JP6764119B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに係り、特に、シートバックフレームの左右両端部に配置されたサイドフレームにリクライニング機構とリクライニング機構駆動用のアクチュエータとが取り付けられている車両用シートに関する。
車両用シートのシートフレームにおいて、シートクッションに対してシートバックを揺
動させるリクライニング機構の中には、他の部材としてのアクチュエータから付与される
駆動力によって作動する電動式のものも存在する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたリクライニング機構は、リクライニング機構本体を貫通するシ
ャフトを備えており、このシャフトがサイドフレームに形成された貫通穴に挿通されてい
る。シャフトのうち、貫通穴から突出した部分には、サイドフレームの左右内側に配置さ
れたアクチュエータが取り付けられている。ここで、アクチュエータの出力軸とシャフト
とは互いに係合しており、アクチュエータが駆動すると、上記の出力軸がシャフトと一体
的に回転する結果、アクチュエータからの駆動力がリクライニング機構に伝達される。
一方、特許文献1に記載されたリクライニング機構では、アクチュエータが駆動する際
、アクチュエータ自体が回転するのを規制するために、アクチュエータがシートフレーム
の所定部位にボルト止めされている。
特開2006−306188号公報
ところで、特許文献1に示されるように、通常、リクライニング機構は、シートバック
フレームの左右両端部に配置されたサイドフレーム、特に、シートクッションフレームと
連結される下端部に取り付けられている。また、特許文献1では、アクチュエータの回り
止めとしてのボルトをサイドフレームに締結するために、サイドフレームのうち、アクチ
ュエータの配置スペース付近にボルト穴が形成されている。さらに、特許文献1では、サ
イドフレームにおいて上記のボルト穴が形成された部分に補強ブラケットが接合されてい
る。
上記の補強ブラケットをサイドフレームに接合させる場合には、当然ながら容易に取り
付けられることが望ましい。しかし、補強ブラケットをサイドフレームに接合させる際に
は、リクライニング機構を駆動するために回転する上述のシャフトが補強プレートと干渉
する虞がある。したがって、補強ブラケットについては、上記のシャフトとの干渉を避け
ながら容易にサイドフレームに接合させることが可能な形状となっていることが求められ
る。
また、車両用シートの構成部品数について極力少ない方が望ましく、補強ブラケットを
設ける構成において部品点数の削減を実現することが求められる。
また、補強ブラケットを溶接にてサイドフレームに接合する際には、アクチュエータ固
定用のボルトと上述のシャフトとの位置関係が変動せずに安定するように溶接領域を設定
する必要がある。その一方で、溶接作業が容易に行われるように補強ブラケットとサイド
フレームとの溶接領域を設定することが望まれる。
また、補強ブラケットとサイドフレームとの接合状態を安定させるためには、補強ブラ
ケット自体の剛性を確保する必要がある。そのため、アクチュエータの取り付け時に補強
ブラケットがアクチュエータと干渉しないように配慮しつつ、補強ブラケットの剛性を向
上させることが求められる。
さらに、アームレストを備える車両用シートにおいてサイドフレームに当該アームレス
トの回動軸が支持されているときには、アームレストの回動によってサイドフレームに生
じる荷重を考慮して補強ブラケットを設ける必要がある。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、リクライニ
ング機構駆動用のシャフトとの干渉を避けながらアクチュエータ取り付け用のブラケット
をサイドフレームに容易に接合させることが可能な車両用シートのシートフレームを提供
することである。
また、本発明の他の目的は、アクチュエータ取り付け用のブラケットを設けつつも部品
点数の削減を実現することが可能な車両用シートのシートフレームを提供することである

また、本発明の他の目的は、アクチュエータ取り付け用のブラケットを溶接にてサイド
フレームに接合する際に、アクチュエータ固定用のボルトとリクライニング機構駆動用の
シャフトとの位置関係が安定するように溶接領域が設定された車両用シートのシートフレ
ームを提供することである。特に、溶接作業が容易に行われるように溶接領域が適切に設
定された車両用シートのシートフレームを提供することである。
また、本発明の他の目的は、アクチュエータ取り付け用のブラケットがアクチュエータ
と干渉しないように配慮しながら当該ブラケットの剛性を向上させることが可能な車両用
シートのシートフレームを提供することである。
さらに、本発明の他の目的は、アームレストを備える車両用シートにおいてアームレス
トの回動によってサイドフレームに生じる荷重を考慮した形状をなすアクチュエータ取り
付け用のブラケットを備えた車両用シートのシートフレームを提供することである。
前記課題は、本発明の車両用シートによれば、シートバックフレームを備える車両用シートであって、前記車両用シートのシート幅方向における前記シートバックフレームの両端部に配置されたサイドフレームと、前記サイドフレームの下端部同士を連結し、板材によって構成された下部メンバフレームと、を有し、前記下部メンバフレームの前記シート幅方向に沿って延在している部分には、貫通穴と、前記シート幅方向に沿って延出している補強部が設けられており、前記貫通穴は、前記シート幅方向において前記補強部と並ぶ位置に形成されて、前記下部メンバフレームの上側には、上端部を折り曲げて形成された上側フランジが設けられており、前記上側フランジは、前記補強部の上側に設けられ、前記貫通穴と上下方向で対向する位置まで延在し、前記サイドフレームは、側壁と、該側壁から前記シート幅方向における内側に延出した後壁と、を有し、前記後壁の前記シート幅方向の内側端部には、後壁側フランジが設けられており、前記上側フランジは、前記後壁側フランジよりも前記シート幅方向における外側まで延在しいることにより解決される。
た、上記の車両用シートにおいて、前記上側フランジの前記シート幅方向における端部側の突出量が、前記上側フランジの前記シート幅方向における中央部分の突出量よりも小さいと好適である。
また、上記の車両用シートにおいて、前記上側フランジは、前記サイドフレームと重なる位置まで延在しており、前記上側フランジの前記シート幅方向における端部側の突出量が、前記上側フランジのうち、前記サイドフレームと重なっている部分よりシート中央側に位置する部分の突出量よりも小さいと好適である。
また、上記の車両用シートにおいて、前記上側フランジの前記シート幅方向における端部側の突出量が、前記上側フランジの前記補強部と上下方向で重なっている部分の少なくとも一部の突出量よりも小さいと好適である。
た、上記の車両用シートにおいて、前記サイドフレームには、脆弱部が設けられており、前記脆弱部は、上下方向における前記上側フランジと前記後壁側フランジとの間に設けられていると好適である。

また、上記の車両用シートにおいて、前記貫通穴の上下方向の幅は、前記補強部の上下方向の幅よりも小さく形成されていると好適である。
