JP2023031314A - 展示用額縁 - Google Patents

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修一 矢部
Shuichi Yabe
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Abstract

Figure 2023031314000001
【課題】 展示用額縁の軽量化を図るとともに、立体状と平面状の展示物とを収納できることを目的とするものである。
【解決手段】 本発明は、前面に開口面を有する有底の展示物収納ケースと前期開口面の内周囲部を装飾する額フレームとからなる展示用額縁において、前記展示物収納ケースは、長方形の底板と該底板の各辺から垂直に立ち上がる側板部とからなる本体箱と、前記本体箱に内接する胴枠部と、前記同枠部の内周側に配置されるとともに前記開口面とは反対側に開口面を有する有底の展示物収納台と、前記展示物収納台の下方であって前記本体箱の底板上に配置される収納箱と、を有することを特徴とする展示用額縁である。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリザーブドフラワーや写真、絵画等を収納し、壁等に掛けたり、立てかけたりして使用する展示用額縁に関するものである。
従来、展示用額縁として様々なものが提案されている。特許文献1に記載されたファブリックパネルは、厚紙を折り畳んで箱状に形成することで軽量化を図り、接着剤等で壁に貼り付けることを可能とするものである。また、特許文献2に記載された立体物展示用額縁は、展示物収納ケースと額フレームとを着脱可能としたものであり、同様に特許文献3に記載された色紙用額縁は装飾枠を取り換えることができるものである。
実用新案登録第3205869号公報 実用新案登録第3213580号公報 実用新案登録第3146044号公報
本発明の解決しようとする課題は、展示用額縁の軽量化を図るとともに、展示物を収納ケース部分と装飾枠である額フレームとを容易に着脱自在に構成することを目的とするものである。更に収納ケース内部には立体物と写真や絵画等の平面展示物とを同時に配置することを可能とするものである。
本発明は、開口面を有する外形直方体状の有底の展示物収納ケースと前期開口面の周辺部を装飾する額フレームとからなる展示用額縁において、前記展示物収納ケースは、長方形の底板と該底板の各辺から垂直に立ち上がる側板部とからなる本体箱と、長方形の底板と該底板の各辺から垂直に立ち上がる側板部とからなり前記本体箱に内接する外箱とから構成されており、前記額フレームは前記本体箱の側板部と前期外箱の側板部との接合面の隙間に挿入される脚部を有することを特徴とする展示用額縁、を提供するものである。
また本発明は、開口面を有する外形直方体状の有底の展示物収納ケースと前期開口面の周辺部を装飾する額フレームとからなる展示用額縁において、前記展示物収納ケースは、長方形の底板と該底板の各辺から垂直に立ち上がる側板部とからなる本体箱と、前記本体箱に内接する胴枠部と、前記同枠部の内周側に配置されるとともに前記開口面とは反対側に開口面を有する有底の展示物載置台と、前記展示物載置台の下方であって前記本体箱の底板上に配置される収納箱とから構成されており、前記胴枠部の天辺部分が前記額フレームを構成することを特徴とする展示用額縁、を提供するものである。
額フレームと展示物収納ケースとからなる展示用額縁において、額フレームに設けた脚部を展示物収納ケースに差し込むだけで一体化させる構造であることから、額フレームの取り付けや取り外しを容易に行えることを可能とするものである。それにより展示物の内容や展示場所に合わせて、額フレームを容易に交換したり、額フレームなしの展示をも可能となるものである。
