JP2023038344A - 車両用シートのシートフレーム及び車両用シート - Google Patents
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Abstract
Description
の所定部位にボルト止めされている。
また、補強ブラケットを溶接にてサイドフレームに接合する際には、アクチュエータ固定用のボルトと上述のシャフトとの位置関係が変動せずに安定するように溶接領域を設定する必要がある。その一方で、溶接作業が容易に行われるように補強ブラケットとサイドフレームとの溶接領域を設定することが望まれる。
また、補強ブラケットとサイドフレームとの接合状態を安定させるためには、補強ブラケット自体の剛性を確保する必要がある。そのため、アクチュエータの取り付け時に補強ブラケットがアクチュエータと干渉しないように配慮しつつ、補強ブラケットの剛性を向上させることが求められる。
さらに、アームレストを備える車両用シートにおいてサイドフレームに当該アームレストの回動軸が支持されているときには、アームレストの回動によってサイドフレームに生じる荷重を考慮して補強ブラケットを設ける必要がある。
また、本発明の他の目的は、アクチュエータ取り付け用のブラケットを設けつつも部品点数の削減を実現することが可能な車両用シートのシートフレームを提供することである。
また、本発明の他の目的は、アクチュエータ取り付け用のブラケットを溶接にてサイドフレームに接合する際に、アクチュエータ固定用のボルトとリクライニング機構駆動用のシャフトとの位置関係が安定するように溶接領域が設定された車両用シートのシートフレームを提供することである。特に、溶接作業が容易に行われるように溶接領域が適切に設定された車両用シートのシートフレームを提供することである。
また、本発明の他の目的は、アクチュエータ取り付け用のブラケットがアクチュエータと干渉しないように配慮しながら当該ブラケットの剛性を向上させることが可能な車両用シートのシートフレームを提供することである。
さらに、本発明の他の目的は、アームレストを備える車両用シートにおいてアームレストの回動によってサイドフレームに生じる荷重を考慮した形状をなすアクチュエータ取り付け用のブラケットを備えた車両用シートのシートフレームを提供することである。
また、本発明の他の車両用シートのシートフレームによれば、シートバックフレームを備える車両用シートのシートフレームであって、前記車両用シートの幅方向における前記シートバックフレームの両端部に配置されたサイドフレームと、前記サイドフレームの下端部同士を連結し、板材によって構成された下部メンバフレームと、を有し、前記幅方向における前記下部メンバフレームの端部には、該端部の先端に達するように形成された穴が設けられており、該穴が設けられた前記下部メンバフレームの前記端部は、該端部の外縁部が折れ曲がることで形成された端部折れ曲がり部を備えていることにより解決される。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、取り付けブラケットを別部材で設ける構成と比較して、部品点数がより少なくなる。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、ボルト穴及び回転軸の各々の位置が変化し難くなるため、アクチュエータ固定用のボルトと上記回転軸との位置関係が安定するようになる。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、サイドフレームの側壁においてリクライニング機構が取り付けられている領域の外縁に応じて、取り付けブラケットが効率的にサイドフレームに接合される。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、取り付けブラケットの上方部及び下方部の各々がサイドフレームの側壁に対して良好に接合される。また、取り付けブラケットの上方部及び下方部の各々がサイドフレームの側壁に接合された状態が安定的に保持される。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、取り付けブラケットの剛性が向上する。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、アクチュエータとの干渉を抑えつつ、折れ曲がり部を形成することが可能となる。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、アームレストの回動時にサイドフレームに発生する荷重に対して、サイドフレームの剛性が向上する。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、車両用シートに後方からの衝突荷重が掛かった際に脆弱部が良好に変形するようになる。
本シートSは、基本構造の面では、公知の車両用シートと略同様であり、本実施形態では特に、後部座席の前に配置された前部座席として利用されるものである。但し、これに限定されるものではなく、本発明は、後部座席である車両用シートのシートフレームにも適用可能である。
る。この駆動機構の作動により、リクライニング機構本体3aのうち、サイドフレーム11に接合されている部分が、その反対側の部分、具体的にはシートクッションフレームF2の側部フレーム1に接合されている部分に対して貫通軸3b周りに相対回動する。これにより、リクライニング機構3が取り付けられたサイドフレーム11がシートクッションS2に対して貫通軸3b周りに相対回動するようになる。つまり、シートバックS1がシートクッションS2に対して貫通軸3b周りに揺動するようになる。
なお、アクチュエータ50は、出力軸を回転させる際にアクチュエータ50自体がサイドフレーム11に対して回転するのを規制するために、サイドフレーム11にボルト止めされている。
