JP2023039737A - 制御システム、断線検出方法、断線検出プログラム - Google Patents

制御システム、断線検出方法、断線検出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】半導体チップの端子に配線部を介してアナログのセンサ信号を入力する構成において、新たな部品を追加することなく、配線部の断線を検出する。【解決手段】制御システムは、処理部、A/Dコンバータ及びプルデバイス回路を内蔵する半導体チップと、A/Dコンバータに接続される端子に一端が接続される配線部と、配線部の他端に接続され、配線部を介してアナログのセンサ信号を入力するセンサと、を有する。プルデバイス回路は、スイッチング素子を備えるとともに、一端がグランド又は電源電圧に接続され、かつ、他端が、A/Dコンバータと端子の間に接続される。処理部は、スイッチング素子をオン/オフ状態を制御するスイッチ制御部と、センサ信号に基づいて、センサ情報を生成するセンサ情報生成部と、スイッチング素子がオン状態であるときのA/Dコンバータの出力に基づいて、配線部の断線を検出する断線検出部と、を備える。【選択図】図3

Description

本開示は、制御システム、断線検出方法、及び断線検出プログラムに関する。
誘導性負荷に駆動信号を出力するために使用されるシールド線を、ドレイン線を介してグランドに接地するための接地端子と、電源と接地端子との間に接続される抵抗素子及びスイッチング素子の直列回路と、スイッチング素子のオンオフを切り替えることで、ドレイン線の断線を検出する断線検出部とを備える電子制御装置が知られている。
特開2020-139787号公報
半導体チップの端子に配線部を介してアナログのセンサ信号を入力する構成において、配線部の断線を検出できる仕組みを、新たな部品を追加することなく低コストで実現できると有用である。
本開示は、上記問題を解決すべくなされたもので、その目的は、半導体チップの端子に配線部を介してアナログのセンサ信号を入力する構成において、新たな部品を追加することなく、配線部の断線を検出することを目的とする。
上記問題を解決するために、本開示の一態様は、処理部、A/Dコンバータ及びプルデバイス回路を内蔵する半導体チップと、
前記A/Dコンバータに接続される端子に一端が接続される配線部と、
前記配線部の他端に接続され、前記配線部を介してアナログのセンサ信号を前記端子に入力するセンサと、を有しており、
前記プルデバイス回路は、スイッチング素子を備えるとともに、一端がグランド又は電源電圧に接続され、かつ、他端が、前記A/Dコンバータと前記端子の間に接続されており、
前記処理部は、
前記スイッチング素子をオン/オフ状態を制御するスイッチ制御部と、
前記センサ信号に基づいて、センサ情報を生成するセンサ情報生成部と、
前記スイッチング素子がオン状態であるときの前記A/Dコンバータの出力に基づいて、前記配線部の断線を検出する断線検出部と、を備えている、
制御システムを提供する。
本開示によれば、半導体チップの端子に配線部を介してアナログのセンサ信号を入力する構成において、新たな部品を追加することなく(半導体チップに内蔵のプルデバイス回路を利用して)、配線部の断線を検出することが可能となる。
油圧発生装置の一実施形態を概略的に示す図である。 モータ制御装置の一実施形態を概略的に示す構成図である。 マイコンと温度センサのそれぞれの内部構成を示す概略図である。 温度センサの出力特性の説明図である。 配線部における断線の説明図である。 正常時におけるプルアップ回路をオンしたときのA/Dコンバータの出力特性の説明図である。 配線部における断線が生じている場合におけるプルアップ回路をオンしたときのA/Dコンバータの出力特性の説明図である。 温度センサの地絡故障の説明図である。 マイコンの初期化処理の際に断線検出部による断線検出処理を行う場合のタイミングチャートである。 センサ故障検出部による天絡故障に係る故障判定方法のタイミングチャートである。 センサ故障検出部による地絡故障に係る故障判定方法のタイミングチャートである。 マイコンのスリープモードの際に断線検出部による断線検出処理を行う場合のタイミングチャートである。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、油圧発生装置1の一実施形態を概略的に示す図である。
油圧発生装置1は、油圧を発生する装置であり、車両に搭載されるのが好適である。油圧発生装置1は、図1に示すように、モータ駆動システム2と、油圧ポンプ3とを備えている。
モータ駆動システム2は、モータ制御装置10と、モータ12とを備えている。
