JP2023043834A - 信号処理装置と支持板 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力回路に対する、出力回路からの電磁波の影響を軽減する。【解決手段】本発明に係る信号処理装置は、入力回路33と出力回路34,35とが配置される回路基板30と、回路基板を収容する筐体と、回路基板に取り付けられる板状の支持板40とを有してなる。回路基板は、表面31と裏面32とを備える。筐体は、裏面に対向する底面を備える。支持板は、支持板が回路基板に取り付けられた状態において、裏面と底面との間の底面空間に配置される底面側領域と、底面側領域に配置される電磁波吸収材とを備える。電磁波吸収材は、表面上の入力回路の配置位置に対応する底面空間内の第1空間と、表面上の出力回路の配置位置に対応する底面空間内の第2空間と、の間に配置される。支持板は、入力回路側に配置される入力面41と、出力回路側に配置される出力面42と、を備える。電磁波吸収材は、入力面と出力面との少なくともいずれか一方に配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、信号処理装置と支持板とに関する。
映像や音楽などの信号を処理する信号処理装置として、例えば、デジタルやアナログなどの信号を複数の信号に分配して出力する分配器がある。
分配器は、同軸ケーブル等を介して入力コネクタから入力された信号を受信する入力回路を備える。入力回路から出力されて分配された信号は、出力回路に入力される。出力回路は、入力された信号を、出力コネクタに接続された同軸ケーブル等を介して外部の装置に出力する。
入力回路が同一回路基板上に出力回路と隣接して配置される場合、各回路は、互いの回路から発生する電磁波の影響を受ける。これらの電磁波は、各回路で処理される信号のノイズとなる。ノイズは、例えば、外部の装置で再現される映像等が止まる原因や、映像等が適切に再生されない原因になる。特に、入力回路は、出力回路の上流に位置する回路である。そのため、入力回路に対するノイズの影響は、出力回路に対するノイズの影響よりも大きい。
ノイズの影響を軽減させる発明が、提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1は、入力回路と出力回路とが配置された回路基板の表面側に、遮蔽板を配置する半導体装置を開示する。この遮蔽板は、導電性を備える。遮蔽板は、例えば、金属の板材や、導電性の金属材料で表面がコーティングされた部材である。この遮蔽板は、互いの回路間の電磁波の伝播を制限する。その結果、回路に対するノイズの影響は、軽減される。
特開2005-50974号公報
分配器は、入力回路と出力回路それぞれの配置位置の近くに、入力コネクタと出力コネクタとを備える。分配器から出力される信号は、入力回路や出力回路だけでなく、入力コネクタや出力コネクタから出力される電磁波の影響も受ける。特に、入力コネクタに同軸ケーブルが接続される一方で、入力回路近くの出力コネクタに同軸ケーブルが接続されていない場合に、ノイズの影響が増大する。同軸ケーブルが接続されていない出力コネクタのコネクタ部分(金属製)は、露出する。露出されたコネクタ部分は、回路基板の表面に配置されている出力回路とともに、電磁波を放出する。そのため、特許文献1に開示されているような回路基板の表面のみに遮蔽板を設けた構成は、電磁波の影響を軽減する十分な効果を奏しない。
本発明は、入力回路に対する、出力回路からの電磁波の影響を軽減できる、信号処理装置と、信号処理装置に用いられる支持板と、を提供することを目的とする。
