JP2023035305A - 搬送システム - Google Patents

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Masashi Shimozu
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Abstract

【課題】物品の種類の判定精度が高い搬送システムを提供する。【解決手段】搬送システムは、載置部21と、天井搬送車と、種類検出センサ32と、保管制御部と、を備える。天井搬送車は、物品を搬送して、載置部21に載置する。種類検出センサ32は、載置部21に載置された物品を検出する。物品の種類には、第1物品と、第1物品とは形状が異なる第2物品52と、が含まれる。天井搬送車が第1物品及び第2物品52の少なくとも一方を載置部21に載置するときに天井搬送車が種類検出センサ32の光路と重なる。保管制御部は、天井搬送車が種類検出センサ32の光路から外れた後のタイミングで種類検出センサ32が検出した検出結果に基づいて、載置部21に載置された物品の種類を判定する。【選択図】図3

Description

本発明は、主として、物品を搬送して載置部に載置する搬送システムに関する。
特許文献1は、ウエハキャリア等を収容したボックスを搬送する自動搬送システムを開示する。自動搬送装置では、大中小の3つのサイズのボックスが搬送される。ボックスが載置される場所には、ボックスのサイズを検出するサイズセンサが設けられている。サイズセンサは、光学センサであり、ボックスのサイズに合わせて、上段、中段、及び下段の3つの高さに設けられている。サイズセンサの検出結果に基づいて、ボックスのサイズを検出できる。以上により、自動搬送システムは、サイズの異なるボックスを同時に取り扱うことができる。
特開平9-221203号公報
特許文献1の自動搬送システムでは、ボックスはハンドによって把持された状態で載置される。そのため、サイズセンサがハンドを検出した場合、ボックスの種類を誤判定する可能性がある。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、物品の種類の判定精度が高い搬送システムを提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の観点によれば、以下の構成の搬送システムが提供される。即ち、搬送システムは、載置部と、搬送装置と、光学センサと、判定部と、を備える。前記搬送装置は、物品を搬送して、前記載置部に載置する。前記光学センサは、前記載置部に載置された前記物品を検出する。前記物品の種類には、第1物品と、前記第1物品とは形状が異なる第2物品と、が含まれる。前記載置部に前記第1物品が載置された場合の前記光学センサの検出結果は、前記載置部に前記第2物品が載置された場合の前記光学センサの検出結果と異なる。前記搬送装置が前記第1物品及び前記第2物品の少なくとも一方を前記載置部に載置するときに当該搬送装置が前記光学センサの光路と重なる。前記判定部は、前記搬送装置が前記光学センサの光路から外れた後のタイミングで前記光学センサが検出した検出結果に基づいて、前記載置部に載置された前記物品の種類を判定する。
これにより、光学センサが搬送装置を検出することを避けられるので、判定部による物品の種類の判定精度を高くすることができる。
前記の搬送システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記搬送装置は天井に設けられた軌道に沿って走行して物品を搬送する天井搬送車である。前記搬送装置は、前記物品を前記載置部に載置した後に、前記判定部に対して載置の完了を通知する。前記判定部は、前記載置部から載置の完了が通知された後のタイミングで前記光学センサが検出した検出結果に基づいて、前記載置部に載置された前記物品の種類を判定する。
これにより、搬送装置が光学センサの光路から確実に外れたタイミングで、判定部による判定を行うことができる。
前記の搬送システムにおいては、前記判定部は、前記載置部から載置の完了が通知された後であって、かつ、前記天井搬送車が走行を開始する前のタイミングにおいて、前記光学センサが検出した検出結果に基づいて、前記載置部に載置された前記物品の種類を判定することが好ましい。
これにより、早いタイミングで判定部による判定を行うことができる。
