JP2023043361A - ロック機構及び建設機械 - Google Patents

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【課題】複数の操作レバーの周囲の機構を簡素化すると共に、複数の操作レバーを同時にロック可能とするロック機構及び建設機械を提供する。【解決手段】建設機械1の操作レバーをロックするロック機構30は、操作レバーであるブレード操作レバー22(第1操作レバー)と、ブレード操作レバー22を回動可能に軸支する第1回動軸26と、第1回動軸26の外周面に設けられた第1係止部31と、第1係止部31と係合可能に構成された第1規制部33とを備えている。第1規制部33は、第1係止部31と係合状態の場合にブレード操作レバー22の動作を規制し、第1係止部33と非係合状態の場合にブレード操作レバー22の動作を許容する。【選択図】図3

Description

本発明は、建設機械の操作レバーをロックするロック機構及びロック機構を備える建設機械に関する。
油圧ショベル等の建設機械は、走行や旋回を行う一対のクローラ等の走行体や、掘削作業等を行うバケット等を有する作業機を作業者が操作するために、各種操作レバーを備えている。また、建設機械は、安全性を高めるために、操作レバーの動作(操作)を規制する機構を有するものがある。
例えば、特許文献1に開示される建設機械は、レバースタンドのフレームに、車両を走行させる走行レバーと、上部旋回体の旋回動作や作業装置の俯仰動等を行う作業用操作装置と、左右のロックレバーとを設ける。また、車両には、ロックレバーがロック位置となったときに走行レバーを停止させるレバー係合部材と、同じくロック位置で作業用操作装置を停止させる作業停止装置とを設ける。
特許第4699869号
特許文献1の建設機械のように、従来の技術では、走行レバーや作業用操作装置等の操作レバーを停止(ロック)させるために、レバー係合部材や作業停止装置等の停止機構(ロック)機構をそれぞれ設けるので、走行レバーや作業用操作装置の周囲の機構が複雑になる。そのため、走行レバーや作業用操作装置の周囲では、レバー係合部材及び作業停止装置を配置すると共に、その他の周辺部材を配置する上で、レイアウト上の制約が大きくなるという問題が生じる。従って、走行レバーを停止するための機械的な機構を適用しつつ、ブレードレバーや作業機レバー等の作業用操作装置を停止するための機械的な機構を適用することは、レイアウト上、困難である。しかしながら、操作レバーをロックするために、油圧式又は電気式のロック機構を適用すると、機械式のロック機構に比べて、製造コストが向上してしまう。そこで、走行レバーや作業用操作装置等の複数の操作レバーの周囲の機構を簡素化すると共に、複数の操作レバーを同時に停止(ロック)操作可能とすることが求められている。
本発明は、複数の操作レバーの周囲の機構を簡素化すると共に、複数の操作レバーを同時にロック可能とするロック機構及び建設機械を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のロック機構は、建設機械の操作レバーをロックするロック機構であって、前記操作レバーである第1操作レバーと、前記第1操作レバーを回動可能に軸支する第1回動軸と、前記第1回動軸の外周面に設けられた第1係止部と、前記第1係止部と係合可能に構成された第1規制部と、を備え、前記第1規制部は、前記第1係止部と係合状態の場合に前記第1操作レバーの動作を規制し、前記第1係止部と非係合状態の場合に前記第1操作レバーの動作を許容することを特徴とする。
また、本発明の建設機械は、上記のロック機構を備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の操作レバーの周囲の機構を簡素化すると共に、複数の操作レバーを同時にロック可能とするロック機構及び建設機械を提供することができる。
