JP2023032908A - 電子部品 - Google Patents

電子部品 Download PDF

Info

Publication number
JP2023032908A
JP2023032908A JP2021139278A JP2021139278A JP2023032908A JP 2023032908 A JP2023032908 A JP 2023032908A JP 2021139278 A JP2021139278 A JP 2021139278A JP 2021139278 A JP2021139278 A JP 2021139278A JP 2023032908 A JP2023032908 A JP 2023032908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
electronic component
electrode
main surface
metal terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021139278A
Other languages
English (en)
Inventor
朗丈 増田
Yoshitake Masuda
信弥 伊藤
Shinya Ito
▲徳▼久 安藤
Norihisa Ando
英樹 金子
Hideki Kaneko
健 油川
Ken Yukawa
賢也 玉木
Kenya Tamaki
彰敏 吉井
Akitoshi Yoshii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2021139278A priority Critical patent/JP2023032908A/ja
Priority to US17/888,219 priority patent/US20230064506A1/en
Priority to CN202210979721.6A priority patent/CN115732227A/zh
Publication of JP2023032908A publication Critical patent/JP2023032908A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G2/00Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
    • H01G2/02Mountings
    • H01G2/06Mountings specially adapted for mounting on a printed-circuit support
    • H01G2/065Mountings specially adapted for mounting on a printed-circuit support for surface mounting, e.g. chip capacitors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G2/00Details of capacitors not covered by a single one of groups H01G4/00-H01G11/00
    • H01G2/10Housing; Encapsulation
    • H01G2/106Fixing the capacitor in a housing
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/005Electrodes
    • H01G4/01Form of self-supporting electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/018Dielectrics
    • H01G4/06Solid dielectrics
    • H01G4/08Inorganic dielectrics
    • H01G4/12Ceramic dielectrics
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/224Housing; Encapsulation
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/228Terminals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
    • H01G4/228Terminals
    • H01G4/248Terminals the terminals embracing or surrounding the capacitive element, e.g. caps

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)

Abstract

Figure 2023032908000001
【課題】内部のセラミック素子のサイズ変更などに対して柔軟に対応可能であり、かつ、生産性の良好な電子部品を提供する。
【解決手段】 凹部と、前記凹部の開口とは反対側を向くケース下面とを有するケースと、前記凹部に配置され、互いに対向する第1主面と第2主面とを有し、前記第1主面に形成される第1電極部と、前記第2主面に形成される第2電極部と、を有するセラミック素子と、前記ケース下面に配置されており前記第1主面および前記第2主面に略平行である第1実装部と、前記第1電極部に接続する第1電極接続部と、を有する第1金属端子と、前記ケース下面に配置されており前記第1主面および前記第2主面に略平行である第2実装部と、前記第2電極部に接続する第2電極接続部と、を有する第2金属端子と、を有する電子部品。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンデンサ等として用いられる電子部品に関する。
従来から、単板状の誘電体ディスクに対して、金属端子を接続して構成されるコンデンサ等が提案されている。また、このような誘電体ディスクの周辺を外装材でモールドし、面実装に適した形態とした電子部品も提案されている。