本発明に係る信号処理装置は、入力回路と出力回路とが配置される回路基板と、回路基板を収容する筐体と、回路基板に取り付けられる板状の支持板と、を有してなる。回路基板は、入力回路と出力回路とが配置される表面と、表面と異なる裏面と、を備える。筐体は、裏面に対向する底面を備える。支持板は、支持板が回路基板に取り付けられた状態において、裏面と底面との間の底面空間に配置される底面側領域と、底面側領域に配置される電磁波吸収材と、を備える。電磁波吸収材は、表面上の入力回路の配置位置に対応する底面空間内の第1空間と、表面上の出力回路の配置位置に対応する底面空間内の第2空間と、の間に配置される。支持板は、入力回路側に配置される入力面と、出力回路側に配置される出力面と、を備える。電磁波吸収材は、入力面と出力面との少なくともいずれか一方に配置されることを特徴とする。
本発明によれば、入力回路に対する、出力回路からの電磁波の影響を軽減できる。
本発明に係る信号処理装置の実施の形態を示す背面側から見た斜視図である。 図1の信号処理装置を背面側から見た部分透視斜視図である。 図1の信号処理装置が備える回路基板ユニットの分解斜視図である。 図1の信号処理装置を正面側から見た部分透視斜視図である。 図3の回路基板ユニットが備える支持板の側面模式図であり、(a)は入力回路側から見た側面模式図であり、(b)は出力回路側から見た側面模式図である。 図1の信号処理装置が備える回路基板ユニットの正面模式図である。 図1の信号処理装置が備える回路基板ユニットの側面模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る信号処理装置の実施の形態について説明する。
なお、以下の説明は、本発明に係る信号処理装置の例として分配器を用いる。分配器は、外部装置から入力された映像等のデジタル信号を、1または複数の他の外部装置に出力する装置である。
●信号処理装置●
●信号処理装置の構成
図1は、本発明に係る信号処理装置(以下「本装置」という。)の実施の形態を示す背面側から見た斜視図である。
図2は、本装置を背面側から見た部分透視斜視図である。
本装置1は、筐体10と、回路基板ユニット20と、コンセントCと、を有してなる。
筐体10は、回路基板ユニット20と、コンセントCと、を収容する。筐体10は、ケース11と、カバー12と、で構成される。
ケース11は、回路基板ユニット20やコンセントCを配置する。ケース11は、矩形の板材をコ字状に折り曲げて形成される。ケース11は、背面11aと、正面11c(図4参照)と、底面11bを備える。
背面11aは、複数の挿通孔(不図示)を備える。複数の挿通孔は、回路基板ユニット20に接続された1本の入力コネクタと4本の出力コネクタとを外部に露出させる孔である。また、別の挿通孔は、外部電源から電力が供給されるコンセントCが配置される孔である。孔は、それぞれ部品の形状に合わせて形成される。
底面11bは、背面11aと正面11cとを接続する面である。
正面11cは、背面11aに対向する面である。
カバー12は、ケース11の蓋である。カバー12は、矩形の板材をコ字状に折り曲げて形成される。カバー12は、上面12aと、右側面12bと、左側面(不図示)と、を備える。
上面12aは、右側面12bと左側面とを接続する面である。
右側面12bは、左側面に対向する面である。
筐体10は、ケース11とカバー12とが組み合わされて形成される。すなわち、ケース11とカバー12とが組み合わされて形成された筐体10は、背面11a、底面11b、正面11c、上面12a、右側面12b、左側面(不図示)を備える。ケースの底面11bは、カバーの上面12aに対向する。
筐体10は、金属の部材である。また、筐体10の外側と内側の両面は、塗装されている。この塗装は、絶縁性を備えた塗料の塗布である。塗料は、筐体10の全体に塗布される。換言すれば、ケース11およびカバー12の外側と内側の両面は、絶縁性を備えた塗料で塗布される。
なお、本実施の形態では、筐体全体(ケース11とカバー12それぞれの外側と内側の両面の全面)が塗布されている。しかし、本発明において塗料が塗布される範囲は、少なくとも回路基板ユニットの配置周辺に対応する背面の外面および内面が含まれていればよい。すなわち、本発明において塗装の範囲は、背面の外面および内面の一部または全部である。
