JP2023038972A - 画像形成装置、現像剤残量出力方法 - Google Patents

画像形成装置、現像剤残量出力方法 Download PDF

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Abstract

【課題】出力される現像剤の残量と現像剤収容部における実際の現像剤の残量との間に乖離が生じることを抑制可能な画像形成装置、及び現像剤残量出力方法を提供すること。【解決手段】画像形成装置100は、トナーコンテナから供給されるトナーを用いて画像を形成する画像形成部1と、前記トナーコンテナにおけるトナーの初期収容量に対応する第1特定値、1ドット当たりのトナーの消費量に対応する第2特定値、及び画像形成部1の動作状態の切り替わりに伴って消費されるトナーの消費量に対応する第3特定値に基づいて算出される前記トナーコンテナにおけるトナーの残量に対応する第4特定値を取得する取得処理部55と、取得処理部55によって取得される前記第4特定値を出力する出力処理部56と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置、及び当該画像形成装置で実行される現像剤残量出力方法に関する。
トナーなどの現像剤を用いて画像を形成する画像形成装置には、前記現像剤を収容するトナーコンテナなどの現像剤収容部が着脱可能に設けられる。
また、前記現像剤収容部における前記現像剤の初期収容量、前記現像剤収容部の使用開始時からのドットの形成数の累計値、及び1ドット当たりの前記現像剤の消費量に基づいて算出される前記現像剤収容部における前記現像剤の残量を出力する構成が関連技術として知られている(特許文献1参照)。
特開2006-259539号公報
ところで、前記画像形成装置では、ドットの形成とは無関係に前記現像剤が消費されることがある。しかしながら、上述の関連技術では、ドットの形成とは無関係に消費される前記現像剤について考慮されていない。そのため、上述の関連技術では、出力される前記現像剤の残量と前記現像剤収容部における実際の前記現像剤の残量との間に乖離が生じるおそれがある。
本発明の目的は、出力される現像剤の残量と現像剤収容部における実際の現像剤の残量との間に乖離が生じることを抑制可能な画像形成装置、及び現像剤残量出力方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、装着部と、画像形成部と、取得処理部と、出力処理部とを備える。前記装着部には、現像剤を収容する現像剤収容部が装着される。前記画像形成部は、前記装着部に装着された前記現像剤収容部から供給される前記現像剤を用いて画像を形成する。前記取得処理部は、前記装着部に装着された前記現像剤収容部における前記現像剤の初期収容量に対応する第1特定値、1ドット当たりの前記現像剤の消費量に対応する第2特定値、及び前記画像形成部の動作状態の切り替わりに伴って消費される前記現像剤の消費量に対応する第3特定値に基づいて算出される当該現像剤収容部における前記現像剤の残量に対応する第4特定値を取得する。前記出力処理部は、前記取得処理部によって取得される前記第4特定値を出力する。
本発明の他の局面に係る現像剤残量出力方法は、現像剤を収容する現像剤収容部が装着される装着部と、前記装着部に装着された前記現像剤収容部から供給される前記現像剤を用いて画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置で実行され、取得ステップと、出力ステップとを含む。前記取得ステップでは、前記装着部に装着された前記現像剤収容部における前記現像剤の初期収容量に対応する第1特定値、1ドット当たりの前記現像剤の消費量に対応する第2特定値、及び前記画像形成部の動作状態の切り替わりに伴って消費される前記現像剤の消費量に対応する第3特定値に基づいて算出される当該現像剤収容部における前記現像剤の残量に対応する第4特定値が取得される。前記出力ステップでは、前記取得ステップによって取得される前記第4特定値が出力される。
本発明によれば、出力される現像剤の残量と現像剤収容部における実際の現像剤の残量との間に乖離が生じることを抑制することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される現像剤残量更新処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される印刷中断処理の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される現像剤残量出力処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置100の構成]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の構成について説明する。なお、図1は画像形成装置100の構成を示す断面図である。
なお、以下の説明では、画像形成装置100が設置された状態を基準として上下方向D1を定義する。また、画像形成装置100に対してトナーコンテナ200が挿入される側を手前側(正面側)として前後方向D2を定義する。また、画像形成装置100を手前側(正面側)から見て左右方向D3を定義する。
画像形成装置100は、少なくとも印刷機能を備えた装置である。画像形成装置100は、トナー(本発明の現像剤の一例)を含む現像剤を用いて、シート部材である印刷用紙に画像を印刷する。例えば、画像形成装置100は、カラープリンターである。なお、画像形成装置100は、モノクロプリンターであってもよいし、ファクス装置、コピー機、及び複合機などであってもよい。
画像形成装置100は、いわゆるタンデム方式のカラー画像形成装置である。図1及び図2に示されるように、画像形成装置100は、複数の画像形成部1~4と、光走査装置5と、中間転写ユニット6と、二次転写装置7と、定着装置8と、制御部9と、操作表示部10と、給紙トレイ11と、排紙トレイ12と、トナー供給部13と、無線通信部14と、記憶部15とを備えている。これらの構成要素は、画像形成装置100の外部フレーム(不図示)や内部フレームなどを構成する筐体16に取り付けられている。