しかしながら、従来の面実装用電子部品では、樹脂成形のためのキャビティ内に誘電体ディスクや金属端子を固定したのち、外装材によりモールドする工程を必要とするため、組み立て工程が複雑であるという問題を有する。また、誘電体ディスクのサイズ変更に伴い成形金型を変更する必要があるため、誘電体ディスクのサイズ変更などに対して柔軟に対応することが難しいという問題を有する。
特開平6-196348号公報
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、内部のセラミック素子のサイズ変更などに対して柔軟に対応可能であり、かつ、生産性の良好な電子部品を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係る電子部品は、
凹部と、前記凹部の開口とは反対側を向くケース下面とを有するケースと、
前記凹部に配置され、互いに対向する第1主面と第2主面とを有し、前記第1主面に形成される第1電極部と、前記第2主面に形成される第2電極部と、を有するセラミック素子と、
前記ケース下面または前記ケース下面に隣接して配置されており前記第1主面および前記第2主面に略平行である第1実装部と、前記第1電極部に接続する第1電極接続部と、を有する第1金属端子と、
前記ケース下面または前記ケース下面に隣接して配置されており前記第1主面および前記第2主面に略平行である第2実装部と、前記第2電極部に接続する第2電極接続部と、を有する第2金属端子と、を有する。
本発明に係る電子部品は、ケース内の凹部にセラミック素子を収容するため、樹脂成形のためのキャビティ内にセラミック素子などを配置して外装材によるモールドを行う工程が必要なく、生産性が良好である。
また、たとえば、本発明に係る電子部品は、前記開口を塞ぐケースカバーを有してもよく、
前記第1金属端子は、前記ケースと前記ケースカバーとの間に形成される第1の隙間を挿通してもよく、
前記第2金属端子は、前記ケースと前記ケースカバーとの間に形成される前記第1の隙間とは離間する第2の隙間を挿通してもよい。
このような電子部品は、ケースカバーにより、セラミック素子などの凹部に配置される部材を好適に保護することができる。また、ケースカバーが、面実装する際の実装機などによる吸着面を構成するため、このような電子部品は、面実装用として好適である。また、第1金属端子と第2金属端子とは、ケースとケースカバーとの間に形成された隙間を挿通することにより、ケース内部を好適に封止可能である。また、本発明における電子部品では、ケースの凹部の隙間をモールド樹脂で充填してもよく、このような場合において、ケースカバーを有する電子部品は、ケースカバーによりモールド樹脂が外部に露出しないため、モールド樹脂の選択範囲が広い。
また、たとえば、前記ケースカバーは、前記開口の角部に対応して設けられており、前記凹部に挿入される複数の突起部を有してもよい。
このような突起部を有するケースカバーは、ケースに対して容易かつ精度よく位置合わせすることができ、かつ、ケースに対して強固に固定することができる。
また、例えば、前記ケースの開口から前記凹部の底面までの距離である凹部深さは、前記第1主面と前記第2主面との距離である素子厚みより大きくてもよい。
このような電子部品は、凹部の開口から露出することなく、セラミック素子の全体を凹部に収容することができる。また、ケースカバーを用いる場合には、ケースカバーの形状を単純化することができる。また、凹部にモールド樹脂を充填する場合は、モールド樹脂でセラミック素子全体を覆うことができる。
また、たとえば、前記セラミック素子は、前記第1主面および前記第1電極部と、第1誘電体部とを有する第1部分と、前記第2主面および前記第2電極部と、第2誘電体部とを有する第2部分と、を有し、前記第1部分と前記第2部分とは、中間電極部を介して接続されていてもよい。
凹部に配置されるセラミック素子は、1つの単板のセラミック素子であってもよいが、第1部分と第2部分のように、複数の板状部分を組み合わせたものであってもよく、このような電子部品は、第1誘電体部と第2誘電体部とを直列接続した電子部品を構成する。
また、たとえば、前記セラミック素子は、前記第1主面および前記第2主面をそれぞれ有する第1素子部と第2素子部とを有してもよく、
前記第1素子部と前記第2素子部とは、互いの前記第2主面が向き合うように配置されていてもよく、
前記第2電極接続部は、前記第1素子部および前記第2素子部の双方の第2電極部に接するように、前記第1素子部と前記第2素子部の前記第2主面に挟まれていてもよく、
前記第1電極接続部は、前記第1素子部の前記第1電極部に接続する第1素子接続部と、前記第2素子部の前記第1電極部に接続する第2素子接続部と、を有してもよい。
凹部に配置されるセラミック素子は、1つの単板の誘電体であってもよいが、第1素子部と第2素子部のように、複数の板状の誘電体を組み合わせたものであってもよく、このような電子部品は、第1素子部と第2素子部とを並列接続した電子部品を構成する。
また、たとえば、前記第1金属端子と前記第2金属端子とは、前記ケース下面に配置されており、前記ケース下面には、前記第1実装部および前記第2実装部の少なくとも一方に対向しており溝深さが変化する凹溝部が形成されていてもよい。
また、たとえば、前記凹溝部は、前記第1実装部の先端との間に形成される隙間が、前記第1実装部の基端との間に形成される隙間より広くなる第1凹溝と、前記第2実装部の先端との間に形成される隙間が、前記第2実装部の基端との間に形成される隙間より広くなる第2凹溝と、が形成されていてもよい。
このような電子部品は、ケース内にセラミック素子や第1電極接続部および第2電極接続部を組み込んだ後に、第1電極部および第2電極部を加工して、第1主面および第2主面に略平行である第1実装部と第2実装部をケース下面に配置できる。これにより、セラミック素子に対する第1電極部および第2電極部の固定を、これらの部材をケースに固定する前に行うことが可能となる。したがって、このような電子部品は、第1実装部および第2実装部を精度良く形成できるともに、生産性が良好である。