本発明の一実施態様を示す斜視図である 図1の実施態様の組立図である 図2の本体箱の斜視図である 図2の外箱の斜視図である 図2のフォト置台Aの斜視図である 図2のフォト置台Bの斜視図である 図2のフォト置台Cの斜視図である (a)フォト置台Aのブランク図である (b)フォト置台Bのブランク図である 図2の透明カバーの斜視図である 図2の額フレームの斜視図である 額フレームのブランク図である 図1の実施態様の模式的断面図である 本発明の第2の実施態様を示す斜視図である 本発明の第3の実施態様を示す斜視図である 図14の実施態様の模式的断面図である (a)第4の実施態様を示す斜視図である (b)第5の実施態様を示す斜視図である (a)本発明品を壁に取り付けた状態を示す斜視図である (b)本発明品をイーゼルに立てかけた状態を示す斜視図である 本発明の第6の実施態様の模式的説明図である 本発明の第6の実施態様の組立図である 本発明の第6の実施態様の模式的断面図である 図19の胴枠型額縁208の斜視図である 図19の胴枠型額縁208のブランク図である 胴枠型額縁208他の実施例である 図19の展示物載置台Aの斜視図である 図19の展示物載置台Bの斜視図である 図19の記念品収納部の斜視図である
以下、図面を参照しながら、本発明に係る展示用額縁について説明する。
図1は、本発明に係る展示用額縁の第一の実施態様を示した斜視図である。また、図2は、展示用額縁の各部材の構成を示す斜視図である。図3から図11は、各構成部材を示す斜視図及びブランク図である。図12は図1に示した実施態様の模式的断面図である。図13、図14、図16は、他の実施態様を示した斜視図である。図15は、図14に示す実施態様の模式的断面図である。図17は、本発明に係る展示用額縁の使用状態を示した斜視図である。以下これらの図面を参照しながら説明する。
本発明に係る展示用額縁1は、図1に示すように、主に展示物収納ケース20と額フレーム30とから構成される。展示物収納ケース20は、プリザーブドフラワー等の立体状の展示物や写真等の平面状の展示物を収容できる展示物収納部2を有するものであり、展示物収納部2の周辺部には額フレーム30が配置されている。
本発明に係る展示用額縁1のより詳細な構成は、図2に示すように、外箱25の上に、本体箱21、フォト置台B(45)、フォト置台A(41)、(フォト置台C(50))、透明カバー60、額フレーム30を順次積み重ねて構成されるものである。展示物収納ケース20は、外箱25の中に本体箱21を密接させて重ねることで二重箱の構成となっている。本体箱21の開口枠24は展示物収納部2を形成するものであり、本体箱21の開口枠24には写真等を貼付けるフォト置台B(45)がフォト置台A(41)により位置決めされて配置される。フォト置台B(45)の天面部46には写真や絵ハガキ等の平面状展示物を貼り付けて展示できる。また、開口枠24の中でフォト置台B(45)が位置しない空間にはプリザーブドフラワー100等の立体状の展示物を配することができる。なお、フォト置台C(50)を更に重ねることで開口枠24の前面を覆う平面を形成することも可能であり、この場合は通常の額縁と同様に開口枠24の全面にわたる大きな写真や絵画等の平面状の展示物を配することができる。フォト置台を使用しない場合は開口枠24の全面に立体展示物を配することができ、フォト置台A(41)・B(45)を使用する場合は立体状展示物と平面状展示物とを同時に配することができ、フォト置台A(41)・B(45)・C(50)を使用する場合は開口枠24の全面に平面状展示物を配することができるものである。次にフォト置台の上面には透明カバー60を重ねることでほこりや汚れを防止する。更に額フレーム30を重ねることで装飾枠を形成している。
なお、本発明に係る展示用額縁を構成する素材としては、折り曲げ可能で、折り曲げた際にその形状を維持できる強度を有するシート材であればよく、厚紙や、段ボール等の紙を用いることもできるし、合成樹脂からなるシート材を用いることもできる。また、紙を使用する場合には、その表面に色紙や合成樹脂製のフィルムを貼り付けたものを使用してもよい。また、額フレームの素材はシート材に限ることなく、木材加工品や樹脂の成形品等であってもよい。
