JP2023038482A - ロック機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラケット間の回転を規制するロック機構において、回転の規制に留まらず、ロック状態におけるガタツキや異音の発生をなくすことができるロック機構を提供する。【解決手段】第1ブラケット3に取り付けられたロック軸12と、ロック軸支持軸11と、ロック軸12を第2ブラケット4に当接する方向に向けて付勢する付勢ばねとを備えており、回転進行規制ストッパ17、18が互いに当接することにより、第1ブラケット3及び第2ブラケット4はロックさせる方向の回転がガタツキなく規制され、ロック軸12は、第1側面21と第2側面22の両方に接触し、かつロック軸12の一対の接線25、26がくさび27を形成されるように設定されていることにより、第1ブラケット3及び第2ブラケット4はロックさせる方向と反対方向への回転がガタツキなく規制される。【選択図】図7

Description

本発明は、物品の載置等の使用時には、可動板等の可動部をロック状態で固定し、不使用時には可動部を回転させて収納させる機構に用いるロック機構に関する。
従来より、ヒンジを用いた折り畳み機構が、各種の機器、器具、用具及び装備等に用いられている。これらの折り畳み機構はロック機構を備えたものもあり、ロック状態とすることにより、載置用テーブル等の安定した使用が可能になる。
例えば、特許文献1には折畳式のヘッドレストが開示されており、回動ブラケット11が上側に回動した上側位置(使用時)と、回動ブラケット11が前方下側に回動した前方下側位置(不使用時)との間で回動可能な構造を有している。
同ヘッドレストはロック機構を備えており、係止部Xとロック軸の係止部Cとが係止することによって、回動ブラケット11に固定されたヘッドレストフレーム12に後方から力が加えられた場合であっても前方回動が規制され、固定ブラケット22の係止部Bと回動ブラケット11の係止部Aとが係止することによって、前方から力が加えられた場合であっても後方回動が規制されるようになっている。
同ヘッドレストの前記のようなロック機構によれば、使用時における前方回動や後方回動の規制を単純な構造で実現することができる(特許文献1の段落[0047])。
特許第6148777号公報
特許文献1記載のヘッドレストにおいては、回動ブラケット11の側壁部A、Aの下端部付近に、係止部Xをそれぞれ設けており、係止部Xは、ロック軸24の外周形状に沿う略半円状の切欠部となっている(特許文献1の段落[0036]、図1、図3(a)及び図8)。
この構成によれば、回動ブラケット11に固定されたヘッドレストフレーム12に後方から力が加えられた場合には、ロック軸24が略半円状の切欠部に当接することより、ヘッドレストフレーム12の前方回動が規制されることになる。しかしながら、この構成は力が加えられた場合のガタツキやガタツキから生じる異音を無くすための構成ではなかった。
本発明は前記のような従来の問題を解決するものであり、ブラケット間の回転を規制するロック機構において、回転の規制に留まらず、ロック状態におけるガタツキや異音の発生をなくすことができるロック機構を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のロック機構は、第1ブラケットと、第2ブラケットと、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとを相対的に回転可能に連結するヒンジ軸と、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとの相対的な回転を規制してロックするためのロックユニットとを備えたロック機構であって、前記第1ブラケット又は前記第2ブラケットを前記ロックさせる方向に回転させたときに、互いに当接することにより、一定位置以上に前記第1ブラケット又は前記第2ブラケットの回転が進行するのを規制する回転進行規制ストッパが、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットに設けられており、前記ロックユニットは、前記第1ブラケットに形成された長穴に沿って移動可能に取り付けられたロック軸と、前記第1ブラケットに回転摺動可能