また、上記の車両用シートにおいて、前記貫通穴は円形に形成され、前記補強部の前記シート幅方向における端部は円弧状に形成されていると好適である。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、リクライニング機構駆動用の回転軸
との干渉を避けながら取り付けブラケットがサイドフレームに容易に接合される。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、取り付けブラケットを別部材で設け
る構成と比較して、部品点数がより少なくなる。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、ボルト穴及び回転軸の各々の位置が
変化し難くなるため、アクチュエータ固定用のボルトと上記回転軸との位置関係が安定す
るようになる。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、サイドフレームの側壁においてリク
ライニング機構が取り付けられている領域の外縁に応じて、取り付けブラケットが効率的
にサイドフレームに接合される。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、取り付けブラケットの上方部及び下
方部の各々がサイドフレームの側壁に対して良好に接合される。また、取り付けブラケッ
トの上方部及び下方部の各々がサイドフレームの側壁に接合された状態が安定的に保持さ
れる。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、取り付けブラケットの剛性が向上す
る。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、アクチュエータとの干渉を抑えつつ
、折れ曲がり部を形成することが可能となる。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、アームレストの回動時にサイドフレ
ームに発生する荷重に対して、サイドフレームの剛性が向上する。
本発明の車両用シートのシートフレームによれば、車両用シートに後方からの衝突荷重
が掛かった際に脆弱部が良好に変形するようになる。
本発明の一実施形態に係る車両用シートの外観を示す模式側面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートのシートフレームの全体像を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートのシートフレームを背面から見たときの図である。 シートフレームのうち、サイドフレーム周りの分解図である。 サイドフレーム、連結フレーム及びリクライニング機構の位置関係を示す図である。 サイドフレームと連結フレームとの接合状態を示す斜視図である。 サイドフレームと連結フレームとの溶接個所についての説明図である。 サイドフレームの構造を示す断面図であり、図3中のA−A断面を示す図である。 サイドフレームに取り付けられた状態の連結フレームを示す断面図であり、図3中のB−B断面を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアクチュエータの外観図である。 サイドフレーム、連結フレーム及びアクチュエータの位置関係を示す図である。 アクチュエータ及びその周辺を上方から見た図である。 本発明の一実施形態に係る車両用シートの変形例を示す模式側面図である。 サイドフレーム、連結フレーム及びアクチュエータの位置関係についての変形例を示す図である。
以下、本発明に係る車両用シートのシートフレームについて、図1乃至14を参照しな
がら説明する。なお、図2、4、5、6、7、8及び9では、シートフレームの構造を分
かり易く図示する都合上、アクチュエータ及び固定用のボルトについて図示を省略してい
る。また、説明の便宜上、図2では後述のハイト調整機構4やスライドレール機構Rの図
示を省略している。
以下の説明において、前後方向とは、車両の進行方向に一致する方向のことである。ま
た、幅方向とは、車両の横幅に沿う方向、より具体的には左右方向のことであり本発明の
車両用シートの幅方向に相当する。また、上下方向とは、車両用シートの上下方向のこと
である。なお、以下の説明では、特に断る場合を除き、シート各部の位置や姿勢を通常時
、すなわち乗員が着座している状態にあるときの内容にて説明することとする。
先ず、本発明の一実施形態に係る車両用シート及びシートフレーム(以下、本シートS
及び本フレームF)について基本構成を説明する。
本シートSは、基本構造の面では、公知の車両用シートと略同様であり、本実施形態で
は特に、後部座席の前に配置された前部座席として利用されるものである。但し、これに
限定されるものではなく、本発明は、後部座席である車両用シートのシートフレームにも
適用可能である。
より具体的に説明すると、本シートSは、図1に示すように、シートバックS1、シー
トクッションS2及びヘッドレストS3を主たる構成要素として有している。一方、本シ
ートSの骨格をなす本フレームFは、図2に示すように、シートバックS1が備えるシー
トバックフレームF1と、シートクッションS2が備えるシートクッションフレームF2
とを備える。また、シートバックフレームF1の上部には、ヘッドレストS3の下部から
延出したピラーS3aが差し込まれることでヘッドレストS3本体を支持するガイドステ
ーfsが固定されている。
また、本フレームFのうち、大部分は金属部材によって構成されており、フレームの構
成部分同士を接合する方法として、溶接、特にレーザー溶接が用いられている。このレー
ザー溶接を用いて組み立てられたシートバックフレームF1及びシートクッションフレー
ムF2は、図2に示すように、それぞれ、矩形の枠型をなすように構築される。
そして、シートクッションフレームF2の幅方向両端に備えられた側部フレーム1の後
端部に、シートバックフレームF1の幅方向両端に備えられたサイドフレーム11の下端
部が組み付けられている。本フレームFでは、サイドフレーム11の下端部が、図4に図
示されたリクライニング機構3を介して側部フレーム1の後端部に組み付けられている。
リクライニング機構3は、乗員が不図示の操作部を操作することにより作動し、シート
クッションS2に対してシートバックS1を前方または後方に倒れるように揺動させるも
のである。本シートSでは、リクライニング機構3が、シートバックフレームF1の幅方
向両端に設けられたサイドフレーム11の各々に対して個別に設けられ、各サイドフレー
ム11の外側面12aの下部にレーザー溶接にて取り付けられている。また、リクライニ
ング機構3は、サイドフレーム11に溶接された側とは反対側の面で、側部フレーム1の
内壁面の後端部に溶接されている。
各リクライニング機構3の構造は、公知の構造であり、リクライニング機構本体3aと
、リクライニング機構本体3aを貫通した状態で幅方向に延びた貫通軸3bとを備える。
そして、貫通軸3bが回転することで、本体内部に設けられた不図示の駆動機構が作動す
る。この駆動機構の作動により、リクライニング機構本体3aのうち、サイドフレーム1