モータ制御装置10は、モータ12を制御することで、油圧ポンプ3を制御する。モータ制御装置10は、マイコン(マイクロコンピュータの略)110等を含んでなる処理装置である。モータ制御装置10のハードウェア構成は任意であり、車載ECU(Electronic Control Unit)と同様であることができる。
モータ12は、出力軸12aが油圧ポンプ3の駆動軸として機能する。モータ12は、3相のブラシレスモータであるが、相数はこれに限定されず、また、詳細な構成は任意である。なお、モータ12は、油圧ポンプ3に直結されてもよいし、他の機構(図示せず)等を介して接続されてもよい。
油圧ポンプ3は、電動式ポンプであり、駆動時に、タンク31内の油を吸引して供給路32に吐出する。
このようにして、本実施形態の油圧発生装置1は、モータ駆動システム2を介して油圧ポンプ3を駆動することで、油圧を発生する。なお、油圧ポンプ3により発生される油圧(すなわち油圧ポンプ3から吐出される油)は、アクチュエータの駆動や、各種車載電子機器の発熱部品の冷却、可動部の潤滑等に利用できる。
図2は、モータ制御装置10の一実施形態を概略的に示す構成図である。図2には、関連する構成として、上位ECU4が併せて示されている。図3は、マイコン110と温度センサ122のそれぞれの内部構成を示す概略図である。
上位ECU4は、モータ制御装置10よりも上位の制御装置の一例であり、モータ制御装置10に対して各種指令を与える。
モータ制御装置10は、図2に示すように、マイコン110と、駆動装置120とを含む。
マイコン110は、上位ECU4からの各種指令に応じて、駆動装置120を介してモータ12を制御する。また、マイコン110は、駆動装置120の温度センサ122からのセンサ情報(後述)に基づいて、駆動装置120の温度を監視する。
マイコン110は、半導体チップの形態であり、図3に示すように、処理部111と、A/Dコンバータ112と、プルアップ回路113と、プルダウン回路114とを含む。
処理部111は、CPU(Central Processing Unit)や記憶装置等を含んでなり、各種演算処理等を行う。
A/Dコンバータ112は、入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。本実施形態では、A/Dコンバータ112には、駆動装置120の温度センサ122からの電気信号が入力される。A/Dコンバータ112は、デジタル信号の形態の出力を処理部111に入力する。
プルアップ回路113は、一端が電源電圧Vcc(例えば5V)に接続され、他端がA/Dコンバータ112への入力ライン1121に接続される。なお、入力ライン1121は、マイコン110の内部の配線であり、一端がマイコン110の端子Tm1に接続され、他端がA/Dコンバータ112に接続される。
プルアップ回路113は、スイッチング素子SW1と、抵抗R1とを含む。スイッチング素子SW1は、例えばトランジスタ(例えばバイポーラトランジスタ)の形態である。抵抗R1は、固定抵抗であり、例えば25kΩ~127kΩの範囲内の抵抗値を有してよい。
プルアップ回路113は、スイッチング素子SW1をオン/オフさせることで、自身の機能をオン/オフすることができる。以下では、プルアップ回路113がオン/オフするとは、スイッチング素子SW1をオン/オフさせることでプルアップ回路113の機能がオン/オフすることを意味する。
プルダウン回路114は、一端がグランドに接続され、他端がA/Dコンバータ112への入力ライン1121に接続される。プルダウン回路114は、スイッチング素子SW2と、抵抗R2とを含む。スイッチング素子SW2は、例えばトランジスタ(例えばバイポーラトランジスタ)の形態である。抵抗R2は、固定抵抗であり、例えば25kΩ~127kΩの範囲内の抵抗値を有してよい。
プルダウン回路114は、スイッチング素子SW2をオン/オフさせることで、自身の機能をオン/オフすることができる。以下では、プルダウン回路114がオン/オフするとは、スイッチング素子SW2をオン/オフさせることでプルダウン回路114の機能がオン/オフすることを意味する。
駆動装置120は、例えば制御基板の形態であり、各種電子部品が実装される。駆動装置120は、駆動回路121と、温度センサ122と、を含む。
駆動回路121は、例えばインバータとドライバを含む形態であり、マイコン110からの駆動信号に応じて、モータ12に流れる電流を制御する。
温度センサ122は、例えばサーミスタの形態であり、設置された位置における温度に応じた電気信号(アナログ信号)を生成する。
温度センサ122は、配線部130を介してマイコン110の端子Tm1に接続される。配線部130は、一端がマイコン110の端子Tm1に接続され、他端が温度センサ122の端子Tm2に接続される。