図3及び図4を参照しながら、本体箱21及び外箱25について説明する。本体箱21は、長方形の本体箱底板22と本体箱底板22の4辺それぞれから垂直に立ちあがる4枚の本体箱側板23からなり、隣接する本体箱側板23同士はそれぞれ接着等により固定された、一面が開口された略直方体形の箱である。4枚の本体箱側板23により形成される開口枠24は展示物を収納する空間である展示物収納部2を形成するものである。外箱25は、本体箱21と同様に、外箱底板26と外箱底板26の4辺それぞれから垂直に立ちあがる4枚の外箱側板27からなり、隣接する外箱側板27同士はそれぞれ接着等により固定された、一面が開口された略直方体の箱である。外箱底板26の縦横の長さは、本体箱底板22の縦横の長さよりも少なくともそれぞれ本体箱側板27の板厚の2倍程度大きめに形成する。それにより外箱25に本体箱21を密接して収納することができ、外箱25と本体箱21の二重箱からなる展示物収納ケース20を形成することができる。二重箱となる本体箱21及び外箱25とは、本体箱21に外箱25が内接(本体箱21の外側の面と外箱25の内側の面が接する関係)する関係となっている。言い換えると、本体箱底板22の外面と外箱底板26内面とが接し、4枚の本体箱側板23の外周面と4枚の外箱側板27の内周面とが接する関係となっている。本体箱21に内接する外箱25とからなる二重箱である展示物収納ケース20において、本体箱側板23の外側面と外箱側板27の内側面とが接する面には隙間29が生まれる。
図5から図8を参照しながら、展示物収納部2の構成について説明する。図5はフォト置台A(41)の斜視図である。フォト置台A(41)は本体箱底板22と略同一の形状であって、内側に長方形の窓43を空けた長方形のシートからなる。本体箱底板22と略同一形状であることから、本体箱底板22の上面に置いた際に本体箱21内で左右上下にずれることがない。フォト置台B(45)は、長方形の天面部(底板)46と、天面部(底板)46の4辺それぞれから垂直に立ち下がる4枚の側板47と、側板47の端部で外周方向に垂直に連なるフラップ48とからなる。天面部(底板)46の外形はフォト置台A(41)の窓43と略同一の形状(サイズ)となっている。天面部(底板)46には写真や絵ハガキ等の平面状の展示物を貼り付けて使用する。フォト置台A(41)とフォト置台B(45)を使用する場合は、先ずフォト置台B(45)を本体箱底板22の上面に配置し、その上にフォト置台A(41)をかぶせて使用する。その際、フォト置台B(45)の天面部(底板)46をフォト置台A(41)の窓43に合わせて配置することで、窓43からフォト置台B(45)の天面部(底板)46と側板47がフォト置台A(41)の上方に立ちあがることになる。またその際にフォト置台B(45)のフラップ48はフォト置台A(41)の下側(フォト置台Aと本体箱側板23との間)にあることから、フォト置台Aの天面部(底板)46が飛び出したりすることもない。更に本体箱側板23とフォト置台A(41)の外形サイズが略同一であり、フォト置台A(41)の窓43とフォト置台B(45)の天面部(底板)46の外形サイズが略同一であることから、本体箱21の開口枠24の中でフォト置台B(45)の天面部(底板)46が左右上下に動いたり、ずれたりすることが生じない。また、本体箱21の開口枠24の中でフォト置台B(45)の天面部(底板)46が配置されていない部分は、立体状の展示物を配置できる空間として利用することができる。またフォト置台A(41)の窓43の位置を変えることで、本体箱21の開口枠24の中のフォト置台B(45)の天面部(底板)46の位置を変えることができ、写真等の平面状展示物の配置位置を自由に設定することができるものである。図8はフォト置台C(50)の斜視図である、本体箱底板22と略同一サイズの天面部(底板)51と、天面部(底板)51の4辺それぞれから垂直に立ち下がる4枚の側板52とからなる。隣接する側板52同士は接着等で固定されていても、また図7のように固定されていなくてもよい。フォト置台A(41)とフォト置台B(45)の上にフォト置台C(50)を重ねて配置することで本体箱21の開口枠24の全面に平面状展示物を配置することを可能とするものである。