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子部品の斜め上方からの概略斜視図である。 図2は、図1に示す電子部品の斜め下方からの概略斜視図である。 図3は、図1に示す電子部品のケース内の状態を示す概略斜視図である。 図4は、図1に示す電子部品におけるケースおよび第2金属端子を示す概略斜視図である。 図5は、図1に示す電子部品の断面図である。 図6は、第1変形例に係るケース下面を示す部分斜視図である。 図7は、第1変形例に係るケース下面と実装部との間の隙間を表す概念図である。 図8は、本発明の第2実施形態に係る電子部品の斜め上方からの概略斜視図である。 図9は、本発明の第3実施形態に係る電子部品の斜め上方からの概略斜視図である。 図10は、本発明の第4実施形態に係る電子部品の斜め上方からの概略斜視図である。 図11は、図10に示す電子部品のケース内の状態を示す概略斜視図である。 図12は、図10に示す電子部品を上方から見た平面図である。 図13は、図10に示す電子部品の使用状態の一例を示す概念図である。 図14は、本発明の第2変形例に係る電子部品のケース内の状態を示す概略斜視図である 図15は、本発明の第5実施形態に係る電子部品の斜め上方からの概略斜視図である。 図16は、図15に示す電子部品のケース内の状態を示す概略斜視図である。 図17は、図15に示す電子部品の斜め下方からの概略斜視図である。
以下、本発明を、図面に示す実施形態に基づき説明する。
第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子部品10の斜め上方からの概略斜視図である。図1に示すように、電子部品10は、ケース20と、ケース20の開口21a(図3参照)を塞ぐケースカバー60とを有する。また、電子部品10におけるケースカバー60以外の部分を示す図3に示すように、電子部品10は、ケース内部に収容されるセラミック素子30と、セラミック素子30の第1電極部33に接続する第1金属端子40と、セラミック素子30の第2電極部34に接続する第2金属端子50とを有する。
図1に示すように、電子部品10は略矩形平板形状を有するが、電子部品10としてはこれに限定されず、矩形以外の他の多角形平板状の形状であってもよく、円盤状の形状であってもよい。図3に示すように、電子部品10においてケースカバー60が配置される側と反対側が、電子部品10を実装する際に、実装対象となる基板などに対向する実装面側となる。
図3に示すように、ケース20は、凹部21を有しており、凹部21の内部にセラミック素子30等を収容する。凹部21は、凹部21の開口側から見て、ケース20の外形状より一回り小さい矩形形状を有しており、ケース20の内部には、略直方体状の空間が形成されている。凹部21の開口21aは、電子部品10の上方(実装面とは反対側)を向く方向に開口するように、ケース20に形成されている。
図2は、電子部品10を斜め下方から見た斜視図である。図2に示すように、ケース20は、凹部21の開口21aとは反対方向を向くケース下面22を有する。ケース下面22には、第1金属端子40の第1実装部42と、第2金属端子50の第2実装部52とが配置される。
図3に示すように、セラミック素子30は、ケース20の凹部21に配置される。セラミック素子30は、互いに対向する第1主面31aと第2主面31bとを有し、略円盤状の外形状を有する。ただし、セラミック素子30は、楕円盤状、矩形平板状など、円盤状以外の形状であってもかまわない。なお、第1主面31aおよび第2主面31bは、セラミック素子30において最も面積の広い1対の面である。また、図3に示すように、セラミック素子30の説明では、2つの主面のうち上方を向くものを第1主面31aとし、下方を向くものを第2主面31bとするが、これとは逆に、下方を向く主面を第1主面31aとし、上方を向く主面を第2主面31bとしてもよい。
電子部品10の断面図である図5に示すように、セラミック素子30は、第1主面31aに形成される第1電極部33と、第2主面31bに形成される第2電極部34と、第1電極部33と第2電極部34との間に挟まれる誘電体部35とを有する。誘電体部35の材質は、特に限定されず、たとえばチタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウムまたはこれらの混合物などの誘電体材料で構成される。なお、図5では、ケースカバー60は、仮想線(二点鎖線)で示してある。なお、セラミックス素子30は、第1電極部33と第2電極部34との間に誘電体部35を挟むコンデンサ等のみには限定されない。たとえば、セラミック素子は、第1電極部と第2電極部との間に半導体セラミックスを挟むバリスタやサーミスタであってもよい。
第1電極部33および第2電極部34の材質も特に限定されず、通常、銅や銅合金、ニッケルやニッケル合金などが用いられるが、銀や銀とパラジウムの合金なども使用することができる。第1電極部33および第2電極部23の厚みは、特に限定されないが、通常10~50μm程度である。なお、第1および第2電極部33、34の表面には、Ni、Cu、Sn等から選ばれる少なくとも1種の金属被膜が形成されていてもよい。
図5に示すように、ケース20の開口21aから凹部21の底面21c(図4等参照)までの距離である凹部深さW2は、セラミック素子30における第1主面31aから第2主面31bとの距離である素子厚みW1より大きい。これにより、電子部品10は、凹部21の開口21aからセラミック素子30の一部が露出することなく、セラミック素子30の全体を凹部21に収容することができる。また、このような電子部品10は、ケースカバー60の形状を単純化することができる。また、凹部21にモールド樹脂を充填する場合は、モールド樹脂でセラミック素子30全体を覆うことができる。
図2および図3に示すように、電子部品10は一対の金属端子40、50を有する。第1金属端子40と第2金属端子50とは、電子部品10において互いに間隔を空けて配置されており、電気的に絶縁されている。第1金属端子40および第2金属端子50は、たとえば導電性の金属板材を機械加工して形成されるが、金属端子40、50の形成方法は、特に限定されない。
図5に示すように、第1金属端子40は、ケース下面22に配置される第1実装部42と、セラミック素子30の第1電極部33に接続する第1電極接続部44と、第1実装部42と第1電極接続部44とをつなぐ第1端子腕部46とを有する。第1電極接続部44は、セラミック素子30と同様に、ケース20の凹部21に収容される。
図2に示すように、第1実装部42は、ケース下面22の一方側に配置される。図5に示すように、第1実装部42は、セラミック素子30の第1主面31aおよび第2主面31bに略平行である。