に取り付けられたロック軸支持軸と、前記ロック軸支持軸に固定され、前記ロック軸支持軸の回転摺動と共に回転し、前記ロック軸を押して前記ロックを解除させる固定片と、前記ロック軸を前記第2ブラケットに当接する方向に向けて付勢する付勢ばねとを備えており、前記回転進行規制ストッパが互いに当接することにより、前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットは前記ロックさせる方向の回転がガタツキなく規制され、前記長穴の内周側面を第1側面、前記第2ブラケットの側面を第2側面とすると、前記回転進行規制ストッパが互いに当接したときに、前記ロック軸は、前記第1側面と前記第2側面の両方に接触し、かつ前記接触の接触点における前記ロック軸の一対の接線が前記ロック軸の進行方向側に先端があるくさびが形成されるように設定されていることにより、前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットは前記ロックさせる方向と反対方向への回転がガタツキなく規制されたロック状態となることを特徴とする。
この構成によれば、ロック状態においては、前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットは、回転が規制されるに留まらず、ロックさせる方向の回転及びこれと反対方向の回転のいずれにおいても、回転がガタツキなく規制され、ガタツキから生じる異音も無くすことができる。また、部材同士を嵌合させてロック状態をつくる構成ではないため、製品間でロック軸の2点の接触位置がばらついたとしても、くさびが形成されていればよく、ロック状態を確保することができる。
前記本発明のロック機構においては、前記ロック状態を実現する機構を、前記ヒンジ軸の軸方向において左右2か所に設けていることが好ましい。この構成によればより強固なロックが可能になる。
また、前記本発明のロック機構においては、前記ロック軸と前記固定片とが分離独立しており、前記ロック軸が前記ロック軸支持軸及び前記固定片に拘束されずに長穴内を移動できることにより、前記ロック軸が前記左右2か所の内、片側のみロック状態となることを防ぐようにしたことが好ましい。この構成によれば、左右2か所のロック状態を実現する機構に相対的なバラツキが発生しても、ロック軸はロック軸支持軸や固定片に拘束されずに長穴内を移動することができ、ロック軸が固定ブラケットから浮き上がることが防止できるので、片側のみロック状態となることを防ぐことができる。
本発明の効果は前記のとおりであり、本発明によれば、ロック状態においては、前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットは、回転が規制されるに留まらず、ロックさせる方向の回転及びこれと反対方向の回転のいずれにおいても、回転がガタツキなく規制され、ガタツキから生じる異音も無くすことができる。また、部材同士を嵌合させてロック状態をつくる構成ではないため、製品間でロック軸の2点の接触位置がばらついたとしても、くさびが形成されていればよく、ロック状態を確保することができる。
本発明の一実施形態に係るロック機構を用いた折り畳みテーブルの外観斜視図。 図1に示したロック機構の要部を示す斜視図。 本発明の一実施形態において、テーブルを折り畳んだ状態の折り畳みテーブルの側面図。 図3の状態からテーブルが水平になるまで回転させたときの側面図。 本発明の一実施形態において、可動ブラケットの折り畳み状態を示した側面図。 図5の状態から可動ブラケットの回転が進んだ状態を示した側面図。 図6の状態から可動ブラケットの回転が進んだ状態を示した側面図。 図7のロック機構を裏面側から見た斜視図。 本発明の一実施形態において、ロック解除の様子を示した側面図。 本発明の一実施形態に係るロック機構を自動車等のシートに応用した例を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係るロック機構を折り畳みテーブルに応用した例を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係るロック機構を乗り物用テーブルに応用した例を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係るロック機構を折り畳み椅子に応用した例を示す斜視図。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係るロック機構1を用いた折り畳みテーブル2の外観斜視図である。ロック機構1は、可動ブラケット3(第1ブラケット)と固定ブラケット4(第2ブラケット)とが相対的に回転可能にヒンジ軸5で連結されたものである。