図8(a)はフォト置台A(41)、図8(b)はフォト置台B(45)のブランク図である。ブランク図には谷折り線90と山折り線91を記載している。「山折り」とは紙面の上面側が凸となる折り曲げを意味し、「谷折り」とは紙面の上面側が凹となる折り曲げを意味する。
図9は、透明カバー60の斜視図である。本体箱底板22と略同一形状(サイズ)からなる天板61と天板61の4辺それぞれから垂直に立ち下がる4枚の側板62とからなる。フォト置台C(50)と同様に、隣接する側板62同士は接着等で固定されていても、また図9のように固定されていなくてもよい。透明カバー60は、4枚の側板62を本体箱側板23の外側面と外箱側板27の内側面とが接する面の隙間29に差し込むことで展示物の前面に配されることとなる。
図10及び図11は、額フレーム30の斜視図及びブランク図を示している。額フレーム30は、一つのブランク34を谷折り線90で折り曲げ、爪35をスリット36に差し込むことで断面が角パイプ上の額形状部32を形成し、更に山折り線91で折り曲げて2辺の額形状部32を形成し、更にそれらを2つ連結することで、4辺の額形状部32からなる額フレーム30が形成される。額フレーム30の内側面には、4辺の額形状部32から形成される平面から垂直方向に延びる脚部31が形成される。額フレーム30の内側面(4枚の脚部31)で形成される窓部分は、本体箱底板22と略同一形状(サイズ)に形成されている。4辺の額形状部32から延長される4枚の脚部31を、本体箱側板23の外側面と外箱側板27の内側面とが接する面の隙間29に差し込むことで、額フレーム30を展示物収納ケース20の前面でかつ周辺部に、つまりは展示物の前面でかつ外周部に配することとなる。4枚の脚部31の抜き差しのみで額フレーム30を展示物収納ケース20に取付け・取り外しを可能とすることができ、額フレームの交換や額フレームなしの展示が容易に行えるようになっている。
また、厚紙等のシート材を折り曲げて額フレーム30を形成しているので、額フレーム自体をきわめて軽量にすることができるのみならず、額形状部32に形成される空洞の空間内部に様々な機能性部材を配することも可能となる。例えば、芳香剤や消臭剤を額形状部32の空間部に配することで、本発明の展示用額縁を設置する空間の環境を改善することも可能である。またペット樹脂等の透明素材のシート材を使用することで、外部から見えるように、額形状部32の空間部にプリザーブドフラワーや造花等の装飾部材を配することも可能である。
図12は、図1に示す本発明の第1の実施態様を模式的に断面図として表示したものである。上述した図2の説明を参照していただければ、本発明の構成がより理解できるものと考えます。先ずは、外箱25の中に本体箱21を密接させて重ねることで展示物収納ケース20となる二重箱を形成します。ここで外箱25は本体箱21よりも一回り大きく設定されており、つまりは、外箱底板26の縦横の長さは本体箱底板22の縦横の長さよりも少なくともそれぞれ本体箱側板27の板厚の2倍程度(望ましくは、本体箱側板27の板厚の2倍+額フレーム30の脚部31の板厚の2倍+透明カバー60の側板62の板厚の2倍)大きめに設定されている。これにより本体箱21は外箱25にスッポリと収納されるとともに、図12から明らかなように、本体箱側板23と外箱側板27との間には隙間29が形成される。この隙間29に額フレーム30の脚部31及び透明カバー60の側板62が挿入されることで、展示物収納ケース20と額フレーム30とが一体化されるものである。なお、図12から容易に推察されるように、隙間29は本体箱21の各4辺の側板と外箱25の各4辺の側板との間に形成されるものであり、つまりは本体箱の周壁外面と外箱の周壁内面との間に形成されるものである。