本発明の実施形態に係る建設機械の例を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る建設機械の操作装置を後方から示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る建設機械のロック機構を後方から示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る建設機械のロック機構を後方から示す拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る建設機械のロック機構を前方から示す拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る建設機械のロック機構を前方から示す拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係る建設機械のロック機構の他の例を前方から示す拡大斜視図である。
本発明の実施形態として建設機械1について図を参照して説明する。図1は、本実施形態の建設機械1を示す斜視図である。
建設機械1は、例えば、建設現場や解体現場、鉱山等で用いられ、作業者の操作に応じて土木作業や建築作業等の作業を行う。本実施形態において、建設機械1は、土砂の掘削作業等を行う油圧ショベルで構成される。建設機械1は、下部走行体2と、上部旋回体3と、作業機4とを備え、下部走行体2の上方で上部旋回体3及び作業機4が旋回可能に設けられた作業車として構成されている。
下部走行体2は、左右一対のクローラ10と、各クローラ10を支持するフレーム装置11とを備えている。一対のクローラ10は、上部旋回体3のエンジン14から動力を受けて駆動して建設機械1の走行等を行う。フレーム装置11は、上部旋回体3を旋回可能に支持すると共に、一対のクローラ10を左右両側に支持している。また、下部走行体2には、排土板として機能するブレード12がブレードアーム13を介してフレーム装置11に取り付けられ、ブレードシリンダ12aによって上下に回動するように構成されている。
上部旋回体3は、エンジン14を内部に備え、また、作業者が着座するための運転席15や、作業者が操作するための操作装置16等を備えている。操作装置16は、建設機械1の走行及び上部旋回体3の旋回の操作や、作業機4の作業の操作等を受け付ける。操作装置16の詳細は後述する。
作業機4は、作業者の操作に応じて土砂の掘削作業等の各種作業を行う。作業機4は、上部旋回体3に取り付けられていて、ブーム17と、アーム18と、掘削作業用のバケット19とから構成されている。建設機械1は、作業機4を作動油の油圧動力によって駆動するもので、ブーム17、アーム18及びバケット19を駆動する油圧アクチュエータ17a、18a、19aを備えている。建設機械1は、エンジン14で生じた動力を利用して、油圧タンク(図示せず)から作動油を油圧ポンプ(図示せず)によって油圧アクチュエータ17a、18a、19aへ供給し、油圧ポンプによって加圧された作動油を動力伝達媒体として油圧アクチュエータ17a、18a、19aを駆動する。
ブーム17は、下部走行体2と上部旋回体3とからなる機体に対して油圧駆動するブームシリンダ17aによって回動可能に設けられている。例えば、ブーム17は、上部旋回体3の下部付近に基端を有し、基端を支点にして延在していて、上下に回動するように構成される。
アーム18は、ブーム17の先端に取り付けられていて、ブーム17に対して油圧駆動するアームシリンダ18aによって回動可能に設けられている。例えば、アーム18は、ブーム17の先端付近に基端を有し、基端を支点にして延在していて、上下に回動するように構成される。
バケット19は、アーム18の先端に取り付けられていて、アーム18に対して油圧駆動するバケットシリンダ19aによって上下に回動可能に設けられている。例えば、バケット19は、アーム18の先端付近に基端を有し、基端を支点にして上下又は前後に回動するように構成される。
次に、操作装置16について説明する。操作装置16は、図2に示すように、作業者が操作する操作レバーとして、下部走行体2の走行を操作する左右一対の走行操作レバー20(第2操作レバー)と、作業機4の作業を操作する左右一対の作業操作レバー21(第3操作レバー)と、ブレード12の昇降を操作するブレード操作レバー22(第1操作レバー)と、各操作レバーの動作(操作)をロック(規制)するカットオフレバー23(規制レバー)とを備えている。
走行操作レバー20、作業操作レバー21、ブレード操作レバー22及びカットオフレバー23は、図3~図6に示すように、上部旋回体3に対して固定される操作フレーム24に対して動作可能に取り付けられる。なお、図4~図5では、主に走行操作レバー20及びブレード操作レバー22の周辺に係る機構を図示して、作業操作レバー21に係る機構を省略している。また、図6では、主に作業操作レバー21の周辺に係る機構を図示して、走行操作レバー20及びブレード操作レバー22に係る機構を省略している。