図3および図5に示すように、第1金属端子40の第1端子腕部46は、一部がケース20の凹部21に配置され、他の一部が凹部21の外に配置される。すなわち、第1端子腕部46は、ケース20とケースカバー60との間に形成される第1の隙間61(図5参照)を挿通し、凹部21内の第1電極接続部44と、凹部21の外の第1実装部42とを接続する。
図5に示すように、第2金属端子50は、ケース下面22に配置される第2実装部52と、セラミック素子30の第2電極部34に接続する第2電極接続部54と、第2実装部52と第2電極接続部54とをつなぐ第2端子腕部56とを有する。第2電極接続部54は、第1電極接続部44と同様に、ケース20の凹部21に収容される。また、第2電極接続部54は、凹部21の底面21cとセラミック素子30の第2主面31bとによって、上下方向から挟まれるように配置される。
図2に示すように、第2実装部52は、ケース下面22の他方側に、第1実装部42とは間隔を空けて配置される。図5に示すように、第2実装部52は、第1実装部42と同一面上に配置され、セラミック素子30の第1主面31aおよび第2主面31bに略平行である。
図4および図5に示すように、第2金属端子50の第2端子腕部56は、一部がケース20の凹部21に配置され、他の一部が凹部21の外に配置される。すなわち、第2端子腕部56は、ケース20とケースカバー60との間に形成される第2の隙間62(図5参照)を挿通し、凹部21内の第2電極接続部54と、凹部21の外の第2実装部52とを接続する。
第1金属端子40および第2金属端子50の材質は、導電性を有する金属材料であれば特に限定されず、たとえば鉄、ニッケル、銅、銀等若しくはこれらを含む合金を用いることができる。また、第1金属端子40および第2金属端子50の表面には、Ni、Sn、Cu等の金属被膜が形成されていてもよい。
図2に示すように、ケースカバー60は、ケース20におけるケース下面22とは反対側に配置され、図3および図4に示す凹部21の開口21aを塞ぐ。ケースカバー60は、図6に示すように上方から見てケース20と略同形状の矩形平板状のカバー本体部63と、カバー本体部63の角部から下方に突出する複数(実施形態では4つ)の突起部64(図5参照)とを有する。
電子部品10は、ケースカバー60が凹部21を封止することにより、セラミック素子30などの凹部21に配置される部材を好適に保護することができる。図3に示すケース20の額縁状の上端部が、カバー本体部63の下面に接続し、ケースカバー60が凹部21の開口21aを塞ぐ。ただし、ケースカバー60とケース20との間には、第1金属端子40が挿通する第1の隙間61と、第2金属端子50が挿通する第2の隙間62とが形成される。
図5に示すように、ケースカバー60の突起部64は、ケース20における開口21aの角部21b(図4参照)に対応して設けられており、ケースカバー60が開口21aを塞ぐ状態において、凹部21に挿入される。突起部64を有するケースカバー60は、ケース20に対して容易かつ精度よく位置合わせすることができ、かつ、ケース20に対して強固に固定することができる。
図3に示すケース20の凹部21には、凹部21の内壁(底面21cを含む)とセラミック素子30および金属端子40、50との隙間を埋めるモールド樹脂が充填されていてもよい。これにより、電子部品10の強度および絶縁性などを向上させることができる。ただし、凹部21内には、樹脂が充填されていなくてもよく、図3に示すように、凹部21の内壁とセラミック素子30および金属端子40、50との間には、空隙が形成されていてもよい。
ケース20およびケースカバー60は、たとえば、樹脂による射出成形などにより製造することができる。ただし、ケース20およびケースカバー60の材質は、樹脂のみには限定されない。
図1~図5に示す電子部品10は、例えば以下のような工程により製造することができる。まず、セラミック素子30と、第1金属端子40および第2金属端子50を準備し、セラミック素子30に対して第1金属端子40と第2金属端子50とを接続する。セラミック素子30と第1金属端子40および第2金属端子50との接続は、はんだや導電性接着剤などを用いて行うことができる。
なお、セラミック素子30に対して、第1金属端子40および第2金属端子50を接続する工程は、第1金属端子40および第2金属端子50の実装部42、52が折り曲げられていない状態で行われる。実装部42、52を折り曲げた状態で第1金属端子40および第2金属端子50とセラミック素子30とを一体化してしまうと、金属端子40、50と一体化したセラミック素子30を、ケース20の凹部21に配置することが難しくなるからである。
次に、第1金属端子40、第2金属端子50およびセラミック素子30が一体となった中間製造品を、ケース20の凹部21に配置したのち、ケースカバー60で開口21aを閉じる。この際、ケースカバー60により開口21aを閉じる前に凹部21にモールド樹脂を注入し、ケースカバー60を取り付けた後にモールド樹脂を硬化させることにより、モールド樹脂を介して、ケースカバー60とケース20とが強固に固定される。
最後に、ケース20の凹部21から外部に露出する第1金属端子40および第2金属端子50の先端を曲げて、第1実装部42および第2実装部52を形成することにより、図1に示す電子部品10を得る。このように、図1~図5に示す電子部品10は、ケース20内の凹部21にセラミック素子30を収容するため、樹脂成形のためのキャビティ内にセラミック素子30などを配置して外装材によるモールドを行う工程が必要なく、生産性が良好である。
電子部品10は、ケース20内にセラミック素子30等を収容できるので、ケース20内に収まる範囲であれば、セラミック素子30のサイズ変更にも柔軟に対応できる。また、第1実装部42および第2実装部52が、セラミック素子30の第1主面31aおよび第2主面31bに平行であるため、電子部品10は、低背化の観点で有利であり、かつ、面実装に適する。
上述した第1実施形態に係る電子部品10は、本発明の一実施形態にすぎず、本発明の技術的範囲には、他の多くの実施形態や変形例が含まれることは言うまでもない。たとえば、図6は、変形例に係るケース120の部分斜視図であり、第1実施形態に係る電子部品のケース20に代えて、ケース120を採用することができる。