画像形成部1~4は、並設された複数の感光体ドラム21各々に色の異なるトナー像を所謂電子写真方式によって形成する。前記トナー像は、走行中(移動中)の中間転写ベルト6Aに順次重ね合わさるように転写される。図1に示されるように、画像形成部1~4は、中間転写ベルト6Aの移動方向D4の下流側から順に、黒色用の画像形成部1、イエロー用の画像形成部2、シアン用の画像形成部3、及びマゼンタ用の画像形成部4がその順番で一列に配置されている。
画像形成部1~4各々は、中間転写ベルト6Aの下側に設けられている。画像形成部1~4各々は、トナー像を担持する感光体ドラム21、帯電装置22、現像装置23、及び一次転写装置24などを備えている。感光体ドラム21の表面は帯電装置22によって帯電される。帯電された感光体ドラム21の表面は、光走査装置5によって露光走査される。これにより、感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成される。現像装置23は、前記静電潜像をトナーによって現像する。そして、一次転写装置24によって、感光体ドラム21上のトナー像が中間転写ベルト6Aに転写される。
中間転写ユニット6は、中間転写ベルト6Aと、駆動ローラー6Bと、従動ローラー6Cと、ベルトクリーニング装置6Dとを有する。中間転写ベルト6Aは、複数色(本実施形態では4色)のトナー像からなるトナー像を担持する。中間転写ベルト6Aは、駆動ローラー6B及び従動ローラー6Cによって回転駆動可能に支持されることにより、その表面が各感光体ドラム21の表面に接しながら移動可能となる。中間転写ベルト6Aが回転駆動されると、その表面が感光体ドラム21と一次転写装置24との間を通過する。その際に、複数の感光体ドラム21に担持された各色のトナー像が重ね合わさるように順に中間転写ベルト6Aに転写される。
二次転写装置7は、中間転写ベルト6Aに転写されたトナー像を給紙トレイ11から搬送されてきた印刷用紙に転写する。トナー像が転写された印刷用紙は、図示しない搬送部によって定着装置8に搬送される。定着装置8は、加熱ローラー8Aと加圧ローラー8Bとを有する。定着装置8は、トナー像が転写された印刷用紙に対して熱と圧力を加えながら搬送する。これにより、トナー像が溶融して印刷用紙に定着される。トナー像が定着された印刷用紙は、更に下流側へ搬送されて、中間転写ユニット6の上方に配置されたトレイ状の排紙トレイ12に排出されて保持される。
ベルトクリーニング装置6Dは、中間転写ベルト6Aの表面に残存した廃トナーを除去して回収し、回収した廃トナーを廃トナー容器6Eに排出する。
制御部9は、画像形成装置100を統括的に制御する。図2に示されるように、制御部9は、CPU9A、ROM9B、及びRAM9Cを備える。CPU9Aは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。ROM9Bは、CPU9Aに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め格納される不揮発性の記憶装置である。RAM9Cは、CPU9Aが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性又は不揮発性の記憶装置である。CPU9Aは、ROM9Bに予め格納された各種の制御プログラムを実行することにより、画像形成装置100を統括的に制御する。
なお、制御部9は、画像形成装置100を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。また、制御部9は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよい。
操作表示部10は、制御部9からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザー操作に応じて制御部9に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
中間転写ユニット6の上方には、トナー供給部13が設けられている。トナー供給部13は、画像形成部1~4各々に、対応する色のトナーを供給する。画像形成部1~4は、トナー供給部13から供給されるトナーを用いて画像を形成する。図1に示されるように、トナー供給部13は、黒、イエロー、シアン、マゼンタの各色に対応するトナーコンテナ200(本発明の現像剤収容部の一例)と、トナーコンテナ200各々が装着される装着部30とを備える。
トナーコンテナ200は、現像装置23に補給されるトナーを収容する。本実施形態では、黒、イエロー、シアン、マゼンタの各色に対応する4つのトナーコンテナ200がトナー供給部13に設けられている。トナーコンテナ200には、無線タグ201(図2参照)が取り付けられている。
無線タグ201は、トナーコンテナ200に関する特定情報の読み書きに用いられる。無線タグ201は、RFID(Radio Frequency Identification)タグとも称される。無線タグ201は、所謂パッシブ型の無線タグであって、無線通信部14の第2アンテナから供給される電力により動作する。
前記特定情報には、トナーコンテナ200の個体識別情報、製造者情報、及び製造年月日などの情報が含まれる。また、前記特定情報には、トナーコンテナ200におけるトナーの初期収容量に対応する第1特定値が含まれる。例えば、前記第1特定値は、トナーコンテナ200におけるトナーの初期収容量を示す値である。また、前記特定情報には、トナーコンテナ200に収容されているトナーの種類及び色などの情報が含まれる。
図2に示されるように、無線タグ201は、メモリー201Aを備える。メモリー201Aには、前記特定情報が格納される。また、無線タグ201は、第1アンテナ、及びタグ制御部を備える。前記第1アンテナは、無線通信部14との間の無線通信に用いられる。前記タグ制御部は、前記第1アンテナを用いて無線通信部14との間で無線通信を実行する。また、前記タグ制御部は、無線通信部14からの指示に従って、メモリー201Aに対するデータの読み書きを実行する。
装着部30には、トナーコンテナ200が装着される。装着部30は、トナーコンテナ200各々に対応して設けられる。装着部30は、筐体16の内部において、トナーコンテナ200の収容空間を形成する。