前記の搬送システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記載置部は、前記物品を保管する保管装置に当該物品を受け渡すための場所である。前記保管装置は、前記第1物品を保管するための第1保管装置と、前記第2物品を保管するための第2保管装置と、を備える。
これにより、第2物品が第1保管装置に保管されること及び第1物品が第2保管装置に保管されることを防止できる。
前記の搬送システムにおいては、前記判定部は、載置される予定の前記物品の種類と、判定した前記物品の種類と、が異なる場合、異常の発生を知らせることが好ましい。
これにより、載置される予定の物品の種類とは異なる種類の物品が載置部に置かれた事態に対処することができる。
前記の搬送システムにおいては、前記判定部は、載置される予定の前記物品の種類と、判定した前記物品の種類と、が異なる場合、前記載置部が使用不可となるように設定するとともに、前記搬送装置は使用不可とせずに使用可能である状態を維持することが好ましい。
これにより、載置した物品の種類が異なることは搬送装置の異常とは言えないため、搬送装置が使用可能である状態を維持することで、搬送システムの稼動率の低下を抑えることができる。
前記の搬送システムにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記第2物品は、前記第1物品よりも高さ方向のサイズが小さい。前記光学センサの光路は、前記載置部に載置された前記第1物品と重なるとともに、前記載置部に載置された前記第2物品よりも上方を通る。前記搬送装置は、前記物品の上部を把持する把持部を備える。前記搬送装置が前記第2物品を載置するときには、前記把持部が前記光学センサの光路と重なる。
把持部が邪魔になって第1物品と第2物品の区別が困難になる状況においても、載置部に置かれた物品の種類を精度良く判定できる。
前記の搬送システムにおいては、前記光学センサの光路は、前記物品の側面の法線方向に対して傾斜していることが好ましい。
これにより、物品の検出精度を高くすることができる。
本発明の一実施形態に係る搬送システムの構成を概略的に示す図。 第1物品を載置部に載置するときの様子を示す側面図。 第2物品を載置部に載置するときの様子を示す側面図。 載置部及び種類検出センサの光路を示す平面図。 天井搬送車から保管装置に物品を移載する流れを示すシーケンス図。 変形例に係る搬送システムの構成を概略的に示す図。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。初めに、図1を参照して搬送システム1の概要について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る搬送システム1の構成を概略的に示す平面図である。
本実施形態の搬送システム1は、半導体製品を製造する工場(建屋、施設)に設置されており、様々な物品を搬送するためのシステムである。搬送システム1が搬送する物品は、第1物品51と第2物品52である。第1物品51と第2物品52は、何れも、半導体ウエハを収容する収容容器である。第2物品52は、第1物品51よりも高さ方向のサイズが小さい。具体的には、第1物品51がFOUP(Front-Opening Unified Pod)であり、第2物品52がウエハカセットである。以下の説明では、第1物品51と第2物品52をまとめて単に「物品」と称することがある。なお、物品は、レチクルを収容するレチクルポッドであってもよい。
図1に示すように、搬送システム1は、軌道2と、天井搬送車(搬送装置)10と、保管装置3と、を備える。
軌道2は、工場の天井7に設けられている。天井搬送車10、軌道2に沿って吊下げ状態で走行可能に構成されている。また、図1には天井搬送車10が1台のみ示されているが、天井搬送車10を複数台備える構成であってもよい。
図1に示すように、天井搬送車10は、走行部11と、昇降部12と、把持部13と、台車制御部14と、を備える。
走行部11は、走行モータ及び車輪を備える。走行部11は、走行モータが発生させた動力を用いて車輪を回転させる。これにより、軌道2に沿って走行する。
昇降部12は、昇降モータ及びホイストを備える。昇降部12は、昇降モータが発生させた動力を用いてワイヤ等の吊下げ部材を降下させたり巻き取ったりすることにより、昇降可能である。
把持部13は、昇降部12の下部に設けられている。把持部13は、第1物品51及び第2物品52の上部に形成されたフランジを把持するチャック等である。把持部13は、第1物品51又は第2物品52を把持する状態と、把持を解除する状態と、を切替可能である。
