各縦材24に対してそれぞれビス等で固定されている。
なお、図示が省略するが、二階袖壁部17も一階袖壁部16と同様に、袖壁フレームと、その袖壁フレームの外側に固定された複数の外壁面材とを備える。そして、二階袖壁部17の袖壁フレームは、一階袖壁部16の袖壁フレーム21上に配設され、ブラケット(図示略)等を介して同フレーム21に連結されている。
ところで、本実施形態では、一階袖壁部16の壁内に蓄電装置30が設置されている。以下、一階袖壁部16における蓄電装置30の設置構造について図4乃至図6に基づいて説明する。図4は、一階袖壁部16の壁内に蓄電装置30が設置された状態を示す斜視図であり、図5は同状態を示す横断面図であり、図6は同状態を示す縦断面図である。なお、図5は図4のA−A線断面図に相当し、図6は図4のB−B線断面図に相当する。また、図4では便宜上、外壁面材22の図示を省略している。
図4乃至図6に示すように、一階袖壁部16において各外壁面材22a〜22cにより囲まれた内側空間は壁内空間35となっており、その壁内空間35には蓄電装置30が設置されている。蓄電装置30は、蓄電池31と、補機(パワーコンディショナー)32とを備える。蓄電池31は、例えばリチウムイオン蓄電池からなる。但し、蓄電池31として、鉛蓄電池、ニッケル水素蓄電池等他の蓄電池を用いてもよい。補機32は、蓄電池31が外部機器との間で電力の授受を行う際にその電力を変換するためのものである。なお、補機32が電力変換装置に相当する。
ここで、壁内空間35における蓄電装置30の設置構造について説明する前に、蓄電装置30を含んで構成される蓄電システムについて説明する。図7は、蓄電システムの電気的構成を示す図である。
図7に示すように、建物10には、分電盤41が設けられている。分電盤41には、商用電力であるAC100Vの交流電力が送電線43を介して供給される。また、建物10には、ソーラパネル42が設けられている。ソーラパネル42は、太陽光が照射されることにより太陽光発電を行うものであり、例えば建物10の屋根部13上に設置されている。
分電盤41は蓄電装置30の補機32に配線64を介して接続され、ソーラパネル42は補機32に配線65を介して接続されている。補機32は電力を変換するための電力変換部45を有しており、その電力変換部45は、直流電圧を交流電圧に変換するDC−ACコンバータと、交流電圧を直流電圧に変換するAC−DCコンバータと、直流電圧の電圧レベルを変換するDC−DCコンバータとを有している。
補機32には分電盤41から交流電力(商用電力)が供給され、その供給された交流電力が電力変換部45で直流電圧に変換されて、その後蓄電池31に供給される。また、補機32にはソーラパネル42から直流電力が供給され、その供給された直流電力が電力変換部45で適正な電圧レベルに変換されて、その後蓄電池31に供給される。このようにして、商用電力及びソーラパネル42の発電電力が蓄電池31に蓄えられるようになっている。
補機32には、当該補機32(より具体的には電力変換部45)と蓄電池31とを電気的に接続する接続状態と、その接続を解除する接続解除状態とに切替可能な接続スイッチ46が設けられている。ここで、接続スイッチ46が接続装置に相当する。接続スイッチ46は、ボタン式のスイッチよりなり、動作可能なボタン部46a(図6参照)を有している。接続スイッチ46は、そのボタン部46aの動作に基づいて接続状態と接続解除状態との切替を行うものであり、その詳細については後述することとする。蓄電装置30の設置状態においては、接続スイッチ46が接続状態とされ、蓄電池31と補機32とが電気的に接続された状態となっている。
補機32には、配線68を介して建物10内の電気負荷48(例えば家電装置、照明器具等)が接続されており、配線69を介して車両用充電装置49が接続されている。蓄電池31に蓄えられた電力は、補機32を経由して電気負荷48及び車両用充電装置49に供給される。蓄電池31の蓄電電力が電気負荷48に供給される際には、蓄電電力が補機32の電力変換部45で交流電力に変換されて、その後電気負荷48に供給される。また蓄電池31の蓄電電力が車両用充電装置49に供給される際には、蓄電電力が電力変換部45で適正な電圧レベルに変換されて、その後車両用充電装置49に供給される。