無線通信部14は、トナーコンテナ200の無線タグ201との間で無線通信を実行する。無線通信部14は、無線タグ201を読み書き可能なリーダーライターである。無線通信部14は、前記第2アンテナ、及び通信制御部を備える。前記第2アンテナは、装着部30に装着されたトナーコンテナ200の無線タグ201との間の無線通信に用いられる。前記通信制御部は、前記第2アンテナを用いて無線タグ201との間で無線通信を実行する。
記憶部15は、不揮発性の記憶装置である。例えば、記憶部15は、フラッシュメモリー及びEEPROM(登録商標)などの不揮発性メモリー、SSD(Solid State Drive)、並びにHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置である。
図2に示されるように、記憶部15は、第1記憶部15A、第2記憶部15B、及び第3記憶部15Cを備える。第1記憶部15Aは、記憶部15において予め確保された記憶領域である。第2記憶部15Bは、記憶部15において第1記憶部15Aとは別に確保された記憶領域である。第3記憶部15Cは、記憶部15において第1記憶部15A及び第2記憶部15Bとは別に確保された記憶領域である。なお、記憶部15は、複数の記憶装置を含んでいてもよい。また、第1記憶部15A、第2記憶部15B、及び第3記憶部15Cは、それぞれ個別の記憶装置であってもよい。
ところで、トナーコンテナ200におけるトナーの初期収容量、トナーコンテナ200の使用開始時からのドット(画素)の形成数の累計値、及び1ドット当たりのトナーの消費量に基づいて算出されるトナーコンテナ200におけるトナーの残量を出力する構成が関連技術として知られている。
しかしながら、画像形成装置100では、ドットの形成とは無関係にトナーが消費されることがある。具体的に、画像形成装置100では、画像形成部1~4の駆動開始時に現像装置23から感光体ドラム21へトナーが移転する。また、画像形成装置100では、画像形成部1~4の駆動停止時に現像装置23から感光体ドラム21へトナーが移転する。
上述の関連技術では、ドットの形成とは無関係に消費されるトナーについて考慮されていない。そのため、上述の関連技術では、出力されるトナーの残量とトナーコンテナ200における実際のトナーの残量との間に乖離が生じるおそれがある。
これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置100では、以下に説明するように、出力されるトナーの残量とトナーコンテナ200における実際のトナーの残量との間に乖離が生じることを抑制可能である。
[制御部9の構成]
次に、図2を参照しつつ、制御部9の構成について説明する。
図2に示されるように、制御部9は、格納処理部51、第1補正処理部52、第1更新処理部53、第2更新処理部54、取得処理部55、出力処理部56、検出処理部57、第3更新処理部58、及び第2補正処理部59を含む。
具体的に、制御部9のROM9Bには、CPU9Aを上述の各部として機能させるための現像剤残量出力プログラムが予め格納されている。そして、CPU9Aは、ROM9Bに格納された前記現像剤残量出力プログラムを実行することにより、上述の各部として機能する。
なお、前記現像剤残量出力プログラムは、CD、DVD、及びフラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて記憶部15に格納されてもよい。また、格納処理部51、第1補正処理部52、第1更新処理部53、第2更新処理部54、取得処理部55、出力処理部56、検出処理部57、第3更新処理部58、及び第2補正処理部59の一部又は全部は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよい。
なお、以下では、画像形成部1~4のうち、画像形成部1に含まれる各部、及び画像形成部1に対応して設けられる各部を例に挙げて説明を行う。以下の説明は、画像形成部2~4各々についても同様に当てはまる。
格納処理部51は、装着部30に装着されたトナーコンテナ200におけるトナーの初期収容量に対応する前記第1特定値を、当該トナーコンテナ200におけるトナーの残量に対応する第4特定値の初期値として、第1記憶部15Aに格納する。例えば、前記第4特定値は、トナーコンテナ200におけるトナーの残量を示す値である。第1記憶部15Aは、本発明の予め定められた記憶部の一例である。
例えば、格納処理部51は、トナーコンテナ200が交換された場合に、交換後のトナーコンテナ200の無線タグ201に格納されている前記第1特定値を、前記第4特定値の初期値として、第1記憶部15Aに上書きで格納する。
例えば、格納処理部51は、予め定められた読み出しタイミングが到来するごとに、トナーコンテナ200の無線タグ201から前記特定情報を読み出す。そして、格納処理部51は、読み出された前記特定情報に含まれる前記個体識別情報が、当該特定情報の直前に読み出された前記特定情報に含まれる前記個体識別情報とは異なる場合に、トナーコンテナ200が交換されたと判定する。例えば、前記読み出しタイミングは、画像形成装置100の電源が投入されたタイミング、及びトナーコンテナ200の交換時に開閉されるカバー部材が閉じられたタイミングである。
なお、格納処理部51は、前記第1特定値を、前記第4特定値の初期値として、無線タグ201のメモリー201Aに格納してもよい。この場合、メモリー201Aは、本発明の予め定められた記憶部の他の一例である。
第1補正処理部52は、画像形成部1を用いて画像を形成する印刷処理の実行時における気温及び湿度の両方に基づいて、画像形成部1の動作状態の切り替わりに伴って消費されるトナーの消費量に対応する第3特定値を補正する。例えば、前記第3特定値は、画像形成部1の動作状態の切り替わりに伴って消費されるトナーの消費量を示す値である。
具体的に、前記第3特定値は、画像形成部1の動作状態が停止状態から駆動状態に切り替わる場合に現像装置23から感光体ドラム21へトナーが移転することにより消費されるトナー量と、画像形成部1の動作状態が駆動状態から停止状態に切り替わる場合に現像装置23から感光体ドラム21へトナーが移転することにより消費されるトナー量との合計を示す値である。前記第3特定値は、画像形成装置100によって形成される画像を構成するドット(画素)の形成とは無関係に消費されるトナー量であるともいえる。また、前記第3特定値は、画像データに基づくことなく消費されるトナー量であるともいえる。前記第3特定値は、制御部9のROM9Bに予め格納されている。
