JP2023032791A - 情報処理装置および情報処理システムの方法 - Google Patents

情報処理装置および情報処理システムの方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023032791000001
【課題】情報処理装置を複数のクラウドサービスに接続するときの作業性を向上させる仕組みを提供する。
【解決手段】情報処理装置は、第1のクラウドサービスとの接続を行う第1接続手段と、第2のクラウドサービスとの接続を行う第2接続手段と、第1のクラウドサービスとの接続が確立した後に行われる第2のクラウドサービスとの初回の接続を補助する接続補助手段と、を備える。第1接続手段は、第2のクラウドサービスとの初回の接続の前に、アクセストークンを含む設定情報とともに第2のクラウドサービスとの接続を開始する指示を接続済の第1クラウドサービスから受信する。接続補助手段は、第1接続手段を介した第1クラウドサービスからの指示に応じて、第2接続手段を起動させる。第2接続手段は、情報処理装置からの認証入力を受けずに設定情報を用いて、指示に応じて第2のクラウドサービスとの初回の接続を実行する。
【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置および情報処理システムの方法に関する。
例えば、画像形成装置などの情報処理装置の管理やメンテナンス性を向上させるために、情報処理装置をクラウドサービスに接続することが従来から行われている。この種のクラウドサービスとして、例えば、情報処理装置で発生した各種イベントの通知を受けエラー等を監視するサービスや、定期的にカウンタや消耗品の状態を吸い上げて課金やメンテナンスを行うサービスが挙げられる。また、この種のクラウドサービスとして、ファームウェアや後入れのアプリケーションをクラウドサービスからの指示で更新するサービスや、情報処理装置の設定を遠隔で制御するサービス、なども挙げられる。情報処理装置においては、複数のクラウドサービスを利用することで管理の一層の効率化を図ることができる。
また、この種の情報処理装置は、企業や組織などのファイアウォールに守られたネットワーク環境上にあることが多く、情報処理装置のモジュールをクラウドサービスからの指示で動作させることが難しい。そのため、クラウドサービスとの初期接続時には情報処理装置側が起点となってクラウドサービスに接続する手続きを実施しなければならない。つまり、新たなクラウドサービスを利用する場合、情報処理装置毎にインストールされた、クラウドサービスに対応するクライアントモジュールを手動で起動させる必要がある。例えば、特許文献1では、イントラネットワーク内に仲介装置を配置して、イントラネットワーク内の情報処理装置のクラウドサービス接続を補助する仕組みが提案されている。
特開2020-87006号公報
しかしながら、特許文献1において、1つの情報処理装置を複数のクラウドサービスに接続するためには仲介装置に相当する装置をいくつも配置する必要があり、現実的ではない。また、複数のクラウドサービスを利用したい場合はさらにその手続きを複数回実施する必要がある。特に、既にクラウドサービスへの接続が完了した情報処理装置が、別のクラウドサービスに情報処理装置を接続させるために接続処理を再度行うことは効率的ではない。
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであって、情報処理装置を複数のクラウドサービスに接続するときの作業性を向上させる仕組みを提供する。
本発明の一実施形態は、ネットワーク上で提供される複数のクラウドサービスを利用可能な情報処理装置であって、第1のクラウドサービスとの接続を行う第1接続手段と、第1のクラウドサービスとは異なる第2のクラウドサービスとの接続を行う第2接続手段と、第1のクラウドサービスとの接続が確立した後に行われる第2のクラウドサービスとの初回の接続を補助する接続補助手段と、を備える。第1接続手段は、第2のクラウドサービスとの初回の接続の前に、アクセストークンを含む設定情報とともに第2のクラウドサービスとの接続を開始する指示を接続済の第1クラウドサービスから受信する。接続補助手段は、第1接続手段を介した第1クラウドサービスからの指示に応じて、第2接続手段を起動させる。第2接続手段は、情報処理装置からの認証入力を受けずに設定情報を用いて、指示に応じて第2のクラウドサービスとの初回の接続を実行する。
本発明によれば、情報処理装置を複数のクラウドサービスに接続するときの作業性を向上することができる。
第1実施形態の情報処理システムの構成例を示す図である。 管理サーバの構成例を示す図である。 クライアント機のハードウェア構成例を示す図である。 情報処理コントローラユニットのハードウェア構成例を示す図である。 情報処理コントローラユニットのソフトウェア構成例を示す図である。 1つ目のクラウドサービスを提供する管理サーバにクライアント機が初めて接続するときの動作例を示す図である。 図6の処理の後で、新たなクラウドサービスとの接続を行うときの動作例を示す図である。 管理サーバによって制御されるUIの画面表示例を示す図である。 管理サーバの制御によるUIの画面での状態表示の処理例を示す図である。 第2実施形態において新たなクラウドサービスとの接続を行うときのクライアント機の動作例を示す図である。 第3実施形態においてクライアントモジュールBの起動指示を受けたクライアント機の動作例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。ただし、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、以下の実施形態で説明されている特徴のすべてが本発明に必須のものであるとは限らない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の情報処理システムの構成例を示す図である。情報処理システムは、プロキシサーバ130を介して接続されたネットワーク100およびネットワーク150を含む。