図3に示す例では、温度センサ122は、サーミスタ1222と、抵抗1223と、コンデンサ1224とを含む。
サーミスタ1222は、温度に応じて抵抗値が変化する可変抵抗器の形態である。サーミスタ1222は、例えば、温度に応じて抵抗値が0.3kΩから195kΩの範囲で変化する抵抗であってよい。サーミスタ1222は、抵抗1223と直列接続される形態で、電源電圧1221(本例では、5V)とグランドとの間に、接続される。
抵抗1223は、固定抵抗器の形態である。抵抗1223は、サーミスタ1222と直列に接続される。抵抗1223は、グランド側に配置される。なお、変形例では、サーミスタ1222がグランド側に配置され、抵抗1223が電源電圧1221側に配置されてもよい。抵抗1223の抵抗値は、固定であり、例えば5kΩ程度であってよい。
コンデンサ1224は、サーミスタ1222と抵抗1223の間の接続点P1に一端が接続され、グランドに他端が接続される。コンデンサ1224には、接続点P1の電位に応じた電荷が溜まる。
温度センサ122の端子Tm2には、サーミスタ1222と抵抗1223の間の接続点P1が接続される。サーミスタ1222と抵抗1223の間の接続点P1には、電源電圧1221(本例では、5V)をサーミスタ1222の抵抗値と抵抗1223の抵抗値により分圧された電圧値の電圧が生じる。この電圧値は、サーミスタ1222の抵抗値に応じて変化するため、この電圧値に基づいて、温度情報を得ることができる。
図4は、温度センサ122の出力特性の説明図であり、横軸に実温度を取り、縦軸に、A/Dコンバータ112の出力(図4では、“A/D認識電圧”と表記)を取り、温度センサ122の出力特性の曲線が示されている。図5は、配線部130における断線の説明図であり、断線箇所がXマークとともに文字“断線”で模式的に示されている。
図4に示す例では、温度センサ122の出力に応じたA/Dコンバータ112の出力は、実温度が増加するにしたがって増加する。このような特性を利用して、A/Dコンバータ112の出力に基づいて温度情報を得ることができる。
ところで、図5に模式的に示すように、マイコン110と温度センサ122とを配線部130を介して接続する構成においては、配線部130において断線が生じる場合がありうる。このような断線は、正確な温度情報をマイコン110で得られなくなる原因となる。なお、配線部130において断線が生じると、マイコン110の端子Tm1には不定値の電圧(A/Dコンバータ112の入力電圧)が発生する。
このような不都合は、配線部130における断線のみならず、マイコン110内の入力ライン1121における端子Tm1から接続点P3までの間の配線部131における断線や、温度センサ122内における端子Tm2から接続点P4までの配線部132における断線に対しても生じる。なお、接続点P3は、入力ライン1121におけるプルアップ回路113との接続点に対応し、接続点P4は、接続点P1から端子Tm2までの信号ラインにおけるコンデンサ1224との接続点に対応する。以下では、説明の簡易化のため、配線部130における断線について代表して説明するが、配線部131や配線部132における断線も同様である。
本実施形態では、マイコン110は、プルアップ回路113又はプルダウン回路114を利用して、配線部130における断線を検出する。以下、この配線部130における断線の検出方法を詳細に説明する。
図6及び図7は、プルアップ回路113を利用した検出方法の説明図であり、プルアップ回路113をオンしたときのA/Dコンバータ112の出力特性の説明図であり、横軸に実温度を取り、縦軸に、A/Dコンバータ112の出力(図6及び図7では、“A/D認識電圧”と表記)を取り、A/Dコンバータ112の出力特性の曲線が示されている。図6は、配線部130における断線が生じていない場合の、A/Dコンバータ112の出力特性600を示し、図7は、配線部130における断線が生じている場合の、A/Dコンバータ112の出力特性630が示されている。なお、図6には、対比用に、図4に示した特性610が点線で示されている。
配線部130における断線が生じていない場合は、図6に示すように、A/Dコンバータ112の出力は、温度センサ122の出力の影響を受け、0Vよりも有意に大きくかつ5Vよりも有意に小さい一定の範囲内で変動する。
これに対して、配線部130における断線が生じている場合は、図7に示すように、A/Dコンバータ112の出力は、温度センサ122の出力の影響を受けず、プルアップ回路113によりプルアップされた電圧値に張り付く。このとき、A/Dコンバータ112の出力は、第1所定閾値よりも有意に高くなる。
従って、このようなA/Dコンバータ112の出力の差、すなわち配線部130における断線が生じていない場合と、配線部130における断線が生じている場合との間で生じる差に基づいて、配線部130における断線を検出できることがわかる。