続いて、壁内空間35における蓄電装置30の設置構造について説明する。
図4乃至図6に示すように、蓄電装置30は袖壁フレーム21の枠内に組み込まれている。蓄電装置30の蓄電池31及び補機32はいずれも略直方体状をなしており、その平面視における形状及び大きさが略同じとなっている。蓄電池31と補機32とは、袖壁フレーム21の枠内において蓄電池31を上側、補機32を下側として上下に積み重ねられた状態で設けられており、互いの側面に跨る平板状の連結プレート52を介して連結されている。
補機32は、袖壁フレーム21の底部材26(詳しくはウェブ部26a)上に載置された状態で配置されている。補機32の底面には、各アンカーボルト29にそれぞれ対応して一対の凹部51が設けられている。各凹部51は下向きに開口しており、ナット38を収容する円柱状の部分51aと、突出部29aを収容する円柱状の部分51bとを有している。円柱状の部分51aは、その内径がナット38の外径(より詳しくは最大外径)よりも若干大きくなっており、円柱状の部分51bは、その内径が突出部29aの外径よりも若干大きくなっている。そして、これら各凹部51(51a,51b)にはそれぞれアンカーボルト29の突出部29aとナット38とが入り込んだ状態で設けられている。これにより、補機32の設置状態において、補機32ひいては蓄電装置30が位置ずれすることが規制されている。
補機32は、袖壁フレーム21の各縦材24にそれぞれ固定部材53を介して固定されている。固定部材53は、断面コ字状をなす鋼板よりなり、縦材24と補機32との間で溝部を上方に向けて配設されている。この場合、固定部材53の各フランジ部53a,53bのうち一方のフランジ部53aは補機32の側面にボルト54で固定され、他方のフランジ部53bは縦材24のウェブ部24aの内側面にボルト55で固定されている。
具体的には、ボルト55は、縦材24のウェブ部24aに形成された挿通孔部57に袖壁フレーム21外側から挿通されてフランジ部53bの孔部59にねじ込まれている。また、挿通孔部57は上下方向に延びる長孔となっており、その挿通孔部57の下端部付近にボルト55が挿通されている。また、各ボルト55のうち外壁面材22cの裏側に配されたボルト55は、同外壁面材22cの裏面に形成された凹部58に収容され、外壁面材22cとの干渉が回避されている。
補機32の各凹部51のうち一方の凹部51A(図6において右側の凹部51)には、接続スイッチ46が設けられている。接続スイッチ46は、上述したようにボタン部46aを有しており、そのボタン部46aは略円柱状をなしている。補機32には、凹部51Aの底面(上面)から上方に延びるボタン収容部63が形成されており、そのボタン収容部63内にボタン部46aが上下移動可能(換言すると突出部29aの突出方向)な状態で収容されている。
ボタン部46aは、蓄電池31と補機32とが接続される接続位置(図6参照)と、当該接続位置よりも下方であって蓄電池31と補機32との接続が解除される接続解除位置(図8参照)との間で上下移動可能とされている。具体的には、ボタン部46aは、凹部51A周辺に設けられたつるまきバネ等の付勢部材により下方に向けて常時付勢された状態にあり、換言すると接続解除位置に向けて常時付勢された状態にある。
凹部51Aにアンカーボルト29の突出部29aが入り込んだ状態では、ボタン部46aが突出部29aにより付勢部材の付勢力に抗して接続位置まで押し上げられている。このため、蓄電装置30の設置状態では、蓄電池31と補機32とが電気的に接続された状態とされている。
他方の凹部51B(図6において左側の凹部51)には、当該凹部51Bに入り込んだアンカーボルト29の突出部29aと接触する接触部47が設けられている。接触部47は、金属材料(導電材料)により円板状に形成されており、その接触部47に対して突出部29aの先端部が接触している。これにより、補機32ひいては蓄電装置30がアンカーボルト29を介して接地されている。