また、筐体は、金属の部材を用いているが、本発明において筐体は、樹脂や木などの絶縁性を有する部材でもよい。このような絶縁性の部材を用いる場合、筐体の塗装は、必須ではない。さらに、背面の一部である塗装範囲に対応させて、絶縁体の板材を設けてもよい。絶縁体の板材は、絶縁体からなる単板でもよいし、絶縁性塗料が表面に塗布されたり、絶縁性シートが貼り付けられたりする加工板でもよい。
回路基板ユニット20は、分配器の基幹となる部品で構成されるユニットである。回路基板ユニット20の具体的な構成は、後述する。回路基板ユニット20は、背面11aの挿通孔から回路基板ユニット20の一部を外部に突出させて、筐体10の内側に配置される。回路基板ユニット20は、その一部である入力コネクタ13と、出力コネクタ14-17とを、背面11aの挿通孔を介して、それぞれ外側に突出させている。
コンセントCは、図示しない外部電源に接続された電源ケーブル(不図示)のプラグと接続される。コンセントCは、筐体10の背面11aに設けられる。
●回路基板ユニットの構成
図3は、図1の本装置1が備える回路基板ユニット20の分解斜視図である。
図4は、図1の本装置1を正面側から見た部分透視斜視図である。
図5は、図3の回路基板ユニット20が備える支持板40の側面模式図であり、(a)は入力回路側から見た側面模式図であり、(b)は出力回路側から見た側面模式図である。
回路基板ユニット20の構成を、具体的に説明する。回路基板ユニット20は、入力コネクタ13と、出力コネクタ14-17と、回路基板30と、入力回路33と、出力回路34,35と、支持板40と、を備える。
入力コネクタ13は、図示しない同軸ケーブルのプラグと着脱可能に嵌め合わせられる端子である。入力コネクタ13は、入力コネクタ固定部13aを備える。入力コネクタ固定部13aは、回路基板30に固定される。入力コネクタ固定部13aは、入力回路33と電気的に接続する。入力コネクタ13は、筐体10の背面11aから突出して設けられる。
出力コネクタ14-17は、同軸ケーブルのプラグと着脱可能に嵌め合わせられる端子である。出力コネクタ14-17は、出力コネクタ固定部14a-17aを備える。出力コネクタ14-17は、第1~第4の4つの出力コネクタ14-17で構成される。出力コネクタ固定部14a-17aは、回路基板30に固定される。出力コネクタ固定部14a-17aは、出力回路34,35と電気的に接続される。出力コネクタ14-17は、筐体10の背面11aからそれぞれ突出して設けられる。出力コネクタ14-17は、入力コネクタ13と並んで配置される(図3における紙面左から順に入力コネクタ13、第1出力コネクタ14、第2出力コネクタ15、第3出力コネクタ16、第4出力コネクタ17)。
回路基板30は、入出力回路や各コネクタ等が電気的に接続される基板である。回路基板30は、入力コネクタ13と、出力コネクタ14-17と、入力回路33と、出力回路34,35と、導線36とが配置される。回路基板30は、支持板40と組み合わされる。回路基板30は、エポキシガラス製である。回路基板30は、矩形の板材である。回路基板30は、支持板40が嵌まる切欠37を備える。
なお、回路基板の材料は、電子回路を設けるのに適していれば、エポキシガラスに限定されない。回路基板の形状は、筐体内に収容できれば、矩形に限定されない。
入力回路33は、入力コネクタ13から入力信号を受信する。入力回路33は、入力コネクタ13に隣接して回路基板30の表面31に配置される。入力回路33は、入力コネクタ固定部13aと、導線36を介して接続される。入力回路33は、入力コネクタ13から受信した入力信号を分配して、出力回路34,35に送信する。
第1出力回路34は、入力回路33から受信した入力信号に応じた出力信号を第1出力コネクタ14と第2出力コネクタ15とに出力する。第1出力回路34は、入力回路33と隣接して、回路基板30の表面31に配置される。第1出力回路34は、入力回路33と、導線36を介して接続される。第1出力回路34は、第1出力コネクタ14と第2出力コネクタ15とに隣接して回路基板30の表面31に配置される。第1出力回路34は、第1出力コネクタ固定部14aと第2出力コネクタ固定部15aそれぞれと、導線36を介して接続される。