なお、プルアップ回路113に代えて、プルダウン回路114をオンした場合も、実質的に同様である。この場合、配線部130における断線が生じている状態では、A/Dコンバータ112の出力は、プルダウン回路114によりプルダウンされた電圧値に張り付く。このとき、A/Dコンバータ112の出力は、略0Vとなる。従って、このようなA/Dコンバータ112の出力の差に基づいて、配線部130における断線を検出できることがわかる。
このようにして、本実施形態によれば、プルアップ回路113又はプルダウン回路114を利用して、配線部130における断線を検出できる。
次に、図2及び図6を再度参照しつつ、図8以降を参照して、マイコン110の処理部111の機能の詳細を説明する。以下では、プルアップ回路113を利用して配線部130における断線を検出する例を説明するが、プルダウン回路114を利用してもよい点は上述したとおりである。なお、プルアップ回路113を利用する場合、プルダウン回路114はオフされ、プルダウン回路114を利用する場合、プルアップ回路113はオフされる。なお、変形例では、プルアップ回路113及びプルダウン回路114の双方が時分割で利用されてもよい。
図2に示すように、マイコン110は、スイッチ制御部200、センサ情報生成部210、断線検出部220、及びセンサ故障検出部230を含む。スイッチ制御部200、センサ情報生成部210、断線検出部220、及びセンサ故障検出部230は、処理部111のCPUが記憶装置内のプログラムを実行することで実現することができる。
スイッチ制御部200は、プルアップ回路113のスイッチング素子SW1のオン/オフ状態を制御する。本実施形態では、スイッチ制御部200は、所定条件が成立している間、スイッチング素子SW1をオンする。この場合、スイッチ制御部200は、所定条件が成立すると、スイッチング素子SW1をオンし、所定条件が成立しなくなると、スイッチング素子SW1をオフする。
ここで、図6に示したように、プルアップ回路113がオンしているときの、A/Dコンバータ112の出力特性600は、プルアップ回路113がオフしているときの、A/Dコンバータ112の出力特性610と異なる。従って、出力特性610に適合された算出式に基づいて温度情報を生成する構成において、出力特性600に基づき温度情報を生成すると、精度の良い温度情報が得られなくなる。すなわち、出力特性610に適合された算出式を利用して、出力特性600に基づき温度情報を生成する場合、プルアップ回路113に起因して生じうる変動の影響を受けるため、精度の良い温度情報が得られなくなる。なお、出力特性600に基づき算出式を新たに適合することは、高次関数などの複雑な算出式となり、計算負荷の観点から不利となる。
この点を考慮して、所定条件は、好ましくは、温度情報の取得が不要な期間、又は、精度の高い温度情報の取得が不要な期間だけ成立するように適合される。例えば、所定条件は、初期化又はスリープモードに関連して成立してよい。具体的には、所定条件は、マイコン110の初期化期間の一部又は全体にわたって成立し、及び/又は、マイコン110のスリープモードの期間の一部又は全体にわたって成立する。これにより、温度情報の取得が不要等になる適切な条件下で、プルアップ回路113をオンさせることができる。
センサ情報生成部210は、温度センサ122からのセンサ信号に基づいて、センサ情報として、温度情報を生成する。本実施形態では、上述したように、出力特性610に適合された算出式を利用して、プルアップ回路113がオンしているときの、A/Dコンバータ112の出力に基づき温度情報を生成すると、精度の良い温度情報が得られなくなる。従って、センサ情報生成部210は、出力特性610に適合された算出式を利用して、プルアップ回路113がオフしているときの、温度センサ122からのセンサ信号に基づいて、温度情報を生成する。これにより、プルアップ回路113を利用して配線部130における断線を検出可能としつつ、プルアップ回路113に起因した不都合(温度情報の精度の低下)を防止できる。
断線検出部220は、プルアップ回路113がオンしているときの、A/Dコンバータ112の出力に基づいて、配線部130の断線を検出する。配線部130の断線検出方法は、図6を参照して上述したとおりである。具体的には、断線検出部220は、プルアップ回路113がオンしているときの、A/Dコンバータ112の出力が、第1所定閾値を上回る場合に、配線部130の断線を検出する。第1所定閾値は、配線部130の断線が発生していないときに、プルアップ回路113がオンしているときの、A/Dコンバータ112の出力が取りうる範囲の上限値よりも大きく設定されてよい。例えば、図6に示した例では、出力特性600は、4.9Vよりも有意に低い上限値を有する範囲で変動する。従って、この場合、第1所定閾値は、4.9Vに設定されてもよい。