ロック機構1は設置板6に固定されており、折り畳みテーブル2は設置板6を設置対象物(図示せず)に取り付けることにより設置可能である。可動ブラケット3にはテーブル7が固定されている。図1はテーブル7を水平にした使用時の状態を示している。不使用時には、図1の状態からテーブル7を持ち上げればよく、テーブル7は折り畳まられて垂直になる。詳細は後に説明するとおり、図1の状態は、可動ブラケット3及びこれと一体のテーブル7はロック状態であり、ガタツキ無く安定している。
ロック機構1の用途は様々であり、特定の用途に限定されない。例えば自動車の装備である折り畳みヘッドレスト、アームレスト、オットマン、フットレストに用いることができる。また、乗り物用の折り畳み椅子、折り畳みテーブル、折り畳み棚に用いることができる。これらはいずれも、使用時には、可動部はロック状態で使用し、不使用時には可動部は折り畳まれる。
図1において、ロック機構1は、ロックユニット10を備えている。ロックユニット10は、可動ブラケット3をロック状態に保持するための主要機構であり、ロック状態を解除するための機構でもある。主に図2を参照しながら、ロックユニット10の詳細について説明する。
図2は図1に示したロック機構1の要部を示す斜視図である。図示の便宜のため、図2では図1に示した固定片8の図示は省いている。図2において、可動ブラケット3の一対の側壁3a、3bに形成された孔9にロック軸支持軸11が回転摺動可能に挿通している。同様に可動ブラケット3の一対の側壁3a、3bに形成された長穴13にロック軸12が挿通している。図1において、ロック軸支持軸11とロック軸12とは固定片8を介して連結されている。ロック軸支持軸11及びロック軸12と固定片8とは溶接により固定されている。
また、図2において、ロック軸支持軸11は付勢ばね15を挿通しており、付勢ばね15の一方のフック15aがロック軸12に引っ掛かり、他方のフック15bが穴16に引っ掛かっている。
これらの構成によれば、ロック軸支持軸11とロック軸12とが固定片8を介して連結され、かつロック軸支持軸11とロック軸12との間に、付勢ばね15が介在している。付勢ばね15は、ロック軸12を固定ブラケット4に当接する方向に向けて付勢力が作用する。
図3は、テーブル7を折り畳んだ状態の折り畳みテーブル2の側面図を示している。図4は、図3の状態からテーブル7が水平になるまで回転させたときの側面図を示している。図3において、設置板6は設置対象物20に取り付けられている。この状態では、可動ブラケット3及びこれと一体のテーブル7は、ヒンジ軸5を中心に回転可能(矢印a方向)である。この回転が進むと、可動ブラケット3は最終的には、図4に示したように水平状態にロックされる。ロックの原理は後述する。
以下、図5~8を参照しながら、ロック機構1の動作について、具体的に説明する。図5は図3の要部拡大図である。図5は可動ブラケット3の折り畳み状態を示しており、可動ブラケット3は垂直状態になっている。図5において、固定ブラケット4は、設置板6を介して不動体である設置対象物20に固定されている。このため、固定ブラケット4は固定されたまま、可動ブラケット3と一体のテーブル7を手動でヒンジ軸5を中心として回転させることができる(矢印a方向)。
図5において、長穴13は長手方向において、内周側面同士が対向している。便宜のため、テーブル7の回転方向(矢印a方向)側の内周側面を第1側面21という。固定ブラケット4は、末広がり状の凸部24を形成しており、凸部24の一対の側面が凸部24の先端で交わっている。便宜のため、一対の側面のうち一方の側面を第2側面22、他方の側面を第3側面23という。後に説明するとおり、可動ブラケット3の回転が進むと、第1側面21と第2側面22とが対向する(図7参照)。