また、本体箱21の本体箱底板22と4枚の本体箱側板23に囲まれた空間部は展示物収納部2を形成している。展示物収納部2の中には、平面状展示物の配置面を形成するフォト置台B(45)を載置し、フォト置台A(41)により展示物収納部2内のフォト置台B(45)の位置決めを行っている。更にフォト置台A(41)の上方の空間は立体状展示物の配置空間を成しており、展示物収納部2の中に、平面状展示物と立体状展示物の両方を同時に展示することを可能としている。
図13は、フォト置台を使用しないことで、展示物収納部2の全体にプリザーブドフラワー等の立体状の展示物を配置した実施態様を示した斜視図である。図14は、フォト置台C(50)を使用することで、展示物収納部2の全体を平面状の展示物とした実施態様を示した斜視図である。図15は、図14に示す実施態様を模式的に断面図として表示したものであり、上述した図12において、フォト置台B(45)の上にフォト置台C(50)を重ねることで、展示物収納部2の全面に平面状展示物の載置面を形成できるものである。図16(a)は額フレーム30を使用しない実施態様を示した斜視図であり、図16(b)は額フレーム30をPET等の透明樹脂素材で形成することで、額形状部32の内部にプリザーブドフラワー等の装飾部材を配置した実施態様を示した斜視図である。また額形状部の内部に装飾部材とともに芳香剤や消臭剤等を配置することも可能である。
図17(a)は、本発明に係る展示用額縁1を壁に設置した状態を示す斜視図である。本発明に係る展示用額縁1は、紙製のシート材や樹脂製のシート材を折り曲げる等して形成することから、従来の額縁等に比べ極めて軽量化することができるため、壁面に接着等の手段により設置することが可能となるものである。なお、再剥離シートを接着面に使用することで、壁面をいたずらに毀損することなく、貼付け・取り外しを自在に行うことも可能となるものである。図17(b)は、本発明に係る展示用額縁1をイーゼルに設置した状態を示す斜視図である。
以上、本発明を説明するに際し、略直方体形状の展示用額縁(底面が長方形状)についてのみ説明を行ってきた。しかしながら、底面が長方形状に限ることなく、円形や、長円形、三角形、五角形状の多角形状等々の、その他の形状であっても同様に本発明の実施は可能である。要は、略同一形状の本体箱と外箱との二重箱からなる展示物収納ケースと額フレームから構成される展示用額縁であって、二重箱を構成する前記本体箱と外箱との隙間に挿入される脚部を前記額フレームに設けることを特徴とするものである。額フレームの脚部と、本体箱と外箱との隙間との摩擦力によって、展示物収納ケースと額フレームとを固定可能とするものであって、単に額フレームの脚部を抜き差しするのみで額フレームを取り替えたり、取り外しができるものである。
次に、図18乃至図26を使用しながら、本発明の別の実施形態について説明する。
図18は、使用状態における各部材間の構成関係を示すものである。本体箱209の中に胴枠型額縁208と記念品収納部207が配置され、その上方に写真等の平面状の展示物とプリザーブドフラワー等の立体状展示物との両方を載置する展示物載置台203が配置され、更にその上方に透明カバー202と蓋201が配置される。記念品収納部207には記念品収納箱206等の記念品を収納することができる。展示物載置台203は、平面状の展示物を載置する展示物載置台B204と立体状の展示物を載置する展示物載置台A205とから構成されている。展示用額縁としての使用時には、蓋201を外して本体箱209の裏側に被せる等して、展示物載置台203の展示内容が見える状態にして、壁に掛けたり、机上に立てかけたりして使用する。不使用時には、蓋201を表側に被せた状態で収納保存する。一使用例としては、亡くなったペットのためのメモリアルボックス等の仏具としての利用を想定することができる。ペットの遺影写真を展示物載置台B204に載置し、供花としてのプリザーブドフラワーやドライフラワー、造花等を展示物載置台A205に載置するとともに、ペットの遺骨や首輪等の思い出の品を記念品収納箱206に収納して遺影写真の下方に位置する記念品収納部207に保存することができる。なお、本発明は、ペット用仏具としての使用方法に限定されるものではない。要は、写真等の平面状の展示物とプリザーブドフラワー等の立体状の展示物との両方を同時に展示することができるとともに、前記平面状展示物と密接な関係を有するような記念品等を前記平面状展示物の下方に(裏側に)表面上は見えない状態で保存できることに特徴を有するものである。