図6に示すように、ケース120のケース下面122には、第2実装部52に対向しており溝深さが変化する凹溝部122cとしての第2凹溝122bが形成されている。図7(a)は、ケース120を採用した電子部品における第2実装部52の周辺部分を示す部分断面図である。図7(a)に示すように、ケース下面122に形成される第2凹溝122bは、第2実装部52の先端152aとの間に形成される隙間D3が、第2実装部52の基端152bとの間に形成される隙間D4より広くなるように、第2実装部52に対して傾斜している。
また、第1実装部42の周辺部分を示す図7(b)に示すように、ケース120のケース下面122には、第2凹溝122bに加えて、第1実装部42に対向しており溝深さが変化する凹溝部122cとしての第1凹溝122aが形成されている。第1凹溝122aは、第1実装部42の先端142aとの間に形成される隙間D1が、第1実装部42の基端142bとの間に形成される隙間D2より広くなるように、第1実装部42に対して傾斜している。
ケース下面122に第1凹溝122aおよび第2凹溝122bが形成されていることにより、上述した製造工程において第1実装部42および第2実装部52を曲げ加工により形成する際、たとえば加工時におけるスプリングバックを考慮した適切な曲げ角度を、第1および第2実装部42、52の基端142b、152bに対して、容易に与えることができる。したがって、このようなケース120を用いる電子部品では、第1実装部42および第2実装部52を、精度よく、かつ容易に形成することができる。なお、凹溝部122cとしては、第1実装部42および第2実装部52の少なくとも一方に対向していればよく、第1溝部122aと第2溝部122bに分離しているもののみには限定されない。たとえば、凹溝部122cは、連続する1つの溝で構成されるものであってもよい。
第2実施形態
図8は、本発明の第2実施形態に係る電子部品210の概略斜視図である。図8では、電子部品210のケース220内を透視して示しており、ケース220およびケースカバー260を仮想線で示している。
図8に示すように、電子部品210は、セラミック素子230が、第1部分230aと第2部分230bの2つの単板状の誘電体素子を組み合わせて構成される点で、図1~図5に示す電子部品10とは異なる。しかし、電子部品210は、セラミック素子230以外のケース220、ケースカバー260、第1金属端子240および第2金属端子250については、ケース220の開口から凹部221の底面に向かう方向である深さ方向の寸法が異なることを除き、第1実施形態の電子部品10と同様である。電子部品210の説明では、電子部品10との相違点のみを説明し、電子部品10との共通点については、説明を省略する。
図8に示すように、電子部品210のセラミック素子230は、第1部分230aと第2部分230bとを有する。第1部分230aは、凹部221の開口の近くに配置されており、第2部分230bは、凹部221の底部の近くに配置されている。
第1部分230aは、第1主面231aおよび第1電極部233と、第1誘電体部235aを有する。第1誘電体部235aは、セラミック素子230の誘電体部235の一部を構成する。第1電極部233には、図5に示す第1電極部33と同様に、第1金属端子240の第1電極接続部244が接続している。
第2部分230bは、第2主面231bおよび第2電極部234と、第2誘電体部235bを有する。第2誘電体部235bは、セラミック素子230の誘電体部235の他の一部を構成する。第2電極部234には、図5に示す第2電極部34と同様に、第2金属端子250の第2電極接続部254が接続している。
図8に示すように、第1部分230aと第2部分230bとは、互いの対向する面に形成される中間電極部236を介して接触しており、電気的に直列接続されている。中間電極部236の材質としては、第1電極部233および第2電極部234と同様に、銅や銅合金、ニッケルやニッケル合金、銀や銀とパラジウムの合金などが使用される。
図8に示す電子部品210は、凹部221に配置されるセラミック素子230が、電子部品10のような1つの単板ではなく、複数の板状の誘電体230a、230bを組み合わせたもので構成されている。このような電子部品210は、第1誘電体部235aと第2誘電体部235bとを直列接続したコンデンサ等として機能する。その他、電子部品210は、電子部品10との共通点については、電子部品10と同様の効果を奏する。
第3実施形態
図9は、本発明の第3実施形態に係る電子部品310の概略斜視図である。図9では、図8に示す電子部品210と同様に、電子部品310のケース320内を透視して示しており、ケース320およびケースカバー360を仮想線で示している。
図9に示すように、電子部品310では、セラミック素子330が、第1素子部330aと第2素子部370aの2つの短板状の誘電体素子を組み合わせて構成される点と、第1金属端子340および第2金属端子350の形状が、図1~図5に示す電子部品10とは異なる。しかし、電子部品310は、ケース320およびケースカバー360については、ケース320の開口から凹部321の底部に向かう方向である深さ方向の寸法が異なることを除き、第1実施形態の電子部品10のケース20およびケースカバー60と同様である。電子部品310の説明では、電子部品10との相違点のみを説明し、電子部品10との共通点については、説明を省略する。
図9に示すように、電子部品310の第1素子部330aは、凹部321の開口の近くに配置されている。第1素子部330aは、互いに対向する第1主面331a、第2主面331bと、誘電体部335を有し、図3に示す電子部品10のセラミック素子30と同様である。また、電子部品310の第1素子部330aは、セラミック素子30と同様に、第1主面331aに形成される第1電極部と、第2主面331bに形成される第2電極部とを有する。
電子部品310の第2素子部370aは、凹部321の底面の近くに配置されている。第2素子部370aは、第1素子部330aと同様に、第1主面371a、第2主面371bと、誘電体部375を有するが、第1素子部330aと逆に、第2主面371bが上方(凹部の開口側)を向く姿勢で配置されている。
したがって、第1素子部330aと第2素子部370aとは、互いの第2主面331b、371bが向き合うように配置されている。なお、電子部品310の第2素子部370aも、セラミック素子30と同様に、第1主面371aに形成される第1電極部と、第2主面371bに形成される第2電極部とを有する。