例えば、第1補正処理部52は、筐体16の内部に設けられた不図示の温湿度センサーを用いて、前記印刷処理の実行時における気温及び湿度を検出する。
また、画像形成装置100では、気温及び湿度の組み合わせと前記第3特定値の補正に用いられる補正値との対応関係を示すテーブルデータが予め制御部9のROM9Bに格納されている。前記テーブルデータでは、気温及び湿度の組み合わせが高温高湿と評価される場合に前記補正値がプラスの所定値になり、低温低湿と評価される場合に前記補正値がマイナスの所定値になり、高温高湿及び低温低湿のいずれとも評価されない場合に前記補正値がゼロになるように、気温及び湿度の組み合わせと前記補正値とが対応付けられている。第1補正処理部52は、前記テーブルデータを用いて、前記温湿度センサーによって検出された気温及び湿度の組み合わせに対応する前記補正値を取得する。
そして、第1補正処理部52は、取得された前記補正値を、ROM9Bから読み出される前記第3特定値に加算することにより、前記第3特定値を補正する。
なお、第1補正処理部52は、前記印刷処理の実行時における気温及び湿度のいずれか一方に基づいて、前記第3特定値を補正してもよい。
第1更新処理部53は、画像形成部1を用いて画像を形成する前記印刷処理が実行される場合に、当該印刷処理におけるドットの形成数、1ドット当たりのトナーの消費量に対応する第2特定値、及び前記第3特定値に基づいて、第1記憶部15Aに格納された前記第4特定値を更新する。例えば、前記第2特定値は、1ドット当たりのトナーの消費量を示す値である。前記第2特定値は、記憶部15の第2記憶部15Bに予め格納されている。
具体的に、第1更新処理部53は、第1補正処理部52によって補正された前記第3特定値に基づいて、前記第4特定値を更新する。
例えば、第1更新処理部53は、以下の手順で前記第4特定値を更新する。
まず、第1更新処理部53は、前記印刷処理で印刷される画像データに基づいて、当該印刷処理で形成されるドットの形成数を取得する。次に、第1更新処理部53は、取得された前記印刷処理で形成されるドットの形成数に前記第2特定値を乗算することにより、前記印刷処理におけるドットの形成によるトナーの消費量を算出する。次に、第1更新処理部53は、算出された前記印刷処理におけるドットの形成によるトナーの消費量に第1補正処理部52によって補正された前記第3特定値を加算することにより、前記印刷処理におけるトナーの消費量を算出する。次に、第1更新処理部53は、第1記憶部15Aから前記第4特定値を読み出す。次に、第1更新処理部53は、読み出された前記第4特定値に、算出された前記印刷処理におけるトナーの消費量を減算することにより、更新後の前記第4特定値を算出する。そして、第1更新処理部53は、算出された更新後の前記第4特定値を、第1記憶部15Aに上書きで格納する。
第2更新処理部54は、第1更新処理部53によって前記第4特定値が更新された場合に、前記第4特定値の更新に用いられた前記第3特定値の累計値に対応する第5特定値を更新する。例えば、前記第5特定値は、前記第4特定値の更新に用いられた前記第3特定値の累計値を示す値である。前記第5特定値は、記憶部15の第3記憶部15Cに予め格納されている。前記第5特定値は、格納処理部51によって前記第1特定値が第1記憶部15Aに格納される場合に、初期値であるゼロに初期化される。
例えば、第2更新処理部54は、以下の手順で前記第5特定値を更新する。
まず、第2更新処理部54は、第3記憶部15Cから前記第5特定値を読み出す。次に、第2更新処理部54は、読み出された前記第5特定値に、前記第4特定値の更新に用いられた前記第3特定値を加算することにより、更新後の前記第5特定値を算出する。そして、第2更新処理部54は、算出された更新後の前記第5特定値を、第3記憶部15Cに上書きで格納する。
取得処理部55は、装着部30に装着されたトナーコンテナ200におけるトナーの初期収容量に対応する前記第1特定値、1ドット当たりのトナーの消費量に対応する前記第2特定値、及び画像形成部1の動作状態の切り替わりに伴って消費されるトナーの消費量に対応する前記第3特定値に基づいて算出される、当該トナーコンテナ200におけるトナーの残量に対応する前記第4特定値を取得する。
具体的に、取得処理部55は、第1記憶部15Aから前記第4特定値を取得する。
出力処理部56は、取得処理部55によって取得される前記第4特定値を出力する。
例えば、出力処理部56は、取得処理部55によって取得される前記第4特定値が予め定められた下限値以上である場合は、装着部30に装着されたトナーコンテナ200におけるトナーの残量が当該第4特定値である旨をユーザーに報知する。
例えば、出力処理部56は、装着部30に装着されたトナーコンテナ200におけるトナーの残量が取得処理部55によって取得される前記第4特定値である旨を示す情報を操作表示部10に表示させる。
また、出力処理部56は、取得処理部55によって取得される前記第4特定値が前記下限値未満である場合は、装着部30に装着されたトナーコンテナ200におけるトナーの残量が前記下限値未満である旨をユーザーに報知する。
例えば、出力処理部56は、装着部30に装着されたトナーコンテナ200におけるトナーの残量が前記下限値未満である旨を示す情報を操作表示部10に表示させる。
これにより、取得処理部55によって取得される前記第4特定値が前記下限値未満であるか否かに関わらず当該第4特定値をユーザーに報知する構成と比較して、当該第4特定値がマイナスの値になる場合にユーザーが困惑することを回避可能である。なお、画像形成装置100では、第2補正処理部59による補正前の前記第2特定値が用いられて前記第4特定値が算出される場合に、前記第4特定値がマイナスの値になることがある。
なお、出力処理部56は、取得処理部55によって取得される前記第4特定値が前記下限値未満であるか否かに関わらず、装着部30に装着されたトナーコンテナ200におけるトナーの残量が当該第4特定値である旨をユーザーに報知してもよい。
検出処理部57は、取得処理部55によって取得される前記第4特定値に基づくことなく、装着部30に装着されたトナーコンテナ200におけるトナーの残量が予め定められた基準値を下回る特定状態を検出する。