操作装置16の支持構造をなす左右一対の操作フレーム24には、左右方向に延びた回転軸方向を有する第1回動軸26と左右一対の第2回動軸27とが軸支されている。例えば、第1回動軸26は、棒状に形成されて操作フレーム24の後部に取り付けられ、第2回動軸27は、円筒状に形成されて第1回動軸26に外嵌されている。即ち、第2回動軸27は、第1回動軸26と同軸に設けられて第1回動軸26の外周面に沿って回転可能であり、第1回動軸26及び第2回動軸27は、それぞれ独立して回転可能になっている。また、左右一対の第2回動軸27は、左右方向の中央に間隔を空けて配置され、それぞれ独立して第1回動軸26に対して回転可能になっている。
また、操作フレーム24には、前後方向において第1回動軸26(第2回動軸27)と規制軸29との間に、左右方向に延びた梁部材25が架設されている。梁部材25は、平板状に形成されていて、左右方向において中央上側に、ロック機構30の一部を取り付けるための第1取付部25aを有し、中央下側に、ロック機構30の一部を取り付けるための第2取付部25bを有する。また、梁部材25は、第1取付部25aの左右両側に、左右の作業操作レバー21をそれぞれ支持する左右の傾倒軸28を取り付けるための左右の取付孔25cをそれぞれ有する。
また、操作装置16は、カットオフレバー23の操作に応じて各操作レバー(走行操作レバー20、作業操作レバー21、ブレード操作レバー22)の動作(操作)をロック(規制)するロック機構30を備えている。
走行操作レバー20は、コントロールバルブ(図示せず)に接続されていて、走行操作レバー20の操作に応じてコントロールバルブを制御して下部走行体2の走行を操作するように構成されている。走行操作レバー20は、第2回動軸27から上方に延びるように第2回動軸27の左右方向の略中央に固定されていて、第2回動軸27と共に回動することで前後に傾倒可能になっている。左右一対の走行操作レバー20は、左右方向の中央に間隔を空けて配置されている。左側の走行操作レバー20を操作することで左側のクローラ10の駆動が操作され、右側の走行操作レバー20を操作することで右側のクローラ10の駆動が操作される。また、走行操作レバー20を前方に傾倒させることでクローラ10が前進方向に駆動され、走行操作レバー20を後方に傾倒させることでクローラ10が後進方向に駆動され、走行操作レバー20を中立位置に位置させることでクローラ10の駆動が停止する。
作業操作レバー21は、コントロールバルブ(図示せず)に接続されていて、作業操作レバー21の操作に応じてコントロールバルブを制御して上部旋回体3の旋回や作業機4(ブームシリンダ17a、アームシリンダ18a、バケットシリンダ19a)の動作を操作するように構成されている。作業操作レバー21は、梁部材25に対して傾倒可能に設けられた傾倒軸28に取り付けられる。傾倒軸28は、下部が梁部材25の取付孔25cに挿入され、中途部分に傾倒部を有し、軸方向が所定の定常方向(例えば、上下方向)に延びた位置を定常位置として、定常位置に対して前後左右を含む多方向に傾倒可能になっていて、例えば、第1回動軸26及び第2回動軸27よりも前方に配置されている。作業操作レバー21は、傾倒軸28から上方に延びるように傾倒軸28に固定されていて、傾倒軸28と共に傾倒することで多方向に傾倒可能になっている。各作業操作レバー21を傾倒操作することで、上部旋回体3の旋回や、作業機4のブーム17、アーム18及びバケット19の回動が操作される。
ブレード操作レバー22は、コントロールバルブ(図示せず)に接続されていて、ブレード操作レバー22の操作に応じてコントロールバルブを制御してブレード12(ブレードシリンダ12a)の動作を操作するように構成されている。ブレード操作レバー22は、第1回動軸26の端部(例えば、右端)から上方に延びるように第1回動軸26に固定されている。ブレード操作レバー22は、第1回動軸26を支軸として前後に傾倒可能になっていて、ブレード操作レバー22を傾倒することで第1回動軸26が回動される。ブレード操作レバー22を傾倒操作することで、ブレード12の昇降が操作される。