1に接合されている部分が、その反対側の部分、具体的にはシートクッションフレームF
2の側部フレーム1に接合されている部分に対して貫通軸3b周りに相対回動する。これ
により、リクライニング機構3が取り付けられたサイドフレーム11がシートクッション
S2に対して貫通軸3b周りに相対回動するようになる。つまり、シートバックS1がシ
ートクッションS2に対して貫通軸3b周りに揺動するようになる。
ここで、貫通軸3bは、リクライニング機構3を駆動させるために回転する回転軸であ
るとともに、リクライニング機構3によりシートバックS1がシートクッションS2に対
して揺動する際の揺動軸でもある。なお、本シートSにおいて、貫通軸3bは、一方のサ
イドフレーム11に取り付けられたリクライニング機構3と、他方のサイドフレーム11
に取り付けられたリクライニング機構3との間で共有の軸となっている。すなわち、貫通
軸3bは、一方のサイドフレーム11の側壁12を貫通して、幅方向に沿って他方のサイ
ドフレーム11に向かい、同サイドフレーム11の側壁12を更に貫通している。
そして、図5に示すように、貫通軸3bの両端部の各々は、対応するリクライニング機
構本体3aを貫通し、さらにまた、リクライニング機構本体3aの脇に位置するシートク
ッションフレームF2の側部フレーム1まで貫通している。つまり、本シートSにおいて
、貫通軸3bは、幅方向においてサイドフレーム11の側壁12及び側部フレーム1を貫
通した状態で回転自在に設けられている。換言すると、リクライニング機構3は、貫通軸
3bがサイドフレーム11の側壁12を貫通した状態で当該側壁12に取り付けられてい
る。
なお、本シートSにおいて、貫通軸3bは、図10に図示した他の部材としてのアクチ
ュエータ50が付与する動力によって回転する。具体的に説明すると、上記の貫通軸3b
は、アクチュエータ50が有する不図示の出力軸に形成された挿入孔に挿通され、かつ、
出力軸と係合している。したがって、アクチュエータ50の出力軸が回転すると、当該出
力軸に挿通された貫通軸3bが回転するようになる。この結果、貫通軸3bを介してアク
チュエータ50の駆動力がリクライニング機構3に伝達され、最終的にリクライニング機
構3が作動するようになる。
本シートSにおいて、アクチュエータ50は、貫通軸3bのうち、サイドフレーム11
の側壁12を貫通して側壁12の幅方向内側にある部分と係合した状態で、側壁12を介
してリクライニング機構3とは反対側に配置されている。
なお、アクチュエータ50は、出力軸を回転させる際にアクチュエータ50自体がサイ
ドフレーム11に対して回転するのを規制するために、サイドフレーム11にボルト止め
されている。
一方、シートクッションS2の下方位置には、本シートSを車体フロアに対して前後方
向にスライド移動自在に設置するためのスライドレール機構Rが配置されている。そして
、本シートSでは、上下方向においてシートクッションS2とスライドレール機構Rとの
間に、シート高さを調整するためのハイト調整機構4が設けられている。このハイト調整
機構4は、図1に図示された操作レバー5を乗員が操作することにより作動する。
具体的に説明すると、ハイト調整機構4は、操作レバー5が操作されることによって発
生する駆動力を利用して、シートクッションフレームF2とスライドレール機構Rとの間
を連結している回動リンク6を回動させることでシート高さを調整する。
より詳しく説明すると、回動リンク6は、シートクッションフレームF2の前端部及び
後端部の各々において幅方向両端に位置するように、計4個設けられている。各回動リン
ク6の一端部は、スライドレール機構Rのうち、アッパレールRuに上方へ突出するよう
に設けられた支持部Rxに回動自在に支持されている。また、各回動リンク6の他端部は
、シートクッションフレームF2の側部フレーム1に回動自在に取り付けられている。
一方、回動リンク6中、幅方向一端側に位置する後方の回動リンク6にはセクターギア
7aが形成されており、セクターギア7aにはピニオンギア7bが噛み合っている。この
ピニオンギア7bは、不図示の連結軸によって操作レバー5と連結されている。これによ
り、操作レバー5が操作されると、上記の連結軸と一体的にピニオンギア7bが回転し、
ピニオンギア7bとセクターギア7aとの噛み合い位置が変化するようになる。これに伴
い、セクターギア7aが形成された回動リンク6が回動し、当該回動リンク6に従動する
形で他の回動リンク6も回動するようになる。この結果、シートクッションS2を含むシ
ート本体が昇降し、シート高さが調整されることになる。
なお、本シートSでは、操作レバー5がシートクッションS2の脇に位置するようにセ
ットされており、さらに、シートクッションフレームF2の側部フレーム1と操作レバー
5との間には、不図示のブレーキ機構が設けられている。このブレーキ機構は、ハイト調
整機構4の非駆動時、すなわち、操作レバー5が操作されていない期間、操作レバー5と
ピニオンギア7bとを連結する連結軸に対して摩擦力を付与し、当該連結軸が意図せずに
回転するのを規制してシート高さを保持するものである。
次に、本フレームFのうち、シートバックフレームF1について詳細に説明する。
シートバックフレームF1は、図2及び3に示すように、幅方向の両端部に配置された
サイドフレーム11と、サイドフレーム11の上端部同士を連結する上部フレーム21と
、サイドフレーム11の下端部同士を連結する連絡フレームとしての下部メンバフレーム
31とを有する。
上部フレーム21は、図2及び3に示すように、シートバックフレームF1の上端部を
なす部分である。上部フレーム21は、両端部が下方に向かうように下向きU字状に折り
曲げ加工された折り曲げ加工部22と、折り曲げ加工部22の一端部から他端部に向かっ
て架け渡された上部メンバフレーム23とによって構成されている。
折り曲げ加工部22は、金属製のパイプに対して折り曲げ加工を施すことによって形成
されている。また、折り曲げ加工部22のうち、幅方向に沿って延出している部分には、
前側に平面が形成されるように押し潰された領域が2カ所設けられている。この押し潰し
領域は、折り曲げ加工部22において左右対称に設けられており、各押し潰し領域の前側
に形成された平面には、前述のガイドステーfsがレーザー溶接にて固定されている。
上部メンバフレーム23は、板金材を加工して形成されたものであり、上部メンバフレ
ーム23の端部は、折り曲げ加工部22のうち、折れ曲がって下向きに延出した端部にあ
てがわれた状態でレーザー溶接されている。なお、上部メンバフレーム23において延出
方向中央部に位置する領域には、矩形状の開口23aが一定間隔毎に複数個形成されてい
る。
サイドフレーム11は、シートバックフレームF1の幅方向両端部をなし、上下方向に
延出した部分である。本シートSにおいて、各サイドフレーム11は、図2に示すように
、その上端部が下端部よりも幾分後方に位置するように略弓状に曲がっている。また、本
シートSにおいて、各サイドフレーム11は、一部材から成形されており、具体的には一
枚の板金材を加工することにより成形されている。
各サイドフレーム11の構造についてより詳細に説明する。なお、幅方向両端部に配置
されたサイドフレーム11は、互いに左右対称の構造となっているため、以下では、一方