例えば、検出処理部57は、装着部30に装着されたトナーコンテナ200の重量を検出可能な不図示の重量センサーを用いて、前記特定状態を検出する。例えば、検出処理部57は、前記重量センサーによって検出されるトナーコンテナ200の重量が予め定められた基準重量を下回った場合に、前記特定状態であると判定する。
なお、検出処理部57による前記特定状態の検出方法は、以上に述べた方法に限られず、他の方法が用いられてよい。
第3更新処理部58は、検出処理部57によって前記特定状態が検出された場合に、前記印刷処理を中断させて、前記印刷処理が中断されるまでのトナーの消費量に基づいて、前記第4特定値及び前記第5特定値を更新する。
例えば、第3更新処理部58は、以下の手順で前記第4特定値を更新する。
まず、第3更新処理部58は、前記印刷処理の中断時までに光走査装置5に入力された画像データに基づいて、当該中断時までのドットの形成数を取得する。次に、第3更新処理部58は、取得された前記印刷処理の中断時までのドットの形成数に前記第2特定値を乗算することにより、前記印刷処理の中断時までのドットの形成によるトナーの消費量を算出する。次に、第3更新処理部58は、算出された前記印刷処理の中断時までのドットの形成によるトナーの消費量に第1補正処理部52によって補正された前記第3特定値を加算することにより、前記印刷処理の中断時までのトナーの消費量を算出する。次に、第3更新処理部58は、第1記憶部15Aから前記第4特定値を読み出す。次に、第3更新処理部58は、読み出された前記第4特定値に、算出された前記印刷処理の中断時までのトナーの消費量を減算することにより、更新後の前記第4特定値を算出する。そして、第3更新処理部58は、算出された更新後の前記第4特定値を、第1記憶部15Aに上書きで格納する。
また、第3更新処理部58は、前記第4特定値の更新に用いられた前記第3特定値に基づいて、以下の手順で前記第5特定値を更新する。
まず、第3更新処理部58は、第3記憶部15Cから前記第5特定値を読み出す。次に、第3更新処理部58は、読み出された前記第5特定値に、前記第4特定値の更新に用いられた前記第3特定値を加算することにより、更新後の前記第5特定値を算出する。そして、第3更新処理部58は、算出された更新後の前記第5特定値を、第3記憶部15Cに上書きで格納する。
第2補正処理部59は、第3更新処理部58による更新後の前記第4特定値及び前記第5特定値、並びに前記第1特定値及び前記第2特定値に基づいて、前記第2特定値を補正する。
例えば、第2補正処理部59は、以下の手順で前記第2特定値を補正する。
まず、第2補正処理部59は、無線タグ201から前記第1特定値を読み出す。次に、第2補正処理部59は、読み出した前記第1特定値から第3更新処理部58による更新後の前記第4特定値を減算することにより、計算上のトナーの消費量の累計値を算出する。次に、第2補正処理部59は、算出された計算上のトナーの消費量の累計値から第3更新処理部58による更新後の前記第5特定値を減算することにより、計算上のドットの形成によるトナーの消費量の累計値を算出する。次に、第2補正処理部59は、算出された計算上のドットの形成によるトナーの消費量の累計値を前記第2特定値で除算することにより、トナーコンテナ200の使用開始時から前記特定状態が検出されるまでのドットの形成数の累計値を算出する。
次に、第2補正処理部59は、無線タグ201から読み出した前記第1特定値から前記基準値を減算することにより、実際のトナーの消費量の累計値を算出する。次に、第2補正処理部59は、算出された実際のトナーの消費量の累計値から第3更新処理部58による更新後の前記第5特定値を減算することにより、実際のドットの形成によるトナーの消費量の累計値を算出する。次に、第2補正処理部59は、算出された実際のドットの形成によるトナーの消費量の累計値を、算出されたトナーコンテナ200の使用開始時から前記特定状態が検出されるまでのドットの形成数の累計値で除算することにより、実際の1ドット当たりのトナーの消費量を算出する。そして、第2補正処理部59は、算出された実際の1ドット当たりのトナーの消費量を示す値を、補正後の前記第2特定値として、第2記憶部15Bに上書きで格納する。
[現像剤残量更新処理]
以下、図3を参照しつつ、画像形成装置100において制御部9により実行される現像剤残量更新処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部9により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
なお、前記現像剤残量出力処理は、前記印刷処理が実行される場合に、前記印刷処理とともに実行される。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部9は、前記第3特定値を補正する。ここで、ステップS11の処理は、制御部9の第1補正処理部52により実行される。
具体的に、制御部9は、前記温湿度センサーを用いて、前記印刷処理の実行時における気温及び湿度を検出する。また、制御部9は、前記テーブルデータを用いて、前記温湿度センサーによって検出された気温及び湿度の組み合わせに対応する前記補正値を取得する。そして、制御部9は、取得された前記補正値を、ROM9Bから読み出される前記第3特定値に加算することにより、前記第3特定値を補正する。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部9は、前記特定状態であるか否かを判定する。ここで、ステップS12の処理は、制御部9の検出処理部57により実行される。
具体的に、制御部9は、前記重量センサーによって検出されるトナーコンテナ200の重量が前記基準重量を下回った場合に、前記特定状態であると判定する。
ここで、制御部9は、前記特定状態であると判定すると(S12のYes側)、処理をステップS13に移行させる。また、前記特定状態でなければ(S12のNo側)、制御部9は、処理をステップS14に移行させる。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部9は、後述する印刷中断処理を実行する。
<ステップS14>
ステップS14において、制御部9は、前記印刷処理が終了したか否かを判定する。