台車制御部14は、CPU等の演算装置と、フラッシュメモリ又はハードディスク等の記憶装置と、外部と通信するための通信装置と、を備える。記憶装置には、各種のプログラムや設定値が記憶されている。演算装置は、各種プログラム等を記憶装置から読み出し、天井搬送車10の各部の動作を制御する。
保管装置3は、物品を保管する。図1に示すように、保管装置3は、第1物品51を保管する第1保管装置4と、第2物品52を保管する第2保管装置5と、を備える。例えば、半導体ウエハの前工程が完了するタイミングと次工程が開始するタイミングがズレた場合、天井搬送車10によって第1物品51及び第2物品52が保管装置3に供給される。
第1保管装置4と第2保管装置5は、保管棚の構成以外は同一であるため、代表して第1保管装置4について説明する。図1に示すように、第1保管装置4は、載置部21と、クレーン22と、第1保管棚23と、保管制御部(判定部)25と、を備える。また、第2保管装置5は、第1保管装置4の第1保管棚23に代えて、第2保管棚24を備える。
載置部21は、天井搬送車10が第1物品51及び第2物品52を載置する場所である。載置部21には、コンベアが設けられている。載置部21に載置された第1物品51又は第2物品52は、コンベアによって保管装置3の内部に搬送される。
クレーン22は、搬送台22aと、ガイド柱22bと、ガイドレール22cと、を備える。搬送台22aには、第1物品51又は第2物品52が載置される。搬送台22aは、図略のモータが発生させた動力により、ガイド柱22bに沿って鉛直方向に移動可能である。搬送台22aは、図略のモータが発生させた動力により、ガイドレール22cに沿って水平方向(図1の紙面裏表方向)に移動可能である。
第1保管棚23は、第1物品51を保管するための棚である。第1保管棚23は、第1物品51が収容可能なサイズの収容空間を有する。第1保管棚23の収容空間の高さ方向のサイズは、第1物品51の高さ方向のサイズに余裕としての調整値を追加した値である。
第2保管棚24は、第2物品52を保管するための棚である。第2保管棚24は、第2物品52が収容可能なサイズの収容空間を有する。第2保管棚24の収容空間の高さ方向のサイズは、第2物品52の高さ方向のサイズに余裕としての調整値を追加した値である。
保管制御部25は、CPU等の演算装置と、フラッシュメモリ又はハードディスク等の記憶装置と、外部と通信するための通信装置と、を備える。記憶装置には、各種のプログラムや設定値が記憶されている。演算装置は、各種プログラム等を記憶装置から読み出し、保管装置3の各部の動作を制御する。
搬送システム1は、物品を検出するためのセンサとして、物品検出センサ31及び種類検出センサ(光学センサ)32を備える。
物品検出センサ31は、載置部21に物品が載置されたか否かを検出するためのセンサである。図2に示すように、載置部21には、物品が載置される領域を挟んで向かい合うように一対のセンサステー30が設けられている。また、物品検出センサ31は、投受光部31aと反射板31bとを備える。一方のセンサステー30に投受光部31aが取り付けられており、他方のセンサステー30に反射板31bが取り付けられている。
投受光部31aは、投光素子と受光素子とを備える。投光素子は、LED又はレーザ発生器等であり、光を照射する。受光素子は、フォトダイオード等であり、光を受光して電気信号を出力する。投受光部31aは、反射板31bに向けて光を照射する。投受光部31aと反射板31bの間に物品が存在しない場合、投受光部31aが照射した光が反射板31bで反射されて、この反射光が投受光部31aによって検出される。投受光部31aと反射板31bの間に物品が存在する場合、投受光部31aが照射した光は物品で反射又は透過する。反射板31bと物品では光の反射率、反射方向、又は散乱の程度が異なり、物品を透過した場合も光の強度が低下するため、物品がある場合の物品検出センサ31の検出結果と、物品が無い場合の物品検出センサ31の検出結果と、は異なる。従って、投受光部31aが出力した電気信号を解析することにより、載置部21に物品が載置されたか否かを判定できる。