カットオフレバー23は、各操作レバーの動作(操作)を規制する規制レバーであり、操作フレーム24に対して回転可能に設けられた規制軸29に取り付けられる。例えば、規制軸29は、棒状に形成され、傾倒軸28よりも前方に配置されていて、左右方向に延びた回転軸方向を有するように、操作フレーム24の前部に軸支されている。また、規制軸29の左右方向の中途部分には、後述する第1接続部材39又は球体継手40を取り付けるための第3取付部29aが設けられている。カットオフレバー23は、規制軸29の端部(例えば、左端)から上方に延びてから後方に屈折するように規制軸29に固定されている。カットオフレバー23は、規制軸29を支軸として前後に傾倒可能になっていて、カットオフレバー23を傾倒することで規制軸29が回動される。
ロック機構30は、各操作レバーの動作(操作)をロック(規制)するための係止部を有する。例えば、ロック機構30は、ブレード操作レバー22の動作を規制するための第1係止部31と、左右一対の走行操作レバー20の動作を規制するための左右一対の第2係止部32と、第1係止部31及び第2係止部32と係合可能な第1規制部33と、左右一対の作業操作レバー21の動作を規制するための左右一対の第2規制部34とを有する。
第1係止部31は、左右方向において中央付近で左右一対の第2回動軸27の間に配置されていて、第1回動軸26の外周面から突出した立方体状に形成され、例えば、上方に突出した状態で配置されている。
第2係止部32は、左右一対の走行操作レバー20のそれぞれから左右方向の中央側に向けて突出して形成されている。左右一対の第2係止部32は、左右一対の走行操作レバー20が定常状態にあるときに上下方向に同じ高さ(位置)になるように配置され、また、左右方向の中央に僅かな間隔を空けて配置される。
第1規制部33は、操作フレーム24に対して揺動可能に取り付けられ、所定の揺動軸35を支軸にして傾動可能になっている。第1規制部33は、前後方向において第1回動軸26及び第2回動軸27と規制軸29との間に配置され、左右方向の略中央で、左右一対の走行操作レバー20の間に対応する位置に配置されている。揺動軸35は、左右方向に延びた回転軸方向を有するように梁部材25の第1取付部25aに軸支されている。
第1規制部33は、第1回動軸26の軸方向に直交する方向(前後方向)に延びた状態で取り付けられていて、第1回動軸26に対して作用する。例えば、第1規制部33は、揺動軸35から後方、すなわち第1回動軸26及び第2回動軸27の側に延びて、下方に分岐した第1被係止部36と、上方に分岐した第2被係止部37とを有する。また、第1規制部33は、揺動軸35から前方、すなわち規制軸29の側に延びた連結部38を有する。第1被係止部36及び第2被係止部37と、連結部38とは、揺動軸35の軸方向において異なる位置に設けられている。第1被係止部36及び第2被係止部37と連結部38とは、揺動軸35を支軸にしてシーソーのように揺動可能になっている。
第1被係止部36は、下面に凹部(鍵状凹部)を有して第1係止部31と係合可能になっていて、第2被係止部37は、下面に凹部(鍵状凹部)を有して第2係止部32と係合可能になっている。第2被係止部37の左右方向の幅は、左右一対の走行操作レバー20の間隔よりも小さく、左右一対の第2係止部32の間隔よりも大きくなっている。第1被係止部36及び第2被係止部37の上下方向の間隔は、第1係止部31及び第2係止部32の上下方向の間隔と同じになっている。
第1規制部33の第1被係止部36及び第2被係止部37は、同時に下方に揺動することで、第1係止部31及び第2係止部32と同時に係合し、第1規制部33が係合状態となる。一方、第1規制部33の第1被係止部36及び第2被係止部37は、同時に上方に揺動することで、第1係止部31及び第2係止部32と同時に係合解除し、第1規制部33が非係合状態となる。
第1規制部33の連結部38は、第1接続部材39を介して規制軸29の第3取付部29aと接続されている。第1接続部材39は、カットオフレバー23の操作を第1規制部33へ伝達するものであり、規制軸29の回転に応じて上下に移動することで連結部38を上下方向に揺動し、これにより第1規制部33が揺動するようになっている。第1接続部材39は、連結部38及び/又は規制軸29に接続される球体継手40(例えば、ユニバーサルジョイント)を有して構成され、連結部38及び規制軸29を制約することなく配置することが可能となる。上側の球体継手40は、連結部38に軸支され、下側の球体継手40は、規制軸29の第3取付部29aに軸支されている。