ここで、制御部9は、前記印刷処理が終了したと判定すると(S14のYes側)、処理をステップS15に移行させる。また、前記印刷処理が終了していなければ(S14のNo側)、制御部9は、処理をステップS12に移行させる。
<ステップS15>
ステップS15において、制御部9は、前記印刷処理におけるドットの形成数、前記第2特定値、及び前記第3特定値に基づいて、第1記憶部15Aに格納された前記第4特定値を更新する。ここで、ステップS15の処理は、制御部9の第1更新処理部53により実行される。
具体的に、制御部9は、前記印刷処理で印刷された画像データに基づいて、当該印刷処理で形成されたドットの形成数を取得する。次に、制御部9は、取得された前記印刷処理で形成されたドットの形成数に前記第2特定値を乗算することにより、前記印刷処理におけるドットの形成によるトナーの消費量を算出する。次に、制御部9は、算出された前記印刷処理におけるドットの形成によるトナーの消費量にステップS11によって補正された前記第3特定値を加算することにより、前記印刷処理におけるトナーの消費量を算出する。次に、制御部9は、第1記憶部15Aから前記第4特定値を読み出す。次に、制御部9は、読み出された前記第4特定値に、算出された前記印刷処理におけるトナーの消費量を減算することにより、更新後の前記第4特定値を算出する。そして、制御部9は、算出された更新後の前記第4特定値を、第1記憶部15Aに上書きで格納する。
<ステップS16>
ステップS16において、制御部9は、前記第5特定値を更新する。ここで、ステップS16の処理は、制御部9の第2更新処理部54により実行される。
具体的に、制御部9は、第3記憶部15Cから前記第5特定値を読み出す。次に、制御部9は、読み出された前記第5特定値に、ステップS15で前記第4特定値の更新に用いられた前記第3特定値を加算することにより、更新後の前記第5特定値を算出する。そして、制御部9は、算出された更新後の前記第5特定値を、第3記憶部15Cに上書きで格納する。
[印刷中断処理]
次に、図4を参照しつつ、前記現像剤残量更新処理のステップS13で実行される印刷中断処理の手順の一例について説明する。
<ステップS21>
まず、ステップS21において、制御部9は、前記印刷処理を中断させる。
<ステップS22>
ステップS22において、制御部9は、ステップS21で前記印刷処理が中断されるまでのトナーの消費量に基づいて、前記第4特定値及び前記第5特定値を更新する。ここで、ステップS21及びステップS22の処理は、制御部9の第3更新処理部58により実行される。
具体的に、制御部9は、前記印刷処理の中断時までに光走査装置5に入力された画像データに基づいて、当該中断時までのドットの形成数を取得する。次に、制御部9は、取得された前記印刷処理の中断時までのドットの形成数に前記第2特定値を乗算することにより、前記印刷処理の中断時までのドットの形成によるトナーの消費量を算出する。次に、制御部9は、算出された前記印刷処理の中断時までのドットの形成によるトナーの消費量に前記現像剤残量更新処理のステップS11で補正された前記第3特定値を加算することにより、前記印刷処理の中断時までのトナーの消費量を算出する。次に、制御部9は、第1記憶部15Aから前記第4特定値を読み出す。次に、制御部9は、読み出された前記第4特定値に、算出された前記印刷処理の中断時までのトナーの消費量を減算することにより、更新後の前記第4特定値を算出する。そして、制御部9は、算出された更新後の前記第4特定値を、第1記憶部15Aに上書きで格納する。
また、制御部9は、第3記憶部15Cから前記第5特定値を読み出す。次に、制御部9は、読み出された前記第5特定値に、前記第4特定値の更新に用いられた前記第3特定値を加算することにより、更新後の前記第5特定値を算出する。そして、制御部9は、算出された更新後の前記第5特定値を、第3記憶部15Cに上書きで格納する。
<ステップS23>
ステップS23において、制御部9は、ステップS22による更新後の前記第4特定値及び前記第5特定値、並びに前記第1特定値及び前記第2特定値に基づいて、前記第2特定値を補正する。ここで、ステップS23の処理は、制御部9の第2補正処理部59により実行される。
具体的に、制御部9は、無線タグ201から前記第1特定値を読み出す。次に、制御部9は、読み出した前記第1特定値からステップS22による更新後の前記第4特定値を減算することにより、計算上のトナーの消費量の累計値を算出する。次に、制御部9は、算出された計算上のトナーの消費量の累計値からステップS22による更新後の前記第5特定値を減算することにより、計算上のドットの形成によるトナーの消費量の累計値を算出する。次に、制御部9は、算出された計算上のドットの形成によるトナーの消費量の累計値を前記第2特定値で除算することにより、トナーコンテナ200の使用開始時から前記特定状態が検出されるまでのドットの形成数の累計値を算出する。
次に、制御部9は、無線タグ201から読み出した前記第1特定値から前記基準値を減算することにより、実際のトナーの消費量の累計値を算出する。次に、制御部9は、算出された実際のトナーの消費量の累計値からステップS22による更新後の前記第5特定値を減算することにより、実際のドットの形成によるトナーの消費量の累計値を算出する。次に、制御部9は、算出された実際のドットの形成によるトナーの消費量の累計値を、算出されたトナーコンテナ200の使用開始時から前記特定状態が検出されるまでのドットの形成数の累計値で除算することにより、実際の1ドット当たりのトナーの消費量を算出する。そして、制御部9は、算出された実際の1ドット当たりのトナーの消費量を示す値を、補正後の前記第2特定値として、第2記憶部15Bに上書きで格納する。
<ステップS24>
ステップS24において、制御部9は、トナーコンテナ200が交換されたか否かを判定する。
具体的に、制御部9は、前記読み出しタイミングが到来した場合に、トナーコンテナ200の無線タグ201から前記特定情報を読み出す。そして、制御部9は、読み出された前記特定情報に含まれる前記個体識別情報が、当該特定情報の直前に読み出された前記特定情報に含まれる前記個体識別情報とは異なる場合に、トナーコンテナ200が交換されたと判定する。
ここで、制御部9は、トナーコンテナ200が交換されたと判定すると(S24のYes側)、処理をステップS25に移行させる。また、トナーコンテナ200が交換されていなければ(S24のNo側)、制御部9は、ステップS24でトナーコンテナ200が交換されるのを待ち受ける。