図5において、可動ブラケット3には回転進行規制ストッパ17が設けられており、固定ブラケット4には回転進行規制ストッパ18が設けられている。図5の状態から、ヒンジ軸5を中心とした可動ブラケット3の回転が進行すると、回転進行規制ストッパ17は回転進行規制ストッパ18に向けて進行していく。最終的には、図7に示したように、可動ブラケット3は水平になる。詳細は後述する通り、この状態では回転進行規制ストッパ17、18が互いに当接している。
前記のとおり、図2に示した付勢ばね15は、ロック軸12を固定ブラケット4側に押して、ロック軸12を固定ブラケット4に当接する方向に向けて付勢力が作用する。したがって、図5の状態から、可動ブラケット3がヒンジ軸5を中心として矢印a方向に回転すると、ロック軸12は長穴13内を移動し、かつ凸部24の第3側面23上を摺動しながら、回転進行規制ストッパ18の位置に向けて進んでいく。
図6は、図5の状態から可動ブラケット3の回転が進んだ状態を示しており、ロック軸12は凸部24の第3側面23を摺動中である。図7は、図6の状態から可動ブラケット3の回転が進み、ロック軸12が凸部24の頂部を乗り超え、第2側面22側に移動した状態を示している。図7の状態では、回転進行規制ストッパ17、18が互いに当接して、可動ブラケット3が水平になっている。図8は、図7のロック機構1を裏面側から見た斜視図である。図9に示したように、凸状の回転進行規制ストッパ17の形成範囲において、回転進行規制ストッパ18が当接している。図7及び図8のように、回転進行規制ストッパ17、18が互いに当接した状態においては、図7において可動ブラケット3を押し下げる方向に力F1を加えても、可動ブラケット3は図7に示した水平位置以上に回転することはない。
また、図7においては、長穴13の第1側面21と凸部24の第2側面22とが対向する対向空間19が形成され、付勢バネ15(図2参照)に付勢されることにより、対向空間19にロック軸12が押し付けられ進入しており、ロック軸12は第1側面21と第2側面22とで挟まれ、かつ第1側面21及び第2側面22の両方に接触している。この状態はロック状態であり、可動ブラケット3を押し上げる方向に力F2を加えても、可動ブラケット3の回転はガタツキが生じることなく規制されている。
このようなロック状態が実現できるのは、回転進行規制ストッパ17、18が互いに当接したときに、初めてロック軸12が第1側面21及び第2側面22の両方に接触し、かつロック軸12の接線が後述するくさび形状を形成するように設定されていることによるものであり、以下具体的に説明する。
図7において、ロック軸12と第1側面21との接触点を点P1とし、ロック軸12と第2側面22との接触点を点P2とすると、点P1における接線25と点P2における接線26とで、接線25と接線26とのなす角度が角度αで、ロック軸12の進行方向側に先端があるくさび27を形成している。
くさび27は先端と反対側に向かうにつれて、末広がり状に間隔が広くなっている。このため、くさび27が形成される直前まで(回転進行規制ストッパ17、18が互いに当接する直前まで)は、ロック軸12は付勢ばね15の付勢力により長穴13内を進むことができ、可動ブラケット3の回転が規制されることもない。すなわち、回転進行規制ストッパ17、18が互いに当接し、ロック軸12が第1側面21と第2側面22とに挟み込まれたときに初めて押し下げる方向の力F1の荷重に対しても押し上げる方向の力F2の荷重に対してもガタツキの発生しない、ロック状態になる。
より具体的には、ロック軸12が長穴13を移動するには、ロック軸12と長穴13の長手方向の一対の内周側面との間に隙間が必要となる。このため、長穴13が塞がれていない状態で、長穴13内をロック軸12が移動しても、ロック軸12が一対の内周側面の両方に接することはなく、ロック軸12が一方の内周側面に当接しても、ロック軸12と他方の側面との間には隙間が形成されることになる。隙間が形成されている間は、ロック軸12は長穴13を移動することができ、可動ブラケット3の回転が規制されることもないが、回転進行規制ストッパ17、18が互いに当接したときに、ロック軸12が第1側面21及び第2側面22の両方に接触したロック状態になる。
前記の通り、ロック状態においては、図7において、回転進行規制ストッパ17、18が互いに当接しているので、可動ブラケット3を押し下げる方向に力F1を加えても、これ以上に可動ブラケット3が回転することはなくガタツキも生じない。