のサイドフレーム11の構造のみ説明することとする。
各サイドフレーム11は、図8に示すように、幅方向外側に位置する側壁12と、側壁
12の後端から幅方向内側に延出した後壁13とを有する。側壁12は、上下方向に略真
っ直ぐに延出しており、側方から幅方向に沿って見ると、上端部が上方に向かうほど幅狭
となるように尖った形状をなし、中央部が緩やかにカーブした形状をなし、下端部が半楕
円状の形状をなしている。
側壁12には、複数の穴が形成されており、そのうちの一つの穴12cは、側壁12の
下端部に形成されており、同穴には、前述したリクライニング機構3を駆動させるための
貫通軸3bが挿入される。また、他の穴は、貫通軸3bが挿入される穴12cよりも上方
に位置し、前述したアクチュエータ50の回り止め用のボルト51が挿入されるボルト穴
12dである。さらに、残りの穴のうちの一つは、シートバックフレームF1の組み立て
時、特に、シートバックフレームF1を構成する部材間を溶接する際にサイドフレーム1
1を固定しておくための穴であり、同穴には、溶接時に不図示の固定用治具が挿入される
また、側壁12の側面のうち、幅方向において外側に位置する外側面12aには、前述
したように、リクライニング機構3が取り付けられている。より具体的に説明すると、本
シートSにおいて、リクライニング機構3は、側壁12の下端よりも若干上方に位置する
部位にレーザー溶接にて取り付けられている。ここで、リクライニング機構3を側壁12
の外側面12aにレーザー溶接にて取り付ける際には、側壁12の側面のうち、幅方向に
おいて外側面12aの裏側に位置する内側面12bにレーザーを照射する。このため、内
側面12bには、溶接痕としての凹凸が形成されることとなる。
なお、本シートSでは、リクライニング機構3のうち、サイドフレーム11の側壁12
に接合される部分、より具体的には、リクライニング機構本体3aの中で側壁12と対向
する部分が円状となっている。したがって、本シートSでは、各サイドフレーム11の側
壁12においてリクライニング機構3が外側面12aに取り付けられている領域は、図7
に示すように、幅方向から見て円形の領域Mとなっている。なお、この円形の領域Mの中
心位置に、前述の貫通軸3bが挿入される穴が形成されている。
また、側壁12の前端部には、図4及び8に示すように、幅方向内側に折れ曲がった側
壁側フランジ14が形成されている。この側壁側フランジ14は、側壁側折れ曲がり部に
相当し、側壁12を補強するために側壁12の上端から下端に亘って設けられている。こ
こで、側壁12の下端部は、前述したように半楕円形状をなしており、側壁12の下端部
に設けられた側壁側フランジ14は、側壁12の下端部の外縁に沿って前方から後方に回
り込むように円弧状に形成されている。
後壁13は、側壁12と交差した状態で側壁12の後端部と隣接しており、本シートS
では、後壁13と側壁12との間の角度が約90度となっている。換言すると、後壁13
の幅方向の外側端部は、側壁12の後端部とともにサイドフレーム11の角部をなしてい
る。
また、後壁13の上端は、側壁12の上端よりも幾分下がった位置にあり、後壁13の
下端は、側壁12の下端よりも幾分上がった位置にある。そして、後壁13の下端部には
、図3に示すように、当該部分よりも上方に位置する部分に比して幅方向内側への延出量
が大きくなった略台形状のメンバフレーム取り付け部13aが形成されている。このメン
バフレーム取り付け部13aに、後述する下部メンバフレーム31が取り付けられている
また、側壁12と後壁13との境界部分、すなわち、サイドフレーム11の角部には、
側壁12及び後壁13の双方に跨って略水平となるように形成された長穴16が形成され
ている。この長穴16がサイドフレーム11の角部に形成されていることにより、例えば
、本シートSを搭載する車両に対して後方からの衝突荷重が掛かった際にサイドフレーム
11が後傾するように変形し易くなっている。つまり、上記の長穴16は、脆弱部に相当
するものであり、後方からの衝突荷重が掛かった際にサイドフレーム11の中で最初に変
形し(厳密には、上下方向に押し潰れるように変形し)、サイドフレーム11が変形する
際の起点となる。
さらに、後壁13の幅方向の内側端部には、図4及び8に示すように、前側に折れ曲が
った後壁側フランジ15が形成されている。この後壁側フランジ15は、後壁13を補強
するために後壁13の上端から下方に向かって形成されており、前述のメンバフレーム取
り付け部13aの上端部に亘っている。また、後壁13のうち、メンバフレーム取り付け
部13aより下方に位置する領域にも、同様に後壁側フランジ15が形成されている。一
方、メンバフレーム取り付け部13aの外縁部のうち、幅方向内側にある部分、及び、下
端側にある部分には、下部メンバフレーム31との干渉を避ける目的から後壁側フランジ
15が形成されていない。
なお、図4に示すように、後壁13の下端部に形成された後壁側フランジ15は、その
幅方向外側端部にて、側壁12の下端部で後方に回り込むように形成された側壁側フラン
ジ14と連続している。これにより、サイドフレーム11全体の剛性がより向上している
下部メンバフレーム31は、図2及び図9に示すように、上方から見たときに略U字状
の部材であり、一枚の板金材を加工することにより成形されている。下部メンバフレーム
31は、幅方向に沿って延出している第1延出部32と、第1延出部32の幅方向両端か
ら前方に向かって延出した第2延出部33とを備えている。
第1延出部32は、幅方向においてサイドフレーム11間に配置され、サイドフレーム
11中の後壁13、特に前述したメンバフレーム取り付け部13aに取り付けられる部分
である。より具体的に説明すると、第1延出部32の延出方向両端部の各々が、メンバフ
レーム取り付け部13aの前面に当接した状態で、レーザー溶接にてメンバフレーム取り
付け部13aに取り付けられている。
なお、本シートSでは、サイドフレーム11中、前述した長穴16が形成された部位よ
りも下方に位置する部位に下部メンバフレーム31が取り付けられている。すなわち、下
部メンバフレーム31は、上下方向において長穴16を避けた位置でサイドフレーム11
に取り付けられている。これにより、下部メンバフレーム31が取り付けられて剛性が向
上するという効果が長穴16周りには及び難くなるので、後方からの衝突荷重が掛かった
際には長穴16が変形し易くなる。
また、図6に示すように、第1延出部32の延出方向端部には、メンバフレーム取り付
け部13aに取り付けられた際に当該メンバフレーム取り付け部13aに形成された貫通
孔(不図示)と連通する穴32bが形成されている。この穴32bは、シートバックフレ
ームF1の組み立て時、特に、シートバックフレームF1を構成する部材間を溶接する際
に下部メンバフレーム31を固定しておくための穴であり、同穴32bには、溶接時に不
図示の固定用治具が挿入される。
第1延出部32の形状についてより詳しく説明すると、図3を見て分かるように、延出
方向の中央部では、第1延出部32の下端位置が、延出方向の端部における下端位置と比
較して幾分上方に位置している。つまり、本シートSにおいて、第1延出部32は、その