図2及び図3に示すように、載置部21に第1物品51と第2物品52の何れが載置された場合でも物品検出センサ31が物品を検出できるように、物品検出センサ31は比較的低い高さに配置されている。そのため、物品検出センサ31の光路は、載置部21に載置された第2物品52の上端よりも下方を通る。これにより、載置部21に載置された物品が第1物品51であっても第2物品52であっても、物品検出センサ31により検出される。なお、物品検出センサ31の光路は、載置部21に物品を載置する際の把持部13よりも下方を通る。
種類検出センサ32は、載置部21に載置された物品の種類を検出するためのセンサである。本実施形態では、搬送システム1は2種類の物品、即ち第1物品51と第2物品52を取り扱う。従って、種類検出センサ32は、載置部21に載置された物品が第1物品51であるか第2物品52であるかを検出するために用いられる。
種類検出センサ32は、物品検出センサ31と同様、投受光部32aと反射板32bとを備え、一対のセンサステー30に配置されている。投受光部32aは投受光部31aと同じ構成であり、反射板32bは反射板31bと同じ構成である。なお、物品検出センサ31と種類検出センサ32で物品を検出するための構成が異なっていてもよい。また、物品検出センサ31と種類検出センサ32の少なくとも一方が、投受光型センサであってもよい。投受光型センサとは、投光部と対向するように受光部を配置して、投光部と受光部の間に物品が存在するか否かを検出する光センサである。
図4は、載置部21の平面図である。図4に示すように、物品検出センサ31及び種類検出センサ32の光路は、載置部21に載置された第1物品51に対して傾斜している(載置部21に第2物品52が載置される場合も同様)。具体的には、光路は、第1物品51の側面51aに直交するのではなく、側面51aの法線方向に対して傾斜している。第1物品51の素材は光透過性のある樹脂であるため、光路が側面51aに直交する場合は光が透過し易くなる。一方で、光路が側面51aの法線方向に対して傾斜している場合、光が透過しにくい。そのため、本実施形態のように光路を設定することにより、誤検出をより確実に防止できる。
図2に示すように、種類検出センサ32は、物品検出センサ31よりも高い位置に配置されている。具体的には、種類検出センサ32の光路は、載置部21に載置された第1物品51の上端よりも下方を通るため、第1物品51と重なる。更に、種類検出センサ32の光路は、載置部21に載置された第2物品52の上端よりも上方を通る。つまり、図2に示すように、載置部21に第1物品51が載置された場合は、種類検出センサ32は投受光部32aと反射板32bの間に物品が存在することを検出する。
一方で、図3に示すように、載置部21に第2物品52が載置された場合は、種類検出センサ32は物品の存在を検出しない(載置部21に何も載置されていない場合と同じ挙動を示す)。言い換えれば、天井搬送車10が載置部21に物品を載置した後において、種類検出センサ32が物品を検出すれば第1物品51が載置されたと特定できる。一方で、天井搬送車10が載置部21に物品を載置した後において、種類検出センサ32が物品を検出しない場合は第2物品52が載置されたと特定できる。このように、載置部21に第1物品51が載置された場合の種類検出センサ32の検出結果は、載置部21に第2物品52が載置された場合の種類検出センサ32の検出結果と異なる。なお、第1物品51又は第2物品52が載置されたと特定する条件に、物品検出センサ31が物品を検出したことを追加してもよい。
ここで、図3に示すように、天井搬送車10によって第2物品52が載置部21に載置される作業の途中においては、把持部13が種類検出センサ32の光路に重なる。従って、把持部13が種類検出センサ32の光路から退避する前に物品の種類を判定してしまうと、誤判定の可能性がある。この点、本実施形態では、以下に詳細に示すように、把持部13が完全に退避した後のタイミングで取得した検出結果に基づいて物品の種類を判定するため、誤判定を防止できる。
以下、図5を参照して、天井搬送車10から保管装置3に物品を受け渡す流れ及び物品の種類を判定する処理について説明する。これらの通信は、天井搬送車10の台車制御部14と、保管装置3の保管制御部25と、の間で行われるが、以下の説明では、天井搬送車10が保管装置3に通知する等と記載する。
天井搬送車10から保管装置3(具体的には第1保管装置4又は第2保管装置5)に物品を受け渡す場合、天井搬送車10と保管装置3の間でインターロック通信が行われる。インターロック通信とは、物品を載置する作業を適切に行うために、天井搬送車10と保管装置3の個々の動作及び状況を確認してそれを互いに通知する通信である。本実施形態では、SEMI E84という規格に沿って、天井搬送車10と保管装置3のインターロック通信が行われる。