電子部品310の第2金属端子350は、第1素子部330aおよび第2素子部370aの双方の第2電極部に接するように、第1素子部330aと第2素子部370aの第2主面331b、371bに挟まれる第2電極接続部354を有する。すなわち、第2電極接続部354は、第1素子部330aと第2素子部370aの間に挿入されている。第2金属端子350の他の部分については、第2金属端子50(図5参照)または第2金属端子250(図8参照)と同様である。
電子部品310の第1金属端子340は、第1金属端子340の第1端子腕部346から2つに分岐する第1素子接続部344aと第2素子接続部344bを有する第1電極接続部344を有する。第1素子接続部344aは、第1素子部330aの第1主面331aに形成される第1電極部に接続する。また、第2素子接続部344bは、第2素子部370aの第1主面371aに形成される第1電極部に接続する。したがって、図9に示すように、電子部品310では、第1金属端子340における第1素子接続部344aと第2素子接続部344bとの間に、セラミック素子330全体を挟む形態となっている。
図9に示す電子部品310は、凹部321に配置されるセラミック素子330が、電子部品10のような1つの単板ではなく、複数の板状の素子部330a、370aを組み合わせたもので構成されている。このような電子部品310は、第1素子部330aの誘電体部335と第2素子部370aの誘電体部375とを並列接続したコンデンサ等として機能する。その他、電子部品310は、電子部品10との共通点については、電子部品10と同様の効果を奏する。
また、第2および第3実施形態の第1部分230a、第2部分230b、第1素子部330a、第2素子部370aとしては、第1実施形態のセラミック素子30と同様の単板の誘電体素子を用いることが可能となる。したがって、異なる形状のケース20、220、320や、金属端子30、40、230、240、330、340を準備することにより、同じ単板のセラミック素子30を用いて、異なる特性の電子部品10、210、310を作製することができる。
第4実施形態
図10は、第4実施形態に係る電子部品410の概略斜視図である。図10に示すように、電子部品410は、ケース420のケース第1側面424aに係合突起426が形成されており、ケース420のケース第2側面424bに係合溝部428が形成されている点で、図1に示す電子部品10とは異なる。ただし、電子部品410は、ケース420に係合突起426および係合溝部428が形成されていることを除き、図1に示す電子部品10と同様である。電子部品410の説明では、電子部品10との相違点のみ説明を行い、電子部品10との共通点については、説明を省略する。
図10に示すように、係合突起426が形成されるケース第1側面424aは、第1金属端子40が配置される側面とは垂直な面である。係合突起426は、実装面などに対して垂直な面から、斜め方向外側に向かって突出するように形成されている。係合突起426は、ケース第1側面424の2か所に、互いに間隔をあけて形成されている。
図11は、図10に示す電子部品410において、ケースカバー60を非表示にした状態を表している。図11に示すように、ケース420には、図3に示すケース20と同様に、凹部421が形成されており、凹部421には、セラミック素子30と、第1金属端子40の一部および第2金属端子50の一部が配置されている。
図11に示すように、係合溝部428が形成されるケース第2側面424bは、係合突起426が形成されるケース第1側面424aとは反対方向を向く面である。図13に示すように、係合溝部428には、他の電子部品410の係合突起426が係合可能である。すなわち、係合突起426と係合溝部428とは、互いに係合する凹凸の関係になっている。
電子部品410を上方から見た平面図である図12に示すように、略矩形である電子部品410のケース420の4つの側面のうち、一対の対向する側面には、第1金属端子40と第2金属端子50の端子腕部が配置される。また、これらの金属端子40、50の端子腕部が配置される側面とは垂直である一対の対向する側面であるケース第1側面424aとケース第2側面424bに、係合突起426と係合溝部428が形成されている。
図13に示すように、電子部品410では、複数の電子部品410を、互いの係合突起426と係合溝部428とを係合させることによって一体に連結することが可能である。このような電子部品410は、図13に示すように連結することにより、例えば実装基板などに実装機を用いて搬送する際に、連結した複数の電子部品410を一度に搬送できるため、実装効率を上げることができる。その他、電子部品410は、電子部品10との共通点については、電子部品10と同様の効果を奏する。
以上、複数の実施形態を挙げて本発明を説明してきたが、本発明の技術的範囲は上述した実施形態および実施例のみには限定されず、本発明は、多くの他の実施形態は変形例を含むことは言うまでもない。実施形態に示される各部材の形状は一例にすぎず、同様の機能を有する他の形状に変更することが可能である。
図14は、第2変形例に係る第1金属端子540の形状を示す図であり、第1金属端子540を有する電子部品のケースカバーを除いた状態を示す斜視図である。図14に示すように、第1金属端子540は、1つの第1電極接続部544から、2つの第1端子腕部546a、546bおよび2つの第1実装部542a、542bに分岐している。したがって、図14に示す電子部品のケース下面22には、2つの第1実装部542a、542bと、1つの第2実装部52(図2参照)の合計3カ所の端子が現れる。
このように、ケース下面22に配置される実装部としては、図2に示すような第1実装部42と第2実装部52の組み合わせのみには限定されない。たとえば、図14に示すような第1金属端子540を、図2に示す第1金属端子40に代えて採用することにより、電子部品には、ケース下面22に3つの実装部542a、542b、52が配置されていてもよい。3つの実装部542a、542b、52を有する電子部品は、実装位置に設置した際や、リフロー時における設置安定性が良好である。
第5実施形態