図19は、本実施形態に係る展示用額縁自体の構成(組立図)を説明しており、また、図20は、各部品相互の関係等を断面図により説明している。図21は額縁を形成する胴枠型額縁208を、図24は展示物載置台A205を、図25は展示物載置台B204を、図26は記念品収納部207を、それぞれ部品図として説明している。また、図22は胴枠型額縁208の組立前のブランク図を、図23は胴枠型額縁208の変形例を説明している。
本体箱209は、前述の通り(段落0011等を参照)、長方形の底板とその底板の4辺それぞれから垂直に立ちあがる4枚の側板から形成され天面が開口された箱である。
胴枠型額縁208は、4枚の側板状部材で形成され、天面と底面の2方向が開口した胴枠形状をなす部品である。当該4枚の側板状部材の外面部は、前記本体箱209の4枚の側板の内面とそれぞれ隣接し接着剤等で相互に固定されている。前記胴枠型額縁208の当該4枚の側板状部材の天辺部208PFは額縁部分として効果を奏するように適度な縁取り幅となるような寸法設定がなされている。図22は前記胴枠型額縁208の組立前のブランク図を示している。図中において破線は谷折り線を、一点鎖線は山折り線を意味している。組立後の前記胴枠型額縁208において、208OPは外側面、208IPは内側面、208PFは天辺部、208FLは内側底面に位置するフラップ部に相当する。破線・一転鎖線に沿って折り曲げることで、断面がコの字状で額縁の2辺に相当するL型の部材ができ、それを2つ組み合わせることで胴枠型額縁208が出来上がる。この胴枠型額縁208を本体箱209の開口面に挿入して、胴枠型額縁208の外側面208OPを本体箱209の内側面に接着剤や両面テープ等で固定する。また外側面208OPと内側面208IPの高さは本体箱209の高さと略同一とすることで、本体箱209の枠部と天辺部208PFとは連続した二重の枠部を形成することとなり、これにより明確な、より上質な額縁形状を実現することができる。なお、胴枠型額縁208が請求項2における胴枠部及び額フレームに相当するものである。
また、図23は胴枠型額縁208の変形例を示している。内側面208IPに通気口208VEを設けて、外側面208OPと内側面208IPとの間の空洞部に芳香剤や、消臭剤又は除湿剤等の機能性部材(208FR)を収納することが可能である。芳香剤であれば、芳香成分が額縁の内側面からプリザーブドフラワー等の立体展示物の周囲に充満することで、展示用額縁を鑑賞するものにとって、立体展示物の芳香として自然に感じ取れる効果を奏するものである。特にプリザーブドフラワー自体は無臭であり、また湿気にも弱いことから、プリザーブドフラワー載置場所の側面部に芳香剤等を収納できる構造を有することは極めて効果的である。
記念品収納部207は、本体箱209と同様に、長方形の底板とその底板の4辺それぞれから垂直に立ちあがる4枚の側板から形成され天面が開口された箱状部品であり、本体箱209の底面の略中央部に固定されている。また、図20から読み取れるように、各部品が組付けられた状態において、記念品収納部207は展示物載置台B204の下方に収まるような寸法設定がなされている。これにより、展示用額縁として使用される状態では、記念品収納部207に収納される記念品は外からは見えることなく収納することができる。なお、収納する記念品等は、記念品収納部207に直接収納することも可能であり、また記念品収納箱206等に入れてから収納することも可能である。なお記念品収納箱206にも、芳香剤や、消臭剤又は除湿剤等の様々な機能性部材(208FR)を収納することが可能である。