シートバックフレームF1は、図2及び3に示すように、幅方向の両端部に配置されたサイドフレーム11と、サイドフレーム11の上端部同士を連結する上部フレーム21と、サイドフレーム11の下端部同士を連結する連絡フレームとしての下部メンバフレーム31とを有する。
各サイドフレーム11は、図8に示すように、幅方向外側に位置する側壁12と、側壁12の後端から幅方向内側に延出した後壁13とを有する。側壁12は、上下方向に略真っ直ぐに延出しており、側方から幅方向に沿って見ると、上端部が上方に向かうほど幅狭となるように尖った形状をなし、中央部が緩やかにカーブした形状をなし、下端部が半楕円状の形状をなしている。
その一方で、第1延出部32の延出方向端部では、延出方向中央部に比して、上下に幅広となっており、これにより下部メンバフレーム31の剛性が確保されている。
なお、図4に示すように、第2延出部上側フランジ38は、その後端部にて、第1延出部32の上端部に形成された第1延出部上側フランジ34と連続している。これにより、下部メンバフレーム31全体の剛性がより向上している。
S1 シートバック、S2 シートクッション、S3 ヘッドレスト
S3a ピラー
S4 アームレスト
F 本フレーム
F1 シートバックフレーム、F2 シートクッションフレーム
fs ガイドステー
R スライドレール機構、Ru アッパレール、Rx 支持部
M 円形の領域
X1,X2 溶接領域
HS 変形例に係るシート
1 側部フレーム
3 リクライニング機構
3a リクライニング機構本体、3b 貫通軸(軸)
4 ハイト調整機構、5 操作レバー、6 回動リンク
7a セクターギア、7b ピニオンギア
9 アームレスト回動軸
11 サイドフレーム
12 側壁
12a 外側面、12b 内側面、12c 穴、12d ボルト穴
13 後壁、13a メンバフレーム取り付け部
14 側壁側フランジ、15 後壁側フランジ
16 長穴
21 上部フレーム、22 折り曲げ加工部
23 上部メンバフレーム、23a 開口
31 下部メンバフレーム
32 第1延出部、32a 隆起部(補強部)、32b 穴(貫通穴)
33 第2延出部、33a ボルト穴
34 第1延出部上側フランジ、35 第1延出部下側フランジ(折れ曲がり部)
36 上方部、37 下方部
38 第2延出部上側フランジ(端部折れ曲がり部)
38a 隣接部分、38b 非隣接部分
39 第2延出部下側フランジ(端部折れ曲がり部)、40 連結部
41 追加延出部
50 アクチュエータ、51 ボルト
また、上記の車両用シートのシートフレームにおいて、前記第2補強部は、前記第1補強部の延出方向に沿って延在していてもよい。
また、上記の車両用シートのシートフレームにおいて、前記下部メンバフレームは、上下方向において前記第1補強部の下方位置に設けられた貫通穴を備えていてもよい。
また、本発明の車両用シートは、上記のいずれかのシートフレームを備えたシートバックと、シートクッションと、ヘッドレストと、を備えて構成される。
Claims (6)
- シートバックフレームを備える車両用シートのシートフレームであって、
前記車両用シートの幅方向における前記シートバックフレームの両端部に配置されたサイドフレームと、
前記サイドフレームの下端部同士を連結し、板材によって構成された下部メンバフレームと、を有し、
前記幅方向における前記下部メンバフレームの端部には、該端部の先端に達するように形成された穴が設けられており、
前記幅方向における前記下部メンバフレームの両端部の各々に前記穴が設けられており、
前記下部メンバフレームのうち、前記幅方向において2つの前記穴の中間に位置する部分に、前記幅方向に沿って延出している補強部が設けられており、
前記下部メンバフレームは、貫通穴を備えており、
該貫通穴は、前記幅方向における前記補強部の端と並ぶ位置に形成されていることを特徴とする車両用シートのシートフレーム。 - シートバックフレームを備える車両用シートのシートフレームであって、
前記車両用シートの幅方向における前記シートバックフレームの両端部に配置されたサイドフレームと、
前記サイドフレームの下端部同士を連結し、板材によって構成された下部メンバフレームと、を有し、
前記幅方向における前記下部メンバフレームの端部には、該端部の先端に達するように形成された穴が設けられており、
該穴が設けられた前記下部メンバフレームの前記端部は、該端部の外縁部が折れ曲がることで形成された端部折れ曲がり部を備えていることを特徴とする車両用シートのシートフレーム。 - 前記サイドフレームは、前記幅方向の外側に位置する側壁と、該側壁の後端から前記幅方向の内側に延出した後壁とを有し、
前記側壁と前記後壁との境界部分は、前記サイドフレームの角部をなし、
前記幅方向における前記下部メンバフレームの前記端部は、前記下部メンバフレームの角部をなし、前記サイドフレームの角部に重ねられていることを特徴とする請求項2に記載の車両用シートのシートフレーム。 - 前記車両用シートのシートクッションに対して前記車両用シートのシートバックが揺動する際の軸を備えており、
前記軸は、前記サイドフレームを貫通した状態で前記サイドフレームに取り付けられ、
前記穴には前記軸が通過し、前記穴のサイズが前記軸の外縁のサイズより大きいことを特徴とする請求項2に記載の車両用シートのシートフレーム。 - 前記下部メンバフレームの外縁部には、前記幅方向と交差する方向に折れ曲がった折れ曲がり部が形成されており、
該折れ曲がり部は、前記幅方向において前記穴よりも内側に位置していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両用シートのシートフレーム。 - 前記サイドフレームには、前記下部メンバフレームが取り付けられているメンバフレーム取り付け部が形成されており、
前記穴は、前記幅方向において前記メンバフレーム取り付け部よりも外側に位置していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両用シートのシートフレーム。
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