図15および図17は、本発明の第5実施形態に係る電子部品610の概略斜視図である。図15は、電子部品610をケースカバー60側から見た斜視図であり、図17は、電子部品610をケース下面22側から見た斜視図である。電子部品610は、第1金属端子640および第2金属端子650の形状が、第1実施形態に係る電子部品10とは異なることを除き、図1等に示す電子部品10と同様である。電子部品610については、電子部品10との相違点を中心に説明を行い、電子部品10との共通点については説明を省略する。
図16は、図15に示す電子部品610において、ケースカバー60以外の部分を示す斜視図である。図16に示すように、ケース20の凹部21には、図3に示す電子部品10と同様に、セラミック素子30が収容されている。
図16および図17に示すように、電子部品610は、一対の金属端子640、650を有する。第1金属端子640は、ケース下面22に隣接して配置される第1実装部642と、セラミック素子30の第1電極部に接続する第1電極接続部44と、第1実装部642と第1電極接続部44とを接続する第1端子腕部46とを有する。第1電極接続部44は、はんだや導電性接着剤等の接合材677を介して、セラミック素子30の第1電極部に接合されている。図17に示す第1金属端子640の第1電極接続部44と第1端子腕部46とは、図3に示す第1金属端子40の第1電極接続部44と第1端子腕部46と同様である。
図2と図17との比較から理解できるように、第1金属端子640の第1実装部642は、図2に示す第1金属端子40の第1実装部42とは異なり、ケース下面22に配置されておらず、ケース下面22に隣接して配置される。すなわち、第1実装部642は、第1実装部642の先端642aが、第1実装部642の基端642bに対して、ケース下面22から離間する方向に延びている。
第1実装部642は、ケース下面22と略同一面上に配置されるか、または、ケース下面22より下方に配置される。第1実装部642は、図2に示す実装部42と同様に、セラミック素子30の第1主面31aおよび第2主面31b(図5参照)に略平行である。
図16に示す第2金属端子650は、ケース下面22に隣接して配置される第2実装部652と、セラミック素子30の第2電極部に接続する第2電極接続部54と、第2実装部652と第2電極接続部54とを接続する第2端子腕部56とを有する。図17に示す第2金属端子650の第2電極接続部54と第2端子腕部56とは、図3に示す第2金属端子50の第2電極接続部54と第2端子腕部56と同様である。
図17に示すように、第2金属端子650の第2実装部652は、第1実装部642と同様に、ケース下面22に隣接して配置される。すなわち、第2実装部652は、第1実装部642が隣接する側とは反対側において、ケース下面22に隣接して配置される。第2実装部652の先端652aは、第2実装部652の基端652bに対して、ケース下面22から離間する方向に延びている。
第2実装部652は、第1実装部642と略同一面上に配置される。第2実装部652は、図2に示す第2実装部52と同様に、セラミック素子30の第1主面31aおよび第2主面31b(図5参照)に略平行である。
図15~図17に示すように、電子部品610が有する第1金属端子640および第2金属端子650の実装部642、652は、上方から見てケース下面22に重複しないように、ケース下面22に隣接して配置されていてもよい。このような電子部品652は、実装時の安定性や、第1金属端子640および第2金属端子650の加工の容易さの点で利点がある。一方、第1実施形態に係る電子部品10が有する第1金属端子40および第2金属端子50の実装部42、52のように、上方から見てこれらの実装部42、52がケース下面22に重複する配置は、電子部品10の実装面積を小さくする利点がある。その他、電子部品610は、電子部品10との共通点については、電子部品10と同様の効果を奏する。
10、210、310、410、610…電子部品
20、220、320、420…ケース
21、221、321、421…凹部
21a…開口
21b…角部
21c…底面
22、122…ケース下面
122a…第1凹溝
122b…第2凹溝
424a…ケース第1側面
424b…ケース第2側面
426…係合突起
428…係合溝部
30、230、330…セラミック素子
230a…第1部分
230b…第2部分
330a…第1素子部
370a…第2素子部
31a、231a、331a、371a…第1主面
33、233…第1電極部
31b、231b、331b、371b…第2主面
34、234…第2電極部
35、235、335、375…誘電体部
235a…第1誘電体部
235b…第2誘電体部
236…中間電極部
W1…素子厚み
W2…凹部深さ
40、240、340、540…第1金属端子
42、542a、542b…第1実装部
142a、152a…先端
142b、152b…基端
44、244、344、544…第1電極接続部
344a…第1素子接続部
344b…第2素子接続部
46、546a、546b…第1端子腕部
50、250、350…第2金属端子
52…第2実装部
54、254、354…第2電極接続部
56…第2端子腕部
60、260、360…ケースカバー
61…第1の隙間
62…第2の隙間
63…カバー本体部
64…突起部

Claims (8)

  1. 凹部と、前記凹部の開口とは反対側を向くケース下面とを有するケースと、
    前記凹部に配置され、互いに対向する第1主面と第2主面とを有し、前記第1主面に形成される第1電極部と、前記第2主面に形成される第2電極部と、を有するセラミック素子と、
    前記ケース下面または前記ケース下面に隣接して配置されており前記第1主面および前記第2主面に略平行である第1実装部と、前記第1電極部に接続する第1電極接続部と、を有する第1金属端子と、
    前記ケース下面または前記ケース下面に隣接して配置されており前記第1主面および前記第2主面に略平行である第2実装部と、前記第2電極部に接続する第2電極接続部と、を有する第2金属端子と、を有する電子部品。
  2. 前記開口を塞ぐケースカバーを有し、
    前記第1金属端子は、前記ケースと前記ケースカバーとの間に形成される第1の隙間を挿通し、
    前記第2金属端子は、前記ケースと前記ケースカバーとの間に形成される前記第1の隙間とは離間する第2の隙間を挿通する請求項1に記載の電子部品。