下端が延出方向中央部にて幾分嵩上げされた形状となっている。かかる形状をなした第1
延出部32を備えることにより、本シートSが前部座席として利用され易くなる。
分かり易く説明すると、前部座席において下部メンバフレーム31の下方に位置する空
間には、後部座席の乗員の脚が入ることがある。このとき、下部メンバフレーム31のう
ち、乗員の脚の上方に位置する第1延出部32において、延出方向中央部の下端が延出方
向端部の下端より上方に位置していれば、乗員の脚が下部メンバフレーム31と干渉して
しまうのを抑制することが可能となる。
その一方で、第1延出部32の延出方向端部では、延出方向中央部に比して、上下に幅
広となっており、これにより下部メンバフレーム31の剛性が確保されている。
また、図2に示すように、上下方向における第1延出部32の中央部には、前面から円
弧状に隆起した隆起部32a(換言すると、後面が円弧状に窪んだ部分)が形成されてい
る。この隆起部32aは、いわゆる補強用ビードであり、第1延出部32の延出方向に沿
ってやや長めに形成されている。
また、図4や図6に示すように、第1延出部32の上端部には、前側に折れ曲がった第
1延出部上側フランジ34が形成されている。この第1延出部上側フランジ34は、第1
延出部32を補強するために第1延出部32の延出方向一端から他端に亘って形成されて
いる。
さらに、本シートSでは、図6に示すように、第1延出部上側フランジ34のうち、第
1延出部32の延出方向の端位置よりも若干中央寄りにある部位に、前述したメンバフレ
ーム取り付け部13aの上端部に形成された後壁側フランジ15(特に、後壁側フランジ
15の幅方向の内側端部)が当接している。つまり、本シートSでは、後壁側フランジ1
5と第1延出部上側フランジ34とがあたかも連続しているかのように、下部メンバフレ
ーム31がメンバフレーム取り付け部13aに取り付けられている。これにより、下部メ
ンバフレーム31とサイドフレーム11との一体化が強まり、サイドフレーム11におい
て下部メンバフレーム31が取り付けられる部位周辺の剛性がより一層向上する。
また、第1延出部32の下端部には、前側に折れ曲がった第1延出部下側フランジ35
が第1延出部32の延出方向一端から他端に亘って形成されている。これにより、下部メ
ンバフレーム31の剛性がより一層向上することになる。
第2延出部33は、第1延出部32と交差した状態で第1延出部32の延出方向両端部
と隣接しており、本シートSでは、第1延出部32と第2延出部33との間の角度が約9
0度となっている。換言すると、第2延出部33の後端部は、第1延出部32の延出方向
端部とともに下部メンバフレーム31の角部をなしている。
そして、本シートSでは、図6に示す通り、下部メンバフレーム31の角部がサイドフ
レーム11の角部と重なるように下部メンバフレーム31が前述のメンバフレーム取り付
け部13aに取り付けられている。つまり、第2延出部33は、幅方向においてサイドフ
レーム11の側壁12よりも内側に位置して側壁12と重ねられている。より具体的に説
明すると、第2延出部33は、側壁12の内側面12bに当接した状態でレーザー溶接に
て側壁12に取り付けられている。
以上のように本シートSでは、サイドフレーム11の側壁12の内側面12bに当接し
た状態で下部メンバフレーム31の第2延出部33が配置されているため、サイドフレー
ム11の側壁12の剛性、特に幅方向に作用する荷重に対する剛性が向上し、サイドフレ
ーム11の内倒れが抑制される。すなわち、サイドフレーム11の側壁12よりも内側に
第2延出部33を重ねて配置することにより、サイドフレーム11の内倒れが抑制される
程度に剛性を向上させることが可能となる。
さらに、本シートSにおいて、第2延出部33は、図11に示すように、アクチュエー
タ50をサイドフレーム11の側壁12の幅方向内側に取り付けるための取り付けブラケ
ットとして機能する。つまり、本シートSでは、アクチュエータ50をサイドフレーム1
1の側壁12の内側面12bに取り付けるうえで、側壁12の幅方向内側に取り付けブラ
ケットが接合されており、当該取り付けブラケットにアクチュエータ50が固定されてい
る。具体的には、取り付けブラケットにボルト穴33aが形成されており、このボルト穴
33aとサイドフレーム11の側壁12に形成されたボルト穴12dとが連通した状態で
、両ボルト穴12d,33aにアクチュエータ50の回り止め用のボルト51が挿入され
る。
そして、本シートSでは、下部メンバフレーム31の第2延出部33が上記の取り付け
ブラケットとしての機能を担っている。換言すると、本シートSにおいて、取り付けブラ
ケットは、下部メンバフレーム31の両端部に配置され、下部メンバフレーム31と一体
化している。このように下部メンバフレーム31の一部を取り付けブラケットとして利用
することにより、取り付けブラケットを別部材で設ける構成と比較して、部品点数がより
少なくなる。
第2延出部33の形状についてより詳しく説明すると、図6及び図7に示すように、第
2延出部33は、幅方向から見てC字状の形状となっている。つまり、本シートSに備え
られた第2延出部33では、その中央部が円形状に打ち抜かれている。また、第2延出部
33の前端部についても、その下側半分の領域が、円形状に打ち抜き部分に連続する状態
で切り欠かれている。これらの打ち抜きや切り欠きが施されることにより、第2延出部3
3は、円形状の打ち抜き部分よりも上方に配置された上方部36と、円形状の打ち抜き部
分よりも下側に配置された下方部37とを有する構成となっている。そして、上方部36
及び下方部37は、いずれも、サイドフレーム11の側壁12の内側面12bに当接した
状態で側壁12にレーザー溶接にて接合している。
一方、第2延出部33において円形状に打ち抜かれた部分については、当然ながらサイ
ドフレーム11の側壁12に接合されることがない。そして、本シートSでは、側壁12
を挟んで上記円形状の打ち抜き部分とは反対側の位置にリクライニング機構3が配置され
ている。つまり、本シートSにおいて、サイドフレーム11の側壁12において上記の円
形状の打ち抜き部分が位置する領域は、リクライニング機構3が外側面12aに取り付け
られている領域に相当する。
換言すると、本シートSでは、サイドフレーム11の側壁12において第2延出部33
の上方部36及び下方部37が内側面12bに当接している領域が、リクライニング機構
3が外側面12aに取り付けられている領域から外れていることとなる。これは、前述し
たように、側壁12においてリクライニング機構3が外側面に取り付けられている領域で
は、その内側面12bに、レーザー溶接時の溶接痕としての凹凸が形成されている場合が
ある。かかる凹凸が形成された部位を避けて第2延出部33を側壁12の内側面12bに
取り付けるため、第2延出部33を含む下部メンバフレーム31が良好に取り付けられる
ようになる。
ところで、本シートSでは、側壁12においてリクライニング機構3が外側面12aに
取り付けられている領域が、前述したように、幅方向から見ると円形状になっている。一
方、当該円形の領域Mに合わせるように、下部メンバフレーム31の第2延出部33の中
央部が円形状に打ち抜かれている。そして、本シートSでは、上述した円形の領域Mの外