また、第1接続部材39には、付勢部材41が操作フレーム24との間に取り付けられていて、例えば、付勢部材41の一端は、梁部材25の第2取付部25bに取り付けられ、付勢部材41の他端は、規制軸29の第3取付部29aに取り付けられる。付勢部材41は、第1規制部33を所定の状態(例えば、第1係止部31との係合状態及び非係合状態のそれぞれ)に保持するように、所定の付勢力を第1接続部材39に付勢している。例えば、付勢部材41は、スプリングで構成され、第1規制部33を第1係止部31との係合状態に付勢した第1付勢状態と、第1規制部33を第1係止部31との非係合状態に付勢した第2付勢状態との間で切り替えられる。即ち、第1付勢状態の付勢部材41に対して一方向に力を加えると、付勢部材41が第2付勢状態に切り替わり、第2付勢状態の付勢部材41に対して他方向に力を加えると、付勢部材41が第1付勢状態に切り替わることになる。
第2規制部34は、操作フレーム24に対して動作可能、例えば、上下方向に移動可能に取り付けられている。左右一対の第2規制部34は、それぞれ左右一対の作業操作レバー21の傾倒軸28に対応して配置され、例えば、傾倒軸28の下方に配置されている。第2規制部34は、傾倒軸28を嵌合可能な円筒状に形成されている。第2規制部34は、上方に移動することで傾倒軸28を嵌合し、傾倒軸28の傾倒を規制して作業操作レバー21の傾倒を規制し、第2規制部34が規制状態となる。一方、第2規制部34は、下方に移動することで傾倒軸28と嵌合解除し、傾倒軸28の傾倒を規制解除して作業操作レバー21の傾倒を規制解除し、第2規制部34が規制解除状態となる。
第2規制部34は、第2接続部材42を介して規制軸29と接続されている。第2接続部材42は、カットオフレバー23の操作を第2規制部34へ伝達するものであり、規制軸29の回転に応じて上下に移動することで第2規制部34を上下方向に移動するようになっている。
上記のように、本実施形態によれば、建設機械1の操作レバーをロックするロック機構30は、操作レバーであるブレード操作レバー22(第1操作レバー)と、ブレード操作レバー22を回動可能に軸支する第1回動軸26と、第1回動軸26の外周面に設けられた第1係止部31と、第1係止部31と係合可能に構成された第1規制部33とを備えている。第1規制部33は、第1係止部31と係合状態の場合にブレード操作レバー22の動作を規制し、第1係止部31と非係合状態の場合にブレード操作レバー22の動作を許容する。
これにより、機械式のロック機構30を省スペースで実現することができ、ブレード操作レバー22の動作を機械式のロック機構30で規制することができる。そのため、油圧式又は電気式の機構に比べて、機械式のロック機構30を適用することで、製造コストを安価にすることができる。なお、本実施形態のロック機構30は、ブレード操作レバー22の規制に限定されず、第1回動軸26のような支軸を回動させるタイプの操作レバーであれば、規制するために適用することができる。
また、本実施形態によれば、第1規制部33は、第1回動軸26の上方に配置される。
これにより、ブレード操作レバー22(第1操作レバー)を操作する機構よりも下方の空間を開放することができ、この空間に他の周辺機器を制約することなく配置することが可能となる。
また、本実施形態によれば、第1規制部33は、揺動可能に構成される。
これにより、第1規制部33を揺動させることで、小さな動作範囲で第1係止部31の係合及び係合解除を操作することができ、ロック機構30を小型化することができる。
なお、上記した実施形態では、第1規制部33を第1係止部31に対して揺動させて係合及び係合解除を切り替える例を説明したが、他の例では、第1規制部33を第1係止部31に対して上下に移動させて係合及び係合解除を切り替えるように構成されてもよい。
また、本実施形態によれば、第1規制部33は、第1回動軸26の軸方向と直交する方向に取り付けられる。
これにより、第1規制部33の動作が、第1係止部31を有する第1回動軸26の動作に交わるように作用するので、第1規制部33の規制力を第1係止部31に効果的に付与することができる。
また、本実施形態によれば、ロック機構30は、第1回動軸26と同軸に設けられた第2回動軸27と、第2回動軸27に回動可能に軸支された走行操作レバー20(第2操作レバー)と、走行操作レバー20に設けられた第2係止部32とを備えている。第1規制部33は、第1係止部31及び第2係止部32と係合可能に構成される。