  3. 前記ケースカバーは、前記開口の角部に対応して設けられており、前記凹部に挿入される複数の突起部を有する請求項2に記載の電子部品。
  4. 前記ケースの開口から前記凹部の底面までの距離である凹部深さは、前記第1主面と前記第2主面との距離である素子厚みより大きいことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の電子部品。
  5. 前記セラミック素子は、前記第1主面および前記第1電極部と、第1誘電体部とを有する第1部分と、前記第2主面および前記第2電極部と、第2誘電体部とを有する第2部分と、を有し、前記第1部分と前記第2部分とは、中間電極部を介して接続されている請求項1から請求項4までのいずれかに記載の電子部品。
  6. 前記セラミック素子は、前記第1主面および前記第2主面をそれぞれ有する第1素子部と第2素子部とを有し、
    前記第1素子部と前記第2素子部とは、互いの前記第2主面が向き合うように配置されており、
    前記第2電極接続部は、前記第1素子部および前記第2素子部の双方の第2電極部に接するように、前記第1素子部と前記第2素子部の前記第2主面に挟まれており、
    前記第1電極接続部は、前記第1素子部の前記第1電極部に接続する第1素子接続部と、前記第2素子部の前記第1電極部に接続する第2素子接続部と、を有する請求項1から請求項4までのいずれかに記載の電子部品。
  7. 前記第1金属端子と前記第2金属端子とは、前記ケース下面に配置されており、
    前記ケース下面には、前記第1実装部および前記第2実装部の少なくとも一方に対向しており溝深さが変化する凹溝部が形成されている請求項1から請求項6までのいずれかに記載の電子部品。
  8. 前記凹溝部は、前記第1実装部の先端との間に形成される隙間が、前記第1実装部の基端との間に形成される隙間より広くなる第1凹溝と、前記第2実装部の先端との間に形成される隙間が、前記第2実装部の基端との間に形成される隙間より広くなる第2凹溝と、を有する請求項7に記載の電子部品。
JP2021139278A 2021-08-27 2021-08-27 電子部品 Pending JP2023032908A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021139278A JP2023032908A (ja) 2021-08-27 2021-08-27 電子部品
US17/888,219 US20230064506A1 (en) 2021-08-27 2022-08-15 Electronic device
CN202210979721.6A CN115732227A (zh) 2021-08-27 2022-08-16 电子部件

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021139278A JP2023032908A (ja) 2021-08-27 2021-08-27 電子部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023032908A true JP2023032908A (ja) 2023-03-09

Family

ID=85286739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021139278A Pending JP2023032908A (ja) 2021-08-27 2021-08-27 電子部品

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20230064506A1 (ja)
JP (1) JP2023032908A (ja)
CN (1) CN115732227A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
CN115732227A (zh) 2023-03-03
US20230064506A1 (en) 2023-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5623236A (en) Chip-type piezoelectric-resonator and method of manufacturing the same
EP1653772B1 (en) Case with insert terminal and piezoelectric electroacoustic transducer using this case, process for manufacturing case with insert terminal
JPS6348183B2 (ja)
JP2023032908A (ja) 電子部品
JP2023183152A (ja) 電子部品
JPH10116961A (ja) 複合半導体装置及びそれに使用する絶縁ケース
US20230268127A1 (en) Electronic component
JP2023123179A (ja) 電子部品
JP2574605Y2 (ja) 複合半導体装置
JP2023032910A (ja) 電子部品
JP7492395B2 (ja) 樹脂モールド型電子部品の製造方法、及び樹脂モールド型電子部品
JP2605183Y2 (ja) ラダー型フィルタ
JP2011223232A (ja) 圧電発振器
JPH0451505Y2 (ja)
JP2503682B2 (ja) 電子部品
JP2001210546A (ja) 樹脂封口型コンデンサ
JPH02268489A (ja) 密封収納構造を有したプリント基板
JPH05144976A (ja) 表面実装用パツケ−ジの構造
JP2604102Y2 (ja) 気密端子
JP2021150423A (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
JP2567101Y2 (ja) ラダー型フィルタ
JPH06283962A (ja) 圧電共振子とその製造方法
JP2000307375A (ja) 圧電部品
JP3952267B2 (ja) 非可逆回路素子
JP3157975B2 (ja) ラダー型フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240322