縁と、第2延出部33における円形状の打ち抜き部分の内縁とが一致するように、第2延
出部33が側壁12に接合されている。
つまり、本シートSでは、側壁12において第2延出部33が内側面12bに当接して
いる領域が、幅方向から見て、上述した円形の領域Mの外縁に沿っているC字状の領域と
なっている。より具体的に説明すると、第2延出部33の上方部36では、図6及び7に
示すように、その前後方向中央部分のうち、下側に位置する部分が半円状に切り欠かれて
いる。そして、この切り欠きの縁と、上述した円形の領域Mの外縁の上方部分に沿うよう
に第2延出部33が側壁12に取り付けられている。換言すると、上方部36は、第2延
出部33のうち、上述した円形の領域Mよりも上方に配置された部分である。
一方、第2延出部33の下方部37は、図6及び7に示すように、前方に向かって円弧
状に延出している。そして、当該下方部37が上述した円形の領域Mの外縁の下方部分に
沿うように第2延出部33が側壁12に取り付けられている。換言すると、下方部37は
、第2延出部33のうち、上述した円形の領域Mよりも下方に配置された部分であり、当
該円形の領域Mの外縁に沿って円弧状に延出している。
以上のように、本シートSでは、第2延出部33が、幅方向から見て、上述した円形の
領域M(サイドフレーム11の側壁12においてリクライニング機構3が取り付けられて
いる領域)の外縁に沿ったC字状の形状となっている。そして、当該円形の領域Mと第2
延出部33における円形状の打ち抜き部分とが一致するように、第2延出部33が側壁1
2に接合されている。逆に言えば、第2延出部33を側壁12に接合させる際には、上述
した円形の領域Mと第2延出部33における円形状の打ち抜き部分とを一致させればよい
。これにより、サイドフレーム11の側壁12においてリクライニング機構3が取り付け
られている部分を避けて下部メンバフレーム31を取り付ける作業が、容易に行われるよ
うになる。
特に、本シートSのシートバックフレームF1を組み立てる際には、先ず、サイドフレ
ーム11の側壁12にリクライニング機構3をレーザー溶接にて取り付けておき、その後
に下部メンバフレーム31をサイドフレーム11に取り付ける。このような組み立て手順
にてシートバックフレームF1を組み立てるにあたり、上述した円形の領域Mと第2延出
部33における円形状の打ち抜き部分とが一致していれば、サイドフレーム11の側壁1
2におけるリクライニング機構3の取り付け部分を避けて下部メンバフレーム31を取り
付けることが、より容易になる。つまり、上記の組み立て手順にてシートバックフレーム
F1を組み立てる場合には、上述した円形の領域Mの外縁に沿うように第2延出部33の
中央部を円状に打ち抜く構成がより効果的なものとなる。
そして、上方部36及び下方部37の後端部同士が連結部40を介して連結している。
連結部40は、側壁12においてリクライニング機構3が取り付けられている領域よりも
後方に位置しており、当該領域の外縁に沿った形状をなしている。一方、上方部36及び
下方部37の前端部同士が上下方向に離間している。
以上のように、アクチュエータの取り付けブラケットとしての機能する第2延出部33
の形状が、サイドフレーム11の側壁12においてリクライニング機構3が取り付けられ
ている領域を避けた形状となっている。これにより、リクライニング機構3駆動用の回転
軸、すなわち、貫通軸3bとの干渉を避けながら第2延出部33をサイドフレーム11の
側壁12の内側面12bに接合させることが可能となる。さらに、第2延出部33の前端
部が開口した形状となっているので、上記貫通軸3bとの干渉を避けながら第2延出部3
3を側壁12の内側面12bに容易に接合させることが可能となる。
なお、前述したように、本シートSでは、第2延出部33が、幅方向から見て、サイド
フレーム11の側壁12においてリクライニング機構3が取り付けられている領域の外縁
に沿ったC字状の形状となっているので、第2延出部33を効率的に側壁12の内側面1
2bに接合させることが可能となる。
また、本シートSでは、第2延出部33が側壁12に接合された状態において、第2延
出部33の下方部37が、貫通軸3bの後方から貫通軸3bの前方に回り込むように円弧
状に延出している。同様に、第2延出部33の上方部36も、貫通軸3bの後方から貫通
軸3bの前方に至るように延出している。このような構成により、サイドフレーム11の
側壁12におけるリクライニング機構3の取り付け部分を避けつつ、さらに貫通軸3bと
の干渉を回避した状態で下部メンバフレーム31をサイドフレーム11の側壁12に取り
付けることが可能となる。また、サイドフレーム11の側壁12のうち、下部メンバフレ
ーム31を取り付けることによって剛性が向上した部分が、前後方向に沿って延びるため
、幅方向に作用する荷重に対するサイドフレーム11の剛性が一層向上することになる。
また、本シートSでは、前述したように、第2延出部33の上方部36及び下方部37
がそれぞれサイドフレーム11の側壁12にレーザー溶接されている。そして、本シート
Sでは、図7に示すように、上方部36と側壁12との溶接領域X1は、当該溶接領域X
1の一部が貫通軸3bよりも前方に位置するように、前後方向に円弧状に延びている。同
様に、下方部37と側壁12との溶接領域X2は、当該溶接領域X2の一部が貫通軸3b
よりも後方に位置するように、前後方向に円弧状に延びている。
以上のように、本シートSでは、各溶接領域X1,X2が前後方向において幾分の長さ
を有する領域となっているので、第2延出部33の上方部36及び下方部37の各々がサ
イドフレーム11の側壁12に対して良好に固定されている。さらに、各溶接領域X1,
X2が前後方向に延びているので、前後方向に作用する荷重に対する強度を確保すること
が可能となる。これにより、前後方向の荷重がサイドフレーム11や下部メンバフレーム
31に作用したとしても、溶接領域X1,X2における剥離を抑制して、下部メンバフレ
ーム31の第2延出部33とサイドフレーム11の側壁12との接合状態を安定的に保持
することが可能となる。
なお、本シートSでは、上方部36と側壁12との溶接領域X1は、貫通軸3bを中心
とした円周の約1/3に相当する円弧状の領域であり、下方部37と側壁12との溶接領
域X2は、上記円周の約1/6に相当する円弧状の領域である。さらに、両溶接領域X1
,X2は、互いに離間している。このように両溶接領域X1,X2が、貫通軸3bを中心
として円周1周分に満たず、かつ、互いに離間している。このため、シートバックフレー
ムF1の組み立て時には、貫通軸3bを中心とした円周1周分を連続してレーザー溶接す
る場合に比して、より容易に溶接作業が行われることになる。
さらに、本シートSでは、図7や図11に示すように、上方部36の前端部にボルト穴
33aが形成されている。このボルト穴33aは、アクチュエータ50を固定するために
形成され、前述したように、アクチュエータ50の回り止め用のボルト51を挿入するた
めの穴である。そして、本シートSでは、図7に示すように、上方部36のうち、側壁1
2においてリクライニング機構3が取り付けられている領域とボルト穴33aとの間に位
置する部位が側壁12に溶接されている。
換言すると、本シートSでは、ボルト穴33aとリクライニング機構3駆動用の貫通軸