なお、接触部47を、上述のボタン部46aと同様に、凹部51Bにおいて上下移動可能に設けるとともに、当該接触部47を下方に向けて付勢する付勢部材を設けてもよい。そうすれば、凹部51Bに突出部29aを入り込ませた状態において、接触部47を付勢部材の付勢力により突出部29aに押し当てることができるため、接触部47をより確実に突出部29aと接触させることができる。
壁内空間35において蓄電装置30の建物本体12側には耐熱材61が設けられている。耐熱材61は、例えばグラスウールやロックウール等の耐熱性能(断熱性能)に優れた材料により形成されている。耐熱材61は、上下方向に延びる長尺状をなしており、袖壁フレーム21における建物本体12側の縦材24の溝内に配設されている。
袖壁フレーム21の底部材26の各フランジ部26bにはそれぞれ通気孔62が形成されている。通気孔62は、底部材26の長手方向に沿って所定の間隔で複数配置されている。各通気孔62はそれぞれ横方向に長い長孔となっており、壁内空間35を水切部材39の裏側空間と連通している。これにより、蓄電装置30で発生した熱は通気孔62を通じて水切部材39の裏側空間に排出され、ひいては水切部材39と基礎19との隙間を通じて屋外に排出される。
続いて、一階袖壁部16の壁内空間35に蓄電装置30を設置する際の作業手順について説明する。
まず、製造工場において、袖壁フレーム21の枠内に蓄電装置30を組み込んで同装置30を袖壁フレーム21に仮固定する作業を行う。図8には、蓄電装置30を袖壁フレーム21に仮固定した状態を示す。同図8に示すように、仮固定に際しては、まず蓄電装置30の補機32を底部材26(詳しくはウェブ部26a)から上方に離間させた位置(以下、仮固定位置という)で固定部材53を介して各縦材24に固定する。この際、縦材24の挿通孔部57の上端部付近にボルト55を挿通し、同ボルト55により固定部材53を縦材24に固定する。
次に、補機32の上方に蓄電池31を載せて、蓄電池31と補機32とを連結プレート52により連結する。これにより、袖壁フレーム21の枠内に蓄電池31と補機32とが仮固定状態で組み込まれる。そして、袖壁フレーム21は、かかる蓄電装置30の組み込み状態で施工現場へ搬送される。
施工現場では、まず各建物ユニット20を所定位置に設置するとともに、それら各建物ユニット20を互いに連結する作業を行う。これにより、建物本体12が構築される。続いて、袖壁フレーム21を基礎19上に載置して底部材26を基礎19に対してアンカーボルト29により固定する。この際、基礎19に予め埋設された各アンカーボルト29の突出部29aを底部材26の各挿通孔部37を挿通させて底部材26を基礎19上に載置し、その載置状態で突出部29aにナット38を締結する。
ここで、上述したように、補機32は袖壁フレーム21の枠内において底部材26から上方に離間させた位置(仮固定位置)で仮固定されているため、袖壁フレーム21を基礎19上に載置した状態において、補機32がアンカーボルト29の突出部29aよりも上方に位置している。これにより、突出部29aにナット38を締結して底部材26を基礎19上に固定する作業を比較的容易に行うことが可能となっている。
次に、蓄電装置30を底部材26上に載置して、蓄電装置30(補機32)の凹部51にアンカーボルト29の突出部29aを入り込ませる作業を行う。この作業では、固定部材53を固定しているボルト55を緩めて、蓄電装置30を下方に移動させ底部材26上に載置する。具体的には、ボルト55を挿通孔部57に挿通させたまま蓄電装置30を下方に移動させる。この場合、ボルト55を挿通孔部57に沿わせながら蓄電装置30を下方に移動させることとなるため、蓄電装置30が所定方向(挿通孔部57の長手方向)に案内されながら下方に移動される。そして、本実施形態では、蓄電装置30が、その凹部51に突出部29aが入り込む位置(本固定位置)へと案内されるように挿通孔部57が形成されており、そのため蓄電装置30を上記案内にしたがって底部材26上まで移動させると、蓄電装置30の凹部51に突出部29aが自ずと入り込むようになっている。