ネットワーク100は、インターネット回線によるネットワークであり、複数の管理サーバ110a、110bと、テナント管理サーバ115と、プロキシサーバ130を相互に接続する。管理サーバ110a、110bは、それぞれ異なるネットワークサービス(クラウドサービス)を管理および運用するためのサーバ装置である。管理サーバ110a、110bは、それぞれデータストレージ、情報処理計算およびネットワーク通信の各機能を具備する一般的な情報処理装置(コンピュータなど)で構成される。あるいは、管理サーバ110a、110bは、情報処理装置と同等機能を有するクラウドコンピューティングで実現されてもよい。
また、以下の説明で管理サーバ110a、110bに共通の事項を説明する場合には、管理サーバ110と総称する。なお、ネットワーク100に接続される管理サーバの数は、2つに限定されず、3以上であってもよい。
テナント管理サーバ115は、クライアント装置や顧客の情報を管理するためのサーバ装置である。ネットワークサービスをそれぞれ提供する管理サーバ110a、110bは、テナント管理サーバ115が有する情報を共有してネットワークサービスの提供を行う。
ネットワーク150は、イントラネット回線によるネットワークである。ネットワーク150は、イントラネットのセキュリティを高めるために設置されるプロキシサーバ130を介して、外部のネットワーク100に接続されている。また、ネットワーク150には、プロキシサーバ130の他にクライアント機120a、120bが接続されている。そして、管理サーバ110a、110bとクライアント機120a、120bは、それぞれプロキシサーバ130を介して情報の送受信を行う。
本実施形態では、クライアント機120a、120bが、例えばコピーやFAX等の複数種類の機能を有する画像処理装置(複合機)である場合を説明する。クライアント機120a、120bは、各機能の実行の履歴や、省電力状態への遷移や復帰の履歴、エラー発生など異常状態への遷移や復帰の履歴などを管理サーバ110a、110bに通知する機能をそれぞれ有している。
また、以下の説明でクライアント機120a、120bに共通の事項を説明する場合には、クライアント機120と総称する。クライアント機120は、ネットワーク上で提供される複数のクラウドサービスを利用可能な情報処理装置の一例である。なお、ネットワーク150に接続されるクライアント機の数は、2つに限定されず、3以上であってもよい。
図2は、管理サーバ110のハードウェア構成例を示す図である。図2では、管理サーバ110が一般的なコンピュータなどの情報処理装置として実現される場合を示している。なお、テナント管理サーバ115、プロキシサーバ130のハードウェア構成も、図2に示す管理サーバ110と同様であるので、テナント管理サーバ115、プロキシサーバ130に関する重複説明はいずれも省略する。
図2に示すように、管理サーバ110は、コントローラユニット200と、操作部209と、表示部210を含んでいる。操作部209は、コントローラユニット200に対するオペレータの入力を受け付けるデバイスであり、例えばキーボードやポインティングデバイスなどで構成される。表示部210は、コントローラユニット200の操作画面を出力するデバイスであり、例えば液晶ディスプレイなどの表示装置で構成される。
コントローラユニット200は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、操作部I/F205、表示部I/F206、ネットワークI/F207を有する。コントローラユニット200の各要素は、システムバス208を介して互いに接続されている。なお、CPUは、Central Processing Unitの略であり、ROMは、Read Only Memoryの略である。RAMは、Random access memoryの略であり、HDDは、Hard Disk Driveの略である。
CPU201は、ROM202に格納されているブートプログラムによりOS(Operating System)を起動する。CPU201は、HDD204に格納されているアプリケーションプログラムをOS上で実行することで、各種処理を実行する。RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等の一時領域として用いられる。なお、HDD204は、上記のアプリケーションプログラムと、設定や履歴等のデータを格納する。
操作部I/F205は、CPU201と操作部209を接続するインターフェースであり、操作部209から入力された情報をCPU201に送出する。表示部I/F206は、CPU201と表示部210を接続するインターフェースであり、表示すべき画像データを表示部210に対して出力する。ネットワークI/F207は、所定の通信プロトコルに準拠してネットワーク100との通信を行うインターフェースである。CPU201は、ネットワークI/F207を介して、ネットワーク100上の各装置との間で情報の送受信を実行する。
図3は、クライアント機120のハードウェア構成例を示す図である。複合機であるクライアント機120は、情報処理コントローラユニット301、プリンタコントローラユニット302、スキャナコントローラユニット303、プリンタ304、スキャナ305、操作部306を有している。
情報処理コントローラユニット301は、クライアント機120の動作に係る情報処理制御を統括するコントローラである。情報処理コントローラユニット301には、プリンタコントローラユニット302、スキャナコントローラユニット303および操作部306が接続されている。操作部306は、例えば、入力手段および表示手段を兼ねたタッチパネルで構成されている。
プリンタコントローラユニット302は、プリンタ304を制御するコントローラである。プリンタ304は、プリンタコントローラユニット302を介して入力された画像データに基づいて、既知の電子写真方式により不図示の給紙カセットから給紙されたシート上に画像形成を行う。
スキャナコントローラユニット303は、スキャナ305を制御するコントローラである。スキャナ305は、載置された原稿を読み取り、画像データを生成する。スキャナ305が生成した画像データは、プリンタ304での印刷、後述のHDD404への記憶、あるいは後述のネットワークI/F405を介した外部装置への送信に供される。
図4は、図3の情報処理コントローラユニット301のハードウェア構成例を示す図である。情報処理コントローラユニット301は、CPU401、ROM402、RAM403、HDD404、ネットワークI/F405、操作部I/F406、画像処理部407、デバイスコントローラI/F408、電源管理部409を有する。情報処理コントローラユニット301の各要素は、システムバス410を介して互いに接続されている。