第2出力回路35は、入力回路33から受信した入力信号に応じた出力信号を第3出力コネクタ16と第4出力コネクタ17とに出力する。第2出力回路35は、第1出力回路34と隣接して、回路基板30の表面31に配置される。第2出力回路35は、入力回路33と、導線36を介して接続される。第2出力回路35は、第3出力コネクタ16と第4出力コネクタ17とに隣接して回路基板30の表面31に配置される。第2出力回路35は、第3出力コネクタ固定部16aと第4出力コネクタ固定部17aそれぞれと、導線36を介して接続される。
出力回路34,35は、入力回路33から入力信号を受信する。出力回路34,35は、入力信号に応じた出力信号を、出力コネクタ14-17に送信する。出力信号は、出力コネクタ14-17から、同軸ケーブルを介して外部装置に出力される。
支持板40は、入力回路側の電磁波と、出力回路側の電磁波とを吸収する。支持板40は、入力面41と、出力面42と、切欠45と、スペースSとを備える。支持板40は、矩形の板材である。支持板40は、絶縁性を備える。支持板40は、その両面に電磁波を吸収する電磁波吸収材43を備える。支持板40は、回路基板30の切欠37が嵌まる切欠45を備える。支持板40が、回路基板30と嵌め合わされたとき、支持板40は、回路基板30に対して垂直に取り付けられる。支持板40は、入力回路33と第1出力回路34との間に配置される。支持板40が、回路基板30に取り付けられた状態のとき、入力回路33が配置されている入力回路側の面は入力面41であり、出力回路34,35が配置されている出力回路側の面は出力面42である。
図5(a)は支持板40の入力面41を示し、同図(b)は支持板40の出力面42を示す。
入力面41は、入力側吸収材43aと、第2入力側吸収材44aと、スペースSを備える。入力側吸収材43aは図5の紙面下部分であり、第2入力側吸収材44aは同紙面上部分である。支持板40は、入力側吸収材43aと、第2入力側吸収材44aとの間に、切欠45とスペースSとを備える。スペースSは、回路基板30に支持板40を嵌め合わせたとき、回路基板30の厚みに対応する部分である。
出力面42は、出力側吸収材43bと、第2出力側吸収材44bと、スペースSを備える。出力側吸収材43bは図5の紙面下部分であり、第2出力側吸収材44bは同紙面上部分である。支持板40は、出力側吸収材43bと、第2出力側吸収材44bとの間に、切欠45とスペースSとを備える。
支持板40が回路基板30に取り付けられた状態のとき、入力側吸収材43aと出力側吸収材43bとは、後述する底面側領域Bに配置される。すなわち、底面側領域Bに配置された電磁波吸収材43(入力側吸収材43a,出力側吸収材43b)は、回路基板30の裏面32側に配置される。
支持板40が回路基板30に取り付けられた状態のとき、第2入力側吸収材44aと第2出力側吸収材44bとは、後述する上面側領域Tに配置される。すなわち、上面側領域Tに配置された第2電磁波吸収材44(第2入力側吸収材44a、第2出力側吸収材44b)は、回路基板30の表面31側に配置される。
電磁波吸収材43と、第2電磁波吸収材44とは、例えば、高周波対策用シート(商品GM-Sシリーズ/竹内工業株式会社)である。
なお、電磁波吸収材は、電磁波を吸収する材料であればよく、板材でも、塗装でもよい。また、入力側吸収材と第2入力側吸収材とは、説明の便宜上分けて説明したが、一体成型されたものでもよい。出力側吸収材と第2出力側吸収材とは、同様に一体成型してもよい。さらに、本実施の形態では、支持板は、入力面と出力面との両面に電磁波吸収部材を備えているが、いずれか一方のみに電磁波吸収部材を備えてもよい。さらにまた、本実施の形態では、支持板は、絶縁性の板材で、その表面に電磁波吸収材が貼り付けられた構成であった。これに代えて、本発明における支持板は、電磁波を吸収する部材で構成された板材でもよい。
次に、筐体10と回路基板ユニット20との配置関係について説明する。