蓄電装置30(補機32)が底部材26上に載置され、補機32の各凹部51A,51Bにそれぞれ各アンカーボルト29の突出部29aが入り込むと、凹部51A側では接続スイッチ46が接続状態となり、蓄電池31と補機32とが電気的に接続される。一方、凹部51B側では突出部29aが接触部47に接触して、蓄電装置30がアンカーボルト29を介して接地される。
次に、補機32を固定部材53を介して各縦材24に固定する。これにより、蓄電装置30が基礎19上において設置固定される。その後、袖壁フレーム21に対して各外壁面材22a〜22cを取り付けて一階袖壁部16を構築する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
基礎19上に設けられた一階袖壁部16の壁内空間35に蓄電装置30を設置したため、蓄電装置30の屋外への露出を防止することができる。これにより、建物10の美観が損なわれるのを回避することができる。
また、蓄電装置30を基礎19上に載置した状態で設けたため、蓄電装置30の荷重を基礎19上で支えることができる。しかも、蓄電装置30の設置状態において、蓄電装置30の下面側に設けた凹部51に基礎19の上面側に設けたアンカーボルト29の突出部29aを入り込ませたため、蓄電装置30の位置ずれを規制することができる。よって、この場合、蓄電装置30を安定した状態で設置することができる。
袖壁フレーム21の下端部に設けられた底部材26を基礎19上に載置して当該基礎19にアンカーボルト29を介して固定し、その底部材26上に蓄電装置30を載置した状態で設置した。そして、かかる蓄電装置30の設置状態において、蓄電装置30(補機32)の凹部51をアンカーボルト29の突出部29aに入り込ませ、蓄電装置30の位置ずれを規制するようにした。この場合、既存のアンカーボルト29を用いて蓄電装置30の位置ずれを規制することができるため、凸部をアンカーボルト29(突出部29a)とは別で設ける場合と比べて構成の簡素化を図ることができる。
また、アンカーボルト29とは別で凸部を設ける場合には、底部材26に、アンカーボルト29用の挿通孔部37とは別で、上記凸部を挿通させるための挿通孔部を設ける必要があるが、アンカーボルト29の突出部29aを凸部として利用する上記構成とすれば、かかる挿通孔部が不要となり、構成の簡素化が図れる。
蓄電装置30の凹部51にアンカーボルト29の突出部29aが入り込んだ状態で、該凹部51に設けられた接触部47を突出部29aと接触させ、その接触により蓄電装置30をアンカーボルト29を介して接地するようにした。この場合、蓄電装置30に対して別途アースを取り付ける必要がなく、しかも蓄電装置30を基礎19(底部材26)上に設置する際、その凹部51に突出部29aを入り込ませるだけで蓄電装置30を接地することができるため、蓄電装置30を接地する上で省施工化が図れる。
補機32(ひいては蓄電装置30)の下面側に形成された凹部51に、蓄電池31と補機32との接続及び接続解除が可能な接続スイッチ46を設け、その接続スイッチ46を、凹部51にアンカーボルト29の突出部29aが入り込むことに基づき接続状態に切り替わるようにした。この場合、蓄電装置30の設置と同時に蓄電池31と補機32とを接続することができるため、蓄電装置30の設置後、蓄電池31と補機32とを接続する作業を行わなくて済む。そのため、蓄電装置30の設置に際し作業工数の削減を図ることができる。また、蓄電装置30が基礎19上に設置されてはじめて蓄電池31と補機32とが接続されるため、蓄電装置30の設置作業の際に蓄電池31からの漏電によって感電するといった不都合が生じるのを抑制することができる。
袖壁部16は建物本体12の外周部に設けられる外壁部とは異なり、断熱性能がそれ程要求されないため、袖壁部16の壁内には断熱材が設けられていないことが多く、その場合壁内が空きスペースとなっていることが考えられる。この点、一階袖壁部16の壁内空間35に蓄電装置30を設置するようにしたため、袖壁部16の壁内空間35の有効利用を図りつつ、上述した種々の効果を得ることができる。