なお、プルダウン回路114を利用する構成では、断線検出部220は、プルダウン回路114がオンしているときの、A/Dコンバータ112の出力が、第2所定閾値を下回る場合に、配線部130の断線を検出する。第2所定閾値は、配線部130の断線が発生していないときに、プルダウン回路114がオンしているときの、A/Dコンバータ112の出力が取りうる範囲の下限値よりも小さく設定されてよい。例えば、第2所定閾値は、0よりわずかに大きい値(例えば約0.025V)に設定されてもよい。
断線検出部220は、配線部130の断線を検出した場合、その旨を表す情報(例えばダイアグ情報)を生成してよい。この場合、上位ECU4は、かかる情報に基づいて、警報等の出力指示を生成してよい。
センサ故障検出部230は、プルアップ回路113がオフ状態であるときのA/Dコンバータ112の出力に基づいて、温度センサ122の各種故障を検出する。従って、センサ故障検出部230は、センサ情報生成部210とともに、プルアップ回路113がオフ状態であるときのA/Dコンバータ112の出力に基づいて動作する。
具体的には、センサ故障検出部230は、プルアップ回路113がオフ状態であるときのA/Dコンバータ112の出力が第3所定閾値を上回る場合に、温度センサ122における天絡故障を検出する。温度センサ122の天絡故障時には、A/Dコンバータ112の出力は、配線部130における断線が生じている場合の、A/Dコンバータ112の出力特性630と同様(図7参照)、電源電圧1221に応じた値に張り付く。従って、この場合、断線検出部220による断線検出に用いる第1所定閾値と同じ第3所定閾値により、温度センサ122の天絡故障を検出できる。すなわち、第3所定閾値は、断線検出部220による断線検出に用いる第1閾値と同じであってよい。
また、プルアップ回路113がオフ状態であるときのA/Dコンバータ112の出力が第4所定閾値を下回る場合に、温度センサ122における地絡故障を検出する。温度センサ122の地絡故障は、例えば、図8に模式的に示すように、電源電圧1221から接続点P1までの信号ラインでの断線により生じる。この場合も、温度センサ122の端子Tm2から電源電圧1221が切り離されるので、温度センサ122の端子Tm2はグランド電位となる。このため、温度センサ122の地絡故障時には、A/Dコンバータ112の出力は、0Vに張り付く。従って、この場合、断線検出部220による断線検出に用いる第2所定閾値と同じ第4所定閾値により、温度センサ122の地絡故障を検出できる。すなわち、第4所定閾値は、プルダウン回路114を利用して断線検出を行う際の第2所定閾値と同じであってよい。
センサ故障検出部230は、温度センサ122における天絡故障又は地絡故障を検出した場合、その旨を表す故障情報(例えばダイアグ情報)を生成してよい。この場合、上位ECU4は、かかる情報に基づいて、警報等の出力指示を生成してよい。なお、故障情報は、故障の種別(天絡故障又は地絡故障)を表す情報を含んでよい。
次に、図9から図12を参照して、断線検出等に関連したマイコン110の動作例について説明する。
図9は、マイコン110の初期化処理の際に断線検出部220による断線検出処理を行う場合のタイミングチャートである。図9では、上側から順に、電源電圧Vccの時系列波形と、ソフトウェア処理の内容の時系列、及びプルアップ回路113のオン/オフ状態の時系列が示されている。図10及び図11は、センサ故障検出部230による故障判定方法のタイミングチャートである。図10及び図11のそれぞれでは、上から順に、A/Dコンバータ112の出力に対応する温度センサ122の出力(図10及び図11では、“センサ出力”と表記)の時系列、センサ故障の判定結果の時系列が示されている。
図9に示す例では、例えば車両の起動に伴って電源電圧Vccが時点t0で立ち上がると、時点t0から時点t1までの期間、マイコン110の初期化処理が実行される。断線検出部220による断線検出処理は、この時点t0から時点t1までの期間を利用して実行される。具体的には、時点t0から時点t1までの期間、プルアップ回路113がオンし、プルアップ回路113がオン状態であるときのA/Dコンバータ112の出力に基づいて、断線検出部220による断線検出処理が実行される。