3bとの間に、上方部36と側壁12との溶接領域X1が存在することになる。このよう
に、ボルト穴33aと貫通軸3bの間に溶接領域X1が存在すれば、ボルト穴33a及び
貫通軸3bの各々の位置が変化し難くなるため、アクチュエータ50固定用のボルト51
と貫通軸3bとの位置関係が安定するようになる。この結果、アクチュエータ50が正常
運転を維持できるような位置に安定的に配置されるようになる。
ところで、図4及び図6に示す通り、第2延出部33の上方部36及び下方部37には
、それぞれ、幅方向内側に折れ曲がったフランジが形成されている。具体的に説明すると
、第2延出部33の上方部36には、上端部が幅方向内側に折れ曲がった第2延出部上側
フランジ38が形成されている。この第2延出部上側フランジ38は、端部折れ曲がり部
に相当し、第2延出部33を補強するために上方部36の前端から後端に亘って形成され
ている。
以上のように、第2延出部33の上方部36の上端部に補強用のフランジ(第2延出部
上側フランジ38)が形成されていることで下部メンバフレーム31自体の剛性が高まる
結果、下部メンバフレーム31が取り付けられたサイドフレーム11についても剛性が向
上することになる。
なお、図4に示すように、第2延出部上側フランジ38は、その後端部にて、第1延出
部32の上端部に形成された第1延出部上側フランジ34と連続している。これにより、
下部メンバフレーム31全体の剛性がより向上している。
また、第2延出部上側フランジ38とアクチュエータ50との干渉を回避するため、図
12に示すように、第2延出部上側フランジ38のうちの前端部が切り欠かれている。よ
り具体的に説明すると、第2延出部上側フランジ38のうち、上方部36におけるボルト
穴33aの形成部位と隣接する部分(以下、隣接部分38a)では、ボルト穴33aの形
成部位と隣接しない部分(以下、非隣接部分38b)に比して、幅方向内側への延出量が
短くなっている。隣接部分38aは、アクチュエータ50のうちのボルト51が取り付け
られる部分周辺と対向するため、上述した構成により、アクチュエータ50との干渉を抑
えながら第2延出部上側フランジ38を形成することが可能となる。
一方、図4及び図6に示すように、第2延出部33の下方部37には、下端部が幅方向
内側に折れ曲がった第2延出部下側フランジ39が形成されている。この第2延出部下側
フランジ39は、端部折れ曲がり部に相当し、第2延出部33を補強するために下方部3
7の前端から後端に亘って形成されている。ここで、前述したように、下方部37は、貫
通軸3bの後側から前側に回り込むように円弧状に延出しているため、第2延出部下側フ
ランジ39も円弧状に延出している。
そして、本シートSでは、図6に示す通り、第2延出部33が側壁12に接合された状
態において、第2延出部下側フランジ39の前端部が、前述したサイドフレーム11の側
壁12に形成された側壁側フランジ14のうち、側壁12の下端位置で円弧状に延びてい
る後端部と上下方向に重なっている。
より具体的に説明すると、第2延出部33の下方部37は、第2延出部下側フランジ3
9が側壁側フランジ14に沿い、かつ、第2延出部下側フランジ39の前端部が側壁側フ
ランジ14の後端部と重なるように延出している。つまり、本シートSでは、第2延出部
下側フランジ39と側壁側フランジ14とがあたかも連続しているかのように、下部メン
バフレーム31がサイドフレーム11に取り付けられている。これにより、下部メンバフ
レーム31とサイドフレーム11、特に側壁12の下端部との一体化が強まり、サイドフ
レーム11において下部メンバフレーム31が取り付けられる部位周辺の剛性がより一層
向上する。
さらに、図4に示すように、第2延出部下側フランジ39は、その後端部にて、第1延
出部32の下端部に形成された第1延出部下側フランジ35と連結している。これにより
、下部メンバフレーム31全体の剛性がより一層向上している。
以上の実施形態では、本発明に係る車両用シートのシートフレームの構成例について説
明してきたが、上述の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発
明を限定するものではない。すなわち、以上までに説明してきた部材の形状、寸法、配置
等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明に
はその等価物が含まれることは勿論である。
以下、本発明の車両用シートのシートフレームの変形例について説明する。変形例に係
る車両用シート(以下、変形例に係るシートHS)は、上述した実施形態に係る車両用シ
ートと同様の構成に加え、図13に示すように、シートバックS1の幅方向一端部にアー
ムレストS4を備えている。アームレストS4は、シートバックS1に対して上下方向及
び前後方向に回動可能であり、その回動軸であるアームレスト回動軸9は、図14に示す
ように、サイドフレーム11の側壁12に支持されている。より具体的に説明すると、ア
ームレスト回動軸9は、側壁12のうち、リクライニング機構3や下部メンバフレーム3
1が取り付けられている部分よりも上方に位置する部分に支持されている。
ところで、アームレストS4が回動した場合、厳密には、前側に倒れる向きに回動した
場合には、サイドフレーム11のうち、アームレスト回動軸9よりも前方に位置する部分
に荷重が掛かる。このため、サイドフレーム11のうち、アームレスト回動軸9よりも前
方に位置する部分については、それ以外の部分よりも剛性が高くなっていることが好まし
い。このため、変形例に係るシートHSでは、図14に示すように、下部メンバフレーム
31の第2延出部33が有する上方部36に、アームレスト回動軸9に向かって上方に延
出した追加延出部41が設けられている。
追加延出部41は、延出部に相当し、アームレスト回動軸9よりも前方位置に設けられ
ており、サイドフレーム11の側壁12の内側面12bに溶接にて接合されている。これ
により、アームレストS4の回動時に発生する荷重に対して、サイドフレーム11、特に
、アームレスト回動軸9よりも前方に位置する部分の剛性が向上する。
なお、変形例に係るシートHSでは、上方部36のうち、ボルト穴33aの形成部位の
直ぐ上に追加延出部41が設けられている。これにより、下部メンバフレーム31の第2
延出部33に関して、アクチュエータ50に対する取り付け剛性を向上させることが可能
となる。また、追加延出部41の上端は、アームレスト回動軸9の支持位置まで達してお
らず、当該支持位置より幾分下方にある。
また、前述したように、サイドフレーム11の側壁12には複数の穴が形成されている
が、追加延出部41は、これらの穴を塞がないように当該穴を避けてサイドフレーム11
に接合される。特に、サイドフレーム11の側壁12の後端部には、後方からの衝突荷重
が掛かった際にサイドフレーム11を後傾させるために変形する脆弱部としての長穴16
が形成されている。そして、追加延出部41は、図14に示すように、上記の長穴16よ
りも前方位置に設けられている。このような位置関係であれば、追加延出部41を設けた
としても、その影響が長穴16まで及ぶことはなく、後方からの衝突荷重が掛かった際に
は長穴16が良好に変形するようになる。