具体的には、保管装置3は、物品を受け入れることが決定した場合(物品の受入れの指示を受けた場合)、対象の物品を搬送する天井搬送車10に対して、物品の受入れを行う旨を通知する(シーケンス番号1、L_REQ ON)。天井搬送車10は、この通知を受けて、物品の移載を行う旨を保管装置3に通知する(シーケンス番号2、TR_REQ ON)。保管装置3は、この通知を受けて、物品の移載の準備が完了した旨を天井搬送車10に通知する(シーケンス番号3、READY ON)。
天井搬送車10は、この通知を受けて、物品を載置部21に載置する作業を行う(シーケンス番号4)。天井搬送車10は、把持部13による物品の把持を解除した後に、昇降部12を動作させて把持部13を上昇させる。天井搬送車10は、把持部13が所定の待機位置まで戻った後に、移載の完了を保管装置3に通知する(シーケンス番号5、COMPT ON)。
保管装置3(保管制御部25)は、この通知を受けて載置部21に載置された物品の種類を判定する(シーケンス番号6)。つまり、天井搬送車10が移載の完了を保管装置3に通知した時点において、把持部13は種類検出センサ32の光路から外れている。従って、保管装置3は、種類検出センサ32から物品が存在する旨の検出結果を取得した場合、載置部21に第1物品51が載置されたと判定する。一方、保管装置3は、種類検出センサ32から物品が存在しない旨の検出結果を取得した場合、載置部21に第2物品52が載置されたと判定する。
ここで、保管装置3は、判定した物品の種類が、載置される予定の物品の種類と異なる場合は、異常の発生を知らせる。載置される予定の物品の種類とは、物品の搬送スケジュール等に応じて載置部21に載置されることが予め定められた物品の種類であり、例えば上位の制御装置又は天井搬送車10等から通知された物品の種類である。異常の発生を知らせる方法及び異常の発生を知らせる対象は様々である。異常を知らせる方法としては、例えば、異常が生じた旨のメッセージ又はエラーコード等を送信したり、アラーム音を発生させたり、ランプを点灯させたりする方法がある。メッセージ又はエラーコード等を送信する場合、送信先(異常を知らせる対象)としては、オペレータが所有する端末又は上位の制御装置等がある。
また、保管装置3は、異常を報知するとともに、載置部21が使用不可となるように設定する。例えば、保管装置3は、載置部21が使用不可となったことを上位の制御装置へ通知したり、天井搬送車10に対して物品の受入れを通知する処理を行わなくしたりする。
載置部21に設定と異なる種類の物品を載置した天井搬送車10は、受け取った物品の種類が異なっていただけであり、天井搬送車10自体には異常は存在しない。従って、保管装置3は、載置部21に物品を載置した天井搬送車10を使用不可とせずに使用可能である状態を維持する。具体的には、保管装置3は、天井搬送車10に異常がある等の通知を行わない。
従って、シーケンス番号6における判定結果に関係なく、天井搬送車10は、別の場所への走行を開始する(シーケンス番号7)。
シーケンス番号1,2,3,5の通知は、SEMI E84で定められた処理である。従って、これらの処理にシーケンス番号6の処理を追加するだけで、物品の種類を適切なタイミングで判定することができる。
以上に説明したように、本実施形態の搬送システム1は、載置部21と、天井搬送車10と、種類検出センサ32と、保管制御部25と、を備える。天井搬送車10は、物品を搬送して、載置部21に載置する。種類検出センサ32は、載置部21に載置された物品を検出する。物品の種類には、第1物品51と、第1物品51とは形状が異なる第2物品52と、が含まれる。載置部21に第1物品51が載置された場合の種類検出センサ32の検出結果は、載置部21に第2物品52が載置された場合の種類検出センサ32の検出結果と異なる。天井搬送車10が第1物品51及び第2物品52の少なくとも一方を載置部21に載置するときに天井搬送車10が種類検出センサ32の光路と重なる。保管制御部25は、天井搬送車10が種類検出センサ32の光路から外れた後のタイミングで種類検出センサ32が検出した検出結果に基づいて、載置部21に載置された物品の種類を判定する。
これにより、種類検出センサ32が搬送装置を検出することを避けられるので、保管制御部25による物品の種類の判定精度を高くすることができる。