CPU401は、ROM402に格納されているブートプログラムによりOSを起動する。CPU401は、HDD404に格納されているアプリケーションプログラムをOS上で実行することで、各種処理を実行する。RAM403は、CPU401の主メモリ、ワークエリア等の一時領域として用いられる。なお、HDD404は、上記のアプリケーションプログラムと、設定や履歴等のデータを格納する。
ネットワークI/F405は、所定の通信プロトコルに準拠してネットワーク150との通信を行うインターフェースである。CPU401は、ネットワークI/F405を介して、ネットワーク150上の各装置との間で情報の送受信を実行する。
操作部I/F406は、CPU401と操作部306を接続するインターフェースである。操作部I/F406は、操作部306から入力された情報をCPU401に送出するとともに、表示すべき画像データを操作部306の表示パネルに対して出力する。
画像処理部407は、プリンタ304への出力画像やスキャナ305からの入力画像に対する画像処理を実行する。上記の画像処理は、例えば、画像回転、画像圧縮、解像度変換、色空間変換、階調変換などの処理を含む。
デバイスコントローラI/F408は、スキャナコントローラユニット302およびプリンタコントローラユニット303と接続されている。デバイスコントローラI/F408は、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
電源管理部409は、クライアント機全体の電源制御を実行する。例えば、電源管理部409は、電源のオンオフの制御の他、通常の通電状態以外の状態である省電力状態への遷移や、省電力状態から通常の通電状態への復帰などの制御を行う。
図5は、図3の情報処理コントローラユニット301のソフトウェア構成例を示す図である。図5に示すソフトウェアモジュールのプログラムは、RAM403、HDD404、ROM402のいずれかの記憶手段に記憶され、CPU401により実行される。また、本実施形態のクライアント機120は複合機であるため、図5のソフトウェアモジュールとしては、スキャン、プリント、およびネットワークやメモリストレージを利用した各種機能を実現するソフトウェアが動作する。
情報処理コントローラユニット301は、ユーザインターフェース501、機能アプリケーション502、ジョブ制御部503、電源制御部504、エラー制御部505、履歴保持部506、カウンタ管理部507、構成情報管理部508を有する。また、情報処理コントローラユニット301は、タイマー通知部509、イベント回収部510、メッセージバッファ520、クライアントモジュール540、設置ナビゲーションアプリケーション550を有する。
ここで、メッセージバッファ520とクライアントモジュール540は、管理サーバ110のクラウドサービスごとにクライアント機120内に1組ずつ設けられる。本実施形態では、クライアント機120内に、メッセージバッファ520a、520bと、クライアントモジュールA540a、クライアントモジュールB540bが設けられる例を説明する。また、メッセージバッファ520aはクライアントモジュールA540aに対応する専用のメッセージバッファであり、メッセージバッファ520bはクライアントモジュールB540bに対応する専用のメッセージバッファである。
ユーザインターフェース501は、操作部306に対してユーザが操作する画面を表示する機能や、ユーザが操作した動きをソフトウェアに伝達する機能を担うソフトウェアである。
機能アプリケーション502は、例えば、コピー、プリント、メール送信などの各機能に対応するアプリケーションプログラム群である。クライアント機120は、機能の数に対応して複数の機能アプリケーション502を有している。機能アプリケーション502は、例えば、操作部306を経由したユーザの指示や、ネットワークI/F405経由のデータ受信などをトリガにして、複合機のアプリケーション機能を動作させる。
ジョブ制御部503は、機能アプリケーション502からの指示を受けてジョブを実行するソフトウェアである。ジョブ制御部503は、例えばプリントジョブの実行時には、プリンタコントロールユニット302を制御してプリンタ304による印刷を実行する。また、ジョブ制御部503は、例えばスキャンジョブの実行時には、スキャナコントロールユニット303を制御してスキャナ305によるスキャンを実行する。
電源制御部504は、例えば、クライアント機120内のソフトウェアの状態と連動して電源管理部409を制御するソフトウェアであり、通常の通電状態と省電力状態との遷移をつかさどる。
エラー制御部505は、主にジョブ制御部503、プリンタコントロールユニット302、スキャナコントローラユニット303などで発生した異常状態の通知を受け、システム全体の停止や縮退動作指示などの制御を実施するソフトウェアである。
履歴保持部506は、クライアント機120内における履歴情報を管理するソフトウェアであり、ユーザの操作履歴、ジョブ実行結果およびエラーの発生などをサマライズして履歴として保存する機能を担う。また、履歴保持部506は、システムの不具合発生時に解析デバッグ用途で残すログ情報も生成する。履歴保持部506で生成されるデータは、不揮発性の記憶媒体であるHDD404に保持される。
カウンタ管理部507は、各種のカウンタを管理するソフトウェアである。カウンタ管理部507は、例えば、クライアント機120内で発生したスキャン枚数やプリント枚数などのカウントや、消耗部品ごとに通紙枚数などの消耗度を測るカウントなどを管理する。また、カウンタ管理部507は、上記の消耗度に基づき算出される部品の寿命情報などを管理してもよい。カウンタ管理部507で管理されるデータは、不揮発性の記憶媒体であるHDD404に保持される。
構成情報管理部508は、クライアント機120に含まれるハードウェアおよびソフトウェアの構成を管理するためのソフトウェアである。例えば、構成情報管理部508は、クライアント機120の給排紙段やフィニッシャ等の外付けアクセサリの構成や、ファームウェアのバージョンやインストールされているアプリケーションの一覧などを管理する。また、構成情報管理部508は、情報処理装置を動作させる設定値なども管理する。さらに、構成情報管理部508は、ファームウェアの更新などの構成制御の実施や、アプリケーションのインストール等の制御、設定の変更などを実行できる。