マイコン110の初期化処理が完了すると、時点t1で、プルアップ回路113がオフし、定常処理が実行される。この際、センサ情報生成部210及びセンサ故障検出部230が機能し、センサ測定(温度情報の生成)と温度センサ122の故障判定とが実行される。この場合、温度センサ122の故障判定は、例えば、図10及び図11に示す態様で実現される。図10及び図11のそれぞれでは、時点t4、t5で、天絡故障及び地絡故障が発生している。具体的には、図10に示す例では、時点t4で天絡故障が発生し、A/Dコンバータ112の出力に対応する温度センサ122の出力が、通常時の上限値を上回る値(第3所定閾値を上回る値)に張り付いている。この場合、故障判定タイミングt6で天絡故障が検出されることで、センサ故障の判定結果が“正常”から“異常”へと変化する。また、図11に示す例では、時点t5で地絡故障が発生し、A/Dコンバータ112の出力に対応する温度センサ122の出力が、通常時の下限値を下回る値(第4所定閾値を下回る値)に張り付いている。この場合、故障判定タイミングt7で地絡故障が検出されることで、センサ故障の判定結果が“正常”から“異常”へと変化する。
なお、図9に示す例では、マイコン110の初期化処理の全期間にわたってプルアップ回路113がオン状態であるが、初期化処理の全期間のうちの、断線検出部220による断線検出処理が実行される期間だけオンされてもよい。
図12は、マイコン110のスリープモードの際に断線検出部220による断線検出処理を行う場合のタイミングチャートである。図12では、図9と同様、上側から順に、電源電圧Vccの時系列波形と、ソフトウェア処理の内容の時系列、及びプルアップ回路113のオン/オフ状態の時系列が示されている。
図12に示す例では、時点t2から時点t3までの期間、マイコン110がスリープモードに遷移する。断線検出部220による断線検出処理は、この時点t2から時点t3までの期間を利用して実行される。具体的には、時点t2から時点t3までの期間、プルアップ回路113がオンし、プルアップ回路113がオン状態であるときのA/Dコンバータ112の出力に基づいて、断線検出部220による断線検出処理が実行される。マイコン110のスリープモードが終了すると、時点t3で、プルアップ回路113がオフし、定常処理が実行される。この際、センサ情報生成部210及びセンサ故障検出部230が機能し、センサ測定(温度情報の生成)と温度センサ122の故障判定とが実行される。
なお、図12に示す例では、マイコン110のスリープモードの全期間にわたってプルアップ回路113がオン状態であるが、スリープモードの全期間のうちの、断線検出部220による断線検出処理が実行される期間だけオンされてもよい。また、スリープモードごとに必ず断線検出処理が実行される必要はなく、前回の断線検出処理から所定期間以上経過した後のスリープモードで断線検出処理が実行されるような形態であってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、温度センサ122が、マイコン110にアナログのセンサ信号を入力するセンサであるが、かかるセンサは、温度センサ122以外であってもよい。例えば、マイコン110にアナログのセンサ信号を入力するセンサは、電流センサや電圧センサ、回転角センサ等であってもよい。
なお、以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
[付記1]
処理部(111)、A/Dコンバータ(112)及びプルデバイス回路(113、114)を内蔵する半導体チップ(例えばマイコン110)と、
前記A/Dコンバータに接続される端子に一端が接続される配線部130、131、132と、
前記配線部の他端に接続され、前記配線部を介してアナログのセンサ信号を前記端子に入力するセンサ(例えば温度センサ122)と、を有しており、
前記プルデバイス回路は、スイッチング素子(SW1、SW2)を備えるとともに、一端がグランド又は電源電圧に接続され、かつ、他端が、前記A/Dコンバータと前記端子の間に接続されており、
前記処理部は、
前記スイッチング素子をオン/オフ状態を制御するスイッチ制御部(200)と、
前記センサ信号に基づいて、センサ情報を生成するセンサ情報生成部(210)と、
前記スイッチング素子がオン状態であるときの前記A/Dコンバータの出力に基づいて、前記配線部の断線を検出する断線検出部(220)と、を備えている、
制御システム(例えばモータ駆動システム2やモータ制御装置10)。
付記1の構成によれば、半導体チップの端子に配線部を介してアナログのセンサ信号を入力する構成において、新たな部品を追加することなく(半導体チップに内蔵のプルデバイス回路を利用して)、配線部の断線を検出することが可能な制御システムを得ることができる。
[付記2]
前記センサ情報生成部は、前記スイッチング素子がオフ状態であるときの前記A/Dコンバータの出力に基づいて、前記センサ情報を生成する、
付記1に記載の制御システム。