本実施形態の搬送システム1において、天井搬送車10は天井7に設けられた軌道2に沿って走行して物品を搬送する。天井搬送車10は、物品を載置部21に載置した後に、保管制御部25に対して載置の完了を通知する。保管制御部25は、載置部21から載置の完了が通知された後のタイミングで種類検出センサ32が検出した検出結果に基づいて、載置部21に載置された物品の種類を判定する。
これにより、天井搬送車10が種類検出センサ32の光路から確実に外れたタイミングで、保管制御部25による判定を行うことができる。
本実施形態の搬送システム1において、保管制御部25は、載置部21から載置の完了が通知された後であって、かつ、天井搬送車10が走行を開始する前のタイミングにおいて、種類検出センサ32が検出した検出結果に基づいて、載置部21に載置された物品の種類を判定する。
これにより、早いタイミングで保管制御部25による判定を行うことができる。
本実施形態の搬送システム1において、載置部21は、物品を保管する保管装置3に物品を受け渡すための場所である。保管装置3は、第1物品51を保管するための第1保管装置4と、第2物品52を保管するための第2保管装置5と、を備える。
これにより、第2物品52が第2保管装置5に保管されること及び第1物品51が第1保管装置4に保管されることを防止できる。
本実施形態の搬送システム1において、保管制御部25は、載置される予定の物品の種類と、判定した物品の種類と、が異なる場合、異常の発生を知らせる。
これにより、予め定められた種類とは異なる種類の物品が載置部21に置かれた事態に対処することができる。
本実施形態の搬送システム1において、保管制御部25は、載置される予定の物品の種類と、判定した物品の種類と、が異なる場合、載置部21が使用不可となるように設定するとともに、天井搬送車10は使用不可とせずに使用可能である状態を維持する。
これにより、載置した物品の種類が異なることは天井搬送車10の異常とは言えないため、天井搬送車10が使用可能である状態を維持することで、搬送システム1の稼動率の低下を抑えることができる。
本実施形態の搬送システム1において、第2物品52は、第1物品51よりも高さ方向のサイズが小さい。種類検出センサ32の光路は、載置部21に載置された第1物品51に重なるとともに、載置部21に載置された第2物品52よりも上方を通る。天井搬送車10は、物品の上部を把持する把持部13を備える。天井搬送車10が第2物品52を載置するときには、把持部13が種類検出センサ32の光路と重なる。
把持部13が邪魔になって第1物品51と第2物品52の区別が困難になる状況においても、載置部21に置かれた物品の種類を精度良く判定できる。
本実施形態の搬送システム1において、種類検出センサ32の光路は、物品の側面51aの法線方向に対して傾斜している。
これにより、物品の検出精度を高くすることができる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態で示したシーケンス図は一例であり、一部の処理を省略したり、一部の処理の内容を変更したり、新たな処理を追加したりしてもよい。例えば、上記実施形態では天井搬送車10から移載の完了の通知を受領した後に物品の種類の判定を行う。これに代えて、天井搬送車10の把持部13が載置部21の近傍にあるか否かを検出するセンサを設け、このセンサの検出結果に基づいて定められたタイミングで、物品の種類の判定を行ってもよい。
上記実施形態では、物品の上部を把持するタイプの天井搬送車10に本発明を適用したが、これに代えて、例えば、物品の側面を挟むタイプの搬送装置、又は、物品の底面を支持するタイプの搬送装置に本発明を適用できる。
上記実施形態では、2種類の物品の種類を判定したが、3種類以上の物品の種類を判定する構成であってもよい。例えば、高さ方向のサイズが異なる3種類の物品が取り扱われる場合、上記実施形態の種類検出センサ32に相当するセンサを2つ設ければよい。
上記実施形態では、高さ方向のサイズが異なる物品の種類を判定したが、形状が異なるのであれば、高さ方向のサイズ以外の点が異なる物品の種類を判定する構成であってもよい。例えば、幅方向のサイズが異なる物品である場合は、上記実施形態と同様、一方の物品と光路が重なるとともに他方の物品と光路が重ならないように光学センサを設定すればよい。
上記実施形態では、第1保管装置4が第1物品51のみを保管し、第2保管装置5が第2物品52のみを保管する。これに代えて、図6に示すように、第1物品51と第2物品52の両方を保管する保管装置3が設けられてもよい。
