JP2023036899A5

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Publication number: JP2023036899A5
Application number: JP2022211496A
Authority: JP
Filing date: 2022-12-28
Publication date: 2023-10-03

Claims

野生型ヒトＩｇＧＦｃ領域のＩｇＧ１Ｆｃ変異体を含む操作されたポリペプチドであって、前記Ｆｃ変異体が、残基位置２３４、２３５、３４５、４３０またはそれらの組み合わせにおけるアミノ酸置換を含み、前記アミノ酸残基が、ＫａｂａｔのＥＵインデックスにしたがって番号付けされる、前記操作されたポリペプチド。
ＫａｂａｔのＥＵインデックスによる残基位置２３４のアミノ酸が、アラニン（Ａ）によって置換されている、請求項１に記載のポリペプチド。
ＫａｂａｔのＥＵインデックスによる残基位置２３５のアミノ酸が、アラニン（Ａ）によって置換されている、請求項１または２に記載のポリペプチド。
ＫａｂａｔのＥＵインデックスによる残基位置３４５のグルタミン酸（Ｅ）が、リジン（Ｋ）、グルタミン（Ｑ）、アルギニン（Ｒ）、またはチロシン（Ｙ）によって置換されている、請求項１～３のいずれか一項に記載のポリペプチド。
ＫａｂａｔのＥＵインデックスによる残基位置４３０のグルタミン酸（Ｅ）が、グリシン（Ｇ）、セリン（Ｓ）、フェニルアラニン（Ｆ）、またはトレオニン（Ｔ）によって置換されている、請求項１～４のいずれか一項に記載のポリペプチド。
前記アミノ酸置換が、Ｌ２３４Ａ、Ｌ２３５Ａ、Ｅ３４５Ｋ、及びＥ４３０Ｇを含み、前記アミノ酸残基が、ＫａｂａｔのＥＵインデックスにしたがって番号付けされる、請求項１に記載のポリペプチド。
野生型ＩｇＧＦｃ領域を含むポリペプチドと比較して１つ以上のヒトＦｃ受容体に対して低い親和性を示す、請求項１～６のいずれか一項に記載のポリペプチド。
野生型ＩｇＧＦｃ領域を含むポリペプチドと比較して受容体クラスタリングの増加をさらに示す、請求項７に記載のポリペプチド。
抗体またはＦｃ融合タンパク質である、請求項１～８のいずれか一項に記載のポリペプチド。
前記抗体が、単一特異性抗体、二重特異性抗体、または多重特異性抗体である、請求項９に記載のポリペプチド。
薬物、毒素、放射性標識、またはそれらの組み合わせとコンジュゲートしている、請求項１～１０のいずれか一項に記載のポリペプチド。
ＢＣＭＡ、ＣＡＩＸ、ＣＣＲ４、ＰＤ－Ｌ１、ＰＤ－Ｌ２、ＰＤ１、グルココルチコイド誘導腫瘍壊死因子受容体（ＧＩＴＲ）、ＴＩＧＩＴ、重症急性呼吸器症候群（ＳＡＲＳ）、中東呼吸器症候群（ＭＥＲＳ）、インフルエンザ、またはフラビウイルスに特異的な抗体である、請求項１～１１のいずれか一項に記載のポリペプチド。
グルココルチコイド誘導腫瘍壊死因子受容体（ＧＩＴＲ）に特異的な抗体である、請求項１～１２のいずれか一項に記載のポリペプチド。
ＣＣＲ４に特異的な抗体である、請求項１～１２のいずれか一項に記載のポリペプチド。
野生型ヒトＩｇＧＦｃ領域のＦｃ変異体を含む操作されたポリペプチドであって、前記Ｆｃ変異体が、配列番号４に対して少なくとも９０％の同一性を含むアミノ酸配列を含み、アミノ酸置換が、Ｘ_１、Ｘ_２、Ｘ_３、Ｘ_４、Ｘ_５、Ｘ_６、Ｘ_７、またはそれらの組み合わせにおいて起こる、前記操作されたポリペプチド。