展示物載置台203は、写真等の平面状の展示物を載置するための展示物載置台B204とプリザーブドフラワー等の立体状の展示物を載置するための展示物載置台A205とを組み合わせて構成される。展示物載置台B204は、先にフォト置台Bとしての説明と同様に(段落0012を参照)、長方形の天面部(底板)204TBと、天面部(底板)204TBの4辺それぞれから垂直に立ち下がる4枚の側板204SPと、側板204SPの端部で外周方向に垂直に連なるフラップ204FPとからなる。展示物載置台A205は、先にフォト置台Aとしての説明と同様に(段落0012を参照)、平面視において、胴枠型額縁208内周底面形状と略同一形状であって、内側に長方形の窓を空けた長方形のシート状をなすが、(フォト置台Aと相違して)当該長方形の外周及び内周のそれぞれの4辺から垂直に立ち下がるそれぞれ4枚の側板205SPを有する。側板205SPと側板204SPとの長さが相違することから(204SP>205SP)、展示物載置台B204の天面部204TBと展示物載置台A205の天面部205TBとの高さにも相違が生じることとなる。つまり天面部204TBは、平面状の展示物を載置するのに最適な高い位置となり、天面部205TBは立体状の展示物を載置するのに最適な相対的に低い位置となる。また図20から読み取れるように、展示物載置台A205の内側の窓部から展示物載置台B204の天面部204TBを立ち上げて、展示物載置台A205と展示物載置台B204とは相互に接着剤等で固定されており、展示物載置台203として一体化されている。展示物載置台203として一体化された部材となることで、平面状の展示物と立体状の展示物とを一括して本体箱209からの取り外し・取付けができるようになる。
1 展示用額縁 201 蓋
2 展示物収納部 202 透明カバー
20 展示物収納ケース 203 展示物載置台
21 本体箱 204 展示物載置台B
22 本体箱底板 205 展示物載置台A
23 本体箱側板 206 記念品収納箱
24 開口枠 207 記念品収納部
25 外箱 208 胴枠(額縁)
26 外箱底板 209 本体箱
27 外箱側板
29 隙間
30 額フレーム
31 脚部
32 額形状部
41 フォト置台A
45 フォト置台B
46 天面部(底板)
47 側板
50 フォト置台C
60 透明カバー
100 プリザーブドフラワー

Claims (2)

  1. 開口面を有する外形直方体状の有底の展示物収納ケースと前期開口面の周辺部を装飾する額フレームとからなる展示用額縁において、前記展示物収納ケースは、長方形の底板と該底板の各辺から垂直に立ち上がる側板部とからなる本体箱と、長方形の底板と該底板の各辺から垂直に立ち上がる側板部とからなり前記本体箱に内接する外箱とから構成されており、前記額フレームは前記本体箱の側板部と前期外箱の側板部との接合面の隙間に挿入される脚部を有することを特徴とする展示用額縁。
  2. 開口面を有する外形直方体状の有底の展示物収納ケースと前期開口面の周辺部を装飾する額フレームとからなる展示用額縁において、前記展示物収納ケースは、長方形の底板と該底板の各辺から垂直に立ち上がる側板部とからなる本体箱と、前記本体箱に内接する胴枠部と、前記同枠部の内周側に配置されるとともに前記開口面とは反対側に開口面を有する有底の展示物載置台と、前記展示物載置台の下方であって前記本体箱の底板上に配置される収納箱とから構成されており、前記胴枠部の天辺部分が前記額フレームを構成することを特徴とする展示用額縁。
JP2022143319A 2021-08-24 2022-08-23 展示用額縁 Pending JP2023031314A (ja)

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