付記2の構成によれば、プルデバイス回路の影響を受けない態様で精度の高いセンサ情報を得ることができる。
[付記3]
前記スイッチ制御部は、所定条件が成立している間、前記スイッチング素子をオンする、
付記1又は付記2に記載の制御システム。
付記3の構成によれば、プルデバイス回路及びそれに伴い断線検出部が機能する期間を適切に限定することができる。
[付記4]
前記所定条件は、初期化又はスリープモードに関連して成立する、
付記3に記載の制御システム。
付記4の構成によれば、センサ情報を得る必要性が低いタイミングである初期化又はスリープモードに関連してプルデバイス回路及びそれに伴い断線検出部を機能させることができる。
[付記5]
前記断線検出部は、前記スイッチング素子がオン状態であるときの前記A/Dコンバータの出力が第1所定閾値を上回る又は第2所定閾値を下回る場合に、前記配線部の断線を検出する、
付記1から付記4のうちのいずれか1項に記載の制御システム。
付記5の構成によれば、A/Dコンバータの出力と所定閾値との関係に基づいて精度良く配線部の断線を検出することができる。
[付記6]
前記処理部は、更に、センサ故障検出部(230)を備えており、
前記センサ故障検出部は、前記スイッチング素子がオフ状態であるときの前記A/Dコンバータの出力が第3所定閾値を上回る場合に、前記センサにおける天絡故障を検出し、前記スイッチング素子がオフ状態であるときの前記A/Dコンバータの出力が第4所定閾値を下回る場合に、前記センサにおける地絡故障を検出する、
付記5に記載の制御システム。
付記6の構成によれば、配線部の断線のみならず、センサにおける天絡故障や地絡故障をも検出することができる。また、センサにおける天絡故障や地絡故障は、センサ情報を得る際に用いる出力に基づいて検出できるので、故障発生時に速やかに検出することができる。
[付記7]
制御システムにおける断線検出方法であって、
前記制御システムは、
処理部、A/Dコンバータ及びプルデバイス回路を内蔵する半導体チップと、
前記A/Dコンバータに接続される端子に一端が接続される配線部と、
前記配線部の他端に接続され、前記配線部を介してアナログのセンサ信号を前記端子に入力するセンサとを有しており、
前記プルデバイス回路は、スイッチング素子を備えるとともに、一端がグランド又は電源電圧に接続され、かつ、他端が、前記A/Dコンバータと前記端子の間に接続されており、
前記断線検出方法は、
前記処理部によって、前記スイッチング素子をオン/オフ状態を制御するステップと、
前記処理部によって、前記センサ信号に基づいて、センサ情報を生成するステップと、
前記スイッチング素子がオン状態であるときの前記A/Dコンバータの出力に基づいて、前記配線部の断線を検出するステップと、を備えている、
断線検出方法。
付記7の構成によれば、半導体チップの端子に配線部を介してアナログのセンサ信号を入力する制御システムにおいて、新たな部品を追加することなく(半導体チップに内蔵のプルデバイス回路を利用して)、配線部の断線を検出することが可能な断線検出方法を得ることができる。
[付記8]
制御システムにおける断線検出プログラムであって、
前記制御システムは、
処理部、A/Dコンバータ及びプルデバイス回路を内蔵する半導体チップと、
前記A/Dコンバータに接続される端子に一端が接続される配線部と、
前記配線部の他端に接続され、前記配線部を介してアナログのセンサ信号を前記端子に入力するセンサとを有しており、
前記プルデバイス回路は、スイッチング素子を備えるとともに、一端がグランド又は電源電圧に接続され、かつ、他端が、前記A/Dコンバータと前記端子の間に接続されており、
前記断線検出プログラムは、
前記スイッチング素子をオン/オフ状態を制御する処理と、
前記センサ信号に基づいて、センサ情報を生成する処理と、
前記スイッチング素子がオン状態であるときの前記A/Dコンバータの出力に基づいて、前記配線部の断線を検出する処理と、を前記処理部に実行させる、
断線検出プログラム。
付記8の構成によれば、半導体チップの端子に配線部を介してアナログのセンサ信号を入力する制御システムにおいて、新たな部品を追加することなく(半導体チップに内蔵のプルデバイス回路を利用して)、配線部の断線を検出することが可能な断線検出プログラムを得ることができる。
1 油圧発生装置
2 モータ駆動システム(制御システムの一例)
3 油圧ポンプ
4 上位ECU
10 モータ制御装置(制御システムの一例)
12 モータ
12a 出力軸
31 タンク
32 供給路
110 マイコン
111 処理部
112 A/Dコンバータ
113 プルアップ回路(プルデバイス回路の一例)
114 プルダウン回路(プルデバイス回路の一例)
120 駆動装置
121 駆動回路