一方、ロック状態においては、図7において、ロック軸12は点P1及び点P2の2点で当接しているので、ロック軸12と第1側面21との間には隙間が無く、ロック軸12と第2側面22との間にも隙間が無い。このように隙間が無い状態で、ロック軸12は第1側面21と第2側面22とで挟まれているので、可動ブラケット3を押し上げる方向に力F2を加えても、可動ブラケット3が回転することはなくガタツキも生じない。
また、ロック状態は、回転進行規制ストッパ17、18が互いに当接したときにくさび27が形成されるという条件を満たすように各部品が設計されていることが前提となるが、部品精度のばらつきを考慮して、組立時の調整により、確実に同条件を満たすようにすればよい。この場合、本実施形態は、部材同士を嵌合させてロック状態をつくる構成ではないため、製品間で点P1及び点P2の2点の位置がばらついたとしても、くさび27が形成されればよく、くさび27が形成されればロック状態は確保されることになる。
以下、ロック解除について説明する。図7のロック状態は解除可能であり、ロック解除により、可動ブラケット3を図5に示した折り畳み状態に戻すことができる。図1及び図2において、ロック軸支持軸11にロック解除レバー30が一体になっている。ロック解除はロック解除レバー30の操作により行う。図9(a)~(c)にロック解除の様子を示している。図9(a)において、ロック解除レバー30(図1参照)の回転操作と一体にロック軸支持軸11及び固定片8が回転し、この回転により固定片8を介してロック軸12が押されることになる。このことにより、図9(b)に示したように、ロック軸12が長穴12内を移動して、ロック軸12と固定ブラケット4との係合が外れてロック状態が解除される。この後は、図9(c)に示したように、可動ブラケット3を回転させることが可能になる。
図9(d)~(f)にロック解除の別の例を示している。前記実施形態においては、ロック軸支持軸11とロック軸12とは固定片8を介して連結されているが、ロック軸12が固定片から分離独立していてもよい。図9(d)の例では、固定片28にロック軸支持軸11が固定されているが、ロック軸12と固定片28とは分離独立している。
詳細は後述するとおり、本実施形態はロック状態を実現する機構を、ヒンジ軸5(図1参照)の軸方向において左右2か所に設けている。図9(d)のように、ロック軸12と固定片28とが分離独立した構成によれば、左右2か所のロック状態を実現する機構に相対的なバラツキが発生しても、ロック軸12はロック軸支持軸11や固定片28に拘束されずに長穴13内を移動することができるので、ロック軸12が固定ブラケット5から浮き上がり、左右2か所の内、片側のみロック状態となることを防ぐことができる。
図9(d)において、ロック解除レバー30(図1参照)の回転操作と一体にロック軸支持軸11及び固定片28が回転することにより、固定片28がロック軸12に接触して固定片28がロック軸12を押し、ロック軸12が長穴12内を移動することになる。このことにより、図9(e)に示したように、ロック軸12と固定ブラケット4との係合が外れてロック状態が解除される。この後は、図9(f)に示したように、可動ブラケット3を回転させることが可能になる。
解除レバー30を用いたロック解除は一例であり、解除レバー30は、ロック軸支持軸11とは別の部品としてもよい。また、ロック解除片を別途設けて、ロック解除片でロック軸12を押すようにしてもよい。さらに、解除レバー30をワイヤーで操作するようにしてもよい。
前記実施形態においては、図2において、可動ブラケット3の一対の側壁3a、3bのうち、一方の側壁3a側におけるロックについて説明したが、他方の側壁3b側においても、側壁3a側と同じ構造にしてロック状態になるようにしている。この場合、側壁3a側及び側壁3b側の両方において、図7に示したように、回転進行規制ストッパ17、18が互いに当接したときに、ロック軸12は点P1及び点P2の2点で接触した状態にする必要がある。本実施形態では、部品精度・組立て精度にばらつきがあっても、この状態を実現できる構成になっている。