タイマー通知部509は、イベント回収部510の要求に応じてタイマーを生成し、イベント回収部510に指定時間経過を通知する機能を担う。
イベント回収部510は、クライアント機120内で自発的にイベントを発行するモジュール(501~506)で発生した状態遷移を監視する。そして、イベント回収部510は、監視結果を管理サーバ110に送付するためにイベントの形式で正規化し、メッセージバッファ520に保存する。なお、メッセージバッファ520はHDD404上に構築され、正規化されたイベントは不揮発性の記憶媒体であるHDD404に保存される。
また、イベント回収部510は、タイマー通知部509に対して指定時間経過後のタイマーの発火を要求する。タイマー通知部509から通知を受けたイベント回収部510は、タイマーの発火をトリガにして定期送信するイベントを回収する。イベント回収部510が回収するイベントとしては、カウンタ管理部507や構成情報管理部508などが管理するカウンタや構成情報が挙げられる。イベント回収部510は、取得後はイベントドリブンで機能した場合と同様に、取得した情報を正規化してメッセージバッファ520に保存する。
なお、イベント回収部510によるイベントの正規化にはJSONなどの汎用のフォーマットが適用される。イベント回収部510は、イベント名称、発生時刻、クライアント機120のシリアル番号などの基本情報に加え、イベントの種別によって追加でさまざまな情報を付与できる。これら付与情報は、クライアント機120内の各モジュール(501~508)の状態や、HDD404の不揮発領域に保持される内容などからイベント回収部510によって収集される。
クライアントモジュール540は、イベント回収部510によって回収されて、対応するメッセージバッファ520に保存されたデータを読み出し、管理サーバ110に送付する機能を担う。クライアントモジュール540は、接続する管理サーバ110に対して1対1で存在し、複数の管理サーバ110に接続する場合はクライアントモジュール540も複数設けられる。
図5に示すクライアントモジュールA540a、クライアントモジュールB540bの構成はいずれも共通である。各々のクライアントモジュール540は、イベント送付部530、ネットワーク通信部531、構成制御指示部532を有する。クライアントモジュールA540aは、クラウドサービスAとの接続を行う第1接続手段の一例である。クライアントモジュールB540bは、クラウドサービスBとの接続を行う第2接続手段の一例である。
イベント送付部530は、クライアントモジュール540ごとに設けられた専用のメッセージバッファ520への書き込みの検知などによりイベントの発行を検知する。イベント送付部530は、イベントの発行を検知すると専用のメッセージバッファ520から情報を読み出し、ネットワーク通信部531を介して管理サーバ110に対してイベントを送付する。
ネットワーク通信部531は、クライアントモジュール540に対応する管理サーバ110との通信を、ネットワークI/F405を介して制御するソフトウェアである。
構成制御指示部532は、ネットワーク通信部531を介して管理サーバ110からの指示を受け付け、クライアント機120の各種構成制御を実行するソフトウェアである。例えば、構成制御指示部532は、管理サーバ110からファームウェアのバージョンアップ、アプリケーションのインストール・アンインストール、設定値の変更などの指示を受ける。そして、構成制御指示部532は、構成情報管理部508に対して、管理サーバ110からの指示内容に応じた各種構成制御の実行を指示する。これにより、構成情報管理部508は、管理サーバ110からの指示をクライアント機120に反映させることができる。
設置ナビゲーションアプリケーション550は、クライアントモジュール540の動作を開始させる機能を担うソフトウェアであり、設置ナビゲーションUI551と、クライアントモジュール駆動部552を有する。設置ナビゲーションアプリケーション550は、接続補助手段の一例であり、クラウドサービスAとの接続が確立した後に行われるクラウドサービスBとの初回の接続を補助する機能を担う。
設置ナビゲーションUI551は、クライアントモジュール540の起動を制御する。クライアントモジュール駆動部552は、設置ナビゲーションUI551からの指示を受け、必要なクライアントモジュール540に対して起動の指示を出す。なお、クライアントモジュール駆動部552から起動の指示をクライアントモジュール540は、ネットワーク通信部531を用いて管理サーバ110への初回の接続(初期接続処理)を実行する。これにより、クライアント機120において、管理サーバ110の提供するクラウドサービスの利用が開始される。
図6は、1つ目のクラウドサービスを提供する管理サーバ110aにクライアント機120が初めて接続するときの動作例を示す図である。図6において、S601~S606はクライアント機120での動作である。S631~S633は管理サーバ110a上で動作するクラウドサービスAの動作である。S651~S653はテナント管理サーバ115での動作である。なお、クラウドサービスAは第1のクラウドサービスの一例である。
ここで、クライアント機120の動作を実現するプログラムは、RAM403、HDD404、ROM402のいずれかに記憶され、CPU401により実行される。同様に、管理サーバ110の動作を実現するプログラムは、管理サーバ110のRAM203、HDD204、ROM202のいずれかに記憶され、管理サーバ110のCPU201により実行される。また、テナント管理サーバ115の動作を実現するプログラムは、テナント管理サーバ115のRAM203、HDD204、ROM202のいずれかに記憶され、テナント管理サーバ115のCPU201により実行される。これらのプログラムの動作主体は、以下の説明においても同様である。
まず、クライアント機120は、ユーザの指示に応じて設置ナビゲーションアプリケーション550を起動する(S601)。これにより、クライアント機120の操作部306では、設置ナビゲーションUI551の制御により入力画面が表示される。