Ｘ_１が、セリン（Ｓ）を含むアミノ酸置換である、請求項１５に記載のポリペプチド。
Ｘ_２が、アラニン（Ａ）を含むアミノ酸置換である、請求項１５または１６に記載のポリペプチド。
Ｘ_３が、アラニン（Ａ）を含むアミノ酸置換である、請求項１５～１７のいずれか一項に記載のポリペプチド。
Ｘ_４が、リジン（Ｋ）、グルタミン（Ｑ）、アルギニン（Ｒ）、またはチロシン（Ｙ）を含むアミノ酸置換である、請求項１５～１８のいずれか一項に記載のポリペプチド。
Ｘ_５が、リジン（Ｋ）またはアルギニン（Ｒ）を含むアミノ酸置換である、請求項１５～１９のいずれか一項に記載のポリペプチド。
Ｘ_６が、グリシン（Ｇ）、セリン（Ｓ）、フェニルアラニン（Ｆ）、またはトレオニン（Ｔ）を含むアミノ酸置換である、請求項１５～２０のいずれか一項に記載のポリペプチド。
Ｘ_７が、トリプトファン（Ｗ）を含むアミノ酸置換である、請求項１５～２１のいずれか一項に記載のポリペプチド。
表１Ｂに開示された可変領域アミノ酸配列、及び表３Ｂ（配列番号１８、１９、２１、２２、２４）、表４Ｂ（配列番号１８、１９、２０、２２、２６）、表５Ｂ（配列番号１８、１９、２２、２９、及び３０）、または表６Ｂ（配列番号３６、３７、３８、４０、及び４２）に開示された変異型Ｆｃ領域アミノ酸配列を含む、組換えＧＩＴＲ抗体。
表１Ｂに開示された可変領域アミノ酸配列、及び表３Ｂ（配列番号１８、１９、２１、２４）、表４Ｂ（配列番号１８、１９、２０、２６）、表５Ｂ（配列番号１８、１９、２９、及び３０）、または表６Ｂ（配列番号３６、３７、３８、及び４２）に開示された変異型Ｆｃ領域アミノ酸配列を含む、組換えＣＣＲ４抗体。
請求項２３に記載の組換えＧＩＴＲ抗体を含む、対象において腫瘍を治療するための医薬組成物。
請求項２４に記載の組換えＣＣＲ４抗体を含む、血液由来がんを治療するための医薬組成物。
前記血液由来がんが、リンパ腫または白血病である、請求項２６に記載の医薬組成物。
細胞上のリガンドに結合する抗体を含む、細胞の細胞内シグナル伝達を増強するための医薬組成物であって、前記抗体が、野生型ヒトＩｇＧＦｃ領域のＦｃ変異体を含み、前記Ｆｃ変異体が、Ｅ３４５、Ｅ４３０、及び／またはＳ４４０にアミノ酸置換を含み、前記残基が、ＫａｂａｔのＥＵインデックスにしたがって番号付けされる、前記医薬組成物。
前記置換が、Ｅ４３０Ｇ、Ｅ４３０Ｓ、Ｅ４３０Ｆ、Ｅ４３０Ｔ、Ｅ３４５Ｋ、Ｅ３４５Ｑ、Ｅ３４５Ｒ、Ｅ３４５Ｙ、Ｓ４４０Ｗ、またはそれらの組み合わせを含む、請求項２８に記載の医薬組成物。
前記置換が、Ｅ３４５Ｋ及びＥ４３０Ｇである、請求項２９に記載の医薬組成物。
細胞上のリガンドに結合する抗体を含む、細胞の受容体クラスタリングを誘導するための医薬組成物であって、前記抗体が、野生型ヒトＩｇＧＦｃ領域のＦｃ変異体を含み、前記Ｆｃ変異体が、Ｅ３４５、Ｅ４３０、及び／またはＳ４４０にアミノ酸置換を含み、前記残基が、ＫａｂａｔのＥＵインデックスにしたがって番号付けされる、前記医薬組成物。
前記置換が、Ｅ４３０Ｇ、Ｅ４３０Ｓ、Ｅ４３０Ｆ、Ｅ４３０Ｔ、Ｅ３４５Ｋ、Ｅ３４５Ｑ、Ｅ３４５Ｒ、Ｅ３４５Ｙ、Ｓ４４０Ｗ、またはそれらの組み合わせを含む、請求項３１に記載の医薬組成物。
前記置換が、Ｅ３４５Ｋ及びＥ４３０Ｇである、請求項３２に記載の医薬組成物。
腫瘍が、固形腫瘍または液性腫瘍である、請求項２５に記載の医薬組成物。