具体的には、本実施形態は、図2に示したように、それぞれ分離独立したロック軸支持軸11とロック軸12を、図1に示したように固定片8を介して連結する構成である。このため、組立工程において、図7に示したように、回転進行規制ストッパ17、18が互いに当接する状態にしておき、側壁3a側及び側壁3b側の両方において、ロック軸12が2点で当接するように調整した後に、図1に示したようにロック軸支持軸11及びロック軸12を、固定片8に溶接すればよい。このことにより、完成品においては、回転進行規制ストッパ17、18が互いに当接したときに、側壁3a側及び側壁3b側の両方において、確実にロック軸12が2点で当接することになる。
前記の通り本実施形態では、ロック機構を固定ブラケット2の両側に設けた例で説明したが、片側のみに設けた構成であってもよい。また、ロック軸支持軸11及びロック軸12を1本の棒材をU字状に折り曲げて一体化したものを用いてもよく、この場合はU字状部が実質的に固定片になる。さらに、ロック軸支持軸11及びロック軸12と固定片8との結合は溶接に限るものではなく、ねじ、ボルト等を用いた機械的結合であってもよい。
以下、ロック機構の応用例について説明する。図10~図13にロック機構の応用例を示している。各図は応用例の外観を概略的に示したものであり、機構の詳細は省略している。
図10は、本発明の一実施形態に係るロック機構を自動車等のシート40に応用した例を示す斜視図である。図10において、シートバック41の上部にヘッドレスト42が取り付けられている。ヘッドレスト42を支持するアーム43が前記実施形態における可動ブラケット3に相当する。ヘッドレスト42がシートバック41の上部にある状態がロック状態であり、ロック解除により、ヘッドレスト42を前側に倒した状態にすることができる。
図11は、本発明の一実施形態に係るロック機構を折り畳みテーブル50に応用した例を示す斜視図である。図11において、テーブル51の端部に補助テーブル52が取り付けられている。補助テーブル52が水平状態になっているときがロック状態であり、ロック解除により、補助テーブル52を折り畳むことができる。
図12は、本発明の一実施形態に係るロック機構を乗り物用テーブルに応用した例を示す斜視図である。図12において、壁面63に棚61が固定されており、棚61に可倒テーブル62が取り付けられている。可倒テーブル62が水平状態になっているときがロック状態であり、ロック解除により、可倒テーブル62を折り畳むことができる。
図13は、本発明の一実施形態に係るロック機構を折り畳み椅子に応用した例を示す斜視図である。図13において、壁面73に背もたれ71が固定されており、背もたれ71に座体72が取り付けられている。座体72が水平状態になっているときがロック状態であり、ロック解除により、座体72を折り畳むことができる。
以上、本発明のロック機構の一実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限るものではなく、適宜変更したものであってもよい。例えば、前記実施形態は、可動ブラケット3(第1ブラケット)と固定ブラケット4(第2ブラケット)とが相対的に回転可能にヒンジ軸5で連結されたものであるので、可動ブラケット3を設置対象物に取り付け、固定ブラケット4が折り畳み可能になるようにしてもよい。この場合、両ブラケットの寸法、形状は適宜変更すればよい。
また、長孔13は、図5等においては内周面同士が等間隔で対向する例で説明したが、これに限るものではなく、例えば膨らみ部分があってもよい(図9(d)~(f)参照)。
1 ロック機構
2 折り畳みテーブル
3 固定ブラケット
4 可動ブラケット
5 ヒンジ軸
6 設置板
8,28 固定片
10 ロックユニット
11 ロック軸支持軸
12 ロック軸
13 長穴
15 付勢ばね
17,18 回転進行規制ストッパ
21 第1側面
22 第2側面
24 凸部
30 ロック解除レバー