設置ナビゲーションUI551は、クラウドサービスの接続に必要な認証情報に関するユーザの入力を上記の入力画面から受け付ける(S602)。クライアント機120は、上記の認証情報の入力を受け付けると、テナント管理サーバ115に対して認証情報を送信する。
テナント管理サーバ115は、クライアント機120から認証情報を受けると、認証情報に基づく認証処理を実行する(S651)。テナント管理サーバ115は、認証処理に成功すると認証結果としてアクセストークンをクライアント機120に返す。その後、テナント管理サーバ115では、クライアント機120の登録処理が実行され、クライアント機120のシリアル番号や機種情報などがクラウドサービス上に登録される(S652)。上記の登録処理では、クライアント機120を一意に特定する情報(例えばID)に対して、クライアント機120の購入者(顧客)に関する顧客情報や、当該顧客との契約内容を示す契約情報が紐づけされて管理される。これにより、テナント管理サーバ115では、クライアント機120が利用できるクラウドサービスを特定することが可能となる。
一方、認証後のクライアント機120は、接続対象のクラウドサービスとしてクラウドサービスAの選択入力を受け付ける(S603)。すると、設置ナビゲーションアプリケーション550のクライアントモジュール駆動部552は、クライアントモジュールA540aを起動させる(S604)。
ここで、各々のクライアントモジュール540は、設置ナビゲーションアプリケーション550からの起動によりインストールされると、設置ナビゲーションアプリケーション550に対して自身の名称や対応するクラウドサービスの名称等を登録する。また、クライアントモジュール540は、設置ナビゲーションアプリケーション550に対して、指示を受けるコールバックAPIを登録する処理を実行する。これにより、設置ナビゲーションアプリケーション550は、登録された複数のクライアントモジュール540や対応するクラウドサービスを認識でき、これらに対する指示の送信や制御も可能になる。
その後、クライアントモジュールA540aは、クラウドサービスAに対する初期接続処理を実行する(S605)。S605の初期接続処理では、最低限、販売者または顧客を識別するIDが必要であり、クライアントモジュールA540aはクラウドサービスAに対して上記のIDを含む初期接続要求を送信する。
管理サーバ110a上のクラウドサービスAは、初期接続要求を受けてクライアント機120との接続処理を実行する(S631)。すると、クラウドサービスAは、テナント管理サーバ115に対して登録状態の確認要求を送信し、クライアント機120の登録状態を確認する処理を実行する(S632)。
一方で、テナント管理サーバ115は、登録状態の確認要求を受けると、テナント管理サーバ115上に記録されている登録内容の情報に照会する。ここで、登録内容の情報としては、クライアント機の識別子であるシリアル番号と、契約内容により利用可能なクラウドサービスの一覧の情報が紐づけされてテナント管理サーバ115に記録されている。そして、テナント管理サーバ115は、顧客との契約に基づきクラウドサービスAをクライアント機120が開始できる登録状態であるかを判断する(S652)。そして、テナント管理サーバ115は、クライアント機120の登録状態の確認結果をクラウドサービスAに通知する(S653)。
そして、クラウドサービスAは、登録状態の確認結果の通知を受けると、クライアント機Aでのサービスの開始が可能かを上記の通知に基づき判断する。クライアント機120でのサービスの開始が可能である場合、クラウドサービスAは、クライアント機120との通信を開始し、開始されるサービスに依存したデータの授受などの処理の指示をクライアント機120に対して送信する(S633)。
クライアント機120は、クラウドサービスAから処理の指示を受けると、管理サーバ110aに対して必要な通信を開始する(S606)。以上のようにして、クラウドサービスAとクライアント機120との接続が確立する。
図7は、図6の処理の後で、新たなクラウドサービスとの接続を行うときの動作例を示す図である。図7において、S701~S705はクライアント機120での動作である。S721~S723は管理サーバ110a上で動作するクラウドサービスAの動作である。S731~S733は管理サーバ110b上で動作するクラウドサービスBの動作である。S751~S752はテナント管理サーバ115での動作である。なお、クラウドサービスBは第2のクラウドサービスの一例である。
まず、クラウドサービスAが動作する管理サーバ110aは、後述のユーザインターフェース(UI)を介してユーザの入力を受け付ける。このUIにおいて、クラウドサービスBを動作させるクライアント機120の選択(指定)がユーザにより行われるものとする(S721)。すると、管理サーバ110aは、テナント管理サーバ115に対して、UIで指定されたクライアント機120の情報を取得する処理を実行する(S722)。
一方、テナント管理サーバ115は、管理サーバ110aの情報取得処理をトリガとして、テナント管理サーバ115上に記録されている登録内容の情報に照会する。そして、テナント管理サーバ115は、顧客との契約に基づきクラウドサービスBをクライアント機120が開始できる登録状態であるかを判断する(S751)。テナント管理サーバ115は、クライアント機120でのサービスの開始が可能である場合、アクセストークンとともにクライアント機120の登録状態の確認結果をクラウドサービスAに返す。
その後、クラウドサービスAは、クライアント機120に対して、アクセストークンや接続に必要な設定情報とともにクライアントモジュールB540bの起動指示を送信する(S723)。
クライアント機120のクライアントモジュールA540aは、上記の起動指示を受ける(S701)。すると、クライアントモジュールA540aは、クライアントモジュールB540bを起動させるため、受信した内容を設置ナビゲーションアプリケーション550に対して通知する(S702)。その後、クライアントモジュール駆動部552は、クライアントモジュールB540bを起動させる(S703)。
その後、クライアントモジュールB540bは、クラウドサービスBに対する初期接続処理を実行する(S704)。S704の初期接続処理においては、クライアントモジュールB540bは、アクセストークンや設定情報等の起動に必要なパラメータを管理サーバ110a経由で全て受領している。そのため、クライアントモジュールB540bは、クライアント機120からのユーザの入力手続(認証入力や各種の設定入力など)を省いて自動で接続処理を開始し、クラウドサービスBに対して初期接続要求を送信することができる。