<ステップS25>
ステップS25において、制御部9は、交換後のトナーコンテナ200の無線タグ201に格納されている前記第1特定値を、前記第4特定値の初期値として、第1記憶部15Aに上書きで格納する。ここで、ステップS24及びステップS25の処理は、制御部9の格納処理部51により実行される。
<ステップS26>
ステップS26において、制御部9は、第3記憶部15Cに格納されている前記第5特定値を初期値であるゼロに初期化する。
<ステップS27>
ステップS27において、制御部9は、ステップS21で中断された前記印刷処理を再開させる。
[現像剤残量出力処理]
次に、図5を参照しつつ、画像形成装置100において制御部9により実行される現像剤残量出力処理の手順の一例とともに、本発明の現像剤残量出力方法について説明する。
なお、前記現像剤残量出力処理は、予め定められた実行タイミングが到来した場合に実行される。例えば、前記実行タイミングは、操作表示部10において予め定められた操作が行われた時、画像形成装置100の電源が投入された時、画像形成装置100の動作モードが通常モードよりも消費電力が低減される省電力モードから前記通常モードへ移行した時、及び前記印刷処理が終了した時などである。
<ステップS31>
まず、ステップS31において、制御部9は、前記第4特定値を取得する。ここで、ステップS31の処理は、本発明の取得ステップの一例であって、制御部9の取得処理部55により実行される。
具体的に、制御部9は、第1記憶部15Aから前記第4特定値を取得する。
<ステップS32>
ステップS32において、制御部9は、ステップS31で取得された前記第4特定値が前記下限値以上であるか否かを判定する。
ここで、制御部9は、ステップS31で取得された前記第4特定値が前記下限値以上であると判定すると(S32のYes側)、処理をステップS33に移行させる。また、ステップS31で取得された前記第4特定値が前記下限値以上でなければ(S32のNo側)、制御部9は、処理をステップS34に移行させる。
<ステップS33>
ステップS33において、制御部9は、装着部30に装着されたトナーコンテナ200におけるトナーの残量がステップS31で取得された前記第4特定値である旨をユーザーに報知する。ここで、ステップS33の処理は、本発明の出力ステップの一例であって、制御部9の出力処理部56により実行される。
例えば、制御部9は、装着部30に装着されたトナーコンテナ200におけるトナーの残量がステップS31で取得された前記第4特定値である旨を示す情報を操作表示部10に表示させる。
<ステップS34>
ステップS34において、制御部9は、装着部30に装着されたトナーコンテナ200におけるトナーの残量が前記下限値未満である旨をユーザーに報知する。ここで、ステップS34の処理は、制御部9の出力処理部56により実行される。
例えば、制御部9は、装着部30に装着されたトナーコンテナ200におけるトナーの残量が前記下限値未満である旨を示す情報を操作表示部10に表示させる。
このように、画像形成装置100では、装着部30に装着されたトナーコンテナ200におけるトナーの初期収容量に対応する前記第1特定値、1ドット当たりのトナーの消費量に対応する前記第2特定値、及び画像形成部1の動作状態の切り替わりに伴って消費されるトナーの消費量に対応する前記第3特定値に基づいて算出される、当該トナーコンテナ200におけるトナーの残量に対応する前記第4特定値が取得されて、取得された前記第4特定値が出力される。つまり、画像形成装置100では、ドットの形成とは無関係に消費されるトナーの消費量が考慮されて算出された前記第4特定値が出力される。従って、ドットの形成とは無関係に消費されるトナーの消費量が考慮されることなく算出される前記第4特定値が出力される構成と比較して、出力されるトナーの残量とトナーコンテナ200における実際のトナーの残量との間に乖離が生じることを抑制することが可能である。
また、画像形成装置100では、前記特定状態が検出された場合に、実際の1ドット当たりのトナーの消費量が算出されて、算出された実際の1ドット当たりのトナーの消費量を示す値が、補正後の前記第2特定値として設定される。これにより、画像形成部1による実際のトナーの使用量に応じて前記第2特定値を補正することが可能である。
なお、第3記憶部15Cには、前記第5特定値に替えて、装着部30に装着されたトナーコンテナ200の使用開始時からのドットの形成数の累計値に対応する第6特定値が格納されてもよい。例えば、前記第6特定値は、装着部30に装着されたトナーコンテナ200の使用開始時からのドットの形成数の累計値を示す値である。
この場合、制御部9は、格納処理部51によって前記第1特定値が第1記憶部15Aに格納される場合に、前記第6特定値を初期値であるゼロに初期化すればよい。また、制御部9は、前記印刷処理が実行される場合に、当該印刷処理におけるドットの形成数に基づいて前記第6特定値を更新すればよい。また、制御部9は、前記特定状態の検出によって前記印刷処理が中断される場合に、前記印刷処理の中断時までのドットの形成数に基づいて前記第6特定値を更新すればよい。
また、制御部9は、前記特定状態の検出によって前記印刷処理が中断される場合に、更新後の前記第6特定値、第3更新処理部58による更新後の前記第4特定値、前記第1特定値、及び前記第2特定値に基づいて、以下の手順で前記第2特定値を補正すればよい。
まず、制御部9は、更新後の前記第6特定値に前記第2特定値を乗算することにより、計算上のドットの形成によるトナーの消費量の累計値を算出する。次に、制御部9は、無線タグ201から前記第1特定値を読み出し、読み出した前記第1特定値から第3更新処理部58による更新後の前記第4特定値を減算することにより、計算上のトナーの消費量の累計値を算出する。次に、制御部9は、計算上のトナーの消費量の累計値から計算上のドットの形成によるトナーの消費量の累計値を減算することにより、前記特定状態が検出されるまでの前記第3特定値の累計値を算出する。