図6は、図1の本装置1が備える回路基板ユニット20の正面模式図である。
図7は、図1の本装置1が備える回路基板ユニット20の側面模式図である。
これらの図は、筐体10に回路基板ユニット20が取り付けられた状態を示している。
支持板40の電磁波吸収材43は、回路基板30の裏面32と、裏面32に対向する筐体10の底面11bと、の間の底面空間における底面側領域Bに配置される。底面空間は、第1空間R1と、第2空間R2と、を備える。第1空間R1は、回路基板30の表面31上の入力回路33の配置位置に対応する底面空間である。第2空間R2は、回路基板30の表面31上の出力回路34,35の配置位置に対応する底面空間である。電磁波吸収材43は、第1空間R1と、第2空間R2と、の間に支持・配置される。
第2電磁波吸収材44は、回路基板30の表面31と、表面31に対向する筐体10の上面12aと、の間の上面空間における上面側領域Tに配置される。上面空間は、回路基板30の表面31上の入力回路33の配置位置に対応する入力側上面空間と、回路基板30の表面31上の出力回路34,35の配置位置に対応する出力側上面空間と、を備える。第2電磁波吸収材44は、入力側上面空間と、出力側上面空間と、の間に支持・配置される。
なお、本実施の形態では、回路基板は、4つの出力コネクタを備えている。しかし、本発明における回路基板に配置される出力コネクタの数は、これに限定されない。
また、本実施の形態では、各入出力回路や各コネクタは、回路基板の表面に配置されている。しかし、本発明において、各入出力回路や各コネクタは、それらの一部または全部が回路基板の裏面に配置されてもよい。
さらに、支持板は、入力回路と出力回路との間で配置されたが、目的に応じて他の回路と回路との間に配置されてもよい。電磁波の影響を軽減したい場合に、支持板は、各回路間や、回路とコネクタとの間などに配置されてもよい。
さらにまた、上面側空間や底面側空間において、入力回路側と出力回路側とを分離する電磁波吸収材を支持する部材は、板材の支持板に限られない。すなわち、例えば、支持板に代えて、有底筒状のケースで、回路基板の表面または裏面に配置された出力回路や出力コネクタそれぞれのコネクタ固定部を覆う。つまり、同ケースは、回路基板の表面または裏面の一部を覆う。同ケースは、例えば、絶縁材である。あるいは、同ケースは、例えば、その内面や外面が、絶縁性の塗料で塗布されたものである。また、同ケースは、外面の一部(入力回路と出力回路との間に位置するケースの側面)または全部に、電波吸収材が貼り付けられてもよい。
●信号処理装置の動作
次に、本装置1の動作について、説明する。
本装置1は、外部装置から入力された映像等の信号を、別の外部装置に出力する。
入力コネクタ13は、外部装置から出力された信号を、同軸ケーブルを介して受信する。入力コネクタ13に受信された入力信号は、導線36を介して入力回路33に送信される。入力回路33は、受信された入力信号を第1出力回路34と第2出力回路35に対応する信号に変換する。入力回路33は、変換された信号を、出力回路34,35に送信する。
第1出力回路34は、変換された信号を、導線36を介して入力回路33から受信する。第1出力回路34は、受信された信号を、同軸ケーブルを介して接続された外部装置に対応する出力信号に変換する。出力信号は、入力信号に応じた信号である。第1出力回路34は、出力信号を、導線36を介して第1出力コネクタ14と第2出力コネクタ15とに送信する。第1出力回路34は、第1出力コネクタおよび/または第2出力コネクタに、同軸ケーブルが接続された状態のときに、同軸ケーブルを介して出力信号を外部装置へ出力する。
第2出力回路35は、変換された信号を、導線36を介して入力回路33から受信する。第2出力回路35は、受信された信号を、同軸ケーブルを介して接続された外部装置に対応する出力信号に変換する。出力信号は、入力信号に応じた信号である。第2出力回路35は、出力信号を、導線36を介して第3出力コネクタ16と第4出力コネクタ17とに送信する。第2出力回路35は、第3出力コネクタ16および/または第4出力コネクタ17に、同軸ケーブルが接続された状態のときに、同軸ケーブルを介して出力信号を外部装置へ出力する。