122 温度センサ
130 配線部
131 配線部
132 配線部
200 スイッチ制御部
210 センサ情報生成部
220 断線検出部
230 センサ故障検出部
600 出力特性
630 出力特性
1121 入力ライン
1221 電源電圧
1222 サーミスタ
1223 抵抗
1224 コンデンサ

Claims (8)

  1. 処理部、A/Dコンバータ及びプルデバイス回路を内蔵する半導体チップと、
    前記A/Dコンバータに接続される端子に一端が接続される配線部と、
    前記配線部の他端に接続され、前記配線部を介してアナログのセンサ信号を前記端子に入力するセンサと、を有しており、
    前記プルデバイス回路は、スイッチング素子を備えるとともに、一端がグランド又は電源電圧に接続され、かつ、他端が、前記A/Dコンバータと前記端子の間に接続されており、
    前記処理部は、
    前記スイッチング素子をオン/オフ状態を制御するスイッチ制御部と、
    前記センサ信号に基づいて、センサ情報を生成するセンサ情報生成部と、
    前記スイッチング素子がオン状態であるときの前記A/Dコンバータの出力に基づいて、前記配線部の断線を検出する断線検出部と、を備えている、
    制御システム。
  2. 前記センサ情報生成部は、前記スイッチング素子がオフ状態であるときの前記A/Dコンバータの出力に基づいて、前記センサ情報を生成する、
    請求項1に記載の制御システム。
  3. 前記スイッチ制御部は、所定条件が成立している間、前記スイッチング素子をオンする、
    請求項1又は請求項2に記載の制御システム。
  4. 前記所定条件は、初期化又はスリープモードに関連して成立する、
    請求項3に記載の制御システム。
  5. 前記断線検出部は、前記スイッチング素子がオン状態であるときの前記A/Dコンバータの出力が第1所定閾値を上回る又は第2所定閾値を下回る場合に、前記配線部の断線を検出する、
    請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の制御システム。
  6. 前記処理部は、更に、センサ故障検出部を備えており、
    前記センサ故障検出部は、前記スイッチング素子がオフ状態であるときの前記A/Dコンバータの出力が第3所定閾値を上回る場合に、前記センサにおける天絡故障を検出し、前記スイッチング素子がオフ状態であるときの前記A/Dコンバータの出力が第4所定閾値を下回る場合に、前記センサにおける地絡故障を検出する、
    請求項5に記載の制御システム。
  7. 制御システムにおける断線検出方法であって、
    前記制御システムは、
    処理部、A/Dコンバータ及びプルデバイス回路を内蔵する半導体チップと、
    前記A/Dコンバータに接続される端子に一端が接続される配線部と、
    前記配線部の他端に接続され、前記配線部を介してアナログのセンサ信号を前記端子に入力するセンサとを有しており、
    前記プルデバイス回路は、スイッチング素子を備えるとともに、一端がグランド又は電源電圧に接続され、かつ、他端が、前記A/Dコンバータと前記端子の間に接続されており、
    前記断線検出方法は、
    前記処理部によって、前記スイッチング素子をオン/オフ状態を制御するステップと、
    前記処理部によって、前記センサ信号に基づいて、センサ情報を生成するステップと、
    前記スイッチング素子がオン状態であるときの前記A/Dコンバータの出力に基づいて、前記配線部の断線を検出するステップと、を備えている、
    断線検出方法。
  8. 制御システムにおける断線検出プログラムであって、
    前記制御システムは、
    処理部、A/Dコンバータ及びプルデバイス回路を内蔵する半導体チップと、
    前記A/Dコンバータに接続される端子に一端が接続される配線部と、
    前記配線部の他端に接続され、前記配線部を介してアナログのセンサ信号を前記端子に入力するセンサとを有しており、
    前記プルデバイス回路は、スイッチング素子を備えるとともに、一端がグランド又は電源電圧に接続され、かつ、他端が、前記A/Dコンバータと前記端子の間に接続されており、
    前記断線検出プログラムは、
    前記スイッチング素子をオン/オフ状態を制御する処理と、
    前記センサ信号に基づいて、センサ情報を生成する処理と、
    前記スイッチング素子がオン状態であるときの前記A/Dコンバータの出力に基づいて、前記配線部の断線を検出する処理と、を前記処理部に実行させる、
    断線検出プログラム。
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