管理サーバ110b上のクラウドサービスBは、初期接続要求を受けてクライアント機120との接続処理を実行する(S731)。すると、クラウドサービスBは、テナント管理サーバ115に対して登録状態の確認要求を送信し、クライアント機120の登録状態を確認する処理を実行する(S732)。
テナント管理サーバ115は、登録状態の確認要求を受けると、テナント管理サーバ115上に記録されている登録内容の情報に照会する。そして、テナント管理サーバ115は、顧客との契約に基づきクラウドサービスBをクライアント機120が開始できる登録状態であるかを判断する。そして、テナント管理サーバ115は、クライアント機120の登録状態の確認結果をクラウドサービスBに通知する(S752)。
そして、クラウドサービスBは、登録状態の確認結果の通知を受けると、クライアント機Bでのサービスの開始が可能かを上記の通知に基づき判断する。クライアント機120でのサービスの開始が可能である場合、クラウドサービスBは、クライアント機120との通信を開始し、開始されるサービスに依存したデータの授受などの処理の指示をクライアント機120に対して送信する(S733)。
クライアント機120は、クラウドサービスBから処理の指示を受けると、管理サーバ110bに対して必要な通信を開始する(S705)。以上のようにして、クラウドサービスBとクライアント機120との接続が確立する。
図8は、クラウドサービスAによって制御されるUIの画面表示例を示す図である。上記のUIは、例えば、図7のS721においてクラウドサービスA上でクラウドサービスBの動作開始の入力をユーザから受け付けるときに使用される。なお、管理サーバ110a上で機能するUIの制御に関するモジュールは、クライアント機120とクラウドサービスBの接続を管理する管理手段の一例として機能する。
図8のUIの画面は、例えば、管理サーバ110aの表示部210に表示されてもよい。あるいは、管理サーバ110aに対する入出力がWebベースのアプリケーションによって可能な場合にはWebブラウザを介して当該UIが提供され、表示装置に表示されてもよい。
図8に示すUIの画面800では、特定の顧客Xに紐づけされたクライアント機120に対し、クラウドサービスAの通信を利用したクラウドサービスBの開始を遠隔で指示することができる。画面800には、テナント管理サーバ115上の登録内容の情報に基づいて、顧客Xに対応する各デバイス(クライアント機120)におけるクラウドサービスBの開始状況を示す情報が表示される。
画面800には、シリアル番号、名前、ファームウェアのバージョン(FW Ver)、クラウドサービスBの状態の各項目が、クライアント機ごとに紐づけされて一行ずつ表示される。図8では、顧客Xに対応する5台分のクライアント機120の情報が画面800に表示されている例を示している。シリアル番号や名前は、クライアント機120を識別する情報の一例である。
ここで、ファームウェアのバージョン情報は、クライアント機120との接続処理を開始できるかを判断するときに参照される。また、画面800の状態の項目には、クラウドサービスBへの接続状態として「未指示」、「要VUP」、「エラーA」、「エラーB」「接続済」のいずれかが表示される。以下、図9を参照しつつ、画面800の状態表示について説明する。
図9は、クラウドサービスAの制御によるUIの画面800での状態表示の処理例を示す図である。なお、図9の処理は、顧客Xに対応する各クライアント機120をそれぞれ処理対象として実行される。
まず、S901にて、クラウドサービスAは、UIの画面800を表示する際にテナント管理サーバ115から登録内容の情報を取得する。そして、クラウドサービスAは、処理対象のクライアント機120がクライアントBを起動できるかを判断する。例えば、管理サーバ110aは、処理対象のファームウェアのバージョンがクライアントモジュール504bの機能を含むバージョンであるかを判断する。
S901にて、クライアントBを起動できる場合には処理はS903に移行する。一方、クライアントBを起動できない場合には処理はS902に移行する。
S902にて、クラウドサービスAは、UIの画面800における処理対象の状態の項目に、ファームウェアのバージョンアップが必要であることを示す「要VUP」を表示する。この場合、クラウドサービスAは、UIの画面800からクラウドサービスBの開始の指示を行うときに「要VUP」のクライアント機120を選択不能とする制御を行う。
S903にて、クラウドサービスAは、処理対象のクライアント機120に対してユーザが接続指示をしているか(S723が実行済みか)を判断する。ユーザが接続指示済の場合には処理はS905に移行する。一方、ユーザが接続指示をしていない場合には処理はS904に移行する。
S904にて、クラウドサービスAは、UIの画面800における処理対象の状態の項目に、処理対象のクライアント機120に対してクライアントBの接続指示が行われていないことを示す「未接続」を表示する。
S905にて、クラウドサービスAは、クライアントモジュールA540aが指示を受信したかを判断する。受信の判断は、例えばクライアントモジュールA540aからの受信通知の有無で行うことができる。クライアントモジュールA540aが指示を受信した場合には処理はS907に移行する。一方、クライアントモジュールA540aが指示を受信していない場合には処理はS906に移行する。
S906にて、クラウドサービスAは、UIの画面800における処理対象の状態の項目に、クライアントモジュールA540aが指示を受信していないことを示す「エラーA」を表示する。エラーAは第1のエラーの一例である。「エラーA」のメッセージにより、クライアント機120が正常に起動しているかの確認や、クライアントモジュールA540aの通信状態が正常であるかの確認を促すことができる。
S907にて、クラウドサービスAは、クライアントモジュールB540bが処理を開始したかを判断する。処理の開始の判断は、例えばクライアントモジュールA540a経由で、クライアントモジュールB540bから処理開始の通知を受けることで行うことができる。クライアントモジュールB540bが処理を開始した場合には処理はS909に移行する。一方、クライアントモジュールB540bが処理を開始していない場合には処理はS908に移行する。