一階袖壁部16の壁内空間35において蓄電装置30の建物本体12側に耐熱材61を設けたため、蓄電装置30から発生する熱が建物本体12側へ伝わるのを防止することができる。
製造工場において袖壁フレーム21に蓄電装置30を固定部材53を介して仮固定し、その仮固定状態で施工現場に搬送するようにした。これにより、効率のよい搬送が可能となる。また、袖壁フレーム21の基礎19上への設置と同時に蓄電装置30を基礎19上に配置することができるため、蓄電装置30を基礎19上に載置して設置する作業を比較的楽に行うことができる。
また、蓄電装置30を袖壁フレーム21に対して底部材26(ウェブ部26a)から上方に離間させた位置(仮固定位置)で仮固定するようにした。そのため、施工現場において袖壁フレーム21を基礎19上に載置した後、底部材26をアンカーボルト29を介して基礎19に固定する際、蓄電装置30をわざわざ持ち上げなくても固定作業を行うことができる。
また、蓄電装置30を袖壁フレーム21における仮固定位置から本固定位置まで案内するための案内手段(挿通孔部57,ボルト55)を設け、その案内手段により蓄電装置30を本固定位置まで案内し凹部51にアンカーボルト29の突出部29aを入り込ませるようにした。これにより、蓄電装置30を基礎19上に設置する際、凹部51に突出部29aを容易に入り込ませることができるため、蓄電装置30の設置作業をより簡単なものとすることができる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、補機32の凹部51にアンカーボルト29の突出部29a(凸部)を入り込ませるようにしたが、凹部51に入り込ませる凸部をアンカーボルト29とは別で設けてもよい。例えば、基礎11の上面(天端)に突起部を設け、その突起部を凹部51に入り込ませることが考えられる。また、上記実施形態では、凹部51と突出部29a(凸部)とを2つずつ設けたが、凹部及び凸部の個数は必ずしも2つに限ることはなく、3つ以上設けてもよいし、1つだけ設けるようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、補機32(ひいては蓄電装置30)の下面側に凹部51を設け、基礎11の上面側に凸部(突出部29a)を設けたが、これを逆にして、補機32の下面側に凸部を設け、基礎11の上面側に凹部を設けてもよい。この場合にも、基礎11側の凹部に補機32側の凸部を入り込ませることで、蓄電装置30の位置ずれを規制することができる。
(3)上記実施形態では、袖壁フレーム21の枠内(換言すると壁内空間35)において、補機32を下側、蓄電池31を上側に配置したが、これを逆にして、蓄電池31を下側、補機32を上側に配置してもよい。この場合、蓄電池31の下面側に凹部を形成し、該凹部にアンカーボルト29の突出部29aを入り込ませればよい。
また、蓄電池31と補機32とは必ずしも上下に並べて配置する必要はなく、左右又は前後に並べて配置してもよい。
(4)蓄電池31の蓄電容量を増やすために、壁内空間35に蓄電池31を増設してもよい。その場合にも、基礎19上で蓄電池31(蓄電装置30)の荷重を支えることができるため、蓄電装置30を安定した状態で設置することができる。なお、蓄電池31の増設にあたっては、増設する蓄電池31を既設の蓄電池31の上に積み上げて設置すればよい。
(5)上記実施形態では、本発明の蓄電装置の設置構造を袖壁部16に適用したが、建物本体12の外周部に設けられ屋内外を仕切る外壁部に本発明を適用してもよい。この場合、外壁部は、基礎11上に設けられ、外壁フレームと、同フレームを挟んだ両側に設けられた内壁面材及び外壁面材とを備える。そして、内壁面材と外壁面材との間の壁内空間において、蓄電装置30を基礎19上に載置した状態で設置すればよい。
また、建物本体12の屋内側に設けられ屋内空間を複数に仕切る間仕切壁部に対しても、その間仕切壁が基礎上に設置されたものであれば本発明を適用することが可能である。