これにより、1つの第1規制部33によって、ブレード操作レバー22及び走行操作レバー20を同時に規制したり、同時に規制解除したりすることができる。そのため、ブレード操作レバー22及び走行操作レバー20を規制する機構を省スペースで実現することができ、ロック機構30を小型化することができる。
なお、上記した実施形態では、1つの揺動軸35の回転に応じて動作する1つの第1規制部33によって、ブレード操作レバー22及び走行操作レバー20の規制及び規制解除を行う例を説明したが、他の例では、1つの揺動軸35の回転に応じて動作する2つの部材によって、ブレード操作レバー22及び走行操作レバー20の規制及び規制解除を行うように構成されてもよい。
また、本実施形態によれば、ロック機構30は、第1規制部33の第1係止部31との係合状態又は非係合状態を操作するためのカットオフレバー23(規制レバー)を備える。
これにより、カットオフレバー23の操作により第1規制部33を動作させてブレード操作レバー22の規制及び規制解除を操作することができる。
また、本実施形態によれば、ロック機構30は、カットオフレバー23の操作を第1規制部33へ伝達する第1接続部材39を備える。第1接続部材39は、球体継手40を有してカットオフレバー23の操作を伝達する。
これにより、第1接続部材39を用いることで、各操作レバー(走行操作レバー20、作業操作レバー21、ブレード操作レバー22)を操作する機構を制約することなく、カットオフレバー23の操作を第1規制部33へ伝達することができる。また、球体継手40を用いることで、第1接続部材39を制約することなく配置することができ、例えば、第1接続部材39を斜めに配置することができる。そのため、第1接続部材39で接続される連結部38及び規制軸29を制約することなく配置することが可能となる。
なお、上記した実施形態では、連結部38及び規制軸29を、球体継手40を有する第1接続部材39で接続する例を説明したが、他の例では、第1接続部材39は、板リンク等の他の部材で構成されてもよい。
また、本実施形態によれば、第1規制部33を第1係止部31との係合状態及び非係合状態のそれぞれに保持する付勢部材41を備える。
これにより、付勢部材41によって、第1規制部33の第1係止部31との係合状態又は非係合状態を安定して保持することができ、ブレード操作レバー22の規制状態又は規制解除状態を安定して保持することができる。
また、本実施形態によれば、ロック機構30は、多方向に傾倒操作可能な作業操作レバー21(第3操作レバー)と、作業操作レバー21の動作を規制可能に構成された第2規制部34とを備える。
これにより、作業操作レバー21の動作を機械式のロック機構30で規制することができ、油圧式又は電気式の機構に比べて、製造コストを安価にすることができる。
また、本実施形態によれば、第2規制部34は、定常位置の作業操作レバー21の軸方向に動作可能に構成され、第2規制部34の動作に応じて作業操作レバー21の動作の規制及び規制解除を切り替える。
これにより、作業操作レバー21の軸方向に動作するように第2規制部34を構成することで、小さな動作範囲で作業操作レバー21の規制及び規制解除を切り替えることができ、ロック機構30を小型化することができる。
また、本実施形態によれば、ロック機構30は、第2規制部34の作業操作レバー21に対する規制状態又は規制解除状態を操作するためのカットオフレバー23(規制レバー)と、カットオフレバー23の操作を第2規制部34へ伝達する第2接続部材42とを備える。
これにより、カットオフレバー23の操作により第2規制部34を動作させて作業操作レバー21の規制及び規制解除を操作することができる。
なお、上記した実施形態では、操作装置16は、カットオフレバー23を各操作レバー(走行操作レバー20、作業操作レバー21、ブレード操作レバー22)の周囲に設ける例を説明したが、本発明はこの例に限定されず、他の実施形態では、カットオフレバー23は、運転席15の近傍に設けられてもよい。この場合、ロック機構30は、カットオフレバー23の操作を第1規制部33や第2規制部34へ伝達する機構として、規制軸29や第1接続部材39に代えて、図7に示すように、規制シリンダ45を備える。
規制シリンダ45は、揺動軸35に接続されていて、カットオフレバー23の操作に応じて揺動軸35に対して回転力を与えるように構成される。これにより、カットオフレバー23の操作に応じて規制シリンダ45が動作して揺動軸35を回転させて、第1規制部33を第1係止部31及び第2係止部32に対して揺動させることができる。