S908にて、クラウドサービスAは、UIの画面800における処理対象の状態の項目に、クライアントモジュールB540bとの接続が確立しておらず、クライアントモジュールB540bが稼働していないことを示す「エラーB」を表示する。エラーBは第2のエラーの一例である。「エラーB」のメッセージにより、クライアントモジュールB540bの通信状態が正常であるかの確認を促すことができる。
S909にて、クラウドサービスAは、UIの画面800における処理対象の状態の項目に、クライアントモジュールB540bが稼働していることを示す「接続済」を表示する。以上で、第1実施形態の説明を終了する。
第1実施形態においては、クライアントモジュールA540aは、アクセストークンを含む設定情報とともにクラウドサービスBとの接続を開始する指示を接続済のクラウドサービスAから受信する(S701)。設置ナビゲーションアプリケーション550は、クライアントモジュールA540aを介したクラウドサービスAからの指示に応じて、クライアントモジュールB540bを起動させる(S702、S703)。そして、クライアントモジュールB540bは、クライアント機120からの認証入力を受けずに、クラウドサービスBに対する初期接続処理を実行する(S704)。
第1実施形態では、クライアント機120をクラウドサービスBに接続するときに、既に接続が確立されているクラウドサービスAの通信経路を利用してクライアントモジュールA540aに指示と設定情報の送信を行う。クライアントモジュールB540bは、クラウドサービスAからの指示に応じて、受信した設定情報を用いて認証入力等を省いて初期接続処理を実行する。したがって、第1実施形態によれば、クライアント機120を複数のクラウドサービスに接続するときの作業性を向上することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。なお、以下の各実施形態の説明において、第1実施形態と共通の要素には同一の符号を付して重複説明をいずれも省略する。
第1実施形態は、クライアント機120が複数のクラウドサービスを同時に利用するときに、接続済のクラウドサービスとの通信経路での指示を利用し、新たなクラウドサービスでの通信経路を確立する態様である。これに対し、第2実施形態は、既存のクラウドサービスAから新たなクラウドサービスBへの乗り換えの態様である。新たなクラウドサービスBへの乗り換えでは、クラウドサービスBとの接続の確立後に既存のクラウドサービスAの利用が停止される。第2実施形態では、図7のクライアント機120の動作(S701~S705)が図10に置き換わる点を除き、各装置の構成および基本動作は第1実施形態と同様となる。
図10は、第2実施形態において新たなクラウドサービスとの接続を行うときのクライアント機120の動作例を示す図である。図10のS1001~S1005の処理は、図7のS701~S705の処理とそれぞれ同様である。図10の場合、S1005の後にS1006以降の処理がさらに実行される。なお、S1005の段階では、クライアント機120は、クライアントモジュールA540aの通信経路を使用してクライアントモジュールB540bの通信動作を開始できている状態にある。
S1006にて、クライアント機120において、設置ナビゲーションアプリケーション550に対して、クライアントモジュールB540bの動作開始が通知される。
S1007にて、設置ナビゲーションアプリケーション550は、S1001で受信した指示の内容にクラウドサービスAの利用を停止する命令(接続断指示)が含まれているかを判断する。クラウドサービスAの接続断指示が含まれていない場合、クライアント機120は図10の処理を終了する。クラウドサービスAの接続断指示が含まれている場合、処理はS1008に移行する。
S1008にて、設置ナビゲーションアプリケーション550は、クライアントモジュールA540aに対してクラウドサービスAとの接続を切断する指示を行う。これにより、クライアントモジュールA540aはクラウドサービスAとの接続を切断し、以後のクラウドサービスAの利用が停止される。以上で、図10の説明を終了する。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果に加え、クラウドサービスBへの乗り換えに伴うクラウドサービスAの利用の停止についても、クライアント機120の上での操作を行うことなく行うことができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。
第1実施形態および第2実施形態では、クライアントモジュールB540bが既にクライアント機120にインストールされた状態を前提としている。これらの実施形態では、事前確認の段階でクライアントモジュールBが起動できない場合、ファームウェアのバージョンアップが必要であることを表示し、クライアントモジュールBの自動接続指示を不能化する制御が行われていた。
しかし、クライアントモジュールB540bは、以下の第3実施形態のように、追加インストールにより自動で追加される態様であってもよい。例えば、起動の指示を受けたタイミングでクライアントモジュールB540bの個別インストールを実行してもよい。第3実施形態では、図7のクライアント機120の動作(S701~S705)が図11に置き換わる点を除き、各装置の構成および基本動作は第1実施形態と同様となる。
図11は、第3実施形態においてクライアントモジュールB540bの起動指示を受けたクライアント機120の動作例を示す図である。図11のS1101、S1102の処理は、図7のS701、S702の処理とそれぞれ同様である。図11の場合、S1102の後にS1103以降の処理がさらに実行される。
S1103にて、設置ナビアプリケーション550は、クライアントモジュールB540bがクライアント機120にインストールされているかを判断する。クライアントモジュールBがインストールされている場合、処理はS1105に移行する。一方、クライアントモジュールBがインストールされていない場合、処理はS1104に移行する。