本発明は、以上までに説明してきた実施形態以外のケースにも適用可能である。例えば
、上述の実施形態では、サイドフレーム11の側壁12において下部メンバフレーム31
の第2延出部33が内側面12bに当接していることとした。一方、側壁12においてリ
クライニング機構3が外側面12aに取り付けられている領域は、幅方向から見て円形の
領域Mになっていることとした。そして、側壁12において第2延出部33が内側面12
bに当接している領域は、幅方向から見て、上述した円形の領域Mの外縁に沿っているC
字状の領域となっていることとした。つまり、第2延出部33は、上述した円形の領域M
より上方に配置された上方部36と、円形の領域Mより下方に配置された下方部37とを
有することとした。しかし、これに限定されるものではなく、第2延出部33が、上記の
上方部36及び下方部37のうち、いずれか一方に相当する部分のみを有している構成で
あってもよい。
また、上述の実施形態では、上方部36及び下方部37の各々に補強用のフランジ(第
2延出部上側フランジ38、及び第2延出部下側フランジ39)が形成されていることと
したが、これに限定されるものではなく、補強用のフランジが形成されていない構成であ
ってもよい。
また、上述の実施形態では、本フレームFの構成部分同士を接合する方法としてレーザ
ー溶接が用いられていることとしたが、これに限定されるものではなく、他の溶接(例え
ば、TIG溶接、MIG溶接、アーク溶接)が用いられることとしてもよい。
また、上述の実施形態では、上方部36及び下方部37の前端部同士が離間し、後端部
同士が連結していることとしたが、これに限定されるものではなく、上方部36及び下方
部37の後端部同士が離間し、前端部同士が連結していることとしてもよい。
S 本シート
S1 シートバック、S2 シートクッション、S3 ヘッドレスト
S3a ピラー
S4 アームレスト
F 本フレーム
F1 シートバックフレーム、F2 シートクッションフレーム
fs ガイドステー
R スライドレール機構、Ru アッパレール、Rx 支持部
M 円形の領域
X1,X2 溶接領域
HS 変形例に係るシート
1 側部フレーム
3 リクライニング機構
3a リクライニング機構本体、3b 貫通軸(軸)
4 ハイト調整機構、5 操作レバー、6 回動リンク
7a セクターギア、7b ピニオンギア
9 アームレスト回動軸
11 サイドフレーム
12 側壁
12a 外側面、12b 内側面、12c 穴、12d ボルト穴
13 後壁、13a メンバフレーム取り付け部
14 側壁側フランジ、15 後壁側フランジ
16 長穴
21 上部フレーム、22 折り曲げ加工部
23 上部メンバフレーム、23a 開口
31 下部メンバフレーム
32 第1延出部、32a 隆起部(補強部)、32b 穴(貫通穴)
33 第2延出部、33a ボルト穴
34 第1延出部上側フランジ、35 第1延出部下側フランジ(折れ曲がり部)
36 上方部、37 下方部
38 第2延出部上側フランジ(端部折れ曲がり部)
38a 隣接部分、38b 非隣接部分
39 第2延出部下側フランジ(端部折れ曲がり部)、40 連結部
41 追加延出部
50 アクチュエータ、51 ボルト

Claims (8)

  1. シートバックフレームを備える車両用シートであって、
    前記車両用シートのシート幅方向における前記シートバックフレームの両端部に配置されたサイドフレームと、
    前記サイドフレームの下端部同士を連結し、板材によって構成された下部メンバフレームと、を有し、
    前記下部メンバフレームの前記シート幅方向に沿って延在している部分には、貫通穴と、前記シート幅方向に沿って延出している補強部が設けられており、
    前記貫通穴は、前記シート幅方向において前記補強部と並ぶ位置に形成され
    前記下部メンバフレームの上側には、上端部を折り曲げて形成された上側フランジが設けられており、
    前記上側フランジは、前記補強部の上側に設けられ、前記貫通穴と上下方向で対向する位置まで延在し、
    前記サイドフレームは、側壁と、該側壁から前記シート幅方向における内側に延出した後壁と、を有し、
    前記後壁の前記シート幅方向の内側端部には、後壁側フランジが設けられており、
    前記上側フランジは、前記後壁側フランジよりも前記シート幅方向における外側まで延在していることを特徴とする車両用シート。
  2. シートバックフレームを備える車両用シートであって、
    前記車両用シートのシート幅方向における前記シートバックフレームの両端部に配置されたサイドフレームと、
    前記サイドフレームの下端部同士を連結し、板材によって構成された下部メンバフレームと、を有し、
    前記下部メンバフレームの前記シート幅方向に沿って延在している部分には、前記シート幅方向に沿って延出している補強部が設けられており、
    前記下部メンバフレームの上側には、上端部を折り曲げて形成された上側フランジが設けられており、
    前記上側フランジは、前記補強部の上側に設けられ、
    前記サイドフレームは、側壁と、該側壁から前記シート幅方向における内側に延出した後壁と、を有し、
    前記後壁の前記シート幅方向の内側端部には、後壁側フランジが設けられており、
    前記上側フランジは、前記後壁側フランジよりも前記シート幅方向における外側まで延在していることを特徴とする車両用シート。
  3. 前記上側フランジの前記シート幅方向における端部側の突出量が、前記上側フランジの前記シート幅方向における中央部分の突出量よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。
  4. 前記上側フランジは、前記サイドフレームと重なる位置まで延在しており、
    前記上側フランジの前記シート幅方向における端部側の突出量が、前記上側フランジのうち、前記サイドフレームと重なっている部分よりシート中央側に位置する部分の突出量よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用シート。
  5. 前記上側フランジの前記シート幅方向における端部側の突出量が、前記上側フランジの前記補強部と上下方向で重なっている部分の少なくとも一部の突出量よりも小さいことを特徴とする請求項乃至4のいずれか一項に記載の車両用シート。
  6. 前記サイドフレームには、脆弱部が設けられており、
    前記脆弱部は、上下方向における前記上側フランジと前記後壁側フランジとの間に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両用シート。
  7. 前記貫通穴の上下方向の幅は、前記補強部の上下方向の幅よりも小さく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  8. 前記貫通穴は円形に形成され、前記補強部の前記シート幅方向における端部は円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1又は7に記載の車両用シート。
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