●まとめ●
以上説明した実施の形態によれば、本装置1は、筐体10と、筐体10に収容された回路基板ユニット20と、を有する。回路基板ユニット20は、回路基板30を備える。回路基板30の表面31には、入力コネクタ13から入力信号を受信する入力回路33と、入力信号に応じた出力信号を出力コネクタ14-17に送信する出力回路34,35と、が配置される。回路基板ユニット20は、回路基板30に垂直に取り付けられる支持板40を備える。回路基板30は、入力回路33と出力回路34,35とが配置される表面31と、表面31と異なる裏面32と、を備える。回路基板30の裏面32は、この裏面32に対向する筐体10の底面11bとの間で、底面空間を形成する。底面空間は、表面31上の入力回路33の配置位置に対向する底面空間内の第1空間R1と、表面31上の前記出力回路34,35の配置位置に対向する前記底面空間内の第2空間R2と、を備える。第1空間R1は、支持板40の電磁波吸収材43で第2空間R2と分離される。このように、回路基板30の裏面32側の底面空間は、電磁波吸収材43で第1空間R1と第2空間R2とに分離される。
また、上面空間は、表面31上の入力回路33の配置位置に対応する入力側上面空間と、回路基板30の表面31上の出力回路34,35の配置位置に対応する出力側上面空間と、を備える。第2電磁波吸収材44は、入力側上面空間と、出力側上面空間と、の間に配置される。このように、回路基板30の表面31側の上面空間は、第2電磁波吸収材44で、入力側上面空間と、出力側上面空間と、に分離される。
このように、本装置1は、電磁波吸収材(電磁波吸収材43と第2電磁波吸収材44)により、上面空間と底面空間それぞれが、入力回路33に対応する領域と、出力回路34,35に対応する領域と、に分離される。よって、本装置1は、回路基板30の表面31側の上面空間のみを分離する従来の構成と比べて、入力回路33に対する、第1出力回路34と第1出力コネクタ14それぞれからの電磁波の影響を軽減できる。
また、以上説明した実施の形態によれば、本装置1は、筐体10の背面11aの外面18および内面19を塗装している。この塗装は、絶縁性を備えた塗料の塗布である。この構成によって、本装置1は、入力回路33に対する、第1出力回路34と第1出力コネクタ14それぞれからの電磁波の影響を軽減できる。
ここで、本装置は、外部装置に接続する同軸ケーブルの長さを延長する効果も備える。巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check)は、ノイズによる信号エラーが発生しない同軸ケーブルの最大長さの計測に用いられる。本願の発明者による巡回冗長検査において、本装置は、外部装置と接続したケーブル長さを、本発明の実施前の長さを1としたときに、本発明の実施後の長さが約1.5になるのを確認できた。すなわち、本装置は、入力コネクタに接続される同軸ケーブルの最大長さを延長することができる。
1 本装置(信号処理装置)
10 筐体
11 ケース
11a 背面
11b 底面
11c 正面
12 カバー
12a 上面
12b 右側面
13 入力コネクタ
13a 入力コネクタ固定部
14 第1出力コネクタ
14a 第1コネクタ固定部
15 第2出力コネクタ
15a 第2コネクタ固定部
16 第3出力コネクタ
16a 第3コネクタ固定部
17 第4出力コネクタ
17a 第4コネクタ固定部
18 外面
19 内面
20 回路基板ユニット
30 回路基板
31 表面
32 裏面
33 入力回路
34 第1出力回路
35 第2出力回路
36 導線
37 切欠
40 支持板
41 入力面
42 出力面
43 電磁波吸収材
43a 入力側吸収材
43b 出力側吸収材
44 第2電磁波吸収材
44a 第2入力側吸収材
44b 第2出力側吸収材
45 切欠
C コンセント
B 底面側領域