S1104にて、クライアント機120は、クライアントモジュールB540bのインストールを実行する。S1104の処理は、例えばファームウェアのバージョンアップや、クライアントモジュールBの追加インストールなどで実現される。具体的には、設置ナビアプリケーション550が、クライアントモジュールAに含まれる構成制御指示部532aへの指示により必要なソフトウェアが外部からダウンロードされる。そして、構成情報管理部508により、クライアントモジュールB540bのインストールが実行される。その後、処理はS1105に移行する。
図11のS1105からS1107の処理は、図7のS703からS705の処理とそれぞれ同様である。以上で、図11の説明を終了する。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果に加え、クライアントモジュールB540bがクライアント機120に存在しない場合にも、自動インストールを実行してクラウドサービスBの利用を遠隔制御で開始することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、これらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
上記の各実施形態では、複数のクラウドサービスを利用可能な情報処理装置の一例として画像処理装置(複合機)の場合を説明した。しかし、本発明は、画像処理装置に限定されることなく、複数のクラウドサービスを利用可能なネットワーク機器にも広く適用することができる。
また、本発明は、クライアントの管理を共有せずに依存関係のない複数のクラウドサービス間にも適用することができる。この場合、クライアントモジュール540は、必要な設定情報や指示をクライアントモジュール駆動部552に受け渡す機能と、クライアントモジュール駆動部552からの指示で起動する機能を有していることが要求される。
本発明は、実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100,150…ネットワーク、110a,110b…管理サーバ、115…テナント管理サーバ、120…クライアント機、540a,540b…クライアントモジュール、550…設置ナビゲーションアプリケーション

Claims (8)

  1. ネットワーク上で提供される複数のクラウドサービスを利用可能な情報処理装置であって、
    第1のクラウドサービスとの接続を行う第1接続手段と、
    前記第1のクラウドサービスとは異なる第2のクラウドサービスとの接続を行う第2接続手段と、
    前記第1のクラウドサービスとの接続が確立した後に行われる前記第2のクラウドサービスとの初回の接続を補助する接続補助手段と、を備え、
    前記第1接続手段は、前記第2のクラウドサービスとの初回の接続の前に、アクセストークンを含む設定情報とともに前記第2のクラウドサービスとの接続を開始する指示を接続済の前記第1クラウドサービスから受信し、
    前記接続補助手段は、前記第1接続手段を介した前記第1クラウドサービスからの前記指示に応じて、前記第2接続手段を起動させ、
    前記第2接続手段は、前記情報処理装置からの認証入力を受けずに前記設定情報を用いて、前記指示に応じて前記第2のクラウドサービスとの初回の接続を実行する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記指示は、前記第1のクラウドサービスの利用を停止する命令を含み、
    前記接続補助手段は、前記指示に前記命令が含まれる場合、前記第2接続手段と前記第2のクラウドサービスとの接続が確立した後に前記第1のクラウドサービスとの接続を切断する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記接続補助手段は、前記指示を受けた際に前記第2のクラウドサービスに対応する前記第2接続手段が前記情報処理装置に存在しない場合、前記第2接続手段を構成するソフトウェアを外部から取得して前記情報処理装置にインストールする
    請求項1または請求項2に記載の情報処理装置。
  4. ネットワーク上で提供される第1のクラウドサービスおよび第2のクラウドサービスと、前記第1のクラウドサービスおよび前記第2のクラウドサービスを利用可能な情報処理装置とを有する情報処理システムの方法であって、
    前記情報処理装置は、
    前記第1のクラウドサービスとの接続を行う第1接続手段と、
    前記第2のクラウドサービスとの接続を行う第2接続手段と、
    前記第1のクラウドサービスとの接続が確立した後に行われる前記第2のクラウドサービスとの初回の接続を補助する接続補助手段と、を備え、
    前記第1のクラウドサービスが、ユーザから指定された接続済の前記情報処理装置に対して、アクセストークンを含む設定情報とともに前記第2のクラウドサービスとの接続を開始する指示を送信し、
    前記第1接続手段が、前記第1クラウドサービスから前記指示を受信し、
    前記接続補助手段が、前記第1接続手段を介した前記第1クラウドサービスからの前記指示に応じて、前記第2接続手段を起動させ、
    前記第2接続手段が、前記情報処理装置からの認証入力を受けずに前記設定情報を用いて、前記指示に応じて前記第2のクラウドサービスとの初回の接続を実行する
    ことを特徴とする方法。
  5. 前記第1のクラウドサービスは、前記情報処理装置と前記第2のクラウドサービスの接続を管理する管理手段を有し、
    前記管理手段は、前記第2のクラウドサービスに接続する前記情報処理装置の指定をユーザから受け付ける
    請求項4に記載の方法。
  6. 前記管理手段は、前記情報処理装置を識別する情報と、前記第2のクラウドサービスとの接続状態を示す情報とを紐づけて表示装置に表示する
    請求項5に記載の方法。
  7. 前記管理手段は、前記指示を送信した後に前記第1接続手段が前記指示を受信していない場合、前記接続状態を示す情報として第1のエラーを表示する制御を行う
    請求項6に記載の方法。
  8. 前記管理手段は、前記指示を送信した後に前記第2接続手段と前記第2のクラウドサービスとの接続が確立していない場合、前記接続状態を示す情報として第2のエラーを表示する制御を行う
    請求項6または請求項7に記載の方法。

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