次に、制御部9は、無線タグ201から読み出した前記第1特定値から前記基準値を減算することにより、実際のトナーの消費量の累計値を算出する。次に、制御部9は、算出された実際のトナーの消費量の累計値から、算出された前記特定状態が検出されるまでの前記第3特定値の累計値を減算することにより、実際のドットの形成によるトナーの消費量の累計値を算出する。次に、制御部9は、算出された実際のドットの形成によるトナーの消費量の累計値を、更新後の前記第6特定値で除算することにより、実際の1ドット当たりのトナーの消費量を算出する。そして、制御部9は、算出された実際の1ドット当たりのトナーの消費量を示す値を、補正後の前記第2特定値として、第2記憶部15Bに上書きで格納する。
また、制御部9は、前記特定状態の検出によって前記印刷処理が中断される場合に、前記第2特定値を補正しなくてもよい。この場合、制御部9は、第2更新処理部54、検出処理部57、第3更新処理部58、及び第2補正処理部59を含んでいなくてもよい。
また、制御部9は、前記印刷処理が実行される場合に、前記第3特定値を補正しなくてもよい。この場合、制御部9は、第1補正処理部52を含んでいなくてもよい。
また、第1記憶部15Aには、前記第4特定値に替えて、前記第6特定値が格納されてもよい。この場合、取得処理部55は、前記第1特定値、前記第2特定値、前記第5特定値、及び前記第6特定値に基づいて、前記第4特定値を算出すればよい。また、制御部9は、格納処理部51及び第1更新処理部53を含んでいなくてもよい。
また、本発明の現像剤はトナーに限られなくてよい。例えば、本発明の現像剤はインクであってもよい。つまり、本発明は、インクジェット方式で画像を形成する画像形成装置に適用されてもよい。
1~4 画像形成部
5 光走査装置
6 中間転写ユニット
7 二次転写装置
8 定着装置
9 制御部
10 操作表示部
13 トナー供給部
14 無線通信部
15 記憶部
30 装着部
51 格納処理部
52 第1補正処理部
53 第1更新処理部
54 第2更新処理部
55 取得処理部
56 出力処理部
57 検出処理部
58 第3更新処理部
59 第2補正処理部
100 画像形成装置
200 トナーコンテナ
201 無線タグ

Claims (6)

  1. 現像剤を収容する現像剤収容部が装着される装着部と、
    前記装着部に装着された前記現像剤収容部から供給される前記現像剤を用いて画像を形成する画像形成部と、
    前記装着部に装着された前記現像剤収容部における前記現像剤の初期収容量に対応する第1特定値、1ドット当たりの前記現像剤の消費量に対応する第2特定値、及び前記画像形成部の動作状態の切り替わりに伴って消費される前記現像剤の消費量に対応する第3特定値に基づいて算出される当該現像剤収容部における前記現像剤の残量に対応する第4特定値を取得する取得処理部と、
    前記取得処理部によって取得される前記第4特定値を出力する出力処理部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記第1特定値を前記第4特定値の初期値として予め定められた記憶部に格納する格納処理部と、
    前記画像形成部を用いて画像を形成する印刷処理が実行される場合に、当該印刷処理におけるドットの形成数、前記第2特定値、及び前記第3特定値に基づいて前記記憶部に格納された前記第4特定値を更新する第1更新処理部と、
    を備え、
    前記取得処理部は、前記記憶部から前記第4特定値を取得する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷処理の実行時における気温及び湿度のいずれか一方又は両方に基づいて前記第3特定値を補正する第1補正処理部を備え、
    前記第1更新処理部は、前記第1補正処理部によって補正された前記第3特定値に基づいて前記第4特定値を更新する、
    請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1更新処理部によって前記第4特定値が更新された場合に、前記第4特定値の更新に用いられた前記第3特定値の累計値に対応する第5特定値を更新する第2更新処理部と、
    前記取得処理部によって取得される前記第4特定値に基づくことなく、前記装着部に装着された前記現像剤収容部における前記現像剤の残量が予め定められた基準値を下回る特定状態を検出する検出処理部と、
    前記検出処理部によって前記特定状態が検出された場合に、前記印刷処理を中断させて、前記印刷処理が中断されるまでの前記現像剤の消費量に基づいて前記第4特定値及び前記第5特定値を更新する第3更新処理部と、
    前記第3更新処理部による更新後の前記第4特定値及び前記第5特定値、並びに前記第1特定値及び前記第2特定値に基づいて前記第2特定値を補正する第2補正処理部と、
    を備える請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記出力処理部は、前記取得処理部によって取得される前記第4特定値が予め定められた下限値以上である場合は前記装着部に装着された前記現像剤収容部における前記現像剤の残量が当該第4特定値である旨をユーザーに報知し、前記第4特定値が前記下限値未満である場合は前記装着部に装着された前記現像剤収容部における前記現像剤の残量が前記下限値未満である旨をユーザーに報知する、
    請求項1~4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 現像剤を収容する現像剤収容部が装着される装着部と、前記装着部に装着された前記現像剤収容部から供給される前記現像剤を用いて画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置で実行される現像剤残量出力方法であって、
    前記装着部に装着された前記現像剤収容部における前記現像剤の初期収容量に対応する第1特定値、1ドット当たりの前記現像剤の消費量に対応する第2特定値、及び前記画像形成部の動作状態の切り替わりに伴って消費される前記現像剤の消費量に対応する第3特定値に基づいて算出される当該現像剤収容部における前記現像剤の残量に対応する第4特定値を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得される前記第4特定値を出力する出力ステップと、
    を含む現像剤残量出力方法。
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