T 上面側領域
R1 第1空間
R2 第2空間

Claims (9)

  1. 入力回路と出力回路とが配置される回路基板と、
    前記回路基板を収容する筐体と、
    前記回路基板に取り付けられる板状の支持板と、
    を有してなり、
    前記回路基板は、
    前記入力回路と前記出力回路とが配置される表面と、
    前記表面と異なる裏面と、
    を備え、
    前記筐体は、
    前記裏面に対向する底面、
    を備え、
    前記支持板は、
    前記支持板が前記回路基板に取り付けられた状態において、前記裏面と前記底面との間の底面空間に配置される底面側領域と、
    前記底面側領域に配置される電磁波吸収材と、
    を備え、
    前記電磁波吸収材は、
    前記表面上の前記入力回路の配置位置に対応する前記底面空間内の第1空間と、
    前記表面上の前記出力回路の配置位置に対応する前記底面空間内の第2空間と、
    の間に配置され、
    前記支持板は、
    前記入力回路側に配置される入力面と、
    前記出力回路側に配置される出力面と、
    を備え、
    前記電磁波吸収材は、前記入力面と前記出力面との少なくともいずれか一方に配置される、
    ことを特徴とする信号処理装置。
  2. 前記電磁波吸収材は、前記入力面と前記出力面との少なくとも一方の前記底面側領域に貼り付けられるシート材である、
    請求項1記載の信号処理装置。
  3. 前記支持板は、
    前記回路基板に嵌め合わされる支持板切欠、
    を備え、
    前記回路基板に前記支持板切欠が嵌め合わされて前記支持板が前記回路基板に取り付けられる、
    請求項2記載の信号処理装置。
  4. 前記回路基板は、
    前記表面上の前記入力回路の配置位置と、前記表面上の前記出力回路の配置位置と、の間に配置される回路基板切欠、
    を備え
    前記回路基板切欠が前記支持板に嵌め合わされて前記支持板が前記回路基板に取り付けられる、
    請求項2記載の信号処理装置。
  5. 筐体に収容される回路基板に取り付けられる板状の支持板であって、
    前記回路基板は、
    入力回路と出力回路とが配置される表面と、
    前記表面と異なる裏面と、
    を備え、
    前記筐体は、
    前記裏面に対向する底面、
    を備え、
    前記支持板は、
    前記回路基板に嵌め合わされる切欠と、
    前記切欠が前記回路基板に嵌め合わされた状態において、前記入力回路側に配置される入力面と、
    前記切欠が前記回路基板に嵌め合わされた状態において、前記出力回路側に配置される出力面と、
    を有してなり、
    前記入力面と前記出力面それぞれは、
    前記切欠が前記回路基板に嵌め合わされた状態において、前記裏面と前記底面との間の底面空間に配置される底面側領域、
    を備え、
    前記入力面と前記出力面との少なくとも一方の前記底面側領域には、電磁波吸収材が配置される、
    ことを特徴とする支持板。
  6. 前記電磁波吸収材は、前記底面側領域に貼り付けられるシート材である、
    請求項5記載の支持板。
  7. 前記筐体は、
    前記表面に対向する上面、
    を備え、
    前記入力面と前記出力面それぞれは、
    前記切欠が前記回路基板に嵌め合わされた状態において、前記表面と前記上面との間の上面空間に配置される上面側領域、
    を備え、
    前記入力面と前記出力面との少なくとも一方の前記上面側領域には、第2電磁波吸収材が配置される、
    請求項6記載の支持板。
  8. 前記第2電磁波吸収材は、前記上面側領域に貼り付けられるシート材である、
    請求項7記載の支持板。
  9. 前記電磁波吸収材は、前記第2電磁波吸収材と一体である、
    請求項8記載の支持板。
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