また、上記した実施形態では、操作装置16は、第1回動軸26を円柱状に形成し、第2回動軸27を第1回動軸26の周囲に設けられる円筒状に形成する例を説明したが、他の例では、左右一対の第2回動軸27をそれぞれ独立して回動する円柱状に形成し、第1回動軸26を第2回動軸27の周囲に設けられる円筒状に形成してもよい。
なお、本発明は、請求の範囲及び明細書全体から読み取ることのできる発明の要旨又は思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う建設機械のロック機構及びロック機構を備える建設機械もまた本発明の技術思想に含まれる。
1 建設機械
2 下部走行体
3 上部旋回体
4 作業機
12 ブレード
16 操作装置
20 走行操作レバー(第2操作レバー)
21 作業操作レバー(第3操作レバー)
22 ブレード操作レバー(第1操作レバー)
23 カットオフレバー(規制レバー)
26 第1回動軸
27 第2回動軸
30 ロック機構
31 第1係止部
32 第2係止部
33 第1規制部
34 第2規制部
39 第1接続部材
40 球体継手
41 付勢部材
42 第2接続部材

Claims (12)

  1. 建設機械の操作レバーをロックするロック機構であって、
    前記操作レバーである第1操作レバーと、
    前記第1操作レバーを回動可能に軸支する第1回動軸と、
    前記第1回動軸の外周面に設けられた第1係止部と、
    前記第1係止部と係合可能に構成された第1規制部と、を備え、
    前記第1規制部は、前記第1係止部と係合状態の場合に前記第1操作レバーの動作を規制し、前記第1係止部と非係合状態の場合に前記第1操作レバーの動作を許容することを特徴とするロック機構。
  2. 前記第1規制部は、前記第1回動軸の上方に配置されることを特徴とする請求項1に記載のロック機構。
  3. 前記第1規制部は、揺動可能に構成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のロック機構。
  4. 前記第1規制部は、前記第1回動軸の軸方向と直交する方向に取り付けられることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のロック機構。
  5. 前記第1回動軸と同軸に設けられた第2回動軸と、
    前記第2回動軸に回動可能に軸支された第2操作レバーと、
    前記第2操作レバーに設けられた第2係止部と、を備え、
    前記第1規制部は、前記第1係止部及び前記第2係止部と係合可能に構成されることを特徴とする請求項1~4の何れか1項に記載のロック機構。
  6. 前記第1規制部の前記第1係止部との係合状態又は非係合状態を操作するための規制レバーを備えることを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載のロック機構。
  7. 前記規制レバーの操作を前記第1規制部へ伝達する第1接続部材を備え、
    前記第1接続部材は、球体継手を有して前記規制レバーの操作を伝達することを特徴とする請求項6に記載のロック機構。
  8. 前記第1規制部を前記第1係止部との係合状態及び非係合状態のそれぞれに保持する付勢部材を備えることを特徴とする請求項1~7の何れか1項に記載のロック機構。
  9. 多方向に傾倒操作可能な第3操作レバーと、
    前記第3操作レバーの動作を規制可能に構成された第2規制部と、を備えることを特徴とする請求項1~8の何れか1項に記載のロック機構。
  10. 前記第2規制部は、定常位置の前記第3操作レバーの軸方向に動作可能に構成され、前記第2規制部の動作に応じて前記第3操作レバーの動作の規制及び規制解除を切り替えることを特徴とする請求項9に記載のロック機構。
  11. 前記第2規制部の前記第3操作レバーに対する規制状態又は規制解除状態を操作するための規制レバーと、
    前記規制レバーの操作を前記第2規制部へ伝達する第2接続部材と、を備えることを特徴とする請求項9又は10に記載のロック機構。
  12. 請求項1~11の何れか1項に記載のロック機構を備えることを特徴とする建設機械。
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