前記目的を達成するために、本発明のロック機構は、第1ブラケットと、第2ブラケットと、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとを相対的に回転可能に連結するヒンジ軸と、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとの相対的な回転を規制してロックするためのロックユニットとを備えたロック機構であって、前記第1ブラケット又は前記第2ブラケットを前記ロックさせる方向に回転させたときに、互いに当接することにより、一定位置以上に前記ロックさせる方向の回転が進行するのを規制する回転進行規制ストッパが、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットに設けられており、前記ロックユニットは、前記第1ブラケットに形成された長穴に沿って移動可能に取り付けられたロック軸と、前記第1ブラケットに回転摺動可能に取り付けられたロック軸支持軸と、前記ロック軸支持軸に固定され、前記ロック軸支持軸の回転摺動と共に回転し、前記ロック軸を押して前記ロックを解除させる固定片と、前記ロック軸を前記第2ブラケットに当接する方向に向けて付勢する付勢ばねとを備えており、前記回転進行規制ストッパが互いに当接することにより、前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットは前記ロックさせる方向の回転がガタツキなく規制され、前記長穴の内周側面を第1側面、前記第2ブラケットの側面を第2側面とすると、前記回転進行規制ストッパが互いに当接したときに、前記ロック軸は、前記第1側面と前記第2側面の両方に接触し、かつ前記接触の接触点における前記ロック軸の一対の接線が前記ロック軸の進行方向側に先端があるくさびが形成されるように設定されていることにより、前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットは前記ロックさせる方向と反対方向への回転がガタツキなく規制されたロック状態となることを特徴とする。

Claims (3)

  1. 第1ブラケットと、
    第2ブラケットと、
    前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとを相対的に回転可能に連結するヒンジ軸と、
    前記第1ブラケットと前記第2ブラケットとの相対的な回転を規制してロックするためのロックユニットとを備えたロック機構であって、
    前記第1ブラケット又は前記第2ブラケットを前記ロックさせる方向に回転させたときに、互いに当接することにより、一定位置以上に前記第1ブラケット又は前記第2ブラケットの回転が進行するのを規制する回転進行規制ストッパが、前記第1ブラケットと前記第2ブラケットに設けられており、
    前記ロックユニットは、
    前記第1ブラケットに形成された長穴に沿って移動可能に取り付けられたロック軸と、
    前記第1ブラケットに回転摺動可能に取り付けられたロック軸支持軸と、
    前記ロック軸支持軸に固定され、前記ロック軸支持軸の回転摺動と共に回転し、前記ロック軸を押して前記ロックを解除させる固定片と、
    前記ロック軸を前記第2ブラケットに当接する方向に向けて付勢する付勢ばねとを備えており、
    前記回転進行規制ストッパが互いに当接することにより、前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットは前記ロックさせる方向の回転がガタツキなく規制され、
    前記長穴の内周側面を第1側面、前記第2ブラケットの側面を第2側面とすると、
    前記回転進行規制ストッパが互いに当接したときに、前記ロック軸は、前記第1側面と前記第2側面の両方に接触し、かつ前記接触の接触点における前記ロック軸の一対の接線が前記ロック軸の進行方向側に先端があるくさびが形成されるように設定されていることにより、前記第1ブラケット及び前記第2ブラケットは前記ロックさせる方向と反対方向への回転がガタツキなく規制されたロック状態となることを特徴とするロック機構。
  2. 前記ロック状態を実現する機構を、前記ヒンジ軸の軸方向において左右2か所に設けている請求項1に記載のロック機構。
  3. 前記ロック軸と前記固定片とが分離独立しており、前記ロック軸が前記ロック軸支持軸及び前記固定片に拘束されずに長穴内を移動できることにより、前記ロック軸が前記左右2か所の内、片側のみロック状態となることを防ぐようにした請求項2に記載のロック機構。

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