(6)上記実施形態では、ユニット式建物への適用例を説明したが、鉄骨軸組工法により構築される建物や、在来木造工法により構築される建物等、他の構造の建物に適用してもよい。
10…建物、11…基礎、12…建物本体、16…壁部としての一階袖壁部、19…基礎、21…袖壁フレーム、26…底部材、29…アンカーボルト、29a…凸部としての突出部、30…蓄電装置、31…蓄電池、32…電力変換装置としての補機、35…壁内空間、46…接続装置としての接続スイッチ、47…接触部、51…凹部、61…耐熱材。

Claims (6)

  1. 建物において基礎上に設けられた壁部の内側には壁内空間が形成されており、その壁内空間には蓄電池を含んで構成される蓄電装置が設置されている建物における蓄電装置の設置構造であり、
    前記蓄電装置は、前記壁内空間において前記基礎上に載置された状態で設置されており、
    前記基礎の上面側及び前記蓄電装置の下面側のうちいずれか一方には凸部が設けられ、他方には凹部が設けられており、
    前記凹部には前記凸部が入り込んでおり、その入り込み状態において前記蓄電装置の位置ずれが規制されていることを特徴とする建物における蓄電装置の設置構造。
  2. 前記壁部は、壁フレームと、その壁フレームを挟んで両側に設けられる一対の壁面材とを備え、それら各壁面材の間に前記壁内空間が形成されており、
    前記壁フレームは、その下端部に前記基礎上に載置された底部材を有しており、その底部材が前記基礎にアンカーボルトを介して固定されており、
    前記蓄電装置は、前記底部材上に載置された状態で設置されており、
    前記アンカーボルトは、前記基礎に埋設されており、その一部が前記基礎よりも上方に突出して前記凸部となっており、
    その凸部が前記底部材を貫通し前記蓄電装置の下面側に形成された前記凹部に入り込んでいることを特徴とする請求項1に記載の建物における蓄電装置の設置構造。
  3. 前記蓄電装置の凹部には、該凹部に前記アンカーボルトの前記凸部が入り込んだ状態で当該凸部と接触する接触部が設けられており、その接触部と当該凸部との接触によって前記蓄電装置が前記アンカーボルトを介して接地されていることを特徴とする請求項2に記載の建物における蓄電装置の設置構造。
  4. 前記蓄電装置は、前記蓄電池と、該蓄電池が外部機器との間で電力の授受を行う際にその電力を変換する電力変換装置とを備え、
    前記凹部は前記蓄電装置の下面側に設けられ、前記凸部は前記基礎の上面側に設けられており、
    前記凹部には、前記蓄電池と前記電力変換装置との接続及び接続解除をすることが可能な接続装置が設けられており、
    前記接続装置は、前記凹部に前記凸部が入り込むことに基づいて前記接続状態に切り替わる構成となっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の建物における蓄電装置の設置構造。
  5. 建物本体と、当該建物本体から側方に張り出して設けられた前記壁部としての袖壁部とを備え、前記袖壁部が前記基礎上に設けられている建物に適用され、
    前記袖壁部の前記壁内空間には、前記蓄電装置が前記凹部及び前記凸部による位置ずれ規制状態で設置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の建物における蓄電装置の設置構造。
  6. 前記袖壁部の壁内空間において前記蓄電装置の前記建物本体側には耐熱材が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の建物における蓄電装置の設置構造。
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JP2019207847A (ja) * 2018-05-30 2019-12-05 住友電気工業株式会社 蓄電システムおよび蓄電システムの設置方法

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