上記実施形態では、光センサは、反射型又は透過型である。これに代えて、測距センサを用いてもよい。測距センサは、光を照射してから受光するまでの時間に基づいて物品までの距離を検出する。測距センサから第1物品51までの距離と、測距センサから第2物品52までの距離が異なる場合、測距センサの検出結果に基づいて、物品の種類を判定できる
上記実施形態では、半導体製品を製造する工場に設置される搬送システム1について説明したが、この搬送システム1は、他の製品を製造する工場に設置することもできる。また、この搬送システム1は、製造工場以外の建屋(例えば倉庫)に設置することもできる。
1 搬送システム
2 軌道
3 保管装置
10 天井搬送車(搬送装置)
31 物品検出センサ
32 種類検出センサ(光学センサ)

Claims (8)

  1. 載置部と、
    物品を搬送して、前記載置部に載置する搬送装置と、
    前記載置部に載置された前記物品を検出する光学センサと、
    判定部と、
    を備え、
    前記物品の種類には、第1物品と、前記第1物品とは形状が異なる第2物品と、が含まれ、
    前記載置部に前記第1物品が載置された場合の前記光学センサの検出結果は、前記載置部に前記第2物品が載置された場合の前記光学センサの検出結果と異なり、
    前記搬送装置が前記第1物品及び前記第2物品の少なくとも一方を前記載置部に載置するときに当該搬送装置が前記光学センサの光路と重なり、
    前記判定部は、前記搬送装置が前記光学センサの光路から外れた後のタイミングで前記光学センサが検出した検出結果に基づいて、前記載置部に載置された前記物品の種類を判定することを特徴とする搬送システム。
  2. 請求項1に記載の搬送システムであって、
    前記搬送装置は天井に設けられた軌道に沿って走行して物品を搬送する天井搬送車であり、
    前記搬送装置は、前記物品を前記載置部に載置した後に、前記判定部に対して載置の完了を通知し、
    前記判定部は、前記載置部から載置の完了が通知された後のタイミングで前記光学センサが検出した検出結果に基づいて、前記載置部に載置された前記物品の種類を判定することを特徴とする搬送システム。
  3. 請求項2に記載の搬送システムであって、
    前記判定部は、前記載置部から載置の完了が通知された後であって、かつ、前記天井搬送車が走行を開始する前のタイミングにおいて、前記光学センサが検出した検出結果に基づいて、前記載置部に載置された前記物品の種類を判定することを特徴とする搬送システム。
  4. 請求項1から3までの何れか一項に記載の搬送システムであって、
    前記載置部は、前記物品を保管する保管装置に当該物品を受け渡すための場所であり、
    前記保管装置は、前記第1物品を保管するための第1保管装置と、前記第2物品を保管するための第2保管装置と、を備えることを特徴とする搬送システム。
  5. 請求項1から4までの何れか一項に記載の搬送システムであって、
    前記判定部は、載置される予定の前記物品の種類と、判定した前記物品の種類と、が異なる場合、異常の発生を知らせることを特徴とする搬送システム。
  6. 請求項5に記載の搬送システムであって、
    前記判定部は、載置される予定の前記物品の種類と、判定した前記物品の種類と、が異なる場合、前記載置部が使用不可となるように設定するとともに、前記搬送装置は使用不可とせずに使用可能である状態を維持することを特徴とする搬送システム。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載の搬送システムであって、
    前記第2物品は、前記第1物品よりも高さ方向のサイズが小さく、
    前記光学センサの光路は、前記載置部に載置された前記第1物品と重なるとともに、前記載置部に載置された前記第2物品よりも上方を通り、
    前記搬送装置は、前記物品の上部を把持する把持部を備え、
    前記搬送装置が前記第2物品を載置するときには、前記把持部が前記光学センサの光路と重なることを特徴とする搬送システム。
  8. 請求項7に記載の搬送システムであって、
    前記光学センサの光路は、前記物品の側面の法線方向に対して傾斜していることを特徴とする搬送システム。
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